JP5308518B6 - 外耳内レシーバ用弾性シェル - Google Patents

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この発明は補聴器に関する。より詳細には,この発明は耳内レシーバ(receiver-in-the-ear (RITE))タイプの補聴器のレシーバ・モジュール用スリーブ部材(a sleeve member for a receiver module)に関する。
子供の小さい解剖学的構造(anatomy)ならびに子供の速い成長および発達は子供用補聴器のデザインにいくつかの制約をもたらす。スペース上の制限を理由にして,子供用補聴器は,典型的には補償音響信号を耳内に伝えるイヤモールドを備えた耳掛け形(BTE)タイプとされる(of the behind-the-ear (BTE) types)。上記音響信号を耳内に伝えるためおよび装着を快適にするためには,イヤモールドが耳に正しくフィットしなければならない。子供の成長は速いので,正しくフィットするイヤモールドを提供するのは難しい。イヤモールドは耳のインプリント(imprint,押型)から一般にはフィッタによって作られる。子供の耳の成長はかなり速く,またフィッタに相談したり新品のモールドを作るための処理にはコストや時間がかかるので,一般に新品のモールドは少し大きすぎるようにつくられ,これにより長い間,耳にフィットさせるようにしている。すなわち,完璧にフィットするイヤモールドをつくる従来の処理は子供用補聴器には適していない。その結果,難聴の子供は完全にフィットしかつ機能するイヤモールドおよび補聴器をまず経験したことがない。さらに,補聴器からイヤモールドに至る音響伝達チューブは,上記チューブへの軽いタッチ(接触)でさえも耳内におけるノイズとして感じられるので,子供の音の認識を乱している。これは子供が傍で寝ているときまたは遊び回っているときに特に問題になり,子供の健やかな成長(the child's wellbeing)に影響を及ぼす。
補聴器の限られたスペース,およびそれによる上記スペース中に入れられる構成要素についての対応する限られたスペースは,補聴器の特性(プロパティ)に対する直接的なインパクトを持つ。レシーバを耳の後から外耳道(ear canal)に移動して耳の後のスペースをセーブ(節約)することが知られているが,1993年11月出版のJournal of the Acoustical Society of Americaの第95巻第5号のケーフィその他による“Εar-Canal impedance and reflection coefficient in human infants and adults”の記事には,3歳までの幼児および子供の外耳道は,典型的な子供用補聴器デザインに使用されているレシーバを含むことができないくらい小さいとされている。
国際特許公開第2008095505号は耳内レシーバ(Receiver-In-The-Ear)(RITE)タイプの補聴器システムを提供している。このタイプの補聴器は,概略的にはユーザの耳介(pinna)の後ろに位置するハウジングと,ユーザの外耳内または外耳道内(in the concha or the auditory meatus of the user)に位置する耳道モジュール(ear canal module)を備えている。上記ハウジングはBTEハウジングとも言い,上記耳介にマッチする(match)ように形成され,一般にマイクロフォン,処理装置およびバッテリを収容する。上記耳道モジュールはRITEモジュールとも呼ばれ,上記外耳道にマッチするように形成され,かつレシーバ(すなわち,小型スピーカ)を収容する。
平均的ユーザ(an average of users)にマッチする複数の形状を用意し,その中からのユーザが選ぶことができる形状の選択を提供することによって,または特定のユーザについて形状をカスタマイズすることによって,ユーザに対して上記BTEハウジングをマッチングし,かつ上記耳道モジュールをマッチングすることができる。快適なフィットを得るための追加的なやり方は,構成部材(コンポーネント)についての柔軟かつ適合可能な素材の選択(the selection of pliant and conformable materials)である。カスタマイジングは,型採り(インプレッション)およびキャスティング(鋳込成形)によって,または何らかのやり方でユーザの輪郭を探索し,かつSLA方法などのコンピュータ化された付加的工程によって構成部材を作ることで行われる。これらの方法はいずれもこの分野において現在使用されている。
RITE補聴器は,BTEハウジング構成部材内に上記レシーバが配置されている従来のBTE補聴器とは区別される。BTE補聴器では,上記BTEハウジング構成部材内のレシーバから放出される音が,伝音チューブ(a sound conducting tube)によって,外耳道,たとえばそこに配置されたイヤプラグに伝導される。
国際特許公開第2007022773号は,可聴スペクトルにおける低周波帯域および高周波帯域を再生する,2つの独立駆動の音響出力トランスデューサを有する補聴器を提供している。
RITEタイプの補聴器は,ユーザの外耳道内または少なくともその近傍に配置されるレシーバを有しており,それによって音チューブおよび上記レシーバによって放出される音に対する音チューブの影響,たとえばある周波数(certain frequencies)の減衰が回避される。
増幅された電気信号を音響出力信号に変換するレシーバは,補聴器の出力周波数範囲(the output frequency range)を決定する。子供用の耳内レシーバ・デザインおよび耳後ろレシーバ・デザインの両方において,単一のレシーバのためだけのスペース(空間)しか残っていない上記レシーバのための限られたスペースのために,上記補聴器の出力周波数範囲には制限が加えられる。より広い範囲をカバーすることに関して,2つのレシーバではなく単一のレシーバによって周波数帯域がカバーされなければならないので,このことは可能動作周波数範囲を制限する。典型的には,動作周波数範囲は,子供用補聴器についてはわずか6kHzに制限され,これは音響的障害の無い者が聞き取ることができる周波数範囲よりもかなり狭い。
研究では,子供が言語を獲得するには10kHzまでの音が重要であることが示されている。したがって,子供用補聴器の制限された動作周波数範囲は,聴力損失を持つ子供の言語学習および一般的な健全な発達に影響を及ぼす。
上記の問題点に基づいて,この発明は,子供の耳へのフィットが容易な,改良された動作周波数範囲を持つ補聴器を提供することを目的とする。
この発明によると,この目的は,耳内レシーバ(RITE)タイプの補聴器のレシーバ・モジュールを,耳の外耳内に(in the concha of the ear)搭載するように構成される(adapted for mounting),弾性材料製のスリーブ部材によって達成され,上記レシーバ・モジュールは,第1の方向に伸張部分を有し,かつ上記補聴器からの電気入力信号を受け入れるように構成されている(adapted for receiving an electrical input signal)細長ハウジングと,音出力ポートと,上記入力信号を音響出力信号に変換する少なくとも一つのレシーバを備えており,上記スリーブ部材は,そこに挿入される上記レシーバ・モジュールを少なくとも部分的に包囲する(enclose)ように構成されている本体,および上記細長ハウジングの上記音出力ポートを耳内に延ばす(延在させる)噴出口(spout)(とい)を備えており,上記噴出口が,上記出力ポートを上記第1の方向と異なる第2の方向に向けて延ばすものである。
このようなスリーブを用いることによって,外耳道内(in the ear canal)に比べてよりも好ましい余裕(空き場所)(better room)がある耳の外耳内(in the concha of the ear)に,上記レシーバ・モジュールを配置しかつ保持(把持)することができる。同時に,補聴器から耳まで音を伝える(ガイドする)音響チューブがもはや不要となり,これによって上記チューブへの接触(タッチ)によって派生するノイズが除かれ,かつ上記レシーバの共鳴(resonance)が外耳道の共鳴に制限されるので,補聴器の音響効果のモデリング(modelling of the acoustics of the hearing aid)が簡素化し,かつフィッティングが簡素化する。耳内に入るレシーバを備える補聴器の設計によって,上記レシーバ・モジュール内の構成要素(components)のためのより多くの空間がもたらされ,したがってより広い周波数範囲の出力信号を供給する二個以上のレシーバ(more than one receiver)の使用が可能となり,複数のレシーバの組合せを周波数スペクトルの広げられた部分をカバーするために用いることができる。噴出口を有するスリーブの使用によって上記レシーバ・モジュールを耳内にフィットすることが簡単化され,さらに耳の押型が余計なものになる(imprints of the ear are rendered superfluous)。さらに,耳内にレシーバ・モジュールを配置することによって,耳の後ろにある補聴器部分(the part of the hearing aid behind the ear)をより小さくすることができ,これによって装着がより快適になる。
この発明の特定の実施例においては,上記噴出口は管状(tubular)であってかつ外耳道内にフィットするように構成され,これによって装着がより快適で,かつ耳内への適切なフィットが容易なレシーバ・モジュールを作成することができる。
この発明のさらなる実施態様では,上記レシーバ・モジュールの上記スリーブ部材は交換可能(replaceable)である。より大きな噴出口が上記外耳道内によりよくフィットするときにはすぐに上記スリーブを交換することができるので,子供が成長したときに,子供の耳に適切にフィットする,よりふさわしいより大きな噴出口を持つ新品のものに,上記スリーブ部材を交換することができる。さらに,スリーブ部材は,押型よりも製造するのための費用が安く,また成長した子供の耳に補聴器をフィットするためにフィッタのもとを訪問する必要もない。このことは,フィッタを訪問するのが困難な地域にいる,またはフィッタがいない地域において特に有利である。
他の実施態様では,上記スリーブ部材は軟性(軟質)シリコン材料によって構成されており,これによって装着が快適となり,耳内へのフィットのために上記スリーブ部材の噴出口が柔軟なものにされる。さらに上記シリコン材料は生物的適合性(biocompatible)である。
第2の発明によると,耳内レシーバ(RITE)タイプの補聴器のレシーバ・モジュールを耳の外耳内に搭載するように構成されるレシーバ・アセンブリが提供され,上記レシーバ・アセンブリは,上記補聴器からの電気入力信号を受け入れるようになっており,かつ上記電気入力信号を音響出力信号に変換する少なくとも一つのレシーバを備えており,さらに第1の方向に伸張部分を有する細長ハウジングおよび音出力ポートを備えるレシーバ・モジュールと,挿入される上記レシーバ・モジュールを少なくとも部分的に包囲するように構成されている本体,および上記細長ハウジングの上記音出力ポートを延ばす噴出口を備える弾性材料製のスリーブ部材とを備えており,上記噴出口が,上記出力ポートを上記第1の方向と異なる第2の方向に向けて延ばすものである。
第2の発明の他の実施態様では,上記噴出口が管状であってかつ上記外耳道内にフィットするように構成され,これにより装着がより快適で,かつ耳内への適切なフィットが容易なレシーバ・アセンブリが作成される。
第2の発明のさらに他の実施態様では,上記レシーバ・アセンブリの上記スリーブ部材は交換可能である。より大きな噴出口が上記外耳道内によりよくフィットするときにはすぐに上記レシーバ・アセンブリの上記スリーブを交換することができるので,子供が成長したときに,子供の耳に適切にフィットする,ふさわしいより大きな噴出口を持つ新品のものに,上記レシーバ・アセンブリの上記スリーブ部材を交換することができる。さらに,標準化されたスリーブ部材は,個々人の押型に応じたイヤモールドよりも製造費用が安く,成長した子供の耳に補聴器をフィットするためにフィッタのもとを訪問する必要もない。このことは,フィッタを訪問するのが困難な地域にいる,またはフィッタがいない地域において特に有利である。
第2の発明の別の実施態様では,上記レシーバ・アセンブリの上記スリーブ部材は軟性シリコン材料から構成されており,これによって装着が快適となり,耳内へのフィットのために上記スリーブ部材の上記噴出口が柔軟なものになる。さらに上記シリコン材料は生物的適合性(biocompatible)である。
第2の発明の他の実施態様において,上記レシーバ・アセンブリは電気入力信号を伝えるための(for conducting)プラグを受け入れるソケットを備え,上記ハウジングは対称面(a symmetry plane)を有しており,そこに上記ソケットが配置される(in which said socket is disposed)。これによって,上記レシーバ・モジュールは左耳および右耳の両方において適切なものとなり(suitable),これはこの発明によるレシーバ・モジュールの製造に関する利点である。上記ソケットが対称面に配置されるとは,上記ソケットが,上記レシーバ・モジュールを分割して2つの対称要素(two symmetric elements)にする一平面に共通する少なくとも一点(at least one point in common with a plane)を有することであると理解されたい。
第3の発明によると,耳の外耳内に搭載されるべきレシーバ・モジュールであって,電気入力信号を受け入れるように構成されるレシーバ・モジュールを備える耳内レシーバ(RITE)タイプの補聴器が提供され,上記レシーバ・モジュールは,上記入力信号を音響出力信号に変換する少なくとも一つのレシーバを含み,上記レシーバ・モジュールはさらに,第1の方向に伸張部分を有する細長ハウジングを備えており,上記補聴器はまた,挿入される上記レシーバ・モジュールを少なくとも部分的に包囲するように構成されている本体,および上記細長ハウジングの上記音出力ポートを耳内に延ばす噴出口を備える弾性材料製のスリーブ部材を備えており,上記噴出口が,上記出力ポートを上記第1の方向と異なる第2の方向に向けて延ばすものである。これによって,二以上のレシーバのための空間(room)を残しつつ,上記レシーバ・モジュールのよりよいフィット(good fit)がもたらされ,かつ上記外耳道内への上記スリーブ部材の上記噴出口の良好な接続がもたらされる。さらに,上記レシーバ部分を収容する必要がない場合に,上記BTEハウジングを小さく製造することができる。
第3の発明の一実施態様では,上記レシーバ・モジュールはイヤ・モールド内に搭載されるように構成される(adapted to be mounted in an ear mold)。これによって,現存するイヤ・モールド押型(existing ear mold imprints)とともに上記補聴器を使用することができるようになり,上記音出力信号の良好な周波数帯域が提供されるので,これもなお利点である。
以下,構造図面を参照して複数の実施態様を用いてこの発明をさらに詳細に説明する。
この発明によるスリーブ部材の第1実施例の斜視図である。 この発明によるレシーバ・モジュールの第1実施例の斜視図である。 図1のスリーブ部材によって図2のレシーバ・モジュールを包囲してレシーバ・アセンブリを形成した状態の斜視図である。 図1のレシーバ・モジュールの分解図である。 この発明によるスリーブ部材の第2実施例の斜視図である。 図5のスリーブ部材の断面図である。 図5のスリーブ部材に適用した,この発明によるレシーバ・モジュールの第2実施例の分解図である。 この発明によるレシーバ・アセンブリが接続された補聴器を示す。
図1は,この発明の実施例による,本体(a body)2および管状噴出口(管状のとい)(a tubular spout)3を含む,第1実施例のスリーブ部材1を示している。上記本体2は図2に示すレシーバ・モジュール6を包囲する(取り囲む)ように構成されており,第1の開口(a first opening)4,第2の開口5,および第3の開口(図示略)を有しており,上記第3の開口から上記噴出口3が延びている。上記管状噴出口3の壁厚は一様ではなく(変化しており),明示線(the drawn line)3aにおいて大きな直径を有しており,上記噴出口3はバイコニック形(bi-conic,屈曲二重円錐形)となっている。一実施態様では上記噴出口は環状(円形)(circular)とされ,または他の実施態様において上記噴出口はより適切なフィットのために円錐形(oval)とされる。これによって,外耳道内への上記噴出口3の適切なフィットと,上記噴出口3と上記スリーブ部材1の上記本体2との間のフレキシブルな結合がもたらされ,レシーバ・モジュールを耳内に正しく位置決めすることが容易になる。サイズの異なる外耳道内に適切にフィットさせるために,異なる直径のまたは異なる形状の噴出口3(複数)を持つスリーブ部材1(複数)を製作して,耳内への適切なフィットを見つけるための多くのオプションをもたらす選択肢を提供することができる。幼児または小児用については,上記噴出口3を有するスリーブ部材1は上記ライン3aにおける外径が3mm〜9.5mmであることが好ましい。上記スリーブ部材1全体は,ユーザの外耳道の形状に適合するものであって,一の同一材料(one and the same material),たとえば,柔軟で生物学的に適合しかつ弾性の材料(a soft, bio-compatible and elastic material)で作られるのが好ましい。好ましい材料の一つはシリコンゴムであるが,当業者であれば,他の材料,たとえばフッ化シリコンまたは熱可塑性エラストマーを用いることができることに気付くであろう。この文脈において(in this context),弾性(elastic)とは材料が90未満のショアA硬度(a Shore A hardness)を持つものを意味し,軟性(軟質)弾性材料(soft elastic material)とは,材料が50未満,たとえば15から40,好ましくは25のショアA硬度を持つものを意味する。
図2はこの発明による第1実施例のレシーバ・モジュール6を示すもので,上記レシーバ・モジュール6は破線A−Aで示す第1の方向に伸長部分(elongation)を有する細長ハウジング7と,上記細長ハウジング7の音出力口(図示略)から延びる第2の噴出口8を備えている。上記細長ハウジング7はライン9によって示される対称面(a symmetry plane)を有しており,そこに,上記第2の噴出口8と反対側の上記細長ハウジング7の他端部において上記対称面9内に位置するソケット(図示略)内に(in a socket (not shown) positioned in said symmetry plane 9)おいて,プラグ11を備えた電気入力ワイヤ10が固定されている。上記細長ハウジング7は,上記レシーバ・モジュール6を耳に固定するための締付け手段(fastening means)用の穿孔(ボア)13を備えた突出部(protrusion)12を有している。上記第2の噴出口8は,後述するように,図1のスリーブ部材1の上記噴出口3に関する音コンダクタ(a sound conductor)として機能する。明らかではあるが,上記細長ハウジング7および第2の噴出口8は様々な形状を取ることができる。これにより,従来のイヤプラグに関連して,上記スリーブ部材1を持たない上記レシーバ・モジュール6を使用することが可能であり,さらにこの発明のいくつかの利点を達成することが可能になる。従来のCAMISHA(登録商標)イヤプラグおよびこの発明によるレシーバ・モジュール6の統合体(the integration)を,これらの2つの部材のスナップ結合(a snap connection)を提供するなどの様々なやり方によってデザインすることができることも明らかである。
さらに,上述したように,上記第2の噴出口8にしたがう上記レシーバ・モジュール6の反対側において上記対称面9内に上記ソケットを配置することが,耳内の空間利用の最も良い方法(the best way)であって,さらにそれによって上記レシーバ・モジュール6の最小可能高さ(the smallest possible height of the receiver module 6)および耳の外耳内における良好なフィット(a good fit in the concha of the ear)が提供されることが経験的に示された。上記レシーバ・モジュール6の高さは耳の外耳内への上記レシーバ・モジュール6のフィットに重要であり(crucial),さらにレシーバ・モジュール6を快適に装着するためにも重要である。
図3は,第2の発明によるレシーバ・アセンブリ,すなわち第1の発明による上記スリーブ部材1の上記本体2によって包囲されているレシーバ・モジュール6を示している。上記スリーブ部材1の上記第1の開口4は,上記スリーブ部材1内への上記レシーバ・モジュール6の挿入のための開口として機能する。上記スリーブ部材1のために選ばれる材料および開口4の形状がこの挿入を容易にする(facilitate)。上記第1の開口4は,上記スリーブ部材1の本体2の内部(内側)(inside)に上記レシーバ・モジュール6をはめ入れる(搭載する)(mounting)ために用いられるのに加えて,上記細長ハウジング7の上記ソケットに上記電気入力ワイヤ10のプラグ11をもたらすための開口を提供する。図3を参照して,上記スリーブ部材1の上記第2の開口は上記突起12のための開口を提供する。上記本体2は上記レシーバ・モジュール6およびホースのような(like a hose)噴出口8を包囲する。
また,図3において最も分かりやすく示されているように,上記レシーバ・モジュール6の上記細長ハウジング7が上記スリーブ部材1内に挿入されると,上記アセンブリ全体についての音出力口(the output port of the entire assembly)は,上記レシーバ・モジュールの上記細長ハウジング7の上記伸長部分の方向と異なる,破線B−Bによって示される第2の方向を向く。このようにして音は外耳道内に向けられ,他方で同時に上記レシーバ・モジュールが外耳(concha)内に配置され,かつ上記外耳からはみ出る上記アセンブリの高さが最小限に保たれる。
図4は上記レシーバ・モジュール6の分解図である。上体7aおよび下体7bが上記細長ハウジング7を構成する。上記上体7aは,ライン9によって示される対称面中に位置する,上記電気入力ワイヤ10の上記プラグ11を受け入れる(receiving)ための開口21を有している。図示する実施例においては,上記レシーバ・モジュール6は,2つのレシーバ15a,15b,上記プラグ11を受け入れるためのソケット要素(socket element)16,上記プラグ11を上記ソケット要素16に固定するための締付ばね(fastening spring)17,ならびに第2の本体22および上記細長ハウジング7の下体7bの第2の噴出口8内にフィットするようになっている第3の噴出口19から構成される減衰部材(damping member)18を含む。上記減衰部材18は上記レシーバ15a,15bの一端部を包囲するようになっており,これによって上記レシーバ15a,15bの出力からの音導管(a sound conduit)(図示略)が形成される。上記減衰体18は,上記レシーバ15a,15bからの音出力を上記下体7bの上記噴出口8に導く(ガイドする)とともに,さらにハウジング内における振動および音伝播(sounds propagating)に対する減衰の用途を持つ。減衰体18は,好ましくはゴム,または音の誘導および減衰に関して同様の特性を有する材料によってつくられる。
図4に示すように,上記レシーバ・モジュール6の上記細長ハウジング7の上記下体7bは,上記上体7aの対応する凹部(図示略)にフィットするように構成される縁部(エッジ)24を有している。2つの部材7a,7bは一緒にして接着または溶接することができ,または上記上体7aと下体7bとがスナップ・インターロック(a snap interlock)されるように上記縁部24または上記凹部を設計することができ,後者の場合には上記2つの部材を一緒にしてカチッと動かないようにする(click)ことでき,かつ容易に分解することができる。溶接方法としてはレーザ溶接または超音波圧接が適当である。
上記レシーバ・モジュール6の上記細長ハウジング7の内部の構成要素,特に上記レシーバ15a,15bは,汚れ(dirt)に対して,特に耳垢に対して敏感(sensitive)であり,このため上記レシーバ・モジュール6には,典型的には耳垢ガード,または上記ハウジングの出力ポート,好ましくは上記ハウジング7の上記噴出口8に関連して,同様の構造(a similar arrangement)が設けられ,上記ハウジング7内に侵入する汚れが防止される。図1〜4においては上記耳垢ガードは示されていないが,現時点において好ましいこの発明の第2実施例に関連して以下にさらに記述する。
図5〜7はこの発明の第2実施例を示すもので,対応する構成要素には同一の参照数字を示しているが,第2実施例に関して主要な区別をもたらすものについてはすべて参照数字が示されている。
図5は,本体2’および管状噴出口3’を備えたスリーブ部材1’を示している。図1の管状噴口3のように,上記管状噴口3’の壁厚は一様でなく(変化しており),ライン3a’における直径が大きくほぼバイコミック形である。直径(diameter)およびバイコミック(bi-comic)の用語を用いるが,しかしながら,その断面は必ずしも円形(circular)でなくてもよく,ユーザの外耳道内に好適にフィットするために,楕円形または卵形(oval or elliptical)であってもよい。
また図5から分かるように,上記管状噴出口3’は,可撓性継手(flexible joint)3b’を構成する曲がり部(a curved section)を備えている。図6の断面図に最も分かりやすく示されているように,上記可撓性継手3b’は,上記レシーバ・モジュール6’の上記細長ハウジングが延びる方向である第1の方向A−A(図7参照)とは異なる方向B−Bの方にその出力ポートを向ける。上記可撓性継手3b’によって,ユーザの外耳道内に挿入されたときに上記管状噴出口3’のバイコミック部分を効率的に異なる方向(複数)(different directions)に向ける,すなわち上記第2の方向B−Bと上記第1の方向A−Aとの間の角度を変更することができ,これによって個々のユーザの解剖学的形態(the individual anatomy of the user)に基づいて,それ自体を外耳道の特定角度に適応させることができる。
上記バイコミック部分の寸法(サイズ)は図1のものよりもやや大きい。上記スリーブ部材1’全体は,好ましくは一つの同一材料(one and the same material)によってつくられる。上記材料は生物学的適合のもの(拒絶反応を起こさないもの)(biocompatible)であって,好ましくはシリコンゴムのような軟質弾性シリコン材料であるが,当業者であれば他の材料たとえばフッ化シリコンまたは熱可塑性エラストマーを用いることができることに気付くであろう。この文脈において弾性とは,材料が90未満のショアA硬度(a Shore A hardness)を持つものを意味し,軟質弾性材料とは,材料が50未満,たとえば15から40の間,好ましくは25のショアA硬度を持つものを意味する。この点に関し,これらの材料および可撓性継手3b’の長さのために,上記可撓性継手3b’はこの開示の第2パラグラフにおいて言及した上記音伝達チューブに相当するものでは決してないことに注意されたい。
好ましくは,異なる形状および大きさの耳を持つユーザ(複数)に収容するために,異なる大きさのスリーブ(複数)の選択が提供される。子供用に関しては,一般的な者については,6.5×3.7mm,7.0×4.55mm,7.5×5.5mm,8.0×5.8mm,および8.5×6.2mmのサイズの楕円形の噴出口の選択を提供することによって,良好に収容されると推測される。楕円形噴出口の長手軸は,図6に示す軸AおよびBに対して垂直に延びるべきである(The longer axis in the oval spouts should extend perpendicular to the axes A and B shown in Fig.6.)。特定のユーザに適応させるのに適切であると思われるので上記軟性噴出口はある程度ねじることができる。これによって子供が成長してより大きな外耳道に対する適応が必要とされたときに,上記スリーブ部分を交換することによって適応させることができる。
図1のスリーブ部材1の上記本体2のように,上記本体2’は3つの開口を有しており,これが図6に最も良く明示されている。しかしながら,この3つの開口の目的はこれらの実施例の間で若干異なっている。上記第1の開口4’はレシーバ・モジュール6’の挿入のためのものである。上記レシーバ・モジュール自体は図7に示されており,その詳細は後述する。上記第2の開口25’は上記電気入力ワイヤ10の上記プラグ11の挿入のためのものである。上記第3の開口26’はそこから上記噴出口3’が延びるものである。上記レシーバ・モジュール6’自体をスリーブ部材1’から取外すことができるようにするには,その前に上記レシーバ・モジュール6’の上記ソケット要素16’から上記プラグ11を引出さなければならないので,上記レシーバ・モジュール6’の挿入のための第1の開口4’と上記電気ワイヤ10の上記プラグ11の挿入のための第2の開口25’とを有することによって,安全性が向上する。すなわち,部品を分解しかつたとえばそれを飲み込むような子供に対して向上した安全性が提供される。
さらに,特に安全性の面においてこの実施例は好適である。上記3つの開口の寸法(dimensions),すなわち,上記第1の開口4’,上記第2の開口25’および上記第3の開口の寸法について,上記第2の開口25’だけが上記レシーバ・モジュールを挿入するのに十分な大きさを有しており,かつ上記長手方向において上記レシーバ・モジュールを挿入するだけのためのものである。他の2つの開口,すなわち上記ソケット21’内へのプラグ11(図7参照)の挿入のための開口4’および第3の開口26’は小さく,上記レシーバ・モジュール6’は通過することができない。上記プラグ11’が上記ソケット21’内に挿入されて上記ばね17’によってロックされるとそれは効果的に固定され,上記コンダクタ(conductor)10を上記第2の開口を通して引抜かねばならないときに,上記第1の開口を通した上記レシーバ・モジュール6’の引出しを妨げる。図8に最も良く明示されているように,上記コンダクタ10は上記プラグ11’の近くに屈曲(a bend)を有しており,上記レシーバ・モジュール6’の細長の形状との組合わせによって,これは不可能であるか,または少なくとも非常に難しくなる。さらに,たとえ何者か,たとえば子供が第1の開口4’を通した上記レシーバ・モジュール6’の引出しを続けたとしても,上記レシーバ・モジュール6’と上記補聴器ハウジング20の間の上記コンダクタ10上に引っかけられるので(it would be caught on the conductor 10),スリーブ部材が上記補聴器の残り(the reminder)から分離されることはないであろう。上述したように,上記第3の開口26’はかなり小さく,上記レシーバ・モジュール6’はそのような状態で(that way)引出すことはできず,事実,それは非常に小さいので,耳垢ガード27’でさえそのような状態で引出して取外すことはできない。このように,たとえスリーブ部材1’が軟質弾性材料で作られているとしても,部品の分離に対する良好な安全性が提供される。
レシーバ・モジュール6および6’の分解図をそれぞれ示す図4と図7を対比すると分かりやすいが,レシーバ・モジュール6が横向き(the lateral direction)で組立てられるのに対し,レシーバ・モジュール6’は細長ハウジングの長手方向A−Aの方向で組立てられる点において,レシーバ・モジュール6および6’は異なっている。すなわち,上記細長ハウジングは上方部7a,下方部7bというよりも,むしろ前方部7a’および後方部7b’を備えている。しかしながら,スリーブ部材1,1’のインターオペラビリティ(the interoperability)においてこの相違は重要ではない。したがって,スリーブ部材1を用いて,上記長手方向に組立てられるレシーバ・モジュールも使用でき,上記スリーブ部材1’について逆も同様である。上記インターオペラビリティにおける重要な相違は,上記スリーブ部材1’の上記第3の開口26’にマッチする上記第2の噴口8’が上記長手方向に延びており,そこから上記レシーバ15a’,15b’からの音が放出されることである。
上記第2の噴口8’は上記細長ハウジングの前方部7a’から延びており,(図示してはいないが)第1実施例で説明したように,耳垢ガード27’が設けられている。音響シーリング(acoustic sealing)のために,シーリングおよび/または減衰部材18’が,上記細長ハウジングの上記前方部7a’の内壁と上記レシーバ15a’および15b’の結合出力23との間に設けられている。ソケット要素16’が上記レシーバ15a’および15b’と上記細長ハウジングの上記後方部7b’の内壁との間に配置されている。上記プラグ11が上記細長ハウジングの後方部7b’内に上記開口21’を通して挿入されると,上記プラグ11は上記プラグ11をソケット要素16’に固定するための締付ばね17’を利用して留められる。上記前方ハウジング部および後方ハウジング部7a’,7b’を一緒にして固定するために,上記後方ハウジング部7b’は凹部28’(複数)を有しており,そこに上記前方ハウジング部7a’に設けられているスナップ動作キャッチ部材(snap acting catch members)24’を係合してスナップインターロック(スナップ係合)することができる。
図8は,上記レシーバ・モジュール6’に接続されている補聴器BTEハウジング20を示している。上記BTEハウジングは耳の後方に置かれるように構成されており,当業者には自明であるように,マイクロフォン,処理装置,バッテリィなどを収納する。上記レシーバ・モジュールは第2の発明によるレシーバ・アセンブリの一部であるスリーブ部材1’の上記本体2’によって覆われているので,図8において見えない。上記スリーブ部材1’は,上記補聴器を正しい位置にとどめる(keeping)ために,耳内において外耳に係合する保持モジュール(retaining module)29によって保持(把持)される(held)。上記保持モジュール29は上記本体2’上にフィットされた別体部分(a separate part)であってもよく,上記保有モジュールの弾力ループ中を上記本体は通される。他の実施例において,上記保持モジュールは,たとえば接着または溶接によってより恒久的に固定させてもよく,少なくとも上記本体2’の外側部分と一体的に鋳造(cast)されてもよい。
上述の保持モジュール29は本願発明の一部を形成せず,さらなる説明は行わない。しかしながら,上記保持モジュール29の形状は上記外耳に係合するように構成されているので,当業者であれば,この実施例についても,上記レシーバ・モジュールが2つのレシーバを備えていること,上記外耳内に多くの余地(空き場所)(plenty of room)がなお存在すること,およびその結果としてこの発明がどの程度の有利性を生じさせるかに気付くであろう。上記補聴器20は,上記レシーバ15a’,15b’が接続されている上記電気入力ワイヤ10および上記ソケット要素16’(図8において見えない)を介して,上記レシーバ・モジュール6’に入力信号を供給する。上記レシーバ15a’,15b’は上記電気入力信号を音響音信号に変換し,上記スリーブ部材1’の噴出口3’の手段によって,上記レシーバ15a’,15b’の出力23’から上記外耳道内に導かれる。各レシーバ15a’,15b’は低音周波数および高音周波数といった特定範囲の音響出力周波数帯をカバーし,これによって補聴器の総合的な出力操作周波数範囲が向上し,増幅されたハイファイ音が聴覚障害者に提供される。
上記保持モジュール29に関して,上記スリーブの構造がその安全性に貢献することに注意するべきである。すなわち,もしも上記スリーブ部材1の上記本体2’の上記保持モジュールが上記噴出口の方向に引っぱれたときに,上記本体と上記ライン3a’における上記噴出口3’の広い部分との間にそれが引っかかり,上記補聴器全体から分離することができないからである。他方,もしも上記スリーブ部材1の本体2’の上記保持モジュールが上記コンダクタの方向に引っぱられたとすると,上記補聴器ハウジング20と上記本体との間に引っかかるので補聴器全体から分離できない。
この発明は上述に明示しかつ説明した実施例に制限されることはなく,他のいくつかの修正および組合わせも,添付する請求の範囲から逸脱することなく実行することができる。

Claims (12)

  1. ユーザの耳介の後ろに配置されるハウジングと,上記ハウジングに電気入力ワイヤを介して電気的に接続されるレシーバ・モジュールとを備える耳内レシーバ(RITE)タイプの補聴器の上記レシーバ・モジュールを,耳の外耳内に搭載するように構成される弾性材料製のスリーブ部材であって,上記レシーバ・モジュールは,第1の方向に伸張部分を有し,かつ電気入力信号を受け入れるように構成されている細長ハウジングと,音出力ポートと,上記入力信号を音響出力信号に変換する少なくとも一つのレシーバを備えており,
    上記スリーブ部材は,そこに挿入される上記レシーバ・モジュールを少なくとも部分的に包囲するように構成され,耳の外耳内に上記レシーバ・モジュールとともに搭載される本体,および上記本体と結合され,上記レシーバ・モジュールの上記細長ハウジングの上記音出力ポートを外耳道内に延ばす管状の噴出口を備えており,
    上記管状の噴出口は耳の外耳道内にフィットする外形を有しており,上記レシーバ・モジュールが上記スリーブ部材内に挿入されたときに,上記レシーバ・モジュールの上記出力ポートを,上記レシーバ・モジュールの細長ハウジングの伸張方向である上記第1の方向と異なる第2の方向に向けて延ばすものである,
    スリーブ部材。
  2. 上記スリーブ部材は交換可能である,請求項1に記載のスリーブ部材。
  3. 上記スリーブ部材はシリコン材料から構成されている,請求項1または2に記載のスリーブ部材。
  4. 上記シリコン材料は15から40の間,好ましくはほぼ25のショアA硬度を持つ,請求項に記載のスリーブ部材。
  5. ユーザの耳介の後ろに配置されるハウジングと,上記ハウジングに電気入力ワイヤを介して電気的に接続されるレシーバ・モジュールとを備える耳内レシーバ(RITE)タイプの補聴器の上記レシーバ・モジュールを耳の外耳内に搭載するように構成されるレシーバ・アセンブリであって,
    上記レシーバ・アセンブリは,
    電気入力信号を受け入れるように構成され,かつ上記電気入力信号を音響出力信号に変換する少なくとも一つのレシーバを備え,さらに第1の方向に伸張部分を有する細長ハウジングおよび音出力ポートを備えるレシーバ・モジュール,ならびに
    挿入される上記レシーバ・モジュールを少なくとも部分的に包囲するように構成され,耳の外耳内に上記レシーバ・モジュールとともに搭載される本体と,上記本体と結合され,上記レシーバ・モジュールの上記細長ハウジングの上記音出力ポートを上記外耳道内に延ばす管状の噴出口とを備える弾性材料製スリーブ部材を備えており,
    上記管状の噴出口は外耳道内にフィットする外形を有しており,上記レシーバ・モジュールが上記スリーブ部材内に挿入されたときに,上記レシーバ・モジュールの上記出力ポートを,上記レシーバ・モジュールの細長ハウジングの伸張方向である上記第1の方向と異なる第2の方向に向けて延ばすものである,
    レシーバ・アセンブリ。
  6. 上記スリーブ部材は交換可能である,請求項に記載のレシーバ・アセンブリ。
  7. 上記スリーブ部材はシリコン材料から構成されている,請求項5または6に記載のレシーバ・アセンブリ。
  8. 上記シリコン材料は15から40の間,好ましくはほぼ25のショアA硬度を持つ,請求項に記載のレシーバ・アセンブリ。
  9. 上記レシーバ・モジュールは,電気入力信号を受け入れるソケットを備え,上記細長ハウジングは対称面を有しており,そこに上記ソケットが配置される,請求項からのいずれか一項に記載のレシーバ・アセンブリ。
  10. ユーザの耳介の後ろに配置されるハウジングと,上記ハウジングに電気入力ワイヤを介して電気的に接続されるレシーバ・モジュールとを備える耳内レシーバ(RITE)タイプの補聴器であって,
    耳の外耳内に搭載されるべきものであり,かつ電気入力信号を受け入れるように構成されており,上記電気入力信号を音響出力信号に変換する少なくとも一つのレシーバを備え,さらに第1の方向に伸張部分を有する細長ハウジングを備える上記レシーバ・モジュールと,
    挿入される上記レシーバ・モジュールを少なくとも部分的に包囲するように構成され,耳の外耳内に上記レシーバ・モジュールとともに搭載される本体,および上記本体と結合され,上記レシーバ・モジュールの上記細長ハウジングの上記音出力ポートを外耳道内に延ばす管状の噴出口を備える弾性材料製のスリーブ部材を備えており,
    上記管状の噴出口は外耳道内にフィットする外形を有しており,上記レシーバ・モジュールが上記スリーブ部材内に挿入されたときに,上記レシーバ・モジュールの上記出力ポートを,上記レシーバ・モジュールの細長ハウジングの伸張方向である上記第1の方向と異なる第2の方向に向けて延ばすものである,
    耳内レシーバ(RITE)タイプの補聴器。
  11. 上記スリーブ部材は交換可能である,請求項10に記載の補聴器。
  12. 上記スリーブ部材はシリコン材料から構成されている,請求項10または11に記載の補聴器。
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