JP5292856B2 - 移動体パケット通信システム及びそのヘルスチェック方法 - Google Patents
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Description
echoによるヘルスチェックの要否情報等)を通知するのに有用な移動体パケット通信システム及びそのヘルスチェック方法に関する。
そして、このようなヘルスチェックを行うのに用いられるGTP echoは、各装置のIPアドレス単位で送受信される。ここで、各装置とは、RNC、SGSN及びGGSNの各々をいう。
このため、従来、ヘルスチェックを実施する場合は、対向するすべてのGTP終端装置に対してGTP echoによるヘルスチェックが実施されることになる上、GTP終端装置間のGTP echoによるヘルスチェックを行うのに用いられるGTP echoは、各GTP終端装置のGTP終端IPアドレス単位で送受信されるため、GTP終端装置数やGTP終端IPアドレス数が増加すると、ヘルスチェック実施負荷、例えば、GTP echoの処理負荷やトラヒックが、GTP終端装置やGTP終端装置間を接続するIPネットワーク装置の処理能力を圧迫するという問題があった。加えて、ヘルスチェック対象のIPアドレスの管理数や管理テーブルサイズも増加するという問題もあった。
この発明の第2の構成は、所定のプロトコルを終端する装置間でヘルスチェック用の信号を送受信して対向元の前記装置と対向先の前記装置との間のプロトコルパスを含む対向装置のヘルスチェックを行う移動体パケット通信システムに係り、対向元の前記装置が、自装置に予め登録されている「自装置に対する前記ヘルスチェックを実施するか否か」の要否情報を、前記プロトコルを構成する所定のプロトコルシーケンス中のプロトコルメッセージに設けられている所定の情報要素に設定する設定手段と、前記要否情報が設定された前記プロトコルメッセージを対向先の前記装置へ通知する通知手段とを備えていることを特徴としている。
この実施形態の移動体パケット通信システム10は、ヘルスチェックを実施するか否かの要否情報をGTPトネル確立シーケンス中のプロトコルメッセージに設定してヘルスチェック対象のGTP終端装置(ノード)に通知してそのレスポンスに基づいてヘルスチェックの実施の有無を判断するシステムに係り、移動体パケット通信システム10のヘルスチェックの対象ノードには、図1に示すように、移動体パケット通信システム10においてGTP終端装置であるRNC11と、SGSN12と、GGSN13とがある。RNC、SGSN及びGGSNは、単に装置ともいう。
SGSN12は、自己との間で在圏関係にする移動局(UE(User Equipment))の発着信を制御するノードである。SGSN12は、GTPC−plane及びGTPU−planeを共に終端する。
GGSN13は、他のデータ通信網から受信したパケットをSGSN13へ転送するノードである。GGSN13は、GTPC−plane及びGTPU−planeを共に終端する。
各装置は、プロトコルメッセージであるRAB ASSIGNMENT request及びRAB ASSIGNMENT response(RAB(Radio Access Bearer))、Create PDP context request及びCreate PDP context response、Update PDP context request及びUpdate PDP context responseの新規なパラメータ(GTP echo要求(GTP echo required))にヘルスチェックの要否を設定して対向装置に通知する機能を有する。
また、SGSN−GGSN間では、Update PDP context request及びUpdate PDP context responseを使用してActiveなPDP Contextを保持するSGSNのIPアドレスを切り替える機能が構築されている。
上述した各機能は、各装置及び各装置間においてプログラムで実施し得るように構成されている。そして、装置間毎に、一方の装置が対向元の装置となり、他方の装置が対向先の装置となる。
RNC11、SGSN12及びGGSN13の各々は、保守操作等を用いてGTP echoによるヘルスチェックの要否(GTP echo request送信を対向装置に要求するか否か)を自装置のGTP終端IPアドレス単位に登録する(図2のS21)。
SGSN12は、UE(図2)からプロトコルメッセージであるActivate PDP context requestを受信すると(図2のS22)、ヘルスチェックの要否の登録情報を参照する。登録済みのとき登録済みの情報を、プロトコルメッセージであるRAB ASSIGNMENT REQESTrequestに新規追加の情報要素(新規なパラメータ)GTP echo requiredに設定してRNC11に送信する(図2のS23)。
情報要素GTP echo requiredの設定値が「ヘルスチェック不要」である場合には(図3のステップS32のヘルスチェック否)、ヘルスチェックを実施しないか、既に、ヘルスチェックを実施中の場合はそのヘルスチェックを停止する(図3のステップS34)。
SGSN12は、送信されて来たプロトコルメッセージを受信し(図3のステップS31)、送信されて来たプロトコルメッセージを受信し(図3のステップS31)、RAB ASSIGNMENTresponseの情報要素GTP echo requiredに設定されている値を元にして、RAB ASSIGNMENT RESPONSEに設定されたRNC11のIPアドレスに対するGTP echoによるヘルスチェックの起動要否を判定する。
情報要素GTP echo requiredの設定値が「ヘルスチェック不要」である場合には(図3のステップS32のヘルスチェック否)、ヘルスチェックを実施しないか、既に、ヘルスチェックを実施中の場合はそのヘルスチェックを停止する(図3のステップS34)。
情報要素GTP echo requiredの設定値が「ヘルスチェック不要」である場合には(図3のステップS32のヘルスチェック否)、ヘルスチェックを実施しないか、既に、ヘルスチェックを実施中の場合はそのヘルスチェックを停止する(図3のステップS34)。
情報要素GTP echo requiredの設定値が「ヘルスチェック不要」である場合には(図3のステップS32のヘルスチェック否)、ヘルスチェックを実施しないか、既に、ヘルスチェックを実施中の場合はそのヘルスチェックを停止する(図3のステップS34)。
SGSN12は、Activate PDP Cotexst requestに対する応答であるActivate PDP Cotexst AcceptをUEに返す。
これにより、装置数や装置で使用するIPアドレス数が増加しても、ヘルスチェック対象のIPアドレスの管理数の増加は増大しない。GTP echoの処理負荷も、ヘルスチェック対象の管理テーブルサイズも増加しない。
この実施形態の構成が、実施形態1のそれと大きく異なる点は、GTP echoによるヘルスチェックの要否のSGSNからGGSNへの送信にUpdate PDP context requestを用い、GGSNからSGSNへの応答を受けるのにUpdate PDP context responseを用いるようにした点である。
すなわち、この実施形態の移動体パケット通信システム10Aを、図4に示すプロトコルメッセージのシーケンスで構成したことにその特徴部分がある。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施形態1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
SGSN12及びGGSN13が保守手順等を用いてGTPechoによるヘルスチェックの要否(GTP echo request送信を対向装置に要求するか否か)を自装置のGTP終端IPアドレス単位に登録した(図4のS41)後、移動体パケット通信システムにおいて、GTP echoによるヘルスチェックが開始されるとする。
このシステム状態になると、SGSN12は、ヘルスチェック要否の登録情報を参照し、その登録情報をUpdate PDP context requestに新規追加の情報要素GTP echo requiredに設定してGGSN13に通知する(図4のS42)。
情報要素GTP echo requiredの設定値が「ヘルスチェック不要」である場合には(図3のステップS32のヘルスチェック否)、ヘルスチェックを実施しないか、既に、ヘルスチェックを実施中の場合はそのヘルスチェックを停止する(図3のステップS34)。
情報要素GTP echo requiredの設定値が「ヘルスチェック不要」である場合には(図3のステップS32のヘルスチェック否)、ヘルスチェックを実施しないか、既に、ヘルスチェックを実施中の場合はそのヘルスチェックを停止する(図3のステップS34)。
これにより、装置数や装置で使用するIPアドレス数が増加しても、ヘルスチェック対象のIPアドレスの管理数の増加は増大しない。GTP echoの処理負荷も、ヘルスチェック対象の管理テーブルサイズも増加しない。
この実施形態の構成が、実施形態1のそれと大きく異なる点は、GTP echoによるヘルスチェックの要否のGGSNからSGSNへの送信にUpdate PDP context requestを用い、SGSNからGGSNへの応答にUpdate PDP context responseを用いるようにした点である。
すなわち、この実施形態の移動体パケット通信システム10Bを、図5に示すプロトコルメッセージのシーケンスで構成したことにその特徴部分がある。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施形態1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
SGSN12及びGGSN13が保守手順等を用いてGTPechoによるヘルスチェックの要否(GTP echo req送信を対向装置に要求するか否か)を自装置のGTP終端IPアドレス単位に登録した(図5のS51)後、移動体パケット通信システムにおいて、GTP echoによるヘルスチェックが開始されるとする。
このシステム状態になると、GGSN13は、ヘルスチェック要否の登録情報を参照し、登録済みの情報を、Update PDP context request(図5のS52)に新規追加の情報要素GTP echo requiredに設定してSGSN12に通知する。
情報要素GTP echo requiredの設定値が「ヘルスチェック不要」である場合には(図3のステップS32のヘルスチェック否)、ヘルスチェックを実施しないか、既に、ヘルスチェックを実施中の場合はそのヘルスチェックを停止する(図3のステップS34)。
情報要素GTP echo requiredの設定値が「ヘルスチェック不要」である場合には(図3のステップS32のヘルスチェック否)、ヘルスチェックを実施しないか、既に、ヘルスチェックを実施中の場合はそのヘルスチェックを停止する(図3のステップS34)。
これにより、装置数や装置で使用するIPアドレス数が増加しても、ヘルスチェック対象のIPアドレスの管理数の増加は増大しない。GTP echoの処理負荷も、ヘルスチェック対象の管理テーブルサイズも増加しない。
例えば、いずれの実施形態も、トネリングプロトコルGTPについて説明したが、この発明は、このトネリングプロトコルに限らず、その他のプロトコルで実施可能である。それに伴って、GTP終端IPアドレスも、その他の終端アドレスとなる。IPアドレスは、また、その他のプロトコルパスとなる。
11 RNC(設定手段の1つ、通知手段の1つ)
12 SGSN(設定手段の1つ、通知手段の1つ)
13 GGSN(設定手段の1つ、通知手段の1つ)
Claims (10)
- 所定のプロトコルを終端する装置間でヘルスチェック用の信号を送受信して対向元の前記装置と対向先の前記装置との間のプロトコルパスを含む対向装置のヘルスチェックを行う移動体パケット通信システムのヘルスチェック方法であって、
対向元の前記装置が、自装置に予め登録されている「自装置に対する前記ヘルスチェックを実施するか否か」の要否情報を、前記プロトコルを構成する所定のプロトコルシーケンス中のプロトコルメッセージに設けられている所定の情報要素に設定して、対向先の前記装置へ通知することを特徴とする移動体パケット通信システムのヘルスチェック方法。 - 前記プロトコルは、トネリングプロトコルであり、前記プロトコルパスはIPパスであることを特徴とする請求項1記載の移動体パケット通信システムのヘルスチェック方法。
- 前記装置は、トネリングプロトコルを終端する装置であることを特徴とする請求項1又は2記載の移動体パケット通信システムのヘルスチェック方法。
- 前記プロトコルメッセージへの要否情報の設定は、プロトコルの終端IPアドレス単位で行うことを特徴とする請求項1、2又は3記載の移動体パケット通信システムのヘルスチェック方法。
- 所定の前記プロトコルシーケンスは、前記プロトコルの確立シーケンスであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の移動体パケット通信システムのヘルスチェック方法。
- 所定のプロトコルを終端する装置間でヘルスチェック用の信号を送受信して対向元の前記装置と対向先の前記装置との間のプロトコルパスを含む対向装置のヘルスチェックを行う移動体パケット通信システムであって、
対向元の前記装置は、
自装置に予め登録されている「自装置に対する前記ヘルスチェックを実施するか否か」の要否情報を、前記プロトコルを構成する所定のプロトコルシーケンス中のプロトコルメッセージに設けられている所定の情報要素に設定する設定手段と、
前記要否情報が設定された前記プロトコルメッセージを対向先の前記装置へ通知する通知手段とを備えていることを特徴とする移動体パケット通信システム。 - 前記プロトコルは、トネリングプロトコルであり、前記プロトコルパスはIPパスであることを特徴とする請求項6記載の移動体パケット通信システム。
- 前記装置は、トネリングプロトコルを終端する装置であることを特徴とする請求項6又は7記載の移動体パケット通信システム。
- 前記プロトコルメッセージへの要否情報の設定は、プロトコルの終端IPアドレス単位で行うことを特徴とする請求項6、7又は8記載の移動体パケット通信システム。
- 所定の前記プロトコルシーケンスは、前記プロトコルの確立シーケンスであることを特徴とする請求項6、7、8又は9記載の移動体パケット通信システム。
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