JP5328622B2 - スイッチングハブ、フレーム中継方法、及びネットワーク中継機器 - Google Patents

スイッチングハブ、フレーム中継方法、及びネットワーク中継機器 Download PDF

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Description

本発明は、スイッチングハブ、フレーム中継方法、及びネットワーク中継機器に関する。特に、本発明は、互いに異なる規格の通信網同士を中継するスイッチングハブ、フレーム中継方法、及びネットワーク中継機器に関する。
従来、コアスイッチとこれに接続される複数のEthernet(登録商標) over Ethernet(EoE)スイッチとを少なくとも有するEoEネットワークにおけるループ位置特定システムであって、ループ発生の有無を検査するためのカプセル化試験フレームをEoEネットワークに送出する試験装置と、EoEネットワーク上に位置し、ループにより戻ってきた試験フレームに、ポート番号を含む送信元アドレスを自分のアドレスとするカプセル部を付加して形成したカプセル化試験フレームを返送するEoEスイッチとを具備し、試験装置は、送出時の試験フレームと返送されたカプセル化試験フレームの試験フレームとが一致した時にループが発生したと判断すると共に、ループを起こしているEoEスイッチとそのポート番号を特定するループ位置特定システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のループ位置特定システムによれば、EoEネットワークにループが発生した場合に、スイッチの学習テーブルの読み出しをせずに、通信キャリア側でループ位置を迅速に特定することができる。
特開2008−245087号公報
しかし、特許文献1に記載されているようなループ位置特定システムにおいては、互いに異なる規格の通信網同士をスイッチングすることを想定しておらず、このループ位置特定システムでは互いに異なる規格の通信網同士を接続する場合にユーザデータに含まれるMACアドレスを用いずにスイッチングすることが困難であると共に、互いに異なる規格の通信網間を接続した場合に、フレームのループの発生を防止することが困難である。
したがって、本発明の目的は、互いに異なる規格の通信網間を中継することができるスイッチングハブ、フレーム中継方法、及びネットワーク中継機器を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、EoE網とPBB網とを中継するスイッチングハブであって、Backbone VLAN ID(BVID)若しくはbackbone Service instance ID(ISID)を含むPBBフレームを伝送するPBB網に接続されるPBB網側送受信部を備え、PBB網側送受信部は、BVID若しくはISIDに対応づけて内部VLAN ID(内部VID)を格納している受信PBB格納部と、PBBフレームのBVID若しくはISIDを、PBBフレームに含まれているBVID若しくはISIDに対応づけて受信PBB格納部が格納している内部VIDに変換するPBB側VLAN変換部と、PBB側VLAN変換部において変換された内部VIDを用い、PBBフレームを、PBB側送受信部からEoE網側送受信部に中継可能な装置内フレームに変換するPBB側フレーム変換部とを有するスイッチングハブが提供される。
また、上記スイッチングハブは、PBB網での宛先情報であるBackbone Destination Address(BDA)及びPBB網での送信元情報であるBackbone Source Address(BSA)により、宛先判定及び送信元学習を実行するPBB側宛先判定・送信元学習部を更に備えることもできる。
また、上記スイッチングハブは、EoE網は、Extended ID(EID)及びService provider VLAN ID(SVID)を含むEoEフレームを伝送し、EoE網側送受信部は、PBB網側送受信部から受け取る装置内フレームを、EoE網を伝送する形式を有し、PBB側VLAN変換部において変換された内部VIDが付加された内部VID付EoEフレームに変換するEoE側フレーム変換部と、内部VIDに対応づけてEID及びSVID、若しくはSVIDを格納している送信EoE格納部と、内部VID付EoEフレームの内部VIDに対応づけて送信EoE格納部が格納しているEID及びSVID、若しくはSVIDを、内部VID付EoEフレームに格納するEoE側VLAN変換部とを有することができる。
また、上記スイッチングハブは、EoE網側送受信部は、EID及びSVID、若しくはSVIDに対応づけて内部VLAN ID(内部VID)を格納している受信EoE格納部を更に有し、EoE側VLAN変換部は、EoEフレームのEID及びSVID、若しくはSVIDを、EoEフレームに含まれているEID及びSVID、若しくはSVIDに対応づけて受信EoE格納部が格納している内部VIDに変換し、EoE側フレーム変換部は、EoE側VLAN変換部において変換された内部VIDを用い、EoEフレームを、EoE側送受信部からPBB網側送受信部に中継可能な装置内フレームに変換することもできる。
また、上記スイッチングハブは、EoE網での宛先情報であるEoE Destination Address(EDA)及びEoE網での送信元情報であるEoE Source Address(ESA)により、宛先判定及び送信元学習を実行するEoE側宛先判定・送信元学習部を更に備えることもできる。
また、上記スイッチングハブは、PBB網側送受信部は、内部VIDに対応づけてBVID若しくはISIDを格納している送信PBB格納部を更に有し、PBB側フレーム変換部は、EoE側VLAN変換部において変換された装置内フレームを、PBB網を伝送する形式を有し、EoE側VLAN変換部において変換された内部VIDが付加された内部VID付PBBフレームに変換し、PBB側VLAN変換部は、内部VID付PBBフレームの内部VIDに対応づけて送信PBB格納部が格納しているBVID若しくはISIDを、内部VID付PBBフレームに格納することもできる。
また、上記スイッチングハブは、PBB網側送受信部は、PBB側ポートを有し、EoE網側送受信部は、EoE側ポートを有し、PBB側ポートは、受信するPBBフレームに含まれるBVID若しくはISIDに対して予め規定された内部VIDが対応づけられ、EoE側ポートは、受信するEoEフレームに含まれるEID及びSVIDに対して予め規定された内部VIDが対応づけられ、PBB側ポートは、受信したPBBフレームに含まれるBVID若しくはISIDに対応する内部VIDと同一の内部VIDに対応するEoE側ポートと通信可能になり、EoE側ポートは、受信したEoEフレームに含まれるEID及びSBIDに対応する内部VIDと同一の内部VIDに対応するPBB側ポートと通信可能になるようにすることもできる。
また、上記スイッチングハブは、EoEフレームは、Time to live(TTL)を含み、EoE側フレーム変換部は、EoE側フレーム変換部において変換された装置内フレームにTTLを付加し、PBB側フレーム変換部は、装置内フレームに付加されたTTLを内部VID付PBBフレーム内に含ませ、PBB側VLAN変換部は、TTLを含む内部VID付PBBフレームを、TTLを含むPBBフレームに変換することもできる。
また、上記スイッチングハブは、PBB側フレーム変換部は、PBBフレームにTTLが含まれていない場合、予め定められたTTL(デフォルトTTL)を装置内フレームに付加し、EoE側フレーム変換部は、デフォルトTTLを内部VID付EoEフレーム内に含ませ、EoE側VLAN変換部は、デフォルトTTLを含む内部VID付EoEフレームを、デフォルトTTLを含むEoEフレームに変換することもできる。
また、上記スイッチングハブは、PBB側フレーム変換部は、内部VID付PBBフレームに、TTL若しくはデフォルトTTLがPBBフレームに含まれるか否かを示すTTL用フラグを含ませることもできる。
また、本発明は上記目的を達成するため、情報に、第1宛先情報、第1送信元情報、及び情報を識別する第1識別情報を含む第1カプセル化ヘッダを付加して第1カプセル化情報とし、第1カプセル化情報を中継する第1通信網と、第1通信網と異なる規格であって、情報に、第2宛先情報、第2送信元情報、及び情報を識別する第2識別情報を含む第2カプセル化ヘッダを付加して第2カプセル化情報とし、第2カプセル化情報を中継する第2通信網とを中継するネットワーク中継機器であって、第1通信網に接続する第1通信網側送受信部と、第2通信網に接続する第2通信網側送受信部とを備え、第1通信網側送受信部は、第1識別情報に対応づけて内部識別情報を格納している受信第1通信網格納部と、第1識別情報を、第1識別情報に対応づけて受信第1通信網格納部が格納している内部識別情報に変換する第1通信網側識別情報変換部と、第1通信網側識別情報変換部において変換された内部識別情報を用いて、第1カプセル化情報を、第1通信網側送受信部から第2通信網側送受信部に中継可能な装置内情報に変換する第1通信網側情報変換部と、第1宛先情報及び第1送信元情報により、宛先判定と送信元学習とを実行する第1宛先判定・送信元学習部とを有し、第2通信網側送受信部は、第1通信網側送受信部から受け取る装置内情報を、第1通信網側識別情報変換部において変換された内部識別情報が付加された内部識別情報付第2カプセル化情報に変換する第2通信網側情報変換部と、内部識別情報に対応づけて第2識別情報を格納している送信第2通信網格納部と、内部識別情報付第2カプセル化情報の内部識別情報に対応づけて送信第2通信網格納部が格納している第2識別情報を、内部識別情報付第2カプセル化情報に格納する第2通信網側識別情報変換部とを有する、ネットワーク中継機器が提供される。
本発明に係るスイッチングハブによれば、互いに異なる規格の通信網間を中継することができるスイッチングハブ、フレーム中継方法、及びネットワーク中継機器を提供できる。
本発明の実施の形態に係るスイッチングハブの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るスイッチングハブが備えるPBB網側ラインカードの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るスイッチングハブが備えるEoE網側ラインカードの構成を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る受信PBB格納部のデータ構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る送信PBB格納部のデータ構成を示す図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る受信EoE格納部のデータ構成を示す図であり、(b)は本発明の実施の形態に係る送信EoE格納部のデータ構成を示す図である。 PBBフレーム、装置内フレーム、及びEoEフレームの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るスイッチングハブ内において構築されるVPNを示す図である。 PBBフレームにTTLを埋め込む方法を示す図である。 TTLを含むPBBフレームとEoEフレームとの間でTTLが引き継がれる工程を示す図である。 TTLを含まないPBBフレームとEoEフレームとの間でTTLが引き継がれる工程を示す図である。
[実施の形態の概要]
EoE網とPBB網とを中継するスイッチングハブにおいて、第1識別情報としてのBackbone VLAN ID(BVID)若しくはbackbone Service instance ID(ISID)を含むPBBフレームを伝送する前記PBB網に接続されるPBB網側送受信部を備え、前記PBB網側送受信部は、前記BVID若しくは前記ISIDに対応づけて内部VLAN ID(内部VID)を格納している受信PBB格納部と、前記PBBフレームの前記BVID若しくは前記ISIDを、前記PBBフレームに含まれている前記BVID若しくは前記ISIDに対応づけて前記受信PBB格納部が格納している前記内部VIDに変換するPBB側VLAN変換部と、前記PBB側VLAN変換部において変換された前記内部VIDを用い、前記PBBフレームを、前記PBB側送受信部から前記EoE網側送受信部に中継可能な装置内フレームに変換するPBB側フレーム変換部とを有するスイッチングハブが提供される。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係るスイッチングハブの構成の概要を示し、図2は、本発明の実施の形態に係るスイッチングハブが備えるPBB網側ラインカードの構成の概要を示す。
(スイッチングハブ1の動作の概要)
本発明の実施の形態に係るネットワーク中継機器としてのスイッチングハブ1は、第1通信網と第1通信網とは異なる規格の第2通信網とを中継するスイッチングハブである。第1通信網は、例えば、Ethernet over Ethernet(EoE)網であり(ただし、Ethernetは登録商標である)、第2通信網は、例えば、IEEE802.1ahで標準規格化されているProvider Backbone Bridging(PBB)網である。なお、第1通信網がPBB網であり、第2通信網がEoE網であってもよい。以下、本実施の形態では、EoE網とPBB網とを中継するネットワーク中継機器としてのスイッチングハブ1を例として説明する。
スイッチングハブ1は、PBB網に接続されるPBB網側送受信部(第1通信網側送受信部)としてのPBB網側ラインカード10と、EoE網に接続されるEoE網側送受信部(第2通信網側送受信部)としてのEoE網側ラインカード20とを備える。PBB網側ラインカード10及びEoE網側ラインカード20は、PBB網から受け取った情報であるPBBフレーム又はEoE網から受け取った情報であるEoEフレームを、PBB網側ラインカード10とEoE網側ラインカード20との間における中継が可能な形式を有する装置内フレームに変換する。これにより、スイッチングハブ1は、互いに異なる通信網に対応したラインカード間での中継、すなわちスイッチングを可能にする。
(スイッチングハブ1の構成の概要)
スイッチングハブ1は、PBB網側ラインカード10と、EoE網側ラインカード20と、PBB網側ラインカード10とEoE網側ラインカード20との間でフレーム等の情報を中継する通信経路としてのフレーム中継経路30とを備える。すなわち、本実施の形態に係るスイッチングハブ1は、シャーシ型のスイッチングハブである。PBB網側ラインカード10は、伝送路40に接続するPBB側ポート100aとフレーム中継経路30に接続するPBB側ポート100bとを有する。PBB網側ラインカード10は、伝送路(ただし、伝送路40とは異なる伝送路)に接続するPBB側ポートを複数有することもできる。また、EoE網側ラインカード20は、伝送路42に接続するEoE側ポート200aとフレーム中継経路30に接続するEoE側ポート200bとを有する。EoE網側ラインカード20は、伝送路(ただし、伝送路42とは異なる伝送路)に接続するEoE側ポートを複数有することもできる。なお、図1においてスイッチングハブ1はPBB網側ラインカード10とEoE網側ラインカード20とを1枚ずつ備えているが、PBB網側ラインカード10とEoE網側ラインカード20との枚数はそれぞれ1枚に限られない。すなわち、スイッチングハブ1は、PBB網側ラインカード10とEoE網側ラインカード20とをそれぞれ複数枚備えることもできる。
(PBB網側ラインカード10の構成の概要)
PBB網側ラインカード10は、PBB網に接続している伝送路40に接続され、外部との間で第1識別情報としてのBackbone VLAN ID(BVID)若しくはbackbone Service instance ID(ISID)を含むPBBフレームを送受信するPBB側ポート100aと、フレーム中継経路30との間で装置内フレームを送受信するPBB側ポート100bとを有する。また、PBB網側ラインカード10は、PBB側のVLAN変換回路である第1通信網側識別情報変換部としてのPBB側VLAN変換部110と、PBBフレームが所定の形式に合致しているか否かを判断してPBBフレームにフィルタリング処理を施すPBB処理部120と、第1通信網側情報変換部としてのPBB側フレーム変換部130と、宛先判定と送信元学習とを実行するPBB側宛先判定・送信元学習部132と、MACアドレスと内部VIDとポートID(若しくは/及びLAG ID)との対応関係を格納するPBB側FDB134と、PBB側のVLAN変換テーブルである受信PBB格納部140及び送信PBB格納部145とを有する。
(受信PBB格納部140)
図4(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る受信PBB格納部のデータ構成の例を示す。
本実施の形態に係るPBB網側ラインカード10が有する受信第1通信網格納部としての受信PBB格納部140は、BVID若しくはISIDに対応づけて装置内VLAN IDである内部識別情報としての内部VLAN ID(内部VID)を格納している。具体的に、図4(a)は、インデックスにBVIDを用いた受信PBB格納部140aのデータ構成の一例を示す。すなわち、受信PBB格納部140aは、BVIDに対応づけてデータである内部VIDを格納する。図4(a)の例においては、受信PBB格納部140aは、値が100であるBVIDに対応づけて値が127である内部VIDを格納しており、値が200であるBVIDに対応づけて値が4093である内部VIDを格納している。
また、図4(b)は、インデックスにISIDを用いた受信PBB格納部140bのデータ構成の一例を示す。すなわち、受信PBB格納部140bは、ISIDに対応づけてデータである内部VIDを格納する。図4(b)の例においては、受信PBB格納部140bは、値が0x000111であるISIDに対応づけて値が127である内部VIDを格納しており、値が0x000222であるISIDに対応づけて値が4093である内部VIDを格納している。
本実施の形態に係るPBB網側ラインカード10は、受信PBB格納部140a及び受信PBB格納部140bのいずれか一方を使用することを任意に選択することができる。受信PBB格納部140a又は受信PB格納部140bの選択は、ポート毎又はラインカード単位で行うことができる。
(送信PBB格納部145)
図5は、本発明の実施の形態に係る送信PBB格納部のデータ構成の一例を示す。
PBB網側ラインカード10が有する送信PBB格納部145は、インデックスである内部VIDに対応づけてデータであるBVID及びISIDを格納している。図5の例においては、送信PBB格納部145は、値が127である内部VIDに対応づけて値が100のBVID及び値が0x000111のISIDを格納しており、値が4093である内部VIDに対応づけて値が200のBVID及び値が0x000222のISIDを格納している。
(PBB側宛先判定・送信元学習部132)
第1宛先判定・送信元学習部としてのPBB側宛先判定・送信元学習部132は、PBB網内での宛先情報である第1宛先情報としてのBackbone Destination Address(BDA)に格納されたMACアドレスと内部VIDによりPBB側FDB134を検索する。そして、PBB側宛先判定・送信元学習部132は、当該MACアドレスと内部VIDに対応づけてPBB側FDB134に格納されているポートID(若しくは/及びLAG ID)を取得して、当該ポートID(若しくは/及びLAG ID)を装置内ヘッダの所定の領域(図示しない)に格納することにより宛先判定を実行する。また、PBB側宛先判定・送信元学習部132は、PBB網内での送信元情報である第1送信元情報としてのBackbone Source Address(BSA)に格納されたMACアドレスとポートID(若しくは/及びLAG ID)との対応関係をPBB側FDB134に登録することにより送信元学習を実行する。
(EoE網側ラインカード20の構成の概要)
図3は、本発明の実施の形態に係るスイッチングハブが備えるEoE網側ラインカードの構成の概要を示す。
EoE網側ラインカード20は、EoE網に接続している伝送路42に接続され、外部との間で第2識別情報としてのExtended ID(EID)及びService provider VLAN ID(SVID)を含むEoEフレームを送受信するEoE側ポート200aと、フレーム中継経路30との間で装置内フレームを送受信するEoE側ポート200bとを有する。また、EoE網側ラインカード20は、EoE側のVLAN変換回路である第2通信網側情報変換部としてのEoE側VLAN変換部210と、EoEフレームが所定の形式に合致しているか否かを判断してEoEフレームにフィルタリング処理を施すEoE処理部220と、第2通信網側識別情報変換部としてのEoE側フレーム変換部230と、宛先判定と送信元学習とを実行するEoE側宛先判定・送信元学習部232と、MACアドレスと内部VIDとポートID(若しくは/及びLAG ID)との対応関係を格納するEoE側FDB234と、EoE側のVLAN変換テーブルである受信EoE格納部240及び送信EoE格納部245とを有する。
(受信EoE格納部240及び送信EoE格納部245)
図6(a)は、本発明の実施の形態に係る受信EoE格納部のデータ構成の一例を示し、図6(b)は、本発明の実施の形態に係る送信EoE格納部のデータ構成の一例を示す。
EoE網側ラインカード20が有する受信EoE格納部240は、インデックスであるEID及びSVIDに対応づけてデータである内部VIDを格納している。図6(a)の例においては、受信EoE格納部240は、値が8であるEID及び値が10であるSVIDに対応づけて値が127である内部VIDを格納しており、値が9であるEID及び値が20であるSVIDに対応づけて値が4093である内部VIDを格納している。
受信EoE格納部240には、EIDを省略し、インデックスをSVIDのみとしてもよい。
また、EoE網側ラインカード20が有する送信第2通信網格納部としての送信EoE格納部245は、インデックスである内部VIDに対応づけてデータであるEID及びSVIDを格納している図6(b)の例においては、送信EoE245は、値が127である内部VIDに対応づけて値が8であるEID及び値が10であるSVIDを格納しており、値が4093である内部VIDに対応づけて値が9であるEID及び値が20であるSVIDを格納している。
(EoE側宛先判定・送信元学習部232)
第2宛先判定・送信元学習部としてのEoE側宛先判定・送信元学習部232は、EoE網内での宛先情報である第2宛先情報としてのEoE Destination Address(EDA)に格納されたMACアドレスと内部VIDによりEoE側FDB234を検索する。そして、EoE側宛先判定・送信元学習部232は、当該MACアドレスと内部VIDに対応づけてEoE側FDB234に格納されているポートID(若しくは/及びLAG ID)を取得して、当該ポートID(若しくは/及びLAG ID)を装置内ヘッダの所定の領域(図示しない)に格納することにより宛先判定を実行する。また、EoE側宛先判定・送信元学習部232は、EoE網内での送信元情報である第2送信元情報としてのEoE Source Address(ESA)に格納されたMACアドレスとポートID(若しくは/及びLAG ID)との対応関係をEoE側FDB234に登録することにより送信元学習を実行する。
(フレーム中継経路30)
フレーム中継経路30は、PBB網側ラインカード10又はEoE網側ラインカード20から受け取った装置内フレームを、装置内フレームの装置内ヘッダに格納された宛先のポートID(若しくは/及びLAG ID)に基づいて、当該ポートID(若しくは/及びLAG ID)に対応したラインカードに中継する。
(PBBフレームからEoEフレームへの変換について)
図7は、PBBフレーム(第1カプセル化情報)、装置内フレーム(装置内情報)、及びEoEフレーム(第2カプセル化情報)の構成の例を示す。PBBフレーム300は、PBBカプセル化ヘッダ(第1カプセル化ヘッダ)(a)とユーザーフレームとから構成される。また、装置内フレーム320は、装置内ヘッダ(b)と、B/E−DAと、B/E−SAと、ユーザーフレームとから構成される。更に、EoEフレーム340は、EoEカプセル化ヘッダ(第2カプセル化ヘッダ)(c)とユーザーフレームとから構成される。
装置内ヘッダ(b)は、内部VIDの領域と、内部DEI(Drop Eligible Indication)/PCP(Priority Code Point)の領域と、B/E−TTLの領域とを有する。また、装置内ヘッダ(b)は、図示していない、受信したポートのポートIDを格納する領域と、宛先となるポートのポートIDを格納する領域とを有する。
以下、図7を参照しつつ、スイッチングハブ1においてPBBフレーム300がEoEフレーム340に変換される工程を説明する。
まず、PBB側ポート100aが外部のPBB網から受信したPBBフレーム300は、PBB側ポート100aからPBB側VLAN変換部110に供給される。PBB側VLAN変換部110は、PBBフレーム300のBVID若しくはISIDを、PBBフレーム300に含まれているBVID若しくはISIDに対応づけて受信PBB格納部140が格納している内部VIDに変換する。
すなわち、PBB側VLAN変換部110は、まず、PBB側ポート100aから受け取ったPBBフレーム300の先頭に装置内ヘッダを付加することにより装置内ヘッダ付PBBフレームを生成する。装置内ヘッダには、受信したポートのポートIDを格納する。また、PBB側VLAN変換部110は、PBBフレーム300に含まれるBVID若しくはISIDを参照する。そして、PBB側VLAN変換部110は、参照したBVID若しくはISIDに対応づけて受信PBB格納部140に格納されている内部VIDを取得する。続いて、PBB側VLAN変換部110は、装置内ヘッダ付PBBフレームの装置内ヘッダに、受信PBB格納部140から取得した内部VIDを格納することにより、内部VID付PBBフレームを生成する。PBB側VLAN変換部110は、内部VID付PBBフレームをPBB処理部120に供給する。PBB側VLAN変換部110は、ISIDを内部VIDに変換する場合、所定のBVIDの値を有するPBBフレーム以外は廃棄するというフィルタリングを行ってもよい。
なお、PBBフレーム300に含まれるデータとしては、一例として、BDA、BSA、Btag、I−TPID、I−DEI/PCP、I−NCA/RES1/RES2、ISID、CDA、CSA、及びC−Data等が挙げられる。
PBB処理部120は、内部VID付PBBフレームのデータ形式が所定のPBBフレームのデータ形式に合致しているか否かを判断する。PBB処理部120は、当該データ形式に合致している内部VID付PBBフレームをPBB側フレーム変換部130に供給する。
PBB側フレーム変換部130は、PBBフレーム300の「Btag」から「ISID」までの領域を削除し(すなわち、PBBカプセル化ヘッダの「BDA」及び「BSA」を残し)、PBBフレーム300を、PBB側ラインカード10からEoE網側ラインカード20にスイッチング可能な装置内フレーム320に変換する。PBBフレーム300の「Btag」から「ISID」までの領域は、削除せずに、内部ヘッダに移動させてもよい。PBB側フレーム変換部130は、装置内フレーム320をPBB側宛先判定・送信元学習部132に供給する。
PBB側宛先判定・送信元学習部132は、装置内フレーム320のBDAに格納されたMACアドレスと内部VIDとにより宛先判定を行って、宛先となるポートのポートIDを装置内ヘッダに格納する。また、PBB側宛先判定・送信元学習部132は、装置内フレーム320のBSAに格納されたMACアドレスと内部VIDと受信したポートのポートIDとをPBB側FDB134に登録して、送信元学習を行う。その後、PBB側宛先判定・送信元学習部132は、装置内フレーム320をPBB側ポート100bに供給する。
PBB側ポート100bは、装置内フレーム320を、フレーム中継経路30を介してEoE網側ラインカード20に向けて送信する。
EoE網側ラインカード20のEoE側ポート200bは、PBB網側ラインカード10からの装置内フレーム320を受信する。そして、EoE側ポート200bは、受信した装置内フレーム320をEoE側フレーム変換部230に供給する。
EoE側フレーム変換部230は、当該装置内フレーム320を、EoEフレーム340の先頭に装置内ヘッダが付加された装置内ヘッダ付EoEフレームに変換する。この場合においてEoE側フレーム変換部230は、PBBフレーム300の「BDA」をEoEフレーム340の「EDA」にそのまま用い、PBBフレーム300の「BSA」をEoEフレーム340の「ESA」にそのまま用いる。更に、EoE側フレーム変換部230は、「Stag」から「EID」までの領域を挿入、付加する。これにより、EoE側フレーム変換部230は、装置内フレーム320を、図7に示すEoEフレーム340に内部VIDが付加された構造を有する内部VID付EoEフレームに変換する。なお、この場合においてEoE側フレーム変換部230は、EIDの値が格納される領域であって、EIDの値が格納されていない領域を内部VID付EoEフレーム内に設ける。そして、EoE側フレーム変換部230は、内部VID付EoEフレームをEoE処理部220に供給する。
EoE処理部220は、内部VID付EoEフレームのデータ形式が所定のEoEフレームのデータ形式に合致しているか否かを判断する。EoE処理部220は、当該データ形式に合致している内部VID付EoEフレームをEoE側VLAN変換部210に供給する。なお、ここのEoE処理部220の処理は、省略することもできる。
EoE側VLAN変換部210は、送信EoE格納部245からEIDの値とSVIDの値とを取得し、取得したEIDの値をEoEフレーム340のEIDの領域に格納し、取得したSVIDの値をEoEフレーム340のStagの領域の所定の箇所に格納する。更に、EoE側VLAN変換部210は、装置内ヘッダを削除する。そして、EoE側VLAN変換部210は、EoEフレーム340をEoE側ポート200aに供給する。EoE側ポート200aは、伝送路42から外部のEoE網に当該EoEフレーム340を送信する。
なお、送信EoE格納部245が格納しているEID及びSVIDの値が無効である場合、EoE側フレーム変換部210は、内部VID若しくはデフォルトのEID及びデフォルトのSVIDを、EID及びSVIDの値として用いることができる。また、EoEフレーム340に含まれるデータとしては、一例として、EDA、ESA、Stag(なお、StagにはSVIDが含まれる)、E−TPID、TTL、EID、CDA、CSA、及びC−Data等が挙げられる。
(EoEフレームからPBBフレームへの変換について)
以下、図7を参照しつつ、スイッチングハブ1においてEoEフレーム340がPBBフレーム300に変換される工程を説明する。
まず、EoE側ポート200aが外部のEoE網から受信したEoEフレーム340は、EoE側ポート200aからEoE側VLAN変換部210に供給される。EoE側VLAN変換部210は、EoEフレーム340のEID及びSVIDを、EoEフレーム340に含まれているEID及びSVIDに対応づけて受信EoE格納部240が格納している内部VIDに変換する。
すなわち、EoE側VLAN変換部210は、まず、EoE側ポート200aから受け取ったEoEフレーム340の先頭に装置内ヘッダを付加し、装置内ヘッダ付EoEフレームを生成する。装置内ヘッダには、受信したポートのポートIDを格納する。また、EoE側VLAN変換部210は、EoEフレーム340に含まれるEID及びSVIDに対応づけて受信EoE格納部240に格納されている内部VIDを取得する。そして、EoE側VLAN変換部210は、受信EoE格納部240から取得した内部VIDを装置内ヘッダに格納することにより、内部VID付EoEフレームを生成する。EoE側VLAN変換部210は、内部VID付EoEフレームをEoE処理部220に供給する。EoE側VLAN変換部210は、受信EoE格納部240のインデックスをSVIDのみとし、SVIDを内部VIDに変換する場合、所定のEIDの値を有するEoEフレーム以外は廃棄するというフィルタリングを行ってもよい。
EoE処理部220は、内部VID付EoEフレームのデータ形式が所定のEoEフレームのデータ形式に合致しているか否かを判断する。EoE処理部220は、当該データ形式に合致している内部VID付EoEフレームをEoE側フレーム変換部230に供給する。
EoE側フレーム変換部230は、EoEフレーム340の「Stag」から「EID」の領域を削除することにより(すなわち、EoEフレーム340の「EDA」及び「ESA」の領域を残すことにより)、EoEフレーム340を、EoE側ラインカード20からPBB網側ラインカード10にスイッチング可能な装置内フレーム320に変換する。EoEフレーム340の「Stag」から「EID」の領域は、削除せずに、内部ヘッダに移動させてもよい。EoE側フレーム変換部230は、装置内フレーム320をEoE側宛先判定・送信元学習部232に供給する。
EoE側宛先判定・送信元学習部232は、装置内フレーム320のEDAに格納されたMACアドレスと内部VIDにより宛先判定を行って、宛先となるポートのポートIDを装置内ヘッダに格納する。また、EoE側宛先判定・送信元学習部232は、装置内フレーム320のESAに格納されたMACアドレスと内部VIDと受信したポートのポートIDとをEoE側FDB234に登録して、送信元学習を行う。その後、EoE側宛先判定・送信元学習部232は、装置内フレーム320をEoE側ポート200bに供給する。EoE側ポート200bは、装置内フレーム320を、フレーム中継経路30を介してPBB網側ラインカード10に向けて送信する。
PBB網側ラインカード10のPBB側ポート100bは、EoE網側ラインカード20からの装置内フレーム320を受信する。そして、PBB側ポート100bは、受信した装置内フレーム320をPBB側フレーム変換部130に供給する。
PBB側フレーム変換部130は、当該装置内フレーム320を、PBBフレーム300の先頭に装置内ヘッダが付加された装置内ヘッダ付PBBフレームに変換する。この場合においてPBB側フレーム変換部130は、EoEフレーム340の「EDA」をPBBフレーム300の「BDA」にそのまま用い、EoEフレーム340の「ESA」をPBBフレーム300の「BSA」にそのまま用いる。更に、PBB側フレーム変換部130は、「Btag」から「ISID」までの領域を挿入、付加する。これにより、PBB側フレーム変換部130は、装置内フレーム320を、図7に示すPBBフレーム300に内部VIDが付加された構造を有する内部VID付PBBフレームに変換する。なお、この場合においてPBB側フレーム変換部130は、ISID若しくはBVIDの値が格納される領域であって、ISID若しくはBVIDの値が格納されていない領域を内部VID付PBBフレーム内に設ける。そして、PBB側フレーム変換部130は、内部VID付PBBフレームをPBB処理部120に供給する。
PBB処理部120は、内部VID付PBBフレームのデータ形式が所定のPBBフレームのデータ形式に合致しているか否かを判断する。PBB処理部120は、当該データ形式に合致している内部VID付PBBフレームをPBB側VLAN変換部110に供給する。なお、ここのPBB処理部120の処理は、省略することもできる。
PBB側VLAN変換部110は、内部VID付PBBフレームの内部VIDに対応づけて送信PBB格納部145が格納しているISID若しくはBVIDの値を、PBBフレーム300のISID若しくはBVIDの値が格納される領域に格納する。その後、PBB側VLAN変換部110は、内部VID付PBBフレームから内部VIDを削除する。そして、PBB側フレーム変換部110は、PBBフレーム300をPBB側ポート100aに供給する。PBB側ポート100aは、伝送路40から外部のPBB網に当該PBBフレーム300を送信する。
なお、送信PBB格納部145が格納しているISID若しくはBVIDの値が無効である場合、PBB側フレーム変換部110は、内部VID、デフォルトのISID、若しくはデフォルトのBVIDを、ISID若しくはBVIDの値として用いることができる。
(VPNの構築について)
図8は、本発明の実施の形態に係るスイッチングハブ内において構築されるVPNの概要を示す。
本実施の形態に係るスイッチングハブ1においては、PBB網側ラインカード10はPBB側ポートを有し、EoE網側ラインカード20はEoE側ポートを有する。そして、PBB側ポートは、受信するPBBフレームに含まれるBVID若しくはISIDに対して予め規定された内部VIDが対応づけられる。同様に、EoE側ポートは、受信するEoEフレームに含まれるEID及びSVIDに対して予め規定された内部VIDが対応づけられる。そして、PBB側ポートは、受信したPBBフレームに含まれるBVID若しくはISIDに対応する内部VIDと同一の内部VIDに対応するEoE側ポートと通信可能に接続される。また、EoE側ポートは、受信したEoEフレームに含まれるEID及びSBIDに対応する内部VIDと同一の内部VIDに対応するPBB側ポートと通信可能に接続される。
なお、スイッチングハブ1が複数のPBB網側ラインカード10及び複数のEoE網側ラインカード20を備える場合には、PBB側ポートは、受信したPBBフレームに含まれるBVID若しくはISIDに対応する内部VIDと同一の内部VIDに対応づけられている単数若しくは複数のPBB側ポート及び/又は単数若しくは複数のEoE側ポートと通信可能に接続される。同様に、EoE側ポートは、受信したEoEフレームに含まれるEID及びSBIDに対応する内部VIDと同一の内部VIDに対応づけられている単数若しくは複数のPBB側ポート及び/又は単数若しくは複数のEoE側ポートと通信可能に接続される。
すなわち、本実施の形態に係るスイッチングハブ1においては、PBBフレームに含まれるBVID若しくはISIDに予め内部VIDを対応させた受信PBB格納部140、及びEoEフレームに含まれるEID及びSVIDに予め内部VIDを対応させた受信EoE格納部240を設け、同一の内部VID毎にVPNを構築する。
例えば、図8において、PBB網側ラインカード10aが有するPBB側ポート100c、PBB網側ラインカード10bが有するPBB側ポート100d、EoE網側ラインカード20aが有するEoE側ポート200c、及びEoE網側ラインカード20bが有するEoE側ポート200dには、予め同一の内部VID(例えば、値が127の内部VID)が対応づけられることによりVPN50が構築されている。同様に、PBB網側ラインカード10cが有するPBB側ポート100e及びEoE網側ラインカード20cが有するEoE側ポート200eには、予め同一の内部VID(例えば、値が4093の内部VID)が対応づけられることによりVPN52が構築されている。
一例として、図4に示すようにBVID若しくはISIDが内部VIDに対応づけられ、図6に示すようにEID及びSVIDが内部VIDに対応づけられている場合を考える。この場合、例えば、伝送路40aを介してPBB側ポート100cがISIDの値が「0x000111」であるPBBフレームを受信した場合、このPBBフレームは、内部VIDの値が「127」で規定されるVPN50を介してPBB網側ラインカード10b、EoE網側ラインカード20a、及びEoE網側ラインカード20bに送信される。伝送路40bを介してPBB側ポート100dがPBBフレームを受信した場合、伝送路42aを介してEoE側ポート200cがEoEフレームを受信した場合、及び伝送路42bを介してEoE側ポート200dがEoEフレームを受信した場合も同様である。また、伝送路40cを介してPBB側ポート100eがPBBフレームを受信した場合、及び伝送路42cを介してEoE側ポート200eがEoEフレームを受信した場合も同様である。
なお、受信PBB格納部140及び/又は受信EoE格納部240に格納されている内部VIDの値が無効である場合、PBBフレームに含まれるBVID若しくはISID、EoEフレームに含まれるEID若しくはSVIDを内部VIDとして用いることもできる。
(Time to Live(TTL)の引継ぎについて)
図9Aは、PBBフレームにTTLを埋め込む方法の一例を示す。
PBB標準規格(IEEE802.1ah)においてはTTLが定義されておらず、PBBフレームにはTTL用の格納領域が存在していない。したがって、本実施の形態においては、PBBフレームの「ISID」の一部の領域にTTLの値を埋め込むと共に、「I−NCA/RES1/RES2」の一部の領域に「ISID」にTTLが含まれているか否かを示すTTL用フラグとしての値を格納する。例えば、「ISID」の一部の領域に、TTLを埋め込む領域である「PBB.TTL.値」を設けると共に、「I−RES1」及び「I−RES2」を「PBB.TLL.値」にTTLが含まれているか否かを示す「PBB.TTL.識別子」の領域にする。「PBB.TTL.値」にTTLが含まれていない場合、「PBB.TTL.識別子」には全て「0」の値が格納される。一方、「PBB.TTL.値」にTTLが含まれている場合、「PBB.TTL.識別子」には「0」を除く値が少なくとも一部に含まれる値が格納される。
TTLを含むPBBフレームを中継するスイッチングハブには、「PBB.TTL.識別子」の領域を参照し、「PBB.TTL.識別子」の領域にTTLを含むことを示す値が格納されている場合、「PBB.TTL.値」の減算など所定のTTLの動作を行う機能が実装される。スイッチングハブには、ポート毎又はラインカード単位で、当該TTLの動作を行うことができる「TTL有り」、又は行うことができない「TTL無し」の設定が行われる。
図9Bは、TTLを含むPBBフレームとEoEフレームとの間でTTLが引き継がれる工程の一例を示す。PBB網側ラインカード10は、「TTL有り」の設定を行う。
PBB網側ラインカード10が伝送路30を介して受信したPBBフレーム300にTTLが含まれている場合、PBB網側ラインカード10が有するPBB側フレーム変換部130は、TTLを装置内フレーム320の「B/E−TTL」領域に格納する。TTLを含む装置内フレーム320はPBB網側ラインカード10からEoE網側ラインカード20に送信される。そして、装置内フレーム320の「B/E−TTL」領域に格納されたTTLは、EoE側フレーム変換部230において内部VID付EoEフレームの「TTL」領域に格納される。続いて、EoE側フレーム変換部230において内部VIDが削除されることにより、TTLを含む内部VID付EoEフレームがTTLを含むEoEフレーム340に変換される。これによりPBBフレーム300に含まれるTTLがEoEフレーム340に引き継がれる。
また、EoE網側ラインカード20が伝送路40を介して受信したEoEフレーム340に含まれているTTLは、EoE側フレーム変換部230において装置内フレーム320の「B/E−TTL」領域に格納される。すなわち、EoE側フレーム変換部230は、EoE側フレーム変換部230において変換された装置内フレーム340にTTLを付加する。そして、TTLを含む装置内フレーム320はPBB網側ラインカード10に送信される。装置内フレーム320の「B/E−TTL」領域に格納されたTTLは、PBB側フレーム変換部130において内部VID付PBBフレームの「ISID」領域に格納される。
具体的には、「ISID」内の一部の領域にTTLが格納され、「I−NCA/RES1/RES2」内の「I−RES1/I−RES2」にTTLが格納されていることを示すTTL用フラグとしての値が格納される。そして、PBB側VLAN変換部110において内部VIDが削除されることにより、TTLを含む内部VID付PBBフレームがTTLを含むPBBフレーム300に変換される。これにより、EoEフレーム340に含まれるTTLがPBBフレーム300に引き継がれる。
図9Cは、TTLを含まないPBBフレームとEoEフレームとの間でTTLが引き継がれる工程の一例を示す。
PBB網側ラインカード10が伝送路30を介して受信したPBBフレーム300にTTLが含まれていない場合、PBB側フレーム変換部130は、予め定められたTTL(Default TTL(デフォルトTTL))を付加する。すなわち、PBB側フレーム変換部130は、デフォルトTTLを装置内フレーム320の「B/E−TTL」領域に格納する。デフォルトTTLを含む装置内フレーム320は、PBB網側ラインカード10からEoE網側ラインカード20に送信される。そして、EoE側フレーム変換部230は、デフォルトTTLを内部VID付EoEフレーム内に含ませる。
具体的に、EoE側フレーム変換部230は、デフォルトTTLを内部VID付EoEフレームの「TTL」領域に格納する。続いて、EoE側VLAN変換部110は、デフォルトTTLを含む内部VID付EoEフレームから内部VIDを削除することにより、内部VID付EoEフレームを、デフォルトTTLを含むEoEフレーム340に変換する。これにより、デフォルトTTLがEoEフレーム340に引き継がれる。
また、EoE網側ラインカード20が伝送路40を介して受信したEoEフレーム340に含まれているTTLは、EoE側フレーム変換部230において装置内フレーム320の「B/E−TTL」領域に格納される。すなわち、EoE側フレーム変換部230は、EoE側フレーム変換部230において変換された装置内フレーム340にTTLを付加する。そして、TTLを含む装置内フレーム320はPBB網側ラインカード10に送信される。ここで、PBB網側ラインカード10に「TTL無し」の設定が行われている場合、PBB側フレーム変換部130において、内部VID付PBBフレームの「ISID」のTTLを埋め込む領域に、装置に設定された所定の値が格納される。
具体的には、「ISID」内の一部の領域に装置に設定された所定の値が格納され、「I−NCA/RES1/RES2」内の「I−RES1/I−RES2」にTTLが格納されていないことを示す「0」の値が格納される。そして、PBB側VLAN変換部110において内部VIDが削除されることにより、TTLを含まない内部VID付PBBフレームがTTLを含まないPBBフレーム300に変換される。
(実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係るスイッチングハブ1は、内部VIDを用いてユーザーフレームをカプセル化した装置内フレームが互いに異なる規格の通信網に接続されているラインカード間を送受信されることで、互いに異なる通信網間のスイッチングを実行する。これにより、本実施の形態に係るスイッチングハブ1は、1台のスイッチングハブ1のみで互いに異なる通信網間(例えば、PBB網とEoE網との間)におけるフレーム中継をすることができる。
また、本発明の実施の形態に係るスイッチングハブ1は、FDBに、ユーザーフレームに含まれるMACアドレス(例えば、図7では、CSAに格納されるMACアドレス)を登録することを要さず、カプセル化ヘッダに含まれるMACアドレス(例えば、BSA又はESAに格納されるMACアドレス)を登録するのみでよいので、FDBへのMACアドレスの登録数を削減することができる。よって、大容量のFDBを使用しないことができる。
また、本発明の実施の形態に係るスイッチングハブ1は、スイッチングハブ1が備えるPBB網側ラインカード10のPBB側ポート100に、PBBフレームに含まれるBVID若しくはISIDに対応する内部VIDが予め対応づけられると共に、EoE網側ラインカード20のEoE側ポート200に、EoEフレームに含まれるEID及びSVIDに対応する内部VIDが予め対応づけられている。これにより、スイッチングハブ1は、スイッチングハブ1が受信するPBBフレーム及びEoEフレームに応じて、予め定められたVPNを介して受信したPBBフレーム及びEoEフレームを送受信できる。したがって、本実施の形態に係るスイッチングハブ1によれば、PBB網とEoE網とを適切にVPN接続することができる。
更に、本発明の実施の形態に係るスイッチングハブ1は、EoEフレーム340に含まれるTTL若しくはデフォルトTTLをPBBフレーム300に引き継ぐことができるので、PBB網に存在する複数の中継装置(例えば、コアスイッチ等)のそれぞれにTTLの値を減算させる機能を備えさせることにより、EoE網からPBB網にスイッチングハブ1によりスイッチングされて送信されたPBBフレーム300が、PBB網においてループすることを防止できる。
(変形例)
本実施の形態に係るPBB網側ラインカード10の機能を有するPBB網側送受信部としての第1の回路と、EoE網側ラインカード20の機能を有するEoE網側送受信部としての第2の回路と、フレーム中継経路30の機能を有する中継経路としての第3の回路とを一つの基板上に実装することができる。そして、第1の回路、第2の回路、及び第3の回路が実装された基板を、所定の筐体に収めたボックス型のスイッチングハブを構成することもできる。
また、本実施の形態においてはPBB網とEoE網とを中継するスイッチングハブについて説明したが、本実施の形態に係るスイッチングハブ1が備える構成及び/又は機能の全部又は一部を、ユーザデータ等の情報をカプセル化して中継する第1通信網と、第1通信網とは異なる規格であって、情報(すなわち、ユーザデータ)をカプセル化して中継する第2通信網との間を中継するネットワーク中継機器に適用することもできる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 スイッチングハブ
10 PBB網側ラインカード
20 EoE網側ラインカード
30 フレーム中継経路
40、42 伝送路
50、52 VPN
100a、100b PBB側ポート
110 PBB側VLAN変換部
120 PBB処理部
130 PBB側フレーム変換部
132 PBB側宛先判定・送信元学習部
134 PBB側FDB
140、140a、140b 受信PBB格納部
145 送信PBB格納部
200a、200b EoE側ポート
210 EoE側VLAN変換部
220 EoE処理部
230 EoE側フレーム変換部
232 EoE側宛先判定・送信元学習部
234 EoE側FDB
240 受信EoE格納部
245 送信EoE格納部
300 PBBフレーム
320 装置内フレーム
340 EoEフレーム

Claims (15)

  1. Extended ID(EID)及びService provider VLAN ID(SVID)を含むEoEフレームを伝送するEoE網と、Backbone VLAN ID(BVID)若しくはbackbone Service instance ID(ISID)を含むPBBフレームを伝送するPBB網とを中継するスイッチングハブであって
    記PBB網に接続されるPBB網側送受信部と、
    前記EoE網に接続されるEoE網側送受信部と
    を備え、
    前記PBB網側送受信部は、
    前記BVID若しくは前記ISIDに対応づけて内部VLAN ID(内部VID)を格納している受信PBB格納部と、
    前記PBBフレームの前記BVID若しくは前記ISIDを、前記PBBフレームに含まれている前記BVID若しくは前記ISIDに対応づけて前記受信PBB格納部が格納している前記内部VIDに変換するPBB側VLAN変換部と、
    前記PBB側VLAN変換部において変換された前記内部VIDを用い、前記PBBフレームを、前記PBB側送受信部から前記EoE網側送受信部に中継可能な装置内フレームに変換するPBB側フレーム変換部と
    前記PBB網での宛先情報であるBackbone Destination Address(BDA)及び前記PBB網での送信元情報であるBackbone Source Address(BSA)により、宛先判定及び送信元学習を実行するPBB側宛先判定・送信元学習部と、
    を有し、
    前記EoE網側送受信部は、
    前記PBB網側送受信部から受け取る前記装置内フレームを、前記EoE網を伝送する形式を有し、前記BDAを前記EoE網での宛先情報であるEoE Destination Address(EDA)としてそのまま用い、前記BSAを前記EoE網での送信元情報であるEoE Source Address(ESA)としてそのまま用い、前記PBB側VLAN変換部において変換された前記内部VIDが付加された内部VID付EoEフレームに変換するEoE側フレーム変換部と、
    前記内部VIDに対応づけて前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDを格納している送信EoE格納部と、
    前記内部VID付EoEフレームの前記内部VIDに対応づけて前記送信EoE格納部が格納している前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDを、前記内部VID付EoEフレームに格納するEoE側VLAN変換部と
    を有するスイッチングハブ。
  2. 前記EoE網側送受信部は、
    前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDに対応づけて前記内部VIDを格納している受信EoE格納部と、
    前記EDA及び前記ESAにより、宛先判定及び送信元学習を実行するEoE側宛先判定・送信元学習部と、
    を更に有し、
    前記EoE側VLAN変換部は、前記EoEフレームの前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDを、前記EoEフレームに含まれている前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDに対応づけて前記受信EoE格納部が格納している前記内部VIDに変換し、
    前記EoE側フレーム変換部は、前記EoE側VLAN変換部において変換された前記内部VIDを用い、前記EoEフレームを、前記EoE側送受信部から前記PBB網側送受信部に中継可能な装置内フレームに変換し、
    前記PBB網側送受信部は、
    前記内部VIDに対応づけて前記BVID若しくは前記ISIDを格納している送信PBB格納部
    を更に有し、
    前記PBB側フレーム変換部は、前記EoE側VLAN変換部において変換された前記装置内フレームを、前記PBB網を伝送する形式を有し、前記EDAを前記BDAとしてそのまま用い、前記ESAを前記BSAとしてそのまま用い、前記EoE側VLAN変換部において変換された前記内部VIDが付加された内部VID付PBBフレームに変換し、
    前記PBB側VLAN変換部は、前記内部VID付PBBフレームの前記内部VIDに対応づけて前記送信PBB格納部が格納している前記BVID若しくは前記ISIDを、前記内部VID付PBBフレームに格納する
    請求項に記載のスイッチングハブ。
  3. 前記PBB網側送受信部は、PBB側ポートを有し、
    前記EoE網側送受信部は、EoE側ポートを有し、
    前記PBB側ポートは、受信する前記PBBフレームに含まれる前記BVID若しくは前記ISIDに対して予め規定された前記内部VIDが対応づけられ、
    前記EoE側ポートは、受信する前記EoEフレームに含まれる前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDに対して予め規定された前記内部VIDが対応づけられ、
    前記PBB側ポートは、受信した前記PBBフレームに含まれる前記BVID若しくは前記ISIDに対応する前記内部VIDと同一の前記内部VIDに対応する前記EoE側ポートと通信可能になり、
    前記EoE側ポートは、受信した前記EoEフレームに含まれる前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDに対応する前記内部VIDと同一の前記内部VIDに対応する前記PBB側ポートと通信可能になる請求項に記載のスイッチングハブ。
  4. 前記EoEフレームは、Time to live(TTL)を含み、
    前記EoE側フレーム変換部は、前記EoE側フレーム変換部において変換された前記装置内フレームに前記TTLを付加し、
    前記PBB側フレーム変換部は、前記装置内フレームに付加された前記TTLを前記内部VID付PBBフレーム内に含ませ、
    前記PBB側VLAN変換部は、前記TTLを含む前記内部VID付PBBフレームを、前記TTLを含む前記PBBフレームに変換する請求項2又は3に記載のスイッチングハブ。
  5. 前記PBB側フレーム変換部は、前記PBBフレームに前記TTLが含まれていない場合、予め定められたTTL(デフォルトTTL)を前記装置内フレームに付加し、
    前記EoE側フレーム変換部は、前記デフォルトTTLを前記内部VID付EoEフレーム内に含ませ、
    前記EoE側VLAN変換部は、前記デフォルトTTLを含む前記内部VID付EoEフレームを、前記デフォルトTTLを含む前記EoEフレームに変換する請求項に記載のスイッチングハブ。
  6. 前記PBB側フレーム変換部は、前記内部VID付PBBフレームに、前記TTL若しくは前記デフォルトTTLが前記PBBフレームに含まれるか否かを示すTTL用フラグを含ませる請求項に記載のスイッチングハブ。
  7. Extended ID(EID)及びService provider VLAN ID(SVID)を含むEoEフレームを伝送し、EoE網側送受信部が接続されているEoE網と、Backbone VLAN ID(BVID)若しくはbackbone Service instance ID(ISID)を含むPBBフレームを伝送し、PBB網側送受信部が接続されているPBB網とを中継するフレーム中継方法であって、
    前記PBBフレームの前記BVID若しくは前記ISIDを、前記PBBフレームに含まれている前記BVID若しくは前記ISIDに対応づけて内部VLAN ID(内部VID)を格納している受信PBB格納部に格納されている前記内部VIDに変換するPBB側VLAN変換工程と、
    前記PBB側VLAN変換工程において変換された前記内部VIDを用い、前記PBBフレームを、前記PBB網側送受信部から前記EoE網側送受信部に中継可能な装置内フレームに変換するPBB側フレーム変換工程と
    前記PBB網での宛先情報であるBackbone Destination Address(BDA)及び前記PBB網での送信元情報であるBackbone Source Address(BSA)により、宛先判定及び送信元学習を実行するPBB側宛先判定・送信元学習工程と、
    前記装置内フレームを、前記EoE網を伝送する形式を有し、前記BDAを前記EoE網での宛先情報であるEoE Destination Address(EDA)としてそのまま用い、前記BSAを前記EoE網での送信元情報であるEoE Source Address(ESA)としてそのまま用い、前記内部VIDが付加された内部VID付EoEフレームに変換するEoE側フレーム変換工程と、
    前記内部VID付EoEフレームの前記内部VIDに対応づけて、前前記内部VIDに前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDを対応づけて格納している送信EoE格納部に格納されている前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDを、前記内部VID付EoEフレームに格納するEoE側VLAN変換工程と
    を備えるフレーム中継方法。
  8. 前記EoE側VLAN変換工程は、前記EoEフレームの前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDを、前記EoEフレームに含まれている前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDに対応づけて前記内部VIDを格納している受信EoE格納部に格納されている前記内部VIDに変換し、
    前記EoE側フレーム変換工程は、前記EoE側VLAN変換工程において変換された前記内部VIDを用い、前記EoEフレームを、前記EoE網側送受信部から前記PBB網側送受信部に中継可能な装置内フレームに変換し、
    前記PBB側フレーム変換工程は、前記EoE側VLAN変換工程において変換された前記装置内フレームを、前記PBB網を伝送する形式を有し、前記EDAを前記BDAとしてそのまま用い、前記ESAを前記BSAとしてそのまま用い、前記EoE側VLAN変換工程において変換された前記内部VIDが付加された内部VID付PBBフレームに変換し、
    前記PBB側VLAN変換工程は、前記内部VID付PBBフレームの前記内部VIDに対応づけて、前記内部VIDに前記BVID若しくは前記ISIDを対応づけて格納している送信EoE格納部に格納されている前記BVID若しくは前記ISIDを、前記内部VID付EoEフレームに格納する
    請求項に記載のフレーム中継方法。
  9. 前記EoEフレームは、Time to live(TTL)を含み、
    前記EoE側フレーム変換工程は、前記EoE側フレーム変換工程において変換された前記装置内フレームに前記TTLを付加し、
    前記PBB側フレーム変換工程は、前記装置内フレームに付加された前記TTLを前記内部VID付PBBフレーム内に含ませ、
    前記PBB側VLAN変換工程は、前記TTLを含む前記内部VID付PBBフレームを、前記TTLを含む前記PBBフレームに変換する
    請求項に記載のフレーム中継方法。
  10. 前記PBB側フレーム変換工程は、前記PBBフレームに前記TTLが含まれていない場合、予め定められたTTL(デフォルトTTL)を前記装置内フレームに付加し、
    前記EoE側フレーム変換工程は、前記デフォルトTTLを前記内部VID付EoEフレーム内に含ませ、
    前記EoE側VLAN変換工程は、前記デフォルトTTLを含む前記内部VID付EoEフレームを、前記デフォルトTTLを含む前記EoEフレームに変換する
    請求項に記載のフレーム中継方法。
  11. 前記PBB側フレーム変換工程は、前記内部VID付PBBフレームに、前記TTL若しくは前記デフォルトTTLが前記PBBフレームに含まれるか否かを示すTTL用フラグを含ませる
    請求項10に記載のフレーム中継方法。
  12. 情報に、第1宛先情報、第1送信元情報、及び前記情報を識別する第1識別情報を含む第1カプセル化ヘッダを付加して第1カプセル化情報とし、前記第1カプセル化情報を中継する第1通信網と、
    前記第1通信網と異なる規格であって、情報に、第2宛先情報、第2送信元情報、及び前記情報を識別する第2識別情報を含む第2カプセル化ヘッダを付加して第2カプセル化情報とし、前記第2カプセル化情報を中継する第2通信網と
    の間で情報を中継するネットワーク中継機器であって、
    前記第1通信網に接続する第1通信網側送受信部と、
    前記第2通信網に接続する第2通信網側送受信部と
    を備え、
    前記第1通信網側送受信部は、
    前記第1識別情報に対応づけて内部識別情報を格納している受信第1通信網格納部と、
    前記第1識別情報を、前記第1識別情報に対応づけて前記受信第1通信網格納部が格納している前記内部識別情報に変換する第1通信網側識別情報変換部と、
    前記第1通信網側識別情報変換部において変換された前記内部識別情報を用いて、前記第1カプセル化情報を、前記第1通信網側送受信部から前記第2通信網側送受信部に中継可能な装置内情報に変換する第1通信網側情報変換部と、
    前記第1宛先情報及び前記第1送信元情報により、宛先判定と送信元学習とを実行する第1宛先判定・送信元学習部と
    を有し、
    前記第2通信網側送受信部は、
    前記第1通信網側送受信部から受け取る前記装置内情報を、前記第1宛先情報を前記第2宛先情報としてそのまま用い、前記第1送信元情報を前記第2送信元情報としてそのまま用い、前記第1通信網側識別情報変換部において変換された前記内部識別情報が付加された内部識別情報付第2カプセル化情報に変換する第2通信網側情報変換部と、
    前記内部識別情報に対応づけて前記第2識別情報を格納している送信第2通信網格納部と、
    前記内部識別情報付第2カプセル化情報の前記内部識別情報に対応づけて前記送信第2通信網格納部が格納している前記第2識別情報を、前記内部識別情報付第2カプセル化情報に格納する第2通信網側識別情報変換部と
    を有する、ネットワーク中継機器。
  13. 宛先情報であるEoE Destination Address(EDA)、送信元情報であるEoE Source Address(ESA)、Extended ID(EID)及びService provider VLAN ID(SVID)を含むEoEフレームを伝送するEoE網と、宛先情報であるBackbone Destination Address(BDA)、送信元情報であるBackbone Source Address(BSA)、Backbone VLAN ID(BVID)若しくはbackbone Service instance ID(ISID)を含むPBBフレームを伝送するPBB網とを中継するスイッチングハブであって、
    前記BVID若しくは前記ISIDに内部VLAN ID(内部VID)を対応づけ、且つ、前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDに前記内部VIDを対応づけており、
    前記PBB網側で前記PBBフレームを受信した場合、前記BDA及び前記BSAにより、宛先判定及び送信元学習を行い、
    前記EoE網側で前記EoEフレームを受信した場合、前記EDA及び前記ESAにより、宛先判定及び送信元学習を行い、
    PBB網側で受信した前記PBBフレームをEoE網側から前記EoEフレームとして中継する場合、前記BDAを前記EDAとしてそのまま用い、前記BSAを前記ESAとしてそのまま用い、前記BVID若しくは前記ISIDを同じ前記内部VIDに対応づけられている前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDに変換することにより、前記PBBフレームを前記EoEフレームに変換し、
    EoE網側で受信した前記EoEフレームをPBB網側から前記PBBフレームとして中継する場合、前記EDAを前記BDAとしてそのまま用い、前記ESAを前記BSAとしてそのまま用い、前記EID及び前記SVID、若しくは前記SVIDを同じ前記内部VIDに対応づけられている前記BVID若しくは前記ISIDに変換することにより、前記EoEフレームを前記PBBフレームに変換する、
    スイッチングハブ。
  14. 前記EoEフレームはTime to live(TTL)を格納する領域を有し、
    前記PBBフレームの前記ISIDの一部の領域を前記TTLを格納する領域として用いるとともに、前記PBBフレームのI−NCA/RES1/RES2の一部の領域を前記ISIDに前記TTLが含まれているか否かを示すTTL用フラグを格納する領域として用い、
    前記PBBフレームに含まれている前記TTLを前記EoEフレームに引き継ぐ場合、前記PBBフレームに含まれている前記TTLを前記EoEフレームに格納し、
    前記EoEフレームに含まれている前記TTLを前記PBBフレームに引き継ぐ場合、前記EoEフレームに含まれている前記TTLを前記PBBフレームに格納する、
    請求項13に記載のスイッチングハブ。
  15. 前記PBBフレームに前記TTLが含まれていない場合、前記EoEフレームに予め定められたTTL(デフォルトTTL)を格納する、
    請求項14に記載のスイッチングハブ。
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