JP5308589B1 - 水質検査受託システム - Google Patents

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Abstract

【課題】水質検査の属性に対応した検査を可能として、水質検査に要する時間を短縮するのに有効で、迅速な水質検査報告が出来、検査項目によっては採水容器の影響を受けず、採水が的確になされ精確な検査を行うことが出来るようにする。
【解決手段】4つの検査コースに対応して水質検査データを記録可能で、13の検査項目の内の任意の検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させて水質ファイルデータを形成させる演算処理装置を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、水質検査受託システムに関する。
上、下水道水、河川水、プール水等の採水の水質検査に際しては厳密な水質検査がなされる。特に飲料水については一層厳密な検査がなされる。このような水質検査に当たっては、依頼者が検査機関(保健所あるいは検査企業)に出向いて採水容器を受け取り、採水後検査機関に持ち込んで検査を依頼することが一般的である。水質検査結果は、後日水質検査表として依頼者に郵送されることになる。このような方法であると非常に煩わしいので、特許文献1には、簡易検査キットを準備してドラッグストアやホームセンタの店頭で簡易検査キットを購入して説明書に沿って採水し、採水用に採水を満たして簡易検査キットを検査機関に送達する方法が提案されている。
特許文献2には、検体を採取して密封する採取器、検査内容および検体も採取方法が記載された説明書、検査依頼人に関する情報および検体に関係する情報を記入するための検査依頼書用紙、検体が密封された採取器および記入済みの検査依頼書を検査事業所へ送付するための封筒を包袋に収納して検査依頼用キットを構成し、販売価格に検査費用が含まれるようにした方法が記載されている。
特開2010−286365号公報 特開2002−228653号公報
特許文献1に記載された簡易検体検査キットには、ポリ製の検体採取容器およびポリ製の滅菌済検体採取容器が収納されて検査対象の水が満たされ、ドラッグストアあるいはホームセンタで購入可能とされ、簡易検査キットの価格には、諸費用が全て含まれるようになっているが、ポリ製の2つの採水容器を収容、使用するものであり、水質検査の属性に対応した検査がなされているとはいえず、水質検査に要する時間を短縮するのに限界があって、迅速な水質検査報告が出来ないばかりでなく、採水の配分の仕方は従来の方法に近く、検査項目によっては採水容器、採水方法での影響を受けて精確な検査を行うことが出来ない等の問題がある。
特許文献2には、採水の検査方法、手段を記載しておらず、特許文献1同様の問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みて水質検査の属性に対応した検査を可能として、水質検査に要する時間を短縮するのに有効で、迅速な水質検査報告が出来、検査項目によっては採水容器の影響を受けず、採水が的確になされ精確な検査を行うことが出来るようにしたことを目的とする。
本発明は、第1のポリ製の採水容器、第2のポリ製の容器、ガラス製の採水容器およびポリ製の滅菌採水容器からなる採水容器、および採水方法および水質検査についての説明書、宅配便返信用送付書、および採水日時記載ラベルを一体に収納する箱体から採水簡易検査キットが準備され、検査機関から依頼者に配送され、もしくは店頭にて購入可能に提示され、
依頼者から、採水を収納する4つの採水容器を収納する採水簡易検査キットが検査機関に送達され、
該検査機関で、4つの採水容器に満たされた採水について水質検査がなされ、水質データが表示出力されるものであって、
検査機関に設置された端末の記録手段に、依頼者からの水質検査依頼が依頼者のIDを付されて記録され、および依頼者から検査依頼の採水が満たされ、4つの採水容器を収納し、採水日時記載ラベルに採水日時を記録した採水簡易検査キットが送り返されてきたことが記録され、
端末のデータベースに、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物、pH値、味、臭気、色度、濁度、硝酸態窒素・亜硝酸態窒素、鉄及びその化合物、カルシウム・マグネシウムおよびマンガンあるいは亜鉛及びその化合物についての13の検査項目が格納され、
演算処理手段が、第1のポリ製の採水容器に、1リットル基準対応の検査容量を収納された採水についての塩化物イオン、有機物およびpH値の検査、含有金属および水の硬度検査に要する第2のポリ製の採水容器に収納された採水についての鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びその化合物、およびカルシウム、マグネシウムの検査、採水容器の影響を排除するガラス製の採水容器に収納された採水についての臭気、濁度、味および色度についての検査、予め滅菌しておくことが要望される滅菌採水容器に収納された採水についての一般細菌及び大腸菌の検査の4つの検査コースに対応して水質検査データを記録可能で、13の検査項目の内の任意の検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させて水質ファイルデータを形成させ、
出力手段に、依頼者のID毎に、完成された水質ファイルデータから、検査データを水質検査表にまとめて出力させること
を特徴とする水質検査受託方法を提供する。
また、本発明は、端末のデータベースに、検査項目毎に予め設定された水質基準値あるいは水質基準レベルが格納され、演算処理手段が、各検査データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、格納させて水質ファイルデータを形成させることを特徴とする水質検査受託方法を提供する。
本発明は、1リットル基準対応の検査容量を持つ第1の大きめのポリ製の採水容器、第2の小さめのポリ製の容器、ガラス製の採水容器およびポリ製の滅菌採水容器からなる採水容器、および採水方法および予め設定された複数の検査希望コースの説明書、宅配便返信用送付書、および採水日時記載ラベルを一体に収納する箱体から採水簡易検査キットが準備され検査機関から依頼者に配送され、もしくは店頭にて購入可能に提示され、
依頼者から、採水を満たした4つの採水容器を収納した採水簡易検査キットが検査機関に送達され、
該検査機関で、4つの採水容器に収納された採水について水質検査がなされ、水質データが表示出力されるものであって、
検査機関に設置された端末の記録手段に、依頼者からの水質検査依頼が依頼者のIDを付されて記録され、および依頼者から検査依頼の採水が満たされ、4つの採水容器を収納し、採水日時記載ラベルに採水日時を記録した採水簡易検査キットが送り返されてきたことが記録され、かつ予め設定された複数の検査希望コースから依頼者の選択になる検査希望コースが記録され、
端末のデータベースに、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物、pH値、味、臭気、色度、濁度、硝酸態窒素・亜硝酸態窒素、鉄及びその化合物、カルシウム・マグネシウムおよびマンガンあるいは亜鉛及びその化合物についての13の検査項目が、予め設定された複数の検査コースにそれぞれ対応して分類された分類検査項目として格納され、かつ検査項目毎に予め設定された水質基準値あるいは水質基準レベルが格納され、
演算処理手段が、第1のポリ製の採水容器に、1リットル基準対応の検査容量を収納された採水についての塩化物イオン、有機物およびpH値の検査、含有金属および水の硬度検査に要する第2のポリ製の採水容器に収納された採水についての鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びそれらの化合物、およびカルシウム・マグネシウムの検査、採水容器の影響を排除するガラス製の採水容器に収納された採水についての臭気、濁度、味および色度についての検査、予め滅菌しておくことが求められる滅菌採水容器に収納された採水についての一般細菌及び大腸菌の検査の4つの検査コースに対応して水質検査データを記録可能で、13の検査項目から分類された分類検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させ、かつ各検査データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、格納させて水質ファイルデータを形成させ、
出力手段に、依頼者のID毎に、形成された水質ファイルデータから、検査データおよび測定結果を依頼者の選択になる検査希望コース毎に、依頼者の選択になる検査希望コースに対応付けされて水質検査表にまとめて出力させること
を特徴とする水質検査受託方法を提供する。
また、本発明は、マンガンおよび亜鉛及びそれらの化合物の双方が検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されることを特徴とする水質検査受託方法を提供する。
また、本発明は、鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びそれらの化合物、およびカルシウム・マグネシウムの検査コースに、ナトリウムあるいはカリウム検査が加えられて検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されることを特徴とする水質受託方法を提供する。
また、本発明は、放射能物質、クロムまたはヒ素が検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されることを特徴とする水質検査受託方法を提供する。
本発明は、第1のポリ製の採水容器、第2のポリ製の容器、ガラス製の採水容器およびポリ製の滅菌採水容器からなる採水容器、および採水方法および予め設定された検査希望コースの説明書、宅配便返信用送付書、および採水日時記載ラベルを一体に収納する箱体から構成され、応募者に配送され、依頼者から、採水された飲料水を収納する第1のポリ製の採水容器、第2のポリ製の採水容器、ガラス製の採水容器および滅菌採水用容器の4つの採水容器が検査機関に送り返される採水簡易検査キットと、
該検査機関で、4つの採水容器に収納された採水について水質検査がなされ、水質データを表示出力する該検査機関の端末とから構成され、
検査機関の端末の記録手段に、依頼者からの水質検査依頼が依頼者のIDを付されて記録され、および依頼者から検査依頼の採水が満たされ、4つの採水容器を収納し、採水日時記載ラベルに採水日時を記録した採水簡易検査キットが送達されてきたことが記録され、
端末のデータベースに、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物、pH値、味、臭気、色度、濁度、硝酸態窒素・亜硝酸態窒素、鉄及びその化合物、カルシウム・マグネシウムおよびマンガンあるいは亜鉛及びその化合物についての13の検査項目が格納され、
端末の演算処理手段が、第1のポリ製の採水容器に、1リットル基準対応の検査容量を収納された採水についての塩化物イオン、有機物およびpH値の検査、含有金属および水の硬度検査に要する第2のポリ製の採水容器に収納された採水についての鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びその化合物、およびカルシウム・マグネシウムの検査、採水容器の影響を排除するガラス製の採水容器に収納された採水についての臭気、濁度、味および色度についての検査、予め滅菌しておくことが求められる滅菌採水容器に収納された採水についての一般細菌及び大腸菌の検査の4つの検査コースに対応して水質検査データを記録可能で、13の検査項目の内の任意の検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させ、かつ各検査データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、記録させて水質ファイルデータを形成させ、
出力手段に、依頼者のID毎に、形成された水質ファイルデータから、検査データを水質検査表にまとめて出力させること
を特徴とする水質検査受託システムを提供する。
また、本発明は、端末のデータベースに、検査項目毎に予め設定された水質基準値あるいは水質基準レベルが格納され、演算処理手段が、各検査希望データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、記録させて水質ファイルデータを形成させることを特徴とする水質検査受託システムを提供する。
本発明は、1リットル基準対応の検査容量を持つ第1の大きめのポリ製の採水容器、第2の小さめのポリ製の容器、ガラス製の採水容器およびポリ製の滅菌採水容器からなる採水容器、および採水方法および予め設定された複数の検査希望コースの説明書、宅配便返信用送付書、および採水日時記載ラベルを一体に収納する箱体から構成され、応募者から、採水を収納する第1のポリ製の採水容器、第2のポリ製の採水容器、ガラス製の採水容器および滅菌採水用容器の4つの採水容器が検査機関に送り返される採水簡易検査キットと、
該検査機関で、4つの採水容器に収納された採水について水質検査がなされ、水質データを表示出力する該検査機関の端末とから構成され、
検査機関に設置された端末の記録手段に、依頼者からの水質検査依頼が依頼者のIDを付されて記録され、および依頼者から検査依頼の採水が満たされ、4つの採水容器を収納し、採水日時記載ラベルに採水日時を記録した採水簡易検査キットが送り返されてきたことが記録され、かつ予め水質検査項目の設定された複数の検査希望コースから依頼者の選択になる検査希望コースが記録され、
端末のデータベースに、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物、pH値、味、臭気、色度、濁度、硝酸態窒素・亜硝酸態窒素、鉄及びその化合物、カルシウム・マグネシウムおよびマンガンあるいは亜鉛及びその化合物についての13の検査項目が、予め水質検査項目の設定された複数の検査希望コースに対応して分類された分類検査項目として格納され、かつ検査項目毎に予め設定された水質基準値あるいは水質基準レベルが格納され、
端末の演算処理手段が、第1のポリ製の採水容器に、1リットル基準対応の検査容量を収納された採水についての塩化物イオン、有機物およびpH値の検査、含有金属および水の硬度検査に要する第2のポリ製の採水容器に収納された採水についての鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びそれらの化合物、およびカルシウム・マグネシウムの検査、採水容器の影響を排除するガラス製の採水容器に収納された採水についての臭気、濁度、味および色度についての検査、予め滅菌しておくことが求められる滅菌採水容器に収納された採水についての一般細菌及び大腸菌の検査の4つの検査コースに対応した水質検査データを記録可能で、依頼者の選択になる検査希望コースに対応付けされて13の検査項目から分類された分類検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させ、かつ各検査データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、記録させて水質ファイルデータを形成させ、
出力手段に、依頼者のID毎に、形成された水質ファイルデータから、検査データおよび測定結果を応募者の選択になる検査希望コース毎に、依頼者の選択になる検査希望コースに対応付けされて水質検査表にまとめて出力させること
を特徴とする水質検査受託システムを提供する。
また、本発明は、マンガンおよび亜鉛及びそれらの化合物の双方が検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されることを特徴とする水質受託システムを提供する。
また、本発明は、鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びそれらの化合物、およびカルシウム・マグネシウムの検査コースに、ナトリウムあるいはカリウム検査が加えられて検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されることを特徴とする水質検査受託システムを提供する。
また、本発明は、放射能物質、クロムまたはヒ素が検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されることを特徴とする水質検査受託システムを提供する。
本発明は、第1のポリ製の採水容器に、1リットル基準対応の検査容量を収納された採水についての塩化物イオン、有機物およびpH値の検査、含有金属および水の硬度検査に要する第2のポリ製の採水容器に収納された採水についての鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びその化合物、およびカルシウム、マグネシウムの検査、採水容器の影響を排除するガラス製の採水容器に収納された採水についての臭気、濁度、味および色度についての検査、予め滅菌しておくことが要望される滅菌採水容器に収納された採水についての一般細菌及び大腸菌の検査の4つの検査コースに対応して水質検査データを記録可能で、13の検査項目の内の任意の検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させて水質ファイルデータを形成させるようにしているので、水質検査の属性に対応した検査が可能となり、水質検査に要する時間を短縮するのに有効で、検査項目によっては採水容器の影響を受けず、採水方法の的確さから迅速、精確な水質検査報告が出来、精確な検査を行うことが出来るようになる。
本発明の実施例の概略を説明する図。 検査コースおよび水の汲み方説明書を示す図。 飲料水簡易検査キットの構成を示す図。 本発明の実施例を示すブロック図。 13の検査項目と4つの検査コースとの関係を示す図。 検査希望コースを説明する図。 水質検査データ表を持つファイルを示す図。 ファイル構成を示す図。 水質検査表の1例を示す図。 水質検査表の1例を示す図。 水質検査表の1例を示す図。 本発明の実施例のフローを示す図。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例の概略を説明する図面である。
図1において、水質検査を行う検査機関10は、採水簡易検査キット、代表的には飲料水についての検査を行う飲料水簡易検査キット11(以下、飲料水簡易検査キットで説明する。)、水質検査受託に当たって用いられる水質検査受託端末12(以下、端末という。)、飲料水簡易検査キットの発送と返却受け入れ機能13、および各種の水質検査のための検査装置14を備え、インターネット16を介して、飲料水検査を依頼する家庭(以下、家庭という。)15に接続され、情報の授受が可能とされる。ここで、家庭15を表示したがこれは典型的な例であり、事務所、向上その他の施設であってあってもよい。家庭は、家庭1、家庭2、家庭3と示すように、多数の家庭が対象になる。水質受託とは、水質検査の依頼を受け、有料あるいは無料にて水質検査を行い、水質検査結果を依頼者に報告する業務をいう。
端末12は、記録手段、データベース、演算処理手段、出力手段、通信手段および画像表示手段等を備え、コンピュータが通常備える機能、各種プログラムを備える。これら手段の機能については後述する。端末12からは、インターネット16上に、ホームぺ‐ジが開設され、水質検査が受託される旨の弘報17がなされる。この弘報に当たっては、飲料水の採水方法説明がなされてよい。この説明をすることによって、依頼者は、水質検査を依頼しやすくなる。また、この弘報を見たことで、検査機関に電話等の連絡によって水質検査依頼がなされることになる。勿論、他の手段で弘報され、直接、間接に水質検査依頼がなされる。
水質検査装置14は、既に用いられている各種の公知の検査装置が採用対象になる。
例えば、インターネット上には、図2に示す検査希望コースおよび水の汲み方説明書20が弘報される。図2に示すように、この説明書20には、飲料水簡易検査キットの検査容器と附属品の確認21、採水を行うにあたっての使用上の注意22、および採水の手順が絵解説付きで記載される。なお、図2には、絵は削除されている。また、水質依頼に当たっての費用負担方法についても記載される。
図3は、飲料水簡易検査キット11の構成を示す。
図3において、1リットル基準対応の検査容量を持つ第1の大きめのポリ製の採水容器31、第2の小さめのポリ製の容器32、ガラス製の採水容器33およびポリ製の滅菌採水容器34からなる採水容器、および採水方法および予め設定された複数の検査希望コースの説明書、冷蔵宅配便返信用送付書38、専用シールテープ36、および採水日時記載ラベル37を一体に収納するダンボール製である箱体39から飲料水簡易検査キット11が準備される。検査希望コース説明書は、図2に示す検査希望コースおよび水の汲み方説明書20を用いることが出来る。飲料水簡易検査キット11は、検査機関10から依頼者である家庭15に配送される。したがって、この実施例においては、依頼者と家庭とは同一内容を指すことになる。採水容器および上述した資料は、箱体内に配置したダンボール40によって規則正しく収納される。ポリ製の滅菌採水容器34にはポリビニール製の袋35が被せられ、依頼者が水を汲んだ時に汚染されないようにされる。
依頼者は、飲料水検査を依頼する時に、この説明書の記載に沿って採水された飲料水を満たす4つの採水容器を形成することになる。採水日時を記入するラベル37に採水日時を記入することが求められる。返信送り状38に所定の記載がなされ、冷蔵すること要の指定がなされる。4つの採水容器31−35およびラベル36が箱体39に収納される。採水したことを示す専用シールテープ36によって箱体の封がなされ、検査機関への送付準備を完了する。配送業者に飲料水簡易検査キット11の配送を依頼する。この時に、配達料金に加えて所定の検査料金を配送業者に支払うことが求められる。検査機関への配送は、冷蔵状態でなされることが指示される。飲料水簡易検査キット11は、ドラッグストアやホームセンタなどの店頭に希望者が購入出来利用に提示されるようにして多くの人の目に触れるようにしてもよい。この場合には、希望者が、飲料水簡易検査キット11ないにある水質検査申込用紙に記入することで、水質検査の依頼者になる。
図4は、端末12の詳細を示すブロック図である。
図4において、端末12は、記録手段41、データベース42、演算処理手段43、出力手段44、通信手段45、および画面表示手段46から構成される。記録手段41は、飲料水簡易検査キット11の発送、飲料水簡易検査キット11の返却、依頼者の選択した希望コースを記録する。すなわち、検査機関10に設置された端末12の記録手段41に、依頼者からの水質検査依頼が依頼者のIDを付されて記録され、依頼者あてに、飲料水簡易検査キット12が依頼者向けに発送されたことが記録され、および依頼者から検査依頼の採水された飲料水が満たされ、4つの採水容器を収納し、採水日時記載ラベルに採水日時を記録した採水簡易検査キット12が送り返されてきたことが記録される。
データベース42には、13種の水質検査項目、水質希望検査コース毎分類検査項目、水質基準値あるいは水質基準レベルが格納される。すなわち、端末のデータベースに、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物、pH値、味、臭気、色度、濁度、硝酸態窒素・亜硝酸態窒素、鉄及びその化合物、カルシウム・マグネシウムおよびマンガンあるいは亜鉛及びその化合物についての13の検査項目が格納される。カルシウム、マグネシウム検査に際して水の硬度測定値が追加されてよい。
演算処理手段43は、水質検査データ表を持つファイルをコンピュータの記録領域に形成し、生成された検査データを水質検査データ表への記録指示、ファイルデータの完成させる演算処理を行う。依頼者毎、選択された検査希望コース毎の4つの検査コースに特定した分類検査項目を設定する。また、4つの検査コースによって取得された検査データおよび水質基準値あるいは水質基準レベルと比較して判定、取得された測定結果を水質検査データ表に記録させる。
図5に、13の検査項目と4つの検査コースと4つの検査属性との関係を示す。13の検査項目は、4つの検査コースで検査がなされる。13の検査項目が4つの検査コースで実施され、水質検査データ表を持つファイルを形成されることをこの実施例の一つの特徴とする。
水質検査の属性を考慮すると、図5に示す4つの検査コースで検査を行うことで、水質検査の属性に対応した検査を可能として、水質検査に要する時間を短縮するのに有効で、迅速な水質検査報告が出来、検査項目によってはポリ製の容器その他の採水容器の影響を受けず、安価で、精確な検査を行うことが出来るようになる。検査属性として、予め滅菌しておくことが求められる検査コース、1リットル基準対応の検査容量が求められる検査コース、採水容器の影響を排除することが求められる検査コース、含有金属および水の硬度検出が求められる検査コースの4つのコースが最低コース数として設定される。また、この4つのコースが形成されれば十分な検査がなされる。1リットル基準対応の検査容量とは、国の定める水質検査に際して定められた採水量を最低限守る量をいう。この4つの検査コースに対応した検査コースが設定される。最上の方法としては、4つの検査コースで対応することである。滅菌採水容器コース、1リットルポリ製採水容器コースおよびガラス製採水容器コースは、これらの特殊性から検査コースを分割した分割コースにすることは煩わしいことになるだけでメリットは少ない。100mlポリ製採水容器コースは、その容量が少なくて済むことから採水に際して2分割して、採水を2つのポリ製採水容器で形成することが容易である。検査の際に、1つにまとめて1コースとして検査することが出来ることになることは容易に理解出来るであろう。したがって、ここではこのような100mlポリ製採水容器を2つ以上の容器に分割することは1つの検査コースとして扱うことが出来る。しかし、100mlポリ製採水容器1つで対応することが、検査機関14での処理を少なくする上で望ましい。また、検査機関14は、上述したように、検査属性が同じで同時に水質検査を行うことの出来る4つの検査コースによる並行検査を実行することで、4つの検査コースになる並列的に同時検査処理がなされ、検査が終了した値から随時水質検査データ表(図8)に記入していくことが出来る。このことによって、演算処理手段43の処理が早められて水質検査表(図9−11)の出力は、早いものとなり、迅速に依頼人へ届けられることになる。
一般細菌検査、大腸菌検査は、滅菌採水容器検査コースでなされ得、塩化イオン、有機物、pH値および硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の検査は、1リットル基準対応の検査容量が求められるので、1リットルポリ製採水容器検査コースでなされ得、味、臭気、色度および濁度の検査は、採水容器の影響を排除するためにガラス製採水容器により検査コースでなされ得、鉄及び化合物、カルシウム、マグネシウム(硬度測定を含めて)、マンガン及び化合物、または亜鉛、またはナトリウムまたはカリウムの検査は、少量であっても出来る検査であり、100mlポリ製採水容器による検査コースでなされ得る。このように見てくると、厚生労働省令水道水基準に関する省令に基づく検査方法による一般細菌、大腸菌、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、塩化物イオン、有機物(全有機酸素TOCの量)、pH値、味、臭気、色度、濁度の10項目の検査に加えて、3項目を追加して13項目の検査を行うのに、4つのコースに分けて、各家庭で採水依頼し、検査機関では直ちに検査を実施することようにすることが測定精度を維持して検査コース数を最適にして検査時間を短くすることに有効であり、飲料水検査キットに構成し、発送、受け渡しを容易にするメリットを最大にすることが出来る。このように構成することで、演算処理手段が、第1のポリ製の採水容器に、1リットル基準対応の検査容量を収納された採水についての塩化物イオン、有機物およびpH値の検査、含有金属および水の硬度検査に要する第2のポリ製の採水容器に収納された採水についての鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びその化合物、およびカルシウム、マグネシウムの検査、採水容器の影響を排除するガラス製の採水容器に収納された採水についての臭気、濁度、味および色度についての検査、予め滅菌しておくことが要望される滅菌採水容器に収納された採水についての一般細菌及び大腸菌の検査の4つの検査コースに対応して水質検査データを記録可能で、13の検査項目の内の任意の検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させて水質ファイルデータを形成させ得ことになる。
また、4つの検査コースに対応して水質検査データを記録可能で、依頼者の選択になる検査希望コースに対応付けされ、13の検査項目から分類された分類検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させ、かつ各検査データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、格納させて水質ファイルデータを形成させ、出力手段に、依頼者のID毎に、形成された水質ファイルデータから、検査データおよび測定結果を依頼者の選択になる検査希望コース毎に持つ水質検査表にまとめて出力させること得ことになる。
また、端末のデータベースに、検査項目毎に予め設定された水質基準値あるいは水質基準レベルが格納され、演算処理手段が、各検査データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、格納させて水質ファイルデータを形成させることが出来る。
また、マンガンおよび亜鉛及びそれらの化合物の双方が検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されるようにすることが出来る。
また、鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びそれらの化合物、およびカルシウム・マグネシウムの検査コースに、ナトリウムあるいはカリウム検査が加えられて検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されるようにすることが出来る。
また、放射能物質、クロムまたはヒ素が検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得される。
図1に戻って、出力手段45は、依頼者のID毎に、形成された水質ファイルデータから、検査データおよび測定結果を依頼者の選択になる検査希望コース毎に持つ水質検査表にまとめて出力する。
通信手段45は、インターネット16を介して情報を各家庭に送信し、また送られて来た情報を入力することができる。
飲料水簡易検査キットの発送と返却受け入れ機能13は、家庭13との間で、飲料水簡易検査キット11の授受を行う機能である。
検査装置14は、上述したように、水質検査装置14は、既に用いられている各種の公知の検査装置が採用対象になり、検査属性が同じで同時に水質検査を行うことの出来る4つの検査コースによる並行検査を実行する。
画像表示手段46は、画面表示手段および画面47を備えて、上述した各種情報の表示をすることが出来、水質ファイルデータ、更には水質検査表を表示することが出来る。
図6は、検査希望コース50を示す。検査希望コースは、例えば飲料水安心コース51、赤ちゃん安心コース52、ミネラルコース53、その他のコース54の複数の検査コースで構成される。飲料水安心コース51は、国が制定する13の検査項目の全てを検査するコースで、標準検査コースであり、すべての検査コースはこの標準検査コースを中心として作成され、応用されるコースであり、自宅の飲料水検査を希望される人に選択されよう。赤ちゃん安心コース52は、これから赤ちゃんが生まれる、またはすでに赤ちゃんがいる家庭に推奨され、選択される。ミネラルコース53は、家庭の蛇口から出てくる水のミネラルを知りたい家庭に推奨され、選択される。以上の場合は、家庭の蛇口から出る飲料水についての水質検査事項であるが、本実施例は、これらに限られず、井戸水、工場からの排水等についても適用出来る。これらの検査コースを設定して、その他のコースとして設定される。
図7は、水質検査データ表61を持つファイル60を示す。
図7において、13の検査コース62を検査希望コースに対応して分類検査項目63に設定して、水質検査データ表61に示される。ここで、○印が予め設定された分類検査項目を示す。検査項目13には、放射性物質の検査、クロムあるいはヒ素の検査項目が採用されてもよい。水質検査データ表13は、標準的に少なくとも13の検査項目を備えるように構成され、13の検査結果が記入されるものとし、13の検査項目を追加できるようにしておくことが出来る。水質検査データ表に記入された検査データは、依頼人によって選択された検査希望コースに示される検査項目が水質検査表に出力表示されるようにすることは容易である。
図8は、図7によって形成されたファイル60が検査コース毎にされ、多数形成されることを示す。
次に、各検査項目と水質基準値あるいは水質基準レベルについて説明する。
○一般細菌〔基準:1mlの検水で形成される集落数が100以下であること〕
○大腸菌〔基準:検出されないこと〕
○塩化物イオン〔基準:1リットル中に200mg以下〕
水中に溶解している塩化物の塩素分をいう。
○有機物〔基準:1リットル中に3mg以下〕
水中に存在する有機物に含まれる炭素のことをいう。
○pH値〔基準:5.8以上8.6以〕
○味〔基準:以上でないこと〕
○臭気〔基準:以上でないこと〕
○色度〔基準:5度以下〕
色つき程度を示す。
○濁度〔基準:2度以下〕
水に浮遊する微小粒子を濁りの零度で表わしたもの。
○硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素〔基準:1リットル中に10mg以下〕
○鉄〔基準:1リットル中に0.3mg以下〕
○カルシウム、マグネシウム(基準:1リットル中に300mg以下)
水の硬度を示す。水の硬度とは、石鹸の使いやすさの程度を数値で表したもので、硬度が高いほど石鹸は泡立ちにくくなる。
○亜鉛〔基準:1リットル中に1,0mg以下〕
鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛その他の物質の検査に当たっては、基準に示す1リットルの容量は必要とされず、100mlの採水で十分にこれらの検査を行うことが出来る。
図1に示すように、出力手段45は、依頼者のID毎に、形成された水質ファイルデータから、検査データおよび測定結果を依頼者の選択になる検査希望コース毎に持つ水質検査表にまとめて出力する。
図9は、一つの水質検査表を示す。検査希望コースとして飲料水安心コースが選択された結果を、水質基準値あるいは水質基準レベルと比較して合否判定し汰結果を示す。合格している時には、「適合」で示され、合格しない時には、「不適合」で示される。「不適合」の時には、測定値、基準値を併記することが出来る。
図10は、一つの水質検査表を示す。検査希望コースとして赤ちゃん安心コースが選択された結果を、水質基準値あるいは水質基準レベルと比較して合否判定し汰結果を示す。合格している時には、「適合」で示され、合格しない時には、「不適合」で示される。「不適合」の時には、測定値、基準値を併記することが出来る。
図11は、一つの水質検査表を示す。検査希望コースとしてミネラルコースが選択された結果を、測定値で表示している。基準値を併記することが出来る。
図12は、本実施例のフローを示す。
図12において、検査機構で、表示のデータベースおよび飲料水簡易検査キットが準備される(S1).飲料水簡易検査キットが依頼人に発送される(S2)。依頼人から返送された飲料水簡易検査キットが検査機構に返却され、受け入れられる(S3).これらの作業内容が端末の記録手段に記録される。
演算処理手段が、水質検査データ表を持つファイルを記録領域に形成する(S5)。検査装置によって、13の検査項目について4つの検査コースに分けられたコースに従って検査がなされる(S6)。
水質検査データの取得と記録がなされる(S7).測定結果が水質基準値あるいは水質基準レベルとの比較がなされて判定され、合否が記録される(S8)。ファイルデータの完成、すなわちファイルの水質検査データ表の形成がなされる(S9)。出力手段45が、依頼者のID毎に、形成された水質ファイルデータから、検査データおよび測定結果を依頼者の選択になる検査希望コース毎に持つ水質検査表にまとめて出力する(S10)。
以上によって、水質検査受託方法が、次のような内容で構成される。
1リットル基準対応の検査容量を持つ第1の大きめのポリ製の採水容器、第2の小さめのポリ製の容器、ガラス製の採水容器およびポリ製の滅菌採水容器からなる採水容器、および採水方法および予め設定された複数の検査希望コースの説明書、宅配便返信用送付書、および採水日時記載ラベルを一体に収納する箱体から採水簡易検査キットが準備され検査機関から依頼者に配送される。
応募者から、採水を満たした4つの採水容器を収納した採水簡易検査キットが検査機関に送り返される。
該検査機関で、4つの採水容器に収納された採水について水質検査がなされ、水質データが表示出力される。
検査機関に設置された端末の記録手段に、依頼者からの水質検査依頼が依頼者のIDを付されて記録され、依頼者あてに、採水簡易検査キットが依頼者向けに発送されたことが記録され、および依頼者から検査依頼の採水が満たされ、4つの採水容器を収納し、採水日時記載ラベルに採水日時を記録した採水簡易検査キットが送り返されてきたことが記録され、かつ予め設定された複数の検査希望コースから依頼者の選択になる検査希望コースが記録される。
端末のデータベースに、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物、pH値、味、臭気、色度、濁度、硝酸態窒素・亜硝酸態窒素、鉄及びその化合物、カルシウム・マグネシウムおよびマンガンあるいは亜鉛及びその化合物についての13の検査項目が、予め設定された複数の検査コースにそれぞれ対応して分類された分類検査項目として格納され、かつ検査項目毎に予め設定された水質基準値あるいは水質基準レベルが格納される。
演算処理手段が、第1のポリ製の採水容器に、1リットル基準対応の検査容量を収納された採水についての塩化物イオン、有機物およびpH値の検査、含有金属および水の硬度検査に要する第2のポリ製の採水容器に収納された採水についての鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びそれらの化合物、およびカルシウム、マグネシウムの検査、採水容器の影響を排除するガラス製の採水容器に収納された採水についての臭気、濁度、味および色度についての検査、予め滅菌しておくことが求められる滅菌採水容器に収納された採水についての一般細菌及び大腸菌の検査の4つの検査コースに対応して水質検査データを記録可能で、依頼者の選択になる検査希望コースに対応付けされ、13の検査項目から分類された分類検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させ、かつ各検査データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、格納させて水質ファイルデータを形成させる。
出力手段に、依頼者のID毎に、形成された水質ファイルデータから、検査データおよび測定結果を依頼者の選択になる検査希望コース毎に持つ水質検査表にまとめて出力させる。
10…検査機関、11…飲料水簡易検査キット、12…水質検査受託端末(端末)、14…検査装置、15…家庭、16…インターネット、41…記録手段、42…データベース、43…演算処理装置、44…出力手段、45…通信手段、46…画像表示装置、60…ファイル、61…水質検査データ表、63…分類検査項目。

Claims (6)

  1. 第1のポリ製の採水容器、第2のポリ製の容器、ガラス製の採水容器およびポリ製の滅菌採水容器からなる採水容器、および採水方法および予め設定された検査希望コースの説明書、宅配便返信用送付書、および採水日時記載ラベルを一体に収納する箱体から構成され、応募者に配送され、依頼者から、採水された飲料水を収納する第1のポリ製の採水容器、第2のポリ製の採水容器、ガラス製の採水容器および滅菌採水用容器の4つの採水容器が検査機関に送り返される採水簡易検査キットと、
    該検査機関で、4つの採水容器に収納された採水について水質検査がなされ、水質データを表示出力する該検査機関の端末とから構成され、
    検査機関の端末の記録手段に、依頼者からの水質検査依頼が依頼者のIDを付されて記録され、および依頼者から検査依頼の採水が満たされ、4つの採水容器を収納し、採水日時記載ラベルに採水日時を記録した採水簡易検査キットが送達されてきたことが記録され、
    端末のデータベースに、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物、pH値、味、臭気、色度、濁度、硝酸態窒素・亜硝酸態窒素、鉄及びその化合物、カルシウム・マグネシウムおよびマンガンあるいは亜鉛及びその化合物についての13の検査項目が格納され、
    端末の演算処理手段が、第1のポリ製の採水容器に、1リットル基準対応の検査容量を収納された採水についての塩化物イオン、有機物およびpH値の検査、含有金属および水の硬度検査に要する第2のポリ製の採水容器に収納された採水についての鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びその化合物、およびカルシウム・マグネシウムの検査、採水容器の影響を排除するガラス製の採水容器に収納された採水についての臭気、濁度、味および色度についての検査、予め滅菌しておくことが求められる滅菌採水容器に収納された採水についての一般細菌及び大腸菌の検査の4つの検査コースに対応して水質検査データを記録可能で、13の検査項目の内の任意の検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させ、かつ各検査データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、記録させて水質ファイルデータを形成させ、
    出力手段に、依頼者のID毎に、形成された水質ファイルデータから、検査データを水質検査表にまとめて出力させること
    を特徴とする水質検査受託システム。
  2. 請求項において、端末のデータベースに、検査項目毎に予め設定された水質基準値あるいは水質基準レベルが格納され、演算処理手段が、各検査希望データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、記録させて水質ファイルデータを形成させることを特徴とする水質検査受託システム。
  3. 1リットル基準対応の検査容量を持つ第1の大きめのポリ製の採水容器、第2の小さめのポリ製の容器、ガラス製の採水容器およびポリ製の滅菌採水容器からなる採水容器、および採水方法および予め設定された複数の検査希望コースの説明書、宅配便返信用送付書、および採水日時記載ラベルを一体に収納する箱体から構成され、応募者から、採水を収納する第1のポリ製の採水容器、第2のポリ製の採水容器、ガラス製の採水容器および滅菌採水用容器の4つの採水容器が検査機関に送り返される採水簡易検査キットと、
    該検査機関で、4つの採水容器に収納された採水について水質検査がなされ、水質データを表示出力する該検査機関の端末とから構成され、
    検査機関に設置された端末の記録手段に、依頼者からの水質検査依頼が依頼者のIDを付されて記録され、および依頼者から検査依頼の採水が満たされ、4つの採水容器を収納し、採水日時記載ラベルに採水日時を記録した採水簡易検査キットが送り返されてきたことが記録され、かつ予め水質検査項目の設定された複数の検査希望コースから依頼者の選択になる検査希望コースが記録され、
    端末のデータベースに、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物、pH値、味、臭気、色度、濁度、硝酸態窒素・亜硝酸態窒素、鉄及びその化合物、カルシウム・マグネシウムおよびマンガンあるいは亜鉛及びその化合物についての13の検査項目が、予め水質検査項目の設定された複数の検査希望コースに対応して分類された分類検査項目として格納され、かつ検査項目毎に予め設定された水質基準値あるいは水質基準レベルが格納され、
    端末の演算処理手段が、第1のポリ製の採水容器に、1リットル基準対応の検査容量を収納された採水についての塩化物イオン、有機物およびpH値の検査、含有金属および水の硬度検査に要する第2のポリ製の採水容器に収納された採水についての鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びそれらの化合物、およびカルシウム・マグネシウムの検査、採水容器の影響を排除するガラス製の採水容器に収納された採水についての臭気、濁度、味および色度についての検査、予め滅菌しておくことが求められる滅菌採水容器に収納された採水についての一般細菌及び大腸菌の検査の4つの検査コースに対応した水質検査データを記録可能で、依頼者の選択になる検査希望コースに対応付けされて13の検査項目から分類された分類検査項目を備えた水質検査データ表を持つファイルを形成し、該ファイルの水質検査データ表に、検査装置によって時間的に並列してなされた前述の4つの検査コースによって取得された検査データを随時記録させ、かつ各検査データを水質基準値あるいは水質基準レベルと比較することで測定結果を判定し、記録させて水質ファイルデータを形成させ、
    出力手段に、依頼者のID毎に、形成された水質ファイルデータから、検査データおよび測定結果を応募者の選択になる検査希望コース毎に、依頼者の選択になる検査希望コースに対応付けされて水質検査表にまとめて出力させること
    を特徴とする水質検査受託システム。
  4. 請求項1から3のいずれかにおいて、マンガンおよび亜鉛及びそれらの化合物の双方が検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されることを特徴とする水質受託システム。
  5. 請求項1から3のいずれかにおいて、鉄及びその化合物、マンガンあるいは亜鉛及びそれらの化合物、およびカルシウム・マグネシウムの検査コースに、ナトリウムあるいはカリウム検査が加えられて検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されることを特徴とする水質検査受託システム。
  6. 請求項1から3のいずれかにおいて、放射能物質、クロムまたはヒ素が検査項目とされ、第2のポリ製の採水容器に収納された採水の検査コースから検査データが取得されることを特徴とする水質検査受託システム。
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