JP5312854B2 - 絶縁抵抗計 - Google Patents

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Description

本発明は、抵抗の測定を指示する測定指示操作が所定時間されなかったときに測定部に対する電源の供給を遮断する自動電源遮断機能を備えた絶縁抵抗計に関するものである。
所定の操作が所定時間されなかったときに電源の供給を遮断するオートパワーオフ機能を備えた装置として、特開平5−80896号公報に開示されている電子機器が知られている。この電子機器は、複数のキーのうちのいずれかのキーの操作がある毎に電源電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段により検出された電源電圧に応じてオートパワーオフ時間間隔を調整する調整手段と、調整手段により調整されたオートパワーオフ時間の間に複数のキーのうちのいずれかのキーの操作がない場合に電源からの電力供給を遮断する電源遮断手段とを備えている。この電子機器では、複数のキーのうちのいずれかのキーの操作がある毎に電圧検出手段により電源電圧を検出し、電圧検出手段により検出された電源電圧に応じて調整手段によりオートパワーオフ時間間隔を調整する。そして、調整手段により調整されたオートパワーオフ時間の間に複数のキーのうちいずれかのキーの操作がない場合には、電源遮断手段が電源からの電力供給を遮断する.したがって、長時間に亘ってキーの操作がないときには、電源が自動的に遮断されるため、電源の有効利用が図られている。
特開平5−80896号公報(第2頁、第1図)
ところが、この電子機器の構成(オートパワーオフ機能)を例えば絶縁抵抗計に適用した場合に、以下の問題点が発生する。一般的に、絶縁抵抗計では、上記の複数のキーの1つに相当する測定開始キーを備えている。そして、この絶縁抵抗計では、測定開始キーが操作されたときに、オートパワーオフ回路のタイマがリセットされる。その後、オートパワーオフ回路は、その測定開始キーの操作時点から所定時間を経過するまでの間において、測定開始キーが再度操作されたときには、タイマを再度リセットする。一方、オートパワーオフ回路は、その測定開始キーの操作時点から所定時間を経過したときには、タイムアップ信号を出力する。これにより、このタイムアップ信号に従い、主電源が遮断されて、一部の回路を除く主回路の動作が停止される。
一方、絶縁抵抗計の種類によっては、例えば、交流電圧を測定する機能を有するものもある。この場合、交流電圧の測定では、測定開始キーを操作することなく、測定プローブを測定対象箇所に接触させることで、交流電圧が自動的に測定される。このため、測定開始キーの操作後において交流電圧を測定しているときに、測定中であるにも拘わらず、オートパワーオフ回路のタイマからタイムアップ信号が出力されて測定が中断されてしまうという問題点が発生する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、電圧測定中における電源遮断の発生という不都合を生じさせることなく自動電源遮断機能を実現し得る絶縁抵抗計を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の絶縁抵抗計は、測定対象体の絶縁抵抗測定および測定対象信号の電圧測定を行う測定部と、当該測定部に対する電源の供給が開始された時点から所定時間が経過するまでの間に前記絶縁抵抗測定を指示する測定指示操作がされなかったとき、および当該絶縁抵抗測定の終了を指示する終了指示操作がされた時点から当該所定時間が経過するまでの間に当該測定指示操作がされなかったときに、当該測定部に対する当該電源の供給を遮断する電源遮断処理を実行する電源遮断部とを備えた絶縁抵抗計であって、前記電源遮断部は、前記測定対象信号としての交流電圧を入力して整流する整流部と、当該整流部から出力される脈流電圧でスイッチングすると共に前記測定指示操作がされたときに生成される前記絶縁抵抗測定に用いる電源を入力したときにオン状態に移行するスイッチング部と、当該スイッチング部の前記スイッチングおよび前記オン状態への移行によって計測時間が初期化されるタイマ部とを備え、前記タイマ部によって前記所定時間が計測された時点で前記測定部に対する前記電源の供給を遮断すると共に、前記電圧測定中において当該絶縁抵抗計に前記測定対象信号が入力されているときおよび前記所定時間が経過するまでの間に前記測定指示操作がされたときのいずれにおいても、前記電源遮断処理を停止する。
また、請求項2記載の絶縁抵抗計は、請求項1記載の絶縁抵抗計において、前記電源遮断部は、前記電圧測定中において当該絶縁抵抗計に前記測定対象信号が入力された後に当該測定対象信号の入力が停止したときには、当該測定対象信号の入力停止時点から前記所定時間が経過するまでの間に当該絶縁抵抗計に当該測定対象信号が再入力されないときに当該測定部に対する前記電源の供給を遮断する。
請求項1記載の絶縁抵抗計では、電圧測定中において測定対象信号が入力されているときには、測定部に対する電源の供給を遮断する電源遮断処理を停止する。このため、この絶縁抵抗計によれば、例えば、複数の測定対象信号の電圧を連続して次々と測定する際に、所定の操作(測定指示操作)を行うことなく、電源遮断処理を実行しない状態に維持することができる。したがって、この絶縁抵抗計によれば、電圧測定を連続して実行している途中で電源遮断が発生する不都合を生じさせることなく自動電源遮断機能を実現することができる。また、この絶縁抵抗計では、電源遮断部が、測定対象信号としての交流電圧を入力して整流する整流部と、整流部から出力される脈流電圧でスイッチングするスイッチング部と、スイッチング部のスイッチングによって計測時間が初期化されるタイマ部とを備えて構成されて、タイマ部によって所定時間が計測された時点で測定部に対する電源の供給を遮断する。このため、この絶縁抵抗計によれば、電源遮断部を簡易に構成しつつ電源遮断処理を確実に実行することができる。
また、請求項2記載の絶縁抵抗計では、電圧測定中において測定対象信号が入力された後に測定対象信号の入力が停止したときには、測定対象信号の入力停止時点から所定時間が経過するまでの間に絶縁抵抗計に測定対象信号が再入力されないときに測定部に対する電源の供給を遮断する。このため、この絶縁抵抗計によれば、例えば、電圧測定を終了した後にメインスイッチのオフ操作を忘れて放置したとしても、所定時間の経過後には測定部に対する電源の供給が遮断される結果、電池の電源の無駄な消費を回避することができる。
以下、本発明に係る絶縁抵抗計の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、本発明に係る絶縁抵抗計の一例としての絶縁抵抗計1の構成について説明する。図1に示す絶縁抵抗計1は、測定対象体200aの抵抗(絶縁抵抗R)や、測定対象体200bの電圧Vm(測定対象信号としての交流の電圧)を測定可能なアナログ式の絶縁抵抗計であって、同図に示すように、第1電源部11、第2電源部12、第3電源部13、高電圧生成部14、測定部15、指示メータ16、スイッチング部17、タイマ部18、コンパレータ19、メインスイッチ20、切替え操作部21、接断スイッチ22a〜22c、メジャースイッチ23、リセットスイッチ24および一対のプローブ25a,25b(以下、区別しないときには、「プローブ25」ともいう)を備えて構成されている。なお、スイッチング部17、タイマ部18、コンパレータ19、接断スイッチ22a,22bおよび後述するダイオード31aによって本発明における電源遮断部の一例である電源遮断部41が構成される。
第1電源部11は、電池100の電池電圧Vbを入力して、測定部15を作動させるための電源電圧Vcc1(本発明における電源)を生成する。第2電源部12は、電池100の電池電圧Vbを入力して、高電圧生成部14による測定用電圧Vtの生成に用いられる電源電圧Vcc2を生成する。第3電源部13は、電池100の電池電圧Vbを入力して、コンパレータ19による比較処理に用いられる電源電圧Vcc3を生成する。高電圧生成部14は、第2電源部12によって生成された電源電圧Vcc2を昇圧して測定用電圧Vtを生成する。
測定部15は、第1電源部11によって生成(供給)された電源電圧Vcc1で作動する。この場合、測定部15は、後述する絶縁抵抗測定モードが選択されている状態において、測定用電圧Vtの印加に伴って測定対象体200aに流れる電流Idの電流値と測定用電圧Vtの電圧値とに基づいて測定対象体200aの絶縁抵抗Rを測定すると共に、その絶縁抵抗Rの大きさに応じた指示用電流Iiを出力する。また、測定部15は、後述する電圧測定モードが選択されている状態において、測定対象体200bの電圧Vmを測定すると共に、その電圧Vmの大きさに応じた指示用電流Iiを出力する。指示メータ16は、測定部15から出力された指示用電流Iiに応じた回動量で指針を回動させることにより、絶縁抵抗Rおよび電圧Vmを指示する。
スイッチング部17は、測定対象体200bの電圧Vmを整流した脈流電圧Vpをダイオード31a(本発明における整流部)および抵抗32aを介して入力したときと、抵抗32bおよびダイオード31bを介して電源電圧Vcc2を入力したときとにオン状態に移行する。この場合、測定対象体200bの電圧Vmを測定する際には、スイッチング部17を構成するnpn型のトランジスタ32eが、ダイオード31aによって整流されて生成された脈流電圧Vpを抵抗32a,32fで分圧した電圧を入力して、入力電圧のハイレベル期間にオン状態に移行し、ローレベル期間にオフ状態に移行する。つまり、スイッチング部17は、脈流電圧Vpでスイッチングする。
タイマ部18は、図1に示すように、第3電源部13によって生成された電源電圧Vcc3が一端に供給される抵抗32cと、抵抗32cの他端に一端が接続されると共に基準電位(この例ではグランド(0V)電位)に他端が接続されたコンデンサ33とを備えて構成されている。この場合、抵抗32cとコンデンサ33の接続点は、抵抗32dを介してスイッチング部17(詳しくは、トランジスタ32eのコレクタ)に接続されると共にコンパレータ19の入力端子(この例では反転入力端子)に接続されている。このタイマ部18では、抵抗32cを介して電源電圧Vcc3がコンデンサ33に供給されることにより、コンデンサ33の充電電圧Vchが、抵抗32cの抵抗値およびコンデンサ33の容量値によって決定される時定数に応じて上昇する。一方、スイッチング部17がオン状態に移行したときには、コンデンサ33に蓄電されている電荷が抵抗32dおよびスイッチング部17を介して放電し、この際には、コンデンサ33の充電電圧Vchが、スイッチング部17のトランジスタ32eのエミッタに接続されている基準電位(この例ではグランド電位)まで低下して初期化される。
コンパレータ19は、一例として、差動増幅器で構成されている。この場合、コンパレータ19は、反転入力端子に入力されている基準電圧Vrefと、反転入力端子に入力されるコンデンサ33の充電電圧Vchとを比較して、充電電圧Vchが基準電圧Vrefよりも高くなったときにローレベルの遮断信号Sを出力する。メインスイッチ20は、後述する測定オフ(非測定)モードが選択されているときにはオフ状態に維持され、後述する絶縁抵抗測定モードおよび電圧測定モードのいずれかのモードが選択されたときにオン状態に移行する。
切替え操作部21は、測定オフモード、絶縁抵抗測定モードおよび電圧測定モードの中から1つのモードを選択する(切り替える)ための操作部であって、スイッチ21a,21bを備えて構成されている。この場合、この切替え操作部21では、測定オフモードが選択された(切り替えられた)ときには、スイッチ21a,21bの双方がオフ状態に移行する。また、この切替え操作部21では、絶縁抵抗測定モードが選択されたときには、スイッチ21aがオン状態に移行すると共にスイッチ21bがオフ状態に移行し、電圧測定モードが選択されたときには、スイッチ21aがオフ状態に移行すると共にスイッチ21bがオン状態に移行する。
接断スイッチ22a〜22cは、例えば半導体スイッチ(FETスイッチ)で構成されている。この場合、接断スイッチ22aは、コンパレータ19から遮断信号Sが出力されていない状態ではオン状態を維持し、遮断信号Sが出力されたときにオフ状態に移行する。また、接断スイッチ22bは、メインスイッチ20がオン状態となって電池電圧Vbが入力されると共に接断スイッチ22aがオン状態のときにオン状態を維持し、接断スイッチ22aがオフ状態に移行したときにオフ状態に移行する。また、接断スイッチ22cは、メジャースイッチ23がオフ状態のときにオフ状態を維持し、メジャースイッチ23がオン状態となったときにオン状態に移行する。
メジャースイッチ23は、絶縁抵抗計1に対して絶縁抵抗Rの測定を実行させる際に用いられる。この場合、このメジャースイッチ23は、ロック位置まで操作したときには、オン状態にロックされ、ロック位置からオフ位置まで戻したときにオフ状態に復帰する。また、メジャースイッチ23は、オン位置まで操作したときには、操作している間だけオン状態を維持し、操作を停止したときには、オフ状態に移行する。なお、メジャースイッチ23をオン状態とする操作が本発明における測定指示操作に相当し、メジャースイッチ23をオフ状態とする操作が本発明における終了指示操作に相当する。
リセットスイッチ24は、タイマ部18のコンデンサ33に蓄電されている電荷を放電させるためのスイッチであって、一端が抵抗32dを介してタイマ部18の抵抗32cとコンデンサ33との接続点に接続され、他端が基準電位(グランド電位)に接続されている。この場合、リセットスイッチ24は、測定オフモードが選択されているときには、オン状態に維持され、切替え操作部21が切り替えられたときにオフ状態に移行する。
次に、絶縁抵抗計1の使用方法について、図面を参照して説明する。
この絶縁抵抗計1では、測定オフモードが選択されている状態においては、図1に示すように、メインスイッチ20がオフ状態に維持されている。このため、各電源部11,12,13に対する電池100の電池電圧Vbの供給、および各電源部11,12,13による電源電圧Vcc1,Vcc2,Vcc3の生成が停止している。したがって、測定オフモードが選択されている状態においては、高電圧生成部14が測定用電圧Vtの生成を停止し、測定部15およびコンパレータ19が作動を停止している。また、測定オフモードが選択されている状態においては、切替え操作部21のスイッチ21a,21b、および接断スイッチ22a〜22cが共にオフ状態に維持され、リセットスイッチ24がオン状態に維持されている。
この状態において、図1に示す測定対象体200aの絶縁抵抗Rを測定するときには、まず、切替え操作部21を操作して測定オフモードから絶縁抵抗測定モードに切り替える。この際に、メインスイッチ20および切替え操作部21のスイッチ21aがオン状態に移行する。このため、第1電源部11および第3電源部13が電池100に接続される。この状態では、第1電源部11および第3電源部13が電池電圧Vbを入力して電源電圧Vcc1および電源電圧Vcc3をそれぞれ生成する。続いて、測定部15が電源電圧Vcc1の供給によって作動し、コンパレータ19が電源電圧Vcc3の供給によって作動する。また、タイマ部18では、電源電圧Vcc3が抵抗32cを介してコンデンサ33に供給されることにより、コンデンサ33に電荷が蓄電される。この場合、絶縁抵抗測定モードへの切り替えの際にリセットスイッチ24がオフ状態に移行するため、コンデンサ33に蓄電されている電荷が放電されずに、コンデンサ33の充電電圧Vchが上昇する。
次いで、図1に示すように、プローブ25a,25bを測定対象体200aに接触させる。続いて、メジャースイッチ23をオン位置(またはロック位置)まで操作(以下、この操作を「オン操作」ともいう)する。この際に、メジャースイッチ23が操作されている間(メジャースイッチ23がオン状態の間)だけ接断スイッチ22cがオン状態に移行し、これにより、第2電源部12が電池100に接続される。次いで、第2電源部12が電池電圧Vbを入力して電源電圧Vcc2を生成し、高電圧生成部14が電源電圧Vcc2を入力して測定用電圧Vtを生成する。これにより、同図に破線で示すように、ダイオード14aおよびプローブ25a,25bを介して測定用電圧Vtが測定対象体200aに印加される。
また、メジャースイッチ23のオン操作によって第2電源部12による電源電圧Vcc2の生成が開始された際に、スイッチング部17が、抵抗32bおよびダイオード31bを介して電源電圧Vcc2を入力してオン状態に移行する。この際には、コンデンサ33に蓄電されている電荷がスイッチング部17を介して放電されて、コンデンサ33の充電電圧Vchが基準電位よりも低下する(つまりタイマ部18がリセットされる)。このため、充電電圧Vchが基準電圧Vrefよりも低い状態に維持される結果、コンパレータ19からの遮断信号Sの出力停止状態が維持される。この状態では、接断スイッチ22aがオン状態を維持し、接断スイッチ22bがオン状態を維持する。したがって、この状態では、第1電源部11および第2電源部12がオン状態を維持して電源電圧Vcc1,Vcc2を生成し続ける。
続いて、測定部15が、測定用電圧Vtの印加に伴って測定対象体200aに流れる電流Idをプローブ25を介して入力して、その電流Idの電流値と測定用電圧Vtの電圧値とに基づいて絶縁抵抗Rを測定すると共に、その絶縁抵抗Rに応じた指示用電流Iiを出力する。次いで、指示メータ16が、指示用電流Iiに応じた回動量で指針を回動させる。これにより、指示メータ16によって絶縁抵抗Rが指示される。以上により、測定対象体200aの絶縁抵抗Rの測定が終了する。
続いて、メジャースイッチ23をオフ位置まで戻したとき(以下、この操作を「オフ操作」ともいう)には、接断スイッチ22cがオフ状態に移行し、これにより、第2電源部12による電源電圧Vcc2の生成、および高電圧生成部14による測定用電圧Vtの生成が停止する。この際には、スイッチング部17がオフ状態に移行して、コンデンサ33に蓄電されている電荷の放電が停止するため、コンデンサ33の充電電圧Vchが上昇する。
一方、絶縁抵抗測定モードに切り替えた時点(本発明における「測定部に対する電源の供給が開始された時点」)、または上記したようにメジャースイッチ23をオフ操作した時点(本発明における「終了指示操作がされた時点」)から所定時間(抵抗32cの抵抗値とコンデンサ33の容量値とで決定される時定数の時間)が経過するまでの間にメジャースイッチ23のオン操作(本発明における測定指示操作)がされなかったときには、コンデンサ33に蓄電されている電荷が放電されずに徐々に充電されて、充電電圧Vchが基準電圧Vrefよりも高くなり、この際には、コンパレータ19が遮断信号Sを出力する。この状態では、遮断信号Sの出力によって接断スイッチ22aがオフ状態に移行し、これに伴って接断スイッチ22bがオフ状態に移行する。これにより、電池100と第1電源部11との接続が解除されて、第1電源部11に対する電池電圧Vbの供給が停止される結果、測定部15に対する電源電圧Vcc1の供給が遮断される。また、電池100と第2電源部12との接続が解除されて、第2電源部12に対する電池電圧Vbの供給が停止される結果、高電圧生成部14に対する電源電圧Vcc2の供給が遮断されて測定用電圧Vtの生成が停止される。以上により、本発明における電源遮断処理が実行される。
次に、絶縁抵抗測定モードを終了するときには、切替え操作部21を操作して、絶縁抵抗測定モードから測定オフモードに切り替える。この際に、リセットスイッチ24がオン状態に移行するため、上記したように、コンデンサ33の充電電圧Vchが上昇して電源遮断処理が実行された状態であっても、リセットスイッチ24のオン状態への移行により、コンデンサ33に蓄電されている電荷が放電されて充電電圧Vchが基準電圧Vrefよりも低くなる。また、測定オフモードへの切り替えによってメインスイッチ20および切替え操作部21のスイッチ21aがオフ状態に移行する。この結果、第1電源部11、第2電源部12および第3電源部13による電源電圧Vcc1〜Vcc3の生成が停止されて絶縁抵抗計1の動作が停止する。
次に、図1に示す測定対象体200bの電圧Vmを測定するときには、切替え操作部21を測定オフモードから電圧測定モードに切り替える。この際に、メインスイッチ20および切替え操作部21のスイッチ21bがオン状態に移行し、リセットスイッチ24がオフ状態に移行する。このため、第1電源部11および第3電源部13が電池100に接続される。続いて、第1電源部11および第3電源部13が電池電圧Vbを入力して電源電圧Vcc1および電源電圧Vcc3をそれぞれ生成する。次いで、測定部15およびコンパレータ19が作動する。また、タイマ部18のコンデンサ33に対する電荷の充電が開始されて、コンデンサ33の充電電圧Vchが徐々に上昇する。
続いて、図1に破線で示すように、プローブ25a,25bを測定対象体200bに接触させる。この際には、測定対象体200bの電圧Vmが、同図に破線で示すように、プローブ25a,25bを介して入力されて、ダイオード31aによって整流される。この際に、整流されて生成された脈流電圧Vpが、抵抗32a,32fで分圧されてスイッチング部17のトランジスタ32eのベースに入力される。このため、トランジスタ32eが、脈流電圧Vpのハイレベル期間にオン状態に移行して、コンデンサ33に蓄電されている電荷を抵抗32dを介して短時間で放電させる(流入させる)。この結果、コンデンサ33の充電電圧Vchが基準電位よりも低下する。これにより、コンパレータ19からの遮断信号Sの出力停止状態が維持される結果、接断スイッチ22aがオン状態に維持されて、接断スイッチ22bがオン状態に維持される。なお、脈流電圧Vpのローレベル期間では、トランジスタ32eがオフ状態に移行して、その期間では、コンデンサ33が抵抗32cを介して入力される電源電圧Vcc3によって充電される。この場合、抵抗32dの抵抗値が抵抗32cの抵抗値よりも十分に小さいため、つまり、抵抗32dの抵抗値とコンデンサ33の容量値によって決定される時定数が抵抗32cの抵抗値とコンデンサ33の容量値によって決定される時定数よりも十分に小さいため、脈流電圧Vpが入力されている期間では、コンデンサ33の充電量よりも放電量の方が大きくなる結果、コンデンサ33の充電電圧Vchは基準電位よりも低下した状態を維持する。
次いで、測定部15が、プローブ25a,25bを介して入力した測定対象体200bの電圧Vmを測定すると共に、その電圧Vmに応じた指示用電流Iiを出力する。続いて、指示メータ16が、指示用電流Iiに応じた回動量で指針を回動させる。これにより、指示メータ16によって電圧Vmが指示される。以上により、測定対象体200bの電圧Vmの測定が終了する。
次いで、測定対象体200bからプローブ25a,25bを離したときには、ダイオード31aによる脈流電圧Vpの生成が停止されるため、スイッチング部17のトランジスタ32eがオフ状態に移行する。この状態では、コンデンサ33に蓄電されている電荷が放電されずに、充電電圧Vchが徐々に上昇する。このため、測定対象体200bからプローブ25a,25bを離した時点から所定時間(抵抗32cの抵抗値とコンデンサ33の容量値とで決定される時定数の時間)が経過するまでの間に、測定対象体200bに対するプローブ25a,25bの接触が再び行われてスイッチング部17に対して脈流電圧Vpが供給されないとき(絶縁抵抗計1に電圧Vmが再入力されないとき)には、充電電圧Vchが基準電圧Vrefよりも高くなってコンパレータ19が遮断信号Sを出力する。この際には、遮断信号Sの出力によって接断スイッチ22aがオフ状態に移行し、これに伴って接断スイッチ22bがオフ状態に移行する。これにより、測定部15に対する電源電圧Vcc1の供給が遮断される。
一方、上記した(最初の)測定対象体200bの電圧Vmの測定が終了した後に、他の(次の)測定対象体200bの電圧Vmを測定する際には、プローブ25a,25bを次の測定対象体200bに接触させる。この場合、最初の測定対象体200bからプローブ25a,25bを離した時点から上記の所定時間が経過するまでの間に次の測定対象体200bにプローブ25a,25bを接触させたときには、上記したように、スイッチング部17のトランジスタ32eがオン状態に移行して接断スイッチ22bがオン状態に維持される。したがって、この絶縁抵抗計1では、例えば複数の測定対象体200bの電圧Vmを連続して次々と測定する際には、メジャースイッチ23等を操作することなく、電源遮断処理を実行しない状態(自動電源遮断機能(オートパワーオフ機能)を停止させた状態)に維持することができる。このため、この絶縁抵抗計1では、電圧測定を連続して実行している途中で電源遮断処理が実行される不都合を確実に解消することが可能となっている。
このように、この絶縁抵抗計1では、測定対象体200bの電圧Vmが入力されているときには、測定部15に対する電源電圧Vcc1の供給を遮断する電源遮断処理を停止する。このため、この絶縁抵抗計1によれば、例えば、複数の測定対象体200bの電圧Vmを連続して次々と測定する際には、メジャースイッチ23等を操作することなく、電源遮断処理を実行しない状態に維持することができる結果、電圧測定を連続して実行している途中で電源遮断(切断)が発生する不都合を生じさせることなく自動電源遮断機能を実現することができる。
また、この絶縁抵抗計1では、電圧測定モードが選択されている状態(電圧測定中)において測定対象体200bの電圧Vmが入力された後にその電圧Vmの入力が停止したときには、電圧Vmの入力の停止時点から所定時間が経過するまでの間に電圧Vmが再入力されないときに測定部15に対する電源電圧Vcc1の供給を遮断する。このため、この絶縁抵抗計1によれば、例えば、電圧測定を終了した後に測定オフモードへの切り替えを忘れて放置したとしても、所定時間の経過後には測定部15に対する電源電圧Vcc1の供給が遮断される結果、電池100の電源の無駄な消費を回避することができる。
また、この絶縁抵抗計1では、電源遮断部41が、電圧Vmを入力して整流して脈流電圧Vpを生成するダイオード31aと、その脈流電圧Vpでスイッチングするスイッチング部17と、スイッチング部17のスイッチングによって計測時間が初期化されるタイマ部18とを備えて構成されて、タイマ部18によって所定時間が計測された時点で測定部15に対する電源電圧Vcc1の供給を遮断する。このため、この絶縁抵抗計1によれば、電源遮断部41を簡易に構成しつつ電源遮断処理を確実に実行することができる。
なお、本発明は、上記した構成に限定されない。例えば、電源遮断部41を構成する各構成要素は、上記したスイッチング部17、タイマ部18、コンパレータ19、接断スイッチ22a,22bおよびダイオード31aに限定されず、電源遮断部41全体として電源遮断処理の開始(再開)および停止を実行可能な限り、任意に変更することができる。例えば、抵抗32cおよびコンデンサ33の時定数を用いるタイマ部18に代えて、内部発振器を備えて時間を計測するディジタル型のタイマ部を採用することもできるし、整流部として1つのダイオード31aを用いて半波整流型とする構成に代えて、全波整流型の構成を採用することもできる。また、指示メータ16を備えたアナログ式の絶縁抵抗計1に適用した例について上記したが、LCD等に表示させるデジタル式の絶縁抵抗計に適用することもできる。
絶縁抵抗計1の構成を示す構成図である。
符号の説明
1 絶縁抵抗計
15 測定部
17 スイッチング部
18 タイマ部
19 コンパレータ
22a,22b 接断スイッチ
23 メジャースイッチ
31a ダイオード
41 電源遮断部
200a,200b 測定対象体
R 抵抗値
Vm 電圧

Claims (2)

  1. 測定対象体の絶縁抵抗測定および測定対象信号の電圧測定を行う測定部と、当該測定部に対する電源の供給が開始された時点から所定時間が経過するまでの間に前記絶縁抵抗測定を指示する測定指示操作がされなかったとき、および当該絶縁抵抗測定の終了を指示する終了指示操作がされた時点から当該所定時間が経過するまでの間に当該測定指示操作がされなかったときに、当該測定部に対する当該電源の供給を遮断する電源遮断処理を実行する電源遮断部とを備えた絶縁抵抗計であって、
    前記電源遮断部は、前記測定対象信号としての交流電圧を入力して整流する整流部と、当該整流部から出力される脈流電圧でスイッチングすると共に前記測定指示操作がされたときに生成される前記絶縁抵抗測定に用いる電源を入力したときにオン状態に移行するスイッチング部と、当該スイッチング部の前記スイッチングおよび前記オン状態への移行によって計測時間が初期化されるタイマ部とを備え、前記タイマ部によって前記所定時間が計測された時点で前記測定部に対する前記電源の供給を遮断すると共に、前記電圧測定中において当該絶縁抵抗計に前記測定対象信号が入力されているときおよび前記所定時間が経過するまでの間に前記測定指示操作がされたときのいずれにおいても、前記電源遮断処理を停止する絶縁抵抗計
  2. 前記電源遮断部は、前記電圧測定中において当該絶縁抵抗計に前記測定対象信号が入力された後に当該測定対象信号の入力が停止したときには、当該測定対象信号の入力停止時点から前記所定時間が経過するまでの間に当該絶縁抵抗計に当該測定対象信号が再入力されないときに当該測定部に対する前記電源の供給を遮断する請求項1記載の絶縁抵抗計
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