JP5363706B2 - 無線ベッド接続 - Google Patents

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Description

本発明の開示は、病院ベッド、特に医療施設内において病院ベッドから他の装置へのデータ通信に関する。また更に、本発明の開示は、病院ベッドから遠隔にあるコンピュータ装置及び/又は介護者が携帯する携帯無線通信装置へのデータ通信に関する。
複数の病院ベッドがナース呼出システムに情報を通信するよう構成される。このようなナース呼出システムは、通常、遠隔にあるナースステーションに、ベッド状態に関する情報を表示するディスプレーを有するコンピュータを備える。1つ以上のナース呼出ボタンが、病院ベッドの、例えば1つ以上のサイドレール上、及び/又は該ベッドに結合される手持ち型ペンダント上にしばしば設けられる。患者は該ナース呼出ボタンの1つを押しナースと話すことを要求することができる。遠隔にあるナースステーションにいるナースと、該患者は、双方向通信リンクを介して互いに通信することができる。該通信リンクは、該ベッドに備えられた又はベッドの近くの部屋の壁に装着されたマイクロホン及びスピーカ等の音声回路を含む。また、離れたナースステーションにいるナースは、コンピュータを使って、該ナースステーションと医療施設内のどこか他の場所にいる介護者との間の、及び/又はナース呼出しをした患者と医療施設内のどこか他の場所にいる介護者との間の双方向通信リンクを確立してもよい。例えば、特許文献1と特許文献2を参照されたい。
病院ベッドは、通常、該ベッドと、該ベッドが在る病室の壁又はヘッドウォールユニットに装着されたジャックを持つインターフェイスとの間を延びるナース呼出ケーブルによる有線接続を介してナース呼出システムに接続される。通常、ベッドからの電源コードは、壁又はヘッドウォールユニットのコンセントに接続される。該ベッドが医療施設内の1つの場所から他の場所へ移動される前に、ナース呼出ケーブルと電源コードのプラグを抜く必要がある。介護者は、ベッドを該壁から離す時に、しばしばナース呼出ケーブルのプラグを抜くのを忘れ、ナース呼出ケーブルを損傷する。ベッドが新しい場所に到着した後、該介護者はナース呼出ケーブルと電源コードの両方のプラグを差し込むのを憶えておく必要がある。ナース呼出ケーブルのプラグが抜かれると、ベッド状態データは、ナース呼出システムに通信されなくなる。また、従来の多くのナース呼出システムは、ローカルエリア・ネットワーク(LAN)として構成されており、ベッドインターフェイス・ユニット及び、該ベッドインターフェイス・ユニットから離れたナースステーションにあるコンピュータへの配線等の関連するLAN設備を医療施設内に設置することを要求する。
米国特許第5,561,412号明細書 米国特許第5,699,038号明細書
本発明は、ベッド状態データをネットワークに無線送信し、該ネットワークからメッセージを無線受信するよう動作可能な無線通信回路とベッド枠を有する病院ベッドであって、該ベッドは関連するマットレスを有し、該ベッド状態データは該マットレスの少なくとも1つの特性と該ベッド枠の少なくとも1つの特性に関する情報を含み、前記ネットワークが前記病院ベッドから無線受信したベッド状態データにより、前記ネットワークのコンピュータ装置が、前記ベッド枠の前記少なくとも1つの特性の状態に基づいて、前記マットレスの特性を制御するメッセージを送信することを特徴とする病院ベッドを含む。
前記無線通信回路は更に、医療施設内における該病院ベッドの位置を示すベッド位置データを前記ネットワークに無線送信するよう動作可能であってよい。前記ベッド位置データは、前記医療施設の部屋内の壁に装着されたユニットから受信したデータを含んでよい。
前記無線通信回路は更に、患者体重データを前記ネットワークに無線送信するよう動作可能であってよい。前記無線通信回路は、遠隔にあるコンピュータから介護者が行った問合せに応答して前記患者体重データを無線送信するよう動作可能であってよい。前記無線通信回路は更に、該病院ベッドの患者位置モニターが複数のモードのうちどのモードで動作しているかを示す患者位置モードデータを前記ネットワークに無線送信するよう動作可能であってよい。該病院ベッドの前記患者位置モニターの第1モードが第1の量の患者動きを検出する動きモードであり、該患者位置モニターの第2モードが該第1の量より大きい第2の量の患者動きを検出する退出開始モードであり、該患者位置モニターの第3モードが該第2の量より大きい第3の量の患者動きを検出する退出モードであり、該患者位置モニターの第4モードが該患者が該病院ベッドの縁に座っていることを検出する座モードであってよい。前記無線通信回路は更に、前記患者位置モニターの前記モードのうち選択されたモードに関連する条件を超えたことを示す警報データを前記ネットワークに無線送信するよう動作可能であってよい。
前記ベッド状態データは、介護者が1つ以上のベッド制御を使用して1つ以上のベッドモーターをロックし患者が該ベッドモーターを動作させることができないことを示すために前記ネットワークに無線送信されるロックアウトデータを含んでよい。前記ベッド状態データは、該病院ベッドの前記マットレスの寝返り介助特性が使用されているか否かを示すために前記ネットワークに無線送信される寝返り介助データを含んでよい。前記ベッド状態データは、該病院ベッドの前記マットレスの最大膨張特性が使用されているか否かを示すために前記ネットワークに無線送信される最大膨張データを含んでよい。前記ベッド状態データは、該病院ベッドの前記マットレスの踵浮モードが使用されているか否かを示すために前記ネットワークに無線送信される踵浮データを含んでよい。
前記ベッド状態データは、該病院ベッドのマットレスの面治療特性が使用されているか否かを示すために前記ネットワークに無線送信される面治療データを含んでよい。前記面治療データは、低空気ロス、連続横回転、交互圧力、順次圧力、パーカッション、及びバイブレーションの面治療タイプ群のうち1つ以上が使用されているか否かを示してよい。前記無線通信回路は更に、該病院ベッドが清掃を必要としていることを示す維持管理データを前記ネットワークに無線送信するよう動作可能であってよい。
前記ベッド状態データは、該病院ベッドのバッテリーの状態を示すために前記ネットワークに無線送信されるバッテリーデータを含んでよい。前記バッテリーデータは、バッテリーが該病院ベッドに在る、バッテリーが該病院ベッドにない、該バッテリーは完全に充電されている、及び該バッテリーは充電が必要である、のうち1つ以上を示してよい。前記ベッド状態データは、該病院ベッドがAC電源に接続されているか否かを示すために前記ネットワークに無線送信されるAC電力データを含んでよい。前記ベッド状態データは、該病院ベッドがサービスを必要としていることを示すために前記ネットワークに無線送信されるサービスデータを含んでよい。前記ベッド状態データは、該病院ベッドの頭部を急速に下げるよう該病院ベッドのCPRリリースハンドルが作動されたことを示すために前記ネットワークに無線送信されるCPRリリースデータを含んでよい。前記ベッド状態データは、該病院ベッドの頭部の傾き角度を示すために前記ネットワークに無線送信されるヘッド角データを含んでよい。前記ヘッド角データは、該病院ベッドの別の部分に対する前記頭部の傾き角度を示してよい。前記ヘッド角データは、水平または垂直に対する該病院ベッドの前記頭部の傾き角度を示してよい。
該病院ベッドが前記ネットワークと無線通信を確立したか否かを示すインジケータを更に備えてよい。前記インジケータは該病院ベッドのサイドレール上の発光ダイオードにより構成されてよい。前記インジケータは該病院ベッドのベース枠上の発光ダイオードにより構成されてよい。前記ネットワークに結合された遠隔にあるコンピュータ装置において、該病院ベッドに対して警報条件のテンプレートが設定されたか否かを示すインジケータを更に備えてよい。前記インジケータは該病院ベッドのサイドレール上の発光ダイオードにより構成されてよい。前記インジケータは該病院ベッドのベース枠上の発光ダイオードにより構成されてよい。
該病院ベッドは前記ネットワークから該病院ベッドにダウンロードした新しいファームウェアでファームウェアを書き換え可能であってよい。前記ファームウェアは該病院ベッドにファイル転送プロトコル(FTP)に従ってダウンロードされてよい。前記無線通信回路は、宛先である遠隔にあるコンピュータのIPアドレスを含むメッセージを送信するよう動作可能であってよい。前記無線通信回路は、該病院ベッドのIPアドレスを含むメッセージを送信するよう動作可能であってよい。前記無線通信回路は、該病院ベッドのMACアドレスを含むメッセージを送信するよう動作可能であってよい。
前記無線通信回路は、XMLメッセージを送信するよう動作可能であってよい。前記無線通信回路は、送信前に前記XMLメッセージをASCIIフォーマットに変換するよう動作可能であってよい。前記無線通信回路は、所定の事象が該病院ベッドに発生したことに応答して所定の電子メールアドレスにメッセージを送信するよう動作可能であってよい。前記無線通信回路は、ハートビート信号を送信するよう動作可能であってよい。前記ハートビート信号は、著作権情報を含んでよい。前記著作権情報は会社名と年とを含んでよい。前記ハートビート信号は、1分間に1回以上送信されてよい。前記無線通信回路は、該病院ベッドが1分未満の所定の時間内にハートビート受信済みメッセージを受信しなかった場合、前記ハートビート信号を再送信するように構成されてよい。
前記無線通信回路は、該病院ベッドが備える能力を示すコンフィグレーションデータを送信するよう動作可能であってよい。該病院ベッドは、1つ以上の他の装置が結合可能なTCP/IPポートを備え、該病院ベッドの前記無線通信回路は、該1つ以上の他の装置から受信した装置データを無線送信するよう動作可能であってよい。前記無線通信回路は、802.11bまたは802.11gプロトコルに従って無線送信するよう動作可能であってよい。
本発明はまた、医療施設内のコンピュータ装置群のネットワークと一緒に使用されるシステムであって、ベッド状態データを該ネットワークに無線送信するよう動作可能な第1無線通信回路を有する病院ベッドと、面状態データを該ネットワークに無線送信するよう動作可能な第2無線通信回路を有し該病院ベッドに支持された面と、前記病院ベッド及び面から遠隔にあり前記ネットワークに結合されたコンピュータ装置と、備え、該第2無線通信回路は該第1無線通信回路と独立に動作可能であり、前記コンピュータ装置は、(i)当該コンピュータ装置で受信した前記面からの前記面状態データに応答して前記病院ベッドの前記第1無線通信回路へ制御メッセージを送信することと、(ii)当該コンピュータ装置で受信した前記病院ベッドからの前記ベッド状態データに応答して前記面の前記第2無線通信回路へ制御メッセージを送信することと、の少なくとも一方を行うように動作可能であるシステムである。
前記第1無線通信回路の送信周波数は前記第2無線通信回路の送信周波数と異なってよい。前記第1と第2無線通信回路は、802.11bまたは802.11gプロトコルに従って無線送信してよい。
該システムは、前記病院ベッド及び面から遠隔にあり前記ネットワークに結合されたコンピュータ装置を更に備え、該コンピュータ装置は、前記ベッド状態データを受信するよう動作可能であり、該病院ベッドから受信した該ベッド状態データに応答して制御メッセージを該面へ送信するよう動作可能であってよい。前記無線通信回路は、遠隔にあるコンピュータから介護者が行った問合せに応答して前記患者位置モニターの現在選択されたモードを無線送信するよう動作可能であってよい。該システムは、遠隔にあるコンピュータから介護者が送信し前記無線通信回路によって受信された無線メッセージに応答して、前記患者位置モニターの現在選択されたモードから別のモードへ切替わるよう動作可能であってよい。
上記以外の特徴が、単独でまたは上記の特徴と組合せで特許性のある事項を構成する可能性があり、発明を実施するための現時点での最良の形態である以下の様々な実施形態の詳細な説明から、当業者に明らかとなるであろう。
本開示によれば、ネットワークインターフェイス・ユニット340は図1の病院ベッド342に結合される。ベッド342は、ベッド342の様々な機能を制御し、様々なベッド機能の状態をモニターするベッド制御回路344を備える。また、ベッド342はベッド状態データを通信するためのベッド通信回路346を備える。ベッド通信回路346は、ナース呼出システムに結合するためのナース呼出ケーブルの37ピン・コネクタ等のコネクタに嵌合するように設計された通信ポートを備える。インターフェイスユニット340は、ナース呼出ケーブルではなくユニット340の筐体から延びるピッグテールコネクタ等を介して回路346のこのポートのコネクタに結合する。
ユニット340は、ベッド342から受信しシリアル周辺インターフェイスプロトコル(例えば米国特許第6,362,725号に記載)等の第1のプロトコルに従ってフォーマットされたデータを、802.11b無線通信プロトコルを含む標準イーサネットプロトコル等の第2のプロトコルに従うフォーマットに変換するプロトコル変換回路を備える。ユニット340は、病院ネットワークまたはイーサネット350の有線インターフェイス348にケーブルを介して結合可能なRJ−45ポート等の通信ポートを備える。幾つかの実施形態では、インターフェイス348はRJ−45ポートである。また、ユニット340はイーサネット350の無線インターフェイス352と無線通信する回路を備える。幾つかの実施形態では、該インターフェイス352は802.11アクセスポイント等の無線送受信機を備える。従って、ユニット340がベッド342から受信した第1のプロトコルに従うデータは、第2のプロトコルに従ってインターフェイス348及び/又はインターフェイス352に送信される。また、ユニット340がネットワーク350から受信した第2のプロトコルに従うデータは、ユニット340によって第1のプロトコルに関連するフォーマットに変換され、ベッド342の回路344に回路346を介して転送される。幾つかの実施形態では、ユニット340は、インターフェイス348、352のうちどちらかにだけ結合するよう構成されている。別の幾つかの実施形態では、該プロトコル変換回路はユニット340から省略され、ベッド342から受信したデータは、それと同じプロトコルに従ってユニット340によって送信され、ネットワーク350は、それと同じプロトコルに従ってデータをユニット340に送信する。
本実施例では、ユニット340から有線インターフェイス348へ通信されたデータは、第1のネットワークアプリケーション354に提供され、ユニット340から無線インターフェイス352へ通信されたデータは、第2のネットワークアプリケーション356と第3のネットワークアプリケーション358とに提供される。ネットワークアプリケーション群は、例えばナース呼出システムソフトウェア、入退院追跡(ADT)システムソフトウェア、電子医療記録(EMR)システムソフトウェア、ワークフロー・システムソフトウェア、医療記録保管システムソフトウェア等を含む。これらのソフトウェアプリケーションのうち2つ以上が同じコンピュータ装置、例えばサーバに格納される。本開示において、第1サブセットのベッドデータが、インターフェイス352ではなくインターフェイス348へ通信され、第2サブセットのベッドデータが、インターフェイス348ではなくインターフェイス352へ通信されることを想定する。また、同じベッドデータがインターフェイス348、352の両方に通信されることを想定する。
幾つかの実施形態では、ユニット340は、ユニット340がインターフェイス348に結合されているか否かを判断する回路を備える。このような実施形態では、インターフェイス348に結合されている場合、ベッドデータは有線データリンクを介してインターフェイス348に通信され、ユニット340はインターフェイス352と通信する試みをしない。一方、インターフェイス348に結合されていない場合、ベッドデータは無線データリンクを介してインターフェイス352に通信される。例えば、ベッド342が病室内で静止している時、ユニット340はインターフェイス348に結合され、例えば、ベッド342を医療施設内の1つの場所から別の場所へ移動する間、ユニット340はインターフェイス348から切り離される。従って、ベッド342の移動の間、ユニット340はネットワーク350との無線通信を許可する。
上記の説明に基づいて、ユニット340は、無線で及び/又は有線接続を介してイーサネットプロトコルに従って病院イーサネットと通信する能力を既存の病院ベッドに後付けするのに使用することができることが理解されよう。しかし、ユニット340の回路と機能を備えた病院ベッドは、図2に示すように本開示の範囲内である。図2では、ネットワークインターフェイス・ユニット360が病院ベッド362の一部として含まれる。図2において図1と同じか、又は類似の構成要素は、類似の符号によって示されている。幾つかの実施形態では、ネットワークインターフェイス・ユニット340、360は、既存のナース呼出システムへのベッドデータのフィードスルーを可能にするためにナース呼出ケーブル用の接続ポートを備える。そうでないと、既存のナース呼出システムは病院イーサネットを介してベッド342、362と通信できない。
ユニット340の一実施形態の電気回路図が、米国仮特許出願第60/773,286号(対応米国出願が公開後、米国特許庁ウェブサイトのPublic PairデータベースにおいてContinuity Dataタブを選択して出願番号を入力し、次いで仮出願番号のハイパーリンクを選択することでアクセス可能である。)に付録1として添付されている。この出願を本明細書に援用する。上記のように、幾つかの実施形態では、ユニット340は無線でのみ通信し、ネットワーク350の有線インターフェイス348ではなく無線インターフェイス352と通信する。このような実施形態では、ベッド通信回路346は、有線インターフェイス348に結合するための接続ポートを備えていてもよい。本明細書において、ユニット340はしばしば無線通信回路と呼ばれる。
本開示によれば、限られたセットのベッド状態データを送信するように元々設計された病院ベッドに、増えたセットのベッド状態データをユニット340から無線で及び/又は有線接続を介して送信することを可能にする回路を後付けする。勿論、増えたセットのベッド状態データを送信する能力を元々備えたベッドも、本発明において想定されている。増えたセットのベッド状態データを送信することを可能にする回路が後付けされるベッドでは、既存の回路346は取除かれ、新しいベッド通信回路346が代わりに設置される。これらの後付けされたベッドの幾つかの実施形態では、ユニット340は増えたセットのベッド状態データを無線で送信するよう構成されている。一方、ベッド回路344及び/又は後付けされた回路346は元のセットのベッド状態データを有線接続を介してネットワーク350に送信するよう構成されていてもよい。米国ヒル‐ロム社のVersaCare(登録商標)ベッドに後付け及び/又は元々設置されるよう設計された回路346の一実施形態の電気回路図が、米国仮特許出願第60/773,286号に付録2として添付されている。米国ヒル‐ロム社のTotalCare(登録商標)ベッドに後付け及び/又は元々設置されるよう設計された回路346の別の実施形態の電気回路図が、米国仮特許出願第60/773,286号に付録3として添付されている。
ユニット340によって無線で送信されたベッド342からのベッド状態データの一例が下記の表1〜3に示されている。
Figure 0005363706
表1に示すように、ブレーキ状態データは、該病院ベッドのキャスターのうち1つ以上のキャスターのブレーキがオンかオフかを示す。面防止モードデータは、病院ベッドの面が、圧力潰瘍(例えば床ずれ)ができるのを防ぐよう試みるやり方で空気袋圧を制御するようアクティブであるか否かを示す。ベッド退出準備状態は、患者がベッドを出たか否かを検出するベッド退出システムが準備できているか否かを示す。ベッド低位置データは、マットレス支持台を保持する上部枠がベッドのベース枠に対して最も低い位置にあるか否かを示す。ヘッドレール位置データはヘッド端サイドレールがアップかダウンかを示す。フットレール位置データはフット端サイドレールがアップかダウンかを示す。
Figure 0005363706
表2に示すように、患者位置モード(PPM)データは、該病院ベッドの患者位置モニターシステムが、第1の量の患者動きを警報条件とする動きモードにあるか、又は第1の量より多い第2の量の患者動きを警報条件とする退出開始モードにあるか、又は第2の量より多い第3の量の患者動き(該ベッドから離れる動きを含む)を警報条件とする退出モードにあるかを示す。患者位置モードデータは更に、選択されたモードの警報条件が発生したか否かを示す。また、表2に示すように、サイドレール位置データは、右ヘッドレール、左ヘッドレール、右フットレール、及び左フットレールのそれぞれがアップかダウンかを示す。モータロックアウトデータは、該マットレス支持台の頭部を持上げる及び下げるよう動作可能なヘッドモータがロックされているか否かと、マットレス支持台の腿部(又は座部)を持上げる及び下げるよう動作可能な膝モータがロックされているか否かと、マットレス支持台を保持する上部枠をベッドのベース枠に対して持上げる及び下げるよう動作可能な1つ以上のハイ/ロー・モータがロックされているか否かと、上記のモータの全てがロックされているか否かとを示す。
表2は更に面状態データ、例えば、一回単位で1つの方向に患者を寝返りさせる左寝返介助モードまたは右寝返介助モードがアクティブであるか否か、マットレスの空気袋を患者移送、患者出入り、又はCPRのために所定の最大圧に膨張させ面を硬くする最大膨張モードがアクティブであるか否か、患者の踵部の空気袋を収縮させ患者の踵に圧力潰瘍ができるのを防ぐよう試みる踵浮モードであるか否か、患者を周期的に左右に回転する回転モードがアクティブであるか否か、頭ゾーン袋、座ゾーン袋、及び足ゾーン袋を順に膨張させるオプティレストモードがアクティブであるか否か、該面の1つ以上の空気袋を脈動させるパーカッションがアクティブであるか否か、及び該面の1つ以上の空気袋を振動させるバイブレーションがアクティブであるか否かを示す。他の実施形態では、面状態データは、患者を冷やす及び/又は患者から湿気を取去るためにマットレスの開口から空気を放出する低空気ロスモードがアクティブであるか否か、及び/又は交互に並んだ空気袋がそれぞれ異なる時間に膨張及び収縮し、患者の異なる部分が異なる空気袋によって異なる時間に支持される交互圧力モードがアクティブであるか否かを示す。
表2に更に示すように、維持管理データは、ベッド上の維持管理スイッチ又はボタンがアクティブ(例えば、押された)であり、スタッフメンバーに該病院ベッド及び/又は関連する部屋を清掃することを要求しているか否かを示す。バッテリー状態データは、バッテリーがベッドにあるか否か、バッテリーがベッド回路から外されているか否か、バッテリーの充電が必要か否か、及びバッテリーが完全に充電されたか否かを示す。AC電力データは、AC電力をベッドが受けているか否かを示す。サービスデータは、ベッドがサービスを必要としているか否かを示す。CPRモードデータは、ベッドのCPRリリースハンドルが作動されたか否かを示す。このハンドルによりマットレス支持台の頭部が急速に下げられCPRを迅速に患者に提供する。ナース呼出データは、介護者と話しをすることを要求するナース呼出スイッチが作動されたか否かを示す。看護警告データは、遠隔にあるコンピュータのテンプレートに設置された看護警告を許可/禁止する看護警告スイッチが作動されたか否かを示す。
Figure 0005363706
表3に示すように、ベッドタイプデータは、ベッドデータを送信したベッドタイプ(例えば、製造者及びモデル番号)を示す。ベッド位置データは、医療施設内のベッドの位置を示す。ヘッド角データは、マットレス支持台の頭部が他の部分、例えば上部枠又は他の台部に対して、または水平又は垂直に対して持ち上げられている角度を示す。スイッチ設置データは、1つ以上のブレーキスイッチ、サイドレールフット・スイッチ、サイドレールヘッド・スイッチ、及び/又はナース呼出スイッチがベッドに設置されているか否かを示す。情報入手可能データは、ベッド退出データ及び/又はベッド低位置データがベッドから入手できるか否かを示す。患者体重データは、該病院ベッドの重量計システムによって測定された患者の体重を示す。
表1は、米国特許第5,561,412号及び米国特許第5,699,038号に示されたものと類似の標準ベッド状態データのリストを含む。しかし、本開示によれば、標準ベッド状態データは、無線でユニット340又はユニット360によって無線インターフェイス352へ送信される。表2と表3はそれぞれ、ユニット340又はユニット360から無線で無線インターフェイス352へ送信された追加のデータのリストを含む。
これに加えて又はこれに代えて、上記3つの表のうちのいずれかの任意のベッド状態データは、ベッド342又は362から有線インターフェイス348へ送信されてもよい。該データは1つ以上のネットワークアプリケーション354、356、358によって使用される。これらアプリケーションの例は、ベッド上のある状態が検出された時、指定された介護者に連絡するナース呼出ソフトウェア、介護者と他のスタッフメンバーに仕事を割当てるワークフローソフトウェア、人及び/又は装置の居場所を追跡する位置特定・追跡ソフトウェア、入退院移送(ADT)ソフトウェア、ベッド割当てソフトウェア等である。
ベッド364と一緒に使用されるが、上記ユニット340、360のようにはベッドに装着または一体化されていないネットワークインターフェイス・ユニット366は、図3に示すように、ベッド364に結合可能な第1結合器又はコネクタ368と、ナース呼出システム372に結合可能な第2結合器又はコネクタ370と、病院イーサネットに結合可能な第3結合器又はコネクタ374とを備える。ユニット366は、例えば病室内の壁又はヘッドウォールユニットに装着されてよい。本実施例では、結合器368は、ベッド364から延びるケーブルの端に設けられた雄37ピン・コネクタに嵌合する雌37ピン・インターフェイスを備える。また本実施例においては、結合器370は、ナース呼出システム372に結合されるケーブルの端に設けられた雌37ピン・コネクタに嵌合する雄37ピン・インターフェイスを備える。本実施例のコネクタ374は、ユニット366を適切なケーブルを介して病院イーサネットに結合するためのRJ−45イーサネットポートを備える。従って、コネクタ374は本明細書において、しばしばポート374と呼ばれる。
ベッド364がコネクタ368に結合され、ナース呼出システム372がコネクタ370に結合されると、ベッド364とナース呼出システム372との間の通信が第1データリンク376、第2データリンク378、及びフィードスルーデータリンク380を介して行われる。データリンク376はベッド364とコネクタ368との間に確立され、データリンク378はコネクタ370とナース呼出システム372との間に確立され、データリンク380はコネクタ368とコネクタ370との間に確立される。データリンク376、378、380は通常、有線データリンクであるが、データリンク376、378、380のうち1つ以上は、赤外(IR)又は無線周波数(RF)データリンク等の無線データリンクであることは、本開示の範囲内である。本実施例においては、コネクタ368、370はコネクタ・プリント回路基板(PCB)382に装着される。
上記のように、コネクタ374によってユニット366が病院イーサネットに結合される。従って、ベッド364及びナース呼出システム372からデータリンク376、378を介して受信したデータは、ポート374を介して病院イーサネット上の他の装置に送信されてよい。ポート374は、ソフトウェア制御の下、ベッド364及びナース呼出システム372から受信したデータのフォーマットをTCP/IPプロトコル等のイーサネットプロトコルに従う適切なフォーマットに変換するプロセッサ386が搭載されたプロセッサPCB384に結合される。プロセッサ386は汎用入出力(GPIO)コネクタ388とシリアル周辺インターフェイス(SPI)コネクタ390とを有する。コネクタ390は20mA電流ループハードウェア392に結合され、このハードウェア392はSPI信号394を通信するためのコネクタ368に結合される。また、コネクタ368は、優先呼出インターフェイス信号396、ナース呼出インターフェイス信号398、及びPCB382に結合されたキャンセルボタン410から発信されるナース呼出キャンセル信号400を通信するためのプロセッサ386のコネクタ388に結合される。
コネクタ370は、ナース呼出信号416と優先呼出信号418とを通信するために第1リレー412と第2リレー414とをそれぞれ介してプロセッサ386のコネクタ388に結合される。プロセッサ386は発振子420と、コンフィグレーション・モジュール422と、1組の発光ダイオード(LED)424とに結合される。また、読出し専用メモリー(ROM)426、ランダムアクセスメモリー(RAM)428、及び電気消去可能プログラマブル読出し専用メモリー(EEPROM)430等の様々なメモリーデバイスがプロセッサ386に結合される。様々なソフトウェアアプリケーション432はプロセッサ386が実行するために前記メモリーデバイスに格納される。本実施例においては、ソフトウェアアプリケーション432群は、ROM426に格納され、リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)ソフトウェアと、動的ホストコンフィグレーションプロトコル(DHCP)ソフトウェア、ファイル転送プロトコル(FTP)/テルネット・ソフトウェア及び拡張マークアップ言語(XML)ソフトウェア等のイーサネットソフトウェアとを含む。上述したソフトウェアのタイプは、例を示すものであり、全てを網羅していることを意図していない。従って、ユニット466と病院イーサネットとの間の通信を可能にする全てのタイプのソフトウェアをデバイス426、428、430のうち1つ以上に格納し、プロセッサ386が実行することは本開示の範囲内である。
例として、プロセッサ386はデータリンク436を介してJTAG(Joint Test Action Group)コネクタ438に結合されたデバッグモジュール434を備える。診断デバイスがコネクタ438に結合され、バウンダリスキャンを実行しプロセッサ386の全ピンの値を読出し及び設定できる。また、随意にPCB384上の他のデバイス及び/又はプロセッサ386の内部レジスタの値を読出し及び設定できる。例として、該プロセッサは、更に10/100メディアアクセス・コントローラ(MAC)モジュール440を備え、ユニット366は病院イーサネットと毎秒10Mビット(Mbps)又は100Mbpsのデータ転送レートで通信できる。メディア不依存インターフェイス(MII)信号444を通信するために、モジュール440はイーサネット物理層(PHY)モジュール442に結合される。また、モジュール442はトランス等の電気絶縁デバイス450に結合されるか又はこれを備える。デバイス450はデータリンク452上を通信されたデータ信号をモジュール442とコネクタ374の間で電気的に絶縁する。
ユニット466は、電力レギュレータ・保護・節電回路456に1つ以上の導線458によって結合された代替直流(DC)電力ポート454を備える。外部源からの電力がポート454に結合され、ユニット366の様々な部品を動作させるのに使用される。また、イーサネット(PoE)を介する電力を供給する1つ以上の導線460が回路456に結合され、コネクタ374が病院イーサネットに結合された場合、イーサネットからの電力をユニット366の全部品を動作させるのに使用できる。また、回路456はウォッチドッグ/パワーオンリセット回路462に結合される。本開示のユニット366の実施形態の追加の詳細は、電気回路図を含め、上記の米国仮特許出願第60/773,286号に添付された付録4に示されている。
上述のように、ユニット366はコネクタ368、370、374を介してそれぞれベッド364、ナース呼出システム372、及び病院イーサネットに結合可能である。本実施例では、ナース呼出システム372はイーサネットプロトコルに従う通信をせず、ユニット366がナース呼出システム372とイーサネットの間の接続を提供し、ナース呼出システム372からのデータをイーサネット通信のための適切なフォーマットに変換する。別の構成では、ナース呼出システム372はデータリンク378を介してコネクタ370に結合されるのでなく、ナース呼出システム372はイーサネットプロトコルを用いて通信するよう構成され、ユニット366とポート374を介してデータを送受信する。そのような構成では、ユニット366はポート374を介してナース呼出システム372から受信したデータをコネクタ368とデータリンク376とを介するベッド364への通信に適切なフォーマットに変換する。
図4を参照すると、ナース呼出システム372はデータリンク468を介して病院イーサネット466に結合され、ベッド364はデータリンク376を介してネットワークインターフェイス・ユニット(NIU)366に結合される。次にユニット366は、ユニット366のポート374に結合されたデータリンク470を介してイーサネット466に結合される。データリンク376、468、470は通常、有線データリンクである。しかし、データリンク376、468、470が無線であることは本開示の範囲内である。図5を参照すると、ベッド364がイーサネット466に結合された無線アクセスポイント送受信機472と無線で通信するよう構成された別の構成が示されている。ベッド364は、イーサネットプロトコルに従って送受信機472と双方向通信し、送受信機472はデータリンク474を介してイーサネット466と双方向通信する。
病院はベッド364に類似の多数のベッドと、該ベッドに関連する多数のネットワークインターフェイス・ユニット366とを備えることは理解されよう。各ユニット366は病院内の特定の位置に設置される。例えば、1つ以上のユニット366が様々な病室に配置される。各ベッド364と各ユニット366とは、シリアル番号等の固有の識別(ID)コードが割当てられる。幾つかの実施形態では、ナース呼出システム372の1つ以上のコンピュータは、ベッドIDデータをNIU―IDデータと関連付けるためのソフトウェアを備える。これにより、ナース呼出システム372は病院内の各部屋にどのベッドが在るかを追跡し、この情報をシステム372を使用する介護者に伝えることができる。
ユニット366のプロセッサ386は、ポート374がイーサネット466に結合されているか否かを判断する。ユニット366がイーサネット466にポート374を介して接続されているか否かに依って、ベッドIDデータ及びNIU―IDデータのナース呼出システム372へのデータ経路が異なる。ユニット366が、ポート374がイーサネット466に結合されていることを検知した場合(図4)、例えば、関連するベッド364は、そのベッドIDデータを矢印476に示すようにユニット366に送信し、次にユニット366は、そのNIU―IDデータと該ベッドIDデータとを複数のパケットにしてイーサネット466にポート374を介してそれぞれ矢印478、480に示すように送信する。ユニット366が、ポート374がイーサネット466に結合されていないことを検知した場合(図5)、例えば、ユニット366は、そのNIU―IDデータを矢印482に示すように関連するベッド364に送信し、次にベッド364は、そのベッドIDデータと該NIU―IDデータとを複数の無線パケットにして送受信機472にそれぞれ矢印484、486に示すように無線送信する。他のタイプのベッド状態データのためのデータ経路は、ユニット366がポート374を介してイーサネットに接続されているか否かに依って、図4又は図5に示されたベッドIDデータの経路と同じである。
各ベッド342、362、364は、関連するネットワーク上の装置と有線で通信するか無線で通信するかに拘わらず、該ベッドの通常の使用時、病室内の電気コンセントに差込まれる電源コード(不図示)を有する。本開示によれば、ベッド342、362、364の電源コードのプラグが抜かれると、これはベッドを医療施設内で1つの位置から別の位置へ移動する場合に通常発生することであるが、図10及び図11を参照して後述するテンプレート及び/又は米国特許出願公開第2006/0049936A1号に開示されたテンプレート等の関連する看護警告テンプレートは自動的に禁止される。この出願を本明細書に援用する。従って、ベッド342、362、364がベッドデータを移動中に無線通信することができる場合でも、関連するナース呼出システムは、介護者が携帯する無線通信装置と通信を始めることはない。このような警報通知は、他の介護者が移動中にベッド342、362、364に付添うので、通常必要とされるわけではない。看護警告テンプレートの自動的無効化の前に、僅かの遅延期間、例えば10秒又は20秒経過することが要求されてもよい。これにより、もしベッドの電源プラグが誤って抜かれた場合、看護警告テンプレートが禁止される前にそのベッドの電源プラグを差込みなおすための時間ができる。
無線通信するベッド342、362、364の場合は、データがベッドの無線送信機から送信され、関連するナース呼出システムにそのベッドのプラグが抜かれたことを通知する。このようなデータは、上記の遅延期間後(即ち、ベッドが該遅延期間の経過を検出する)、又はプラグが抜かれたことに応答してほぼ直ちに(即ち、ナース呼出システムが該遅延期間の経過を検出する)送信されてよい。後者の場合、該遅延期間が経過する前にベッドのプラグを差込みなおした場合、適切なデータがベッドの無線送信機から送信され、ナース呼出システムは看護警告テンプレートを禁止しない。
無線通信回路を有するベッドは、バッテリーバックアップ電源又は1つ以上のコンデンサによって、ベッドのプラグが抜かれたことを示すデータを送信するのに十分な時間(幾つかの実施形態では、更に該ベッドがその受取り通知を受け取るのに十分な時間)、電力供給されてもよい。NIU366に結合されたベッド342、362、364の場合は、NIU366は、ベッドの電源コードが抜かれたこと、或いはベッドからのケーブルがNIU366から抜かれたことを示す適切な信号をナース呼出システムに送信する。更に又は代りに、関連する位置特定追跡システムの無線アクセスポイント又は送受信機等の別の無線送受信機又は受信機がベッド342、362、364から信号を受信した場合、ナース呼出システムはベッド342、362、364のプラグが抜かれ移動中であると判断し、医療警告警報通知を自動的に禁止してもよい。
幾つかの実施形態では、ベッド342、362、364が新しい位置に到着しその電源コードが差込まれた後、介護者はナース呼出システムにそのベッドの看護警告テンプレートを再許可するよう信号を送る。介護者は、その部屋の音声端末、またはマスターナース呼出ステーションのコンピュータ、または介護者が携帯する無線通信装置で適切な入力を行うことにより該ベッド342、362、364の看護警告テンプレートを再許可することができる。別の幾つかの実施形態では、看護警告テンプレートの再許可は、音声で無線通信装置に入力されてもよい。
ナース呼出システムは、ベッドIDデータを受信するので、ベッド342、362、364に関連する看護警告テンプレートを知ることができる。従って、ナース呼出システムのユーザによって無効化されなければ、ベッドが新しい位置に移動しても該ベッドと患者と割当てられた介護者との間の関連付けはナース呼出システムによって維持される。ナース呼出システムがベッドのプラグが差込みなおされたと判断した(上記の判断方法のうちいずれかにより)のち所定の期間内に割当てられた介護者が看護警告テンプレートを再許可しなければ、ナース呼出システムが該割当てられた介護者が携帯する無線通信装置に看護警告テンプレートの再許可を催促してもよい。
別の実施形態では、ベッド342、362、364が移動しプラグを差込みなおされた後、ナース呼出システムは看護警告テンプレートを自動的に再許可してもよい。更に又は代りに、ナース呼出システムは割当てられた介護者の無線通信装置と通信し、再許可禁止指示を受信しなければ所定の時間内に看護警告テンプレートを再許可することを伝えてもよい。更に又は代りに、ナース呼出システムは割当てられた介護者の無線通信装置と通信し、割当てられたベッドは新しい位置にあり該介護者は看護警告テンプレートを再許可するために適切な方法(ナース呼出コンピュータでの入力、音声指示、無線通信装置のユーザインターフェイスでの入力等)で通信するべきであると通知してもよい。
ナース呼出システムがベッド342、362、364から受信したデータは、病院ネットワークの他のシステムに提供されてもよい。例えば、重量計システムを有するベッド342、362、364は患者体重データをナース呼出システムに送信し、次にナース呼出システムが該患者体重データを電子医療記録(EMR)システムに送信し、電子医療記録システムは該患者体重データを関連する患者記録に記録する。ナース呼出システムは該患者体重データを1つの通信プロトコルから別の通信プロトコルに変換してもよい。従って、ナース呼出システムは、EMRシステムに送信するために、受信した患者体重データをヘルスレベル7(HL7)プロトコルに変換してもよい。幾つかの実施形態では、患者体重データは、ナース呼出コンピュータでの入力、音声指示、無線通信装置のユーザインターフェイスでの入力等による介護者からの問合せだけに応答してナース呼出システムに送信される。このようなシステムは、患者体重データ等の時間の経過によってあまり変化せず介護者から時々しか要求されないタイプのデータの不要なネットワーク送信を削減する。
通常、病院コンピュータネットワークはインターネットに結合される。従って、ベッド342、362、364が病院ネットワークに結合されるので、ベッド342、362、364からのデータはインターネット上で利用可能となる。このようなデータは、パスワードによる保護がされてもよい。また、ソフトウェアのアップグレード版は、例えば、インターネット及び/又は病院ネットワークを介してベッド製造者及びナース呼出システム製造者によってベッド342、362、364及びナース呼出システムに送信されてもよい。ベッドのソフトウェアのアップグレード版は、病院ネットワークから無線又は有線接続を介して受信されてもよい。更に又は代りに、ナース呼出システム及び/又はベッドのソフトウェアは、当該施設を訪問中のフィールド技術者が病院ネットワークに結合したコンピュータを介してフィールドアップグレード可能であってもよい。
異なるタイプの病院ベッドは、異なる特性と機能を有する。従って、ベッド342、362、364は看護警告テンプレートのうち幾つかに関する機能タイプの全ては有していなくてもよい。例えば、全てのベッドがベッド退出システム又は重量計システムを有しているわけではない。別の例は、多くのベッドは専用の治療面、例えば回転面、低空気ロス面、又は交互圧力面を持っていない。本開示によれば、ベッド342、362、364は、関連するナース呼出システムに該ベッドの構成を示すデータ(例えば、該ベッドが備える機能のタイプ)を送信する。幾つかの実施形態では、ナース呼出システムでは、該ベッドに存在しない特性及び機能に対応する看護警告テンプレートの部分が灰色(使用不可)になる。他の実施形態では、ナース呼出システムはそのような特性と機能を看護警告テンプレートから取去る。別の他の実施形態では、ナース呼出システムは、ユーザが特定のベッドに対して構成しようとしている特定の看護警告テンプレートに含まれた特定の機能を該ベッドが欠いていることを示す通知をマスターナース呼出ステーションに提供し及び/又は割当てられた介護者の無線通信装置へ送信する。このような通知は、看護警告テンプレートが患者に(上記のADTシステムを介して)割当てられ次に幾つかの特性又は機能を欠いたベッドが該患者に割当てられる場合に、ナース呼出システムによって提供されてよい。
図6を参照すると、ネットワーク20は、ネットワーク20の他の装置と3つの異なる方法で通信するよう構成された複数のベッド22を含む。例えば、ベッド22は、37ピン・ツー・37ピンケーブル等の有線シリアル周辺インターフェイス(SPI)リンクを介してベッドインターフェイス・ユニット24(BIU)に結合可能であり、該BIUは音声ステーション26に有線RS485リンクを介して結合される。また、位置特定追跡システムのロケータ28(例えば、IR受信機又は送受信機)は音声ステーション26にRS485リンクを介して結合され、介護者によって着用又は携帯された位置特定追跡バッジからIR信号等の無線信号を受信するよう構成されている。音声ステーション26はデジタル電話スイッチ(DXP)30に結合される。他の実施形態では、プライベートブランチ交換機(PBX)がDXP30の代りに使用される。DXP30はナース呼出サーバ32にRS485リンクを介して結合される。1つ以上のナース呼出コンピュータがサーバ32に結合され、ベッド22からBIU24、音声ステーション26、及び1つ以上のDXP30を介してサーバ32が受信したベッド状態情報及び他の情報を表示する。サーバ32と該関連する1つ以上のコンピュータは、しばしばナース呼出モジュール(NCM)と呼ばれる。本明細書においてサーバ32はしばしば単にコンピュータ32と呼ばれる。要するに、ベッド22、BIU24、音声ステーション26、ロケータ28、DXP30、及びサーバ32はネットワーク20の従来のナース呼出システムを構成する。従来のナース呼出システムは米国特許第5,561,412号及び米国特許第5,699,038号に示されたタイプである。このように従来のナース呼出システムに結合された時、ベッド22は上記表1にリストした標準ベッド状態データをサーバ32に送信する。オプションとして、サーバ32は病院イーサネット34に有線リンクを介して結合される。この有線リンクの例は、衝突検出付きキャリア検知多重アクセス(CSMA/CD)方式及び物理層規格‐メディアアクセス・コントロール(MAC)パラメータを使用する802.3プロトコルに従うリンク(本明細書においてしばしば802.3リンクと呼ばれる)である。図6のイーサネット34は、追加のコンピュータ装置(例えば、PC、サーバ、医療装置等)と追加の設備(例えば、ケーブル、コンセント、コネクタ、ルーター、ゲートウェイ等)とを概略的に示す。
また、ベッド22は有線SPIリンクを介してネットワークインターフェイス・ユニット(NIU)366に結合可能である。ネットワーク20のNIU366は、図3〜図5を参照して説明したNIU366とほぼ同じであり、同じ符号を図6において用いている。NIU366はイーサネットスイッチ36に802.3リンクを介して結合され、スイッチ36は病院イーサネット34に802.3リンクを介して結合される。1つ以上の看護警告サーバ及び/又はコンピュータ38(以後、しばしば単にコンピュータ38と呼ばれる)が、ADTシステム等の他の医療システムと同じように病院イーサネット34に結合される。看護警告サーバ及び/又はコンピュータ38は、ベッド22からベッド状態データを受信する1つ以上のソフトウェアアプリケーションを有する。例えば、ワークフローソフトウェアアプリケーションは医療施設の介護者と他のスタッフメンバーに仕事を割当てるよう動作可能である。ワークフローソフトウェアは、例えば、米国ヒル‐ロム社から入手可能なNaviCare(登録商標)ソフトウェアである。本開示によれば、コンピュータ38のワークフローソフトウェアアプリケーションは、下記に詳述するようにベッド22から受信した情報に基づいてスタッフメンバーに仕事を割当てる。また、コンピュータ38はナース呼出ソフトウェアアプリケーションを有してもよい。ベッド22はNIU366及び関連するネットワーク設備(例えば、イーサネットスイッチ36、イーサネット34等)を介してコンピュータ38に結合され、ベッド22はコンピュータ38に、表1〜表3にリストしたタイプのベッド状態データの追加セット、又は該ベッド22が備える特性に依ってその一部を送信する。
また、ベッド22は、ベッド22に取付けられた無線通信モジュール(WCM)を介して無線で通信可能である。WCMは上述のユニット340及び/又はユニット360に類似し、図6においてWCM340として示されている。WCM340はSPIリンクを介して関連するベッド22の回路と通信し、無線802.11bリンクを介して医療施設中に配置された無線アクセスポイント42と通信する。802.11gプロトコル、ブルーツースプロトコル、Zigbeeプロトコル等の任意の無線通信プロトコルに従ってWCMがアクセスポイント42と通信することは本開示の範囲内である。上述のように、イーサネットスイッチ36はイーサネット34に結合され、イーサネット34はコンピュータ38に802.3リンクを介して結合されている。また、イーサネット34はインターネット44に802.3リンクを介して結合されている。ベッド22がコンピュータ38にWCM及び関連するネットワーク設備を介して結合されると、ベッド22はコンピュータ38に表1〜表3にリストしたタイプのベッド状態データの追加セット、又は該ベッド22が備える特性に依ってその一部を無線送信する。
図6から明らかなように、ベッド22は従来のナース呼出システムの構成部品に結合されてよい。この従来のナース呼出システムはNIU366への有線接続を介して、又はWCM340と無線アクセスポイント42との間の無線接続を介してナース呼出システムに結合されている。ベッド22によって成される接続のタイプ(BIU23への有線接続、NIU366への有線接続、又はWCMからアクセスポイント42への無線接続)はベッド22により送信されるベッド状態データのタイプを決定する。従って、本発明ではベッド22は複数の接続選択肢を持つ。しかし、ベッド22がWCMを使用し無線で通信するだけ、又はNIUへの有線接続で通信するだけの場合も本開示の範囲内である。コンピュータ38とコンピュータ32はベッド状態データを、イーサネット34及び/又はインターネット44に結合された任意の他のコンピュータ装置に送信するよう構成されてもよい。
ベッド22からのベッド状態データは異なるコンピュータ、又は同一のコンピュータ上の異なるソフトウェアアプリケーションに送信されてもよい。例えば、ベッド22によってベッド状態データパケットが送信され、ナース呼出ソフトウェアアプリケーションによって使用され、ベッド22によって他のベッド状態データパケットが送信され、ワークフローソフトウェアアプリケーション等の他のソフトウェアアプリケーションによって使用される。ベッド状態データの各データパケットは、該ベッド状態データの宛先であるコンピュータのアドレス、例えば、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含んでもよい。前述のように、異なるタイプのベッド状態データが、それぞれ同一のコンピュータ上で動作している異なるソフトウェアアプリケーションに送られてもよい。この場合、ベッド状態データの各パケットに含まれたIPアドレスは、該同一のコンピュータ上のそれらソフトウェアアプリケーションが異なるIPアドレスを割当てられているか否かに依って、同じIPアドレスである場合と同じでない場合がある。更に又は代りに、ベッド状態データはそのデータタイプに基づいて異なる複数のソフトウェアアプリケーションに、それらが同一のコンピュータ上にあるか、異なるコンピュータ上にあるかに依らず、送られてもよい。また、ベッド状態データの各データパケットはベッド識別データ、例えば当該ベッド22のシリアル番号及び/又はIPアドレス及び/又はMACアドレスを含んでもよい。また、ベッド状態データの各データパケットはもし既知であれば、医療施設の関連するベッド22の位置を示す部屋番号又は他の位置ID等の位置データを含む。本開示によれば、各ベッド22のIPアドレスが、イーサネット34に含まれた1つ以上のコンピュータ装置によって動的ホストコンフィグレーション・プロトコル(DHCP)に従って割当てられてもよい。
また、本開示によれば、面(例えば、治療マットレス、空気マットレス、特殊マットレス)46は、それと関連するユニット340等のWCMを備えてもよい。WCMを備える面46は、本明細書において単に面46と呼ばれる。ベッドの足ボード又は他の部分に取付けられたハウジング内に制御ユニットを有する面46は、一般的に既知である。このような面制御ユニットは、通常、制御信号を該面制御ユニット内の様々な他の部品に提供するための電気制御回路とユーザインターフェイスとに加えて、ポンプ、圧縮機、送風機、弁、多岐管等を備える。他の面46はこのような面制御ユニットがその面の足部に組込まれている。本開示によれば、無線通信回路がこのような面制御ユニットに含まれているか、取付けられ、面状態データを無線送信するよう動作可能である。また、面46の該無線通信回路は無線メッセージを受信可能である。従って、図6に示すように、面46はアクセスポイント42と無線802.11bリンクを介して無線通信する。ベッド状態データパケットの取扱いに関する前述の説明は、面状態データパケットにも同様に適用できる。本開示では、WCMを備えている場合もない場合も面は、ベッド22に有線接続を介して接続され、そしてベッド22は、そのWCM340からベッド状態データとともに面状態データを無線送信するかもしれないことが想定されている。このような実施形態では、コンピュータ38からの面制御メッセージはベッド22によって受信され、次に該有線接続を介して該面に通信されてよい。
図7に概略示すように、本開示では、無線通信能力を有する面46は、無線通信能力を有する関連するベッド22上に支持されてもよい。このような場合、面46とベッド22は、図7に概略的に示したのと同じ無線アクセスポイント42のうち1つ以上と通信してもよい。通常、このような無線通信は、一般的には異なる周波数及び/又は異なる時間に行われる。従って、ベッド22の無線通信回路と面46の無線通信回路は、互いに独立に動作し、ベッド22はそのベッド状態データをコンピュータ38に関連するネットワーク設備を介して送信し、面46はその面状態データをコンピュータ38に関連するネットワーク設備を介して送信する。
コンピュータ38は、ベッド22と面46の動作のある部分を制御するために、コマンドまたは制御メッセージをネットワーク設備を介してベッド22と面46とに送信するよう動作可能である。言葉「コマンド」及び「制御」は、本開示において相互交換可能であり、それぞれ両方の広義の意味を有することを意図されている。従って、コンピュータ38はベッド22からベッド状態データを受信し、処理し、そのベッド状態データに基づいて制御メッセージを面46に送信するよう動作可能である。例えば、ベッド22からのベッド状態データが該ベッドのCPRリリースハンドルが引かれたことを示している場合、面46への制御メッセージは、「患者にCPRを実施する準備において該面が最大膨張モードになり面46の空気袋を硬くする」になっても、又は「患者にCPRを実施する準備において患者が下のベッド部上に支持されるように面46を完全に収縮する」になってもよい。
別の例として、ベッド22からのベッド状態データが該ベッドのキャスターのブレーキが外れていることを示している場合、面46へのコマンドメッセージは、「横回転治療、交互圧力治療、パーカッション治療等の治療はベッド22を新しい場所に移動する準備において停止されるべきである」であってもよい。また、コンピュータ38は面状態データを受信し、処理し、その面状態データに基づいて制御メッセージをベッド22に送信するよう動作可能である。例えば、面状態データが横回転治療がアクティブであることを示している場合、ベッド22への制御メッセージは、「横回転治療の間、頭部モータをロックしベッド22の頭部が持上げられることを防止する」であってもよい。コンピュータ38は面状態データを、ワークフロー・コンピュータシステム40を含め、イーサネット34及び/又はインターネット44に結合された任意の他のコンピュータ装置に送信するよう構成されていてもよい。
図8を参照すると、ベッド22の一実施形態(例として、米国ヒル‐ロム社のVersaCare(登録商標)ベッド)は、ベッド22のベース枠48にWCM340が装着されている。また、図8のベッド22は、該ベッドのサイドレール52の外方に面する側面上にアクセス可能に取付けられたユーザインターフェイス50を有する。図8において、ユーザインターフェイス50の拡大図が示され、様々な制御ボタンに関連する様々な記号がより容易に分かるようになっている。ベッド22の関連する機能を制御するために押される様々な制御ボタンが、ユーザインターフェイス50上に設けられている。これらのボタンは、次のものを含む。即ち、ベッド22のマットレス支持台を関節曲げして椅子姿勢にする椅子ボタン51、マットレス支持台をフラットにする「フラットにする」ボタン52、マットレス支持台をトレンデレンブルグ体位に傾けるトレンデレンブルグ・ボタン53、マットレス支持台を逆トレンデレンブルグ体位に傾ける逆トレンデレンブルグ・ボタン54、マットレス支持台の頭部を上方に回動する頭アップ・ボタン55、マットレス支持台の頭部を下方に回動する頭ダウン・ボタン56、マットレス支持台の腿部を上方に回動する膝アップ・ボタン57、マットレス支持台の腿部を下方に回動する膝ダウン・ボタン58、マットレス支持台と該マットレス支持台が装着された上部枠とをベース枠48に対して上方に持上げる持上げボタン59、該マットレス支持台と上部枠とをベース枠48に対して下方に下げる下げボタン60、他のベッド機能ボタンの使用を可能にするために押されるキーボタン61、マットレス支持台の足部を短くする足部引込めボタン62、マットレス支持台の足部を長くする足部伸長ボタン63、遠隔のナース呼出コンピュータにナース呼出を送信するナース呼出ボタン64、他のボタンと同時に押され関連するベッド機能をロックまたはロックを外すロックボタン65、該上部枠とマットレス支持台がベース枠48に対して持上げ持下げされないようベッド22のハイ/ロー・モータをロックするハイ/ロー・モータロックアウトボタン66、マットレス支持台の頭部を持上げ持下げしないよう頭部アクチュエータをロックする頭モータロックアウト67、及びマットレス支持台の腿部を持上げ持下げしないよう腿部アクチュエータをロックする腿モータロックアウト68である。
図8に示すように、ベッド22はベッドIDデータ78が印刷されたラベル76が付けられている。幾つかの実施形態では、ベッドIDデータ78はベッド22に割当てられたMACアドレスである。図8のベッド22の追加の詳細は、米国特許第6,957,461号と米国特許出願公開第2005/0172405A1号に開示されている。この特許と出願を本明細書に援用する。
図8のベッド22の無線通信能力に関連して、ユーザインターフェイス50はインジケータ71付きの許可ボタン70と、インジケータ73付きの維持管理ボタン72と、オンライン・インジケータ74とを有する。幾つかの実施形態では、インジケータ71、73、74は発光ダイオード(LED)、例えば赤、緑、及び/又は琥珀色を発光するLEDである。例えば、ベッド22がネットワークの無線アクセスポイント42と無線通信に成功している時は、インジケータ74は緑色に発光し、無線通信をしていない時は、インジケータ74は赤色に発光してもよい。無線通信が途絶えた後、ベッド22がネットワーク20との無線通信の再確立を試みている時は、インジケータ74は黄色に発光してもよい。他の実施形態では、インジケータ71、73、74のうち1つ以上は単色LEDにより構成される。
許可ボタン70を連続して押した時、ベッド22の介護警告テンプレートが許可され、停止される。維持管理ボタン72を連続して押した時、維持管理が要求され、その要求がキャンセルされる。しかし、ボタン70、72を押すことが有効であるためには、キーボタン61が押され所定の時間(例えば1秒)保持されなければならない。ボタン61が該所定の時間押された後、ボタン70、72が別の所定の時間(例えば20秒)内に押されると、ボタン70、72の特性の状態が変わる。ボタン61、70、72のこの制御方式は、ボタン70、72を意図せずに押すことにより該特性の状態が変わるのを防ぐ。幾つかの実施形態では、ボタン70のインジケータ71は、ベッド22の介護警告テンプレートが許可された時は、緑色に点灯し、ベッド22の介護警告テンプレートが停止された時は、緑色に点滅し、ベッド22に介護警告テンプレートが設定されていない時は、消灯する。幾つかの実施形態では、インジケータ73は、ボタン72が押され維持管理が要求された時、緑色に点灯し、維持管理が要求されないかキャンセルされた時、消灯する。維持管理要求はスタッフメンバーによる当該ベッド及び/又は部屋の掃除の前後に、キャンセルされてもよい。
本実施例では、ボタン72にはモップ・バケツのアイコンが描かれている。このアイコンは、コンピュータ38のワークフローソフトウェアアプリケーションに関連する1つ以上の表示画面に表示されるモップ・バケツのアイコンと同じであり、維持管理タスクが該医療施設のスタッフメンバーに割当てられたことを示す。このモップ・バケツアイコンは米国ヒル‐ロム社から販売されているNaviCare(登録商標)ソフトウェアにおいて使用されているのと同じタイプである。従って、ベッド22が清掃を必要としている(例えば、リネン及び/又はベッドシートの交換、殺菌スプレーの噴霧、殺菌剤で拭く等)、又はベッド22が在る部屋が清掃または次の患者のための準備を必要としていることを示すためにボタン72が押されてよい。従って、本実施例では、ボタン72が押されたことに応答してWCM340を介して無線で或いはNIU366への有線接続を介してベッド22から送信されたベッド状態データは、コンピュータ38のワークフローソフトウェアアプリケーションに宛てられた維持管理データを含む。
当該ベッド及び/又は部屋が清掃を必要としていることを示す該維持管理データのコンピュータ38による受信の結果、コンピュータ38のワークフローソフトウェアアプリケーションが自動的に維持管理タスクを選択されたスタッフメンバーに割当てる。次に、コンピュータ38は該割当てたタスクを、モップ・バケツアイコンと割当てたスタッフメンバー名(又はID)とともに様々な表示画面上に表示する。割当てたスタッフメンバーがポケットベル又はVocera(登録商標)バッジ等の携帯無線通信装置を携帯している場合は、コンピュータ38はベッド22からの維持管理データの受信に応答して、無線メッセージをそのスタッフメンバーの携帯無線通信装置に送信してもよい。幾つかの実施形態では、上述したように、ボタン72が押され維持管理データをシステム40に送信した後、維持管理要求をキャンセルするために、又は維持管理タスクが完了したことを示すために、ボタン72が再び押されてもよい。
図9を参照すると、ベッド22の別の実施形態(例として、米国ヒル‐ロム社のTotalCare(登録商標)ベッド)は、そのベース枠84上に許可インジケータ80とオンライン状態インジケータ82とを備える。許可ボタン(不図示)がベッド22のサイドレール86のうち1つ以上に設けられている。図8のベッド22ではサイドレール52にインジケータ71、74が装着されているが、図9のベッド22ではインジケータ80、82がベース枠84に装着されている以外は、インジケータ80、82はインジケータ71、74とほぼ同じである。従って、インジケータ71、74の上記説明はインジケータ80、82にも適用できる。随意に、図9のベッド22は、上記ボタン72と同様に機能し維持管理インジケータを持つ又は持たない維持管理ボタンをサイドレール86上に備えてもよい。また、図9のベッド22は、ベッドIDデータ78が印刷されたラベル76が付けられている。図9のラベル76の例では、ベッドIDデータは数字データとバーコードとを含む。図9のラベル76は図8のラベル76とほぼ同じであり、同じ符号を使用する。幾つかの実施形態では、ベッドIDデータ78は図9のベッド22に割当てられたMACアドレスである。図9のベッド22の追加の詳細は米国特許第5,715,548号に記載されている。この特許を本明細書に援用する。
図10は、介護警告テンプレートの別の例(米国特許出願公開第2006/0049936A1号に記載された介護警告テンプレートを参照)である「ベッド警告」テンプレート画面222のワンショットであり、コンピュータ38の表示画面に表示され、介護者はベッド22の様々な警告条件を選択することができる。画面222は、ベッド22からコンピュータ38が受信したベッド状態データに関連する構成可能な警告条件を持つ。画面222は、システム112が関連する警告条件を有するようにするために選択される様々なチェックボックスとラジオボタンを有し、また、データをタイプインするための様々なテキストボックスを有する。
画面222は、「左ヘッドレールは」チェックボックス258と「右ヘッドレールは」チェックボックス260とを有するヘッドレール部を含むベッドレールウィンドウ256を含む。また、該ウィンドウ256は「左フットレールは」チェックボックス262と「右フットレールは」チェックボックス264とを有するフットレール部を含む。各チェックボックス258、260、262、264の側に関連するアップ・ラジオボタン266とダウン・ラジオボタン268とが在る。また、該ウィンドウ256は「少なくとも1つのフットレールはアップ」チェックボックス263と「全てのサイドレールがアップ」チェックボックス265とを有する。従って、チェックボックス258、260、262、263、264、265を適切にチェックし、ラジオボタン266、268を適切に選択することにより、コンピュータ38が受信したベッド状態データが示すように関連する条件を超えた時、コンピュータ38は1人以上の割当てられた介護者に自動的に通知を送信する。
画面22は、「ベッド退出に備える」チェックボックス232と「ベッド退出警報モード」チェックボックス234とを有するベッド退出ウィンドウ230を備える。また、該ウィンドウ236はベッド退出警報モードオプションのドロップダウンメニューを表示させるために選択されるメニュー矢印アイコン236を有する。画面222は、「ベッドは最低位置に留まる」チェックボックス250を含むベッド高さウィンドウ248と、「ベッドブレーキを掛ける」チェックボックス252を含むベッドブレーキウィンドウ251とを更に有する。該画面は、「圧力緩和モードを許可」チェックボックス240を含む「圧力緩和モード」ウィンドウ238を有する。従って、チェックボックス232、234、240、250、252を適切にチェックし、ボックス236(ボックス236はベッドの一部の実施形態でのみ使用される)にデータを適切に入力することにより、コンピュータ38が受信したベッド状態データが示すように関連する条件を超えた時、コンピュータ38は1人以上の割当てられた介護者に自動的に通知を送信する。
画面222は、「全てのモータロックはオン」チェックボックス272と、「ハイ・ローモータロックはオン」チェックボックス274と、「頭モータロックはオン」チェックボックス276と、「膝モータロックはオン」チェックボックス278とを含むモータロックウィンドウ270を有する。従って、チェックボックス272、274、276、278を適切にチェックすることにより、コンピュータ38が受信したベッド状態データが示すように関連する条件を超えた時、コンピュータ38は1人以上の割当てられた介護者に自動的に通知を送信する。
更に画面222は、「CPRモードが作動されたら通知する」チェックボックス282を含むCPRモードウィンドウ280を有する。また、画面222は、「患者が椅子姿勢でアップしていれば通知する」チェックボックス284と、超える/未満テキストボックス286と、ドロップダウンメニュー矢印アイコン290を有する時間テキストボックス288とを含む椅子モードウィンドウ282を有する。画面222は、「ヘッド角が未満であれば通知する」チェックボックス294と、第1角テキストボックス296と、(ボックス294、296の間に句「度または超える」が在る)第2角テキストボックス298と、時間テキストボックス300と、ドロップダウンメニュー矢印アイコン304を有する分テキストボックス302とを含むヘッド角ウィンドウ292を有する。最後に、画面222は、「について警告を送信する」チェックボックス308と、時計時間ボックス312と、分ボックス314と、時間間隔ボックス316とを含む患者警告ウィンドウ306を有する。従って、チェックボックス282、284、294、308を適切にチェックし、ボックス286、288、296、298、300、302、310、312、314、316にデータを適切に入力することにより、関連する条件が満たされた適切な時に、コンピュータ38は1人以上の割当てられた介護者に自動的に警告を送信する。
画面222の上部を横切って、関連する介護警告テンプレートを見るために選択可能なタブ群が配置されている。例えば、図10のベッド警告は、ベッド警告タブ318が選択された時、表示される。本実施例において、治療警告タブ320も画面222に表示される。治療警告タブ320を選択すると治療警告画面100が図11に示すようにコンピュータ38のディスプレー上に表示される。該画面100は、時間テキストボックス106の近くの通知チェックボックス104と、分テキストボックス108とを含むパーカッション治療ウィンドウ102を有する。句「最近のパーカッションの終了後」が該ボックス108の右に表示される。また、該ウィンドウ102は、時間テキストボックス112の近くの通知チェックボックス110と、分テキストボックス114と、前/後テキストボックス116とを含む。従って、チェックボックス104、110を適切にチェックし、ボックス106、108、112、114、116にデータを適切に入力することにより、パーカッション治療面の最近のパーカッションの終了から所定期間後、コンピュータ38は1人以上の割当てられた介護者に自動的に通知を送信し、及び/又はパーカッション治療が所定時間内に終了する又は所定時間前に終了したことを1人以上の割当てられた介護者に通知する。
また、該画面100は、時間テキストボックス122の近くの通知チェックボックス120と分テキストボックス124とを含むバイブレーション治療ウィンドウ118を有する。句「最近のバイブレーションの終了後」が該ボックス124の右に表示される。また、該ウィンドウ118は、時間テキストボックス128の近くの通知チェックボックス126と、分テキストボックス130と、前/後テキストボックス132とを含む。句「バイブレーションの終了」が該ボックス132の右に表示される。従って、チェックボックス120、126を適切にチェックし、ボックス122、124、128、130、132にデータを適切に入力することにより、バイブレーション治療面の最近のバイブレーションの終了から所定時間後、コンピュータ38は1人以上の割当てられた介護者に自動的に通知を送信し、及び/又はバイブレーション治療が所定時間内に終了する又は所定時間前に終了したことを1人以上の割当てられた介護者に通知する。
更に、該画面100は、時間テキストボックス138の近くの通知チェックボックス136と、分テキストボックス140と、前/後テキストボックス142とを含む回転治療ウィンドウ134を有する。句「回転の終了」が該ボックス142の右に表示される。従って、チェックボックス136をチェックし、ボックス138、140、142にデータを適切に入力することにより、コンピュータ38は回転治療が所定時間内に終了する又は所定時間前に終了したことを1人以上の割当てられた介護者に自動的に通知する。該ウィンドウ134は「該システムによって回転治療が停止されたら通知する」チェックボックス144を有する。該ボックス144がチェックされると、回転治療が停止する場合、例えばベッド22のサイドレールが回転治療中に下げられ回転治療が停止する場合、コンピュータ38は介護者に自動的に通知する。
また、該画面100は、時間テキストボックス150の近くの通知チェックボックス148と分テキストボックス152とを含む「患者を寝返りさせる催促」ウィンドウ146を有する。句「寝返り介助の終了後」が該ボックス152の右に表示される。従って、チェックボックス148をチェックし、ボックス150、152にデータを適切に入力することにより、コンピュータ38は寝返り介助が所定時間前に終了したことを1人以上の割当てられた介護者に自動的に通知する。該ウィンドウ146はリセットタイマーチェックボックス154を有する。もしボックス154がチェックされると、コンピュータ38は自動的に、ボックス150、152に入力された所定時間の始まりにタイマーをリセットする。該画面100は、「FlexAFootを作動する」チェックボックス158を含むFlexAFootモードウィンドウ156を有する。FlexAFootは、ベッド22の足部を伸長・引込めを許可するベッドの特性である。従って、該ボックス158をチェックする時、ベッド22は足部の伸長・引込めを許可するモードになければならない(例えば、足部の伸長・引込めがロックアウトされていてはいけない)。画面100のテキストボックスのうち幾つかは、選択された時、分メニュー(00〜60のリスト)又は前/後メニュー等の適切なメニューが画面100上に表示されるドロップダウンメニュー矢印アイコン160を有する。
上述のように、画面100、222上で選択された警告条件、催促条件、及び通知条件(以後、集合的に「警告条件」と呼ぶ)のうちどれかが満たされると、コンピュータ38は1人以上の割当てられた介護者にメッセージを送信する。本開示によれば、このような警告条件に関するメッセージは、該1人以上の介護者が携帯する携帯無線通信装置に無線送信される。コンピュータ38がベッド22及び/又は面46から受信したデータが画面100、222の介護警告テンプレート上で選択された警告条件のうち1つ以上に一致したことに応答して開始される無線通信のタイプの例を次に示す。ポケットベルの呼出し(警告条件と病室番号を示すテキストメッセージあり又はなし)、選択された予めプログラムされた音声メッセージを音声通信バッジ(例えば、Vocera(登録商標)バッジ)又はハンドセット(例えば、Spectralink(登録商標)又はAscom(登録商標)ハンドセット)を携帯する介護者に送信すること、テキストメッセージを音声通信バッジ、ハンドセット、又は他のテキストメッセージ機能を持つ無線通信装置(PDA、携帯電話等)に送信すること、及び予めプログラムされた音声メッセージを割当てられた介護者が居るとコンピュータ38の位置特定追跡ソフトウェアが判断した場所にある音声ステーションに送信することである。
上記説明に基づいて、警告条件が発生した時、コンピュータ38は1人以上の介護者に該警告条件を呼出し及び/又はテキストメッセージ及び/又は音声メッセージを介して自動的に通知するよう動作する。従って、例えば、マスターナース・ステーションにいる介護者は、割当てられた介護者に警告条件を通知するために更に何かアクションをする必要がない。コンピュータ38のデータベースは各介護者が携帯する無線通信装置の種類についての情報を格納し、介護者が携帯する無線通信装置の種類に基づいて適切なタイプの無線通信を開始するよう動作する。
本開示によれば、ベッド22群のうちいずれかがネットワーク20に接続されると、コンピュータ38は該ベッド22からそのメモリーに記憶されたファームウェアのバージョンを示すコンフィグレーションデータを受信する。コンピュータ38は様々なベッドモデル用のベッドファームウェアの最新のバージョンを格納している。これらのベッドファームウェアは、ベッド製造者からインターネットを介してコンピュータ38に送信されるか、又はコンピュータ38にその設置場所でインストールされる。コンピュータ38は該コンフィグレーションデータが示すファームウェアバージョンとコンピュータ38に格納されている最新のバージョンとを比較し、該ベッド22にファームウェアの最新バージョンがインストールされていない場合は、コンピュータ38はファームウェアの最新バージョンをベッド22に自動的にダウンロードする。図12〜図16はこのプロセスを説明するステート図とフローチャートを示す。ベッドプログラムの書換えの追加の詳細は、上述の米国仮特許出願第60/773,286号に添付された付録5に記載されている。
ベッド22のファームウェア・ダウンロード・アルゴリズムのステート図500は、図12に示すエンターポイント502、オフラインモード504、リンクモード506、セーフモード508、オンラインモード510、及びブートロードモード512を含む。エンターポイント502は該アルゴリズムがオフラインモード504から開始することを示す。オフラインモード504から、ベッド22がIPアドレスを持つ場合、リンクモード506に進み、ベッド22がIPアドレスを持っていない場合、セーフモード508に進む。リンクモード506から、ベッド22がサーバ38と通信できない場合、セーフモード508に進み、ベッド22がサーバ38と通信できる場合、オンラインモード510に進む。セーフモード508から、致命的なエラーが検出された場合、オフラインモード504に進み、致命的なエラーが検出されなかった場合、リンクモード506に進む。オンラインモード510から、ベッド22のファームウェアの書換えが必要な場合、ブートロードモード512に進み、ベッド22がIPアドレスを持つ必要がある場合、リンクモード506に進み、或いはベッド22がリセットコマンドを受信した場合、リンクモード506に進み、エラーが検出された場合、セーフモード508に進む。ブートロードモード512から、ベッド22が新しいファームウェアのダウンロードに成功した場合、オフラインモード504に進み、ベッドプログラミングエラーが検出された場合、セーフモード508に進み、或いはファームウェアの破損が検出された場合、オンラインモード510に進む。
図13を参照すると、ブロック514に示すように、NIU366がパワーオンするか又はステートマシンリセットが受信された場合、アルゴリズムはオフラインモード504に進む。オフラインモード504において、ブロック516に示すようにベッド22はデフォールトスタートアップが発生したか否かを判断する。もしデフォールトスタートアップが発生した場合、ブロック518に示すようにベッド22はデフォールトパラメータを使用して通信し、リンクモード506に進む。もしデフォールトスタートアップが発生しなかった場合、ブロック520に示すようにベッド22は静的IPアドレスが存在するか否かを判断する。静的IPアドレスが存在する場合、リンクモード506に進む。静的IPアドレスが存在しない場合、ブロック522に示すようにベッド22は自身及び/又はサーバ38のIPアドレスを得るためにDHCPコンフィグレーションを試みる。ブロック524において、ベッド22はブロック522の試みが成功したか否かを判断する。試みが成功しなかった場合、ブロック526に示すようにセーフモード508に進む。試みが成功した場合、リンクモード506に進む。ベッド22がプラグインされNIUがオフラインでなければ、リンクモード506に入る。
図13において、リンクモード506に入った後、ブロック528に示すようにベッド22は新しいエンドポイントメッセージを送信し、要求コンフィグレーションメッセージを受信し、ファイル処理メッセージを送信し、ファイル処理済みメッセージを受信し、入力マスクと初期データメッセージを送信する。ブロック530において、ベッド22は上記全てのメッセージの送信又は受信が成功したか否かを判断する。ブロック528の全てのメッセージの送信又は受信が成功したのでない場合、ブロック532に示すようにセーフモード508に進む。ブロック528の全てのメッセージの送信又は受信が成功した場合、ベッド22は、ブロック534に示すようにハートビートメッセージを送信し、オンラインモード510に進む。本開示によれば、ベッド22が送信するハートビートメッセージのフォーマットは、フォーマット“著作権(C)Bed Manufacturer Year”(例えば、著作権(C)Hill-Rom 2006)である。
図13のブロック526又はブロック532においてベッド22がセーフモード508に入ると、図14のブロック536に示すようにベッド22はランダムに決めた5〜10秒の間、アルゴリズムの更なる実行を遅らせ、図14のブロック538に示すように致命的なエラーが発生したか否かを判断する。致命的なエラーが発生していない場合、ブロック540に示すようにリンクモード506に進む。もし致命的なエラーが発生した場合、ブロック542に示すようにオフラインモード504に進む。
図13のブロック534からベッド22がオンラインモード510に入ると、図15のブロック544に示すようにベッド22は新しいIPアドレスを得る必要があるか否かを判断する。新しいIPアドレスを得る必要がある場合、ブロック546に示すようにベッド22は新しいIPアドレスを得るためにネットワーク20と通信し、ブロック548に示すようにオフラインモード504に進む。新しいIPアドレスを得る必要がない場合、ブロック550に示すようにベッド22はブートロードコマンドを受信したか否かを判断する。ブロック550においてブートロードコマンドを受信していない場合、ブロック552に示すようにベッド22はリセットコマンドを受信したか否かを判断する。ブロック552においてリセットコマンドを受信していない場合、ブロック554に示すようにベッド22は他のタイプのメッセージを処理し、ブロック544に戻る。ブロック552においてリセットコマンドを受信していた場合、ブロック556に示すようにリンクモード506に進む。ブロック550においてブートロードコマンドを受信していた場合、ブロック558に示すようにブートロードモード512に進む。
図16を参照すると、ベッド22はブートロードモード512に入った後、ブロック560に示すようにベッド22は安全状態に入り、ブロック562においてサーバ38からファームウェアをダウンロードし、ブロック564においてそのファームウェアを検証する。次に、ブロック566においてベッド22は該ファームウェアが正しいか否かを判断する。もしファームウェアが正しくない場合、ブロック568においてベッド22はファームウェアが正しいかの判断の4回目の試みが行われたかを判断する。ファームウェアが正しいかの判断の試みが4回目でなければ、ベッド22はブロック562に戻り、ブロック562、564、566のステップを再度実行する。ファームウェアが正しいかの判断の試みが4回目であれば、ブロック570においてベッド22はサーバ38にエラーメッセージを送信し、ブロック572に示すようにオンラインモード510に進む。
ベッド22はブロック566においてファームウェアが正しいと判断した場合、ブロック574においてベッド22はそのファームウェアをフラッシュメモリーに書き込み、ブロック576においてフラッシュメモリーへの新しいファームウェアの書き込みが成功したか否かを判断する。フラッシュメモリーへの書き込みが成功しなかった場合、ブロック578においてベッド22はフラッシュメモリーへの書き込みの4回目の試みが行われたかを判断する。フラッシュメモリーへの書き込みの試みが4回目でなければ、ベッド22はブロック574に戻り、フラッシュメモリーへの該新しいファームウェアの書き込みを再度試みる。ブロック578においてフラッシュメモリーへの書き込み試みが4回目であれば、ブロック580においてベッド22はサーバ38に致命的エラーメッセージを送信し、ブロック582に示すようにセーフモード508に進む。ブロック576においてフラッシュメモリーへの書き込みが成功した場合、ブロック584においてベッド22はファームウェアダウンロード済みメッセージを送信し、ブロック586においてベッド22はサーバ38からリセットコマンドを受信したか否かを判断する。ブロック586においてベッド22は連続ループ内でリセットコマンドをサーバ38から受信するまで待つ。リセットコマンドを受信すると、ブロック588に示すようにオフラインモード504に進む。
上記において幾つかの実施形態を詳細に説明したが、上記で説明され添付の請求項により定義された本発明の思想と範囲内に入る変形物及び改良物が存在する。
ベッド通信回路と、該ベッド通信回路に結合され病院ネットワークと有線及び/又は無線インターフェイスを介して通信するよう構成された有線/無線ネットワークインターフェイス・ユニットとを有する病院ベッドのブロック図である。 図1に類似のブロック図であり、該ベッドの回路に一体化された有線/無線ネットワークインターフェイス・ユニットを示す。 ベッド、ナース呼出システム、及び病院イーサネットに結合するための結合器を有するネットワークインターフェイス・ユニットのブロック図である。 該ネットワークインターフェイス・ユニットと病院イーサネットとを介してナース呼出システムに結合された病院ベッドを示すブロック図である。 該ネットワークインターフェイス・ユニットに結合され病院イーサネットと無線通信する病院ベッドを示すブロック図である。 病院ベッドと面とロケータとから病院イーサネットとインターネットと1つ以上のナース呼出サーバ及び/又はコンピュータとへの多数の通信路を示すブロック図である。 同じ無線アクセスポイントと無線通信する病院ベッド及び面と、ネットワークインターフェイス・ユニットと通信する病院ベッドと、同じイーサネットスイッチと通信する無線アクセスポイント及びネットワークインターフェイス・ユニットとを示すブロック図である。 病院ベッドの一実施形態の斜視図であり、無線通信が許可されているか、無線通信がオンラインか、ハウスキーパーがベッド及び/又は病室を清掃するために呼び出されているかを示すLEDを含むユーザインターフェイスの拡大図とベッドIDデータが印刷されたラベルの拡大図とを含む。 病院ベッドの別の実施形態の斜視図であり、無線通信が許可されているか、無線通信がオンラインかを示すベース枠上のインジケータLEDを示す拡大図を含む。 病院ベッドの別の実施形態の斜視図であり、ベッドIDデータとバーコードが印刷されたラベルを示す拡大図を含む。 ナース呼出ステーションのコンピュータの表示画面に表示されたベッド警告テンプレートのワンショットであり、様々なチェックボックス、テキストボックス、及び介護者に警告が通知される警告パラメータの選択のためのドロップダウンメニューを示す。 ナース呼出ステーションのコンピュータの表示画面に表示された治療警告テンプレートのワンショットであり、様々なチェックボックス、テキストボックス、及び介護者に警告が通知される警告パラメータの選択のためのドロップダウンメニューを示す。 オフラインモード、リンクモード、セーフモード、ブートロードモード、及びオンラインモード間の相互接続を示すステートマシン遷移図である。 図12のステートマシン遷移図に係る無線病院ベッドのソフトウェアアルゴリズムを示すフローチャートのパート1である。 図12のステートマシン遷移図に係る無線病院ベッドのソフトウェアアルゴリズムを示すフローチャートのパート2である。 図12のステートマシン遷移図に係る無線病院ベッドのソフトウェアアルゴリズムを示すフローチャートのパート3である。 図12のステートマシン遷移図に係る無線病院ベッドのソフトウェアアルゴリズムを示すフローチャートのパート4である。
符号の説明
22、342、362、364 病院ベッド
46 面(マットレス)
340、360 無線通信回路

Claims (51)

  1. ベッド状態データをネットワークに無線送信し、該ネットワークからメッセージを無線受信するよう動作可能な無線通信回路とベッド枠を有する病院ベッドであって、該ベッドは関連するマットレスを有し、該ベッド状態データは該マットレスの少なくとも1つの特性と該ベッド枠の少なくとも1つの特性に関する情報を含み、前記ネットワークが前記病院ベッドから無線受信したベッド状態データにより、前記ネットワークのコンピュータ装置が、前記ベッド枠の前記少なくとも1つの特性の状態に基づいて、前記マットレスの特性を制御するメッセージを送信することを特徴とする病院ベッド。
  2. 前記無線通信回路は更に、医療施設内における該病院ベッドの位置を示すベッド位置データを前記ネットワークに無線送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  3. 前記ベッド位置データは、前記医療施設の部屋内の壁に装着されたユニットから受信したデータを含む請求項2に記載の病院ベッド。
  4. 前記無線通信回路は更に、患者体重データを前記ネットワークに無線送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  5. 前記無線通信回路は、遠隔にあるコンピュータから介護者が行った問合せに応答して前記患者体重データを無線送信するよう動作可能である請求項4に記載の病院ベッド。
  6. 前記無線通信回路は更に、該病院ベッドの患者位置モニターが複数のモードのうちどのモードで動作しているかを示す患者位置モードデータを前記ネットワークに無線送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  7. 該病院ベッドの前記患者位置モニターの第1モードが第1の量の患者動きを検出する動きモードであり、該患者位置モニターの第2モードが該第1の量より大きい第2の量の患者動きを検出する退出開始モードであり、該患者位置モニターの第3モードが該第2の量より大きい第3の量の患者動きを検出する退出モードであり、該患者位置モニターの第4モードが該患者が該病院ベッドの縁に座っていることを検出する座モードである請求項6に記載の病院ベッド。
  8. 前記無線通信回路は更に、前記患者位置モニターの前記モードのうち選択されたモードに関連する条件を超えたことを示す警報データを前記ネットワークに無線送信するよう動作可能である請求項7に記載の病院ベッド。
  9. 前記ベッド状態データは、介護者が1つ以上のベッド制御を使用して1つ以上のベッドモーターをロックし患者が該ベッドモーターを動作させることができないことを示すために前記ネットワークに無線送信されるロックアウトデータを含む請求項1に記載の病院ベッド。
  10. 前記ベッド状態データは、該病院ベッドの前記マットレスの寝返り介助特性が使用されているか否かを示すために前記ネットワークに無線送信される寝返り介助データを含む請求項1に記載の病院ベッド。
  11. 前記ベッド状態データは、該病院ベッドの前記マットレスの最大膨張特性が使用されているか否かを示すために前記ネットワークに無線送信される最大膨張データを含む請求項1に記載の病院ベッド。
  12. 前記ベッド状態データは、該病院ベッドの前記マットレスの踵浮モードが使用されているか否かを示すために前記ネットワークに無線送信される踵浮データを含む請求項1に記載の病院ベッド。
  13. 前記ベッド状態データは、該病院ベッドのマットレスの面治療特性が使用されているか否かを示すために前記ネットワークに無線送信される面治療データを含む請求項1に記載の病院ベッド。
  14. 前記面治療データは、低空気ロス、連続横回転、交互圧力、順次圧力、パーカッション、及びバイブレーションの面治療タイプ群のうち1つ以上が使用されているか否かを示す請求項13に記載の病院ベッド。
  15. 前記無線通信回路は更に、該病院ベッドが清掃を必要としていることを示す維持管理データを前記ネットワークに無線送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  16. 前記ベッド状態データは、該病院ベッドのバッテリーの状態を示すために前記ネットワークに無線送信されるバッテリーデータを含む請求項1に記載の病院ベッド。
  17. 前記バッテリーデータは、バッテリーが該病院ベッドに在る、バッテリーが該病院ベッドにない、該バッテリーは完全に充電されている、及び該バッテリーは充電が必要である、のうち1つ以上を示す請求項16に記載の病院ベッド。
  18. 前記ベッド状態データは、該病院ベッドがAC電源に接続されているか否かを示すために前記ネットワークに無線送信されるAC電力データを含む請求項1に記載の病院ベッド。
  19. 前記ベッド状態データは、該病院ベッドがサービスを必要としていることを示すために前記ネットワークに無線送信されるサービスデータを含む請求項1に記載の病院ベッド。
  20. 前記ベッド状態データは、該病院ベッドの頭部を急速に下げるよう該病院ベッドのCPRリリースハンドルが作動されたことを示すために前記ネットワークに無線送信されるCPRリリースデータを含む請求項1に記載の病院ベッド。
  21. 前記ベッド状態データは、該病院ベッドの頭部の傾き角度を示すために前記ネットワークに無線送信されるヘッド角データを含む請求項1に記載の病院ベッド。
  22. 前記ヘッド角データは、該病院ベッドの別の部分に対する前記頭部の傾き角度を示す請求項21に記載の病院ベッド。
  23. 前記ヘッド角データは、水平または垂直に対する該病院ベッドの前記頭部の傾き角度を示す請求項21に記載の病院ベッド。
  24. 該病院ベッドが前記ネットワークと無線通信を確立したか否かを示すインジケータを更に備える請求項1に記載の病院ベッド。
  25. 前記インジケータは該病院ベッドのサイドレール上の発光ダイオードにより構成される請求項24に記載の病院ベッド。
  26. 前記インジケータは該病院ベッドのベース枠上の発光ダイオードにより構成される請求項24に記載の病院ベッド。
  27. 前記ネットワークに結合された遠隔にあるコンピュータ装置において、該病院ベッドに対して警報条件のテンプレートが設定されたか否かを示すインジケータを更に備える請求項1に記載の病院ベッド。
  28. 前記インジケータは該病院ベッドのサイドレール上の発光ダイオードにより構成される請求項27に記載の病院ベッド。
  29. 前記インジケータは該病院ベッドのベース枠上の発光ダイオードにより構成される請求項27に記載の病院ベッド。
  30. 前記ネットワークから該病院ベッドにダウンロードした新しいファームウェアでファームウェアを書き換え可能な請求項1に記載の病院ベッド。
  31. 前記ファームウェアは該病院ベッドにファイル転送プロトコル(FTP)に従ってダウンロードされる請求項30に記載の病院ベッド。
  32. 前記無線通信回路は、宛先である遠隔にあるコンピュータのIPアドレスを含むメッセージを送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  33. 前記無線通信回路は、該病院ベッドのIPアドレスを含むメッセージを送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  34. 前記無線通信回路は、該病院ベッドのMACアドレスを含むメッセージを送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  35. 前記無線通信回路は、XMLメッセージを送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  36. 前記無線通信回路は、送信前に前記XMLメッセージをASCIIフォーマットに変換するよう動作可能である請求項35に記載の病院ベッド。
  37. 前記無線通信回路は、所定の事象が該病院ベッドに発生したことに応答して所定の電子メールアドレスにメッセージを送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  38. 前記無線通信回路は、ハートビート信号を送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  39. 前記ハートビート信号は、著作権情報を含む請求項38に記載の病院ベッド。
  40. 前記著作権情報は会社名と年とを含む請求項39に記載の病院ベッド。
  41. 前記ハートビート信号は、1分間に1回以上送信される請求項38に記載の病院ベッド。
  42. 前記無線通信回路は、該病院ベッドが1分未満の所定の時間内にハートビート受信済みメッセージを受信しなかった場合、前記ハートビート信号を再送信するように構成されている請求項41に記載の病院ベッド。
  43. 前記無線通信回路は、該病院ベッドが備える能力を示すコンフィグレーションデータを送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  44. 1つ以上の他の装置が結合可能なTCP/IPポートを備え、
    該病院ベッドの前記無線通信回路は、該1つ以上の他の装置から受信した装置データを無線送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  45. 前記無線通信回路は、802.11bまたは802.11gプロトコルに従って無線送信するよう動作可能である請求項1に記載の病院ベッド。
  46. 医療施設内のコンピュータ装置群のネットワークと一緒に使用されるシステムであって、
    ベッド状態データを該ネットワークに無線送信するよう動作可能な第1無線通信回路を有する病院ベッドと、
    面状態データを該ネットワークに無線送信するよう動作可能な第2無線通信回路を有し該病院ベッドに支持された面と、
    前記病院ベッド及び面から遠隔にあり前記ネットワークに結合されたコンピュータ装置と、
    を備え、
    該第2無線通信回路は該第1無線通信回路と独立に動作可能であり、
    前記コンピュータ装置は、(i)当該コンピュータ装置で受信した前記面からの前記面状態データに応答して前記病院ベッドの前記第1無線通信回路へ制御メッセージを送信することと、(ii)当該コンピュータ装置で受信した前記病院ベッドからの前記ベッド状態データに応答して前記面の前記第2無線通信回路へ制御メッセージを送信することと、の少なくとも一方を行うように動作可能であるシステム。
  47. 前記第1無線通信回路の送信周波数は前記第2無線通信回路の送信周波数と異なる請求項46に記載のシステム。
  48. 前記第1と第2無線通信回路は、802.11bまたは802.11gプロトコルに従って無線送信する請求項46に記載のシステム。
  49. 前記病院ベッド及び面から遠隔にあり前記ネットワークに結合されたコンピュータ装置を更に備え、
    該コンピュータ装置は、前記ベッド状態データを受信するよう動作可能であり、該病院ベッドから受信した該ベッド状態データに応答して制御メッセージを該面へ送信するよう動作可能である請求項46に記載のシステム。
  50. 前記無線通信回路は、遠隔にあるコンピュータから介護者が行った問合せに応答して前記患者位置モニターの現在選択されたモードを無線送信するよう動作可能である請求項6に記載の病院ベッド。
  51. 遠隔にあるコンピュータから介護者が送信し前記無線通信回路によって受信された無線メッセージに応答して、前記患者位置モニターの現在選択されたモードから別のモードへ切替わるよう動作可能である請求項6に記載の病院ベッド。
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