JP4796344B2 - Damping device and mounting method of damping device - Google Patents
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Description
本発明は、建物等の躯体等に取り付ける制振装置および制振装置の取付方法に関する。 The present invention relates to a vibration damping device that is attached to a building or the like such as a building, and a method for attaching the vibration damping device.
建物の制振構造の一例として、特許文献1に記載の技術が知られている。
この特許文献1に記載の制振構造は、上構造部に剛性一体的に固着されて上構造部の下方に突出される下方突出体と、下構造部に剛性一体的に固着されて下構造部の上方に突出される上方突出体と、振れ動き体とが備えられ、下方突出体と上方突出体とは、上下の構造部間の中間高さ位置で上下方向において対向され、振れ動き体は、その高さ方向中間部領域において、下方突出体と上方突出体とにそれぞれ枢結され、かつ、振れ動き体と下方突出体との枢結高さ位置よりも上方において、振れ動き体と、下方突出体又は/及び上構造部とが振動減衰手段を介して連結されると共に、振れ動き体と上方突出体との枢結高さ位置よりも下方において、振れ動き体と、上方突出体又は/及び下構造部とが振動減衰手段を介して連結されたものである。
As an example of a vibration control structure for a building, a technique described in
The damping structure described in
このような制振構造では、振れ動き体が、その高さ方向中間部領域において、下方突出体と上方突出体とにそれぞれ枢結保持されているから、振れ動き体に要求される振動方向における剛性も低くすることができて、振れ動き体についても、これを振動方向においてコンパクトに構成することができる。従って、振動方向においてコンパクトな制振構造を実現することができる。
しかも、各突出体と振れ動き体との枢結位置を異ならせて、枢結部間の間隔寸法を大小異ならせることで、テコの原理で減衰手段に伝えられる振動の大きさを大小異ならせることができて、同じ性能の減衰手段を用いながら、大きな振動を減衰できる構造に構成したり、小さな振動を減衰できる構造に構成したりすることができる。
特に、振れ動き体を、少なくとも、その振れ動きの振幅が水平振動の振幅よりも大きくなる高さ領域部分において、上下の振動減衰手段と連結する構成とすることにより、実際の振動よりも振幅の大きな振動を減衰手段に作用させることができて、交通振動などの比較的小さい振動には効きにくい減衰手段を用いながらも、そのような比較的小さい振動をそのような減衰手段にて減衰することが可能となる。
Furthermore, the size of the vibration transmitted to the damping means can be varied depending on the lever principle by varying the pivot position of each projecting body and the swinging motion body and varying the distance between the pivot sections. Therefore, it is possible to construct a structure capable of attenuating a large vibration or a structure capable of attenuating a small vibration while using a damping means having the same performance.
In particular, the swing motion body is configured to be connected to the upper and lower vibration damping means at least in a height region where the swing motion amplitude is larger than the horizontal vibration amplitude. Attenuating means that can cause large vibrations to act on the damping means, while using damping means that are not effective against relatively small vibrations such as traffic vibrations, to attenuate such relatively small vibrations with such damping means Is possible.
ところで、上記のような制振構造は、振れ動き体が下方突出体および上方突出体のそれぞれに枢結部で一体的に結合された構造となっている。したがって、制振構造自体の重量が比較的大きくなり、このような重量の大きい制振構造を、柱・梁等で構成された建物の躯体に取り付ける場合、クレーン等の重機を用いる必要があり、取付け作業を簡単に行うことができない。
また、振れ動き体を容易に取り外すことができないので、振れ動き体を交換したり、振れ動き体のメンテナンスを容易に行うことができない。
By the way, the vibration damping structure as described above has a structure in which the swinging motion body is integrally coupled to each of the lower projecting body and the upper projecting body at the pivot portion. Therefore, the weight of the damping structure itself becomes relatively large, and when attaching such a heavy damping structure to a building frame composed of columns, beams, etc., it is necessary to use heavy equipment such as cranes, Installation work cannot be easily performed.
Further, since the swinging motion body cannot be easily removed, the swinging motion body cannot be replaced or the swinging motion body cannot be easily maintained.
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、建物の躯体等に容易に取り付けることができるとともに、容易に交換作業やメンテナンスを行える制振装置および制振装置の取付方法を提供することを課題としている。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is an object of the present invention to provide a vibration damping device and a vibration damping device mounting method that can be easily attached to a building frame or the like and can be easily replaced or maintained. It is said.
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、矩形枠状の矩形フレーム7と、この矩形フレーム7に対向して設けられた一対の支持部8,8と、この一対の支持部8,8間に配置され、かつ該一対の支持部8,8によって支持された制振機構10とを備え、
前記一対の支持部8,8は、前記制振機構10の少なくとも一部(例えば振り子部材15)を支持した状態で、前記矩形フレーム7に着脱可能に取り付けられ、
前記制振機構10は、前記一対の支持部8,8によって支持されて、該一対の支持部8,8が変位した場合に、該一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振れるように構成された振り子部材15と、この振り子部材15の端部と前記矩形フレーム7との間に設けられた制振部材21とを備え、
前記一対の支持部8,8には一対の取付部9,9が設けられており、該一対の取付部9,9が前記矩形フレーム7に着脱可能にかつ前記矩形フレーム7から内側に突出して取り付けられていることを特徴とする。
In order to solve the above-described problem, the invention described in
The pair of
The vibration control mechanism 10 is supported by the pair of
The pair of
請求項1に記載の発明によれば、矩形フレーム7を躯体に取り付けた後、一対の支持部材8,8をそれで制振機構10の少なくとも一部を支持した状態で、矩形フレームに取り付けることによって、制振装置を容易に躯体に取り付けることができる。つまり、制振装置を矩形フレームと、支持部材および制振機構の少なくとも一部(例えば振り子部材15)とに分割して、躯体に取り付けることができるので、制振装置1が比較的重くても、作業者一人で容易に取り付けることができる。
また、一対の取付部が矩形フレーム7に着脱可能に取り付けられているので、一対の支持部8,8の大きさや形状が変更されても、該一対の支持部8,8を取付部9,9を介して矩形フレーム7に容易に取り付けることができる。
According to the first aspect of the present invention, after the
Further, since the pair of attachment portions are detachably attached to the
ここで、前記制振部材21は、振り子部材15の端部および矩形フレーム7にそれぞれ取り付けられるが、予め矩形フレーム7に制振部材21を取り付けておいたうえで、この制振部材21に振り子部材15の端部を取り付けてもよいし、逆に予め振り子部材15に制振部材21を取り付けておいたうえで、この制振部材21を矩形フレーム7に取り付けてもよい。
Here, the
また、制振装置1を取り付けた躯体に地震等の振動によって変形が生じると、制振装置1の矩形フレーム7を介して、一対の支持部8,8が変位する。一対の支持部8,8が変位することによって、振り子部材15が一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振り子のように振れ、この振り子部材15の端部は振れが増幅され、これによって、前記一対の支持部8,8の変位が増幅される。したがって、振り子部材15の端部と矩形フレーム7との間に設けられている制振部材21の変形を増幅できるので、建物躯体の小さな変形から制振機能を有効に働かせることができる。
Further , when deformation occurs in the housing to which the
請求項2に記載の発明は、例えば図8に示すように、矩形枠状の矩形フレーム7と、この矩形フレーム7に対向して設けられた一対の支持部8,8と、この一対の支持部8,8間に配置され、かつ該一対の支持部8,8によって支持された制振機構10とを備え、
前記一対の支持部8,8は、前記制振機構10の少なくとも一部(例えば振り子部材15)を支持した状態で、前記矩形フレーム7に着脱可能に取り付けられ、
前記制振機構10は、前記一対の支持部8,8によって支持されて、該一対の支持部8,8が変位した場合に、該一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振れるように構成された振り子部材15と、この振り子部材15の端部と前記矩形フレーム7との間に設けられた制振部材21とを備え、
前記矩形フレーム7には一対の取付部9,9が対向離間してかつ前記矩形フレーム7から内側に突出して設けられており、該一対の取付部9,9に前記一対の支持部8,8が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、矩形フレーム7に一対の取付部9,9が設けられているので、この一対の取付部9,9によって、一対の支持部8,8で支持している制振機構10の少なくとも一部(例えば振り子部材15)の取付位置を位置決めできる。したがって、制振機構10を矩形フレーム7に容易に位置決めして取り付けることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の制振装置において、
前記制振部材21は前記矩形フレーム7および振り子部材15にそれぞれ着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
The invention according to
The pair of
The vibration control mechanism 10 is supported by the pair of
The
According to the second aspect of the present invention, since the pair of
The invention according to
The
ここで、制振部材21は、矩形フレーム7および振り子部材15にそれぞれ直接的に着脱可能に取り付けてもよいし、他の部材(例えばプレート22、制振ボックス20等)を介して間接的に着脱可能に取り付けてもよい。
Here, the
請求項3に記載の発明によれば、制振部材21を矩形フレーム7に取り付けた後、この制振部材21に振り子部材15の端部を取り付けることによって、振り子部材15の端部と矩形フレーム7との間に制振部材を容易に設けることができる。また、制振部材21を矩形フレーム7および振り子部材15から取り外すことによって、制振部材21の交換やメンテナンス作業が容易に行える。
According to the third aspect of the present invention, after attaching the
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の制振装置1を建物の躯体に取り付ける制振装置の取付方法であって、
前記躯体(例えば左右の構造材4,5)に矩形フレーム7を取り付け、
次に、前記矩形フレーム7に、制振機構10の少なくとも一部(例えば振り子部材15)を支持した状態で一対の支持部8,8を前記取付部9,9を介して取り付けることを特徴とする。
The invention described in
A
Next, a pair of
前記躯体は、例えば、梁や土台で構成された上下の構造材2,3や、柱で構成された左右の構造材4,5で構成されたもの、つまり木造軸組みによって構成されたものが挙げられるが、これに限ることはない。例えば、鉄骨や鉄筋コンクリートで構成された柱や梁、ツーバイフォー工法によって構成された壁等であってもよい。
The frame is, for example, one composed of upper and lower
請求項4に記載の発明によれば、制振装置1を矩形フレーム7と、支持部材8,8および制振機構10の少なくとも一部(例えば振り子部材15)とに分割して、躯体に取り付けることができるので、制振装置1が比較的重くても、作業者一人で容易に取り付けることができる。
According to the invention described in
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の制振装置の取付方法において、
前記矩形フレーム7に予め木材25を取り付けておき、
前記躯体に矩形フレーム7を前記木材25を介して取り付けることを特徴とする。
The invention according to
The
請求項5に記載の発明によれば、躯体の構造が木造の場合に、制振装置1の矩形フレーム7を木材25を介して躯体に容易に取り付けることができる。
According to the fifth aspect of the present invention, when the structure of the casing is wooden, the
本発明によれば、矩形枠状の矩形フレームと、この矩形フレームに対向して設けられた一対の支持部と、この一対の支持部によって支持された制振機構とを備えており、一対の支持部は、制振機構の少なくとも一部を支持した状態で、前記矩形フレームに着脱可能に取り付けられているので、矩形フレームを躯体に取り付けた後、一対の支持部材をそれで制振機構の少なくとも一部を支持した状態で、矩形フレームに取り付けることによって、制振装置を容易に躯体に取り付けることができる。つまり、制振装置を矩形フレームと、支持部材および制振機構の少なくとも一部とに分割して、躯体に取り付けることができるので、制振装置が比較的重くても、作業者一人で容易に取り付けることができる。 According to the present invention, a rectangular frame having a rectangular frame shape, a pair of support portions provided to face the rectangular frame, and a vibration damping mechanism supported by the pair of support portions are provided. Since the support portion is detachably attached to the rectangular frame in a state in which at least a part of the vibration suppression mechanism is supported, after the rectangular frame is attached to the housing, the pair of support members are attached to at least the vibration suppression mechanism. The vibration damping device can be easily attached to the housing by attaching it to the rectangular frame while supporting a part. In other words, since the vibration damping device can be divided into a rectangular frame and at least a part of the support member and the vibration damping mechanism and attached to the housing, even if the vibration damping device is relatively heavy, one worker can easily Can be attached.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明に係る制振装置1について説明する。この制振装置1は、図1〜図4に示すように、上下に離間して配置された上下の構造材2,3と、左右に離間して配置された左右の構造材4,5とで囲まれた部位に取り付けられるものである。本実施の形態では、上の構造材2は建物の躯体を構成する梁、下の構造材3は土台、左右の構造材4,5はそれぞれ柱である。したがって、本実施の形態では、制振装置1は在来の木造軸組み工法で構築される建物の躯体に取り付けられるものである。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
First, the
前記制振装置1は、矩形枠状の矩形フレーム7と、この矩形フレーム7に対向して設けられた一対の支持部8,8と、この一対の支持部8,8間に配置され、かつ該一対の支持部8,8によって支持された制振機構10とを備えている。
矩形フレーム7は、左右一対の縦フレーム11,11と、上下一対の横フレーム12,12とを矩形枠状に組み立てて形成されたものであり、縦フレーム11の端部と横フレーム12の端部はピン結合されている。したがって、矩形フレーム7は左右方向に力が作用すると平行四辺形を形成するようにして変形可能となっている。なお、縦フレーム11、横フレーム12は鉄やアルミニウム等の金属で形成されている。
また、縦フレーム11は、矩形フレーム7の外周面を構成する帯板状の外周板部11aと、この外周板部11aの内面に直角に形成されて、前記支持部8が取り付けられる帯板状の内側板部11bとから構成され、断面T字状に形成されている。
横フレーム12は、矩形フレーム7の外周面を構成する帯板状の外周板部12aと、この外周板部12aの両端部の内面にそれぞれ直角に形成されて、前記縦フレーム11の内側板部11bの端部にピン結合される内側板部12b,12bとを備えており、内側板部12b,12bには後述する制振ボックス16が取り付けられるようになっている。
The
The
Further, the
The
また、矩形フレーム7の縦方向の長さは上下の構造材2,3間の距離より短く、矩形フレーム7の横方向の長さは左右の構造材間4,5の距離より短くなっている。さらに、矩形フレーム7の厚さは、上下の構造材2,3と左右の構造材4,5とで構成される矩形状の壁構成部分の厚さより薄くなっている。
したがって、制振装置1の矩形フレーム7は、上下の構造材2,3と左右の構造材4,5とで囲まれた空間内に納まる、つまり、上下の構造材2,3と左右の構造材4,5とで構成される矩形状の壁構成部分の内部に組み込むことができるようになっている。
The longitudinal length of the
Therefore, the
前記縦フレーム11,11の内側板部11b,11bには、図5に示すように、一対の取付部9,9が対向離間してボルトによって取り付けられている。取付部9,9には、取付面9a,9aが形成されており、この取付面9a,9aに前記支持部8,8がボルトによって取り付けられている。
支持部8は、2枚の支持板8a,8aによって構成されており、支持板8a,8aの先端部間には所定の隙間が形成され、基端部は接した状態で重ねられている。そして、この重ねられた部分が前記取付面9aに当接されたうえでボルトによって一体的に取り付られている。また、2枚の支持板8a,8a間には、前記制振機構10を構成する振り子部材15の中央部が挿入されて支持されている。
As shown in FIG. 5, a pair of
The
前記制振機構10は、振り子部材15と制振ボックス16とを備えている。
振り子部材15は板状でかつ、縦長の八角形状に形成されており、長手方向を上下に向けて配置されている。振り子部材15の中央部の左半分は、一方の支持部8の支持板8a,8a間に挟まれており、右半分は他方の支持部8の支持板8a,8a間に挟まれている。なお、振り子部材15は鉄やアルミニウム等の金属によって形成されている。
前記一対の支持部8,8の先端部によって振り子部材15の長手方向中央部が支持されており、この振り子部材15は、地震等の振動によって矩形フレーム7が変形して一対の支持部8,8が変位した場合に、該一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振れるように構成されている。
The vibration damping mechanism 10 includes a
The
The center part in the longitudinal direction of the
すなわち、一方の支持部8の支持板8a,8aの先端中央部には孔が対向して形成されており、他方の支持部8の支持板8a,8aの先端中央部にも孔が対向して形成されている。一方、振り子部材15の中央部には、左右に離間して孔が形成されており、これら孔のうち左側の孔は左右に長い長孔となっている。
That is, a hole is formed in the center of the tip of the
そして、一方の支持部8の支持板8a,8aに形成された孔と、振り子部材15の中央部に形成された一方の長孔とには、軸17が振り子部材15を回転可能とするように、かつ、長孔の長さ方向に摺動可能となるように挿通されている。この軸17は例えば先端部にねじ部を有するボルト17で形成されており、このボルト17は前記孔に挿通され、これら孔に挿通されたボルト17にはナットが螺合されている。
また、他方の支持部8の支持板8a,8aに形成された孔と、振り子部材15の中央部に形成された他方の孔とには、軸17が振り子部材15を回転可能とするように挿通されている。この軸17も先端部にねじ部を有するボルト17で形成されており、このボルト17は前記孔に挿通され、これら孔に挿通されたボルト17にはナットが螺合されている。
これによって、振り子部材15は、一対の支持部8,8によって軸17,17を介して支持されており、この振り子部材17は、地震等の振動によって一対の支持部8,8が変位した場合に、該一対の支持部8,8間の略中央部、言い換えれば、軸17,17間の中央部を中心として振れるように構成されている。
Then, the
In addition, the
Thereby, the
前記制振ボックス16は、図6に示すように、上下面が開口した箱状のボックス20と、このボックス20内に取り付けられた一対の制振部材21,21と、これら制振部材21,21間に挿入されかつ該一対の制振部材21,21に固着されたプレート22とを備えている。制振部材21としては、例えば高減衰ゴムによって形成された粘弾性体21を使用している。
ボックス20の対向する内面にはそれぞれ粘弾性体21,21が接着剤等によって固着されている。これら粘弾性体21,21間には、プレート22が挿入されており、該プレート22の表面は前記粘弾性体21,21に固着されている。プレート22の一端部は、ボックス20より突出しており、この突出している一端部は、振り子部材15の端部にボルトによって連結されている。したがって、制振部材21は、プレート22を介して振り子部材15の端部に着脱可能に取り付けられている。
また、前記ボックス20の端面には、取付プレート20a,20aが突出形成されている。そして、制振ボックス16は、ボックス20を横フレーム12の外周板部12aに設置したうえで、ボックス20の取付プレート20a,20aを内側板部12b,12bにボルトによって連結することによって横フレーム12の略中央部に取り付けられている。したがって、制振部材21はボックス20を介して矩形フレーム7の横フレーム12に着脱可能に取り付けられている。
なお、制振ボックス16のボックス20、プレート22等は鉄やアルミニウム等の金属で形成されている。
As shown in FIG. 6, the
Further, mounting
The
上記のような構成の制振装置1は以下のようにして建物の躯体に取り付けられている。
すなわちまず、図1、図2、図4に示すように、制振装置1の矩形フレーム7を構成する縦フレーム11の外周板部11aには、工場等によって予め木材25が固定されている。この木材25は縦フレーム11と等しい長さの角材であり、外周板部11aに接着や釘打ち等によって固定されている。
一方、躯体を構成する左右の構造材4,5の内側面には補強材26が接着や釘打ち等によって固定されている。この補強材26は木材で形成された角材であり、上下の長さは左右の構造材(柱)4,5より若干短くなっている。なお、この補強材26は柱径が細い場合の補強のために用いるものであり、柱径が太く補強の必要がない場合は用いないこともある。
そして、木材25,25が取り付けられた制振装置1は、現場で上下の構造材2,3と左右の構造材4,5とで囲まれた部位(空間)に、矩形フレーム7および木材25,25を、上下の構造材2,3および左右の構造材4,5の補強材26,26から離間するようにして配置されている。この状態において、制振装置1の木材25,25と、左右の構造材4,5の補強材26,26との間には若干の隙間が設けられており、この隙間に埋木27・・・が充填されている。埋木27は矩形フレーム7の上下方向の端部側と中央部側とにそれぞれ複数個充填されている。また、制振装置1は上下の構造材2,3と左右の構造材4,5とで囲まれた部位(空間)の中央部に配置されている。
The
That is, first, as shown in FIGS. 1, 2, and 4,
On the other hand, a reinforcing
The
また、左右の構造材4,5には、矩形フレーム7が接合材28,28を介して剛接合されている。接合材28は帯板状の構造用合板で形成されており、その上下の長さは前記木材25や縦フレーム11の長さとほぼ等しくなっている。また、接合材28の幅は、前記木材25の、前記縦フレーム11に当接する面から、前記補強材26を超えて左構造材4または右構造材5の幅方向中央部までの距離とほぼ等しくなっている。
そして、一方の接合材28は一方の木材25と左の構造材4とに釘打ちや接着によって固着され、他方の接合材28は、他方の木材25と右の構造材5とに釘打ちや接着によって固着されており、これによって、左右の構造材4,5には、矩形フレーム7が接合材28,28を介して剛接合されている。
Further, the
One joining
また、上下の構造材2,3と左右の構造材4,5とで囲まれた部位のうち、制振装置1および接合材28,28が設けられていない部位(空間)、すなわち制振装置1の上下にある空間には、面材30,30が配置されている。この面材30,30は構造用合板で形成されたものであり、その上下の長さは矩形フレーム7の横フレーム12,12と上下の構造材2,3との間の距離より所定長さ長くなっている。また、面材30の左右の長さは左右の構造材4,5間の距離とほぼ等しいか若干短くなっている。
そしてこのような面材30,30は、上下の構造材2,3および左右の構造材4,5に固定されている。すなわち、上側の面材30はその上縁部を上の構造材2に当接して接着や釘打ちによって固定するとともに、左右両縁部をそれぞれ左右の補強材26,26の上端部に当接して接着や釘打ちによって固定することによって構造材に固定されている。また、下側の面材30はその下縁部を下の構造材3に当接して接着や釘打ちによって固定するとともに、左右両縁部をそれぞれ左右の補強材26,26の下端部に当接して接着や釘打ちによって固定することによって構造材に固定されている。
さらに、前記接合材28,28間には構造用合板で形成された面材31が配置されており、この面材31は前記左右の木材25,25に接着や釘打ちによって固定されている。この面材31、前記接合材28、面材30,30の表面はほぼ面一となっており、これによって、この面一の面に外装材を取り付けることができる。
Of the portion surrounded by the upper and lower
Further, a
上記のような制振装置1を躯体に取り付けるには、まず、図7に示すように、制振装置1の矩形フレーム7を左右の構造材4,5に取り付ける。この場合、予め矩形フレーム7の縦フレーム11,11に前記木材25,25を取り付けておくとともに、振り子部材15、支持部8,8、取付部9,9、制振ボックス16を矩形フレーム7から取り外しておく。なお、制振ボックス16は取り付けておいてもよい。
また、矩形フレーム7を取り付ける前に、前記接合材28、面材30,31を構造材2〜5に取り付けておき、矩形フレーム7を取り付けた後、接合材28に矩形フレーム7の木材25を接着固定する。なお、前記接合材28、面材30,31の取り付けは、矩形フレーム7の取り付け後であってもよい。
In order to attach the
Further, before attaching the
次に、前記矩形フレーム7に、制振装置1の一部を構成する振り子部材15を支持した状態で一対の支持部8,8を取り付ける。この場合、支持部8,8に取付部9,9をボルトによって取り付けておき、この取付部9,9を矩形フレーム7の縦フレーム11,11に取り付ける。この取付けは、取付部9,9に形成されている孔9c・・・を、縦フレーム11,11に形成されている孔11c・・・に合わせたうえで、これらにボルトを通しこのボルトにナットを螺合して締め付けることにより行う。これにより、支持部8,8を矩形フレーム7に位置決めして取り付ける。
また、図8に示すように、先に取付部9,9を矩形フレーム7の縦フレーム11,11に取り付けておき、この取付部9,9の取付面9a,9aに、支持部8,8の基端部を当接するとともに、取付面9aに形成されている孔9bと、支持部8に形成されている8bとを合わせ、これらにボルトを挿通してナットで締め付けることにより、支持部8,8を矩形フレーム7に位置決めして取り付けてもよい。
次に、振り子部材15の端部を制振ボックス16のプレート22に当接するとともに、振り子部材15の端部に形成されている孔15b,15bと、プレート22に形成されている孔22b,22bとを合わせ、これらにボルトを挿通してナットで締め付けることにより、振り子部材15の両端部をプレート22を介して制振部材21,21に取り付ける。
Next, a pair of
Further, as shown in FIG. 8, the attaching
Next, the end of the
このように、矩形フレーム7を躯体を構成する左右の構造材4,5に取り付けた後、一対の支持部材8,8をそれで制振機構10の一部を構成する振り子部材15を支持した状態で、矩形フレーム7に取り付けることによって、制振装置1を容易に躯体に取り付けることができる。つまり、制振装置1を矩形フレーム7と、支持部材8,8および制振機構10の一部を構成する振り子部材15とに分割して、躯体に取り付けることができるので、制振装置1が比較的重くても、作業者一人で容易に取り付けることができる。
また、制振ボックス16を予め取り外した状態で矩形フレーム7を躯体に取り付けるので、さらに矩形フレーム7が軽量となり、取り付け易くなる。
Thus, after attaching the
In addition, since the
また、上下の構造材2,3と左右の構造材4,5とで囲まれた部位に、制振装置1をその矩形フレーム7が上下の構造材2,3および左右の構造材4,5から離間するようにして配置した後、左右の構造材4,5に、矩形フレーム7を接合材28,28を介して剛接合するので、制振装置1を躯体に容易に取り付けることができる。なお、このような制振装置1の取り付けは、建物を新築する際に取り付けてもよいし、建物をリフォームする際に取り付けてもよい。その場合、制振装置1は上下の構造材2,3と左右の構造材4,5とで囲まれた部位に取り付けるので、その部分にある外装材等を取り外して行う。
In addition, the
制振装置1が取り付けられた建物の躯体では、図3に示すように、まず、建物に地震等の横揺れ振動によって変形が生じると、躯体の左右の構造材(柱)4,5がその下端部を支点として左右に変位する。これに伴い、制振装置1の矩形フレーム7の横フレーム12,12が左右にずれるようにして変位するとともに、縦フレーム11,11が横方向に傾斜することによって矩形状フレーム7が略平行四辺形状に変形する。
矩形フレーム7が略平行四辺形状に変形すると、一対の支持部8,8が斜め上下に互いに離間するようにして変位する。
一対の支持部8,8が変位することによって、図3に示すように、振り子部材15が一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振り子のように振れ、この振り子部材15の端部は振れが増幅され、これによって、前記一対の支持部8,8の変位が増幅される。
そして、振り子部材15の端部と制振ボックス16のプレート22とが連結されており、この連結プレート22は粘弾性体21,21間に挿入されかつ該一対の粘弾性体21,21に固着されているので、この粘弾性体21,21の変形を増幅できる。したがって、建物の小さな変形から制振機能を有効に働かせることができる。
また、粘弾性体21,21の変形速度も建物の変形速度より増幅することができるため、エネルギー吸収性能が変形速度に比例する粘弾性材料から形成された粘弾性体を用いる場合には、より効率的にエネルギーを吸収でき、大きな減衰力を発揮できる。
As shown in FIG. 3, in the case of the building with the
When the
When the pair of
The end of the
In addition, since the deformation speed of the
また、制振ボックス16が振り子部材15に対向して横フレーム12に取り付けられているので、振り子部材15と制振ボックス16のプレート22とを容易に連結できる。
さらに、制振ボックス16を別途製造しておき、この制振ボックス16を横フレーム12に取り付けることができるので、制振装置1を容易に取り付けることができる。
また、制振部材21を制振ボックス16ごと矩形フレーム7に取り付けた後、この制振部材21に振り子部材15の端部を取り付けることによって、振り子部材15の端部と矩形フレーム7との間に制振部材21を容易に設けることができる。
加えて。制振ボックス16を取り外すことによって、その内部に設けられている制振部材21の交換やメンテナンス作業が容易に行える。
Further, since the damping
Furthermore, since the damping
Further, after attaching the damping
in addition. By removing the damping
また、制振ボックス16から突出しているプレート22の一端部が振り子部材15の端部に連結されているので、振り子部材15の端部をボックス20内の粘弾性体21に直接固着しないでも、粘弾性体21の機能を振り子部材15に作用させることができる。振り子部材15の端部をボックス20内の粘弾性体21に直接固着するのは手間がかかる作業となるが、ボックス20から突出しているプレート22の一端部に、振り子部材15の端部を連結するのは容易な作業となる。
Further, since one end portion of the
また、振り子部材15はその中央部を境として対称的となるので、振り子部材15が、一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振れる際のバランスがよくなる。
また、振り子部材15の中央部の右半分は一方の支持部8の一対の支持板8a,8a間に挟まれており、左半分は他方の支持部8の一対の支持板8a,8a間に挟まれているので、振り子部材15が、一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振れる際に、該振り子部材15の中央部を一対の支持板8a,8aによって振れ方向に案内することができる。よって、振り子部材15の振れをスムーズにすることができる。
また、縦フレーム11と振り子部材15との間に所定の間隔が設けられているので、この間隔内で振り子部材15が振れることができ。該振り子部材15が振動によって縦フレーム11,11に衝突するのを防止できる。
Further, since the
Further, the right half of the central portion of the
In addition, since a predetermined interval is provided between the
加えて、振り子部材15の中央部に形成された一対の孔にそれぞれ挿入された軸17,17によって該振り子部材15を支持しており、これら軸17,17は一対の支持部8,8のそれぞれに設けられているので、振り子部材15を一対の支持部8,8によって該一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振れるように構成することができるとともに、振り子部材15の振れがスムーズなものとなる。
さらに、一対の支持部8,8が変位することによって、振り子部材15が一対の支持部8,8間の略中央部を中心として振り子のように振れる際に、一対の支持部8,8にそれぞれ設けられている軸17,17間の距離が若干が増減するが、これら軸17,17が挿入されている一対の孔のうち、左側の孔は長孔となっているので、この長孔によって前記軸17,17間の距離の増減を吸収して、振り子部材15をスムーズに振れさすことができる。
In addition, the
Further, when the pair of
また、制振装置1の矩形フレーム7に予め固定された木材25,25が左右の構造材4,5に剛接合されているので、躯体の構造が木造の場合に、制振装置の矩形フレーム7を木材25,25を介して剛接合し易くなる。
さらに、躯体を構成する左右の構造材4,5の内側面には補強材26が固定されているので、構造材4,5が比較的小径なものであった場合に、構造材4,5を補強することができ、これによって、制振装置1の制振機能を確実に発揮させることができる。
Further, since the
Further, since the reinforcing
なお、本実施の形態では、矩形フレーム7の縦フレーム11,11に支持部8,8を設け、この支持部8,8によって振り子部材15を支持したが、これに代えて、矩形フレーム7の横フレーム12,12に支持部を設け、この支持部によって振り子部材を支持してもよい。この場合、振り子部材は上下に向けて配置してもよいし、左右に向けて配置してもよい。
また、本実施の形態では、矩形フレーム7の縦フレーム11,11を接合材28を用いて左右の構造材(柱)4,5に剛接合したが、これに代えて、横フレーム12,12を接合材を用いて上下の構造材2,3に剛接合してもよい。この場合でも、縦フレーム11と横フレーム12がピン結合されているので、上下の構造材2,3が変位した際に、横フレーム12を介して縦フレーム11が変位して、支持部8,8が変位するので、振り子部材16が振れて制振機能を発揮できる。
また、本実施の形態では、矩形フレーム7に対向して設けられた一対の支持部8,8に支持される制振機構10として振り子部材15を使用したものを用いたが、制振機構はこれに限ることはない。例えば、オイルダンパを備えた制振機構、粘弾性体を備えた制振機構等でもよい。
さらに、本実施の形態では、一対の支持部8,8によって制振機構10の一部である振り子部材15を支持した状態で一対の支持部8,8を矩形フレームに着脱可能に取り付けたが、これに限ることなく、振り子部材15の端部に予め制振部材21,21を取り付けた状態、すなわち、制振機構10全体を一対の支持部8,8によって支持した状態で、一対の支持部8,8を矩形フレームに着脱可能に取り付けてもよい。この場合、振り子部材15の端部には、プレート22,22を介して制振部材21,21のみを取り付けておいてもよいし、制振部材21,21等を含む制振ボックス16,16を取り付けておいてもよい。
In the present embodiment, the
Further, in the present embodiment, the
Further, in the present embodiment, the one using the
Further, in the present embodiment, the pair of
1 制振装置
2 上構造材
3 下構造材
4 左構造材
5 右構造材
7 矩形フレーム
8 支持部
9 取付部
10 制振機構
15 振り子部材
16 制振ボックス
21 粘弾性体(制振部材)
25 木材
28 接合材
30 面材
DESCRIPTION OF
25
Claims (5)
前記一対の支持部は、前記制振機構の少なくとも一部を支持した状態で、前記矩形フレームに着脱可能に取り付けられ、
前記制振機構は、前記一対の支持部によって支持されて、該一対の支持部が変位した場合に、該一対の支持部間の略中央部を中心として振れるように構成された振り子部材と、
この振り子部材の端部と前記矩形フレームとの間に設けられた制振部材とを備え、
前記一対の支持部には一対の取付部が設けられており、該一対の取付部が前記矩形フレームに着脱可能にかつ前記矩形フレームから内側に突出して取り付けられていることを特徴とする制振装置。 A rectangular frame-shaped rectangular frame, a pair of support portions provided opposite to the rectangular frame, and a vibration control mechanism disposed between the pair of support portions and supported by the pair of support portions. ,
The pair of support portions are detachably attached to the rectangular frame in a state of supporting at least a part of the vibration control mechanism,
The vibration control mechanism is supported by the pair of support portions, and when the pair of support portions is displaced, a pendulum member configured to swing around a substantially central portion between the pair of support portions;
A damping member provided between an end of the pendulum member and the rectangular frame;
The pair of support portions are provided with a pair of attachment portions, and the pair of attachment portions are detachably attached to the rectangular frame and attached to the rectangular frame so as to protrude inward. apparatus.
前記一対の支持部は、前記制振機構の少なくとも一部を支持した状態で、前記矩形フレームに着脱可能に取り付けられ、
前記制振機構は、前記一対の支持部によって支持されて、該一対の支持部が変位した場合に、該一対の支持部間の略中央部を中心として振れるように構成された振り子部材と、
この振り子部材の端部と前記矩形フレームとの間に設けられた制振部材とを備え、
前記矩形フレームには一対の取付部が対向離間してかつ前記矩形フレームから内側に突出して設けられており、該一対の取付部に前記一対の支持部が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする制振装置。 A rectangular frame-shaped rectangular frame, a pair of support portions provided opposite to the rectangular frame, and a vibration control mechanism disposed between the pair of support portions and supported by the pair of support portions. ,
The pair of support portions are detachably attached to the rectangular frame in a state of supporting at least a part of the vibration control mechanism,
The vibration control mechanism is supported by the pair of support portions, and when the pair of support portions is displaced, a pendulum member configured to swing around a substantially central portion between the pair of support portions;
A damping member provided between an end of the pendulum member and the rectangular frame;
The rectangular frame is provided with a pair of mounting portions opposed to each other and protruding inward from the rectangular frame, and the pair of supporting portions are detachably mounted on the pair of mounting portions. Damping device.
前記制振部材は前記矩形フレームおよび前記振り子部材にそれぞれ着脱可能に取り付けられていることを特徴とする制振装置。 The vibration damping device according to claim 1 or 2 ,
The vibration damping device, wherein the vibration damping member is detachably attached to the rectangular frame and the pendulum member, respectively.
前記躯体に矩形フレームを取り付け、
次に、前記矩形フレームに、制振機構の少なくとも一部を支持した状態で一対の支持部を前記取付部を介して取り付けることを特徴とする制振装置の取付方法。 A vibration damping device mounting method for mounting the vibration damping device according to any one of claims 1 to 3 to a building frame,
A rectangular frame is attached to the housing,
Next, a mounting method of the vibration damping device, wherein a pair of support portions are attached to the rectangular frame via the mounting portion in a state where at least a part of the vibration damping mechanism is supported.
前記矩形フレームに予め木材を取り付けておき、
前記躯体に矩形フレームを前記木材を介して取り付けることを特徴とする制振装置の取付方法。 In the mounting method of the damping device according to claim 4 ,
Wood is attached to the rectangular frame in advance,
A method of attaching a vibration damping device, wherein a rectangular frame is attached to the housing via the wood.
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