JP5329662B2 - ガンマ誘導式定位的位置特定システム - Google Patents

ガンマ誘導式定位的位置特定システム Download PDF

Info

Publication number
JP5329662B2
JP5329662B2 JP2011518720A JP2011518720A JP5329662B2 JP 5329662 B2 JP5329662 B2 JP 5329662B2 JP 2011518720 A JP2011518720 A JP 2011518720A JP 2011518720 A JP2011518720 A JP 2011518720A JP 5329662 B2 JP5329662 B2 JP 5329662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gamma
region
interest
localization system
guided stereotactic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011518720A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011528435A (ja
Inventor
キーパー.ダグラス,エイ.
ウエルチ,ベンジャミン,ローレンス
フェアチャイルド,リー,ホランド
Original Assignee
ディロン・テクノロジーズ,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ディロン・テクノロジーズ,インコーポレイテッド filed Critical ディロン・テクノロジーズ,インコーポレイテッド
Publication of JP2011528435A publication Critical patent/JP2011528435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5329662B2 publication Critical patent/JP5329662B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4208Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector
    • A61B6/4258Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector for detecting non x-ray radiation, e.g. gamma radiation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/20Surgical navigation systems; Devices for tracking or guiding surgical instruments, e.g. for frameless stereotaxis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/05Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves 
    • A61B5/055Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves  involving electronic [EMR] or nuclear [NMR] magnetic resonance, e.g. magnetic resonance imaging
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/36Image-producing devices or illumination devices not otherwise provided for
    • A61B90/37Surgical systems with images on a monitor during operation
    • A61B2090/371Surgical systems with images on a monitor during operation with simultaneous use of two cameras
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/39Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers
    • A61B2090/392Radioactive markers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/36Image-producing devices or illumination devices not otherwise provided for
    • A61B90/361Image-producing devices, e.g. surgical cameras

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Nuclear Medicine (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

本発明は、癌の疑いがある部位の撮像に関し、具体的には生検用の組織サンプルを切除する際に医師を案内(guide)するために使用されるガンマ撮像システムに関する。
乳房撮像(mammographic imaging)は、乳癌に対する1次スクリーニング理学療法(modality:モダリティ)として十分に確立されている。乳房X線検査(mammographic examination)で見つかった疑わしい検査結果は別のモダリティを用いた撮像を行うことになり、この疑わしい検査結果を更に検査し、最終的には癌が存在するか否かを確認する生検が行われることもある。その他のモダリティには、診断用乳房X線像(mammogram:マンモグラム)や、超音波(US)検査や、磁気共鳴断層撮影(MRI)処置法、あるいは核医学処置法(シンチマンモグラフィとして公知である)等が含まれる。検査結果の性質や検査結果をもたらした撮像システムに依っては、外科医や放射線科医がこれらの撮像システムの一つにより案内されて病理学検査用の組織を切除することがある。X線誘導や、US誘導、MRI誘導に依存した乳房生検システムが製造され、市場に出回っている。
マンモグラムは癌活動ではなく、組織濃度を写したX線写真である。乳房X線撮影(mammography:マンモグラフィ)を用いて癌性の病巣を識別することが困難になることがある。特に患者の乳房組織が高密度である場合や、患者に疑わしい病巣や微小石灰化群が多数ある場合や、マンモグラフィや超音波では検知しないが触診可能な病巣や術後又は治療後の塊やインプラントがある場合、又は患者がホルモン置換療法(Hormone Replacement Therapy)を受けていた場合等には困難となることがある。
MRIは診断が難しい症例に対する次段階撮像モダリティとして効果的であることが証明されている。X線マンモグラフィとほぼ同様に、乳房のMRIは解剖学的あるいは構造的情報に依存しており、より詳細な画像を提供する。しかしながら、MRIは37%未満から97%の範囲で非常に変動しやすいその特異性により制限されている。その高感度と相まって、MRIは高価であり、完了までには多くの日数が掛かり、しかも無病誤診率が高い。
超音波は通例疑わしいマンモグラムが得られた後の工程として利用されており、疑わしい塊が固体か液体で満たされている物かを判断するのには適している。しかし、超音波は特異度が低く、誤診結果をもたらすことがあるし、行う必要のない生検の必要性を示すこともある。
X線、超音波及びMRIを用いる生検システムがあるが、潜在的な癌性病巣の位置判断の精度ををより高め、生検システムを癌性病巣に正確に誘導する必要がある。
本発明は、癌の疑いがある部位を撮像し、生検用の組織サンプルを切除する際に医師を案内するガンマ誘導式定位的位置特定技術である。ガンマ誘導式定位的位置特定技術は、位置特定処理、相関処理及び検証処理を含む3段階手順を備えている。位置特定システムは、関心領域の立体画像を生成する1組のスラントホールコリメータを有するガンマカメラを備えている。基準マーカ(fiducial marker)を含む位置決めシステムは、被撮像対象に隣接して配置され、所定位置にしっかりと保持される。この位置決めシステムは、基準マーカに対して前記関心領域の位置の相関関係を提供する。次に、ガンマ放射マーカを前記関心領域の算出された位置に位置決めして撮像し、算出された位置が実際の位置に対応することを検証する。次に、この位置決めシステムを使って、前記関心領域に位置決めする必要がある他の任意のハードウエアを前記基準マーカからの測定値により精度良く位置決めし、支持することができる。
そこで、本発明は、一次病巣の範囲を判断し、潜在性の二次病巣を検知し、乳癌患者のノード状態用の補助領域を評価するのに役立つ情報を提供可能な定位的位置特定システムを提供することを目的とする。
本発明の目的は、従来の撮像技術において行われる組織構造の撮像というよりはむしろ癌活動を撮像する機能的方法を提供することである。
本発明の更なる目的は、癌性の病巣を識別する際に、より高い感度と特異性を有するマンモグラフィに対して相補的診断方法を提供することである。
本発明の別の目的は、異なる角度で撮像された対象物の2つのガンマカメラ画像を提供して対象物中の関心領域のカメラシステムに対する3次元位置を求める技術を提供することである。
本発明の更なる目的は、識別された関心領域に生検針を精度良く位置させる位置決めシステムを提供することである。
本発明の別の目的は、ガンマカメラで撮像可能な小さな放射源を含む生検マーカを提供することである。
本発明の上記目的、他の目的及び利点は、添付図面を参照しつつ以下の説明を読むことによりより理解されるであろう。
ガンマカメラ結晶と、1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータを含む立体撮像システムと、放射基準源を有する格子位置特定システムとを備える本発明に係るガンマ誘導式定位的位置特定システムの好ましい実施例の概念的正面図である。
図1のガンマ誘導式定位的位置特定システムの一部を構成する格子位置特定システムと放射基準源の上面図である。
ガンマ放射マーカ源を収容する内管の側面図である。
図3に示す内管の端面図である。
図3の内管を収容し、撮像対象物と接触される外カニューレの側面図である。
図5に示す外カニューレの端面図である。
ガンマ放射マーカ源を有し、外カニューレに封入された内管を備える生検針案内器具の仮想側面図である。
図7の生検針案内器具の端部図である。
ガンマカメラ結晶と、平行ホールコリメータと1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータを含む立体撮像システムと、放射基準源を有する格子位置特定システムとを備える本発明に係るガンマ誘導式定位的位置特定システムの第2実施例の概念的正面図である。
点源を2つのコリメータが接合された継ぎ目が点源の直下に位置するように位置合わせされた1対のスラントホールコリメータで撮像した場合の様々な高さにおける点源の複数のガンマカメラ画像を示すグラフである。
点源の離間距離を判断するのに使用された様々な高さに位置する点源の2つの画像を示すグラフである。
実際の高さに対する光源の2つの画像の離間距離を示すグラフである。
本発明は、癌性病巣の位置を正確に検出し、生検装置をその病巣へ精度良く誘導するガンマ誘導式定位的位置特定システムを提供する。本発明のガンマ誘導式定位的位置特定システムは、放射性トレーサを通して乳房病巣の代謝活動を捉える機能的あるいは分子乳房撮像方法である。少量の追跡剤を患者に投与すると、それが身体内の全ての細胞で吸収される。この追跡剤は不可視のガンマ線を放射し、これがガンマカメラで検知され、乳房のデジタル画像に変換される。癌性細胞は代謝活動が活発なため、これらの細胞は多量の追跡剤を吸収し、「ホット・スポット」として現れる。この分子乳房撮像技術により、医師は癌性細胞を非癌性細胞からより明瞭に識別可能となる。MRIや超音波等の他の補助的モダリティが乳房の物理的構造を撮像するが、本発明のガンマ誘導式定位的システムは乳房組織の細胞機能を撮像する。
定位的位置特定では、異なる角度で撮像された対象物の2つの画像を用いて対象物中の関心領域の撮像システムの座標に対する相対的3次元位置を求める。癌の疑いがある部位をガンマ撮像する際に、ガンマ誘導式定位的位置特定システムを使用して生検用の組織サンプルを切除するのに医師を案内することが望ましい。
また、対象物中の関心領域のカメラに対する相対位置と対象物中の関心領域の位置とを相関すること及びこの対象物の近傍にある他のハードウエアを支持し精度良く位置決めできる位置決めシステムを提供することも望ましい。一旦この位置と対象物の相関が取れると、それを使って、例えば疑わしい患部の中に針を位置決めし、生検用の組織サンプルを採取することが可能となる。
本位置特定システムに於いて誤差が発生する可能性を減少させようとする場合、算出された位置が確かに病巣位置に対応することを検証する手段があるのも望ましい。これには、対象物内に設置されるマーカとその位置でこのマーカを撮像するのに使用される撮像システムが必要となる。その画像は関心領域の画像と比較することができる。ガンマカメラで撮像するには、これらのマーカは放射性でなければならず、対象物の画像中で視認される必要がある。本発明はこれらの要求条件を満たしている。
図1には本発明の好ましい実施例であるガンマ誘導式定位的位置特定システム20が図示されている。このガンマ誘導式定位的位置特定システム20は、ガンマカメラ結晶24と、1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータとを備えるガンマカメラ23から構成される立体撮像システム22を備える。第1の、即ち左側スラントホールコリメータ27と第2の、即ち右側スラントホールコリメータ28は互いに同一平面上にあり、端部で接合されて並列コリメータセット30を形成する。このコリメータセット30は前記ガンマカメラ結晶24と撮像される身体部分、つまり対象物32に対して移動可能である。前記コリメータセット30は方向矢印34で示す通り、図1において左方から右方へ移動可能である。位置決めシステム36は、被撮像対象物32の上にしっかり固定された格子位置特定システム又はプレート38を備える。前記立体撮像システム22で撮像可能な放射性基準源40は前記位置決めシステム36内に正確に装着されている。この立体撮像システム22を使って、被撮像対象物32中の例えば、癌性病巣の疑いのある部位等の関心領域42を正確に識別する。前記位置決めシステム36は前記被撮像対象物32に隣接配置され、この対象物32に近接している、例えば図1に示す生検針案内器具44等の他のハードウェアを支持し、精度良く位置決めするのに使用される。前記生検針案内器具44の端部に見えるマーカ源46は関心領域42又は病巣の算出された位置にある対象物32内に挿入可能であり、これを使って算出された位置が病巣の実際の位置であることを検証することができる。図1の概念的カメラ視線48の角度で示す通り、定位視野角ΘとΘは前記ガンマカメラ結晶24の面に平行な線に対して±20度の角度である。従って、左側スラントホールコリメータ27の視野は右方に20度の角度であり、右側スラントホールコリメータ28の視野は左方に20度の角度である。
本発明のガンマ誘導式定位的位置特定方法は位置特定処理、相関処理及び検証処理を含む3段階手順を備えている。図1に示す通り、本位置特定システムは、ガンマ結晶24とともに、立体視システムとして機能する1組のスラントホールコリメータ26、28を有するガンマカメラを備えている。前記位置決めシステム36は、内部に基準源40を有する格子位置特定システム38を備え、前記被撮像対象物32に隣接配置され、所定位置にしっかりと保持されている。前記検証システムは、生検針案内器具44か同様の工具で関心領域42の算出された位置に位置設定可能なガンマ放射マーカ源46を備えており、このガンマ放射マーカ源46は立体撮像システム22により撮像して挿入したマーカ46が当該関心領域42と一致することを検証可能である。
前記基準源40の前記立体撮像システム22対する相対位置がガンマカメラ画像から算出される。次に、前記関心領域42の前記立体撮像システム22対する相対位置が算出されて、この基準源40に相対的な関心領域42を位置特定する。次に、前記位置決めシステム36を使って、前記関心領域42に位置決めする必要がある、例えば図1に示す生検針案内器具44等の他の任意のハードウエアを前記基準マーカ40からの測定値により精度良く位置決めし、支持することができる。次に、前記マーカ源46を用いて前記関心領域42の算出された位置が実際の位置に対応することを検証する。
本発明のガンマ誘導式定位的位置特定方法は位置特定処理、相関処理及び検証処理を含む3工程を伴う。より具体的には、前記位置特定処理は(1)位置決めシステムを被撮像対象物に隣接配置し、(2)この対象物の1対の立体画像を撮り、(3)それらの立体画像の各々の中の関心領域を決定し、(4)この関心領域の3次元(X、Y、Z)位置を算出することを含む。前記相関処理は、(1)前記各画像内の基準マーカの位置を特定し、(2)この基準マーカの(X、Y、Z)位置を算出し、(3)前記位置決めシステム内での前記関心領域の基準マーカに対する相対位置を特定し、(4)この位置決めシステムを用いて前記関心領域に位置決めする必要がある他の任意のハードウエアの位置を特定し、支持することを含む。前記検証処理は、(1)マーカ源を前記関心領域の算出された位置に位置決めし、(2)前記立体撮像システムで撮像して、この算出された位置が実際の位置に対応することを検証する。
図2には、本発明のガンマ誘導式定位的位置特定システムの一部を構成する前記格子位置特定システム38の上面図が示されている。この格子位置特定システム38は格子位置支持体ないしは遮蔽体50と、基準源40を受け入れるキャビティ52と、横列58と縦列60に配列された複数の格子開口部56を有する格子54とを備える。格子位置特定システム38により有資格医師は標準の乳房生検針キットを用いてガンマ誘導乳房生検を実施する。この格子遮蔽体50は一般的には撮像処理中に乳房を固定化するのに使用される。
前記格子位置特定システム38を使って病巣の疑いがある部位の直上方に位置する乳房又は他の身体部分の領域の位置を特定する。前記格子54は前記基準マーカ40を介した位置特定手順中に求めた病巣の位置と相関される。前記基準源40は、この病巣の基準マーカ40に対する相対位置が算出されると同時に撮像される。前記格子位置特定システム38はガンマ誘導乳房生検方法の間は前記生検針システムを安定化するように機能する。
前記基準マーカ40は通常前記格子支持体50のキャビティ52に挿入される。この基準マーカ40は機械的に前記格子システムと位置合わせされ、前記立体撮像システム22と前記格子位置特定システム38によって求めた病巣の疑いのある部位の位置を相関するのに使用される。これにより、医師は病巣の疑いのある部位の位置を前記格子位置特定システム38からの測定値により求めることができる。好ましくは、前記基準マーカ40は前記格子支持体50上の前記キャビティ52に挿入されたCo−57の放射源である。前記基準マーカ40の活動レベルは前記撮像された対象物32中の病巣と共に同時に目視される程度で十分であり、患者に重大な危険性が及ばない程度に低いのが好ましい。前記基準マーカは一般的に毎年あるいはパッケージに記された使用期限で示された通りに新しい物と取り替える。
前記ガンマ誘導式定位的位置特定システム20は前記コリメータセット30が内部を摺動するカセット62(図1参照)と、ガンマカメラ画像から病巣の3次元位置を求めるのに使用する生検手順を有するソフトを備えたコンピュータとを含んでいる。この生検手順は、前記立体撮像システム22からの入力を受け、病巣の位置を求める。図2を参照して、前記生検手順は、前記生検針案内器具44が前記格子54内の適切な位置に位置決めでき、前記対象物32に挿入できるようにこの病巣の位置と前記格子位置特定システム38との相関を取るのに使用される。この生検手順により生検処置中に画像を撮像して前記生検針案内器具44が正確に位置決めしたことを判断する。
本発明の前記ガンマ誘導式定位的位置特定システム20は、マーカ確認手順を含んでおり、前記ガンマ放射マーカ又は閉塞子46(図1参照)を使用して前記対象物32が正しい位置で切開されたことを判断される。このマーカ46は放射源を含んでいるが、前記切開後に前記対象物に挿入され、対象物がガンマカメラで撮像される。前記摺動するコリメータセット30は前記ガンマ放射マーカ46が前記スラントホールコリメータの半分部46、48の両方を介して撮像されるように位置決めされる。前記切開が正しい位置で行われると、前記ガンマ放射マーカ46の2つの画像は病巣の位置に現れるので、生検が疑わしい病巣の位置で行われたことを確認できる。
図3から図8を参照して、前記ガンマ放射マーカは、前記放射源46を含む内管64と撮像される前記対象物32内の体液と接触する外カニューレ66を含む2つの部分を有する。この内管64は、図3と図4に示すように、図5と図6に示す外カニューレ66内に嵌合され、図7と図8に示すように前記ガンマ放射マーカ46と共に前記放射源保持部又は生検針案内器具44を形成する。この放射源保持部44は好ましくは長期間使用可能なように長い半減期を有する同位元素を含んでおり、従って多数回の撮像及び生検手順で使用可能である。この同位元素の半減期は好ましくは数ヶ月から1年程度である。前記ガンマ放射マーカ46の活動はそれが画像中で都合良く視認できるが、重大な放射露出が起きない程度あるいは前記撮像された対象物32の画像圧倒しない程度であるのが好ましい。この活動は前記放射源保持部44と外部スリーブ66に使用される材料のガンマ線減衰に依存している。好ましくは、前記ガンマ放射マーカ46の予想活動は5〜10マイクロキューリーの範囲である。参考に、病巣の一般的な比放射能強度は2マイクロキューリー/ccであり、撮像された対象物32の比放射能強度は0.3マイクロキューリー/ccである。
前記ガンマ放射マーカ46から放射されたガンマ線のエネルギーは前記対象物32の撮像に使用された同位元素のエネルギー以上である。これは、140keVのガンマ線エネルギーのTc−99mである。140keVより大きなエネルギーを有し相対的に長い半減期を有するガンマ線放射が持つ同位元素の例として、166keVのエネルギーと137.6日の半減期を有するCe−139と、159keVのエネルギーと120日の半減期を有するTe−123mがある。これらの同位元素は固体材料として製造でき、前記放射源保持部44中に封入可能である。
前記ガンマ放射マーカ46の別の実施例としては、放射性液体が充填可能な1部品(図示しない)である。この放射性液体は短い半減期を、典型的には10半減期、を有し、適切な時間後に安全に廃棄可能である。このマーカは、生物学的に有害な材料として使用後その都度廃棄される。
図9に於いて、平行ホールコリメータ72と1対の20度のスラントホールコリメータ26から構成される立体コリメータ組立体30とを備えたガンマ誘導式定位的位置特定システム70の別の実施例が図示されている。この平行ホールコリメータ72とスラントホールコリメータ組立体30は両方とも前記ガンマカメラ24の上に設置されるカセット62内を摺動する。この平行ホールコリメータ72をカセット62内に滑り込ませ、「スカウト」(scout)画像を生成するのに使用される。この画像は関心領域42のXとY座標位置を求めるに使用される。次に、前記スラントホールコリメータ組立体30をカセット62内に滑り込ませる。画像を撮像し、疑わしい領域のZ座標位置(深さ)を求める。
関心領域は図9のガンマ誘導式定位的位置特定システム70内で2つの方法のいずれかで識別される。第1の方法では、前記平行ホールコリメータ72とスラントホールコリメータ組立体30で撮られた画像内の前記関心領域42の位置を用いて疑わしい領域の位置を算出する。その領域のXとZ座標位置は以下の式から求めることができる。
Figure 0005329662

式中のXとXは左右視画像中の関心領域のX座標位置であり、θはスラントホールの傾斜角度であり、好適な実施例では20度である。第2の方法では、関心領域42の位置は図9の基準源40等の放射源を前記平行ホールコリメータ72とスラントホールコリメータ組立体30で求めた領域の位置と相互作用的に位置合わせすることにより求められる。この方法は取り込まれた隔離領域が小さい場合に好適である。大きい領域や多病巣性の取り込みの場合は、第1の方法の方が好ましい。
関心領域の位置を算出するために、前記平行ホールコリメータ72をカセット62内に滑り込ませて使用し、スカウト画像を生成する。このスカウト画像を使用して前記関心領域の検出器の平面内のXとY座標位置を求める。前記平行ホールコリメータ72は次にカセット62から取り出され、スラントホールコリメータ組立体30をカセット内に滑り込ませる。次に、1つあるいは2つの画像を撮像し、1つあるいはそれ以上の疑わしい領域の深さであるZ座標位置を求める。取り込みが小さく孤立した領域の場合は、両方のスラントホールコリメータの視野内にその領域がある1つの画像が撮像できる。大きい領域や多焦点の取り込みの場合は、全ての領域の深さを求めるには2つの画像が必要になる可能性がある。
関心領域の位置を第2の方法で相互作用的に求める際には、前記平行ホールコリメータ72が使用され、放射源46が対象物32の上方に載置され、その領域と位置合わせされてXとY次元の位置を求める。これは、図9に示す放射源46等の封止した源か対象物32の上方に移動された1滴のTc−99mのいずれかであってもよい。Z座標位置を求めるには、前記スラントホールコリメータ組立体30を前記スラントホール部26、28が接合された線74が関心領域42の下方に位置するように位置決めされる。放射源46は、生検針案内器具44の生検針部76等、乳房内に挿入可能な容器に納められ、この放射源46の画像が両方の立体視像でモニターされる。正確なZ座標位置は放射源46の画像と関心領域42の画像とを2つの視像内で位置合わせすることにより求められる。重なり領域78のスケッチを図1に示す。この図は、前記スラントホール部が接合された前記線74が関心領域42の直下方に位置する場合、左側コリメータ26と右側コリメータ28により視認できる乳房の1部分を示している。
点源の高さと前記スラントホールコリメータ対30の2つの半分部分によって形成された点源の画像の離間距離の関係は、前記立体撮像システムの幾何学的配置から求めることが可能である。スラントホールコリメータ組立体30上方の高さと前記スラントホールコリメータ26、28によって形成された画像の離間距離の関係は以下の式で得られる。
Figure 0005329662

式中hはコリメータ組立体上方の高さ(mm)であり、sは2つの画像の離間距離(mm)であり、θはスラントホールの傾斜角度であり、h0(=s0/2tanθ)はガンマカメラ結晶24の上方のコリメータの高さであり、s0はコリメータの表面上に放射源が位置する時の2つの画像の離間距離である。これらの画像の離間距離は下記式により画素離間距離(pixel separation)として求めることが可能である。
Figure 0005329662

式中pは画素の離間距離であり、ガンマカメラの好ましい実施形態においては、画素間隔は3.2mm/画素である。ガンマカメラ結晶24上方の高さは、カメラシステムの設計から求めることができる。それはコリメータのサイズ(siz)と、コリメータとカメラ間の離間距離(sep)とカメラ内の結晶の深さ(dep)の和である。全高は以下の式から求めることができる。
Figure 0005329662

式中全てのサイズの単位はmmである。これらの値を用いて、放射源の高さを表す式は以下の式から得られる点源の画像の離間距離から求めることができる。
Figure 0005329662

これらのパラメータ値を代入すると以下の式が得られる。
Figure 0005329662
点源の高さと放射源の画像の離間距離との関係が上記式(6)で与えられる関係から確実に求めることが可能か否かを判断するために、各種高さでの点源の画像の離間距離について測定し、測定値を前記式から求められた値と比較した。4つの放射源を各種高さのスペーサ上と検出器上に載置した。4つの放射源の画像を、前記2つのコリメータ26、28が接合された継ぎ目74が点源の直下方に位置するように位置合わせされた前記スラントホールコリメータ対30により撮像された。これを毎回異なる組のスペーサを使って3度繰り返した。それらの画像が図10に示されている。
これらの画像は、前記スラントホールコリメータ対30の2つの半分部分26、28によって形成された画像の離間距離が前記コリメータ組立体30の上方の放射源の高さに合わせて縮尺・拡大されることを示している。点源の離間距離はこれら3つの画像に対して求めた。各画像対はそれらの離間距離に平行な軸上に投影され、その最大値が求められた。これらの投影像の例を図11に示す。重心の計算を使って、サブ画素の解像度が達成できるようにそれら対のそれぞれについて最大位置を求めた。この重心計算から求められたこれらの最大値での離間距離は、図12に示す前記コリメータ組立体30上方の放射源の実際の高さに対してプロットされ、画像上の高さと離間距離の関係を求めた。図12には、この高さと離間距離の関係を予測するのに用いられた式(5)もプロットされている。図12にプロットされた結果は、測定された高さと離間距離の関係は予測値と十分に同等とみなせる。
前記2つのスラントホールコリメータ26、28で同時に目視可能な視野(FOV)を求めるために測定した(図1参照)。これらの測定値は幾何学的考察と比較されて視野が確実に予測可能か否かを判断した。両方のスラントホールコリメータで見た視野はスラントホールの傾斜角度により求められる。この視野の幅は以下の式により得られる。
Figure 0005329662

式中2*tanθは約0.73である。放射源の離間距離が求められ、重心計算を用いて放射源の画素位置を求めた場合、コリメータのぶれを考慮に入れる必要がある。高さによるコリメータのぶれは線形関数により近似でき、上記式に追加して重なり領域の有効視野のより良い近似値を得られる。点源(w)の幅が高さに対して直線的に増加すると仮定すると、視野はこの幅分減少する。視野の式は以下のように表される。
Figure 0005329662

式中w=k*hであり、kは高さと共に増加する幅を表す係数である。ここに記載したコリメータ26、28の好ましい実施形態に於けるkの値は約kはおよそ0.24である。これにより、視野サイズは約30%減少する。
点源とファントム(phantoms)に対する試験を実施して摺動式のスラントホールコリメータシステムの精度と機能性を求めた。本明細書に記載した通り、点源を使ってこのコリメータシステムの空間解像度と感度及びスラントホール対の視野を求め、定位的撮像に存在する曖昧さを実証した。ゼラチン乳房ファントムを用いて、誘導用のコリメータシステムを使って関心領域が位置特定可能で乳房組織から切除可能な精度を調べた。結果は、本発明のガンマ誘導式定位的位置特定システム20と70を用いて実施した模擬生検は成功したことを示している。
本発明のガンマ誘導式定位的位置特定システム20と70の空間解像度は立体視処理に係わる角度があるため、関心領域のZ座標値である深さを求める精度に大きく影響を与える。式(2)から明らかなように、このZ次元の空間解像度は、X次元の解像度を1/2tanθ=1.4の係数倍したものである。
上述の通り、摺動型スラントホールコリメータ構造を有するガンマ誘導式定位的位置特定システムを使って小型のガンマカメラから立体画像を生成し関心領域の3次元位置を求めることができる。本発明のガンマ誘導式定位的位置特定システムはゼラチン乳房ファントムに対してバキュームアシステッド(vacuum assisted)生検処置を実施する際に使用したが、成功であった。
上記説明には特定の説明、材料及び寸法が含まれているが、これらは本発明の技術範囲を限定するものとして解されるべきではなく、単に本発明のいくつかの好適な実施形態を示しているに過ぎないものとして解されるべきである。従って、本発明の範囲は、本明細書で示した例ではなく、特許請求の範囲やそれらの法的な均等物によって判断されるべきである。
以下は、図面中に使用している構成要素の番号に簡単な説明を付した一覧表である。
20 ガンマ誘導式定位的位置特定システム
22 立体撮像システム
23 ガンマカメラ
24 ガンマカメラ結晶
25 第1の、即ち左側スラントホールコリメータ
28 第2の、即ち右側スラントホールコリメータ
30 コリメータセット
32 撮像対象物又は胴部
34 コリメータセットの移動方向
36 位置決めシステム
38 格子位置特定システム又は格子位置特定プレート
40 基準源又はマーカ
42 関心領域
44 生検針案内器具
46 ガンマ放射マーカ源又は閉塞子
48 カメラ視線
50 格子支持体ないしは遮蔽体
52 キャビティ
54 格子
56 格子開口部
58 格子の横列
60 格子の縦列
62 カセット
64 内管
66 外カニューレ
70 ガンマ誘導式定位的位置特定システム
72 平行ホールコリメータ
74 2つのスラントホールコリメータが接合された線又は継ぎ目
76 生検針
78 重なり領域
Θ 左側スラントホールコリメータの定位的視野角
Θ 右側スラントホールコリメータの定位的視野角

Claims (15)

  1. ガンマカメラと、
    このガンマカメラの上に装着されたカセットと、
    互いに同一平面上にあり、端と端とを突き合わせ接合された1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータであって、前記カセット内で摺動可能な1組のスラントホールコリメータと、
    前記カセットの上方に装着され、このカセットに対して距離を調整可能であって、格子開口部を有する格子位置特定プレートと、
    この格子位置特定プレートの上方に位置する生検針を含む生検針案内器具と、
    前記格子位置特定プレート内にあるガンマ線放射基準源と、
    前記生検針内にあるガンマ放射マーカ源と
    を備えるガンマ誘導式定位的位置特定システムであって、
    前記格子位置特定プレートと前記ガンマカメラ間の身体部分を受け入れ可能であり、この身体部分中の関心領域に前記生検針を誘導するガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  2. 前記1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータは、右方に20度の角度で検視する左側スラントホールコリメータと、
    左方に対して20度の角度で検視する右側スラントホールコリメータと
    を備える請求項1に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  3. 前記格子位置特定プレートは、横列と縦列に配置された複数の前記開口部と、
    前記ガンマ線放射基準源を受け入れるキャビティと
    を備える請求項1に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  4. 前記ガンマ線放射基準源はCo−57である請求項1に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  5. 前記ガンマ放射マーカ源は内管内に封入され、
    この内管は外カニューレ内に収容されている、
    請求項1に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  6. 前記ガンマ放射マーカ源は、
    少なくとも3ヶ月の半減期と、140keVのガンマ線エネルギーとを有するガンマ線放射同位元素である請求項1に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  7. 前記ガンマ線放射同位元素は、Tc−99mと、Ce−139と、Te−123mを含む群から選択される請求項6に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  8. 前記関心領域は3次元のX、Y、Z座標により規定され、
    前記関心領域のXとZ座標位置は以下の式から求められ、
    Figure 0005329662

    式中のXとXは左側スラントホールコリメータと右側スラントホールコリメータからの画像内の前記関心領域のX座標位置であり、θはスラントホールの傾斜角度である請求項1に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  9. 前記ガンマ誘導式定位的位置特定システムは、Z次元の空間分解能を有し、
    このZ次元の空間分解能は、20度の検視角度を有する1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータのX次元の分解能の1.4倍である、
    請求項1に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  10. 互いに同一平面上にある前記1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータは継ぎ目で端と端とを突き合わせ接合されている請求項1に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  11. 身体部分中の関心領域の位置を特定し、この関心領域に装置を誘導するガンマ誘導式定位的位置特定システムであって、
    ガンマカメラと、
    このガンマカメラの上に装着されたカセットと、
    平行ホールコリメータと、
    互いに同一平面上にあり、端と端とを突き合わせ接合された1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータと、
    前記カセットの上方に装着され、このカセットに対して距離を調整可能であって、格子開口部を有する格子位置特定プレートと、
    この格子位置特定プレートの上方に位置する生検針を含む生検針案内器具と、
    前記格子位置特定プレート内にあるガンマ線放射基準源と、
    前記生検針内にあるガンマ放射マーカ源と
    を備えてなり、
    前記平行ホールコリメータは前記カセット内部で摺動可能で前記関心領域のXとY座標位置を取得し、前記1組のスラントホールコリメータは前記カセット内部で摺動可能で前記関心領域のZ座標位置を取得する、ガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  12. 前記1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータは、
    右方に20度の角度で検視する左側スラントホールコリメータと、
    左方に対して20度の角度で検視する右側スラントホールコリメータと
    を備える請求項11に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  13. 前記関心領域は3次元のX、Y、Z座標により規定され、
    前記関心領域のXとZ座標位置は以下の式から求められ、
    Figure 0005329662

    式中のXとXは左側スラントホールコリメータと右側スラントホールコリメータからの画像内の前記関心領域のX座標位置であり、θはスラントホールの傾斜角度である請求項11に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  14. 前記ガンマ誘導式定位的位置特定システムは
    Z次元の空間分解能を有し、
    このZ次元の空間分解能は、20度の検視角度を有する1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータについてX次元の分解能の1.4倍である請求項11に記載のガンマ誘導式定位的位置特定システム。
  15. 特定のガンマ線エネルギーを有するガンマ放射・追跡剤で処置した身体部分中の癌性病巣の3次元位置を撮像、判定するガンマ誘導式定位的位置特定システムであって、
    互いに同一平面上にあり、しっかりと端と端とを突き合わせ接合されて単一のデュアルコアリメータを形成する1組の対向視関係にあるスラントホールコリメータであって、
    ホールを有する該スラントホールコリメータの各々は、対向するスラントホールコリメータに対して角度付けされ、それにより交差するカメラ視線と、前記の癌性病巣と位置合せ可能な重なり領域とを創出して、該癌性病巣の定位的視野を提供する、スラントホールコリメータと、
    前記スラントホールコリメータの各々を貫通する突起部から前記病巣の画像を同時に提供する1個のプレイナー型ガンマカメラ検出器と、
    前記身体部分と前記ガンマカメラ検出器に平行な平面に沿って前記接合されたスラントホールコリメータを摺動させる装置と、
    前記病巣の位置で前記身体部分内に挿入されたガンマ放射マーカ源を有する放射性閉塞子であって、このマーカ源により前記身体部分内の前記癌性病巣を標的としかつ検証することが可能となり、さらに、前記ガンマ放射マーカ源は前記ガンマ放射・追跡剤のガンマエネルギー以上のガンマエネルギーを有するものである、放射性閉塞子と、
    前記ガンマカメラ検出器に隣接設置され、前記放射性閉塞子を支持する格子開口部を有する格子位置特定プレートと、
    前記格子位置特定プレート内のガンマ線放射基準源と、
    を備えるガンマ誘導式定位的位置特定システム。
JP2011518720A 2008-07-16 2009-07-15 ガンマ誘導式定位的位置特定システム Expired - Fee Related JP5329662B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/218,602 2008-07-16
US12/218,602 US8249693B2 (en) 2008-07-16 2008-07-16 Gamma guided stereotactic localization system
PCT/US2009/004083 WO2010008538A1 (en) 2008-07-16 2009-07-15 Gamma guided stereotactic localization system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011528435A JP2011528435A (ja) 2011-11-17
JP5329662B2 true JP5329662B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=41530964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011518720A Expired - Fee Related JP5329662B2 (ja) 2008-07-16 2009-07-15 ガンマ誘導式定位的位置特定システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8249693B2 (ja)
EP (1) EP2303113A1 (ja)
JP (1) JP5329662B2 (ja)
KR (1) KR101497760B1 (ja)
WO (1) WO2010008538A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2533696A4 (en) * 2010-02-10 2013-07-10 James Schellenberg MAGNETIC RESONANCE AND GAMMA HYBRID IMAGING SYSTEM
US8886293B2 (en) 2010-11-24 2014-11-11 Mayo Foundation For Medical Education And Research System and method for tumor analysis and real-time biopsy guidance
JP3192485U (ja) * 2011-08-19 2014-08-21 オルソグリッド システムズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 位置合わせプレート器具
US9387008B2 (en) 2011-09-08 2016-07-12 Stryker European Holdings I, Llc Axial surgical trajectory guide, and method of guiding a medical device
US20130096421A1 (en) * 2011-10-12 2013-04-18 Dilon Technologies, Inc. Marker identification during gamma or positron imaging with application to interventional procedures
US9060732B2 (en) * 2011-12-16 2015-06-23 Mayo Foundation For Medical Education And Research Multi-segment slant hole collimator system and method for tumor analysis in radiotracer-guided biopsy
ITRM20120485A1 (it) 2012-10-11 2014-04-12 Kay Systems Italia S P A Collimatore inclinabile, in particolare per tomografia a emissione di fotone singolo
WO2015131171A1 (en) * 2014-02-28 2015-09-03 Decision Sciences International Corporation Charged particle tomography for anatomical imaging
US10555709B2 (en) 2014-02-28 2020-02-11 Decision Sciences International Corporation Charged particle tomography scanner for real-time volumetric radiation dose monitoring and control
US11526985B1 (en) * 2019-06-06 2022-12-13 Smart Breast Corporation Method and apparatus for improving the spatial resolution in molecular breast tomosynthesis
KR102336912B1 (ko) * 2019-11-07 2021-12-07 가톨릭대학교 산학협력단 방사선 치료시 사용되는 적외선 마커

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4250392A (en) * 1979-02-27 1981-02-10 Engineering Dynamics Corporation Bi-focal collimator
US4419585A (en) * 1981-02-26 1983-12-06 Massachusetts General Hospital Variable angle slant hole collimator
US6229145B1 (en) 1992-01-22 2001-05-08 Pem Technologies, Inc. Dedicated apparatus and method emission mammography
US5590655A (en) * 1993-09-20 1997-01-07 Hussman; Karl L. Frameless laser guided stereotactic localization system
US5595177A (en) * 1994-06-03 1997-01-21 Harbor-Ucla Research And Education Institute, Inc. Scintigraphy guided stereotaxic localizations apparatus for breast carcinomas
US5961457A (en) 1996-05-03 1999-10-05 The Regents Of The University Of Michigan Method and apparatus for radiopharmaceutical-guided biopsy
US5855554A (en) * 1997-03-17 1999-01-05 General Electric Company Image guided breast lesion localization device
US6271525B1 (en) 1998-09-23 2001-08-07 Southeastern University Research Assn. Mini gamma camera, camera system and method of use
US6389098B1 (en) 1999-10-25 2002-05-14 Southeastern Universities Research Assn., Inc. Dual mode stereotactic localization method and application
US6424693B1 (en) 2000-04-18 2002-07-23 Southeastern Universities Res. Assn. Slant-hole collimator, dual mode sterotactic localization method
US6927406B2 (en) * 2002-10-22 2005-08-09 Iso-Science Laboratories, Inc. Multimodal imaging sources
EP1573495B1 (en) * 2002-11-04 2009-11-04 Spectrum Dynamics LLC Apparatus and methods for imaging and attenuation correction
JP4857724B2 (ja) * 2005-11-17 2012-01-18 株式会社日立製作所 核医学診断装置
US7711409B2 (en) * 2006-10-04 2010-05-04 Hampton University Opposed view and dual head detector apparatus for diagnosis and biopsy with image processing methods

Also Published As

Publication number Publication date
US20100016865A1 (en) 2010-01-21
WO2010008538A1 (en) 2010-01-21
EP2303113A1 (en) 2011-04-06
JP2011528435A (ja) 2011-11-17
US8249693B2 (en) 2012-08-21
KR101497760B1 (ko) 2015-03-02
KR20110034640A (ko) 2011-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5329662B2 (ja) ガンマ誘導式定位的位置特定システム
JP5516579B2 (ja) ガンマ誘導式定位位置特定システム及びガンマ誘導式定位位置特定方法
EP1554987B2 (en) Functional navigator
US5961457A (en) Method and apparatus for radiopharmaceutical-guided biopsy
US8792965B2 (en) Methods and apparatus of cone beam CT imaging and image-guided procedures
EP0765484B1 (en) Dedicated apparatus and method for emission mammography
US20130158389A1 (en) Multi-segment slant hole collimator system and method for tumor analysis in radiotracer-guided biopsy
Alnaghy et al. BrachyView: Combining LDR seed positions with transrectal ultrasound imaging in a prostate gel phantom
KR102223769B1 (ko) 방사선 진단 및 치료 장치의 모션 평가 시스템 및 방법
Jain et al. Intra-operative 3D guidance in prostate brachytherapy using a non-isocentric C-arm
US20110295115A1 (en) Interventions Using Correlated Nuclear and Ultrasound Imaging
US20130096421A1 (en) Marker identification during gamma or positron imaging with application to interventional procedures
French et al. Real-time dosimetry for prostate brachytherapy using TRUS and fluoroscopy
Park et al. Ultra-low-dose intraoperative X-ray imager for minimally invasive surgery: a pilot imaging study
Raylman Positron emission tomography-guided biopsy with a dedicated breast scanner: Initial evaluation
JP2005532532A (ja) 体内の放射能発生場所を特定するためのレーザポインタ装置
EP4335377A1 (en) Methods and systems for digital mammography imaging
Welch et al. Gamma-guided stereotactic breast biopsy system
Benlloch et al. The gamma functional navigator
Vandermeulen et al. The Suetens-Gybels-Vandermeulen (SGV) Angiographic Localizer For Stereotactic Neurosurgery
Perez Investigating Functional Breast Image Quality and Quantification with a Dedicated SPECT-CT System
Sala et al. Synergic use of X-ray stereotaxis and scintigraphic image to reduce the positioning uncertainty of the biopsy needle

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111222

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120626

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20120704

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20120807

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees