JP5315836B2 - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体に関し、特に検索対象の情報の並び替えに関する。
電子データに対する検索技術、あるいは検索結果の表示技術は、検索対象の情報量の増大による検索結果数の増大のため、ますます重要な技術となっている。なぜなら、求める情報が大量の検索結果に埋もれてしまい、見つけることが困難になっているからである。このような検索技術として、例えば、入力された検索要求の解析により設定された検索条件に基づいて検索を実行し、その検索結果を所定のスコア算出手段により順序付けするランキング検索技術が提案されている。
このような検索技術においては、検索漏れを低減するため、入力された検索語の類義語を検索語として追加することが行なわれている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1においては、同義語辞書及び国語辞書の情報に基づいて生成された説明語辞書に基づき、入力された検索語が同義語及び論理式へと展開される。検索部が、入力された検索語及び同義語のいずれかを文書内容として含む文書を全て検索結果とする。これにより、漏れの無い検索が可能となる。
また、上記所定のスコア算出手段においては、指定された検索条件に含まれる検索語等が夫々の文書において出現する若しくは用いられている回数であるTF(Term Frequency)及び上記検索語等を含む文書の数であるDF(Document Frequency)が用いられる。
特開平10−149368号公報
ここで、文言による検索は、上述したようにTF及びDFを用いて行なわれるが、その手法の一つとして、DFが小さい程その文言を重要な文言として扱い、スコアが高くなるような計算が行なわれる。上述したように、抽出された類義語が新たな検索語になった場合、夫々の検索語について算出されたスコアの総和が用いられていた。
しかしながら、このようなスコアの算出方法を用いる場合、抽出された類義語の数が多ければ、夫々の類義語についてのスコアが加算されるため、それだけ算出されるスコアの値も大きくなってしまう。他方、抽出された類義語の数が少ない検索語は、類義語の数が多い検索語よりも低い値のスコアとなる。即ち、抽出される類義語の数が少ない検索語は、類義語が多く抽出される検索語よりも、最終的なスコアに対する寄与率が低くなってしまう。その結果、正確なスコアが算出されない可能性がある。
また、検索エンジン側が類義語を抽出するのではなく、ユーザが類義語を並列条件として入力する場合であっても同様の課題が生じ得る。即ち、ユーザによる類義語の設定数が多い検索語と少ない検索語との間で、同様の課題が生じ得る。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、検索対象の情報群における検索語及びその類義語の出現頻度に基づいてスコアを算出する情報処理装置において、検索語毎に類義語の数が異なる場合であっても、正確にスコアを算出することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、予め格納されている複数の検索対象情報を表示する順序を指定された条件に対する適合度に基づいて決定する情報処理装置であって、前記指定された条件に関する指定条件情報として複数の文言を取得する指定条件情報取得部と、前記取得された複数の文言の夫々について類義語を取得する類義語情報取得部と、前記文言及びその類義語を類義語群としてグループ化する類義語群生成部と、前記生成された類義語群毎の前記適合度である類義語群適合度を算出する類義語群適合度算出部と、前記類義語群毎に算出された複数の類義語群適合度に基づいて前記適合度を算出する適合度算出部とを含み、前記類義語群適合度算出部は、一の類義語群に含まれる文言及び類義語のうち少なくとも一つの単語を含む前記検索対象情報の数が小さい程、前記類義語群適合度を高く算出し、一の検索対象情報に含まれる前記少なくとも一つの単語の数が大きい程、前記類義語群適合度を高く算出し、前記類義語群適合度の値が、一の検索対象情報に対して前記文言及び前記類義語の夫々について算出された適合度の総和よりも小さくなるように前記類義語群適合度を算出することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記類義語群適合度算出部は、一の類義語群に含まれる文言若しくは類義語のいずれかの単語を含む前記検索対象情報の数を論理和文書数として算出する論理和文書数算出手段と、一の検索対象情報に含まれる前記単語の数の合計を合計単語数として算出する合計単語数算出手段とを含み、前記論理和文書数及び前記合計単語数に基づいて前記類義語群適合度を算出することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記類義語群適合度算出部は、請求項に記載の情報処理装置において、一の類義語群に含まれる文言若しくは類義語のいずれかの単語を含む前記検索対象情報の数を論理和文書数として算出する論理和文書数算出手段と、前記一の検索対象情報に含まれる一の前記単語毎の適合度を前記論理和文書数に基づいて単語別適合度として算出する単語別適合度算出部とを含み、前記単語別適合度に基づいて前記類義語群適合度を算出することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記類義語群適合度算出部は、前記文言を含む前記検索対象情報の数及び一の検索対象情報に含まれる前記文言の数に基づいて前記一の検索対象情報の前記文言に対する適合度を文言適合度として算出する文言適合度算出手段と、前記文言適合度を算出した文言の類義語を含む前記検索対象情報の数及び前記一の検索対象情報に含まれる前記類義語の数に基づいて前記一の検索対象情報の前記類義語に対する適合度を類義語適合度として算出する類義語適合度算出手段とを含み、前記文言適合度及び前記類義語適合度に基づいて前記類義語群適合度を算出することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記類義語群適合度算出部は、前記文言適合度及び前記類義語適合度の平均に基づいて前記類義語群適合度を算出することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記類義語群適合度算出部は、前記文言適合度及び前記類義語適合度のうち、値の高いものを前記類義語群適合度とすることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記類義語群適合度算出部は、請求項に記載の情報処理装置において、一の類義語群に含まれる文言及びその類義語の夫々を含む前記検索対象情報の数の最大値を最大文書数として算出する最大文書数算出手段と、一の検索対象情報に含まれる前記文言及びその類義語夫々の数の最大値を最大単語数として算出する最大単語数算出手段とを含み、前記最大文書数及び前記最大単語数に基づいて前記類義語群適合度を算出することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記類義語群適合度算出部は、前記類義語が前記類義語群適合度の算出結果に寄与する割合を前記文言が前記類義語群適合度の算出結果に寄与する割合よりも低くして前記類義語群適合度を算出することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記合計単語数算出手段は、前記一の検索対象情報に含まれる前記文言の数と、前記一の検索対象情報に含まれる前記類義語の数を減じた数との合計を前記合計単語数として算出することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、異なる単語同士を類義語として関連付ける情報を記憶している類義語情報記憶部を更に有し、前記類義語情報取得部は、前記類義語情報記憶部に記憶された情報に基づいて前記類義語を取得することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記指定条件情報は、異なる単語を並列条件として関連付ける情報を含み、前記類義語情報取得部は、前記指定条件情報において前記文言に並列条件として関連付けられている単語を前記類義語として取得することを特徴とする。
また、請求項1に記載の発明は、予め格納されている複数の検索対象情報を表示する順序を指定された条件に対する適合度に基づいて決定する情報処理方法であって、指定条件情報取得部が、前記指定された条件に関する指定条件情報として複数の文言を取得し、類義語情報取得部が、前記取得された複数の文言の夫々について類義語を取得し、類義語群生成部が、前記文言及びその類義語を類義語群としてグループ化し、類義語群適合度算出部が、前記生成された類義語群毎の前記適合度である類義語群適合度を算出し、適合度算出部が、前記類義語群毎に算出された複数の類義語群適合度に基づいて前記適合度を算出し、その際、一の類義語群に含まれる文言及び類義語のうち少なくとも一つの単語を含む前記検索対象情報の数が小さい程、前記類義語群適合度を高く算出し、一の検索対象情報に含まれる前記少なくとも一つの単語の数が大きい程、前記類義語群適合度を高く算出し、前記類義語群適合度の値が、一の検索対象情報に対して前記文言及び前記類義語の夫々について算出された適合度の総和よりも小さくなるように前記類義語群適合度を算出することを特徴とする。
また、請求項1に記載の発明は、情報処理プログラムであって、請求項1に記載の情報処理方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする。
また、請求項1に記載の発明は、記録媒体であって、請求項1に記載の情報処理プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記憶したことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、検索対象の情報群における検索語及びその類義語の出現頻度に基づいてスコアを算出する情報処理装置において、検索語毎に類義語の数が異なる場合であっても、正確にスコアを算出することが可能となる。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態においては、特許文書を検索する情報検索装置を含む情報検索システムを例として説明する。
図1は、本実施の形態に係る情報検索システムの運用形態の例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報検索システムは、情報検索装置1、クライアント装置2及び対象情報DB200を含む。クライアント装置2は、PC(Personal Computer)等の一般的な情報処理装置によって構成される。情報検索装置1は、ネットワークを介してクライアント装置2と接続されており、クライアント装置2からの検索要求を受けて対象情報DB200に格納されている文書情報を検索するサーバとして運用される。
対象情報DB200は、検索対象の情報として特許文献の情報を記憶している。即ち、本実施形態に係る検索対象情報は、対象情報DB200に格納されている特許文献情報である。尚、図1に示すように、本実施形態においては、対象情報DB200が情報検索装置1とは別に設けられている例を説明するが、対象情報DB200を情報検索装置1内部に構成することも可能である。対象情報DB200は、HDD等の不揮発性記憶媒体によって構成される。
次に、本実施形態に係る情報検索装置1のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態に係る情報検索装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る情報検索装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等の情報処理端末と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係る情報検索装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス80を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60及び操作部70が接続されている。
CPU10は演算手段であり、情報検索装置1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F50は、バス80と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが情報検索装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザが情報検索装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。尚、図1において説明したように、本実施形態に係る情報検索装置1は、サーバとして運用される。従って、LCD60及び操作部70等のユーザインタフェースは省略可能である。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10の制御に従って動作することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る情報検索装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る情報検索装置1の機能ブロックについて、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る情報検索装置1の機能ブロック及び情報検索装置1が検索する対象の文書情報を格納している対象情報DB200を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る情報検索装置1は、検索制御部100、情報入力部110、ネットワークI/F120、表示部130及び辞書情報DB140を有する。
情報入力部110は、ユーザが情報検索装置1を操作して検索制御部100に情報を入力するための構成であり、図2に示すI/F50及び操作部70によって実現される。ネットワークI/F120は、情報検索装置1がネットワークを介して情報を取得し、若しくはネットワークを介して情報を送信するためのインタフェースであり、図2に示すI/F50によって実現される。具体的には、例えばEthernet(登録商標)接続のインタフェースや、USB(Universal Serial Bus)接続のインタフェースによって実現される。
表示部130は、情報検索装置1の動作状態や、検索結果等が表示される構成であり、図2に示すI/F50及びLCD60によって実現される。辞書情報DB140は、類義語検索が可能な単語のデータベースであり、図2に示すHDD40、RAM20において動作するプログラムによって実現される。
検索制御部100は、本実施形態に係る情報検索装置1の検索機能を担う構成であり、指定条件情報取得部101、指定条件情報解析部102、適合度算出部103及び算出結果処理部104を有する。検索制御部100は、図2に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10の制御に従って動作することにより構成される。
指定条件情報取得部101は、ユーザによって情報入力部110を介して入力された情報若しくはネットワークI/F120を介してネットワーク経由で入力された情報を指定条件情報として取得する。指定条件情報取得部101は、図2に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10の制御に従って動作することにより構成される。指定条件情報とは、所望の文書を抽出するための条件として、ユーザによって指定される条件である。
図4(a)を参照して、指定条件情報取得部101が取得する指定条件情報の例について説明する。図4(a)は、指定条件情報として普通文が入力された例を示している。図4(a)に示す例の場合、“AのBでCされたD”という文章が条件として指定される。換言すると、“AのBでCされたD”という文章と、対象情報DB200に格納されている夫々の文書に開示されている内容との適合度の算出が要求される。
指定条件情報解析部102は、指定条件情報取得部101が取得した指定条件情報を解析し、適合度の算出態様に応じた情報形態に変換する。また、指定条件情報解析部102は、指定条件情報として入力された文言の類義語を辞書情報DB140から取得する。即ち、指定条件情報解析部102は、類義語情報取得部として機能する。類義語情報取得部は、図2に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10の制御に従って動作することにより構成される。
ここで、指定条件情報解析部102による指定条件情報の解析及び変換態様について、図4(a)〜(c)を参照して説明する。図4(a)に示すような普通文が指定条件情報として入力されると、指定条件情報解析部102は、文章を夫々の単語に区切る。図4(b)に示すように、本実施形態においては、“AのBでCされたD”という文章が“A/の/B/で/C/された/D”というように区切られる。
そして指定条件情報解析部102は、区切られた単語のうち、単独では意味をもたない語を削除し、単独で意味を有する単語のみを抽出する。本実施形態においては、図4(c)に示すように、“A”、“B”、“C”及び“D”の文言が抽出される。図4(c)に示すように抽出された文言が、適合度の算出におけるキーワードとして用いられる。指定条件情報解析部102は、図4(c)に示すように指定条件情報を変換すると、辞書情報DB140から夫々の文言の類義語を取得する。
図4(d)は、図4(c)に示す夫々の文言に基づいて抽出された類義語を示す図である。図4(d)の例においては、“A”の類義語として“A1”、“A2”を、“B”の類義語として“B1”、“B2”、“B3”、“B4”を、“C”の類義語として“C1”を、“D”の類義語として“D1”を、夫々抽出した例を示している。指定条件情報解析部102は、図4(d)に示す文言及びその類義語の情報を適合度算出部103に入力する。
適合度算出部103は、指定条件情報解析部102から入力された文言及びその類義語の情報に基づき、対象情報DB200に格納されている各文書の適合度を算出する。適合度算出部103は、図4(d)に示す類義語の算出結果に応じて調整された適合度を算出する。適合度算出部103による適合度の算出方法が本実施形態の要旨の1つとなる。適合度算出部103による具体的な適合度の算出方法については、後に詳述する。
算出結果処理部104は、適合度算出部103によって算出された文書毎の適合度の一覧を、表示部130若しくはクライアント装置2の表示部に表示するための表示情報を生成して、出力する。即ち、算出結果処理部104は、表示情報生成部として機能する。表示情報生成部は、図2に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10の制御に従って動作することにより構成される。
次に、本実施形態に係る情報検索システムの動作について図を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る情報検索システムにおける情報検索動作を示すシーケンス図である。図5に示すように、文書情報DB200に登録されている文書情報を検索する際、先ず、ユーザはクライアント装置2を操作して検索条件を指定するための検索条件指定画面を表示するための情報を情報検索装置1から取得し、検索条件指定画面を表示する(S501)。以下、本実施形態の説明においては、ユーザがクライアント装置2を操作して情報検索装置1の機能を利用する場合を例として説明する。
S501においてクライアント装置2の表示部に表示される検索条件指定画面を、図6に示す。図6は、文書情報DB200に格納されている文書を検索する際に表示される画面であって検索条件を指定する検索条件指定画面300を示す図である。図6に示すように検索条件指定画面300は、検索対象指定部301、検索条件指定部302及び検索条件入力部303を有する。検索対象指定部301は、“国内特許”、“海外特許”、“実用新案”等のように、検索する対象として文書の種類を選択する。検索条件指定部302は、“文章”、“キーワード”、“書誌項目”等のように、文書を検索する条件の種類を選択する。検索条件入力部303は、検索条件指定部302において選択した検索条件の種類に応じた検索条件を入力する。
図6の例においては、検索条件として“文章”を指定する場合を示している。“文章”を検索条件とした場合、検索条件入力部303には抽出すべき文書(本実施形態においては特許公報)を特定するための文章を入力する。本実施形態においては、特許文書に開示されている技術を特定する文章として、図4(a)において説明したように、“AのBでCされたD。”という文章が入力される場合を例として説明する。ユーザは、クライアント装置2の操作部を操作することにより、図6に示すような文章を入力し、情報検索装置1に対して指定条件情報として送信する(S502)。
情報検索装置1に送信された指定条件情報は、ネットワークI/F120から情報検索装置1に入力され、検索制御部100の指定条件情報取得部101が取得する(S503)。指定条件情報解析部102は、指定条件情報取得部101から指定条件情報としての文章を取得すると、入力された文章を解析する(S504)。S504において、指定条件情報解析部102は、図4(b)及び図4(c)において説明したように、解析処理を実行する。
指定条件情報解析部102は、図4(c)に示すように単語を抽出すると、辞書情報DB140を検索して夫々の単語の類義語を抽出する(S505)。S505の処理により、図4(d)において説明したように類義語が抽出される。指定条件情報解析部102は、図4(d)に示す情報を適合度算出部103に入力する。
適合度算出部103は、図4(d)に示す情報を取得すると、指定条件情報として入力された単語及びその類義語をグループ化し、類義語群を生成する(S506)。即ち、適合度算出部103が類義語群生成部として機能する。類義語群生成部は、図2に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10の制御に従って動作することにより構成される。図7に、S506の処理によって生成される類義語群の例を示す。図7に示すように、指定条件情報として入力された“A”、“B”、“C”、“D”夫々の単語と、夫々の類義語として抽出された単語とがグループ化される。本実施形態においては、“A”〜“D”までの4つの類義語群を夫々類義語群1〜4とする。
適合度算出部103は、図7に示すように類義語群を生成すると、夫々の類義語群毎に対象情報DB200に格納されている各文書の適合度を類義語群適合度として算出する(S507)。即ち、適合度算出部103が、類義語群適合度算出部として機能する。類義語群適合度算出部は、図2に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10の制御に従って動作することにより構成される。ここで、S507における類義語群適合度の算出態様について説明する。文書jの類義語群iについての類義語群適合度(Scorei,j)は、以下の式(1)によって求められる。
Figure 0005315836
ここで、式(1)に示す“N”は、対象情報DB200に格納されている全文書の数である。また、“tfij”は、類義語群iに含まれる各単語が文書jにおいて登場する数の合計数(TF)、即ち合計単語数である。即ち、適合度算出部103が合計単語数算出手段として機能する。合計単語数算出手段は、図2に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10に制御に従って動作することにより構成される。
例えば、図7に示す類義語群1の場合において、文書jの類義語群1についての類義語群適合度を算出する場合を考える。文書jにおいて、“A”が2個、“A1”が1個、“A2”が5個登場する場合、tf1jは“8”となる。
また、式(1)に示す“dfi”は、対象情報DB200に格納されている文書のうち、類義語群iに含まれる各単語の少なくとも1つを含む文書の数(DF)である。即ち、本実施形態に係るdfiは、“A”、“A1”、“A2”を含む文書の論理和の文書数である。従って、適合度算出部103が論理和文書数算出手段として機能する。論理和文書数算出手段は、図2に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10に制御に従って動作することにより構成される。
上記式(1)の式において、類義語群適合度(Scorei,j)はDFの値が小さい程大きくなる。これは、その単語を含む文書の数が少ない程、即ちDFの値が小さい程、特徴的な単語であるという考え方に基づく。また、類義語群適合度(Scorei,j)は、TFの値が大きい程大きくなる。これは、その単語を多く含む文書である程、即ち、TFの値が大きい程、条件に合致した文書であるという考え方に基づく。
適合度算出部103は、上記式(1)を用いて、対象情報DB200に格納されている全文書に対して図7に示す各類義語群夫々について類義語群適合度を算出する。図8に、S507における類義語群適合度の算出結果を示す。図8に示すように、対象情報DB200に格納されている夫々の文書について、夫々の類義語群毎に類義語群適合度が算出される。尚、対象情報DB200に格納されている文書について、辞書情報DB140に登録されている単語のTF、DFを予め算出し、インデックスとして格納しておくことが好ましい。これにより、上記式(1)による類義語群適合度の算出処理を迅速に完了することが可能となる。
適合度算出部103は、類義語群適合度を算出すると、その類義語群適合度に基づき、対象情報DB200に格納されている各文書jの最終的な適合度、即ち、各文書の指定条件情報に対する適合度を算出する(S508)。文書jの指定条件情報に対する適合度(Scorej)は、以下の式(2)によって求められる。
Figure 0005315836
ここで、式(2)に示す“n”は、S506において生成された類義語群の数である。即ち、本実施形態に係る“n”は“4”である。S508の処理により、夫々の文書について、類義語群適合度の総和が最終的な適合度として算出される。図9に、S508における適合度の算出結果を示す。図9の例においては、例えば、文書番号“****−*****a”の適合度“a”は、図8に示す類義語群適合度“a1”〜“a4”の総和により算出された値である。
適合度算出部103は、図9に示すように適合度を算出すると、算出された適合度に基づいて文書の並び順をソートしてランキング結果情報を生成する。そして、適合度算出部103は、ランキング結果情報を算出結果処理部104に入力する。適合度算出部103からランキング結果情報を受信した抽出結果処理部104は、ランキング検索結果を表示するための表示情報を生成し、クライアント装置2に対して送信する(S509)。表示情報を受信したクライアント装置2は、表示部にランキング検索結果を表示し(S510)、処理を終了する。
S510においてクライアント装置2の表示部に表示される画面について、図10を参照して説明する。図10は、標準的なランキング検索結果の表示態様として、文書毎の適合度による一覧を示す図である。このような処理により、本実施形態に係る検索動作が終了する。
本実施形態においては、上記の式(1)において説明したように、類義語群適合度を求める際に用いるTF、DFに特徴を有する。即ち、対象の類義語群に含まれる各単語が対象の文書において登場する数の合計数をTFとする。また、対象の類義語群に含まれる各単語の少なくとも1つを含む文書の数をDFとする。これにより、夫々の類義語群毎の適合度を正確に算出することが可能となる。
ここで、本実施形態に係る算出方法による類義語群適合度の算出結果と従来の算出方法による算出結果との比較例を図11(a)、図11(b)に示す。図11(a)は、図7に示す類義語群1について、従来の算出方法による算出結果を示す図である。図11(a)においては、“A”〜“A2”のTFが夫々“2”、“1”、“5”であり、DFが夫々“800”、“100”、“500”である場合を例としている。尚、対象情報DB200に格納されている全文書数“N”が、“60000”である場合を例としている。この場合、類義語群1の適合度は、“A”〜“A2”の夫々について算出した適合度の総和である“0.91495”となる。
これに対して、図11(b)は、本実施形態に係る算出方法による算出結果を示す図である。図11(b)においては、TFは“A”〜“A2”のTFの総和である“8”である。また、DFは、“A”〜“A2”のうち少なくともいずれか1つを含む文書の数であり、“1000”である場合を例としている。この場合、上述した式(1)によって適合度を算出すると“0.330793”となる。このように、本実施形態に係る算出方法を用いることにより、類義語の多い文言のスコアが不当に高く算出されてしまう問題を解決することができる。
上述した式(1)に係る算出方法では、類義語群適合度を正確に算出するため、同一の類義語群に含まれる単語を同一の単語とみなして計算する。そのために、TF、DFの値の定義を上述した定義とする。これにより、図11(a)、(b)において説明したように、一の類義語群の類義語群適合度は、一の単語の適合度に相当する値として算出される。
この他、一の類義語群に含まれる単語を同一の単語とみなしてDF値を決定した上で、従来と同様に夫々の単語毎に算出したスコアの総和を類義語群適合度としても良い。このような場合、文書jの類義語群iについての類義語群適合度(Scorei,j)は、以下の式(3)によって求められる。
Figure 0005315836
ここで、式(3)に示すScoreik,jは、文書jについて、類義語群iのk番目の単語に基づいて算出した適合度である単語別適合度を示す。即ち、適合度算出部103が単語別適合度算出部として機能する。単語別適合度算出部は、図2に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10に制御に従って動作することにより構成される。この単語別適合度(Soreik,j)は、以下の式(4)によって求められる。
Figure 0005315836
ここで、式(4)に示す“N”は、対象情報DB200に格納されている全文書数である。また、“tfikj”は、類義語群iのk番目の単語が文書jにおいて登場する数の合計数(TF)である。例えば、図7に示す類義語群1の場合において、文書jの類義語群1についての類義語群適合度を算出する場合を考える。文書jにおいて、“A”が2個、“A1”が1個、“A2”が5個登場する場合、tf11jは“2”、tf12jは“1”、tf13jは“5”となる。また、“dfj”は、対象情報DB200に格納されている文書のうち、類義語群iに含まれる各単語の少なくとも1つを含む文書の数(DF)である。即ち、本実施形態に係るdfjは、“A”、“A1”、“A2”を含む文書の論理和である。
式(4)に示す通り、“dfj”の値が大きい程“Scoreik,j”の値が小さくなる。これは、DFの値が大きい程、その単語の重みを低く算出するという計算方針に基づく。即ち、式(4)を用いて算出した各単語の単語別適合度は、従来の算出方法を用いて算出した単語毎の適合度よりも低い値となる。これにより、類義語の多い文言のスコアが不当に高く算出されてしまう問題を解決することができる。
ここで、式(3)、式(4)による類義語群適合度の算出結果と従来の算出方法による算出結果との比較例を図11(a)、図11(c)に示す。図11(a)は、上記説明と同様であるため、説明を省略する。図11(c)は、式(3)、式(4)による算出結果を示す図である。図11(c)においては、“A”〜“A2”のTFが夫々図11(a)と同じ“2”、“1”、“5”である。そして、図11(c)のDFは、“A”〜“A2”の論理和文書数であるため、図11(b)と同じ“1000”である。この場合、上述した式(3)、(4)によって類義語群適合度を算出すると“0.744287”となる。
このように、式(3)、式(4)によって算出された類義語群適合度は、図11(a)に示す従来の算出方法によって算出された値よりも低くなる。これは、夫々の単語毎に重み値を設定するのではなく、夫々の単語が含まれる類義語群の論理和文書数に基づいて重み値を設定したことによる効果である。他方、式(3)、式(4)によって算出された類義語群適合度は、図11(b)に示す式(1)によって算出された値よりも大きくなる。これは、一の類義語群に含まれる夫々の単語を同一の単語とみなすのではなく、異なる単語として計算することによる効果である。
ランキング検索における適合度の算出に際しては、ランク付けの方針によって好適な算出方法が異なる。即ち、類義語であれば同一の単語であるとみなして計算すべき場合や、類義語であっても様々な単語を用いて説明されている文書は高いスコアを付与すべき場合がある。従って、式(1)による算出方法と、式(3)、式(4)による算出方法とは、ランク付けの方針に応じて適宜使い分けることが好ましい。いずれの場合であっても、上述したように、類義語の多い文言のスコアが不当に高く算出されてしまう問題を解決することができる。
尚、上記の説明においては、図4(a)〜図4(c)において説明したように、入力された普通文からキーワードが抽出される例を説明した。この他、キーワードが直接入力される場合であっても、上記説明した実施形態を適用することが可能であり、同様の効果を得ることができる。
また、上記の説明においては、図4(d)に示すように、指定条件情報解析部102により辞書情報DB140から類義語が取得される例を説明した。この他、類義語同士が“or”で結ばれた検索条件が、ユーザによって入力される場合もあり得る。この場合、指定条件情報解析部102は、検索条件において“or”で結ばれているキーワードをグループ化して図7に示すような類義語群を生成する。これにより、上記と同様の効果を得ることが可能となる。
尚、ユーザによって“or”で結ばれた類義語が入力された場合であっても、指定条件情報解析部102が、辞書情報DB140から類義語を取得することが好ましい。これにより、ユーザによって入力されなかった類義語も検索条件に加えることができ、漏れのない検索を実行することが可能となる。
また、上記の説明においては、“類義語”として説明したが、“類義語”の中にも意味が完全に同一である“同義語”と、類似ではあるが異なる意味の“類義語”とが考えられる。この場合、“同義語”と“類義語”に同一のスコアを付与すると、スコアが正確に算出されない可能性がある。このような課題に対して、辞書情報DB140から取得された単語について所定の係数を適用してスコアを減ずることが考えられる。換言すると、指定条件情報として入力された文言がスコアの算出に寄与する割合よりも、類義語がスコアの算出に寄与する割合を低くする。
例えば、図11(a)、(b)の例においては、夫々の単語のTFを単純に合計して合計単語数“8”を得るのではなく、辞書情報DB140から抽出された単語である“A1”、“A2”においては、TF値に所定の係数を乗じて合計単語数を得る。例えば、TF値を半分にして、即ち、係数として“0.5”を乗じて合計単語数を得る場合、“A1”のTF値は“0.5”、“A2”のTF値は“2.5”となる。この場合、式(1)を用いて算出される類義語群適合度は“0.310118”となる。このような態様により、類似であるが異なる意味の単語を含む文書のスコアが不当に高く算出されてしまうことを防ぐことができる。
尚、上記類義語のTF値に乗ずる係数は、上述した0.5以外であっても良い。ユーザによって入力された単語と完全に一致することを重要視する場合、上記係数は更に低い値、例えば、“0.4”、“0.3”・・・等にする。他方、スコアの微調整に留める場合は、上記係数は高い値、例えば“0.9”、“0.8”、・・・等にする。また、辞書情報DB140に類義語として格納された単語について、夫々の単語ペア毎に意味の類似度を判断して係数を設定しておいても良い。
その他の実施形態.
実施の形態1においては、適合度を算出する際のDFの値として論理和文書数を用いる場合を説明した。この他、適合度算出部103が、図11(b)に示す合計適合度よりも小さい値が類義語群適合度として算出されるようにすれば、類義語の多い文言のスコアが不当に高く算出されてしまう問題を解決することが可能である。以下、その他の例について夫々説明する。
例えば、実施の形態1と同様に、一の類義語群に含まれる単語を同一の単語とみなして計算する場合、上述したように論理和文書数及び合計単語数を用いると計算に要する処理が増大する。これは、予め作成されたインデックスのTF、DFをそのまま用いることができないためである。これに対して、以下の式(5)を用いることにより、簡易な処理で実施の形態1に近い効果を得ることができる。
Figure 0005315836
式(5)に示す“Scoreold ik,j”は、従来の算出方法、即ち、図11(b)に示す夫々の単語毎の適合度を従来の算出方法によって算出した適合度である。従って、式(5)は、全体として、従来の算出方法によって夫々の単語毎に算出された適合度のうち最も高い値を、その類義語群の適合度として用いることを示す。例えば、図11(a)の例においては、単語“A2”の適合度が“0.36262”で最も高い。従って、式(5)の算出方法を用いる場合、類義語群1の類義語群適合度は“0.36262”となる。
換言すると、式(5)の算出方法においては、まず、指定条件として入力された文言についての適合度である文言適合度及びその文言の類義語についての適合度である類義語適合度を図11(a)に示すように算出する。即ち、適合度算出部103が、文言適合度算出部、類義語適合度算出部として機能する。文言適合度算出部、類義語群適合度算出部は、図2に示すRAM20にロードされたプログラムがCPU10の制御に従って動作することにより構成される。
従来の方法による適合度の算出に際しては、予め作成されたインデックスの情報に基づいて直接計算を実行することが可能である。式(5)の算出方法においては、従来の方法によって算出された適合度から最大値を選択すれば良い。従って、式(5)による適合度の算出結果によれば、簡易な計算で図11(b)の例に近い値を得ることができる。
また、以下の式(6)によっても、簡易な処理で実施の形態1に近い効果を得ることができる。
Figure 0005315836
式(6)は、従来の算出方法によって夫々の単語毎に算出された適合度の平均を、その類義語群の適合度として用いることを示す。例えば、図11(a)の例においては、類義語群1の類義語群適合度は“0.304983”となる。式(6)の算出方法においては、従来の方法によって算出された適合度を平均すれば良い。従って、式(6)による適合度の算出結果においても、簡易な計算で図11(b)の例に近い値を得ることができる。
また、以下の式(7)によっても、簡易な処理で実施の形態1に近い効果を得ることができる。
Figure 0005315836
式(7)に示す“tfij max”は、類義語群iに含まれる各単語が文書jにおいて登場する数の最大数(TF)、即ち最大単語数である。即ち、適合度算出部103が、最大単語数算出手段として機能する。例えば、図11(a)に示す例の場合、“tfij max”は“5”である。
また、“dfj max”は、対象情報DB200に格納されている文書のうち、類義語群iに含まれる各単語を含む文書の数の最大数(DF)である。即ち、適合度算出部103が、最大文書数算出手段として機能する。例えば、図11(b)に示す例の場合、“dfj max”は、“800”である。
式(7)による類義語群適合度の算出結果の例を図11(d)に示す。図11(d)に示すように、式(7)を用いて図11(a)の例について適合度を算出すると“0.32702”となる。式(7)の算出方法においては、予め作成されたインデックス情報のうち、検索条件に適合する情報のTF及びDFを抽出して式(7)に示す計算を実行すれば良い。従って、式(7)による適合度の算出結果においても、簡易な計算で図11(b)の例に近い値を得ることができる。
本発明の実施形態に係る情報検索システムの運用形態を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報検索装置のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る情報検索装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る指定条件情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報検索システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る指定条件情報の入力画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る類義語群の生成態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る類義語群適合度の算出結果を示す図である。 本発明の実施形態に係る適合度の算出結果を示す図である。 本発明の実施形態に係るランキング検索の結果表示画面の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る類義語群適合度の算出結果及び従来例にかかる類義語群適合度の算出結果を示す図である。
符号の説明
1 情報検索装置
2 クライアント装置
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 バス
100 検索制御部
101 指定条件情報取得部
102 指定条件情報解析部
103 適合度算出部
104 抽出結果処理部
110 情報入力部
120 ネットワークI/F
130 表示部
140 辞書情報DB
200 対象情報DB

Claims (14)

  1. 予め格納されている複数の検索対象情報を表示する順序を指定された条件に対する適合度に基づいて決定する情報処理装置であって、
    前記指定された条件に関する指定条件情報として複数の文言を取得する指定条件情報取得部と、
    前記取得された複数の文言の夫々について類義語を取得する類義語情報取得部と、
    前記文言及びその類義語を類義語群としてグループ化する類義語群生成部と、
    前記生成された類義語群毎の前記適合度である類義語群適合度を算出する類義語群適合度算出部と、
    前記類義語群毎に算出された複数の類義語群適合度に基づいて前記適合度を算出する適合度算出部とを含み、
    前記類義語群適合度算出部は、
    一の類義語群に含まれる文言及び類義語のうち少なくとも一つの単語を含む前記検索対象情報の数が小さい程、前記類義語群適合度を高く算出し、
    一の検索対象情報に含まれる前記少なくとも一つの単語の数が大きい程、前記類義語群適合度を高く算出し、
    前記類義語群適合度の値が、一の検索対象情報に対して前記文言及び前記類義語の夫々について算出された適合度の総和よりも小さくなるように前記類義語群適合度を算出することを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記類義語群適合度算出部は、
    一の類義語群に含まれる文言若しくは類義語のいずれかの単語を含む前記検索対象情報の数を論理和文書数として算出する論理和文書数算出手段と、
    一の検索対象情報に含まれる前記単語の数の合計を合計単語数として算出する合計単語数算出手段とを含み、
    前記論理和文書数及び前記合計単語数に基づいて前記類義語群適合度を算出することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記類義語群適合度算出部は、
    一の類義語群に含まれる文言若しくは類義語のいずれかの単語を含む前記検索対象情報の数を論理和文書数として算出する論理和文書数算出手段と、
    前記一の検索対象情報に含まれる一の前記単語毎の適合度を前記論理和文書数に基づいて単語別適合度として算出する単語別適合度算出部とを含み、
    前記単語別適合度に基づいて前記類義語群適合度を算出することを特徴とする、請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記類義語群適合度算出部は、
    前記文言を含む前記検索対象情報の数及び一の検索対象情報に含まれる前記文言の数に基づいて前記一の検索対象情報の前記文言に対する適合度を文言適合度として算出する文言適合度算出手段と、
    前記文言適合度を算出した文言の類義語を含む前記検索対象情報の数及び前記一の検索対象情報に含まれる前記類義語の数に基づいて前記一の検索対象情報の前記類義語に対する適合度を類義語適合度として算出する類義語適合度算出手段とを含み、
    前記文言適合度及び前記類義語適合度に基づいて前記類義語群適合度を算出することを特徴とする、請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記類義語群適合度算出部は、前記文言適合度及び前記類義語適合度の平均に基づいて前記類義語群適合度を算出することを特徴とする、請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記類義語群適合度算出部は、前記文言適合度及び前記類義語適合度のうち、値の高いものを前記類義語群適合度とすることを特徴とする、請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記類義語群適合度算出部は、
    一の類義語群に含まれる文言及びその類義語の夫々を含む前記検索対象情報の数の最大値を最大文書数として算出する最大文書数算出手段と、
    一の検索対象情報に含まれる前記文言及びその類義語夫々の数の最大値を最大単語数として算出する最大単語数算出手段とを含み、
    前記最大文書数及び前記最大単語数に基づいて前記類義語群適合度を算出することを特徴とする、請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記類義語群適合度算出部は、前記類義語が前記類義語群適合度の算出結果に寄与する割合を前記文言が前記類義語群適合度の算出結果に寄与する割合よりも低くして前記類義語群適合度を算出することを特徴とする、請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記合計単語数算出手段は、前記一の検索対象情報に含まれる前記文言の数と、前記一の検索対象情報に含まれる前記類義語の数を減じた数との合計を前記合計単語数として算出することを特徴とする、請求項に記載の情報処理装置。
  10. 異なる単語同士を類義語として関連付ける情報を記憶している類義語情報記憶部を更に有し、
    前記類義語情報取得部は、前記類義語情報記憶部に記憶された情報に基づいて前記類義語を取得することを特徴とする、請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記指定条件情報は、異なる単語を並列条件として関連付ける情報を含み、
    前記類義語情報取得部は、前記指定条件情報において前記文言に並列条件として関連付けられている単語を前記類義語として取得することを特徴とする、請求項に記載の情報処理装置。
  12. 予め格納されている複数の検索対象情報を表示する順序を指定された条件に対する適合度に基づいて決定する情報処理方法であって、
    指定条件情報取得部が、前記指定された条件に関する指定条件情報として複数の文言を取得し、
    類義語情報取得部が、前記取得された複数の文言の夫々について類義語を取得し、
    類義語群生成部が、前記文言及びその類義語を類義語群としてグループ化し、
    類義語群適合度算出部が、前記生成された類義語群毎の前記適合度である類義語群適合度を算出し、
    適合度算出部が、前記類義語群毎に算出された複数の類義語群適合度に基づいて前記適合度を算出し、その際、一の類義語群に含まれる文言及び類義語のうち少なくとも一つの単語を含む前記検索対象情報の数が小さい程、前記類義語群適合度を高く算出し、一の検索対象情報に含まれる前記少なくとも一つの単語の数が大きい程、前記類義語群適合度を高く算出し、前記類義語群適合度の値が、一の検索対象情報に対して前記文言及び前記類義語の夫々について算出された適合度の総和よりも小さくなるように前記類義語群適合度を算出することを特徴とする、情報処理方法。
  13. 請求項12に記載の情報処理方法を情報処理装置に実行させることを特徴とする、情報処理プログラム。
  14. 請求項13に記載の情報処理プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記憶したことを特徴とする、記録媒体。
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