JP5302457B2 - 連携アクセスノードと通信する移動局に命令する技術 - Google Patents

連携アクセスノードと通信する移動局に命令する技術 Download PDF

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Description

本発明は、互いに連携できる複数のアクセスノードを含む移動通信ネットワークの分野に関する。特に、本発明は、複数のサポーティングアクセスノードと連携可能なサービングアクセスノードと通信する少なくとも1つの移動局であって、該複数のサポーティングアクセスノードと追加的な通信が可能な少なくとも1つの移動局に対して命令する技術に関する。
セルラ移動通信ネットワークにおいては、同一の物理リソースを使用するエアインタフェースを介した同時送信が頻繁に発生する。このため、送信信号の信号品質を低下させる同一チャネル干渉が発生する。その結果、これにより移動通信ネットワークの伝送容量が低下する。同一チャンネル干渉は、密に配置されたアクセスノードを有する移動通信ネットワークにおいて、より重大となる。
アクセスノードの連携によって、送信信号の信号品質を向上させ、かつ、移動通信ネットワークの送信容量を増加させることが可能である。アクセスノード連携のために、アクセスノード(いわゆる「サービングアクセスノード」)と移動局との間の初期通信は、移動局が少なくとも1つの他のアクセスノード(いわゆる「サポーティングアクセスノード」)を介して追加的な通信を行うという点で拡張される。それにより、サービングアクセスノードは、移動局と通信するために少なくとも1つのサポーティングアクセスノードの送受信容量を追加的に使用する。追加的な送受信容量を使用するためには、ユーザデータ、制御データ、並びに運用及び保守(O&M)用データを、サービングアクセスノードと少なくとも1つのサポーティングアクセスノードとの間で、(例えば、コアネットワークを介して)やり取りする必要がある。
しかし、サービングアクセスノード及び少なくとも1つのサポーティングアクセスノードを接続する転送リンクは、サービングアクセスノードと少なくとも1つのサポーティングアクセスノードとの間で必要なユーザデータ、制御データ及びO&M用データを送信するために十分な転送リンク容量を有さなくてもよい。遠隔アクセスノードの場合、例えば転送リンクは、約2Mbpsの転送リンク容量を有する専用有線電話回線、数十Mbpsの転送容量を有する無線マイクロ波リンク、数百Mbpsの転送容量を有する有線デジタル加入者回線(DSL)接続又は数千Mbpsの転送容量を有する有線ファイバ接続として実現される。同一の場所に配置されたアクセスノードの場合、例えば転送リンクは、2つの処理ユニットを接続するサーバラックのバックプレーン上で実行するコンピュータバスでありうる。そのような転送リンク又は同様の転送リンクの帯域幅は制限されるため、サービングアクセスノードと少なくとも1つのサポーティングアクセスノードとの間でユーザデータ、制御データ及びO&M用データが十分に転送されない場合があり、アクセスノードは互いに連携することができない。
したがって、少なくとも1つの基地局に対応するために互いに連携するかあるいは互いに連携することを意図するアクセスノードに対して、アクセスノード間のネットワーク経路上で制限された転送リンク容量の問題が発生する。
そのため、複数のサポーティングアクセスノードと連携可能なサービングアクセスノードと通信する少なくとも1つの移動局に命令する技術の必要性があり、その技術により、先に概略的に示した欠点のうちの少なくともいくつかが回避される。
第1の側面によれば、この必要性は、複数のサポーティングアクセスノードと連携可能なサービングアクセスノードと通信する少なくとも1つの移動局であって、前記複数のサポーティングアクセスノードとの追加的な通信が可能な少なくとも1つの移動局に命令する方法により、満たされる。本方法は、前記サービングアクセスノード及びサポーティングアクセスノードのうちの少なくとも1つの転送リンク容量に関連する少なくとも1つのバックホールパラメータを取得するステップと、前記取得した少なくとも1つのバックホールパラメータに基づいてハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを生成するステップと、前記ハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの前記少なくとも1つを前記少なくとも1つの移動局に提供するステップとを有する。
バックホール容量は、サービングアクセスノードと少なくとも1つのサポーティングアクセスノードとの間のネットワーク経路上の少なくとも1つの転送リンクの転送リンク(例えば、あらゆる2つのネットワーク構成要素間の通信リンク)容量である。例えばバックホール容量は、サービングアクセスノード及びあらゆる隣接ネットワーク構成要素を接続する転送リンクの転送リンク容量でありうる。しかし、更にバックホール容量は、サービングアクセスノードと1つ又は複数のサポーティングアクセスノードとの間の複数の(例えば、シリアルに配置された)転送リンク又は完全な転送リンクの転送リンク容量であってもよい。それに応じて、バックホールパラメータは、サービングアクセスノードと少なくとも1つのサポーティングアクセスノードとの間の接続を提供するあらゆる転送リンクの転送リンク容量に関連するパラメータである。取得した少なくとも1つのバックホールパラメータに基づいて、ハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つが生成される。
移動局は、移動電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ネットワークカード等のあらゆる移動通信デバイス又はエアインタフェースを介してアクセスノードと通信できる他のあらゆる移動通信装置であってもよい。
アクセスノードは、ネットワーク側から移動局と通信できるあらゆる種類のネットワーク構成要素であってもよい。アクセスノードは、セルを構成し、セルのセル領域を範囲に含み、且つセルと関連付けられた全ての基地局に対応してもよい。例えばアクセスノードは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)LTE(Long Term Evolution)規格に従って動作する移動通信ネットワークに配置されるeNodeB又は基地局であってもよい。更にアクセスノードは、セルを構成するeNodeB又は基地局のセクションであってもよい。そのようなセクションは、1つ以上のアンテナ、フィルタ、電力増幅器及び/又は低雑音増幅器等のRF部、並びに信号処理手段を備えてもよい。アクセスノード連携は、少なくとも2つのアクセスノード、例えば第1の基地局及び第2の基地局のうちの少なくとも1つ、並びに第1の基地局の第1のセクション及び同一の基地局又は第2の基地局の第2のセクションを介して達成されてもよい。基地局と基地局との連携は基地局間連携と呼ばれ、同一の基地局のセクションとセクションとの連携は基地局内連携と呼ばれる。それに応じて、eNodeBとeNodeBとの連携はeNodeB間連携と呼ばれ、同一のeNodeBのセクションとセクションとの連携はeNodeB内連携と呼ばれる。
ハンドオーバパラメータは、移動局をトリガしてハンドオーバ手順、特に一方のアクセスノードから他方のアクセスノードへのハンドオーバを開始させる、すなわちサービングアクセスノードを変化させるパラメータであってもよい。制限されたバックホール容量を有するサービングアクセスノードが移動局に対応する場合、移動局は、少なくとも1つのサポーティングアクセスノードを含む新しいサービングアクセスノードの連携が可能になるように、使用可能なより大きなバックホール容量を有する別のアクセスノード(新しいサービングアクセスノードとして動作する)にハンドオーバしてもよい。
更に又はあるいは、システム情報パラメータは、サービングアクセスノードにキャンプオンする信号品質レベルまで少なくとも1つの移動局に対して示す閾値であってもよい。アイドルモードにおいて、通常、移動局は、最高の信号品質を提供する第1のアクセスノードにキャンプオンする。信号品質が低下する場合、移動局は、より適切な信号品質を提供する第2のアクセスノードにキャンプオンしてもよい。しかし、第2のアクセスノードは、第1のアクセスノードより適切なバックホール容量を有さない場合があるため、第2のアクセスノードがアイドルモードからアクティブモードに変化する際にサービングアクセスノードになる場合、サポーティングアクセスノードとの連携は可能でなくてもよい。それに応じて、閾値は、第1のアクセスノードにより、より長く、すなわち信号品質のより高い減少率が閾値を超えるまで第1のアクセスノードにキャンプオンするように移動局に対して示す移動局に提供されてもよい。従って、第1のアクセスノードは、移動局がある特定のアクセスノードにキャンプオンする長さ、すなわちセル選択、セル再選択及びアイドルモードモビリティに影響を及ぼすことができる。
更に別の方法として又は更に、システム情報パラメータは、少なくとも1つの移動局に対して少なくとも1つのアクセス分類を含むセル状態パラメータであってもよい。セル状態パラメータは、アクセスノードが対応する移動局の数を制限することができる。例えばセル状態パラメータは、ある特定のネットワークオペレータからの移動局がアクセスノードと通信するのを阻止するアクセス分類を含んでもよい。また、移動局によるランダムアクセス(すなわち、ページングされた後)は阻止されてもよく、あるいはある特定のアクセスノードが移動局に対応することが許可されなくてもよい。このため、サービングアクセスノードは、セル状態パラメータを移動局に送出してもよい。セル状態パラメータは、アクセスノードのバックホール容量又は少なくとも1つのアクセスノードの連携機能に関連する情報を更に含んでもよい。それに応じて、少なくとも1つのアクセス分類を含むセル状態パラメータに基づいて、アクセスノードは、制限されたバックホール容量を有するアクセスノードが移動局に対応するかに影響を及ぼす。
更にシステム情報パラメータは、少なくとも1つの移動局との更なる通信のために複数のサポーティングアクセスノードを少なくとも1つの移動局に対して示す閾値であってもよい。例えば閾値は、サービングアクセスノードの信号品質レベルとサポーティングアクセスノードの信号品質レベルとの差と比較されてもよい。閾値を変化させることにより、サービングアクセスノードに加えて少なくとも1つの移動局と同時に通信するサポーティングアクセスノードの数、すなわちアクセスノード間の連携の量に影響を及ぼすことが可能である。従って、サービングアクセスノードが使用可能な空きバックホール容量を十分に有する場合、アクセスノード間の連携の量は増加するであろう。
別のアクセスノードへのハンドオーバ又は別のアクセスノードとの連携が可能であるか、あるいはそれにより対応した移動局の無線アクセス容量に対して利点を提供するかを判断するため、方法は、少なくとも1つのバックホールパラメータをサポーティングアクセスノードのバックホール容量に関連するパラメータと比較するステップと、比較結果に基づいてハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを少なくとも1つの移動局に提供するステップとを備えてもよい。少なくとも1つのバックホールパラメータは、ハンドオーバ及び/又はアクセスノード連携の候補に関する概要を判定できるように、移動通信ネットワーク又はある特定のネットワーク領域に配置された複数のサポーティングアクセスノード又は全てのアクセスノードのバックホール容量に関するパラメータと更に比較されてもよい。判定されたデータは、データベースに格納されてもよい。
少なくとも1つの移動局の命令に対する計算及び比較の量を減少するため、少なくとも1つの移動局と通信できないアクセスノードは、バックホールパラメータの判定及び比較から除外されてもよい。それに応じて、方法は、少なくとも1つの移動局と通信できるサポーティングアクセスノードを判定するステップと、判定されたサポーティングアクセスノードに対するバックホールパラメータを取得するステップと、取得したバックホールパラメータを比較するステップと、取得したバックホールパラメータの比較結果に基づいてハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを少なくとも1つの移動局に提供するステップとを更に有してもよい。換言すると、この態様に従えば、少なくとも1つの移動局と通信できるサポーティングアクセスノードのみが更なる処理に対して考慮されることにより、少なくとも1つの移動局の命令に対して考慮されるデータの量が削減される。
少なくとも1つの移動局の命令(すなわち、種々のバックホールパラメータの比較)に対して考慮され且つ処理されるデータの量を更に削減するため、制限された空きバックホール容量を有するサポーティングアクセスノードが、ハンドオーバ又はアクセスノード連携に対する更なる考慮から除外されてもよい。このため、方法は、制限された空きバックホール容量を有するサポーティングアクセスノードを判定するステップと、判定されたサポーティングアクセスノードを少なくとも1つの移動局との更なる通信から除外するステップとを更に有してもよい。それにより、バックホールパラメータの比較に対して必要な処理能力が減少する。
別のアクセスノードへのハンドオーバ又は別のアクセスノードとの連携が少なくとも1つの移動局の無線アクセスレートに対して有益であるかを判定するため、方法は、別のアクセスノードが対応すること及びサービングアクセスノードと連携している少なくとも1つのサポーティングアクセスノードと通信することのうちの少なくとも1つが当てはまる場合に少なくとも1つの移動局の少なくとも1つの潜在的な無線アクセスレートを取得するステップと、少なくとも1つの移動局の実際の無線アクセスレートを取得するステップと、少なくとも1つの潜在的な無線アクセスレートを実際の無線アクセスレートと比較するステップと、少なくとも1つの潜在的な無線アクセスレートと実際の無線アクセスレートとの比較結果に基づいてハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを少なくとも1つの移動局に提供するステップとを更に有しもよい。
別のサービングアクセスノードが対応すること及びサービングアクセスノードと連携している少なくとも1つのサポーティングアクセスノードと通信することのうちの少なくとも1つが当てはまる場合に複数の移動局に対する潜在的な無線アクセスレートが判定され、且つこれらの潜在的な無線アクセスレートを実際の無線アクセスレートと比較することが更に可能である。それにより、移動通信ネットワーク又は移動通信ネットワークの領域における複数の基地局及びアクセスノードの無線アクセスレートに関する全概要(例えば、データベースにおける)が取得される。また、別のアクセスノードへのハンドオーバ又は更なるアクセスノードとの通信が有益であるかが移動局毎に個別に判定される。サポーティングアクセスノードの変化又はある特定のサポーティングアクセスノードとのサービングアクセスノードの連携が有益であるかが更に判定される。それに応じて、移動通信ネットワークの全体の性能が最適化される。
移動通信ネットワークの物理的構造、アクセスノードに提供された転送リンクの種類、アクセスノード連携の量及びユーザ挙動に依存して、種々のアクセスノード連携技術は、少なくとも1つの移動局の無線アクセスレートに対してある程度有益であってもよい。従って、方法は、少なくとも1つのバックホールパラメータに基づいてサービングアクセスノードにより使用されたアクセスノード連携技術を選択するステップを更に備えてもよい。選択は、ネットワーク計画中、ネットワーク又はアクセスノードの初期起動中、あるいはネットワーク動作中に提供されてもよい。ネットワーク又はアクセスノードの初期起動中の選択は、ネットワーク又はアクセスノードにより自動的に提供されてもよい。
アクセスノードに対して使用されたアクセスノード連携技術の種類に関する厳密な判断基準を提供するため、方法は、サービングアクセスノードを少なくとも1つのサポーティングアクセスノードと接続する転送ネットワークの未使用の転送容量に関連するパラメータを判定するステップと、判定された未使用の転送容量に関連するパラメータに基づいてアクセスノード連携技術を選択するステップとを更に備えてもよい。特に、大量の転送リンク容量を要求するアクセスノード連携技術もあれば、小量の転送リンク容量のみを要求するアクセスノード連携技術もある。それに応じて、転送ネットワークの未使用の転送リンク容量に依存して、アクセスノード連携技術の種類は個別に選択されてもよい。
ハンドオーバ及び/又はアクセスノード連携が少なくとも1つの移動局の無線アクセスレートに対する利点を判定するため、方法は、サービングアクセスノードの無線リンク品質に関連する少なくとも1つの第1のパラメータを受信するステップと、少なくとも1つのサポーティングアクセスノードの無線リンク品質に関連する少なくとも1つの第2のパラメータを受信するステップと、受信した第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいてハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを少なくとも1つの移動局に提供するステップとを更に備えてもよい。無線リンク品質値は、少なくとも1つの移動局により判定され(例えば、信号強度測定を介して)、且つ評価のためにサービングアクセスノードに送出されてもよい。従って、サービングアクセスノードは、少なくとも1つの移動局と通信できる全てのノードの無線リンク品質に関する概要を取得できる。
ハンドオーバ及び/又はアクセスノード連携を開始することに関する更なる判断基準を提供するため、方法は、サービングアクセスノードとサポーティングアクセスノードとの信号品質の差の閾値に関連するパラメータ、サービングアクセスノードの信号品質に関連するパラメータ、移動局のサービス品質(QoS)に関連するパラメータ及び移動局の加入者プロファイルに関連するパラメータのうちの少なくとも1つを判定するステップと、判定されたパラメータに依存してハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを少なくとも1つの移動局に提供するステップとを更に備えてもよい。
2つ以上の移動局の無線アクセスレートを高めるため、方法は、複数のアクセスノードに対するバックホールパラメータを取得するステップと、取得したバックホールパラメータに依存してハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを複数の移動局の中から選択された移動局に提供するステップとを更に備えてもよい。この態様によると、複数のアクセスノードのバックホール容量に関する概要(例えば、データベースにおける)が取得されてもよい。取得したデータに基づいて、ハンドオーバ及び/又は更なるアクセスノードとの連携は、複数の移動局の中から選択された移動局に対してのみ開始される。従って、無線アクセスレートは個別に最適化されてもよい。
ハンドオーバ又は連携アクセスノードの変化が頻繁に発生し過ぎる(ピンポン効果等により無線アクセスレートを全体的に低下させる)のを回避するため、ヒステリシスマージンが、ハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを少なくとも1つの移動局に提供するために考慮されてもよい。
空きバックホール容量は、特に通信及び加入者のダウンロード挙動によりネットワーク動作中に急変する可能性がある。バックホール容量過負荷の状況(例えば、転送ネットワークの未使用の転送容量を考慮する場合)を回避するため、安全マージンが少なくとも1つのバックホールパラメータに追加されてもよい。これにより、未使用の転送リンク容量が短期間のうちに減少する場合、無線リンクの故障を防止できる。
別の側面によれば、コンピュータプログラムが提供される。コンピュータプログラムは、1つ以上のコンピュータ装置で実行されたときに本明細書で説明される方法の態様のうちの1つ以上のステップのうちの1つ以上を実行するプログラムコードを含む。コンピュータプログラムは、固定記憶装置又は書き換え可能なメモリ、CD−ROM、あるいはDVD等のコンピュータ読取可能な記憶媒体に格納されうる。コンピュータプログラムは、更に、インターネット、セルラ通信ネットワーク、あるいは無線又は有線ローカルエリアネットワーク(LAN)等の1つ以上のコンピュータネットワークを介したダウンロードに提供されうる。
第1のハードウェアの態様と同様に、少なくとも1つの移動局と通信可能であり、かつ、該少なくとも1つの移動局と追加的な通信が可能な複数のサポーティングアクセスノードと連携可能なアクセスノードが提供される。アクセスノードは、アクセスノード及びサポーティングアクセスノードのうちの少なくとも1つのバックホール容量に関連する少なくとも1つのバックホールパラメータを取得する取得ユニットと、取得した少なくとも1つのバックホールパラメータに基づいてハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを生成する生成ユニットと、ハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを少なくとも1つの移動局に提供する送信ユニットとを備える。アクセスノードは、少なくとも1つのバックホールパラメータをサポーティングアクセスノードのバックホール容量に関連するパラメータと比較する比較ユニットを更に備えてもよい。
第2のハードウェアの態様と同様に、移動通信ネットワークが提供される。移動通信ネットワークは、少なくとも1つの移動局と通信可能であり、かつ、複数のサポーティングアクセスノードと連携可能な少なくとも1つのアクセスノードと、少なくとも1つのアクセスノードと連携可能な少なくとも1つのサポーティングアクセスノードとを備える。例えば移動通信ネットワークは、3GPP LTEネットワークであってもよい。
複数の連携アクセスノードを有する移動通信ネットワークの第1の実施形態を示す概略図。 サービングアクセスノードと通信する少なくとも1つの移動局に命令する方法の第1の実施形態を示すフローチャート。 複数の連携アクセスノードを有する移動通信ネットワークの第2の実施形態を示す概略ブロック図。 アクセスノード連携が提供されない場合の転送リンクの例示的な使用量分布を示すグラフ。 アクセスノード連携が提供される場合の転送リンクの例示的な使用量分布を示すグラフ。 種々のアクセスノード連携技術の平均ユーザスループットにわたる累積分布関数を示すグラフ。 図6に示すアクセスノード連携技術のバックホール容量要求にわたる累積分布関数を示すグラフ。 低い転送リンク容量を要求するアクセスノード連携技術が使用される場合の転送リンクの例示的な使用量分布を示すグラフ。 高い転送リンク容量を要求するアクセスノード連携技術が使用される場合の転送リンクの例示的な使用量分布を示すグラフ。 アクセスノード連携技術が切り替えられる場合の転送リンクの例示的な使用量分布を示すグラフ。 アクセスノード連携技術のパラメータが再構成される場合の転送リンクの例示的な使用量分布を示すグラフ。 アクセスノード連携制御の方法の一実施形態を示すフローチャート。 いくつかのアクセスノードがマルチホップ転送リンクを介してコアネットワークに接続される場合の転送リンクの例示的な使用量分布を示すグラフ。 アクセスノードを示す概略ブロック図。
以下において、限定するのが目的ではなく説明する目的で、本発明を完全に理解するために、特定の順序のステップ、構成要素及び構成等の具体的な詳細を説明する。本発明は、これらの具体的な詳細な説明とは異なる他の実施形態で実施可能であることは、当業者には明らかであろう。例えば、3GPP LTE規格に従って動作している移動通信ネットワーク及び移動局を参照して実施形態を説明するが、他の移動通信規格に従って動作している移動通信ネットワーク及び移動局を含む状況で本発明を実施可能であることは当業者には明らかであろう。
また、以下に本明細書で説明する機能及び処理がプログラムされたマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータと共に機能するソフトウェアを使用して実現されてもよいことは、当業者には理解されるだろう。実施形態は主に方法及び装置の形態で説明されるが、本発明は、コンピュータプロセッサ及び本明細書で開示される機能を実行できる1つ以上のプログラムで符号化されるプロセッサに結合されたメモリを含むシステム、並びにコンピュータプログラムの実施形態であってもよいことが更に理解されるだろう。
図1は、複数の連携アクセスノードを有する移動通信ネットワークの第1の実施形態を説明する概略ブロック図を示す。移動通信ネットワーク10は、3GPP LTEネットワークであり、エアインタフェース12、14、16を介して移動局UEと通信している3つのアクセスノードBS1、BS2、BS3を含む。例えばアクセスノードBS1、BS2、BS3は、基地局又はeNodeBであってもよい。アクセスノードBS1は移動局UEに対するサービングアクセスノードであり、アクセスノードBS2及びBS3はサポーティングアクセスノードである。アクセスノードBS1、BS2、BS3は互いに連携している。すなわち、サービングアクセスノードBS1は、移動局UEと通信するためにサポーティングアクセスノードBS2、BS3を更に使用している。
アクセスノードBS1、BS2、BS3間の連携のために、ユーザデータ、制御データ及びO&M用データが、転送リンク18、20、22を介してサービングアクセスノードBS1とサポーティングアクセスノードBS2及びBS3との間でやり取りされる。転送リンク18、20、22は直接接続線として図1に示されるが、接続は、例えばコアネットワーク(不図示)の1つ以上の中間ネットワークエンティティを介して更に提供されてもよい。
図2は、サービングアクセスノードと通信する少なくとも1つの移動局に命令する方法の一実施形態を説明するフローチャート100を示す。図1の移動通信ネットワーク10を参照して方法を説明する。
方法100はステップ102から開始し、サービングアクセスノードBS1は、サービングアクセスノードBS1及びサポーティングアクセスノードBS2、BS3のうちの少なくとも1つのバックホール容量に関連する少なくとも1つのバックホールパラメータを取得する。図1に係る実施形態において、バックホール容量は、アクセスノードを接続する転送リンク18、20、22の転送リンク容量である。例えば、サービングアクセスノードBS1のバックホール容量は転送リンク18及び20の転送リンク容量であり、サポーティングアクセスノードBS2のバックホール容量は転送リンク18及び22の転送リンク容量であり、サポーティングアクセスノードBS3のバックホール容量は転送リンク20及び22の転送リンク容量である。それに応じて、ステップ102において、これらのバックホール容量のうちの少なくとも1つに関連する少なくとも1つのバックホールパラメータが取得される。
後続のステップ104において、ハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つが、ステップ102で取得された少なくとも1つのバックホールパラメータに基づいて生成される。その後、ステップ106において、ハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つが、アクセスノードBS1により移動局UEに提供される。
例えば、サービングアクセスノードBS1のバックホール容量が低く、かつ、サポーティングアクセスノードBS2のバックホール容量が高いと判定された場合、(アクセスノードBS2が新しいサービングアクセスノードになるように)移動局UEをアクセスノードBS1からアクセスノードBS2にハンドオーバさせるハンドオーバコマンドが、サービングアクセスノードBS1により、移動局UEに送出されてもよい。
更なる一例として、移動局UEがアイドルモードであり、かつ、アクセスノードBS1にキャンプオンする場合、アクセスノードBS1の信号品質はアクセスノードBS2の信号品質より低くなるだろう。しかし、アクセスノードBS2のバックホールパラメータから、アクセスノードBS1は、制限されたバックホール容量のためにアクセスノードBS2が連携の候補ではないことを認識する。従って、アクセスノードBS1は、システム情報パラメータを移動局UEに送出する。システム情報パラメータは、アクセスノードBS1にキャンプオンする期間の信号品質レベルを表す、移動局UEに対して示す閾値である。従って、アクセスノードBS2がより適切な信号品質を提供するが、移動局UEはアクセスノードBS1により長くキャンプオンする。
アクセスノードBS1により移動局UEに提供されたシステム情報パラメータは、移動局UEに対して少なくとも1つのアクセス分類を含むセル状態パラメータ又は移動局UEに対して更なる通信のために複数のサポーティングアクセスノードBS2、BS3を示す更なる閾値であってもよい。
図3は、複数の連携アクセスノードを有する移動通信ネットワークの第2の実施形態を説明する概略ブロック図を示す。移動通信ネットワーク300内において、5つのアクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’が配置される。例えばアクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’は、基地局又はeNodeBであってもよい。3つの移動局UE1’、UE2’、UE3’は、アクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’のサービスエリア302に配置される。それに応じて、全てのアクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’は、主に移動局UE1’、UE2’、UE3’の各々と通信可能である。
アクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’は、転送リンク304、306、308、310、312及びコアネットワーク314を介してバックホール容量に関する情報をやり取りする。転送リンク304、306、308、310、312は、アクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’のバックホールリンクである。アクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’の間でやり取りされた情報は、各々のアクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’の最大転送リンク容量、採用された転送リンク304、306、308、310、312の種類(例えば、銅、光ファイバ、マイクロ波又はサーババックプレーン)、並びに/あるいはバックホールリンク304、306、308、310、312の現在の使用量(例えば、百分率で測定された)に関する情報であってもよい。アクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’は、未使用のバックホール容量の量(例えば、Mbpsで)に関する情報を更にやり取りしてもよい。
アクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’が連携して別の基地局に対応できるかに関する情報をやり取りすることが更に可能である(例えば、データパケットの単一のビットは、転送リンク304、306、308、310、312が使用中であるか否かを示してもよい)。情報は、バックホール容量測定レポートとしてやり取りされてもよい。
バックホール容量に関する情報は、転送リンク304、306、308、310、312、コアネットワーク314を介してアクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’の間で直接やり取りされてもよい。例えば、移動通信ネットワーク300が3GPP LTE規格に従って動作するネットワークである場合、情報はX2インタフェースを介してやり取りされてもよい。しかし、情報は、中央制御装置を使用して又は運用及び保守システムを介して間接的に更にやり取りされてもよい。
移動局UE1’、UE2’、UE3’は、アクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’の無線リンク品質値を判定する。特に、移動局UE1’、UE2’、UE3’は、自身と通信している全てのアクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’に対する無線リンク品質値を判定する。このため、移動局UE1’、UE2’、UE3’は信号強度測定を実行する。その後、移動局UE1’、UE2’、UE3’は、判定された無線リンク品質値をそれぞれのサービングアクセスノードに送出する。
アクセスノードBS2’は、アクセスノードBS1’、BS3’、BS4’、BS5’から受信したバックホールパラメータに基づいて、一般に全ての移動局UE1’、UE2’、UE3’がアクセスノード連携から利益を得ること、すなわち移動局UE1’、UE2’、UE3’のダウンリンク容量及び/又はアップリンク容量が増加することを判定する。
しかし、アクセスノードBS2’の転送リンク306のバックホール容量が制限される(すなわち、使用可能な空き転送リンク容量が十分でない)ため、アクセスノード連携に必要なユーザデータ、制御データ及びO&M用データを他のアクセスノードに送出できない。それに応じて、アクセスノードBS2’は、サービングアクセスノード及び/又はサポーティングアクセスノードとして動作できる他のアクセスノードを探索する。
やり取りされたバックホール容量から、アクセスノードBS2’は、アクセスノードBS1’、BS3’、BS4’、BS5’が主に移動局UE1’に対するサービングアクセスノード及び/又はサポーティングアクセスノードとして動作でき、アクセスノードBS1’が主に移動局UE2’に対するサービングアクセスノード及び/又はサポーティングアクセスノードとして動作でき、かつ、アクセスノードBS1’及びBS5’が主に移動局UE3’に対するサービングアクセスノード及び/又はサポーティングアクセスノードとして動作できるかを判定する。上記の情報は候補リストに格納される。
アクセスノードBS2’は、やり取りされたバックホール容量に基づいて、候補リスト(すなわち、サービングアクセスノード及び/又はサポーティングアクセスノードとして動作する候補となること)から十分なバックホール容量を有しないアクセスノードを次のステップで削除する。アクセスノードBS1’のバックホールリンク304は専用電話回線であるため、制限された転送リンク容量しか提供されない。従って、アクセスノードBS2’は、候補リストからアクセスノードBS1’を削除する。それに応じて、アクセスノードBS2’は、アクセスノードBS1’がサービングアクセスノード及び/又はサポーティングアクセスノードとして動作することを更に考慮しない。
従って、移動局UE1’に対して更新された候補はアクセスノードBS3’、BS4’、BS5’であり、移動局UE3’に対して更新された候補はアクセスノードBS5’であり、移動局UE2’に対する候補アクセスノードは存在しない。
アクセスノードBS2’は、移動局UE1’、UE2’、UE3’によりアクセスノードBS2’に送出された無線リンク品質値に基づいて、移動局UE1’、UE2’、UE3’毎に候補リストに示された他のアクセスノードと連携する際の潜在的な無線アクセスレートを計算する。
判定され且つ計算された無線アクセスレートを以下の表1に示す。
Figure 0005302457
計算された潜在的な無線アクセスレートをアクセスノードBS2’の実際の無線アクセスレート(すなわち、アクセスノードBS2’が別のアクセスノードと連携していない場合の)と比較する。表1から分かるように、サービングアクセスノードとして動作するアクセスノードBS3’が移動局UE1’に対応し、アクセスノードBS4’及びBS5’がサポーティングアクセスノードとして動作することができる。このようなアクセスノードBS3’、BS4’、BS5’の連携により、移動局UE1’の無線アクセスレートは、アクセスノードBS2’のみと通信する場合よりも高くなる。表1から更に分かるように、移動局UE1’のみがハンドオーバ及び連携から利益を得る。
それに応じて、アクセスノードBS2’は、ハンドオーバコマンドを移動局UE1’に送出し、移動局UE1’がアクセスノードBS2’からアクセスノードBS3’へのハンドオーバを提供することをトリガする。更にアクセスノードBS2’は、アクセスノードBS3’がアクセスノードBS4’及びBS5’と連携して移動局UE1’に対応しているべきであることを移動局UE1’、並びにアクセスノードBS3’、BS4’、BS5’に通知してもよい。あるいは、新しいサービングアクセスノードBS3’は、どのサポーティングアクセスノード連携が有益であるかを自身で判定してもよい。
ハンドオーバを開始する上述の基準に加えて、ハンドオーバすべき移動局を判定する他の基準が使用されてもよい。例えば、最も高い利得を有する移動局、サービングアクセスノードで最も低いビットレートを有する移動局(連携しない場合)又は対象アクセスノードで最も高いビットレートを有する移動局(潜在的に連携する場合)がハンドオーバのために選択されてもよい。サービングアクセスノードは、ハンドオーバのために転送リンク上で最も高い負荷を生成する移動局を更に選択してもよい。
図4は、アクセスノード連携が提供されない場合の図3に示されたアクセスノードBS3’転送リンク308のある期間にわたる例示的な使用量分布を示す。使用された転送リンク容量は、転送リンク308を介して送信されるデータの量を示す。転送リンク308の最大転送リンク容量は、その物理的構造により制限される。図4から分かるように、使用された転送リンク容量と未使用の転送リンク容量との関係は経時変化する。
図5は、アクセスノード連携が提供される場合の図3に示されたアクセスノードBS3’転送リンク308のある期間にわたる例示的な使用量分布を示す。図4と図5とを比較すると、より多くのアクセスノード連携が採用されるほど、より適切な転送リンク308が利用される(すなわち、より少ない未使用の転送リンク容量が提供される)ことが分かる。連携に使用された転送リンク容量は、アクセスノード連携により転送リンク308を介して送信されるユーザデータ、制御データ及びO&M用データの量を示す。それに応じて、移動局の無線アクセスレートを高めるためにより多くのアクセスノード連携が使用されるほど、より多くの転送リンク容量が要求されることが図5から更に分かる。
以下、使用されるアクセスノード連携技術の種類により移動局の無線アクセスレートを高めることに対する影響を説明する。
種々のアクセスノード連携技術が存在する。一方のアクセスノード連携技術において、アクセスノード連携は中央制御装置により一元的に制御される。他方のアクセスノード連携技術は分布型連携の概念に基づくため、アクセスノードは、一元的に制御されずにアクセスノードとアクセスノードとのインタフェースを介して直接通信する。3GPP LTE移動通信ネットワークの場合、キャリアの増加及び同一チャネル干渉の減少を可能にする集中型アクセスノード連携方式及び分散型アクセスノード連携方式が存在する。
図6は、種々のアクセスノード連携技術の平均ユーザスループットにわたる累積分布関数を図示するグラフを示す。特に、参照符号400はアクセスノード連携が提供されない場合の状況を示し、参照符号402は復号化されたデータに基づくアクセスノード連携技術に関し、参照符号404はソフトビットに基づくアクセスノード連携技術に関し、参照符号406はI/Qデータに基づくアクセスノード連携技術に関する。
I/Qデータに基づくアクセスノード連携技術406は、最も高い無線アクセスネットワーク容量を提供する。しかし、アクセスノード連携を使用可能にするために、連携アクセスノード間で多量のデータがやり取りされなければならない。
図7は、図6に示した3つのアクセスノード連携技術402、404、406のバックホール容量要求にわたる累積分布関数を図示する更なるグラフを示す。I/Qデータに基づくアクセスノード連携技術406は、連携アクセスノードを接続する転送リンク上で転送リンク容量を最も必要とする。復号化されたデータに基づくアクセスノード連携技術402は、最も少ない利得を提供するが、転送リンク上では小量の転送リンク容量のみを要求する。
図6及び図7から明らかであるように、アクセスノード連携の実現可能な利得は、主に、アクセスノード間又はアクセスノードと中央制御装置との間でやり取りされるデータの量に依存する。一般に、より多くの情報が連携アクセスノード間でやり取りされるほど、無線アクセスネットワーク容量の増加率は高くなる。
図8は、低い転送リンク容量を要求するアクセスノード連携技術が使用される場合の図3に示されたアクセスノードBS3’転送リンク308のある期間にわたる例示的な使用量分布を示す。転送リンク308が低容量転送リンク(例えば、銅製の電話回線)である場合にそのようなアクセスノード連携技術を使用できるため、小量の転送リンク容量のみがアクセスノード連携に対して要求される。
図9は、高い転送リンク容量を要求するアクセスノード連携技術が使用される場合の図3に示されたアクセスノードBS3’転送リンク308のある期間にわたる例示的な使用量分布を示す。示されるように、転送リンク308が高容量転送リンク(例えば、光ファイバリンク)である場合にそのようなアクセスノード連携技術を使用できるため、大量の転送リンク容量がアクセスノード連携に対して要求される。
図6〜図9から、使用されたアクセスノード連携技術の種類が利用された転送リンク容量に影響を及ぼすことは明らかである。それに応じて、使用されたアクセスノード連携技術の種類は、移動局の無線アクセスレートに影響を及ぼす。
図10は、アクセスノード連携技術が切り替えられる場合の図3に示されたアクセスノードBS3’転送リンク308のある期間にわたる例示的な使用量分布を示す。示された時点において、高い転送リンク容量を要求するアクセスノード連携技術から低い転送リンク容量を要求するアクセスノード連携技術への切り替えが提供される。この切り替えは、ネットワーク起動中又は通常のネットワーク動作中に提供される。高容量アクセスノード連携技術から低用量アクセスノード連携技術に適応可能に切り替えることにより、無線リンクの故障を招く容量過負荷を防止できる。例えば切り替えは、使用可能なバックホールパラメータに基づいてサービングアクセスノードにより開始されてもよい。従って、アクセスノード連携技術を切り替えることにより、転送リンク容量の比較的粗い(すなわち、長期の)適応を提供できる。
図11は、アクセスノード連携技術のパラメータが再構成される場合の図3に示されたアクセスノードBS3’転送リンク308のある期間にわたる例示的な使用量分布を示す。アクセスノード連携技術のパラメータを再構成することにより、アクセスリンク容量及び転送リンク要求に影響を及ぼす。特に、転送リンクの未使用の転送リンク容量に動的に依存するアクセスノード連携技術のパラメータを適応させることが可能である。
アクセスノード連携技術を再構成する例示的な調整パラメータは、サービングアクセスノードとサポーティングアクセスノードとの信号品質(Δtresh)値の差の閾値である。複数のアクセスノードの無線リンク品質レベルが類似する場合に連携送信が移動局の無線アクセスレートに対して有益であるため、移動局は、サービングアクセスノード及び少なくとも1つのサポーティングアクセスノードの信号品質(例えば、リファレンス信号の受信電力(RSRP))を測定し、且つ測定結果をサービングアクセスノードに送出してもよい。それに応じて、以下の条件、
|R−R| < Δtresh (1)
を満たす場合、連携送信は有益である(Rはサービングアクセスノードの信号強度、Rはサポーティングアクセスノードの信号強度である)。
Δtreshを増加させることにより、サポーティングアクセスノードの数(従って、アクセスノード間の転送リンク上の負荷)は増加する。それに応じて、Δtreshを減少させることにより、サポーティングアクセスノードの数(従って、アクセスノード間の転送リンク上の負荷)は減少する。従って、未使用の転送リンク容量に依存して、サービングアクセスノードは、対応した移動局の無線アクセスレートを高めるためにΔtreshを適応させてもよい。
図11に戻ると、転送リンク上の使用可能な転送リンク容量の量が増加するため、サービングアクセスノードは、採用されたアクセスノード連携技術のパラメータを再構成する(例えば、サービングアクセスノードにより、より多くのアクセスノードが連携に参加できる)。それにより、転送要求及びアクセスリンク容量は増加する。それに応じて、バックホールリンクを最適に活用することにより、図10を参照して説明した方法よりも微細な(すなわち、短期の)アクセスノード連携制御の方法を提供することが可能である。
図12のフローチャート500を参照して、移動局(すなわち、アクセスノード連携制御)に命令する更に細粒の方法の実施形態を説明する。方法は、図3に示されたアクセスノードBS3’により実行されてもよい。
第1のステップ502において、サービングアクセスノードは、サービングアクセスノード及び複数のサポーティングアクセスノードの信号強度に関する無線リンク品質レポートを受信する。無線リンク品質レポートは、移動局からサービングアクセスノードに送出される。移動局は、図3に示された移動局UE1’、UE2’、UE3’であってもよい。その後、ステップ504において、連携送信に使用される最大転送リンク負荷は、サービングアクセスノードにより判定される。後続のステップ506において、連携送信の候補移動局は、以下のパラメータのうちの少なくとも1つに従ってソートされる。
・サービングアクセスノードとサポーティングアクセスノードとの間の信号品質レベルの差の閾値、すなわち、|R−R|。|R−R|が低いほど、連携送信により潜在的な高い利得を示す。
・サービングアクセスノードの信号品質に関連するパラメータ(例えば、Rの絶対値。Rの値が高いほど良好な非連携送信を示す)。
・移動局のQoS及び/又はベアラ要求に関連するパラメータ。
・移動局の加入者プロファイルに関連するパラメータ。
ステップ506で提供されたソートすることに従って、サービングアクセスノードは、連携送信のためにステップ508で移動局を選択する。
特定のアクセスノード連携技術の各々は、アクセスリンク容量及び転送リンク要求に影響を及ぼしているある特定のパラメータで構成されてもよい。例えば、複数のアクセスノードと連携するアクセスノードはアクセスリンク容量を増加させるが、連携アクセスノード間でやり取りされたデータの量は更に増加する。連携アクセスノードの数を制限することにより、転送リンク要求は緩和される。アクセスノードを接続する転送リンク上で要求された転送リンク容量に影響を及ぼすことを可能にする他のパラメータは、連携通信(複数のアクセスノードを含む)が適用される移動局の数を選択することである。連携通信は、ある特定の移動局、例えばセルのエッジの移動局、高い無線アクセスレート及び/又はプレミアム(VIP)ユーザを要求する移動局のみに更に限定されてもよい。受信した移動局又はアクセスノード信号電力が更に考慮されてもよい。
アクセスノード連携を可能にするためにやり取りされるデータの量に加え、やり取りされるユーザデータの量が増加することにより、転送リンクの利用が増加するだろう。生成されるトラフィックの量がアクセスレートに依存するサービスの場合、ユーザデータの量は、使用可能なユーザデータレートと共に増加する。例えば、レート適応映像ストリーミングは、映像品質を向上させるが、それによってユーザデータレートが高くなった場合に生成される映像トラフィックの量は増加する。
図13は、3つのアクセスノードがマルチホップ転送リンクを介してコアネットワークに接続される場合のある期間にわたる例示的な使用量分布を示す。この場合、3つのアクセスノードからのトラフィックは、各ホップにおいて集約される。それに応じて、未使用の転送リンク容量は、いくつかのアクセスノード間で共有される。特に、最も多く利用されるホップの転送リンク容量は、対応した移動局の無線アクセスレートを最適化することを考慮されなければならない。
図14は、アクセスノード600の一実施形態を示す。アクセスノードは、図1に示されたアクセスノードBS1’、BS2’、BS3’のうちのいずれか又は図3に示されたアクセスノードBS1’、BS2’、BS3’、BS4’、BS5’のうちのいずれかであってもよい。特にアクセスノード600は、基地局又はeNodeであってもよい。
アクセスノード600は、少なくとも1つの基地局と通信可能であり、かつ、複数のサポーティングアクセスノードと連携可能である。アクセスノード600は、アンテナ602と、アクセスノード600及びサポーティングアクセスノードのうちの少なくとも1つのバックホール容量に関連する少なくとも1つのバックホールパラメータを取得する取得ユニット604と、取得した少なくとも1つのバックホールパラメータに基づいてハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを生成する生成ユニット606と、ハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを少なくとも1つの移動局に提供する送信ユニット608と、少なくとも1つのバックホールパラメータをサポーティングアクセスノードのバックホール容量に関連するパラメータと比較する比較ユニット610とを備える。
移動局に命令する本発明の技術は、サービングアクセスノードの転送リンク、すなわちバックホール転送リンクが限定要因となる場合の状況で連携送受信を最適化する。それにより、より高いユーザスループット及びセルスループットを提供し、転送ネットワーク容量をより適切に利用する。移動局に命令する本発明の技術により、採用された転送ネットワーク技術に依存して新たに配置されたアクセスノードに対して使用される連携技術を更に自動的に設定できる。採用されたアクセスノード連携技術の対応するパラメータセットは最適に構成される。また、ネットワーク動作中であっても、特に未使用の転送ネットワーク容量に依存して、アクセスノード連携技術は変更され且つ/あるいはそれぞれのアクセスノード連携技術のパラメータは再構成される。移動局に命令する技術は、最大無線アクセスネットワーク容量が対応した移動局により知覚されることを更に提供する。従って、転送ネットワーク容量は常に最適に利用される。技術は、アクセスノードから遠隔に配置される移動局、すなわちいわゆる「セル端ユーザ」に対して及び大きなセル半径を有するマクロセル配置において更に有益なものとなろう。
上述した説明により、本発明の多くの利点が十分に理解され、また、本発明の範囲から逸脱することなくあるいはその利点の全てを犠牲にすることなく本発明の例示的な実施の形態、構成及び配置で種々の変更が行われうることは明らかであろう。本発明は種々の方法で変化するため、本発明は以下の特許請求の範囲によってのみ限定されるべきであることが理解されよう。

Claims (19)

  1. 複数のサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)と連携可能なサービングアクセスノード(BS1)と通信する少なくとも1つの移動局(UE)であって、前記サービングアクセスノード(BS1)が該少なくとも1つの移動局(UE)と通信するために前記複数のサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)のうちの少なくとも1つのアクセスノードの送受信容量を追加的に使用する、前記複数のサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)との追加的な通信が可能な少なくとも1つの移動局(UE)に対して命令する方法(100)であって、
    前記サービングアクセスノード(BS1)及びサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)のうちの少なくとも1つのバックホール容量に関連する少なくとも1つのバックホールパラメータを取得するステップ(102)と、
    前記取得した少なくとも1つのバックホールパラメータに基づいて、ハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを生成するステップ(104)と、
    前記ハンドオーバコマンド及び前記システム情報パラメータのうちの前記少なくとも1つを前記少なくとも1つの移動局(UE)に提供するステップ(106)と、
    制限された空きバックホール容量を有するサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)を判定するステップと、
    前記判定されたサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)を前記少なくとも1つの移動局(UE)との前記追加的な通信から除外するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記少なくとも1つのバックホールパラメータをサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)のバックホール容量に関連するパラメータと比較するステップと、
    前記比較の結果に基づいて、前記ハンドオーバコマンド及び前記システム情報パラメータのうちの前記少なくとも1つを前記少なくとも1つの移動局(UE)に提供するステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの移動局(UE)と通信可能なサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)を判定するステップと、
    前記判定されたサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)に対する前記バックホールパラメータを取得するステップと、
    前記取得したバックホールパラメータを比較するステップと、
    前記取得したバックホールパラメータの前記比較の結果に基づいて、前記ハンドオーバコマンド及び前記システム情報パラメータのうちの前記少なくとも1つを前記少なくとも1つの移動局(UE)に提供するステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 別のアクセスノードが対応することと、前記サービングアクセスノード(BS1)と連携している少なくとも1つのサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)と通信することとのうちの少なくとも1つが当てはまる場合に、前記少なくとも1つの移動局(UE)の少なくとも1つの潜在的な無線アクセスレートを取得するステップと、
    前記少なくとも1つの移動局(UE)の実際の無線アクセスレートを取得するステップと、
    前記少なくとも1つの潜在的な無線アクセスレートを前記実際の無線アクセスレートと比較するステップと、
    前記少なくとも1つの潜在的な無線アクセスレートと前記実際の無線アクセスレートとの前記比較の結果に基づいて、前記ハンドオーバコマンド及び前記システム情報パラメータのうちの前記少なくとも1つを前記少なくとも1つの移動局(UE)に提供するステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つのバックホールパラメータに基づいて前記サービングアクセスノード(BS1)により使用されたアクセスノード連携技術を選択するステップを更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記サービングアクセスノード(BS1)を少なくとも1つのサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)と接続する転送ネットワークの未使用の転送容量に関連するパラメータを判定するステップと、
    前記の転送容量に関連するパラメータに基づいて前記アクセスノード連携技術を選択するステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  7. 前記システム情報パラメータは、前記サービングアクセスノード(BS1)にキャンプオンする信号品質レベルの差まで前記少なくとも1つの移動局(UE)に対して示す閾値であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記システム情報パラメータは、前記少なくとも1つの移動局(UE)に対して少なくとも1つのアクセス分類を含むセル状態パラメータであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記システム情報パラメータは、前記少なくとも1つの移動局(UE)との前記追加的な通信のために複数のサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)を前記少なくとも1つの移動局(UE)に対して示す閾値であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記サービングアクセスノード(BS1)の無線リンク品質に関連する少なくとも1つの第1のパラメータを受信するステップと、
    少なくとも1つのサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)の無線リンク品質に関連する少なくとも1つの第2のパラメータを受信するステップと、
    前記受信した第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて、前記ハンドオーバコマンド及び前記システム情報パラメータのうちの前記少なくとも1つを前記少なくとも1つの移動局(UE)に提供するステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記サービングアクセスノード(BS1)とサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)との信号品質の差の閾値に関連するパラメータ、前記サービングアクセスノード(BS1)の前記信号品質に関連するパラメータ、前記移動局(UE)のサービス品質に関連するパラメータ、及び、前記移動局(UE)の加入者プロファイルに関連するパラメータのうちの少なくとも1つを判定するステップと、
    前記判定されたパラメータに基づいて、前記ハンドオーバコマンド及び前記システム情報パラメータのうちの前記少なくとも1つを前記少なくとも1つの移動局(UE)に提供するステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の方法。
  12. 複数のアクセスノード(BS1、BS2、BS3)に対するバックホールパラメータを取得するステップと、
    前記取得したバックホールパラメータに基づいて、前記ハンドオーバコマンド及び前記システム情報パラメータのうちの前記少なくとも1つを前記複数の移動局(BS1、BS2、BS3)の中から選択された移動局に提供するステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記ハンドオーバコマンド及び前記システム情報パラメータのうちの前記少なくとも1つを前記少なくとも1つの移動局(UE)に提供するために、ヒステリシスマージンが考慮されることを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記少なくとも1つのバックホールパラメータに安全マージンを追加するステップを更に有することを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の方法。
  15. 1又は2以上のコンピュータ装置で実行されたときに請求項1乃至1のいずれか1項に記載の方法の各ステップを実行するためのプログラムコードを含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  16. コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されたことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  17. 少なくとも1つの移動局(UE)と通信可能であり、かつ、該少なくとも1つの移動局(UE)との追加的な通信が可能な複数のサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)と連携可能なアクセスノード(600、BS1)であって、前記追加的な通信として、前記アクセスノード(600、BS1)が前記少なくとも1つの移動局(UE)と通信するために前記複数のサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)のうちの少なくとも1つのアクセスノードの送受信容量を追加的に使用するように構成され、
    前記アクセスノード(600、BS1)及びサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)のうちの少なくとも1つのバックホール容量に関連する少なくとも1つのバックホールパラメータを取得する取得ユニット(602)と、
    前記取得した少なくとも1つのバックホールパラメータに基づいて、ハンドオーバコマンド及びシステム情報パラメータのうちの少なくとも1つを生成する生成ユニット(604)と、
    前記ハンドオーバコマンド及び前記システム情報パラメータのうちの前記少なくとも1つを前記少なくとも1つの移動局(UE)に提供する送信ユニット(606)と、
    を備え
    制限された空きバックホール容量を有するサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)を判定し、
    前記判定されたサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)を前記少なくとも1つの移動局(UE)との前記追加的な通信から除外する、
    ことを特徴とするアクセスノード。
  18. 前記少なくとも1つのバックホールパラメータをサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)のバックホール容量に関連するパラメータと比較する比較ユニット(610)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のアクセスノード。
  19. 請求項1又は1に記載の、少なくとも1つのアクセスノード(BS1、600)と、
    前記少なくとも1つのアクセスノード(BS1、600)と連携可能な少なくとも1つのサポーティングアクセスノード(BS2、BS3)と、
    を含むことを特徴とする移動通信ネットワーク(10)。
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