JP5359357B2 - パケット処理装置、該処理装置に用いられるパケット処理順序制御方法及びパケット処理順序制御プログラム - Google Patents

パケット処理装置、該処理装置に用いられるパケット処理順序制御方法及びパケット処理順序制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、パケット処理装置、該処理装置に用いられるパケット処理順序制御方法及びパケット処理順序制御プログラムに係り、特に、ネットワークの領域でパケットを送信先へ転送する処理を分散して行う場合に用いて好適なパケット処理装置、該処理装置に用いられるパケット処理順序制御方法及びパケット処理順序制御プログラムに関する。
インターネットプロトコル(IP)で規定されるIPパケットを転送する装置として、ルータやスイッチ、ネットワーク・ゲートウェイなどのネットワーク装置がある。これらのネットワーク装置では、ソフトウェアに基づいて動作するハードウェアによりパケットの転送処理が行われる。この転送処理の性能を向上させるために、LSI(Large Scale Integrated Circuit)などのハードウェアをネットワーク装置に分散して配置したり、CPU(Central Processing Unit 、中央処理装置)に複数のプロセッサのコアを埋め込むことにより、転送処理を並列に行うか、あるいは分散して行う方法がある。
このような分散処理を行うことにより、転送処理の性能を向上させることが可能であるが、ネットワーク装置では、転送処理を分散することによって、到着したパケットを到着順序と同じ順序で転送できないことがあり、転送順序が逆転することがある。パケットの転送順序が逆転した場合、アプリケーションによる再送処理として複雑な処理が必要となり、また、リアルタイム性のあるデータについては、再送処理を行うと、リアルタイム性が失われるため、パケット廃棄が行われる可能性がある。特に、複数のプロセッサコアが埋め込まれたCPUでは、ソフトウェアに基づいて順序制御を行う必要があり、ソフトウェアに負荷がかかるという問題点がある。
分散処理を行う装置では、上記の問題点を改善するために、同一のフローのIPパケットの転送順序の逆転が防止されているものがある。この場合、IPパケットのフローに着目して、IPパケットのヘッダの一部あるいは全てをキーにしてハッシュ計算を行い、この計算結果に基づいてIPパケットの処理を行うプロセッサのコアの番号を決めて振り分けることで、同一のフローのIPパケットの転送順序の逆転が防止される。ところが、ハッシュ計算結果に基づく振り分けは、同じ結果の値となったパケットは同一のプロセッサのコアが選択されて処理されるので、プロセッサのコアが偏って選択されてしまい、CPUの資源が有効に使用されないという問題点がある。このため、CPUの資源が有効に使用されるパケット処理装置が要求されている。
この種の関連する技術としては、たとえば、特許文献1に記載されたマルチリンク型ルータがある。
このマルチリンク型ルータでは、ルータにルーティングを行う必要のあるパケットが入ってきたとき、ヘッダ情報の1つ又は複数が抽出され、抽出されたヘッダ情報をキーとしてハッシュ計算などが行われ、ハッシュ値に対応するインタフェースにパケットが出力される。このため、抽出されたヘッダ情報が同一であるパケットの出力インタフェースは常に同一となり、パケットの順序逆転が起こることがない。また、ハッシュ計算式として、流量の多いパケットに帯域の広い経路が割り当てられるような関数を用いることにより、負荷分散を図ることが可能となる。
また、特許文献2に記載された中継装置では、パケットが到着した場合、パケット処理部により同一性情報テーブルに一致情報があるか否かが判定され、一致情報がない場合には、この同一性情報テーブルに対して、パケット全体、パケット全体のハッシュ値、パケットの所定部分、あるいは、パケットの所定部分のハッシュ値が登録され、同一性情報テーブルに登録された情報に基づいてパケットの同一性判定が行われる。
また、特許文献3に記載されたパケット並列処理装置では、負荷分散部により、入力されるパケットが複数のパケット処理部へ振り分けられ、各パケット処理部でパケットの並列処理が行われる。各パケット処理部では、それぞれパケット処理情報管理部が管理するパケット処理情報の一部が管理され、この管理情報に基づいて、振り分けられたパケットに処理が施される。パケット処理情報管理部では、定期的に、負荷分散部の各パケット処理部へのパケットの振り分け方、及び各パケット処理部がそれぞれ管理するパケット処理情報が更新される。これにより、パケット処理の負荷が各パケット処理部になるべく均等になるように配分される。また、上記負荷分散部では、パケット処理情報管理部から送出されるハッシュ値あるいは統計情報などに基づいて、パケットを各パケット処理部に振り分けることにより、同各パケット処理部が効率的に使用されるようにしている。また、上記負荷分散部のパケット振り分け部では、パケットにシーケンス番号が付与され、多重化部でシーケンス番号順にパケットが出力されるように構成されることもある。
特開2000−013439号公報(要約書、図1) 特開2007−258955号公報(要約書、図1) 特開2008−167305号公報(要約書、第13頁、図1、図2)
しかしながら、上記各文献に記載された技術では、次のような問題点があった。
すなわち、特許文献1に記載されたマルチリンク型ルータでは、処理を行う前にハッシュ値を計算することで、出力インタフェースを固定にすることができるが、処理を行う前にハッシュ値に基づいて振り分ける方法では、振り分け先が偏るという問題点があり、効率的な資源の利用が行われない。
特許文献2に記載された中継装置では、パケットの同一性を判定する場合、厳密な同一判定が必要となり、同一か否かの判定に必要な全ての情報が比較されるので、この発明とは構成が異なる。
特許文献3に記載されたパケット並列処理装置では、ハッシュ値あるいは統計情報などに基づいて、パケットが各パケット処理部に振り分けられるので、上記特許文献1と同様の問題点がある他、シーケンス番号順にパケットが出力される構成になっているので、この発明とは構成が異なる。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、パケット転送処理を分散して行うための複数のコア(パケット転送処理手段)を有するCPUの資源が有効に使用されるパケット処理装置、パケット処理順序制御方法及びパケット処理順序制御プログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、与えられたパケットを送信先へ転送するパケット処理を分散して行うと共に、それぞれ、自己を表す処理番号、自己がパケット処理の実行中であるか否かを表す処理フラグ、及び、処理中のパケットに含まれるデータに基づくハッシュ値を生成する複数のパケット転送処理手段と、
各前記パケット転送処理手段に共有され、各前記パケット転送処理手段で生成された前記処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を先頭から生成順に登録すると共に、処理済みのパケットに対応する前記処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を消去するテーブル構成の記憶手段と、該記憶手段を参照して各前記パケット転送処理手段のうちのパケット処理を実行していないパケット転送処理手段を判定し、該判定されたパケット転送処理手段に、与えられたパケットを振り分けて転送する振り分け処理手段とを備えてなるパケット処理装置に係り、各前記パケット転送処理手段は、自己に振り分けられたパケットの処理が終了したときは、前記記憶手段を参照して、同一のハッシュ値を有するパケットの処理を行っている他のパケット転送処理手段が自己よりも先頭側に登録されているかを検索し、検索の結果、登録されていないときは、処理済みのパケットを出力側に転送する一方、登録されているときは、当該登録が消去されるまで処理済みのパケットの転送を待ち合わせる構成になされていることを特徴としている。
この発明の第2の構成は、与えられたパケットを送信先へ転送するパケット処理を分散して行うための複数のパケット転送処理手段と、各前記パケット転送処理手段に共有され、各前記パケット転送処理手段で生成された前記処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を記憶するテーブル構成の記憶手段と、与えられたパケットを振り分けて各前記パケット転送処理手段に転送する振り分け処理手段とを備えてなるパケット処理装置に用いられるパケット処理順序制御方法に係り、各前記パケット転送処理手段が、自己を表す処理番号、パケット処理の実行中か否かを表す処理フラグ、及び、処理中のパケットに含まれるデータに基づくハッシュ値を生成する処理と前記記憶手段が、各前記パケット転送処理手段で生成された前記処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を先頭から生成順に登録すると共に、処理済みのパケットに対応する前記処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を消去する記憶処理と、前記振り分け処理手段が、前記記憶手段を参照して各前記パケット転送処理手段のうちのパケット処理を実行していないパケット転送処理手段を判定し、該判定されたパケット転送処理手段に、与えられたパケットを振り分けて転送する振り分け処理とを含み、かつ、各前記パケット転送処理手段は、自己に振り分けられたパケットの処理が終了したときは、前記記憶手段を参照して、同一のハッシュ値を有するパケットの処理を行っている他のパケット転送処理手段が自己よりも先頭側に登録されているかを検索し、検索の結果、登録されていないときは、処理済みのパケットを出力側に転送する一方、登録されているときは、当該登録が消去されるまで処理済みのパケットの転送を待ち合わせることを特徴としている。
この発明の構成によれば、パケットの転送の順序の逆転を回避でき、かつ、パケット処理装置を構成する資源である複数のパケット転送処理手段を有効に使用できる。
この発明の一実施形態であるパケット処理装置の要部の構成を示すブロック図である。 図1中の共有テーブル30の構成図である。 図1のパケット処理装置の動作を説明するフローチャートである。
また、この発明の好適な形態では、上記各パケット転送処理手段は、上記ハッシュ値を、当該パケットに含まれるヘッダ情報に基づいて生成する構成とされている。
実施形態
図1は、この発明の一実施形態であるパケット処理装置の要部の構成を示すブロック図である。
この形態のパケット処理装置1は、同図に示すように、入力インタフェース11,12,13と、CPU20と、共有テーブル30と、出力インタフェース41,42,43とから構成されている。CPU20は、パケット処理順序制御プログラムに基づいて動作するコンピュータで構成され、入力処理部21と、振り分け処理部22と、コア231 ,232 ,…,23n と、出力処理部24とから構成されている。入力インタフェース11,12,13は、たとえばイーサネット(登録商標)などに対応した光信号などのパケットを外部から受信して電気信号に変換し、入力処理部21へ送出する。入力処理部21は、入力インタフェース11,12,13からパケットを受け取り、振り分け処理部22に転送する。
振り分け処理部22は、入力処理部21から転送されたパケットをコア231 ,232 ,…,23n に振り分けて転送する。コア231 ,232 ,…,23n は、与えられたパケットを送信先へ転送するパケット処理を分散して行い、特に、この実施形態では、当該コアを表す処理番号、パケット処理の実行中か否かを表す処理フラグ、及び、処理中のパケットに含まれるデータ(たとえば、へッダ情報)に基づくハッシュ値を生成する。また、コア231 ,232 ,…,23n は、処理済みのパケットの転送先に対応する出力インタフェースの検索処理を行う。この検索処理では、たとえば、パケットに含まれる転送先アドレスのLPM(Longest Prefix Match)の検索が行われる。共有テーブル30は、各コア231 ,232 ,…,23n に共有され、同各コア231 ,232 ,…,23n により、同各コアで生成された処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を先頭から生成順に記憶すると共に、処理済みのパケットに対応する処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を消去する。
また、各コア231 ,232 ,…,23n は、後に到着したパケットの処理が、先に到着したパケットの処理よりも早く終了した場合、後に到着したパケットの処理が終了した後に、共有テーブル30に記憶されている処理番号、処理フラグ及びハッシュ値に基づいて、同一のハッシュ値を有するパケットの処理を行っているコアが存在するか否かを確認し、存在しない場合は処理済みのパケットを出力処理部24(出力側)に転送する一方、存在する場合は処理が終了するまで処理済みのパケットの転送を待ち合わせる。この場合、各コア231 ,232 ,…,23n は、同一のハッシュ値を有するパケットの処理を行っているコアが存在する場合、共有テーブル30に記憶されている処理番号、処理フラグ及びハッシュ値が消去されるまで、処理済みのパケットの転送を待ち合わせる。
上記振り分け処理部22は、特に、この実施形態では、共有テーブル30に記憶されている処理番号及び処理フラグに基づいて、各コア231 ,232 ,…,23n のうちのパケット処理を実行していないコアを判定し、判定されたコアに、与えられたパケットを振り分けて転送する。出力処理部24は、コア231 ,232 ,…,23n から処理済みのパケットを受け取り、同パケットの転送先に対応する出力インタフェース41,42,43に転送する。出力インタフェース41,42,43は、出力処理部24からパケットを受け取り、たとえば光信号などに変換して外部の装置に転送する。
図2は、図1中の共有テーブル30の構成図である。
この共有テーブル30は、同図2に示すように、処理番号a、処理フラグb及びハッシュ値cが先頭から生成順に記憶されると共に、処理済みのパケットに対応する処理番号a、処理フラグb及びハッシュ値cが消去されるようになっている。
図3は、図1のパケット処理装置の動作を説明するフローチャートである。
この図を参照して、この形態のパケット処理装置に用いられるパケット処理順序制御方法の処理内容について説明する。
このパケット処理装置では、コア231 ,232 ,…,23n により、当該コアを表す処理番号、パケット処理の実行中か否かを表す処理フラグ、及び、処理中のパケットのデータ(たとえば、へッダ情報)に基づくハッシュ値が生成される。処理番号、処理フラグ及びハッシュ値は、共有テーブル30に先頭から生成順に記憶される(記憶処理)。また、処理済みのパケットに対応する処理番号、処理フラグ及びハッシュ値は、消去される。振り分け処理部22により、共有テーブル30に記憶されている処理番号及び処理フラグに基づいて、コア231 ,232 ,…,23n のうちのパケット処理を実行していないコアが判定され、判定されたコアに、与えられたパケットが振り分けられて転送される(振り分け処理)。
また、コア231 ,232 ,…,23n により、後に到着したパケットの処理が、先に到着したパケットの処理よりも早く終了した場合、後に到着したパケットの処理が終了した後に、共有テーブル30に記憶されている処理番号a、処理フラグb及びハッシュ値cに基づいて、同一のハッシュ値を有するパケットの処理を行っているコアが存在するか否かが確認され、存在しない場合は、処理済みのパケットが出力処理部24に転送される一方、存在する場合は、処理が終了するまで処理済みのパケットの転送を待ち合わせる。
この場合、コア231 ,232 ,…,23n は、共有テーブル30に記憶されている処理番号、処理フラグ及びハッシュ値が消去されるまで、処理済みのパケットの転送を待ち合わせる。
すなわち、図3に示すように、入力インタフェース11,12,13から送出されるパケットが入力処理部21で受信され、振り分け処理部22に転送される(ステップA1)。振り分け処理部22では、共有テーブル30を参照して、処理を行っていないコアが検索され、処理を行っていないコア(未処理コア)にパケットを転送する(ステップA2)。次に、パケットを受信したコアでは、パケットのヘッダ情報に基づいてハッシュ値が計算され(ステップA3)、処理番号及び処理フラグを有効にして、共有テーブル30に情報を書き込む。このとき、先に登録されたデータが共有テーブル30の先頭に必ずくるように共有テーブル30が構築される。つまり、共有テーブル30の最後尾に情報が書き込まれる(共有テーブルの構築、ステップA4)。
次に、コア231 ,232 ,…,23n により、処理済みのパケットの転送先に対応する出力インタフェースの検索処理が行われる(ステップA5)。この後、コア231 ,232 ,…,23n により、共有テーブル30に対して、同一のハッシュ値を有するパケット処理中の他のコアがあるか否かが検索される(ステップA6)。この場合、図2中の処理番号aが当該コアを示す番号ではなく、処理フラグbが有効で、かつ、ハッシュ値cが処理中のパケットのハッシュ値と同一である場合は、先に到着したパケットの処理が終了していない可能性があり、パケット順序が逆転する可能性があるため、他のコアの処理が終了するまでは、出力処理部24に対する転送を待ち合わせる(ステップA10)。また、処理番号aが当該コアを示す番号ではなく、処理フラグbが有効で、かつ、ハッシュ値cが処理中のパケットのハッシュ値と同一であっても、当該コアによる登録の位置よりも後方に登録されている場合は、後から到着したパケットであり、順序制御の必要がないため、ステップA7の処理(共有テーブル30の情報の削除)に進む。
また、図2中の処理番号aが当該コアを示す番号ではなく、処理フラグbが有効で、かつ、ハッシュ値cが処理中パケットのハッシュ値と同一の登録がない場合も、ステップA7の処理に進む。コア231 ,232 ,…,23n により、順序制御が必要なパケットがないと判断された後、共有テーブル30の処理フラグbが無効とされ、共有テーブル30から情報が削除される(ステップA7)。そして、コア231 ,232 ,…,23n からパケットが出力処理部24に転送され(ステップA8)、同出力処理部24から該当の出力インタフェース41,42,43に転送され(ステップA9)、処理が終了する。
以上のように、この実施形態では、共有テーブル30に記憶されている処理番号及び処理フラグに基づいて、振り分け処理部22により、コア231 ,232 ,…,23n のうちのパケット処理を実行していないコアが判定され、判定されたコアにパケットが振り分けられて転送され、また、コア231 ,232 ,…,23n により、後に到着したパケットの処理が、先に到着したパケットの処理よりも早く終了した場合、後に到着したパケットの処理が終了した後に、共有テーブル30に記憶されている処理番号a、処理フラグb及びハッシュ値cに基づいて、同一のハッシュ値を有するパケットの処理を行っているコアが存在するか否かが確認されるので、パケットの転送の順序の逆転が回避され、かつ、CPU20の資源であるコア231 ,232 ,…,23n が有効に使用される。
以上、この発明の実施形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、上記実施形態では、パケットのヘッダ情報に基づいてハッシュ値が計算されるが、同ハッシュ値は、パケットに含まれる送信先/送信元アドレス、プロトコル番号及び送信先/送信元ポート番号に基づいて計算しても良い。また、図1中の入力インタフェース11,12,13及び出力インタフェース41,42,43は、それぞれ3系統になっているが、この数に限定されない。
この発明は、パケットを送信先へ転送する処理を分散して行うパケット処理装置全般に適用できる。
20 CPU(中央処理装置)(パケット処理装置の一部)
21 入力処理部(CPUの一部)
22 振り分け処理部(振り分け処理手段)
231 ,232 ,…,23n コア(パケット転送処理手段)
24 出力処理部(CPUの一部)
30 共有テーブル(記憶手段)
a 処理番号
b 処理フラグ
c ハッシュ値

Claims (5)

  1. 与えられたパケットを送信先へ転送するパケット処理を分散して行うと共に、それぞれ、自己を表す処理番号、自己がパケット処理の実行中であるか否かを表す処理フラグ、及び、処理中のパケットに含まれるデータに基づくハッシュ値を生成する複数のパケット転送処理手段と、
    各前記パケット転送処理手段に共有され、各前記パケット転送処理手段で生成された前記処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を先頭から生成順に登録すると共に、処理済みのパケットに対応する前記処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を消去するテーブル構成の記憶手段と、
    該記憶手段を参照して各前記パケット転送処理手段のうちのパケット処理を実行していないパケット転送処理手段を判定し、該判定されたパケット転送処理手段に、与えられたパケットを振り分けて転送する振り分け処理手段とを備えてなるパケット処理装置であって、
    各前記パケット転送処理手段は、
    自己に振り分けられたパケットの処理が終了したときは、前記記憶手段を参照して、同一のハッシュ値を有するパケットの処理を行っている他のパケット転送処理手段が自己よりも先頭側に登録されているかを検索し、検索の結果、登録されていないときは、処理済みのパケットを出力側に転送する一方、登録されているときは、当該登録が消去されるまで処理済みのパケットの転送を待ち合わせる構成になされていることを特徴とするパケット処理装置。
  2. 各前記パケット転送処理手段は、
    前記ハッシュ値を、当該パケットに含まれるヘッダ情報に基づいて生成する構成とされていることを特徴とする請求項記載のパケット処理装置。
  3. 与えられたパケットを送信先へ転送するパケット処理を分散して行うための複数のパケット転送処理手段と、各前記パケット転送処理手段に共有され、各前記パケット転送処理手段で生成された前記処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を記憶するテーブル構成の記憶手段と、与えられたパケットを振り分けて各前記パケット転送処理手段に転送する振り分け処理手段とを備えてなるパケット処理装置に用いられるパケット処理順序制御方法であって、
    各前記パケット転送処理手段が、自己を表す処理番号、パケット処理の実行中か否かを表す処理フラグ、及び、処理中のパケットに含まれるデータに基づくハッシュ値を生成する処理と
    前記記憶手段が、各前記パケット転送処理手段で生成された前記処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を先頭から生成順に登録すると共に、処理済みのパケットに対応する前記処理番号、処理フラグ及びハッシュ値を消去する記憶処理と、
    前記振り分け処理手段が、前記記憶手段を参照して各前記パケット転送処理手段のうちのパケット処理を実行していないパケット転送処理手段を判定し、該判定されたパケット転送処理手段に、与えられたパケットを振り分けて転送する振り分け処理とを含み、かつ、
    各前記パケット転送処理手段は、
    自己に振り分けられたパケットの処理が終了したときは、前記記憶手段を参照して、同一のハッシュ値を有するパケットの処理を行っている他のパケット転送処理手段が自己よりも先頭側に登録されているかを検索し、検索の結果、登録されていないときは、処理済みのパケットを出力側に転送する一方、登録されているときは、当該登録が消去されるまで処理済みのパケットの転送を待ち合わせることを特徴とするパケット処理順序制御方法。
  4. 各前記パケット転送処理手段が、前記ハッシュ値を、当該パケットに含まれるへッダ情報に基づいて生成することを特徴とする請求項記載のパケット処理順序制御方法。
  5. コンピュータを請求項1又は2記載のパケット処理装置として機能させるためのコンピュータ読み取り可能なパケット処理順序制御プログラム。
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