JP5361812B2 - 施術用頭部支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、施術用頭部支持装置に関し、特に被施術者の頭部を安定的に支持することによって、被施術者が頭部を支える筋肉を十分に弛緩させることができる構造を有する施術用頭部支持装置に関する。
カイロプラクティックや、整体、マッサージなど手技による施術で頸椎の歪みや、頸部の筋肉の拘縮を和らげるときには、施術前又は施術途中において被施術者の頭部を支える筋肉が十分に弛緩していると効果が増すことが知られている。そこで、被施術者が横たわったときに頭部を安定的に保ってリラックスすることができ、頭部を支える筋肉が十分に弛緩するような枕又は枕と同様の機能を持つ施術用頭部支持装置が考えられている。
ここで、特開2006−245公報で開示された上半身受け用クッションマットの例を示す。図13は、従来技術に係る枕としての機能を持つクッションマットを示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面図である。図13において、90は上半身受け用クッションマット、91は中肉部、92は厚肉部、93は薄肉部、94は溝、95は厚み調整用クッション材、96は厚み調整用クッション材、97は厚み調整用クッション材、98は被施術者、99は頭部を示す。
図13(A)に示すように、上半身受け用クッションマット90は、低反発弾性ポリウレタンフォームからなるもので、厚みが中程度である中肉部91と、厚みが厚い厚肉部92と、厚みが薄い薄肉部93を長手方向に沿って順に形成し、これらの上面を滑らかな湾曲線で結んで流線形にしている。さらに、中肉部91及び厚肉部92の上面に、幅方向に延在する複数の溝94を形成し、くわえて、中肉部91及び厚肉部92の下面に、厚み調整用クッション材95、96及び97を嵌合している。この構造によって、図13(B)に示すように、被施術者98の頭部99を含む上半身を優しく包み込むように、体圧が分散するように支持するようにしている。
しかし、人間の頭部の形状、大きさ又は重さ、さらに首の太さや長さは、一人一人異なっているので、中肉部91及び厚肉部92の上面の形状がすべての被施術者にとって快適なものであるとは言えない。また、被施術者は、頸部の筋肉が拘縮するなどの特別な状態にあるので、仰向きに横たわった状態において視線が真っ直ぐ上方を向くようにしたときにリラックスできるとは限らない。つまり、頸椎又は筋肉の状態や、被施術者の姿勢のくせによっては、顔を左右いずれかに傾ける、あごを引く又は突き出すなどする方がリラックスできる場合もある。このような通常と異なる姿勢までを考慮して枕又はこれと同様の機能を持つものを設計することは困難である。そこで、施術者によっては、被施術者の頸部等に手で強い力を加えて被施術者の頸部等の筋肉をいったん緊張させ、その後頸部等を柔らかに施術することによって、頸部等の筋肉が非常にリラックスしたように被施術者を錯覚させるテクニックを使う場合がある。しかし、このテクニックは、身体への何らの悪影響をもたらす場合もあり、好ましいものではない。
特開2006−245公報
本発明は、上記課題を解決するために、被施術者が横たわったときに頭部を安定的に保ってリラックスすることができ、頭部を支える筋肉が十分に弛緩し得る施術用頭部支持装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、仰向けに横たわった被施術者の後頭部の右下側、左下側、右上側、左上側にそれぞれ配置されると共に、前記被施術者の頭部を支持するように設けられた4つの支持帯と、4つの前記支持帯のうち少なくとも2つを連結すると共に、前記被施術者の前記後頭部に接するように設けられた1つまたは複数の連結帯と、4つの前記支持帯の端部にそれぞれ接続された第1の弾性体、第2の弾性体、第3の弾性体及び第4の弾性体とを有し、4つの前記弾性体が前記被施術者の前記頭部と頸部の一部又は全部との重量を支持可能であることを特徴とする施術用頭部支持装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記被施術者の前記後頭部の右下側の前記支持帯と前記被施術者の前記後頭部の左下側の前記支持帯とは、前記被施術者の前記後頭部下部の下方において連続した一体の第1の連続支持帯としてなされ、 前記被施術者の前記後頭部の右上側の前記支持帯と前記被施術者の前記後頭部の左上側の前記支持帯とは、前記被施術者の前記後頭部下部の下方において連続した一体の第2の連続支持帯としてなされ、前記連結帯は、前記第1の連続支持帯と前記第2の連続支持帯とを連結し、前記第1の弾性体は、前記第1の連続支持帯の右端部に接続され、前記第2の弾性体は、前記第1の連続支持帯の左端部に接続され、前記第3の弾性体は、前記第2の連続支持帯の右端部に接続され、前記第4の弾性体は、前記第2の連続支持帯の左端部に接続されていることを特徴とする施術用頭部支持装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記連結帯は、前記第1の連続支持帯を貫通させた第1の筒状部と、前記第2の連続支持帯を貫通させた第2の筒状部とを備えていることを特徴とする施術用頭部支持装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、さらに、前記第1の連続支持帯の右端部と前記第1の弾性体との間に介在するように設けられた第1の接続具と、前記第1の連続支持帯の左端部と前記第2の弾性体との間に介在するように設けられた第2の接続具と、前記第2の連続支持帯の右端部と前記第3の弾性体との間に介在するように設けられた第3の接続具と、前記第2の連続支持帯の左端部と前記第4の弾性体との間に介在するように設けられた第4の接続具とを有し、前記第1の接続具、前記第2の接続具、前記第3の接続具及び前記第4の接続具は、前記第1の弾性体、前記第2の弾性体、前記第3の弾性体及び第4の弾性体に対してそれぞれ着脱可能になされていることを特徴とする施術用頭部支持装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、さらに、前記被施術者の前記頭部の上方に、かつ、前記被施術者の前記頭部の左右方向に延在するように設けられた架設材と、前記架設材に取り付けられると共に、前記第1の弾性体が接続された第1の腕木と、前記架設材に取り付けられると共に、前記第2の弾性体が接続された第2の腕木と、前記架設材に取り付けられると共に、前記第3の弾性体が接続された第3の腕木と、前記架設材に取り付けられると共に、前記第4の弾性体が接続された第4の腕木を有することを特徴とする施術用頭部支持装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、さらに、前記架設材の右端部を支持すると共に、昇降可能に設けられた第1の昇降支柱と、前記架設材の左端部を支持すると共に、前記第1の昇降支柱と同時に昇降可能に設けられた第2の昇降支柱を有することを特徴とする施術用頭部支持装置である。
請求項1に記載の発明によれば、仰向けに横たわった被施術者の頭部を4つの支持帯が支持し、さらにこれらの支持帯に、第1の弾性体、第2の弾性体、第3の弾性体及び第4の弾性体がそれぞれ接続されているので、被施術者は後頭部にこれらの弾性体の持つ弾性の感触、すなわち浮遊感に似た感覚を得ながら頭部及び頸部が支持された状態となる。したがって、被施術者は、頭部を枕などで支持する場合よりもリラックスすることができ、被施術者の頭部を支える筋肉が十分に弛緩した状態となる。また、人間の頭部の重心は左右の耳介の中央近傍にあるが、4つの支持帯はこの重心の右下側、左下側、右上側、左上側にそれぞれバランス良く配置されているので、被施術者の頭部を非常に安定的に支持することができる。
請求項2に記載の発明によれば、4つの支持帯を第1の連続支持帯と第2の連続支持帯とにまとめ、連結帯が第1の連続支持帯と第2の連続支持帯とを連結しているので、施術者は、2つの連続支持帯の位置決めの手順、例えば第1の連続支持帯の中央下端部を第2頸椎に当てるなどと決めておけば、4つの支持帯を同時に適切な位置に配置することができ、手技の前準備に時間を取られることがない。また、被施術者はすぐに手技を受けられるので、手技を待つことでストレスを感じることがなくリラックスできる。
請求項3に記載の発明によれば、連結帯に第1の筒状部及び第2の筒状部を設けたので、第1の連続支持帯及び第2の連続支持帯から連結帯を抜き取ることによってこれらを容易に分離できる。したがって、連結帯を頻繁に交換することが容易になり、被施術者が連結帯から他人の頭部の臭いを感じてリラックスできなくなり、頭部を支える筋肉が十分に弛緩しなくなることを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、4つの弾性体から第1の連続支持帯及び第2の連続支持帯を容易に分離できる。したがって、第1の連続支持帯及び第2の連続支持帯を頻繁に交換することが容易になり、第1の連続支持帯及び第2の連続支持帯を常に清潔な状態に保つことができ被施術者が第1の連続支持帯及び第2の連続支持帯から他人の頭部の臭いを感じてリラックスできなくなり、頭部を支える筋肉が十分に弛緩しなくなることを防止できる。さらに、被施術者が非常に高身長で肥満である場合などのように、頭部が特に重い又は軽い場合に4つの弾性体を交換することも容易になる。
請求項5に記載の発明によれば、被施術者の頭部の上方にある架設材と4つの腕木によって4つの弾性体を支持するので、施術者が施術するときに4つの弾性体を支持する構造物が施術をほとんど妨げず、スムーズに施術できる。ひいては、スムーズに施術できることによって、被施術者が施術中リラックスした状態を保てる。
請求項6に記載の発明によれば、架設材を支持する第1の昇降支柱と第2の昇降支柱とが同時に昇降可能なので、第1の連続支持帯及び第2の連続支持帯の高さを容易に調節でき、高さを調節できない施術台や畳の上に横たわった被施術者に対する利用が可能になる。
第1の実施の形態に係る施術用頭部支持装置の使用状態を示す斜視図である。 スプリングとその周辺部分の詳細な構成を示す斜視図である。 下部連続支持帯及び上部連続支持帯による被施術者の頭部の支持状態を示す図であり、(A)は頭頂側を見た図であり、(B)は左耳側を見た図である。 連結帯の斜視図である。 頭部を支持する部分の変形例を示す図(1)であり、(A)は4つの支持帯を設けた変形例を示す平面図、(B)は連結帯の変形例を示す平面図である。 頭部を支持する部分の変形例を示す図(2)であり、(A)は4つの支持帯を設けた変形例を示す平面図、(B)は4つの支持帯と4つの連結帯を設けた変形例を示す平面図である。 腕木の第1の変形例を示す図であり、(A)は腕木を水平に固定した状態を示す側面図、(B)は腕木を傾けた状態を示す側面図である。 腕木の第2の変形例を示す図であり、(A)は両方の腕木を水平に固定した状態を示す側面図、(B)は片側の腕木を傾けた状態を示す側面図である。 弾性体の変形例を示す側面図である。 第2の実施の形態に係る施術用頭部支持装置の使用状態を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係る施術用頭部支持装置の使用状態を示す斜視図である。 第4の実施の形態に係る施術用頭部支持装置の使用状態を示す斜視図である。 従来技術に係る枕としての機能を持つクッションマットを示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面図である。
以下に本発明の第1の実施の形態に係る施術用頭部支持装置を図面に基づいて詳しく説明する。なお、第1の実施の形態をはじめとする各実施の形態においては、施術台を単純な長方形の台として示しているが、例えば上半身側の台と下半身側の台が個別に可動するものやヘッドレスト付のものなど、施術用のものであれば形状又は構造は特に問わない。また、施術範囲が制約されるが、被施術者が畳や床などの上に横たわっているときにも使用できる。図1は、第1の実施の形態に係る施術用頭部支持装置の使用状態を示す斜視図である。図1において、10は施術用頭部支持装置、11は下部連続支持帯、11aは右側支持部、11bは左側支持部、12は上部連続支持帯、12aは右側支持部、12bは左側支持部、13は連結帯、18、19、20及び21は接続具、30、31、32及び33はスプリング、38及び39は腕木、40は架設材、41及び42は昇降支柱、43は支持脚、44及び45は昇降支持柱、46は操作部、47及び48は脚部、49は連結部、50、51、52及び53はキャスタ、79は施術者の位置、80は被施術者、81は頭部、85は施術台である。
図1に示すように、この実施の形態の施術用頭部支持装置10は、施術台85の被施術者80の頭部81が位置する側の近傍に配置して使用する。また、施術用頭部支持装置10は、被施術者80の頭部81を吊り下げた状態で支持するために、概略構造を縦長長方形枠状に形成しており、上辺に相当する架設材40に頭部81の吊り下げ支持に直接関わる構成品を吊り下げ状態で設けている。さらに、施術用頭部支持装置10の下部には、施術用頭部支持装置10全体の支持する構成品として支持脚43を設けている。支持脚43は、脚部47及び48、連結部49、キャスタ50、51、52及び53からなる。脚部47と脚部48とは、施術台85の右側と左側に対応する位置に、施術台85の左右方向の幅よりもやや広い間隔をおいて設けられている。連結部49は、脚部47と脚部48とを連結するものである。さらに、脚部47及び48と直交するように延在しており、縦長長方形枠状の概略構造を持つ施術用頭部支持装置10において下辺に相当するものである。なお、施術用頭部支持装置10を上から見下ろしたときに架設材40と重なり合う位置に設けられている。キャスタ50及び52は脚部47に、キャスタ51及び53は脚部48にそれぞれ設けてられており、施術用頭部支持装置10の移動を容易にしている。
また、架設材40は、昇降支柱41及び42と昇降支持柱44及び45とによって所定の高さに支持されている。したがって、縦長長方形枠状の概略構造を持つ施術用頭部支持装置10において、昇降支柱41及び42と昇降支持柱44及び45とは左右の辺に相当するものである。昇降支持柱44と昇降支持柱45とは、脚部47と脚部48とのそれぞれ中央から直立しており、内部に昇降支柱41と昇降支柱42とをそれぞれ昇降させる電気的な昇降手段を備えている。さらに、昇降支持柱44には操作部46が設けられている。操作部46は、昇降支柱41及び42の昇降手段の動作を制御する図示していない制御手段に電気的に接続されており、施術者が操作部46を操作することによって昇降支柱41及び42を昇降させることを可能にしている。また、昇降支柱41と昇降支柱42とは、昇降支持柱44と昇降支持柱45との上端部から直立しており、架設材40を昇降させるために設けられている。また、下降するときには下端側の部分がそれぞれ昇降支持柱44と昇降支持柱45との内部に進入するように構成されている。なお、昇降支柱41と昇降支柱42との昇降支持柱44と昇降支持柱45に対する高さの比は、図1に示したものに限られるものではなく、例えば昇降支柱41と昇降支柱42とを昇降支持柱44と昇降支持柱45との10分の1程度の高さにするなど、施術台の高さや形状、手技の種類等に応じて適宜変更できる。
なお、昇降支柱41と昇降支柱42との昇降距離は、施術台の高さや形状、ヘッドレストの有無などによるが、おおむね5cmから20cm程度であればよい。また、施術用頭部支持装置10を昇降可能な施術台に対してのみ使用する場合には、昇降支柱41及び42を昇降しない固定支柱としてもよい。さらに、昇降支柱41及び42を昇降させる機構は、被施術者80の頭部81と、昇降支柱41及び42などの昇降支持柱44及び45に支持された構成品の全重量を支持しながら昇降又は停止できるものであれば、ラック・ピニオンや、リニアモータ、油圧シリンダ、空気圧シリンダ、電動式ウインチなど周知の各種昇降機構を用いることができる。また、電気的な昇降手段に代えて手動による昇降手段を設けてもよい。例えば、昇降支柱41と昇降支持柱44、昇降支柱42と昇降支持柱45とのそれぞれの内部にワイヤとウインチを設け、ウインチのドラムに接続されたハンドルを回転させて昇降させるようにしてもよい。
さらに、詳細な構成について説明する。図2は、スプリングとその周辺部分の詳細な構成を示す斜視図である。図2において、14、15、16及び17はバックル、22、23、24及び25はリング、26、27、28及び29はナス環、34、35、36及び37はシャックル、38aは下部腕部、38bは上部腕部、39aは下部腕部、39bは上部腕部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。
架設材40は金属製のパイプからなり、前述のように、架設材40には被施術者80の頭部81の吊り下げ支持に直接関わる構成品が吊り下げられている。すなわち、架設材40には、吊り下げ支持に直接関わる構成品の吊り下げを容易にするために金属製の腕木38及び39が固定されている。腕木38は、頭部81の後頭部の下部と上部との支持に対応した下部腕部38aと上部腕部38bとの2つの腕木を構造の単純化のために一体化して設けたものである。同様に、腕木39も、下部腕部39aと上部腕部39bとの2つの腕木を一体にした構成としている。なお、腕木38と腕木39との間隔は、人間の頭部の左右方向の幅とほぼ同じか、この幅よりも少し広くなるように設定している。また、腕木38の下部腕部38aに対してシャックル34、上部腕部38bに対してシャックル36、腕木39の下部腕部39aに対してシャックル35、上部腕部39bに対してシャックル37をそれぞれ取り付けている。さらに、シャックル34に対してスプリング30、シャックル36に対してスプリング32、シャックル35に対してスプリング31、シャックル37に対してスプリング33を吊り下げている。くわえて、スプリング30に対して接続具18のナス環26、スプリング32に対して接続具20のナス環28、スプリング31に対して接続具18のナス環27、スプリング33に対して接続具21のナス環29を係止している。
スプリング30、31、32及び33は、後述するように、被施術者80の頭部81と頸部の一部又は全部をこれらの弾発力で支持することによって、被施術者80が後頭部にこれらの持つ弾性の感触、すなわち浮遊感に似た感覚を得られるようにするために設けたものである。また、スプリング30、31、32及び33は、接続具18、19、20及び21と、これらに吊り下げられた下部連続支持帯11、上部連続支持帯12、連結帯13、並びに、バックル14、15、16及び17の重量と、被施術者80の頭部81の重量と、被施術者80の頸部の一部又は全部の重量とに対して永久ひずみを生じることがない十分な耐力を持っている。したがって、シャックル34、35、36及び37は、架設材40が停止している限り腕木38及び39と共に上下に動くことはないが、接続具18、19、20及び21と、これらに吊り下げられた下部連続支持帯11、上部連続支持帯12、連結帯13、並びに、14、15、16及び17は、スプリング30、31、32及び33に加わる荷重に応じて上下動する。なお、頸部の重量については、施術台85の形状又は構造や、被施術者80の肩部に施術用マット(クッション)を当てているか否かなどによるが、頸部の全部の重量を支持可能であることが望ましい。
また、接続具18、19、20及び21は、スプリング30、31、32及び33と、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12との接続を容易にすると共に、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12、又は、連結帯13を短時間の内に交換できるようにするために設けている。接続具18、19、20及び21は、上部にナス環26、27、28及び29をそれぞれ設けてあり、下部にリング22、23、24及び25をそれぞれ設けている。前述のように、ナス環26、27、28及び29は、スプリング30、31、32及び33にそれぞれ係止してある。また、リング22に対して下部連続支持帯11の右側支持部11a、リング23に対して上部連続支持帯12の右側支持部12a、リング24に対して下部連続支持帯11の左側支持部11b、リング25に対して上部連続支持帯12の左側支持部12bを通している。さらに、右側支持部11a、右側支持部12a、左側支持部11b及び左側支持部12bのそれぞれの端部近傍にバックル14、15、16及び17をそれぞれ設け、右側支持部11a、右側支持部12a、左側支持部11b及び左側支持部12bがリング22、23、24及び25から脱落しないようにしている。
なお、バックル14、15、16及び17から右側支持部11a、右側支持部12a、左側支持部11b及び左側支持部12bを解き放すことによってリング22、23、24及び25から右側支持部11a、右側支持部12a、左側支持部11b及び左側支持部12bを引き抜くことも可能である。したがって、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12、又は、連結帯13の交換は、この方法によっても可能である。また、バックル14、15、16及び17を設けずに、右側支持部11a、右側支持部12a、左側支持部11b及び左側支持部12bのそれぞれの端部近傍をリング22、23、24及び25に通した上で縫い付けるなどして接続してもよい。さらに、シャックル34、35、36及び37を設けずに、腕木38及び39にスプリング30、31、32及び33を直接取り付けてもよい。また、架設材40を板材や、H形鋼のような断面を持つものにしてもよい。さらに、スプリング30とスプリング32、スプリング31とスプリング33との間隔を数cm以上確保できる場合には、腕木38及び39を設けずに、架設材40に対してスプリング30、31、32及び33を直接吊り下げてもよい。
さらに、被施術者80の頭部81に直接接して支持する構成品について説明する。図3は、下部連続支持帯及び上部連続支持帯による被施術者の頭部の支持状態を示す図であり、(A)は頭頂側を見た図であり、(B)は左耳側を見た図である。図3において、82及び83は耳介、84は上部頸椎近傍部分であり、その他の符号は図1と同じものを示す。また、図4は、連結帯の斜視図である。図4において、13a及び13bは筒状部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。なお、図4は、連結帯13の一部を手前側に折り曲げた状態を示しているが、連結帯13は布製であるので様々な形状に変形可能である。
被施術者80の頭部81は、布製の下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12で支持している。すなわち、図3に示すように、頭部81の後頭部下側、すなわち上部頸椎近傍部分84側に下部連続支持帯11、後頭部上側に上部連続支持帯12を巡らせて、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の中間部分で頭部81を支持する。右側支持部11aと右側支持部12aとは、被施術者80の顔の右側から上方に延びて接続具18と接続具20に接続されている。また、左側支持部11bと左側支持部12bとは、被施術者80の顔の左側から上方に延びて接続具19と接続具21に接続されている。下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の中間部分で頭部81に接している部分は、連結帯13で連結されている。したがって、被施術者80の頭部81の後頭部は、ほぼ全体が連結帯13で覆われることになる。また、下部連続支持帯11と上部連続支持帯12とは、耳介82及び耳介83の上側と下側を支持している状態となる。被施術者80の頭部81の重心は、一般的に耳介82と耳介83との中間点近傍に位置しているので、右側支持部11a及び右側支持部12aと、左側支持部11bと左側支持部12bとがこの重心の右下方、左下方、右上方、左上方にそれぞれ位置することになるので、被施術者80の頭部81をバランス良く支持する。
また、連結帯13は、図4に示すように、長手方向の端部を筒状に縫い閉じて筒状部13a及び13bを形成している。筒状部13aと筒状部13bは、下部連続支持帯11と上部連続支持帯12とをそれぞれ通せる幅を持っており、これらを内部に貫通させて、長手方向の中央が下部連続支持帯11と上部連続支持帯12の中央に位置するように配置する。連結帯13を設けたことよって、施術者は、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の位置決めの手順、例えば下部連続支持帯11の中央下端部を第2頸椎に当てるなどと決めておけば、下部連続支持帯11等の頭部を支持する各構成品を同時に適切な位置に配置することができ、手技の前準備に時間を取られることがない。また、被施術者80はすぐに手技を受けられるので、手技を待つことでストレスを感じることがなくリラックスできる。また、施術中に被施術者80が頭部81を動かすと、被施術者80の頭髪の状態によっては、上部連続支持帯12が後頭部の頭髪上を摺接しながら移動してしまう場合がある。このように上部連続支持帯12が移動すると、被施術者が後頭部に不安定さを感じて筋肉が緊張することがあるが、連結帯13を設けることによってこのような事態の発生を防止できる。さらに、上部連続支持帯12が頭髪上を摺接しながら移動を続けて、後頭部から離脱することも防止できる。
くわえて、連結帯13は、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12から簡単に抜き取ることができる。さらに、前述のように、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の取り外しも簡単にできる。したがって、施術者は、連結帯13と、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12との使用回数、さらに汗や臭いの付着状態に応じて、これらを一緒に又は個別に交換することが非常に容易である。したがって、連結帯13と、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12とを常に清潔で快適な状態に保つことができ、被施術者80が連結帯から他人の頭部の体臭や整髪料の臭いを感じてリラックスできなくなり、頭部を支える筋肉が十分に弛緩しなくなることを防止できる。ところで、図3においては、右側支持部11a及び右側支持部12aと、左側支持部11b及び左側支持部12bとが上方に向かうにつれてやや開くように記載しているが、これらが平行になるように構成してもよく、さらに上方に向かうにつれてやや近づくように構成することも可能である。しかし、右側支持部11a及び右側支持部12aと、左側支持部11b及び左側支持部12bとによって、頬や顎に窮屈さを感じる、あるいは顔を左右いずれかに傾けるなどの癖を矯正させるような感覚があると、頭部を支える筋肉が十分に弛緩しなくなる場合があるので、右側支持部11a及び右側支持部12aと、左側支持部11b及び左側支持部12bとの距離に影響する腕木38と腕木39との間隔は、人間の顔の幅か、これより広いことが好ましく、人間の顔の幅よりやや広いことがさらに好ましい。
次に、第1の実施の形態に係る施術用頭部支持装置の使用方法について、図1に基づいて説明する。まず、操作部46を操作して昇降支柱41及び42を昇降させ、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12を被施術者80に対して適当と推測される高さに調整しておく。次に、被施術者80に頭部81が施術台85の端部からはみ出して宙に浮くような位置になうように仰向けに横たわってもらう。このとき、施術者は、施術者の位置79として示したところで、仰向けに横たわった被施術者80の頭部81を自分の手で支えながら、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12を被施術者80の後頭部に掛けて、頭部81が下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12で支持されるようにする。または、仰向けに横たわりつつある被施術者80の頭部81に下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12を掛け、被施術者80が完全に横たわったときに直ちに頭部81が下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12で支持されるようにする。なお、特に図示していないが、施術台85にヘッドレストがある場合には、ヘッドレストの上に下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12を予め置いておき、被施術者80がヘッドレストの上に頭を置いた後にヘッドレストを下降させることによって、頭部81が下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12で支持されるようにする。
次に、操作部46を操作して昇降支柱41及び42を昇降させ、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の高さを被施術者80が最も快適と感じる位置に微調節する。このように調節すると、被施術者80は、スプリング30、31、32及び33の弾発力によって、頭部81がしっかりと支持されつつも、フワフワと空中に浮いているような浮遊感に似た感覚を得る。このような感覚を得ると、被施術者80は、ごく短時間のうちにリラックスでき、被施術者の頭部を支える筋肉が十分に弛緩した状態となる。この後、施術者は、施術者の位置79として示した場所において跪く、あるいは椅子に座るなどしてカイロプラクティックや、マッサージ、整体などの施術を行う。被施術者80の頭部を支える筋肉が十分に弛緩しているので、施術者は頸椎の歪みや、頭部を支える筋肉の拘縮を和らげるための手技に直ちに集中することができ、その効果も増大する。
次に、第1の実施の形態に係る施術用頭部支持装置の各構成品の変形例について説明する。図5は、頭部を支持する部分の変形例を示す図(1)であり、(A)は下部連続支持帯及び上部連続支持帯の変形例を示す平面図、(B)は連結帯の変形例を示す平面図である。図5において、54は連結帯、55a、55b、55c及び55dは面ファスナを示し、その他の符号は図1と同じものを示す。
図5(A)は、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の変形例であり、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の幅を広くし、これらの間隙を狭くしている。このように、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の幅を広くすることによって、被施術者80の頭部81を支持する部分の面積が広くなり、頭部81がさらに安定する効果がある。ただし、被施術者80によっては、下部連続支持帯11と上部連続支持帯12との間隙がないと、耳介82及び83に圧迫を感じてリラックスできなくなる場合があるので、下部連続支持帯11と上部連続支持帯12との間隙は1cm〜2cm確保することが好ましい。また、図5(B)は、連結帯54に筒状部を形成せず、これに代えて下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12に接する部分に面ファスナ55c及び55dを設けている。さらに、下部連続支持帯11と上部連続支持帯12とにも、面ファスナ55cと面ファスナ55dとに対応する部分に面ファスナ55aと面ファスナ55bとを設けている。このように、連結帯54を面ファスナで着脱できるようにすることによって、連結帯54の交換が非常に簡単にできるという利点がある。
図6は、頭部を支持する部分の変形例を示す図(2)であり、(A)は4つの支持帯を設けた変形例を示す平面図、(B)は4つの支持帯と4つの連結帯を設けた変形例を示す平面図である。図6において、56a、56b、56c及び56dは支持帯、57、57a、57b、57c及び57dは連結帯、58a、58b、58c、58dはハトメである。
図6(A)では、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12に代えて、支持帯56a、56b、56c及び56dを設けた変形例を示している。支持帯56a、56b、56c及び56dは、右側支持部11a、左側支持部11b、右側支持部12a及び左側支持部12bに対応するものであり、これらの支持帯の図示していない端部は接続具18、19、20及び21にそれぞれ接続されている。さらに、これらの支持帯の他方の端部は、連結帯57のハトメ58a、58b、58c、58dを利用してそれぞれ連結帯57に接続されている。この構成では、連結帯57が下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の中間部と連結帯13との役割を果たす。なお、連結帯57の中央部分は、支持帯56aと支持帯56d、支持帯56bと支持帯56cとの対角線上に位置するので、最も引張応力が加わる領域となる。したがって、被施術者80の後頭部が大きく突き出している場合には、連結帯57の中央部分が突っ張っているような、あるいは、後頭部が多少圧迫されるように感じる場合があるので、図3の構成の方がやや好ましいと言える。
図6(b)では、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12に代えて、支持帯56a、56b、56c及び56dを設け、さらに、連結帯として連結帯57a、57b、57c及び57dの4つを設けた変形例を示している。この変形例では、被施術者80が仰向けに横たわったときいは、後頭部の中央が連結帯57a、57b、57c及び57dに囲まれた領域に位置することになる。したがって、多少複雑な構成となるが、後頭部の中央が解放されるので、後頭部を圧迫されるように感じることもなく、さらに後頭部が蒸れにくくなるという利点がある。
図7は、腕木の第1の変形例を示す図であり、(A)は腕木を水平に固定した状態を示す側面図、(B)は腕木を傾けた状態を示す側面図である。図7において、59a及び59bは腕木、60はストッパねじを示し、その他の符号は図1と同じものを示す。また、図8は、腕木の第2の変形例を示す図であり、(A)は両方の腕木を水平に固定した状態を示す側面図、(B)は片側の腕木を傾けた状態を示す側面図である。図8において、59a及び
59bは腕木、60a及び60bはストッパねじを示し、その他の符号は図7と同じものを示す。
図7では、腕木59を傾けることができるようにした変形例である。すなわち、腕木59は、架設材40を軸として回転可能に支持されている。さらに、腕木59に貫通孔を穿設してナットを埋め込み、さらにストッパねじ60を設けている。ストッパねじ60は、架設材40を締め付けることによって腕木59の回転止めとなる。この変形例では、図7(B)に示すように、腕木59を傾けることによって、下部連続支持帯11と上部連続支持帯12との高さに差を設けされるようにし、被施術者80の頭部81の形状、大きさの違いや、被施術者80の頭部又は頸部の姿勢の好みによりきめ細かく応じることが可能になる。
図8は、図7の変形例の構成をさらに改変したものである。すなわち、腕木59を、腕木59aと腕木59bとに分割して別個に設けている。腕木59aと腕木59bとには、ストッパねじ60aとストッパねじ60bとをそれぞれ設けている。このように構成することによって、下部連続支持帯11と上部連続支持帯12との高さを個別に調節できるようにしている。なお、この変形例においては、スプリング31及び33を設ける代わりにねじりばねを設けることも可能である。すなわち、ねじりばねを架設材40に挿通し、一端を腕木59aに係止し、他端を新たに設けた係止部に係止し、腕木59aのシャックル35を設けている側が跳ね上がるようにする。腕木59bもシャックル37を設けている側が跳ね上がるようにねじりばねを設けておく、そして、シャックル35にナス環27、シャックル37にナス環29を係止すれば、ねじりばねの弾発力によって被施術者80の頭部81を支持することができる。
図9は、弾性体の変形例を示す側面図である。図9において、39c及び39dは開口部、61及び62はゴムバンド、63は支持板、63a及び64aは開口部、64は支持板、64aは開口部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。
図9では、弾性体として、スプリング31及び33に加えてゴムバンド61及び62を設けている変形例である。すなわち、架設材40の開口部63aと開口部64aとにゴムバンド61とゴムバンド62とをそれぞれ取り付ける。さらに、ゴムバンド61とゴムバンド62との下側は、支持板63の開口部63aと支持板64の開口部64aとをそれぞれ取り付ける。くわえて、支持板63の図示してない開口部と支持板643の図示してない開口部とに、シャックル35とシャックル37とをそれぞれ取り付け、さらにシャックル35とシャックル37とにスプリング31とスプリング33とをそれぞれ取り付ける。このように構成することによって、被施術者80の頭部81を下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12で支持したときに、スプリング31及び33とゴムバンド61及び62との弾発力によってより微妙で複雑な浮遊感を得ることができる。したがって、被施術者80の浮遊感に関する多様で主観的な要求により的確に応えることが可能となる。
続けて、本発明の第2の実施の形態に係る施術用頭部支持装置を図面に基づいて説明する。図10は、第2の実施の形態に係る施術用頭部支持装置の使用状態を示す斜視図である。図10において、65、66、67及び68は支持帯固定具、69、70、71及び72は伸縮支柱、73及び74は支持台であり、その他の符号は図1と同じものを示す。なお、この実施の形態に係る施術用頭部支持装置において、第1の実施の形態に係る施術用頭部支持装置と同一の構成となる部分については説明を省略する。
この実施の形態に係る施術用頭部支持装置10は、被施術者80の頭部81を上方にある弾性体によって吊り下げるのではなく、下方にある弾性体で持ち上げる点において異なる構成となっている。すなわち、第2の実施の形態に係る施術用頭部支持装置10において、右側支持部11a、右側支持部12a、左側支持部11b及び左側支持部12bの接続具18、19、20及び21に固定されていた側の端部は、それぞれ支持帯固定具65、66、67及び68に対して固定されている。また、支持帯固定具65、66、67及び68は、伸縮支柱69、70、71及び72に支持されている。伸縮支柱69、70、71及び72は、図示していないスプリングをそれぞれ内部に設けてある。さらに、伸縮支柱69、70、71及び72は、押し下げる力が加わると、その力に応じてこれらの上部が支持帯固定具65、66、67及び68の内部に進入可能に構成してある。
したがって、支持帯固定具65、66、67及び68は、これらのスプリングの弾発力によって上下動可能な状態で支持されている。また、伸縮支柱69及び71は下端部が支持台73に固定されており、同様に、伸縮支柱70及び72は下端部が支持台74に固定されている。支持台73と支持台74とは、それぞれ昇降支柱41と昇降支柱42との上端部に固定されている。したがって、第1の実施の形態に係る施術用頭部支持装置10と同様に、操作部46を操作して昇降支柱41及び42を昇降させ、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12を施術上好ましい高さに位置させることが可能である。下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の高さを調節した上で、被施術者80が頭部81を下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12に載せると、伸縮支柱69、70、71及び72の内部に設けたスプリングの弾発力によって上方に持ち上げるように支持されつつも、フワフワと空中に浮いているような浮遊感を得ることができる。なお、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の交換は、支持帯固定具65、66、67及び68を分解することによって可能である。なお、伸縮支柱69、70、71及び72を被施術者80の頭部81側に倒伏可能な構成とし、伸縮支柱69、70、71及び72の内部にそれぞれ設けたねじりばねの弾発力によって被施術者80の頭部81を支持するようにしてもよい。すなわち、伸縮支柱69、70、71及び72の下端部側に被施術者80の頭部81側に回転可能となるようにそれぞれ軸受を設け、被施術者80が頭部81を下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12に載せたときにはねじりばねの弾発力によって被施術者80の頭部81を引き上げるようにすれば、被施術者80が頭部81に空中に浮いているような浮遊感を得ることができる。
さらに、本発明の第3の実施の形態に係る施術用頭部支持装置を図面に基づいて説明する。図11は、第3の実施の形態に係る施術用頭部支持装置の使用状態を示す斜視図である。図11において、75及び76は支持台、77及び78は蓋部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。なお、この実施の形態に係る施術用頭部支持装置において、第1の実施の形態に係る施術用頭部支持装置と同一の構成となる部分については説明を省略する。
この実施の形態に係る施術用頭部支持装置10は、被施術者80の頭部81を上方にある弾性体に対して吊り下げるのではなく、ぜんまいばねの回転力で右側支持部11a、右側支持部12a、左側支持部11b及び左側支持部12bを水平方向に引っ張る点において異なる構成となっている。すなわち、支持台75及び76の内部には、図示していないぜんまいばねをそれぞれ設けてある。これらのぜんまいばねの回転力によって、右側支持部11a及び右側支持部12aは支持台75に引き込まれ、左側支持部11b及び左側支持部12bは支持台76に引き込まれる。また、支持台75と支持台76とは、それぞれ昇降支柱41と昇降支柱42との上端部に固定されている。したがって、第1の実施の形態に係る施術用頭部支持装置10と同様に、操作部46を操作して昇降支柱41及び42を昇降させ、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12を施術上好ましい高さに位置させることが可能である。
したがって、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の高さを調節した上で、被施術者80が頭部81を下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12に載せると、支持台75及び76の内部に設けたぜんまいばねの回転力によって、右側支持部11a、右側支持部12a、左側支持部11b及び左側支持部12bが水平に引っ張られ、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の中間部分と連結帯13が上方に持ち上がるので、フワフワと空中に浮いているような浮遊感を得ることができる。なお、下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12の交換は、支持台75と支持台76との蓋部77と蓋部78とを開き、右側支持部11a、右側支持部12a、左側支持部11b及び左側支持部12bの端部を引き出し、さらに支持台75と支持台76とから取り外すことによって可能である。
くわえて、本発明の第4の実施の形態に係る施術用頭部支持装置を図面に基づいて説明する。図12は、第3の実施の形態に係る施術用頭部支持装置の使用状態を示す斜視図である。図12において、49a、49b、49c及び49dは連結部構成体、86は支持アーム、86aは基端部、86bは先端部、87は支持アーム、87aは基端部、87bは先端部、88は支持アーム、88aは基端部、88bは先端部、89は支持アーム、89aは基端部、89bは先端部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。なお、この実施の形態に係る施術用頭部支持装置において、第1の実施の形態に係る施術用頭部支持装置と同一の構成となる部分については説明を省略する。
この実施の形態に係る施術用頭部支持装置10は、被施術者80の頭部81を上方にある弾性体によって吊り下げているが、一般的なつるまきばねではなく、ねじりばねが支持アームを上方に跳ね上げる付勢力を利用していることが特徴的な構成となっている。第4の実施の形態に係る施術用頭部支持装置10では、支持アーム86及び88は基端部86a及び88aにおいて昇降支柱41に接続されており、支持アーム87及び89は、基端部87a及び89aにおいて昇降支柱42に接続されている。また、これらの支持アームの基端部86a、87a、88a及び89aは、被施術者80が頭部81側に回転可能となるような図示していない軸受が昇降支柱41及び42との間にそれぞれ介在している。さらに、内部に図示していないねじりばねがそれぞれ設けられており、これらの支持アームの先端部86b、87b、88b及び89bが上方に跳ね上がるように付勢している。なお、ここでは特に図示しないが、被施術者80が頭部81を下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12に載せていないときには、先端部86b、87b、88b及び89bは図12に示した状態よりも上方に跳ね上がる。さらに、先端部86b、87b、88b及び89bにはそれぞれ開口部が形成されており、右側支持部11a、左側支持部11b、右側支持部12a及び左側支持部12bをこれらの開口部に通して下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12が支持されるようにしている。
したがって、被施術者80が頭部81を下部連続支持帯11及び上部連続支持帯12に載せると、頭部81と頸部の一部の重量によって、支持アーム86、87、88及び89は、先端部86b、87b、88b及び89bが下がるように回転するが、ねじりばねの付勢力によってこの重量と釣り合う位置で回転が停止する。この状態において、被施術者80は、頭部81に空中に浮いているような浮遊感を得ることができる。くわえて、この実施の形態では、支持脚43の連結部を連結部構成体49a、49b、49c及び49dによって構成している。連結部構成体49b及び49cは、互いに回転可能に接続され、さらに連結部構成体49a及び49dに対しても回転可能に接続されている。したがって、昇降支持柱44と昇降支持柱45との感覚を調整することができ、右側支持部11a及び右側支持部12aと、左側支持部11b及び左側支持部12bとの感覚を被施術者80の頭部81の幅に的確に合わせることができる。また、連結部構成体49a、49b、49c及び49dを折りたたむことによって、施術用頭部支持装置10の運搬が容易になる利点もある。
以上のように、第1、第2、第3及び第4の実施の形態に係る施術用頭部支持装置10は、弾性体によって被施術者80が頭部81にフワフワと空中に浮いているような浮遊感に似た感覚を得る。このような感覚を得ると、被施術者80は、ごく短時間のうちにリラックスでき、頭部を左右いずれかに傾けるなどの被施術者の癖にも対応するので、被施術者の頭部を支える筋肉が十分に弛緩した状態となる。したがって、施術者は、カイロプラクティックや、マッサージ、整体などの施術を頸椎の歪みや、頭部を支える筋肉の拘縮などを和らげるための手技に直ちに集中することができ、その効果も増大する。また、被施術者の頸部等にボキボキ音がするほど強い力を加える必要が全く無くなるので、このテクニックを用いることによる被施術者80への悪影響もなくなる。さらに、枕と同じ作用を持っているので、施術の前後など施術をしていないときには枕として使用することができる。また、施術前に被施術者の頭部を支える筋肉が十分に弛緩した状態となるので、温熱療法など手技でない施術を行う場合においても効果が増大する。
以上、本発明の3つの実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、各構成品の材料は、それぞれの構成品の作用効果の発揮に好ましくない影響がなければ、記載した材料以外のものに変更可能である。また、スプリングなどの弾性体の形状や配置などは、被施術者80が頭部81にフワフワと空中に浮いているような浮遊感を得られる範囲において適宜変更することが可能である。また、弾性体として、板バネ、空気バネやバルーンなども用いることができる。さらに、下部連続支持帯11、上部連続支持帯12及び連結帯13の幅や形状も被施術者80が頭部81を支持可能であれば適宜変更できる。また、各種の変形例や3つの実施の形態における各種の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜組み合わせることができる。
10 施術用頭部支持装置
11 下部連続支持帯
11a 右側支持部
11b 左側支持部
12 上部連続支持帯
12a 右側支持部
12b 左側支持部
13 連結帯
13a 筒状部
13b 筒状部
14 バックル
15 バックル
16 バックル
17 バックル
18 接続具
19 接続具
20 接続具
21 接続具
22 リング
23 リング
24 リング
25 リング
26 ナス環
27 ナス環
28 ナス環
29 ナス環
30 スプリング
31 スプリング
32 スプリング
33 スプリング
34 シャックル
35 シャックル
36 シャックル
37 シャックル
38 腕木
38a 下部腕部
38b 上部腕部
39 腕木
39a 下部腕部
39b 上部腕部
39c 開口部
39d 開口部
40 架設材
41 昇降支柱
42 昇降支柱
43 支持脚
44 昇降支持柱
45 昇降支持柱
46 操作部
47 脚部
48 脚部
49 連結部
49a 連結部構成体
49b 連結部構成体
49c 連結部構成体
49d 連結部構成体
50 キャスタ
51 キャスタ
52 キャスタ
53 キャスタ
54 連結帯
55a 面ファスナ
55b 面ファスナ
55c 面ファスナ
55d 面ファスナ
56a 支持帯
56b 支持帯
56c 支持帯
56d 支持帯
57a 連結帯
57b 連結帯
57c 連結帯
57d 連結帯
58a ハトメ
58b ハトメ
58c ハトメ
58d ハトメ
59 腕木
59a 腕木
59b 腕木
60 ストッパねじ
60a ストッパねじ
60b ストッパねじ
61 ゴムバンド
62 ゴムバンド
63 支持板
63a 開口部
64 支持板
64a 開口部
65 支持帯固定具
66 支持帯固定具
67 支持帯固定具
68 支持帯固定具
69 伸縮支柱
70 伸縮支柱
71 伸縮支柱
72 伸縮支柱
73 支持台
74 支持台
75 支持台
76 支持台
77 蓋部
78 蓋部
79 施術者の位置
80 被施術者
81 頭部
82 耳介
83 耳介
84 上部頸椎近傍部分
85 施術台
86 支持アーム
86a 基端部
86b 先端部
87 支持アーム
87a 基端部
87b 先端部
88 支持アーム
88a 基端部
88b 先端部
89 支持アーム
89a 基端部
89b 先端部
90 上半身受け用クッションマット
91 中肉部
92 厚肉部
93 薄肉部
94 溝
95 厚み調整用クッション材
96 厚み調整用クッション材
97 厚み調整用クッション材
98 被施術者
99 頭部

Claims (4)

  1. 仰向けに横たわった被施術者の後頭部の右下側、左下側、右上側、左上側にそれぞれ配置されると共に、前記被施術者の頭部を支持するように設けられた4つの支持帯と、
    4つの前記支持帯のうち少なくとも2つを連結すると共に、前記被施術者の前記後頭部に接するように設けられた1つまたは複数の連結帯と、
    4つの前記支持帯の端部にそれぞれ接続された第1の弾性体、第2の弾性体、第3の弾性体及び第4の弾性体とを有し、
    4つの前記弾性体が前記被施術者の前記頭部と頸部の一部又は全部との重量を支持可能であり、
    前記被施術者の前記後頭部の右下側の前記支持帯と前記被施術者の前記後頭部の左下側の前記支持帯とは、前記被施術者の前記後頭部下部の下方において連続した一体の第1の連続支持帯としてなされ、
    前記被施術者の前記後頭部の右上側の前記支持帯と前記被施術者の前記後頭部の左上側の前記支持帯とは、前記被施術者の前記後頭部下部の下方において連続した一体の第2の連続支持帯としてなされ、
    前記連結帯は、前記第1の連続支持帯と前記第2の連続支持帯とを連結し、前記第1の連続支持帯を貫通させた第1の筒状部と、前記第2の連続支持帯を貫通させた第2の筒状部とを備え
    前記第1の弾性体は、前記第1の連続支持帯の右端部に接続され、
    前記第2の弾性体は、前記第1の連続支持帯の左端部に接続され、
    前記第3の弾性体は、前記第2の連続支持帯の右端部に接続され、
    前記第4の弾性体は、前記第2の連続支持帯の左端部に接続されていることを特徴とする施術用頭部支持装置。
  2. さらに、前記第1の連続支持帯の右端部と前記第1の弾性体との間に介在するように設けられた第1の接続具と、
    前記第1の連続支持帯の左端部と前記第2の弾性体との間に介在するように設けられた第2の接続具と、
    前記第2の連続支持帯の右端部と前記第3の弾性体との間に介在するように設けられた第3の接続具と、
    前記第2の連続支持帯の左端部と前記第4の弾性体との間に介在するように設けられた第4の接続具とを有し、
    前記第1の接続具、前記第2の接続具、前記第3の接続具及び前記第4の接続具は、前記第1の弾性体、前記第2の弾性体、前記第3の弾性体及び第4の弾性体に対してそれぞれ着脱可能になされていることを特徴とする請求項1に記載の施術用頭部支持装置。
  3. さらに、前記被施術者の前記頭部の上方に、かつ、前記被施術者の前記頭部の左右方向に延在するように設けられた架設材と、
    前記架設材に取り付けられると共に、前記第1の弾性体が接続された第1の腕木と、
    前記架設材に取り付けられると共に、前記第2の弾性体が接続された第2の腕木と、
    前記架設材に取り付けられると共に、前記第3の弾性体が接続された第3の腕木と、
    前記架設材に取り付けられると共に、前記第4の弾性体が接続された第4の腕木とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の施術用頭部支持装置。
  4. さらに、前記架設材の右端部を支持すると共に、昇降可能に設けられた第1の昇降支柱と、
    前記架設材の左端部を支持すると共に、前記第1の昇降支柱と同時に昇降可能に設けられた第2の昇降支柱とを有することを特徴とする請求項に記載の施術用頭部支持装置。
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