JP5351853B2 - 情報処理端末及びリソース解放方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のオペレーティングシステム(以下、OSともいう)を動作させる情報処理端末において、OSの切替を伴うアプリケーションの起動または切替時において、切替前のOS上で動作しているアプリケーションが捕捉しているリソースの解放方法に関するものである。
従来から、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、サーバ装置等の情報処理端末において複数のOSを動作させる仮想化技術が開発されている。かかる仮想化技術では、複数のOSを切り替えながら操作する場合においても、切り替えの前後において簡便に操作が実現できるようにシステムを制御することが必要である。例えば、特許文献1には、異なる環境(アプリケーション、リソース、ファイル)において統一的な操作感を提供することを目的とした技術が開示されている。
特開2009−525513号公報
しかしながら、従来技術では、複数のOS間を跨って操作対象とするアプリケーションの切り替えが発生する場合において、切り替え前のアプリケーションが捕捉していたリソースが適切に解放されないで切り替えが実施されると、切り替え後のアプリケーションが適切にリソースを確保できず、当該アプリケーションの操作及び実行に支障が生じる場合があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、複数のOSが実行可能な情報処理端末において、OSの切り替えを伴うアプリケーションの切り替え時に切り替え前のアプリケーションが捕捉しているリソースの適切な解放が可能となる情報処理端末及びリソース解放方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理端末は、出力が前面化されているか否か及び操作対象であるか否かを示す通知であるフォーカス状態通知をプロセスに通知する機能を有するオペレーティングシステムが複数動作可能に構成された情報処理端末であって、複数のオペレーティングシステムのうちのいずれのオペレーティングシステムを操作対象とするかを制御するドメイン制御手段と、複数のオペレーティングシステムのうちの第1のオペレーティングシステム上で動作し、第1のオペレーティングシステムからのフォーカス状態通知を監視する第1の画面活性化監視手段と、複数のオペレーティングシステムのうちの第2のオペレーティングシステム上で動作し、第2のオペレーティングシステムからのフォーカス状態通知を監視する第2の画面活性化監視手段と、各オペレーティングシステムにより利用されるリソースを管理するリソース管理手段とを備え、第2の画面活性化監視手段は、第2のオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションである第2のアプリケーションが前面化されたことを契機とする第2のオペレーティングシステムからの、フォーカス状態通知のうち、通知先のプロセスの出力が背面化され操作対象ではなくなったことを示す通知であるフォーカスOFF通知を受信すると、第2のオペレーティングシステムを操作対象のオペレーティングシステムとするように依頼する旨の通知であるドメイン切替依頼通知をドメイン制御手段に通知し、ドメイン制御手段は、第2の画面活性化監視手段からドメイン切替依頼通知を受信すると、第1のオペレーティングシステムを操作対象ではないオペレーティングシステムとする旨の通知であるドメイン切替通知を第1のオペレーティングシステムに通知し、第1のオペレーティングシステムは、ドメイン切替通知を受信すると、フォーカス状態通知のうち、通知先のプロセスの出力が前面化され操作対象とされたことを示す通知であるフォーカスON通知を第1の画面活性化監視手段に通知すると共に、フォーカスOFF通知を第1のオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションである第1のアプリケーションに通知し、リソース管理手段は、フォーカスOFF通知の受信を契機とする、第1のアプリケーションからのリソースを解放する旨の通知であるリソース解放通知を受信した場合には、第1のアプリケーションにより捕捉されていたリソースを解放するように制御することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明のリソース解放方法は、出力が前面化されているか否か及び操作対象であるか否かを示す通知であるフォーカス状態通知をプロセスに通知する機能を有するオペレーティングシステムが複数動作可能に構成された情報処理端末であって、複数のオペレーティングシステムのうちのいずれのオペレーティングシステムを操作対象とするかを制御するドメイン制御手段と、複数のオペレーティングシステムのうちの第1のオペレーティングシステム上で動作し、第1のオペレーティングシステムからのフォーカス状態通知を監視する第1の画面活性化監視手段と、複数のオペレーティングシステムのうちの第2のオペレーティングシステム上で動作し、第2のオペレーティングシステムからのフォーカス状態通知を監視する第2の画面活性化監視手段と、各オペレーティングシステムにより利用されるリソースを管理するリソース管理手段とを備える情報処理端末における、アプリケーションにリソースを解放させるためのリソース解放方法であって、第2の画面活性化監視手段が、第2のオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションである第2のアプリケーションが前面化されたことを契機とする第2のオペレーティングシステムからの、フォーカス状態通知のうち、通知先のプロセスの出力が背面化され操作対象ではなくなったことを示す通知であるフォーカスOFF通知を受信すると、第2のオペレーティングシステムを操作対象のオペレーティングシステムとするように依頼する旨の通知であるドメイン切替依頼通知をドメイン制御手段に通知するドメイン切替依頼通知ステップと、ドメイン制御手段が、第2の画面活性化監視手段からドメイン切替依頼通知を受信すると、第1のオペレーティングシステムを操作対象ではないオペレーティングシステムとする旨の通知であるドメイン切替通知を第1のオペレーティングシステムに通知するドメイン切替通知ステップと、第1のオペレーティングシステムが、ドメイン切替通知を受信すると、フォーカス状態通知のうち、通知先のプロセスの出力が前面化され操作対象とされたことを示す通知であるフォーカスON通知を第1の画面活性化監視手段に通知すると共に、フォーカスOFF通知を第1のオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションである第1のアプリケーションに通知するフォーカス状態通知ステップと、リソース管理手段が、フォーカスOFF通知の受信を契機とする、第1のアプリケーションからのリソースを解放する旨の通知であるリソース解放通知を受信した場合には、第1のアプリケーションにより捕捉されていたリソースを解放するように制御するリソース解放ステップとを有することを特徴とする。
本発明の情報処理端末及びリソース解放方法によれば、フォーカスOFF通知を受信した第2の画面活性化監視部手段によりドメイン切替依頼通知がドメイン制御手段に通知され、この通知を受けたドメイン制御手段によりドメイン切替通知が第1のオペレーティングシステムに通知される。そして、第1のオペレーティングシステムによりフォーカスON通知が第1の画面活性化監視手段に通知されると共にフォーカスOFF通知が第1のアプリケーションに通知される。ここで、第1のアプリケーションが、フォーカスOFF通知を受信した場合に捕捉していたリソースを解放するように実装されていれば、第1のアプリケーションによりリソースの解放が実施される。従って、各オペレーティングシステム上で動作する第1及び第2の画面活性監視手段を設けることにより、リソースの解放のための特段の機構を設けることなく、容易にオペレーティングシステムの切替時におけるリソースの解放が実現される。なお、第2のオペレーティングシステム上の第2のアプリケーションへの切り替えの契機は、常駐のアプリケーションや、既に起動済みのアプリケーションに対して、外部からの着信や内部のタイマー等の非同期イベントによりアプリケーションが切替えられる場合、さらに、ユーザの手動操作により利用するオペレーティングシステムを切替えることに伴うアプリケーションの切替えも含む。なお、本発明におけるリソースは、ソフトウエアリソース及びハードウエアリソースを含む。
また、本発明の情報処理端末では、第1の画面活性化監視手段は、当該第1の画面活性化監視手段からの出力が表示画面において不可視状態に設定されたプロセスであり、第2の画面活性化監視手段は、当該第2の画面活性化監視手段からの出力が表示画面において不可視状態に設定されたプロセスであることを特徴とする。
この構成によれば、第1及び第2の画面活性監視手段は、表示画面において不可視状態に設定されるので、他のアプリケーションからの表示画面への出力を阻害することなく、リソース解放のための機構が実現される。また、第1及び第2の画面活性監視手段は、各オペレ−ティングシステム上で動作するアプリケーションと同様のプロセスとして構成されるので、リソース解放のための機構が容易に実現される。
また、本発明の情報処理端末は、リソース状態問合せ手段をさらに備え、第1の画面活性化監視手段は、フォーカスON通知を受信すると、リソースの解放状態の問合せを依頼するための通知であるリソース状態確認依頼通知をリソース状態問合せ手段に送信し、リソース状態問合せ手段は、リソース状態確認依頼通知を受信すると、リソース管理手段に、リソースの解放状態の問合せを実施し、リソースが未解放である場合に、第1のアプリケーションをサスペンドまたは強制終了させ、リソース管理手段は、第1のアプリケーションのサスペンドまたは強制終了を契機とする当該第1のアプリケーションからのリソース解放通知を受信した場合には、第1のアプリケーションにより捕捉されていたリソースを解放するように制御することを特徴とする。
また、本発明のリソース解放方法は、リソース状態問合せ手段をさらに備える情報処理端末におけるリソース解放方法であって、第1の画面活性化監視手段が、フォーカス状態通知ステップにおいてフォーカスON通知を受信すると、リソースの解放状態の問合せを依頼するための通知であるリソース状態確認依頼通知をリソース状態問合せ手段に送信するリソース状態確認依頼通知ステップと、リソース状態問合せ手段が、リソース状態確認依頼通知を受信すると、リソース管理手段にリソースの解放状態の問合せを実施し、リソースが未解放である場合に、第1のアプリケーションをサスペンドまたは強制終了させるアプリケーション停止ステップとをさらに有し、リソース解放ステップにおいて、リソース管理手段が、第1のアプリケーションのサスペンドまたは強制終了を契機とする当該第1のアプリケーションからのリソース解放通知を受信した場合には、第1のアプリケーションにより捕捉されていたリソースを解放するように制御することを特徴とする。
第1のアプリケーションが、フォーカスOFF通知を受信した場合に、捕捉していたリソースを解放するように実装されていない場合であっても、フォーカスON通知を受信した第1の画面活性化監視手段によりリソースの解放状態の問合せが実施され、リソースが未解放である場合には、第1のアプリケーションが強制的にサスペンドまたは強制終了される。これにより、第1のアプリケーションにより捕捉されていたリソースの解放が実現される。
また、本発明の情報処理端末では、ドメイン制御手段は、第1のアプリケーションが捕捉していたリソースの解放の完了を契機とする当該第1のアプリケーションからの通知を受信すると、第1のオペレーティングシステムから第2のオペレーティングシステムへの操作対象とするオペレーティングシステムの切り替えが可能である旨の通知であるドメイン切替準備完了通知を第2の画面活性化監視手段に通知し、第2の画面活性化監視手段は、ドメイン切替準備完了通知を受信すると、第2のアプリケーションに、リソースの解放が完了した旨の通知であるリソース解放通知を送信することを特徴とする。
また、本発明のリソース解放方法によれば、ドメイン制御手段が、第1のアプリケーションが捕捉していたリソースの解放の完了を契機とする当該第1のアプリケーションからの通知を受信すると、第1のオペレーティングシステムから第2のオペレーティングシステムへの操作対象とするオペレーティングシステムの切り替えが可能である旨の通知であるドメイン切替準備完了通知を第2の画面活性化監視手段に通知するドメイン切替準備完了通知ステップと、第2の画面活性化監視手段が、ドメイン切替準備完了通知を受信すると、第2のアプリケーションに、リソースの解放が完了した旨の通知であるリソース解放通知を送信するリソース解放通知ステップとをさらに有することを特徴とする。
この構成によれば、第1のアプリケーションにより捕捉されていたリソースが解放され、オペレーティングシステムの切り替え及び第2のアプリケーションによるリソースの捕捉が可能な状態となったときに、第2の画面活性化監視手段により第2にアプリケーションに対してその旨の通知が実施される。これにより、第2のアプリケーションからリソースを制御する機能部に対する定期的な問い合わせが不要となる。従って、リソース捕捉処理が効率化される。
複数のOSが実行可能な情報処理端末において、OSの切り替えを伴うアプリケーションの切り替え時に切り替え前のアプリケーションが捕捉しているリソースの適切な解放が可能となる。
本発明の第1実施形態にかかる情報処理端末の概略構成図である。 情報処理端末におけるリソース解放処理の例を示すシーケンス図である。 情報処理端末におけるリソース解放処理の他の例を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態にかかる情報処理端末の概略構成図である。 第2実施形態における情報処理端末におけるリソース解放処理の他の例を示すシーケンス図である。
本発明に係る情報処理端末及びリソース解放方法の実施形態について図面を参照して説明する。なお、可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る情報処理端末1Aの概略構成図である。図1に示すように、本実施形態にかかる情報処理端末1Aは、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、サーバ装置等の情報処理端末であり、複数のオペレーティングシステム(以下、OSという)上のそれぞれで複数のアプリケーションプログラム(以下、APという)が動作可能に構成された端末装置である。
情報処理端末1Aは、物理的な構成要素として、CPU101と、記憶装置102と、入力ボタン、キーボード、マウス、マイク、デジタルカメラ等の入力装置103と、液晶ディスプレイ、スピーカ等の出力装置104とを備えており、これらのハードウエア資源を利用して動作する様々な機能的構成要素をさらに備えている。
情報処理端末1Aは、機能的構成要素として、複数OS実行部110と、この複数OS実行部110上で動作する第1のOS120、ドメイン制御部130(ドメイン制御手段)、仮想リソース管理部140(リソース管理手段)及び第2のOS150を含む。
複数OS実行部110は、仮想化ソフトウェアであり、CPU101、記憶装置102、入力装置103、及び出力装置104等のリソースを管理し、第1のOS120、第2のOS150、ドメイン制御部130及び仮想リソース管理部140に対するニーズに応じた適切なリソースの割当を実現する。なお、本実施形態におけるリソースは、ソフトウエアリソース及びハードウエアリソースを含む。ここでは、複数OS実行部110において起動されるOSを2つとしているが、3つ以上起動されてもよい。第1のOS120、第2のOS150、ドメイン制御部130及び仮想リソース管理部140は、複数OS実行部110上で管理される仮想マシン内で動作する。
ドメイン制御部130は、複数OS実行部110上で動作する複数のOSのうちのいずれのOSを操作対象とするかを制御する部分である。ドメイン制御部130は、例えば、操作対象とされているOS及びアプリケーションに関する情報をフラグ情報として保持することができる。より具体的には、ドメイン制御部130は、第2のOS150を操作対象のオペレーティングシステムとするように依頼する旨の通知であるドメイン切替依頼通知を第2のOS150上で動作している第2の画面活性化監視部153(詳細は後述する)から受信すると、第1のOS120に対して、第1のOS120を操作対象ではないOSとする旨の通知であるドメイン切替通知を第1のOS120に通知する。
また、ドメイン制御部130は、第1のアプリケーション122が捕捉していたリソースの解放の完了を契機とする第1のアプリケーション122からの通知を受信すると、第1のアプリケーション122を動作させている第1のOS120から第2のOS150への操作対象とするオペレーティングシステムの切り替えが可能である旨の通知であるドメイン切替準備完了通知を第2のOS150上で動作している画面活性化監視部に通知する。
仮想リソース管理部140は、各OSで利用するリソース(ハードウェアリソースおよびソフトウェアリソースを含む)を管理する部分である。仮想リソース管理部140は、例えば、アプリケーションからの指示等に基づき、リソース制御部141に対してハードウエアの解放等の制御を実施させる。仮想リソース管理部140は、例えば、各リソースとOSやアプリケーションの識別子との対応付けをテーブルに記憶することができる。
なお、ドメイン制御部130及び仮想リソース管理部140は、OSの制御が介在しない仮想マシンとして実装されることとしてもよいし、OS上で動作するように実装されることとしてもよい。
さらに、情報処理端末1Aは、機能的構成要素として、第1のOS120上で動作する第1のアプリ管理部121、第1のアプリケーション122、第1の画面活性化監視部123(第1の画面活性化監視手段)と、第2のOS150上で動作する第2のアプリ管理部151、第2のアプリケーション152、第2の画面活性化監視部153(第2の画面活性化監視手段)と、仮想リソース管理部140上で動作するリソース制御部141(リソース管理手段)とを含む。以下、上記各構成要素について詳細に説明する。
第1のアプリ管理部121は、第1のアプリケーション122及び第1の画面活性化監視部123の実行状態や出力装置104に動作結果を表示させるウィンドウ(出力画面)の制御状態を管理するミドルウェアである。
第1のアプリケーション122は、OS上で動作するプロセスである。なお、第1のアプリケーション122は、OS上における常駐プロセスであっても非常駐プロセスであってもよい。
第1の画面活性化監視部123は、第1のOS120からのフォーカス状態通知を監視する部分である。フォーカス状態通知は、当該プロセスからの出力が出力画面において前面化されているか否か及び当該プロセスが操作対象であるか否かを示す通知である。
より具体的には、第1の画面活性化監視部123は、第1のアプリケーション122が前面化されたことを契機とする第1のOS120からのフォーカスOFF通知を受信すると、第1のOS120を操作対象のOSとするように依頼する旨の通知であるドメイン切替依頼通知をドメイン制御部130に通知する。フォーカスOFF通知は、フォーカス状態通知のうち、当該プロセスの出力が出力画面において背面化され操作対象ではなくなったことを示す通知である。
なお、第1の画面活性化監視部123は、当該第1の画面活性化監視部123からの出力が出力画面(表示画面)において不可視状態に設定された第1のOS上におけるプロセスである。
リソース制御部141は、仮想リソース管理部140による制御に基づき、リソースの解放制御を実施する部分である。また、リソース制御部141は、第1のアプリケーション122及び第2のアプリケーション152に所定のリソースを捕捉させるように制御することができる。
第2のアプリ管理部151は、第2のアプリケーション152及び第2の画面活性化監視部153の実行状態や出力装置104に動作結果を表示させるウィンドウ(出力画面)の制御状態を管理するミドルウェアである。
第2のアプリケーション152は、OS上で動作するプロセスである。なお、第2のアプリケーション152は、OS上における常駐プロセスであっても非常駐プロセスであってもよい。
第2の画面活性化監視部153は、第2のOS150からのフォーカス状態通知を監視する部分である。より具体的には、第2の画面活性化監視部153は、第2のアプリケーション152が前面化されたことを契機とする第2のOS150からのフォーカスOFF通知を受信すると、第2のOS150を操作対象のOSとするように依頼する旨の通知であるドメイン切替依頼通知をドメイン制御部130に通知する。
また、第2の画面活性化監視部153は、ドメイン制御部130からのドメイン切替準備完了通知を受信すると、第2のアプリケーション152に、リソースの解放が完了した旨の通知であるリソース解放通知を送信する。ドメイン切替準備完了通知は、第1のOS120から第2のOS150への操作対象とするOSの切り替えが可能であることを通知するためのものである。
なお、第2の画面活性化監視部153は、当該第2の画面活性化監視部153からの出力が出力画面(表示画面)において不可視状態に設定された第2のOS上におけるプロセスである。
次に、図2及び図3を参照して、情報処理端末1Aの動作について説明するとともに、併せて情報処理端末1Aにおけるリソース解放方法について詳述する。図2及び図3は、情報処理端末1Aによるリソース解放動作を示すシーケンス図である。図2及び図3に示すシーケンス図はいずれも、第1のOS120上で動作する第1のアプリケーション122により捕捉されていたリソースが解放され、第2のOS150上で動作する第2のアプリケーション152にリソースが捕捉されるに至る動作を示している。
まず図2を参照して、第1のアプリケーション122は、リソース制御部141に対して、リソースの捕捉を実施する(S100)。この状態において、第2アプリケーション152に対する所定の起動のためのイベントが発生すると、第2のOS150は、第2のアプリケーション152を起動する(S101)。第2のアプリケーション152は、起動が完了すると、その旨の通知を第2のOS150に発する(S102)。なお、ステップS101は、第2のアプリケーション152が新規に起動される場合だけではなく、常駐のアプリケーションや、既に起動済みのアプリケーションに対して、外部からの着信や内部のタイマー等の非同期イベントにより当該アプリケーションへの操作対象の切替えが実施される場合を含む。また、ステップS101は、ユーザの手動操作により利用するOSが切替えられることに伴うアプリケーションの切替えも含む。
本実施形態における第1のOS120及び第2のOS150は、フォーカス状態通知をプロセスに通知する機能を有するので、第2のOS150は、フォーカスON通知を第2のアプリケーション152に通知すると共に(S103)、フォーカスOFF通知を第2の画面活性化監視部153に通知する(S104)。即ち、第2の画面活性化監視部153は、第2のOS150上で動作するプロセスであるので、第2のアプリケーション152が起動することにより前面化されることに伴い、第2のOS150上における第2のアプリケーション152以外のプロセスには、フォーカスOFF通知が通知されることとなる。
続いて、第2の画面活性化監視部153は、フォーカスOFF通知を受信すると、第2のOS150及び第2のアプリケーション152を操作対象とするように依頼する旨の通知であるドメイン切替依頼通知をドメイン制御部130に通知する(S105、ドメイン切替依頼通知ステップ)。そして、ドメイン制御部130は、ドメイン切替依頼通知を第2の画面活性化監視部153から受信すると、第1のOS120に対して、当該第1のOS120を操作対象ではないOSとする旨の通知であるドメイン切替通知を当該第1のOS120に通知する(S106、ドメイン切替通知ステップ)。
第1のOS120は、ドメイン切替通知を受信すると、第1の画面活性化監視部123にフォーカスON通知を通知すると共に(S107、フォーカス状態通知ステップ)、それまで前面化されていた第1のアプリケーション122にフォーカスOFF通知を通知する(S108、フォーカス状態通知ステップ)。即ち、本実施形態の第1のOS120は、前面化されていたアプリが背面化されると共に操作対象ではなくなるときに、仮想的なプロセスである第1の画面活性化監視部123を前面化するように実装されている。これにより、第1の画面活性化監視部123は、仮想的にアクティブな状態にされる。第1の画面活性化監視部123は、非表示のプロセスであるので、出力画面には現れない。従って、第1の画面活性化監視部123は、第2のアプリケーション152の動作及び操作を阻害しない。
本実施形態の第1のアプリケーション122が、フォーカスOFF通知を受信した場合に捕捉していたリソースを解放するように実装されているとすると、第1のアプリケーション122は、リソースの解放を仮想リソース管理部140に通知する(S109)。続いて、仮想リソース管理部140は、リソース制御部141にリソースを解放させる制御を実施する(S110、リソース解放ステップ)。そして、仮想リソース管理部140は、リソースの解放完了通知を第1のアプリケーション122に通知する。
第1のアプリケーション122は、リソースの解放完了通知を受けると、操作対象とされるOSの切り替えの準備が整った旨の通知であるドメイン切替準備完了の通知をドメイン制御部130に送信する(S112)。さらに、ドメイン制御部130は、ドメイン切替準備完了の通知を第2の画面活性化監視部153に送信する(S113)。この通知を受けて、第2の画面活性化監視部153は、ドメイン切り替えをドメイン制御部130に指示する(S114)。
ここまでの処理により、リソースの捕捉が可能な状態となるので、第2のアプリケーション152は、必要なリソースの捕捉を実施する(S115)。リソースの捕捉は、例えば、リソース制御部141において、リソースと第2のアプリケーション152とを対応付けることにより実現される。
次に、図3のシーケンス図を説明する。図3のシーケンス図におけるステップS180〜S193の処理内容は、図2のシーケンス図におけるステップS100〜S113の処理内容と同様である。
第2の画面活性化監視部153は、ドメイン制御部130からのドメイン切替準備完了通知を受信すると(S193、ドメイン切替準備完了通知ステップ)、第2のアプリケーション152に、リソースの解放が完了した旨の通知であるリソース解放通知を送信する(S194、リソース解放通知ステップ)。これにより、リソースの捕捉に際して、第2のアプリケーション152からハードウエアを制御する機能部に対する定期的な問い合わせが不要となる。従って、リソース捕捉処理が効率化される。図3のシーケンス図におけるステップS195〜S196の処理内容は、図2のシーケンス図におけるステップS114〜S115の処理内容と同様である。
以上説明した第1実施形態の情報処理端末1A及びリソース解放方法では、フォーカスOFF通知を受信した第2の画面活性化監視部153によりドメイン切替依頼通知がドメイン制御部130に通知され、この通知を受けたドメイン制御部130によりドメイン切替通知が第1のOS120に通知される。そして、第1のOS120によりフォーカスON通知が第1の画面活性化監視部123に通知されると共にフォーカスOFF通知が第1のアプリケーション122に通知される。ここで、第1のアプリケーション122が、フォーカスOFF通知を受信した場合に捕捉していたリソースを解放するように実装されていれば、第1のアプリケーション122によりリソースの解放が実施される。従って、各オペレーティングシステム上でプロセスとして動作する第1及び第2の画面活性監視部123,153を設けることにより、リソースの解放のための特段の機構を設けることなく、容易にオペレーティングシステムの切替時におけるリソースの解放が実現される。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態に係る情報処理端末1Bの概略構成図である。情報処理端末1Bは、リソース状態問合せ部124(リソース状態問合せ手段)を備える点において、第1実施形態の情報処理端末1Aと相違する。
リソース状態問合せ部124は、第1の画面活性化監視部123からリソース状態確認依頼通知を受信すると、仮想リソース管理部140に、リソースの解放状態の問合せを実施する部分である。また、リソース状態問合せ部124は、リソースが未解放である旨の応答を仮想リソース管理部140から受信した場合には、第1のアプリケーション122をサスペンドまたは強制終了させるように制御できる。
また、第2実施形態における第1の画面活性化監視部123は、フォーカスON通知を受信すると、リソースの解放状態の問合せを依頼するための通知であるリソース状態確認依頼通知をリソース状態問合せ部124に送信する。
次に、図5を参照して、情報処理端末1Bの動作について説明するとともに、併せて情報処理端末1Bにおけるリソース解放方法について詳述する。図5は、情報処理端末1Bによるリソース解放動作を示すシーケンス図である。図5に示すシーケンス図は、第1のOS120上で動作する第1のアプリケーション122により捕捉されていたリソースが解放され、第2のOS150上で動作する第2のアプリケーション152にリソースが捕捉されるに至る動作を示している。
図5のシーケンス図におけるステップS150〜S158の処理内容は、図2のシーケンス図におけるステップS100〜S108の処理内容と同様である。第1の画面活性化監視部123は、フォーカスON通知を受信すると(S157)、リソース状態確認依頼通知をリソース状態問合せ部124に送信する(S159、リソース状態確認依頼通知ステップ)。リソース状態問合せ部124は、第1の画面活性化監視部123からリソース状態確認依頼通知を受信すると、仮想リソース管理部140に、リソースの解放状態の問合せを実施する(S160、アプリケーション停止ステップ)。
第2実施形態における第1のアプリケーション122が、フォーカスOFF通知を受信した場合に、捕捉していたリソースを解放するように実装されていないとすると、リソースは、第1のアプリケーション122に捕捉されたままであるので、リソース状態問合せ部124は、リソースが未解放である旨の応答を仮想リソース管理部140から受信することとなる(S161)。この場合には、リソース状態問合せ部124は、第1のアプリケーション122をサスペンド状態に制御する(S162、アプリケーション停止ステップ)。なお、リソース状態問合せ部124は、第1のアプリケーション122を強制終了させるように制御することとしてもよい。第1のアプリケーション122がサスペンドまたは強制終了されると、第1のアプリケーション122に捕捉されていたリソースの解放が可能となる(S163)。
図5のシーケンス図におけるステップS164〜S169の処理内容は、図2のシーケンス図におけるステップS110〜S115の処理内容と同様である。
以上説明した第2実施形態の情報処理端末1B及びリソース解放方法では、第1のアプリケーション122が、フォーカスOFF通知を受信した場合に、捕捉していたリソースを解放するように実装されていない場合であっても、フォーカスON通知を受信した第1の画面活性化監視部123によりリソースの解放状態の問合せが実施され、リソースが未解放である場合には、第1のアプリケーション122が強制的にサスペンドまたは強制終了される。これにより、第1のアプリケーション122により捕捉されていたリソースの解放が実現され、第2のアプリケーション152によるリソースの捕捉が可能となる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
1A,1B…情報処理端末、101…CPU、102…記憶装置、103…入力装置、104…出力装置、110…複数OS実行部、120…第1のOS、121…第1のアプリ管理部、122…第1のアプリケーション、123…第1の画面活性化監視部、124…リソース状態問合せ部、130…ドメイン制御部、140…仮想リソース管理部、141…リソース制御部、150…第2のOS、151…第2のアプリ管理部、152…第2のアプリケーション、153…第2の画面活性化監視部。

Claims (7)

  1. 出力が前面化されているか否か及び操作対象であるか否かを示す通知であるフォーカス状態通知をプロセスに通知する機能を有するオペレーティングシステムが複数動作可能に構成された情報処理端末であって、
    前記複数のオペレーティングシステムのうちのいずれのオペレーティングシステムを操作対象とするかを制御するドメイン制御手段と、
    前記複数のオペレーティングシステムのうちの第1のオペレーティングシステム上で動作し、前記第1のオペレーティングシステムからのフォーカス状態通知を監視する第1の画面活性化監視手段と、
    前記複数のオペレーティングシステムのうちの第2のオペレーティングシステム上で動作し、前記第2のオペレーティングシステムからのフォーカス状態通知を監視する第2の画面活性化監視手段と、
    各オペレーティングシステムにより利用されるリソースを管理するリソース管理手段とを備え、
    前記第2の画面活性化監視手段は、前記第2のオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションである第2のアプリケーションが前面化されたことを契機とする前記第2のオペレーティングシステムからの、前記フォーカス状態通知のうち、通知先のプロセスの出力が背面化され操作対象ではなくなったことを示す通知であるフォーカスOFF通知を受信すると、前記第2のオペレーティングシステムを操作対象のオペレーティングシステムとするように依頼する旨の通知であるドメイン切替依頼通知を前記ドメイン制御手段に通知し、
    前記ドメイン制御手段は、前記第2の画面活性化監視手段から前記ドメイン切替依頼通知を受信すると、前記第1のオペレーティングシステムを操作対象ではないオペレーティングシステムとする旨の通知であるドメイン切替通知を前記第1のオペレーティングシステムに通知し、
    前記第1のオペレーティングシステムは、前記ドメイン切替通知を受信すると、前記フォーカス状態通知のうち、通知先のプロセスの出力が前面化され操作対象とされたことを示す通知であるフォーカスON通知を前記第1の画面活性化監視手段に通知すると共に、前記フォーカスOFF通知を前記第1のオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションである第1のアプリケーションに通知し、
    前記リソース管理手段は、前記フォーカスOFF通知の受信を契機とする、前記第1のアプリケーションからのリソースを解放する旨の通知であるリソース解放通知を受信した場合には、前記第1のアプリケーションにより捕捉されていたリソースを解放するように制御する
    ことを特徴とする情報処理端末。
  2. 前記第1の画面活性化監視手段は、当該第1の画面活性化監視手段からの出力が表示画面において不可視状態に設定されたプロセスであり、
    前記第2の画面活性化監視手段は、当該第2の画面活性化監視手段からの出力が表示画面において不可視状態に設定されたプロセスである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
  3. リソース状態問合せ手段をさらに備え、
    前記第1の画面活性化監視手段は、前記フォーカスON通知を受信すると、リソースの解放状態の問合せを依頼するための通知であるリソース状態確認依頼通知を前記リソース状態問合せ手段に送信し、
    前記リソース状態問合せ手段は、前記リソース状態確認依頼通知を受信すると、前記リソース管理手段に、リソースの解放状態の問合せを実施し、リソースが未解放である場合に、前記第1のアプリケーションをサスペンドまたは強制終了させ、
    前記リソース管理手段は、前記第1のアプリケーションのサスペンドまたは強制終了を契機とする当該第1のアプリケーションからの前記リソース解放通知を受信した場合には、前記第1のアプリケーションにより捕捉されていたリソースを解放するように制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理端末。
  4. 前記ドメイン制御手段は、前記第1のアプリケーションが捕捉していたリソースの解放の完了を契機とする当該第1のアプリケーションからの通知を受信すると、第1のオペレーティングシステムから第2のオペレーティングシステムへの操作対象とするオペレーティングシステムの切り替えが可能である旨の通知であるドメイン切替準備完了通知を前記第2の画面活性化監視手段に通知し、
    前記第2の画面活性化監視手段は、前記ドメイン切替準備完了通知を受信すると、前記第2のアプリケーションに、リソースの解放が完了した旨の通知であるリソース解放通知を送信する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理端末。
  5. 出力が前面化されているか否か及び操作対象であるか否かを示す通知であるフォーカス状態通知をプロセスに通知する機能を有するオペレーティングシステムが複数動作可能に構成された情報処理端末であって、前記複数のオペレーティングシステムのうちのいずれのオペレーティングシステムを操作対象とするかを制御するドメイン制御手段と、前記複数のオペレーティングシステムのうちの第1のオペレーティングシステム上で動作し、前記第1のオペレーティングシステムからのフォーカス状態通知を監視する第1の画面活性化監視手段と、前記複数のオペレーティングシステムのうちの第2のオペレーティングシステム上で動作し、前記第2のオペレーティングシステムからのフォーカス状態通知を監視する第2の画面活性化監視手段と、各オペレーティングシステムにより利用されるリソースを管理するリソース管理手段とを備える情報処理端末における、アプリケーションにリソースを解放させるためのリソース解放方法であって、
    前記第2の画面活性化監視手段が、前記第2のオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションである第2のアプリケーションが前面化されたことを契機とする前記第2のオペレーティングシステムからの、前記フォーカス状態通知のうち、通知先のプロセスの出力が背面化され操作対象ではなくなったことを示す通知であるフォーカスOFF通知を受信すると、前記第2のオペレーティングシステムを操作対象のオペレーティングシステムとするように依頼する旨の通知であるドメイン切替依頼通知を前記ドメイン制御手段に通知するドメイン切替依頼通知ステップと、
    前記ドメイン制御手段が、前記第2の画面活性化監視手段から前記ドメイン切替依頼通知を受信すると、前記第1のオペレーティングシステムを操作対象ではないオペレーティングシステムとする旨の通知であるドメイン切替通知を前記第1のオペレーティングシステムに通知するドメイン切替通知ステップと、
    前記第1のオペレーティングシステムが、前記ドメイン切替通知を受信すると、前記フォーカス状態通知のうち、通知先のプロセスの出力が前面化され操作対象とされたことを示す通知であるフォーカスON通知を前記第1の画面活性化監視手段に通知すると共に、前記フォーカスOFF通知を前記第1のオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションである第1のアプリケーションに通知するフォーカス状態通知ステップと、
    前記リソース管理手段が、前記フォーカスOFF通知の受信を契機とする、前記第1のアプリケーションからのリソースを解放する旨の通知であるリソース解放通知を受信した場合には、前記第1のアプリケーションにより捕捉されていたリソースを解放するように制御するリソース解放ステップと
    を有することを特徴とするリソース解放方法。
  6. リソース状態問合せ手段をさらに備える情報処理端末におけるリソース解放方法であって、
    前記第1の画面活性化監視手段が、前記フォーカス状態通知ステップにおいて前記フォーカスON通知を受信すると、リソースの解放状態の問合せを依頼するための通知であるリソース状態確認依頼通知を前記リソース状態問合せ手段に送信するリソース状態確認依頼通知ステップと、
    前記リソース状態問合せ手段が、前記リソース状態確認依頼通知を受信すると、前記リソース管理手段にリソースの解放状態の問合せを実施し、リソースが未解放である場合に、前記第1のアプリケーションをサスペンドまたは強制終了させるアプリケーション停止ステップとをさらに有し、
    前記リソース解放ステップにおいて、前記リソース管理手段が、前記第1のアプリケーションのサスペンドまたは強制終了を契機とする当該第1のアプリケーションからの前記リソース解放通知を受信した場合には、前記第1のアプリケーションにより捕捉されていたリソースを解放するように制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載のリソース解放方法。
  7. 前記ドメイン制御手段が、前記第1のアプリケーションが捕捉していたリソースの解放の完了を契機とする当該第1のアプリケーションからの通知を受信すると、第1のオペレーティングシステムから第2のオペレーティングシステムへの操作対象とするオペレーティングシステムの切り替えが可能である旨の通知であるドメイン切替準備完了通知を前記第2の画面活性化監視手段に通知するドメイン切替準備完了通知ステップと、
    前記第2の画面活性化監視手段が、前記ドメイン切替準備完了通知を受信すると、前記第2のアプリケーションに、リソースの解放が完了した旨の通知であるリソース解放通知を送信するリソース解放通知ステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項5または6に記載のリソース解放方法。
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