JP5292874B2 - 車両用画像処理装置、車両用画像処理プログラム、車両用画像処理方法 - Google Patents

車両用画像処理装置、車両用画像処理プログラム、車両用画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5292874B2
JP5292874B2 JP2008076177A JP2008076177A JP5292874B2 JP 5292874 B2 JP5292874 B2 JP 5292874B2 JP 2008076177 A JP2008076177 A JP 2008076177A JP 2008076177 A JP2008076177 A JP 2008076177A JP 5292874 B2 JP5292874 B2 JP 5292874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape
image
vehicle
area
projected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008076177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009171537A (ja
Inventor
麻子 北浦
誠也 清水
浩 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008076177A priority Critical patent/JP5292874B2/ja
Publication of JP2009171537A publication Critical patent/JP2009171537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5292874B2 publication Critical patent/JP5292874B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、車両内で表示されることができる車両用画像処理装置、車両用画像処理プログラム、車両用画像処理方法に関するものである。
車両の運転者が自車の周辺環境を目視確認するために車載カメラからの画像に画像処理を施して表示するシステムがある。例えば、複数の車載カメラ画像を俯瞰画像へ変換合成して表示することにより、運転者が客観的、直感的に自車の周囲状況を把握することができるシステムがある。
しかし、このような俯瞰画像を用いるシステムにおいて、カメラ消失点より上に存在する周辺部分は、視野変換が不可能であるため、カメラの撮影方向(俯角)を調整して後方遠方の車を撮影していたとしても、地平線(無限遠)より上の部分に投影される周辺部分(遠方の車両や周辺歩道上の歩行者等)を俯瞰画像上に変換表示することができなかった。また、自車から遠方になるほど、変換による歪みが大きくなるため、遠くの物体の閲覧には適していなかった。
駐車支援や低速走行時の支援において、自車近辺の確認のために、自車周辺の数メートルまでの範囲の画像を表示するためには、俯瞰画像は有用である。しかし、走行時(例:車線変更時)に必要において、自車から離れた位置にある車両(例:斜め後ろから急速に接近する後方車両)や周辺歩道上の歩行者の確認のために、俯瞰画像は利用できず、ミラー等の他の手段で周辺状況を確認する必要があった。
このような問題に対し、車載カメラ画像をそのまま3次元空間モデルにマッピングし、マッピングされた画像を任意視点から見た画像に変換して表示する画像生成装置が開示されている(例えば、特許文献1)。この画像生成装置によれば、カメラ画像を投影するモデルとして曲面と平面から構成される立体形状(円柱、お椀型、擬似円柱)を用意することで、従来の俯瞰画像では投影できなかった周辺画像部分も、投影表示することが可能である。
また、車両の周囲を撮影する複数のカメラの撮像画像から、仮想視点から見た合成画像を生成し、仮想視点の位置、視線の向きおよび焦点距離のうちの少なくともいずれか1つを、車両の走行状態に応じて変更する画像処理装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特許第3286306号公報 特許第3300334号公報
しかしながら、上述した従来技術は、変化する車両の状態に対して適切な画像を生成することが困難であった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、1つ以上のカメラによる撮影画像から、車両の状態に合わせた画像を生成する車両用画像処理装置、車両用画像処理プログラム、車両用画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、車両内で表示されることができる画像の生成を行う車両用画像処理装置であって、前記車両の状態を取得する状態取得部と、1つ以上のカメラにより該車両の周囲が撮影された撮影画像を取得する画像取得部と、前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記撮影画像のうち所定の第1領域が投影される第1形状と、前記撮影画像のうち前記第1領域と異なる所定の第2領域が投影される第2形状とを決定する形状決定部と、前記画像取得部により取得された撮影画像を前記第1形状と前記第2形状とへ投影変換して、前記第1領域を前記第1形状へ投影した第1画像と前記第2領域を前記第2形状へ投影した第2画像とを生成する変換部とを備える。これにより、車両の状態に対して適切な画像を生成することができる。
また、本発明に係る車両用画像処理装置において、前記第1形状は、前記車両に対する水平面である。これにより、俯瞰画像を生成することができる。また、本発明に係る車両用画像処理装置において、前記状態は、前記車両の運転に関する情報を含む。これにより、運転に対して適切な画像を生成することができる。また、本発明に係る車両用画像処理装置において、更に、前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記第1形状と前記第2形状を眺める視線を決定し、前記変換部で変換生成した前記第1画像と前記第2画像とを眺めた画像を表示画像として生成する表示変換部を備える。これにより、車両の状態に対して適切な表示視線を設定することができる。また、本発明に係る車両用画像処理装置において、前記形状決定部は、前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記第1形状と前記第2形状を変化させる。これにより、第1画像と第2画像の領域を変化させることができる。
また、本発明の一態様は、車両内で表示されることができる画像の生成をコンピュータに実行させる車両用画像処理プログラムであって、前記車両の状態を取得し、1つ以上のカメラにより該車両の周囲が撮影された撮影画像を取得し、取得された前記状態に基づいて、前記撮影画像のうち所定の第1領域が投影される第1形状と、前記撮影画像のうち前記第1領域と異なる所定の第2領域が投影される第2形状とを決定し、取得された前記撮影画像を前記第1形状と前記第2形状とへ投影変換して、前記第1領域を前記第1形状へ投影した第1画像と前記第2領域を前記第2形状へ投影した第2画像とを生成することをコンピュータに実行させる。
また、本発明の一態様は、車両内で表示されることができる画像の生成を行う車両用画像処理方法であって、前記車両の状態を取得し、1つ以上のカメラにより該車両の周囲が撮影された撮影画像を取得し、取得された前記状態に基づいて、前記撮影画像のうち所定の第1領域が投影される第1形状と、前記撮影画像のうち前記第1領域と異なる所定の第2領域が投影される第2形状とを決定し、取得された前記撮影画像を前記第1形状と前記第2形状とへ投影変換して、前記第1領域を前記第1形状へ投影した第1画像と前記第2領域を前記第2形状へ投影した第2画像とを生成することを行う。
また、本発明の構成要素、または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明に含む。
開示の車両用画像処理装置、車両用画像処理プログラム、車両用画像処理方法によれば、1つ以上のカメラによる撮影画像から、車両の状態に合わせた画像を生成することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
実施の形態1.
まず、本実施の形態に係る車両用画像処理装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る車両用画像処理装置の構成の一例を示すブロック図である。この車両用画像処理装置は、運転情報取得部11、表示変更判定部12、表示視線決定部13、投影形状決定部14、道路情報取得部15、カメラ21a,21b,21c,21d、歪み補正部22a,22b,22c,22d(画像取得部)、投影変換部23a,23b,23c,23d(変換部)、周辺地物情報取得部31、周辺地物判定部32、表示部33、合成部41、表示視線変換部42を備える。形状決定部は、本実施の形態における表示変更判定部12、表示視線決定部13、投影形状決定部14に対応する。なお、本実施の形態において、カメラの数を4としたが1以上であれば良い。また、カメラは車両に設置されていてもよいし、例えば、車両の現在地近傍の道路を撮影するように設置されている自車周辺のインフラカメラであっても構わない。もちろん、一部のカメラは車載で、一部のカメラはインフラカメラであっても構わない。インフラカメラの映像を入力として用いる場合には、インフラカメラが撮影した映像を車両用画像処理装置が無線を介して取得することになる。
次に、本実施の形態に係る車両用画像処理装置の動作について説明する。
図2は、本実施の形態に係る車両用画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。まず、歪み補正部22a,22b,22c,22dは、それぞれ対応するカメラ21a,21b,21c,21dから撮影画像の読み込みを行い(S11)、撮影画像の歪みの補正を行って補正画像とする(S12)。ここでの歪みは、カメラのレンズ等に起因するものであり、既知の歪みである。次に、表示変更判定部12は、自車の状態(道路情報取得部15により取得された道路情報及び運転情報取得部11により取得された運転情報)に基づいて、道路情報または運転情報が変化したか否かの判定を行う(S13)。
ここで、道路情報取得部15は、例えば、カーナビゲーションや路車間通信を行う無線通信機であり、地図データベース及びGPS(Global Positioning System)等から、道路形状、道路種別、市街地種別、混雑状況等の道路情報を取得する。なお、道路形状をミリ波センサやレーザセンサ等の外部センサで自車が直接取得しても構わない。運転情報取得部11により取得される運転情報は、車速センサやジャイロ等から取得する自車速度及び進行方向、ハンドルやギアやウィンカー等の操作及び操作量から取得する直進・右左折・後退などの運転操作、運転者の自己申告又は運転者の眠気等で変化する注意力を監視する内部監視モニタから推定した現在の運転者の運転技能などである。なお、GPS等から取得する自車位置は、運転情報として運転情報取得部11に取得されても構わない。
道路情報または運転情報が変化しない場合(S13,N)、処理S31へ移行する。道路情報または運転情報が変化した場合(S13,Y)、表示変更判定部12は、道路情報及び運転情報から撮影画像の表示優先順を決定する(S21)。具体的には、複数のカメラからの撮影画像の合成において、優先されるカメラの順を決定しておき、各撮影画像は、撮影したカメラの優先順をそのまま表示優先順に用いる。
次に、表示視線決定部13は、変更された道路情報及び運転情報から、補正画像内の第1領域及び第2領域の表示画面内の表示(表示配置方法)を決定し(S22)、この表示に合致する表示視線を決定する(S23)。ここで、第1領域は、被写体の投影後の映り具合の良い領域である。例えば、第1領域は、自車と被写体との距離感を重視したい自車近傍の領域で、地面に平行な平面に投影される俯瞰画像に変換される領域である俯瞰画像領域である。第2領域は、被写体の投影後の映り具合が多少悪くても良い領域である。例えば、第2領域は、多少の距離感のずれを許容する領域であり、自車に対して第1領域の外側の領域である周辺画像領域である。また、表示視線は、表示のための視点と視線方向、縦横視野角等のパラメータから成り、自車または投影形状との位置対応関係が分かるような数値で記述される。例えば、自車位置を原点とする座標系(自車座標系)で記述されるか、投影形状決定部14で利用する投影形状の座標系(形状座標系)で記述される。
なお、表示視線決定部13は、第1領域と第2領域を用いているが、投影後の映り具合の違いや配置によって第1領域と第2領域を更に細かく分割してもよい。すなわち、互いに映り具合の異なる3つ以上の領域が定義されても構わない。例えば、第2領域である自車の周辺領域は、自車の左右と前後をそれぞれ4つの別の領域として定義されてもよい。
第2領域である自車の周辺領域を、自車の前後左右それぞれ4つの別の領域として定義することは、第2領域である自車周辺を位置関係によって単純に分割した例であり、第1領域と第2領域が分割された4つの領域とを合わせて全部で5つの領域から成るものと看做すこともできる。あるいは、この5つの領域のうち映り具合の重視度が近いもの同士を集めても良い。例えば、第2領域が分割された4つの領域のうち、自車の左方の領域と自車の右方の領域とは、重視度が同程度に高いため、1つの領域とし、自車の前方の領域と自車の後方の領域とは、重視度が同程度に低いため、1つの領域とする。これにより、全部で3つの領域が定義されても構わない。
このように、第1領域及び第2領域の2つの領域が定義された場合も、第1領域及び第2領域が細かく分割されて3つ以上の領域が定義された場合も、基本的な処理内容は変わらないので、同じフローチャートで実現することができる。以後の本実施の形態においては、簡単のため、第1領域と第2領域とがそれぞれ単一の領域として定義された場合について述べるが、3つ以上の領域の定義に注意が必要な場合にのみ、適宜補足を行うものとする。
次に、投影形状決定部14は、変更された道路情報及び運転情報から、補正画像の第1領域及び第2領域の自車に対する大きさ及び配置を判定し、投影形状と投影形状の自車に対する位置関係とを決定する(S24)。ここで、投影形状は、撮影画像を投影する面の形状であり、第1形状と第2形状を有する。投影形状の具体例については後述するが、ここでは補正画像の第1領域及び第2領域を定義するための被写体の映り具合として、自車からの距離感を用い、第1形状として地表面に平行な平面(基準平面)、第2形状として回転楕円面を決定する。投影形状の自車に対する位置関係としては、自車位置を原点とする座標系(自車座標系)と投影形状の定義に用いる座標系(形状座標系)の2つの座標系の位置関係を、平行移動や回転の値として決定する。この際、自車が第1形状の平面上かつ、第2形状の回転楕円面の中心となるよう、位置関係を決定する。
次に、投影変換部23a,23b,23c,23dは、それぞれ撮影したカメラのカメラパラメータ(カメラ位置、方向、画角等)に応じて、補正画像を投影形状上に投影変換した投影画像を生成し、そのまま投影形状に張り付ける(S31)。ここで、投影方法は、例えば3次元CGのテクスチャマッピング等で一般的な、カメラ位置と補正画像内の各画素中心を通る直線を定義し、その直線が投影形状面と交差する点を求め、その投影形状上の交点に該当画素の色を対応づける透視投影(中心射影、透視射影)を用いるが、この投影方法に限定するものではない。例えば、カメラ方向を基準軸とし撮像面に平行となるように投影する平行投影を用いることも考えられる。投影に必要なカメラと投影形状との位置関係は、既知であるカメラ21a,21b,21c,21dの自車への取り付け配置と、投影形状決定部14で決定された自車及び投影形状の位置関係とから、自車を仲介として得られる。
次に、合成部41は、複数の投影画像同士に重なる部分があるか否かの判断を行う(S32)。重なる部分がない場合(S32,N)、処理S61へ移行する。一方、重なる部分がある場合(S32,Y)、合成部41は、投影画像の重なる部分の各画素色を用いて、画素色のブレンド又は1つの画素色の選択を行う。例えば、平面へ投影された部分同士であれば、俯瞰画像同士とみなして合成し、平面へ投影された部分同士でなければ、予め設定された表示優先カメラによる撮影画像を優先して合成する(S33)。なお、重なる部分の処理として、投影画像の画素色を用いるのではなく、あらかじめ定義しておいた、重なりを示す顕示色で重なる部分を塗りつぶしても良い。
次に、周辺地物判定部32は、周辺地物情報取得部31により取得された情報に基づいて、撮影画像と同時に表示することができる周辺地物(車両の周辺に存在するランドマーク、障害物等)があるか否かの判断を行う(S61)。周辺地物がない場合(S61,N)、処理S63へ移行する。一方、周辺地物がある場合(S61,Y)、周辺地物判定部32は、現在の自車の進行方向に対する方向や自車に対する位置から、投影形状に対する位置関係を計算し、投影画像を貼り付けた投影形状内にマーカ形状を配置する(S62)。ここで、周辺地物の位置が投影形状面よりも遠方にある場合は、自車位置から周辺地物へ向けたベクトルが投影形状面と交差した位置を、擬似的な周辺地物の位置とすることで、投影形状内にマーカ形状を配置することが望ましい。
これにより、車両周辺物、例えば歩行者や他の車両等の情報を、投影形状、すなわち投影変換した撮影画像上に配置することができ、後述する表示視線変換部42により、撮影画像と同様に表示視線から眺めた画像を生成することで、撮影画像に重畳表示することができる。さらに、マーカ形状を、平面形状でなく奥行きのある立体形状で表現することで、車両周辺物が臨場感を持って表示できる。なお、周辺地物情報は、上記に限定するものではなく、例えば、保持するデータベース、カーナビゲーション装置、路車および車車間の無線通信などから取得した自車周辺の店舗・観光情報、事故現場情報、道路混雑情報、目指す目的地の位置情報、同行他車位置情報、等を用い、各情報に関係するマーカを情報に関連する位置及び方向に表示してもよい。
次に、表示視線変換部42は、投影画像を貼り付けた投影形状及びマーカ形状を表示視線から眺めた画像を生成して表示画像とし、表示画像を表示部33に表示させ(S63)、このフローは終了する。
この動作によれば、運転シーンを推定するのに有用な自車の状態を用いて、現在の運転シーンに最適な投影形状を動的に作成することができる。
次に、本実施の形態に係る車両用画像処理装置による処理の具体例について説明する。
図3は、本実施の形態における撮影画像の一例を示す概念図である。この図において、カメラ21a,21b,21c,21dは、それぞれ車両の進行方向に対して、前方、後方、左方、右方を撮影して撮影画像を出力する。
図4は、本実施の形態に係る投影形状の第1の例を示す概念図である。本実施の形態において、投影形状は、地面に対応する平面(基準平面)と回転楕円面とにより構成される。地面と回転楕円面は交差している。投影形状のうち第1形状は、基準平面のうち回転楕円面の内側の部分である。投影形状のうち第2形状は、回転楕円面のうち基準平面の上側の部分である。撮影画像のうち第1形状に投影される領域が俯瞰画像領域であり、撮影画像のうち第2形状に投影される領域が周辺画像領域である。なお、この例では、投影形状として、基準平面と立体それぞれ1つの形状で構成されているが、基準平面は複数の小さな平面の組み合わせで定義してもよい。また、立体は、自車を概ね包むことができる立体形状を構成する形状であれば良いので、複数の曲面の組み合わせで定義してもよいし、完全に自車を包み込むのではなく天頂付近に穴があいた楕円球面のような立体形状であってもよい。さらに、第1形状と第2形状という呼称は説明のためであり、これら基準平面と立体を合わせた1つの形状を、第1形状及び第2形状の代わりに用いても、もちろん構わない。
また、処理S24において、投影形状決定部14は、変更した道路情報及び運転情報から、補正画像内の第1領域及び第2領域の大きさの判定結果に基づいて、基準平面に対する回転楕円面の高さを変化させることにより、第1形状と第2形状の面積を変化させることができる。また、図4において、「基準平面=高」としたケースは、第1形状の面積を大きくして第2形状の面積を小さくした場合を示し、「基準平面=低」としたケースは、第1形状の面積を小さくして第2形状の面積を大きくした場合を示す。
図5は、本実施の形態に係る第1形状の面積を大きくした場合の投影形状の一例を示す概念図である。図6は、本実施の形態に係る第1形状の面積を大きくした場合の投影画面の一例を示す概念図である。基準平面に対する回転楕円面の高さを低くすることにより、第1形状の面積が大きくなり、第2形状の面積が小さくなる。
図7は、本実施の形態に係る第1形状の面積を小さくした場合の投影形状の一例を示す概念図である。図8は、本実施の形態に係る第1形状の面積を小さくした場合の投影画面の一例を示す概念図である。基準平面に対する回転楕円面の高さを高くすることにより、第1形状の面積が小さくなり、第2形状の面積が大きくなる。
図9は、本実施形態に係る投影形状の第2の例を示す概念図である。この第2の例において、投影形状は、地面に対応する平面(基準平面)と楕円錐面とにより構成される。楕円錐面は平面に任意の角度で突き刺さっている。また、投影形状のうち第1形状は、基準平面のうち楕円錐面の内側の部分である。投影形状のうち第2形状は、楕円錐面のうち基準平面より上側の部分である。図4と同様に、基準平面に対する楕円錐面の高さを変化させることにより、第1形状と第2形状の面積を変化させることができる。また、図9において、「基準平面=高」としたケースは、第1形状の面積を大きくして第2形状の面積を小さくした場合を示し、「基準平面=低」としたケースは、第1形状の面積を小さくして第2形状の面積を大きくした場合を示す。
図10は、本実施の形態に係る投影形状の第3の例を示す概念図である。この図の上段は投影形状を地面に垂直な面で切断した横断面図を、下段は投影形状を上空から俯瞰した図を、それぞれ示す。この第3の例において、投影形状は、地面に対応する平面(基準平面)と、底が任意の閉曲線でなだらかに底から立ち上がる任意の自由曲面とにより構成される。投影形状のうち第1形状は、基準平面のうち自由曲面の内側の部分である。投影形状のうち第2形状は、自由曲面のうち基準平面より上側の部分である。図4と同様に、基準平面に対する自由曲面の高さを変化させることにより、第1形状と第2形状の面積を変化させることができる。また、図10において、「基準平面=高」としたケースは、第1形状の面積を大きくして第2形状の面積を小さくした場合を示し、「基準平面=低」としたケースは、第1形状の面積を小さくして第2形状の面積を大きくした場合を示す。
図11は、本実施の形態に係る表示画像の一例を示す図である。処理S63において、表示視線変換部42は、投影形状に投影された投影画像及びマーカ形状を表示視線から眺めた表示画像を生成する。この表示画像には、周辺地物判定部32により判定された障害物が、障害物の位置(擬似位置)を示す球と、自車からの方向を示す矢印から成るマーカ形状として表示されている。
本実施の形態に係る表示画像によれば、第1形状と第2形状が繋がって1つの形状となっている投影形状に投影した投影画像から表示画像を生成することにより、表示画像のうち俯瞰画像領域に対応する俯瞰画像(第1画像)と表示画像のうち周辺画像領域に対応する周辺画像(第2画像)とが境界でずれることなく繋がっており、ユーザは違和感無く見ることができる。また、本実施の形態に係る表示画像によれば、従来の俯瞰画像だけでは見えない、周辺に潜む歩行者や車両を表示することができる。
図12は、本実施の形態に係る表示視線の一例を示す概念図である。ここでは、表示視線A,B,Cの3つの例を示す。いずれの表示視線を採用するかは、例えば、デフォルトの状態をAとし、ユーザが適宜BやCに設定を変更してもよい。また、処理S23において、表示視線決定部13は、自車の状態に基づいて表示視線を決定しても良い。
図13は、本実施の形態に係る表示視線Aから得られる表示画像の一例を示す図である。表示視線Aは、車両の上方の視点から車両の方向を眺める表示視線である。図14は、本実施の形態に係る表示視線Bから得られる表示画像の一例を示す図である。表示視線Bは、車両の斜め上方向の視点から車両の方向を眺める表示視線である。図15は、本実施の形態に係る表示視線Cから得られる表示画像の一例を示す図である。表示視線Cは、車両の前方の視点から車両の方向を眺める表示視線である。
次に、表示変更判定部12、表示視線決定部13、投影形状決定部14について説明する。
図16は、本実施の形態に係る表示配置方法決定ルールの一例を示す表である。表示配置決定ルールは、処理S22において、表示変更判定部12が自車の状態から表示配置方法(表示画像における各画像の配置方法)を決定するために用いるルールである。この図において、種類は、自車の状態の種類であり、運転情報、道路情報、運転情報+道路情報のいずれかを示す。条件は、自車の状態の値の条件を示す。判定結果は、表示配置方法を示す。備考は、表示配置方法の目的を示す。例えば、運転情報により速度が低速(5km/h以下)である場合、表示視線決定部13は、周辺画像の表示をなくすか、周辺画像を縮小し、俯瞰画像を大きく表示する表示配置方法を選択する。これは、至近の周辺状況を重視するためである。
この表示配置決定ルールによれば、俯瞰画像が重要である場合には俯瞰画像の面積を大きくして周辺画像の面積を小さくし、周辺画像が重要である場合には周辺画像の面積を大きくして俯瞰画像の面積を小さくすることにより、ユーザにとって重要な情報を分かりやすく表示することができる。
図17は、本実施の形態に係る左折時の表示配置方法を用いない場合の表示画面の一例を示す図である。通常、表示画面において、表示画面の上方向と表示画面内に表示される自車の進行方向とは一致している。図18は、本実施の形態に係る左折時の表示配置方法を用いた場合の表示画面の一例を示す図である。上述した表示配置決定ルールにより、左折時、表示画面内に表示される自車の進行方向は、僅かに左へ回転する。また、自車の進行方向と連動し、俯瞰画像及び周辺画像も同様に左へ回転した画像となり、自車の進行する道路が僅かに斜めに表示される。これにより、ユーザは、左折していることを把握しやすくなる。
図19は、本実施の形態に係る表示視線決定ルールの一例を示す表である。表示視線決定ルールは、処理S23において、表示視線決定部13が表示配置方法から表示視線を決定するために用いるルールである。例えば、表示配置方法が、周辺画像を小さくし、俯瞰画像を大きくする場合、表示視線決定部13は、表示視線において、視点を低く、すなわち自車及び地表面に近づくように設定する。この表示視線決定ルールによれば、表示配置方法と連動して表示視線が決定されることにより、表示配置方法で決定した配置を実現し、より分かりやすく表示することができる。
図20は、本実施の形態に係る投影形状決定ルールの一例を示す表である。投影形状決定ルールは、処理S24において、投影形状決定部14が自車の状態から投影形状を決定するために用いるルールである。この図の表記方法は、表示配置決定ルールと同様であるが、判定結果は、投影形状を示す。また、備考は、投影形状の目的を示す。例えば、運転情報により、速度が高速(60km/h以上)である場合、投影形状決定部14は、周辺画像領域の面積を大きくした投影形状に設定する。これは、遠方の周辺状況を重視するためである。
この投影形状決定ルールによれば、俯瞰画像領域が重要である場合には、俯瞰画像領域の面積、すなわち撮影画像の第1領域を投影する第1形状部分を大きくして、相対的に周辺画像領域の面積を小さくする。また、周辺画像領域が重要である場合には、周辺画像領域の面積、すなわち撮影画像の第2領域を投影する第2形状部分(曲面及び側面)を大きくして、相対的に俯瞰画像領域の面積を小さくする。これにより、ユーザにとって重要な情報を分かりやすく表示することができる。
本実施の形態によれば、例えば、駐車を行う際には、遠くの周辺画像よりも、車両近くの俯瞰画像を見やすくすることができる。また、高速移動時には車両周辺の俯瞰画像よりも、遠くまでを含めた周辺画像を見やすくすることができる。さらには合流路で合流する場合には合流路後方をよりはっきりと見ることができる。
上述した例では第1領域と第2領域を定義したが、ここでは3つ以上の領域を定義する例について説明する。
図21は、本実施の形態に係る3つの領域を有する場合の投影形状の一例を示す図である。この図の上段は投影形状を自車の左上方から見た図を示し、下段は投影形状を自車の上方から見た図を示す。第1領域は、自車と被写体の距離感を重視したい領域で自車近傍の俯瞰画像領域である。これに対応する第1形状は、地面に平行な平面である。第2領域は、第1領域より多少の距離感のずれを許容する領域であり第1領域の外側の周辺画像領域である。これに対応する第2形状は、立体形状である。第2領域は、映り具合の異なる複数領域、すなわち自車の左方、右方、前方、後方の4つの領域で構成する。この図に示されるように、第2形状は、自車の前方に回転楕円体、自車の後方に回転楕円体、自車の左右に楕円柱を有する。
この投影形状は、第2形状が上下することにより、第1形状及び第2形状の面積が変化する。図22は、本実施の形態に係る3つの領域を有する場合の投影形状の変化の一例を示す図である。この図において、ケースX1は、第1形状に対して第2形状が基準の位置にある場合の投影形状を示す。ケースX2は、第1形状に対した第2形状全体の高さを高くした場合の投影形状を示す。ケースX3は、第2形状のうち自車前方の回転楕円体の高さのみを他に比べて高くした場合の投影形状を示す。ケースX2,X3は、高くした部分に対応して第1形状である平面の面積が小さくなる。このように、第2領域を複数の領域とし、第2形状を複数の形状とすることで、周辺画像のうち自車前方部分を特に大きくする等、自車の状態に応じてきめ細かく投影形状を設定することができ、より自由度の高い被写体投影を行うことが可能となる。
次に、投影形状決定部14が障害物の位置に基づいて投影形状を決定する例について説明する。
図23は、本実施の形態に係る障害物に対応させた投影形状の一例を示す図である。この図の上段は、自車左方から見た投影形状を示し、この図の下段は、自車情報から見た投影形状を示す。ここで、第1領域は、これまでに述べた第1領域と同じ、自車と被写体との距離感を重視したい自車近傍の領域とする。第2領域は、第1領域より被写体の投影後の高さを重視したい領域、すなわち実際に取得された障害物の位置が撮影されている撮影画像内の領域とする。
投影形状決定部14は、第1形状を地面に平行な平面とし、第2形状を地面にほぼ垂直な曲面とする。ここでは、第2形状を楕円柱の曲面の一部とする。図23の例では、簡単のため、障害物YA,YBをそれぞれ球(障害物球)で表す。実際の障害物は様々な形状であるので、投影形状決定部14は、実際の障害物形状を内包するバウンディング球を障害物球とし、障害物球の高さ及び半径を用いて第2形状の楕円柱を決定してもよい。また、投影形状決定部14は、対抗車線上や路肩などの障害物の位置から適当な大きさを選んで利用してもよい。
投影形状決定部14は、取得された障害物の位置を楕円柱の中心とし、取得された障害物の半径を楕円柱の半径とする。図24は、本実施の形態に係る障害物に対応させた第2形状の一例を示す図である。この図の上段は、第2形状を斜め上から見た図であり、この図の上段は、第2形状を上から見た図である。
この図に示されるように、投影形状決定部14は、第2形状の曲面の曲率を決定する楕円柱の楕円半径(楕円長半径、楕円短半径)、楕円柱の曲面のうち第2形状に用いる範囲を決める曲面角度、楕円柱の高さである曲面高さを決定する。楕円半径(曲率)を大きくすることで、第2形状の曲面を限りなく平面に近づけることもできる。また、投影形状決定部14は、曲面の向きである曲面方向を決定する。ここで、投影形状決定部14は、曲面方向を決定するために、何らかの基準点、例えば、表示用視線位置を用い、楕円柱中心から基準点に向けたベクトル(基準方向ベクトル)を曲面方向としても良い。
例えば、自車の斜め前から見る表示画像を生成する場合など、自車の位置変更に従って表示画像の視点が動いていく場合、基準点は、自車位置の関数となる。第2形状が視点を向いた曲面に設定されることで、常に表示視線から曲面を見ることが可能となり、曲面を真上から眺めてしまうことにより曲面が見えなくなるような問題を避けることができる。ここでは、表示画像の視点が自車の左方に設定され、この視点を基準点とする例を示す。
この他、投影形状決定部14は、後述の曲面方向俯角を0とするような自車中心方向を曲面方向としてもよい。この場合、第2形状である曲面が第1形状である平面に垂直なので、投影された被写体の高さ方向の歪みをより減らすことができ、後述の曲面の高さの算出も簡単になる。
また、第2形状が複数ある場合、曲面方向や基準点は同一でもよいし、それぞれ異なってもよい。例えば、実際の障害物が壁や柱などであり、それぞれ多角形柱で近似できる場合、投影形状決定部14は、多角形柱の面のうち最も形状の特徴を示すような面の面法線に曲面方向が合致するように、障害物毎に曲面方向(基準点)を設定してもよい。この結果、第2形状が障害物の実際の形状に近くなり、全体的に投影後の歪みを小さくすることができる。
図23の例において、投影形状決定部14は、障害物YAのサイズに合致した第2形状と障害物YBのサイズに合致した第2形状とを設定する。なお、障害物が存在しない場合は、撮影画像に第2領域が存在しない場合であるから、投影形状決定部14は、第1形状のみを投影形状として設定する。
投影形状決定部14は、第2形状である曲面が第1形状である平面から浮くことがないよう、障害物高さである障害物球の直径2rを用いて、第2形状の曲面高さを2r+Mに設定する。ここで、曲面方向と第1形状である平面との成す角(曲面方向俯角)θを用いて第2形状の曲面高さ2r+Mを記述する。図25は、本実施の形態に係る第2形状の曲面高さの設定の一例を示す図である。この図は、図23における三角形Tを示す。なお、M=r tan θ(1+tan(θ/2))であり、θ/2=αとすると、2倍角の公式から、M=2r tanα/(1−tanα)となる。このように、障害物と基準点の距離が変化すれば曲面方向俯角θが変化するため、厳密な曲面の高さは動的に変更することになる。
なお、第2形状の曲面の高さ及び半径は、必ずしも上述した定義でなくてもよい。また、第2形状の曲面の高さ及び半径は、動的に変更されるのでなく、決まった値としても良い。また、第2形状の曲面の高さ及び半径は、適当な時間間隔で再計算されて変更されてもよい。また、この例において、第1形状は単一形状で地面に平行な平面としたが、図4に示された平面と楕円球面を第1形状としても良い。また、第2形状は、曲面に限るものではなく、平らな平面にしても構わないし、楕円球面や直方体などの形状にしても構わない。
上述したように、投影形状決定部14が障害物の位置に障害物と類似するサイズの第2形状を随時設定することで、撮影画像のうち第2領域である障害物周辺部分は第2形状に主に投影される。また、第2形状は路面に対して概ね垂直な立体的な面であるから、第1形状に投影するよりも、路面に垂直な方向すなわち高さ方向の歪みを小さくすることができる。
なお、表示視線が自車上空からの見下ろし視線等、第2形状を真上から見る視線である場合、第2形状に投影された部分が見えなくなる可能性がある。そのような表示視線から見ることができるように、第2形状である曲面の裏や曲面の下の第1形状である平面部分などにも、撮影画像を投影することが望ましい。
このように、道路情報取得部11や周辺地物情報取得部31などにより取得された障害物情報と、運転情報取得部11により取得された自車位置や自車進行方向などの運転情報とを随時参照して、投影形状決定部14が第2形状の有無及び形状詳細をカスタマイズすることにより、最も現在の自車両状態に適した投影形状を利用することが可能となる。
実施の形態2.
まず、本実施の形態に係る車両用画像処理装置の構成について説明する。
図26は、本実施の形態に係る車両用画像処理装置の構成の一例を示すブロック図である。この図において、図1と同一符号は図1に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。図1の車両用画像処理装置と比較すると、この車両用画像処理装置は、新たに表示形状決定部16、周辺画像変換部24a,24b,24c,24d、俯瞰画像合成部51、配置部52を備え、表示視線決定部13、合成部41、表示視線変換部42を必要としない。形状決定部は、本実施の形態における表示変更判定部12、投影形状決定部14、表示形状決定部16に対応する。変換部は、周辺画像変換部24a,24b,24c,24d、俯瞰画像合成部51、配置部52に対応する。
次に、本実施の形態に係る車両用画像処理装置の動作について説明する。
図27は、本実施の形態に係る車両用画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。この図において、図2と同一符号は図2に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。処理S11〜S13,S21は、図2と同様である。
道路情報または運転情報が変化しない場合(S13,N)、処理S51へ移行する。道路情報または運転情報が変化した場合(S13,Y)、表示変更判定部12は、道路情報及び運転情報から撮影画像の表示優先順を決定する(S21)。
次に、表示形状決定部16は、変更した道路情報及び運転情報から、補正画像内の第1領域及び第2領域、すなわち俯瞰画像領域と周辺画像領域の表示画像内の表示(表示配置方法)を決定し(S41)、表示画像における俯瞰画像のサイズと配置を決定し(S42)、表示画像における周辺画像の形状とサイズと配置をカメラ単位で決定する(S43)。
ここでは、実施の形態1の表示視線決定部13と同様の表示配置方法決定ルールを用いる。例えば、自車速度が低速で後退する場合、自車周辺環境を目視する必要があると判断し、矩形平面の面積を広げる。また、表示配置方法としてカメラごとに定義した周辺画像の表示領域を縮小し、さらに自車後方を映すカメラの周辺画像は上下反転した表示を行うように、周辺画像の配置を決定する。この結果、低速後退走行時には、自車至近の周辺状況を重視し、かつ、後方周辺画像を用いて視認を行う際に、実際に見たのと同じ上下関係(空が上)で見ることができるようになる。
次に、投影形状決定部14は、投影形状である平面矩形を規定するパラメータ群を決定する(S44)。ここで、平面矩形は、地面に平行な平面で、自車の位置を含む矩形である。パラメータ群は、平面矩形の大きさ、自車との位置関係等である。
次に、投影変換部23a,23b,23c,23dは、それぞれカメラパラメータを用いて補正画像を投影形状に投影して投影画像に変換する(S51)。次に、俯瞰画像合成部51は、表示変更判定部12で決定済みの撮影画像優先順を用いて、複数の投影画像において重なる部分について画素色のマージ又は優先する撮影画像の画素色や特殊色の選択を行い、上述した平面矩形内を俯瞰画像とする(S52)。
次に、周辺画像変換部24a,24b,24c,24dは、それぞれ補正画像から投影形状へ投影できなかった領域を周辺画像領域として分離し、補正画像の周辺画像領域を周辺画像の形状に合わせて変換(伸縮、回転等)する(S53)。つまり、撮影画像のうち平面矩形に投影できない部分を周辺画像に用いる。なお、周辺画像領域の分離は、厳密に判定されなくても良い。すなわち、平面矩形へ投影される画素を適当にサンプリングし、それが撮影画像の下部2/3程度に集中していた場合には、上部1/3の矩形部分を大まかに周辺画像部分と判定分離してもよい。また、周辺画像領域を、単純に画像回転して表示するだけでなく、俯瞰画像との継ぎ目を少し改善させるために、画像自体を伸縮する等の画像変換を行ってもよい。
次に、配置部52は、俯瞰画像と複数の周辺画像とを表示画像に配置する(S54)。
次に、周辺地物判定部32は、図2と同様、周辺地物情報取得部31により取得された情報に基づいて、撮影画像と同時に表示する周辺地物があるか否かの判断を行い(S61)、周辺地物がない場合(S61,N)、このフローを終了する。一方、周辺地物がある場合は、マーカ形状を表示画面上に投影して貼り付け(S64)、フローを終了する。マーカ形状は、俯瞰画像と自車との位置関係と、自車と周辺地物の位置関係を用いて、俯瞰画像に対応する地物の位置を求め、表示する。ここで地物が自車から遠く、マーカ位置が俯瞰画像の表示範囲外になる場合は、自車位置から周辺地物へ向けたベクトル上で、表示画面内となる任意の位置を、擬似的な周辺地物の位置とすることで、表示画面内にマーカ形状を表示することが望ましい。
次に、本実施の形態に係る車両用画像処理装置による処理の具体例について説明する。
ここで、カメラ21a,21b,21c,21dによる撮影画像は、図3と同様とする。
図28は、本実施の形態に係る俯瞰画像の一例を示す図である。この図は、処理S52において、投影画像がマージされたものであり、中央の矩形内が俯瞰画像である。
図29は、本実施の形態に係る周辺画像の一例を示す図である。この図の上段は、処理S52により分離された補正画像の周辺画像領域であり、この図の下段は、処理S53により変換された周辺画像である。補正画像の周辺画像領域が周辺画像の形状である矩形に変換されて、周辺画像になる。
図30は、本実施の形態に係る表示画像の一例を示す図である。この図において、俯瞰画像が中央に配置されるとともに車両のマーカが配置され、4つの周辺画像がそれぞれ俯瞰画像の上方、下方、左方、右方に配置される。また、車両の右前方に位置する周辺地物のマーカが配置される。
本実施の形態によれば、無理の無い範囲の俯瞰画像と、撮影画像に単純な変換を施しただけの周辺画像とを表示することにより、歪みの少ない表示画像を生成することができる。
上述した各実施の形態によれば,速度や運転操作、運転技能等の運転情報と、自車位置から推定した道路種類及び形状、混雑状況等の道路情報とから、撮影画像群を投影する投影形状を動的に変更することで、走行シーンに最適な俯瞰画像及び周辺画像を表示することができる。
更に、車両用画像処理装置を構成するコンピュータにおいて上述した各ステップを実行させるプログラムを、車両用画像処理プログラムとして提供することができる。上述したプログラムは、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記憶させることによって、車両用画像処理装置を構成するコンピュータに実行させることが可能となる。ここで、上記コンピュータにより読み取り可能な記録媒体としては、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、更に回線上の伝送媒体をも含むものである。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
以上の実施の形態1〜2に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
車両内で表示されることができる画像の生成を行う車両用画像処理装置であって、
前記車両の状態を取得する状態取得部と、
1つ以上のカメラにより該車両の周囲が撮影された撮影画像を取得する画像取得部と、
前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記撮影画像のうち所定の第1領域が投影される第1形状と、前記撮影画像のうち前記第1領域と異なる所定の第2領域が投影される第2形状とを決定する形状決定部と、
前記画像取得部により取得された撮影画像を前記第1形状と前記第2形状とへ投影変換して、前記第1領域を前記第1形状へ投影した第1画像と前記第2領域を前記第2形状へ投影した第2画像とを生成する変換部と
を備える車両用画像処理装置。
(付記2)
付記1に記載の車両用画像処理装置において、
前記第1形状は、前記車両に対する水平面である車両用画像処理装置。
(付記3)
付記1に記載の車両用画像処理装置において、
前記状態は、前記車両の運転に関する情報を含む車両用画像処理装置。
(付記4)
付記1に記載の車両用画像処理装置において、
前記状態は、前記車両の周辺の道路に関する情報を含む車両用画像処理装置。
(付記5)
付記1に記載の車両用画像処理装置において、
前記変換部は更に、前記第1画像の周辺に前記第2画像を配置した表示画像を生成する車両用画像処理装置。
(付記6)
付記5に記載の車両用画像処理装置において、
更に、前記表示画像を表示する表示部を備える車両用画像処理装置。
(付記7)
付記1に記載の車両用画像処理装置において、
前記状態取得部は更に、前記車両の周辺の物体の位置情報を取得し、
前記変換部は、前記状態取得部により取得された物体の位置情報に基づいて、前記物体の位置を前記第1画像または前記第2画像に含める車両用画像処理装置。
(付記8)
付記1に記載の車両用画像処理装置において、
前記形状決定部は更に、前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記第1形状と前記第2形状に対する視線を決定し、
前記変換部は更に、前記第1画像と前記第2画像とを前記視線により眺めた画像を生成する車両用画像処理装置。
(付記9)
付記8に記載の車両用画像処理装置において、
前記状態取得部は更に、前記車両の周辺の物体の位置情報を取得し、
前記変換部は、前記状態取得部により取得された物体の位置情報に基づいて、前記物体の位置から前記第1形状及び第2形状に対する位置を求めて、前記第1形状及び第2形状の周辺へ前記物体を示す形状を配置し、前記視線より前記第1形状に投影された前記第1画像と前記第2形状に投影された前記第2画像とを眺めた画像を生成する、車両用画像処理装置。
(付記10)
付記8に記載の車両用画像処理装置において、
前記形状決定部は、前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記第1形状と前記第2形状を変化させる車両用画像処理装置。
(付記11)
付記8に記載の車両用画像処理装置において、
前記第1形状は、前記地面に平行な平面のうち所定の回転楕円面の内側の領域であり、
前記第2形状は、前記回転楕円面のうち前記地面に平行な平面より上側の領域である車両用画像処理装置。
(付記12)
付記8に記載の車両用画像処理装置において、
前記形状決定部は、前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記地面に平行な平面と前記回転楕円面との高さ方向の位置関係を変化させる車両用画像処理装置。
(付記13)
付記8に記載の車両用画像処理装置において、
前記第1形状は、前記地面に平行な平面のうち所定の楕円錐面の内側の領域であり、
前記第2形状は、前記楕円錐面のうち前記地面に平行な平面より上側の領域である車両用画像処理装置。
(付記14)
付記8に記載の車両用画像処理装置において、
前記第1形状は、前記地面に平行な平面のうち所定の自由曲面の内側の領域であり、
前記第2形状は、前記自由曲面のうち前記地面に平行な平面より上側の領域である車両用画像処理装置。
(付記15)
付記1に記載の車両用画像処理装置において、
前記第1領域は、前記撮影画像のうち前記第1形状に投影可能な領域であり
前記第2領域は、前記撮影画像のうち前記第1形状に投影不可能な領域である車両用画像処理装置。
(付記16)
付記15に記載の車両用画像処理装置において、
前記第1領域は、前記車両を含む矩形の領域であり、
前記第1形状は、矩形である車両用画像処理装置。
(付記17)
付記16に記載の車両用画像処理装置において、
前記第2形状は、第1矩形、第2矩形、第3矩形、第4矩形からなり、
前記変換部は、前記第2領域のうち前記車両の進行方向に対して前方の前記撮影画像を前記第1矩形に投影し、前記第2領域のうち前記車両の進行方向に対して後方の撮影画像を前記第2矩形に投影し、前記第2領域のうち前記車両の進行方向に対して左方の撮影画像を前記第3矩形に投影し、前記第2領域のうち前記車両の進行方向に対して右方の撮影画像を前記第4矩形に投影する車両用画像処理装置。
(付記18)
付記17に記載の車両用画像処理装置において、
前記変換部は更に、前記第1画像の周辺に前記第2画像を配置した画像を生成する車両用画像処理装置。
(付記19)
付記17に記載の車両用画像処理装置において、
前記形状決定部は、前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記第1形状、前記第1矩形、前記第2矩形、前記第3矩形、前記第4矩形のそれぞれの大きさを決定する車両用画像処理装置。
(付記20)
車両内で表示されることができる画像の生成をコンピュータに実行させる車両用画像処理プログラムであって、
前記車両の状態を取得し、
1つ以上のカメラにより該車両の周囲が撮影された撮影画像を取得し、
取得された前記状態に基づいて、前記撮影画像のうち所定の第1領域が投影される第1形状と、前記撮影画像のうち前記第1領域と異なる所定の第2領域が投影される第2形状とを決定し、
取得された前記撮影画像を前記第1形状と前記第2形状とへ投影変換して、前記第1領域を前記第1形状へ投影した第1画像と前記第2領域を前記第2形状へ投影した第2画像とを生成する
ことをコンピュータに実行させる車両用画像処理プログラム。
(付記21)
車両内で表示されることができる画像の生成を行う車両用画像処理方法であって、
前記車両の状態を取得し、
1つ以上のカメラにより該車両の周囲が撮影された撮影画像を取得し、
取得された前記状態に基づいて、前記撮影画像のうち所定の第1領域が投影される第1形状と、前記撮影画像のうち前記第1領域と異なる所定の第2領域が投影される第2形状とを決定し、
取得された前記撮影画像を前記第1形状と前記第2形状とへ投影変換して、前記第1領域を前記第1形状へ投影した第1画像と前記第2領域を前記第2形状へ投影した第2画像とを生成する
ことを行う車両用画像処理方法。
実施の形態1に係る車両用画像処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車両用画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る撮影画像の一例を示す概念図である。 実施の形態1に係る投影形状の第1の例を示す概念図である。 実施の形態1に係る第1形状の面積を大きくした場合の投影形状の一例を示す概念図である。 実施の形態1に係る第1形状の面積を大きくした場合の投影画面の一例を示す概念図である。 実施の形態1に係る第1形状の面積を小さくした場合の投影形状の一例を示す概念図である。 実施の形態1に係る第1形状の面積を小さくした場合の投影画面の一例を示す概念図である。 実施の形態1に係る投影形状の第2の例を示す概念図である。 実施の形態1に係る投影形状の第3の例を示す概念図である。 実施の形態1に係る表示画像の一例を示す図である。 実施の形態1に係る表示視線の一例を示す概念図である。 実施の形態1に係る表示視線Aから得られる表示画像の一例を示す図である。 実施の形態1に係る表示視線Bから得られる表示画像の一例を示す図である。 実施の形態1に係る表示視線Cから得られる表示画像の一例を示す図である。 実施の形態1に係る表示配置方法決定ルールの一例を示す表である。 実施の形態1に係る左折時の表示配置方法を用いない場合の表示画面の一例を示す図である。 実施の形態1に係る左折時の表示配置方法を用いた場合の表示画面の一例を示す図である。 実施の形態1に係る表示視線決定ルールの一例を示す表である。 実施の形態1に係る投影形状決定ルールの一例を示す表である。 実施の形態1に係る3つの領域を有する場合の投影形状の一例を示す図である。 実施の形態1に係る3つの領域を有する場合の投影形状の変化の一例を示す図である。 実施の形態1に係る障害物に応じた投影形状の一例を示す図である。 実施の形態1に係る障害物に応じた第2形状の一例を示す図である。 実施の形態1に係る第2形状の曲面高さの設定の一例を示す図である。 実施の形態2に係る車両用画像処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る車両用画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る俯瞰画像の一例を示す図である。 実施の形態2に係る周辺画像の一例を示す図である。 実施の形態2に係る表示画像の一例を示す図である。
符号の説明
11 運転情報取得部、12 表示変更判定部、13 表示視線決定部、14 投影形状決定部、15 道路情報取得部、16 表示形状決定部、21a,21b,21c,21d カメラ、22a,22b,22c,22d 歪み補正部、23a,23b,23c,23d 投影変換部、31 周辺地物情報取得部、32 周辺地物判定部、33 表示部、41 合成部、42 表示視線変換部、24a,24b,24c,24d 周辺画像変換部、51 俯瞰画像合成部、52 配置部。

Claims (6)

  1. 車両内で表示されることができる画像の生成を行う車両用画像処理装置であって、
    前記車両の状態を取得する状態取得部と、
    1つ以上のカメラにより該車両の周囲が撮影された撮影画像を取得する画像取得部と、
    前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記撮影画像のうち所定の第1領域が投影され、前記車両に対する水平面である第1形状の高さを、前記撮影画像のうち前記第1領域と異なる所定の第2領域が投影され、前記第1形状と交差し、前記水平面側ほど前記第1形状と交差する面の面積が小さくなる曲面により構成される立体である第2形状に対して、前記第1形状を低くした場合に前記第1領域が小さくなるとともに前記第2領域が大きくなり、前記第1形状を高くした場合に前記第1領域が大きくなるとともに前記第2領域が小さくなるように変化させる形状決定部と、
    前記画像取得部により取得された撮影画像を前記第1形状と前記第2形状とへ投影変換して、前記第1領域を前記第1形状へ投影した第1画像と前記第2領域を前記第2形状へ投影した第2画像とを生成する変換部と
    を備える車両用画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の車両用画像処理装置において、
    前記状態は、前記車両の運転に関する情報を含む車両用画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用画像処理装置において、
    前記形状決定部は更に、前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記第1形状と前記第2形状に対する視線を決定し、
    前記変換部は更に、前記第1画像と前記第2画像とを前記視線により眺めた画像を生成する車両用画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の車両用画像処理装置において、
    前記形状決定部は、前記状態取得部により取得された状態に基づいて、前記第1形状と前記第2形状を変化させる車両用画像処理装置。
  5. 車両内で表示されることができる画像の生成をコンピュータに実行させる車両用画像処理プログラムであって、
    前記車両の状態を取得し、
    1つ以上のカメラにより該車両の周囲が撮影された撮影画像を取得し、
    取得された前記状態に基づいて、前記撮影画像のうち所定の第1領域が投影され、前記車両に対する水平面である第1形状の高さを、前記撮影画像のうち前記第1領域と異なる所定の第2領域が投影され、前記第1形状と交差し、前記水平面側ほど前記第1形状と交差する面の面積が小さくなる曲面により構成される立体である第2形状に対して、前記第1形状を低くした場合に前記第1領域が小さくなるとともに前記第2領域が大きくなり、前記第1形状を高くした場合に前記第1領域が大きくなるとともに前記第2領域が小さくなるように変化させ
    取得された前記撮影画像を前記第1形状と前記第2形状とへ投影変換して、前記第1領域を前記第1形状へ投影した第1画像と前記第2領域を前記第2形状へ投影した第2画像とを生成する
    ことをコンピュータに実行させる車両用画像処理プログラム。
  6. 車両内で表示されることができる画像の生成を行う車両用画像処理方法であって、
    前記車両の状態を取得し、
    1つ以上のカメラにより該車両の周囲が撮影された撮影画像を取得し、
    取得された前記状態に基づいて、前記撮影画像のうち所定の第1領域が投影され、前記車両に対する水平面である第1形状の高さを、前記撮影画像のうち前記第1領域と異なる所定の第2領域が投影され、前記第1形状と交差し、前記水平面側ほど前記第1形状と交差する面の面積が小さくなる曲面により構成される立体である第2形状に対して、前記第1形状を低くした場合に前記第1領域が小さくなるとともに前記第2領域が大きくなり、前記第1形状を高くした場合に前記第1領域が大きくなるとともに前記第2領域が小さくなるように変化させ
    取得された前記撮影画像を前記第1形状と前記第2形状とへ投影変換して、前記第1領域を前記第1形状へ投影した第1画像と前記第2領域を前記第2形状へ投影した第2画像とを生成する
    ことを行う車両用画像処理方法。
JP2008076177A 2007-12-17 2008-03-24 車両用画像処理装置、車両用画像処理プログラム、車両用画像処理方法 Active JP5292874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008076177A JP5292874B2 (ja) 2007-12-17 2008-03-24 車両用画像処理装置、車両用画像処理プログラム、車両用画像処理方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007324740 2007-12-17
JP2007324740 2007-12-17
JP2008076177A JP5292874B2 (ja) 2007-12-17 2008-03-24 車両用画像処理装置、車両用画像処理プログラム、車両用画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009171537A JP2009171537A (ja) 2009-07-30
JP5292874B2 true JP5292874B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=40972163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008076177A Active JP5292874B2 (ja) 2007-12-17 2008-03-24 車両用画像処理装置、車両用画像処理プログラム、車両用画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5292874B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108025674A (zh) * 2015-09-10 2018-05-11 罗伯特·博世有限公司 用于示出车辆的车辆环境的方法和设备
US10540807B2 (en) 2017-09-15 2020-01-21 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Image processing device
US10970812B2 (en) 2017-09-15 2021-04-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Image processing device

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5500369B2 (ja) 2009-08-03 2014-05-21 アイシン精機株式会社 車両周辺画像生成装置
JP5679763B2 (ja) 2010-10-27 2015-03-04 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路及び全周囲映像システム
JP5497617B2 (ja) 2010-11-16 2014-05-21 住友重機械工業株式会社 画像生成装置及び操作支援システム
EP2511137B1 (en) * 2011-04-14 2019-03-27 Harman Becker Automotive Systems GmbH Vehicle Surround View System
KR101265667B1 (ko) * 2011-06-21 2013-05-22 ㈜베이다스 차량 주변 시각화를 위한 3차원 영상 합성장치 및 그 방법
JP5861871B2 (ja) * 2011-12-28 2016-02-16 スズキ株式会社 俯瞰画像提示装置
JP5886068B2 (ja) * 2012-02-08 2016-03-16 住友重機械工業株式会社 クレーン用表示装置
DE102012005277B3 (de) * 2012-03-15 2013-07-18 Mekra Lang Gmbh & Co. Kg Heckbereichssichtsystem
JP6302624B2 (ja) * 2013-04-24 2018-03-28 住友重機械工業株式会社 画像生成装置
JP6255928B2 (ja) * 2013-11-15 2018-01-10 スズキ株式会社 俯瞰画像生成装置
JP2014123955A (ja) * 2014-01-17 2014-07-03 Sumitomo Heavy Ind Ltd ショベル
JP5776995B2 (ja) * 2014-03-11 2015-09-09 クラリオン株式会社 車両用周辺監視装置
JP6349890B2 (ja) * 2014-04-09 2018-07-04 日産自動車株式会社 運転支援装置
US10449900B2 (en) 2014-06-20 2019-10-22 Clarion, Co., Ltd. Video synthesis system, video synthesis device, and video synthesis method
KR101666959B1 (ko) 2015-03-25 2016-10-18 ㈜베이다스 카메라로부터 획득한 영상에 대한 자동보정기능을 구비한 영상처리장치 및 그 방법
JP5959684B2 (ja) * 2015-04-16 2016-08-02 ルネサスエレクトロニクス株式会社 画像変換システム
EP3308361B1 (de) * 2015-06-11 2024-04-10 Continental Autonomous Mobility Germany GmbH Verfahren zur erzeugung eines virtuellen bildes einer fahrzeugumgebung
JP6555056B2 (ja) * 2015-09-30 2019-08-07 アイシン精機株式会社 周辺監視装置
JP6246185B2 (ja) * 2015-12-28 2017-12-13 住友重機械工業株式会社 ショベル
JP2018039648A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 株式会社タダノ 画像表示システム
JP2021101515A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 株式会社Jvcケンウッド 表示装置、表示方法及び表示プログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2410742A1 (en) * 1999-04-16 2012-01-25 Panasonic Corporation Image processing apparatus and monitoring system
JP2005311666A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車両周辺視認装置
JP4855919B2 (ja) * 2006-12-12 2012-01-18 クラリオン株式会社 運転支援装置
JP4855918B2 (ja) * 2006-12-12 2012-01-18 クラリオン株式会社 運転支援装置
JP4945315B2 (ja) * 2007-05-23 2012-06-06 三洋電機株式会社 運転支援システム及び車両

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108025674A (zh) * 2015-09-10 2018-05-11 罗伯特·博世有限公司 用于示出车辆的车辆环境的方法和设备
CN108025674B (zh) * 2015-09-10 2021-07-20 罗伯特·博世有限公司 用于示出车辆的车辆环境的方法和设备
US10540807B2 (en) 2017-09-15 2020-01-21 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Image processing device
US10970812B2 (en) 2017-09-15 2021-04-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Image processing device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009171537A (ja) 2009-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5292874B2 (ja) 車両用画像処理装置、車両用画像処理プログラム、車両用画像処理方法
JP5369465B2 (ja) 車両用画像処理装置、車両用画像処理方法、車両用画像処理プログラム
US9840199B2 (en) Vehicle image processing apparatus and vehicle image processing method
US10449900B2 (en) Video synthesis system, video synthesis device, and video synthesis method
US9858717B2 (en) System and method for producing multi-angle views of an object-of-interest from images in an image dataset
US8773534B2 (en) Image processing apparatus, medium recording image processing program, and image processing method
US9482540B2 (en) Navigation display method and system
US7974781B2 (en) Navigation apparatuses, methods, and programs for generation of a 3D movie
JP5058364B2 (ja) 俯瞰画像生成装置、俯瞰画像生成装置の俯瞰画像生成方法および俯瞰画像生成プログラム
WO2009119110A1 (ja) 死角表示装置
JP2009020089A (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びナビゲーション用プログラム
JPH09292833A (ja) ナビゲーション装置
US20110288763A1 (en) Method and apparatus for displaying three-dimensional route guidance
US20150354979A1 (en) Navigation Device for a Movable Object and Method for Generating a Display Signal for a Navigation Device for a Movable Object
WO2019224922A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ制御装置、ヘッドアップディスプレイシステム、及びヘッドアップディスプレイ制御方法
US20130069941A1 (en) Navigational aid having improved processing of display data
JP2006162442A (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーション方法
JP2008128827A (ja) ナビゲーション装置およびナビゲーション方法ならびにそのプログラム
JP2010185761A (ja) ナビゲーションシステム、道路地図表示方法
JPWO2007142084A1 (ja) ナビゲーション装置
KR100774591B1 (ko) 네비게이션 시스템 및 이를 이용한 네비게이션 방법
JP2009250714A (ja) 道路案内表示装置および道路案内表示方法
JP6448806B2 (ja) 表示制御装置、表示装置及び表示制御方法
JP2020158014A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置、表示制御装置、及び表示制御プログラム
JP2004333155A (ja) 情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120813

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5292874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150