JP5314160B2 - 無線リソースの2次利用に関する方法及び装置 - Google Patents

無線リソースの2次利用に関する方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信の分野に関し、具体的には、当該分野のうち無線リソースの2次利用に関係する部分に関する。
近年の研究により、しばしば無線スペクトラムの使用がかなり非効率的であることが示されてきた。その1つの重要な要因は、現在のスペクトラムライセンシングの体系である。即ち、無線スペクトラムのある部分は無線通信システムの事業者などの団体(party)へライセンスされ、当該事業者には無線スペクトラムのその部分を排他的に使用する権利が与えられる。例えば、移動体通信に関連するスペクトラムの大部分がライセンスされたとしても、そのスペクトラムのいくらかの部分が相当に休眠していることを複数の測定が示している(例えば、T.Erpek, K.Steadman, D.Jonesによる“Spectrum Occupancy Measurements: Dublin, Ireland, Collected On April 16-18, 2007”(Shared Spectrum Company Report, 2007)参照)。従って、無線スペクトラムのより柔軟な使用が集中的な研究の主題になっており、そこでの狙いは、利用可能な無線スペクトラムの使用の最適化、即ち最大化である。
上で示した課題を解決するために、FCC(Federal Communications Commission)は、先手を打って2005年にいわゆるスペクトラムの2次利用(secondary use)への道を開いた。即ち、例えばライセンス下で1つの団体−1次団体−により所有される無線リソースは、1次団体の運用(1次利用)の範囲内に入らない目的で他者(2次ユーザ)によっても使用(2次利用)され得る。それ故、2次ユーザは、ライセンスを有さず、1次団体による明示的な同意を得なくとも、1次団体により所有されている無線リソースを使用してよい。2次ユーザとして無線リソースにアクセスするための1つの要件は、当該2次利用を原因とする有害な干渉に1次団体がさらされるべきでないということである。端的には、2次ユーザは、全ての実際上の目的について1次団体が影響を受けないことを保証できる場合に、1次団体により所有される無線リソース上で送信を行うことを許可される。
結果として、無線リソースの1次利用は、通常、無線リソースを所有する1次団体により行われ又は明示的に許可されるアクティビティの範囲内での利用となることから、優先権を有する。1次ユーザ(例えば、1次団体)は、無線リソースの1次利用に加わるユーザである。1次ユーザの機器は、無線リソースの1次利用に参加可能な技術的な機器である。それに対し、1次利用を有する無線リソースの2次利用は、いかなる1次利用にも干渉しないことを前提として許可され得る利用である。2次ユーザは、無線リソースの2次利用に加わるユーザである。2次ユーザ機器は、無線リソースの2次利用に参加可能な技術的な機器である。なお、特定のユーザ機器は、1次ユーザ機器であると共に2次ユーザ機器であってもよい(マルチケイパビリティ)。
当業者によってよく理解されるように、ここで関係する無線リソースを定義する詳しいやり方は、考慮される状況に当然ながら依存し、特に、1次利用について無線リソースがどのように定義されるかに依存する。しかしながら、一般には、関係する無線リソースは、通常、少なくともスペクトラム及び時間の利用の観点で定義される。例えばチャネライゼーション符号、スクランブリング符号などの通信符号の記述もまた、2次利用について採用することのできる無線リソースの定義の一部であり得る。さらに、地理的な限定が、さらなる定義の手段を提供し得る。当業者によってよく理解されるように、無線信号は、距離に依存する減衰の影響下にある。即ち、無線信号の電力密度は、当該無線信号のソースとの距離に伴って、むしろ急速に減少する。よって、信号のソースから十分に遠ければ、当該信号の電力を無視することが可能であり、当該無線信号を送信するために使用されたスペクトラムを、他の無線信号を同時に送信するために使用することができる。例えば、複数の異なる位置で、当該位置の間の地理的距離が十分に大きければ、同じ無線チャネルを再利用することができる。そのため、異なる地理的領域では、同じ無線チャネルを個別の無線リソースとして扱うことができる。これが、例えばセルラ通信システムにおける周波数の再利用の根底にある原理である。
上述したFCCのイニシアティブの結果として、動的なスペクトラム共有の領域における複数の標準化のアクティビティが開始されており(IEEE802.22,IEEE SCC41/P1900)、いくつかは間もなく開始されようとしている(ETSIアクティビティ)。レギュレータは、現在、スペクトラムの2次利用を許可する可能性を調査している。
提案される1つのシナリオによれば、2次ユーザのアクセスは、1次団体により所有されている無線リソースのいわゆるセンシングに基づいて実行される。ここで、センシングとは、二次利用において利用されようとしている無線リソースが1次利用又は他の2次ユーザによる二次利用において既に利用されていないかを判定する動作をいう。無線リソースが1次利用において利用されていない場合にのみ、意図される2次利用のために当該無線リソースを利用することが許可される。これを達成するための1つの手法が、2007年10月にIEEE/ACM Trans. on Networkingに提出されたLifeng Lai, Hesham El Gamal, Hai Jiang及びH. Vincent Poorによる“Cognitive Medium Access:Exploration, Exploitation and Competition”において説明されている。ここで、1次及び2次利用の双方に関する送信は、共通的な同期スキームに基づく時間スロットによるやり方で実行される。各時間スロットの最初の部分は、1次利用のための専用となる。2次ユーザは、この部分をセンシングし、この部分で送信が検出されると、当該送信は1次利用に関するものであると安全に結論付けられ、その場合2次利用は可能でない。時間スロットの最後の部分は、時間スロットの最初の部分の間に1次利用が検出されない場合に、2次利用のためにのみアクセスされる。2次ユーザは、リソースを公平に共有するために、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)のスキームに従ってよい。
上述した点において、2次ユーザは、1次ユーザと2次ユーザとを区別できるようにするために、その時間スロットに同期する必要がある。これは、2次システム間の過剰なシグナリングが要求されることになるため、欠点である。さらに、他の(1次及び/又は2次の)ユーザ機器と同期していない2次ユーザ機器が(例えばタイムスロットの最初の“センシング”部分の間に)1次ユーザ機器として検出されることになり、それにより無線リソースを1次ユーザとのみ共有する必要があるという状況を容易に想像し得る。これは、2次アクセスのための機会の2次ユーザ間での不公平な共有という結果となるであろう。
よって、本発明により解決されるべき問題は、無線リソースの2次利用に関する上で示した困難の少なくとも1つを克服し又は少なくとも緩和することである。
本発明の1つの観点によれば、上述した問題は、少なくとも1つの無線リソースの2次利用に関する方法によって解決される。予め定義される何らかの1次利用をも有する無線リソースの2次利用を行うという決定がなされると、当該無線リソースを用いて2次利用の無線信号が送信される。但し、この無線信号には、潜在的な受信機にとって当該無線信号を上記無線リソースの2次利用として識別する予め定義される識別子が提供される。本発明によれば、上述した問題は、送信される信号にそうした予め決定される識別子を提供するための手段を備える送信機によっても解決される。
本発明の他の観点によれば、上述した問題は、1つ以上の無線リソースの2次利用に関する他の方法によって解決される。何らかの無線信号が無線リソースを用いて送信されているかを判定するために、上記無線リソースのセンシングがまず実行される。上記センシングの動作により無線信号が送信されていることが判明すると、予め定義される識別子が当該無線送信に存在するかを検出するために、検出が行われる。ここで、予め定義される上記識別子は、無線リソースの2次利用として上記送信を識別する識別子である。本発明によれば、上述した問題は、受信される無線信号内で予め定義される上記識別子を検出するための手段を備える受信機によっても解決される。
本発明のまた別の観点によれば、上述した問題は、2次ユーザ機器によって解決される。上記2次ユーザ機器は、送信される無線信号内に予め定義される上記識別子を取り入れることの可能な送信機と、受信信号内の予め定義される上記識別子の存在を検出可能な受信機と、を有する少なくとも1つの送受信機を備える。上記2次ユーザ機器は、上記少なくとも1つの送受信機に接続され、上記少なくとも1つの送受信機の動作を制御するように構成される無線制御部、をさらに備える。
本発明の1つの主な利点は、上述した識別子の導入が極めて簡易かつ効率的な形で1次利用と2次利用とを区別することを可能とするという点である。複雑なシグナリング及び1次ユーザと2次ユーザとの間の同期は、必要とされない。実際、ここでの1次団体は、2次利用機会の導入により全く影響を受けない。さらに、2次ユーザを1次ユーザと誤認する可能性がわずかとなり、又はなくなることから、異なる2次ユーザ間のリソースの共有を公平な形でより容易に行うことができる。
当業者は、さらなる目的及び利点が本発明の特定の例示的な実施形態に関連付けられ得ることを理解するであろう。その例示的な実施形態は、図面を参照しながら詳細な説明において説明される。
本発明の実施形態が適用され得る通信状況を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る無線信号フォーマットを示す信号フォーマット図である。 本発明の一実施形態に係る無線信号フォーマットを示す信号フォーマット図である。 図3aの無線信号フォーマットに関連付けられる自己相関関数を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線信号フォーマットの生成を示す信号フォーマット図である。 本発明の一実施形態に係る無線信号フォーマットを示す信号フォーマット図である。 本発明の一実施形態に係る送信機を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信機を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る送信機を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信機を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る送信機を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信機を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る2次利用通信に関する方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る2次ユーザ機器を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る2次利用通信に関する方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る2次利用通信に関する方法を示すフローチャートである。
図1は、本発明が有利に適用され得る例示的な通信状況を示す概略図である。ここでは、例えば事業者などの1次団体が、無線スペクトラムのある部分にライセンスを有する。1次団体は、無線ネットワークを介して通信サービスを提供し、ここでは無線通信局3により表現される。そのサービスは、例えば、TV送信、又は、移動体(セルラ)テレフォニー若しくは他の何らかの無線ベースのサービスなどの無線通信サービスであってよい。図1の例において、1次利用は、上記1次団体により提供されるサービスの利用である。現在2つの1次ユーザ機器1a及び1bが存在しており、これらは1次団体により所有される無線リソースの1次利用5を構成する無線通信を行う。また、現在4つの2次ユーザ機器2a〜2dが存在する。2次ユーザ機器2c及び2dは、例として、ここでは1次団体により所有される無線リソースの2次利用7aを構成する無線通信を行う。これは、対象の無線リソースが現在1次利用に従事していない場合、例えば自由な無線チャネルが現在使用されている場合に許可され得る。図1の例では、2次ユーザ機器2aを動作させている(図示しない)2次ユーザは、1次団体により所有されている無線リソースの2次利用を通じた2次ユーザ機器2bとの間の通信を目論んでいる。この意図されている2次利用は、図中で破線7bとして示されている。2次利用に行う前に、ユーザ機器2aは、使用することを意図している無線リソースをセンシングする。センシングにより無線リソースが既に使用されていると判明すると、ユーザ機器2aは、2次利用を控えなければならない。しかしながら、これはむしろ2つの異なる状況において生じ得る。第1の状況において、センシングされた無線リソースは、1次利用に関与している。第2の状況において、センシングされた無線リソースは、例えば通信7aなどの2次利用に関与している。従来通りであれば、2次ユーザ機器2aは、それでも双方の状況を同じやり方で扱わなければならないであろう。即ち、2次ユーザ機器2aは、2次利用に1次利用と同じ優先権(precedence)を与えるであろう。2次ユーザ機器2aは、従って、実際上、上記リソース上で既に通信を行っている2次ユーザ機器と比較すると、無線リソースを2次利用するための同等の権利を有していないことになる。しかし、この非対照的な状況は通常は望ましくないものであり、この状況を簡易かつ効果的なやり方でいかに緩和できるかが、本発明の実施形態によって示される。
本発明のいくつかの実施形態によれば、2次利用を構成する何らかの無線信号に、当該無線信号を2次利用として識別する予め定義される識別子(identifier)を提供することが提案される。図14のフローチャートと共に、例示的な実施形態が説明される。ブロック131にて、2次利用に1つ以上の無線リソースを従事させるという決定がなされた後、ブロック133にて、当該1つ以上の無線リソースを用いて2次利用として無線送信が実行される。ここで、送信される無線信号には、送信される当該無線信号が潜在的な受信機にとって2次利用として識別されるように、予め定義される上記識別子が提供される。
上記識別子は、何らかの適当な信号特性であってよく、好適には、最初に復号を実行しなくとも適当な無線受信機により検出することができるものであってよい。上記識別子は、無線信号の送信元(origin)、即ち、1次ユーザから送信されたのか又は2次ユーザから送信されたのかの識別を可能とする。従って、受信機は、1次ユーザ及び2次ユーザを同じような手法で扱わなくてよく、より公平なステータスを全ての2次ユーザに与えることが可能となる。好適には、上記識別子は、無線信号の冒頭に提供される。それにより、受信機にとって、信号が1次利用及び2次利用のいずれを構成するのかを早く検出することが可能となる。例えば、無線信号の冒頭に識別子が見出されなければ、当該無線信号は1次利用に関すると即座に結論付けることができ、2次ユーザ/ユーザ機器は、当該無線信号をそれ以上処理しないと決定することができる。それにより、無線信号の不要な復号を回避することができる。
図2は、2次利用を示すための識別子が提供される無線信号の1つの実装の実施形態を示す信号フォーマット図である。図2における信号は、予め定義される信号シーケンス11を上記識別子として含む。よって、信号シーケンス11は、例えば標準化又はそれ以外の手段により、2次利用の識別子として一般に既知とされる信号シーケンスである。信号シーケンス11の後には、データシーケンス13が続き、データシーケンス13は、ユーザデータ、シグナリングデータ、動作用(operational)データ又は様々な形式のデータの任意の組合せなどの、いかなる形式のデータを含んでもよい。
図3aは、2次利用を示すための識別子が提供される無線信号の他の実装の実施形態を示す信号フォーマット図である。ここでは、無線信号は信号シーケンス11.1を含み、信号シーケンス11.1は、既知の又は予め定義される信号シーケンスでなくてもよく、但し予め決定される長さ(時間長(duration))t0を有する。信号シーケンス11.1は、少なくとも1回繰り返される。図3aの特定の例では、信号シーケンス11.1は丁度1回繰り返されており、よって信号シーケンス11.1の後に他の信号シーケンス11.2が続いており、信号シーケンス11.2は信号シーケンス11.1のコピーである。また、無線信号は、データシーケンス13も含む。ここで注目すべきは、上記識別子を構成する予め決定される特定の時間長t0の、少なくとも1回繰り返される信号シーケンス11.1の存在である。有利な点として、このタイプの識別子の存在を、スライディングウィンドウでの自己相関の演算によって検出することができる。これが、図3aにおいて示されたタイプの受信される無線信号の自己相関関数15(のグラフ)である図3において示されている。信号シーケンス11.1の繰り返しを理由として、t0において自己相関関数15にピーク17が現れている。結果として、このタイプの識別子の検出の際、受信される無線信号の自己相関が、自己相関関数におけるピークの探索と共に実行される。信号シーケンス11.1の予め決定される時間長に相当する値t0においてピークが見出されれば、当該無線信号は、上記識別子を含み、よって2次利用を構成するものと結論付けられる。
少なくとも1回繰り返される信号シーケンス11.1が例えば受信側において既知でなくてよいという事実は、図4において示されている通り、有利な点として活用され得る。ここでは、データシーケンス13を含む無線信号が送信されようとしている。まず、データシーケンス13は、第1のデータシーケンス13.1の長さ(時間長)が予め決定される時間長t0となるように、第1のデータシーケンス13.1と第2のデータシーケンス13.2とに区分される。次に、第1のデータシーケンス13.1の少なくとも1つのコピー13.12を無線信号に取り入れて、図3aの実施形態と同様に、繰り返しが提供される。これは、識別子を収容するために必要とされるオーバヘッドを最小化する。実際のところ、無線信号はそれでも元のデータシーケンス13よりも長いが、一方で、データのある部分、即ち、第1のデータシーケンス13.1に含まれるデータについて、追加的な量の繰り返しの符号化が提供される。
図5は、2次利用の識別子が提供される無線信号のまた別の実装の実施形態を示す信号フォーマット図である。あらためて、無線信号は、データシーケンス13を含む。当該無線信号は、さらに、少なくとも1回繰り返される信号シーケンス11aを含む。図5の特定の例において、信号シーケンス11aは、丁度1回繰り返されている。しかしながら、図5の実施形態は、図3aの実施形態とは、信号シーケンス11aが異なる周波数上で繰り返される点で異なる、結果として、信号シーケンス11aのコピー11bもまた送信されるが、それは信号シーケンス11aを送信するために使用されるものとは異なる周波数キャリアを用いて行われる。特定の実施形態において、これは、信号シーケンス11a及び11bが同時に送信されるということを可能とする。それは、図3aの実施形態と同様、少なくとも1回繰り返される信号シーケンス11aが、2次利用の識別子として供されるために予め定義される時間長(t0)を有する、という点を充足する。また、図5の実施形態は、図4の実施形態と組合せられてもよい。その場合、2次利用の識別子を含む無線信号をデータシーケンス13より長くする必要がなく、なぜならば、少なくとも1回繰り返されるシーケンスが受信機に向けられるデータの一部であるためである。
図6は、本発明の一実施形態に係る送信機のブロック図である。送信機は、例えば、2次ユーザ機器の一部であってよい。送信機は、送信されるべきデータシーケンスを生成するメッセージ生成部21を備える。データシーケンスは、当業者にとってよく理解されているようなチャネル符号化の何らかの形式を用いて符号化されてもよい。送信機は、さらに、メッセージ生成部21に接続される変調部23を備える。変調部23は、メッセージ生成部21からのデータシーケンスを受け取って変調する。送信機は、さらに、変調されたデータシーケンスを含む無線信号に2次利用の識別子を挿入することのできる識別子挿入部23を備える。いかなる適当なタイプ、特に、上で説明し示した任意の1つのタイプの2次利用の識別子が挿入されてよい。識別子挿入部25は、例えば、無線周波数レベルで、又はベースバンドレベルで、2次利用の識別子を挿入するように適合されてよい。この特定の実施形態では、送信機からの全ての無線送信が無線リソースの2次利用に関するわけではないため、識別子挿入部25は、どの信号に2次利用の識別子が挿入されるべきかを判定する無線制御ユニット26により制御される。
図7は、本発明の一実施形態に係る受信機を示すブロック図である。受信機は、参照番号27によりまとめて言及される受信周波数及びベースバンドステージを含む。ステージ27は、受信アンテナを介して無線信号を受信することができる。受信機は、ここではベースバンドユニット27に接続されるセンシングユニット28をさらに含む。センシングユニット28では、考慮されるいずれかの無線リソースを用いて無線送信が行われているかを判定するために、任意の受信信号についてセンシングが実行される。送信が実際に行われているとセンシングユニット28が判定すると、受信信号は、センシングユニット28に接続される識別子検出部29へ転送される。送信が行われていないとセンシングユニット28が判定すると、当該情報は無線制御部30へ転送される。識別子検出部29は、無線リソースの2次利用を構成する信号として当該信号を識別する識別子を受信信号が含むかを判定するように適合される。この特定の実施形態では、識別子検出部29は、ベースバンドレベルでの検出のために適合されている。その代わりに、識別子検出部29は、例えば、無線周波数レベルに位置し、そこで識別子を検出するように適合されてもよい。識別子検出部29は、上で説明し示したタイプを含む任意の適当なタイプの2次利用の識別子を検出するように適合されてよい。この特定の実施形態では、識別子検出部29は、受信された無線信号内で識別子が検出されたか否かを示す検出信号Sを生成するように適合される。当該検出信号は、無線制御ユニット30により受け取られ、無線制御ユニット30は、当該検出信号に基づいて、受信された無線信号を受信機がどのように扱うべきかを判定する。例えば、無線制御ユニット30は、受信された信号が1次利用に関する(識別子が検出されない)場合には、無線信号の受信を中断し、及び/又は当該無線信号の復号を省略するように適合されてもよい。
図8は、本発明に係る他の送信機の実施形態を示すブロック図である。ここでは、送信機は、図4に示したタイプの2次利用の識別子を挿入するように特に設計されている。送信機は、送信されるべきデータシーケンスを生成するメッセージ生成部51を備える。送信機は、メッセージ生成部51に接続される変調部53をさらに備える。変調部53は、メッセージ生成部51により生成されるデータシーケンスを受け取って変調するように適合される。送信機は、ここでは遅延要素55及び制御可能スイッチ57を用いて実装される識別子挿入部をさらに備える。スイッチ57は、例えば、(図示しない)無線制御ユニットにより制御されてよい。変調部53からの出力、即ち変調されたデータシーケンスは遅延要素55に供給され、遅延要素55は、受け取った変調後のデータシーケンスを時間t0だけ遅延させる。スイッチ57は、送信アンテナに接続され、2つの位置:A及びBに設定され得る。位置Aは変調部に接続され、位置Bは遅延要素55に接続される。スイッチ57は、当初は位置Aに設定され、変調部53と送信アンテナとの間の接続を形成する。スイッチ57は、時間t0の間この接続を維持し、その後、位置Bに設定され、それにより、遅延要素55と送信アンテナとの間の接続が形成される。従って、送信アンテナは、まず変調されたデータシーケンスのt0の長さ(時間長)を有する当初の部分を受け取ることになる。その後、送信アンテナは、変調された完全なデータシーケンスを受け取るであろう。結果として、データシーケンスの当初の部分が1回繰り返され、それにより送信アンテナから送信される無線信号について2次利用の識別子が提供される。少なくとも1回繰り返される信号シーケンスを生成するための他の手法は、データの送信前に、必要に応じた回数だけメモリからそれを読み出すことである。
図9は、本発明に係る他の受信機の実施形態を示すブロック図である。ここでは、受信機は、図3a及び図4に示したタイプの2次利用の識別子の検出のために特に設計されている。受信機は、受信周波数及びベースバンドステージ61を含み、無線周波数ステージは、受信アンテナと接続される。ステージ61の後には、図7のセンシングユニット28と同様のやり方で動作するように構成されるセンシングユニット62が続く。センシングユニット62では、考慮される無線リソースを用いて無線送信が行われているかを判定するために、受信される無線信号についてセンシングが実行される。送信が実際に行われているとセンシングユニット62が判定すると、受信された無線信号は転送される。送信が行われていないとセンシングユニット62が判定すると、信号は転送されない。自己相関部63は、センシングユニット62に接続され、識別子検出部として供される。自己相関部63は、センシングユニット62により転送される受信された無線信号の自己相関関数を計算するように適合される。自己相関部63は、自己相関関数内のいずれかの顕著なピークを検出するために、計算された自己相関関数を解析するようにさらに適合される。時間値t0に相当する位置にピークが見出されれば、自己相関部63は、受信された無線信号が2次利用の識別子を含むと結論付ける。そうしたピークを見出すことができなければ、自己相関部63は、受信された無線信号が1次利用に関すると結論付ける。自己相関部63は、受信された無線信号内に2次利用の識別子が検出されたか否か(y/n)を示す検出信号を生成するようにさらに適合される。この特定の実施形態では、受信機は、センシングユニット62に接続され、センシングユニット62から転送される受信された無線信号を一時的に記憶するためのバッファとして供されるスイッチ65をさらに含む。スイッチ65は、自己相関部63に接続され、検出信号を受け取るように適合される。スイッチ65は、受信された無線信号が2次利用の識別子を含んでいれば、記憶されている無線信号を復号部67へ転送するように適合される。一方、受信された無線信号が1次利用に関する(2次利用の識別子が検出されない)場合には、スイッチ65は、ここでは、受信された無線信号を復号部67に転送しないように適合される。1次利用の無線信号を必ずしも復号しないことにより、電力消費及び処理需要が低減されることになる。当然ながら、これは、受信機が1次利用を構成する無線通信には現在関与していないことを前提とする場合にのみあてはまる。
図10は、本発明に係るまた別の送信機の実施形態を示すブロック図である。送信機は、ここでは、図2に示したタイプの2次利用の識別子を挿入するように特に設計されている。送信機は、送信されるべきデータシーケンスを生成するメッセージ生成部71を備える。送信機は、メッセージ生成部71に接続される変調部73をさらに備える。変調部73は、メッセージ生成部71により生成されたデータシーケンスを受け取って変調するように適合される。送信機は、ここでは遅延要素75、制御可能スイッチ77及び信号シーケンス生成部79を用いて実装される識別子挿入部をさらに備える。スイッチ77は、例えば、(図示しない)無線制御ユニットにより制御されてよい。変調部73からの出力、即ち変調されたデータシーケンスは遅延要素75に供給され、遅延要素75は、受け取った変調後のデータシーケンスを時間t0だけ遅延させる。スイッチ77は、送信アンテナに接続され、2つの位置:A及びBに設定され得る。位置Aは信号シーケンス生成部79に接続され、位置Bは遅延要素75に接続される。スイッチ77は、当初は位置Aに設定され、信号シーケンス生成部70と送信アンテナとの間の接続を形成する。これは、遅延要素75による変調部73からのデータシーケンスの受け取り開始と同じ時に行われる。そして、信号シーケンス生成部79は、時間長t0を有し、2次利用の識別子として供される予め定義される信号シーケンスを生成する。スイッチ77は、時間t0の間位置Aを維持し、その後、即座に位置Bに設定され、それにより、遅延要素75と送信アンテナとの間の接続が形成される。従って、送信アンテナは、まず予め定義される信号シーケンスを、その後即座にデータシーケンスを受け取ることになる。
図11は、本発明に係るまた別の受信機の実施形態を示すブロック図である。受信機は、ここでは、図2に示したタイプの2次利用の識別子の検出のために特に設計されている。受信機は、無線周波数及びベースバンドステージ81を含み、無線周波数ステージは受信アンテナに接続される。ステージ81の後には、図7のセンシングユニット28と同様のやり方で動作するように構成されるセンシングユニット82が続く。センシングユニット82では、考慮される無線リソースを用いて無線送信が行われているかを判定するために、受信された無線信号についてセンシングが実行される。送信が実際に行われているとセンシングユニット82が判定すると、受信された無線信号は転送される。送信が行われていないとセンシングユニット2が判定すると、信号は転送されない。センシングユニット82には、識別子検出部として供される相関部83が接続される。相関部83は、ここでは2次利用の識別子として供される予め定義される信号シーケンスを生成するように構成される信号シーケンス生成部84にも接続される。相関部83は、予め定義される信号シーケンスを受け取り、当該シーケンスとセンシングユニット82により転送される任意の受信された無線信号との相関を計算するように構成される。当業者により理解されるように、このタイプの相関演算は、生成部84からの予め定義される信号シーケンスに線形的に依存する受信された無線信号の任意の部分の検出のための、優秀なツールである。当該部分とは、即ち、その2つの間のいかなる固定的な振幅及び/又は位相の遊離(deviance)をも無視した、無線信号の予め定義される信号シーケンスと実質的に同じ任意の部分である。当業者にとってよく理解されるように、相関の計算の実行に際して適当な正規化が導入される場合には、受信された無線信号のある部分が予め定義される信号シーケンスと同じであるかを判定するために、計算された正規化相関値が固定的な閾値と比較され得る。例えば、対応する正規化相関値の絶対値が1に等しい場合に、受信された無線信号のある部分が予め定義される信号シーケンスと(上述した意味で)同じとなるような、正規化を導入することができる。しかしながら、雑音及び干渉の存在を原因として、これは現実には決して起こらないであろう。従って、この場合、1よりも小さいがそれでも1に適度に近い閾値を使用することが提案される。例えば、特定の実施形態において、閾値は、0.75から0.95の範囲内で選択されてよい。相関部83は、受信された無線信号内で何らかの2次利用の識別子を検出するために、相関演算の結果を解析するようにさらに適合される。計算された正規化相関値の絶対値が上述した閾値を上回るか又は時として等しい場合には、受信された無線信号内に予め定義される信号シーケンスが含まれており、従って、当該無線信号は2次利用を構成すると結論付けられる。そうしたシーケンスが受信された無線信号内で見出されなければ、当該無線信号は1次利用を構成すると結論付けられる。相関部83は、受信された無線信号内に2次利用の識別子が検出されたか否か(y/n)を示す検出信号を生成するようにさらに適合される。この特定の実施形態では、受信機は、センシングユニット82に接続され、センシングユニット82により転送される受信された無線信号を一時的に記憶するためのバッファとして供されるスイッチ85をさらに含む。スイッチ85は、自己相関部83に接続され、検出信号を受け取るように適合される。スイッチ85は、受信された無線信号が2次利用の識別子を含んでいれば、記憶されている無線信号を復号部87へ転送するように適合される。一方、受信された無線信号が1次利用に関する(2次利用の識別子が検出されない)場合には、スイッチ85は、ここでは、受信された無線信号を復号部87に転送しないように適合される。1次利用の無線信号を必ずしも復号しないことにより、電力消費及び処理需要が低減されることになる。当然ながら、これは、受信機が1次利用を構成する無線通信には現在関与していないことを前提とする場合にのみあてはまる。
図12は、本発明の一実施形態に係る2次利用無線通信の方法を示すフローチャートである。当該方法は、例えば、上で説明し示した設計の任意の1つに係る送信機と受信機とを有する送受信ユニットを備える2次ユーザ機器において実行されてよい。開始91の後、ブロック93において、2次利用通信の実行が望まれるか否かが判定される。例えば、より多くの通信キャパシティが当面必要とされる、ということであってもよい。望まれる場合には、予め定義される1次利用を有し、2次利用のために潜在的に活用され得る1つ以上の無線リソースのセンシングが、ブロック95において始められる。ブロック95でのセンシングによりセンシングされた無線リソースが既に利用されていること、即ち無線送信が当該無線リソースで現在行われていることが判明したかが、ブロック97において判定される。ブロック97において無線送信が検出されなければ、当該方法はブロック105へと続行し、少なくとも1回の2次利用の無線送信が、送信信号内に含められる2次利用の識別子を伴って実行される。一方、ブロック97において無線送信が検出されると、その無線送信が当該送信を無線リソースの2次利用として識別する2次利用の識別子を含むか否かを見出すために、ブロック99において2次利用の識別子の検出が実行される。そうした識別子が検出されなければ、優先されるべき1次利用が既に行われているため、ブロック101において、当該無線リソースでの2次利用の送信を許可することができないと結論付けられる。その後、本方法は、ブロック93に戻ってよい。一方、2次利用の識別子がブロック99において検出されると、ブロック103においてリソース共有モードが開始される。リソース共有モードでは、本方法を実行している2次ユーザ機器は、何らかのリソース共有スキームに従って、1つ以上の他の2次ユーザ機器と無線リソースを共有する。実質的には、これは、2次利用のために利用可能な無線リソースを共有する何らかのやり方を2次ユーザが有していることを意味する。例えば、想定することのできる簡易なリソース共有モードでは、リソース上で2次的な形で送信を行っている2次ユーザ機器が、“沈黙期間(quiet periods)”、即ち他の2次ユーザがリソースを利用することを可能とする期間を挿入する。各2次ユーザについての沈黙期間の数は、他の2次ユーザが当該沈黙期間をどれだけの頻度で利用するかに基づいて調整されてよい。この簡易なタイプのリソース共有は、異なる2次ユーザ機器の間で制御シグナリングが必要とされないという利点を有する。想定することのできる、制御シグナリングを含むより複雑なリソース共有スキームは、例えば、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)又はALOHAである。その代わりに、リソース共有のおおざっぱな形式は、他の2次ユーザを無視して送信を行うことであろう。ブロック105において、リソース共有モードの一部として、無線リソースの2次利用を構成し2次利用の識別子を含む少なくとも1回の無線送信が実行される。その後、本方法は、ブロック93に戻ってよい。結果として、2次利用の識別子の導入及びリソース共有モードは、上記方法において、異なる2次ユーザ間での無線リソースのより平等な共有を促進する。
図13は、本発明の一実施形態に係る2次ユーザ機器121を概略的に示すブロック図である。2次ユーザ機器121は、例えば、図12の方法を実行するために使用されてよい。2次ユーザ機器121は、2次利用の識別子が提供される無線信号を送信可能であり、受信される無線信号内の2次利用の識別子を検出可能な、送受信機123を備える。例えば、送受信機123は、上で説明し示した実施形態の任意の1つに係る送信機と受信機とを備えてもよい。2次ユーザ機器121は、当然ながら、1つより多くの送受信機123を備えてもよい。2次ユーザ機器121は、送受信機123に接続され、送受信機123の動作を制御するように適合される無線制御ユニット125をさらに備える。特に、制御ユニット125は、無線リソースの2次利用に関する送受信機の動作を制御し得る。制御ユニット125は、特定目的の回路若しくはプログラマブル回路、又はそれらの任意の組合せによって実装されてよい。当業者は、制御ユニット125の動作もまた、完全に又は部分的に、適切なソフトウェアでプログラムされるコンピュータにより実装されてよいことも理解するであろう。
本発明の他の実施形態によれば、上述した二次利用の識別子を用いて2次ユーザ/ユーザ機器同士の接近(rendez-vous)、即ち2次ユーザ/ユーザ機器が他の通信を行うに先立ってお互いを発見する処理、を支援することが提案される。上述した技術を用いることにより、2次ユーザ/ユーザ機器は、通信の対象とされ得る他の2次ユーザ/ユーザ機器から信号が発せられているのか、又は通信されない1次ユーザ/ユーザ機器からなのかを迅速に決定することができる。結果として、確実に失敗する(1次利用への干渉の原因となるであろう)接近の試みを避けることができる。その決定は、信号を復号することなく、形成されることができる。図13の2次ユーザ機器は、例えば、このタイプの接近手続において活用されてもよい。
本発明のまた別の実施形態によれば、2次ユーザ機器は、データベース内に無線リソースの使用パターンを記録(log)してもよい。当該データベースは、2次ユーザ機器自体の中に設けられてもよい。また、当該データベースは、あるいは代替的に、複数の2次ユーザ機器が情報を共有し得るように集中的に設けられてもよい。これにより、2次利用を考慮して適切な無線リソースを選択する処理において、2次ユーザ機器を支援することができる。例えば、データベース内できわめて少ない1次ユーザしか登録されていない1つ以上の無線リソースを考慮することが有益であり得る。この実装例は、図15のフローチャートにより提供される。ブロック141において、2次利用の機会を得ることに関心のある2次ユーザ機器121は、データベース120に、例えば無線アクセスポイント(図示せず)を介してリソース問合せを送信する。ブロック143において、データベース120は、当該問い合わせを処理する。データベース120により実行される処理によって、ブロック145において、2次ユーザ機器へ送信されるリソース応答が導かれる。リソース応答は、例えば、1次利用に滅多に用いられない無線リソースであるなどといった理由から適当な2次利用の試行の候補となる1つ以上の無線リソースの候補のリストを含んでよい。その代わりに、リソース応答は、様々な目的での無線リソースの利用に関する“生の(raw)”統計を含んでもよく、その場合、統計に基づいて2次利用のための適当な候補を識別することは、2次ユーザ機器121に任される。ブロック147において、2次ユーザ機器121は、データベース120からのリソース応答に基づいて、2次利用のための候補としての1つ以上の無線リソースを選択する。ブロック149において、2次ユーザ機器121は、選択した1つ以上の無線リソースの2次利用の識別子の検出と組合せられるセンシングを始める。ブロック149でのセンシング及び検出のアクティビティの結果は、ブロック151においてデータベースへレポートされる。当該レポートは、選択された1つ以上の無線リソースが2次利用のために空いているか否かを示してもよい。リソースが空いていなければ、レポートは、リソースが1次利用に使用されているか2次利用に使用されているかをも示してもよい。ブロック153において、当該レポートに基づいて、データベース120は、データベースの統計の更新を実行する。選択された1つ以上の無線リソースが1次利用に使用されていなければ、ブロック155において、2次ユーザ機器121は、これら無線リソースに基づく2次利用を行う。いかなる2次利用の送信にも、2次利用の識別子が提供されてよい。上記1つ以上の無線リソースが少なくとも1つの他の2次ユーザ機器による2次利用に既に使用されている場合には、2次利用は、リソース共有モードの一部として実行されてもよい。
ここまで、本発明を様々な実施形態と共に説明した。しかしながら、これら実施形態は、限定ではない単なる例として意図されたものであり、保護の範囲は添付の特許請求の範囲により定義される。

Claims (15)

  1. 予め定義される1次利用を有する少なくとも1つの無線リソースの2次利用に関する方法であって、
    前記少なくとも1つの無線リソースの2次利用を行うという決定に応じて、前記少なくとも1つの無線リソースを用いて無線信号を送信することを含み、
    前記少なくとも1つの無線リソースの2次利用として前記無線信号を識別する識別子を、前記無線信号に提供することと、
    前記識別子は、少なくとも1回繰り返される信号シーケンスを含むことと、
    少なくとも1回繰り返される前記信号シーケンスは、予め決定される時間長を有することと、
    前記予め決定される時間長は、前記無線信号を前記無線リソースの2次利用として識別することと、
    を含む方法。
  2. 前記無線信号は、送信されるべきデータを含み、
    少なくとも1回繰り返される前記信号シーケンスは、送信されるべき前記データの一部である、
    請求項に記載の方法。
  3. 前記信号シーケンスは、前記無線信号の少なくとも1つの他の部分のために使用される無線リソースとは異なる無線リソースを用いて、少なくとも1回繰り返される、請求項又は請求項のいずれか1項に記載の方法。
  4. 前記識別子は、前記無線信号の冒頭に提供される、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  5. 予め定義される1次利用を有する少なくとも1つの無線リソースの2次利用に関する方法であって、
    前記少なくとも1つの無線リソースをセンシングして、何らかの無線送信が前記少なくとも1つの無線リソースを用いて現在行われているかを判定すること、を含み、
    前記センシングにより無線送信が現在行われていることが判明した場合に、予め定義される識別子が無信号に存在するかを検出することと、
    前記識別子により、前記少なくとも1つの無線リソースの2次利用として前記無線信号が識別されることと、
    前記識別子は、少なくとも1回繰り返される信号シーケンスを含むことと、
    少なくとも1回繰り返される前記信号シーケンスは、予め決定される時間長を有することと、
    前記予め決定される時間長は、前記無線信号を前記無線リソースの2次利用として識別することと、
    を含む方法。
  6. 前記識別子が存在する場合に、リソース共有モードを行うかを判定することと、
    前記リソース共有モードを行うと判定された場合に、前記リソース共有モードの一部として、前記少なくとも1つの無線リソースを用いて無線信号を送信することと、
    前記無線信号に予め定義される前記識別子が提供されることにより前記無線信号が前記少なくとも1つの無線リソースの2次利用として識別されることと、
    をさらに含む、請求項に記載の方法。
  7. 前記リソース共有モードを開始することをさらに含む、請求項に記載の方法。
  8. 予め定義される前記識別子が存在しない場合に、少なくともある量の時間についてセンシングされた前記少なくとも1つの無線リソースの2次利用を回避すること、
    をさらに含む、請求項5〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 無線リソースの利用の統計を含むデータベースから取得される情報に基づいて、前記少なくとも1つの無線リソースを選択すること、
    をさらに含む、請求項5〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの無線リソースの前記センシングの結果に関する情報を前記データベースにレポートすること、
    をさらに含む、請求項に記載の方法。
  11. 2次ユーザ機器のための送信機であって
    予め定義される1次利用を有する無線リソースの2次利用として無線信号が識別されるように、送信される前記無線信号に、前記無線リソースの2次利用として前記無線信号を識別する識別子を挿入するよう動作可能な識別子挿入部を備え
    前記識別子は、少なくとも1回繰り返される信号シーケンスを含み、
    少なくとも1回繰り返される前記信号シーケンスは、予め決定される時間長を有し、
    前記予め決定される時間長は、前記無線信号を前記無線リソースの2次利用として識別する、
    送信機。
  12. 前記識別子挿入部は、少なくとも1回繰り返される前記信号シーケンスが送信されるべきデータの一部となるように構成される、請求項11に記載の送信機。
  13. 前記識別子挿入部は、送信される前記無線信号の冒頭に前記識別子を挿入するように構成される、請求項11又は請求項12に記載の送信機。
  14. 2次ユーザ機器のための受信機であって
    予め定義される1次利用を有する無線リソースの2次利用を構成するものとして無線信号を識別する識別子が、受信される前記無線信号に存在するかを検出するように動作可能な識別子検出部を備え
    前記識別子は、少なくとも1回繰り返される信号シーケンスを含み、
    少なくとも1回繰り返される前記信号シーケンスは、予め決定される時間長を有し、
    前記予め決定される時間長は、前記無線信号を前記無線リソースの2次利用として識別する、
    受信機。
  15. 予め定義される1次利用を有する無線リソースの2次利用として無線信号が識別されるように、送信される前記無線信号に識別子を挿入するよう動作可能な識別子挿入部を備える送信機、及び、受信される前記無線信号に前記識別子が存在するかを検出するように動作可能な識別子検出部を備える受信機、を有する少なくとも第1の送受信機と、
    前記少なくとも第1の送受信機に接続され、前記第1の送受信機の動作を制御するように構成される無線制御部と、
    を含み、
    前記識別子は、少なくとも1回繰り返される信号シーケンスを含み、
    少なくとも1回繰り返される前記信号シーケンスは、予め決定される時間長を有し、
    前記予め決定される時間長は、前記無線信号を前記無線リソースの2次利用として識別する、
    2次ユーザ機器。
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