JP5305451B2 - ホログラム符号化装置およびホログラム復号化装置、ならびに、ホログラム符号化プログラムおよびホログラム復号化プログラム - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明によれば、設定された各関心領域または非関心領域の光を強調することができる。
請求項3に記載の発明によれば、各関心領域を設定するためのホログラムの加工を容易に行うことができるようになる。
請求項4または請求項6に記載の発明によれば、1以上の関心領域が設定されたホログラムを復号化することができる。
図1に示すホログラム符号化装置1は、被写体を縞パターンとして記録したホログラムを所定の符号化規則により符号化するものである。このホログラム符号化装置1は、CPU等の演算装置と、メモリ、ハードディスク等の記憶装置と、入力または出力される各種情報の送受信を行うインタフェース装置と、表示装置14と、入力装置15とを備えたコンピュータと、このコンピュータにインストールされたプログラムとから構成される。
ここで、関心領域の一例について図2を参照して説明する。関心領域は1以上設定できるが、ここでは、簡便のため、1つの関心領域を想定する。なお、二次元の関心領域(ROI)と区別するために、ホログラムの関心領域をFOI(field of interest)と呼ぶ。図2に示す例は、yz平面内の人の両手41a,41bに鳥42が止まっている様子の立体画像を示している。ここでは、図2に示すうに、関心領域FOIが、鳥42を含む所定範囲に設定され、一方、両手41a,41bを含むその他の範囲に非関心領域(非FOI)が設定されていることとする。ここで、FOIを正確に扱い、非FOIを粗く扱うものとすると、鳥42を含むFOIの画像は正確に、両手41a,41bを含む非FOIの画像は粗く扱うこととなる。このように取り扱うためには、鳥42を含むFOIからの光(光線)と、その他の光(光線)との間の区別をすることが必要である。この区別は、2−D画像の場合はたやすい。しかしながら、ホログラムの場合、1つのホログラムの中に複数の光(光線)が混合しているので、たやすくはない。
3−D対象物である鳥42を含むFOIからの光は伝搬し、ホログラム30に到達する。例えば、光43(43a,43b)や光44(44a,44b)は、ホログラム30の中の同じエリア(要素ホログラム31)に到達する。なお、光43a,43bは平行な光線を示し、光44a,44bは平行な光線を示している。また、光43と光44とは入射角が異なっている。
(メイン処理の流れ)
次に、図1に示すホログラム符号化装置1およびホログラム復号化装置20の処理の流れについて数式を用いて説明する(適宜図1参照)。まず、ホログラム符号化装置1は、ホログラムを分割する。ここでは、ホログラムHを、総分割数M個に分割したときのm(0≦m≦M−1)番目の要素ホログラムをHmと表記する。この場合、ホログラムHは、次の式(1)で表される。なお、ホログラムHには、縞パターンhが記録されているものとする。
個々の要素ホログラム毎の処理の流れについて図3を参照(適宜図1および図2参照)して説明する。図3(a)〜図3(d)は、要素ホログラム31を単位としてホログラム30(図2参照)上の複数の光を分解する処理を4段階で示したものである。なお、図3では、図2に示した要素ホログラム31を右90度回転させた配置で表示した。
まず、図3(a)に示すように、周波数変換前の段階では、FOI(図2参照)から、符号43により実線の矢印で示す左向き低傾斜角の3つの光線と、符号44により実線の矢印で示す左向き高傾斜角の3つの光線とが要素ホログラム31に入射したとする。
また、非FOI(図2参照)から、符号45により破線の矢印で示す左向き傾斜角の3つの光線と、符号46により破線の矢印で示す右向き傾斜角の3つの光線とが要素ホログラム31に入射したとする。
また、ホログラムの再生時に照射される参照光である再生照明光47は、すべての左向き傾斜角の光線の中で最も左向きに傾斜しているものとする。
図3(c)に符号57で示す空間周波数の振幅強度は、図3(b)に符号55で示す空間周波数の振幅強度を低減した結果を示している。また、図3(c)に符号58で示す空間周波数の振幅強度は、図3(b)に符号56で示す空間周波数の振幅強度を低減した結果を示している。これらの強度加工後において、FOIに対応した空間周波数の振幅強度については変更していない。
一般に、2−D画像圧縮技術においては、量子化テーブル中の値を変化させることによって、低い空間周波数は高い空間周波数よりも正確に符号化されるように制御している。図4(a)は、JPEGで利用される一般的な量子化テーブルの一例を示す図である。図4(a)において、左上エリアはDC成分を示し、右下エリアは最高空間周波数成分を示す。符号61は、低周波成分から高周波成分へ向かう矢印を示している。このテーブルの各値は、量子化ステップである。例えば、左上の「16」は、左上のデータ(DC成分)を16で割った商を量子化後のデータにすることを表し、右下の「99」は、右下のデータ(高周波成分)を99で割った商を量子化後のデータにすることを表す。ここで、左上の「16」のように値が小さいほど、量子化後のデータの種類(ラベル)が多くなる。そして、ラベルが多いほど違いを表現できるので、「16」のように値が小さいほど、量子化後に正確にデータを保存することになる。極端な例として、テーブルの値が「1」であれば、量子化後に元のデータをそのまま保存することになる。一方、「99」のように値が大きいほど、量子化後のデータの種類(ラベル)が少なくなるため、違いを表現できなくなり、データの質が落ちる。ただし、テーブルの値が大きい場合、種類(ラベル)が少ないため、符号量は少なくなる。
そのため、ホログラム符号化装置1は、例えば参照光の位置に応じて、種々のテーブルを準備している。また、ホログラム符号化装置1は、ホログラムのエリアロケーション(要素ホログラムの位置)に応じて、数あるテーブルの中から1つを選択する機能を有している。
次に、ホログラムの空間周波数領域について図5を参照して説明する。一般に、同じ波長λを有する2つのオーバーラップする波が、異なる方向に伝搬して互いに干渉するとホログラムを作る。ここで、以下の仮定をする。図5に示すように、yz座標空間において、3−D対象物から、物体光の平面波woが角度θo[ラジアン]で伝搬し、参照ビームの光源から、参照光の平面波wrが角度θr[ラジアン]で伝搬するものとする。なお、ホログラムはz軸に垂直、かつ、y軸に沿って配置されているものとする(図2参照)。
これは、平面波の入射角について、本来は、(θo−θr)と(θr−θo)のように正負の値で2つに区別したいところ、ホログラムにおいては本質的な物理現象のために、区別ができないことを示している。一般的には、2つの入射角のうち1つのみを使い、もう1つは使わないことで、この物理現象に対処している。つまり、2つの入射角のうち1つのみに被写体情報を乗せ、もう1つには被写体情報を乗せないことで対処している。これにならって、ここでは、同様に対処することにして、θo−θrは、常時正または常時負である場合のみを取り扱う。そのため、式(9)において、空間周波数と平面波の入射角は1対1に対応する。
次に、図1に示すホログラム符号化装置1の構成の詳細を説明する。
ホログラム記憶手段2は、予め撮影(記録)されたホログラムを記憶するものであり、例えば、一般的なハードディスク等から構成される。このホログラム記憶手段2は、ホログラムの記録時の条件として、参照光の情報や、被写体からホログラムまでの距離の情報等も記憶することとした。参照光の情報は、参照光の光源位置やホログラムへの入射角度と、波長とを含む。
二次元画像提示手段4は、生成された各二次元画像を表示装置14に順次提示するものである。表示装置14は例えばLCD等から構成される。
なお、ホログラムから所定ピッチで各奥行きにおけるそれぞれの二次元画像を生成して表示する技術は、ホログラムを用いた顕微鏡等においてよく知られた公知技術である。
ホログラム復号化装置20は、ホログラム符号化装置1で要素毎に符号化されたホログラムデータを復号化するものである。このホログラム復号化装置20は、ホログラム符号化装置1と同様に、コンピュータと、このコンピュータにインストールされたプログラムとから構成される。
復号化手段23は、要素毎のホログラムデータを、符号化規則に対応した復号化規則により復号化して量子化空間周波数qmを生成するものである。
逆量子化手段24は、要素ホログラム毎に(要素毎に)、復号化手段23によって生成された量子化空間周波数qmを、量子化テーブルの対応する要素である関心領域要素値または非関心領域要素値に基づいて逆量子化して空間周波数s′mを算出するものである。
要素ホログラム接続手段26は、要素毎に算出された縞パターンh′mを接続してホログラムの縞パターンh′を生成するものである。
ホログラム再生手段28は、縞パターンh′を有するホログラム(加工されたホログラム)から3次元の被写体情報を再生し、3Dディスプレイ(ホログラムディスプレイ)29に提示するものである。
次に、ホログラム符号化装置1の動作について図6を参照(適宜図1参照)して説明する。事前処理では、図6(a)に示すように、ホログラム符号化装置1は、関心領域入力手段5によって、各FOI(関心領域)の空間情報を取得する(ステップS1)。取得したFOIの空間情報は、非FOIの空間情報と共に、空間情報記憶手段6に格納される。なお、本実施形態では、利用者は、ホログラムに記録された被写体情報の所定奥行きの二次元情報として表示装置14に表示された二次元画像を確認しながら各FOIを指定する。
次に、ホログラム復号化装置20の動作について図7を参照(適宜図1参照)して説明する。図7に示すように、ホログラム復号化装置20は、ホログラムデータ入力手段21によって、量子化テーブルと、要素ホログラム毎に生成したホログラムデータとを取得する(ステップS21)。そして、ホログラム復号化装置20は、要素ホログラム毎に符号化されたホログラムデータのm番目として1番目(m=1)を選択する(ステップS22)。そして、ホログラム復号化装置20は、復号化手段23によって、ホログラムデータを復号化規則により復号化する(ステップS23)。そして、ホログラム復号化装置20は、逆量子化手段24によって、量子化空間周波数qmを量子化テーブルにより逆量子化して空間周波数s′mを生成する(ステップS24)。そして、ホログラム復号化装置20は、空間周波数逆変換手段25によって、空間周波数s′mを逆変換して要素ホログラムの縞パターンh′mを生成する(ステップS25)。
(各実験の共通の前提条件)
各実験では、図8に示すように、y軸に平行に、1.024[mm]の長さの棒B(波動場b(yb)として扱う)と、81.92[mm]の長さのホログラムH(波動場h(yh)として扱う)とを、z方向に100[mm]の距離だけ離して設置するものとした。以下の計算では、棒BとホログラムHとを両方とも1[μm]ピッチでサンプルした。すべての光波の波長は、632.8[nm]とした。また、参照光RはホログラムHに水平に当てることとした。
<実験1の実験方法>
このシミュレーションの目的は、ホログラムHが空間周波数領域で加工された後に再構成された光を立証することである。図9(a)は、このシミュレーションの設定を示している。シミュレーション方法は次の通りである。なお、簡便のため、符号化規則による符号化と、復号化規則による復号化を省略した。まず、ホログラム符号化装置1は、ホログラムHを要素ホログラムHmに分割した。図9(a)には、q番目の要素ホログラムHqと、r番目の要素ホログラムHrとを示す。続いて、ホログラム符号化装置1は、m番目の要素ホログラムHmに離散フーリエ変換(DFT)を適用して空間周波数smを生成した。ここで、q番目の要素ホログラムHqの空間周波数はsqであり、r番目の要素ホログラムHrの空間周波数はsrである。
図9(b)は、図9(a)において、符号(b)で示す方向において光の強度を呈した値b″(yb)の結果を示す。また、図9(c)は、図9(a)において、符号(c)で示す方向において光の強度を呈した値b″(yb)の結果を示す。さらに、図9(d)は、図9(a)において、符号(d)で示す方向において光の強度を呈した値b″(yb)の結果を示す。
<実験2の実験方法>
このシミュレーションの目的は、ホログラムHにおいて空間周波数smが量子化されたときに、データサイズの低減を立証することである。シミュレーション方法は次の通りである。ホログラム符号化装置1により、元のホログラムHの縞パターンhを量子化し、最終的に、ホログラム復号化装置20により、加工後のホログラムHの縞パターンh′を生成した。ここで、元のホログラムHの縞パターンhのデータと、加工後のホログラムHの縞パターンh′のデータとを個別にZIP圧縮により符号化して、両者のZIPファイルサイズを比較した。このうち後者の加工後のホログラムHの縞パターンh′は、量子化実行後に得られたものである。そもそも量子化処理は、量子化後のデータの種類(ラベル)を低減するための処理である。したがって、加工後のホログラムHの縞パターンh′のデータサイズは、元のホログラムHの縞パターンhのデータサイズより小さくなるはずである。
実験2のシミュレーション結果を図10に示す。
図10において、水平軸は、ラベル数nであり、ラベル数nは、1サンプルに対してlog2(n)ビットを要する。また、垂直軸は、ZIPファイルサイズを示す。図10に示す「量子化なし」は、元のホログラムHの縞パターンhのZIPファイルサイズを示す。また、図10に示す「量子化後」は、加工後のホログラムHの縞パターンh′のZIPファイルサイズを示す。縞パターンh′のデータサイズは、縞パターンhのデータサイズよりも小さいことがわかる。さらに、符号量は少なくするためにラベル数を減少すると、すなわち、図10のグラフにおいて右から左にラベル数を変化させると、縞パターンh′のデータサイズは、徐々に減少する。これらの結果から、予想通り、量子化は、データサイズの低減に役立っていると結論できる。
2 ホログラム記憶手段
3 二次元画像生成手段
4 二次元画像提示手段
5 関心領域入力手段
6 空間情報記憶手段
7 量子化テーブル生成手段
8 量子化テーブル記憶手段
9 ホログラム分割手段
10 空間周波数変換手段
11 量子化手段
12 符号化手段
13 ホログラムデータ出力手段
14 表示装置
15 入力装置
20 ホログラム復号化装置
21 ホログラムデータ入力手段
22 量子化テーブル記憶手段
23 復号化手段
24 逆量子化手段
25 空間周波数逆変換手段
26 要素ホログラム接続手段
27 ホログラム記憶手段
28 ホログラム再生手段
29 3Dディスプレイ
Claims (6)
- 被写体を縞パターンとして記録したホログラムを所定の符号化規則により符号化するホログラム符号化装置であって、
前記ホログラムに記録された3次元空間において利用者により指定された少なくとも1つの関心領域の空間情報の入力を受け付け、前記各関心領域を設定すると共に、前記各関心領域の周囲に非関心領域を設定する関心領域入力手段と、
前記各関心領域の空間情報に基づいて、前記各関心領域から出射して前記ホログラムに到達する光の角度と、前記ホログラムに入射する参照光の角度およびその波長とにより、前記各関心領域に対応する空間周波数範囲をそれぞれ算出し、前記各関心領域に対応する各空間周波数範囲に対して、量子化ステップ数として予め定められた1以上の関心領域要素値を対応付け、前記非関心領域に対応する空間周波数範囲に対して量子化ステップ数として予め定められた1以上の非関心領域要素値を対応付け、前記関心領域要素値および前記非関心領域要素値を配列した量子化テーブルを生成する量子化テーブル生成手段と、
前記ホログラムの縞パターンを、予め定められた要素数に分割した各要素ホログラムの縞パターンを生成するホログラム分割手段と、
前記要素ホログラム毎に、前記分割された縞パターンを空間周波数に変換する空間周波数変換手段と、
前記要素ホログラム毎に変換された空間周波数を、前記量子化テーブルの対応する要素である前記関心領域要素値または前記非関心領域要素値に基づいて量子化して量子化空間周波数を生成する量子化手段と、
前記要素ホログラム毎に生成された量子化空間周波数を、前記符号化規則により符号化したホログラムデータを生成する符号化手段と、
前記要素ホログラム毎に生成したホログラムデータを出力するホログラムデータ出力手段と、
を備えることを特徴とするホログラム符号化装置。 - 前記量子化テーブル生成手段は、
前記量子化ステップ数としての関心領域要素値を、前記量子化ステップ数としての非関心領域要素値よりも小さい値とした量子化テーブルを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のホログラム符号化装置。 - 前記空間周波数変換手段は、
前記要素ホログラムの縞パターンを離散フーリエ変換により空間周波数に変換する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のホログラム符号化装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のホログラム符号化装置で符号化されたホログラムデータを復号化するホログラム復号化装置であって、
前記要素ホログラム毎に生成したホログラムデータと、前記量子化テーブルとの入力を受け付けるホログラムデータ入力手段と、
前記要素ホログラム毎に、前記ホログラムデータを前記符号化規則に対応した復号化規則により復号化して前記量子化空間周波数を生成する復号化手段と、
前記要素ホログラム毎に生成された量子化空間周波数を、前記量子化テーブルの対応する要素である前記関心領域要素値または前記非関心領域要素値に基づいて逆量子化して空間周波数を算出する逆量子化手段と、
前記要素ホログラム毎に算出された空間周波数を逆変換して、前記要素ホログラムの縞パターンを算出する空間周波数逆変換手段と、
前記要素ホログラム毎に算出された縞パターンを接続して前記ホログラムの縞パターンを生成する要素ホログラム接続手段と、
を備えることを特徴とするホログラム復号化装置。 - 被写体を縞パターンとして記録したホログラムを所定の符号化規則により符号化するために、コンピュータを、
前記ホログラムに記録された3次元空間において利用者により指定された少なくとも1つの関心領域の空間情報の入力を受け付け、前記各関心領域を設定すると共に、前記各関心領域の周囲に非関心領域を設定する関心領域入力手段、
前記各関心領域の空間情報に基づいて、前記各関心領域から出射して前記ホログラムに到達する光の角度と、前記ホログラムに入射する参照光の角度およびその波長とにより、前記各関心領域に対応する空間周波数範囲をそれぞれ算出し、前記各関心領域に対応する各空間周波数範囲に対して、量子化ステップ数として予め定められた1以上の関心領域要素値を対応付け、前記非関心領域に対応する空間周波数範囲に対して量子化ステップ数として予め定められた1以上の非関心領域要素値を対応付け、前記関心領域要素値および前記非関心領域要素値を配列した量子化テーブルを生成する量子化テーブル生成手段と、
前記ホログラムの縞パターンを、予め定められた要素数に分割した各要素ホログラムの縞パターンを生成するホログラム分割手段、
前記要素ホログラム毎に、前記分割された縞パターンを空間周波数に変換する空間周波数変換手段、
前記要素ホログラム毎に変換された空間周波数を、前記量子化テーブルの対応する要素である前記関心領域要素値または前記非関心領域要素値に基づいて量子化して量子化空間周波数を生成する量子化手段、
前記要素ホログラム毎に生成された量子化空間周波数を、前記符号化規則により符号化したホログラムデータを生成する符号化手段、
前記要素ホログラム毎に生成したホログラムデータを出力するホログラムデータ出力手段、
として機能させるためのホログラム符号化プログラム。 - 請求項5に記載のホログラム符号化プログラムで符号化されたホログラムデータを復号化するために、コンピュータを、
前記要素ホログラム毎に生成したホログラムデータと、前記量子化テーブルとの入力を受け付けるホログラムデータ入力手段、
前記要素ホログラム毎に、前記ホログラムデータを前記符号化規則に対応した復号化規則により復号化して前記量子化空間周波数を生成する復号化手段、
前記要素ホログラム毎に生成された量子化空間周波数を、前記量子化テーブルの対応する要素である前記関心領域要素値または前記非関心領域要素値に基づいて逆量子化して空間周波数を算出する逆量子化手段、
前記要素ホログラム毎に算出された空間周波数を逆変換して、前記要素ホログラムの縞パターンを算出する空間周波数逆変換手段、
前記要素ホログラム毎に算出された縞パターンを接続して前記ホログラムの縞パターンを生成する要素ホログラム接続手段、
として機能させるためのホログラム復号化プログラム。
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