JP5324702B2 - 無線アクセス技術を識別する移動局のためのシステムおよび方法 - Google Patents

Description

本願は、２００９年５月４日に出願された米国特許出願第１２／４３５，３５７号（名称「ＳＹＳＴＥＭＳ ＡＮＤ ＭＥＴＨＯＤＳ ＦＯＲ ＭＯＢＩＬＥ ＳＴＡＴＩＯＮＳ ＴＯ ＩＤＥＮＴＩＦＹ ＲＡＤＩＯ ＡＣＣＥＳＳ ＴＥＣＨＮＯＬＯＧＩＥＳ」の利益と優先権とを主張する。上記特許出願の内容は、本明細書によって、本明細書の詳細な説明に、参照により明示的に援用される。

本明細書で使用される場合、用語「移動局」（「ＭＳ」）および「ユーザ機器」（「ＵＥ」）は、ある場合には、電気通信能力を有する、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタンツ、ハンドヘルドまたはラップトップコンピュータ、および類似のデバイス等のモバイルデバイスを指す場合がある。そのようなＭＳは、ＭＳと、加入者識別モジュール（ＳＩＭ）アプリケーション、汎用加入者識別モジュール（ＵＳＩＭ）アプリケーション、または可撤性ユーザ識別モジュール（Ｒ−ＵＩＭ）アプリケーションを含む汎用集積回路カード（ＵＩＣＣ）等が挙げられるが、これに限定されない、その関連する可撤性メモリモジュールとから成る場合がある。本明細書で使用されるように、用語「ＳＩＭ」はまた、「ＵＳＩＭ」を指してもよく、用語「ＵＳＩＭ」はまた、「ＳＩＭ」を指してもよい。代替的に、そのようなＭＳは、そのようなモジュールを伴わないデバイス自体から成る場合がある。他の場合において、用語「ＭＳ」は、デスクトップコンピュータ、セットトップボックス、またはネットワーク機器等の、移動可能ではないが類似能力を有するデバイスを指す場合がある。また、用語「ＭＳ」は、ユーザのために、通信セッションを終了することが可能な、任意のハードウェアまたはソフトウェア構成要素を指すことが可能である。また、用語、「ＭＳ」、「ＵＥ」、「ユーザエージェント（ＵＡ）」、「ユーザデバイス」、および「ユーザノード」は、本明細書で同義的に使用される場合がある。

電気通信技術の進化に伴って、より高度なネットワークアクセス機器が導入され、以前には不可能性であったサービスが提供可能となっている。本ネットワークアクセス機器は、従来の無線電気通信システム内の同等機器の改良である、システムおよびデバイスを含む場合がある。そのような高度または次世代装置は、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）装置等の進化型無線通信規格に含まれ得る。例えば、ＬＴＥシステムは、従来の基地局ではなく、拡張ノードＢ（ｅＮＢ）、無線アクセスポイント、または類似構成要素を含む場合がある。

本明細書で使用されるように、用語「アクセスノード」は、ＭＳまたは中継ノードに、電気通信システム内の他の構成要素にアクセスさせる、受信および伝送範囲の地理的エリアを生成する、従来の基地局、無線アクセスポイント、またはＬＴＥ ｅＮＢ等の無線ネットワークの任意の構成要素を指す。本書では、用語「アクセスノード」は、複数のハードウェアおよびソフトウェアを備えてもよい。アクセスノード、コアネットワーク構成要素、または他のデバイスは、セルとして知られるエリア内に無線通信リソースを提供してもよい。

ＬＴＥシステムは、無線リソース制御（ＲＲＣ）プロトコル等のプロトコルを含むことが可能であるが、これは、ＭＳとアクセスノード、または中継ノード、あるいは他のＬＴＥ機器との間の無線リソースの割当、構成、および解放に関与する。ＲＲＣプロトコルは、非特許文献１に詳述されている。

ＭＳ、中継ノード、およびアクセスノード間でデータを搬送する信号は、周波数、時間、およびコーディングパラメータ、ならびにネットワークノードによって指定され得る他の特徴を有することが可能である。そのような特徴の特定のセットを有する、これらの要素のいずれか間の接続は、リソースと称されることが可能である。用語「リソース」、「通信接続」、「チャネル」、および「通信リンク」は、本明細書では、同義的に使用される場合がある。ネットワークノードは、典型的には、それと任意の特定の時間で通信する、各ＭＳまたは他のネットワークノードのための異なるリソースを確立する。

異なる種類の無線アクセス技術（ＲＡＴ）が、開発され、使用されている。ＲＡＴの実施例は「ＧＳＭ（登録商標）／ＥＤＧＥ」無線アクセスネットワークである、「ＧＥＲＡＮ」である。「ＧＳＭ（登録商標）」は、「モバイル通信のためのグローバルシステム」である。「ＥＤＧＥ」は、無線通信ネットワークの種類である、「ＧＳＭ（登録商標）進化型高速データレート」である。本明細書で使用されるように、用語「ＧＥＲＡＮ」は、ＵＴＲＡＮを含むように読まれてもよい。「ＵＴＲＡＮ」は、「ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク」である。

Ｔｈｉｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ（３ＧＰＰ）Ｔｅｃｈｎｉｃａｌ Ｓｐｅｃｉｆｃａｔｏｎ （ＴＳ）３６．３３１

最初に、本開示の１つ以上の実施形態の例証的実装を以下で提供するが、開示されたシステムおよび／または方法は、現在公知であるか、または既存であるかにかかわらず、任意の数の技法を使用して実装されてもよいことを理解されたい。本開示は、本明細書に示され、説明される例示的な設計および実装例を含む、以下に示される例示的な実装例、図面、および技術に限定されるべきではなく、同等物の十分な範囲とともに、添付の特許請求の範囲の範囲内で修正されてもよい。

本明細書で使用される場合、以下の頭字語は、以下の定義を有する。

「ＡＳ」は、「アクセス階層」として定義され、ＭＳまたは無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）におけるプロトコルスタック内に１つ以上の無線アクセスおよび／または無線管理層を含む。

「ＡＲＦＣＮ」は、「絶対無線周波数チャネル番号」として定義され、モバイル通信周波数を識別する、番号であって、セルのＢＣＣＨキャリアのＡＲＦＣＮを指すとき、モバイル通信セルを識別するために使用されてもよい。

「ＢＣＣＨ」は、「ブロードキャスト制御チャネル」であって、モバイル通信リソースである。

「ＢＳＣ」は、「基地局コントローラ」である。

「ＢＳＳ」は、「基地局サブシステム」である。

「ＢＴＳ」は、「送受信基地局」である。

「ＣＣＯ」は、「セル変更命令」である。

「ＣＮ」は、「コアネットワーク」として定義され、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）を通して送信されたＭＳ（移動局）からのメッセージおよびデータを処理するためのデバイスならびにソフトウェアを指す。

「ＣＳ」は、「回線交換」として定義され、例えば、電話回線等の永久的または半永久的無線接続を介したデータ転送のために、電話の呼を通信する、あるいはデバイスを接続するための従来のプロシージャを指す。

「ＣＳＦＢ」は、「ＣＳフォールバック」として定義され、通信を実装するとき、進化型パケットシステム（ＥＰＳ）有効デバイスが、回線交換式（ＣＳ）通信プロシージャに「フォールバック」する、プロシージャを指す。

「ＤＬ」は、「ダウンリンク」である。

「ＤＬＤＣ」は、「ダウンリンク二重キャリア」である。

「ＤＴＭ」は、「二重転送モード」である。

「ＥＡＲＦＣＮ」は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ絶対無線周波数チャネル番号として定義され、Ｅ−ＵＴＲＡＮ無線通信ネットワーク内の周波数を識別する番号を指す。

「ｅＮＢ」は、上述のように、「拡張ノードＢ」であって、ＭＳとＣＮとの間の通信を確立する補助をする、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）内で使用される、デバイスの種類の１つの実施例である。

「ＥＰＣ」は、「進化型パケットコア」として定義され、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）無線ネットワークが通信する、コアネットワーク（ＣＮ）を指す。

「ＥＰＳ」は、「進化型パケットシステム」として定義され、ＥＰＣおよび一式のアクセスシステムを指す（ＥＰＳは、無線ネットワークとしてのＥ−ＵＴＲＡＮおよびそのコアネットワークとしてのＥＰＣを有し得る、システムを表す）。

「Ｅ−ＵＴＲＡＮ」は、「進化型ＵＴＲＡＮ」として定義され、「進化型ＵＭＴＳ地上ＲＡＮ」を指し、順に、「進化型ユニバーサルモバイル電気通信システム地上無線アクセスネットワーク」を指し、Ｅ−ＵＴＲＡＮは、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）通信システム内の「ｅ−ＮＢ」（「拡張ノード−Ｂ」）のネットワークを指す。本明細書で使用されるように、用語「Ｅ−ＵＴＲＡＮ」および「ＬＴＥ」は、互換可能に使用されてもよい。

「ＧＰＲＳ」は、「汎用パケット無線サービス」であって、ＧＳＭ（登録商標） ＭＳによって使用されるシステムである。

「ＩＭＳ」は、「ＩＰ（インターネットプロトコル）マルチメディアサブシステム」である。

「ＬＡＵ」は、「場所エリア更新」である。

「ＬＴＥ」は、「ロングタームエボリューション」として定義され、高速モバイル通信およびインフラストラクチャのより最新のシステムを指す。

「ＮＡＳ」は、「非アクセス階層」として定義され、ＭＳおよびコアネットワーク（ＣＮ）両方におけるプロトコルスタック内の層であるが、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）のプロトコルスタック内には存在しなくてもよい。

「ＭＡＣ」は、「媒体アクセス制御」として定義され、ＭＳおよびＲＡＮ内のプロトコル層である。

「ＭＭＥ」は、「移動管理エンティティ」である。

「ＭＯデータ」は、「モバイル発信データ」として定義され、ＥＰＳ有効システム内で使用される、確立原因の種類である。

「ＭＯ信号伝達」は、「モバイル発信信号伝達」として定義される。

「ＭＳ」は、「移動局」である。

「ＭＳＣ」は、「モバイル切替センタ」である。

「ＭＴ ａｃｃｅｓｓ」は、「モバイル終了アクセス」として定義される。

「ＮＡＣＣ」は、「ネットワーク補助セル変更」であって、第２のセルに対応するシステム情報を第１のセル内のＭＳに提供する方法である。

「ＮＣＬ」は、「近傍セルリスト」である。

「ＮＭＯ」は、「ネットワーク動作モード」である。

「ＮＰＭ」は、「非永久的モード」である。

「ＰＣＩ」は、「物理的セル識別」である。

「ＰＬＭＮ」は、「パブリックランドモバイルネットワーク」である。

「ＰＳ」は、「パケット切替」である。

「ＲＡ」は、「ルーティングエリア」である。

「ＲＡＮ」は、「無線アクセスネットワーク」として定義される。

「ＲＡＴ」は、「無線アクセス技術」であって、その実施例として、ＧＳＭ（登録商標）、ＥＤＧＥ、Ｅ−ＵＴＲＡＮ、ＵＭＴＳ、およびＬＴＥが挙げられる。

「ＲＡＵ」は、「ルーティングエリア更新」である。

「ＲＬＣ」は、「無線リンク制御」である。

「ＲＲ」は、「無線リソース」である。

「ＲＲＣ」は、「無線リソース制御」である。

「ＲＴＴＩ」は、「短縮伝送時間間隔」であって、ＧＥＲＡＮ待ち時間減少特徴の一部である。

「Ｓ−ＧＷ」は、「信号伝達ゲートウェイ」である。

「ＴＡＵ」は、「追跡エリア更新」である。

「ＴＢＦ」は、「時間的ブロックフロー」である。

「ＴＣＰ」は、「伝送制御プロトコル」である。

「ＴＳ」は、「技術規格」として定義され、３ＧＰＰ（第三世代パートナーシッププロジェクト）によって要求されるモバイル通信規格である。

「ＵＬ」は、「アップリンク」である。

「ＵＳＦ」は、「アップリンク状態フラグ」である。

「ＴＤＭＡ」は、「時分割多重アクセス」である。

本明細書に表出し得る、他の頭字語は、３ＧＰＰ規格の技術仕様に従って使用および定義される。

本明細書に説明される実施形態は、ＭＳが制約されるのを克服させるためのデバイスおよび方法を提供する。「制約される」とは、ＭＳが、アイドルモードまたはアクティブモードのいずれかにおいて、第１の無線アクセス技術システムおよび第２の無線アクセス技術システムの両方における通信を有効化され、第２のＲＡＴのモバイル通信セルによってサービス提供されるが、ＭＳが、どのような理由であっても、ＭＳに別様に利用可能な第１のＲＡＴのモバイル通信セルに接続不可能である、状況として定義される。ＭＳが制約される実施例として、ＭＳが、セルの潜在的受信が良好な場合であっても、セルの存在を認知しないことが挙げられる。ある実施形態では、Ｅ＿ＵＴＲＡＮ対応ＭＳは、ＭＳが、好ましくは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに接続されるべきであって、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルの範囲が、ＧＥＲＡＮセルのものと重複する場合であっても、ＧＥＲＡＮセル上に制約された状態となる可能性がある。

上述の定義の非限定的概要として、Ｅ−ＵＴＲＡＮ対応ＭＳは、ＭＳが、ＧＥＲＡＮネットワークに接続されるが、別様に利用可能なＥ−ＵＴＲＡネットワークに接続不可能である場合、「制約」される。ＭＳは、ＭＳが制約されるのを克服し、したがって、Ｅ−ＵＴＲＡネットワークを再選択可能であるそれらの状況に対して、「制約されていない」と言える。

具体的には、実施形態は、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮセルを識別するための無指向性試行を行うＭＳを提供する。いくつかの実施形態では、無指向性検索は、本明細書に説明されるプロシージャおよび／または規則に従って行われる場合がある。用語「無指向性検索」は、主に、ネットワーク、アクセスノード、または基地局の存在を示すように指定された近傍セルリストによって、そのようなネットワーク、アクセスノード、あるいは基地局の存在の任意の以前の識別もしくは知識を受信することなく、ＭＳが、そのようなネットワークのリソースあるいは特定のアクセスノードまたは基地局の無線検索を行うことを指す。検索プロセスの目的は、セルを識別することである。セルの識別は、ネットワーク伝送の特有の物理層側面を認識することによって、本目的のための特有の制御チャネルまたはビーコン設計を認識することによって、あるいは特有のネットワークに属するものとしてセルを識別するフィールドを明示的に読み取ることによって、行われてもよい。例えば、Ｅ−ＵＴＲＡＮでは、ＭＳが中心周波数を把握している場合、一次および二次同期信号を検出するよう試行する。一次および二次同期信号の組み合わせは、ＭＳに、局所的に一意である、物理的セルＩＤ（ＰＣＩ）をもたらす。次いで、ＭＳは、システム情報を読み取り、ＣＧＩ（セルグローバル識別）を得ることが可能である。局所的に一意であるＰＣＩの検出のみ、セル再選択および測定目的のために要求される。ＭＳが、中心周波数を把握していない場合、ＵＥによってサポートされる周波数帯域内において、１００ｋＨｚラスタに基づいて、潜在的中心周波数毎に上述の同期プロセスを行うように試行しなければならない。ＵＥは、検索時間を最小限にするために、所与の中心周波数に基づいて、同期プロセスを試行する前に、ある程度の広域ＲＳＳＩ測定を行い、ＲＦエネルギーが存在するかどうかを判断す場合があるが、これは、実装特有である。

ＭＳは、ＭＳが、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別するように試行するための許可を受信した場合のみ、無指向性検索を行うことを要求される場合がある。加えて、ＭＳは、許可の受信に応答して、後続セル再選択を行うように要求される場合がある。無指向性検索を行うために許可およびセル再選択の許可は、さらに後述されるように、いくつかの異なる技法に従って提供されてもよい。

実施形態は、そのような再選択が、既存の再選択規則に従って可能ではない場合がある場合でも、ＭＳにセルの再選択を可能にする。ＭＳ再選択は、既存の再選択規則下、サービングセルの近傍セルリストが、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルまたはその中心周波数をリスト化しない場合があるため、可能性ではない場合がある。ＭＳに、検索を行わせ、続いて、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを再選択させることは、オペレータが、Ｅ−ＵＴＲＡＮ範囲を地理的エリアに追加するときに、全ネットワーク機器がアップグレードされる、または完全に更新されることを確実にする必要性を低減させる一方、依然として、ユーザに、高帯域幅Ｅ−ＵＴＲＡＮネットワークをより容易に利用可能にさせることによって、良好なユーザ経験を提供する。

上述および後述の実施形態では、指定される許可および／またはＭＳ挙動は、明示的信号伝達に直接応答する場合がある。これらの許可は、必ずしも、伝送および／または受信される必要はないが、現在の再選択規則の場合のように、ＭＳ内に格納される規則に基づいてもよい。言い換えると、ＭＳに、無指向性検索を行わせる、および／またはＥ−ＵＴＲＡＮセルを再選択させるように誘引する、３ＧＰＰ規格内に詳述される規則が存在してもよい。

実施形態は、ＧＥＲＡＮ、ＵＴＲＡＮ、およびＥ−ＵＴＲＡＮ等の特定の種類の無線アクセス技術（ＲＡＴ）に関して説明されが、実施形態はまた、他の種類の無線通信ネットワークに適用してもよい。したがって、実施形態は、ＭＳが、別様に利用可能な第２のネットワークに接続すべきときまたは接続可能なとき、第１のネットワークに制約された状態にある場合がある、ＭＳに適用される。

本開示をより完全に理解するために、添付の図面および発明を実施するための形態と併せて理解される、以下の簡単な説明を参照する（類似参照数字は、類似部品を表す）。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
（項目１）
第１の無線アクセス技術（ＲＡＴ）および第２のＲＡＴを介してサービス提供可能な移動局であって、該移動局は、
該第２のＲＡＴのサービングセルに対する第１の無線アクセス型近傍セルリストが無い場合、該第１のＲＡＴのセルを識別するための許可を受信するように構成される構成要素と、
該許可を受信後、該第１のＲＡＴのセルを識別するように構成される構成要素と
を含む、移動局。
（項目２）
上記第１のＲＡＴは、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）を含む、項目１に記載の移動局。
（項目３）
上記許可は、第３のＲＡＴのセルの第１の識別特性の形態として受信される、項目１に記載の移動局。
（項目４）
上記移動局は、上記第１の識別特性を上記第１のＲＡＴのセルによって使用される第２の識別特性を関連付けるようにさらに有効化される、項目３に記載の移動局。
（項目５）
上記第１の識別特性は、ＧＥＲＡＮブロードキャスト制御チャネル（ＢＣＣＨ）絶対無線周波数チャネル番号（ＡＲＦＣＮ）、ＵＴＲＡＮ周波数、およびＵＴＲＡＮ周波数と一次スクランブリングコードのうちの少なくとも１つを含む、項目３に記載の移動局。
（項目６）
上記第２の識別特性は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ絶対無線周波数チャネル番号（ＥＡＲＦＣＮ）およびＥ−ＵＴＲＡＮ絶対無線周波数チャネル番号（ＥＡＲＦＣＮ）と物理層セル識別（ＰＣＩＤ）のうちの少なくとも１つを含む、項目４に記載の移動局。
（項目７）
上記第３のＲＡＴおよび上記第２のＲＡＴは、同一である、項目３に記載の移動局。
（項目８）
上記移動局は、回線交換式（ＣＳ）フォールバック動作を行うことが可能であって、上記ＣＳサービスの終了に応じて、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別するように試行するための許可を受信する、項目２に記載の移動局。
（項目９）
上記許可は、以前のサービングＥ−ＵＴＲＡＮセルから受信される、項目２に記載の移動局。
（項目１０）
上記許可は、上記第１のＲＡＴまたは上記第２のＲＡＴのうちの１つから受信される、項目１に記載の移動局。
（項目１１）
上記許可は、無線アクセスネットワークとの通信の前に受信される、項目１に記載の移動局。
（項目１２）
上記許可は、専用優先度情報を含む、項目１に記載の移動局。
（項目１３）
上記許可は、加入者識別モジュール（ＳＩＭ）、ユニバーサル加入者識別モジュール（ＵＳＩＭ）、および上記移動局のメモリのうちの少なくとも１つに格納される、項目１に記載の移動局。
（項目１４）
上記許可は、移動度変化およびセル変更のうちの少なくとも１つに基づいて受信される、項目１に記載の移動局。
（項目１５）
上記許可は、上記移動局が上記第１のＲＡＴのセルによって最後にサービス提供されたときからのセル変更数に基づく、項目１に記載の移動局。
（項目１６）
上記許可は、地理的場所および移動速度情報のうちの少なくとも１つに基づく、項目１に記載の移動局。
（項目１７）
上記許可は、上記移動局がＥ−ＵＴＲＡＮサービスから最初に離れたときと同一場所エリア、追跡エリア、またはルーティングエリア内の移動局に基づく、項目２に記載の移動局。
（項目１８）
上記許可は、上記移動局が上記第１のＲＡＴのサービスから最初に離れたときと同一パブリックランドモバイルネットワーク（ＰＬＭＮ）または同等ＰＬＭＮ内の移動局に基づく、項目１に記載の移動局。
（項目１９）
上記許可は、非アクセス階層（ＮＡＳ）信号伝達によって通信される、項目１に記載の移動局。
（項目２０）
上記許可は、ユーザ入力から受信される、項目１に記載の移動局。
（項目２１）
上記許可は、上記移動局が、進化型パケットシステム（ＥＰＳ）において、組み合わせ接続プロシージャを成功させた後に受信される、請局求項２に記載の移動。
（項目２２）
上記移動局は、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）音声サービス可能である、項目１に記載の移動局。
（項目２３）
上記移動局が、近傍Ｅ−ＵＴＲＡＮセルが無いことを示すＥ−ＵＴＲＡＮ構成状態ビットを受信する場合、該移動局がＥ−ＵＴＲＡＮセルを識別することを控えるようにさらに構成される、項目２に記載の移動局。
（項目２４）
上記移動局は、更新された許可を受信するようにさらに構成される、項目１に記載の移動局。
（項目２５）
上記更新された許可は、無線で伝送されるデバイス管理オブジェクトおよび少なくとも１つの無線アクセスネットワークからの信号のうちの１つとして受信される、項目２４に記載の移動局。
（項目２６）
上記移動局は、第２の許可を受信後、上記第１のＲＡＴのセルに対して、セル再選択およびセル選択のうちの１つを行うようにさらに有効化される、項目１に記載の移動局。
（項目２７）
上記第２の許可は、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルから受信される、項目２６に記載の移動局。
（項目２８）
上記第２の許可は、ブロードキャスト情報内で受信されたフラグ、トークン、およびビット識別子のうちの少なくとも１つを含む、項目２６に記載の移動局。
（項目２９）
上記第２の許可は、上記移動局に２地点間信号伝達される、フラグ、トークン、およびビット識別子のうちの少なくとも１つを含む、項目２６に記載の移動局。
（項目３０）
上記第２の許可は、上記第１の許可と同一である、項目２６に記載の移動局。
（項目３１）
上記第２の許可は、上記移動局内に格納される、再選択規則に従って判定される、項目２６に記載の移動局。
（項目３２）
上記第２の許可は、上記移動局が、該移動局が直近に常駐していた第１のＲＡＴのセルのみを選択し得るようなものである、項目２６に記載の移動局。
（項目３３）
上記第１のＲＡＴのセルを再選択する前に、第１の時間だけ遅延するようにさらに構成される、項目２６に記載の移動局。
（項目３４）
上記第１の時間は、終了された上記第２のＲＡＴに基づくサービスの型に依存する、項目３３に記載の移動局。
（項目３５）
上記移動局が、Ｅ−ＵＴＲＡＮ測定パラメータ構造が、上記第２のＲＡＴにおいて受信されないとき、上記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを再選択するようにさらに構成される、項目２６に記載の移動局。
（項目３６）
上記第１のＲＡＴは、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）を含む、項目２６に記載の移動局。
（項目３７）
上記第２のＲＡＴは、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）およびＧＳＭ（登録商標）／ＥＤＧＥ無線アクセスネットワーク（ＧＥＲＡＮ）のうちの１つを含む、項目２６に記載の移動局。
（項目３８）
第１の無線アクセス技術（ＲＡＴ）および第２のＲＡＴを介してサービス提供可能な移動局内に実装される方法であって、該方法は、
該第２のＲＡＴのサービングセルに対する第１の無線アクセス型近傍セルリストが無い場合、該第１のＲＡＴのセルを識別するための許可を受信することと、
該許可を受信後、該第１のＲＡＴのセルを識別することと
を含む、方法。
（項目３９）
上記第１のＲＡＴのうちの少なくとも１つは、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）を含み、上記第２のＲＡＴは、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）およびＧＳＭ（登録商標）／ＥＤＧＥ無線アクセスネットワーク（ＧＥＲＡＮ）のうちの１つを含む、項目３８に記載の方法。
（項目４０）
上記許可は、上記第３のＲＡＴのセルの第１の識別特性の形態として受信され、上記方法は、
該第１の識別特性を上記第１のＲＡＴのセルによって使用される第２の識別特性と関連付けることをさらに含む、項目３８に記載の方法。
（項目４１）
上記第１の識別特性は、ＧＥＲＡＮブロードキャスト制御チャネル（ＢＣＣＨ）絶対無線周波数チャネル番号（ＡＲＦＣＮ）、ＵＴＲＡＮ周波数、およびＵＴＲＡＮ周波数と一次スクランブリングコードのうちの少なくとも１つを含む、項目４０に記載の方法。
（項目４２）
上記第２の識別特性は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ絶対無線周波数チャネル番号（ＥＡＲＦＣＮ）およびＥ−ＵＴＲＡＮ絶対無線周波数チャネル番号（ＥＡＲＦＣＮ）と物理層セル識別（ＰＣＩＤ）のうちの少なくとも１つを含む、項目４０に記載の方法。
（項目４３）
第２の許可を受信後、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに対してセル再選択を行うことをさらに含む、項目３８に記載の方法。
（項目４４）
構成要素によって実行されると、第１の無線アクセス技術（ＲＡＴ）および第２のＲＡＴを介して、サービス提供可能な移動局内に実装される方法を行う、コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能媒体であって、該方法は、
該第２のＲＡＴのサービングセルに対する第１の無線アクセス型近傍セルリストが無い場合、該第１のＲＡＴのセルを識別するための許可を受信することと、
該許可を受信後、該第１のＲＡＴのセルを識別することと
を含む、コンピュータ読み取り可能媒体。
（項目４５）
上記第１のＲＡＴは、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）を備え、上記第２のＲＡＴは、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）およびＧＳＭ（登録商標）／ＥＤＧＥ無線アクセスネットワーク（ＧＥＲＡＮ）のうちの１つを含む、項目４４に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
（項目４６）
上記許可は、上記第３のＲＡＴのセルの第１の識別特性の形態として受信され、上記方法は、
上記第１の識別特性を上記第１のＲＡＴのセルによって使用される第２の識別特性と関連付けることをさらに含む、項目４４に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
（項目４７）
上記第１の識別特性は、ＧＥＲＡＮブロードキャスト制御チャネル（ＢＣＣＨ）絶対無線周波数チャネル番号（ＡＲＦＣＮ）、ＵＴＲＡＮ周波数、ＵＴＲＡＮ周波数と一次スクランブリングコード、およびＥ−ＵＴＲＡＮ絶対無線周波数チャネル番号（ＥＡＲＦＣＮ）のうちの少なくとも１つを含む、項目４６に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
（項目４８）
上記第２の識別特性は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ絶対無線周波数チャネル番号（ＥＡＲＦＣＮ）およびＥ−ＵＴＲＡＮ絶対無線周波数チャネル番号（ＥＡＲＦＣＮ）と物理層セル識別（ＰＣＩＤ）のうちの少なくとも１つを含む、項目４６に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
（項目４９）
上記方法は、
第２の許可を受信後、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに対してセル再選択を行うことをさらに含む、項目４４に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。

図１は、本開示のある実施形態による、無線通信システムを例証する、図である。 図２は、本開示のある実施形態による、無線通信システムを例証する、図である。 図３は、本開示のある実施形態による、無指向性検索および後続再選択を行う、ＭＳのプロセスを例証する、工程図である。 図４は、本開示のある実施形態による、ＧＥＲＡＮセル内にある間、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数を検索するためのＭＳ許可を付与するための方法を例証する、工程図である。 図５は、本開示のある実施形態による、ＧＥＲＡＮセル内にある間、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数を検索するためのＭＳ許可を付与するための方法を例証する、工程図である。 図６は、本開示のある実施形態による、ＭＳが、無線アクセスネットワークを介して、コアネットワークと通信するステップ例証する、ブロック図である。 図７は、本開示のいくつかの実施形態を実装するための好適なプロセッサおよび関連する構成要素を例証する。

図１は、本開示のある実施形態による、無線通信システムを例証する、略図である。図１は、図７のシステム７１５であり得る、ＭＳ１００を示す。本明細書に説明されるＭＳは、本開示の側面を実装するために動作可能であるが、本開示は、これらの実装に限定されるべきではない。携帯電話として例証されているが、ＭＳは、無線ハンドセット、ポケットベル、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ポータブルコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはラップトップコンピュータを含む、種々の形態を成してもよい。多くの好適なデバイスは、これらの機能の一部または全部を組み合わせている。本開示のいくつかの実施形態では、ＵＡ１１０は、携帯用、ラップトップ、またはタブレットコンピュータのような汎用コンピュータデバイスではなく、むしろ、携帯電話、無線ハンドセット、ポケットベル、またはＰＤＡ等の特殊用途通信デバイスである。他の実施形態では、ＭＳは、ポータブル、ラップトップ、または他のコンピューティングデバイスであってもよい。

ＭＳによって実行可能な種々のアプリケーションには、ディスプレイにウェブページを表示させるウェブブラウザがある。ウェブページは、無線ネットワークアクセスノード、携帯電話の基地局、ピアＭＳ、または任意の他の無線通信ネットワークあるいはシステムとの無線通信を介して、取得されてもよい。ネットワークは、インターネット等の有線ネットワークに連結されてもよい。無線リンクおよび有線ネットワークを介して、ＭＳは、種々のサーバ上の情報へのアクセスを有してもよい。サーバは、ディスプレイ上に表示され得るコンテンツを提供してもよい。代替として、ＭＳは、中継型またはホップ型接続において、媒介として作用するピアＭＳを通して、ネットワークにアクセスしてもよい。

ＭＳ１００は、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２（矢印１０２Ａによって示されるように）およびＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６（矢印１０６Ａによって示されるように）の両方と通信可能である。Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２は、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル１０４内で無線通信リソースを提供し、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６は、ＧＥＲＡＮまたはＵＴＲＡＮセル１０８内で無線通信リソースを提供する。実施形態では、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２は、Ｅ−ＵＴＲＡＮネットワークを確立するが、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２は、任意のＬＴＥアクセスノードおよび対応するＬＴＥセルを表してもよい。同様に、実施形態では、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６は、ＧＥＲＡＮまたはＵＴＲＡＮネットワークを確立するが、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６は、任意の非ＬＴＥアクセスノードおよび対応する非ＬＴＥセルを表してもよい。

ある実施形態では、ＭＳ１００は、ＧＥＲＡＮセル１０８によってサービス提供されることになり得るが、セルは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル１０４またはＧＥＲＡＮセル１０８近傍内の他のＥ−ＵＴＲＡＮセルの存在を示さない。ＭＳ１００は、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル１０４およびＧＥＲＡＮセル１０８の両方内にあるため、さらに、ＭＳ１００は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ対応デバイスであるためＭＳ１００は、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２に接続可能であるはずである。

しかしながら、ＭＳは、再選択および測定プロシージャが、ＭＳに、現在の（サービンング）セルの近傍セルリストによって示される、セルの再選択のみ可能にし得るため、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを選択不可能であり得る。現時点では、ＭＳは、レガシーアクセスノード等のサービングセルが、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルの存在を示すようにアップグレードまたは更新されていない場合、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを再選択するように許可され得ない。言い換えると、ＬＴＥ対応ＭＳは、ＭＳが、好ましくは、ＧＥＲＡＮセルに重複するＥ−ＵＴＲＡＮセルに接続されるべき場合であっても、ＧＥＲＡＮセルに制約された状態となる可能性がある。本状況は、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２が、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６によって提供可能なものと比較して、より高いピークデータレートまたは有意に低い待ち時間を提供し得るため、望ましくない。

ＭＳ１００が制約された状態となり得る状況の実施例は、ＭＳ１００がＣＳフォールバック通信に関与した後である。ＣＳフォールバック通信は、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２が音声通信等のある種類の通信を処理不可能である状況、または概して、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６が特定の通信をより良好に処理可能である、または別様に処理すべき状況において生じる可能性がある。この場合、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル１０４によって以前にサービス提供されたＭＳ１００は、代わりに、その特定の通信のためのＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６を使用するために、「フォールバック」する。ＣＳフォールバック通信プロシージャは、図６に関連してより完全に説明され、３ＧＰＰ ＴＳ ２３．２７２に詳述されている。

ＭＳ１００が制約された状態となり得る別の状況は、ＭＳ１００が、ＭＳ１００がＧＥＲＡＮセル１０８内のみにある物理的場所から、ＭＳ１００がＥ−ＵＴＲＡＮセル１０４およびＧＥＲＡＮセル１０８の両方内にある第２の物理的場所に移動するときである。本状況は、ＭＳ１１０ＡおよびＭＳ１１０Ｂによって示され、その移動は、その間の矢印によって示される。ＭＳ１１０Ｂが、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル１０４およびＧＥＲＡＮセル１０８の両方内に来ると、ＭＳ１１０Ｂは、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２に接続可能となるはずであるが、代わりに、現時点において、ＭＳが、そのサービングＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６によって提供される情報に基づいて、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル１０４を認知していないため、制約され得る。

ＭＳ１００が制約された状態となり得るさらに別の状況は、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２等のネットワークノード、またはＥ−ＵＴＲＡＮセル１０４、あるいは可能性として、ＧＥＲＡＮセル１０８が、不完全である近傍セルリストを伝送する場合である。例えば、サービスをＭＳ１００に提供し得る、１つ以上のセルが、近傍セルリストから省略される。

さらに、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６によってサービス提供されているが、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６によって送信された近傍セルリストにＥ−ＵＴＲＡＮ周波数がリスト化されていないことを認めるＭＳは、そのような周波数の欠如が、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６がリリース７以前のバージョンである（したがって、近傍セルリスト内のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数をサポートしていない）ため、またはそのような周波数が存在しないため、あるいはＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６が、リリース８以降のバージョンであるが、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルをリスト化するようにさらに構成されていない場合等、いくつかの他の理由からであるか判断不可能である。リリース７以前のＧＥＲＡＮアクセスノードは、現在、近傍Ｅ−ＵＴＲＡＮセルの周波数をリスト化していないが、リリース８以降のＧＥＲＡＮアクセスノードは、適切なアップグレードおよび構成を受信した場合、そのように可能である。

上述のように、リリース８以降のＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮ基地局は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストを維持することによって、Ｅ−ＵＴＲＡＮを認知する能力を有する。これらの局は、本情報をＭＳに送信し得る。しかしながら、より古いＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮ基地局は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルに関する任意の情報によって、ＭＳを補助し再選択のための測定を行うことが不可能であり得る。Ｅ−ＵＴＲＡＮセルは、ＥＡＲＦＣＮおよびＰＣＩによって識別されてもよい。Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セル情報は、ＥＡＲＦＣＮによって識別されるキャリア周波数等の情報を含んでもよく、その場合、ＭＳは、そのキャリア周波数に基づいて識別された（非認可セルとして明示的に示されていない）任意のセルが、再選択のための候補であることを検討し得る。

ＭＳ１００またはＭＳ１１０Ｂが制約された状態となる、付加的状況が、生じる可能性がある。しかしながら、ＭＳは、制約された状態となる、制約されているという問題は、少なくとも２つの側面を有する。第１の側面では、ＭＳが、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセルによってサービス提供されており、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルの存在を認知していない場合、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することを試行すべきかどうか判定するためのいくつかの基準を有するべきである。第２の側面では、ＭＳが、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルを検索すると、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを再選択すべきかどうかを判定するためのいくつかの基準を有するべきである。好ましくは、両側面に対して、ネットワークオペレータは、ＭＳの挙動の少なくともある程度の制御を有するべきである。

制約されたＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに対して、識別および再選択を試行すべきときを自立的に判定可能であり得るが、本解決法は、オペレータが、セル毎にＭＳを切り替えるある程度の制御を有することが望ましい場合があるため、好ましくない場合がある。加えて、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを自立的に検索するＭＳは、特に、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルが利用不可能であり得る場合、望ましくないことに、ＭＳバッテリ電力を消耗させ得る。

本開示は、ＭＳが制約されることを克服させるための実施形態を提供する。具体的には、実施形態は、本明細書に説明される種々のプロシージャに従って、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮセルを識別するために、無指向性または指向性試行を行うＭＳを提供する。例えば、ＭＳが、任意のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数またはセルを識別するための試行の許可を受信する場合、ＭＳは、無指向性検索を行ってもよい。代替として、ＭＳが、特有のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数またはセルを識別するための試行の許可を受信する場合、ＭＳは、指向性検索を行ってもよい。加えて、ＭＳは、許可の受信に応じて、後続セル再選択を行ってもよい。無指向性または指向性検索を行うための許可およびセル再選択のための許可は、後述のいくつかの異なる技法に従って提供されてもよい。上述のように、用語「無指向性検索」は、ＭＳが、主に、ネットワーク、アクセスノード、または基地局の存在を示すために指定された近傍セルリストによって、そのようなネットワーク、アクセスノード、あるいは基地局の存在の任意の以前の識別もしくは知識を受信することなく、そのようなネットワークのリソースあるいは特定のアクセスノードまたは基地局の無線検索を行うことを指す。

用語「指向性検索」は、ＭＳが、ネットワークのリソースあるいは特定のアクセスノードまたは基地局の無線検索を行い、ＭＳおよびネットワークを１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数またはセル識別と関連付けさせた１つ以上の未使用ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル識別によって、そのようなネットワーク、アクセスノード、または基地局の存在のいくつかの識別または知識を受信することを指すが、しかしながら、そのようなネットワーク、アクセスノード、または基地局の存在の本知識は、主に、そのようなネットワーク、アクセスノード、または基地局の存在を示すように指定された近傍セルリストを介して受信されない。

無指向性または指向性検索を行うための許可：
種々の規則および／または標示は、ＭＳが、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別するための無指向性または指向性試行を行うときを判定するために使用されてもよい。以下の規則は、規則の種々の組み合わせに結合されてもよい。以下の規則のうちのいくつかは、ＭＳ固有である。以下の規則のうちのいくつかは、いくつかの地点において、アクセスノードによって、ＭＳに伝送される。伝送された規則は、システム情報メッセージまたはシステム情報ブロック等のブロードキャスト信号伝達において伝送されてもよく、あるいはパケット測定命令等の２地点間メッセージによって伝送されてもよい。しかしながら、伝送、受信、または格納されるても、規則は、必ずしも、静的ではなく、変化し得る。さらに、異なる規則が、あらゆる種々の種類の信号伝達（ブロードキャスト、マルチキャスト、２地点間等）のにおいて、ならびにＯＭＡ ＤＭ（オープンモバイルアライアンスデバイス管理）オブジェクトを介して、またはＮＡＳ信号伝達等を介して、アクセスノードによって、ＭＳに伝送され得る。したがって、オペレータは、任意の時間において、無指向性または指向性検索および再選択のための規則を変更する能力を有してもよい。

規則の実施例は、無指向性または指向性検索を行うための許可が、以前のサービングＥ−ＵＴＲＡＮセルによって信号伝達されてもよいことである場合がある。この場合、ＭＳが以前に常駐していたＥ−ＵＴＲＡＮセルは、ＭＳが制約されるとき、ＭＳが無指向性検索を行うように許可されることを明示的に信号伝達してもよい。Ｅ−ＵＴＲＡＮセルはまた、検索を行う際、ＭＳを補助する（すなわち、指向する）ための１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数を示してもよい。

規則の別の実施例は、無指向性または指向性検索を行うための許可が、ＧＥＲＡＮセルによって信号伝達されてもよいことである。ＭＳが以前に常駐していた、またはＭＳが現在常駐している、リリース８以降のＧＥＲＡＮセルは、ＭＳが無指向性または指向性検索を行うように認可されることを明示的に信号伝達してもよい。本標示は、ＧＥＲＡＮセル内で相互作用するＥ−ＵＴＲＡＮと関連付けられたリリース８以降の機能性を要求しない、標示を含んでもよい。例えば、ＧＥＲＡＮ ＢＳＳ（ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６等）は、実際に存在しないＧＥＲＡＮセルを参照する、セル識別を提供してもよい。本セル識別は、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数に対応することがＭＳに把握されている。したがって、ＭＳが１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮセルの範囲内にあって、ＭＳが無指向性または指向性検索を行ってもよいことをＭＳは把握している。リリース８以降のＧＥＲＡＮ ＢＳＳによって使用されるとき、本標示は、ＭＳに、近傍内のＥ−ＵＴＲＡＮ範囲にあり得るが、ＢＳＳが、情報を伝送するように構成されていない場合と、ＢＳＳが、近傍内にＥ−ＵＴＲＡＮ範囲が存在しないことを明示的に示すように構成される場合とを区別可能にさせてもよい。

規則のさらに別の実施例は、指向性検索を行うための許可が、パケットセルＣＨＡＮＧＥ ＯＲＤＥＲメッセージをＭＳに送信する、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６によって示されてもよいことである。本メッセージは、ＭＳが、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数へのＥ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮのマッピングに関して後述されるように得られたマッッピング情報から、「同等ＥＡＲＦＣＮ」として識別するであろう、実際に存在しないＧＥＲＡＮセルを参照するセル識別（例えば、「Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示」ＡＲＦＣＮ）を示す。無指向性検索を行うための許可の別の実施形態では、実際に存在しないＧＥＲＡＮセルを参照する１つ以上のセルの形態の許可（例えば「Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮ」）は、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数にマッピングにマッピングされない場合があるが、代わりに、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別する、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを再選択する、または両方の無指向性試行を行うための許可を提供してもよい。

規則のさらに別の実施例では、無指向性検索を行うための許可は、ＭＳによって以前に受信された専用優先度に基づいてもよい。例えば、ＭＳは、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数の優先度を含む、専用優先度情報を以前に受信していてもよい。専用優先度情報の実施例は、３ＧＰＰ ＴＳ ４４．０６０バージョン８．４．０の１２．５０項に見出されるであろう。本情報に基づいて、ＭＳは、ＭＳがＥ−ＵＴＲＡＮセルを識別するための試行を許可されているかどうかを判定してもよい。

規則の別の実施例は、無指向性検索を行うための許可が、ＣＳフォールバックプロシージャの使用に基づいてもよいことである。本実施例では、ＭＳは、ＭＳが、ＣＳフォールバックプロシージャによって始動された音声呼または他のＣＳドメインサービスが終了したいずれの場合も、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルの無指向性検索を行う。概して、本規則は、無線アクセス技術（ＲＡＴ）のオリジナル変更が、ＣＳドメインサービスを使用する目的専用であった場合、使用されてもよい。

規則のさらに別の実施例は、無指向性検索を行うための許可が、移動および／またはセル変更に基づいてもよいことである。この場合、ＭＳは、ＭＳがＥ−ＵＴＲＡＮセルによって最後にサービス提供されてからのセル変更数に基づいて、無指向性検索を行うかどうかを判定する。例えば、ＭＳは、現在、ＭＳがＥ−ＵＴＲＡＮサービスから最初に離れたときにＭＳにサービス提供した同一セルによってサービス提供されている場合のみ、無指向性検索を行ってもよい。代替として、ＭＳは、ＭＳがＥ−ＵＴＲＡＮサービスを最初に離れたときと同一場所エリアまたはルーティングエリア内に、ＭＳが残っている場合のみ、無指向性検索を行ってもよい。代替として、ＭＳは、ＭＳがＥ−ＵＴＲＡＮサービスを最初に離れたときと同一ＰＬＭＮ内に、ＭＳが残っている場合のみ、無指向性検索を行ってもよい。代替として、ＭＳは、ＭＳがＥ−ＵＴＲＡＮサービスを離れてから、所定の（または、より少ない）ＧＥＲＡＮセル数を移動した場合のみ、無指向性検索を行ってもよい。

規則のさらに別の実施例では、無指向性検索を行うための許可は、ＮＡＳ信号伝達に基づいてもよい。ネットワークは、ＭＳが、非アクセス階層（ＮＡＳ）信号伝達によって、無指向性検索を行ってもよいかどうか通信する。ＮＡＳ信号伝達は、図６に関連して詳述される。例えば、ルーティングエリア更新（ＲＡＵ）プロシージャ、追跡エリア更新（ＴＡＵ）プロシージャ、組み合わせ接続プロシージャ、またはいくつかの他のＮＡＳの使用の際、ＣＮは、ＭＳに無指向性検索を行うことを許可する、付加的データをＭＳに提供してもよい。

規則の付加的実施例は、無指向性検索を行うための許可を行うための許可が、プロビジョニングの際または無線更新の際に提供されてもよいことである。本実施形態では、無指向性検索を行うための許可は、ＵＳＩＭ、ＳＩＭ、またはＭＳのいくつかの他のメモリのいずれかにおいて、ＭＳ内に格納される。本許可は、オペレータによって、プロビジョニングの際に設定されてもよく、または無線（ＯＴＡ）更新を介して、ＭＳに通信されてもよい。許可がアクティブとなると、ＭＳは、続いて、無指向性検索を行うための許可を有する。

さらに別の実施形態では、無指向性検索を行うための許可は、ユーザ選好によって定義されてもよく、またはユーザ始動であってもよい。この場合、ＭＳは、ユーザによる１つ以上の入力に基づいて、無指向性検索を行うかどうかを判定する。無指向性検索を行うためのユーザ定義規則または複数の規則は、時間、地理的場所、オペレータ入力、使用用途、他の要因、またはそれらの組み合わせに従って、さらに精緻化可能である。

別の実施形態では、無指向性検索を行うための許可は、Ｅ−ＵＴＲＡＮにおける音声サービス可用性に基づいてもよい。この場合、ＭＳは、ＥＰＳにおいて組み合わせ接続プロシージャを行うための以前の試行の成功または失敗を考慮してもよい。例えば、ＭＳは、ＭＳが、ＥＰＳにおける組み合わせ接続プロシージャ（ＣＳフォールバックプロシージャの必須条件である）を行うためのその直近の試行に失敗している場合、無指向性検索を行わなくてもよい。一方、ＭＳは、直近の組み合わせ接続プロシージャが成功している場合、無指向性検索を行なってもよい。

さらに別の実施形態では、無指向性検索を行うための許可は、ＩＭＳ／ＣＳＦＢ選好および／またはＭＳおよび／またはネットワーク内のこれらの特徴のサポートに基づいてもよい。この場合、ＭＳは、音声サービスを始動するためのその能力および／または選好を考慮する一方、ＩＭＳを使用して、および／またはＣＳＦＢ（ＣＳフォールバック）によって、Ｅ−ＵＴＲＡＮネットワークによりサービス提供される。例えば、ＣＳＦＢによる音声通信の始動を選好する、またはそれが可能である、ＭＳは、ＧＥＲＡＮまたは他の非Ｅ−ＵＴＲＡＮセル上に常駐したままであることを選好してもよい。この場合、ＭＳは、無指向性検索を行なわなくてもよい。代替として、ＩＭＳ音声通信可能なＭＳは、無指向性検索を行なってもよい。

いくつかの配慮点が、無指向性検索を行なう際に考慮されるべきである。ある実施形態では、３ＧＰＰ ＴＳ ３６．１０１における動作Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数分割双方向（ＦＤＤ）帯域の数は、約２０であって、ＭＳは、多重動作Ｅ−ＵＴＲＡ帯域をサポートし得るため、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数を識別するための無制限の無指向性試行は、ＭＳバッテリ寿命に影響を及ぼし、セル選択または再選択時間を増加させ得る。ＰＬＭＮ内では、固定数の動作Ｅ−ＵＴＲＡＮ帯域が存在し得、またはＴＡのリストに対応するあるエリア内では、利用可能なＥ−ＵＴＲＡＮ周波数の数は、限定される。したがって、Ｅ−ＵＴＲＡＮから離れるサービングセルの変更が、ネットワークによって指向される場合、検索するための周波数は、例えば、サービングセルが変更する前に、ＭＳにサービス提供されたＥ−ＵＴＲＡＮセルから伝送された対応する移動コマンドまたはシステム情報によって示されるものに限定されてもよい。例えば、ＭｏｂｉｌｉｔｙｆｒｏｍＥＵＴＲＡＮコマンドメッセージは、一式のＥ−ＵＴＲＡ周波数を含むように拡張可能である。ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別するように試行するために、それらを格納し、使用する。ＭＳは、無指向性または指向性検索のために、システム情報ブロック型５内で受信された格納されたＥ−ＵＴＲＡＮ周波数を使用してもよい。ＭＳは、無指向性または指向性検索のために、ＲＲＣ接続解除メッセージによって示される、既存のＩｄｌｅＭｏｄｅＭｏｂｉｌｉｔｙＣｏｔｒｏｌＩｎｆｏ ＩＥ（情報要素）内にＥ−ＵＴＲＡ周波数を格納し、使用してもよい。

ＣＳＦＢプロシージャの特定の場合において、いくつかのＣＳＦＢ状況では、オリジナルＣＳＦＢ呼の終了直後、コールバックが存在してもよい。Ｅ−ＵＴＲＡＮとＣＳサポートＲＡＴとの間を高速で入れ替えるのを回避するために、タイマが、ＭＳによって開始されてもよい（ネットワークによって示されるかどうかは、任意である）。タイマは、ＣＳＦＢ呼の完了に応じて開始する。ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに対して無指向性または指向性検索および／または再選択を行なう前に、タイマが切れるのを待機してもよい。

付加的実施形態では、無指向性または指向性検索を行なうための許可は、経時的に、更新または変更されてもよい。更新された許可は、ＭＳが無指向性または指向性検索を行なうかどうかおよび／またはその方法を変更してもよい。無指向性または指向性検索を行なうための許可は、ブロードキャスト、マルチキャスト、または２地点間信号伝達メッセージ等であるが、それらに限定されない、任意の形態のメッセージとして、ネットワークからＭＳに変更されてもよく、無線でブロードキャストされるＯＭＡ（オープンモバイルアライアンス）ＤＭ（デバイス管理）オブジェクトを介して、あるいはオペレータによる他の無線または手動プロビジョニング更新を介して、更新されてもよい。したがって、ネットワーク構成が変更するのに伴って、オペレータは、ＭＳ内の無指向性または指向性検索を有効または無効化する、あるいは別様に、ＭＳが無指向性または指向性検索を行なう方法を修正もしくは更新してもよい。無指向性または指向性検索を行なうための許可は、対応するＥ−ＵＴＲＡＮまたはＧＥＲＡＮから、専用として信号伝達されてもよい。無指向性または指向性検索を行なうための許可は、周期的に更新されてもよい。

また、実施形態は、第３のＲＡＴのセルの第１の識別特性の形態として、無指向性検索（または、後述のような選択）を行なうための許可を受信することを想定する。第３のＲＡＴは、ＧＥＲＡＮであってもよい。第１の識別特性は、第１のＲＡＴ（Ｅ−ＵＴＲＡＮであってもよい）のセルによって使用される、第２の識別特性と関連付けられる。本実施形態は、ＭＳがＵＴＲＡＮ範囲上にあって、ＵＴＲＡＮアクセスノードが、そのＧＥＲＡＮ ＮＣＬにおいて、Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮを送信する場合を説明する。そのＧＥＲＡＮ ＮＣＬにおいて、Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮを伴うＧＥＲＡＮセル上のＭＳの場合は、第３のＲＡＴ（ＵＴＲＡＮ等）が第２のＲＡＴ（ＧＥＲＡＮ等）と同一であることを条件として説明されてもよい。

再選択を行なうための許可：
上述の実施形態は、ＭＳが無指向性または指向性検索を行なうための例証的規則および方針を提供する。しかしながら、加えて、ＭＳが制約されている間に発見されたＥ−ＵＴＲＡＮセルの測定を報告し、および／またはＥ−ＵＴＲＡＮセルに対して再選択を行なうかどうかの判定に、ＭＡが基づく、規則または方針が提供されてもよい。Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを再選択するための許可は、無指向性または指向性検索を行なうためのＭＳへの許可と同一である、またはそれと独立している、あるいはそれらの組み合わせであってもよい。２種類の許可のための信号伝達は、同一または異なる信号伝達規則、あるいはそれらの組み合わせを使用してもよい。いずれの種類の許可も、変更されてもよく、または経時的に変化してもよく、あるいは静的であってもよい。

ネットワークによって伝送される標示または規則を指す、実施形態の場合、そのような規則は、１つ以上の付加的基準が有用である、または要求されることを示してもよい。例えば、無指向性または指向性検索のための上述の例示的規則の組み合わせに関して、以前のサービングセルは、同一中心周波数を伴ういずれかのうち最良である（例えば、最強受信信号強度を有する）ときかつそのときに限り、再選択がそのセルに対して許可されていることを示す場合がある。ＭＳがＥ−ＵＴＲＡＮセルに対して自立的再選択を行なうことが可能である実施形態の場合、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ範囲内にある間、以前に測定または格納された周波数に基づいて、または直近で観察または使用されたＥ−ＵＴＲＡＮセルの終発を検索することによって、１つ以上の周波数上で動作するＥ−ＵＴＲＡＮセルを識別するための無指向性試行を行なってもよい。

ある実施形態では、ＭＳは、無指向性または指向性検索を行なうかどうかの判定に関して、上述の例示的規則のうちの１つ以上に基づいて、再選択を行なってもよい。これらの規則の組み合わせは、無指向性または指向性検索を行なうかどうかを判定するために使用されるものと同一であっても、またはそうでなくてもよい。加えて、それぞれの示される許可は、同一であっても、またはそうでなくてもよい。それでもなお、類似規則が、セル再選択を行なうために、単独で、または組み合わせて、使用されてもよい。

別の実施形態では、セル再選択を行なうための許可は、検出されたＥ−ＵＴＲＡＮセルによって、またはオリジナルのＥ−ＵＴＲＡＮセルによって、提供されてもよい。例えば、フラグ、ビットトークン、または他のインジケータが、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルにおいて提供されるブロードキャスト情報内に設定されてもよい。本フラグ、ビットトークン、または他のインジケータは、対応するＥ−ＵＴＲＡＮセルを再選択するための許可を有することをＭＳに示す。別の実施形態では、フラグ／ビットトークン／インジケータは、ＭＳに２地点間（無線）信号伝達されてもよい。

３ＧＰＰ ＴＳ ３６．３３１では、Ｅ−ＵＴＲＡＮからの移動は、５．４．３節に説明される。移動プロシージャは、ハンドオーバおよびセル変更命令（ＣＣＯ）の両方を網羅する。ハンドオーバの場合、ＭｏｂｉｌｉｔｙＦｒｏｍＥＵＴＲＡＣｏｍｍａｎｄメッセージは、標的セル内のＭＳに配分された無線リソースを含む。ＣＣＯは、ＧＥＲＡＮのためのみに使用される。ＭｏｂｉｌｉｔｙＦｒｏｍＥＵＴＲＡＣｏｍｍａｎｄメッセージは、標的セルのためのシステム情報を含んでもよい。ＭＳのために、Ｅ−ＵＴＲＡＮへの自立的セル再選択のサポートを示すために、新しいパラメータが、ＭｏｂｉｌｉｔｙＦｒｏｍＥＵＴＲＡＣｏｍｍａｎｄメッセージ内に導入されてもよい。本パラメータは、ＧＥＲＡＮにおけるＣＳＦＢセッション終了後、ＭＳに、Ｅ−ＵＴＲＡＮに対してセル再選択を行なうことを可能にしてもよい。したがって、ＭｏｂｉｌｉｔｙＦｒｏｍＥＵＴＲＡＣｏｍｍａｎｄは、Ｅ−ＵＴＲＡＮから別のＲＡＴ（３ＧＰＰまたは非３ＧＰＰ）へのハンドオーバまたはセル変更を命令するために使用されてもよい。本コマンドでは、例えば、“Ａｕｔｏ−ＲｅｓｅｌｅｃｔＡｌｌｏｗｅｄ”， ＥＮＵＭＥＲＡＴＥＤ（ｔｒｕｅ， ｆｒｏｍＴｇｔＣｅｌｌＯｎｌｙ，ｆａｌｓｅ）ＯＰＴＩＯＮ -ｎｅｅｄ ＯＰの形態におけるメッセージシーケンスの一部として、フィールドが、追加されてもよい。「Ａｕｔｏ−ＲｅｓｅｌｅｃｔＡｌｌｏｗｅｄ」は、標的ＲＡＴにおける音声／ＣＳセッションが完了するとき、ＭＳが、Ｅ−ＵＴＲＡＮへと自立的に再選択されることを許可されるかどうかを示す。Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストは、（そのときの）サービングセルのシステム情報内に含まれる、またはそのセル内の移動局に伝送される必要はない。「Ａｕｔｏ−ＲｅｓｅｌｅｃｔＡｌｌｏｗｅｄ」が、真の場合、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに対して再選択を行なってもよい。「Ａｕｔｏ−ＲｅｓｅｌｅｃｔＡｌｌｏｗｅｄ」が、ｆｒｏｍＴｇｔＣｅｌｌＯｎｌｙの場合、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮプロシージャから移動を完了してから、ＭＳがサービングセルを変更した場合のみ、再選択を行なってもよい。「Ａｕｔｏ−ＲｅｓｅｌｅｃｔＡｌｌｏｗｅｄ」が、偽の場合、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに対して再選択を行なわなくてもよい。

さらに別の実施形態では、セル再選択を行なうための許可は、指定されたパラメータを使用して、既存のセル再選択規則によって提供されてもよい。Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに対する再選択のための既存の再選択規則は、種々のパラメータの知識を要求してもよく（３ＧＰＰ ＴＳ ４５．００８バージョン８．２．０の６．６．６項参照）、そのうちのいくつかは、本目的のためにアップグレードおよび構成されたサービングＧＥＲＡＮセルからのみ得られてもよい。本実施形態では、ＭＳは、利用可能な場合、これらのパラメータを使用して、またはパラメータがサービングセルによって伝送されない場合、いくつかの規定のパラメータを使用して、セル再選択を行なう。ハンドオーバまたはセル変更命令によって等、Ｅ−ＵＴＲＡＮからのセル変更が制御される場合、これらのパラメータは、移動コマンドにおいて、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルによって提供されてもよい。この場合、移動コマンドはまた、ＭＳが、所望のパラメータを伝送しないＧＥＲＡＮセルによってサービス提供される場合、優先度ベースの再選択アルゴリズムを実行させるパラメータを含み得る。例えば、ＭｏｂｉｌｉｔｙＦｒｏｍＥＵＴＲＡＮＣｏｍｍａｎｄは、一式のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数と、可能性として、指向性検索のためのそれらの優先度を含んでもよい。ＭＳは、その品質が、ＧＥＲＡＮまたはＵＴＲＡＮセル内の音声／ＣＳセッションが完了するとき、規定値またはＥ−ＵＴＲＡＮセルによって示される値より優れている周波数上のＥ−ＵＴＲＡＮセルを検索し、常駐する。

さらに別の実施形態では、セル再選択を行なうための許可は、いくつかの他の機構またはプロセスによって提供されてもよい。例えば、ＭＳは、ＭＳが常駐していた直近のＥ−ＵＴＲＡＮセルのみを選択してもよい。ＭＳはまた、直近に常駐していたＥ−ＵＴＲＡＮセルによって使用されたいたものと同一周波数で動作する、セルを選択してもよい。他の技法も、同様に使用され得る。

ＭＳに、オリジナルＥ−ＵＴＲＡＮセルからの標示に基づいて、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別し、再選択させることは、以下のように実装されてもよい。ＣＳフォールバックプロシージャに続いて、専用モードまたは二重転送モードを離れた後、ＭＳは、ＭｏｂｉｌｉｔｙｆｒｏｍＥＵＴＲＡＣｏｍｍａｎｄメッセージ内に含まれるＡｕｔｏ−ＲｅｓｅｌｅｃｔＡｌｌｏｗｅｄ ＩＥに従って、許容される場合、（３ＧＰＰ ＴＳ ３６．３３１参照）Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別し、（識別される場合）再選択するよう試行してもよい。ＭＳは、専用モードを離れた後の数秒等の第１の時間内、または呼が緊急呼だった場合の数秒等の第２の時間内に、そのような再選択を行なわなくてもよい。したがって、ある実施形態では、ＭＳは、第１のＲＡＴのセルに対して再選択する前に、第１の時間だけ遅延するように構成されてもよく、第１の時間は、終了された第２のＲＡＴに基づくサービスの種類に依存してもよい。

別の実施例では、Ｅ−ＵＴＲＡＮ測定パラメータ構造がＳＩ２クォータメッセージまたは測定情報メッセージの任意のインスタンスにおいて受信されず、以下のうちの１つ以上が該当する場合、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別し、（識別される場合）そのセルを再選択するよう試行してもよい。１）システム情報タイプ２クォータメッセージ内で伝送されるＥ−ＵＴＲＡＮ構成状態フィールドが、Ｅ−ＵＴＲＡＮ測定パラメータ構造の不在が、必ずしも、近傍Ｅ−ＵＴＲＡＮセルの不在を示すわけではないことを示す（既知の技術では、そのような標示は、存在しない。本側面は、実施形態の一部である）。２）ＧＳＭ（登録商標）近傍セルリスト内の１つ以上のＡＲＦＣＮが、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数（ＥＡＲＦＣＮ）に対応する。３）ＧＳＭ（登録商標）近傍セルリスト内の１つ以上のＡＲＦＣＮが、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを検索し、（識別される場合）再選択するためのい許可を明示的に授与する。または、４）［非ＣＳＦＢの場合］現在のサービングセルの前の直近のサービングセルが、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルであって、そのセル内で伝送されたシステム情報［または他の２地点間情報］が、そのような再選択が許可されることを示す。

ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ構成状態フィールドを受信してもよい。本フィールドは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストの構成状態を示す。例えば、「１」に設定される場合、本フィールドは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ測定パラメータ構造の不在が、近傍Ｅ−ＵＴＲＡＮセルの不在を指すことを示す。「０」に設定される場合、Ｅ−ＵＴＲＡＮ測定パラメータ構造の不在は、必ずしも、近傍Ｅ−ＵＴＲＡＮセルの不在を示さない。

ＡＲＦＣＮからＥＡＲＦＣＮへのマッピングは、以下の様式で実装されてもよい。Ｅ−ＵＴＲＡＮ ＡＲＦＣＮマッピング記述構造は、ＧＳＭ（登録商標）近傍セルリスト（ＧＳＭ（登録商標）セルのために使用されない）内の特有のＡＲＦＣＮの存在が、ＥＡＲＦＣＮまたはＥ−ＵＴＲＡＮ周波数指数のいずれかによって識別される、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数のうちの１つ以上における近傍セルの存在を指すことを示す。

特定の非限定的実施形態では、以下のコードが、例示的であり得る。

代替として、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数は、１つ以上のＧＳＭ（登録商標） ＡＲＦＣＮの存在によって示されてもよく、そのそれぞれは、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数に対応する。この場合、ＭＳは、測定報告内にＥ−ＵＴＲＡＮパラメータを含まないが、その対応するＧＳＭ（登録商標） ＡＲＦＣＮによって、最強Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルを報告してもよい。そのような場合に使用するための受信した信号強度指標（ＲＳＳＩ）値は、実装特有であってもよい。

近傍セルリスト内のＧＳＭ（登録商標）周波数のリストが、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数（ＥＡＲＦＣＮ）に対応することが知られている、１つ以上の周波数を含む場合、移動局は、それらのＡＲＦＣＮがＥ−ＵＴＲＡＮ周波数に対応するかのように、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストを構築してもよい。Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストは、多重ＲＡＴ ＭＳサポートＥ−ＵＴＲＡＮにのみ適用してもよい。１つ以上のＳＩ２クォータメッセージの１つ以上のインスタンスは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数を提供してもよく、ゼロ以上は、各Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数に対して、物理層セル識別を許可されない。代替として、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数は、１つ以上のＧＳＭ（登録商標） ＡＲＦＣＮの存在によって示されてもよく、そのそれぞれは、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数に対応する。Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数は、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストを定義する。Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストは、最大８周波数、可能性として、それ以上を含有してもよい。ＭＳ挙動は、３ＧＰＰ ＴＳ ４５．００８に定義されるように、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数の数が、ＭＳ監視能力を超える場合、規定されない。

図２は、本開示のある実施形態による、無線通信システムを例証する、略図である。図２および図１に共通の参照番号は、実質的に類似オブジェクトを指す。例えば、図２は、ＭＳ１００が、可能性として、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル１０４およびＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル１０８の両方と通信状態にあるように示されている点において、図１に類似する。

上述のように、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮの受信に応じて、無指向性または指向性検索および／または再選択を行なうためのその決定に基づいてもよい。次に、本プロシージャの詳細が、提供される。本実施形態では、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル内にあるが、ＭＳは、有効であるが、非Ｅ−ＵＴＲＡＮネットワーク（例えば、ＧＥＲＡＮまたはＵＴＲＡＮネットワーク）内で使用されていない１つ以上の識別子を含む。識別子は、現在のＥ−ＵＴＲＡＮセルおよび可能性として１つ以上の他のＥ−ＵＴＲＡＮセルのためのキャリア周波数と関連付けられている、または関連付けることが可能である。ＭＳが、後に、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセルに進入する場合、ＭＳは、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル近傍のセルのための近傍セルリストを含む場合がある。近傍セルリストが、これらのＥ−ＵＴＲＡＮ標示識別子（すなわち、現在のネットワークのための有効識別子であるが、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルと関連付けられている）のうちの１つ以上を含む場合、ＭＳは、それらのＥ−ＵＴＲＡＮセルを識別し、可能性として、再選択するために試行すべきことを把握している。

より具体的には、識別子は、１つ以上のＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセルのための使用されていないブロードキャスト制御チャネル（ＢＣＣＨ）絶対無線周波数チャネル番号（ＡＲＦＣＮ）である場合がある。当業者は、複数のＡＲＦＣＮが、所与の地理的領域内のＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセルを識別するために利用可能である場合があるが、利用可能なＡＲＦＣＮのすべてが、必ずしも、使用されるわけではないことを認識するであろう。ある場合には、ＡＲＦＣＮは、０から１０２３まで番号が付与される場合があり、その場合、ＡＲＦＣＮ ０から８００は、有効であって、ＡＲＦＣＮ ８０１から１０２３は、有効ではない。本明細書で使用されるように、用語「有効であるが、使用されていないＡＲＦＣＮ」とは、８０１から１０２３まで番号が付与されたＡＲＦＣＮ、所与の地理的領域内で現在使用されていない、０から８００まで番号が付与されたＡＲＦＣＮ、または所与の地理的領域内で現在使用されていない、任意の他のＡＲＦＣＮを指す場合がある。

ある実施形態では、少なくとも１つの有効であるが、使用されていないＡＲＦＣＮは、少なくとも１つのＥ−ＵＴＲＡＮセルのためのキャリア周波数にマッピングされる。そのようなＡＲＦＣＮは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮと称される可能性がある。マッピングを認知しているＭＳは、マッピングされたＡＲＦＣＮがＭＳに提供される近傍セルリスト内に表出すると、マッピングされたキャリア周波数によって、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することを試行可能である。

本実施形態の実施例は、図２に例証されており、そこでは、図１に示されるように、ＭＳ１００、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル１０４、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６、およびＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル１０８が、再び、描写されている。ＭＳ１００が、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル１０４内に存在するとき、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２は、ＭＳ１００に、１つ以上の有効であるが、使用されていないＡＲＦＣＮに関連する情報１１０を提供する。ある場合には、情報１１０は、少なくとも１つの有効であるが、使用されていないＡＲＦＣＮを少なくとも１つのＥ−ＵＴＲＡＮ周波数と関連付ける。他の場合では、情報１１０は、ＭＳ１００がＥ−ＵＴＲＡＮ周波数と関連付け可能である、有効であるが、使用されていないＡＲＦＣＮである。さらに他の場合では、情報１１０は、無指向性検索および可能性として再選択のための一般的許可を示す、有効であるが、使用されていないＡＲＦＣＮである。

例証される実施形態では、情報１１０は、１つ以上のＡＲＦＣＮが、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮセルのためのキャリア周波数と関連付けられる、マップである。マップの各入力２１２は、使用されていないＡＲＦＣＮ２１４をＥ−ＵＴＲＡＮセルのキャリア周波数２１６と結び付ける。２つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮセルは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数２１６のそれを使用してもよく、２つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数２１６は、ＡＲＦＣＮ２１４にマッピングされ得る。別の実施形態では、後述のように、ＭＳ１００にマップを提供するのではなく、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２は、ＭＳ１００に、ＭＳがマップを作成可能な情報を提供する。別の実施形態では、後述のように、ＡＲＦＣＮ２１４は、無指向性または指向性検索および可能性として再選択を行なうための許可を示す。これらの場合のいずれにおいても、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２がＭＳ１００に提供する情報は、本明細書では、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０と称されるであろう。ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０は、後述のように、いくつかの異なる技法のうちの１つを使用して、ＭＳ１００に提供可能である。また、ある場合には、ＭＳ１００は、後の使用のために、少なくとも１つの使用されていないＡＲＦＣＮと少なくとも１つのＥ−ＵＴＲＡＮ周波数との間の関連付けを格納する場合がある。

ある実施形態では、ＭＳ１００が、後に、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６に接続する場合、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６は、ＭＳ１００に、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０内に含まれていたＡＲＦＣＮ２１４のうちの１つ以上を含み得る、近傍セルリスト１２０を送信可能である。標準的動作および維持プロシージャが、近傍セルリスト１２０をＭＳ１００にブロードキャスト可能なように、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６を構成するために使用される場合がある。このように、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノード１０６は、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０内に含まれていたＡＲＦＣＮ２１４のうちの１つ以上をＭＳ１００に提供可能であるために、アップグレードされる必要がなくなるであろう。

ＭＳ１００が、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル１０８を離れようと試行する場合、ＭＳ１００は、近傍セルリスト１２０内のＡＲＦＣＮ入力２２２をＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０内のＡＲＦＣＮ入力２１４と比較可能である。近傍セルリスト１２０内のＡＲＦＣＮ入力２２２のうちの１つ以上が、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０内のＡＲＦＣＮ入力２１４のうちの１つ以上と一致する場合、ＭＳ１００は、それらのＡＲＦＣＮ入力２１４と関連付けられた周波数２１６が、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルのための中心周波数であることを把握する。次いで、ＭＳ１００は、それらのＥ−ＵＴＲＡＮ周波数２１６を使用して、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することを試行可能となる。Ｅ−ＵＴＲＡＮセルが識別される場合、上述の技法は、ＭＳ１００がＥ−ＵＴＲＡＮセルに接続するかどうかを判定するために使用される場合がある。このように、ＭＳ１００は、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル１０８内で制約された状態になった後、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル１０４または別のＥ−ＵＴＲＡＮセルに接続可能である場合がある。本技法は、ＭＳのための上述の技法の代わりに、またはそれに加えて、使用され、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル内に制約された状態となった後、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別し、再選択することを試行する場合がある。

上述のように、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２は、種々の技法を使用して、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０をＭＳ１００に提供する場合がある。ある実施形態では、非アクセス階層（ＮＡＳ）信号伝達は、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０をＭＳ１００に提供するために使用される。すなわち、関連付けは、Ｅ−ＵＴＲＡＮコアネットワーク（また、進化型パケットコアまたはＥＰＣとしても知られている）において、１つ以上のＡＲＦＣＮ２１４と１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数２１６との間で行なわれる。次いで、結果として生じるマップは、ＭＳ１００がＥＰＣに接続すると、ＭＳ１００に与えられ得る。そのようなＮＡＳ信号伝達は、ＭＳ１００が１つのセルから別のセルに移動するとき、および／または周期的間隔において、生じてもよい。このように、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０は、コアネットワーク要素に最小アップグレードのみ行なうことによって、ＭＳ１００に提供され得る。修正は、アクセスノードに対して必要とされないであろう。

他の実施形態では、アクセス階層（ＡＳ）信号伝達は、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０をＭＳ１００に提供するために使用される。これらの場合、アクセスノードは、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０を無線でＭＳ１００に伝送する。一実施形態では、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２は、そのシステム情報内でＡＲＦＣＮ２１４をブロードキャストする。ＭＳ１００が、ブロードキャストを受信すると、ＭＳ１００は、ＡＲＦＣＮ２１４を現在のセル１０４のＥ−ＵＴＲＡ ＡＲＦＣＮ（ＥＡＲＦＣＮ）と関連付ける。ＭＳ１００は、ＭＳ１００がＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル内に制約された状態になる場合、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数が後に使用可能となるように、ＡＲＦＣＮとＥ−ＵＴＲＡＮ周波数との間の関連付けを格納する場合がある。

代替として、Ｅ−ＵＴＲＡＮアクセスノード１０２は、ＡＲＦＣＮ２１４のリストおよび関連付けられたＥ−ＵＴＲＡＮ周波数２１６のリストをブロードキャスト、マルチキャスト、または２地点間伝送する。Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに対する再選択のための最小品質閾値等、他のセル再選択パラメータもまた、伝送され得る。ＭＳ１００は、本情報を受信し、後の使用のために格納し得る。他の実施形態では、高度能力を伴う、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノードは、そのような情報を伝送し得る。

別の実施形態では、単一Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮ２１４は、無指向性検索のための許可または無指向性検索および再選択の両方のための許可を示す場合がある。代替として、１つのＥ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮ２１４は、無指向性検索のための許可を示す場合があり、別のＥ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮ２１４は、再選択のための許可を示す場合がある。

ある実施形態では、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０は、限定された範囲内でのみ有効である場合がある。例えば、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０は、限定された時間の間のみ、または限定された地理的領域内でのみ、有効である場合がある。代替として、または加えて、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０は、あるセル内でのみ有効である場合がある。例えば、マッピングがＮＡＳによって提供された場合、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０は、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０がＭＳ１００に提供されたセル内でのみ適用可能である場合がある。代替として、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０は、ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報１１０がＭＳ１００に提供されたセルを操作する同一オペレータによって動作されるセル内でのみ、情報１１０が受信されたものと同一場所エリア、または追跡エリア、あるいは同一ＰＬＭＮもしくは同等ＰＬＭＮ内でのみ、適用可能である場合がある。

種々の実施形態では、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数２１６にマッピングされるＡＲＦＣＮ２１４は、種々の異なる技法に従って使用され得る。例えば、ＭＳ１００が、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル内にあって、１つ以上の近傍Ｅ−ＵＴＲＡＮセルの品質パラメータを測定すると、ＭＳ１００は、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルと関連付けられたＡＲＦＣＮ２１４を使用して、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノードに、測定が行なわれたＥ−ＵＴＲＡＮセルの中心周波数または複数の周波数を通知し得る。また、ＭＳ１００が、近傍Ｅ−ＵＴＲＡＮセルのうちの１つに移動することを意図すると、ＭＳ１００は、そのＥ−ＵＴＲＡＮセルと関連付けられたＡＲＦＣＮ２１４を使用して、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノードに、ＭＳ１００が移動することを意図するＥ−ＵＴＲＡＮセルの中心周波数または複数の周波数を通知し得る。

加えて、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノードが、ＭＳ１００が使用されていないが、有効であるＡＲＦＣＮ２１４のうちの１つと関連付けられたＥ−ＵＴＲＡＮセルに移動することを意図することを通知されると、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノードは、受信されたＡＲＦＣＮ２１４を使用して、ＭＳ１００が再選択を継続可能なことをＭＳ１００に確認可能である。また、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮアクセスノードは、ＭＳ１００に、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを再選択するうように命令可能であって、ＡＲＦＣＮ２１４を使用して、ＭＳ１００が移動すべきＥ−ＵＴＲＡＮセルのキャリア周波数を識別可能である。

さらに別の実施形態では、Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮ情報１１０は、これがＥ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮであることを認識可能なＭＳによって受信される場合があるが、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに接続不可能である。そのようなＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮ２１４の受信に応じて、ＭＳが、Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮ２１４と関連付けられているＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセルの検索を回避するような論理を含む場合がある。ＡＲＦＣＮは、ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮシステム内で有効であるが、使用されていないため、そのようなＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセルは、存在せず、したがって、ＭＳは、本ＡＲＦＣＮと関連付けられているセルに接続不可能となるであろう。本検索を禁止することは、そうでなければ、ＭＳが、そのようなセルに接続することを試行することによって浪費する場合がある、バッテリおよび処理電力を節約し得る。Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮ／Ｅ−ＵＴＲＡＮ情報マッピング１１０は、ＮＡＳ信号伝達を通して、またはいくつかの他の様式において、そのようなＭＳに供給され得る。

図３は、本開示のある実施形態による、無指向性検索および後続再選択を行なうＭＳのプロセスを例証する、工程図である。図３に示されるプロセスは、図１におけるＭＳ１００、１１０Ａ、または１１０Ｂ等、ＭＳ内に実装されてもよい。図３に示されるプロセスシステム３００は、図１および／または図２に関連して説明されるデバイスおよび方法に従って実装されてもよい。ある実施形態では、図３に示される方法は、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）およびグローバルエボリューション無線アクセスネットワークのための汎用パケット無線サービス／高速データレート（ＧＥＲＡＮ）の両方との通信が有効化されている、ＭＳ内に実装される。

プロセスは、ＭＳがＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル上に制約された状態となったところから開始する（ブロック３００）。ＭＳは、無指向性または指向性試行を行うための許可を受信し、Ｅ−ＵＴＲＡＮを識別し、Ｅ−ＵＴＲＡＮを識別することを試行する（ブロック３０２）。ある実施形態では、許可は、ＭＳがＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセル上に制約された状態となる前に受信される。別の実施形態では、許可の受信は、デバイスがライブネットワーク内で使用される前に、ネットワークオペレータによって、デバイスに供給される許可を含む。別の実施形態では、許可の受信は、デバイス製造時または任意の他の時間において、デバイスのメモリ内に格納され、メモリから読み出され、任意の時間において、ＭＳによって使用される、許可を含む。用語「許可の受信」とは、制約された状態となる前に、このようにＭＳが受信する許可を含む。続いて、ＭＳは、（許可に応じて）１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮセルであり得る、Ｅ−ＵＴＲＡＮを識別するための無指向性または指向性試行を開始してもよい（ブロック３０４）。

随意に、無指向性検索を行なう前に、ＭＳは、ＭＳが制約された状態になる原因である、回線交換式（ＣＳ）フォールバックサービスを行なう。この場合、無指向性検索は、ＣＳフォールバックサービスの終了に応答する。

随意に、許可は、以前のサービングＥ−ＵＴＲＡＮセルから受信される。随意に、許可は、ＧＥＲＡＮまたはＵＴＲＡＮセルから受信される。

別の実施形態では、許可は、標示Ｅ−ＵＴＲＡＮ ＡＲＦＣＮの形態として受信される。この場合、標示Ｅ−ＵＴＲＡＮ ＡＲＦＣＮは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ絶対無線周波数チャネル番号（ＥＡＲＦＣＮ）としてのマッピングを介して識別される。別の実施形態では、許可は、標示Ｅ−ＵＴＲＡＮ ＡＲＦＣＮの形態として受信されるが、本ＡＲＦＣＮは、Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数にマッピングせず、むしろ、一般的インジケータである。

再選択を行なうための許可は、ＭＳによって以前に受信された専用優先度に基づいてもよい。許可は、ＭＳが制約された状態となる前に、加入者識別モジュール（ＳＩＭ）およびＭＳのメモリのうちの少なくとも１つに格納されてもよい。

別の実施形態では、許可は、移動度変化およびセル変更のうちの少なくとも１つに基づいてもよい。この場合、許可は、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルによって最後にサービス提供されてからのセル変更数に基づいてもよい。代替として、許可は、ＭＳがＥ−ＵＴＲＡＮサービスを最初に離れたときと同一場所エリアまたはルーティングエリア内にあるＭＳに基づく。代替として、許可は、例えば、ＭＳ内の場所情報（例えば、ＧＰＳを使用して得られ得るように）によって判定される絶対場所または移動速度情報であるが、それらに限定されない、他の移動要因に基づいてもよい。

さらに別の実施形態では、許可は、非アクセス階層（ＮＡＳ）信号伝達によって通信される。許可は、ユーザ入力から受信されてもよい。許可は、ＭＳが進化型パケットシステム（ＥＰＳ）において直近の組み合わせ接続プロシージャ成功に応答して、受信されてもよい。許可は、ＭＳがインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）音声サービス可能であることに応答して受信されてもよい。

図３に戻ると、随意に、ＭＳは、第２のセル再選択または識別されたＥ−ＵＴＲＡＮセルに対する再選択を行なうための許可を受信してもよい（ブロック３０６）。プロセスは、その後、終了する。用語「第２の許可の受信」とは、ＭＳが制約された状態となる前に、このように許可を受信することを含む。実際、第２の許可は、第１の許可が受信され得るような方法のいずれかにおいて受信されてもよい。第２の許可は、標的Ｅ−ＵＴＲＡＮセルから受信されてもよい。第２の許可は、ブロードキャスト情報内に設定される、フラグ、ビットトークン、または他のインジケータであってもよい。代替として、フラグ／ビットトークン／インジケータは、ＭＳに２地点間信号伝達されてもよい。第２の許可は、第１の許可と同一であってもよい。第２の許可は、ＭＳ内に格納される再選択規則であってもよい。第２の許可は、ＭＳが常駐していた直近のＥ−ＵＴＲＡＮセルのみをＭＳが選択し得るようなものであってもよい。ある実施形態では、ＭＳは、第２の許可をメモリ内に格納してもよい。ある実施形態では、許可は、再選択後に受信されてもよく、すなわち、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルに対する再選択を試行する必要があって、次いで、再選択されたセルから、そこに常駐するための許可を有するかどうかを把握するであろう。ある実施形態では、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルまたは複数のセルを測定するための第３の許可（独立している、または第２の許可の一部、あるいは第１の許可の一部であってもよい）を受信してもよい。第３の許可は、ＭＳに、Ｅ−ＵＴＲＡＮおよび／またはＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮを測定し、次いで、これらの測定を報告させる。

図４は、本開示のある実施形態による、ＧＥＲＡＮセル内にある間、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数を検索するためのＭＳ許可を付与するための方法を例証する、工程図である。図４に示されるプロセス４００は、図１におけるＭＳ１００、１１０Ａ、または１１０Ｂ等のＭＳ内に実装されてもよい。図４に示されるプロセスは、図２に関連して説明されるデバイスおよび方法に従って実装されてもよい。ある実施形態では、図４に示される方法は、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）およびＧＳＭ（登録商標）／ＥＤＧＥ無線アクセスネットワーク（ＧＥＲＡＮ）の両方との通信が有効化されたＭＳ内に実装される。

ある実施形態では、プロセスは、第２のＲＡＴのセルによってサービス提供される間、第１のＲＡＴのセルを識別可能な移動局内で生じる。プロセスは、移動局が第２のＲＡＴの近傍セルのリストを受信することから開始し、リストは、第１のＲＡＴの少なくとも１つのセルと関連付けられた少なくとも１つの識別特性を含有する（ブロック４１０）。次いで、移動局は、少なくとも１つの識別特性と関連付けられた第１のＲＡＴのセルを識別する（ブロック４２０）。プロセスは、その後、終了する。

本明細書に説明される実施形態は、ＧＥＲＡＮ、ＵＴＲＡＮ、およびＥ−ＵＴＲＡＮネットワークのために提案される。しかしながら、実施形態は、移動プロシージャ、近傍セルリスト、または他の特徴における非対称性が、ＭＳが制約された状態を引き起こす、無線アクセス技術の任意の組み合わせに同等に適用可能である。したがって、実施形態は、ＭＳが、第１のネットワーク型内に制約され、第２のネットワーク型に接続することを所望する、任意の状況に適用される。

図５は、ある実施形態による、ＧＥＲＡＮセル内にある間、１つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数を検索するためのＭＳ許可を付与するための方法を例証する、工程図である。図５に示されるプロセスは、図１におけるＭＳ１００、１１０Ａ、または１１０Ｂ等のＭＳ内に実装されてもよい。図５に示されるプロセス５００は、図２に関連して説明されるデバイスおよび方法に従って実装されてもよい。ある実施形態では、図５に示される方法は、Ｅ−ＵＴＲＡＮおよびＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮの両方との通信が有効化されたＭＳ内に実装される。

プロセスは、ブロック５７０から開始し、そこで、ＭＳは、ＭＳが、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別する、Ｅ−ＵＴＲＡＮを測定し、報告する、および／またはＥ−ＵＴＲＡＮセルに対して再選択するように試行するための許可を有することを示す、Ｅ−ＵＴＲＡＮ標示ＡＲＦＣＮを含む。ブロック５８０では、付与された許可に基づいて、ＭＳは、少なくとも１つのＥ−ＵＴＲＡＮセルを識別し、測定ならびに報告し、および／または再選択するように試行する。

図６は、本開示のある実施形態による、無線アクセスネットワークを介して、コアネットワークと通信するＭＳを例証する、ブロック図である。ある例証的実施形態では、図１のＭＳ１００またはＭＳ１１０Ａ／Ｂであり得る、ＭＳ６００は、ＣＮ６０２との接続を確立することを試行する。そのような試行は、ＭＳが接続試行を開始するため、モバイル発信呼またはＭＯと称される可能性がある。しかしながら、以下のプロセスはまた、ＣＮ６０２が接続試行を開始する、モバイル着信（ＭＴ）呼にも適用可能である。

接続試行を開始するために、ＭＳＮＡＳ６０４は、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）６０８を介して、要求メッセージ、例えば、ＳＥＲＶＩＣＥ ＲＥＱＵＥＳＴまたはＥＸＴＥＮＤＥＤ ＳＥＲＶＩＣＥ ＲＥＱＵＥＳＴをＣＮ ＮＡＳ６０６に送信する。ＭＳＮＡＳ６０４は、要求を開始し、ＭＳ６００内において、ＭＳアクセス階層（ＡＳ）６１０に要求を伝送する。順に、ＡＳ６１０は、矢印６１２によって示されるような無線波等の物理層を介して、ＲＡＮ６０８に伝送する。

ＲＡＮ ＡＳ６１４は、要求を受信し、予備リソースをＭＳ６００に配分し、次いで、要求をＲＡＮ６０８の協働機能６１６に通信する。協働機能は、他の要求ならびに他の機能に対して、要求を管理するステップを含んでもよい。協働機能６１６はまた、ＲＡＮ６０８とＣＮ６０２との間の通信を制御する、ＣＮ／ＲＡＮコントローラ６１８と通信する。ＲＡＮ６０８とＣＮ６０２との間の要求の実際の通信は、例えば、矢印６２０によって示されるように、ワイヤまたはケーブルであってもよい、物理層に沿って伝送される。物理層６２０はまた、無線バックホールとして実装可能である。

ＣＮ６０２内では、ＣＮ／ＲＡＮコントローラ６２２は、要求を受信し、ＣＮ ＮＡＳ６０６に要求を伝送する。次いで、ＣＮ ＮＡＳ６０６は、要求内のデータをデコードし、その無線通信のために、付加的または必要モバイルリソースをＭＳ６００に配分するための適切な措置を講じる。ＣＮ ＮＡＳ６０６は、上述のプロセスに類似するが、他の方向である様式において、ＲＡＮ６０８を介して、そのような情報をＭＳ６００に伝送する。

別の実施形態では、ＣＭは、ＭＴ（モバイル着信）呼を開始する。上述のプロセスは、上述のものに類似するプロセスにおいて、ＣＮ ＮＡＳ６０６からＭＳＮＡＳ６０４に生じる。

図１および図６の文脈内において、ＣＳＦＢ（回線交換式フォールバック）プロシージャが、理解され得る。ＥＰＳにおけるＣＳフォールバックは、ＭＳがＥ−ＵＴＲＡＮネットワークによって最初にサービス提供されたときのＣＳインフラストラクチャを有するネットワークを再使用することによって、音声および他のＣＳドメインサービスを有効化する。ＣＳインフラストラクチャを有するネットワークの実施例として、ＧＥＲＡＮおよびＵＴＲＡＮネットワークが挙げられる。したがって、Ｅ−ＵＴＲＡＮネットワークに接続されたＣＳＦＢ有効化ＭＳは、ＧＥＲＡＮまたはＵＴＲＡＮネットワークを使用して、１つ以上のＣＳドメインサービスを確立してもよい。ＣＳフォールバックは、Ｅ−ＵＴＲＡＮおよびＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮ ＲＡＮの範囲が重複する場合に使用される。

ＣＳＦＢ可能ＭＳはまた、ＥＰＳ／ＩＭＳＩ接続、更新、および切断機能のための組み合わせプロシージャをサポートする。これらのプロシージャによって、端末は、Ｅ−ＵＴＲＡＮネットワークを使用して提供されたパケット切替式ドメインサービスのためのＭＭＥと、ＭＳがそれらのそれぞれに同時に登録されるという事実に基づいて、それらの間の関連付けを生成するためのＭＳＣおよびＭＭＥとの両方に登録可能となる。

ＣＳＦＢ呼は、概して、２種類に分類される。すなわち、モバイル発信（ＭＯ）呼およびモバイル着信（ＭＴ）呼である。第１の種類のＣＳＦＢ呼は、モバイル発信呼であって、ＭＳが、ＣＳＦＢ呼を開始する。ＭＯ呼の場合、ＭＳがＥ−ＵＴＲＡＮ内にあって、ＣＳＦＢ呼を架けるまたはＣＳサービスを使用することを所望すると、ＭＳは、ＣＳＦＢインジケータとともに、拡張サービス要求をＭＭＥに送信する。ＭＳは、ＭＳがＣＳドメインに接続されており、以前にＭＳＣに登録されている場合、本要求のみ伝送してもよい。

ＭＭＥは、ＭＳがＵＴＲＡＮ／ＧＥＲＡＮに移動されるべきことを示すメッセージをｅＮＢに送信する。本時点では、ｅＮＢは、随意に、ＭＳから測定報告を請求し、ＧＥＲＡＮまたはＵＴＲＡＮ内の標的セルを判定してもよい。ＧＥＲＡＮにおけるパケット切替式ハンドオーバがサポートされる場合、ｅＮＢは、ハンドオーバ要求メッセージをＭＭＥに送信することによって、パケット切替式ハンドオーバをＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮ近傍セルに対してトリガする。次いで、Ｅ−ＵＴＲＡＮからＵＴＲＡＮまたはＧＥＲＡＮへのＲＡＴ間ハンドオーバが、３ＧＰＰ ＴＳ ２３．４０１に規定されるように開始する。本ハンドオーバの一部として、ＭＳは、Ｅ−ＵＴＲＡＮコマンドからＨＯを受信し、標的ＲＡＴにおいて、セルに接続するよう試みる。本コマンドは、ハンドオーバがＣＳＦＢ要求によってトリガされることをＵＥに伝える、ＣＳＦＢインジケータを含有してもよい。

代替として（例えば、ＰＳハンドオーバが、ＧＥＲＡＮ内でサポートされていない場合）、ｅＮＢは、ＲＲＣメッセージをＭＳに送信することによって、随意に、ＮＡＣＣとともに、ＲＡＴ間セル変更命令をＧＥＲＡＮセルに対してトリガする。ＲＡＴ間セル変更命令は、セル変更命令がＣＳＦＢ要求によってトリガされることをＭＳに示す、ＣＳＦＢインジケータを含有してもよい。ＲＡＴ間セル変更命令がＣＳＦＢインジケータを含有し、ＭＳが標的ＲＡＴへの接続の確立に失敗する場合、ＭＳは、ＣＳＦＢプロシージャが失敗したとみなす。サービス要求プロシージャは、セル変更命令プロシージャが成功裡に完了したとき、成功したとみなされる。

ＧＥＲＡＮ Ａ／Ｇｂモードでは、ＭＳは、３ＧＰＰ ＴＳ ４４．０１８に規定されるプロシージャを使用することによって、無線中継接続を確立した。ＭＳは、専用チャネルを要求し、割り当てられる。ＣＳリソースが、ＧＥＲＡＮセル内で配分され、主要信号伝達リンクが、３ＧＰＰ ＴＳ ４４．０１８に説明されるように確立されると、ＭＳは、二重転送モード（ＭＳおよび新しいセルの両方によってサポートされる場合）または専用モードに入る。次いで、ＣＳ呼確立プロシージャが、完了する。

ＧＥＲＡＮ／ＵＴＲＡＮセルをサービス提供するＭＳＣが、Ｅ−ＵＴＲＡＮ上に常駐していたときにＭＳにサービス提供したＭＳＣと異なる場合、ＭＳＣは、暗黙的場所更新が行なわれない限り、要求されたサービスを拒否するであろう。標的システムが、ネットワーク動作モード（ＮＭＯ）１において動作するとき、ＭＳが、ＣＳ音声呼が終了した後も、依然として、ＵＴＲＡＮ／ＧＥＲＡＮ内にある場合、かつ組み合わせＲＡ／ＬＡ更新が未だ行なわれていない場合、ＭＳは、組み合わせＲＡ／ＬＡ更新プロシージャを行なう。本プロシージャは、ＭＳＣとＳＧＳＮとの間の関連付けを生成し、ＭＳＣとＭＭＥとの間の関連付けを解除するために使用される。

ＣＳサービスが、ＣＳドメインにおいて終了すると、ＭＳは、図１から図４に関連して上述の移動機構によって、Ｅ−ＵＴＲＡＮに戻ってもよい。次いで、ＭＳは、サービス要求またはＴＡＵ等のＮＡＳメッセージをＭＭＥに送信してもよい。ＭＭＥ内のＭＳコンテキストが、ＭＳが保留状態にあることを示す場合、ＭＭＥは、ＭＳのためのＥＰＳベアラの再開を要求する、再開要求（ＩＭＳ）メッセージをＳ−ＧＷに送信する。Ｓ−ＧＷは、再開要求に肯定応答し、ＭＳの保留状態をクリアし、ＮＡＳメッセージが、適宜処理される。

上述の第２の種類のＣＳＦＢ呼は、モバイル着信（ＭＴ）呼であって、ＣＳＦＢ呼が、ＭＳに向けられる。ＭＴ ＣＳＦＢ呼の場合、端末を呼び出すために必要または望ましい場所情報を含む、ページングメッセージが、ＭＳＣからＭＭＥに送信される。本情報は、１つ以上のｅＮＢに送信される。呼び出しの受信に応答して、ＭＳは、ＲＲＣ接続を確立し、拡張サービス要求（ＣＳＦＢインジケータとともに）をＭＭＥに送信する。次いで、ＭＭＥは、ＭＳをＵＴＲＡＮ／ＧＥＲＡＮに移動させるために、パラメータをｅＮＢに送信する。ｅＮＢは、随意に、ＭＳから測定報告を請求し、ＭＳが再指向されるべき標的セルを判定してもよい。

その後、ｅＮＢは、再指向情報によって、ＲＲＣ接続を解除し、ＣＳ可能ＲＡＴに変更する。オプションとして、標的セルに対応するシステム情報は、ｅＮＢによって提供される場合がある。この場合、ＭＳは、ＣＳＦＢインジケータを含有し得る、ＲＡＴ間セル変更命令を受信する。新しいセルのＬＡ／ＲＡ情報が、ＭＳ内に格納されたものと異なる場合、かつ標的システムがＮＭＯ１において動作する場合、ＭＳは、組み合わせＲＡ／ＬＡプロシージャを行なう。標的システムが、ＮＭＯ１において動作しない場合、ＭＳは、ＬＡＵを行なう。

ＭＳは、ページング応答メッセージによって、新しいＲＡＴにおけるＭＳＣに応答し、次いで、ＤＴＭまたは専用モード（ＧＥＲＡＮにおける場合）あるいはＲＲＣ＿ＣＯＮＮＥＣＴＥＤモード（ＵＴＲＡＮにおける場合）のいずれかに入り、ＣＳ呼確立プロシージャが、完了する。ＭＳが、ＣＳ音声呼が終了した後も、依然として、ＵＴＲＡＮ／ＧＥＲＡＮ内にある場合、かつＬＡＵまたは組み合わせＲＡ／ＬＡ更新が、呼確立段階において、未だ行なわれていない場合、ＭＳは、ＬＡＵまたは組み合わせプロシージャのいずれかを行なう。Ｅ−ＵＴＲＡＮからＣＳ可能ＲＡＴへの移動もまた、特に、ＵＭＴＳの場合、ＭＯ呼の場合に説明されたものと類似様式において、ＰＳハンドオーバプロシージャによって行なわれてもよい。

ＵＭＴＳ等のＬＴＥ／ＥＰＳに先立つモバイル通信システムにおけるＣＳフォールバック通信プロシージャの詳細は、本開示の理解のために必要ではない。例えば、ＭＳは、ＣＳフォールバックプロシージャにおける以外の状況に制約された状態となる場合がある。実施形態は、ＭＳがＧＥＲＡＮネットワーク上に制約された状態となる様式に関わらず、ＭＳをＥ−ＵＴＲＡＮまたは他のＬＴＥネットワークに再接続させるためのプロシージャを想定する。

上述のＭＳおよび他の構成要素は、上述の作用に関する命令を実行可能な処理構成要素を含む場合がある。図７は、本明細書に開示される１つ以上の実施形態を実装するために好適な処理構成要素７１０を含む、システム７１５の実施例を例証する。プロセッサ７１０（中央プロセッサユニットまたはＣＰＵと称され得る）に加えて、システム７００は、ネットワーク接続デバイス７２０と、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）７３０と、読取専用メモリ（ＲＯＭ）７４０と、二次記憶装置７５０と、入力／出力（Ｉ／Ｏ）デバイス７６０と、を含む場合がある。これらの構成要素は、バス７７０を介して相互に通信する場合がある。ある場合には、これらの構成要素のうちのいくつかは、存在しなくてもよく、または相互の組み合わせ、もしくは図示されない他の構成要素との種々の組み合わせとして、組み合わされてもよい。これらの構成要素は、単一の物理エンティティ内、または２つ以上の物理エンティティ内に位置する場合がある。プロセッサ７１０によって講じられていると本明細書に記載するいずれの措置も、プロセッサ７１０のみ、または、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）７９０等の、図中に示される、もしくは示されない１つ以上の構成要素と協働するプロセッサ７１０によって講じられる場合がある。ＤＳＰ７９０は、別個の構成要素として示されているが、ＤＳＰ７９０は、プロセッサ７１０に組み込まれる場合がある。

プロセッサ７１０は、それがネットワーク接続デバイス７２０、ＲＡＭ７３０、ＲＯＭ７４０、または２次記憶装置７５０（ハードディスク、フロッピー（登録商標）ディスク、または光ディスク等の、種々のディスクベースのシステムを含む場合がある）からアクセスする場合がある、命令、コード、コンピュータプログラム、またはスクリプトを実行する。１つのＣＰＵ７１０のみが示されているが、複数のプロセッサが存在してもよい。したがって、命令が、プロセッサによって実行されているように述べられ得るが、命令は、同時に、順次、あるいは別様に１つまたは複数のプロセッサによって実行されてもよい。プロセッサ７１０は、１つ以上のＣＰＵチップとして実装されてもよい。

ネットワーク接続デバイス７２０は、モデム、モデムバンク、イーサネット（登録商標）デバイス、ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）インターフェースデバイス、シリアルインターフェース、トークンリングデバイス、光ファイバ分散データインターフェース（ＦＤＤＩ）デバイス、無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）デバイス、符号分割多重アクセス（ＣＤＭＡ）デバイス、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ（ＧＳＭ（登録商標））無線送受信機デバイス等の無線送受信機デバイス、マイクロ波アクセス用の世界的相互運用性（ＷｉＭＡＸ）デバイス、および／またはネットワークに接続するための他の周知のデバイスの形態を成してもよい。これらのネットワーク接続デバイス７２０によって、プロセッサ７１０は、情報を受信する場合があるか、またはプロセッサ７１０が情報を出力する場合がある、インターネット、あるいは１つ以上の電気無線通信ネットワークまたは他のネットワークと、プロセッサ７１０が通信可能となってもよい。また、ネットワーク接続デバイス７２０は、データを無線で伝送および／または受信可能な１つ以上の送受信機構成要素７２５を含む場合がある。

ＲＡＭ７３０を使用して、揮発性データ、および可能性として、プロセッサ７１０によって実行される命令を格納する場合がある。ＲＯＭ７４０は、典型的には、二次記憶装置７５０のメモリ容量より小さいメモリ容量を有する、不揮発性メモリデバイスである。ＲＯＭ７４０を使用して、命令、および可能性として、命令の実行中に読み取られるデータを格納する場合がある。ＲＡＭ７３０およびＲＯＭ７４０の両方へのアクセスは、典型的には、二次記憶装置７５０へのアクセスよりも高速である。二次記憶装置７５０は、典型的には、１つ以上のディスクドライブまたはテープドライブから成り、ＲＡＭ７３０が全ての作業用データを保持するのに十分大きくない場合、データの不揮発性保存用に、またはオーバーフローデータ記憶デバイスとして使用される場合がある。二次記憶装置７５０は、プログラムが実行のために選択されると、ＲＡＭ７３０へロードされる、プログラムを格納するために使用されてもよい。

Ｉ／Ｏデバイス７６０は、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、スイッチ、ダイヤル、マウス、トラックボール、音声認識装置、カード読取装置、紙テープ読取装置、プリンタ、ビデオモニタ、または他の周知の入力／出力デバイスを含んでもよい。また、送受信機７２５は、ネットワーク接続デバイス７２０の構成要素である代わりに、またはそれに加えて、Ｉ／Ｏデバイス７６０の構成要素であるとみなされる場合がある。

以下は、あらゆる目的のために、参照することによって、本明細書に組み込まれる。３ｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ（３ＧＰＰ）Ｔｅｃｈｎｉｃａｌ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ（ＴＳ）（第３世代パートナーシッププロジェクト技術規格）２３．２７２、２３．４０１、３６．１０１、３６．３３１、４４．０１８、４４．０６０、４５．００５、および４５．００８。

汎用ネットワーク（ＧＡＮ）は、ＭＳが、大部分の無線通信デバイスによって使用されるネットワークの種類である、ＧＥＲＡＮ、ＵＴＲＡＮ等の無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）によってではなく、インターネットプロトコル（ＩＰ）ネットワークを介して接続される場合、ＡＲＦＣＮを使用して、ＧＡＮコントローラを識別してもよい。しかしながら、ＧＳＭ（登録商標） ＡＲＦＣＮの使用は、この場合、以下の理由から、ＭＳが制約された状態となる可能性を解決しない。１）ＧＡＮの場合、ＡＲＦＣＮの使用は、主に、ＧＥＲＡＮネットワークへの任意の更新を伴わずに、測定報告および音声ハンドオーバをトリガさせるためのものである。２）ＧＡＮ範囲が、典型的には、無認可スペクトルを使用する無線通信によって（例えば、ＩＥＥＥ ８０２．１１通信によって）提供されるため、ＧＡＮネットワークの範囲は、オペレータに把握されず、アクセスポイントは、オペレータによって所有されるものではなく、故に、その場所は、把握され得ない。および３）８０２．１１アクセスポイントまたは他のＩＰネットワークへの接続は、必ずしも、ＧＡＮＣへの接続が可能であることを意味するわけではない。したがって、無線レベル範囲とＡＲＦＣＮの意味との間にずれが存在する。実際、ＧＡＮＣのための「無指向性検索」は、ＧＥＲＡＮネットワークによって示されるＡＲＦＣＮではなく、ＧＡＮＣのＩＰアドレス（または、インターネットホストネーム）のＭＳ内の知識に基づく。故に、（決定的に）ＧＡＮＣに対応するＧＥＲＡＮ近傍セルリスト内のＡＲＦＣＮの存在は、ＧＡＮＣへの接続を試行するＭＳのプロセスから独立する。しかしながら、他の統一アドレッシング構造が、ＡＲＦＣＮ以外のＧＡＮセルに対して存在しないため、ＩＰネットワークにおけるＡＲＦＣＮの使用は、ＭＳが制約された状態になる状況に有用ではなくてもよい。ＡＲＦＣＮは、ＧＡＮのためのアドレッシング方式である一方、Ｅ−ＵＴＲＡＮは、アドレッシング方式を有していない。ＧＡＮネットワークのためのＡＲＦＣＮは、物理的ボックスまたはルータを識別する一方、Ｅ−ＵＴＲＡＮおよびＧＥＲＡＮネットワークのための識別子は、セルを識別する。ＧＡＮネットワークは、Ｅ−ＵＴＲＡＮおよびＧＥＲＡＮネットワークと異なるため、ＧＡＮネットワークにおけるＡＲＦＣＮの使用は、ＧＥＲＡＮネットワーク内に制約され、Ｅ−ＵＴＲＡＮネットワークへの接続を所望するＭＳのための上述の解決法に関連しない。

したがって、実施形態は、第１の無線アクセス技術（ＲＡＴ）および第２のＲＡＴを介して、サービス提供可能な移動局を提供する。移動局は、第２のＲＡＴのサービングセルのための第１の無線アクセス型近傍セルリストが無い場合、第１のＲＡＴのセルを識別するための許可を受信するように構成される、構成要素を含む。移動局はまた、許可を受信後、第１のＲＡＴのセルを識別するように構成される、構成要素を含む。ある実施形態では、第２のＲＡＴのサービングセルのための第１の無線アクセス型近傍セルリストは、３ＧＰＰ ＴＳ ４４．０１８およびＴＳ ４５．００８に従って使用されるＥ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストである可能性がある。

別の実施形態では、デバイス、方法、およびコンピュータ読み取り可能媒体上のプログラムは、第１の無線アクセス技術（ＲＡＴ）および第２のＲＡＴを介してサービス提供可能な移動局を提供する。移動局は、第２のＲＡＴのサービングセルのための第１の無線アクセス型近傍セルリストが無い場合、第１のＲＡＴのセルを識別するための許可を受信するように構成される、構成要素を含む。移動局はまた、許可を受信後、第１のＲＡＴのセルを識別するように構成される、構成要素を含む。

さらに別の実施形態では、デバイス、方法、およびコンピュータ読み取り可能媒体上のプログラムは、アクセスノードのために提供される。アクセスノードは、第１の無線アクセス技術（ＲＡＴ）および第２のＲＡＴのうちの１つに基づいて動作する移動局と通信するように構成される、構成要素を含む。構成要素は、移動局への第２のＲＡＴのサービングセルのための第１の無線アクセス型近傍セルリストの通信が無い場合、第１のＲＡＴのセルを識別するように試行するための許可を移動局に通信するように構成される。

さらに別の実施形態では、デバイス、方法、およびコンピュータ読み取り可能媒体上のプログラムは、第２のＲＡＴのセルによってサービス提供される間、第１の無線アクセス技術（ＲＡＴ）のセルを識別するように試行するための許可を移動局に付与するために提供される。移動局は、第２のＲＡＴの近傍セルのリストを受信する。リストは、第１のＲＡＴの少なくとも１つのセルと関連付けられた少なくとも１つの識別特性を含有する。移動局は、少なくとも１つの識別特性と関連付けられた第１のＲＡＴのセルを識別する。

さらなる実施形態では、デバイス、方法、およびコンピュータ読み取り可能媒体上のプログラムは、第１の無線アクセス技術（ＲＡＴ）を介して通信不可能であって、第２の無線アクセス技術（ＲＡＴ）を介して通信可能な移動局に対して提供される。構成要素は、第２のＲＡＴの近傍セルのリストを受信するように構成される。リストは、第１のＲＡＴの少なくとも１つのセルと関連付けられた少なくとも１つの識別特性を含有する。構成要素は、少なくとも１つの識別特性が第１のＲＡＴの少なくとも１つのセルと関連付けれらていることを判定するように構成される。

いくつかの実施形態が本開示で提供されているが、開示されたシステムおよび方法が、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、多くの他の特定の形態で具現化されてもよいことを理解されたい。本実施例は、制限的ではなく例証的と見なされ、本明細書で提供される詳細に限定されることを意図しない。例えば、種々の要素または構成要素を、別のシステムに組み入れるか、または一体化してもよく、あるいは、ある特徴を省略するか、または実装しなくてもよい。

また、離散したものまたは別個のものとして種々の実施形態の中で説明および例証される技術、システム、サブシステム、および方法は、本開示の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技術、または方法と組み合わせても、または一体化してもよい。連結もしくは直接連結または相互に通信するように図示または説明される他のアイテムは、電気的、機械的、またはその他の方法かどうかにかかわらず、何らかのインターフェース、デバイス、または中間構成要素を通して、間接的に連結または通信してもよい。変更、置換、および改変の他の例は、当業者により解明可能であり、本明細書で開示される精神および範囲から逸脱することなく行うことが可能である。

Claims (26)

1. 移動局における方法であって、該方法は、
   進化型ユニバーサルモバイル電気通信システム（ＵＭＴＳ）地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）周波数を示すメッセージを第１の無線アクセスネットワークから受信することであって、該第１の無線アクセスネットワークは、Ｅ−ＵＴＲＡＮである、ことと、
   該Ｅ−ＵＴＲＡＮからの回線交換（ＣＳ）フォールバックプロシージャを行うことであって、該フォールバックプロシージャは、第２の無線アクセスネットワーク上のＣＳ通信プロシージャを含む、ことと、
   該ＣＳ通信プロシージャを終了することと、
   該ＣＳ通信プロシージャを終了することに応答して、該第２の無線アクセスネットワークから任意のＥ−ＵＴＲＡＮセルの存在を示すものを最初に受信することなく、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別し、選択することであって、該Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することは、該メッセージに示された該Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数を検索することを含む、ことと
   を含む、方法。
2. 前記第２の無線アクセスネットワークは、エンハンストデータレートフォーグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ（ＧＳＭ（登録商標））エボリューション（ＥＤＧＥ）ネットワーク、または、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）である、請求項１に記載の方法。
3. 前記第２の無線アクセスネットワークから近傍セルリストを受信することを含み、前記移動局は、該第２の無線アクセスネットワークから、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストを受信しない、請求項１に記載の方法。
4. 前記ＣＳフォールバックプロシージャは、前記ＣＳ通信プロシージャを使用するために具体的に行われる、請求項１に記載の方法。
5. Ｅ−ＵＴＲＡＮカバレッジにある間に周波数を格納することを含み、前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することは、該周波数に基づいてセルを検索することを含む、請求項１に記載の方法。
6. 前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することは、最近使用されたＥ−ＵＴＲＡＮセルの周波数上で検索することを含む、請求項１に記載の方法。
7. 前記メッセージは、移動度コマンドメッセージまたはシステム情報メッセージである、請求項１に記載の方法。
8. １つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数に対する優先度情報を受信することと、
   該優先度情報に基づいて、前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することと
   を含む、請求項１に記載の方法。
9. 前記移動局は、前記第２の無線アクセスネットワークのサービングセルからＥ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストを受信しない場合にＥ−ＵＴＲＡＮセルを識別するための規則を有するように構成されている、請求項１に記載の方法。
10. 前記移動局が前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを選択する場合に、サービスが、前記第２のアクセスネットワーク上で該移動局に対して利用可能である、請求項１に記載の方法。
11. 前記ＣＳ通信の終了の際にタイマーを開始することを含み、前記移動局は、該タイマーの満了後に前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを選択する、請求項１に記載の方法。
12. 前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを選択した後に該Ｅ−ＵＴＲＡＮによってサービス提供されることを含む、請求項１に記載の方法。
13. 第１の無線アクセスネットワークおよび第２の無線アクセスネットワークと通信するように構成された接続構成要素であって、該第１の無線アクセスネットワークは、進化型ユニバーサルモバイル電気通信システム（ＵＭＴＳ）地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）である、接続構成要素と、
    該接続構成要素と通信するプロセッサと
    を備え、該プロセッサは、
    Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数を示すメッセージを該Ｅ−ＵＴＲＡＮから受信することと、
    該Ｅ−ＵＴＲＡＮからの回線交換（ＣＳ）フォールバックプロシージャを行うことであって、該フォールバックプロシージャは、第２の無線アクセスネットワーク上のＣＳ通信プロシージャを含む、ことと、
    該ＣＳ通信プロシージャを終了することと、
    該ＣＳ通信プロシージャを終了することに応答して、該第２の無線アクセスネットワークから任意のＥ−ＵＴＲＡＮセルの存在を示すものを最初に受信することなく、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別し、選択することであって、該Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することは、該メッセージに示された該Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数を検索することを含む、ことと
    を行うように構成されている、移動局。
14. 前記第２の無線アクセスネットワークは、エンハンストデータレートフォーグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ（ＧＳＭ（登録商標））エボリューション（ＥＤＧＥ）ネットワーク、または、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）である、請求項１３に記載の移動局。
15. 前記接続構成要素は、前記第２の無線アクセスネットワークから近傍セルリストを受信し、該第２の無線アクセスネットワークから、Ｅ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストを受信しない、請求項１３に記載の移動局。
16. 前記ＣＳフォールバックプロシージャは、前記ＣＳ通信プロシージャを使用するために具体的に行われる、請求項１３に記載の移動局。
17. Ｅ−ＵＴＲＡＮカバレッジにある間に周波数を格納するメモリをさらに備え、前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することは、該周波数に基づいてセルを検索することを含む、請求項１３に記載の移動局。
18. 前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することは、最近使用されたＥ−ＵＴＲＡＮセルの周波数上で検索することを含む、請求項１３に記載の移動局。
19. 前記メッセージは、移動度コマンドメッセージまたはシステム情報メッセージである、請求項１３に記載の移動局。
20. 前記プロセッサは、
    １つ以上のＥ−ＵＴＲＡＮ周波数に対する優先度情報を受信することと、
    該優先度情報に基づいて、前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することと
    を行うようにさらに構成されている、請求項１３に記載の移動局。
21. 前記移動局は、前記第２の無線アクセスネットワークのサービングセルからＥ−ＵＴＲＡＮ近傍セルリストを受信しない場合にＥ−ＵＴＲＡＮセルを識別するための規則を有するように構成されている、請求項１３に記載の移動局。
22. 前記移動局が前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを選択する場合に、サービスが、前記第２のアクセスネットワーク上で該移動局に対して利用可能である、請求項１３に記載の移動局。
23. 前記ＣＳ通信の終了の際に開始されるタイマーをさらに備え、前記移動局は、該タイマーの満了後に前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを選択する、請求項１３に記載の移動局。
24. 前記移動局は、前記Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを選択した後に該Ｅ−ＵＴＲＡＮセルによってサービス提供される、請求項１３に記載の移動局。
25. 進化型ユニバーサルモバイル電気通信システム（ＵＭＴＳ）地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）周波数を示すメッセージを第１の無線アクセスネットワークから受信する手段であって、該第１の無線アクセスネットワークは、Ｅ−ＵＴＲＡＮである、手段と、
    該Ｅ−ＵＴＲＡＮからの回線交換（ＣＳ）フォールバックプロシージャを行う手段であって、該フォールバックプロシージャは、第２の無線アクセスネットワーク上のＣＳ通信プロシージャを含む、手段と、
    該ＣＳ通信プロシージャを終了する手段と、
    該ＣＳ通信プロシージャを終了することに応答して、該第２の無線アクセスネットワークから任意のＥ−ＵＴＲＡＮセルの存在を示すものを最初に受信することなく、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別し、選択する手段であって、該Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別する手段は、該メッセージに示された該Ｅ−ＵＴＲＡＮ周波数を検索する手段を含む、手段と
    を含む、移動局。
26. 命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能格納媒体であって、該命令は、移動局のプロセッサによって実行される場合に方法を実行し、該方法は、
    進化型ユニバーサルモバイル電気通信システム（ＵＭＴＳ）地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）周波数を示すメッセージを第１の無線アクセスネットワークから受信することであって、該第１の無線アクセスネットワークは、Ｅ−ＵＴＲＡＮである、ことと、
    該Ｅ−ＵＴＲＡＮからの回線交換（ＣＳ）フォールバックプロシージャを行うことであって、該フォールバックプロシージャは、第２の無線アクセスネットワーク上のＣＳ通信プロシージャを含む、ことと、
    該ＣＳ通信プロシージャを終了することと、
    該ＣＳ通信プロシージャを終了することに応答して、該第２の無線アクセスネットワークから任意のＥ−ＵＴＲＡＮセルの存在を示すものを最初に受信することなく、Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別し、選択することであって、該Ｅ−ＵＴＲＡＮセルを識別することは、該メッセージに示されたＥ−ＵＴＲＡＮ周波数を検索することを含む、ことと
    を含む、非一時的なコンピュータ読み取り可能格納媒体。

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