JP5314096B2 - 溶接データ処理方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は概略的に溶接の分野に関し、より詳細には溶接プロセスを評価する溶接データ処理方法およびプログラムに関する。
多くの製品を製造するのにアーク溶接が使用できる。典型的には、被溶接物上にまたはその近傍に金属電極が載置されて電気回路が完成され、その電極および被溶接物を通して電流が流され得る。この電流は上記被溶接物における局在化溶融を引き起こし、一定の溶接プロセスにおいてそれは上記電極を溶融させ得る。上記電流が除去されたとき、被溶接物は冷えて凝固し、溶接部を形成する。典型的に、アーク溶接プロセスに対する電気は、溶接トーチに連結された溶接用ケーブルを通して電源から提供される。典型的に上記電源は、定電圧AC、DC、または、AC/DC電源の組み合わせである。
溶接プロセスには多くの形式がある。たとえば一般的にはMIG(メタル・イナートガス)溶接と称されるGMAW(ガス・メタル・アーク溶接)は、アーク溶接プロセスのひとつの形式である。GMAWにおいては典型的に、ワイヤ電極をシールドすべくイナートガスが使用される。イナートガスは、大気中の不純物が溶接パドルに進入するのを防止することで溶接部の酸化を防止するバリヤを形成する。上記電極ワイヤは、溶接部に対する溶加材の役割を果たす。別の形式の溶接は、FCAW(フラックス入りアーク溶接)である。FCAWはGMAWと類似したプロセスであるが、溶接部に対する溶加材の役割を果たす異なる種類の電極ワイヤを使用する。上記FCAWは、シールドガスと共に使用されても良く、されなくとも良い。SAW(サブマージ・アーク溶接)は、更に別の形式の溶接プロセスである。SAWにおいては、溶接パドルをシールドすべくガスではなく粉末フラックスが典型的に使用される。
特定の溶接施工に対しては、多くの要因が最適な溶接プロセスに影響する。たとえば溶接施工自体が、一定の溶接プロセスの使用を排除することがある。これに加え、特定の溶接施工に対して使用される例えばシールドガスおよび電極などの最適な消耗材に対して多くの要因が影響し得る。更に、使用されるべき溶接プロセスの選択に対しては、当該施工に対して特定プロセスを用いるためのコストが影響することもある。一方、特定の溶接プロセスを使用するコストに対しては、多くの要因が影響を与える。特定の溶接施工を利用するコストに対しては、例えば、電極のコスト、シールドガスのコスト、特定処理施工法を用いて施工を完了する時間、および、施工を実施するのに必要なエネルギが影響し得る。
特定の溶接施工に対して使用される最も望ましい溶接プロセスおよび/または消耗材を特定することは、典型的な判断事項である。故に、特定の溶接施工に対して特定の溶接プロセスおよび/または消耗材を使用した結果をユーザが分析し得るツールに対する要望が在る。更に、特定の溶接施工および/または消耗材を使用する実用的コストおよび/または利点をユーザが分析し得るツールに対する要望が在る。
本発明は、溶接継手を溶接する溶接プロセスの用法を評価する溶接データ処理システムおよび方法を提供することを目的とする。
特定の溶接プロセスを用いた特定の溶接継手の溶接に関する種々の属性をプロセッサ式システムが確立するのを可能とするデータに対する要求をユーザに与える段階を備える。上記種々の属性は、上記溶接プロセスを用いた上記溶接継手の溶接のコストを含み得る。上記種々の属性は、上記溶接プロセスを用いた上記溶接継手の溶接に対するサイクル時間を含み得る。上記プロセッサ式システムは、有形媒体(tangible medium)に記憶されたプログラムを備える。該プログラムにより上記システムは、ユーザに対してデータを要求し、かつ、ユーザから受信した要求データを処理することで、特定の溶接プロセスを用いた特定の溶接継手の溶接に関する種々の属性を該プロセッサ式システムが確立するのを可能とし得る。
本発明の上述のおよび他の利点および特徴は、図面を参照して詳細な説明を読むことにより明らかとなろう。
本技術の代表的実施例に従い、特定の溶接操作に対して特定の溶接プロセスを使用することの適用可能性の分析を促進する処理を示すブロック図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第1ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第2ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第2ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第2ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第3ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第3ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第3ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第4ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第5ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第6ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックの第7ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックのデータベース・ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に係るスプレッドシート型ワークブックのデータベース・ワークシートを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより実施されるデータ処理の結果の概要を示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接継手データの概要を示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法詳細レポートを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法詳細レポートを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法詳細レポートを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法概要レポートを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法概要レポートを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法比較レポートを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法比較レポートを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法データを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法データを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法データを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法データを示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法プロセス改善マップの第1部分を示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法プロセス改善マップの第1部分を示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法プロセス改善マップの第2部分を示す図である。 本技術の代表的実施例に従いスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法プロセス改善マップの第3部分を示す図である。 本技術の代表的実施例に従い上記溶接施工法プロセス改善マップに入力されたデータからスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法プロセス改善チェックリストを示す図である。 本技術の代表的実施例に従い上記溶接施工法プロセス改善マップに入力されたデータからスプレッドシート型ワークブックにより生成された溶接施工法プロセス改善チェックリストを示す図である。
図1を概略的に参照すると、特定の溶接操作に対する溶接プロセスの選択を促進するプロセスは、参照番号30により概略的に表されて示される。図示プロセスにおいては、ブロック32により表される如くユーザが溶接プロセス・データを入力して処理し得る溶接プロセス分析ツールが提供される。上記溶接プロセス分析ツールは上記データを処理すると共に、種々の溶接プロセスの比較を促進する出力を提供する。上記溶接プロセス分析ツールは、上記溶接プロセス・データを処理して分析のための出力を生成するプログラムを利用する。該プログラムは、コンピュータ用ディスク、ハード・ドライブ、ネットワークなどの有形媒体に記憶され得る。上記プログラムは、デスクトップ・コンピュータ、ノートブック・コンピュータまたは任意数の異なる電子的デバイスを用いて実行され得る。
図示プロセスにおいて上記分析ツールは、ブロック34により表される如く第1の溶接プロセスに対応するデータの入力をユーザに催促する。該第1の溶接プロセスは、現在使用されている溶接プロセスでも良くそうでなくとも良い。図示実施例においてユーザは、ブロック36により概略的に表される如く第2の溶接プロセスに対するデータの入力を催促される。ブロック38により表される如くユーザはコンピュータ・プログラムを開始し、該プログラムにおける命令に従い上記データを処理する。図示実施例において上記溶接プロセス分析ツールはブロック40により表される如く、上記第1および第2の溶接プロセスの比較を促進する溶接プロセス・データを提供するレポートを生成する。上記溶接プロセス・データは、技術データ、実用的データまたは他の一定の関心データとされ得る。
図2を概略的に参照すると、参照番号42により概略的に表される如くスプレッドシート型ワークブックを利用する溶接プロセス分析ツールの実施例が示される。図示実施例においてスプレッドシート型ワークブック42は、複数のスプレッドシート型ワークシートを備える。また各ワークシートは、複数のセルを備える。各セルは、ワークブック42に対するデータの入力を可能とするか、または、ユーザに対する情報の表示を可能とし得る。各セルはまた、種々のデータ処理機能を実施する様にもプログラムされ得る。これに加えて各セルは、ワークシートにおけるひとつのセルに対し、または、別のワークシートにおけるひとつのセルに対して結合され得る。スプレッドシート型ワークブック42は、特定の電極による溶接に対する例えば電圧、電流およびワイヤ速度などの推奨操作パラメータの如き溶接プロセス関連データを記憶し得る。スプレッドシート型ワークブック42はまた、ユーザにより入力されたデータおよび/またはワークブック42に記憶された溶接プロセス関連データをワークブック42が処理するのを可能とするプログラム命令も備える。
図示されたスプレッドシート型ワークブック42は、コンピュータ・モニタ上に表示され得る。但しスプレッドシート型ワークブック42は、個人用デジタル補助装置などの他の種類の電子的デバイスのディスプレイ上に表示され得る。図示実施例において上記スプレッドシート型ワークシートは、対応するタブ44を起動することでアクセスされる。図示されたスプレッドシート型ワークブック42によればユーザは、スプレッドシート型ワークブック42において用いられる言語および測定単位を選択し得る。図示実施例においては、言語として英語が選択され、かつ、測定単位としては英国単位(Imperial/English units)が選択されている。但し、フランス語およびメートル単位などの他の言語および単位が選択され得る。
図2には、特定の溶接継手データを導き出し得る第1ワークシート46が示される。この実施例においてワークシート46によればユーザは、利用可能な複数の溶接継手形式から分析のために特定形式の溶接継手を選択し得る。溶接継手ワークシート46はまた、選択された溶接継手形式に対応して要求された溶接継手データも表示すると共に、該ワークシートによればユーザは、要求された溶接継手データをスプレッドシート型ワークブック42の各セルに入力し得る。図示実施例においてワークシート46は、分析のために溶接継手の形式をユーザが選択することを可能とするプルダウン・メニュー48を有する。図2においてユーザは、分析のために“X形開先”形式の溶接継手を選択している。図示実施例においてワークブック42は、選択された溶接継手形式の画像50を生成する。図示されたワークシート46はまた、特定の溶接継手に対する寸法データがワークブック42の各セルに入力されるのを可能とする溶接継手データ入力部分52も備える。図示実施例において画像50および溶接継手データ入力部分52は、所望の情報を導き出すべく協働し得る。溶接継手の要求寸法の各々は、画像50上にて識別子によりマークされる。上記溶接継手データ入力部分におけるセルは、要求寸法データをユーザが提供することを促進する対応識別子を備える。概略的に上記データによればワークブック42は、上記溶接継手の断面積を計算し得る。この実施例においてワークブック42は仮想ボタン54を有し、仮想ボタン54が操作されたときにワークブック42は、溶接継手データ部分52に入力されたデータに基づいて溶接継手の断面積および溶接部の単位長さ当たり重量を計算する。結果は、ワークブック42の計算結果値部分56におけるセルに表示される。これに加えてワークシート46の図示実施例は、溶接継手データ部分52に入力された寸法値をユーザがリセットするのを可能とする仮想ボタン58も有する。
概略的に図3A〜3Cを参照すると、ワークブック42に対してユーザが複数の溶接施工法のためのデータを入力することを可能とし得る溶接施工法用第2ワークシート60が示される。上記第1溶接施工法は、現在使用されている溶接施工法、または、分析に対して選択された第1の幾つかの可能性を有する(ポテンシャル)溶接施工法とされ得る。図示実施例においてワークシート60は、概略情報部分62を備える。この概略情報部分は、該スプレッドシートに対する溶接継手の全長の入力を可能とするセル64を備える。上記概略情報部分はまた、労務費および/または間接費を通貨単位/時間でユーザが入力するのを可能とする労務費・間接費率セル66も備える。上述された如く図示されたスプレッドシートによればユーザは、米ドル、カナダ・ドル、フランス・フランなどの多数の通貨単位から選択を行い得る。この実施例において概略情報部分62は、ドル/キロワット時などの様に電力のコストを通貨単位で入力するのを可能とするセル68も備える。この実施例においては、ユーザが供給電力効率を百分率で入力するのを可能とするセル70が配備される。
ワークシート60はまた、技術データ部分72も備える。ワークシート60のこの部分によればユーザは、上記第1溶接施工法のための技術データをワークブック42に対して入力し得る。図示実施例において技術データ部分72によれば、幾つかの異なる溶接プロセスもしくは特性を使用する溶接施工法に対するデータがワークシート60に入力され得る。上記第1溶接施工法に対する技術データは、該第1溶接施工法において使用される各溶接プロセスに対する一群のセル74に入力される。図示実施例において各群は、夫々の溶接プロセスにより行われる溶接パスの回数の入力を可能とするセル76を有する。これに加え、上記溶接プロセスにおいて使用される特定の溶接プロセスをユーザが選択するのを可能とするプルダウン・メニュー78が配備される。また、上記第1溶接施工法における各溶接プロセスに対する操作者要因(operator factor)をユーザが入力するのを可能とするセル80も配備される。セル82は、上記第1溶接施工法における各溶接プロセスに対して電極の銘柄(ブランド)名の識別を可能とするために配備される。電極分類セル84は、上記第1溶接施工法における各溶接プロセスに対して電極分類が選択されるのを可能とするために配備される。これに加えてセル86は、第1溶接施工法における各溶接プロセスにおいて使用されるガス、ガス混合物またはフラックスの種類をユーザが入力するのを可能とするために配備される。またセル88は、ユーザが溶着効率を入力するのを可能とするために配備される。ユーザがガス流速もしくはフラックス比を入力するのを可能とするセル90も配備される。プルダウン・メニュー92は、上記第1溶接施工法における各プロセスで用いられる電極の直径をユーザが入力するのを可能とするために配備される。セル94は、第1溶接施工法における各溶接プロセスに対して用いられる溶接電圧をユーザが入力するのを可能とするために配備される。これに加えてセル96は、上記第1溶接プロセスにおいて電極ワイヤが用いられるならばワイヤ送り速度をユーザが入力するのを可能とするために配備される。セル98は、使用される電極に伴う電極の突出量(stick-out)をユーザが入力するのを可能とするために配備される。セル100は、第1溶接施工法における各溶接プロセスに対して用いられる電流をユーザが入力するのを可能とするために配備される。最後にセル102は、溶接機の進行速度をユーザが入力するのを可能とするために配備される。
上記で論じられた如く、ワークブック42には溶接関連データが記憶される。図示実施例においてスプレッドシート型ワークブック42には、複数の溶接プロセスおよび複数の電極に対するデータが入力かつ記憶される。ワークブック42はこのデータを、ワークブック42における各セルに対してプロセスもしくは電極の固有データが入力されたときに検索し得る。たとえばワークブック42は、複数の電極の各々に対する推奨操作パラメータにより適合化される。セル82に電極データが提供され、セル86にガス種類のデータが提供されると共にセル92に電極直径が提供されたとき、ワークブック42は上記データをワークブック42内に記憶された推奨操作パラメータ・データと比較し、且つ、セル94、96、98および100を夫々、溶接電圧、ワイヤ送り速度、電極突出量および溶接電流で埋める。但し、実際のまたは所望のデータが上記推奨データと異なれば、上記各セルには新たなデータが提供される。
これに加えてワークシート60は、溶接プロセスの各々に対する消耗材コスト部分104も備える。消耗材コスト部分104は、電極の1ポンド当たりのコストをユーザが入力するのを可能とする第1セル106を備える。図示された消耗材コスト部分104は、ガスまたはフラックスのコストを夫々ドル/立方フィートまたはドル/ポンドでユーザが入力するのを可能とするセル108も備える。ワークシート60は、雑記部分110も備える。雑記部分110は、上記第1溶接プロセスを開始する前の溶接施工法毎に必要とされる時間をユーザが入力するのを可能とするセル112を備える。これに加えてセル114は、溶接後施工法に必要な時間をユーザが入力するのを可能とするために配備される。これに加えてセル116は、付加的な変動コストをドル単位でをユーザが入力するのを可能とするために配備される。
概略的に図4A〜4Cを参照すると、新たなもしくは第2の溶接施工法を入力するための第3ワークシート118が示される。この実施例においてワークシート118は、新たなもしくは第1の溶接施工法技術データ部分120を備える。図示実施例によれば、複数の異なる溶接プロセスに対する技術データが入力され得る。図示実施例において部分120は、第2溶接施工法に対応する複数のデータ群122を備える。この実施例の各群120におけるセル124は、第2溶接施工法の第1溶接プロセスに伴う溶接パスの回数をユーザが入力するのを可能とするために配備される。これに加えてセル126は、各溶接プロセスにおいて使用される溶接プロセスをユーザが選択するのを可能とするために配備される。これに加えて各データ群122におけるセル128は、上記第2溶接施工法の各溶接プロセスに伴う操作者要因を百分率でユーザが入力するのを可能とするために配備される。これに加えてセル130は、上記第1溶接プロセスで使用される電極の銘柄(ブランド)名をユーザが選択するのを可能とするために配備される。またセル132は、上記第1溶接プロセスで使用される電極の分類をユーザが選択するのを可能とするために配備される。セル134は、各溶接プロセスで使用されるガスもしくはフラックスの種類をユーザが入力するのを可能とするために配備される。セル136は、溶接プロセスにおける溶着効率を百分率でユーザが入力するのを可能とするために配備される。これに加えてセル138は、ガス流もしくはフラックス比を立方フィート/時で又は1ポンドの消費ワイヤ当たりの消費フラックスの比率としてユーザが入力するのを可能とするために配備される。セル140は、電極直径をインチ単位でユーザが入力するのを可能とするために配備される。セル142は、ボルト単位で溶接電圧をユーザが入力するのを可能とするために配備される。これに加えてセル144は、電極ワイヤが使用されるならばインチ/分の単位でワイヤ送り速度をユーザが入力するのを可能とするために配備される。セル146は、インチ単位で電極突出量をユーザが入力するのを可能とするために配備される。これに加えてセル148は、アンペア単位で溶接電流をユーザが入力するのを可能とするために配備される。またセル150は、インチ/分の単位で溶接進行速度をユーザが入力するのを可能とするために配備される。
ワークシート118はまた、上記第2の溶接プロセスの各々に対する消耗材コスト部分152も備える。セル154は、ドル/ポンド単位で電極のコストをユーザが入力するのを可能とするために配備される。セル156は、ドル/立方フィート単位でガスもしくはフラックスのコストをユーザが入力するのを可能とするために配備される。雑記部分158は、付加的な時間もしくはコストのデータをユーザが入力するのを可能とするために配備される。セル160は、時間単位で溶接前時間をユーザが入力するのを可能とするために配備される。これに加えてセル162は、上記第2溶接プロセスに伴う溶接後時間をユーザが入力するのを可能とするために配備される。セル164は、上記第2溶接施工法の使用に伴う付加的な可変コストをユーザが入力するのを可能とするために配備される。
概略的に図5を参照すると、上記溶接施工法が実施される設備に対する工場使用データをユーザが入力するのを可能とするために第4ワークシート166が配備される。獲得されたデータによれば、ワークブック42はデータを外挿し得る。図示実施例において、ワークシート166は工場定数部分168を備える。工場定数部分168においてセル170は、1年当たりの製造日数をユーザが入力するのを可能とするために配備される。別のセル172は、交代勤務毎の製造時間数をユーザが入力するのを可能とするために配備される。またユーザが平均ガス流速を立方フィート/時間単位で入力するのを可能とするためにセル174も配備される。
ワークシート166は消耗材消耗見積り部分176も備える。消耗材消耗見積り部分176は、複数の溶接プロセスの各々の消耗材情報をユーザが入力するのを可能とする溶接プロセス部分178を備える。消耗材消耗見積り部分176はまた、複数の溶接プロセスの各々に対する操作者要因を百分率でユーザが入力するのを可能とする操作者要因部分180も備える。これに加えて消耗材消耗見積り部分176は、複数の溶接プロセスの各々に対して用いられる電極の直径をユーザが入力するのを可能とする部分182も備える。複数の溶接プロセスの各々に対してインチ単位でワイヤ送り速度をユーザが入力するのを可能とする複数のセル184も配備される。これに加え、複数の溶接プロセスの各々を用いる溶接ステーションの個数をユーザが入力するのを可能とする複数のセル186が配備される。これに加え、溶接プロセスの各々を用いる一日当たりの交代勤務数をユーザが入力するのを可能とする複数のセル188が配備される。
概略的に図6を参照すると、第5ワークシート190が示される。ワークシート190は、上記分析ツールにより生成された溶接レポートの所望部分を印刷のためにユーザが選択するのを可能とする印刷選択部分192を備える。上記部分の各々は選択ボックス194により表され、該選択ボックスは、マウスを用いて該ボックス194上にカーソルを載置して右マウス・ボタンをクリックすることでチェックされ得る。ワークシート190はまた、ユーザが上記プログラムを起動して先の各ワークシートに入力されたデータを処理させ且つその結果をワークシート・ファイル内に載置するのを可能とする仮想ボタン196も備える。
ワークシート190はまた改善可能性印刷部分198も備える。後で論じられる如くワークブック42によればユーザは、改善可能性プロセス・マップおよび/または改善可能性チェックリストを生成し得る。改善可能性部分198は、改善可能性プロセス・マップをユーザが選択するのを可能とする選択ボックス200を備える。第2ボックス202は、改善可能性チェックリストの印刷をユーザが選択するのを可能とするために配備される。ワークシート190はまた、ユーザがワークブック42により上記改善可能性部分に対するワークシート・ファイルを作成するのを可能とする仮想ボタン204も備える。
概略的に図7を参照すると、第6ワークシート206が示される。知識ベース・ワークシート206によればユーザは、ワークブック42の各データベースに記憶された種々の情報にアクセスし得る。ワークシート206はデータシート・プルダウン・メニュー208を備える。データシート・プルダウン・メニュー208によればユーザは、特定溶接関連データシートのリストから、特定の溶接電極もしくは溶接プロセスに対するデータシートなどのデータシートを選択し得る。プルダウン・メニュー208を以て選択されたデータシートをワークブック42に検索させる仮想ボタン210が配備される。これに加えてワークシート206は、特定溶接材料に対する材料安全性データシートなどの諸情報シートをユーザが検索するのを可能とする第2プルダウン・メニュー212を備える。上記情報シートは、上記プルダウン・メニューを使用し且つ第2仮想ボタン214を操作して所望情報を選択することで獲得され得る。ワークシート206の図示実施例はまた、ユーザが種々の記事を吟味することを可能とする第3プルダウン・メニュー216も備える。図示実施例において、要求された記事はプルダウン・メニュー216を使用し且つ仮想ボタン218を操作して上記ツールにより記事を検索させることで選択される。
概略的に図8を参照すると、ワークブック42は改善可能性ワークシート220も備える。改善可能性ワークシート220によればユーザは、製造プロセスの内で改善される可能性のある部分を特定し得る。この実施例において改善可能性ワークシート220は、4枚の下位ワークシートから成る。図示されるのは溶接前作業ワークシート222である。これに加え、溶接作業ワークシート224、溶接後ワークシート226および概要ワークシート228が在る。溶接前作業ワークシート222によればユーザは、第1のもしくは現在の溶接施工法による溶接に先立ち実施される作業を入力し得る。ワークシート222は、溶接施工法の一部として実施される部品移動、プレート切断、研削、事前加熱などの種々の溶接前作業をユーザが選択するのを可能とする複数のプルダウン・メニュー230を備える。ワークシート222はまた、上記改善可能性マップまたはチェックリストに取入れられる個人的コメントをユーザが入力することを可能とする複数のコメント・ボックス232も備える。これに加えてワークシート222は、第1のもしくは現在の溶接施工法に関連する複数の溶接前作業の各々に対するサイクル時間ボックス234を備える。図6に示された仮想ボタン204を用いて起動されたときに上記ワークブックは、選択された第2溶接施工法に依存する種々の作業の各々に対するサイクル時間における可能性を有する改善を識別する。改善に対する可能性は、上記溶接前作業の各々に対する複数のボックス2-6に提供される。これに加え、改善可能性百分率に基づき溶接前作業の各々に対する実際の時間的な改善を表すべく、複数の出力ボックス238が配備される。これに加え、溶接前作業の各々に関連する秒、分もしくは時などの時間単位をユーザが選択するのを可能とする時間単位ボックス240が配備される。
概略的に図9を参照すると、上記ソフトウェア分析ツールに記憶されるデータシートの一部が示される。この実施例においては、特定溶接プロセスに関連する技術データが示される。特定溶接プロセスは、電極直径、ワイヤ送り速度、電極突出量、アンペア数などの多くの操作変数を以て実施され得る。所定の操作変数に対しては、他の操作パラメータに対する推奨値が存在し得る。たとえば、特定直径のワイヤ電極を使用する特定の溶接プロセスの実施に関連して好適範囲のワイヤ送り速度が存在し得る。これに加え、ワイヤ送り速度の夫々に対し、好適な電極突出量もしくはアンペア数値が存在し得る。図示実施例においてデータシート240は、推奨された関連操作パラメータの一連の列を備える。第1列242は、特定の溶接プロセスおよびシールドガスの組み合わせを特定する。データシート240はまた、FCAWなどの特定の溶接プロセスを特定する第2列244も備える。第3列246は、英国単位で電極直径を特定する。同様に、第4列248はメートル単位で電極直径を特定する。第5列250は、英国単位でワイヤ送り速度を特定する。同様に第6列255には、第5列250に提供されたワイヤ送り速度のメートル法換算値が提供される。これに加え、第6列254は英国単位で電極突出量を提供する。第7列256は、第7列254に提供された電極突出量のメートル法換算値を提供する。第9列は、溶接アンペア数を提供する。最後に、第10列260はシールドガスを特定する。
概略的に図10を参照すると、第2データシート262の実施例が示される。この実施例においては、電極ワイヤなどの複数の溶接消耗材に対して推奨操作パラメータが提供される。データシート262は、消耗材およびシールドガスの組み合わせを特定する第1列264を備える。データシート262はまた、特定の消耗材名称を特定する第2列266も備える。第3列268は、特定消耗材に対して英国単位で直径を特定する。同様に、第4列270はメートル単位で電極の直径を提供する。別の列272は、上記特定電極直径を有する特定消耗材による溶接に対する推奨電圧を特定する。同様に、上記特定直径を有する上記特定電極を用いた推奨ワイヤ送り速度を英国単位で提供する別の列274が配備される。付加的な列276は、上記特定直径を有する上記特定消耗材に対する推奨電極突出量を特定すべく配備される。同様に列278は、上記推奨ワイヤ送り速度をメートル単位で特定すべく配備される。これに加えて列280は、上記電極突出量をメートル単位で特定すべく配備される。最後に列282は、上記特定直径を有する上記特定電極ワイヤに対応する推奨溶接電流を特定すべく配備される。
上記で論じられた如くワークシート60および118にデータが提供されるときにワークブック42は削除機能および自動照合機能のプロセスを用いることで、データシート240および262に記憶された推奨操作パラメータ・データを特定すると共に、そのデータをワークシート60および118における各セルに提供する。但し、実際の操作パラメータ・データが推奨値と異なるならば、各セルは実際の操作パラメータ・データにより上書きされ得る。
概略的に図11乃至図20Aおよび20Bを参照すると、上記で論じられた如くワークブック42は、上記ワークシートに入力されたデータを処理すると共に、提供されたデータに基づくレポートを生成すべく作用可能である。図示実施例においては、ワークブック42により生成された概要レポート284が示される。この実施例においてワークブック42は、現在のもしくは第1溶接施工法と、第2のもしくは新たな溶接施工法との間の複数の比較を行うべく作用可能である。この実施例においてワークブック42は、上記の2つの溶接施工法を用いて溶着されるであろう金属の総量を決定し、正味の差を確立する。溶着される金属総量の正味の差の値は、上記概要レポートの指定部分286に挿入される。これに加えてワークブック42は、第1溶接施工法に対して第2溶接施工法を利用したときの結果とされ得るサイクル時間の節減分を確立すべく作用可能である。この結果はワークブック42により、上記概要レポートの指定部分288へと提供される。これに加えてワークブック42は、上記第1溶接施工法および第2溶接施工法により生成される金属への入熱を確立すべく作用可能である。ワークブック42はまた、上記の2つの施工法間の入熱の差を確立し、この差の値を上記概要レポートの対応部分290に挿入する様にも作用可能である。最後にこの実施例においてワークブック42は、上記第1溶接施工法および第2溶接施工法に伴うプロセス・コスト総額を特定すべく作用可能である。これに加えてワークブック42は、上記2つの施工法間の全体的コスト差を確立すると共に、その結果を概要レポート284の対応部分292に提供すべく作用可能である。
概略的に図12を参照すると、ワークブック42は溶接継手詳細レポート294も生成する。この実施例において溶接継手詳細レポート294は、溶接継手のグラフィック画像296を含む。ワークブック42はまた、複数の溶接継手の寸法パラメータを確立すべく作用可能でもある。この実施例において溶接継手詳細レポート294は、ユーザによりワークシート46に入力された溶接継手パラメータに基づく計算済寸法データ298であって溶接部の断面積および隅肉継手を通る“のど厚距離”などの計算済寸法データ298を含む。
概略的に図13A〜13Cを参照すると、ワークブック42は溶接施工法詳細レポート300も生成する。この実施例においてワークシート60に入力された第1のもしくは現在の溶接施工法の情報は、溶接施工法詳細レポート300に再現される。これに加え、上記溶接施工法において使用される各プロセスに対する理論的金属溶着速度情報302も提供される。これに加え、溶接施工法詳細レポート300には、図4A〜4Cに示されたワークシート118を用いて入力された第2溶接施工法情報も提供される。これに加え、上記第2のもしくは新たな溶接施工法で使用される各プロセスに対して理論的金属溶着速度情報304が提供される。
概略的に図14Aおよび14Bを参照すると、ワークブック42は溶接施工法概要306を生成する様にも作用可能である。この実施例においてワークブック42は、溶接継手の断面積を確立すべく作用可能である。この情報は、上記溶接継手に必要な溶接金属の量を確立すべく使用され得る。この実施例で溶接施工法概要306は、第1のもしくは現在の施工法により溶着された溶接金属の量および上記溶接継手により必要とされる金属の量を提供する部分308を含む。これに加えてワークブック42は、上記溶接施工法に必要な全体的サイクル時間を確立すべく作用可能である。この実施例において上記第1のもしくは現在の溶接施工法に必要とされるサイクル時間は、溶接施工法概要306の第2部分310に提供される。これに加え、上記で論じられた如くワークブック42は、上記第1のもしくは現在の溶接施工法を用いて被溶接物に入力された熱の量を確立すべく作用可能である。この値は、溶接施工法概要306の第3部分312に提供される。これに加えてワークブック42は、消費された電極、消費されたシールドガス、および、消費された電力の量を確立すべく作用可能である。この情報は、溶接施工法概要306の第4部分314に提供される。ワークブック42はまた、上記第1のもしくは現在の溶接施工法のコストを確立すべく作用可能である。ワークブック42は、溶接前作業、溶接作業および溶接後作業に伴う労務費を確立すべく作用可能である。これに加えて上記溶接施工法ツールは、上記第1のもしくは現在の溶接施工法に伴う電極ワイヤ、シールドガスおよび電力のコスト、ならびに、一切の付加的な変動費を確立すべく作用可能である。この実施例において、溶接施工法コスト情報は第5部分316に提供される。最後に、上記第1のもしくは現在の溶接施工法に伴う変動費の合計は、溶接施工法概要306の第6部分320に提供される。
概略的に図15Aおよび15Bを参照すると上記溶接施工法ツールは、各溶接プロセスに伴う種々のパラメータを確立すると共に溶接施工法比較概要334に該パラメータを生成すべく作用可能である。図示実施例において溶接施工法比較概要334は、第1の溶接施工法と第2の溶接プロセスとの間の第1比較336および第2比較338を備える。両方の比較によれば、第1および第2溶接プロセスの各々に対する種々のパラメータの並置的な比較が提供される。第1比較336は、各溶接継手に対する各プロセスのデータを提供する。第2比較338は、溶着された金属100ポンド毎の又は溶接継手の複数回の反復毎の各プロセスに対するデータを提供する。
図示実施例において溶接施工法比較概要334は、材料データおよびサイクル時間データを提供する。たとえば第1比較336は、第1および第2プロセスを用いた溶接継手毎に溶着される金属の量を提供する。これに加えて第1比較336は、第1もしくは第2プロセスを用いた結果として、もしあるならば、溶接継手毎に溶着される過剰材料の量を提供する。これに加えて第1比較336は、第1および第2プロセスを用いた溶接継手の各々に対し、溶接前、溶接間および溶接後に必要とされる時間量を提供する。第2比較338は、上記第1および第2プロセスを用いて溶着された100ポンドの材料毎に、又は、溶接継手の複数回の反復毎に、溶接前、溶接間および溶接後に必要とされる時間量を提供する。図示実施例において第1比較336および第2比較338は、第1および第2プロセスを用いて溶接施工法を実施するための時間の差も提供する。
図示された溶接施工法比較概要334はまた、第1および第2プロセスに対する消耗材消耗データおよび入熱データも提供する。第1比較336は、第1および第2プロセスの各々を用いた溶接に対する電極材料の量、シールドガスの量および消費電力の量を提供する。第2比較338は、第1および第2プロセスの各々を用いた溶接に対する電極材料の量、シールドガスの量および消費電力の量を提供する。
図示された溶接施工法比較概要334はまた、第1および第2溶接プロセスに対するコストおよび節減データも提供する。上記第1および第2比較は、第1および第2溶接プロセスを用いて上記溶接施工法を実施するに伴う溶接前労務費、溶接労務費、溶接後労務費、電極コスト、シールドガス・コストおよび付加的な変動費を提供する。上記第1および第2比較はまた、上記第1および第2プロセスを用いて上記溶接施工法を実施するためのコスト・データを比較すると共に、上記溶接施工法を実施すべく上記第1および第2溶接プロセスを用いる場合の両者間のコスト差/節減分を提供する。
概略的に図16A〜16Dを参照するとワークブック42はまた、溶接施工法比較概要334において提供された種々のパラメータを要約する一群の棒グラフ340を生成し得る。但しワークブック42は、他の形式のグラフ、ならびに、上記第1および第2溶接プロセスを用いて上記溶接施工法を実施するに伴う他のパラメータのグラフを生成すべく作用可能である。図示実施例においてワークブック42は、上記第1および第2溶接プロセスを用いて上記溶接施工法の間に溶着される全金属の視覚的比較を可能とする第1棒グラフ342を生成する。第1棒グラフ342は、第1溶接プロセスを用いた上記溶接施工法の間に溶着される金属の量を表す第1バー344を含む。第1棒グラフ342はまた、上記第2溶接プロセスを用いた上記溶接施工法の間に溶着される金属の量を表す第2バー346も含む。最後に第1棒グラフ342は、上記溶接施工法を実施するに必要な金属の量を表す第3バー348を含む。
図示実施例においてワークブック42はまた、上記第1および第2溶接プロセスを用いた上記溶接施工法の間に被溶接物に入力される熱の視覚的比較を可能とする第2棒グラフ350も生成する。第2棒グラフ350は、上記第1溶接プロセスを用いた上記溶接施工法の間における入熱の量を表す第1バー352を含む。第2棒グラフ350はまた、上記第2溶接プロセスを用いた上記溶接施工法の間における入熱の量を表す第2バー354も含む。
これに加えてワークブック42は、上記第1および第2溶接プロセスを用いて上記溶接施工法を実施するために必要な時間の視覚的比較を可能とする第3棒グラフ356を生成する様にも作用可能である。第3棒グラフ356は、上記第1溶接プロセスを用いた溶接前時間を表す第1バー358を含む。第3棒グラフ356は、上記第2溶接プロセスを用いた溶接前時間を表す第2バー360を含む。第3棒グラフ356はまた、上記第1および第2溶接プロセスを用いた溶接後時間を夫々表す第3バー362および第4バー364も含む。第3棒グラフ356はまた、上記第1および第2溶接プロセスを用いた全体的溶接時間を夫々表す第5バー366および第6バー368も含む。最後に第3棒グラフ356は、上記第1および第2溶接施工法を用いて上記溶接施工法を実施する全体的サイクル時間を夫々表す第7バー370および第8バー372を含む。
概略的に図17Aおよび17Bを参照するとワークブック42は、製造プロセスにおける溶接前作業、溶接作業および溶接後作業などの可能性を有する改善を特定して示すプロセス・マップを生成する様にも作用可能である。溶接に先立ち、種々の溶接前作業が実施され得る。図示実施例においては、溶接に先立ち実施され得る種々の溶接前作業が一連のブロック406により表される。各ブロックは、起こり得る溶接前作業の各々を特定する表題ボックス408を有する。而して、ユーザが溶接前作業を更に詳細に記述し且つ可能性を有する改善を記述するのを可能とする大寸テキストボックス410が配備される。各ブロック406はまた、現在において溶接前作業を実施するに必要な時間をユーザが入力するのを可能とするテキストボックス412も備える。ひとつのブロック414は、溶接前作業を実施するに必要な時間の内で準備作業であることから改善され得ない割合をユーザが入力するのを可能とすべく配備され、且つ、第2ブロック416は、溶接前作業を実施する時間の内で排除され得る割合をユーザが入力するのを可能とすべく配備される。時間の減少は、新たな溶接プロセス、排除もしくは改善され得る段階などの使用に関連し得る。代替的に各ブロック406は、各行が種々の溶接前作業の夫々に対応するのを可能とすべくプルダウン・ウィンドウを有する一連のブロック行により表わされ得る。
概略的に図18を参照すると改善プロセス・マップ404によればユーザは、上記溶接操作自体に対する可能性を有する改善を特定して示すことも可能である。図示実施例において第1ブロック420は、実際の溶接が実施されているとき即ちアークが生成されているときの溶接プロセスの部分を表すべく配備される。第2ブロック422は、溶接が実施されておらず即ちアークが生成されていないときの溶接プロセスの部分を表す。第1ブロック422は、上記第1溶接施工法を用いて上記溶接操作を実施するに必要なサイクル時間をユーザが提供することを可能とするテキストボックス424を備える。付加的テキストボックス426は、ユーザが溶接作業を更に詳細に記述し且つ上記溶接作業に対する可能性を有する改善を記述するのを可能とすべく配備される。付加的ブロック428は、上記第2溶接プロセスを用いて溶着速度を改善することでサイクル時間を減少する可能性を百分率で表示すべく配備される。この値は、上記スプレッドシートにより計算される。
第2ブロック422は、上記溶接施工法の間にアークが停止される時間を提供するテキストボックス430を備える。第2ブロック422はまた、溶接プロセスのこの部分に対する可能性を有する改善をユーザが記述するのを可能とするテキストボックス432を備える。たとえば新たな溶接プロセスを用いると、不十分な溶接部を修復するために必要な時間が減少され得るか、または、溶接部に対する入熱が減少されることで、溶接に戻る前に金属が冷めるのを可能とするために必要な時間が減少され得る。第1ブロック434は、ブロック430に提供されたアーク停止時間の内で改善され得ない割合を特定すべく配備される。第2ブロック436は、ブロック430に提供されたアーク停止時間の内で改善/排除され得る割合を特定すべく配備される。
概略的に図19を参照すると改善プロセス・マップ404はまた、溶接後操作に対する可能性を有する改善を特定して示す。図示実施例において、上記第1溶接プロセスを用いた上記溶接(soudage)操作の実施に引き続き現在実施されている種々の溶接後作業は、一連のブロック440により表される。各ブロック440は、特定の溶接後作業に対応する表題ボックス408を有する。而して、ユーザが溶接後作業を更に詳細に記述し且つ可能性を有する改善を記述するのを可能とする大寸テキストボックス410が配備される。ブロック440はまた、現在において溶接後作業を実施するのに必要な時間をユーザが入力するのを可能とするテキストボックス412も備える。第1ブロック414は、溶接後作業を実施するに必要な時間の内で減少され得ない割合をユーザが入力するのを可能とすべく配備される。第2ブロック416は、溶接後作業を実施するに必要な時間の内で減少もしくは排除され得る割合をユーザが入力するのを可能とすべく配備される。
概略的に図20Aおよび20Bを参照するとワークブック42は、上記で提供された情報をチェックリスト442内へと変換して可能性を有する改善の効果を示すべく作用可能である。図示実施例において改善可能性チェックリスト442は、上記改善可能性プロセス・マップに列挙された溶接前作業、溶接作業および溶接後作業などの種々の作業の各々の表題を列挙する第1列444を備える。図示された改善可能性チェックリスト442は、現在において種々の作業を実施するために必要な時間を特定する第2列も備える。これに加えてワークブック42は、各作業に必要な時間を加算し、上記溶接施工法を実施するのに必要な合計時間を第2列446の底部のボックス448に提供すべく作用可能である。改善可能性チェックリスト442はまた、上記作業に対して上記第2溶接プロセスを用いたことによる可能性を有する改善の時間を百分率で提供する第3列450も備える。第4列452は、上記作業に対する可能性を有する改善を実際の時間単位で提供する。ワークブック42はまた、各作業に対する可能性を有する改善を加算し、上記第2溶接プロセスを用いて上記溶接施工法を実施することで節約され得る合計時間を第4列452の底部のボックス454に提供する様にも作用可能である。最後に、上記改善可能性プロセス・マップを用いて完成されると共に、第1列444に列挙された作業の各々に対応する種々のテキストボックスを列挙する第5列456が配備される。
本発明は種々の改変および代替的形態が可能であるが、特定の実施例が図中に例示され且つ本明細書中で詳細に記述されている。但し、本発明は開示された特定形態に限定されることを意図していないことを理解すべきである。むしろ本発明は、添付の各請求項中に定義された発明の精神および範囲内の全ての改変、均等物および代替物を包含するものである。
〔付記9〕
溶接継手の溶接に関連するコストを確立すべくプロセッサ式システムの使用方法であって、
前記溶接継手に対応する溶接継手形式に対する要求を前記プロセッサ式システムがユーザに提供するのを可能とする段階と、
前記ユーザにより提供された溶接継手形式に基づき、前記溶接継手に対する寸法データに対する要求を前記プロセッサ式システムがユーザに提供するのを可能とする段階と、
前記ユーザにより提供された前記寸法データに基づき前記溶接継手を溶接するために使用される電極材料を溶接するコストを前記プロセッサ式システムが確立するのを可能とする段階と、
を備えることを特徴とする方法。
〔付記10〕
前記溶接継手に対する前記要求寸法データにより前記プロセッサ式デバイスは前記溶接継手の断面積を確立し得る、付記9記載の方法。
〔付記11〕
前記溶接継手に対する前記要求寸法データは溶接継手長さである、付記9記載の方法。
〔付記12〕
前記プロセッサ式デバイスに対して要求寸法データを提供する前記段階は、前記溶接継手の特定寸法に対する参照が各々ラベル付けされた複数のデータ・セルにデータを入力する段階を備える、付記9記載の方法。
〔付記13〕
前記プロセッサ式システムがユーザに対し電極コスト率データの要求を提供することを可能とする段階と、
ユーザにより提供された電極コスト率データに基づき、前記溶接継手を溶接するために使用される電極材料を溶接するコストを前記プロセッサ式システムが確立するのを可能とする段階とを更に備えて成る、付記9記載の方法。
〔付記14〕
前記プロセッサ式システムがユーザに対して労務費率データの要求を提供することを可能とする段階と、
前記ユーザにより提供された労務費率データに基づき、前記溶接継手を溶接するために使用される労務費を前記プロセッサ式システムが確立するのを可能とする段階とを更に備えて成る、付記9記載の方法。
〔付記15〕
前記プロセッサ式システムがユーザに対し電力コスト率データの要求を提供することを可能とする段階と、
前記ユーザにより提供された電力コスト率データに基づき、前記溶接継手を溶接するために使用される電力のコストを前記プロセッサ式システムが確立するのを可能とする段階とを更に備えて成る、付記9記載の方法。
〔付記16〕
プロセッサ式デバイスにより溶接継手寸法データの要求をユーザに提供させるべく作用可能なプログラム命令と、
前記プロセッサ式デバイスにより溶接プロセス・データの要求をユーザに提供させるべく作用可能なプログラム命令と、
前記プロセッサ式デバイスにより、前記ユーザにより提供された前記溶接継手寸法データおよび前記溶接プロセス・データに基づき溶接継手を溶接するコストを確立させるべく作用可能なプログラム命令とを備えて成る、
ことを特徴とする有形媒体に記憶されたプログラム。
〔付記17〕
前記プロセッサ式デバイスにより前記溶接継手を溶接するコストを該プロセッサ式デバイス上に表示させるべく作用可能なプログラム命令を備える、付記16記載のプログラム。
〔付記18〕
前記溶接継手寸法データに対する要求により前記プロセッサ式デバイスは特定の溶接継手の体積を確立し得る、付記16記載のプログラム。
〔付記19〕
前記寸法データに対する要求は、前記溶接継手の特定寸法に対する参照が各々ラベル付けされた複数のセルを備えたスプレッドシートを備える、付記16記載のプログラム。
〔付記20〕
前記プログラムにより前記プロセッサ式デバイスは前記溶接継手の体積を確立して該溶接継手を溶接するコストを確立し得る、付記16記載のプログラム。
〔付記21〕
ユーザからのデータをプロセッサ式デバイスが要求するのを可能とすることで、溶接操作の間において被溶接物に入力されるエネルギを前記プロセッサ式デバイスが確立するのを可能とする段階と、
前記プロセッサ式デバイスを操作し、前記ユーザから受信した要求データに基づき前記溶接継手に対するエネルギ入力を確立し得るプログラムを実行させる段階とを備える、
ことを特徴とする溶接プロセスを分析する方法。
〔付記22〕
前記要求データは溶接電圧を備える、付記21記載の方法。
〔付記23〕
前記要求データは溶接電流を備える、付記21記載の方法。
〔付記24〕
前記要求データは溶接パスの回数を備える、付記21記載の方法。
〔付記25〕
前記要求データは溶接進行速度を備える、付記21記載の方法。
〔付記26〕
プロセッサ式デバイスを利用して溶接継手の断面積を確立する方法であって、
前記溶接継手に対応する溶接継手形式をユーザが前記プロセッサ式デバイスに入力するのを可能とする段階と、
前記溶接継手形式に基づき、前記溶接継手に対する寸法データの要求をユーザに提供する段階と、
前記要求寸法データを処理することで、前記溶接継手を溶接するために使用される電極材料を溶接するコストを確立する段階と、
を備えることを特徴とする方法。
〔付記27〕
寸法データに対する要求を提供する前記段階は、前記溶接継手の寸法に対応する識別子を有する選択された溶接継手形式の画像を視覚化ディスプレイ上に提供する段階を備える、付記26記載の方法。
〔付記28〕
ユーザが前記寸法データを提供するのを可能とする前記段階は、寸法に対応するデータ入力部分を視覚化ディスプレイ上に提供する段階と、前記画像上の前記識別子に対応する識別子を提供する段階とを備える、付記26記載の方法。
〔付記29〕
前記データ入力部分は複数のセルを備え、各セルは、その近傍に配設された、前記溶接継手の特定寸法に対応する識別子を有する、付記29記載の方法。
〔付記30〕
前記寸法データは溶接継手長さを備え、且つ、
前記プロセッサ式デバイスを操作してプログラムを実行させる前記段階は、前記溶接継手の前記断面積と前記溶接継手長さとに基づき前記溶接継手の体積を確立する段階を備える、付記27記載の方法。
〔付記31〕
前記可能とする段階は、前記視覚化ディスプレイ上に溶接継手形式のメニューを提供する段階を備える、付記27記載の方法。
〔付記32〕
溶接操作の間に溶着される溶接材料の量をプロセッサ式デバイスを用いて確立する方法であって、
ユーザに対し電極データを要求する段階と、
前記ユーザに対しシールドガス・データを要求する段階と、
前記ユーザに対し溶接継手寸法データを要求する段階と、
前記溶接操作の間に溶着される溶接材料の量を、前記ユーザにより提供された前記電極データ、シールドガス・データおよび溶接継手寸法データとに基づき、前記プロセッサ式デバイスが確立するのを可能とするプログラムを提供する段階と、
を備えることを特徴とする方法。
〔付記33〕
前記電極データに対する要求は、使用される電極の種類に対する要求を備える、付記32記載の方法。
〔付記34〕
前記電極データに対する要求は、使用される電極の直径に対する要求を備える、付記32記載の方法。
〔付記35〕
前記電極データに対する要求は、ワイヤ送り速度に対する要求を備える、付記32記載の方法。
〔付記36〕
前記電極データに対する要求は、操作者要因に対する要求を備える、付記32記載の方法。
〔付記37〕
前記シールドガス・データに対する要求は、使用されるシールドガスに対する要求を備える、付記32記載の方法。
〔付記38〕
製造プロセスに対する可能性を有する改善を定量する方法であって、
プロセッサ式デバイスを操作し、製造プロセスに関連する複数の作業を表示させる段階と、
前記製造プロセスに関連する前記複数の作業の各々を実施するための所要時間を提供する段階と、
前記製造プロセスに関連する前記複数の作業の内の少なくとも一つの作業を実施するための所要時間における可能性を有する減少を提供する段階と、
前記プロセッサ式システムを操作し、前記製造プロセスの前記複数の作業の内の少なくとも一つの作業を実施するための所要時間における可能性を有する減少に基づき、前記製造プロセスを実施するための所要時間における全体的な可能性を有する減少を確立する段階と、
を備えることを特徴とする方法。
〔付記39〕
前記複数の作業の表示は、前記製造プロセスに関連する現在の溶接プロセスとは異なる溶接プロセスを用いて実施される溶接操作を備える、付記38記載の方法。
〔付記40〕
現在の製造プロセスの作業の各々を実施するための所要時間における可能性を有する減少を入力する前記段階は、前記システムを操作し、現在の溶接プロセスと比較して前記異なる溶接プロセスを用いて前記溶接操作を実施するための所要時間における減少を確立させる段階を備える、付記38記載の方法。
〔付記41〕
前記複数の作業は、少なくとも一回の溶接前操作作業および少なくとも一回の溶接後操作作業を備える、付記40記載の方法。
〔付記42〕
有形媒体に記憶されたプログラム命令を備えるコンピュータ・プログラムであって、
前記プログラム命令は、ユーザがプロセッサ式デバイスを操作することで製造プロセスに関連する作業のマップを発展させるのを可能とし、且つ、該ユーザが前記製造プロセスに関連する少なくとも一つの作業を実施するための所要時間における可能性を有する減少を入力するのを可能とする
ことを特徴とするコンピュータ・プログラム。

Claims (7)

  1. 比較のためにユーザが複数の溶接プロセスを選択するのを可能とするシステムを提供する段階と、
    溶接継手の断面積を計算して、前記溶接継手の計算された断面積に少なくとも部分的に基づいて前記溶接継手を溶接すべく前記複数の溶接プロセスの各々を用いた場合の比較を前記システムが行うことを可能とする溶接継手形式に対応する選択データ及び溶接継手に対応する寸法データをユーザに要求する段階と、
    溶接継手形式に対応する前記選択データ及び溶接継手に対応する前記寸法データを処理することで、前記溶接継手を溶接すべく前記複数の溶接プロセスの各々を用いた場合の比較を行う段階と
    を備える、
    ことを特徴とする溶接プロセスの評価方法。
  2. 溶接継手形式に対応する前記選択データ及び溶接継手に対応する前記寸法データを処理する前記段階は、第1溶接プロセスを用いた前記溶接継手の溶接と第2溶接プロセスを用いた前記溶接継手の溶接との間のコスト比較を行う段階を備える、請求項1記載の方法。
  3. 前記システムはデータベース内に記憶された溶接データを備え、
    更に、前記システムは、一連のデータ要求の内の少なくともひとつのデータ要求に対してユーザから入力されたデータを、前記データベースに記憶された前記溶接データと比較して、前記一連のデータ要求の内の少なくともひとつのデータ要求に対する推奨応答ユーザに提供する、請求項1記載の方法。
  4. 溶接継手形式に対応する前記選択データ及び溶接継手に対応する前記寸法データを処理する前記段階は、第1溶接プロセスを用いて前記溶接継手を溶接して溶着される溶加材の第1量と、第2溶接プロセスを用いて前記溶接継手を溶接して溶着される溶加材の第2量との比較を行う段階を備える、請求項1記載の方法。
  5. 溶接継手形式に対応する前記選択データ及び溶接継手に対応する前記寸法データを処理する前記段階は、第1溶接プロセスを用いて前記溶接継手を溶接する第1サイクル時間と、第2溶接プロセスを用いて前記溶接継手を溶接する第2サイクル時間との比較を行う段階を備える、請求項1記載の方法。
  6. ユーザからのデータを要求する前記段階は、前記第1溶接プロセスに関連する溶接前作業時間および溶接後作業時間、及び、前記第2溶接プロセスに関連する溶接前作業時間および溶接後作業時間を要求する段階を備え、且つ、
    前記第1サイクル時間と前記第2サイクル時間との間の比較は、前記第1溶接プロセスに関連する溶接前作業時間および溶接後作業時間と、前記第2溶接プロセスに関連する溶接前作業時間および溶接後作業時間との比較を含む、請求項記載の方法。
  7. 溶接継手形式に対応する前記選択データ及び溶接継手に対応する前記寸法データを処理する前記段階は、第1溶接プロセスを用いた前記溶接継手への第1入熱と、第2溶接プロセスを用いた前記溶接継手への第2入熱とを生成し、前記第1入熱と前記第2入熱とを比較する段階を備える、請求項1記載の方法。
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