JP5316066B2 - 宅側予備応答装置及び宅側装置並びに光線路の検査方法 - Google Patents

宅側予備応答装置及び宅側装置並びに光線路の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバを含む光線路を介して1つの局側装置と複数の宅側装置とが接続された光ネットワークにおいて、光線路に故障か発生しているか否かを検査する技術に関する。
光ファイバを含む光線路を介して1つの局側装置と複数の宅側装置とが接続された光ネットワークにおいて、光線路の監視を行うために、OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)を局側に設け、グレーティングファイバを宅側に設けた監視システムが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。OTDRは比測定光ファイバ網にパルス光を入射し、入射端に戻ってくる微弱な反射光を時間領域で測定することにより、光ファイバの接続損失や反射減衰量、その地点までの距離等を測定する測定器である。この監視システムにおいては、OTDRから出力された試験光が光線路を介して宅側に届き、グレーティングファイバで反射される。そして、この反射光及び、光線路の途中で発生した試験光の後方散乱光が、戻り光として、光線路を介してOTDRにより検出される。
光線路に故障が無ければ、概ね一定強度の戻り光が安定的に検出され、逆に、光線路に光ファイバ断線等の故障が発生すれば、戻り光の強度が急激に低下する。従って、戻り光の強度を常にOTDRで監視することにより、光線路の故障を検出することができる。
特開2000−295185号公報(図1) 特開2000−354008号公報(図1)
上記のようにOTDRとグレーティングファイバとを用いて光線路の故障を監視する方法を、カプラで分岐した多数の光線路に適用するには、多数の光線路の終端にそれぞれグレーティングファイバを設け、それぞれの戻り光を1台のOTDRで監視することになる。この場合、それぞれの戻り光を互いに識別する工夫が必要であり、例えば、宅側の光線路ごとに異なる波長の戻り光が得られるようにする(特許文献2の図5参照。)。そのためには、各グレーティングファイバは、互いに異なるプロファイルを持つ必要がある。しかし、宅側装置の台数分だけグレーティングファイバの種類が必要になると、管理が複雑化し、コストも増大する。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、光線路の故障を検出する装置の管理を容易にすることを目的とする。
本発明の宅側予備応答装置は、局側から光ファイバを介して送信されて来る光信号に含まれている所定の波長の制御信号を、抽出して受信する光受信装置と、局側からの光線路を、宅側装置が接続される一の端子、及び、当該端子とは異なる他の端子に、選択的に接続可能な光スイッチと、前記光受信装置によって受信された前記制御信号に応じて、前記光スイッチに、接続すべき端子を選択させる制御部と、前記他の端子に接続され、局側へ光信号を発信することが可能な応答部とを備え、この応答部は、局側装置と通信可能な、予備的な宅側装置である。
上記のように構成された宅側予備応答装置において、通常、光スイッチは、局側からの光線路を宅側装置に接続した状態で使用される。一方、制御信号に応じて、光スイッチが、光線路を、他の端子すなわち、応答部へ接続した場合には、応答部は、局側へ光信号を発信することができる。光線路に故障がなければ、光スイッチの接続を宅側装置から応答部に切り替えるための制御信号が宅側予備応答装置に届き、応答部からの光信号が局側に届くので、光線路の故障ではない、ということがわかる
逆に、上記の制御信号を与えても応答が無い場合には、光線路の故障であることがわかる。このような宅側予備応答装置は、常時、応答をする態勢にあるのではなく、指示を受ければ光スイッチの接続を切り替えて応答をする、という装置であるので、局側から宅側の任意の装置にのみ指示を与え、応答をさせることが可能となる
また、応答部は、局側装置と通信可能な、予備的な宅側装置であるので、標準化された安価な宅側装置を、宅側予備応答装置の応答部として使用することができる。
また、上記宅側予備応答装置において、光スイッチが一の端子との接続を成しているときは、予備的な宅側装置はオフ状態であることが好ましい。
この場合、局側装置と宅側装置との間で正常に通信が行われているときは予備的な宅側装置をオフ状態として、電力消費を節約することができる。
また、本発明の宅側予備応答装置は、局側から光ファイバを介して送信されて来る光信号に含まれている所定の波長の制御信号を、抽出して受信する光受信装置と、局側からの光線路を、宅側装置が接続される一の端子、及び、当該端子とは異なる他の端子に、選択的に接続可能な光スイッチと、前記光受信装置によって受信された前記制御信号に応じて、前記光スイッチに、接続すべき端子を選択させる制御部と、前記他の端子に接続され、局側へ光信号を発信することが可能な応答部とを備え、この応答部は、局側に設けられた所定の光受信器で検出可能な光信号を発信する光送信器である
上記のように構成された宅側予備応答装置において、通常、光スイッチは、局側からの光線路を宅側装置に接続した状態で使用される。一方、制御信号に応じて、光スイッチが、光線路を、他の端子すなわち、応答部へ接続した場合には、応答部は、局側へ光信号を発信することができる。光線路に故障がなければ、光スイッチの接続を宅側装置から応答部に切り替えるための制御信号が宅側予備応答装置に届き、応答部からの光信号が局側に届くので、光線路の故障ではない、ということがわかる。逆に、上記の制御信号を与えても応答が無い場合には、光線路の故障であることがわかる。このような宅側予備応答装置は、常時、応答をする態勢にあるのではなく、指示を受ければ光スイッチの接続を切り替えて応答をする、という装置であるので、局側から宅側の任意の装置にのみ指示を与え、応答をさせることが可能となる。また、応答部は、局側に設けられた所定の光受信器で検出可能な光信号を発信する光送信器であるので、光送信器は、空いている波長域で波長を選択することができる。
また、上記宅側予備応答装置において、光スイッチが一の端子との接続を成しているときは、光送信器はオフ状態であることが好ましい。
この場合、局側装置と宅側装置との間で正常に通信が行われているときは予備的な宅側装置をオフ状態として、電力消費を節約することができる。
一方、本発明は、上記のいずれかの宅側予備応答装置を搭載した宅側装置であってもよい。
この場合、宅側予備応答装置の機能を一体的に有する宅側装置を提供することができる。
また、本発明は、光ファイバを含む局側からの光線路を宅側装置へ接続するか、当該宅側装置とは別の応答部に接続するかを制御信号によって切り替える光スイッチを、複数の宅側装置ごとに設けたシステムにおける光線路の検査方法であって、(1)局側装置と前記宅側装置との通信が途絶えたとき、前記光線路の接続先を前記宅側装置から前記応答部に切り替える制御信号を、所定の波長の光信号として局側から宅側へ送信し、(2)前記光スイッチが、前記光線路の接続先を前記宅側装置から前記応答部に切り替え、(3)前記応答部が光信号を発信し、(4)局側で前記応答部からの光信号を受信できた場合は前記光線路の故障ではなく、受信できなかった場合は前記光線路の故障であるとするものである。
上記のような光線路の検査方法において、通常、光スイッチは、局側からの光線路を宅側装置に接続した状態で使用される。一方、局側装置と前記宅側装置との通信が途絶えたときには、制御信号に応じて、光スイッチが、光線路を応答部へ接続し、応答部は、局側へ光信号を発信することができる。光線路に故障がなければ、光スイッチの接続を宅側装置から応答部に切り替えるための制御信号が宅側予備応答装置に届き、応答部からの光信号が局側に届くので、光線路の故障ではない、ということがわかる。逆に、上記の制御信号を与えても応答が無い場合には、光線路の故障であることがわかる。
本発明の宅側予備応答装置によれば、複数の宅側装置のそれぞれに対応して共通の宅側予備応答装置を設けることにより、光線路の故障を検出することができるので、管理が容易である。
また、本発明の光線路の検査方法によれば、必要なときに、局側から任意の宅側装置への光線路における故障の有無を検査することができ、しかも、共通の方法で、全ての光線路を検査することができるので、管理が容易である。
1実施形態に係る光線路の検査方法に用いる宅側予備応答装置を含む、OLT−ONU間の光ネットワークを示すブロック図である。 2実施形態に係る宅側予備応答装置を含む、OLT−ONU間の光ネットワークを示すブロック図である。 3実施形態に係る宅側予備応答装置を含む、OLT−ONU間の光ネットワークを示すブロック図である。
図1は、第1実施形態に係る光線路の検査方法に用いる宅側予備応答装置を含む、OLT(局側装置)−ONU(宅側装置)間の光ネットワークを示すブロック図である。各ブロック間に実線で表した接続線は光ファイバを用いた光信号線を意味し、破線で表した接続線は電気信号線を意味している。図において、この光ネットワークの局側には、OLT1と、映像の配信を行う映像配信部2と、試験光を送受信するOTDR3と、切替指示の制御信号を送信する切替指示装置4と、波長の相異なる光信号を合波するWDMカプラ5〜7とが設けられている。
複数(この例では3)のONU8〜10からOLT1への上り方向データ通信には波長λ1が使用され、逆に、OLT1からONU8〜10への下り方向データ通信には波長λ2が使用される。映像配信部2による下り方向への映像配信には、波長λ3が使用される。OTDR3が出力する試験光には波長λ4が使用される。切替指示装置4が出力する制御信号には波長λ5が使用される。
ここで、各波長の具体例を挙げると、以下のようになる。
λ1=1310μm
λ2=1490μm
λ3=1550μm
λ4=1630μm
λ5=1650μm
このように、制御信号(切替指示)の波長λ5は最も長波長である。また、OLT1からの下り方向通信に関しては、波長の短い光信号ほど上位で多重化され、最も長波長な制御信号が最後に多重化される。逆に、上り方向通信に関しては、波長の長い方から先に抽出されることになる。
WDMカプラ7に接続された光ファイバF0は、パワーカプラ14を介して複数(この例では3)の線路F1〜F3に分岐する。光ファイバF0〜F3は、パワーカプラ14と共に、OLT−ONU間の主たる光線路を構成している。
一方、光ネットワークの宅側には、ONU8〜10の他、宅側予備応答装置11〜13が、ONU8〜10に対応してそれぞれ直近の上位に設けられる。具体的には例えば、独立した筐体に収納してONU8の近傍に設置されるか、室内の壁に設けられる光コンセント内に内蔵させるか、又は、室内・室外を問わず宅内のどこかに設けられる。宅側予備応答装置11〜13の電源としては、ONU8〜10と同様に、各宅内に引き込まれている商用交流電源を使用する。なお、宅外の、例えば柱上に設けることもできるが、電源供給の利便性を考慮すると宅内設置が好ましい。
宅側予備応答装置11〜13の内部構成はすべて同じであり、代表例として宅側予備応答装置11について、その内部構成を説明すると、WDMカプラ111と、光スイッチ112と、光受信器113と、制御部114と、グレーティングファイバ115とが設けられている。WDMカプラ111は、波長λ5の光信号のみを抽出し、それ以外の波長の光信号は、上り・下り共に通過させる。光スイッチ112は、局側からの光線路を、ONU8が接続される一の端子、及び、当該端子とは異なる他の端子に、選択的に接続可能な装置であるが、通常はONU8との接続を成しており、OLT1-ONU8間の送受信信号を通過させている。OLT1-ONU8間の通信が正常に行われている限りは、この状態が続く。
一方、OLT1は、ONU8から周期的に受信していた信号を受信しなくなったことにより通信が途絶えたと把握したとき、切替指示装置4に対して電気信号を送り、当該ONU8に対応して設けられている宅側予備応答装置11に対して光スイッチ112の切り替えを指示する。また、同時にOLT1は、OTDR3を動作させる。ここで、通信が途絶える原因として、光線路の故障、主として、光ファイバF0〜F3の断線が考えられる。また、光線路の故障以外には、例えばONU8の故障が考えられる。
なお、OTDR3及び切替指示装置4は、OLT1の指示によらずに、手動操作によって動作させてもよい。
ここで、仮に、通信が途絶えた原因が、光線路の故障以外であった場合、すなわち、光線路には故障が無かった場合を想定する。この場合、切替指示装置4から、光スイッチ112の切り替えを指示する波長λ5の制御信号が送信されると、WDMカプラ111は、光信号に含まれている波長λ5の制御信号を抽出し、これを光受信器113が受信する。すなわち、WDMカプラ111と光受信器113とは、波長λ5の制御信号を、抽出して受信する光受信装置110を構成している。また、制御信号には宅側予備応答装置11〜13ごとの識別符号が付与されており、識別符号の一致する光受信器113のみが制御信号を受信することができる。ここでは、ONU8に対応した宅側予備応答装置11の光受信器113のみが、制御信号を受信することができる。
光受信部113が制御信号を受信することにより制御部114は、光スイッチ112に、スイッチ切替を指示する。これにより、光スイッチ112は、ONU8との接続を遮断し、グレーティングファイバ115への接続を選択する。一方、局側のOTDR3は、波長λ4の試験光を送信する。この試験光はグレーティングファイバ115に届き、固有のプロファイルに基づき波長λ4の試験光を反射する。すなわち、グレーティングファイバ115は、試験光に対して応答信号(反射光)を発信する応答部として機能する。この反射光がOTDR3によって受信されることにより、光線路には故障が無い、という事実が判明する。
一方、光線路の故障、典型的には、光ファイバの断線が生じている場合、切替指示装置4からの制御信号が宅側予備応答装置11には届かない。従って、光スイッチ112が切り替わることはない。また、OTDR3の試験光も宅側予備応答装置11には届かない。すなわち、宅側予備応答装置11から応答があるべきにも関わらず応答がない、という事実により、光線路に故障が発生していることがわかる。
上記のような宅側予備応答装置11〜13は、常時、応答をする態勢にあるのではなく、指示を受ければ光スイッチ112の接続を切り替えて応答をする、という装置であるので、局側から宅側の任意の装置にのみ指示を与え、応答をさせることが可能となる。従って、複数の宅側装置8〜10のそれぞれに対応して共通の宅側予備応答装置11〜13を設けることにより、光線路の故障を検出することができることになり、管理が容易である。特に、全ての宅側予備応答装置11〜13における応答部として、共通のプロファイルを持つグレーティングファイバ115を使用することができる点で、至便である。また、同様に、このような光線路の検査方法によれば、必要なときに、局側から任意の宅側装置11〜13への光線路における故障の有無を検査することができる。しかも、共通の方法で、全ての光線路を検査することができるので、管理が容易である。
図2は、第2実施形態に係る宅側予備応答装置を含む、OLT−ONU間の光ネットワークを示すブロック図である。図1と同様の部分には同一符号を付して説明を省略する。局側に関しては、第1実施形態のOTDR3(図1)が、本実施形態では設けられていない。また、宅側予備応答装置11(12,13も同様。)内の構成に関して、第1実施形態におけるグレーティングファイバ115の代わりにダミーONU116が使用されている。
上記ダミーONU116は、主要な機能に関してONU8〜10と同様に構成されたものであり、予備的若しくは簡易なONUともいえる装置である。このようなダミーONU116を、宅側予備応答装置11の応答部として使用することにより、標準化された安価な宅側装置のハードウェア・ソフトウェアをそのまま利用することができる。
図2において、複数(この例では3)のONU8〜10からOLT1への上り方向データ通信には波長λ1が使用され、逆に、OLT1からONU8〜10への下り方向データ通信には波長λ2が使用される。映像配信部2による下り方向への映像配信には、波長λ3が使用される。切替指示装置4が出力する制御信号には波長λ5が使用される。
ここで、各波長の具体例を挙げると、以下のようになる。
λ1=1310μm
λ2=1490μm
λ3=1550μm
λ5=1650μm
このように、制御信号(切替指示)の波長λ5は最も長波長である。また、OLT1からの下り方向通信に関しては、波長の短い光信号ほど上位で多重化され、最も長波長な制御信号が最後に多重化される。
宅側予備応答装置11の光スイッチ112は、通常はONU8との接続を成しており、OLT1-ONU8間の送受信信号を通過させている。OLT1-ONU8間の通信が正常に行われている限りは、この状態が続く。なお、OLT1とONU8との間で正常に通信が行われているときは、ダミーONU116はオフ状態(シャットダウンの状態)とされている。これにより、無駄な電力消費を節約することができる。
一方、OLT1は、ONU8から周期的に受信していた信号を受信しなくなったことにより通信が途絶えたと把握したとき、切替指示装置4に対して電気信号を送り、当該ONU8に対応して設けられている宅側予備応答装置11に対して光スイッチ112の切り替えを指示する。
なお、切替指示装置4は、OLT1の指示によらずに、手動操作によって動作させてもよい。
ここで、仮に、通信が途絶えた原因が、光線路の故障以外であった場合、すなわち、光線路には故障が無かった場合を想定する。この場合、切替指示装置4から、光スイッチ112の切り替えを指示する波長λ5の制御信号が送信されると、WDMカプラ111は、光信号に含まれている波長λ5の制御信号を抽出し、これを光受信器113が受信する。すなわち、WDMカプラ111と光受信器113とは、波長λ5の制御信号を、抽出して受信する光受信装置110を構成している。
なお、制御信号には宅側予備応答装置11〜13ごとの識別符号が付与されており、識別符号の一致する光受信器113のみが制御信号を受信することができる。ここでは、ONU8に対応した宅側予備応答装置11の光受信器113のみが、制御信号を受信することができる。
光受信部113が制御信号を受信することにより制御部114は、光スイッチ112に、スイッチ切替を指示する。これにより、光スイッチ112は、ONU8との接続を遮断し、ダミーONU116への接続を選択する。ダミーONU116は、ONU8と同様に、OLT1との間で、上り波長λ1、下り波長λ2で通信可能である。従って、ダミーONU116から送信された光信号は、OLT1によって受信される。こうして、光信号がOLT1によって受信されることにより、光線路には故障が無い、という事実が判明する。
一方、光線路の故障、典型的には、光ファイバの断線が生じている場合、切替指示装置4からの制御信号が宅側予備応答装置11には届かない。従って、光スイッチ112が切り替わることはなく、ダミーONU116が光信号を送信する機会はない。すなわち、宅側予備応答装置11から応答があるべきにも関わらず応答がない、という事実により、光線路に故障が発生していることがわかる。
上記のような宅側予備応答装置11〜13は、第1実施形態と同様に、常時、応答をする態勢にあるのではなく、指示を受ければ光スイッチ112の接続を切り替えて応答をする、という装置であるので、局側から宅側の任意の装置にのみ指示を与え、応答をさせることが可能となる。従って、複数の宅側装置8〜10のそれぞれに対応して共通の宅側予備応答装置11〜13を設けることにより、光線路の故障を検出することができることになり、管理が容易である。また特に、標準化された安価なダミーONU116を、宅側予備応答装置の応答部として使用することができる。また、同様に、このような光線路の検査方法によれば、必要なときに、局側から任意の宅側装置11〜13への光線路における故障の有無を検査することができる。しかも、共通の方法で、全ての光線路を検査することができるので、管理が容易である。
図3は、第3実施形態に係る宅側予備応答装置を含む、OLT−ONU間の光ネットワークを示すブロック図である。図1と同様の部分には同一符号を付して説明を省略する。局側に関しては、第1実施形態のOTDR3(図1)が、本実施形態では設けられていない。一方、本実施形態では切替指示・応答確認装置15が設けられている。当該装置15は、切替指示の制御信号を出力する切替指示部151、制御信号を波長λ5の光信号として送信する光送信器152、WDMカプラ153、WDMカプラ153で抽出された波長λ4の光信号を受信する光受信器154、及び、光受信部154が受信した信号に基づいて応答の有無を確認する応答確認部155を備えている。
また、宅側予備応答装置11(12,13も同様。)内の構成に関しては、第1実施形態におけるグレーティングファイバ115の代わりに光送信器117が使用されている。
図3において、複数(この例では3)のONU8〜10からOLT1への上り方向データ通信には波長λ1が使用され、逆に、OLT1からONU8〜10への下り方向データ通信には波長λ2が使用される。映像配信部2による下り方向への映像配信には、波長λ3が使用される。切替指示・応答確認装置15内の光送信器152は、波長λ5の光信号を送信する。また、宅側の光送信器117は波長λ4の光信号を送信し、局側の光受信器154は、この光信号を受信することができる。
ここで、各波長の具体例を挙げると、以下のようになる。
λ1=1310μm
λ2=1490μm
λ3=1550μm
λ4=1570〜1630μm
λ5=1650μm
このように、制御信号(切替指示)の波長λ5は最も長波長である。また、OLT1からの下り方向通信に関しては、波長の短い光信号ほど上位で多重化され、最も長波長な制御信号が最後に多重化される。逆に、上り方向通信に関しては、波長の長い方から先に抽出されることになる。また、λ4としては、空いている上記の波長域で、波長を選択することができる。
宅側予備応答装置11の光スイッチ112は、通常はONU8との接続を成しており、OLT1-ONU8間の送受信信号を通過させている。OLT1-ONU8間の通信が正常に行われている限りは、この状態が続く。なお、OLT1とONU8との間で正常に通信が行われているときは、光送信器117はオフ状態とされている。これにより、無駄な電力消費を節約することができる。
一方、OLT1は、ONU8から周期的に受信していた信号を受信しなくなったことにより通信が途絶えたと把握したとき、切替指示部151に対して電気信号を送る。これにより、切替指示部151は、光送信器152から波長λ5の光信号で制御信号を送信させ、ONU8に対応して設けられている宅側予備応答装置11に対して光スイッチ112の切り替えを指示する。
なお、切替指示部151は、OLT1の指示によらずに、手動操作によって動作させてもよい。
ここで、仮に、通信が途絶えた原因が、光線路の故障以外であった場合、すなわち、光線路には故障が無かった場合を想定する。この場合、光送信器152から、光スイッチ112の切り替えを指示する波長λ5の制御信号が送信されると、WDMカプラ111は、光信号に含まれている波長λ5の制御信号を抽出し、これを光受信器113が受信する。すなわち、WDMカプラ111と光受信器113とは、波長λ5の制御信号を、抽出して受信する光受信装置110を構成している。
なお、制御信号には宅側予備応答装置11〜13ごとの識別符号が付与されており、識別符号の一致する光受信器113のみが制御信号を受信することができる。ここでは、ONU8に対応した宅側予備応答装置11の光受信器113のみが、制御信号を受信することができる。
光受信部113が制御信号を受信することにより制御部114は、光スイッチ112に対してスイッチ切替を指示するとともに、光送信器117をオンの状態とする。これにより、光スイッチ112は、ONU8との接続を遮断し、光送信器117への接続を選択する。従って、光送信器117から送信された光信号は、光受信器154によって受信される。応答確認部155がこの応答を確認することによって、光線路の故障ではない、という事実が判明する。なお、光送信器117から送信される光信号は変調されていなくてもよく、光受信器154は光送信器117から送信される光信号を検出できればよい。
一方、光線路の故障、典型的には、光ファイバの断線が生じている場合、光送信器152からの制御信号が宅側予備応答装置11には届かない。従って、光スイッチ112が切り替わることはなく、光送信器117が光信号を送信する機会はない。すなわち、宅側予備応答装置11から応答があるべきにも関わらず応答がない、という事実により、光線路に故障が発生していることがわかる。
上記のような宅側予備応答装置11〜13は、第1実施形態と同様に、常時、応答をする態勢にあるのではなく、指示を受ければ光スイッチ112の接続を切り替えて応答をする、という装置であるので、局側から宅側の任意の装置にのみ指示を与え、応答をさせることが可能となる。従って、複数の宅側装置8〜10のそれぞれに対応して共通の宅側予備応答装置11〜13を設けることにより、光線路の故障を検出することができることになり、管理が容易である。また、同様に、このような光線路の検査方法によれば、必要なときに、局側から任意の宅側装置11〜13への光線路における故障の有無を検査することができる。しかも、共通の方法で、全ての光線路を検査することができるので、管理が容易である。
なお、上記各実施形態において宅側予備応答装置11〜13は、ONU8〜10とは別に設けたが、宅側予備応答装置を搭載した宅側装置としてもよい。その場合、宅側予備応答装置の機能を一体的に有する高機能な宅側装置を提供することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 OLT(局側装置)
3 OTDR
8〜10 ONU(宅側装置)
11〜13 宅側予備応答装置
15 切替指示・応答確認装置
110 光受信装置
112 光スイッチ
114 制御部
115 グレーティングファイバ(応答部)
116 ダミーONU(応答部)
117 光送信器(応答部)
F0〜F3 光ファイバ

Claims (6)

  1. 局側から光ファイバを介して送信されて来る光信号に含まれている所定の波長の制御信号を、抽出して受信する光受信装置と、
    局側からの光線路を、宅側装置が接続される一の端子、及び、当該端子とは異なる他の端子に、選択的に接続可能な光スイッチと、
    前記光受信装置によって受信された前記制御信号に応じて、前記光スイッチに、接続すべき端子を選択させる制御部と、
    前記他の端子に接続され、局側へ光信号を発信することが可能な応答部とを備え
    前記応答部は、局側装置と通信可能な、予備的な宅側装置であることを特徴とする宅側予備応答装置。
  2. 前記光スイッチが前記一の端子との接続を成しているときは、前記予備的な宅側装置はオフ状態である請求項1記載の宅側予備応答装置。
  3. 局側から光ファイバを介して送信されて来る光信号に含まれている所定の波長の制御信号を、抽出して受信する光受信装置と、
    局側からの光線路を、宅側装置が接続される一の端子、及び、当該端子とは異なる他の端子に、選択的に接続可能な光スイッチと、
    前記光受信装置によって受信された前記制御信号に応じて、前記光スイッチに、接続すべき端子を選択させる制御部と、
    前記他の端子に接続され、局側へ光信号を発信することが可能な応答部とを備え、
    前記応答部は、局側に設けられた所定の光受信器で検出可能な光信号を発信する光送信器であることを特徴とする宅側予備応答装置。
  4. 前記光スイッチが前記一の端子との接続を成しているときは、前記光送信器はオフ状態である請求項3記載の宅側予備応答装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された宅側予備応答装置を搭載した宅側装置
  6. 光ファイバを含む局側からの光線路を宅側装置へ接続するか、当該宅側装置とは別の応答部に接続するかを制御信号によって切り替える光スイッチを、複数の宅側装置ごとに設けたシステムにおける光線路の検査方法であって、
    局側装置と前記宅側装置との通信が途絶えたとき、前記光線路の接続先を前記宅側装置から前記応答部に切り替える制御信号を、所定の波長の光信号として局側から宅側へ送信し、
    前記光スイッチが、前記光線路の接続先を前記宅側装置から前記応答部に切り替え、
    前記応答部が光信号を発信し、
    局側で前記応答部からの光信号を受信できた場合は前記光線路の故障ではなく、受信できなかった場合は前記光線路の故障であるとする
    ことを特徴とする光線路の検査方法
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