JP5349600B2 - Epsパケット・ドメインに関するatコマンド処理技術 - Google Patents

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Description

本発明は、一般にATコマンドの処理に関する。特に、発展型パケット・システム(EPS)パケット・ドメインで、汎用パケット無線サービス(GPRS)パケット・ドメインで定義されているATコマンドの利用を促進する技術を開示する。
現代のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)チップ・セットには、GPRS、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、発展型高速パケット・アクセス(eHSPA)等の無線アクセス技術(RAT)の2つ以上をサポートするものがある。現在使用しているRATに拘わらず、マルチRATのUMTSユーザ装置(UE)は、パケット交換サービスのために、同じパケット交換ドメイン、つまり、GPRSパケット・ドメインに常に接続される。この様に、UEは、常に同じインターネット・プロトコル(IP)ベアラ及び接続の管理及び配分を使用するかもしれない。
GPRSパケット・ドメインのIPベアラ及び接続の管理及び配分は、パケット・データ・プロトコル(PDP)コンテキストに基づき、非特許文献1に一般的に記載されているベアラ及び接続の活性化、非活性化、修正のための機能を備えている。PDPコンテキストは、対象とするパケット・データ・ネットワーク(PDN)への特定のベアラ及び接続を特徴づけるパラメータの記録データと看做すことができる。
1つのUEで動作する複数のアプリケーションは、1つ以上のPDNへの複数の接続を必要とするかもしれず、その結果、複数のPDPコンテキストを定義する必要があり得る。これら複数のPDPコンテキストは、所謂、プライマリPDPコンテキスト(非セカンダリPDPコンテキストとしても以後参照する。)に一方ではグループ化することができ、他方ではセカンダリPDPコンテキストにグループ化することができる。
複数のプライマリPDPコンテキストは、異なるPDNへの接続を提供し、それぞれは、一意のIPアドレスに関連付けられている。各セカンダリPDPコンテキストは、既に存在しているプライマリPDPコンテキストに基づき生成され、そのプライマリPDPコンテキストと同じPDNへの接続を提供する。しかしながら、セカンダリPDPコンテキストは、一般的には、関連するプライマリPDPコンテキストに保証されているのとは異なるサービス品質(QoS)に関連付けられている。各プライマリ及びセカンダリPDPコンテキストは、それ自身の無線アクセス・ベアラ(RAB)を有し、GPRSパケット・ドメイン及びUEにおいて局所的に使用される、一意のネットワーク・レイヤ・サービス・アクセス・ポイント識別子(NSAPI)により識別される。
IPアドレスは、プライマリPDPコンテキストと、それに関連付けられているセカンダリPDPコンテキストで同じであるので、GPRSパケット・ドメインのゲートウェイGPRSサポート・ノード(GGSN)は、プライマリ及びセカンダリPDPコンテキストの正しいRABに下りリンクのユーザ・プレーンのデータを送信するためにフィルタを必要とする。このフィルタは、UEによってGGSNに送信されるセカンダリPDPコンテキスト活性化要求メッセージで通知される、所謂、トラフィック・フロー・テンプレート(TFT)を用いて設定される。
GPRSパケット・ドメインとUEのレイヤ3機能間のリンクのための3GPP標準で定義されているIPベアラ及び接続の管理及び配分の既存の解決法は、データ転送のためのこれらレイヤ3機能を利用するアプリケーションでも使用される。その様なアプリケーションは、UEの内部にインストールされ、或いは、UEがモデム・サービスを提供する外部の端末装置にインストールされ得る。
IPベアラ及び接続の管理及び配分機能は、アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を用いてアプリケーション(及び端末装置)に提供され得る。内部のアプリケーションのために、APIは、非特許文献2に記載の、所謂オープン・プラットフォームAPI(OPA)の形式で実現され得る。或いは、(例えば、外部のアプリケーションのために)IPベアラ及び接続の管理及び配分機能は、非特許文献3に記載のATコマンドAPIにより提供され得る。
図1に示す様に、ATコマンドは、端末装置(TE)から端末アダプタ(TA)経由でGPRSパケット・ドメインのサービスと、移動機終端(MT)機能を制御するために使用される。TA、MT及びTEは、必要に応じて個別又は一体化したものとして実装される。非特許文献3は、PDPコンテキストに基づきGPRSパケット・ドメインのサービスとMT機能を制御するための複数のATコマンドを定義している。各ATコマンドは、ATコマンドが適用される特定のPDPコンテキスト(及び関連するRAB)を参照するためにコンテキスト識別子(CID)パラメータを含んでいる。
3GPP標準のリリース8において、ロング・ターム・エボリユーション(LTE)RAT及び発展型パケット・システム(EPS)が導入された。EPSは、従来のGPRSパケット・ドメインに代えて、LTEモードのUEが使用するパケット・ドメインである。
GPRSパケット・ドメイン及びEPSパケット・ドメインは、多くの点で異なる。例えば、EPSにおいては、PDPコンテキストによるのではなく、非特許文献4及び5に記載されている様に、ディフォルト・ベアラ、個別ベアラ及びサービス・データ・フロー(SDF:EPSベアラ・リソースとも呼ばれる。)を定義する非アクセス・ストラタム(NAS)プロトコルに基づいている。更に、GPRSパケット・ドメインでは、UEがPDPコンテキストの設定を開始していたが、EPSベアラの設定手順は、常に、ネットワーク側から開始される。
EPSにおいて、ベアラは、QoS制御粒度の基本レベルである(つまり、同じEPSベアラの総てのデータ・トラフィックには、同じQoSが保証され、異なるベアラには異なるQoSが保証されることを意味する。)。EPSのディフォルト・ベアラは、初期UEネットワーク・アタッチメント処理でのディフォルトQoSプロファイルに従い設定される。結果、各UEは、サービスの開始を早めるために、少なくとも1つの活性化されているベアラ(ディフォルト・ベアラ)を持つ。ディフォルト・ベアラの様に同じPDNに接続される追加のEPSベアラは、個別ベアラと呼ばれ、一般的には、関連するディフォルト・ベアラとは異なるQoSプロファイルを持つ。
EPSのSDF機能は、GPRSのTFT機能と似ており、各SDFは、パケット・フィルタ又はパケット・フィルタ集合体(例えば、複数の上り及び下りリンクのパケット・フィルタ)に関するものと看做すことができる。更に、各SDFは、特定のQoSプロファイルに関連付けられる。SDFはEPSベアラに基づくため、同じQoSプロファイルを持つ幾つかのSDFが、単一EPSベアラにマップされる統合されたSDFを構成し得る。
TFT及びPDPコンテキストをどの様にマッピングするかをUEが決定するGPRSとは反対に、EPSにおいては、ネットワークがどの様にマッピングするかを決定する。結果、UEがNASシグナリング経由で発行する、SDFのためのLTEリソース配分要求メッセージは、要求されたSDFを伴う新しいEPS個別ベアラを返すか、追加のSDFを伴う既存EPS(専用又はディフォルト)を返すことができる。GPRSパケット・ドメインにおいて、対応するセカンダリPDPコンテキスト活性化要求メッセージは、常に、関連するRABを有する新しい(セカンダリ)PDPコンテキストを返している。
EPSのIPベアラ及び接続の管理及び配分のためのアプリケーションへのインタフェースをどの様に作成するかについて幾つかの可能性が存在する。第一の解決法は、UE又はUEに接続されている端末装置のアプリケーションへのインタフェースに基づくものとして、UEのレイヤ3機能とEPS間のインタフェースのために、非特許文献5で定義されている概念を利用することである。アプリケーションへのその様なインタフェースは、ベアラ・リソース配分/開放メッセージ、EPSディフォルト/個別ベアラ・コンテキスト活性化要求メッセージ等の、EPSに特有のメッセージを含むことになる。
この解決法は、LTEのみをサポートするために提供される単一RATのUEではうまくいくが、LTEベアラでEPSパケット・ドメインに接続し、レガシーのUMTSベアラでGPRSパケット・ドメインに接続するLTEが利用可能な複数RATのUEでは不利となる。特に、その様な解決法は、IPベアラ及び接続の管理及び配分のためのアプリケーションへのインタフェースを、利用しているRATにより異ならせることを要求する。しかしながら、多くの場合、利用しているRATに拘わらず、アプリケーションがパケットに基づくサービスを要求できる(つまり、アプリケーションが、現在使用しているRATを認識する必要性をなくすことができる)ことが望ましい。
第2の解決法は、PDPコンテキストをEPSベアラに変換して解釈し、その逆にも変換して解釈できる専用インタフェースをプログラミングすることである。第2の解決法によると、プライマリPDPコンテキストは、対応するEPSディフォルト・ベアラに変換して解釈し、セカンダリPDPコンテキストは、対応するEPS個別ベアラに変換して解釈できる。結果、LTEベアラ制御のためのATコマンド・インタフェースは、GPRSパケット・ドメイン制御のための既存のATコマンド・インタフェースの大部分を再利用できる。
第2の解決法の主な欠点は、上述した異なるベアラの活性化処理にある。つまり、GPRSパケット・ドメインにおいては、新しいPDPコンテキストを活性化するかをUEが決定し、EPSパケット・ドメインにおいては、新しいEPSベアラを活性化するかをネットワークが決定する。結果、PDPコンテキスト/EPSベアラの活性化要求(+CGACT)の様なATコマンドは、利用するRATにより異なる様に解釈しなければならない。よって、LTEのRATとレガシーGPRSのRATとの差分処理するために、アプリケーションに付加的なロジックを実装しなければならない。これは、GPRSパケット・ドメインのためにプログラムされたアプリケーションを、EPSパケット・ドメインのサポートのために更新しなければならないことを暗示している。
上述した問題の少なくとも幾つかを解決できる効果的な技術が必要とされている。特に、EPSパケット・ドメインにおいて、GPRSパケット・ドメインのために定義されたATコマンドの利用を促進する技術が必要とされている。
第1の態様によると、GPRSパケット・ドメインのために定義されたATコマンドの利用は、セカンダリPDPコンテキストの定義を指示するATコマンドに応答して、セカンダリPDPコンテキストに基づき、EPSのSDFを定義するステップを含む方法により、EPSパケット・ドメインにおいて容易になる。
セカンダリPDPコンテキストの要求は、この様に、要求されたセカンダリPDPコンテキストのパラメータ(例えば、特定のパケット・フィルタ及び/又はQoSプロファイルに関連)を考慮してEPSのSDFの要求と解釈される。その様な方法は、既存のアプリケーションを再プログラミングすることなく、多くの既存のATコマンドをEPSパケット・ドメインの制御に再利用することを可能にする。早期の3GPP標準で使用されている用語“EPSのSDF”は、例えば、“EPSトラフィック・フロー”や、“EPSベアラ資源”の様に、後のバージョンにおいて繰り返し変更されていることに留意すべきである。よって、ここでの用語“EPSのSDF”は、非特許文献5の様な3GPP標準の現在のバージョンにおける対応する概念を包含するものとして使用される。
新たに定義されるEPSのSDF要求は、EPSパケット・ドメインへはNASシグナリングで通知され、要求されたSDFを有する新しいEPS個別ベアラ又は当該SDFに関連付けられた既存のEPSベアラについて返送する。SDFは、この様に、既存PDNコネクション内で定義される。用語“EPSベアラ”は、EPSディフォルト・ベアラ及びEPS個別ベアラの両方を参照するものとして使用する。同様に、用語“PDPコンテキスト”は、非セカンダリ(つまり、プライマリ)PDPコンテキストと、セカンダリPDPコンテキストの両方を参照するものとして使用する。
ATコマンドの総て又は幾つかは、セカンダリ又は非セカンダリPDPコンテキストへの参照としてCIDパラメータを含むことができる。セカンダリPDPコンテキストの定義を指示するATコマンドの場合、ATコマンドに含まれるCIDパラメータは、この様にして定義されたSDFへの参照として使用され得る。
新たに定義したSDFは、特定のPDNコネクションを持つEPSディフォルト・ベアラに関連付けられ得る。EPSディフォルト・ベアラは、よって、個別CIDパラメータと関連付けられ、EPSディフォルト・ベアラのこのCIDパラメータは、新たに定義したSDFと、関連するEPSディフォルト・ベアラ及び/又はPDNコネクションをリンクするために、新たに定義したSDFのCIDパラメータと関連付けられ得る。
本方法は、非セカンダリPDPコンテキストの定義を指示するATコマンドに応答して、非セカンダリPDPコンテキストに基づき、EPSディフォルト・ベアラを定義するステップを更に含むことができる。EPSディフォルト・ベアラの定義は、非セカンダリPDPコンテキストのパラメータを考慮して実行され得る。
非セカンダリPDPコンテキストの定義を指示するATコマンドは、CIDパラメータを含むことができ、このCIDパラメータは、新たに定義したEPSディフォルト・ベアラへの参照として使用することができる。
セカンダリ及び非セカンダリPDPコンテキストの定義を可能にする専用のATコマンドを定義する場合において、各ATコマンドのCIDパラメータは、SDF及びEPSディフォルト・ベアラの両方の参照として、それぞれ、使用できる(例えば、EPS個別ベアラとEPSディフォルト・ベアラへの参照の代わりとして)。CIDにより参照されるEPSディフォルト・ベアラは、“全適合”上り及び下りリンク・パケット・フィルタ(例えば、SDFで定義されたパケット・フィルタの代わりに)と関連付けることができる。さらに、CIDパラメータが、EPSディフォルト・ベアラへの参照として使用される場合、このCIDパラメータは、特に、このEPSディフォルト・ベアラのディフォルト・サービス又はコネクションへの参照として使用され得る。さらに、又は、代わりに、このCIPパラメータは、このEPSディフォルト・ベアラに関連するPDNコネクションへの参照として使用され得る。
EPS個別ベアラを定義する機構も設けられる。ある形態において、EPS個別ベアラは、CIDパラメータを含むATコマンドに応答して定義され得る。ATコマンドに含まれるCIDパラメータは、新たに定義したEPS個別ベアラへの参照として使用され得る。
例示的なシナリオにおいて、EPSベアラと、EPSベアラの1つ以上のSDFが、特定のPDNに関して確立される。このシナリオにおいて、EPSベアラと、EPSベアラの1つ以上のSDFは、専用(つまり、異なる)CIDによって参照される。
ここで述べる技術は、LTEのRATと1つ以上のレガシーUMTSのRATをサポートする複数のRAT(又は複数のモード)のユーザ端末で実行され得る。レガシーUMTS(例えば、GPRS及びEDGEを含む)モードにおいて、各ATコマンドは、レガシーの標準(例えば、3GPPリリース7以前)でGPRSパケット・ドメインのために定義された様に解釈される。
複数のRATのユーザ端末は、LTEネットワーク・アクセス及びレガシーUMTSネットワーク・アクセス間のハンドオーバ(RAT変更又はRAT内でのハンドオーバを含む)を実行することができる。LTEネットワーク・アクセスからレガシーUMTSネットワーク・アクセスへの典型的なハンドオーバのシナリオにおいて、n個のPDPコンテキストが定義され、n個のSDFが、ハンドオーバ前にEPSパケット・ドメインの1つのEPSベアラに関連付けられ得る。レガシーUMTSネットワーク・アクセスへのハンドオーバ後、n個のPDPコンテキストは、GPRSパケット・ドメインへの1つのPDPコンテキストにマッピングされ得る。
互換性の理由により、GPRSのQoSプロファイルとEPSのQoSプロファイル間の変換ロジックが提供され得る。変換ロジックにより、GPRSのQoSプロファイルは、EPSのQoSプロファイルであると解釈され、その逆の解釈も行われる。GPRSのQoSプロファイルは、3GPPリリース7以前のQoSプロファイルに準拠し、EPSのQoSプロファイルは、3GPPリリース8以後のQoSプロファイルに準拠し得る。変換ロジックは、ATコマンド+CGEQREQ、+CGEQMIN、+CGEQOS及び+CGEQOSRDPのいずれかの様な、QoSプロファイルを特定するATコマンドで利用され得る。ある形態において、これらATコマンドは、LTEネットワーク・アクセスの場合にはSDFに適用され、レガシーUMTSネットワーク・アクセスの場合にはPDPコンテキストに適用される。
他の方法として、+CGTFT、+CGCMOD及び+CGACTの様な1つ以上のATコマンドのサポートが提供され得る。これらのATコマンドは、LTEネットワーク・アクセスの場合にはSDF及び/EPSベアラに適用され、レガシーUMTS(例えば、WCDMA)ネットワーク・アクセスの場合にはPDPコンテキストに適用され得る。
+CGACTのサポートは、EPSのSDFの活性化の際に、ベアラ・リソースの活性化に関するメッセージ(例えば、ベアラ・リソース配分要求メッセージ)を送信すること、或いは、EPSのSDFの非活性化の際に、ベアラ・リソースの開放に関するメッセージ(例えば、ベアラ・リソース修正要求メッセージ)を送信することを含む。さらに、ATコマンド+CGACTに関し、EPSディフォルト・ベアラの活性化の際に、PDN接続要求メッセージが送信され、或いは、EPSディフォルト・ベアラの非活性化の際に、PDN切断要求メッセージが送信され得る。
ATコマンドは、アプリケーション又はユーザ・インタフェース経由で要求され、受信され、又は、これらからのトリガにより生成される。アプリケーションは、UE内で局所的に、或いは、UEがモデム・サービスを提供する外部端末装置により実行され得る。ある形態において、アプリケーションは、接続が、GPRSパケット・ドメインへのものであるか、EPSパケット・ドメインへのものであるかを関知しない。言い換えると、アプリケーションは、現在利用されているRATを認識しない。
アプリケーションは、(例えば、+CGDCONT及び+CGDSCONTの様な、非セカンダリ及びセカンダリPDPコンテキストの定義を指示するATコマンドにより)1つ以上のEPSベアラ及び1つ以上のSDFの少なくとも1つの設定を開始することに制限され得る。これは、GPRSパケット・ドメインのために定義された“従来”のATコマンドの使用が、EPSディフォルト・ベアラ及びSDFのみを確立することを暗示している。EPS個別ベアラの設定に関し、追加の制御機構が必要に応じて提供され得る。例えば、EPS個別ベアラは、アプリケーションにより非透過的に扱われ、その結果、アプリケーションは、必要に応じて、EPS個別ベアラの設定を明確に要求する。例えば、新しいATコマンドが、このために明示的に定義され得る。
ここに提示する技術は、ソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせにより実現できる。ソフトウェアに関し、1つ以上のコンピュータ装置で実行されたときに、ここに述べるステップを実行するプログラムが提供される。コンピュータ・プログラムは、メモリ・チップ、CD−ROM、ハード・ディスク等のコンピュータ可読記録媒体に保存され得る。さらに、コンピュータ・プログラムは、その様な記録媒体に、ネットワーク接続経由のダウンロードで提供され得る。
さらなる態様によると、EPSパケット・ドメインに関し、GPRSパケット・ドメインのために定義されたATコマンドの利用を促進する装置が提供される。装置は、セカンダリPDPコンテキストの定義を指示するATコマンドに応答して、セカンダリPDPコンテキストに基づき、EPSのSDFを定義する様に構成された構成要素を含む。EPSのSDFは、既存のPDNコネクション内で定義され得る。
装置は、さらに、ATコマンドに含まれるCIDパラメータを使用し、セカンダリPDPコンテキストを、EPSのSDFへの参照として使用する様に構成された構成要素を含む。さらに、非セカンダリPDPコンテキストの定義を指示するATコマンドに応答して、非セカンダリPDPコンテキストに基づき、EPSディフォルト・ベアラを定義する様に構成された構成要素が提供され得る。この構成要素は、そのATコマンドに含まれるCIDパラメータを使用し、EPSディフォルト・ベアラへの参照として非セカンダリPDPコンテキストを使用する様に構成され得る。さらに、ATコマンドに含まれるCIDパラメータを、EPSディフォルト・ベアラに関連付けられているPDNコネクションへのリンクとして使用する様に構成されている構成要素が、装置に含まれ得る。
上記装置を含むユーザ端末(UE)が提供される。ユーザ端末は、移動電話、ネットワーク・カード、データ・カード若しくはスティック、又は、ネットワークにアクセスできる可搬型若しくは卓上型コンピュータ等として実現できる。
提示する技術の更なる側面及び利点は、以下の好ましい実施形態及び図面の記述から明らかになる。
一方のアプリケーション又はユーザ・インタフェースと、他方のパケットに基づくネットワーク間を接続する機能エンティティの例示的な実装を示す図。 複数RATをサポートするユーザ端末の一実施形態を示す図。 図2のユーザ端末のATコマンド・コントローラの一実施形態を示す図。 図3のコントローラのアプリケーション・プログラミング・インタフェースの一実施形態を示す図。 一実施形態による方法のフロー図。 EPS及びGPRSパケット・ドメインのパケット・ドメイン識別子を示すテーブル。
好ましい実施形態の以下の記述は説明を目的とするものであり、制限するものではなく、特定の詳細な説明(特定の信号処理部品及び信号処理ステップのシーケンス)は、本発明の理解のために提示される。記述される技術が、これら特定の詳細から離れて実施され得ることについては当業者には明らかである。
例えば、以下の実施形態は、主に、特定のATコマンド(特に+CGDCONT及び+CGDSCONT)を用いて記述されるが、ここで開示される技術は、3GPPで規定される他のATコマンドに対しても適用できる。さらに、本技術は、3GPP標準で定義されるATコマンドに制限されない。例えば、本技術は、OPA又は他のEPS/GPRSベアラ管理のAPIに基づくオープン・プラットフォーム・ソリューションのために定義されたコマンドに適用できる。さらに、実施形態は、LTEへの例示的な実装に関するものであるが、ここに記述する本技術は、LTEアドバンスド・ネットワークの様な、他の通信ネットワークにおいても実装することができる。
更に、当業者は、以下に説明するサービス、機能及びステップが、プログラムされたマイクロ・プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)又は汎用プロセッサのコンピュータにおいて、ソフトウェアを使用して実装できることを理解する。以下の実施形態は、方法及び装置により記述するが、本発明は、コンピュータ・プロセッサと、このプロセッサに接続するメモリとを含むシステムにおいて、コンピュータ・プログラムにより実現することができ、メモリは、開示するサービス、機能及びステップを実行する1つ以上のプログラムを含んでいる。
図2は、1つ以上のアプリケーション22と、ATコマンド信号によりアプリケーション22にネットワークへのアクセス機能を提供する様に構成されたATコマンド・コントローラ24を含むユーザ端末(UE)20の一実施形態を示している。UE20は、少なくともLTEネットワーク・アクセスと、WCDMA又はeHSPAネットワーク・アクセスを少なくとも含む複数のRATによりネットワークへのアクセスをサポートする様に構成されている。図2に示す様に、アプリケーション22は、EPSパケット・ドメイン30(LTEネットワーク・アクセス)又はGPRSパケット・ドメイン40(WCDMA/eHSPAネットワーク・アクセス)のいずれかでサービスを受ける。UE20は、RAT間ハンドオーバ、例えば、WCDMA又はeHSPAからLTEへと、その逆をサポートする様に構成される。
他の実施形態として、アプリケーション22は、携帯型又は固定型のコンピュータの様な、端末装置で動作する外部アプリケーションであり得ることに留意すべきである。外部への実装の場合、UE20は、端末装置にモデム・サービスを提供する様に構成される。
図3は、UE20のATコマンド・コントローラ24の構成を示している。図3から明らかな様に、ATコマンド・コントローラ24は、図1を参照して既に説明した機能エンティティを一般的に有している。つまり、ATコマンド・コントローラ24は、端末装置部(TE)50、TE50に接続する端末アダプタ部(TA)60、TA60に接続する移動終端部(MT)70を有している。
TE50は、ATコマンドによりTA60と通信して対応する応答を受信する。TE50との通信のために、TA60は、ATコマンド・インタフェース80をAPIの形式で含んでいる。TA60は、図3に示すMT制御メッセージ及び状態メッセージによりMT70と通信する。MT70は、例えば、図2に示すEPSパケット・ドメイン30及びGPRSパケット・ドメイン40へのネットワーク・アクセス機能を提供する。このため、MT70は、利用しているRAT経由でネットワーク・メッセージを送受信する。
TA60のATコマンド・インタフェース80の内部構成を図4に示す。図4に示す様に、ATコマンド・インタフェース80は、ATコマンド・インタプリタ82と、EPS・SDF定義部84と、EPSディフォルト・ベアラ定義部86と、他のATコマンドの処理部88と、を備えている。さらに、図4に示す様に、EPS・SDF定義部84及びEPSディフォルト・ベアラ定義部86にはそれぞれ専用のCID参照部90、92が接続される。各CID参照部90、92は、SDF及びEPSのCIDパラメータの相関マップを保存する様に構成された保存部94が接続される。マップは、さらに、EPS個別ベアラのためのCIDパラメータを保持することもできる。一実施形態として、マップは、第一列に個々のCIDパラメータを、第二列に関連するSDFの識別子、ディフォルト・ベアラ、オプションとしての個別ベアラを配置したテーブルの形態である。
図4に示すATコマンド・インタフェース80の動作について、例示的な方法である図5のフロー図500を参照して説明する。
最初のステップ502において、インタプリタ82は、TE50からATコマンドを受信する。ATコマンドは、アプリケーション22からTE50によって受信されたもの、或いは、アプリケーション22又はユーザ・インタフェース(図示せず)から受信した要求によって、TE50が生成したものであるかもしれない。本実施形態において、受信したATコマンドは、(プライマリ)PDPコンテキストの定義を指示する+CGDCONT又はセカンダリPDPコンテキストの定義を指示する+CGDSCONTのいずれかとする。どちらの場合でも、ATコマンドは、CIDパラメータと、例えば、パケット・データのプロトコル種別(IPやX.25等)を指示するPDPコンテキスト定義パラメータを含んでいる。
ATコマンドが、プライマリPDPコンテキストの定義を指示する場合、EPSディフォルト・ベアラ定義部86が次の処理ステップを実行する。そうでなければ、つまり、ATコマンドが、セカンダリPDPコンテキストの定義を指示する場合、EPSのSDF定義部84が更なる処理を実行する。受信したATコマンドが、+CGDCONTでも、+CGDSCONTでもなければ(図5において考慮していない場合)、処理部88が更なる処理を実行する。
続いて、図5の処理において、ATコマンドが+CGDCONTである場合の処理をまず説明する。ステップ504において、EPSディフォルト・ベアラは、ATコマンドにより受信したプライマリPDPコンテキスト定義に基づき定義される。PDN接続当たり1つのEPSディフォルト・ベアラが常に存在するため、プライマリPDPコンテキストは、EPSディフォルト・ベアラに属するPDN接続も規定する。上述した様に、各PDN接続はそれ自身のIPアドレスを有している。
受信したATコマンド+CGDCONTにおいて定義されるプラマリ・コンテキストは、同じATコマンドに含まれる特定のCIDパラメータに関連付けられる。このCIDパラメータで定義されるプライマリPDPコンテキストは、それが、“全適合”上り及び下りリンク・パケット・フィルタに関連付けられているEPSディフォルト・ベアラ上での特定のディフォルト・サービス/接続の参照(つまり、例えば、SDFに従う専用パケット・フィルタが定義されていないディフォルト・サービス/接続への参照)としてのみ使用されるため、EPSディフォルト・ベアラの総てのサービスを含むものではない。これは、特定のEPSディフォルト・ベアラの任意の(他の)SDFが、以下にその詳細を説明する様に、他のCIDパラメータによって参照され得るので、特定のCIDパラメータ(特定のCIDパラメータ自身も同様に)で定義されるプライマリPDPコンテキストは、これらSDFへの参照として使用されないことを意味している。
EPSディフィルト・ベアラ定義ステップ504の後、ATコマンド・インタフェース80の処理は、CID参照部92によって対応するATコマンド+CGDCONTに含まれる特定のCIDパラメータによって新しく定義するEPSディフォルト・ベアラを参照する処理に進む(ステップ506)。このため、特定のCIDパラメータが、保存部94が維持するテーブルに、新しく定義するEPSディフォルト・ベアラの識別子(例えば、GPRSパケット・ドメインでのNSAPIに対応)と共に、入力されている。
次のステップ508において、新しく定義したEPSディフォルト・ベアラを活性化する要求が生成される。ステップ508は、インタプリタ82によるATコマンド+CGDCONTの受信の応答として、ATコマンド処理部88が実行することができる。活性化するEPSディフォルト・ベアラを識別するために、ATコマンド処理部88は、ATコマンド+CGACTに含まれるCIDパラメータを判定し、図4の矢印で示す様に、保存部94から関連するEPSディフォルト・ベアラの識別子を読み出すことができる。更に、ステップ508において、ATコマンド処理部88は特定のEPSディフォルト・ベアラのPDN接続要求を生成し、図3のMT70にMT制御信号で要求を転送できる。図3のMT70は、この要求を、対応するネットワーク・メッセージでEPSパケット・ドメイン30に転送できる。
続いて、図5に示すフロー図の第2の処理ブランチの詳細について説明する。第2の処理ブランチは、ステップ502で受信したATコマンド+CGDSCONTに含まれるセカンダリPDPコンテキスト・パラメータに基づきEPSのSDFを定義するステップ510から開始する。ステップ510は、受信したATコマンド+CGDSCONTに含まれるセカンダリPDPコンテキスト・パラメータに基づき、既存のPDN接続内の新しいEPSのSDFを定義するEPS・SDF定義部84により実行される。これは、新しく定義されるSDFは、新しく定義されるSDFに関連付けられるEPSディフォルト・ベアラと同じIPプロトコルの設定に基づくということを意味している。アプリケーション22は、新しく定義されるSDFが、新しいEPS個別ベアラに設定されるか、既存のEPS個別ベアラに設定されるか、関連するEPSディフォルト・ベアラに設定されるかについて認識しない。新しく定義されるSDFは、関連するEPSディフォルト・ベアラのCIDパラメータ(例えば、保存部94内)を特定することにより特定のPDN接続にリンクされる。
EPSのSDFがステップ510で定義されると、ATコマンド・インタフェース80の動作は、ステップ512に進む。ステップ512において、新しく定義されたEPSのSDFは、EPSのSDFを定義するセカンダリPDPコンテキストに含まれているATコマンド+CGDSCONTで搬送されているCIDパラメータによって参照される。このため、CID参照部90は、保存部94のテーブルに新たなエントリを生成する。この新たなエントリは、CIDパラメータを新たに生成したSDFに関連付ける。加えて、テーブルのエントリは、新たに定義したSDFの基礎となるEPSディフォルト・ベアラのCIDパラメータを含む。
更なるステップ514において、新たに定義したSDFの活性化の要求が生成される。ステップ508で既に述べた様に、SDFの活性化の要求は、特定のセカンダリPDPコンテキストの活性化を要求するATコマンド+CGACTの受信の応答として生成できる。ATコマンド処理部88は、最初のステップにおいて、ATコマンド+CGACTに含まれるCIDパラメータを判定し、保存部94のテーブルから関連するSDF識別子(そして、オプションとして関連するEPSディフォルト・ベアラの対応する識別子)を読み出し、MT70経由でEPSパケット・ドメイン30に送信される、ベアラ・リソース配分要求又は同様のメッセージを生成する。
上記内容から明らかな様に、種々の識別子がATコマンド・インタフェース80により、その動作中に定義され、読み出され、そして処理される。これら識別子の総ては、保存部94のテーブル(又は他のデータ構造)に保存され得る。一般的に、ネットワーク(GPRSパケット・ドメイン又はEPSパケット・ドメイン)への識別子は、アプリケーション22で使用される識別子とは異なる。図6のテーブル600は、GPRSパケット・ドメイン及びEPSパケット・ドメインそれぞれにおいて、ネットワークでの識別子とアプリケーション22での識別子の関係を示している。
保存部94が保持する情報は、ハンドオーバ又はRAT変更(例えば、WCDMAネットワーク・アクセスからLTEネットワーク・アクセス、又はその逆)の際に利用され得る。ATコマンド・インタフェース80は、ハンドオーバ又はRAT変更の際に、アプリケーション22への適合を必要としないことが一般的な目標である。言い換えると、アプリケーション22は、現在活性化されている特定のRATを認識しないままとできる。
ATコマンド・インタフェース80の両側、つまり、ネットワーク及びアプリケーション22側において、レガシーUMTS(WCDMA、GPRS、EDGEを含む)モードのPDPコンテキストは、IPベアラの接続管理及び配分に使用される。このため、従来のインタフェース解決法においては、CIDパラメータとNSAPIパラメータには1対1の関係がある。このATコマンド・インタフェース80の両側における1対1の関係は、LTEネットワーク・アクセスからレガシーUMTSネットワーク・アクセスへのハンドオーバを扱うためには、ネットワーク側のPDPコンテキスト(NSAPIにより識別される)とアプリケーション22側のPDPコンテキスト(CIDパラメータにより識別される)には1対nの関係が有る様に変更しなければならない。
この1:nの関係は、ハンドオーバ又はRAT変更前に、1つのEPSベアラにマッピングされたn個のSDFが有る場合、アプリケーション22側のインタフェースにn個のPDPコンテキストが存在し、このn個のPDPコンテキストは、ネットワーク側のインタフェースの1つのPDPコンテキスト(つまり、ハンドオーバ又はRAT変更後のGPRSパケット・ドメイン側)にマッピングされることを意味している。このマッピングは、保存部94のテーブルのエントリに基づきATコマンド・インタフェース80の専用部(図示せず)により実行され得る。
今まで、本実施形態は、ATコマンド+CGDCONT及びCGDSCONTと、ATコマンド+CGACTの幾つかの側面に焦点をあてて説明してきた。以下においては、ATコマンド・インタフェース80の動作、より詳しくは、ATコマンド・コントローラ24がサポートする他のレガシーATコマンドに対するATコマンド処理部88の動作について説明する。
まず、ATコマンド・コントローラ24は、ATコマンド+CGEQREQをサポートするかもしれない。このコマンドは、TE50(及びアプリケーション22)が、UE20がベアラ・リソース配分するときに(例えば、ネットワークにベアラ・リソース配分要求メッセージを送信することにより)利用されるQoSプロファイルを特定することを可能にする。EPSパケット・ドメインのシナリオにおいて、このコマンドは、コマンドに含まれるCIPパラメータによって識別されるSDFのQoSプロファイルを特定する。後方互換のために、コマンド自体は、3GPP規格のリリース7に準拠するQoSプロファイルを特定する。よって、EPSパケット・ドメインにおいて要求されたQoSプロファイルを実現するために、ATコマンド・インタフェースは、要求された3GPPリリース7のQoSプロファイルを、EPSパケット・ドメインのための3GPPリリース8のQoSプロファイルに変換する。
ATコマンド・インタフェース80は、さらに、ATコマンド+CGEQMINをサポートするかもしれない。このコマンドは、TE50及びアプリケーション22が、受け入れられる最小のQoSプロファイルを特定することを可能にし、受け入れられる最小のQoSプロファイルは、例えば、個別ベアラ・コンテキスト活性化要求又はEPSベアラ・コンテキスト修正要求により交渉中のQoSプロファイルが返送されたとき、UE20により検査される。このコマンドは、コマンドに含まれるCIDにより識別されるSDFのためのQoSプロファイルを特定する。後方互換のため、QoSプロファイル自体は、3GPP規格のリリース7に準拠して特定される。よって、EPSパケット・ドメインにおいて要求された3GPPリリース7のQoSプロファイルを使用するために、ATコマンド・インタフェース80は、要求された3GPPリリース7のQoSプロファイルを、EPSパケット・ドメインのための3GPPリリース8のQoSプロファイルに変換する、変換ロジックを実装しなければならない。
ATコマンド・インタフェース80は、さらに、ATコマンド+CGEQNEGをサポートするかもしれない。このコマンドは、TE50及びアプリケーション22が、個別ベアラ・コンテキスト活性化要求又はEPSベアラ・コンテキスト修正要求で返送される、SDF(ATコマンドに含まれるCIDパラメータにより特定される)の交渉したQoSプロファイルを読み出すことを可能にする。ネットワークのEPSベアラ当たり(SDF当たりではなく)唯一つのQoS定義を有するにも拘らず、QoSプロファイル定義のためのATコマンドは、EPSパケット・ドメインで再利用され得る。よって、UE側において、SDFに返送された交渉しているQoSプロファイルの保存(例えば、保存部94に)を可能にする様な拡張が可能である。1つのCIDパラメータが正確に1つのPDPコンテキストのみ参照しているので、GPRSパケット・ドメインのために、QoSプロファイルは、PDPコンテキストのみに対して保存されなければならないことに留意すべきである。LTEシステムにおいて、交渉しているQoSは、同じEPSベアラにおいては総てのSDFにおいて同じであることが期待されていることに留意すべきである。
インタフェース80は、さらに、ATコマンド+CGTFTをサポートするかもしれない。このコマンドは、アプリケーション22が、SDFに割り当てられた少なくとも1つのパケット・フィルタを定義することを可能にする。SDF自体は、1つ以上のパケット・フィルタを統合したものと関係する。LTEシステムにおいて、1つ以上のパケット・フィルタ(レガシーUMTSシステムにおけるTFTに対応)は、PDNコネクションのために定義され、PDNコネクション内において利用可能なEPS個別ベアラに対して、どの様にパケットをルーティングするかを定義する。現在の場合、EPS個別ベアラを識別しないことは、CIDパラメータではなく、SDFの問題である。GPRSパケット・ドメインにおいて、ATコマンド+CGTFTは、所定のIPアドレスに定義された総てのパケット・フィルタの監視を維持することを要求する。この点において、パケット・フィルタの識別子は、プライマリPDPコンテキストのCIDパラメータに関連する総てのCIDパラメータに渡り一意でなければならない。パケット・フィルタの定義は、任意のCIDパラメータにより行われ、PDPコネクション内の総てのセカンダリPDPコンテキストに渡り監視される必要があるので、LTEシステムにおいて、CIDパラメータをSDFが指定するものとして使用したとしても、何ら問題は生じない。しかしながら、総てのパケット・フィルタ識別子が1つのPDNコネクションに属する総てのSDFに渡り一意であることを確実にするために、パケット・フィルタ識別子の監視は依然必要である。
既に簡潔に述べた様に、ATコマンド・インタフェース80は、ATコマンド+CGACTもサポートしている。この“実行”コマンドは、EPSベアラ及び/又はSDFの活性化又は非活性化のために利用される。EPSベアラ及びSDFは、ATコマンド+CGACTにおいて、その対応するCIDパラメータにより定義される。図5を参照して説明したEPSディフォルト・ベアラ又はSDFを活性化する利用法に加えて、非活性化を実装することもできる。その場合、例えば、EPSディフォルト・ベアラの非活性化が要求され、PDN切断要求がネットワークに送信される。他方、SDFの非活性化が要求されると、対応する開放メッセージ(ベアラ・リソース開放要求メッセージの様な)がネットワークに送信される。
さらに、ATコマンド・インタフェース80は、ATコマンド+CGCMODもサポートできる。このコマンドは、それに含まれる特定のCIDパラメータによって定義されるSDFを修正するために利用される。修正は、特に、QoSプロファイルとパケット・フィルタに関係する。修正される各SDFについて、対応する修正メッセージ(ベアラ・リソース配分要求メッセージの様な)が、ネットワークに送信される。
上述したATコマンドは、基本的に、GPRSパケット・ドメインで既に定義されているレガシーATコマンドであり、EPSパケット・ドメインで再利用することができる。以下に、既存のATコマンドの修正及びEPSパケット・ドメインでの必要性のために特に設けた新しいATコマンドの導入について説明する。
3GPPリリース8のQoSプロファイルのパラメータは、3GPPリリース7のQoSプロファイルのパラメータとは異なるため、LTEの要求QoSプロファイル、最小QoSプロファイル及び合意QoSプロファイルのための新しいATコマンドを導入できる。基本的には、既存のコマンド・セットに、これら新しいATコマンドを導入するための2つの方法が存在する。
第1のオプションは、対応する3GPPリリース7のQoSプロファイルのATコマンドを、新しいATコマンドと取り替えることである。言い換えると、新しいコマンドが、LTEという単一のRATをサポートするUEと、例えば、LTEネットワーク・アクセス及びWCDMAネットワーク・アクセスといった、複数のRATをサポートするUEの両方のための古いコマンドを取り替える。よって、複数のRATをサポートするUEは、WCDMAが利用しているRATである場合、要求された3GPPリリース8のQoSプロファイルを、3GPPリリース7のQoSプロファイルに変換する変換ロジックを提供しなければならない。
第2のオプションは、新しいATコマンドと既存のATコマンドを共存させることである。アプリケーションが、既存のATコマンドによりQoSプロファイルを定義又は要求する場合、UEは、LTEが利用しているRATである場合、3GPPリリース7のQoSプロファイルを、3GPPリリース8のQoSプロファイルに変換する変換ロジックを必要とする。WCDMA又は他のレガシーUMTS(例えば、WCDMA、GPRS及びEDGEを含む)が利用しているRATであり、アプリケーションが新しく導入したATコマンドでQoSプロファイルを定義又は要求する場合、変換は逆方向に対しても行わなければならない。アプリケーションが、新しく導入したATコマンド及び従来のATコマンドによる2つのQoSプロファイルのバージョンを定義又は要求する場合、UEは、レガシーUMTS(例えば、GPRS及びEDGEを含む)ネットワーク・アクセスのためには、従来のATコマンドのパラメータを使用し、LTEネットワーク・アクセスのためには、新たに定義したATコマンドのパラメータを使用できる。
現在のATコマンド・セットは、特定のLTEサービスには有用である、SDFのパケット・フィルタの除去をサポートしていない。新しい機能の導入については、基本的に、以下の可能性がある。第一の可能性は、ATコマンド+CGTFTを拡張する。例えば、ATコマンド+CGTFTの特定の拡張は、コマンドで特定される1つ以上のパケット・フィルタが、同じくコマンドで特定される特定のSDF(例えば、関連するCIDパラメータにより)から除去する様に定義できる。更なるオプションによると、パケット・フィルタ除去のための新しいATコマンドが導入される。このコマンドは、除去される1つ以上のパケット・フィルタを識別するためのパラメータと、コマンドを適用する特定のSDFを識別するためのパラメータ(例えば、CIDパラメータ)を含んでいる。
上述した実施形態から明らかな様に、開示した技術は、種々の有利な効果を有している。例えば、本技術は、利用しているRAT(GPRS、EDGE、WCDMA、eHSPA及びLTEの様な)とは無関係であるIPベアラ及び接続の管理及び配分のためのアプリケーションに共通のインタフェースを提供することを可能にする。結果、EPSパケット・ドメインのサービスが、既存のアプリケーション及びユーザ・インタフェースに対して、改造することなく提供することができる。特に、GPRSパケット・ドメインに準拠するアプリケーションについては、改造することなくEPSパケット・ドメインのサービスに利用することができる。
開示した本技術の多くの利点は、以上の記載から理解され、本発明の範囲から逸脱することなく、また、その利点を犠牲にすることなく、例示的な実施形態の形式、構造及び配置について種々の変更が可能であることは明らかである。開示の技術は、多くの方法で変更でき、本発明は、以下の特許請求の範囲の範囲のみにより制限されることを認識すべきである。

Claims (34)

  1. 発展型パケット・システム(EPS)パケット・ドメインに関し、汎用パケット無線サービス(GPRS)パケット・ドメインのために定義されたATコマンドの利用を促進する方法であって、
    セカンダリ・パケット・データ・プロトコル(PDP)コンテキストの定義を指示するATコマンドに応答して、前記セカンダリPDPコンテキストに基づき、EPSのサービス・データ・フロー(SDF)を定義するステップを含むことを特徴とする方法。
  2. 前記EPSのSDFは、既存のパケット・データ・ネットワーク(PDN)コネクション内で定義される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 各ATコマンドは、前記PDPコンテキストを参照するコンテキスト識別(CID)パラメータを含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ATコマンドに含まれる前記CIDパラメータを、前記EPSのSDFに対する参照として使用するステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記EPSのSDFに関連付けられているEPSディフォルト・ベアラのCIDパラメータを、前記EPSディフォルト・ベアラに関連付けられているパケット・データ・ネットワーク(PDN)コネクションと前記EPSのSDFとをリンクさせるために使用するステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の方法。
  6. 非セカンダリPDPコンテキストの定義を指示するATコマンドに応答して、前記非セカンダリPDPコンテキストに基づき、EPSディフォルト・ベアラを定義するステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ATコマンドに含まれる前記CIDパラメータを、EPSディフォルト・ベアラの参照として使用するステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項3又は6に記載の方法。
  8. EPS個別ベアラを定義する機構を設けるステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. コンテキスト識別(CID)パラメータを含むATコマンドに応答して前記EPS個別ベアラを定義するステップと、
    前記ATコマンドに含まれる前記CIDパラメータを、前記EPS個別ベアラの参照として使用するステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. EPSベアラと、前記EPSベアラの1つ以上のSDFを確立し、前記EPSベアラと、前記EPSベアラの1つ以上のSDFは、専用のCIDによって参照される、
    ことを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記方法は、レガシーUMTSモードもサポートするユーザ端末のロング・ターム・エボリユーション(LTE)モードにおいて実行される、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記レガシーUMTSモードにおいて、各ATコマンドは、GPRSパケット・ドメインの定義に従い解釈される、
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記ユーザ端末は、LTEネットワーク・アクセス及びレガシーUMTSネットワーク・アクセス間での無線アクセス技術(RAT)を変更するハンドオーバを実行することが可能であり、
    前記ハンドオーバ前に前記EPSパケット・ドメインの1つのEPSベアラにn個のEPSのSDFが関連付けられ、n個のPDPコンテキストが定義されている場合、前記n個のPDPコンテキストを、前記GPRSパケット・ドメインへの1つのPDPコンテキストにマッピングするステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の方法。
  14. GPRSのサービス品質(QoS)プロファイルとEPSのQoSプロファイル間の変換ロジックを設けるステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記GPRSのQoSプロファイルは、3GPPリリース7以前のQoSプロファイルに準拠し、EPSのQoSプロファイルは、3GPPリリース8以後のQoSプロファイルに準拠する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記変換ロジックは、QoSプロファイルを特定するATコマンドへの応答として使用される、
    ことを特徴とする請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記ATコマンドは、+CGEQREQ、+CGEQMIN、+CGEQOS及び+CGEQOSRDPのいずれかである、
    ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. ATコマンド+CGCMOD及び+CGTFTの少なくとも1つのサポートを設けるステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の方法。
  19. ATコマンド+CGACTのサポートを設けるステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記EPSのSDFの活性化の際に、ベアラ・リソースの活性化に関するメッセージを送信するステップ、或いは、
    前記EPSのSDFの非活性化の際に、ベアラ・リソースの解放に関するメッセージを送信するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記EPSディフォルト・ベアラの活性化の際に、PDN接続要求メッセージを送信するステップ、或いは、
    前記EPSディフォルト・ベアラの非活性化の際に、PDN切断要求メッセージを送信するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項5又は19に記載の方法。
  22. 前記ATコマンドは、アプリケーションから受信し、アプリケーションから要求され、又は、アプリケーションからのトリガにより生成される、
    ことを特徴とする請求項1から21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記アプリケーションは、コネクションが、GPRSパケット・ドメインへのものであるか、EPSパケット・ドメインへのものであるかを関知しない、
    ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記アプリケーションは、EPS個別ベアラのみを扱う様に構成されている、
    ことを特徴とする請求項22又は23に記載の方法。
  25. 発展型パケット・システム(EPS)パケット・ドメインに関し、汎用パケット無線サービス(GPRS)パケット・ドメインのために定義されたATコマンドの利用を促進するためのコンピュータ・プログラムであって、
    前記コンピュータ・プログラムは、コンピュータに、
    セカンダリ・パケット・データ・プロトコル(PDP)コンテキストの定義を指示するATコマンドを受信するステップと、
    前記ATコマンドに応答して、前記セカンダリPDPコンテキストに基づき、EPSのサービス・データ・フロー(SDF)を定義するステップと、
    を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラム
  26. 請求項25に記載のコンピュータ・プログラムを記録しているコンピュータ可読記録媒体。
  27. 発展型パケット・システム(EPS)パケット・ドメインに関し、汎用パケット無線サービス(GPRS)パケット・ドメインのために定義されたATコマンドの利用を促進する装置(80)であって、
    セカンダリ・パケット・データ・プロトコル(PDP)コンテキストの定義を指示するATコマンドに応答して、前記セカンダリPDPコンテキストに基づき、EPSのサービス・データ・フロー(SDF)を定義する様に構成された構成要素(84)を含む、
    ことを特徴とする装置。
  28. 前記EPSのSDFは、既存のパケット・データ・ネットワーク(PDN)コネクション内で定義される、
    ことを特徴とする請求項27に記載の装置。
  29. 各ATコマンドは、前記PDPコンテキストの参照とする、コンテキスト識別(CID)パラメータを含む、
    ことを特徴とする請求項27又は28に記載の装置。
  30. 前記ATコマンドに含まれる前記CIDパラメータを、前記EPSのSDFに対する参照として使用する様に構成された構成要素(90)を更に含む、
    ことを特徴とする請求項29に記載の装置。
  31. 非セカンダリPDPコンテキストの定義を指示するATコマンドに応答して、前記非セカンダリPDPコンテキストに基づき、EPSディフォルト・ベアラを定義する様に構成された構成要素(86)を更に含む、
    ことを特徴とする請求項27から30のいずれか1項に記載の装置。
  32. 前記ATコマンドに含まれる前記CIDパラメータを、EPSディフォルト・ベアラの参照として使用する様に構成された構成要素(92)を更に含む、
    ことを特徴とする請求項29又は31に記載の装置。
  33. 前記ATコマンドに含まれる前記CIDパラメータを、前記EPSディフォルト・ベアラに関連付けられているパケット・データ・ネットワーク(PDN)コネクションへのリンクとして使用する様に構成された構成要素(92)を更に含む、
    ことを特徴とする請求項32に記載の装置。
  34. 請求項27から33のいずれか1項に記載の装置を含むことを特徴とするユーザ端末。
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