JP5295609B2 - Damping device mounting structure - Google Patents
Damping device mounting structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP5295609B2 JP5295609B2 JP2008096101A JP2008096101A JP5295609B2 JP 5295609 B2 JP5295609 B2 JP 5295609B2 JP 2008096101 A JP2008096101 A JP 2008096101A JP 2008096101 A JP2008096101 A JP 2008096101A JP 5295609 B2 JP5295609 B2 JP 5295609B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damping device
- vibration damping
- base
- foundation
- structural member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、躯体に制振装置を取り付けてなる制振装置の取付け構造に関する。 The present invention relates to a vibration damping device mounting structure in which a vibration damping device is mounted on a housing.
制振装置の取付け構造の一例として特許文献1に記載のものが知られている。
この特許文献1に記載されている制振装置は、矩形枠状の矩形フレームと、この矩形フレームの左右の縦フレームに左右に対向して設けられた一対の支持部と、この一対の支持部に支持され、該一対の支持部の略中央部を中心として揺動可能な上下に長尺な振り子部材と、前記振り子部材の端部と、前記矩形フレームとの間に設けられた制振部材とを備えている。そして、前記振り子部材は、前記支持部に、該振り子部材に形成された2つの穴に、前記支持部に設けられた2つの軸をそれぞれ摺動可能に挿入することによって揺動可能に支持されており、前記2つの穴のうち少なくともいずれか一方が横方向に長い長穴となっている。
上記のような構成の制振装置は、上下の構造材(梁と土台)と左右の構造材(柱)とで囲まれた部位に配置されたうえで、帯板状の構造用合板で形成された接合材によって、制振装置の左右の縦フレームと、左右の構造材(柱)が接合されている。
The vibration damping device described in
The vibration damping device configured as described above is formed of a band-like structural plywood after being placed in a region surrounded by upper and lower structural materials (beams and foundations) and left and right structural materials (columns). The left and right vertical frames of the vibration damping device and the left and right structural members (columns) are joined by the joined material.
ところで、上記のような制振装置の取付け構造では、制振装置を左右の構造材である柱に接合材によって接合しているので、柱がない部位や、柱があっても隣り合う柱間の距離が制振装置の横方向の長さに比べて非常に長い場合は、新たに柱を取り付けなければ、制振装置を取り付けることができず、制振装置の取付けに手間がかかっていた。特に、建物のリフォームの場合、制振装置を取り付けたい部位に、柱がない場合や、柱があっても隣り合う柱間の距離が制振装置の横方向の長さに比べて長い場合が多く、制振装置の取付けに手間がかかっていた。 By the way, in the mounting structure of the vibration damping device as described above, the vibration damping device is joined to the pillars that are the left and right structural members by the joining material. If the distance is very long compared to the lateral length of the vibration control device, the vibration control device could not be installed without attaching a new pillar, and it took time to install the vibration control device. . In particular, in the case of building renovation, there are cases where there is no column at the site where the damping device is to be installed, or the distance between adjacent columns is longer than the lateral length of the damping device even if there is a column. Many times, it took time to install the vibration control device.
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、柱がない部位でも、上下に離間して配置された横架材と土台との間に制振装置を容易に取り付けることができる制振装置の取付け構造を提供することを課題としている。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and is a vibration damping device that can easily attach a vibration damping device between a horizontal member and a base that are spaced apart from each other, even in a portion without a column. It is an object to provide a mounting structure.
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、矩形枠状の矩形フレーム7と、
この矩形フレーム7の左右の縦フレーム11,11に左右に対向して設けられた一対の支持部8,8と、
この一対の支持部8,8に支持され、該一対の支持部8,8の略中央部を中心として揺動可能な上下に長尺な振り子部材15と、
前記振り子部材15の端部と、前記矩形フレーム7との間に設けられた制振部材21とを備え、
前記振り子部材15が前記支持部8に、これらのうちのいずれか一方に形成された2つの穴に他方に設けられた2つの軸17,17をそれぞれ摺動可能に挿入することによって揺動可能に支持されており、前記2つの穴のうち少なくともいずれか一方が横方向に長い長穴となっている制振装置1を躯体に取り付けてなる制振装置の取付け構造において、
前記躯体を構成し、かつ、上下に離間して配置された横架材2と土台3との間に、前記制振装置1が配置され、
前記制振装置1の矩形フレーム7の上の横フレーム12は、矩形板状の上構造材25にボルト27によって固定されており、前記上構造材25は前記横架材2にガセットプレート30によって連結されており、
前記制振装置1の矩形フレーム7の下の横フレーム12は、矩形板状の下構造材26を介して、前記土台3を支持する基礎31に連結手段32を介して一体的に連結されており、
前記連結手段32は、前記基礎31に連結されるとともに上面部33aが前記土台3の上面に当接する基礎連結金具33と、前記下の横フレーム12から前記下構造材26を上下に貫通して、前記基礎連結金具33の上面部33aに固定される締結ボルト35とを備えていることを特徴とする。
In order to solve the above-described problem, the invention described in
A pair of
A vertically
A
Swinging said
The
The
The
The
ここで、「他方に設けられた2つの軸」とは、振り子部材または支持部に直接2本の軸を形成することによって設けてもよいし、振り子部材または支持部に、2つの穴を形成し、該穴にそれぞれ軸を挿入または挿通することによって設けてもよいことを意味する。 Here, "two axes provided on the other", may be provided by forming the two axes directly pendulum member or support unit, the pendulum member or support portion, forming two holes This means that the holes may be provided by inserting or inserting shafts.
請求項1に記載の発明によれば、上下に離間して配置された横架材2と土台3との間に制振装置1が配置され、制振装置1の矩形フレーム7の上の横フレーム12が、矩形板状の上構造材25を介して、前記横架材2に取り付けられており、制振装置1の矩形フレーム7の下の横フレーム12が、矩形板状の下構造材26を介して、前記土台3に一体的に取り付けられているので、柱がない部位でも、上下に離間して配置された横架材2と土台3との間に制振装置1を容易に取り付けることができる。
According to the first aspect of the present invention, the
また、制振装置1の上の横フレーム12をボルト27によって上構造材25に強固に固定でき、この上構造材25をガセットプレート30によって横架材2に強固に固定できるので、制振装置1を上構造材25を介して横架材2に強固に取り付けることができる。
Further , the
また、制振装置1の下の横フレーム12が、基礎31に連結手段32を介して一体的に連結されているので、地震の際に、地盤の振動が基礎31から連結手段32を介して制振装置1に確実に伝達されるので、制振装置1の制振機能を確実に働かせることができる。
Further , since the
さらに、基礎31に基礎連結金具33を連結したうえで、土台3に下構造材26を設置し、この下構造材26に締結ボルト35を貫通して、基礎連結金具33の上面部33aに固定することによって、制振装置1の下の横フレーム12を基礎31に容易かつ確実に連結できる。
Further , after connecting the
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制振装置の取付け構造において、
前記連結手段32は、前記基礎連結金具33の上面部33aに固定されたナット34を備えており、前記締結ボルト35は、前記下の横フレーム12から前記下構造材26を上下に貫通して、前記ナット34に螺合されることを特徴とする。
The invention according to
The coupling means 32, the group Ishizueren includes a
請求項2に記載の発明によれば、基礎31に基礎連結金具33を連結したうえで、土台3に下構造材26を設置し、この下構造材26に締結ボルト35を貫通して、基礎連結金具33の上面部33aに固定されたナット34に前記締結ボルト35を螺合することによって、制振装置1の下の横フレーム12を基礎31に容易かつ確実に連結できる。
According to the invention described in
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の制振装置の取付け構造において、
前記基礎連結金具33は、上面部33aと、この上面部33aの両端部からそれぞれ垂下された側面部33b,33bとを備え、
前記上面部33aが前記土台3の上面に当接され、前記側面部33b,33bが前記土台3の側面および前記基礎31の側面に当接され、
前記基礎31に、当該基礎31の厚さ方向に貫通された貫通部材36によって、前記側面部33b,33bが固定されていることを特徴とする。
The invention according to
The
The
Wherein the basic 31, depending on the penetrating
請求項3に記載の発明によれば、基礎連結金具33の両側面部33b,33bをそれぞれ土台3の両側面および基礎31の両側面にそれぞれ当接し、上面部33aを土台3の上面に当接することによって、基礎連結金具33を基礎31および土台3にその厚さ方向および下方向にずれることなく設置でき、そのうえで、基礎31にその厚さ方向に貫通された貫通部材36によって側面部33b,33bを固定することにより、基礎連結金具33を基礎31に上方向にずれることなく設置できる。
According to the invention described in
本発明によれば、上下に離間して配置された横架材と土台との間に制振装置が配置され、制振装置の矩形フレームの上の横フレームが、矩形板状の上構造材を介して、前記横架材に取り付けられており、制振装置の下の横フレームが、矩形板状の下構造材を介して、前記土台に一体的に取り付けられているので、柱がない部位でも、上下に離間して配置された横架材と土台との間に制振装置を容易に取り付けることができる。 According to the present invention, the vibration damping device is arranged between the horizontal member and the base that are spaced apart from each other in the vertical direction, and the horizontal frame on the rectangular frame of the vibration damping device is a rectangular plate-like upper structure material Since the horizontal frame under the vibration control device is integrally attached to the base via a rectangular plate-like lower structural material, there is no column. Even at the site, the vibration damping device can be easily attached between the horizontal member and the base that are spaced apart from each other.
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明に係る制振装置の取付け構造における制振装置1について説明する。この制振装置1は、図1〜図4に示すように、建物の躯体を構成し、かつ、上下に離間して配置された横架材2と土台3との間に配置されている。ここで、横架材2は建物の躯体を構成する梁2である。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
First, the
前記制振装置1は、矩形枠状の矩形フレーム7と、この矩形フレーム7に対向して設けられた一対の支持部8,8と、この一対の支持部8,8間に配置され、かつ該一対の支持部8,8によって支持された上下に長尺な振り子部材15と、矩形フレーム7の上下部に設けられた制振ボックス16,16とを備えている。
矩形フレーム7は、左右一対の縦フレーム11,11と、上下一対の横フレーム12,12とを矩形枠状に組み立てて形成されたものであり、縦フレーム11の端部と横フレーム12の端部はピン結合されている。したがって、矩形フレーム7は左右方向に力が作用すると平行四辺形を形成するようにして変形可能となっている。なお、縦フレーム11、横フレーム12は鉄やアルミニウム等の金属で形成されている。
また、縦フレーム11は、矩形フレーム7の外周面を構成する帯板状の外周板部11aと、この外周板部11aの内面に直角に形成されて、前記支持部8が取り付けられる帯板状の内側板部11bとから構成され、断面T字状に形成されている。
横フレーム12は、矩形フレーム7の外周面を構成する帯板状の外周板部12aと、この外周板部12aの両端部の内面にそれぞれ直角に形成されて、前記縦フレーム11の内側板部11bの端部にピン結合される内側板部12b,12bとを備えており、内側板部12b,12bには後述する制振ボックス16が取り付けられるようになっている。
また、横フレーム12の外周板部12aの両端部は、縦フレーム11,11よりも外側に延出している。
The
The
Further, the
The
Further, both end portions of the outer
前記縦フレーム11,11の内側板部11b,11bには、前記支持部8,8が対向して固定されている。
支持部8は長方形板状の2枚の支持板によって構成されており、支持板の一方の側部は、前記内側板部11bを挟むようにして該内側板部11bに固定されている。支持板間には所定の間隔が設けられており、該2枚の支持板間には上下に長尺な振り子部材15の中央部が挿入されて支持されるようになっている。
The
The
前記振り子部材15は板状でかつ、縦長の八角形状に形成されており、長手方向を上下に向けて配置されている。振り子部材15の中央部の左半分は、一方の支持部8の支持板間に挟まれており、右半分は他方の支持部8の支持板間に挟まれている。なお、振り子部材15は鉄やアルミニウム等の金属によって形成されている。
前記一対の支持部8,8の先端部によって振り子部材15の長手方向中央部が支持されており、この振り子部材15は、地震等の振動によって矩形フレーム7が変形して一対の支持部8,8が変位した場合に、該一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振れるように構成されている。
The
The center part in the longitudinal direction of the
すなわち、一方の支持部8の支持板の先端中央部には穴が対向して形成されており、他方の支持部8の支持板の先端中央部にも穴が対向して形成されている。一方、振り子部材15の中央部には、左右に離間して穴が形成されており、これら穴のうち左側の穴は左右に長い長穴となっている。
そして、一方の支持部8の支持板に形成された穴と、振り子部材の中央部に形成された一方の長穴とには、軸17が振り子部材15を回転可能とするように、かつ、長穴の長さ方向に摺動可能となるように挿通されている。この軸17は例えば先端部にねじ部を有するボルト17で形成されており、このボルト17は前記穴に挿通され、これら穴に挿通されたボルト17にはナットが螺合されている。
また、他方の支持部8の支持板に形成された穴と、振り子部材15の中央部に形成された他方の穴とには、軸17が振り子部材15を回転可能とするように挿通されている。この軸17も先端部にねじ部を有するボルト17で形成されており、このボルト17は前記穴に挿通され、これら穴に挿通されたボルト17にはナットが螺合されている。
これによって、振り子部材15は、一対の支持部8,8によって軸17,17を介して支持されており、この振り子部材17は、地震等の振動によって一対の支持部8,8が変位した場合に、該一対の支持部8,8間の略中央部、言い換えれば、軸17,17間の中央部を中心として振れるように構成されている。
That is, a hole is formed to face the center of the tip of the support plate of one
The
Further, the
Thereby, the
前記制振ボックス16は、図4に示すように、上下面が開口した箱状のボックス20と、このボックス20内に取り付けられた一対の制振部材21,21と、これら制振部材21,21間に挿入されかつ該一対の制振部材21,21に固着されたプレート22とを備えている。制振部材21としては、例えば高減衰ゴムによって形成された粘弾性体21を使用している。
ボックス20の対向する内面にはそれぞれ粘弾性体21,21が接着剤等によって固着されている。これら粘弾性体21,21間には、プレート22が挿入されており、該プレート22の表面は前記粘弾性体21,21に固着されている。プレート22の一端部は、ボックス20より突出しており、この突出している一端部は、振り子部材15の端部に連結されている。
また、前記ボックス20の端面には、取付プレート20a,20aが突出形成されている。そして、制振ボックス16は、ボックス20を横フレーム12の外周板部12aに設置したうえで、ボックス20の取付プレート20a,20aを内側板部12b,12bにボルトによって連結することによって横フレーム12の略中央部に取り付けられている。なお、制振ボックス16のボックス20、プレート22等は鉄やアルミニウム等の金属で形成されている。
As shown in FIG. 4, the
Further, mounting
上記のような構成の制振装置1は以下のようにして建物の躯体に取り付けられている。
すなわちまず、建物の躯体を構成し、かつ、上下に離間して配置された横架材2と土台3との間に、制振装置1が配置されている。
また、制振装置1と横架材2との間には上構造材25が設けられており、制振装置1と土台3との間には下構造材26が設けられている。これら上下の構造材25,26は、LVL(単板積層材)や合板で形成されてなる矩形板状のものである。
The
That is, first, the
Further, an upper
制振装置1の上の横フレーム12は、上構造材25の下面に取付け固定されている。すなわち、上構造材25の左右の長さは、横フレーム12の外周板部12aの左右の長さと等しくなっており、上構造材25の下端面に前記外周板部12aが当接されたうえで、長尺なボルト27,27によって固定されている。ボルト27,27は外周板部12aの両端部から上構造材25の下端面に形成された穴にねじ込まれている。なお、この穴には接着剤が充填されている。また、ボルト27の長さは上構造材25の上下の長さの半分より長くなっており、これによって、前記外周板部12aが上構造材25の下端面に強固に固定されている。また、外周板部12aには、左右両端部のボルト27,27に間において、該ボルト27より短い木ねじ28が複数挿通されたうえで、上構造材25の下端面にねじ込まれている。
また、上構造材25はその上端面が横架材2の下面に当接されたうえで、左右一対のガセットプレート30,30によって横架材2に連結されている。ガセットプレート30は鋼製のものであり、上構造材25と横架材2の表裏両面に当接され、それぞれ接着剤によって固定されるとともに、釘をガセットプレート30の表面から打ち込むことによって上構造材25と横架材2に固定されている。
このようにして、制振装置1の矩形フレーム7の上の横フレーム12が、上構造材25を介して横架材2に取り付けられている。
The
The upper
In this way, the
一方、制振装置1の下の横フレーム12は前記下構造材26を介して、前記土台3に取り付けられている。
すなわちまず、制振装置1の下の横フレーム12は、土台3を支持する基礎31に連結手段32を介して連結されている。連結手段32は、基礎連結金具33と、この基礎連結金具33の上面部33aに固定されたナット34と、前記下の横フレーム12から前記下構造材26を上下に貫通して、前記ナット34に螺合される締結ボルト35とを備えている。
On the other hand, the
That is, first, the
基礎連結金具33は、図3に示すように、上面部33aと、この上面部33aの両端部からそれぞれ垂下された側面部33b,33bとを備えた断面略コ字型の金具である。
そして、上面部33aが土台3の上面に当接され、側面部33b,33bが土台3の側面および基礎31の側面に当接されている。
基礎31には、ボルト(貫通部材)36,36が貫通されており、このボルト36,36によって、前記基礎連結金具33の側面部33b,33bが固定されている。つまり、一方の側面部33bに形成された穴にボルト36を挿通したうえで、このボルト36を基礎31に形成された穴に挿通し、さらに、このボルト36の先端部を他方の側面部33bに形成された穴に挿通したうえで、ボルト36の先端部にナット37を螺合して締め付けることによって、土台3の側面および基礎31の側面に側面部33b,33bが固定されている。
As shown in FIG. 3, the
The
The basic 31, the bolt (penetrating member) 36, 36 are through, depending on the
一方、前記下構造材26の左右の長さは、図1に示すように、下の横フレーム12の外周板部12aの左右の長さと等しくなっており、下構造材26の上端面に外周板部12aが当接されている。
この外周板部12aの両端部にそれぞれ前記締結ボルト35,35が挿通され、さらに、この締結ボルト35,35は下構造材26に形成された穴26a,26aを上下に貫通している。下構造材26の下端面には、凹所26b,26bが形成されており、この凹所26b,26bに、下構造材26に形成された穴26a,26aの下端が開口している。また、この凹所26bには、前記ナット34が収められており、このナット34に締結ボルト35の下端部が螺合されたうえで、締め込まれている。
このようにして、制振装置1の下の横フレーム12は、土台3を支持する基礎31に連結されている。また、図1に示すように、下の横フレーム12の外周板部12aには、左右両端部の締結ボルト35,35に間において、該締結ボルト35より短い木ねじ28が挿通されたうえで、下構造材26の上端面にねじ込まれている。
On the other hand, the left and right lengths of the lower
The
In this way, the
次に、上記のような制振装置の取付け構造を施工する方法について説明する。
まず、図5に示すように、基礎31とその上に設置された土台3とに、基礎連結金具33,33を土台3上から被せるようにして取り付け、ボルト36によって固定する。左右の基礎連結金具33,33の距離は、それらのナット34,34間の距離が、下構造材26の下端面に形成された凹所26b,26b間の距離(左右の穴26a,26a間の距離)と等しくなるようにして設定する。
Next, a method for constructing the vibration damping device mounting structure as described above will be described.
First, as shown in FIG. 5, the
次に、図6に示すように、土台3の上面に基礎連結金具33,33を介して下構造材26を設置するとともに、この下構造材26の下端面の凹所26b,26bに基礎連結金具33,33のナット34,34を挿入する。なお、下構造材26の下端面と土台3の上面との間には、基礎連結金具33の上面部33aの厚さ分の隙間が生じるが、この隙間には必要に応じて、スペーサを挿入して該隙間を塞ぐようにする。また、下構造材26から土台3に向けて斜めに釘打ちを行って、下構造材26を土台3に固定してもよい。
Next, as shown in FIG. 6, the lower
次に、図7に示すように、下構造材26の上端面に、制振装置1をその下の横フレーム12が下構造材26の上端面に当接するようにして設置したうえで、その外周板部12aの両端部に、締結ボルト35,35を挿通し、さらに、この締結ボルト35,35を下構造材26の穴26a,26aを上下に貫通させたうえで、凹所26b,26bに収められているナット34,34に締結ボルト35,35の下端部を螺合したうえで、締め込む。
また、左右両端部の締結ボルト35,35間において、複数の木ねじ28を外周板部12aに挿通したうえで、下構造材26の上端面にねじ込む。
Next, as shown in FIG. 7, the
In addition, a plurality of wood screws 28 are inserted into the outer
次に、図8に示すように、制振装置1の上の横フレーム12と横架材2との間に、上構造材25をはめ込んで、上構造材25の下端面に横フレーム12の外周板部12aを当接するとともに、横架材2の下面に上構造材25の上端面を当接する。
次に、ボルト27,27を外周板部12aの両端部から上構造材25の下端面に形成された穴にねじ込み、さらに、左右両端部のボルト27,27間において、複数の木ねじ28を外周板部12aに挿通したうえで、上構造材25の下端面にねじ込む。
Next, as shown in FIG. 8, between the
Next, the
最後に、図1に示すように、ガセットプレート30,30を、上構造材25と横架材2の表裏両面に当接し、それぞれ接着剤によって固定するとともに、釘をガセットプレート30,30の表面から打ち込むことによって上構造材25と横架材2に固定する。なお、上構造材25から横架材2に向けて斜めに釘打ちを行ってもよい。
Finally, as shown in FIG. 1, the
制振装置1が取り付けられた建物の躯体では、図2に示すように、建物に地震等の横揺れ振動によって変形が生じると、上下に離間して配置された横架材2と土台3とが互いに水平方向(左右方向)逆方向に変位し、これに伴って、上下の構造材25,26が互いに水平方向逆方向に変位する。これによって、制振装置1の矩形フレーム7の上下の横フレーム12,12が左右にずれるようにして変位するとともに、縦フレーム11,11が横方向に傾斜することによって矩形フレーム7が略平行四辺形状に変形する。
矩形フレーム7が略平行四辺形状に変形すると、一対の支持部8,8が斜め上下に互いに離間するようにして変位する。
一対の支持部8,8が変位することによって、振り子部材15が一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振り子のように振れ、この振り子部材15の端部は振れが増幅され、これによって、前記一対の支持部8,8の変位が増幅される。
そして、振り子部材15の端部と制振ボックス16のプレート22とが連結されており、この連結されたプレート22は粘弾性体21,21間に挿入されかつ該一対の粘弾性体21,21に固着されているので、この粘弾性体21,21の変形を増幅できる。したがって、建物の小さな変形から制振機能を有効に働かせることができる。
また、粘弾性体21,21の変形速度も建物の変形速度より増幅することができるため、エネルギー吸収性能が変形速度に比例する粘弾性材料から形成された粘弾性体を用いる場合には、より効率的にエネルギーを吸収でき、大きな減衰力を発揮できる。
As shown in FIG. 2, in the building frame to which the
When the
When the pair of
Then, the end portion of the
In addition, since the deformation speed of the
本実施の形態によれば、以下のような効果を奏する。
上下に離間して配置された横架材2と土台3との間に制振装置1が配置され、制振装置1の上の横フレーム12が、矩形板状の上構造材25を介して、横架材2に取り付けられており、制振装置1の下の横フレーム12が、矩形板状の下構造材26を介して、前記土台3に取り付けられているので、柱がない部位でも、上下に離間して配置された横架材2と土台3との間に制振装置1を容易に取り付けることができる。
また、制振装置1の上の横フレーム12をボルト27によって上構造材25に強固に固定でき、この上構造材25をガセットプレート30によって横架材2に強固に固定できるので、制振装置1を上構造材25を介して横架材2に強固に取り付けることができる。
According to the present embodiment, the following effects can be obtained.
The
Further, the
さらに、制振装置1の下の横フレーム12が、基礎31に連結手段32を介して連結されているので、地震の際に、地盤の振動が基礎31から連結手段32を介して制振装置1に確実に伝達されるので、制振装置1の制振機能を確実に働かせることができる。
加えて、基礎31に基礎連結金具33を連結したうえで、土台3に下構造材26を設置し、この下構造材26に締結ボルト35を貫通して、基礎連結金具33の上面部に固定されたナット34に締結ボルト35を螺合することによって、制振装置1の下の横フレーム12を基礎31に容易かつ確実に連結できる。
また、基礎連結金具33の両側面部33b,33bをそれぞれ土台3の両側面および基礎31の両側面にそれぞれ当接し、上面部33aを土台3の上面に当接することによって、基礎連結金具33を基礎31および土台3にその厚さ方向および下方向にずれることなく設置でき、そのうえで、基礎31にその厚さ方向に貫通されたボルト36によって側面部33b,33bを固定することにより、基礎連結金具33を基礎31に上方向にずれることなく設置できる。
Further, since the
In addition, after connecting the
Also, basic both
1 制振装置
2 横架材
3 土台
7 矩形フレーム
8 支持部
11 縦フレーム
12 横フレーム
15 振り子部材
21 制振部材
17 軸
25 上構造材
26 下構造材
27 ボルト
30 ガセットプレート
31 基礎
32 連結手段
33 基礎連結金具
33a 上面部
33b 側面部
34 ナット
35 締結ボルト
36 ボルト(貫通部材)
DESCRIPTION OF
Claims (3)
この矩形フレームの左右の縦フレームに左右に対向して設けられた一対の支持部と、
この一対の支持部に支持され、該一対の支持部の略中央部を中心として揺動可能な上下に長尺な振り子部材と、
前記振り子部材の端部と、前記矩形フレームとの間に設けられた制振部材とを備え、
前記振り子部材が前記支持部に、これらのうちのいずれか一方に形成された2つの穴に他方に設けられた2つの軸をそれぞれ摺動可能に挿入することによって揺動可能に支持されており、前記2つの穴のうち少なくともいずれか一方が横方向に長い長穴となっている制振装置を躯体に取り付けてなる制振装置の取付け構造において、
前記躯体を構成し、かつ、上下に離間して配置された横架材と土台との間に、前記制振装置が配置され、
前記制振装置の矩形フレームの上の横フレームは、矩形板状の上構造材にボルトによって固定されており、前記上構造材は前記横架材にガセットプレートによって連結されており、
前記制振装置の矩形フレームの下の横フレームは、矩形板状の下構造材を介して、前記土台を支持する基礎に連結手段を介して一体的に連結されており、
前記連結手段は、前記基礎に連結されるとともに上面部が前記土台の上面に当接する基礎連結金具と、前記下の横フレームから前記下構造材を上下に貫通して、前記基礎連結金具の上面部に固定される締結ボルトとを備えていることを特徴とする制振装置の取付け構造。 A rectangular frame shaped rectangular frame;
A pair of support portions provided to the left and right of the left and right vertical frames of the rectangular frame;
A vertically extended pendulum member supported by the pair of support portions and swingable about a substantially central portion of the pair of support portions;
A vibration damping member provided between an end of the pendulum member and the rectangular frame;
Wherein the pendulum member is the supporting portion, it is supported swingably by the this inserting two axes provided on the other two holes formed in either one of these slidably respectively In addition, in the mounting structure of the vibration damping device, the vibration damping device in which at least one of the two holes is a long hole in the lateral direction is attached to the housing.
The vibration damping device is disposed between a horizontal member and a base that constitute the housing and are spaced apart from each other vertically,
The horizontal frame on the rectangular frame of the vibration damping device is fixed to a rectangular plate-like upper structural member by a bolt, and the upper structural member is connected to the horizontal member by a gusset plate ,
The horizontal frame under the rectangular frame of the vibration damping device is integrally connected to the foundation supporting the base via a connecting means via a rectangular plate-like lower structural member ,
The connecting means is connected to the foundation and has a base connecting metal whose upper surface is in contact with the upper surface of the base and an upper surface of the basic connecting metal that vertically penetrates the lower structural member from the lower horizontal frame. A vibration damping device mounting structure comprising a fastening bolt fixed to the portion .
前記連結手段は、前記基礎連結金具の上面部に固定されたナットを備えており、前記締結ボルトは、前記下の横フレームから前記下構造材を上下に貫通して、前記ナットに螺合されることを特徴とする制振装置の取付け構造。 In the vibration damping device mounting structure according to claim 1 ,
Said connecting means comprises a nut which is fixed on the upper surface of the base Ishizueren sintered metal, the fastening bolt extends through the lower structural member vertically from the side frame of the lower, threaded into the nut the combined mounting structure of the vibration damping device comprising a Turkey.
前記基礎連結金具は、上面部と、この上面部の両端部からそれぞれ垂下された側面部とを備え、
前記上面部が前記土台の上面に当接され、前記側面部が前記土台の側面および前記基礎の側面に当接され、
前記基礎に、当該基礎の厚さ方向に貫通された貫通部材によって、前記側面部が固定されていることを特徴とする制振装置の取付け構造。 In the mounting structure of the vibration damping device according to claim 1 or 2 ,
The foundation connecting bracket includes an upper surface portion and side surface portions respectively suspended from both end portions of the upper surface portion,
The upper surface portion is in contact with the upper surface of the base, the side surface portion is in contact with the side surface of the base and the side surface of the foundation,
The foundation, depending on the penetrating member passing through in the thickness direction of the foundation, mounting structure of the vibration damping device, characterized in that the side portions are fixed.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008096101A JP5295609B2 (en) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | Damping device mounting structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008096101A JP5295609B2 (en) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | Damping device mounting structure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009249850A JP2009249850A (en) | 2009-10-29 |
JP5295609B2 true JP5295609B2 (en) | 2013-09-18 |
Family
ID=41310806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008096101A Active JP5295609B2 (en) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | Damping device mounting structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5295609B2 (en) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3028999U (en) * | 1996-03-13 | 1996-09-17 | 有限会社ふじ工建 | Housing joint hardware |
JP2000226952A (en) * | 1999-02-05 | 2000-08-15 | Oriental Construction Co Ltd | Attaching structure of hysteresis damping member in concrete building frame structure, attaching method and vibration control concrete building frame structure |
JP2002070357A (en) * | 2000-08-28 | 2002-03-08 | Tokico Ltd | Vibration control device |
JP4092340B2 (en) * | 2004-06-02 | 2008-05-28 | ミサワホーム株式会社 | Building vibration control structure |
-
2008
- 2008-04-02 JP JP2008096101A patent/JP5295609B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009249850A (en) | 2009-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006207292A (en) | Damping structure and damping method for wooden building | |
JP4092340B2 (en) | Building vibration control structure | |
WO2007032300A1 (en) | Vibration damping wall panel | |
JP5065775B2 (en) | Damping wall construction method | |
JP5295609B2 (en) | Damping device mounting structure | |
JP4856520B2 (en) | Vibration control panel | |
JP4630140B2 (en) | Damping device mounting structure and mounting method | |
JP4657067B2 (en) | Damping wall panel | |
JP4949870B2 (en) | Connecting bracket and connecting structure of foundation and column | |
JP5596338B2 (en) | Reinforcing brackets for wooden buildings and methods for reinforcing wooden buildings | |
JP4796344B2 (en) | Damping device and mounting method of damping device | |
JP4373937B2 (en) | Damping wall panel and wall structure | |
JP4970161B2 (en) | Foundation connection hardware and connection structure of foundation and structural material | |
JP4969820B2 (en) | Vibration control panel installation structure | |
JP5318425B2 (en) | Building vibration control structure | |
JP4928228B2 (en) | Connecting bracket and connecting structure of foundation and column | |
JP5320029B2 (en) | Damping device mounting structure | |
JP4519689B2 (en) | Foundation structure | |
JP6067438B2 (en) | Wall panel mounting structure | |
JP7082099B2 (en) | Building structure | |
JP4961277B2 (en) | Connecting bracket and connecting structure of structural material and column | |
JP5520745B2 (en) | Fastener | |
JP4928229B2 (en) | Foundation and pillar connection structure | |
JP2006132183A (en) | Damper | |
JP4878144B2 (en) | Damping wall connection structure |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110325 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130612 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5295609 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |