JP5354082B2 - Shift check mechanism and shift mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シフトチェック機構及びシフト機構に関する。 The present invention relates to a shift check mechanism and a shift mechanism.
手動変速機のシフト機構において、シフトチェック機構が使用される。シフトチェック機構は、シフト位置の保持機能を有し、操作者に節度感を与える。従来のシフトチェック機構として、スプリングと、スプリングによりディテント溝に押しつけられるボールと、ボールとスプリングとを収容する筒状のホルダ(筒部)とを有するものが知られている(特許文献1参照)。 A shift check mechanism is used in a shift mechanism of a manual transmission. The shift check mechanism has a shift position holding function and gives a feeling of moderation to the operator. As a conventional shift check mechanism, a mechanism having a spring, a ball pressed against a detent groove by the spring, and a cylindrical holder (cylinder portion) that accommodates the ball and the spring is known (see Patent Document 1). .
しかしながら、従来のシフトチェック機構において、筒状のホルダとボールとが直接的に接触して、ボールの転動中にボールとホルダ間に発生する摩擦力が大きくなるという問題があった。 However, the conventional shift check mechanism has a problem that the cylindrical holder and the ball are in direct contact with each other, and the frictional force generated between the ball and the holder during rolling of the ball is increased.
本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、ボールとホルダ間に発生する摩擦力を低減することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to reduce the frictional force generated between the ball and the holder.
シフトレバーと、前記シフトレバーの操作により移動する複数のディテント溝とを有するシフト機構に用いられるシフトチェック機構は、スプリングと、前記スプリングにより前記複数のディテント溝の一つに対して押しつけられるボールと、前記ボールと前記スプリングとを収容する筒状のホルダと、前記ホルダ内で前記ホルダに対して摺動可能に収容され、前記スプリングと前記ボールの間に介挿されるスプリングシートと、を備え、前記スプリングシートは、前記ボールに接して前記ボールを位置決めする凹部を備え、前記スプリングシートは、前記スプリングシートの内部を通り抜ける通路を有し、前記ホルダは、前記ホルダの筒状の側壁を貫通し、前記スプリングシートの前記通路に連通する穴部を備えることを特徴とする。 A shift check mechanism used in a shift mechanism having a shift lever and a plurality of detent grooves that are moved by operation of the shift lever includes a spring and a ball that is pressed against one of the plurality of detent grooves by the spring. A cylindrical holder that accommodates the ball and the spring, and a spring seat that is slidably accommodated with respect to the holder within the holder, and is interposed between the spring and the ball, The spring seat includes a recess for positioning the ball in contact with the ball, the spring seat has a passage through the inside of the spring seat, and the holder penetrates a cylindrical side wall of the holder. A hole portion communicating with the passage of the spring seat is provided.
スプリングシートが、ボールに接してボールを位置決めする凹部を有するので、ボールがホルダの内周面に接触しなくなる。このため、ホルダがボールを直接的に支持する構成に比較して、ボールとホルダ間に発生する摩擦力が減少する。さらに、上記の穴部を通して、ホルダ内の油や空気等をホルダの外部に抜くことができる。 Since the spring seat has a recess for positioning the ball in contact with the ball, the ball does not contact the inner peripheral surface of the holder. For this reason, the frictional force which generate | occur | produces between a ball | bowl and a holder reduces compared with the structure which a holder supports a ball | bowl directly. Furthermore, oil, air, etc. in the holder can be drawn out of the holder through the hole.
図1は、本実施形態に係るシフト機構の概略構成図である。シフト機構は、手動変速機のシフト位置の切換えに用いられるものとして、本実施形態を説明する。 FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a shift mechanism according to the present embodiment. The present embodiment will be described assuming that the shift mechanism is used for switching the shift position of the manual transmission.
図1を参照すると、手動変速機のシフト機構は、シフトレバー1、ソケット3、ストライキングアーム6、ストライキングロッド8、シフトチェック機構10、複数のディテント溝20等を具備する。
Referring to FIG. 1, the shift mechanism of the manual transmission includes a
シフトレバー1には球面部2が形成されている。球面部2は、ソケット3により回転可能に支持されている。シフトレバー1の下端には、球状の接続部4が設けられている。接続部4は、ソケット5に回転自在に嵌め込まれ、ソケット5とともにストライキングアーム6の一端の接続孔7に上下に摺動可能に接続されている。ストライキングアーム6の他端は、ストライキングロッド8に接続されている。ストライキングロッド8には、複数のディテント溝20(止め溝)を有する溝部材9が取り付けられている。シフトレバー1の操作により、接続部4がストライキングアーム6を介してストライキングロッド8を押すことにより、ストライキングロッド8、溝部材9(即ち、複数のディテント溝20)は、直線的に移動する。シフトチェック機構10は、変速機ケース等に取り付けられ固定されている。
A
なお、複数のディテント溝がシフトレバーの操作によりシフトチェック機構に対して移動する構成であれば、シフト機構は図1の構成に限られない。例えば、シフトレバーの操作により回転する回転軸に複数のディテント溝を設けて、複数のディテント溝がシフトレバーの操作により回転移動する構成としてもよい。 Note that the shift mechanism is not limited to the configuration shown in FIG. 1 as long as the plurality of detent grooves moves relative to the shift check mechanism by operating the shift lever. For example, a plurality of detent grooves may be provided on a rotating shaft that is rotated by operating a shift lever, and the plurality of detent grooves may be rotated and moved by operating the shift lever.
図2と図3は、シフト機構に用いられるシフトチェック機構10を示す。図2は、シフトレバー1が操作されていないシフト位置の保持状態において、ディテント溝20内に球状のボール14が位置し、ストライキングロッド8の動きを止める様子を示す。図3は、シフトレバー1が操作されて、シフト位置が変更する途中において、隣接するディテント溝20間の頂部にボール14が位置する様子を示す。シフト位置の変更中に、ボール14は、ディテント溝内で転動して頂部を越えて、隣接するディテント溝内に移動する。ボール14が、ディテント溝の頂部を越えて隣接するディテント溝に移動する様子を図4(a)と(b)に示す。
2 and 3 show a
図2と図3を参照すると、シフトチェック機構10は、スプリング12と、スプリングシート13(ばね座)と、球状のボール14と、筒状のホルダ(筒部)16と、蓋部18を有する。筒状のホルダ(筒部)16は、スプリング12、スプリングシート13、ボール14を収容する。スプリング12は、コイルばねである。スプリングシート13は、スプリング12の力を受けるばね座として機能する。ボール14は、スプリング12から溝部材9に向う方向のばね力を受ける。ボール14は、スプリング12により、スプリングシート13を介して、複数のディテント溝20の一つに対して押しつけられる。ホルダ16は、軸17に関して対称で、軸方向に延びる形状を有する。筒状のホルダ16がボール14と接触しないよう、ホルダ16の最小内径は、ボール14の直径よりも大きい。本実施形態では、ホルダ16、スプリングシート13は、円筒状の形状を有する。蓋部18は、ボルトから構成されホルダ16にねじ込まれ、底部がスプリング12に接してスプリング12を支持する。従って、スプリング12は、スプリングシート13と蓋部18に接して、これらの間で保持される。
2 and 3, the
スプリング12とボール14の間に介挿されるスプリングシート13は、ホルダ16内で、ホルダ16に対して摺動可能に収容される。又、スプリングシート13は、ボール14に接してボール14を位置決めする凹部22を有する。ホルダ16がボールを直接的に支持する構成に比較すると、凹部22によるボール14の位置決めにより、ボール14が転動しかつホルダ軸方向に上下動する間にボール14とホルダ16間に発生する摩擦力が減少する。
The
図5(a)−(c)に、スプリングシート13の詳細図を示す。本実施形態では、スプリングシート13の凹部22は、軸対称な形状を有する。凹部22の底部27からスプリングシート13の外側に向かって、凹部22の軸25に垂直な断面が単調に拡大する(断面積が単調に増加する)。このような形状であれば、凹部22は、安定的にボール14を保持でき、さらに、機械加工等により簡便に形成できる。なお、凹部22の軸25は、ホルダ16の軸17にほぼ一致する。
5A to 5C are detailed views of the
凹部22は、凹部22の表面26とボール14の表面が線接触して、凹部22の表面26とボール14の表面との接触線が円環状になるような形状を有する。接触線が円環状であるので、凹部22は、安定した形で、ボール14の位置決めをすることができる。接触線が円環状となるよう、凹部22の軸25に垂直な断面が円状となる。図2、図3、図5(a)−(c)においては、凹部22が、この形状として、円錐状の形状を有する場合を示す。なお、「接触線が円環状である」とは、凹部の表面26と接触するボール14の表面の部位が円環状に分布すること、或いは、ボール14の表面と接触する凹部の表面の部位が円環状に分布することを含む。
The
凹部22の表面とボール14の表面の間には、空間24(第一の空間)が形成されている。空間24は、凹部22の表面とボール14の表面により画定され、筒状のホルダ16の軸方向に位置する。また、スプリングシート13、ホルダ16、及び、蓋部18に囲まれ、スプリング12が収容されるばね室29が形成されている。空間24とばね室29内には、通常、侵入した油(オイル)や空気等の流体が存在する。
A space 24 (first space) is formed between the surface of the
空間24とばね室29内の流体が、スプリングシート13とボール14がホルダ16内で軸方向に移動する妨げとならないように、流体が空間24とばね室29から流出するための通路(複数可)がスプリングシート13内に設けられる。スプリングシート13は、この通路として、スプリングシート13の内部を通り抜ける通路28を有する。この通路がない場合、空間24とばね室29内の流体を圧縮しながら、スプリングシート13とボール14がホルダ16内で軸方向に沿って移動することになるため、シフトフィーリングが悪くなる。
A passage (multiple passages) for fluid to flow out of the
なお、流体がばね室29から流出するための通路を、スプリングシート13内に設ける代わりに、ホルダを貫通してばね室29とホルダ外部をつなぐ通路を設けてもよい。
Instead of providing a passage through which the fluid flows out of the
スプリングシート13の通路28は、具体的には、筒状のホルダ16の軸方向に延びてスプリングシート13を貫通する第一貫通孔40と、この軸方向に対し略垂直に延びてスプリングシート13を貫通する第二貫通孔42とを有する。第一貫通孔40と第二貫通孔42は、交差して連通する。通路28を貫通孔で形成することにより、通路28の形成が機械加工等により容易にできる。
Specifically, the
通路28は、スプリングシート13のホルダ16に対向する側面30と、スプリングシート13の凹部22の底部27とにおいて開口する。これにより、図3のようにボール14とスプリングシート13がホルダ内に押し込まれる場合に、空間24から油や空気等の流体が排出される。また、通路28は、スプリングシート13のホルダ16に対向する側面30と、スプリングシート13のスプリング側の端面44とにおいて開口する。これにより、図3のようにボール14とスプリングシート13がホルダ内に押し込まれる場合に、ばね室29から油や空気等の流体が排出される。
The
凹部22を画定する表面26とボール14との円環状の接触線の半径Cは、凹部22の底部における通路28の開口23(第一貫通孔40の開口)の半径Rより大きい。これにより、凹部22は、開口23の縁以外の場所でボール14と接触するので、ボール14を安定的に支持して位置決めできる。
The radius C of the annular contact line between the
また、ホルダ16は、ホルダ16の筒状の側壁31を貫通し、スプリングシート13の通路28に連通する穴部32を備える。穴部32の内径は、ボール14がシフト操作中にホルダ16内で軸17に沿って上下運動しても、穴部32と通路28(第二貫通孔42)の連通状態が維持できるような大きさに設定されている。また、通路28は、スプリングシート13のホルダ16に対向する側面30において、内径を拡大するための拡大部33を有する。これにより、スプリングシート13の通路28とホルダ16の穴部32が連通し易くなる。
Further, the
また、シフトチェック機構10は、スプリングシート13と、ボール14と、ホルダ16とにより画定される空間34(第二の空間)を有する。空間34内にも、通常、侵入した油(オイル)や空気等の流体が存在する。空間34内の流体が、スプリングシート13とボール14がホルダ16内で軸方向へ移動する妨げとならないように、流体が空間34から流出するための通路がホルダ16内に設けられる。このため、ホルダ16は、通路としてホルダ16の内周面36に溝部38を備える。溝部38は穴部32と空間34に連通し、流体が空間34からホルダ16の外部へ流れるようになる。
The
次に、図6(a)と(b)を参照して、凹部22の取り得る形状について説明する。図2、図3及び図5(a)−(c)において、スプリングシート13の凹部22の表面形状は、円錐状の形状が示されているが、他の形状も取ることができる。
Next, with reference to FIGS. 6A and 6B, possible shapes of the
図6(a)は、通路28(第一貫通孔40)がない場合において、凹部22の軸25を通る平面内での凹部22の断面を示す。凹部22の表面の断面形状(凹部の輪郭)は、x−y平面内の関数y=f(x)として表す。ここで、y軸は、凹部22の軸25に対応し、x軸はy軸に垂直な軸を示す。y軸座標の増加する方向を凹部22の底部からスプリングシート13の外側に向う方向とする。y=f(x)が原点を通るよう、即ちf(0)=0になるようy軸座標を定める。ここでは、凹部22がボール14を安定的に保持でき、凹部22が簡易に形成できる形状を有するよう、断面形状の関数y=f(x)はx>0で単調増加し、x<0で単調減少する関数で、y軸に関して対称な関数としている。即ち、凹部22は、その底部27からスプリングシート13の外側に向かって、軸25(y軸)に垂直な円形の断面が単調に拡大する形状を有する。
FIG. 6A shows a cross section of the
ここで、ボール14がy軸のマイナス方向に向かって外部から凹部22へ入ってくる状況を考えれば、凹部の表面断面形状の関数y=f(x)が、図6(a)の斜線の領域を通過する(通り抜ける)場合に、ボール14が凹部22の底部(x=y=0)に達することがないことがないことがわかる。即ち、関数y=f(x)が、A1−A3のように図6(a)の斜線の領域を通過する場合に、ボール14が、凹部22と円環状の接触線を有して接触できることがわかる。なお、斜線の領域は、x=r、x=-r、y=r-(r2-x2)1/2で囲まれる領域であり、-r<x<rかつy>r-(r2-x2)1/2を満たす領域である。ここで、rは、ボール14の半径である。
Here, considering the situation where the
図6(a)において、斜線の領域を通過する2次関数A1、鐘状形状の関数A2、V字型の折線関数A3の断面形状などでは、ボール14と凹部22が、円環状の接触線上で接触できる。なお、2次関数A1の断面形状は、凹部22の表面形状が放物面の場合(凹部22が放物面体状の場合)に、A2の断面形状は、凹部22の表面形状が鐘状面の場合(凹部22が釣鐘状の場合)に、A3の断面形状は、凹部22の表面形状が円錐面の場合(凹部22が円錐状の場合)に相当する。なお、斜線の領域を通過しない関数A4のような断面形状では、凹部22の底部で、ボール14と凹部22が点触線してしまう。
In FIG. 6A, in the cross-sectional shape of the quadratic function A1, the bell-shaped function A2, the V-shaped broken line function A3, etc. that pass through the shaded area, the
図6(b)は、通路28(第一貫通孔40)がある場合において、凹部22の軸25を通る平面内での凹部22の断面を示す。凹部22の表面の断面形状(凹部の輪郭)は、x−y平面内の関数y=f(x)として表す。図6(a)と同様にx軸、y軸を定める。ただし、y=f(x)が点(R,0)を通るよう、即ちf(R)=0になるようy軸座標を定める。なお、Rは、通路28(第一貫通孔40)の開口半径で、y=f(x)は、|x|≧Rで定義される。ここでは、凹部22がボール14を安定的に保持でき、凹部22が簡易に形成できる形状を有するよう、y=f(x)はx>Rで単調増加し、x<−Rで単調減少する関数で、y軸に関して対称な関数としている。即ち、凹部22は、その底部27からスプリングシート13の外側に向かって、軸25(y軸)に垂直な円形の断面が単調に拡大する形状を有する。
FIG. 6B shows a cross section of the
ボール14を安定的に保持するため、又、通路28(第一貫通孔40)の開口23の縁における機械加工等によるばりを避けるため、好適には、ボール14と凹部22が、通路28の開口の縁以外の位置で、円環状の接触線を有して接触する。即ち、凹部22とボール14との円環状の接触線の半径Cが、凹部の底部における通路の開口の半径Rより大きくなるようにする。通路28の開口の縁(点(R,0))以外の場所でボール14と凹部22が接触するため、凹部の表面断面形状の関数y=f(x)は、図6(b)の斜線の領域を通過する(通り抜ける)ものとなっている。この場合、ボール14がy軸のマイナス方向に向かって外部から凹部22へ入ってくる状況を考えれば、ボール14が、通路28の開口の縁に達する前に、円環状の接触線を有して凹部22の表面に接触することがわかる。なお、斜線の領域は、x=r、x=-r、y=(r2-R2)1/2-(r2-x2)1/2で囲まれる領域で、-r<x<rかつy>(r2-R2)1/2-(r2-x2)1/2を満たす領域である。
In order to hold the
なお、通路28の開口半径Rがボール14の半径rより小さい場合(R<rの場合)には、少なくとも通路28の開口の縁(点(R,0))で、ボール14が、凹部22と円環状の接触線を有して接触できる(B4参照)。即ち、R<rの場合には、いずれかの位置でボール14が、凹部22と円環状の接触線を有して接触できる。これは、通路28の開口23により、凹部22の底が抜けているためである。
When the opening radius R of the
図6(b)において、B1、B2、B3の断面形状では、凹部の表面断面形状の関数y=f(x)が、通路28の開口の縁以外の場所で、図6(b)の斜線の領域を通過する。このため、B1、B2、B3の断面形状では、通路28の開口の縁以外の場所で、ボール14と凹部22が、円環状の接触線上で接触する。通路28の開口の縁における機械加工等によるばりに接触しないよう十分開口23から離れて、ボール14が凹部22と接触することが好ましい。なお、B4のような断面形状では、ボール14と凹部22が、開口の縁(x=R)でのみ線接触する。
6B, in the cross-sectional shapes of B1, B2, and B3, the function y = f (x) of the surface cross-sectional shape of the concave portion is a hatched line in FIG. 6B at a place other than the edge of the opening of the
ここで、2次関数B1の断面形状は、凹部22の表面形状が放物面の場合(凹部22が放物面体状の場合)に、B2の断面形状は、凹部22の表面形状が鐘状面の場合(凹部22が釣鐘状の場合)に、B3の断面形状は、凹部22の表面形状が円錐面の場合(凹部22が円錐状の場合)に相当する。
Here, the cross-sectional shape of the quadratic function B1 is that when the surface shape of the
<作用効果>
本実施形態では、ボールが、スプリングシートの凹部により安定的に位置決めされ保持できる。凹部とボールとの接触線が円環状であるように凹部の表面とボール表面が線接触する構成としたので、凹部によりボールが安定的に保持される。凹部は、軸対称な形状を有し、スプリングシートの外側に向かって、軸に垂直な凹部の円形の断面が拡大する形状を有するので、ボールが安定的に保持され、凹部が機械加工等により簡便に作製できるものとなる。凹部の表面とボールの表面により画定され、ホルダの軸方向に位置する第一の空間が形成されているため、凹部の底部にボールが接触せず、ボールが安定的に保持される。
<Effect>
In this embodiment, the ball can be stably positioned and held by the recess of the spring seat. Since the surface of the recess and the surface of the ball are in line contact so that the contact line between the recess and the ball is annular, the ball is stably held by the recess. The concave portion has an axisymmetric shape and has a shape in which the circular cross section of the concave portion perpendicular to the axis expands toward the outside of the spring seat, so that the ball is stably held and the concave portion is formed by machining or the like. It can be easily produced. Since the first space defined by the surface of the recess and the surface of the ball and positioned in the axial direction of the holder is formed, the ball does not contact the bottom of the recess and the ball is stably held.
スプリングシートは、スプリングシートの内部を通り抜けて凹部の底部において開口する通路(貫通孔)を有するので、凹部の表面とボールの表面により画定される第一の空間内の油や空気等を通路へ流通させて、ボールのホルダ内での移動をスムーズにできる。凹部とボールとの円環状の接触線の半径が、凹部の底部における通路の開口半径より大きいため、ボールが、開口の縁以外の位置で凹部に接して安定的に保持される。ホルダは、ホルダの筒状の側壁を貫通し、スプリングシートの通路に連通する穴部を備えるので、第一の空間内の油や空気等をホルダ外部に抜くことができる。ホルダは、ホルダの内周面に溝部を備え、溝部は、ボールとスプリングシートとホルダとにより画定される第二の空間と前記穴部に連通するため、この第二の空間内の油や空気等をホルダ外部に抜くことができ、ボールのホルダ内での移動をスムーズにできる。スプリングシートは、スプリングシートの内部を通り抜けて、スプリング側のスプリングシート端面において開口する通路(貫通孔)を有するので、ばね室内の油や空気等を通路へ流通させて、ボールのホルダ内での移動をスムーズにできる。 Since the spring seat has a passage (through hole) that passes through the inside of the spring seat and opens at the bottom of the recess, oil, air, or the like in the first space defined by the surface of the recess and the surface of the ball is passed to the passage. The ball can be moved smoothly in the holder. Since the radius of the annular contact line between the recess and the ball is larger than the opening radius of the passage at the bottom of the recess, the ball is stably held in contact with the recess at a position other than the edge of the opening. Since the holder includes a hole that penetrates the cylindrical side wall of the holder and communicates with the passage of the spring seat, oil, air, and the like in the first space can be drawn out of the holder. The holder includes a groove portion on the inner peripheral surface of the holder, and the groove portion communicates with the second space defined by the ball, the spring seat, and the holder and the hole portion. Etc. can be pulled out of the holder, and the movement of the ball in the holder can be performed smoothly. Since the spring seat has a passage (through hole) that passes through the inside of the spring seat and opens at the spring seat end surface on the spring side, oil or air in the spring chamber is circulated to the passage, You can move smoothly.
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is obvious that various modifications can be made within the scope of the technical idea.
1 シフトレバー
10 シフトチェック機構
12 スプリング
13 スプリングシート
14 ボール
16 ホルダ
20 ディテント溝
22 凹部
1 Shift lever
10
Claims (11)
スプリングと、
前記スプリングにより前記複数のディテント溝の一つに対して押しつけられるボールと、
前記ボールと前記スプリングとを収容する筒状のホルダと、
前記ホルダ内で前記ホルダに対して摺動可能に収容され、前記スプリングと前記ボールの間に介挿されるスプリングシートと、を備え、
前記スプリングシートは、前記ボールに接して前記ボールを位置決めする凹部を備え、
前記スプリングシートは、前記スプリングシートの内部を通り抜ける通路を有し、
前記ホルダは、前記ホルダの筒状の側壁を貫通し、前記スプリングシートの前記通路に連通する穴部を備えることを特徴とするシフトチェック機構。 A shift check mechanism used in a shift mechanism having a shift lever and a plurality of detent grooves that move by operation of the shift lever,
Springs,
A ball pressed against one of the plurality of detent grooves by the spring;
A cylindrical holder for accommodating the ball and the spring;
A spring seat which is slidably received with respect to the holder in the holder and is interposed between the spring and the ball,
The spring seat includes a recess for positioning the ball in contact with the ball,
The spring seat has a passage through the spring seat;
The shift check mechanism, wherein the holder includes a hole portion that penetrates a cylindrical side wall of the holder and communicates with the passage of the spring seat.
前記ホルダは、前記ホルダの内周面に溝部を備え、前記溝部は、前記穴部と前記第二の空間に連通することを特徴とする請求項1に記載のシフトチェック機構。 The shift check mechanism has a second space defined by the ball, the spring seat, and the holder,
The shift check mechanism according to claim 1, wherein the holder includes a groove portion on an inner peripheral surface of the holder, and the groove portion communicates with the hole portion and the second space.
前記シフトチェック機構は、
スプリングと、
前記スプリングにより前記複数のディテント溝の一つに対して押しつけられるボールと、
前記ボールと前記スプリングとを収容する筒状のホルダと、
前記ホルダ内で前記ホルダに対して摺動可能に収容され、前記スプリングと前記ボールの間に介挿されるスプリングシートと、を備え、
前記スプリングシートは、前記ボールに接して前記ボールを位置決めする凹部を備え、
前記スプリングシートは、前記スプリングシートの内部を通り抜ける通路を有し、
前記ホルダは、前記ホルダの筒状の側壁を貫通し、前記スプリングシートの前記通路に連通する穴部を備えることを特徴とするシフト機構。 A shift mechanism having a shift lever, a plurality of detent grooves that are moved by operation of the shift lever, and a shift check mechanism,
The shift check mechanism is
Springs,
A ball pressed against one of the plurality of detent grooves by the spring;
A cylindrical holder for accommodating the ball and the spring;
A spring seat which is slidably received with respect to the holder in the holder and is interposed between the spring and the ball,
The spring seat includes a recess for positioning the ball in contact with the ball,
The spring seat has a passage through the spring seat;
The shift mechanism according to claim 1, wherein the holder includes a hole that penetrates the cylindrical side wall of the holder and communicates with the passage of the spring seat.
Priority Applications (1)
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