JP5367389B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、核磁気共鳴現象を利用した磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)による撮像においては公知のように、スライス方向の傾斜磁場を印加しながら所定のタイミングでRadio Frequencyパルス(RF)を照射することで特定のスライス断面を励起し、続いて位相・周波数の2方向に傾斜磁場をかけながら2次元的に周波数変調して得られるエコー信号を所定のタイミングでADサンプリングして収集し、フーリエ変換によって画像再構成することでMR画像を作成する。
RF照射はスライス傾斜磁場強度の時間積分値(面積)が所定の値になるタイミングで実行されなければならず、ADサンプリングは周波数方向の傾斜磁場(読み出し傾斜磁場)強度の面積が所定の値になるタイミングで実行されなければならない。
しかしながら、実際のシステムにおいては、システム応答による時遅れや、傾斜磁場波形の歪みに起因して理想的なタイミングには実行されないことが多い。
このため、システム応答の時遅れや傾斜磁場の極性や立ち上がり・下がりに応じた傾斜磁場の歪みの違いを高い精度での補正(例えば、特許文献1、非特許文献1、非特許文献2に記載された技術)は、それが必要となるシーケンスに限り独立して行われている。
特開2003−135416号公報 Referenceless Interleaved Echo−Planar Imaging」:Scott B. Reeder, Magnetic Resonance in Medicine 41:87−94 (1999) Reduction of A New Nyquist Ghost in Oblique Echo Plannar Imaging:Proc.,ISMRM 4th Annual Meeting, New York, 1996, p.1477.
MRI装置にあっては、近年の高磁場化に伴うSNRの向上や高機能化に伴い、システム応答による時間遅れ等の調整が必要になるシーケンスの数が増加している。
しかし、従来技術におけるMRI装置おいては、傾斜磁場の極性、スリューレート、立ち上がり・下がりに応じた歪みに起因したエコーピークのずれを高い精度で、かつ、短時間で補正する技術は確立されておらず、必要な場合にはシーケンス毎に調整が行われている。
本発明の目的は、システム応答の遅れ等によるエコーピークのずれの調整を、高精度で、かつ、短時間で行うことが可能なMRI装置を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成される。
本発明の磁気共鳴イメージング装置は、予め計測された、複数の傾斜磁場強度及び複数のスリューレートにおける磁気共鳴信号の信号ピークと、上記受信手段の磁気共鳴信号の受信タイミングとの時間ずれに対応するデータを、上記傾斜磁場強度、スリューレート毎に記憶する記憶手段を備え、撮影に用いる傾斜磁場強度及びスリューレートに対応する上記時間ずれを上記記憶手段から読み出し、読み出した時間ずれに基づいて、傾斜磁場の印加タイミングと、傾斜磁場面積を調整する。
システム応答の遅れ等によるエコーピークのずれの調整を、高精度で、かつ、短時間で行うことが可能なMRI装置を実現することができる。
本発明が適用されるMRI装置の概略構成図である。 図1に示したCPUの機能ブロック図であり、本願発明の一実施形態の要部に関する機能を示した図である。 本発明の一実施形態におけるエコーピーク遅れ計測用シーケンスを示す図である。 エコーピーク遅れ計測の全体動作フローチャートである。 X軸に関するエコーピーク遅れ計測についてのフローチャートである。 スリューレート、傾斜磁場強度毎のディレー時間について、X軸、Y軸、Z軸のそれぞれを記憶するDelayテーブルを示す図である。 本発明の一実施形態を適用したGradient Echoシーケンスにおける補正パルス追加の例を示す図である。 本発明の一実施形態を適用した2エコーGradient Echoシーケンスにおける補正パルス追加の例を示す図である。 本発明の一実施形態を適用した3エコー以上のGradient Echoシーケンスにおける補正パルス追加の例を示す図である。 本発明の一実施形態を適用した2つのRFサブパルス励起シーケンスにおける補正パルス追加の例を示す図である。 本発明の一実施形態を適用した3つ以上のRFサブパルス励起シーケンスにおける補正パルスの例を示す図である。 Multi Echoシーケンスにおけるエコーセンターのずれの説明図である。 複数のRFサブパルス励起シーケンスにおける面積誤差エコーセンターのずれの説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
実施例の説明に先立って、システムの応答遅れ等によるエコーピーク(磁気共鳴信号のピーク)のずれの発生について説明する。
例えば、エコープラナー法に代表されるような読み出し傾斜磁場の極性を正反転しながら、複数のエコーを連続的に収集するシーケンスの例を図12に示す。図12の(a)に示すように、第一番目の読み出し傾斜磁場で計測される第1エコーのピーク位置がシステム応答の時遅れによって、A/D変換器のサンプリングタイミング(受信手段の受信タイミング)に対してdelay1だけ、ずれが生じる場合がある。
また、図12の(b)に示すように、第1番目の読み出し傾斜磁場で計測される第1エコーのピーク位置は、渦電流、ハードウェア制御の限界、ソフトウェアのディジタル処理による丸め誤差などの要因で、図中のAのディフェーズ傾斜磁場面積とBの読み出し傾斜磁場面積間に不一致が生じた場合に、ADサンプリングタイミングに対してdelay2だけ時間的なずれが生じることがある。つまり、第1エコーは、傾斜磁場を印加するタイミングのずれと面積ずれとによって、エコーピークのタイミングが時間的にずれることになる。
次に、図12の(c)に示すように、第2番目の読み出し傾斜磁場で計測される第2エコーは、第1エコーと同様にピーク位置がシステム応答の時遅れによってADタイミングに対してdelay1だけずれが生じる場合がある。また、図12の(d)に示すように、第1エコーと同様にして、第2番目の読み出し傾斜磁場で計測される第2エコーは、図中のB、Cの正極性の傾斜磁場面積の和と、A、Dの負極性の傾斜磁場面積の和とが一致しない場合にADサンプリングタイミングに対してdelay3だけ時間的なずれが生じることがある。つまり、この場合も、傾斜磁場印加の時間ずれと面積ずれとが調整されないと、エコーのピーク位置が時間的にずれることになる。
次に、水選択励起法に代表されるようなスライス傾斜磁場の極性を正・反転しながら、同時に複数のRFサブパルスでRF励起する手法の例を図13に示す。この手法においては、第1RFによって発生したエコーがCの傾斜磁場によってディフェーズし、Dの傾斜磁場によってリフェーズすることで、第2RFパルスの励起タイミングで、磁化の位相を再収束させておく必要がある。
そのためには、CとDの面積が一致する必要があるが、一致しない場合には、第1RFによって発生するエコーのピーク位置が、第2RFパルスの励起タイミングに対して、delay4だけ時間的にずれた状態で観測される。RFとADサンプリングタイミングのずれは同一とみなされる(もしくは事前に調整される)ので、図13に示したC、Dの面積と、図12の(d)のリードアウト面積のC、Dとは同一と考えることができる。
また、図12、13に示したdelay1〜4は傾斜磁場強度や、スリューレート(Slew Rate)によって変化する場合がある。これらdelay1〜4は、被検体に依存して変化するものではないため、ファントムを用いた計測により、システム調整がなされる。
本発明は、上記delay1〜4に対して、ファントムを用いて予め計測し、種々のシーケンスに適用可能なデータを記憶しておき、シーケンスの変更に関係なく、記憶したデータを使用することにより、シーケンスの変更毎の上記遅延時間(delay1〜4)の計測を不要とし、被検体の全体撮影時間を短縮することができるものである。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用されるMRI装置の全体概略構成図である。図1に示すように、MRI装置は、静磁場発生磁気回路1と、傾斜磁場発生系2と、送信系3と、受信系4と、信号処理系5と、シーケンサ6と、中央処理装置(CPU)7と、操作部8とを備える。
静磁場発生磁気回路1は、被検体9の周りにその体軸方向または体軸と直交する方向に均一な静磁場を発生させるもので、被検体9の周りのある広がりをもった空間に永久磁石方式又は常電導方式あるいは超電導方式の磁場発生手段が配置されている。傾斜磁場発生系2は、X、Y、Zの三軸方向に巻かれた傾斜磁場コイル10と、それぞれのコイルを駆動する電力を供給する傾斜磁場電源11とを備える。そして、後述するシーケンサ6から命令に従って、それぞれのコイルの傾斜磁場電源11を駆動することにより、X、Y、Zの三軸方向の傾斜磁場Gs、Gp、Gfを被検体9に印加する。
この傾斜磁場の加え方により、被検体9に対するスライス面を設定することができる。送信系3は、後述するシーケンサ6から送出される高周波磁場パルスにより被検体9の生体組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせるために高周波信号を照射するもので、高周波発振器12と、変調器13と、高周波増幅器14と、送信側の高周波コイル15とを備える。
高周波発振器12から出力された高周波パルスは、高周波増幅器14で増幅された後に、被検体9に近接して配置された受信側の高周波コイル16に供給されることにより、電磁波が被検体9に照射される。
受信系4は、被検体9の生体組織の原子核の核磁気共鳴により放出されるエコー信号(NMR信号)を検出するもので、受信側の高周波コイル16と、増幅器17と、直交位相検波器18と、A/D変換器19とを備える。送信側の高周波コイル15から照射された電磁波による被検体9の応答の電磁波(NMR信号)は被検体9に近接して配置された高周波コイル16で検出され、増幅器17及び直交位相検波器18を介してA/D変換器19に入力してディジタル量に変換される。そして、シーケンサ6からの命令によるタイミングで直交位相検波器18によりサンプリングされた二系列の収集データとされ、その信号が信号処理系5に送られる。
この信号処理系5は、受信系4で検出したエコー信号を用いて画像再構成演算を行うと共に画像表示をする。そして、この信号処理系5は、エコー信号についてフーリエ変換、補正係数計算、画像再構成等の処理及びシーケンサ6の制御を行うCPU7と、経時的な画像解析処理及び計測を行うプログラムやその実行において用いる不変のパラメータなどを記憶するROM(読み出し専用メモリ)20と、前計測で得た計測パラメータや受信系4で検出したエコー信号、及び関心領域設定に用いる画像を一時保管すると共にその関心領域を設定するためのパラメータなどを記憶するRAM(随時書き込み読み出しメモリ)21とを備える。
さらに、信号処理系5は、CPU7で再構成された画像データを記録するデータ格納部となる光磁気ディスク22及び磁気ディスク23と、これらの光磁気ディスク22又は磁気ディスク23から読み出した画像データを映像化して断層像として表示する表示部となるディスプレイ24とを備える。
シーケンサ6は、被検体9の生体組織を構成する原子核に核磁気共鳴を起こさせる高周波磁場パルスを所定のパルスシーケンスで繰り返し印加する制御手段であって、CPU7の制御で動作し、被検体9の断層像のデータ収集に必要な種々の命令を送信系3及び傾斜磁場発生系2並びに受信系4に送る。
また、操作部8は、信号処理系5で行う処理の制御情報を入力するもので、マウス25と、キーボード26とを備える。
図2は、図1に示したCPU7の機能ブロック図であり、本願発明の一実施形態の要部に関する機能を示した図である。
図2において、CPU7は、A/D変換器19から入力された信号波形と、A/D変換器19のサンプリングタイミングとから、エコー信号のピーク位置とA/D変化器19のサンプリングタイムとのずれを測定する時間ずれ測定部71と、この時間ずれ測定部71によって測定された時間ずれに基づいて、システム応答遅れによる遅れ時間、面積ずれによる遅れ時間を算出するディレータイム算出部72と、スリューレート及び傾斜磁場強度を設定するスリューレート・傾斜磁場強度設定部74と、ディレータイム算出部72及びスリューレート・傾斜磁場強度設定部74からの出力に基づいて、ディレータイム・スリューレート・傾斜磁場強度のグラフを作成するディレータイム・スリューレート・傾斜磁場強度グラフ作成部73とを備える。このディレータイム・スリューレート・傾斜磁場強度グラフ作成部73により作成されたグラフは、記憶部80(RAM21、光磁気ディスク22、磁気ディスク24)に格納される。
さらに、CPU7は、記憶部80に記憶されたグラフ及びディレータイム・スリューレート・傾斜磁場強度グラフ作成部73から出力されたスリューレート及び傾斜磁場強度に基づいて、ディレータイムを読み出すディレータイム読み出し部75と、ディレータイム読み出し部75からのディレータイムに基づいて補正パルスを算出する補正パルス算出部76と、この補正パルス算出部76及びディレータイム読み出し部75から出力された補正パルス及びディレータイムに従った指令信号をシーケンサ6に出力するシーケンサ制御部77とを備える。
次に、図3を参照して、エコーピークのずれ計測(delay計測)するための撮像シーケンスを説明する。尚、本シーケンスを用いた調整はMRI装置の設置箇所への据付時に一回だけ、例えばNiCl水溶液ファントムを用いて実行すればよい。
図3において、被検体9に第1RFパルス101とスライス選択傾斜磁場102とを印加することでプロトンの磁化を励起し、スライスリフェーズ傾斜磁場103にてスライス方向のリフェーズを行った後、リードアウト方向のディフェーズ傾斜磁場104を印加し、その後、所定のスリューレートと強度でリードアウト傾斜磁場を立ち上げ、リードアウト傾斜磁場105の間にエコー106を収集する。
ここで、収集されるエコーのピークが計測される時間と、AD窓の中心108(A/D変換器のサンプリングタイム)との時間的なずれ107を、dT1として計測する。エコーのピーク時間とAD窓中心108との時間ずれは、取得したエコー信号に対してフーリエ変換を行い、実空間にて位相の1次の傾きとして計測することも可能である。
次に、リードアウト傾斜磁場105に続き、傾斜磁場極性を反転したリードアウト傾斜磁場109を印加し、エコー110を収集する。ここで、エコー110のピーク時間と、AD窓の中心112(A/D変換器のサンプリングタイム)との時間的なずれ111をdT2として計測する。エコーピーク位置とAD窓中心112との時間ずれは、上述したように、実空間にて位相の1次傾斜として観測することもできる。リードアウト傾斜磁場の印加後にはクラッシャー傾斜磁場113、114を印加し、磁化の位相を分散させる。
次に、第2RFパルス115を照射しながら、スリューレート及び傾斜磁場強度がリードアウト傾斜磁場105と同一のスライス選択傾斜磁場116を立ちあげる。そして、スライス選択傾斜磁場116とは逆極性で同一な強度をもつスライス傾斜磁場117を印加し、エコー118を収集する。それと同時に、A/D変換器19によるAD変換を実行し、エコー118のピーク時間と、AD窓の中心120との時間的なずれ119をdT3として計測する。
図3に示した例では、第1シーケンスのスライス選択傾斜磁場102をGx軸に印加し、第1、第2シーケンスの極性反転傾斜磁場109、117をGy軸に印加し、Gz軸には何も印加していないが、これら3軸の関係を入れ替えて、第1、第2シーケンスの極性反転傾斜磁場を印加する軸を、Gx以外にGy、Gz軸としたシーケンスも、図3に示した例と同様に行う。
また、極性反転傾斜磁場の強度とスリューレートに依存したエコーピーク位置の変化を計測するため、図3に示した傾斜磁場105、109、116、117の4つの傾斜磁場の強度とスリューレートとを変えながらエコーピークを計測する。
上記処理の流れを図4に示す。なお、処理の流れは、調整軸の切り替えループと極性反転傾斜磁場ループとスリューレートループの3つのループで構成される。
図4のステップS1にて、処理が開始されると、シーケンサ制御部77は、調整軸を最初の軸Axis♯1(例えば、X軸)に設定し、極性反転傾斜磁場をG♯1(Gx)に設定する(ステップS2、S3)。そして、スリューレート・傾斜磁場強度設定部74がスリューレートをSlew♯1に設定する(ステップS4)。
そして、時間ずれ測定部71が時間ずれdT1、dT2、dT3を計測し(ステップS5)、ディレータイム算出部72が、後述する式に基づいてディレータイムdelay1、delay2、delay3を算出する(ステップS6)。
次に、シーケンサ制御部77は、スリューレート番号が所定の値か否かを判断し、所定の値で無ければ、スリューレート番号をインクリメントし、ステップS5に戻る(ステップS7、S8)。
ステップS7で、スリューレート番号が所定の値であれば、ステップS9に進み、シーケンサ制御部77は、現在の傾斜磁場強度の番号が、所定の値か否かを判断し、所定の値で無ければ、傾斜磁場強度番号をインクリメントし、ステップS4に戻る(ステップS9、S11)。
ステップS9で、傾斜磁場強度番号が所定の値であれば、ステップS10に進み、シーケンサ制御部77は、現在の調整軸が所定の調整軸番号であるか否かを判断する。
所定の調整軸番号であれば、処理を終了し、所定の調整軸番号でなければ、シーケンス制御部77は、調整軸番号をインクリメントして、ステップS3に戻る(ステップS10、S12)。
図5は、X軸に対して10パターンのスリューレート(Slew1〜Slew10)と、10パターンの極性反転傾斜磁場強度(G1〜G10)でdelay計測を行う場合の動作フローチャートである。
まず、調整軸をX軸、傾斜磁場強度をG1、スリューレートをSlew1に設定し、図3に示した3つの時間ずれ(dT1―x―g1―s1、dT2―x―g1―s1、dT3―x―g1―s1)を計測する(ステップS20〜S23)。
ただし、(−x−g1−s1)は、調整軸はX軸、傾斜磁場強度はg1、スリューレートはs1を意味する。
その後、各エコーの時間ずれからシステム応答と傾斜磁場面積誤差に起因した要素に切り分けるために、ステップS24において、ディレータイムDelay1−x−g1−s1、Delay2―x―g1―s1、Delay3―x―g1―s1を算出する(算出方法については後述する)。
続いて、X軸に対して傾斜磁場強度G1、スリューレートSlew2の極性反転傾斜磁場を印加して、3つの時間ずれ(dT1―x―g1―s2、dT2―x―g1―s2、dT3―x―g1―s2)を計測する(ステップS25、S26)。
ただし、(−x−g1−s2)は、調整軸はX軸、傾斜磁場強度はg1、スリューレートはs2を意味する。
その後、各エコーの時間ずれからシステム応答と傾斜磁場面積誤差に起因した要素に切り分けるために、ステップS27において、ディレータイムDelay1−x−g1−s2、Delay2―x―g1―s2、Delay3―x―g1―s2を算出する。
上述と同様にして、スリューレートをSlew1〜Slew10まで変化させて時間ずれを計測した後(ステップS28、S29、S30)、上位ループ(ステップS31〜S34)に移動して極性反転傾斜磁場の強度をG2として同様にスリューレート毎に時間ずれを計測する。
そして、ステップS21〜S41の処理により、傾斜磁場強度をG1〜G10まで変化させて時間ずれを計測し、さらに、スリューレートをSlew1〜Slew10まで変化させて時間ずれを計測する。
Y軸、Z軸に対しても、X軸と同様に調整する場合には、さらに上位ループに移動して、ステップS20において、調整軸をY軸、Z軸と切り替えて、時間ずれを計測する。つまり、この場合には全部で300パターン(10・10・3)の時間ずれを計測する。
時間ずれの計測に要する時間は、図3に示した第1シーケンスと第2シーケンスとのTR(繰り返し時間)の和と、繰り返しパターン回数で決まり、第1、第2シーケンスの和は、数10ms程度であるため、数100パターン繰り返しても全工程にかかる時間は数秒であり、長時間を必要としない。
次に、計測した数100パターンのdT1、dT2、dT3を用いてシステム応答による時遅れと傾斜磁場面積誤差による時間遅れとの要素に切り分ける計算を行う。この計算は、ディレータイム・スリューレート傾斜磁場強度グラフ作成部73が実行する。
図12に示したように、第1エコーはシステムの時間遅れに起因したdelay1と、図12のA、B面積誤差によるdelay2によって決まるため、dT1はdelay1とdelay2とを用いて次式(1)のようにあらわされる。
dT1=delay1+delay2 ・・・(1)
また、第2エコーのdT2はシステムの時間遅れdelay1と、図12に示したA、Bの面積誤差による時遅れdelay2と、図12に示したCとDの面積誤差による時間遅れであるdelay3によって発生する。ただし、第2エコーは、ADを反転するため、各delayは時間的に反転し、下式(2)で表される。
dT2=−delay1−delay2−delay3 ・・・(2)
次に、第2RFパルスによって発生する第3エコーは、システム応答による時遅れと、図13のCとDの面積誤差による時遅れによって発生するため下式(3)で表すことができる。
dT3=delay1+delay3 ・・・(3)
よって、上記式(1)、(2)、(3)の連立方程式を解くことでdelay1、delay2、delay3は、下式(4)、(5)、(6)のように算出することができる。なお、delay1がシステム応答の遅れとなる。
delay1=dT1+dT2+dT3 ・・・(4)
delay2=−(dT2+dT3) ・・・(5)
delay3=−(dT1+dT2) ・・・(6)
以上より、エコーピークの発生要素であるdelay1〜delay3を各スリューレート・傾斜磁場強度で求めることができ、これらから、図6に示すようなdelayテーブルを作成することができる。このdelayテーブルは、記憶部80に記憶される。
上記delayは、離散的な傾斜磁場強度、スリューレートで計測した離散的な値であるが、線形処理や近似曲線を用いて中間値を補間した上でテーブルに保有することも可能である。
記憶部80に記憶されたdelayテーブルを用いることで、全てのシーケンスに対して、システム応答による時間遅れと、ディフェーズ傾斜磁場面積、傾斜磁場の立ち上がり側の面積間の誤差および、傾斜磁場の立ち下がり・上がり間の傾斜磁場面積誤差の調整を行うことができる。
つまり、ディレータイム読み出し部75が、スリューレート・傾斜磁場強度設定部74で設定されたスリューレート及び傾斜磁場強度に従って、記憶部80に記憶されたディレータイムを読み出し、delay1については、シーケンサ制御部77に供給し、delay2、delay3については、補正パルス算出部76に供給する。ここで、記憶部80に記憶されたグラフは、ディスプレイ23に表示させることも可能である。
補正パルス算出部76は、後述するように、磁場強度面積、delay2、delay3を用いて、補正パルスを算出し、シーケンサ制御部77に供給する。シーケンサ制御部77は、ディレータイム読み出し部75から供給されるDelay1、補正パルス算出部76から供給される補正パルスを用いて、シーケンサ6の動作を制御する。
具体的な調整について、例えば、Gradient Echoシーケンスの場合を例として、図7を参照して説明する。
上記(4)式で算出したシステム応答の時遅れを予め、傾斜磁場印加タイミングをdelay1だけ、Gx、Gy、Gzで早める。
delay2、3に関しては、面積誤差に起因したdelayであるため、再度delay2、3と、傾斜磁場強度設定部74の設定傾斜磁場強度Gから下式(7)、(8)を用いて、ディフェーズリードアウト傾斜磁場とリードアウトの立ち上がり傾斜磁場面積の間の面積誤差dS1と、立下り側の傾斜磁場面積と立ち上がり側の傾斜磁場面積の間の面積誤差dS2を算出する。
dS1=delay2・G ・・・(7)
dS2=delay3・G ・・・(8)
上記式(7)、(8)で計算される面積誤差を用いてリードアウト軸のディフェーズ傾斜磁場と立ち上がり側の面積誤差をキャンセルするようにdS1の面積を持つ補償傾斜磁場パルス1を印加する。
第2エコーのGradient Echoシーケンスを補正するには、図8に示すように、上記式(4)で算出したシステム応答の時遅れを予め傾斜磁場印加タイミングをdelay1だけ、Gx、Gy、Gzで早めた上で、リードアウト軸のディフェーズ傾斜磁場と立ち上がり側の面積誤差と、立下り側と立ち上がり側の面積誤差をキャンセルするようにdS1とdS2の面積を持つ補償傾斜磁場パルス1、2を印加する。
3エコー以上のGradient Echoシーケンスを補正するには、2エコーの場合と同様に、図9に示すように、delay1だけ、Gx、Gy、Gzで時間的に早めた上で、リードアウト軸のディフェーズ傾斜磁場と立ち上がり側の面積誤差と、立下り側と立ち上がり側の面積誤差をキャンセルするようにdS1とdS2の面積を持つ補償傾斜磁場パルス1、2を印加する。
また、2つのRFサブパルスを用いてRF励起するシーケンスにおいては、図10に示すように、上記(4)式で算出したシステム応答の時遅れを予め傾斜磁場印加タイミングをdelay1だけ、Gx、Gy、Gzで時間的に早めた上で、スライス選択傾斜磁場の立ち上がり側と立下り側の面積誤差をキャンセルするようにdS2の面積を持つ補償傾斜磁場パルス2を印加する。
また、リードアウト軸にはディフェーズ傾斜磁場とリードアウト傾斜磁場の立ち上がり側の面積との誤差をキャンセルするようにdS1の面積を持つ補償傾斜磁場パルス1を印加する。
3つ以上のRFサブパルスを用いてRF励起するシーケンスにおいては図11に示すように、上記(4)式で算出したシステム応答の時遅れを予め傾斜磁場印加タイミングをdelay1だけ、Gx、Gy、Gzで時間的に早めた上で、スライス選択傾斜磁場の立ち上がり側と立下り側の面積誤差をキャンセルするようにdS2の面積を持つ補償傾斜磁場パルス2を複数印加する。
また、リードアウト軸にはディフェーズ傾斜磁場とリードアウト傾斜磁場の立ち上がり側の面積との誤差をキャンセルするようにdS1の面積を持つ補償傾斜磁場パルス1を印加する。
上記例では、補償傾斜磁場パルスをX、Y、Zの物理座標系で印加しているが、スライス、位相、周波数の論理座標系で印加することも可能である。また、上述した補正では、上述した公知例(非特許文献1)に示されるように、オブリーク計測やRadial計測のようなスライス、位相、リードアウト軸が複数の物理軸にまたがって分配される計測においても、分配率から傾斜磁場強度を計算することで補償傾斜磁場パルスを適用することができる。
リードアウト傾斜磁場の面積誤差に限れば、面積誤差は、k空間上のTrajectoryシフトとして一意に計算できる。リードアウト傾斜磁場の面積誤差に起因した第1エコーのdelayは、dT1−delay1であるため、下式(9)からリードアウト方向(X方向)のTrajectoryシフト量dkx1が求まる。
dkx1=γ・G・(dT1−delay1) ・・・(9)
また、第2エコーのリードアウト方向のTrajectoryシフト量dkx2は、第2エコーのdelayがdT2−delay1であることから下式(10)となる。
dkx2=γ・G・(dT2−delay1) (10)
ここで、γは回転磁気比、Gはリードアウト傾斜磁場強度を意味する。
よって、取得後のk−spaceデータに対して上記Trajectoryシフト量に応じて、k−spaceをシフトし、シフト量に対してMatrixサイズが十分に大きくない場合には補間処理を行うことで、傾斜磁場面積誤差を補正することも可能である。
以上のように、本発明によれば、スリューレート、傾斜磁場強度、及び傾斜磁場の面積ずれによる、エコーピークとADサンプリングタイミングとの時間遅れを予め計測し、計測した結果を、スリューレート値、傾斜磁場強度値について、X軸、Y軸、Z軸毎にデータとして記憶しておき、記憶したデータに基づいて、システム応答遅れによるエコーピーク検出遅れを補正すると供に、傾斜磁場面積誤差による時間遅れを補正すため、傾斜磁場パルスの補正パルスを算出して、印加している。


したがって、シーケンス毎に、エコーピーク検出遅れの調整を行う必要がなく、システム応答の遅れ等によるエコーピークのずれの調整を、高精度で、かつ、短時間で行うことが可能なMRI装置を実現することができる。
なお、上述した例においては、計測した時間ずれdT1、dT2、dT3からディレータイムdelay1、2、3(時間ずれに対応するデータ)を算出し、記憶部80に記憶するように構成したが、スリューレート及び傾斜磁場強度と、時間ずれdT1、dT2、dT3(時間ずれに対応するデータ)との関係をグラフ化して、記憶部80に記憶させておき、dT1、dT2、dT3を読み出した後に、時間ずれdT1、dT2、dT3からディレータイムdelay1、2、3を計算する構成も可能である。
1・・・静磁場発生磁気回路、2・・・傾斜磁場発生系、3・・・送信系、4・・・受信系、5・・・信号処理系、6・・・シーケンス、7・・・CPU、8・・・操作部、9・・・被検体、10・・・傾斜磁場コイル、11・・・傾斜磁場電源、12・・・高周波発振器、13・・・変調器、14・・・高周波増幅器、15・・・高周波照射コイル、16・・・受信用高周波照射コイル、17・・・(高周波)増幅器、18・・・直交位相検波器、19・・・A/D変換器、20・・・ROM、21・・・RAM、22・・・光磁気ディスク、23・・・ディスプレイ、24・・・磁気ディスク、 25・・・トラックボール又はマウス、26・・・キーボード、 71・・・時間ずれ測定部、 72・・・ディレータイム算出部、 73・・・ディレータイム・スリューレート・傾斜磁場強度グラフ作成部、 74・・・スリューレート・傾斜磁場強度設定部、 75・・・ディレータイム読み出し部、 76・・・補正パルス算出部、 77・・・シーケンサ制御部、80・・・記憶部、 101、115・・・高周波パルス(RFパルス)、 102・・・スライス選択傾斜磁場、 103・・・スライス方向リフェーズ傾斜磁場、 104・・・読み出し方向のディフェーズ傾斜磁場、 105・・・正極性の読み出し傾斜磁場、 106・・・第1エコー信号、 107・・・エコーピークのずれdT1、 108、112、120・・・A/D窓、 109・・・負極性の読み出し傾斜磁場、 110・・・第2エコー信号、 111・・・エコーピークのずれdT2、 113、114、121・・・クラッシャー傾斜磁場、 116・・・スライス選択傾斜磁場、 117・・・第2スライス選択傾斜磁場、 118・・・第3エコー信号、 119・・・エコーピークのずれdT3

Claims (5)

  1. 静磁場発生手段と、傾斜磁場発生手段と、高周波磁場パルス照射手段と、被検体から発生する磁気共鳴信号を受信する受信手段と、磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する信号処理手段と、記傾斜磁場発生手段、上記高周波磁場パルス照射手段、上記受信手段及び信号処理手段を制御して撮影シーケンスを実行する制御手段とを有する磁気共鳴イメージング装置において、
    予め計測された、複数の傾斜磁場強度及び複数のスリューレートにおける磁気共鳴信号の信号ピークと、上記受信手段の磁気共鳴信号の受信タイミングとの時間ずれに対応するデータを、上記傾斜磁場強度、スリューレート毎に記憶する記憶手段を備え、
    上記制御手段は、撮影に用いる傾斜磁場強度及びスリューレートに対応する上記時間ずれを上記記憶手段から読み出し、読み出した時間ずれに基づいて、傾斜磁場の印加タイミングと、傾斜磁場面積を調整することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置において、上記制御手段は、撮影の第1シーケンスにおけるリードアウト傾斜磁場による磁気共鳴信号と上記受信手段の受信タイミングとの第1の時間ずれと、上記リードアウト傾斜磁場と極性が反転した傾斜磁場による磁気共鳴信号と上記受信手段の受信タイミングとの第2の時間ずれと、撮影の第2シーケンスにおけるスライス選択傾斜磁場と極性が反転した傾斜磁場による磁気共鳴信号と上記受信手段の受信タイミングとの第3の時間ずれとを計測し、計測した上記第1の時間ずれ、第2の時間ずれ、及び第3の時間ずれから、システム応答遅れによる第1の時間遅れと、撮影の第1シーケンスにおけるディフェーズ傾斜磁場面積とリードアウト傾斜磁場面積と
    の面積誤差による第2の時間遅れと、撮影の第2シーケンスにおけるスライス選択傾斜磁場面積とこのスライス選択傾斜磁場面積極性が反転した傾斜磁場面積との面積誤差による第3の時間遅れとを算出し、算出した上記第1の時間遅れ、第2の時間遅れ、及び第3の時間遅れを上記時間ずれに対応するデータとすることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  3. 請求項2記載の磁気共鳴イメージング装置において、上記制御手段は、上記記憶手段から第1の時間ずれ、第2の時間ずれ、第3の時間ずれに対応する上記第2の時間遅れ及び上記第3の時間遅れを読み出し、読み出した第2の時間遅れ及び第3の時間遅れから傾斜磁場面積を補正する補正パルスを算出し、上記第1の時間遅れに基づいて傾斜磁場の印加タイミングを調整し、上記算出した補正パルスを傾斜磁場に加えることにより、上記面積誤差を補正することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置において、上記時間ずれに対応するデータは、撮影の第1シーケンスにおけるリードアウト傾斜磁場による磁気共鳴信号と上記受信手段の受信タイミングとの第1の時間ずれと、上記リードアウト傾斜磁場と極性が反転した傾斜磁場による磁気共鳴信号と上記受信手段の受信タイミングとの第2の時間ずれと、撮影の第2シーケンスにおけるスライス選択傾斜磁場と極性が反転した傾斜磁場による磁気共鳴信号と上記受信手段の受信タイミングとの第3の時間ずれとであることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  5. 請求項4記載の磁気共鳴イメージング装置において、上記制御手段は、上記記憶手段から読み出した第1の時間ずれ、第2の時間ずれ、及び第3の時間ずれから、システム応答遅れによる第1の時間遅れと、撮影の第1シーケンスにおけるディフェーズ傾斜磁場面積とリードアウト傾斜磁場面積との面積誤差による第2の時間遅れと、撮影の第2シーケンスにおけるスライス選択傾斜磁場面積とこのスライス選択傾斜磁場面積極性が反転した傾斜磁場面積との面積誤差による第3の時間遅れとを算出し、算出した第2の時間遅れ及び第3の時間遅れから傾斜磁場面積を補正する補正パルスを算出し、上記第1の時間遅れに基づいて傾斜磁場の印加タイミングを調整し、上記算出した補正パルスを傾斜磁場に加えることにより上記面積誤差を補正することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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