JP5309684B2 - ワークの冷却方法及びワークの冷却装置 - Google Patents

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本発明は、焼入れ等の熱処理を行う時に用いられるワークの冷却方法及びワークの冷却装置に関する。
従来、加熱した鋼及び合金部品(ワーク)を急速に冷却し焼入れ等の熱処理加工する時に、冷却室(冷却槽)を流れる水等で冷却していた(例えば、特許文献1参照)。この時、水の流速を3.0m/sec以上とし、さらに水の流れを調節するための流速分布ガイドを設け、冷却室内の各部の水の流速が規定の流速の±10%以内となるようにすることで、鋼及び合金部品の冷却が均一になるとされる。
また、処理品(ワーク)を平均速度1.0m/sec以上の流水中で冷却することで、水による蒸気膜を形成させることなしに、処理品の各部を均一に冷却する方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−213646号公報 特開2002−97520号公報
しかしながら、従来のワークの冷却方法では、ある特定のワークの冷却速度が速くなるように冷却槽内の水の流れを設定すると、他の特定のワークの冷却速度が低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、ワークの形状や大きさによらず冷却速度を向上させることが可能なワークの冷却方法及びワークの冷却装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のワークの冷却方法は、内部に冷却液を収容する冷却槽にワークを投入し、該冷却槽の内壁面に設けられたノズルから前記冷却液を噴射し前記ワークを冷却するワークの冷却方法において、前記ワークの形状を把握する形状把握工程と、前記ワークの周囲の前記冷却液の流速が基準値以上になるような前記ノズルの向きを、前記冷却槽の内壁面の形状及び該冷却槽内の所定位置に配置された前記ワークの形状に基づいた流体解析を繰り返し行うことにより求めるノズル・ワーク解析工程と、前記流体解析により得られた前記ノズルの向きに前記冷却槽の内壁面に設けられた前記ノズルを設定するとともに、前記ワークを前記冷却槽内の所定位置に配置させるノズル・ワーク設定工程と、前記ノズルから前記冷却液を噴射し前記ワークを冷却する冷却工程とを備えることを特徴としている。
なお、ここで言う冷却槽の内壁面とは、冷却槽の内部の側面及び冷却槽の内部の底面を少なくとも含む面のことである。
また、本発明のワークの冷却装置は、内部に冷却液を収容し、内壁面に設けられたノズルから前記冷却液を噴射して該冷却液に投入されたワークを冷却する冷却槽と、該ワークを該冷却槽内に搬送する搬送手段と、前記ワークの周囲の前記冷却液の流速が基準値以上になるような前記ノズルの向きを、前記冷却槽の内壁面の形状及び該冷却槽内の所定位置に配置された前記ワークの形状に基づいた流体解析を繰り返し行うことにより求める解析手段と、前記ノズルの向きを調節するノズル向き可変手段とを備えることを特徴としている。
この発明によれば、ワークを実際に冷却する前に、冷却槽の内壁面の形状及び冷却槽内の所定位置に配置されたワークの形状に基づいて、冷却液の流れの流体解析を行う。より詳しくは、ワークの周囲の冷却液の流速が基準値以上になるようなノズルの向きを流体解析を繰り返し行うことにより求める。
そして、流体解析により得られたノズルの向きに冷却槽の内壁面に設けられたノズルを設定するとともに、ワークを冷却槽内の所定位置に配置させ、ノズルから冷却液を噴射しワークを冷却する。
流体解析により得られた結果に基づいてノズルの向きを設定しているので、ワークの形状や大きさによらずワークの周囲の流速は基準値以上になり、ワークの冷却速度を向上させることができる。
また、本発明のワークの冷却方法は、内部に冷却液を収容する冷却槽にワークを投入し、該冷却槽の内壁面に設けられたノズルから前記冷却液を噴射し前記ワークを冷却するワークの冷却方法において、前記ワークの形状を把握する形状把握工程と、前記ワークの周囲の前記冷却液の流速が基準値以上になるような前記ノズルの向き及び前記ワークの位置と向きを、前記冷却槽の内壁面の形状及び該冷却槽内の所定位置と所定の向きに配置された前記ワークの形状に基づいた流体解析を繰り返し行うことにより求めるノズル・ワーク解析工程と、前記流体解析により得られた前記ノズルの向きに前記冷却槽の内壁面に設けられた前記ノズルを設定するとともに、前記流体解析により得られた前記ワークの位置と向きに前記ワークを前記冷却槽内に配置させるノズル・ワーク設定工程と、前記ノズルから前記冷却液を噴射し前記ワークを冷却する冷却工程とを備えることを特徴としている。
この発明によれば、ワークを実際に冷却する前に、冷却槽の内壁面の形状及び冷却槽内に配置されたワークの形状に基づいて、冷却液の流れの流体解析を行う。より詳しくは、ワークの周囲の冷却液の流速が基準値以上になるような、ノズルの向き及びワークの位置と向きを流体解析を繰り返し行うことにより求める。
そして、流体解析により得られたノズルの向きに冷却槽の内壁面に設けられたノズルを設定するとともに、流体解析により得られたワークの位置と向きにワークを冷却槽内に配置させ、ノズルから冷却液を噴射しワークを冷却する。
このように、流体解析により得られた結果に基づいてノズルの向き及びワークの位置と向きを設定するので、ワークの形状や大きさによらずワークの周囲の流速は基準値以上になり、ワークの冷却速度をより向上させることができる。
本発明のワークの冷却装置及びワークの冷却装置によれば、ワークの形状や大きさによらず冷却速度を向上させることできる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1から図2は、本発明の実施形態のワークの冷却装置の説明図である。図1はワークの冷却装置の正面図、図2は要部平面図である。
このワークの冷却装置1は、内部に冷却液Lを収容する冷却槽2にワークを投入し、冷却槽2の内壁面2cに設けられたノズル3から冷却液Lを噴射しワークを冷却して焼入れ等を行う装置である。なお、本実施形態では冷却液Lとして水を使用する。ただし、冷却液Lは水に限ることなく、鉱物油等でもよい。
図1に示すように、ワークの冷却装置1は、内部に水Lを収容しワークを冷却する冷却槽2と、ワークを冷却槽1内に搬送して位置決めする搬送手段4と、流体解析を行う解析手段5と、冷却槽1内に設けられたノズル3の向きを調節するノズル向き可変手段6と、ワークの形状を測定する形状測定手段7を備える。
なお、ワークの形状は、図3(a)に示すように円筒を半分にした形状のワークW1、図3(b)に示すように板状のワークW2、図3(c)に示すように中空の1/4球状の形状(以下、「ドーム状」と称する)のワークW3等、様々な形状のものがある。
図1に示すように、冷却槽2は、ワークが投入される主タンク2aと後述するように主タンク2aから溢れた水Lを回収する外周部2bとを有する。主タンク2aは上部が解放された有底円筒状の形状をしていて、その大きさは例えば内部の直径が10m、内部の高さが10mとなっている。そして冷却槽2は、主タンク2aの軸線Cが鉛直方向D1と平行になるように配置されている。
主タンク2aの内壁面2cには、図1及び図2に示すように、一つの水平面上に周方向に等間隔に8個のノズル3aからノズル3hが後述するノズル向き可変手段6を介して固定されている。なお、ノズル3aからノズル3hを特に区別しない時には、まとめて「ノズル3」と称することにする。
またこの8つのノズル3を一組にしたものが、鉛直方向D1に等間隔に8組配置され、主タンク2aの内壁面2cにはノズル3が全部で64個固定されている。
ノズル向き可変手段6は、図示しないモータにより水平面内でノズル3の向きを変えることができるユニバーサルジョイントを有し、遠隔操作により64個のノズル3の向きを変更することができるように設定されている。
なお図2では、内壁面2cの法線に対するノズル3の角度θが全て45°に設定されている状態を示している。
また図1に示すように、主タンク2aから溢れた水Lは外周部2bで回収され、配管22を介してノズル用ポンプ21に送られ、配管23により64個の各ノズル3に略等しく分配される。本実施形態ではノズル用ポンプ21の流量は定格で36t/minのものを使用しているので、各ノズル3からはおよそ9.3kg/secの水Lが主タンク2a内に流入することになる。
図1に示すように、搬送手段4は、構成部品を支える支持ベース41と、支持ベース41上を水平面に平行な一方向である搬送方向D2に図示しないモータにより移動する移動ベース42と、移動ベース42に設けられ図示しないモータにより鉛直方向D1にそれぞれが独立して移動する一対のフック43とを有する。一対のフック43はワークの端部等に設けられた図示しない孔部に掛合することにより、ワークの向きを調節できるように設定されている。
また、フック43は図示しない駆動装置により、鉛直方向D1及び搬送方向D2のそれぞれに直交する直交方向D3にも移動可能になっている。こうして、一対のフック43に支持されたワークは、搬送手段4により、鉛直方向D1、搬送方向D2及び直交方向D3のいずれの方向にも自由に移動し、その位置で位置決めすることができる。
解析手段5は、ノズル3の向き、ワークの形状及び境界条件等を入力する入力部51と、後述する条件で流体解析を行う計算部52と、計算結果等を表示する表示部53と、流体解析のプログラムや計算結果を記憶する図示しない記憶部を備えている。
流体の解析条件として、基礎方程式はNavier―Stokes方程式及び質量保存則、離散化方法は有限体積法、乱流モデルはk―εモデル、使用する物性値は水の物性値、を用いた。64個の各ノズル3の先端には各ノズル3の向きに約5m/secの流速を流入境界条件として与えた。
形状測定手段7は接触式の3次元形状測定器であり、アーム71の先端72をワークの表面上を移動させることにより、ワークの形状を計測することができる。
次に、このように構成したワークの冷却装置によるワークの冷却方法について説明する。図4はワークの冷却方法のフローチャートである。なお、ワークとしては図3(c)に示すドーム状のワークW3を用いた場合について説明する。
まず、形状把握工程(ステップS1)において、形状測定手段7によりワークW3の形状を測定する。なお、冷却槽2の内壁面2cの形状は前もって知られているものである。本実施形態でのドーム状のワークW3の外径は約6mである。そして、図3(c)に示すようにワークW3の端面W4が鉛直方向D1に平行になるような向きでワークW3を図1に示す主タンク2aに投入するとした。
後述するように、数百度に加熱されたワークW3を約20℃の常温の水Lで冷却するために、ワークW3の表面に接触した水Lは瞬時に気化し蒸気の膜になる。水に比べて蒸気の熱伝導率は低いので、ワークW3の表面に蒸気が溜まらないようにワークW3の向きを設定することが望ましい。
また、図3(c)に示すワークW3の中心A1が主タンク2aの軸線C上に配置されるとともに、ワークW3の中心A1が主タンク2aの鉛直方向D1の中央の位置になるようにワークW3を主タンク2a内で位置決めするとした。なお、ワークW3を主タンク2aに投入する時には、ワークW3が完全に水L中に沈むようにワークW3の位置を設定する。
次に、ノズル・ワーク解析工程(ステップS2)において、ワークW3の周囲の水Lの流速が基準値以上になるようなノズル3の向きを、冷却槽2の主タンク2aの内壁面2cの形状及び冷却槽2内の所定位置に配置されたワークW3の形状、及び上記の解析条件に基づいた流体解析を繰り返し行うことにより求める。
なお、ここでは水Lの流速の基準値は、0.15m/secであるとした。
ここで、図5に上記条件での解析手段5による解析結果を示す。図5は、ワークW3の中心A1を通る水平面における水Lの流速の分布を示している。図の右上に示す凡例のように水Lの流速は、薄い灰色で示した範囲が0.0m/sec以上〜0.15m/sec未満、中程度の灰色で示した範囲が0.15m/sec以上〜0.35m/sec未満、そして濃い灰色で示した範囲が0.35m/sec以上〜0.50m/sec未満となっている。
ワークW3の周囲の水Lの流速を速くするために、図5に示すノズル3a、3b、3c、3dの向きを図2に示したノズル3a、3b、3c、3dの向きから変更している。なお、ノズル3は鉛直方向D1に等間隔に8組配置されているので、向きを変更したノズル3の数は32個である。
図5に示すように、ワークW3の周囲の水Lの流速は全周囲で基準値である0.15m/sec以上になっていることが分かった。
なお、このように流体解析により得られた結果をデータベースにしておくことで、ワークの周囲の水Lの流速が基準値以上になるようなノズル3の向きをより迅速に求めることができるようになる。
また、比較例として、図6にノズル3の向きを図2の状態から変更しないで流体解析を行った結果を示す。ワークW3の周囲に薄い灰色で示した0.0m/sec以上〜0.15m/sec未満の水Lの流速が遅い範囲があることが分かる。このようにワークW3の周囲の水Lの流速が遅いと、ワークW3の焼入れを充分行うことができずワークW3がもろくなる恐れがある。
次に、ノズル・ワーク設定工程(ステップS3)において、流体解析により得られたノズル3の向きに冷却槽2の内壁面2cに設けられたノズル3を設定するとともに、ワークW3を冷却槽2内の所定位置に配置させる。
最後に、冷却工程(ステップS4)において、各ノズル3から水Lを噴射し、上流工程で例えば900℃に加熱されたワークW3を30分位冷却して焼き入れする。
こうして、本発明のワークの冷却装置1によれば、流体解析により得られた結果に基づいてノズル3の向きを設定しているので、ワークWの形状や大きさによらずワークWの周囲の流速は基準値以上になり、ワークWの冷却速度を向上させて焼入れ等に必要な冷却速度を得ることができる。
図7に、本発明のワークの冷却装置の解析手段5で、図3(b)に示す板状のワークW2の周囲の水Lの流速を解析した結果を示す。板状のワークW2は、図3(b)に示すようにワークW2の一辺が鉛直方向D1に平行になるとともに、ワークW2の中心A2が主タンク2aの軸線Cから2.0m離れた場所で位置決めされるとした。なお、板状のワークW2は約6m×3mの矩形状である。そして図7は、ワークW2の中心A2を通る水平面における水Lの流速の分布を示している。
ワークW2の周囲の水Lの流速を増加させるため、図7に示すノズル3e、3f、3gの向きは、図2に示したノズル3e、3f、3gの向きから変更している。
図7に示された解析結果からも分かるように、板状のワークW2の周囲の水Lの流速が全周囲で基準値である0.15m/sec以上になっていることが分かる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更等も含まれる。
例えば、上記実施形態では、ワークの形状を3次元形状測定器で測定したが、図3(b)に示す板状のワークW2のような比較的単純な形状の場合には、3次元形状測定器でなく、巻尺等で測定してもよい。
また、板状のワークW2のような比較的単純な形状の場合には、形状把握工程でワークの形状を計測せずに、別途板状のワークW2のデータシート等から得たワークW2の幅、奥行き、肉厚等の寸法を直接入力部51に入力してもよい。
また、ノズル・ワーク解析工程において、ワークの周囲の水Lの流速が基準値以上になるようなノズル3の向き及びワークの位置と向きを、冷却槽2の内壁面2cの形状及び冷却槽2内の所定位置に配置されたワークの形状から流体解析を繰り返し行うことにより求めてもよい。すなわち、ノズル3の向きだけでなく、ワークの位置と向きも変化させてワークの周囲の水Lの流速が基準値以上になるような仕様を求める。
この場合、ノズル・ワーク解析工程に引き続き行われるノズル・ワーク設定工程では、流体解析により得られたノズル3の向きに冷却槽2の内壁面2cに設けられた各ノズル3を設定するとともに、流体解析により得られたワークの位置と向きにワークを冷却槽2内に配置させる。
流体解析により得られた結果に基づいてノズル3の向き及びワークの位置と向きを設定するので、ワークの形状や大きさによらずワークの周囲の流速は基準値以上になり、ワークの冷却速度をより向上させることができる。
また、上記実施形態では、ノズル・ワーク設定工程において予めワークを冷却槽2内に配置させてからノズル3から水Lを噴射しワークを冷却した。しかし、予めノズル3から水Lを噴射し冷却槽2内に水Lによる流れを生じさせておき、ワークを冷却槽2内に投入してもよい。
また上記実施形態では、ノズル向き可変手段6はモータにより向きを変えることができるユニバーサルジョイントであるとした。しかし、作業者がL型のノズル3を溶接等により配管23に付け替えてノズル3の向きを調整してもよい。なお、噴射される水Lの向きを安定させるため、水Lを噴射まで導く直管の長さはノズル3の内径の1.5倍以上あることが望ましい。
本発明の実施形態のワークの冷却装置の正面図である。 本発明の実施形態のワークの冷却装置の要部平面図である。 ワークの形状の説明図である。 本発明の実施形態のワークの冷却方法のフローチャートである。 本発明の実施形態のワークの冷却方法でドーム状のワークを冷却する冷却液の流速の解析結果を示す図である。 比較例として計算したドーム状のワークを冷却する冷却液の流速の解析結果を示す図である。 本発明の実施形態のワークの冷却方法で板状のワークを冷却する冷却液の流速の解析結果を示す図である。
符号の説明
1 ワークの冷却装置
2 冷却槽
2c 内壁面
3 ノズル
4 搬送手段
5 解析手段
6 ノズル向き可変手段
L 水(冷却液)
W1、W2、W3 ワーク

Claims (3)

  1. 内部に冷却液を収容する冷却槽にワークを投入し、該冷却槽の内壁面に設けられたノズルから前記冷却液を噴射し前記ワークを冷却するワークの冷却方法において、
    前記ワークの形状を把握する形状把握工程と、
    前記ワークの周囲の前記冷却液の流速が基準値以上になるような前記ノズルの向きを、前記冷却槽の内壁面の形状及び該冷却槽内の所定位置に配置された前記ワークの形状に基づいた流体解析を繰り返し行うことにより求めるノズル・ワーク解析工程と、
    前記流体解析により得られた前記ノズルの向きに前記冷却槽の内壁面に設けられた前記ノズルを設定するとともに、前記ワークを前記冷却槽内の所定位置に配置させるノズル・ワーク設定工程と、
    前記ノズルから前記冷却液を噴射し前記ワークを冷却する冷却工程と
    を備えることを特徴とするワークの冷却方法。
  2. 内部に冷却液を収容する冷却槽にワークを投入し、該冷却槽の内壁面に設けられたノズルから前記冷却液を噴射し前記ワークを冷却するワークの冷却方法において、
    前記ワークの形状を把握する形状把握工程と、
    前記ワークの周囲の前記冷却液の流速が基準値以上になるような前記ノズルの向き及び前記ワークの位置と向きを、前記冷却槽の内壁面の形状及び該冷却槽内の所定位置と所定の向きに配置された前記ワークの形状に基づいた流体解析を繰り返し行うことにより求めるノズル・ワーク解析工程と、
    前記流体解析により得られた前記ノズルの向きに前記冷却槽の内壁面に設けられた前記ノズルを設定するとともに、前記流体解析により得られた前記ワークの位置と向きに前記ワークを前記冷却槽内に配置させるノズル・ワーク設定工程と、
    前記ノズルから前記冷却液を噴射し前記ワークを冷却する冷却工程と
    を備えることを特徴とするワークの冷却方法。
  3. 内部に冷却液を収容し、内壁面に設けられたノズルから前記冷却液を噴射して該冷却液に投入されたワークを冷却する冷却槽と、
    該ワークを該冷却槽内に搬送する搬送手段と、
    前記ワークの周囲の前記冷却液の流速が基準値以上になるような前記ノズルの向きを、前記冷却槽の内壁面の形状及び該冷却槽内の所定位置に配置された前記ワークの形状に基づいた流体解析を繰り返し行うことにより求める解析手段と、
    前記解析手段が求めた向きとなるように前記ノズルの向きを調節するノズル向き可変手段と
    を備えることを特徴とするワークの冷却装置。
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