JP5324703B2 - 単一無線音声通信継続性実現方法及び単一無線音声通信継続性システム - Google Patents

単一無線音声通信継続性実現方法及び単一無線音声通信継続性システム Download PDF

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Description

本発明は、通信分野に関し、特に、単一無線音声通信継続性実現方法及び単一無線音声通信継続性システムに関する。
IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Core Network Subsystem:IMSと略称)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPPと略称)によって提案されたIPに基づくネットワークアーキテクチャであり、開放的かつ柔軟な業務環境を構築し、マルチメディアアプリケーションをサポートし、ユーザーに豊かなマルチメディアサービスを提供できる。
IMSサービスシステムにおいて、制御層とサービス層は、分離されるものであり、制御層は、具体的なサービスを提供せず、サービス層に必要なトリガー、ルート、課金などの機能のみを提供する。
制御層においてサービストリガー機能と制御機能は、コールセッション制御機能(Call Session Control Function:CSCFと略称)により達成される。コールセッション制御機能は、プロキシ−コールセッション制御機能(Proxy−CSCF:P−CSCFと略称)、インテロゲーティング−コールセッション制御機能(Interrogating−CSCF:I−CSCFと略称)及びサービング−コールセッション制御機能(Serving−CSCF:S−CSCFと略称)の3種類のタイプに分けられ、ここで、主要な役割を担うのはS−CSCFであり、I−CSCFは選択可能なものである。
サービス層は、一連のアプリケーションサーバ(Application Server:ASと略称)からなり、具体的な業務サービスを提供でき、このASは独立な実体でもよく、S−CSCF内に存在していてもよい。
制御層(S−CSCF)は、ユーザーの契約情報に応じて、サービストリガーを制御し、ASにおけるサービスを呼び出して、サービス機能を実現する。ASとS−CSCFは、サーバ装置(Server Equipment:SEと略称)と総称されてもよい。
セッションにおけるエンドツーエンド装置は、ユーザー装置(User Equipment:UEと略称)と称され、使用者との対話を担当する。あるUEは、複数種のネットワークアクセス方式を有しており、例えば、3GPPによるパケット交換(Packet Switch:PSと略称)ドメインを介してネットワークにアクセスしたり、他の非3GPPによるPSドメインを介してネットワークにアクセスしたり、さらに回線交換(Circuit Switch:CSと略称)ドメインを介してネットワークにアクセスしたりすることができる。
IMSネットワークとの対話を実現するためのセッション開始プロトコル(Session Initial Protocol:SIP)インターフェースを提供する強化型移動交換センター(enhanced Mobile Switch Center:eMSCと略称)がCSネットワークに配置されると、IMSネットワークとCSネットワークとの対話がeMSCによって実現される。
複数種のアクセス方式を有するUEについて、該UEが、ある時刻に1つだけのアクセス方式を用い、この1つのアクセス方式で、あるサービス、例えば通話を実行する場合、UEが他の場所に移動して当該UEの利用中のアクセス方式を変更する必要がある場合に、UEとネットワークがある方式を提供して当該UEの実行中のサービスが中断されされてしまうことを防止する。このような機能は、単一無線音声通話端末業務継続性と称され、単一無線音声通信継続性(Single Radio Voice Call Continuity:SRVCCと略称)と略称される。
図1は、単一無線音声通信継続性を示す図であり、単一無線音声通話端末UE−1とIMS端末UE−2がセッションを確立したシグナリング経路と媒体経路、及び単一無線音声通話端末業務継続性が発生した後の、UE−1とUE−2とのシグナリング経路と媒体経路が記述されている。図面と記述を簡略化するために、S−CSCFと業務継続性AS(SC AS)とは1つの実体で描かれており、両者は互いにIMS標準に基づくSIPプロトコルを用いて通信する。
単一無線音声通信継続性が発生する前、UE−1とUE−2とは、以下に記述されるようなシグナリング経路を使用してセッションを確立する。
A102は、UE−1とP−CSCFとの間のシグナリング経路であり、これらは、IMSのSIPプロトコルを介して互いに通信する。SC ASにとって、このシグナル経路はアクセス側(Access leg)経路である。
A104は、P−CSCFとSC AS/S−CSCFとの間のシグナリング経路であり、これらは、IMSのSIPプロトコルを介して互いに通信する。SC ASにとって、このシグナリング経路もアクセス側(Access leg)経路に属する。
R101は、SC AS/S−CSCFとUE−2との間のシグナリング経路であり、これらは、IMSのSIPプロトコルを介して互いに通信する。SC ASにとって、このシグナリング経路は、リモート側(Remote leg)経路である。
単一無線音声通信継続性が発生した後、UE−1とUE−2との間のシグナリング経路及び媒体経路は、すべて変化する。ここで、UE−1とUE−2との間のシグナリング経路の変化についての記述は、以下のとおりである。
A112は、UE−1とeMSCとの間のシグナリング経路であり、これらは、CSドメインのシグナリングプロトコルを介して互いに通信する。SC ASにとって、このシグナリング経路は、アクセス側(Access leg)経路である。
A114は、eMSCとSC AS/S−CSCFとの間のシグナリング経路であり、これらは、IMSのSIPプロトコルを介して互いに通信する。SC ASにとって、このシグナリング経路もアクセス側(Access leg)経路に属する。
R101は、SC AS/S−CSCFとUE−2との間のシグナリング経路であり、これらは、IMSのSIPプロトコルを介して互いに通信する。SC ASにとって、このシグナリング経路は、リモート側(Remote leg)経路であり、単一無線音声通信継続性が発生した後、当該リモート側経路は変化していない。
図2は、従来の単一無線音声通信継続性のアーキテクチャであり、単一無線音声通信継続性を実現することに関与するネットワークの各関連部分又はネットワーク要素、及びネットワークの各関連部分又はネットワーク要素の間のインターフェース又は接続関係が記述されている。記述は、以下のとおりである。
ネットワーク要素に関連する記述は、以下のとおりである。
UEは、単一無線音声通信継続性機能を有するユーザー端末装置である。
CSネットワークは、ユーザーに従来のCS業務を提供するネットワークである。
PSネットワークは、ユーザーにPS業務を提供するネットワークであり、その制御ネットワーク要素は、移動管理体(Mobility Management Entity:MME)又はサービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node:SGSN)である。
eMSCは、PSネットワーク制御ネットワーク要素によって送信されたハンドオーバーリクエストを処理し、セッションのドメイン間移転を実行し、CSハンドオーバー動作とドメイン間移転動作とを関連付ける。
IMSネットワークは、ユーザーにIMS業務を提供するネットワークである。
インターフェースに関連する記述は、以下のとおりである。
S202は、UEとCSネットワークとの間の情報対話を実現するための、UEとCSネットワークとの間の無線インターフェース(CS無線インターフェースと略称)である。CS無線インターフェースとしては、例えば標準的なUmインターフェースが挙げられる。
S204は、UEとPSネットワーク制御ネットワーク要素との間の情報対話を実現するための、UEとPSネットワーク制御ネットワーク要素との間の無線インターフェース(PS無線インターフェースと略称)である。PS無線インターフェースとしては、例えば標準的なUuインターフェースが挙げられる。
S206は、CSネットワークとeMSCとの間のインターフェース(CSシグナリングインターフェースと称されてもよい)であり、接続した具体的なネットワーク要素に応じて異なり、例えば、eMSCと基地局サブシステムとの間のインターフェースは、標準的なIu−CSインターフェースであり、eMSCと他の移動交換センターとの間のインターフェースは、標準的な局間シグナリングインターフェース、即ちEインターフェースとNcインターフェースである。
S208は、ドメイン間ハンドオーバーサポートを提供するための、PSネットワーク制御ネットワーク要素の制御ネットワーク要素とeMSCとの間のシグナリングインターフェース(ドメイン間ハンドオーバーシグナリングインターフェースと称されてもよい)である。当該インターフェースは、標準的なSvインターフェースである。
S210は、例えば標準のSGiインターフェースなどのような、PSネットワーク制御ネットワーク要素とインターネットとの間のシグナリングインターフェースである。当該インターフェースは、UEとインターネットとの間の情報対話にIPデータベアラを提供でき、IMSネットワークがインターネットに基づくため、特殊なインターネットと言うことができる。
S212は、eMSCとIMSネットワークとの間のシグナリング経路であり、これは、eMSCとIMSネットワークとの間においてIMSに基づくSIPプロトコルの標準的なI2インターフェースでもよく、eMSCと媒体ゲートウェイとの間の標準的なNcインターフェースと、媒体ゲートウェイとIMSネットワークとの間の標準的なMgインターフェースとを接続させて構成させてもよい。eMSCと媒体ゲートウェイとの間の標準的なNcインターフェースと、媒体ゲートウェイとIMSネットワークとの間の標準的なMgインターフェースとを接続させて構成させる前記シグナリング経路の場合、媒体ゲートウェイは、NcインターフェースにおけるメッセージをIMSのSIPメッセージとして解釈する又は逆にする。Ncインターフェースは、SIPプロトコルに基づいていもよく(Nc−SIP)、総合サービスデジタルネットワークユーザープロトコル(ISDN User Protocol:ISUPプロトコル)基づいていてもよい(Nc−ISUP)。Nc−SIPとI2インターフェースとは、両方ともSIPプロトコルに基づくが、SIPプロトコルは、メッセージのフォームのみを規定し、メッセージの内容を規定していない(メッセージの内容は、アプリケーションによって決められる)。I2インターフェースを用いることは、eMSCがIMSに関連するアプリケーションをサポートすることを示し、Nc−SIPインターフェースを用いることは、eMSCが従来のCSに関連するアプリケーションをサポートすることを示す。
図3は、従来の単一無線音声通信継続性の実現方法のフローチャートである。図3には、UE−1とUE−2との間にIMSセッションが確立され、これにより、UE−1とPSネットワーク制御ネットワーク要素との間の媒体接続、及びPSネットワーク制御ネットワーク要素とUE−2との間の媒体接続からなるIMS媒体接続経路が確立されることが記述されており、また、UE−1が、単一無線音声通信継続性を発生した後、元のセッションを維持しつつ、UE−1及びネットワークのサポート下のCSドメインを用いて媒体接続を確立することを実現する過程が記述されている。当該過程は、以下のステップを含む。
ステップ301: UE−1は、PSネットワーク制御ネットワーク要素との間のS204インターフェースを介して、当該UE−1にサービスを提供するPSネットワーク制御ネットワーク要素に測定レポートを送信して、セルの信号強度の測定情報を報告する。
ステップ302: UE−1にサービスを提供するPSネットワーク制御ネットワーク要素(元のPSネットワーク制御ネットワーク要素)は、測定レポートにおける各セルの信号強度情報に応じて、隣接のCSネットワークがUE−1へのサービスの提供により適していると判定した場合、ハンドオーバー動作の実行を決定する。
ステップ303: 元のPSネットワーク制御ネットワーク要素における制御ネットワーク要素(例えば移動性管理体(Mobile Management Entity:MMEと略称)又はSGSN)は、PSネットワーク制御ネットワーク要素における制御ネットワーク要素とeMSCとの間のS208インターフェースを介して、eMSCにハンドオーバーリクエスト、例えばHandover request(ハンドオーバーリクエスト)メッセージを送信する。当該メッセージは、UE−1の番号情報と、PSネットワーク制御ネットワーク要素がホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server:HSSと略称)を介して取得した、業務継続性リクエストを識別することに用いられるSC ASの番号情報とを含む。
ステップ304: ターゲットCSネットワークの媒体リンクリソースを用意するように、eMSCは、標準的なCSハンドオーバープロセスを実行する。
ステップ305: CSハンドオーバープロセスを完了した後、eMSCは、S208インターフェースを介してPSネットワーク制御ネットワーク要素に、例えばHandover response(ハンドオーバー応答)メッセージを送信する。
ステップ306: PSネットワーク制御ネットワーク要素は、ハンドオーバー応答メッセージを受信した後、S204インターフェースを介してUE−1にハンドオーバーコマンドメッセージを送信し、CSドメインにハンドオーバーするようにUE−1に通知する。
ステップ307: UE−1はハンドオーバーコマンドメッセージを受信した後、アクセス方式をCSドメインによるアクセス方式に変更する。
ここまでの処理で、UE−1とCSネットワークとの間のCS媒体接続、及びCSネットワークとeMSCとの間のCS媒体接続からなるCS媒体接続経路がUE−1とeMSCとの間に確立される。
以下のステップは、ステップ303の後に発生し、ステップ304〜307と順序的な関係はない。
ステップ308: eMSCは、PSネットワーク制御ネットワーク要素における制御ネットワーク要素が送信したハンドオーバーリクエストメッセージを受信した後、SC ASに呼び出しリクエストを送信する。
呼び出しリクエストは、S212のシグナリング経路(相互接続と相互通信シグナリング経路と称されてもよい)を介して送信されるため、この呼び出しリクエストは、SIPのINVITE(セッション確立要求)メッセージであってもよく、ISUPのIAM(初期アドレスメッセージ)メッセージであってもよい。当該呼び出しリクエストは、UE−1の番号情報及びSC ASの番号情報を含み、ここで、SC ASの番号情報は、着信情報として用いられ、UE−1の番号情報は、発信情報として用いられる。
ステップ309: SC ASは、最後に、CSCFによって転送されたIMSのSIP INVITEメッセージを受信し、SC ASは着信情報に応じてこれが無線音声通信継続性要求であると判断し、さらにその後、発信情報に応じて、現在の呼び出しに関連する進行中の呼び出しをサーチする。
ステップ310: SC ASは、関連する進行中の呼び出しのシグナリング経路において、CSCFを介してUE−2にIMSの更新リクエスト、例えばUPDATE(更新)又はreINVITE(更新セッション確立要求)メッセージを送信する。
ステップ311: UE−2は、更新リクエストを受信した後、IMSの更新許容メッセージに応答し、例えば「200 OK」メッセージを送信する。
ステップ312: SC ASは、CSCFによって転送されした更新許容メッセージを受信した後、S212のシグナリング経路を介してeMSCに応答コールメッセージ、例えば「200 OK」メッセージを送信する。eMSCが最後に受信したメッセージは、SIPの「200 OK」メッセージである可能性があり、ISUPのANM(応答メッセージ)メッセージである可能性もある。
ここまでの処理で、eMSCとUE−2との間に新しい媒体経路が確立され、eMSCが当該新規媒体経路とCS媒体経路とを接続し、UE−1がUE−2とセッションを続けるようになる。
以上の説明から分かるように、ホームネットワークに設置されたSC ASは媒体経路のアンカリング(anchoring)を行わないため、従来の単一無線音声通信継続性実現方法を採用する場合、ステップ310〜311において、リモート側に対して更新動作を実行する必要があり、更新動作を実行するIMSシグナリングの伝送遅延が長すぎるため、CS媒体が確立された後に、新しい媒体経路を確立するまでに長い時間がかかり、これにより通話中断時間が大きくなってしまう問題が引き起こされる。
本発明は、従来技術における不足を克服し、リモート側に対して更新を行う必要がない単一無線音声通信継続性実現方法及び単一無線音声通信継続性システムを提供することを目的とする。
本発明に係る単一無線音声通信継続性実現方法は、シグナリングによってアンカリングされるIPマルチメディアサブシステム制御点(ICP)、及び媒体によってアンカリングされる、ICPに制御されるアクセスゲートウェイ(AGW)のIPマルチメディアサブシステムIMSセッションを、ユーザー端末(UE−1)がパケット交換(PS)ネットワークを介してリモート側と確立した後、以下のように実現される。
PSネットワーク制御ネットワーク要素は、強化型移動交換センター(eMSC)にハンドオーバーリクエストを送信して、前記IMSセッションを回線交換(CS)ネットワークによるアクセスモードにハンドオーバーするようにリクエストする。
前記eMSCは、前記ハンドオーバーリクエストを受信した後、UE−1に前記eMSCとの通信のための媒体リンクリソースを用意し、且つICPに呼び出しリクエストを送信する。
ICPは、AGWを制御して前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと、前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付ける。
前記方法は、以下の特徴をさらに有してもよい。
eMSCが送信する前記呼び出しリクエストは、セッション開始プロトコルSIP呼び出しリクエストメッセージであり、当該メッセージは前記eMSCが新しく割り当てる新規媒体リンクにおいて媒体データを受信するための伝送アドレスHを含む。
ICPが前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと、前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付けるステップにおいて、前記ICPは、前記SIP呼び出しリクエストメッセージを受信した後、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクの外部受信アドレスFとを関連付け、且つ前記新規媒体リンクにおいて前記eMSCが送信した媒体データを受信するための伝送アドレスJをSIP応答コールを介して前記eMSCに送信する。
前記方法は、以下の特徴をさらに有してもよい。
ICPが、前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと、前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付けるステップにおいて、
前記ICPは、前記SIP呼び出しリクエストメッセージを受信した後、アクセスゲートウェイ(AGW)に前記伝送アドレスHを含むマップリクエストを送信する。
AGWは、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクとを関連付け、且つ前記伝送アドレスJを割り当て、前記伝送アドレスJをマップ応答を介してICPに送信する。
前記方法は、以下の特徴を更に有してもよい。
eMSCが送信する前記呼び出しリクエストは、総合サービスデジタルネットワークユーザープロトコル(ISUP)の初期アドレスメッセージであり、当該メッセージは、新規媒体リンクにおいてeMSC端においてCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L1を含む。
ICPが、前記呼び出しリクエストにより確立された媒体リンクと前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付けるステップにおいて、前記ICPは、前記初期アドレスメッセージを受信した後、前記eMSCにISUPのANMメッセージを返し、当該メッセージは、前記新規媒体リンクにおいてeMSC端とリモート側との間にCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L2を含む。
前記方法は、以下の特徴を更に有してもよい。
ICPが、前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付けるステップにおいて、
前記ICPは、前記初期アドレスメッセージを受信した後、AGWに前記ライン番号L1をキャリーするマップリクエストを送信する。
前記マップリクエストを受信した後、AGWは、ライン番号L1と前記リモート側媒体リンクとを関連付け、且つ前記ライン番号L2を割り当て、前記ライン番号L2をマップ応答を介してICPに送信する。
本発明に係る単一無線音声通信継続性システムは、パケット交換(PS)ネットワーク制御ネットワーク要素、回線交換(CS)ネットワーク、強化型移動交換センター(eMSC)、IPマルチメディアサブシステム制御点(ICP)及びアクセスゲートウェイ(AGW)を備える。
前記PSネットワーク制御ネットワーク要素は、eMSCにハンドオーバーリクエストを送信して、IPマルチメディアサブシステム(IMS)セッションを前記CSネットワークによるアクセスモードにハンドオーバーするようにリクエストし、前記IMSセッションは、シグナリングによってアンカリングされるICP、及び媒体によってアンカリングされる、ICPによって制御されるアクセスゲートウェイ(AGW)のセッションであって、ユーザー端末(UE−1)が前記PSネットワークを介してリモート側と確立したセッションである。
前記eMSCは、前記ハンドオーバーリクエストを受信した後、UE−1に前記eMSCとの通信のための媒体リンクリソースを用意し、且つICPに呼び出しリクエストを送信する。
前記ICPは、AGWを制御して前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付ける。
前記システムは、以下の特徴を更に備えてもよい。
前記eMSCが送信する呼び出しリクエストは、セッション開始プロトコル(SIP)呼び出しリクエストメッセージであり、当該メッセージは、前記eMSCが新しく割り当てた新規媒体リンクにおいて媒体データを受信するための伝送アドレスHを含む。
前記ICPは、さらに、前記SIP呼び出しリクエストメッセージを受信した後、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクの外部受信アドレスFとを関連付け、且つ前記新規媒体リンクにおいて前記eMSCが送信した媒体データを受信するための伝送アドレスJをSIP応答コールを介して前記eMSCに送信する。
前記システムは、以下の特徴をさらに備えてもよい。
前記ICPは、さらに、前記SIP呼び出しリクエストメッセージを受信した後、前記AGWに前記伝送アドレスHを含むマップリクエストを送信する。
前記AGWは、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクとを関連付け、且つ前記伝送アドレスJを割り当て、前記伝送アドレスJをマップ応答を介して前記ICPに送信する。
前記システムは、以下の特徴を備えてもよい。
前記eMSCが送信した呼び出しリクエストは、総合サービスデジタルネットワークユーザープロトコル(ISUP)の初期アドレスメッセージであり、当該メッセージは、新規媒体リンクにおいてeMSC端においてCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L1を含み。
前記ICPは、さらに、前記初期アドレスメッセージを受信した後、前記eMSCにISUPのANMメッセージを返し、当該メッセージは、前記新規媒体リンクにおいてeMSC端とリモート側との間にCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L2を含む。
前記システムは、以下の特徴を備えてもよい。
前記ICPは、さらに、前記初期アドレスメッセージを受信した後、前記AGWに前記ライン番号L1を含むマップリクエストを送信する。
前記AGWは、前記マップリクエストを受信した後、ライン番号L1と前記リモート側媒体リンクとを関連付け、且つ前記ライン番号L2を割り当て、前記ライン番号L2をマップ応答を介してICPに送信する。
本発明に係る単一無線音声通信継続性システムをサポートする制御装置は、相互に接続されている受信モジュールと関連モジュールとを備える。
前記受信モジュールは、強化型移動交換センター(eMSC)が送信した呼び出しリクエストを受信し、且つ前記関連モジュールに知らせる。
前記関連モジュールは、シグナリングによってアンカリングされる前記制御装置及び媒体によってアンカリングされる、前記制御装置によって制御されるアクセスゲートウェイ(AGW)のIPマルチメディアサブシステムIMSセッションを、ユーザー端末(UE−1)がパケット交換(PS)ネットワークを介してリモート側と確立した後、受信した前記呼び出しリクエストに応じて、AGWを制御して前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付ける。
前記制御装置は、以下の特徴を更に備えてもよい。
前記eMSCが送信した呼び出しリクエストは、セッション開始プロトコル(SIP)呼び出しリクエストメッセージであり、当該メッセージは、前記eMSCが新しく割り当てた新規媒体リンクにおいて媒体データを受信するための伝送アドレスHを含む。
前記関連モジュールは、さらに、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクの外部受信アドレスFとを関連付け、且つ前記新規媒体リンクにおいて前記eMSCが送信した媒体データを受信するための伝送アドレスJをSIP応答コールを介して前記eMSCに送信する。
前記制御装置は、以下の特徴を更に備えてもよい。
前記eMSCが送信した呼び出しリクエストは、総合サービスデジタルネットワークユーザープロトコル(ISUP)の初期アドレスメッセージであり、当該メッセージは、新規媒体リンクにおいてeMSC端においてCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L1を含む。
前記関連モジュールは、さらに、前記eMSCにISUPのANMメッセージを返し、前記ANMメッセージは、前記新規媒体リンクにおいてeMSC端とリモート側との間にCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L2を含む。
本発明に係る強化型単一無線音声通信継続性構造及び実現方法によれば、従来技術において中断時間が長すぎる問題を有効に解決し、ユーザーの体験を大きく向上させることができる。
単一無線音声通信継続性を示す図である。 従来の単一無線音声通信継続性のアーキテクチャである。 従来の単一無線音声通信継続性の実現方法のフローチャートである。 本発明に係る実施例の強化型単一無線音声通信継続性のアーキテクチャを示す図である。 本発明に係る実施例の強化型単一無線音声通信継続性のフローチャートを示す図である。 本発明に係る実施例の強化型単一無線音声通信継続性のアーキテクチャ1である。 本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャート1(Nc−SIP)である。 本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャート2(Nc−ISUP)である。 本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づくICPとPGW/GGSNとの一体化アーキテクチャである。 本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づくICPとeMSCとの一体化アーキテクチャである。 本発明に係る実施例の図10に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャートである。 本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づくICPとAGWとの一体化アーキテクチャである。 本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づくICP、AGW及びPGW/GGSNの一体化アーキテクチャである。 本発明に係る実施例の強化型単一無線音声通信継続性のアーキテクチャ2である。 本発明に係る実施例のアーキテクチャ2に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャート(Nc−SIP)である。 本発明に係る実施例のアーキテクチャ2に基づくICPとP−CSCFとの一体化アーキテクチャである。 本発明に係る実施例のアーキテクチャ2に基づくICPとeMSCとの一体化アーキテクチャである。 本発明に係る実施例の図17に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャートである。 本発明に係る実施例のアーキテクチャ2に基づくICPとSC ASとの一体化アーキテクチャである。 本発明に係る実施例の図19に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャートである。
本発明の核となる着想は、シグナリングと媒体をアンカリングするために、拡張ネットワーク要素を導入し(又は従来のネットワーク要素上に対応する機能を追加する)、単一無線音声通信継続性が発生した後、シグナリングを拡張ネットワーク要素に送信し、拡張ネットワーク要素が、セッションの関連付けによってシグナリングの伝送を中止し、且つ元のセッション媒体経路のローカル側を更新し、一方でリモート側を不変に維持するというものである。
以下、図面と実施例を合わせて本発明を詳しく説明する。
図4は、本発明に係る実施例の強化型単一無線音声通信継続性のアーキテクチャを示す図であり、図4には、強化型単一無線音声通信継続性を実現するネットワーク各関連部分又はネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェース又は接続関係が記述されている。具体的な記述は、以下のとおりである。
関連ネットワーク要素に関する記述は、以下のとおりである。
標準SRVCCアーキテクチャ部分は、IMSネットワークを含まない以外は、図2における各ネットワーク要素と同じである。
拡張部分は、以下のようなネットワーク要素を含む。
ICP(IMS Control Point :IMS制御点)は、アクセスゲートウェイ(Access GateWay:AGW)を制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりすることに用いられる。
AGWは、媒体データの転送処理に用いられる。
IMSネットワーク要素は、即ちIMSネットワークの各標準ネットワーク要素である。
実施例に応じて、ICPとAGWは、IMSネットワークの一部であってもよく、IMSネットワークの一部ではなくてもよい。
関連インターフェースの記述は、以下のとおりである。
S402〜S410は、図2におけるS202〜S210と同じであり、拡張部分はインターネットに基づくものであるため、S410インターフェースは具体的なネットワーク要素に接続されていない。
S412は、UEと拡張部分とのIMSシグナリングインターフェースであり、当該インターフェースは論理インターフェースであり、UEと拡張部分とのインタラクションのIMSシグナリングを伝送することに用いられる。当該インターフェースが具体的に拡張部分のどのネットワーク要素に接続されるかは、具体的な実施例に応じて決められ、ICPとAGWがIMSネットワークの一部である場合、当該インターフェースは、標準接続方法に属するため、表示及び記載されなくてもよい。
S414は、図2におけるS212と同じである。
S416は、ICPとAGWとの間のシグナリングインターフェースであり、ICPが当該インターフェースを用いてAGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりする。
S418は、ICPとIMSネットワーク要素との間のシグナリングインターフェースであり、UEとP−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージ、又はP−CSCFとI−CSCF/S−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージ、又はCSCFとSC ASとの間のIMSプロトコルメッセージを伝送することに用いられ、具体的には、ICPの位置に応じて決められる。
図5は、本発明に係る実施例の強化型単一無線音声通信継続性のフローチャートを示す図である。図5には、UE−1とUE−2との間にIMSセッションが確立されるときの過程が記述され、また、IMSセッションの確立完了後に、UE−1が単一無線音声通信継続性を発生し、UE−1及びネットワークがどのようにしてUE−1によってCSドメインを使用して媒体接続を確立し、且つ元のセッション継続を維持するかの過程が記述されている。この過程は、以下のステップを含む。
ステップ501〜502: UE−1は、IMS呼び出しリクエストを開始し、例えばINVITEメッセージを送信する。当該呼び出しリクエストは、実際にはS404及びS410インターフェースで伝送され、PSネットワーク制御ネットワーク要素が確立したIPベアラによってキャリーされるため、PSネットワーク制御ネットワーク要素を通過することができる。媒体データを受信するための、UE−1の伝送アドレス情報は、呼び出しリクエストに含まれ、Bと表示される。当該呼び出しリクエストは、ICPにルーティングされ、このルーティング過程では、IMSネットワークのある特定のネットワーク要素を通過する可能性があり、通過しない可能性もある。これは、具体的な実施例に応じて決められる。
ステップ503: ICPは、S416インターフェースを介してAGWにアドレスリソースを割り当てるように要求し、例えば、ICPは、伝送アドレス情報Bが含まれる割り当てリクエストメッセージを送信する。
ステップ504: AGWは、ポートリソースCとFを割り当てる。ここで、ポートFは、リモート側が送信した媒体データを受信することに用いられ、また、ポートFは、ポートFによって受信された全ての媒体データを伝送アドレスBに転送することができるように、受信された媒体データと、伝送アドレス情報Bとの関連関係を確立するために用いられる。ポートCは、ポートFによって受信された媒体データを転送することに用いられる。ポートリソースを割り当てた後、AGWは、S416インターフェースを介してICPに割り当て許容メッセージ、例えば、割り当て応答メッセージを送信する。当該メッセージは、ポートFの情報を含む。記述を簡略化するため、IPアドレス及びポートの情報を含む、ポートFに対応する伝送アドレス情報は、引き続きFと表示される。
UE−1が確立しようとする呼び出しが1種以上の媒体を含む場合、Bは、異なる媒体データを受信するための複数の伝送アドレス情報を含む。ステップ503では、異なる媒体データを受信するための複数の伝送アドレス情報を含む1つのメッセージが用いられてもよく、それぞれ媒体データを受信するための1つの伝送アドレス情報を含む複数のメッセージが用いられてもよい。対応して、ステップ504では、複数のポート情報を含む1つのメッセージが用いられてもよく、それぞれ1つのポート情報を含む複数のメッセージが用いられてもよい。具体的な実現方法は、本発明の本質に影響を与えるものではない。
ステップ505: ICPは、ステップ502におけるIMS呼び出しリクエスト内の伝送アドレスBを伝送アドレスFに切り替え、リモート側にIMS呼び出しリクエストを転送する。
ステップ506: リモート側は、IMS呼び出しリクエストを受信した後、IMS応答コール、例えば「200 OK」メッセージを送信する。当該メッセージは、リモート側において媒体データを受信するための伝送アドレス情報(Xと表示される)を含む。
ステップ507: ICPは、IMS応答コールを受信した後、S416インターフェースを介してAGWにアドレスリソースを割り当てるように要求する。例えば、ICPは、伝送アドレス情報Xを含む割り当てリクエストメッセージを送信する。
ステップ508: AGWは、ポートリソースDとEを割り当てる。ここで、ポートDは、UE−1が送信する媒体データを受信することに用いられ、また、ポートDは、ポートDによって受信された全ての媒体データを伝送アドレスXに転送することができるように、受信された媒体データと、伝送アドレスXとの関係を確立するために用いられる。ポートEは、ポートDによって受信された媒体データを転送することに用いられる。ポートリソースを割り当てた後、AGWは、S416インターフェースを介してICPに割り当て許容メッセージ、例えば、割り当て応答メッセージを送信する。このメッセージは、ポートDの情報を含む。記述を簡略化するために、ポートDに対応する伝送アドレス情報は、引き続きDと表示される。
Xが異なる媒体データを受信するための複数の伝送アドレス情報を含む場合、ステップ507では、異なる媒体データを受信するための複数の伝送アドレス情報を含む1つのメッセージが用いられてもよく、それぞれ媒体データを受信するための1つの伝送アドレス情報を含む複数のメッセージが用いられてもよい。対応して、ステップ508では、複数のポート情報を含む1つのメッセージが用いられてもよく、それぞれ1つのポート情報を含む複数のメッセージが用いられてもよい。具体的な実現方法は、本発明の本質に影響を与えるものではない。
ステップ509〜510: ICPは、ステップ506におけるIMS応答コール内の伝送アドレスXを伝送アドレスDに切り替えて、UE−1にIMS応答コールを転送する。当該メッセージは、ある特定のIMSネットワーク要素を通過する可能性があり、通過しない可能性もあり、これは、具体的な実施例に応じて決められる。当該メッセージは、実際にPSネットワーク制御ネットワーク要素が確立したIPベアラにキャリーされて、UE−1に伝送されるため、PSネットワーク制御ネットワーク要素を確実に通過する。
ここまでの処理で、UE−1とリモート側は、UE−1とAGWとの間のIMS媒体接続1(IMS媒体1と略称)、及びAGWとリモート側との間のIMS媒体接続2(IMS媒体2と略称)を含むIMS媒体接続を確立する。
以下は、UE−1がドメイン間ハンドオーバーを発生するときのステップの記述である。
ステップ511〜517: 図3におけるステップ301〜307と同じである。
ステップ518: eMSCは、PSネットワーク制御ネットワーク要素における制御ネットワーク要素のハンドオーバーリクエストメッセージを受信した後、ICPに呼び出しリクエストを送信する。当該リクエストはS414のシグナリング経路を介して送信されるため、このリクエストは、SIPのINVITE(セッション確立要求)メッセージであってもよく、ISUPのIAM(初期アドレスメッセージ)メッセージであってもよい。当該呼び出しリクエストは、UE−1の番号情報、及びICPの番号情報又は識別情報を含む。ICPの番号情報又は識別情報は着信情報とされ、UE−1の番号情報は発信情報とされる。
ステップ518及び以下のステップは、ステップ513の後に発生し、ステップ514〜517とは順序的な関係はない。
ステップ519: ICPは、518の呼び出しリクエストが502のセッションのハンドオーバーリクエスト(呼び出しのターゲットは、ICPの番号情報又は識別情報であり、呼び出しの発信情報を介してステップ502のセッションと関連付けることができる)であるかを判断し、新規媒体と元のIMS媒体2を互いに接続するためのマッピング動作を実行するようにAGWに要求する。この動作の具体的な実現方式は、アーキテクチャに応じて異なる。
ステップ520: マッピング動作を完了した後、ICPは、S414のシグナリング経路を介してeMSCに応答コールメッセージを送信する。eMSCが最後に受信するメッセージは、SIPの「200 OK」メッセージである可能性もあり、ISUPのANMメッセージである可能性もある。これは、具体的な接続方式に応じて決められる。
ここまでの処理で、eMSCとAGWとの間に新しい媒体経路が確立され、eMSCは、当該新規媒体経路とCS媒体経路とを接続し、AGWは、当該新規媒体経路とIMS媒体接続2とを接続し、これにより、UE−1がUE−2との通話を続けることが可能になる。
本発明に係る実施例の単一無線音声通信継続性システムをサポートする制御装置(即ち本発明におけるICP)は、互いに接続された受信モジュール及び関連モジュールを備える。
前記受信モジュールは、強化型移動交換センター(eMSC)が送信した呼び出しリクエストを受信し、受信した呼び出しリクエストを前記関連モジュールに知らせるように構成される。
前記関連モジュールは、シグナリングによってアンカリングされる前記制御装置、及び媒体によってアンカリングされる、前記制御装置に制御されるアクセスゲートウェイAGWのIPマルチメディアサブシステムIMSセッションを、ユーザー端末(UE−1)がパケット交換PSネットワークを介してリモート側と確立した後、受信した前記呼び出しリクエストに応じて、AGWを制御して前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付けるように構成される。
前記eMSCが送信する呼び出しリクエストが、セッション開始プロトコルSIP呼び出しリクエストメッセージである場合、当該メッセージは、前記eMSCが新たに割り当てた、新規媒体リンクにおいて媒体データを受信するための伝送アドレスHを含む。前記関連モジュールは、さらに、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクの外部受信アドレスFとを関連付け、前記新規媒体リンクにおいて前記eMSCが送信した媒体データを受信するための伝送アドレスJを、SIP応答コールを介して前記eMSCに送信するように構成される。
前記eMSCが送信する呼び出しリクエストが、総合サービスデジタルネットワークユーザープロトコル(ISUP)の初期アドレスメッセージである場合、当該メッセージは、新規媒体リンクにおいてeMSC端においてCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L1を含む。前記関連モジュールは、さらに、前記新規媒体リンクにおいてeMSC端とリモート側との間でCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L2を含むISUPのANMメッセージを前記eMSCに返すように構成される。
記述を簡略化するために、以下の実施例では、S410に対応するインターフェース情報を表示及び記載しない。これは、当該インターフェースがIP接続関係を表示し、また、IMSネットワーク及び本発明の拡張部分の全体がIPに基づくサービスネットワークであるので、本発明に対する完全な記述に影響を与えることがないためである。
第1のアーキテクチャ実施例
図6は、本発明に係る実施例の強化型単一無線音声通信継続性のアーキテクチャ1を示す図であり、強化型単一無線音声通信継続性を実現するネットワーク各関連部分又はネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェース又は接続関係が記述されている。具体的な記述は、以下のとおりである。
関連ネットワーク要素の記述は、以下のとおりである。
標準SRVCCアーキテクチャ部分は、図4における各ネットワーク要素と同じである。
ICPは、AGWを制御してリソースを割り当て、媒体経路をマッピング又は関連付ける。
AGWは、IP媒体データの転送、又はCS媒体データとIP媒体データとの間の転送を実現することに用いられる。
関連インターフェースの記述は、以下のとおりである。
S602〜S608は、図4におけるS402〜S408と同じである。
S612は、UEとICPとの間のIMSシグナリングインターフェースであり、ICPを介してUEとP−CSCFとの間のIMSシグナリングを伝送することに用いられる、例えばIMS標準のGmインターフェースなどのインターフェースである。
S614は、eMSCとICPとの間のシグナリングインターフェースであり、eMSCとICPとがリンクを構築する過程において、メッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースとしては、例えば標準的なNcインターフェースなどが挙げられ、当該インターフェースは、SIPに基づくNc−SIPインターフェースであってもよく、ISUPに基づくNc−ISUPインターフェースであってもよい。
S616は、ICPとAGWとの間のシグナリングインターフェースであり、ICPがAGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりするために用いられる。
S618は、ICPとIMSネットワーク要素との間のシグナリングインターフェースであり、ICPを介してUEとP−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージを伝送することに用いられる、例えばIMS標準のGmインターフェースなどのインターフェースである。
第1のプロセス実施例
図7は、本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャート1(Nc−SIP)である。図7には、UE−1とUE−2との間のIMSセッションが確立された後、UE−1が単一無線音声通信継続性を発生し、UE−1及びネットワークがどのようにしてUE−1によってCSドメインを用いて媒体接続を確立し、且つ元のセッション継続を維持するかの過程が記載されている。eMSCとICPとの間にはNc−SIPインターフェースが用いられる。この過程は、以下のステップを含む。
ステップ701: 図5のステップ501〜510に類似し、IMSメッセージは、UEとICPとの間で、いずれかの標準IMSネットワーク要素を通過せずに伝送され、UE−1とリモート側は、UE−1とAGWとの間のIMS媒体接続1、及びAGWとリモート側との間のIMS媒体接続2が含まれるIMS媒体接続を確立する。
ステップ702: 図5におけるステップ511〜517と同じである。
ステップ703: eMSCは、PSネットワーク制御ネットワーク要素における制御ネットワーク要素のハンドオーバーリクエストメッセージを受信した後、S614のシグナリング経路を介してICPに呼び出しリクエストを送信する。当該実施例において、S614インターフェースはNc−SIPインターフェースであるため、送信されるメッセージは、SIPのINVITE(セッション確立要求)メッセージであり、呼び出しリクエストは、UE−1の番号情報、及びICPの番号情報又は識別情報を含む。ICPの番号情報又は識別情報は、着信情報とされ、UE−1の番号情報は発信情報とされ、且つ当該メッセージはeMSCにおいて媒体データを受信するための伝送アドレスHを含む。
ステップ703は、ステップ702が完了する前に実行してもよく、具体的には、ステップ518の関連記述を参照することで詳細に理解することができる。
ステップ704: ICPは、ステップ703の呼び出しリクエストがステップ701のセッションのハンドオーバーリクエストであると判断し、AGWにマッピング動作を実行するように要求し、例えばMap request(マップリクエスト)メッセージを送信する。当該メッセージは、eMSCの伝送アドレスH及び元のIMS媒体接続2の伝送アドレスF、又は元のIMS媒体接続1の伝送アドレスDを含む。
ステップ705: AGWは、マッピング動作を実行して、新規媒体接続と元のIMS媒体接続2とを接続し、且つ新しいローカル側媒体データの受信ポートJを割り当てる。記述を簡略化するために、ポートJに対応する伝送アドレス情報は、引き続きJと表示される。マッピング動作を完了した後、AGWは、S616インターフェースを介してICPにマップ応答メッセージ、例えばMap response(マップ応答)メッセージを送信する。当該メッセージは、AGWにおいて媒体データを受信するための伝送アドレスJを含む。
ステップ706: ICPは、マップ応答を受信した後、S614インターフェースを介してeMSCにNc−SIPの応答メッセージ、例えば「200 OK」メッセージを送信する。当該メッセージは、取得したAGWの媒体リソース情報を含む。
ここまでの処理で、eMSCとAGWとの間に新しい媒体経路が確立され、eMSCは、当該新規媒体経路とCS媒体経路とを接続し、AGWは、当該新規媒体経路とIMS媒体接続2とを接続し、これにより、UE−1がUE−2との通話を続けることが可能になる。
第2のプロセス実施例
図8は、本発明実施例のアーキテクチャ1に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャート2(Nc−ISUP)である。図8では、UE−1とUE−2との間のIMSセッションが確立した後、UE−1が単一無線音声通信継続性を発生し、UE−1及びネットワークがどのようにしてUE−1によってCSドメインを用いて媒体接続を確立し、且つ元のセッション継続を維持するかの過程が記載されている。eMSCとICPとの間には、Nc−SIPインターフェースが用いられる。この過程は、以下のステップを含む。
ステップ801〜802: 図7のステップ701〜702と同じである。
ステップ803 :eMSCは、PSネットワーク制御ネットワーク要素における制御ネットワーク要素のハンドオーバーリクエストメッセージを受信した後、S614のシグナリング経路を介してICPに呼び出しリクエストを送信する。当該実施例では、S614インターフェースはNc−ISUPインターフェースであるため、送信されるメッセージはISUPのIAMメッセージであり、このメッセージは、eMSCにおいてCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L1を含む。当該呼び出しリクエストは、UE−1の番号情報及びICPの番号情報を含み、ICPの番号情報は着信情報として用いられ、UE−1の番号情報は、発信情報として用いられる。
ステップ803は、ステップ802が完了する前に実行してもよく、具体的には、ステップ518の関連記述を参照して詳細に理解することができる。
ステップ804: ICPは、ステップ803の呼び出しリクエストがステップ801のセッションのハンドオーバーリクエストであると判断し、任意選択で、ICPは、AGWにライン割り当て動作を実行するように要求し、例えばLine Alloc request(ライン割り当てリクエスト)メッセージを送信する。当該メッセージは、取得したライン番号L1を含み、S616インターフェースを介して伝送される。
ステップ805: AGWは、ライン割り当てリクエストを受信した後、CS媒体を伝送するための、ライン番号L2に対応するラインリソースを割り当て、その後、S616インターフェースを介してICPにライン割り当て応答、例えば、割り当てられたライン番号L2を含むLine Alloc response(ライン割り当て応答)メッセージを送信する。
ステップ806: ICPは、AGWにマッピング動作を実行するように要求し、例えばMap request(マップリクエスト)メッセージを送信する。当該メッセージは、取得したライン番号L1を含み、ステップ804〜805が実行される場合、当該メッセージは、取得したライン番号L2を含んでいてもよい。また、当該メッセージは、元のIMS媒体接続2の伝送アドレスF、又は元のIMS媒体接続1の伝送アドレスDを含む。
ステップ807: AGWは、マッピング動作を実行して、新規媒体接続と元のIMS媒体接続2とを接続する。ステップ804〜805が実行されなかった場合、マッピング動作によってライン番号情報をキャリーするため、AGWは、CS媒体データを伝送するための新しいラインリソースを割り当て、対応するライン番号をL2と設定する。ステップ804〜805が実行された場合、ラインリソースは既に割り当てられており、AGWは、S616インターフェースを介してICPにマップ応答メッセージ、例えばMap response(マップ応答)メッセージを送信する。804〜805が実行される場合、当該メッセージは、ライン番号情報を含んでいなくてもよく、実行されない場合、当該メッセージは、新しく割り当てられたライン番号L2の情報を含んでいてもよい。
ステップ808: ICPは、マップ応答を受信し、S614インターフェースを介してeMSCにNc−ISUPの応答メッセージ、例えば、ANMメッセージを送信する。当該メッセージは、取得したAGWのCS媒体データを伝送するライン情報を含む。
ここまでの処理により、eMSCとAGWとの間に新しいCS媒体経路が確立され、eMSCは、当該新規媒体経路、及びUEとeMSCとの間のCS媒体経路を接続し、AGWは、当該新規CS媒体経路とIMS媒体接続2とを接続し、これにより、UE−1がUE−2との通話を続けることが可能となる。
第2のアーキテクチャ実施例
図9は、本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づくICPとPGW/GGSNとの一体化アーキテクチャである。図9には、強化型単一無線音声通信継続性の実現に関与するネットワーク各関連部分又はネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェース又は接続関係が記述されている。その記述は、以下のとおりである。
関連ネットワーク要素の記述は、以下のとおりである。
標準SRVCCアーキテクチャ部分は、PSネットワーク制御ネットワーク要素が異なる以外、図4における各ネットワーク要素と同じである。
PGW/GGSNは、PSネットワーク制御ネットワーク要素とインターネットとの接続のためのネットワーク要素であり、PSネットワーク制御ネットワーク要素に属するネットワーク要素である。このネットワーク要素は、パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network GateWay)/グローバルGPRSサポートノード(Global GPRS Support Node)と称され、PSネットワーク制御ネットワーク要素とIPネットワークとのインタラクションを処理する。当該ネットワーク要素は、IMS制御点(IMS Control Point)機能を新たに追加し、AGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりする。
AGWは、アクセスゲートウェイ(Access GateWay)であり、IP媒体データの転送、又はCS媒体データとIP媒体データとの間の転送を実現する。
関連インターフェースの記述は、以下のとおりである。
S902〜S908は、図4におけるS402〜S408と同じである。
S912は、UEとPGW/GGSNとの間のIMSシグナリングインターフェースであり、PGW/GGSNを介してUEとP−CSCFとの間のIMSシグナリングを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のGmインターフェースであってもよい。
S914は、eMSCとPGW/GGSNとの間のシグナリングインターフェースであり、eMSCとPGW/GGSNがリンクを構築する過程において、メッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースとしては、例えば標準的なNcインターフェースが挙げられ、これは、SIPに基づくもの(Nc−SIP)であってもよく、ISUPに基づくもの(Nc−ISUP)であってもよい。
S916は、PGW/GGSNとAGWとの間のシグナリングインターフェースであり、PGW/GGSNがAGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりするために用いられる。
S918は、PGW/GGSNとIMSネットワーク要素との間のシグナリングインターフェースであり、PGW/GGSNを介してUEとP−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージを伝送することに用いられる。このインターフーイスは、例えばIMS標準のGmインターフェースであってもよい。
当該アーキテクチャのプロセス実施例は、図7及び図8におけるICPがPGW/GGSNに置き換えられた点を除いて、図7及び図8とほとんど同じであるため、ここでは、詳細については省略する。
第3のアーキテクチャ実施例
図10は、本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づくICPとeMSCとの一体化アーキテクチャである。図10には、強化型単一無線音声通信継続性の実現に関与するネットワーク各関連部分又はネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェース又は接続関係が記載されている。その記述は、以下のとおりである。
関連ネットワーク要素の記述は、以下のとおりである。
標準SRVCCアーキテクチャ部分は、eMSCが異なる以外、図4における各ネットワーク要素と同じである。
eMSCは、強化型移動交換センターであり、PSネットワーク制御ネットワーク要素が送信したハンドオーバーリクエストを処理し、セッションのドメイン間移転を実行し、CSハンドオーバー動作とドメイン間移転動作とを関連付ける。当該ネットワーク要素は、IMS制御点(IMS Control Point)機能を新たに追加し、AGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマップッピング又は関連付けたりする。
AGWは、アクセスゲートウェイ(Access GateWay)であり、CS媒体データとIP媒体データとの間の転送を実現する。
関連インターフェースの記述は、以下のとおりである。
S1002〜S1008は、図4におけるS402〜S408と同じである。
S1012は、UEとeMSCとの間のIMSシグナリングインターフェースであり、eMSCを介してUEとP−CSCFとの間のIMSシグナリングを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のGmインターフェースであってもよい。
S1016は、eMSCとAGWとの間のシグナリングインターフェースであり、eMSCがAGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマップ又は関連付けたりするために用いられる。
S1018は、eMSCとIMSネットワーク要素との間のシグナリングインターフェースであり、eMSCを介してUEとP−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のGmインターフェースであってもよい。
第3のプロセス実施例
図11は、本発明に係る実施例の図10に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャートである。図11には、UE−1とUE−2との間にIMSセッションが確立されるときの過程が記述され、また、図11には、IMSセッションが確立された後、UE−1が単一無線音声通信継続性を発生し、UE−1及びネットワークがどのようにしてUE−1によってCSドメインを用いて媒体接続を確立し、且つ元のセッション継続を維持するかの過程が記述されている。UE−1にハンドオーバーされるターゲットセルは、eMSCの管理に属さず、別の一つのMSCの管理に属する。このプロセスは、以下のステップを含む。
ステップ1101: UE−1は、IMS呼び出しリクエストを開始し、例えばINVITEメッセージを送信する。当該メッセージは、PSネットワーク制御ネットワーク要素によって提供されたIPベアラにキャリーされ、UE−1において媒体データを受信するための伝送アドレス情報(Bと表示される)を含む。このメッセージは、eMSCにルーティングされ、このルーティング過程はIMSネットワークのいずれかのネットワーク要素を通過しない。
ステップ1102: eMSCは、S1016インターフェースを介して、AGWにアドレスリソースを割り当てることをリクエストし、例えば伝送アドレス情報Bを含む割り当てリクエストメッセージを送信する。
ステップ1103: AGWは、ポートリソースCとFを割り当てる。ポートFは、リモート側が送信した媒体データを受信することに用いられ、また、ポートFは、ポートFによって受信された全ての媒体データを伝送アドレスBに転送することができるように、関連関係を確立するために用いられる。ポートCは、ポートFによって受信された媒体データを転送することに用いられる。ポートリソースを割り当てた後、AGWは、S1016インターフェースを介してeMSCに割り当て許容メッセージ、例えば、ポートFの情報を含む割り当て応答メッセージを送信する。記述を簡略化するために、IPアドレスとポートの情報を含む、ポートFに対応する伝送アドレス情報は、引き続きFと表示される。
UE−1が確立しようとする呼び出しが1種以上の媒体を含む場合、伝送アドレスBは、異なる媒体データを受信するための複数の伝送アドレス情報を含む。ステップ1102では、異なる媒体データを受信するための複数の伝送アドレス情報を含む1つのメッセージが用いられてもよく、それぞれ媒体データを受信するための1つの伝送アドレス情報を含む複数のメッセージが用いられてもよい。対応して、ステップ1103では、複数のポート情報を含む1つのメッセージが用いられてもよく、又はそれぞれ1つのポート情報を含む複数のメッセージが用いられてもよい。具体的な実現方法は、本発明の本質に影響を与えるものではない。
ステップ1104:eMSCは、ステップ1101における伝送アドレスBを伝送アドレスFに切り替え、その後、IMS呼び出しリクエストメッセージを転送する。
ステップ1105: リモート側は、IMS呼び出しリクエストメッセージを受信した後、IMS応答コールメッセージ、例えば「200 OK」メッセージを送信する。このメッセージは、リモート側において媒体データを受信するための伝送アドレス情報(Xと表示される)を含む。
ステップ1106: eMSCは、IMS応答コールメッセージを受信し、S1016インターフェースを介してAGWにアドレスリソースを割り当てるようにリクエストする。eMSCは、例えば伝送アドレス情報Xを含む割り当てリクエストメッセージを送信する。
ステップ1107: AGWは、ポートリソースDとEを割り当てる。ポートDは、UE−1が送信した媒体データを受信することに用いられ、また、ポートDは、ポートDによって受信された全ての媒体データを伝送アドレスXに転送することができるように、関連関係を確立するために用いられる。ポートEは、ポートDにより受信された媒体データを転送することに用いられる。AGFは、ポートリソースを割り当てた後、S1016インターフェースを介してeMSCに割り当て許容メッセージ、例えば、ポートDの情報を含む割り当て応答メッセージを送信する。記述を簡略化するために、ポートDに対応する伝送アドレス情報は、引き続きDと表示される。
Xが異なる媒体データを受信するための複数の伝送アドレス情報を含む場合、ステップ1106では、異なる媒体データを受信するための複数の伝送アドレス情報を含む1つのメッセージが用いられてもよく、それぞれ媒体データを受信するための1つの伝送アドレス情報を含む複数のメッセージが用いられてもよい。対応して、ステップ1107では、複数のポート情報を含む1つのメッセージが用いられてもよく、それぞれ1つのポート情報を含む複数のメッセージでもよい。具体的な実現方法は、本発明の本質に影響を与えるものではない。
ステップ1108: eMSCは、ステップ1105における伝送アドレスXを伝送アドレスDに切り替え、その後、IMS応答コールメッセージを転送する。このメッセージは、IMSネットワーク要素を通過せず、当該メッセージは、実際にPSネットワーク制御ネットワーク要素によって確立されたIPベアラにキャリーされてUEに伝送される。
ここまでの処理により、UE−1とリモート側とは、UE−1とAGWとの間のIMS媒体接続1、及びAGWとリモート側との間のIMS媒体接続2を含むIMS媒体接続を確立する。
以下のステップは、UE−1がドメイン間ハンドオーバーを発生する場合の記述である。
ステップ1109〜1111: 図5におけるステップ511〜513と同じである。
ステップ1112: eMSCは、標準的なCSハンドオーバープロセスによってターゲットCSネットワークの媒体リンクリソースを用意し、ターゲットセルが異なるMSCに属するため、eMSCは、ターゲットMSCにハンドオーバーリクエスト、例えばHandover Request(ハンドオーバーリクエスト)メッセージを送信する。
ステップ1113: ターゲットMSCは、ハンドオーバー応答メッセージ、例えば局間ハンドオーバー番号を含むHandover response(ハンドオーバー応答)メッセージを返す。
ステップ1114: eMSCは、S1016インターフェースを介してAGWにCS媒体のラインリソースの割り当てをリクエストし、eMSCは、例えばLine Alloc requestを送信する。
ステップ1115: AGWは、ラインリソース割り当てリクエストを受信し、CS媒体を伝送するためのラインリソースを割り当て、その後、割り当てられたライン番号L1をeMSCに返す。例えば、AGWは、ライン番号L1の情報をキャリーするLine Alloc responseメッセージを送信する。
ステップ1116: eMSCは、ターゲットMSCにリンクを構築するリクエストを送信し、例えば、eMSCは、取得したライン番号L1の情報を含むIAMメッセージを送信する。
ステップ1117: ターゲットMSCは、標準CS局間ハンドオーバー過程によってUE−1に無線リソースを用意する。
ステップ1118: ターゲットMSCは、リンク構築の応答を返し、例えば、ターゲットMSCは、ターゲットMSCにおいてeMSCとCS媒体データを双方向に伝送するためのラインリソースのライン番号L2の情報を含むANMメッセージを送信する。
ステップ1119: eMSCは、AGWがマッピング動作を実行するようにリクエストし、例えば、eMSCは、取得したライン番号L1又はL2と、元のIMS媒体接続2の伝送アドレスF、又は元のIMS媒体接続1の伝送アドレスDとを含むMap request(マップリクエスト)メッセージを送信する。
ステップ1120: AGWは、マッピング動作を実行して、新規設媒体接続と元のIMS媒体接続2とを接続し、S1016インターフェースを介してeMSCにマップ応答メッセージ、例えばMap response(マップ応答)メッセージを送信する。
ステップ1121: eMSCは、マップ応答を受信し、S1008インターフェースを介して元のPSネットワーク制御ネットワーク要素にハンドオーバー応答メッセージ、例えばHandover responseメッセージを送信する。
ステップ1122: PSネットワーク制御ネットワーク要素は、ハンドオーバー応答メッセージを受信した後、S1004インターフェースを介してUE−1にハンドオーバーコマンドメッセージ、例えばHandover Command(ハンドオーバーコマンド)メッセージを送信し、UE−1にCSドメインへのハンドオーバーの実行を通知する。
ステップ1123: UE−1は、ハンドオーバーコマンドを受信し、アクセス方式をCSドメインアクセスモードに調整する。
ここまでの処理で、UE−1とCSネットワークとの間のCS媒体接続、CSネットワークとターゲットMSCとの間のCS媒体接続、及びターゲットMSCとAGWとの間のCS媒体接続によって構築されたCS媒体接続経路がUE−1とAGWとの間で確立される。さらに、AGWは、その接続作用によって、新規CS媒体と元のIMS媒体接続2とを接続して、UE−1がUE−2との通話を続けることを可能にする。
第4のアーキテクチャ実施例
図12は、本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づくICPとAGWとの一体化アーキテクチャである。図12には、強化型単一無線音声通信継続性の実現に関与するネットワーク各関連部分又はネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェース又は接続関係が記載されている。その記述は、以下のとおりである。
関連ネットワーク要素の記述は、以下のとおりである。
標準SRVCCアーキテクチャ部分は、図4における各ネットワーク要素と同じである。
IACPは、IMSアクセスと制御点(IMS Access and Control Point)機能であり、リソースの割り当て、媒体経路のマッピング又は関連付け、IP媒体データの転送又はCS媒体データとIP媒体データとの間の転送を実現する。
関連インターフェースの記述は、以下のとおりである。
S1202〜S1208は、図4におけるS402〜S408と同じである。
S1212は、UEとIACPとの間のIMSシグナリングインターフェースであり、IACPを介してUEとP−CSCFとの間のIMSシグナリングを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のGmインターフェースであってもよい。
S1214は、eMSCとIACPとの間のシグナリングインターフェースであり、eMSCとIACPがリンクを構築する過程において、メッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースとしては、例えば標準のNcインターフェースが挙げられ、これは、SIPに基づく(Nc−SIP)ものであってもよく、ISUPに基づく(Nc−ISUP)ものであってもよい。
S1218は、IACPとIMSネットワーク要素との間のシグナリングインターフェースであり、IACPを介してUEとP−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージを伝送することに用いられる。このインターフーイスは、例えばIMS標準のGmインターフェースであってもよい。
当該アーキテクチャのプロセス実施例は、図7及び図8におけるICPとAGWとがIACPに一体化されている点を除いて、図7及び図8とほとんど同じであり、従って、それらの間のメッセージプロセスは内部過程に変更されるため、ここでは、繰り返して説明はしない。
第5のアーキテクチャ実施例
図13は、本発明に係る実施例のアーキテクチャ1に基づくICP、AGW及びPGW/GGSNの一体化アーキテクチャである。図13には、強化型単一無線音声通信継続性の実現に関与するネットワーク各関連部分又はネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェース又は接続関係が記載されている。その記述は、以下のとおりである。
関連ネットワーク要素の記述は、以下のとおりである。
標準SRVCCアーキテクチャ部分は、図4における各ネットワーク要素と同じである。
PGW/GGSNは、インターネットに接続されたPSネットワークの制御ネットワーク要素のためのネットワーク要素であり、PSネットワーク制御ネットワーク要素に属するネットワーク要素である。このネットワーク要素は、パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network GateWay)/グローバルGPRSサポートノード(Global GPRS Support Node)と称され、PSネットワーク制御ネットワーク要素とIPネットワークとの間のインタラクションを処理する。当該ネットワーク要素は、IMSアクセスと制御点(IMS Access and Control Point)機能を新たに追加し、リソースの割り当て、媒体経路のマッピング又は関連付け、IP媒体データの転送又はCS媒体データとIP媒体データとの間の転送を実現する。
関連インターフェースの記述は、以下のとおりである。
S1302〜S1308は、図4におけるS402〜S408と同じである。
S1312は、UEとPGW/GGSNとの間のIMSシグナリングインターフェースであり、PGW/GGSNを介してUEとP−CSCFとの間のIMSシグナリングを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のGmインターフェースであってもよい。
S1314は、eMSCとPGW/GGSNとの間のシグナリングインターフェースであり、eMSCとPGW/GGSNがリンクを構築する過程において、メッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースとしては、例えば標準のNcインターフェースが挙げられ、これは、SIPに基づく(Nc−SIP)ものであってもよく、ISUPに基づく(Nc−ISUP)ものであってもよい。
S1318は、PGW/GGSNとIMSネットワーク要素との間のシグナリングインターフェースであり、PGW/GGSNを介してUEとP−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のGmインターフェースであってもよい。
当該アーキテクチャのプロセス実施例は、図7及び図8におけるICPが、AGWと一体化されたPGW/GGSNに変更されている点を除いて、図7及び図8とほとんど同じであり、それらの間のメッセージプロセスは内部過程に変更されるため、ここでは、繰り返して説明はしない。
第6のアーキテクチャ実施例

図14は、本発明に係る実施例の強化型単一無線音声通信継続性のアーキテクチャ2である。図14には、強化型単一無線音声通信継続性の実現に関与するネットワーク各関連部分又はネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェース又は接続関係が記述されている。その記述は、以下のとおりである。
関連ネットワーク要素の記述は、以下のとおりである。
標準SRVCCアーキテクチャ部分は、図4における各ネットワーク要素と同じである。
ICPは、IMS制御点(IMS Control Point)であり、AGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりする。
AGWは、アクセスゲートウェイ(Access GateWay)であり、IP媒体データの転送又はCS媒体データとIP媒体データとの間の転送を実現する。
関連インターフェースの記述は、以下のとおりである。
S1402〜S1408は、図4におけるS402〜S408と同じである。
S1412は、UEとP−CSCFとの間のIMSシグナリングインターフェースであり、UEとP−CSCFとの間のIMSシグナリングを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のGmインターフェースであってもよい。
S1414は、eMSCとICPとの間のシグナリングインターフェースであり、eMSCとICPがリンクを構築する過程におけて、メッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースとしては、例えば標準のNcインターフェースが挙げられ、これは、SIPに基づく(Nc−SIP)ものであってもよく、ISUPに基づく(Nc−ISUP)ものであってもよい。
S1416は、ICPとAGWとの間のシグナリングインターフェースであり、ICPがAGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりするために用いられる。
S1418は、ICPとIMSのI−CSCF又はS−CSCFとの間のシグナリングインターフェースであり、ICPを介してP−CSCFとI−CSCF又はS−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のMwインターフェースであってもよい。
S1420は、ICPとP−CSCFとの間のシグナリングインターフェースであり、ICPを介してP−CSCFとI−CSCF又はS−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のMwインターフェースであってもよい。
S1418とS1420は、ともに図4におけるS418インターフェースを構成する。
第4のプロセス実施例
図15は本発明に係る実施例のアーキテクチャ2に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャート(Nc−SIP)である。図15には、UE−1とUE−2との間のIMSセッションが確立した後、UE−1が単一無線音声通信継続性を発生し、UE−1及びネットワークがどのようにしてUE−1によってCSドメインを用いて媒体接続を確立し、元のセッション継続を維持するかの過程が記述されている。eMSCとICPとの間にはNc−SIPインターフェースが用いられる。この過程は、以下のステップを含む。
ステップ1501: このステップは、図5におけるステップ501〜510と類似しているが、UEとICPとの間のIMSメッセージ伝送が標準IMSのP−CSCFネットワーク要素を通過し、UE−1とAGWとの間のIMS媒体接続1、及びAGWとリモート側との間のIMS媒体接続2を含むIMS媒体接続がUE−1とリモート側で確立される。
ステップ1502 :このステップは、図5におけるステップ511〜517と同じである。
ステップ1503: eMSCは、PSネットワーク制御ネットワーク要素によって送信されたハンドオーバーリクエストメッセージを受信した後、S1414のシグナリング経路を介してICPに呼び出しリクエストを送信する。当該実施例において、S1414インターフェースはNc−SIPインターフェースであるため、送信されたメッセージはSIPのINVITE(セッション確立要求)メッセージであり、呼び出しリクエストは、UE−1の番号情報及びICPの番号情報を含む。ICPの番号情報は着信情報とされ、UE−1の番号情報は発信情報とされ、且つこのメッセージはeMSCにおいて媒体データを受信するための伝送アドレスHを含む。
当該ステップは、ステップ1502が完了する前に実行してもよく、具体的には、ステップ518の関連記述を参照することで詳細に理解することができる。
ステップ1504: ICPは、ステップ1503の呼び出しリクエストが1501のセッションのハンドオーバーリクエストであると判断し、AGWにマッピング動作を実行するようにリクエストし、例えばMap request(マップリクエスト)メッセージを送信する。このメッセージは、eMSCの伝送アドレスH、及び元のIMS媒体接続2の伝送アドレスF又は元のIMS媒体接続1の伝送アドレスDを含む。
ステップ1505: AGWは、マッピング動作を実行して、新規媒体接続と元のIMS媒体接続2とを接続し、新しいローカル側媒体データ受信ポートJを割り当てる。記述を簡略化するために、ポートJに対応する伝送アドレス情報は引き続きJと表示される。マッピング動作を完了した後、AGWは、S1416インターフェースを介してICPにマップ応答メッセージ、例えばMap response(マップ応答)メッセージを送信しする。このメッセージは、AGWが媒体データを受信するための伝送アドレスJを含む。
ステップ1506: ICPは、マップ応答を受信し、S1414インターフェースを介してeMSCにNc−SIPの応答メッセージ、例えば「200 OK」メッセージを送信する。メッセージは、取得したAGWの媒体リソース情報を含む。
ここまでの処理で、eMSCとAGWとの間に新しい媒体経路が確立され、eMSCが当該新規媒体経路とCS媒体経路とを接続し、AGWが当該新規媒体経路とIMS媒体接続2とを接続し、これにより、UE−1がUE−2との通話を続けることが可能となる。
当該アーキテクチャのeMSCとICPとの間にNc−ISUPインターフェースを用いるプロセス実施例のIMS通話確立過程は、図15の1501の記述と同じであり、ハンドオーバープロセスは、図8と同じであるため、ここで繰り返して説明はしない。
第7のアーキテクチャ実施例
図16は、本発明に係る実施例のアーキテクチャ2に基づくICPとP−CSCFとの一体化アーキテクチャである。図16には、強化型単一無線音声通信継続性の実現に関与するネットワーク各関連部分又はネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェース又は接続関係が記述されている。その記述は、以下のとおりである。
関連ネットワーク要素の記述は、以下のとおりである。
標準SRVCCアーキテクチャ部分は、図4における各ネットワーク要素と同じである。
P−CSCFは、プロキシ−CSCFであり、標準P−CSCFにシグナリング経路アンカリングの機能を追加する。
AGWは、アクセスゲートウェイ(Access GateWay)であり、媒体経路アンカリングの機能を実現する。
関連インターフェースの記述は、以下のとおりである。
S1602〜S1608は、図4におけるS402〜S408と同じである。P−CSCFは、IMSネットワークのネットワーク要素であるため、UEとIMSネットワークとの間のシグナリングインターフェースは、IMS標準インターフェースであり、従って、このインターフェースは、表示及び記述されない。
S1614は、eMSCとP−CSCFとの間のシグナリングインターフェースであり、eMSCとICPがリンクを構築する過程において、メッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースとしては、例えば標準のNcインターフェースが挙げられ、このインターフェースは、SIPに基づく(Nc−SIP)ものであってもよく、ISUPに基づく(Nc−ISUP)ものであってもよい。
S1616は、P−CSCFとAGWとの間のシグナリングインターフェースであり、P−CSCFがAGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりするために用いられる。
当該アーキテクチャのプロセス実施例は、図15におけるICPとP−CSCFが一体化される点を除いて、図15とほとんど同じであり、従って、ここでは、繰り返して説明はしない。
第8のアーキテクチャ実施例
図17は、本発明に係る実施例のアーキテクチャ2に基づくICPとeMSCとの一体化アーキテクチャである。図17には、強化型単一無線音声通信継続性の実現に関与するネットワーク各関連部分又はネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェース又は接続関係が記述されている。その記述は、以下のとおりである。
関連ネットワーク要素の記述は、以下のとおりである。
標準SRVCCアーキテクチャ部分は、eMSCが異なる以外は、図4における各ネットワーク要素と同じである。
eMSCは、強化型移動交換センターであり、PSネットワーク制御ネットワーク要素が送信したハンドオーバーリクエストを処理し、セッションのドメイン間移転を実行し、CSハンドオーバー動作とドメイン間移転動作とを関連付け、当該ネットワーク要素にIMS制御点(IMS Control Point)機能を新たに追加し、AGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりする。
AGWは、アクセスゲートウェイ(Access GateWay)であり、CS媒体データとIP媒体データとの間の転送を実現する。
関連インターフェースの記述は、以下のとおりである。
S1702〜S1708は、図4におけるS402〜S408と同じである。
S1712は、UEとP−CSCFとの間のIMSシグナリングインターフェースであり、UEとP−CSCFとの間のIMSシグナリングを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のGmインターフェースであってもよい。
S1716は、eMSCとAGWとの間のシグナリングインターフェースであり、eMSCがAGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりするために用いられる。
S1718は、eMSCとIMSのI−CSCF又はS−CSCFとの間のシグナリングインターフェースであり、eMSCを介してP−CSCFとI−CSCF又はS−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のMwインターフェースであってもよい。
S1720は、eMSCとP−CSCFとの間のシグナリングインターフェースであり、eMSCを介してP−CSCFとI−CSCF又はS−CSCFとの間のIMSプロトコルメッセージを伝送することに用いられる。このインターフェースは、例えばIMS標準のMwインターフェースであってもよい。
S1718とS1720は、ともに図4におけるS418インターフェースを構成する。
第5のプロセス実施例
図18は、本発明に係る実施例の図17に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャートである。図18には、UE−1とUE−2との間にIMSセッションを確立した過程が記述され、そして、IMSセッションが確立された後、UE−1が単一無線音声通信継続性を発生し、UE−1及びネットワークがどのようにしてUE−1によってCSドメインを用いて媒体接続を確立し、且つ元のセッション継続を維持するかの過程が記載されている。UE−1に切り替えられるターゲットセルは、eMSCによって管理される。この過程は、以下のステップを含む。
ステップ1801: UE−1は、IMS呼び出しリクエストを開始し、例えばINVITEメッセージを送信する。当該リクエストメッセージは、PSネットワーク制御ネットワーク要素によって提供されたIPベアラによってキャリーされ、当該呼び出しリクエストは、UE−1によって媒体データを受信するための伝送アドレス情報(Bと表示される)を含む。このメッセージは、P−CSCFにルーティングされる。
ステップ1802: P−CSCFは、呼び出しリクエストを転送し、転送したメッセージがeMSCに達する。
ステップ1803〜1808: このステップは、図11におけるステップ1102〜1107と同じである。
ステップ1809: eMSCは、ステップ1806における伝送アドレスXを伝送アドレスDに切り替え、その後、IMS応答コールメッセージを転送し、メッセージがP−CSCFを通過する。
ステップ1810: P−CSCFは、当該メッセージをUEに転送し、転送メッセージが実際にPSネットワーク制御ネットワーク要素が確立したIPベアラにキャリーされる。
ここまでの処理で、UE−1とリモート側は、UE−1とAGWとの間のIMS媒体接続1、及びAGWとリモート側との間のIMS媒体接続2を含むIMS媒体接続を確立する。
以下のステップは、UE−1がドメイン間ハンドオーバーを発生する場合の記述である。
ステップ1811〜1814: このステップは、図5におけるステップ511〜514と同じであり、用意されたCS媒体リソースは、AGWにおいてライン番号L1で識別される。
ステップ1815〜1818: このステップは、図8におけるステップ804〜807と同じである。
ステップ1819:eMSCは、マップ応答を受信し、S1708インターフェースを介して元のPSネットワーク制御ネットワーク要素にハンドオーバー応答メッセージ、例えばHandover responseメッセージを送信する。
ステップ1820: PSネットワーク制御ネットワーク要素は、ハンドオーバー応答メッセージを受信した後、S1704インターフェースを介してUE−1にハンドオーバーコマンドメッセージ、例えばHandover Command(ハンドオーバーコマンド)メッセージを送信し、UE−1にCSドメインへのハンドオーバーの実行を通知する。
ステップ1821: UE−1は、ハンドオーバーコマンドを受信し、アクセス方式をCSドメインアクセスモードに調整する。
ここまでの処理で、UE−1とCSネットワークとの間のCS媒体接続、及びCSネットワークとAGWとの間のCS媒体接続よって構築されたCS媒体接続経路がUE−1とAGWとの間に確立される。さらに、AGWは、その接続作用によって、新規CS媒体と元のIMS媒体接続2をを接続して、UE−1がUE−2との通話を続けることを可能にする。
第9のアーキテクチャ実施例
図19は、本発明に係る実施例のアーキテクチャ2に基づくICPとSC ASとの一体化アーキテクチャである。図19には、強化型単一無線音声通信継続性の実現に関与するネットワーク各関連部分又はネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェース又は接続関係が記述されている。その記述は、以下のとおりである。
関連ネットワーク要素の記述は、以下のとおりである。
標準SRVCCアーキテクチャ部分は、図4における各ネットワーク要素と同じである。
SC ASは、IMS標準の業務継続性アプリケーションサーバ機能であり、AGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりする機能を新たに追加する。
AGWは、アクセスゲートウェイ(Access GateWay)であり、IP媒体データの転送を実現する。
関連インターフェースの記述は、以下のとおりである。
S1902〜S1908は、図4におけるS402〜S408と同じである。SC ASは、IMSネットワークのネットワーク要素であるため、UEとIMSネットワークとの間のシグナリングインターフェースは、IMS標準インターフェースであり、従って、このインターフェースは、表示及び記述されない。。
S1914は、図4におけるS414と同じである。
S1916は、SC ASとAGWとの間のシグナリングインターフェースであり、SC ASがAGWを制御してリソースを割り当てたり、媒体経路をマッピング又は関連付けたりするために用いられる。
S1918は、SC ASとIMSのCSCFとの間のシグナリングインターフェースであり、IMS標準のISCインターフェースである。
第6のプロセス実施例
図20は、本発明に係る実施例の図19に基づく強化型単一無線音声通信継続性のフローチャートである。図20には、UE−1とUE−2との間にIMSセッションが確立された後、UE−1が単一無線音声通信継続性を発生し、UE−1及びネットワークがどのようにしてUE−1によってCSドメインを用いて媒体接続を確立し、且つ元のセッション継続を維持するかの過程が記述されている。記述を簡略化するために、SC ASとCSCFは一体的に描かれている。この過程は、以下のステップを含む。
ステップ2001: このステップは、図5におけるステップ501〜510と類似しているが、UEとSC ASとの間のIMSメッセージ伝送が標準過程によって標準IMSの各CSCFネットワーク要素を通過し、UE−1とAGWとの間のIMS媒体接続1、及びAGWとリモート側との間のIMS媒体接続2を含むIMS媒体接続がUE−1とリモート側との間で確立される。
ステップ2002: このステップは、図5におけるステップ511〜517と同じである。
ステップ2003: eMSCは、PSネットワーク制御ネットワーク要素のハンドオーバーリクエストメッセージを受信した後、S1914のシグナリング経路を介してSC ASに呼び出しリクエストを送信する。当該実施例において、S1914インターフェースはIMS標準のI2インターフェースであるため、送信されたメッセージは、SIPのINVITE(セッション確立要求)メッセージであり、呼び出しリクエストは、UE−1の番号情報及びSC ASの番号情報を含む。SC ASの番号情報は着信情報とされ、UE−1の番号情報は発信情報とされ、且つこのメッセージは、eMSCにおいて媒体データを受信する伝送アドレスHを含む。
当該ステップは、ステップ2002が完了する前に実行してもよく、具体的には、ステップ518の関連記述を参照することで詳細に理解することができる。
ステップ2004: SC ASは、ステップ2003の呼び出しリクエストがステップ2001のセッションのハンドオーバーリクエストであると判断し、AGWにマッピング動作を実行するように要求し、例えばMap request(マップリクエスト)メッセージを送信する。このメッセージは、eMSCの伝送アドレスH、及び元のIMS媒体接続2の伝送アドレスF又は元のIMS媒体接続1の伝送アドレスDを含む。
ステップ2005: AGWは、マッピング動作を実行して、新規媒体接続と元のIMS媒体接続2とを接続し、新しいローカル側媒体データ受信ポートJを割り当てる。記述を簡略化するために、ポートJに対応する伝送アドレス情報は、引き続きJと表示される。マッピング動作を完了した後、AGWは、S1916インターフェースを介してSC ASにマップ応答メッセージ、例えばMap response(マップ応答)メッセージを送信する。このメッセージは、AGWが媒体データを受信する伝送アドレスJを含む。
ステップ2006: SC ASは、マップ応答を受信し、S1914のシグナリング経路を介してeMSCに応答メッセージ、例えば「200 OK」メッセージを送信する。このメッセージは、取得したAGWの媒体リソース情報を含む。
ここまの処理で、eMSCとAGWとの間に新しいIMS媒体経路が確立され、eMSCが当該新規媒体経路とCS媒体経路とを接続し、AGWが当該新規媒体経路とIMS媒体接続2とを接続し、UE−1がUE−2との通話を続けることが可能となる。
当該アーキテクチャで、eMSCとSC ASとの間にNc−SIPインターフェースが用いられる場合、ステップ2003〜2006は、図7におけるステップ703〜706と同じであり、Nc−ISUPインターフェースが用いられる場合、ステップ2003〜2006は、図8におけるステップ803〜808と同じである。eMSCとSC ASとの間が媒体ゲートウェイを介して接続される場合、eMSCとAGWとの間の媒体接続がeMSCと媒体ゲートウェイとの間のCS媒体接続、及び媒体ゲートウェイとAGWとの間のIMS媒体接続から構成されるものの、SC AS側にとっては、プロセスは同様であり、このプロセスは完全に標準化されれているため、ここでは、繰り返して説明はしない。
本発明は、特定の実施例を参照して記述したが、当業者にとって、本発明の要旨又は範囲を逸脱しない場合で修正及び変更してもよい。このような修正及び変更は、本発明の範囲と添付の特許請求書の範囲内に含まれる。

本発明は、単一無線音声通信継続性実現方法及び単一無線音声通信継続性システムを提供し、従来技術において中断時間が長すぎる問題を有効に解決し、ユーザーの体験を向上させることができる。

Claims (13)

  1. 単一無線音声通信継続性実現方法であって、
    シグナリングによってアンカリングされるIPマルチメディアサブシステム制御点(ICP)、及び媒体によってアンカリングされる、ICPによって制御されるアクセスゲートウェイ(AGW)のIPマルチメディアサブシステムIMSセッションを、ユーザー端末(UE−1)がパケット交換(PS)ネットワークを介してリモート側と確立した後で、

    PSネットワーク制御ネットワーク要素が強化型移動交換センター(eMSC)にハンドオーバーリクエストを送信して、前記IMSセッションを回線交換(CS)ネットワークアクセスモードにハンドオーバーするようにリクエストし、
    前記eMSCが前記ハンドオーバーリクエストを受信した後、UE−1に前記eMSCとの通信のための媒体リンクリソースを用意し、且つICPに呼び出しリクエストを送信し、
    ICPがAGWを制御して前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと、前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付けることを含む
    単一無線音声通信継続性実現方法。
  2. eMSCが送信する前記呼び出しリクエストはセッション開始プロトコル(SIP)呼び出しリクエストメッセージであり、当該メッセージは前記eMSCが新しく割り当てる新規媒体リンクにおいて媒体データを受信するための伝送アドレスHを含み、
    ICPが前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと、前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付けるステップにおいて、前記ICPが、前記SIP呼び出しリクエストメッセージを受信した後、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクの外部受信アドレスFとを関連付け、且つ前記新規媒体リンクにおいて前記eMSCが送信した媒体データを受信するための伝送アドレスJをSIP応答コールを介して前記eMSCに送信する
    請求項1に記載の方法。
  3. ICPが、前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと、前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付けるステップにおいて、
    前記ICPは、前記SIP呼び出しリクエストメッセージを受信した後、アクセスゲートウェイ(AGW)に前記伝送アドレスHを含むマップリクエストを送信し、
    AGWは、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクとを関連付け、且つ前記伝送アドレスJを割り当て、前記伝送アドレスJをマップ応答を介してICPに送信する
    請求項2に記載の方法。
  4. eMSCが送信する前記呼び出しリクエストは、総合サービスデジタルネットワークユーザープロトコル(ISUP)の初期アドレスメッセージであり、当該メッセージは、新規媒体リンクにおいてeMSC端においてCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L1を含み、
    ICPが前記呼び出しリクエストにより確立された媒体リンクと前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付けるステップにおいて、前記ICPは、前記初期アドレスメッセージを受信した後、前記eMSCにISUPのANMメッセージを返し、当該メッセージは、前記新規媒体リンクにおいてeMSC端とリモート側との間にCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L2を含む
    請求項1に記載の方法。
  5. ICPが前記呼び出しリクエストにより確立された媒体リンクと前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付けるステップにおいて、
    前記ICPは、前記初期アドレスメッセージを受信した後、AGWに前記ライン番号L1を含むマップリクエストを送信し、
    前記マップリクエストを受信した後、AGWは、ライン番号L1と前記リモート側媒体リンクとを関連付け、且つ前記ライン番号L2を割り当て、前記ライン番号L2をマップ応答を介してICPに送信する
    請求項4に記載の方法。
  6. 単一無線音声通信継続性システムであって、

    パケット交換(PS)ネットワーク制御ネットワーク要素、回線交換(CS)ネットワーク、強化型移動交換センター(eMSC)、IPマルチメディアサブシステム制御点(ICP)及びアクセスゲートウェイ(AGW)を備え、
    前記PSネットワーク制御ネットワーク要素は、
    eMSCにハンドオーバーリクエストを送信して、IPマルチメディアサブシステム(IMS)セッションを前記CSネットワークによるアクセスモードにハンドオーバーするようにリクエストし、前記IMSセッションは、シグナリングによってアンカリングされるICP、及び媒体にアンカリングされる、ICPによって制御されるアクセスゲートウェイAGWのセッションであって、ユーザー端末(UE−1)が前記PSネットワークを介してリモート側と確立したセッションであり、
    前記eMSCは、
    前記ハンドオーバーリクエストを受信した後、UE−1に前記eMSCとの通信のための媒体リンクリソースを用意し、且つICPに呼び出しリクエストを送信し、
    前記ICPは、
    AGWを制御して前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付ける
    単一無線音声通信継続性システム。
  7. 前記eMSCが送信する呼び出しリクエストは、セッション開始プロトコル(SIP)呼び出しリクエストメッセージであり、当該メッセージは、前記eMSCが新しく割り当てた新規媒体リンクにおいて媒体データを受信するための伝送アドレスHを含み、
    前記ICPは、さらに、前記SIP呼び出しリクエストメッセージを受信した後、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクの外部受信アドレスFとを関連付け、且つ前記新規媒体リンクにおいて前記eMSCが送信した媒体データを受信するための伝送アドレスJをSIP応答コールを介して前記eMSCに送信する
    請求項6に記載のシステム。
  8. 前記ICPは、さらに、前記SIP呼び出しリクエストメッセージを受信した後、前記AGWに前記伝送アドレスHを含むマップリクエストを送信し、
    前記AGWは、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクとを関連付け、且つ前記伝送アドレスJを割り当て、前記伝送アドレスJをマップ応答を介して前記ICPに送信する
    請求項7に記載のシステム。
  9. 前記eMSCが送信した呼び出しリクエストは、総合サービスデジタルネットワークユーザープロトコル(ISUP)の初期アドレスメッセージであり、当該メッセージは、新規媒体リンクにおいてeMSC端においてCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L1を含み、
    前記ICPは、さらに、前記初期アドレスメッセージを受信した後、前記eMSCにISUPのANMメッセージを返し、当該メッセージは、前記新規媒体リンクにおいてeMSC端とリモート側との間にCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L2を含む
    請求項6に記載のシステム。
  10. 前記ICPは、さらに、前記初期アドレスメッセージを受信した後、前記AGWに前記ライン番号L1を含むマップリクエストを送信し、
    前記AGWは、前記マップリクエストを受信した後、ライン番号L1と前記リモート側媒体リンクとを関連付け、前記ライン番号L2を割り当て、前記ライン番号L2をマップ応答を介してICPに送信する
    請求項9に記載のシステム。
  11. 単一無線音声通信継続性システムをサポートする制御装置であって、相互に接続されている受信モジュールと関連モジュールとを備え、
    前記受信モジュールは、
    強化型移動交換センター(eMSC)が送信した呼び出しリクエストを受信し、且つ受信した呼び出しリクエストを前記関連モジュールに知らせ、
    前記関連モジュールは、
    シグナリングによってアンカリングされる前記制御装置、及び媒体によってアンカリングされる、前記制御装置によって制御されるアクセスゲートウェイ(AGW)のIPマルチメディアサブシステム(IMS)セッションを、ユーザー端末(UE−1)がパケット交換(PS)ネットワークを介してリモート側と確立した後、受信した前記呼び出しリクエストに応じて、AGWを制御して、前記呼び出しリクエストによって確立された媒体リンクと前記IMSセッションのリモート側媒体リンクとを関連付ける
    制御装置。
  12. 前記eMSCが送信した呼び出しリクエストは、セッション開始プロトコル(SIP)呼び出しリクエストメッセージであり、当該メッセージは、前記eMSCが新しく割り当てた新規媒体リンクにおいて媒体データを受信するための伝送アドレスHを含み、
    前記関連モジュールは、さらに、前記伝送アドレスHと前記リモート側媒体リンクの外部受信アドレスFとを関連付け、且つ前記新規媒体リンクにおいて前記eMSCが送信した媒体データを受信するための伝送アドレスJをSIP応答コールを介して前記eMSCに送信する
    請求項11に記載の制御装置。
  13. 前記eMSCが送信した呼び出しリクエストは、総合サービスデジタルネットワークユーザープロトコル(ISUP)の初期アドレスメッセージであり、当該メッセージは、新規媒体リンクにおいてeMSC端においてCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L1を含み、
    前記関連モジュールは、さらに、前記eMSCにISUPのANMメッセージを返し、前記ANMメッセージは、前記新規媒体リンクにおいてeMSC端とリモート側との間にCS媒体を伝送するためのラインリソースのライン番号L2を含む
    請求項11に記載の制御装置。
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