JP5327649B2 - 施工管理システム - Google Patents

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本発明は、施工現場における工事の進捗状況を管理する施工管理システムに関する。
施工現場の現況データと目標データとを比較検討し、施工現場における工事の進捗状況を管理する施工管理システムが提案されている。施工管理システムは、施工現場に設置され、施工現場の現況を撮影する観測装置と、施工管理事務所に設置され、観測装置から観測装置が撮影した施工現場の現況を取得するとともに、予め記憶された目標データと比較検討し、施工現場における工事の進捗状況を管理する管理装置とを備えている。
観測装置は、計測用ステレオカメラ、カメラ位置取得部、データ送受信部を備えている。計測用ステレオカメラは、見積もり、計画等策定に使用するためのもので、施工現場の現況を撮影する。計測用ステレオカメラで撮影された画像は、ステレオ画像であり、立体視が可能である。カメラ位置取得部は、観測装置の位置情報(計測用ステレオカメラの撮影位置情報)を取得するためのもので、自動追尾式測量機、GPS(Global Positioning System)などから観測装置の位置情報を取得する。データ送受信部は、計測用ステレオカメラが撮影した施工現場のステレオ画像と、カメラ位置取得部が取得した観測装置の位置情報とを管理装置に送信する。
管理装置は、目標データ記憶部、データ送受信部、画像演算処理部を備えている。目標データ記憶部は、施工現場の現況データと比較検討する目標データを記憶するためのもので、施工完了後の対象物に関する三次元の目標データが記憶してある。データ送受信部は、観測装置から送信された施工現場のステレオ画像と観測装置の位置情報とを受信するためのものである。画像演算処理部は、観測装置から送信されたステレオ画像を容積や形状寸法が計測可能な画像データに変換し、変換した画像データと目標データとを同一縮尺同一座標系にて比較する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−352224号公報
しかしながら、計測用ステレオカメラが撮影したステレオ画像を容積や形状寸法が計測可能な画像データに変換するには、ステレオマッチングなどの複雑な画像処理を行う必要があり、施工現場における工事の進捗状況を簡単に把握できない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、施工現場における工事の進捗状況を簡単に把握できる施工管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、施工現場に設置され、設置位置から観測対象までの距離情報群を取得する観測装置と、施工現場に設置される部材の設置位置情報を含む設計情報を記憶した記憶装置と、前記観測装置の設置位置に基づいて前記記憶装置から観測対象となる部材の設置位置情報を抽出し、前記観測装置によって観測された距離情報群のうち、前記観測装置の設置位置から抽出した部材の設置位置までの距離情報を含む情報数が予め設定された設定量を越えた場合に抽出した部材が設置されたと判断し、前記観測装置の設置位置から抽出した部材の設置位置までの距離情報を含む情報数が前記設定量以下の場合に抽出した部材が設置されていないと判断する管理装置とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記観測装置は、観測装置の設置位置を計測する観測位置計測手段を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる施工管理システムは、観測装置の設置位置に基づいて記憶装置から観測対象となる部材の設置位置情報を抽出し、観測装置によって観測された距離情報群のうち、観測装置の設置位置から抽出した部材の設置位置までの距離情報を含む情報数が予め設定された設定量を越えた場合に抽出した部材が設置されたと判断し、観測装置の設置位置から抽出した部材の設置位置までの距離情報を含む情報数が設定量以下の場合に抽出した部材が設置されていないと判断する管理装置を備えたので、抽出した部材が設置されているか、設置されていないかを簡単に判断でき、施工現場における工事の進捗状況をより簡単に把握できる。
図1は、本発明の実施の形態1である施工管理システムを示すブロック図である。 図2は、図1に示した施工管理システムの処理手順を示すフローチャートである。 図3は、ビル建設現場に適用した施工管理システムの例を示す概念図である。 図4は、本発明の実施の形態2である施工管理システムを示す概念図である。 図5は、本発明の実施の形態3である施工管理システムを示すブロック図である。 図6は、図5に示した観測装置をクレーンのブームに取り付けた状態を示す概念図である。 図7は、図5に示した施工管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかる施工管理システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1である施工管理システムを示すブロック図である。ここでは、建設現場における工事の進捗状況の管理に好適な施工管理システムを例に説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態1である施工管理システムは、観測装置1、記憶装置2、管理装置3を備えている。
観測装置1は、施工現場の施工状況(現況)を観測するためのもので、施工現場の予め設定された位置に設置する。したがって、観測装置1の設置位置は施工現場の予め設定された位置となり、観測装置1の設置位置を新たに計測する必要はない。たとえば、ビル建設では、施工管理の対象となる施工階の予め設定された位置に設置する。
観測装置1は、観測手段11、通信手段12を備えている。観測手段11は、観測装置1の設置位置から観測対象までの距離情報群を取得するためのもので、取得した距離情報群を距離情報と関連付けた点で表す距離画像を出力する。また、観測手段11は、観測対象の位置がわかっている場合に観測装置1の設置位置から観測対象の位置までの距離に限定して距離情報群を取得することも可能である。なお、観測手段11は、観測装置1の設置位置から観測対象までの距離情報群を取得し距離画像を出力するものであれば、距離画像センサ、レーザー距離計、レーザープロファイラ等、任意の距離計測計が採用可能である。通信手段12は、管理装置3に情報を送信するためのもので、観測手段11が出力した距離画像を管理装置3に送信する。
記憶装置2は、施工現場の設計情報を記憶するためのもので、たとえば、施工管理事務所に設置される。設計情報は、施工現場に設置される部材の部材情報と関連付けて記憶された部材の設置位置情報を含む情報であって、部材の設置位置情報を抽出できるものであればよく、たとえば、二次元または三次元の施工図面情報が用いられる。
管理装置3は、施工現場における工事の進捗状況を管理するためのもので、たとえば、施工管理事務所に設置され、上述した記憶装置2が接続されている。
管理装置3は、通信手段31、部材抽出手段32、判断手段33を備えている。通信手段31は、観測装置1から情報を受信するためのもので、観測装置1から送信された距離画像を受信する。部材抽出手段32は、観測装置1から観測可能であって設置判断の対象となる部材の設置位置情報を記憶装置2から抽出するためのものである。観測装置1から観測可能な部材であるか否かは、観測装置1の設置位置と記憶装置2に記憶してある部材の設置位置情報とに基づいて判断する。また、設置判断の対象となる部材は、予め定められた設置順序にしたがって決定する。具体的には、設置されていると判断した部材から次に設置される部材に順次移行する。たとえば、ビル建設では、観測装置1から観測可能な柱、梁が予め定められた設置順序にしたがって設置判断の対象となり、記憶装置2から設置判断の対象となる柱、梁の設置位置情報を順次抽出する。
判断手段33は、設置判断の対象となる部材が設置されているか否かを判断するためのものであって、通信手段31が受信した距離画像と、部材抽出手段32が抽出した部材の設置位置情報とに基づいて、当該部材が設置されているか否かを判断する。具体的には、観測装置1の設置位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離を求め、距離画像においてこの距離と関連付けられた点の数が予め設定された設定量を越えた場合に設置判断の対象となる部材が設置されたと判断し、距離画像(距離情報群)においてこの距離と関連付けられた点の数(情報数)が設定量以下の場合に設置判断の対象となる部材が設置されていないと判断する。より具体的には、観測装置1の設置位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離を求め、この距離に限定して距離画像を画像処理する。すると、距離画像において設置判断の対象となる部材の設置位置よりも離れた物体を表す点が消失し、設置判断の対象となる部材を表す点が残存する。そこで、残存した点の数(Npart)が予め設定された設定数(Thpart)を越えた場合に設置判断の対象となる部材が設置されたと判断し、残存した点の数(Npart)が設定数(Thpart)以下の場合に設置判断の対象となる部材が設置されていないと判断する。
図2は、図1に示した施工管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
上述した実施の形態1である施工管理システムは、施工現場の予め設定された位置に観測装置1を設置するとともに、施工管理事務所に管理装置3と記憶装置2とを接続した状態で設置する。
図2に示すように、観測装置1は、観測装置1の設置位置から観測対象までの距離情報群を取得し、取得した距離情報群を距離情報と関連付けた点で表す距離画像を管理装置3に送信する(ステップS1)。
管理装置3は、観測装置1から観測可能であって設置判断の対象となる部材の設置位置情報を記憶装置2から抽出する(ステップS2)。具体的には、観測装置1の設置位置と記憶装置2に記憶した部材の設置位置情報とに基づいて観測可能な部材を抽出し、その後、予め定められた設置順序にしたがって設置判断の対象となる部材を決定する。そして、設置判断の対象となった部材の設置位置情報を記憶装置2から順次抽出する。上述したビル建設の例では、観測装置1から観測可能な柱、梁が予め定められた設置順序にしたがって設置判断の対象となり、記憶装置2から設置判断の対象となる柱、梁の設置位置情報を順次抽出する。
つぎに、管理装置3は、設置判断の対象となる部材が設置されているか否かを判断する(ステップS3)。具体的には、観測装置1から受信した距離画像と、抽出した部材の設置位置情報とに基づいて、当該部材が設置されているか否かを判断する。すなわち、観測装置1の設置位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離を求め、距離画像においてこの距離と関連付けられた点の数(Npart)が予め設定された設定量(Thpart)を超えた場合に設置判断の対象となる部材が設置されたと判断し、距離画像(距離情報群)においてこの距離と関連付けられた点の数(情報数)(Npart)が設定量(Thpart)以下の場合に設置判断の対象となる部材が設置されていないと判断する。より具体的には、観測装置1の設置位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離を求め、この距離に限定して距離画像を画像処理する。すると、距離画像において設置判断の対象となる部材の設置位置よりも離れた物体を表す点が消失し、設置判断の対象となる部材を表す点が残存する。そこで、残存した点の数(Npart)が予め設定された設定数(Thpart)を越えた場合に設置判断の対象となる部材が設置されたと判断し、残存した点の数(Npart)が設定数(Thpart)以下の場合に設置判断の対象となる部材が設置されていないと判断する。上述したビル建設の例では、図3の(a)に示すように、設置判断の対象となる柱Pが設置されている場合には、距離画像Sにおいて残存した点の数(Npart)が予め設定された設定数(Thpart)を越えるので、柱Pが設置されていると判断し、図3の(b)に示すように、設置判断の対象となる柱Pが設置されていない場合には、距離画像Sにおいて残存した点の数(Npart)が予め設定された設定数(Thpart)以下となるので、柱Pが設置されていないと判断する。
上述した実施の形態1である施工管理システムは、観測装置1の設置位置に基づいて記憶装置2から観測対象となる部材の設置位置情報を抽出し、観測装置1によって観測され、観測装置1の設置位置から抽出した部材の設置位置までの距離情報を含む点の数(Npart)が予め設定された設定量(Thpart)を越えた場合に抽出した部材が設置されたと判断し、観測装置1の設置位置から抽出した部材の設置位置までの距離情報を含む点の数(Npart)が設定量(Thpart)以下の場合に抽出した部材が設置されていないと判断する管理装置3を備えたので、抽出した部材が設置されているか、設置されていないかを簡単に判断でき、施工現場における工事の進捗状況をより簡単に把握できる。
また、部材の設置状況から部材の取付分掛かりを求めることにより、部材の設置開始から設置終了までに必要な時間を正確に把握できる。このため、工程の組み替えも正確なものとなり、工期短縮も可能となる。
上述した実施の形態1である施工管理システムは、管理装置3において、観測装置1の設置位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離を求め、この距離に限定して距離画像を画像処理することとしたが、観測装置1において、観測装置1の設置位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離に限定して距離情報群を取得することにしてもよい。
実施の形態2
図4は、本発明の実施の形態2である施工管理システムを示す概念図である。上述した実施の形態1において、図4に示すように、設置判断の対象となる部材Pが他の部材Bによって遮られる場合には、設置判断の対象となる部材Pの一部の距離情報群しか取得できない。そこで、管理装置3は、部材抽出手段32において抽出した部材Pが他の部材Bに遮られる場合に、設計情報に基づいて設置判断の対象となる部材の観測可能範囲(Apart)を設定し、判断手段33は、この観測可能範囲(Apart)において、点の数が予め設定された設定量を越えた場合に設置判断の対象となる部材が設置されたと判断し、点の数が設定量以下の場合に設置判断の対象となる部材が設置されていないと判断する。
実施の形態3
図5は、本発明の実施の形態3ある施工管理システムを示すブロック図であり、図6は図5に示した観測装置をクレーンのブームに取り付けた状態を示す概念図である。
図5に示すように、本発明の実施の形態3である施工管理システムは、上述した実施の形態1である施工管理システムと同様に、観測装置101、記憶装置102、管理装置103を備えている。
観測装置101は、施工現場の施工状況(現況)を観測するためのもので、たとえば、施工現場に設置するクレーンCのブーム中程に設置する。
観測装置101は、観測手段111、観測位置計測手段113、通信手段112を備えている。観測手段111は、観測装置101から観測対象までの距離情報群を取得するもので、取得した距離情報群を距離情報と関連付けた点で表す距離画像を出力する。また、観測手段111は、観測装置101の観測位置と観測対象の位置がわかっている場合に観測装置101の観測位置から観測対象の位置までに距離を限定して距離情報群を取得することも可能である。なお、観測手段111は、観測装置101の設置位置から観測対象までの距離情報群を取得し距離画像を出力するものであれば、距離画像センサ、レーザー距離計、レーザープロファイラ等、任意の距離計測計が採用可能である。観測位置計測手段113は、観測装置101の位置情報(観測位置情報)を取得するためのもので、自動追尾式測量機、GPSなどから観測装置の観測位置を取得する。通信手段112は、管理装置103に情報を送信するためのもので、距離画像と観測装置101の観測位置とを管理装置103に送信する。
記憶装置102は、施工現場の設計情報を記憶するためのもので、たとえば、施工管理事務所に設置される。設計情報は、施工現場に設置される部材の部材情報と関連付けて記憶された部材の設置位置情報を含む情報であって、観測装置101の設置位置から部材の設置位置までの距離を抽出できるものであればよく、たとえば、三次元の施工図面情報が用いられる。
管理装置103は、施工現場における工事の進捗状況を管理するためのもので、たとえば、施工管理事務所に設置され、上述した記憶装置102が接続されている。
管理装置103は、通信手段131、部材抽出手段132、判断手段133を備えている。通信手段131は、観測装置101から情報を受信するためのもので、観測装置101から送信された距離画像と観測装置101の観測位置情報とを受信する。部材抽出手段132は、観測装置101から観測可能であって設置判断の対象となる部材の設置位置情報を記憶装置102から抽出するためのものである。観測装置101から観測可能な部材であるか否かは、観測装置101から受信した観測装置101の観測位置情報と記憶装置102に記憶してある部材の設置位置情報とに基づいて判断する。また、設置判断の対象となる部材は、予め定められた設置順序にしたがって設置されていると判断した部材から次に設置される部材に順次移行する。たとえば、ビル建設では、観測装置101から観測可能な柱、梁が予め定められた設置順序にしたがって設置判断の対象となり、記憶装置102から設置判断の対象となる柱、梁の設置位置情報を順次抽出する。
判断手段133は、設置判断の対象となる部材が設置されているか否かを判断するためのものであって、通信手段131が受信した距離画像と、部材抽出手段132が抽出した部材の設置位置情報とに基づいて、当該部材が設置されているか否かを判断する。具体的には、観測装置101の観測位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離を求め、距離画像(距離情報群)においてこの距離と関連付けられた点の数(情報数)が予め設定された設定量を越えた場合に設置判断の対象となる部材が設置されたと判断し、距離画像においてこの距離と関連付けられた点の数が設定量以下の場合に設置判断の対象が設置されていないと判断する。より具体的には、観測装置101の観測位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離を求め、この距離に限定して距離画像を画像処理する。すると、距離画像において設置判断の対象となる部材の設置位置よりも離れた物体を表す点が消失し、設置判断の対象となる部材を表す点が残存する。そこで、残存した点の数(Npart)が予め設定された設定数(Thpart)を越えた場合に設置判断の対象となる部材が設置されたと判断し、残存した点の数(Npart)が設定数(Thpart)以下の場合に設置判断の対象となる部材が設置されていないと判断する。
図7は、図5に示した施工管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
上述した実施の形態3である施工管理システムは、施工現場において使用されるクレーンCのブーム中程に観測装置101を設置するとともに、施工管理事務所に管理装置103と記憶装置102とを接続した状態で設置する。
観測装置101は、観測装置101の観測位置と、観測装置101の観測位置から観測対象までの距離情報群とを取得し、観測装置101の観測位置情報を取得した距離情報群を距離情報と関連付けた点で表す距離画像とともに管理装置103に送信する(ステップS101,S102)。
一方、管理装置103は、観測装置101から観測可能であって設置判断の対象となる部材の設置位置情報を記憶装置102から抽出する(ステップS103)。具体的には、観測装置101の観測位置情報と記憶装置102に記憶してある部材の設置位置情報とに基づいて観測可能な部材を抽出し、その後、予め定められた設置順序にしたがって設置判断の対象となる部材を決定する。そして、設置判断の対象となった部材の設置位置情報を記憶装置102から順次抽出する。上述したビル建設の例では、観測装置101から観測可能な柱、梁が予め定められた設置順序にしたがって設置判断の対象となり、記憶装置102から設置判断の対象となる柱、梁の設置位置情報を順次抽出する。
つぎに、管理装置103は、設置判断の対象となる部材が設置されているか否かを判断する(ステップS104)。具体的には、観測装置101から受信した距離画像と、抽出した部材の設置位置情報とに基づいて、当該部材が設置されているか否かを判断する。すなわち、観測装置101の観測位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離を求め、距離画像(距離情報群)においてこの距離と関連付けられた点の数(情報数)(Npart)が予め設定された設定量(Thpart)を超えた場合に設置判断の対象となる部材が設置されたと判断し、距離画像においてこの距離と関連付けられた点の数(Npart)が設定量(Thpart)以下の場合に設置判断の対象となる部材が設置されていないと判断する。より具体的には、観測装置101の設置位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離を求め、この距離に限定して距離画像を画像処理する。すると、距離画像において設置判断の対象となる部材の設置位置よりも離れた物体を表す点が消失し、設置判断の対象となる部材を表す点が残存する。そこで、残存した点の数(Npart)が予め設定された設定数(Thpart)を越えた場合に設置判断の対象となる部材が設置されたと判断し、残存した点の数(Npart)が設定数(Thpart)以下の場合に設置判断の対象となる部材が設置されていないと判断する。
上述した実施の形態3である施工管理システムは、観測装置101の観測位置に基づいて記憶装置102から観測対象となる部材の設置位置情報を抽出し、観測装置101によって観測され、観測装置101の観測位置から抽出した部材の設置位置までの距離情報を含む点の数(Npart)が予め設定された設定量(Thpart)を越えた場合に抽出した部材が設置されたと判断し、観測装置101の設置位置から抽出した部材の設置位置までの距離情報を含む点の数(Npart)が設定量(Thpart)以下の場合に抽出した部材が設置されていないと判断する管理装置103を備えたので、抽出した部材が設置されているか、設置されていないかを簡単に判断でき、施工現場における工事の進捗状況をより簡単に把握できる。
また、部材の設置状況から部材の取付分掛かりを求めることにより、部材の設置開始から設置終了までに必要な時間を正確に把握できる。このため、工程の組み替えも正確なものとなり、工期短縮も可能となる。
上述した実施の形態3である施工管理システムは、管理装置103において、観測装置101の観測位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離を求め、この距離に限定して距離画像を画像処理することとしたが、観測装置101において、観測装置101の観測位置から設置判断の対象となる部材の設置位置までの距離に限定して距離情報群を取得することにしてもよい。
1,101 観測装置
11,111 観測手段
12,112 通信手段
113 観測位置計測手段
2,102 記憶装置
3,103 管理装置
31,131 通信手段
32,132 部材抽出手段
33,133 判断手段
C クレーン
C100 ブーム

Claims (2)

  1. 施工現場に設置され、設置位置から観測対象までの距離情報群を取得する観測装置と、 施工現場に設置される部材の設置位置情報を含む設計情報を記憶した記憶装置と、
    前記観測装置の設置位置に基づいて前記記憶装置から観測対象となる部材の設置位置情報を抽出し、前記観測装置によって観測された距離情報群のうち、前記観測装置の設置位置から抽出した部材の設置位置までの距離情報を含む情報数が予め設定された設定量を越えた場合に抽出した部材が設置されたと判断し、前記観測装置の設置位置から抽出した部材の設置位置までの距離情報を含む情報数が前記設定量以下の場合に抽出した部材が設置されていないと判断する管理装置と
    を備えたことを特徴とする施工管理システム。
  2. 前記観測装置は、観測装置の設置位置を計測する観測位置計測手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の施工管理システム。
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