JP5346204B2 - 治 具 Removal jig and detachment method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、屋根材等として敷設されている折板を改修するときなどに用いる馳外し治具及び馳外し方法に関するものである。 The present invention relates to a detaching jig and a detaching method used when repairing a folded plate laid as a roofing material or the like.
従来より、折板屋根を形成するにあたっては、複数の折板を並べて母屋等の屋根下地に敷設し、隣接する折板を馳締めにより接続するようにしている。この馳締めは、折板(敷き込み側)の長手方向の一端に設けた被嵌合部に、他の折板(被せ側)の長手方向の他端に設けた嵌合部を被せて嵌合部と被嵌合部とを嵌合した後、嵌合部と被嵌合部とを手動又は電動の馳締め装置(シーマー)を用いて折り曲げ加工することにより締め合わせて連結するものである(例えば、特許文献1、2参照)。このような馳締めは、一旦、締め合わせると外すのが非常に困難である。従って、音鳴りなどの施工不具合で施工をやり直す場合や経時劣化で折板を交換する場合において、折板を屋根から取り外すときには、非常に多大な労力を要し効率の悪いものであった。すなわち、折板を屋根から取り外すときには、屋根の上に数メートルから数十メートルにわたって多数の作業者が並び、取り外す対象の折板の長手端部(ケラバ側の端部)を作業者が掴んで引き上げて剥がすようにする。これにより、図12(a)の状態に連結された折板4、4のうちの一方を他方に対して、馳締め3の部分を中心として上方に回動させることができ、図12(b)に示すように、回動させていない折板4の被嵌合部2から回動させた折板4の嵌合部1を外すことができるものである。
しかし、上記の方法で折板を取り外した場合、機械化できないために多数の作業者が同時に作業しなければならず、非常に多大な労力を要し効率の悪いものであった。しかも、馳締め部分に大きな負荷がかかることから、嵌合部及び被嵌合部に本来ないはずの接続に不都合な変形が生じてしまい、取り外した折板を再使用することができないおそれがあった。 However, when the folded plate is removed by the above method, since it cannot be mechanized, a large number of workers have to work at the same time, which requires much labor and is inefficient. In addition, since a large load is applied to the tightened portion, there is a possibility that inconvenient deformation occurs in the connection that should not be present in the fitting portion and the fitted portion, and the removed folded plate may not be reused. It was.
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、省労力で効率よく作業することができ、しかも、取り外した折板を再使用することができる馳外し治具及び馳外し方法を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and provides a detachment jig and a detachment method that can be efficiently operated with labor savings and that can reuse a removed folded plate. It is for the purpose.
本発明の馳外し治具Aは、嵌合部1と被嵌合部2との馳締め3により接続された折板4、4を分離するにあたって、嵌合部1と被嵌合部2との馳締め3を外すための馳外し治具Aであって、嵌合部1と被嵌合部2との間に挿入させる挿入部10を有し、挿入部10には嵌合部1と被嵌合部2との間に挿入するに従って嵌合部1と被嵌合部2とを徐々に離間させるための傾斜部11を備え、嵌合部1と被嵌合部2との間への挿入部10の挿入方向に対して傾斜部11の傾斜方向の異なる複数の挿入部10を備えて成ることを特徴とするものである。
Stephen Disconnect jig A of the present invention includes a
本発明の馳外し治具Aは、馳締めされた嵌合部1の外面に接触することにより嵌合部1及び被嵌合部2を支持するための支持部13を挿入部10と対向させて設けて成ることが好ましい。
The scissor removing jig A of the present invention makes the
本発明の馳外し方法は、上記いずれかに記載の馳外し治具Aを用いた馳外し方法であって、折板4の長手方向の一端から嵌合部1と被嵌合部3の間に挿入部10を挿入した後、馳外し治具Aを折板4の長手方向の他端へと移動させることによって、挿入部10の傾斜部11で嵌合部1と被嵌合部2とを徐々に離間させることを特徴とするものである。
The detachment method of the present invention is a detachment method using the detachment jig A described in any of the above , and between the
本発明の馳外し治具では、人力だけでなく機械を用いて挿入部を嵌合部と被嵌合部との間に挿入していくことができ、人力を少なくして機械化することにより省労力で効率よく作業することができるものである。しかも、嵌合部と被嵌合部とを傾斜部で徐々に離間させていくために、嵌合部と被嵌合部とに大きな負荷がかからず、接続に不都合な変形が生じないようにすることができ、取り外した折板を再使用することができるものである。 In the detaching jig of the present invention , not only human power but also a machine can be used to insert the insertion portion between the fitting portion and the fitted portion, and it is saved by reducing the manpower and mechanizing. It is possible to work efficiently with effort. In addition, since the fitting portion and the fitted portion are gradually separated by the inclined portion, a large load is not applied to the fitting portion and the fitted portion, so that inconvenient deformation does not occur in the connection. And the removed folded plate can be reused.
また本発明の馳外し治具では、向きの異なる複数の馳締めの部分に容易に対応して使用することができ、馳外しの作業効率を向上させることができるものである。 Further, the scissor removing jig of the present invention can be easily used corresponding to a plurality of scissors tightening portions having different directions, and the work efficiency of scissor removal can be improved.
また本発明の馳外し治具では、馳締めされた嵌合部の外面に接触することにより嵌合部及び被嵌合部を支持するための支持部を挿入部と対向させて設けた場合は、挿入部で押圧される嵌合部及び被嵌合部を支持部で支持することができ、接続に不都合な変形が生じないようにすることができ、取り外した折板を再使用することができるものである。 Further, in the scissor removing jig of the present invention, when the support part for supporting the fitting part and the fitted part is provided facing the insertion part by contacting the outer surface of the clamped fitting part, The fitting part and the fitted part pressed by the insertion part can be supported by the support part, so that inconvenient deformation does not occur in the connection, and the removed folded plate can be reused. It can be done.
また本発明の馳外し方法では、人力だけでなく機械を用いて挿入部を嵌合部と被嵌合部との間に挿入していくことができ、人力を少なくして機械化することにより省労力で効率よく作業することができるものである。しかも、嵌合部と被嵌合部とを傾斜部で徐々に離間させていくために、嵌合部と被嵌合部とに大きな負荷がかからず、接続に不都合な変形が生じないようにすることができ、取り外した折板を再使用することができるものである。 Further, in the detaching method according to the present invention , not only human power but also a machine can be used to insert the insertion portion between the fitting portion and the fitted portion. It is possible to work efficiently with effort. In addition, since the fitting portion and the fitted portion are gradually separated by the inclined portion, a large load is not applied to the fitting portion and the fitted portion, so that inconvenient deformation does not occur in the connection. And the removed folded plate can be reused.
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described.
本発明の馳外し治具Aは、鉄やステンレス鋼などの金属板を折り曲げ加工したり切削加
工したりして形成することができる。本発明では、折板4との滑り性を考慮して、表面の
滑り性の高いクロームめっき等の処理を施してもよい。この馳外し治具Aは、図2に示す
ように、中央に形成される平面視で矩形状の取付部20と、取付部20の両方の長手端部
から突出する一対の突出部21と、各突出部21の上面に形成される挿入部10とを備え
て形成されている。突出部21及び挿入部10は取付部20を挟んで鏡面対象に形成され
ている。また、取付部20の上面には前後一対の丸棒状の把持部22が立設されている。
尚、この例では、左右一対の挿入部10を有する。
The scissor removing jig A of the present invention can be formed by bending or cutting a metal plate such as iron or stainless steel. In the present invention, in consideration of the slipperiness with the folded
In this example, that having a pair of left and
図3に示すように、上記の挿入部10は縦挿入片23と横挿入片24及び傾斜部11を有して形成されている。縦挿入片23は突出部21の側端前部に略鉛直上方に向かって突設されており、また取付部20の側面前部と対向するように形成されている。傾斜部11は突出部21の側端後部で縦挿入片23の後側に形成されている。また、傾斜部11は取付部20の側面前部と対向するように形成されているが、この面が傾斜面11aと平坦面11bとで構成されている。傾斜面11aは前から後ろに向かって上り傾斜し、且つ下から上に向かって上り傾斜するように形成されている。このように傾斜部11は角馳の形状に合わせて馳締めが起き上がるように楔形に形成されている。また、平坦面11bは鉛直面として形成されている。横挿入片24は縦挿入片23と傾斜部11の上側に形成されている。横挿入片24の先端は縦挿入片23の先端と傾斜部11の先端との間に位置している。また、横挿入部24は、先端から中間部分にまで徐々に幅寸法が大きくなる差込部24aと、中間部分から後端にまで一定の幅寸法の定幅部24bとで構成されている。定幅部24bは傾斜部11の平坦部11bの部分と略同じ幅寸法に形成されている。
As shown in FIG. 3, the
本発明は、馳締めにより接続された折板4に対して使用することができる。折板4としては図4に示すようなものを例示することができる。この折板4は塗装鋼板や亜鉛めっき鋼板などの金属板を折り曲げ加工して形成されるものであって、屋根の傾斜方向(流れ方向)に長尺に形成されるものである。また、折板4は断面略U字状に形成されており、平板状の谷部50と、その両側から斜め上方に向かって突出する山部半体51、51とを備えて形成されている。一方の山部半体51の上部は、谷部50と反対側に向かって突出する頂部片52と、頂部片52の端部から上方に向かって突出する断面略逆U字状の嵌合部1とから構成されている。嵌合部1は、頂部片52から上方に向かって突出する縦片1aと、縦片1aの上端から略水平に突出する横片1bと、横片1bの先端から下方に向かって突出して縦片1aと対向配置された締め付け片1cとから構成されており、締め付け片1cの下部には縦片1a側に向かって突出する押さえ部1dが形成されている。また、他方の山部半体51の上部は、谷部50と反対側に向かって突出する頂部片52と、頂部片52の端部から上方に向かって突出する断面略逆L字状の被嵌合部2とから構成されている。被嵌合部2は、頂部片52から上方に向かって突出する立設片2aと、立設片2aの上端から略水平に突出する係合片2bとで構成されており、係合片2bの先端には折り返し部2cが形成されている。
The present invention can be used for the folded
そして、嵌合部1と被嵌合部2とを嵌合した後に馳締めすることにより、隣接する折板4の山部半体51、51同士を連結し、隣接する折板4、4を接続することができる。また、連結された山部半体51、51からなる山部と谷部とが交互に繰り返した折板屋根となる。ここで、馳締め3を形成するにあたっては、被嵌合部2の外側に嵌合部1を被せた後、嵌合部1の締め付け片1cを上方に向かって折り曲げて被嵌合部2の係合片2bの下面に係止するようにして行うことができる。
Then, by tightening the
本発明の馳外し治具Aは上記のような嵌合部1と被嵌合部2との馳締め3を外すための治具であるが、馳締め3を外すにあたっては以下のようにして行う。
The scissor removing jig A of the present invention is a jig for removing the
まず、母屋などの屋根下地に敷設されて接続された折板4、4の軒側端部又は棟側端部の一端から馳締め3に馳外し治具Aを近づけて、図1(a)に示すように、馳締め3の嵌合部1の押さえ部1dと被嵌合部2の立設片2aとの間に縦挿入片23を差し込む。このとき、馳締め3の突出方向は折板4の葺き方によって変わってくるため、軒側端部又は棟側端部の片方からしか馳外し治具Aの挿入部10を差し込むことができない場合は、左右一対の挿入部10、10のうち、馳締め3の嵌合部1の縦片1aからの横片1bの突出方向、及び被嵌合部2の立設片2aからの係合片2bの突出方向に応じて、差し込み可能な方の挿入部10を選択して用いる。
First, the jig A is moved from the end of the eaves-side end or the ridge-side end of the folded
次に、馳外し治具Aを折板4の長手方向に沿って上記一端から他端へと移動させていく。これにより、挿入部10を順次馳締め3の全長にわたって挿入していくことにより、嵌合部1の締め付け片1cを徐々に起こすように変形させて係合片2bとの係合を解除するものである。すなわち、図1(a)に示すように、押さえ部1dと立設片2aとの間に縦挿入片23を挿入した後、図1(b)に示すように、嵌合部1の締め付け片1cと被嵌合部2の係合片2bとの間に横挿入片24の差込部24aが挿入される。この後、図1(c)に示すように、締め付け片1cと係合片2bとの間に差込部24aがさらに挿入されると共に、傾斜部11の先部が押さえ部1dと立設片2aとの間に挿入され、押さえ部1dが傾斜面11aにより下方に押圧される。次に、図1(d)に示すように、嵌合部1の締め付け片1cと被嵌合部2の係合片2bとの間に横挿入片24の定幅部24bが挿入されると共に、押さえ部1dが傾斜面11aによりさらに下方に押圧される。最後に、図1(e)に示すように、締め付け片1cと立設片2aとの間に挿入部10の後端部を挿入することにより、平坦面11bで押さえ部1dが立設片2aから離れる方向に押される。このようにして、図5(a)(b)に示すように、折板4の全長にわたって締め付け片1cを変形させて係合片2bとの係合を外すことにより、馳締め3を外すことができるものである。この後、嵌合部1と被嵌合部2との嵌合を外すことにより、隣接する折板4、4の接続を解除することができるものである。尚、馳外し治具Aを上記のように移動させるにあたっては、作業者が把持部22を持って操作することができ、また、ウインチ等の引っ張り装置を用いて把持部22をワイヤー等で引っ張って移動させることもできる。
Next, the detachment jig A is moved from the one end to the other end along the longitudinal direction of the folded
本発明の馳外し治具Aでは、多数の作業者が同時に作業しなくても、1又は2人程度の少人数の作業者により馳締め3を外すことができ、省労力で作業することができるものである。しかも、ウインチ等の引っ張り装置を用いて馳外し治具Aを移動させることができ、機械化により人力を要せずに馳締め3を外すことができる。また、傾斜部11により嵌合部1の締め付け片1cを徐々に変形させて被嵌合部2の係合片2bから離間させるので、馳締め部分に大きな負荷がかかることがなく、接続に不都合な変形が嵌合部1及び被嵌合部2に生じることがなくなり、取り外した折板4を再使用することができるものである。
In the scissor removing jig A of the present invention, the
本発明の馳外し治具Aを用いることにより、施工時の不具合による緊急の折板の取り外し、漏水や腐食により一部点検のための折板の取り外し、屋根の修繕のための折板の取り外し、既存二重折板の高断熱化や音鳴り防止策等の性能改善工事による折板の取り外しなどを容易にかつ部分的に折板を取り外して行うことができ、折板の再利用を図ることができる。また、屋根の全面にわたって折板を外した場合や外した折板を処分する場合でも、形状が崩れずかつ1枚1枚を外すことができるため、仮置きや取り扱いが容易になり、大掛かりなレッカーや重機を使用した撤去作業の必要もなく、施工現場の状況に合わせて柔軟に対応できるものである。しかも、折板4をほぼ施工前の形状に戻すことができるため、再び電動シーマー等による取り付けが可能となる。尚、上記従来の外し方では馳形状が本来にない変形をし、電動シーマーによる再施工は不可能であった(再利用自体もほとんどできないものであった)。
By using the jig removing jig A of the present invention, urgent folding plate removal due to malfunctions during construction, folding plate removal for partial inspection due to water leakage or corrosion, folding plate removal for roof repair In addition, it is possible to easily and partially remove the folded plate for performance improvement work such as high insulation of existing double folded plates and noise prevention measures, etc., and reuse the folded plates be able to. In addition, even when the folded plate is removed over the entire surface of the roof or when the removed folded plate is disposed of, the shape does not collapse and each piece can be removed, making temporary placement and handling easy and large. There is no need for removal work using a tow truck or heavy machinery, and it can be flexibly adapted to the situation at the construction site. Moreover, since the folded
図6(a)(b)に他の実施の形態を示す。この馳外し治具Aは、嵌合部1及び被嵌合部2を支持するための支持部13を具備するものであり、その他の構成は上記の図2のものと同様である。支持部13は馳締め3の嵌合部1の横片1bの上面に接触する上ローラ13aで形成することができる。この上ローラ13aは把持部22の下部から略水平に突出した回転軸25を中心として回転自在に形成されている。また、上ローラ13aは挿入部10の上方に間隙を介して設けられている。また、上ローラ13aは各把持部22に一個ずつ設けて前後一対で形成されている。
6 (a) and 6 (b) show another embodiment. This detachment jig A includes a
この馳外し治具Aも上記と同様にして、挿入部10を嵌合部1と被嵌合部2との間に差し込みながら移動させることにより馳締め3を外すものであるが、挿入部10の移動とともに上ロール13aが馳締め3の嵌合部1の横片1bの上面に接触しながら転動して支持するものであり、これにより、嵌合部1の横片1bや被嵌合部2の係合片2bが挿入部10により下から不用意に押圧されても変形を防止することができ、接続に不都合な変形が嵌合部1及び被嵌合部2にさらに生じにくくなるものである。
In the same manner as described above, the hook removing jig A also removes the hook tightening 3 by moving the
図7(a)(b)に他の実施の形態を示す。この馳外し治具Aは、嵌合部1及び被嵌合部2を支持するための支持部13として横ローラ13bを具備するものであり、その他の構成は上記の図6のものと同様である。この横ローラ13bは略鉛直方向に長い回転軸26を中心として水平面で回転自在に形成されており、回転軸26の上部は連結部27により把持部22に連結されている。また、横ローラ13bは挿入部10の側方(取付部20と反対側)に間隙を介して設けられている。また、横ローラ13bは各把持部22に一個ずつ設けて前後一対で形成されている。さらに、横ローラ13bは上ローラ13aよりも下側で外側(取付部20と反対側)に配置されている。
7A and 7B show another embodiment. This scissor removing jig A includes a
この馳外し治具Aも上記と同様にして、上ローラ13aで嵌合部1及び被嵌合部2の変形を防止すると共に、挿入部10を嵌合部1と被嵌合部2との間に差し込みながら移動させることにより馳締め3を外すものであるが、挿入部10の移動とともに横ロール13bが馳締め3の嵌合部1の縦片1aの外面(締め付け片1cと反対側の面)に接触しながら転動して支持するものであり、これにより、嵌合部1の縦片1bや被嵌合部2の立設片2aが挿入部10により横から不用意に押圧されても変形を防止することができ、接続に不都合な変形が嵌合部1及び被嵌合部2にさらに生じにくくなるものである。
In the same manner as above, the detachment jig A prevents the deformation of the
図8(a)(b)に他の実施の形態を示す。この馳外し治具Aは、取付部20の前端にフック受け材27が設けられている。このフック受け材27にはワイヤー等に取り付けたフックを掛架し、このワイヤー等をウインチ等の引っ張り装置で引っ張ることにより馳外し治具Aを移動させることができ、容易に機械化を図ることができるものである。また、取付部20の後端にハンマー打撃部28が突設されている。このハンマー打撃部28はハンマーで打撃する箇所であり、この打撃により馳外し治具Aを容易に移動させることができるものである。さらに、取付部20の前後端でフック受け材27及びハンマー打撃部28の下側にはガイドロール29が設けられている。ガイドロール29は鉛直方向に対して約45°傾いた回転軸を有するものであり、馳外し治具Aを移動させる際に、折板4の山部半体51と頂部片52との境界部分に接触して転動させることにより、馳外し治具Aをガイドしながらスムーズに移動させることができるものである。
8A and 8B show another embodiment. The hook removing jig A is provided with a
図2に示す馳外し治具Aは角馳形状の馳締め3に対応するものであるが、図9に示すように、丸馳形状の馳締め3にも対応することができる。図11(a)に示すように、丸馳形状の馳締め3は嵌合部1及び被嵌合部2が丸みを帯びており、被嵌合部2に嵌合部1を上側から弾性的に嵌め込むことによって、隣接する折板4、4を接続するものである。嵌合した嵌合部1と被嵌合部2とは、被嵌合部2の基部近傍に突設した被係着部30に、嵌合部1の先端に設けた係着部31を係止するものである。尚、嵌合部1及び被嵌合部2以外の形状は上記折板4と同様である。
The hook removing jig A shown in FIG. 2 corresponds to the square hook-shaped
一方、馳外し治具Aの挿入部10は、縦挿入片23と上挿入部33及び傾斜部11で形成されている。縦挿入片23は突出部21の側端前部に略鉛直上方に向かって突設されており、また取付部20の側面前部と対向するように形成されている。傾斜部11は突出部21の側端後部で縦挿入片23の後側に形成されている。また、傾斜部11は取付部20の側面前部と対向するように形成されているが、この面が複数の傾斜面11aと平坦面11bとで構成されている。傾斜面11aは前から後ろに向かって上り傾斜し、且つ下から上に向かって上り傾斜するように形成されている。このように傾斜部11は丸馳の形状に合わせて馳締めが起き上がるように形成されている。また、平坦面11bは鉛直面として形成されている。上挿入部33は傾斜部11の上面に突設されており、上挿入部33の上面は前から後ろに向かって上り傾斜する複数の傾斜角度の異なる傾斜面33aで形成されている。そして、上挿入部33の側方で傾斜部11の上方の空間が挿入凹部34として形成されている。
On the other hand, the
このような馳外し治具Aを用いて丸馳形状の馳締め3を外すにあたっては次のようにして行う。まず、母屋などの屋根下地に敷設されて接続された折板4、4の軒側端部又は棟側端部の一端から馳締め3に馳外し治具Aを近づけて、図11(b)に示すように、馳締め3の嵌合部1の係着部31と被嵌合部2の被係着部30との間に縦挿入片23を差し込む。このとき、馳締め3の突出方向は折板4の葺き方によって変わってくるため、軒側端部又は棟側端部の片方からしか馳外し治具Aの挿入部10を差し込むことができない場合は、左右一対の挿入部10、10のうち、差し込み可能な方の挿入部10を選択して用いる。次に、馳外し治具Aを折板4の長手方向に沿って上記一端から他端へと移動させていく。これにより、挿入部10を順次馳締め3の全長にわたって挿入していくことにより、嵌合部1の係着部31を徐々に起こすように変形させて被係着部30との係合を解除するものである。すなわち、図11(b)に示すように、係着部31と被係着部30との間に縦挿入片23を挿入した後、図11(c)に示すように、係着部31と被係着部30との間に傾斜部11が挿入される。この後、図11(d)に示すように、係着部31と被係着部30との間に傾斜部11がさらに挿入されると共に、上挿入部33が係着部31と被係着部30との間に挿入される。このとき、被係着部30は挿入凹部34に挿入されることになる。最後に、図11(e)に示すように、係着部31と被係着部30との間に挿入部10の後端部を挿入することにより、平坦面11bで係着部31が被係着部30から離れる方向に押される。このようにして折板4の全長にわたって嵌合部1を変形させて被嵌合部2との係合を外すことにより、馳締め3を外すことができるものである。この後、嵌合部1と被嵌合部2との嵌合を外すことにより、隣接する折板4、4の接続を解除することができるものである。
The removal of the round hook-shaped
尚、図9の馳外し治具Aに上記と同様の支持部13やフック受け材27やハンマー打撃部28を設けてもよい。
In addition, you may provide the
A 馳外し治具
1 嵌合部
2 被嵌合部
3 馳締め
4 折板
10 挿入部
11 傾斜部
13 支持部
A Attaching
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