JP5327455B2 - ピストンアセンブリ組み付け治具およびピストンアセンブリ組み付け方法 - Google Patents
ピストンアセンブリ組み付け治具およびピストンアセンブリ組み付け方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5327455B2 JP5327455B2 JP2009070032A JP2009070032A JP5327455B2 JP 5327455 B2 JP5327455 B2 JP 5327455B2 JP 2009070032 A JP2009070032 A JP 2009070032A JP 2009070032 A JP2009070032 A JP 2009070032A JP 5327455 B2 JP5327455 B2 JP 5327455B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- piston
- piston assembly
- oil supply
- guide portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
Description
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、請求可能発明と称する)の態様を例示し、例示された各態様について説明する。ここでは、各態様を、特許請求の範囲と同様に、項に区分すると共に各項に番号を付し、必要に応じて他の項の記載を引用する形式で記載する。これは、請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施形態の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得る。
なお、以下の各項において、(1)−(3)項の各々が、請求項1−3の各々に相当する。
本項に記載のピストンアセンブリ組み付け治具によれば、ピストンアセンブリに潤滑油を塗布する工程とピストンアセンブリをシリンダボアに組み付ける工程とを同時に(同一工程で)行うことができる。これにより、ピストンアセンブリ組み付け作業を合理化してエンジンの生産性を向上させることができる。また、潤滑油塗布装置等の大掛かりな設備を必要としないため、設備コストの増加を抑制することができる。
また、本項に記載のピストンアセンブリ組み付け治具によれば、ピストンアセンブリ組み付け時にピストンアセンブリが案内部の入口から出口に向けて移動する過程、言い換えると、各ピストンリングが案内面に対して摺動しながら縮径される過程で、案内面に対して突出するプランジャが、各ピストンリングにより弾性支持体の弾性力に抗してピストンの半径方向外側へ押し込まれる。これにより、プランジャと潤滑油供給路との間隙から噴出した潤滑油が各ピストンリングに供給(塗布)される。
本項の態様において、案内部の内径が入口から出口に向けて漸次縮径されるとは、内径が一定の部分を含むという事項を含む。具体的には、案内部の内径が要求される寸法にまで縮径された位置からそれ以降の出口までを一定の内径で形成して、その内径が一定の部分に潤滑油供給手段(後述する潤滑油供給路およびプランジャ)を設けるように構成することができる。
また、潤滑油供給路およびプランジャは、潤滑油が各ピストンリングの全周に亘って満遍なくゆきわたるように案内部およびその案内面に分布される。なお、潤滑油循環路には、スリーブ外部から液圧が調節された潤滑油を供給することができる。
本項に記載のピストンアセンブリ組み付け治具によれば、各ピストンリングを縮径させた時に各ピストンリングに発生する反力を利用して案内面に対して突出する各プランジャを押し込むことができる。
本項に記載のピストンアセンブリ組み付け方法によれば、ピストンアセンブリに潤滑油を塗布する工程とピストンアセンブリをシリンダボアに組み付ける工程とを同時に(同一工程で)行うことができる。これにより、ピストンアセンブリ組み付け作業を合理化してエンジンの生産性を向上させることができる。また、潤滑油塗布装置等の大掛かりな設備を必要としないため、設備コストの増加を抑制することができる。
また、本項に記載のピストンアセンブリ組み付け方法によれば、ピストンアセンブリ組み付け時にピストンアセンブリが案内部の入口から出口に向けて移動する過程、言い換えると、各ピストンリングが案内面に対して摺動しながら縮径される過程で、案内面に対して突出するプランジャが、各ピストンリングにより弾性支持体の弾性力に抗してピストンの半径方向外側へ押し込まれる。これにより、プランジャと潤滑油供給路との間隙から噴出した潤滑油が各ピストンリングに供給(塗布)される。
本項の態様において、案内部の内径が入口から出口に向けて漸次縮径されるとは、内径が一定の部分を含むという事項を含む。具体的には、案内部の内径が要求される寸法にまで縮径された位置からそれ以降の出口までを一定の内径で形成して、その内径が一定の部分に潤滑油供給手段(前述した潤滑油供給路およびプランジャ)を設けるように構成することができる。
また、潤滑油供給路およびプランジャは、潤滑油が各ピストンリングの全周に亘って満遍なくゆきわたるように案内部およびその案内面に分布される。なお、潤滑油循環路には、スリーブ外部から液圧が調節された潤滑油を供給することができる。
まず、図1に示されるように、組み付け治具1をシリンダブロック2の対象となるシリンダボア3に対して同軸上に位置決めさせる。次に、当該組み付け治具1の案内部11の入口から案内部11内に挿入したピストンアセンブリ4を案内部11の出口に向けて移動させる。このピストンアセンブリ4の移動の過程で、案内部11の内径が漸次縮径されるに伴い、ピストン7の各リング溝5に装着された各ピストンリング6は、案内面22に対して摺動しながら漸次縮径される。
本実施形態によれば、組み付け治具1を対象となるシリンダボア3に対して同軸上に位置決めして、当該組み付け治具1の内径が入口から出口に向けて漸次縮径される案内部11の内側(案内面22)へピストンアセンブリ4を挿入する。そして、このピストンアセンブリ4を案内部11の入口から出口に向けて移動させる。これにより、各ピストンリング6は、案内部11の内側を移動する過程で、案内面22に対して摺動しながら要求される外径になるまで漸次縮径されると共に各潤滑油供給路23(潤滑油供給手段)により潤滑油が供給される。
したがって、ピストンアセンブリ4に潤滑油を塗布する工程とピストンアセンブリ4をシリンダボア3に組み付ける工程とを同時に(同一工程で)行うことができる。これにより、ピストンアセンブリ4の組み付け作業を合理化してエンジンの生産性を向上させることができる。また、潤滑油塗布装置等の大掛かりな設備を必要としないため、設備コストの増加を抑制することができる。
本実施形態では、本体をスリーブ10と案内部11とに分割して、さらに、スリーブ10と案内部11とをそれぞれ軸断面で2分割して構成したが、本体を一体化して構成する、すなわち、スリーブ10と案内部11とに分割して構成しなくてもよい。この場合、本体に設けられた各潤滑油供給路23には、潤滑油が液通路18(潤滑油循環路)を介さずに直接外部から供給される。
Claims (3)
- ピストンの各リング溝に各ピストンリングが装着されたピストンアセンブリをシリンダボアに組み付けるためのピストンアセンブリ組み付け治具であって、
前記シリンダボアに対して同軸上に位置決めされるスリーブと、該スリーブの内側に設けられて内径が入口から出口へ向けて漸次縮径される案内部と、該案内部に設けられて前記案内部の内側を前記入口から前記出口へ向けて移動する前記ピストンアセンブリの各ピストンリングへ潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、を含み、
前記潤滑油供給手段は、
一端が前記案内部の案内面に開口する潤滑油供給路と、該潤滑油供給路に前記潤滑油を供給する潤滑油循環路と、前記潤滑油供給路の開口部に嵌合されて前記潤滑油供給路に対して前記ピストンの半径方向へ移動可能なプランジャと、該プランジャを前記案内面に対して出没可能に突出させて支持する弾性支持体と、を含み、
前記案内部は、
前記入口の内径が各ピストンリングの外径よりも大きく形成されると共に前記出口の内径が前記シリンダボアの内径よりも小さく形成されて、
各ピストンリングは、
前記ピストンアセンブリが前記案内部の内側を前記入口から前記出口へ向けて移動する過程で、各ピストンリングによって各プランジャが前記案内面に対して押し込まれることにより各潤滑油供給路と各プランジャとの間隙から噴出した前記潤滑油の供給を受けながら、前記案内部の案内により漸次縮径されることを特徴とするピストンアセンブリ組み付け治具。 - 前記弾性支持体は、
各ピストンリングを縮径させるために要する圧縮力よりも小さいばね力を有するコイルばねであることを特徴とする請求項1に記載のピストンアセンブリ組み付け治具。 - シリンダボアに対して同軸上に位置決めされるスリーブと、該スリーブの内側に設けられて内径が入口から出口へ向けて漸次縮径される案内部と、該案内部に設けられて前記案内部の内側を前記入口から前記出口へ向けて移動するピストンアセンブリの各ピストンリングへ潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、を含むピストンアセンブリ組み付け治具を用いて、ピストンの各リング溝に各ピストンリングが装着された前記ピストンアセンブリを前記シリンダボアに組み付けるためのピストンアセンブリ組み付け方法であって、
前記潤滑油供給手段は、一端が前記案内部の案内面に開口する潤滑油供給路と、該潤滑油供給路に前記潤滑油を供給する潤滑油循環路と、前記潤滑油供給路の開口部に嵌合されて前記潤滑油供給路に対して前記ピストンの半径方向へ移動可能なプランジャと、該プランジャを前記案内面に対して出没可能に突出させて支持する弾性支持体と、を含み、
前記スリーブを前記シリンダボアに対して同軸上に位置決めして、この状態で、前記ピストンアセンブリを前記案内部に挿入して前記入口から前記出口へ向けて移動させて、その移動の過程で、前記案内部により各ピストンリングを縮径させながら、各ピストンリングへ、各ピストンリングによって各プランジャを前記案内面に対して押し込むことにより各潤滑油供給路と各プランジャとの間隙から噴出した前記潤滑油を供給して、前記案内部の出口で、各ピストンリングが前記シリンダボアの内径より小さい外径にまで縮径された前記ピストンアセンブリが前記シリンダボア内に挿入されることにより、前記ピストンアセンブリが前記シリンダボアに組み付けられることを特徴とするピストンアセンブリ組み付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009070032A JP5327455B2 (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | ピストンアセンブリ組み付け治具およびピストンアセンブリ組み付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009070032A JP5327455B2 (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | ピストンアセンブリ組み付け治具およびピストンアセンブリ組み付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010221324A JP2010221324A (ja) | 2010-10-07 |
JP5327455B2 true JP5327455B2 (ja) | 2013-10-30 |
Family
ID=43039063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009070032A Expired - Fee Related JP5327455B2 (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | ピストンアセンブリ組み付け治具およびピストンアセンブリ組み付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5327455B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3009986B1 (fr) * | 2013-08-29 | 2016-02-05 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif perfectionne pour faciliter l'introduction d'un piston avec ses segments dans un cylindre de moteur de vehicule |
CN106112513B (zh) * | 2016-08-05 | 2019-02-19 | 宁波市鼎臣环保科技有限公司 | 净水机管接件快速装配方法及其工装 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55112041U (ja) * | 1979-01-31 | 1980-08-06 | ||
JPH10128630A (ja) * | 1996-10-30 | 1998-05-19 | Hirata Corp | ピストン振動挿入装置及びピストン挿入治具 |
-
2009
- 2009-03-23 JP JP2009070032A patent/JP5327455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010221324A (ja) | 2010-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101463453B1 (ko) | 가이드를 구비한 가스 스프링 | |
US9321109B2 (en) | Power operated chuck | |
KR102060867B1 (ko) | O링 부착 장치 및 방법 | |
KR101846214B1 (ko) | 유체압 실린더 | |
CN105473855A (zh) | 用于活塞的密封装置 | |
KR102300778B1 (ko) | 증력 기구가 부착된 유체압 실린더 | |
EP3192727B1 (en) | Pneumatic and hydraulic elevating seat tube assembly of bicycle | |
TWM495452U (zh) | 流體壓缸 | |
JP5327455B2 (ja) | ピストンアセンブリ組み付け治具およびピストンアセンブリ組み付け方法 | |
CN103878407B (zh) | 整体加工电机壳体的专用机床 | |
JP2010266054A (ja) | 流体圧シリンダ | |
US9701484B2 (en) | Telescopic lubrication injector, notably for grease injection system operator | |
RU2729718C1 (ru) | Гидро(пневмо)устройство и способ изготовления поршневого узла | |
IT202000019792A1 (it) | Kit di installazione per un espulsore pneumatico lineare del tipo collegabile ad un braccio di uno svolgitore a bracci mobili | |
CN203817431U (zh) | 整体加工电机壳体的专用机床 | |
JP2009291859A (ja) | ロボットハンドシステム | |
JP2013052692A5 (ja) | ||
CN104476169A (zh) | 一种轴承装配机 | |
JP2018100770A (ja) | 流体圧シリンダ | |
CN105500270A (zh) | 柱塞式制动主缸皮碗的装配工装及方法 | |
US10131420B2 (en) | Control system comprising a control rod | |
US20180133882A1 (en) | Hydraulic hammer and sleeve therefor | |
US20180195536A1 (en) | Fluid pressure cylinder and manufacturing method thereof | |
RU2347955C1 (ru) | Способ сборки гидроцилиндра с соединением на полукольцах | |
KR20160036535A (ko) | 유공압식 콜릿 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111013 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130626 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130709 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5327455 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |