JP5306584B2 - 固定的取付け手段を備えた髄内釘組立体 - Google Patents

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Description

開示の内容
〔関連出願の参照〕
本願と同時に出願された次の米国特許出願、即ち、DEP5553USNP(発明の名称:「イントラメダラリー・ネイル・アセンブリー・ウィズ・ロッキング・コンポーネント、ロッキング・コンポーネント・アンド・ネイル・フォー・ユース・ゼアウィズ(INTRAMEDULLARY NAIL ASSEMBLY WITH LOCKING COMPONENT, LOCKING COMPONENT AND NAIL FOR USE THEREWITH)」)およびDEP5554USNP(発明の名称:「イントラメダラリー・ネイル・アセンブリー・ウィズ・スリーブ・アンド・スクリュー・フォー・ユース・ゼアウィズ(INTRAMEDULLARY NAIL ASSEMBLY WITH SLEEVE AND SCREW FOR USE THEREWITH)」)について参照されたい。なお、これら米国特許出願を参照により引用し、これらの記載内容を本明細書の一部とする。
〔発明の技術分野〕
本発明は一般に、整形外科の分野に関し、特に、整形外科的外傷または整形外科的関節製品に用いられる人工コンポーネントを骨に固定する器具に関する。
〔発明の背景〕
骨格系は、ヒトの胴から延びる多くの長骨を有する。これら長骨としては、大腿骨、腓骨、脛骨、上腕骨、撓骨、尺骨が挙げられる。これら長骨は特に、事故に起因して外傷を受けやすく、従って、かかる外傷の際に骨折する場合が多く、また、複雑骨折を生じる場合がある。
例えば、自動車事故は、長骨に対する外傷のよく見られる原因である。特に、大腿骨および脛骨は、膝周りの領域が自動車との正面衝突事故を受けると、骨折する場合が多い。
長骨、例えば大腿骨および脛骨の遠位端部または近位部分は、折れて幾つかの構成要素の状態になり、これらを再び位置合わせしなければならない。一般にピン、プレート、スクリュー、釘(ネイル)、ワイヤおよび外部装置の形態をした機械的器具が、骨折した長骨を取り付けるのに一般的に用いられている。ピン、プレート、ワイヤ、釘およびスクリューは典型的には、人体に適合性のある耐久性材料、例えばチタン、ステンレス鋼またはコバルトクロムで作られる。
長骨の骨折は典型的には、3通りの取り得る技術のうちの少なくとも1つによって定位置に固定される。
第1の方法は、骨折した骨の部分の髄内管内に位置させる髄内釘を用いることである。
骨折した骨を修復する第2の方法は、軟組織の下にかつ骨の外部上に位置させて骨の骨折部分を橋渡しする内部骨プレートを用いることである。
骨折した骨を定位置に固定するもう1つの方法は、外部固定器具を用いることである。これら外部固定器具は、少なくとも2つの大きなカテゴリを有する。一カテゴリでは、この固定具は全体として直線状であり、固定具の第1の部分は、骨の第1の骨折セグメントに連結され、固定具の第2の骨折セグメントは、骨の第2の骨折セグメントに連結される。第1の系列をなす骨スクリューまたはピンは、最初に、固定具に連結され、次に骨の第1の部分内に連結される。次に、第2の系列をなすスクリューまたはピンを固定具に連結し、次に骨の第2の骨折セグメントに連結し、それにより骨の第1の部分骨折セグメントを骨の第2の部分に固定する。
第2の外部固定法は、骨を固定するために一連の互いに間隔を置いて位置するリングを用いるリング型固定具を用いることである。例えば、上側リングと下側リングは、ロッドによって互いに間隔を置いて位置している。複数本のワイヤを長骨に通して置き、リングにより長骨の各端部に連結する。次に、自転車のスポークをぴんと張るようにワイヤを非常に強く引っ張り、それにより骨の第1の骨折セグメント部分を支持する剛性構造体を提供する。それと同様に、複数本のワイヤを骨の第2の骨折セグメントに通して配置し、下側リングに固定してこのリングによって引っ張り、それにより骨折部位を橋渡しする骨の第2の骨折セグメントの固定状態の取付けを可能にする。
大腿骨の骨折を治療するのに用いられる器具には種々のものがある。大腿骨の頸、頭または転子間の骨折は、種々の圧迫スクリュー組立体により首尾よく治療され、かかるスクリュー組立体は、一般に、バレル部材を備えた圧縮プレート、ラグスクリューおよび圧縮スクリューを有している。圧縮プレートは、大腿骨の外部に固定され、バレル部材は、大腿骨頭の方向であらかじめ開けられた穴の中に挿入される。
ねじ山付き端部および滑らかな部分を備えたラグスクリューをバレル部材中に挿入してこれが破損部を横切って大腿骨頭内へ延びるようになっている。ねじ山付き部分は、大腿骨頭に係合する。圧縮スクリューは、ラグスクリューをプレートに連結する。圧縮スクリューの張力を調節することにより、骨折部の圧迫具合(整復具合)を調節することができる。ラグスクリューの滑らかな部分は、バレル部材を通って自由にスライドして圧縮スクリューの調節を可能にしなければならない。
転子下骨折および大腿骨骨幹部骨折は、髄内ロッドの助けを借りて治療されており、かかる髄内ロッドを大腿骨の髄管内に挿入して骨折に関与する大腿骨部分を固定化する。単一の傾斜横釘(angled cross-nail)またはロックスクリューを大腿骨および髄内ロッドの近位端部中に挿入する。幾つかの変形例では、1本または2本のスクリューもまた大腿骨骨幹部中にかつ髄内ロッドの遠位端部中に挿入してもよい。標準型の髄内ロッドは、大腿骨骨幹部の下方部分の骨折を治療する際に首尾よく用いられた。
大腿骨頸骨折を前処理する際に用いられる転子釘は、例えばラグスクリューの形態をしたスクリューを利用している。ラグスクリューは、使用にあたり、インプラントの動作寿命中、髄内釘に対して正しい位置に止まらないラグスクリューと一般に関連している幾つかの様々な問題を有する。例えば、ラグスクリューは、大腿骨頸および大腿骨頭を近位側で切断する場合があり、それにより頸および頭が寛骨臼と協働してその動作位置から離脱する。このような運動は、患者を歩行不可能にする。ラグスクリューに関して生じる場合のあるもう1つの問題は、ラグスクリューが大腿骨頭を通って骨盤腔内へ内側に移動することである。髄内釘ラグスクリューに関する更に別の問題は、スクリューが長骨から外側へ移動しまたは外側へ抜け出ることである。
転子釘用途におけるラグスクリューに関する更に別の問題は、頸の潰れの問題である。例えば、転子釘の植え込み後早期に、患者が最初に体重を支持した場合、大腿骨の頭は、頸潰れ(neck collapse)として知られる現象により遠位側に動く場合がある。ラグスクリューは大腿骨頸中の海綿骨を十分に捕捉しない場合、頸および頭は、外側に動く場合があり、それにより頸潰れとして知られる現象が生じると共に患者にとって脚の長さ等に関する問題が生じる。
内側への移動は、整形外科用人工コンポーネントに用いられる締結具に関して生じる多くの問題のうちの1つに過ぎない。海綿骨および(または)骨粗鬆症の骨内で用いられる締結具の設計は、例えば引き抜き力、取付けトルクに関する要件、骨の剥離、移動その他のようなパラメータを取り扱う必要がある。
近位大腿骨骨折、例えば、小転子、大転子および大腿骨頸周りの骨折は、種々の圧縮スクリュー組立体および髄内ロッドで首尾よく治療されている。髄内ロッドは、大腿骨の狭い管内に挿入されて骨折に関与する大腿骨部分を固定化する。典型的には、単一のスクリューを大腿骨および髄内ロッドの近位端部中へ挿入する。変形例として、第2のスクリューを大腿骨を通って髄内ロッドの近位端部内に挿入して例えば大腿骨の頸および頭の回転を阻止してもよい。
米国において導入された最初の髄内器具のうちの1つは、ニュージャージー州レザルッジ所在のハウメディカ・カンパニー(Howmedica Company)により製造されたグロッセ‐ケンプ(Grosse-Kempf)釘であった。グロッセ‐ケンプ(Grosse-Kempf)釘は、髄内ロッドに設けられていて、インターロックスクリューを受け入れるねじ穴を有する。全体にねじ山が設けられたスクリューは、典型的な圧縮スクリュー組立体で見受けられる圧縮を可能にするためにスライドすることができない。
別の先行技術の器具は、ジッケル(Zickel)(登録商標)釘の形態をしている(米国特許第3,433,220号明細書)。ジッケル(Zickel)釘は、大腿骨頭の方向に挿入される単一の近位三角形横ねじを有する中実髄内釘である。中実断面は、釘を案内ロッド上でこれに沿って導入することができないようにする。かくして、釘は、閉鎖型外科手術技術を実施することができないので、大腿骨の粉砕した遠位骨折部に用いられることが阻止される。加うるに、横釘をロックする要件により、適度な圧迫を達成することができない。
さらに別の先行技術の器具は、メンフィス所在のリチャード・メディカル・カンパニー(Richards Medical Company)、現在はスミス・ネフュー・アンド・リチャーズ(Smith, Nephew, and Richards)により製造されているラッセル‐テイラー(Russell-Taylor)(登録商標)インターロック釘の形態をしている。ラッセル‐テイラー(Russell-Taylor)釘は同様に、全体にわたってねじ山が設けられたロックスクリューを必要とし、従って、髄内ロッドに対するスクリューのスライドを可能にしない。
さらに別の先行技術の器具は、ストライカー・ハウメディカ(Stryker-Howmedica)社により製造されたガンマ(Gamma)(登録商標)釘の形態をしている。ガンマ(Gamma)(登録商標)釘は、滑らかなシャフトを用いることによりラグスクリューのスライド圧縮を可能にしている。ガンマ(Gamma)(登録商標)釘は、髄内釘の近位部分中の位置決めねじ(set screw)によってラグスクリューの回転を停止させる。
デピュイ・オルトパエディックス・インコーポレイテッド(DePuy Orthopaedics, Inc.)によって製造されたエース・トロカンテリック(Ace Trochanteric)(登録商標)釘の形態をした別の先行技術の器具は、大腿骨頭内に第2のねじ山付きスクリューを用いることにより、不安定な骨折パターンの大腿骨頭の回転を停止させる手段を提供する。ラグスクリューは、釘内で自由に回転するようになる。
本発明は、整形外科用締結具と関連した上述の問題のうちの幾つかを軽減しようとするものである。
〔発明の概要〕
本発明は、近位大腿骨の骨折を治療する装置を提供し、本発明は、スクリュー、近位スリーブおよび髄内ロッドを有する。スクリューは、ねじ山付き部分、滑らかな部分、平らな部分および隆起部付き部分を有する。近位スリーブは、スクリューをロックすることができる延長タブにより釘の近位部分周りに嵌まる。ロッドは、ヘッドおよびステムを有する。ロッドのヘッドを貫通して、ロッドの縦軸に対して大腿骨頭に向かう斜めの方向に少なくとも1つの開口部が設けられている。この開口部は、スクリューを受け入れてスクリューのねじ山付き部分が大腿骨頭に係合できるように構成されている。スクリューの平らな部分および隆起部付き部分は、スクリューのロックを可能にするよう近位スリーブの延長タブとインターフェイスを取る。
本発明は、近位大腿骨の骨折を治療する装置であって、髄内釘の固定属性とスライド圧縮スクリューの証明済みの利点を組み合わせる装置を提供する。加うるに、本発明により、外科医は、スクリューをスライドおよび回転からロックし、スクリューを回転のみロックし、スクリューを全くロックしないようにすることから選択できる。
近位スリーブは、髄内ロッドの近位端部に嵌まることができる。近位スリーブの延長タブは、外科医がスクリューをロックできるようにするために、ラグスクリューの隆起部または平らな部分のうちのいずれかに嵌まることができる。スクリューは、髄内ロッドの開口部中に嵌まる。
本発明の一実施形態によれば、長骨の髄管内に用いられる髄内釘組立体が提供される。この組立体は、少なくとも部分的に髄管内に位置させることができる釘を含む。釘は、釘を貫通して形成された孔を画定する。釘組立体は、釘の孔内に嵌合可能に位置するスクリューを更に含む。スクリューは、シャンクの端部および周囲を画定するシャンクを有する。周囲の一部は、ねじ山を画定する。釘組立体は、スクリューを釘に固定状態に取り付ける手段を含む。
本発明の別の実施形態によれば、長骨の髄管内に用いられる髄内釘組立体が提供される。この組立体は、少なくとも部分的に髄管内に位置させることができる釘を含む。釘は、釘を貫通して形成された孔を画定する。釘組立体は、釘の孔内に嵌合可能に位置するスクリューを更に含む。スクリューは、シャンクの端部および周囲を画定するシャンクを有する。周囲の一部は、ねじ山を画定する。この組立体は、スクリューを釘に固定状態に取り付けるために、スクリューおよび釘に作動可能に連結されているロックコンポーネントを更に含む。
本発明の更に別の実施形態によれば、長骨の髄管内に用いられる髄内釘組立体が提供される。この組立体は、少なくとも部分的に髄管内に位置させることができる釘を含む。釘は、釘を貫通して形成された孔を画定する。釘組立体は、釘の孔内に嵌合可能に位置する締結具を更に含む。締結具は、長骨に取り付けられるように構成されている。この組立体は、釘に少なくとも部分的に被せられると共にスクリューに作動的に連結されるスリーブを更に含む。
本発明の別の実施形態によれば、長骨の髄管内に用いられる髄内釘用のスクリューが提供される。このスクリューは、シャンクを含み、このシャンクは、シャンクの端部および周囲を画定する。周囲の一部は、ねじ山を画定する。スクリューは、シャンクの周囲に設けられていて、スクリューを釘にロックするように構成されたロック特徴部を更に含む。
本発明の更に別の実施形態によれば、長骨の髄管内に用いられる髄内釘組立体を形成するようスクリューを髄内釘に固定するために用いられるロックコンポーネントが提供される。ロックコンポーネントは、釘と協働可能な第1の部分、および第2の部分を含む。第2の部分は、ロックコンポーネントをスクリューに固定状態に取り付ける。
本発明の別の実施形態によれば、骨折した長骨を修復するためにスクリューおよびスリーブに用いられる髄内釘が提供される。釘は、長骨の髄管内で用いられる。釘は、本体を含み、この本体は、本体の外周部、およびこの本体を貫通して、釘を受け入れる横方向孔を画定する。本体は、スリーブを受け入れる本体の外周部の一部を更に画定する。
本発明の別の実施形態では、外傷外科手術を長骨に対して行う方法が提供される。この方法は、髄内釘を用意するステップを含む。釘は、釘を貫通して形成された孔を画定する。この方法は、釘を少なくとも部分的に髄管内に位置させるステップと、長骨に取付け可能なスクリューを用意するステップとを更に含む。
スクリューは、スクリューを釘に固定状態に取り付ける第1の位置と、スクリューを釘にスライド可能に取り付ける第2の位置とを有する。この方法は、釘へのスクリューの固定状態の取付けおよびスライド可能な取付けのうちの一方に対応したスクリューの第1の位置および第2の位置のうち一方を選択するステップと、スクリューを第1の位置および第2の位置のうちの一方において釘の孔内に位置させるステップとを更に含む。
本発明の技術上の利点としては、外科医が釘孔に沿ってスライドするスクリューと髄内釘にロックされるスクリューを選択できるようにする髄内釘組立体を提供できることにある。
例えば、本発明の一特徴によれば、髄内釘組立体は、長骨の髄内管内での使用のために提供される。この組立体は、少なくとも部分的に髄管内に位置させることができる釘および釘の孔内に嵌合可能に位置するスクリューを含む。スクリューは、周囲および端部を画定するシャンク部分を有する。周囲の一部は、ねじ山を画定する。釘組立体は、スクリューを釘に嵌合可能に固定する手段を更に含む。この手段は、例えば、スクリューのシャンクの周囲に形成された横方向溝の形態でもよい。横方向溝は、例えば、スリーブの形態をしたロックコンポーネントと協働することができる。スリーブと溝は、スクリューを釘に対してロックする能力をもたらす。スリーブが用いられない場合、スクリューがスライドでき、スリーブが溝と協働する場合、釘をロックしてスライドを阻止することができる。
かくして、本発明は、外科医が釘に対するスクリューのスライドとロックを選択できる髄内釘組立体を提供できる。
本発明の技術上の利点としては、外科医がスクリューと釘との間のロック形態、およびスクリューと釘との間のスライドおよび回転関係を選択できる髄内釘組立体を提供できることが更に挙げられる。例えば、本発明の別の特徴によれば、髄内釘組立体は、長骨の髄管内に使用できるよう提供される。釘組立体は、部分的に髄管内に位置させることができる釘および釘の孔内に嵌合自在に位置するスクリューを含む。
釘組立体は、スクリューを釘に固定状態に取り付ける手段を更に含む。スクリューを釘に固定状態に取り付けるこの手段は、例えば、釘にスライド自在に被せられるスリーブおよびスクリューの周囲に形成された横方向溝の形態であってもよい。スリーブは、スクリューの横方向溝と協働する例えばタブの形態をしたロックコンポーネントを含む。スリーブおよびスクリューは、釘に対して定位置にロックされるのに役立つ。変形例として、スリーブを省いてもよく、それによりスクリューは、スライドと回転を行うことができる。かくして、本発明は、外科医にスクリューをロック関係またはスライドおよび回転関係で釘と協働させることを選択できるようにする。
また、本発明の技術上の利点として、外科医が釘内でのスクリューのスライドおよび回転から釘内でのスクリューのスライドのみに選択的に変更できる髄内釘組立体を提供できることがある。
例えば、本発明の別の特徴によれば、髄内釘組立体が、長骨の髄管内で使用できるよう提供される。釘組立体は、釘および釘の孔内に嵌合自在に位置するスクリューを含む。釘組立体は、スクリューを釘に嵌合自在に固定する手段、例えばスリーブの形態をした手段を更に含む。
スクリューは、釘に対するスクリューのスライド運動を可能にする例えばスリーブに設けられたタブの形態をしている特徴部を含む。スリーブを取り外した場合、スクリューは、釘に対してスライドおよび回転運動を行うことができる。かくして、本発明は、外科医が釘内でのスクリューのスライドおよび回転モードと釘内でのスクリューのスライドのみのモードを選択できる髄内釘組立体を提供する。
本発明の技術上の利点としては、更に、種々の骨折を治療できるということが挙げられる。例えば、本発明の別の特徴によれば、髄内釘組立体は、釘および釘の孔内に嵌合自在に位置するスクリューならびにスクリューを釘に固定する手段を含むものとして提供される。スクリューは、平坦部および釘に被せられる例えばスリーブと協働する横方向溝を含んでもよい。外科医は、スリーブを利用せず、スリーブを溝と協働して用い、またはスリーブを平坦部と協働して用いることができる。釘内でのスクリューの選択的なスライド位置、回転位置およびロック位置により、釘組立体を種々の骨折に用いることができる。かくして、本発明は、種々の骨折を治療できるという技術上の利点を奏する。
本発明の技術上の利点としては、髄内固定法の優れた機械的および生物学的属性と骨折整復のためのスライド圧縮スクリューの証明済みの利点を組み合わせた髄内釘装置を提供できるということが更に挙げられる。例えば、本発明の更に別の特徴によれば、少なくとも部分的に髄管内に位置させることができる釘および釘の孔内に嵌合可能に位置するスクリューを含む髄内釘組立体が提供される。スクリューは、少なくとも一モードでは、孔に沿ってスライドしてスライド圧迫をもたらすようになっている。かくして、本発明は、スライド圧縮スクリューと組み合わせた髄内釘固定法を提供する。
また、本発明の技術上の利点として、ラグスクリューが高い強度を得るためにシャフト中で滑らかであることができるようにすることが挙げられる。例えば、本発明の更に別の特徴によれば、髄管内に位置させることができる釘および釘の孔内に嵌合可能に位置するスクリューを含む髄内釘組立体が提供される。スクリューは、シャフト中で滑らかなシャンクを含む。スクリューは、スクリューに設けられた隆起部および平坦部を含むことができるが、スクリューのこのような隆起部および平坦部は、スクリューの最も側方の端部に位置している。スクリューに加わる最も大きな力は、近位側であって側方ではなく、かくして、ラグスクリューの滑らかな側方部分は、スクリューの強度を増大させる。かくして、本発明は、強度を高めるためにシャフト中で滑らかなラグスクリューを提供する。
本発明の技術上の利点としては、外科医がスクリューを釘にロックできる髄内釘を提供できることが更に挙げられる。例えば、本発明の更に別の特徴によれば、髄管内に位置させることができる釘および釘の孔内に嵌合可能に位置するスクリューを含む髄内釘組立体が提供される。釘組立体は、スクリューを釘に固定状態に取り付ける手段を更に含む。例えば、この手段は、タブを含むスリーブの形態であってもよい。スリーブのタブは、例えばスクリューの最も側方の端部に形成された横方向溝と協働する。タブがスクリューの溝内に固定されるので、スクリューの完全なロックが可能になる。かくして、本発明は、スクリューの完全なロックが行われる髄内釘の使用法を提供する。
本発明の技術上の利点としては、外科医が回転を行わないで圧縮スクリューのスライドを選択できる髄内釘組立体を提供できることが更に挙げられる。例えば、本発明の更に別の特徴によれば、髄管内に位置させることができる髄内釘および釘の孔内に嵌合可能に位置するスクリューを含む髄内釘組立体が提供される。釘組立体は、スクリューを釘に固定する手段、例えば、釘に被せられるスリーブの形態をした手段を更に含む。スリーブは、スクリューの側方部分に形成された平坦部と協働するタブを含むことができる。タブとスクリューの平坦部により、スクリューは、回転しないで釘の孔内でスライドできる。かくして、本発明は、スクリューの回転を行わないでスライドを可能にする髄内釘組立体を提供する。
本発明の他の技術上の利点は、添付の図面、本明細書および特許請求の範囲から当業者には容易に明らかになろう。
対応の参照符号は、幾つかの図を通じて対応の部分を示している。同一の参照符号は、幾つかの図を通じて同一の部分を示すものである。
〔発明の詳細な説明〕
本発明の実施形態およびその利点は、以下の説明および図面を参照すると最もよく理解され、図中、同一の符号は、図面の同一および対応の部分のために用いられている。
本発明によれば、まず図1を参照すると、髄内釘組立体10が、長骨4の髄管2で使用するために示されている。長骨4は、身体の任意の長骨であってよく、例えば、大腿骨、脛骨または上腕骨である。
髄内釘組立体10は、少なくとも部分的に長骨4の髄管2内に位置させることができる釘12を含む。釘12は、斜めの孔または開口部14を備えている。孔14は、全体として斜め方向に釘12を貫通している。例えばスクリューの形態をした締結具16を釘12の孔14の中に嵌合可能に位置させることができる。
スクリュー16は、スクリューの端部20および周囲22を画定するシャンク18を含む。周囲22の一部は、ねじ山24を画定する。釘組立体10は、スクリュー16を釘12に嵌合可能に固定する手段26を更に含む。
次に図2を参照すると、釘組立体10は、分解組立て図で示されている。スクリュー16は、釘の孔の中に嵌合可能に位置させることができ、釘12に固定状態に取り付けられるように構成されたスクリューであれば任意のものでよい。例えば、図2に示すように、スクリュー16は、シャンク18から延びるリップ28を含むことができる。
リップ28は、図2に示すように、スクリュー16の第1の端部20と反対側の第2の端部30から延びていてよい。リップ28は、スクリュー16が釘12の斜めの開口部14を通って矢印31の方向に動くのを阻止するよう設計できる。リップ28は、スクリュー16が横方向開口部14を通り抜けてこれから出るのを阻止することができる任意適当な寸法および形状を有してもよい。例えば、リップ28は、斜めの開口部14の開口部直径ODよりも大きなリップ直径LDを有することができる。
次に図3を参照すると、スクリュー16は、例えばスクリュー16に形成されたスロット32の形態をした回転特徴部を含んでもよく、または画定してもよい。スロット32は、任意適当な寸法および形状のものであってよく、図2に示すように、スクリュー16の第2の端部30から延びてもよい。スロット32は、スクリュー16の回転を助けるよう利用でき、従って、このスロットは、スクリュー16の縦方向中心線34周りに中央に設けることができる。スロット32は、スロット幅SWならびにスロット深さSDを有することができる。スロット32は、スロット32により引き起こされる応力増大を減少させるようスロット32に設けられた半径Rを含むことができる。スロット幅SWおよびスロット深さSDは、スクリュー16が例えばスクリュー16を長骨4内に植え込むためのスクリュードライバ(ねじ回し)(図示せず)と協働するのに十分であるよう設計されている。
次に図10を参照すると、スクリュー16を釘12に固定する手段26は、スクリュー16の周囲22に設けられた特徴部36を含むことができる。例えば、特徴部36としては、例えば、1つまたは複数個の歯37が挙げられる。スクリュー16の歯37は、釘12に対するスクリュー16の回転を阻止するよう例えば別のコンポーネント、例えばスリーブ38(図2参照)と協働する。
図10に示すように、スクリュー16は、スクリュー16のシャンク18の周囲22に設けられた平坦部40を更に画定してもよい。平坦部40は、図10に示すように、歯37と正反対側に位置させてもよい。
次に図2を参照すると、平坦部40は、例えばスリーブ38と協働して斜めの開口部14に沿うスクリュー16のスライド運動を可能にするが、スクリュー16の縦方向中心線34周りのスクリュー16の回転を阻止するようになっている。
図1および図4に示すように、スクリュー16は、套管状(cannulated)であってもよく、このスクリューは、スクリュー16の縦方向中心線34に沿って延びる縦方向開口部42を含む。縦方向開口部42は、例えば、ガイドワイヤ(図示せず)を受け入れてスクリュー16を釘12の横方向開口部14内の定位置に案内し、スクリュー16を長骨4内に正しく位置させるために利用できる。
次に図5を参照すると、スクリュー16は、スクリュー16の第2の端部30に隣接して縦方向開口部42に形成された小径カウンタボア(皿穴)46に形成された例えば雌ねじの形態の取り外し特徴部44を更に含むことができる。スクリュー16は、小径カウンタボア46ならびに縦方向開口部42と同心状に、ラグスクリュー16の第2の端部30から延びる大径カウンタボア(皿穴)48を更に含んでもよい。
次に図6を参照すると、スクリュー16は、スクリュー16のシャンク18のシャンク周囲22に形成された複数個のねじ山24を更に含んでよい。ねじ山24は、図6に示すように、非一様な断面を有してもよく、この非一様な断面は、米国特許出願第60/627,266号明細書に詳細に説明されており、この米国特許出願を参照により、その記載内容全体を本明細書の一部とする。
再び図6を参照すると、スクリュー16のシャンク18の周囲22は、ねじ山24が形成された第1の部分50を含む。理解されるべきこととして、第1の部分50は、スクリュー16の第1の端部20から第2の端部30までスクリュー16の縦方向軸線34に沿って延びていてよい。また、図6に示すように、周囲22が第2の部分52を含むことができることが理解されるべきである。シャンク18の周囲22の第2の部分52は、滑らかな表面62を画定することができる。図6に示すように、シャンク18の周囲22は、全体として円筒形であってよく、直径、例えばDSにより画定されてよい。
スクリュー16は、図6に示すように、全体として円筒形であって直径DSおよび全長Lにより画定されている。スクリューのシャンク18は、ねじ山24を含む第1の部分50および滑らかな表面62を有する第2の部分52を含む。全長Lは、ねじ山長さTLおよび滑らかなまたはねじ山が設けられていない長さ部分SLに分割されている。ねじ山長さTLは、第1の部分50を定め、滑らかな長さSLは、第2の部分52を定めている。ねじ山長さTLは、例えば、シャンク18の全長Lの例えば20〜40%から成る部分であってよい。理解されるべきこととして、滑らかな長さSLは好ましくは、スクリュー16の第2の部分52を髄内釘12の斜めの開口部14内に位置して(図1参照)長骨または大腿骨4の骨折部の圧迫を可能にするのに十分な長さである。
ねじ山24は、図6に示すように、スクリュー16のシャンク18の周囲22に沿って螺旋に前進することができる。ねじ山24を隣り合うねじ山相互間で縦方向軸線34に沿って間隔を定めるピッチPにより画定することができる。ねじ山24は、右または左巻きまたは右巻き螺旋形態のいずれかで縦方向軸線34周りを螺旋に前進することができる。ねじ山は、図6に示すように、単一ねじ型(single lead type)のものであってよいが、変形例として、2重または3重ねじ形態(double or a triple lead configuration)のものであってもよい。
次に図7を参照すると、ねじ山24は、任意適当な形状またはねじ山形態を有していてもよい。例えば、図7に示すように、ねじ山24は、ボックス形態とテーパ形態の組み合わせを有していてもよい。例えば、図7に示すように、ねじ山50は、任意適当な形状またはプロフィール58を有していてよい。例えば、図7に示すように、プロフィール58は、頂部60およびこれと反対側に位置する根元部62を含んでよい。後続表面64は、スクリュー16の第2の端部30に隣接して頂部60と根元部62との間に位置し、前縁66は、スクリュー16の第1の端部20に隣接して頂部60と根元部62との間に位置している。
図7に示すように、前縁66および後縁64は、矢印68と反対の方向に分解するよりも、矢印68の方向に組み立てる力がより小さいように構成できる。このように組立てが容易であること、分解が困難であることは、図7に示すように、後縁64に根元部62および頂部60に直角または垂直な形態を与え、前縁66に面取りまたは傾斜表面を与えまたは図7に示すように頂部60と根元部62との間に部分的に傾斜した表面を与えることにより達成できる。
次に図8を参照すると、ねじ山24が詳細に示されている。スクリュー16のねじ山24は、図8に示すように、前縁66を含んでよく、前縁66は直角または垂直な部分70ならびに傾斜した部分72を含むことができる。傾斜部分72は、スクリュー16を長骨または大腿骨4内へ組み込む力を小さくすることができる。垂直部分70および傾斜部分72は、これらの間に角度ααを定めてもよい。応力を最小限に抑えるため、頂部60、根元部62、後縁64および前縁66は、応力を最小限にするようこれら相互間に弧状な部分を含んでもよい。
次に図7B〜図7Gを参照すると、本発明の釘のスクリューのねじ山に関して別のプロフィール形態が示されている。まず図7Bを参照すると、プロフィール58Bは、弧状根元部および弧状頂部を含む状態で示されている。例えば、図7Bに示すように、スクリュー16Bのプロフィール58Bは、弧状頂部60Bを含み、後続傾斜表面64Bがこの弧状頂部60Bまで延びている。これと同様に、前縁66Bは、弧状頂部60Bから延びている。プロフィール58Bは、後続表面64Bおよび先導表面66Bにつながる弧状根元部62Bを更に含む。
次に図7Cを参照すると、本発明のスクリューのねじ山に関する更に別のプロフィールが、スクリュー16Cとして示されており、スクリュー16Cは、全体としてv字形ねじ山24Cを含むプロフィール58Cを備えたねじ山24Cを含む。プロフィール58Cは、後続表面64Cおよび先導表面66Cを含む。図7Cに示すような根元部62Cおよび頂部60Cは、最小限に抑えられている。
次に図7Dを参照すると、本発明のスクリューのねじ山について更に別のプロフィールが示されている。例えば、図7Dに示すように、スクリュー16Dは、ブロック状または矩形のプロフィール58Dを有するねじ山24Dを含む。プロフィール58Dは、互いに平行であって互いに間隔を置いて位置する根元部62Dおよび頂部60Dを含む。プロフィール58Dは、後続表面64Dおよびこれと間隔を置いて設けられていてこれに平行な先導表面66Dを含む。後続表面64Dと先導表面66Dは、根元部62Dおよび頂部60Dに垂直または直角である。
次に図7Eを参照すると、本発明のスクリューのねじ山のプロフィールの更に別の実施形態が示されている。スクリュー16Eのねじ山24Eのプロフィール58Eは、標準型ねじ山である全体として切頭v字形の形状を有している。プロフィール58Eは、平らな頂部60E、互いに反対側に位置していて傾斜した後続表面64Eおよび先導表面66Eを含む。根元部62Eが、後続表面64Eおよび先導表面66Eから延びている。
本発明のスクリューのねじ山の更に別のプロフィールが、プロフィール58Fとして示されている。スクリュー16Fは、プロフィール58Fを備えたねじ山24Fを含む。プロフィール58Fは、頂部60Fおよびこれと間隔を置いて設けられていて、これに平行な根元部62Fに垂直な先導表面66Fを含む。プロフィール58Fは、根元部62Fと頂部60Fとの間で角度をなして位置する後続表面64Fを更に含む。
本発明によれば、次に図7Gを参照すると、本発明のスクリューのプロフィールの更に別の形態が示されている。図7Gのスクリュー16Gは、プロフィール58Gを定めるねじ山24Gを含む。プロフィール58Gは、互いに間隔を置いて位置し、互いに平行な頂部60Gと根元部62Gを含む。プロフィール58Gは、根元部62Gおよび頂部60Gに垂直な後続表面64Gを含む。プロフィール58Gは、根元部62Gと頂部60Gとの間で角度をなして位置する先導表面66Gを更に含む。
次に図9を参照すると、スクリュー16のロック特徴部36が、詳細に示されている。図9に示すように、ロック特徴部36は、例えば歯または溝37の形態をしていてよく、かかる溝または歯は、スクリュー16の縦方向軸線34に垂直な方向に延びる第1の横方向溝または歯54を含む。溝54は、例えば、幅Wおよび深さDにより画定できる。ロック特徴部36は、スクリュー16のシャンク18の周囲22に形成されていて、第1の横方向溝54から間隔を置いて位置する第2の溝55を更に含んでよい。ロック特徴部36は、追加の溝、例えば、シャンク18の周囲22に形成された第3の溝56および第4の溝57を更に含んでよい。
事実、溝54,55,56,57は、例えば、互いに間隔を置いた歯の形態をしたロック特徴部36を形成することができる。
本発明によれば、次に図11を参照すると、髄内釘組立体10を形成するようスクリュー16を髄内釘12に固定する際に用いられるロックコンポーネントが、ロックコンポーネントまたはスリーブ38として示されている。スリーブ38は、釘12と協働可能な第1の部分またはスリーブ部分76を含む。スリーブ38は、スリーブ38をスクリュー16に固定状態に取り付ける第2の部分78を更に含む。
スリーブ38の第1の部分76は、釘12の一部にスライド自在に被さるように構成してもよい。スリーブ38の第2の部分78は、スリーブ部分76の端部84から延びるタブ80を含んでもよい。タブ80は、スクリュー16と協働するように構成することができる。
図11に示すように、スリーブ部分76は、このスリーブ部分76の端部84に設けられた通路82を定めている。通路82は、締結具、例えばスクリュー86(図2参照)の形態をした締結具を取り付けるために利用される。締結具86は、ロックコンポーネントまたはスリーブ38を釘12に固定するために利用される。
本発明によれば、図11に示すように、釘組立体10は、スクリュー16を釘12に対してロック位置に位置させることができる固定手段26を含む。スリーブ38の第2の部分76のタブ80は、スクリュー16の歯37のうちの1つと組み合う。例えば、図11に示すように、歯37のうちの1つ、例えば歯または溝54は、タブ80と協働してスクリュー16を釘12に対してロックする。スクリュー16は、スリーブ38を釘12およびスクリュー16に固定状態に取り付け、それにより剛性構造が得られる。
スクリュー16のシャンク18を任意適当な位置で釘12の横方向開口部14に沿って位置させることができる。スクリュー16は、図11に示すように、スクリュー16のリップ28が長骨4の皮質骨90に当接して位置するよう位置させることができる。骨4が小さい場合(符号91として想像線で示されるように)、別の歯37、例えば第3の溝または歯56をタブ80に係合させて皮質骨90をリップ28と整列状態に位置させることができることは理解されるべきである。
次に図12および図13を参照すると、スリーブ38が、詳細に示されている。スリーブ38は、スリーブ部分76およびスリーブ部分76の端部80から延びるタブ部分78を含む。スリーブ部分は、図12および図13に示すように、外周部92を含み、この外周部は、任意の形状を有していてよく、単純化のために、全体として円筒形であり、スリーブ中心線94と同心のスリーブ直径SDにより定められている。スリーブ38は、スリーブ内面96を更に含む。スリーブ内面96は、任意適当な形状を有していてよく、図12および図13に示すように、直径SBDにより構成され、釘12の外面98(図2参照)にスライド自在に嵌合してもよい。
再び図13を参照すると、スリーブ部分38のタブ部分78の端部88は、スクリュー16の歯37と組み合うことができる任意適当な形状を有していてよい。例えば、図12および図13に示すように、端部88は、端部88から延びる端面100およびタブ部分78の内壁102によって定められている。タブ部分78は、スリーブ中心線94から見て角度αをなしてスリーブ38の周囲周りに延びている。
スリーブ38を釘12に固定状態に取り付けるため、スリーブ38は、スリーブ38のスリーブ部分76の端部84から延びる状態で設けられたリップ104を含んでよい。
次に図14〜図16を参照すると、釘組立体10の髄内釘12が、詳細に示されている。髄内釘12は、長骨の髄管内へ嵌り込むことができる任意適当な形状を有する。例えば、図14に示すように、髄内釘12は、近位部分110を含んでよい。近位部分110は、スリーブ38と協働する外側部分98を含む。
近位部分110の外面98は、任意適当な形状を有していてよく、例えば、図14に示すように、釘直径NDを定める、全体として円筒形の形状を有してよい。釘12の近位部分110は、斜めの孔14を含んでよい。斜めの孔14は、斜めの開口部の中心線33と釘12の縦方向中心線124との間に角度βをなすことができる。角度βは、大腿骨4の骨頭内に嵌まり込むスクリュー16について示されている。髄内釘12は、スリーブ38を釘12に固定する任意の手段を含んでよい。スリーブ38を例えばスクリュー86により釘12に固定できる。
スクリュー86は、任意適当な方式で釘12に固定されている。図14に示すように、スクリュー86を釘12の近位部分110の近位端部116に形成された小さな皿穴114に形成された雌ねじ112によって釘12に螺合可能に固定するのがよい。釘12は、図14に示すように、小さな皿穴114と髄内釘12の近位部分110の端部116との間に設けられた大きな皿穴118を含む。
髄内釘12は、釘12の近位部分110から見て遠位側に位置する遠位部分120を含んでよい。釘12の遠位部分120は、釘12の近位部分110から直接延びてもよく、あるいは、図14に示すように、釘12の移行部分122に隣接して位置してもよい。移行部分122を図14に示すように髄内釘12の近位部分110と遠位部分120との間に位置させてもよい。
釘12の近位部分110は、近位側縦方向中心線124を定めている。これと同様に、釘12の遠位部分120は、遠位側髄内中心線126を定めている。中心線124,126は、互いに一致してもよく、あるいは、図14に示すように互いに間隔を置きまたはこれらの間に角度をなしてもよい。図14に示すように、遠位側中心線126は、近位側中心線124と例えば角度ααの角度をなしている。角度ααは、長骨、例えば大腿骨の髄内管の解剖学的角度、曲がりまたは弧と協働するよう定めることができる。
釘12の遠位部分120は、外面127を画定できる。遠位部分120の外面127は、図14に示すように、近位部分110の外面98よりも小さくてもよい。外面98,127の差は、長骨の髄管の形状に対応している。例えば、図14に示すように、外面127は、外面98よりも小さい。
外面127は、髄管の形状と同等でありかつ適合性のある任意の形状のものでよい。単純化のために、髄管の形状に一致するため、外面127は、円筒形であってもよく、または遠位側中心線126と中心が一致し得る直径DNにより定められた丸形断面を有することができる。
髄内釘の遠位部分120は、髄内釘の遠位支持体となるようスクリュー(図示せず)と協働する遠位横穴(distal cross-hole)128を含んでよい。髄内釘12の遠位部分120は、長骨4(図1参照)への釘12のための追加の支持体となるよう追加のスクリュー(図示せず)と協働する第2の遠位横穴130を更に含んでよい。
髄内釘12は、套管状であってもよく、あるいは中実であってもよい。例えば、図15に示すように、髄内釘12は、図15に示すように釘12の近位端部116から延びる縦方向開口部130を含んでよい。縦方向開口部130は、釘12の全長にわたって延びてもよく、あるいは、図15に示すように、釘12内で部分的に縦方向にかつ中央に延びてもよい。図15に示すように、釘12の遠位部分120は、全体として中実の断面を有してもよい。
引き続き図14および図15を参照すると、釘12の横穴128,130は、例えば、円形の断面を有してもよく、あるいは楕円形の断面を有してもよい。例えば、図15に示すように、第1の遠位横穴128は、細長いまたは楕円形の形状を有することができる。これとは逆に、第2の遠位横穴130は、円形の断面を有してもよく、あるいは全体として円筒形であってもよい。例えば遠位横穴128の楕円形または細長い遠位横穴は、スクリューが長骨4内の定位置に位置した状態で、髄管内での髄内釘12の軸方向運動を可能にすることができる。
次に図17を参照すると、釘組立体10のスクリュー86が、詳細に示されている。スクリュー86は、スリーブ38を釘12に固定するために用いられている。スクリュー86は、図17に示すように、雄ねじ136をその上に定めているステム135を含んでよい。ヘッド138は、ステム134から直接延びてもよく、あるいは、ヘッド136とステム134との間に位置する凹型のシャンク140から延びるのがよい。スクリュー86のステム134の雄ねじ136は、釘12の小さな皿穴112内に形成された雌ねじ112と協働できる。
スクリュー86のヘッド138は、スリーブ38のリップ104と協働する支持フェース142を含んでよい。ヘッド138の支持面142は、スリーブ38を釘12の近位端部116とスクリュー86との間に固定するために利用されている。スクリュー86のヘッド138は、スクリュー86の雄ねじ136を釘12の雌ねじ112に締め付けるための例えば凹型のソケットヘッド144の形態をした手段を有するのがよい。スクリュー86は変形例として、スクリュー86を釘12に対して回転させるための外側ソケットヘッド、スロットまたは他の特徴部を有してもよいことは理解されるべきである。
再び図2を参照すると、釘組立体10は、ヒトの解剖学的構造と適合性のある任意の適当な、耐久性のある材料で作られたコンポーネントから作ることができる。例えば、図2に示すように、釘12、締結具16、スリーブ38およびスクリュー86は全て、人体と適合性のある適当な、耐久性のある材料で作ることができる。例えば、釘12、締結具16、スリーブ38およびスクリュー86は、プラスチック、金属または複合材料で作ってもよい。代表的には、釘12、締結具16、スリーブ38およびスクリュー86は、金属で作られる。金属で作られる場合、釘12、締結具16、スリーブ38およびスクリュー86は、例えばチタン合金、コバルトクロム合金またはステンレス合金で作ってもよい。釘組立体10のコンポーネントに関し、チタン合金が用いられる場合が多い。
次に図18〜図20を参照すると、釘組立体10を3つの別個独立のモードで組み立てて利用することができる。例えば、まず図18を参照すると、釘10の第1のモード150が示されている。図18に示すような第1のモード150では、スリーブ38のタブ部分78の端部88は、ラグスクリュー16から間隔を置いた状態で位置している。
第1のモード150は、2つの別個独立の形態を取ることができる。例えば、第1の実施形態またはモード150では、釘組立体10にはスリーブ38とスクリュー86の両方が設けられていなくてもよい。変形例として、図18に示すように、釘組立体10の第1のモード150は、スリーブ38のタブ部分78をスリーブ位置151として想像線で示されているようにラグスクリュー16から例えば90°回転させて位置をずらすように構成されたものであってもよい。この90°回転して位置がずれた場所では、スリーブ38は、ラグスクリュー16から間隔を置いているので、ラグスクリュー16の運動を制限するのには役立たない場合がある。スクリュー86は、スリーブ38を回転位置に固定するために用いられる。図18で理解できるように、ラグスクリュー16は、髄内釘12の横方向開口部14内で縦方向の矢印152の方向に縦方向にかつ回転矢印154の方向に回転自在に自由に動くことができる。図18に示すように、ラグスクリュー16は、実線で示す第1の位置156から想像線で示すような第2の位置158まで自由に動くことができる。
次に図19を参照すると、釘組立体10が、第2のモード160で示されている。釘組立体10が図19に示すように第2のモード160にあるとき、スリーブ38のタブ部分78の端部88は、ラグスクリュー16の周囲22に形成されている平坦部40と整列状態にある。かくして、ラグスクリュー16は、釘12の開口部14を矢印152の方向に斜めに通過するようになる。ラグスクリュー16は、ラグスクリュー16の縦方向中心線34周りを回転することはない。図19に示すように、ラグスクリュー16を実線で示す第1の位置164から想像線で示すような第2の位置166に並進させることができる。
次に図20を参照すると、本発明の髄内釘組立体10の第3のモード170が詳細に示されている。スリーブ38のタブ部分78の端部88は、ラグスクリュー16の周囲22に形成された歯37と係合する。スリーブ38は、ラグスクリュー16が髄内釘10の横方向開口部14内で回転することも並進することもいずれも阻止する。かくして、髄内釘10は、図20の第3のモード170では、ロックされまたは拘束された構造である。
次に図21〜図23を参照すると、本発明の更に別の実施形態が、髄内釘組立体210として示されている。髄内釘組立体210は、髄内釘212を含み、この釘212は、円筒形であって、釘外径NODで定められた釘外面298を含むことを除き、図1の釘12とほぼ同じである。
次に図21を参照すると、釘212は、釘210の縦方向軸線224に対し角度βをなして位置する斜めの開口部214を含む。開口部214は、図1の釘12の横方向開口部14に類似している。釘212は、図21に示すように、第1の遠位横穴226および第2の遠位横穴228を含むことができる。
髄内釘組立体210は、図1の釘組立体12のスクリュー16に類似したスクリュー216を更に含む。スクリュー216は、リップまたはヘッド228および複数個の互いに間隔を置いた歯236を含む。平坦部240が、歯236の正反対側に、スクリュー216に設けられている。
次に図22を参照すると、髄内釘組立体210は、図1の釘組立体10のスリーブ38に類似したスリーブ238を更に含む。スリーブ238は、スリーブ部分276およびタブ部分278を含む。タブ部分278は、歯236と協働することができ、変形例として、平坦部240と協働してもよい。スリーブ238は、スリーブ238が円筒形であって直径SODにより定めることができる外周部292を有している点において、図1の釘10のスリーブ38とは異なっている。
スリーブ238は、スリーブ直径SODが釘外面298の直径NODとほぼ同じであるよう設計されている点においてスリーブ38とは異なっている。釘210は、釘外面298とスリーブ外面292が互いに整列状態にあるので髄内管2内に一層容易に挿入できる。髄内釘組立体210は、スリーブ238を図1の釘組立体10のスクリュー16に類似した釘212に固定するためのスクリュー286を更に含む。
次に図24を参照すると、本発明の更に別の実施形態が、釘組立体310として示されている。釘組立体310は、髄内釘組立体310が、図1の釘組立体10の釘12とは異なる髄内釘312を含むことを除き、図1の釘組立体10とほぼ同じである。髄内釘312は、中空または套管状である。
図24に示すような釘312は、真っ直ぐであり、図1の釘組立体10の釘12とは異なり、湾曲しておらずまたは曲がっていない。釘312は、釘312の縦方向軸線323と同心の中央套管または開口部332を含む。
釘組立体310は、図1の釘組立体10のスクリュー16に類似したスクリュー316を更に含む。スクリュー316は、周囲322を画定するシャンク318を含む。スクリュー316は、ねじ山324およびこれらと反対側のリップまたはヘッド328を含む。スクリュー316は、スクリュー316の周囲322に形成された複数個の歯336を含む。平坦部340は、歯336と反対側に設けられている。
スクリュー316は、釘312に形成された斜めの孔314と嵌合自在に協働する。斜めの孔314は、縦方向軸線323に対して角度β″をなして傾斜した状態で図24に示されている。角度β″は、スクリュー316を長骨または大腿骨4の骨頭3内に嵌めることができるように選択されている。
次に図25を参照すると、本発明の更に別の実施形態が、髄内釘組立体410として示されている。髄内釘組立体410は、髄内釘組立体410が中実でありまたは套管状ではない髄内釘412を含むことを除き、図24の釘組立体310とほぼ同じである。釘412は、大腿骨4の髄管2内に嵌められるように構成されている。
髄内釘412は、釘412の縦方向軸線423に対して角度ββ″をなして位置する斜めの開口部414を含む。髄内釘組立体410は、図1の釘組立体10のスクリュー16に類似したスクリュー416を更に含む。スクリュー416は、シャンク418を含み、このシャンクは、シャンク418の周囲422を定めている。ねじ山424が、スクリュー416の周囲422に形成されている。ねじ山424は、大腿骨4の骨頭3に係合するよう設計されている。
スクリュー416は、スクリュー416の周囲422に形成された複数個の歯436を更に含む。平坦部440が、歯436と反対側でスクリュー416に形成されている。スクリュー416は、リップまたはヘッド428を有してよい。
髄内釘組立体410は、歯436または平坦部440と選択的に係合するためにスリーブ438を更に含んでもよい。釘組立体410は、スリーブ438を釘412に固定するためにキャップ486を含んでよい。
次に図26を参照すると、本発明の更に別の実施形態が、髄内釘組立体510として示されており、この髄内釘組立体510は、図26の髄内釘組立体510が汎用釘(universal nail)の形態をした髄内釘512を含むことを除き、図1の釘組立体10とほぼ同じである。汎用釘は、多くの適応に利用されるべき髄内釘である。したがって、汎用釘である髄内釘は、図26に示すように、追加のスクリューを受け入れるために追加の開口部を含む。
髄内釘512は、例えば、第1の遠位横穴526および第2の遠位横穴530を含んでよい。さらに、髄内釘512は、第1の近位横穴532および第2の近位横穴534を含んでよい。
髄内釘512は、中空であってもよく中実であってもよく、あるいは部分中央開口部を含んでもよい。図26に示すように、髄内釘は、中実体として示されている。髄内釘512は同様に套管状であってもよいことは理解されるべきである。髄内釘512は、ラグスクリュー516と協働する斜めの開口部514を含んでよい。
髄内釘組立体510は、図1の釘組立体10のラグスクリュー16に類似したラグスクリュー516を更に含む。スクリュー516は、ねじ山524ならびに歯536およびこれと反対側の平坦部540を定める周囲522を含む。スクリュー516は、リップまたはヘッド528を更に含んでよい。
釘組立体510は、スリーブ538を更に含んでよい。釘組立体510、スクリュー516およびスリーブ538は変形例として、スクリュー516が歯536に係合し、スクリュー516が平坦部540に係合し、スクリュー516と釘512との間には隙間が存在するように構成されたものであってもよい。釘組立体510は、スリーブ538を釘512に固定するためにキャップまたはスクリュー586を更に含んでよい。
次に図27を参照すると、本発明の更に別の実施形態が、髄内釘組立体610として示されている。髄内釘組立体610は、髄内釘612が上腕骨6に用いられるように構成されていることを除き、図1の釘組立体10とほぼ同じである。髄内釘組立体610は、斜めの開口部614をその内部に定めている髄内釘612を含む。髄内釘組立体610は、髄内釘612の横方向開口部614と協働するスクリュー616を更に含む。スクリュー616は、図1の釘組立体10のスクリュー16に類似している。スクリュー616は、ねじ山624およびヘッドまたはリップ628を定めているシャンク618を含む。スリーブ638が、スクリュー616を釘612に選択的に固定するために用いられる。キャップまたはスクリュー686が、スリーブ638を髄内釘612に固定するために用いられる。
次に図28を参照すると、本発明の更に別の実施形態が、外科手術法700として示されている。外科手術法700は、外傷外科手術を長骨に対して行う方法を表している。この方法700は、貫通した孔を定める髄内釘を用意する第1のステップ710を含む。この方法700は、釘を部分的に髄管内に位置させる第2のステップ712を含む。この方法700は、長骨に取付け可能なスクリューを用意する第3のステップ714を更に含む。スクリューは、スクリューを釘に固定可能に取り付けるための第1の位置およびスクリューを釘にスライド可能に取り付けるための第2の位置を有する。方法700は、釘へのスクリューの固定取付け具およびスライド取付け具の一方に対応したスクリューの第1の位置および第2の位置のうち一方を選択する第4のステップ716を更に含む。方法700は、スクリューを第1の位置および第2の位置のうち一方で釘の孔内に位置させる第5のステップ718を更に含む。
本発明の内容およびその利点を詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明に関して種々の変更、置換および改造を行うことができることは理解されるべきである。
〔実施の態様〕
本発明の具体的な実施態様は、次の通りである。
(1)長骨の髄管に用いるための髄内釘組立体において、
少なくとも部分的に前記髄管内に位置させるための釘であって、該釘を貫通する孔を画定する、釘と、
前記釘の前記孔内に嵌合可能に位置させるスクリューであって、該スクリューの端部および周囲を画定するシャンクを有し、前記周囲の一部は、ねじ山を画定する、スクリューと、
前記スクリューを前記釘に固定状態に取り付けるための手段と、
を具備する、釘組立体。
(2)実施態様(1)記載の釘組立体において、
前記釘は、該釘を貫通する縦方向開口部を更に画定する、釘組立体。
(3)実施態様(2)記載の釘組立体において、
前記釘は、雌ねじを更に具備する、釘組立体。
(4)実施態様(1)記載の釘組立体において、
前記釘は、釘中心線を定め、
前記釘の前記孔は、孔中心線を定め、
前記釘中心線と前記孔中心線とは、前記釘中心線と前記孔中心線との間に鋭角を定める、
釘組立体。
(5)実施態様(1)記載の釘組立体において、
前記釘は、前記釘を通る第2の孔を更に画定する、釘組立体。
(6)実施態様(1)記載の釘組立体において、
前記スクリューは、前記シャンクの前記端部の反対側の端部から延びるリップを更に具備する、釘組立体。
(7)実施態様(1)記載の釘組立体において、
前記スクリューは、套管状(cannulated)である、釘組立体。
(8)実施態様(1)記載の釘組立体において、
前記スクリューは、前記スクリューに形成されたスロットを更に画定する、釘組立体。
(9)実施態様(1)記載の釘組立体において、
前記スクリューを前記釘に固定状態に取り付けるための前記手段は、前記スクリューの周囲に設けられた特徴部を含む、釘組立体。
(10)実施態様(9)記載の釘組立体において、
前記特徴部は、前記スクリューの前記シャンクの前記周囲に形成された横方向溝を含む、釘組立体。
(11)実施態様(1)記載の釘組立体において、
前記スクリューを前記釘に固定状態に取り付けるための前記手段は、前記スクリューを前記釘に作動的に連結するロックコンポーネントを含む、釘組立体。
(12)実施態様(11)記載の釘組立体において、
前記ロックコンポーネントは、スリーブを含む、釘組立体。
(13)実施態様(12)記載の釘組立体において、
前記スリーブは、前記釘の少なくとも一部にスライド自在に被さることができ、
前記スリーブは、前記スリーブの端部から延び、前記スクリューと協働するように構成されたタブを含む、釘組立体。
(14)実施態様(11)記載の釘組立体において、
締結具、
を更に具備し、
前記スリーブは、該スリーブの端部に、前記締結具を受け入れるための通路を画定し、
前記釘は、前記締結具と協働するために前記釘に形成された締結具用特徴部を含む、
釘組立体。
(15)実施態様(1)記載の釘組立体において、
前記スクリューの前記ねじ山は、
第1の側面(flank)と、
前記第1の側面に隣接した頂部と、
前記第1の側面から離間し、前記頂部に隣接した第2の側面と、
を含み、
前記頂部および前記第1の側面は、前記頂部と前記第1の側面との間に第1の角度を形成し、前記頂部および前記第2の側面は、前記頂部と前記第2の側面との間に第2の角度を形成し、前記第1の角度と前記第2の角度は、互いに異なっている、
釘組立体。
(16)実施態様(1)記載の釘組立体において、
前記釘組立体は、3つの別々の連結モードをもたらすように構成されている、釘組立体。
(17)実施態様(16)記載の釘組立体において、
前記3つの別々の連結モードは、
前記スクリューを前記孔内で回転運動させると共にスライド運動させる第1のモードと、
前記スクリューを前記孔内でスライド運動させる第2のモードと、
前記スクリューを前記孔内に固定状態に取り付ける第3のモードと、
を含む、
釘組立体。
(18)長骨に対して外傷外科手術を行う方法において、
髄内釘を用意するステップであって、前記釘は、該釘を貫通する孔を画定する、ステップと、
前記釘を少なくとも部分的に髄管内に位置させるステップと、
前記長骨に取付けるためのスクリューを用意するステップであって、該スクリューは、前記スクリューを前記釘に固定状態に取り付けるための第1の位置、および、前記スクリューを前記釘にスライド可能に取り付けるための第2の位置を有する、ステップと、
前記釘への前記スクリューの固定状態の取付けおよびスライド可能な取付けのうちの一方に対応した前記スクリューの前記第1の位置および前記第2の位置のうちの一方を選択するステップと、
前記第1の位置および前記第2の位置のうちの前記一方において前記釘の前記孔内に前記スクリューを位置させるステップと、
を具備する、方法。
本発明の実施形態による髄内釘組立体の平面図である。 図1の髄内釘組立体の分解組立て平面図である。 図1の髄内釘組立体のラグスクリューの平面図である。 図3のラグスクリューの断面図であり、ヘッドを詳細に示す図である。 図3のラグスクリューの部分断面図である。 図3のラグスクリューの拡大平面図である。 図3のラグスクリューのボックス形ねじ山の部分拡大断面図である。 本発明の髄内釘組立体に用いられるラグスクリューに関する別のねじ山形態の部分図である。 本発明の髄内釘組立体に用いられるラグスクリューに関する更に別のねじ山形態の部分図である。 本発明の髄内釘組立体に用いられるラグスクリューに関する別のねじ山形態の部分図である。 本発明の髄内釘組立体に用いられるラグスクリューに関する別のねじ山形態の部分図である。 本発明の髄内釘組立体に用いられるラグスクリューに関する更に別のねじ山形態の部分図である。 本発明の髄内釘組立体に用いられるラグスクリューに関する別のねじ山形態の部分図である。 図7のボックス形ねじ山の更に拡大した断面図である。 図3のスクリューの部分拡大断面図であり、溝を詳細に示す図である。 図3のラグスクリューの部分拡大平面図であり、平坦部および溝を更に詳細に示す図である。 図1の髄内釘組立体のスリーブの平面図である。 図11のスリーブの底面図である。 図11のスリーブの側面図である。 図1の髄内釘組立体の髄内釘の平面図である。 スリーブおよびエンドキャップが取り付けられた状態の髄内釘組立体の髄内釘の部分断面平面図である。 スリーブおよびエンドキャップが取り付けられた状態の図15の髄内釘組立体の髄内釘の部分断面部分平面図である。 図1の髄内釘組立体のエンドキャップの平面図である。 図1の髄内釘組立体の部分断面部分平面図であり、釘組立体を、スリーブおよびエンドキャップを取り外した状態で横方向開口部内でのラグスクリューのスライドおよび回転を可能にするその第1の動作モードで示す図である。 図1の髄内釘組立体の部分断面部分平面図であり、釘組立体を、スリーブが釘の平坦部と協働した状態で横方向開口部内でのラグスクリューのスライドのみを可能にするその第2の動作モードで示す図である。 図1の髄内釘組立体の部分断面部分平面図であり、釘組立体をスリーブが釘の溝と協働した状態で横方向開口部内でのラグスクリューの固定状態の取付けを可能にするその第3の動作モードで示す図である。 スリーブの外周部に対応した外周部を備えた釘を有する本発明の髄内釘組立体の別の実施形態の平面図である。 図21の髄内釘組立体の髄内釘の平面図である。 図22の髄内釘の上面図である。 釘を貫通して延びる縦方向開口部を備えた套管状釘(cannulated nail)を有する本発明の髄内釘組立体の別の実施形態の部分平面図である。 中実釘コアを有する本発明の髄内釘組立体の別の実施形態の部分平面図である。 本発明の髄内釘組立体の更に別の実施形態の部分平面図であり、釘組立体が追加の横方向スクリューを含む状態を示す図である。 上腕骨に用いられる本発明の髄内釘組立体の更に別の実施形態の部分平面図である。 本発明の更に別の実施形態による外傷外科手術を実施する方法の流れ図である。
符号の説明
2 髄管
4 長骨
10,210,310,410,510,610 髄内釘組立体
12,212,312,412,512,612 釘
14,214,314 孔または開口部
16,216,316 スクリュー
18,218,318 シャンク
20 端
22 周囲
24 ねじ山
26 固定手段
28 リップ
36 ロック特徴部
38 スリーブ
40 平坦部
50 ねじ山
60 頂部または峰部
62 根元部

Claims (8)

  1. 長骨の髄管に用いるための髄内釘組立体において、
    少なくとも部分的に前記髄管内に位置させるための釘であって、該釘を貫通する孔を画定する、釘と、
    前記釘の前記孔内に嵌合可能に位置させるスクリューであって、該スクリューの端部および周囲を画定するシャンクを有し、前記周囲の一部は、ねじ山を画定する、スクリューと、
    前記スクリューを前記釘に固定状態に取り付けるための固定手段と、
    を具備し、
    前記固定手段は、前記釘の外周に被さるように構成されたスリーブ、及び、該スリーブの第1の端部から延びるタブを備え、前記タブの端部が、前記釘の外側で前記スクリューの外周上の特徴部と協働して、前記スクリューが前記釘に対して回転することを妨げるようになっており、
    前記スクリューが前記釘の前記孔内に位置させられたとき、前記スリーブの前記第1の端部から延びる前記タブが前記スクリューの周囲上の前記特徴部と係合するために、前記固定手段の前記スリーブが、前記釘の外周に被さって適合されるように構成されている、
    釘組立体。
  2. 請求項1記載の釘組立体において、
    前記釘は、該釘を貫通する縦方向開口部を更に画定する、釘組立体。
  3. 請求項2記載の釘組立体において、
    前記釘は、雌ねじを更に具備する、釘組立体。
  4. 請求項1記載の釘組立体において、
    前記釘は、釘中心線を画定し、
    前記釘の前記孔は、孔中心線を画定し、
    前記釘中心線と前記孔中心線とは、前記釘中心線と前記孔中心線との間に鋭角を定める、
    釘組立体。
  5. 請求項1記載の釘組立体において、
    前記釘は、前記釘を通る第2の孔を更に画定する、釘組立体。
  6. 請求項1記載の釘組立体において、
    前記スクリューは、前記シャンクの前記端部の反対側の端部から延びるリップを更に具備する、釘組立体。
  7. 請求項1記載の釘組立体において、
    前記スクリューは、套管状(cannulated)である、釘組立体。
  8. 請求項1記載の釘組立体において、
    締結具を更に具備し、
    前記スリーブは、前記締結具を受け入れるために、該スリーブの第2の端部を貫通して延出する縦方向の通路を画定し、前記第2の端部は、前記タブが延出している前記第1の端部から反対側にあり、
    前記釘は、前記締結具と協働するために前記釘に形成された締結具用特徴部を含む、
    釘組立体。
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