JP5308131B2 - Door opening and closing drive device - Google Patents
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Description
本発明は所定開き角度まで閉じたドアをゆっくりと自動的に閉じるドア開閉駆動装置に関する。 The present invention relates to a door opening / closing drive device that slowly and automatically closes a door closed to a predetermined opening angle.
従来のドア開閉駆動装置としては例えば特許文献1に示すものが知られている。このものは、ドア枠の上横枠に引き込み機構部が設けられ、該引き込み機構部は縦軸回りに回動自在に設けられたアームを備えている。そして、ドアを閉じた際には、ドアに設けられたピンが手先側斜め前方に突出したアームの長溝に導入されて係止され、この後、ばねの弾性力によりアームを後方に回動させることで、ドアが自動的に閉じられるようになっている。
As a conventional door opening / closing drive device, for example, the one disclosed in
また、上横枠には、前記アームと、アームの回動動作を緩衝する緩衝機構を有する緩衝機構部が設けられている。前記緩衝機構は、中空の円筒状外枠と、アームの回動軸に作用して外枠に対し所定のしまりばめで嵌合された可動リングとで構成されている。 Further, the upper horizontal frame is provided with a buffer mechanism portion having a buffer mechanism for buffering the arm and the pivoting operation of the arm. The shock-absorbing mechanism includes a hollow cylindrical outer frame and a movable ring that acts on the pivot shaft of the arm and is fitted to the outer frame with a predetermined interference fit.
しかし、前記特許文献1のドア引き込み装置は、前記アームが前後に回動するものであり、また緩衝機構はアームの回動動作に作用するものであって前後方向に大きくなりやすく、このため、上横枠に引き込み機構部と緩衝機構部を有するドア開閉駆動装置部をコンパクトに収めることが難しく、上横枠の前後幅が小さい場合にはドア開閉駆動装置を設けることができない場合もある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、上横枠の前後幅内にコンパクトに収めることができるドア開閉駆動装置を提供することを課題とする。 The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a door opening / closing drive device that can be compactly accommodated within the longitudinal width of the upper horizontal frame.
上記課題を解決するために、本発明のドア開閉駆動装置は、ドア1の厚み方向を前後方向と定義し、ドア枠2の上横枠7に設けられるドア開閉駆動ユニット8と、ドア1の上端部に設けられてドア1から背方に突出する被キャッチ部9を備え、前記ドア開閉駆動ユニット8は引き込み機構部10と緩衝機構部11を備え、前記引き込み機構部10は、上横枠7の長手方向にスライド自在でドア1を所定開き角度まで閉じたときに前記被キャッチ部9に着脱自在に係合するキャッチャー14と、前記被キャッチ部9に係合したキャッチャー14を上横枠7の長手方向の吊元側に駆動させてドア1を閉状態とする駆動部16を備え、ドア1の上端部にドア回動の閉じ際に緩衝機構部11に対し押圧力を伝える押圧作用部51が設けられ、前記緩衝機構部11は、押圧作用部51が接触して押圧力が伝達されることで前後方向に移動可能な受部47と、該受部47の前後動作を左右方向の動作に変換する動作変換機構と、左右方向に伸縮して前記動作変換機構の変換された左右動作を緩衝するショックアブソーバー43を備え、前記緩衝機構部11の受部47及び動作変換機構が、引き込み機構部10と上下に並べて設けられることを特徴とする。なお、ここでは、ドア1の厚み方向を前後方向、ドア1の幅方向を左右方向と定義すると共に、閉止状態にあるドア1を開く際にドア1を動作させる方向を前側と定義している。
In order to solve the above problems, the door opening / closing drive device of the present invention defines the thickness direction of the
本発明において、前記引き込み機構部10と緩衝機構部11は両者の相対的な上横枠7の長手方向における位置を変更可能に連結されることが好ましい。
In the present invention, it is preferable that the
請求項1にあっては、引き込み機構部は被キャッチ部が係合したキャッチャーを上横枠の長手方向に駆動してドアを自動的に閉状態とするものであるため前後幅を小さくできる。また、緩衝機構部は、ドアの閉じる際の回動動作を作動体の左右方向の動作に変換する動作変換部を備えているため、左右方向に移動自在となる作動体と、作動体の移動方向に伸縮する伸縮式のショックアブソーバーを用いて、ドアの回動動作を緩衝することができる。このため、緩衝機構部の前後幅を小さくできる。さらに前記緩衝機構部の受部及び動作変換機構が、引き込み機構部と上下に並べて設けられる。このため、ドア開閉駆動ユニットを平面視において上横枠の前後幅内にコンパクトに収めることができる。 According to the first aspect, the retracting mechanism portion drives the catcher engaged with the catched portion in the longitudinal direction of the upper horizontal frame to automatically close the door, so that the front-rear width can be reduced. In addition, since the buffer mechanism unit includes an operation conversion unit that converts the rotation operation when the door is closed into the left-right operation of the operating body, the operating body that is movable in the left-right direction and the movement of the operating body Using a telescopic shock absorber that expands and contracts in the direction, the rotational movement of the door can be buffered. For this reason, the front-rear width of the buffer mechanism can be reduced. Furthermore, the receiving part of the said buffer mechanism part and the operation | movement conversion mechanism are provided side by side with the drawing-in mechanism part . For this reason, the door opening / closing drive unit can be compactly accommodated within the front-rear width of the upper horizontal frame in plan view.
また、請求項2にあっては、引き込み機構部と緩衝機構部の両者の上横枠の長手方向における位置関係を変更することができるので、引き込み機構部によるドアの引き込み開始位置や、緩衝機構部によるドアの緩衝開始位置を、ドアの形状や材質、サイズ、重量、用途、使用者の好み等に応じて所望の位置に変更することができる。 According to the second aspect of the present invention, the positional relationship in the longitudinal direction of the upper horizontal frame of both the retracting mechanism portion and the buffer mechanism portion can be changed. The buffer start position of the door by the unit can be changed to a desired position according to the shape, material, size, weight, application, user preference, and the like of the door.
以下、本発明の実施形態の一例を添付図面に基づいて説明する。なお、以下では、上横枠7の長手方向及びドア1の幅方向を左右方向、平面視で上横枠7の長手方向と直交する方向及びドア1の厚み方向を前後方向と定義する。また、閉止状態にあるドア1を開く際にドア1を動作させる方向を前側とする。
Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In the following, the longitudinal direction of the upper
本例のドア開閉駆動装置は、所定開き角度まで閉じた閉じ際のドア1を自動的に閉じるドア引き込み装置と、ドア1が閉じられる際に生じる衝撃を緩和させるドア緩衝装置とを有し、両者により、所定開き角度まで閉じた閉じ際のドア1をゆっくりと自動的に閉じるようにしたものである。
The door opening and closing drive device of the present example includes a door retracting device that automatically closes the
図7等に示すようにドア1の側端部はドア枠2の一方の縦枠3に蝶番4を介して回動自在に連結されている。ドア枠2の後部の内周面には戸当たり5が突設され、ドア1はその背面縁部を戸当たり5に当接した閉状態において、その全部がドア枠2内に収められる。
As shown in FIG. 7 and the like, the side end of the
図1に示すように、ドア開閉駆動装置は、ドア1に設けられた被キャッチ部材6と、ドア枠2の上横枠7に設けられたドア開閉駆動ユニット8とで構成されている。
As shown in FIG. 1, the door opening / closing drive device includes a catch member 6 provided on the
被キャッチ部材6はドア1の背面上端部の吊元側端部に設けられている。被キャッチ部材6はドア1の背方に向けて突出する被キャッチ部9を備え、被キャッチ部9は厚みの薄い略板状に形成されている。
The member 6 to be caught is provided at the end of the rear upper end of the
ドア開閉駆動ユニット8は上横枠7の吊元側(ここでいう吊元側とは上横枠7の左右方向におけるドア回動軸の側の半部を意味する)に設けられ、図8に示す引き込み機構部10及び緩衝機構部11と、これらを覆うケーシング12(図2参照)とで構成されている。
The door opening /
まず、引き込み機構部10について説明する。図9や図10に示すように、引き込み機構部10は、左右に長い引き込み機構部ベース13(以下、単にベース13と記載する)と、ベース13に設けられたキャッチャー14、駆動部16、及びガイド部材17で構成される。この引き込み機構部10と前述の被キャッチ部材6とでドア引き込み装置が構成される。
First, the
図3や図5に示すように、ベース13は左右に長尺で下方に開口する略溝型に形成され、上横枠7の後部下面に形成された左右に長い嵌込溝20に嵌め込まれ、ベース13の後面部の下縁から後方に突出した後縁片18を上横枠7の下面に沿わせた状態で上横枠7に取り付けられる。ベース13は平面視で上横枠7の前後幅内に収まり、且つ、前記上横枠7に設けられた戸当たり5の前端よりも後方に配置される。
As shown in FIGS. 3 and 5, the
ガイド部材17はベース13の吊元側の内部に収納され、ベース13に対して固定される。図10に示すようにガイド部材17の内部には左右に長く下方及び手先側(左右方向における吊元側と反対側)に開口するスライド溝21が形成されている。
The
スライド溝21の開口22はガイド部材17の手先側の端面から下面に亘って形成されている。この開口22が形成されたガイド部材17の鉛直な端面によってロック部25が構成され、同じく開口22が形成されたガイド部材17の水平な下面によってレール部24が構成されている。また、レール部24とロック部25は正面視弧状の面からなるガイド部26によって滑らかに接続されている。
The opening 22 of the
駆動部16は、ベース13に対して左右方向にスライド自在に設けられた左右に長い移動部材28と、移動部材28に対して左右方向における吊元側へ駆動する方向に弾性力を付勢する弾性部材29とで構成されている。
The
移動部材28の手先側には左右に長く上方に開口したばね収納溝30(図11参照)が形成されている。ばね収納溝30には引張ばねが収納され、該引張ばねにより弾性部材29が構成されている。
A spring housing groove 30 (see FIG. 11) is formed on the hand side of the moving
弾性部材29の吊元側の端部はベース13に係止され、反対側の端部は移動部材28に係止される。これによって移動部材28は弾性部材29により常に吊元側に付勢される。移動部材28の吊元側の端部には下方に開口する配置溝31(図10参照)が形成されている。
The end of the
移動部材28の吊元側の端部には被キャッチ部9に着脱自在に係合可能となるキャッチャー14がその上部を配置溝31内に収めた状態で左右に回動自在に設けられている。キャッチャー14の回動軸方向は前後方向と平行である。
A
キャッチャー14は前記駆動部16の弾性部材29によって移動部材28を吊元側に駆動することで、左右方向における吊元側に移動する。
The
キャッチャー14は前後方向の厚みが薄く且つ正面視略逆U字状の部材からなり、吊元側から下方に突出する第1爪部33と、手先側から下方に突出する第2爪部34と、両突部33、34の突出基端同士を接続する接続部35を備えている。キャッチャー14の両突部33、34の間には前後及び下方に開口する開口部36が形成されている。
The
キャッチャー14の上部に位置する接続部35には前後方向に突出する被枢支部37が形成され、この被枢支部37が移動部材28の吊元側の端部に枢支されることで、キャッチャー14が移動部材28に対して回動自在となっている。
The connecting
キャッチャー14は図11に示す手先側の斜め下方に向けて開口する待機姿勢から図9に示す略鉛直下向きに開口する係合姿勢までの範囲で回動可能としてある。キャッチャー14の上部は前記待機姿勢及び係合姿勢となったときに移動部材28に当接され、これによってキャッチャー14の回動範囲は前記待機姿勢から係合姿勢までの範囲に制限されている。キャッチャー14の手先側の部分の前後両側には被ガイド部38が突出形成されている。
The
移動部材28の吊元側の端部はガイド部材17のスライド溝21に左右方向にスライド自在に収納されており、同部に設けられたキャッチャー14の被枢支部37もスライド溝21内において左右方向に移動自在となっている。
The end of the moving
キャッチャー14の両被ガイド部38はガイド部材17のレール部24、ロック部25、又はガイド部26に沿って配置される。
Both guided
キャッチャー14は、両被ガイド部38が図13に示すようにガイド部材17によりガイドされ、これに伴いキャッチャー14は、両被ガイド部38がロック部25に沿う待機姿勢から、両被ガイド部38がレール部24に沿う係合姿勢までの範囲内で回動する。
In the
図12(a)及び図13(a)に示すキャッチャー14は弾性部材29により移動部材28が吊元側に付勢され、且つ、両被ガイド部38がロック部25に当接し、且つ前記待機姿勢となったロック状態にある。このロック状態では、キャッチャー14の第1爪部33は、ベース13、ガイド部材17、及び第2爪部34よりも下方に突出している。
In the
今、キャッチャー14が前記ロック状態にあるときに、ドア1を開いた状態から人の手により閉方向に回動させる。すると、ドア1から背方に突出した被キャッチ部9は、図12の(a)〜(c)や図13の(a)〜(d)に示すように正面視で左右方向における吊元側に移動し、ドア1が所定開き角度まで閉じられたときにキャッチャー14に係合される。
Now, when the
具体的には、開いたドア1を所定開き角度まで閉じたときには、まず図13(a)に示すように被キャッチ部9がロック状態にあるキャッチャー14の第2爪部34の下側を通過して、図13(b)に示すようにキャッチャー14の第1爪部33に当接する。
Specifically, when the opened
被キャッチ部9がさらに吊元側に移動すると、被キャッチ部9にてキャッチャー14の第1爪部33が吊元側に押圧され、これによりキャッチャー14の両被ガイド部38はロック部25からガイド部26に沿って下方に移動してレール部24に沿う状態となる。そして、このように両被ガイド部38がガイド部26に沿ってガイドされることで、キャッチャー14は図13(a)に示す待機姿勢から係合姿勢まで回動して図12(b)に示すように開口部36に被キャッチ部9が係合される。この係合姿勢にあるキャッチャー14の両突部33、34はベース13及びガイド部材17よりも下方に突出する。
When the catched
また、前述のように両被ガイド部38がロック部25からガイド部26を介してレール部24に至ると、両被ガイド部38のロック部25に対する係止が解除され、該移動部材28が弾性部材29の弾性力により吊元側に駆動される。
Further, as described above, when both guided
このとき、キャッチャー14はその両被ガイド部38がレール部24に沿って走行し、このため前記係合姿勢を維持した状態で図12(c)や図13(d)に示すように係合した被キャッチ部9と共に左右方向の吊元側に移動する。また、この際、被キャッチ部9はドア1の閉方向の回動に伴い徐々に後方に移動してキャッチャー14の開口部36への挿入深さを深くしていく。
At this time, the
そして、このように被キャッチ部9が吊元側に移動することで、所定開き角度まで閉じられたドア1が自動的に回動して閉状態となる。
And the to-
逆に、前記閉じたドア1を人の手により開方向に回動させる。すると、被キャッチ部9は正面視で左右方向における手先側に移動し、ドア1が所定開き角度まで開かれたときにキャッチャー14との係合が外れる。
Conversely, the
具体的には、閉じたドア1を所定開き角度まで開いたときには、手先側に移動する被キャッチ部9によりキャッチャー14の第2爪部34が手先側に押圧され、移動部材28がキャッチャー14と共に弾性部材29の弾性力に抗して手先側に移動する。このとき、キャッチャー14の両被ガイド部38はレール部24に沿って手先側に移動し、これによりキャッチャー14は係合姿勢を維持したまま手先側に移動する。
Specifically, when the
被キャッチ部9がさらに手先側に移動してドア1が所定開き角度を超えたときには、キャッチャー14の両被ガイド部38はレール部24からガイド部26に至る。このように両被ガイド部38がレール部24から外れると、キャッチャー14は係合姿勢から待機姿勢までの範囲で回動自在となる。このため、さらに被キャッチ部9が手先側に移動すると、両被ガイド部38はガイド部26に沿って上方に移動してロック部25に沿う状態となる。そして、このように両被ガイド部38がガイド部26にガイドされることで、キャッチャー14は係合姿勢から待機姿勢まで回動して図12(a)や図13(a)に示すロック状態となり、このとき、被キャッチ部9のキャッチャー14の開口部36に対する係合が外れる。この待機姿勢にあるキャッチャー14は第2爪部34の下端が第1爪部33の下端よりも上方に位置するため、ドア1をさらに開いた場合には、被キャッチ部9をキャッチャー14の第2爪部34の下側を通過させて支障なくドア1を開状態とすることができる。
When the
以上説明したように、本例のドア引き込み装置は、キャッチャー14が上横枠7の長手方向に駆動してドア1を閉状態とする。このため、上横枠7に設けられる引き込み機構部10の前後幅を小さくして、平面視において上横枠7の前後幅内に引き込み機構部10をコンパクトに収めることができる。
As described above, in the door retracting apparatus of this example, the
次に緩衝機構部11について説明する。図14及び図15に示す緩衝機構部11は、左右に長い緩衝機構部ベース40(以下、単にベース40と記載する)と、ベース40に設けられた動作変換機構及びショックアブソーバー43で構成されている。また、図2に示すようにドア1の背面における受部47に対応する位置にはドア回動の閉じ際に緩衝機構部11の受部47に対しドア閉止方向への押圧力を伝える押圧作用部51が設けられており、該押圧作用部51と緩衝機構部11とでドア緩衝装置が構成されている。
Next, the
図8(b)に示すように、ベース40は前方に開口する略溝型に形成されている。ベース13の後縁片18にはビス挿通用の貫通孔53が複数(図示例では2個)設けてある。また、緩衝機構部11のベース40の上面部には、前記複数の貫通孔53に対応する位置にねじ孔55が設けられている。ベース40の上面にはベース13が載置され、このように上下に重ねられたベース13及びベース40は、前記貫通孔53に挿通したビス54をねじ孔55に螺合して、ベース13の後縁片18をベース40の上面部に取り付けることで連結される。
As shown in FIG. 8B, the
ベース40は上横枠7の前後幅内に収められ、また、上横枠7に設けられた戸当たり5の前端よりも後方に配置される。
The
ベース40の手先側の端部には収納部44が形成されている。収納部44の上部はベース13が載置された上面部よりも上方に突出し、同部はベース13の手先側の側方に位置する。
A
動作変換機構は受部47の前後動作を受部47の前後ストロークよりも長いストロークとなる左右方向の動作に変換するものであり、作動体41と動作変換部42で構成されている。
The motion conversion mechanism converts the front-rear motion of the receiving
作動体41は前方に開口するベース40の手先側の端部に形成された収納部44に左右方向にスライド自在に収納されている。作動体41の下部は上部よりも手先側に突出してスライド方向に長くなっており、このため作動体41は収納部44内において安定してスライドできるようになっている。
The actuating
動作変換部42はドア1の閉じる際の回動動作に応じて作動体41を左右方向に動作させるものである。
The operation conversion unit 42 operates the
動作変換部42は、ベース40に設けられた平面視く字状となるリンク機構部45と、折曲用弾性体46と、リンク機構部45に設けられた受部47を備えている。
The motion converting unit 42 includes a
リンク機構部45は吊元側に位置する固定側リンク48と手先側に位置し固定側リンク48よりも長い可動側リンク49とで構成されている。固定側リンク48の一端はベース40の吊元側部分に収納されると共に縦軸回りに回動自在に連結されている。可動側リンク49の一端は固定側リンク48の他端に縦軸回りに回動自在に連結されている。可動側リンク49の他端は前記作動体41の下部に連結されている。
The
受部47はゴム製で円筒状に形成され、固定側リンク48と可動側リンク49の連結部分に縦軸回りに回動自在に設けられている。受部47の周方向の一部は常に固定側リンク48と可動側リンク49の連結部分よりも前方に突出する。
The receiving
リンク機構部45は、受部47が前後方向に動作することで、固定側リンク48がベース40に対して回動し、これにより図14のように固定側リンク48及び可動側リンク49が左右方向と略平行となって直線状に伸長した状態から、図16のように固定側リンク48を手先側の斜め前方に向けて平面視く字状に折曲した状態までの範囲で変形可能となっている。リンク機構部45は図14に示す状態ではベース40内に収納され、図16に示す状態では固定側リンク48と可動側リンク49の連結部がベース40や戸当たり5よりも前方に突出する。このようにリンク機構部45を伸長状態や折曲状態に変更することで作動体41が左右方向に移動する。なお、本例の緩衝機構部11は、受部47の前後ストロークが上横枠7の前後幅内に収まるようになっており、リンク機構部45が最大限前方に突出した状態においても、平面視で上横枠7の前後幅内に収まるようになっている。
In the
固定側リンク48のベース40に枢支された端部とベース40の間には、折曲用弾性体46として、伸長状態となったリンク機構部45の固定側リンク48を前方に回動する弾性力を付与するねじりばねが配設されている。これによって、リンク機構部45は折曲用弾性体46によって図16に示す折曲状態を維持するよう付勢される。
Between the end part pivotally supported by the
ショックアブソーバー43は伸縮式であり、左右方向に伸縮することで、作動体41の左右方向の動作を緩衝するものである。本実施形態では、ショックアブソーバー43は収縮時にのみ抵抗力を発生させるワンウェイ式のものであって、収納部44内に設けられる。ワンウェイ式とすることで、ドア開放動作に抵抗感を感じさせないという利点がある。ショックアブソーバー43は手先側がベース40に連結されると共に吊元側が作動体41に連結され、これによって作動体41の左右方向の動作を緩衝する。なお、ショックアブソーバー43の減衰を生じさせる抵抗体としては、オイル、エア、ばね等、従来から公知の種々の抵抗体が用いられる。
The
図16に示すリンク機構部45は折曲状態にあり、受部47が最も前方に位置した状態である。
The
今、リンク機構部45が図16に示す折曲状態にあり、且つ、キャッチャー14が前記ロック状態にあるときに、開いたドア1を人の手により閉方向に回動させる。すると、まず、ドア1が所定開き角度まで閉じられた時点で被キャッチ部9がキャッチャー14に係合され、前述の引き込み機構部10によるドア1の引き込みが開始される。この時点では図7に示すようにドア1の押圧作用部51は未だ受部47には当たっていない。
Now, when the
そして、この後、前記引き込み機構部10によりドア1が少し閉方向に回動した時点で、ドア1の押圧作用部51が折曲状態にあるリンク機構部45に設けられた受部47に当たり、以後、ドア1が完全に閉じられるまで、引き込み機構部10の駆動力によって当該押圧作用部51が受部47を押圧して後方に移動させる。このとき、リンク機構部45は前記折曲状態から伸長状態へと変形していき、これにしたがって作動体41はショックアブソーバー43の抵抗に抗して手先側に移動するので、ドア1はゆるやかに閉状態となる。
After that, when the
本例の緩衝機構部11は、ドア1の閉じる際の回動動作を作動体41の左右方向の動作に変換する動作変換部42を備えており、上横枠7の長手方向に移動自在となる作動体41と、作動体41の移動方向に伸縮する伸縮式のショックアブソーバー43を用いて、ドア1の回動動作を緩衝することができる。このため、上横枠7に設けられる緩衝機構部11の前後幅を小さくして、平面視において上横枠7の前後幅内に緩衝機構部11をコンパクトに収めることができる。
The
また、リンク機構部45にあっては、固定側リンク48よりも長い可動側リンク49が長いため、作動体41の左右ストロークは受部47の前後ストロークよりも長くなる。このため、ショックアブソーバー43により大きな緩衝力を得ることができる。
Further, in the
また、リンク機構部45は、図16においてa及びbに示すように、固定側リンク48の可動側リンク49側の端部の左右方向の移動量が、折曲状態から伸長状態に近づくほど小さくなる。このため、ドア1を閉めるときにおいて、大きな力を受けやすい早い段階程大きな緩衝力を働かせることができる。
In addition, as shown in FIGS. 16A and 16B, the
また、本例のドア開閉駆動装置にあっては、前記引き込み機構部10と緩衝機構部11を備えたドア開閉駆動ユニット8において、前記緩衝機構部11の受部47及び動作変換機構が、引き込み機構部10と上下に並べて設けてある。さらに引き込み機構部10と緩衝機構部11とを両者の相対的な上横枠7の長手方向における位置を変更可能に連結している。
In the door opening / closing drive device of this example, in the door opening /
具体的には、図8(b)に示すように、緩衝機構部11のベース40の上面部には、前記引き込み機構部10とビス54で連結するために用いられる複数のねじ孔55が上横枠7の長手方向に並べて複数組(図示例では2組)設けられている。
Specifically, as shown in FIG. 8 (b), a plurality of screw holes 55 used to connect the pull-in
また、ベース13の各貫通孔53に挿通したビス54を任意の組のねじ孔55に螺合することによって、引き込み機構部10と緩衝機構部11の相対的な上横枠7の長手方向(左右方向)における位置を変更できるようになっている。
Further, by screwing
つまり、ビス54が螺合されるねじ孔55として、手先側の組のねじ孔55aを選択した場合には、図8(a)に示すように、引き込み機構部10を収納部44に近づけた状態で引き込み機構部10と緩衝機構部11を連結でき、ドア開閉駆動ユニット8を正面視で略長方形状にすることができる。
In other words, when the screw hole 55a on the hand side is selected as the screw hole 55 into which the
また、ビス54が螺合されるねじ孔55として、吊元側の組のねじ孔55bを選択した場合には、図17のように引き込み機構部10を収納部44から吊元側に遠ざけて緩衝機構部11よりも吊元側に突出させた状態で引き込み機構部10と緩衝機構部11を連結できる。
When the screw hole 55b on the suspension side is selected as the screw hole 55 into which the
このように、本例のドア開閉駆動装置にあっては、引き込み機構部10と緩衝機構部11との上横枠7の長手方向における位置を変更できるので、引き込み機構部10によるドア1の引き込み開始位置や、緩衝機構部11によるドア1の緩衝開始位置を、ドア1の形状や材質、サイズ、重量、用途、使用者の好み等に応じて所望の位置に変更することができる。
Thus, in the door opening / closing drive device of this example, the position of the pull-in
なお、本例では緩衝機構部11のベース40のねじ孔55を複数組設けたが、引き込み機構部10のベース13の貫通孔53を複数組設けることで、引き込み機構部10と緩衝機構部11の位置を調節できるようにしても良く、また、その他の手段により引き込み機構部10と緩衝機構部11の左右方向の位置を調節できるようにしても構わない。
In this example, a plurality of sets of screw holes 55 of the
また、本例では緩衝機構部11に対する引き込み機構部10の位置を2段階に変更できるようにしたが、3段階以上変更できるようにしても良いものとする。
In this example, the position of the
また、本例ではドア1を閉じた状態ではドア1がドア枠2内に収められるものとしたが、閉じたドア1は後部のみがドア枠2内に収められるものであっても良いし、ドア枠2の前方に位置するものであって良いものとする。
In this example, the
1 ドア
2 ドア枠
7 上横枠
9 被キャッチ部
10 引き込み機構部
11 緩衝機構部
14 キャッチャー
16 駆動部
41 作動体
42 動作変換部
43 ショックアブソーバー
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