JP5291669B2 - 移動局装置、信号検出及びチャネル推定方法 - Google Patents

移動局装置、信号検出及びチャネル推定方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動局装置、信号検出及びチャネル推定方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいては、周波数利用効率の向上、データレートの向上を目的として、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)やHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)を採用することにより、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)をベースとしたシステムの特徴を最大限に引き出すことが行われている。このUMTSネットワークについては、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が検討されている。
第3世代のシステムは、概して5MHzの固定帯域を用いて、下り回線で最大2Mbps程度の伝送レートを実現できる。一方、LTE方式のシステムにおいては、1.4MHz〜20MHzの可変帯域を用いて、下り回線で最大300Mbps及び上り回線で75Mbps程度の伝送レートを実現できる。また、UMTSネットワークにおいては、更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継のシステムも検討されている(例えば、LTEアドバンスト(LTE−A))。例えば、LTE−Aにおいては、LTE仕様の最大システム帯域である20MHzを、100MHz程度まで拡張することが予定されている。また、LTE仕様の最大送信アンテナ数である4アンテナを、8アンテナまで拡張することが予定されている。
また、LTE方式のシステムにおいては、複数のアンテナでデータを送受信し、データレート(周波数利用効率)を向上させる無線通信技術としてMIMO(Multi Input Multi Output)システムが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。MIMOシステムにおいては、複数の送受信アンテナを用いて、複数の異なる送信情報系列を同一時刻・同一周波数において送信する空間分割多重(SDM:Space Division Multiplexing)技術が利用されている。受信機側で送信/受信アンテナ間で異なるフェージング変動が生じることを利用して、同時に送信された情報系列を分離して検出することにより、データレート(周波数利用効率)を増大することが可能である。
このようなMIMOシステムにおいては、多元接続干渉(MAI:Multiple Access Interference)を考慮する必要があることから、伝搬路であるチャネルの状態を適切に推定することが必要となる。
ところで、MIMOシステムが適用されたセルラーシステムにおいて、受信機である移動局装置は、当該移動局装置が位置するセルに設置された所望の基地局装置だけでなく、上記セルに隣接するセルを含む他セルに設置された基地局装置からも信号を受信している。この場合、他セルの基地局装置からの信号は、所望の基地局装置からの信号の干渉となり、移動局装置におけるスループット特性を劣化させる要因となる。MIMOシステムにおけるスループット特性を改善するためには、このような他セルからの干渉を除去することが必要となる。
なお、他セルからの干渉を除去する場合において、干渉除去に必要となる処理が複雑化することはスループット特性の改善の観点から好ましくない。干渉除去に必要となる処理が複雑化される場合においては、当該処理によりスループット特性が劣化することが予想されるためである。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、複雑な処理を必要とすることなく、他セルからの干渉を除去してスループット特性を改善することができる移動局装置、信号検出及びチャネル推定方法を提供することを目的とする。
本発明の移動局装置は、複数の基地局装置からの信号成分を含む受信信号を受信する受信部と、前記受信信号に対してファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理を行う信号検出及びチャネル推定部とを具備し、前記信号検出及びチャネル推定部は、前記受信信号に含まれる所望の基地局装置以外の他セルの基地局装置からの干渉成分をシンボルレベルで推定し、当該干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理で再利用することを特徴とする。
この構成によれば、受信信号に含まれる他セルの基地局装置からの干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理で再利用することから、他セルからの干渉を除去しながら信号検出・チャネル推定を行うことができるので、受信信号に対するチャネル推定精度及び信号検出精度を高めることができる。また、他セルの基地局装置からの干渉成分をシンボルレベルで推定し、ファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理で再利用することから、他セルからの干渉除去に必要となる処理を限定的な追加に留めることができる。この結果、複雑な処理を必要とすることなく、他セルからの干渉を除去してスループット特性を改善することが可能となる。
本発明の信号検出及びチャネル推定方法は、複数の基地局装置からの信号成分を含む受信信号を受信するステップと、前記受信信号に対してファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理を行うステップとを具備し、前記信号検出及びチャネル推定処理にて前記受信信号に含まれる所望の基地局装置以外の他セルの基地局装置からの干渉成分をシンボルレベルで推定し、当該干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理で再利用することを特徴とする。
この方法によれば、受信信号に含まれる他セルの基地局装置からの干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理で再利用することから、他セルからの干渉を除去しながら信号検出・チャネル推定を行うことができるので、受信信号に対するチャネル推定精度及び信号検出精度を高めることができる。また、他セルの基地局装置からの干渉成分をシンボルレベルで推定し、ファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理で再利用することから、他セルからの干渉除去に必要となる処理を限定的な追加に留めることができる。この結果、複雑な処理を必要とすることなく、他セルからの干渉を除去してスループット特性を改善することが可能となる。
本発明によれば、複雑な処理を必要とすることなく、他セルからの干渉を除去してスループット特性を改善することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る信号検出及びチャネル推定方法が適用される移動通信システムの説明図である。 GSCEが組み込まれた移動局装置UEの受信系要素のブロック図である。 GSCEで用いられるファクターグラフの説明図である。 ファクターグラフにおける各ノード間の関係の説明図である。 ファクターグラフにおける一部のノード間のアップデートの仕組みの説明図である。 上記実施の形態に係る信号検出及びチャネル推定方法が適用される移動局装置の受信系要素のブロック図である。 上記実施の形態に係る移動局装置の信号検出・チャネル推定部の機能ブロック図である。 上記実施の形態に係る移動局装置の信号検出・チャネル推定部のストリーム分割部における信号検出機能を説明するための図である。 上記実施の形態に係る移動局装置で生成されるファクターグラフにおける各ノード間の関係の説明図である。 上記実施の形態に係る移動局装置で生成されるファクターグラフの一例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明に係るチャネル推定方法が適用される移動通信システムについて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る信号検出及びチャネル推定方法が適用される移動通信システムの説明図である。なお、図1に示す移動通信システム1においては、互いに隣接する3つのセルC(C1〜C3)に設置された基地局装置BS(BS1〜BS3)と、これらの基地局装置BSと通信可能な移動局装置UEとを示している。基地局装置BS及び移動局装置UEは、複数の送受信アンテナを備え、これらの送受信アンテナを用いて、複数の異なる送信情報系列を同一時刻・同一周波数において送信するMIMO伝送を行うことが可能に構成されている。
図1に示すように、移動局装置UEは、セルC1内に位置しており、所望の基地局装置である基地局装置BS1を介して無線通信を行っている。このように基地局装置BS1と無線通信を行う際、移動局装置UEは、基地局装置BS1だけでなく、隣接セルC2、C3の基地局装置BS2、BS3や、所在が不明である基地局装置BS4、BS5からも信号を受信している。これらの他セルの基地局装置BS2〜BS5からの信号は、基地局装置BS1からの信号の干渉信号を構成し、移動局装置UEにおけるスループット特性を劣化させる要因となる。
なお、以下においては、説明の便宜上、隣接セルC2、C3に設置された基地局装置BS2、BS3を「隣接基地局装置」と呼び、所在が不明である基地局装置BS4、BS5を「不明基地局装置」と呼ぶものとする。また、これらの隣接基地局装置及び不明基地局装置を総称して「干渉基地局装置」と呼ぶものとする。なお、これらの隣接基地局装置及び不明基地局装置は、それぞれ特許請求の範囲における第1の基地局装置及び第2の基地局装置を構成する。
図1に示す移動局装置UEにおける受信信号yは、(式1)で表すことができる。
(式1)
Figure 0005291669
ここで、「n」は、受信アンテナのインデックスを示し、「m」は、送信アンテナのインデックスを示す。「h」は、チャネル状態に応じたチャネル係数を示し、「x」は、送信信号のデータシンボルを示す。「N」は、送信ストリーム数を示し、「U」は、同時に信号送信を行う基地局装置BSの総数を示し、「W」は、AGWNを示す。「MAI(Multiple Antenna Interference)」は、多元接続干渉、ここでは同一基地局装置の所望のストリーム以外からの干渉を示し、「ICI(Inter-Carrier Interference)」は、キャリア間干渉を示す。
(式1)の右辺における第1項は、所望の基地局装置である基地局装置BS1からの信号を示し、第2項は、基地局装置BS1からの干渉を示す。また、(式1)の右辺における第3項は、隣接基地局装置からの信号を示し、第4項は、不明基地局装置からの信号を示し、第5項は、チャネルにおける雑音成分(ノイズ)を示している。(式1)においては、第3項及び第4項が他セルからの干渉成分を構成するキャリア間干渉(ICI)を構成する旨を示している。また、パイロット信号の位置を把握できる隣接基地局装置からの信号に基づくキャリア間干渉を「known ICI」と示し、パイロット信号の位置を把握できない不明基地局装置からの信号に基づくキャリア間干渉を「unknown ICI」と示している。
このような受信信号に対するチャネル推定及び信号検出を同一工程で行う技術としてGSCE(The Graph-based Soft Channel Estimation)が検討されている。このGSCEにおいては、チャネル係数をソフト推定するためにチャネルの時間方向及び周波数方向の相関の特性を利用すると共に、データシンボルに関する情報を補強するためにチャネル符号化における冗長性を利用する。GSCEにおいては、ファクターグラフと呼ばれる、チャネル係数、送信データシンボル、受信データシンボル等を示すノード間の関連性を示すグラフに基づいて受信信号に対するチャネル推定及び信号検出を行う。
なお、このGSCEの詳細については、「Graph−Based Iterative Gaussian Detection with Soft Channel Estimation for MIMO Systems」 Tianbin Wo, Chunhui Liu, and Peter Adam Hoeher Information and Coding Theory Lab, Faculty of Engineering, University of Kiel, Germanyに開示されている。本明細書には、その内容を含めておく。
図2は、GSCEが組み込まれた移動局装置UEの受信系要素のブロック図である。図2に示すように、移動局装置UEに到来した受信信号yは、信号検出・チャネル推定部21に入力され、ファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理が施される。ここで、ファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理の概略について説明する。
図3は、GSCEで用いられるファクターグラフの説明図である。なお、図3においては、送信ストリーム数(N)及び受信アンテナ数(N)が2であり、3つのサブキャリア(図3に示すSC1〜SC3)に対応するファクターグラフを示している。図3において、「h11[0]」、「h12[0]」等は、チャネル係数に対応するチャネル係数ノードを示し、「x[0]」、「x[0]」等は、送信データシンボルに対応するシンボルノードを示す。また、「y[0]」、「y[0]」等は、受信データシンボルに対応するオブザーベーションノードを示し、「Δ」は、隣接するサブキャリアのチャネル係数ノードを連結するΔ転送ノードを示している。なお、Δ転送ノードには、チャネルにおける周波数方向の相関に対応するノード(Δf)と、チャネルにおける時間方向の相関に対応するノード(Δt)とがあるが、説明の便宜上、図3においては、周波数方向の相関に対応するΔ転送ノードのみを示している。
ファクターグラフにおける接続関係は、それぞれのノードの依存性を示している。例えば、チャネル係数ノードh11[0]のソフト推定値(ソフトチャネル推定値)は、オブザーベーションノードy[0]と、チャネル係数ノードh11[1]に依存して推定され、シンボルノードx[0]のソフト推定値(ソフトデータ推定値)は、オブザーベーションノードy[0]と、オブザーベーションノードy[0]とに依存して推定される。また、例えば、ノードh11[0]も間接的にx[0]の推定に貢献するようなパラメータ間の依存関係がある。ファクターグラフにおいて、各ノードは、チャネルの統計的情報(例えば、チャネルの平均値及び分散値)に基づいてアップデートされる。そして、更新後の情報がグラフを介して伝搬されると共に、更にチャネル係数ノード及びシンボルノードのアップデートに用いられる。このようなアップデートを繰り返し、チャネル係数ノード及びシンボルノードの精度を高めることで、チャネル推定が行われると共に、信号検出が行われる。
ファクターグラフにおいては、まず、既知の信号であるパイロット信号に基づいてチャネル係数ノードのソフトチャネル推定値が生成されると共に、このチャネル係数ノードのソフトチャネル推定値に基づいてシンボルノードのソフトデータ推定値が生成される(トレーニングフェーズ)。なお、パイロット信号は、特定のシンボルノードに挿入される。そして、トレーニングフェーズで生成されたソフトデータ推定値に基づいてソフトチャネル推定値が生成された後、チャネル相関に基づいてソフトチャネル推定値の精度が改善されると共に、この改善後のソフトチャネル推定値に基づいてソフトデータ推定値の精度が改善される(反復フェーズ)。この反復フェーズが繰り返されることで、各ノードの精度が改善されていく。そして、各ノードの精度が改善される過程で他セルからの干渉が除去されていき、精度の高いチャネル推定値及び信号検出値が得られることとなる。
図4は、このようなファクターグラフにおける各ノード間の関係の説明図である。なお、GSCEを用いたアルゴリズムは、より多値の変調方式に好適である。図4においては、送信データにおける変調方式がQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)の場合における各ノード間の関係について示している。
図4に示すように、シンボルノード(x)は、マッピングチェックノード(MCN:
Map Check Node)を介して接続される送信データビット(bm,1、bm,2)とオブザーベーションノード(y)とに接続され、それぞれと依存関係を有している。オブザーベーションノード(y)は、シンボルノード(x)とチャネル係数ノード(hn,m)とに接続され、それぞれと依存関係を有している。チャネル係数ノード(hn,m)は、オブザーベーションノード(y)とΔ転送ノード(Δf、Δt)とに接続され、それぞれと依存関係を有している。
図5は、ファクターグラフにおける一部のノード間のアップデートの仕組みの説明図である。ここでは、チャネル係数ノード(hn,m)と、チャネル係数ノード(hn,m)と依存関係を有するオブザーベーションノード(y)及びΔ転送ノード(Δf、Δt)との間におけるアップデートの仕組みについて説明する。
図5(a)に示すように、あるタイミングでチャネル係数ノード(hn,m)には、オブザーベーションノード(y)からチャネルに関する統計的なパラメータ(以下、単に「パラメータ」という)pが入力され、Δ転送ノード(Δf)からパラメータpが入力され、Δ転送ノード(Δt)からパラメータpが入力される。これらのパラメータp〜pは、チャネルの平均値と分散値とを示すものである。より具体的には、パラメータp〜pは、それぞれ(式2)〜(式4)に示すガウス確率変数で表わされる。
(式2)
Figure 0005291669
(式3)
Figure 0005291669
(式4)
Figure 0005291669
ここで、(式2)〜(式4)に含まれる「μh(1)〜(3)」は、チャネルの平均値に対応するものであり、「σh(1)〜(3)」は、チャネルの分散値に対応するものである。
図5(a)に示すパラメータp〜pを受け取ると、図5(b)に示すように、チャネル係数ノード(hn,m)においては、これらのパラメータp〜pを用い、新たなパラメータp(例えば、パラメータp・p)が生成される。なお、新たに生成されるパラメータp(ここでは、Δ転送ノード(Δt)に出力されるパラメータp・p)は、(式5)に示すガウス確率変数で表わされる。新たに生成されたパラメータpは、オブザーベーションノード(y)及びΔ転送ノード(Δf)に出力される。
(式5)
Figure 0005291669
ここで、「μ」、「σ」は、それぞれ(式6)、(式7)により求められる。
(式6)
Figure 0005291669
(式7)
Figure 0005291669
なお、新たに生成されたパラメータpは、異なるノードから入力されたパラメータpから求められている。すなわち、パラメータpをチャネル係数ノード(hn,m)に入力したΔ転送ノード(Δt)に入力される新たなパラメータpは、オブザーベーションノード(y)及びΔ転送ノード(Δf)からチャネル係数ノード(hn,m)に入力されたパラメータp、pから求められている。
このようなファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理を経て、図2に示すように、ソフトデータ推定値であるソフトデータシンボルがデマッピング部22に出力される。デマッピング部22におけるデマッピング処理により、ソフトデータシンボルから符号ビットのLLR(Log Likelihood Ratio)が求められ、加算器23に出力される。符号ビットのLLRは、加算器23で後述するインターリーバ27からの出力値が減算された後、デインターリーバ24に出力される。そして、デインターリーバ24でランダムに並び替えられた後、復号部25で復号処理が施され、復号ビットが再生される。
一方、復号部25で求められた復号ビットは、加算器26に出力される。そして、加算器26でデインターリーバ24からの出力値が減算された後、インターリーバ27に出力される。インターリーバ27でランダムに並び替えられた復号ビットは、マッピング部28に出力される。そして、マッピング部28におけるマッピング処理によりレプリカデータシンボルが求められ、信号検出・チャネル推定部21にフィードバックされる。信号検出・チャネル推定部21では、このレプリカデータシンボルに基づいて、再びファクターグラフにおける各ノードをアップデートし、更にチャネル推定値及び信号検出値の精度を高める。このようにしてGSCEを利用した移動局装置UEにおいては、受信信号に対して精度の高いチャネル推定及び信号検出を行うことができるものとなっている。
しかしながら、このGSCEにおいては、(式1)に示す受信信号yのうち、右辺の第3項及び第4項に示すキャリア間干渉(ICI)を、第5項に示すノイズと同等に扱い、チャネル推定及び信号検出を行っている。すなわち、GSCEにおいては、他セルの基地局装置BS(図1に示す基地局装置BS2〜BS5)からの信号をノイズと見做してチャネル推定及び信号検出を行っている。このため、所望の基地局装置BS(図1に示す基地局装置BS1)からの信号の干渉となり、十分にスループット特性を改善することができない事態が発生し得る。
特に、LTE−A方式のシステムのように、周波数繰り返しを行わない(すなわち、周波数繰り返しが1である)移動通信システムにおいては、チャネル推定及び信号検出の精度を十分に高めることができない事態が想定される。このような移動通信システムにおいては、移動局装置UEにおいて、他セルからの干渉を除去することが要請される。また、このような他セルからの干渉を除去する場合においては、スループット特性の改善の観点から、複雑な処理を必要とすることなく干渉除去を行うことが要請される。本発明者は、このように他セルからの干渉を単なるノイズと見做してチャネル推定及び信号検出を行うことがスループット特性の改善を阻害している点に着目し、本発明をするに至ったものである。
すなわち、本発明に係るチャネル推定方法は、複数の基地局装置からの信号成分を含む受信信号を受信し、当該受信信号に含まれる所望の基地局装置BS以外の他セルの基地局装置BSからの干渉成分をシンボルレベルで推定し、当該干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理で再利用するようにしたものである。
本発明に係る信号検出及びチャネル推定方法によれば、受信信号に含まれる他セルの基地局装置BSからの干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理で再利用することから、他セルからの干渉を除去しながら信号検出・チャネル推定を行うことができ、受信信号に対するチャネル推定精度及び信号検出精度を高めることができる。また、他セルの基地局装置BSからの干渉成分をシンボルレベルで推定し、ファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理で再利用することから、他セルからの干渉除去に必要となる処理を限定的な追加に留めることができる。この結果、複雑な処理を必要とすることなく、他セルからの干渉を除去してスループット特性を改善することが可能となる。
図6は、本発明の一実施の形態に係る信号検出及びチャネル推定方法が適用される移動局装置UEの受信系要素のブロック図である。図6に示す移動局装置UEの受信系要素は、受信信号yに含まれる他セルの基地局装置BSからの信号に基づく干渉成分であるソフト干渉シンボルを信号検出・チャネル推定部にフィードバックする点で図2に示すGSCEが組み込まれた移動局装置UEの受信系要素と相違する。なお、図6において、図2と共通する構成要素には同一の符号を付与し、その説明を省略又は簡略化する。
図6に示すように、本実施の形態に係る移動局装置UEは、信号検出・チャネル推定部61及び加算器62を備える点で、図2に示す移動局装置UEと相違する。以下、これらの信号検出・チャネル推定部61及び加算器62について説明する。以下においては、説明の便宜上、本実施の形態に係る移動局装置UEは、図1に示すセルラ環境に位置しているものとする。すなわち、移動局装置UEにとっては、基地局装置BS1が所望の基地局装置であり、基地局装置BS2、BS3が隣接基地局装置であり、基地局装置BS4、BS5が不明基地局装置である。
信号検出・チャネル推定部61は、図示しない受信部から、複数の基地局装置BS(ここでは、基地局装置BS1〜BS5であるものとする)からの信号成分を含む受信信号yを受け取る。信号検出・チャネル推定部61は、この受信信号yから全ての基地局装置BSとのチャネルにおけるチャネル推定を行うと共に、受信信号yに含まれる信号検出を行う。受信信号yに対するチャネル推定及び信号検出には、図2に示す信号検出・チャネル推定部21と同様に、ファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理を用いる。なお、信号検出・チャネル推定部61は、加算器62から出力されるソフト干渉シンボルを含むレプリカデータシンボル(後述)に基づいて、ファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理を行う点で図2に示す信号検出・チャネル推定部21と相違する。
また、信号検出・チャネル推定部61は、受信信号yから、基地局装置BS1からのソフトデータシンボルと、基地局装置BS1以外の基地局装置BS2〜BS5からの信号に基づくソフト干渉シンボルとを推定する点で図2に示す信号検出・チャネル推定部21と相違する。信号検出・チャネル推定部61は、ソフトデータシンボルをデマッピング部22に出力する一方、ソフト干渉シンボルを加算器62に出力する。
加算器62は、信号検出・チャネル推定部61から入力されたソフト干渉シンボルを、マッピング部28から入力されるレプリカデータシンボルに加算する。これにより、ソフト干渉シンボルを含むレプリカデータシンボルが生成される。そして、加算器62は、このソフト干渉シンボルを含むレプリカデータシンボルを信号検出・チャネル推定部61に出力する。
図7は、信号検出・チャネル推定部61の機能ブロック図である。図7に示すように、信号検出・チャネル推定部61は、チャネル推定部611と、ストリーム分割部612とを備え、これらを協働させることでファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理を行う。
チャネル推定部611は、受信信号yから基地局装置BS1〜BS5とのチャネルにおけるチャネル推定を行う。具体的には、受信信号yに基づいて、ファクターグラフを生成し、ファクターグラフに含まれる各種ノードを適宜アップデートしながら、それぞれのチャネル推定値(より具体的には、チャネル係数ノード(hn,m))を得る。この場合、チャネル推定部611は、ストリーム分割部612からフィードバックされる全てのソフトデータシンボルやソフト干渉シンボル、並びに、加算器62から出力される干渉シンボルを含むレプリカデータシンボルを各種ノードのアップデートに用いる。そして、それぞれのチャネル推定値をストリーム分割部612に出力する。
ストリーム分割部612は、ファクターグラフを用いて、チャネル推定部611から入力される各チャネル推定値に基づいて受信信号yを、基地局装置BS1からのストリームと、基地局装置BS2〜BS5からのストリームとに分割する。このように分割された基地局装置BS1からのストリームは基地局装置BS1(所望の基地局装置)からのソフトデータシンボルを構成し、基地局装置BS2〜BS5からのストリームは基地局装置BS2〜BS5(干渉基地局装置)からのソフト干渉シンボルを構成する。すなわち、ストリーム分割部612は、受信信号yを分割することで、ソフトデータシンボル及びソフト干渉シンボルを検出する機能(信号検出機能)を有する。
ここで、ストリーム分割部612における信号検出機能について、図8を参照しながら説明する。図8は、ストリーム分割部612における信号検出機能を説明するための図である。図8においては、オブザーベーションノード(y)と依存関係を有するチャネル係数ノード(h)及びシンボルノード(x)を示している。ここで、あるタイミングでオブザーベーションノード(y)にはチャネル係数ノード(h)からパラメータpが入力され、シンボルノード(x)にはオブザーベーションノード(y)からパラメータpが入力される。ここで、パラメータpは、チャネル係数ノード(h)の生起確率p(h)を示すものであり、ソフトチャネル推定値に相当するものである。一方、パラメータpは、シンボルノード(x)が所与の場合のオブザーベーションノード(y)の条件付き生起確率p(y|x)を示すものであり、ソフトデータシンボルに相当するものである。
ここで、p(y|x)は、(式9)により求められる。なお、「μ」、「σ」については、(式6)、(式7)が参照される。
(式8)
Figure 0005291669
ソフトデータシンボルがp(y|x)で表わされる場合、ソフト干渉シンボルは、オブザーベーションノード(y)が所与の場合のシンボルノード(x)の条件付き生起確率p(x|y)として表わされる。ここで、p(x|y)は、ベイズの定理に基づいて(式9)により求められる。
(式9)
p(x|y)=p(y|x)*p(x)/p(y)
ストリーム分割部612においては、受信信号yに基づいて、上記(式8)、(式9)の演算を行うことにより、ソフトデータシンボル及びソフト干渉シンボルを推定する。ストリーム分割部612によって推定されたソフトデータシンボルは、図6に示すデマッピング部22に出力され、ソフト干渉シンボルは、加算器62に出力される。さらに、これらのソフトデータシンボル及びソフト干渉シンボルは、チャネル推定部611にフィードバックされる。このようにフィードバックされるソフトデータシンボル及びソフト干渉シンボルに基づいて、チャネル推定部611において、ファクターグラフの各種ノードが繰り返しアップデートされることで、これらのノードに対応するソフト推定値の精度が高められることとなる。
図2に示す移動局装置UEと同様に、デマッピング部22に入力されたソフトデータシンボルは、そのデマッピング処理により、ソフトデータシンボルから符号ビットのLLRが求められ、加算器23に出力される。符号ビットのLLRは、加算器23でインターリーバ27からの出力値が減算された後、デインターリーバ24に出力される。そして、デインターリーバ24でランダムに並び替えられた後、復号部25で復号処理が施され、復号ビットが再生される。
一方、復号部25で求められた復号ビットは、加算器26に出力される。そして、加算器26でデインターリーバ24からの出力値が減算された後、インターリーバ27に出力される。インターリーバ27でランダムに並び替えられた復号ビットは、マッピング部28に出力される。そして、マッピング部28におけるマッピング処理によりレプリカデータシンボルが求められ、加算器62に出力される。加算器62では、このレプリカデータシンボルに、信号検出・チャネル推定部61から入力されたソフト干渉シンボルを加算して信号検出・チャネル推定部61に出力する。信号検出・チャネル推定部61では、このソフト干渉シンボルを含むレプリカデータシンボルに基づいて、再びファクターグラフにおける各ノードをアップデートし、更にチャネル推定値及び信号検出値の精度を高める。
すなわち、本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、受信信号yに含まれる他セルの基地局装置BSからの干渉成分をシンボルレベルで推定し、この干渉成分(ソフト干渉シンボル)をファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理で再利用することから、他セルからの干渉を除去しながら信号検出・チャネル推定を行うことができるので、受信信号に対するチャネル推定精度及び信号検出精度を高めることができる。これにより、他セルからの干渉を効果的に除去してスループット特性を改善することが可能となる。
また、本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、ソフトデータシンボルについてはビットレベルで信号検出・チャネル推定処理に用いる一方、ソフト干渉シンボルについてはシンボルレベルで信号検出・チャネル推定処理に用いている。すなわち、他セルからの干渉除去に利用されるソフト干渉シンボルについては、シンボルレベルで信号検出・チャネル推定処理に用いていることから、他セルからの干渉除去に必要となる処理を限定的な追加に留めることができる。この結果、複雑な処理を必要とすることなく、他セルからの干渉を除去してスループット特性を改善することが可能となる。
通常、移動局装置UEにおいては、他セルの基地局装置からの信号の変調方式等の情報を把握することができない。このため、デマッピング22におけるデマッピング処理を適切に行うことができない。しかしながら、本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、他セルの基地局装置の信号に基づく干渉成分をシンボルレベルで信号検出・チャネル推定処理に用いていることから、これらの基地局装置からの信号の変調方式等を必要とすることなく、他セルからの干渉を除去することが可能となる。
ここで、本実施の形態に係る移動局装置UEにおける隣接基地局装置からの干渉の除去方法について説明する。図9は、本実施の形態に係る移動局装置UEで生成されるファクターグラフにおける各ノード間の関係の説明図である。図9においては、一点鎖線で囲んだ領域内に隣接基地局装置に対応するノードを示し、二点鎖線で囲んだ領域内に不明基地局装置に対応するノードを示している。なお、図9においては、図4と同様に、送信データにおける変調方式がQPSKの場合における各ノード間の関係について示している。
図9に示すように、シンボルノード(x (1))は、マッピングチェックノード(MCN)を介して接続される送信データビット(bm,1、bm,2)とオブザーベーションノード(y)とに接続され、それぞれと依存関係を有している。チャネル係数ノード(hm,n (1))は、オブザーベーションノード(y)とΔ転送ノード(Δf(1)、Δt(1))とに接続され、それぞれと依存関係を有している。
オブザーベーションノード(y)は、シンボルノード(x (1))とチャネル係数ノード(hn,m (1))とに接続され、それぞれと依存関係を有している。また、オブザーベーションノード(y)は、隣接基地局装置に対応するシンボルノード(x (2)〜(U−1))とチャネル係数ノード(hn,m (2)〜(U−1))とに接続され、それぞれと依存関係を有している。さらに、オブザーベーションノード(y)は、不明基地局装置に対応するシンボルノード(x (U))とチャネル係数ノード(hn,m (U))とに接続され、それぞれと依存関係を有している。
なお、隣接基地局装置である基地局装置BS2に対応するチャネル係数ノード(hn,m (2))は、オブザーベーションノード(y)と、Δ転送ノード(Δf(2)、Δt(2))とに接続され、それぞれと依存関係を有している。この他の隣接基地局装置に対応するチャネル係数ノード(hn,m (3)〜(U−1))についても同様である。また、不明基地局装置である基地局装置BSUに対応するチャネル係数ノード(hn,m (U))は、オブザーベーションノード(y)と、Δ転送ノード(Δf(U)、Δt(U))とに接続され、それぞれと依存関係を有している。
図10は、本実施の形態に係る移動局装置UEで生成されるファクターグラフの一例を示す図である。図10(a)においては、基地局装置BS1〜BS3に対応するチャネル係数ノード(hn,m (1)〜(3))及びシンボルノード(x (1)〜(3))と、オブザーベーションノード(y)との関係を示している。図10(b)においては、基地局装置BS1〜BS3に対応するΔ転送ノード(Δf(1)〜(3))と、隣接するサブキャリアのチャネル係数ノード(hm,n (1)〜(3))との関係を示している。なお、図10においては、説明の便宜上、不明基地局装置に対応する各ノードを省略している。また、3つの基地局装置BS1〜BS3を同一基地局の3アンテナと解釈してもよい。
基地局装置BS2、BS3は、隣接基地局装置であることから、移動局装置UEにおいては、これらの基地局装置BS2、BS3からのパイロット信号の位置を把握することができる。このため、信号検出・チャネル推定部61においては、基地局装置BS1のパイロット信号と同様に、これらのパイロット信号をファクターグラフのトレーニングフェーズで利用する。すなわち、ファクターグラフにおいては、これらのパイロット信号に基づいてチャネル係数ノードのソフトチャネル推定値が生成されると共に、このチャネル係数ノードのソフト推定値に基づいてシンボルノードのソフトデータ推定値が生成される。そして、トレーニングフェーズで生成されたソフトデータ推定値に基づいてソフトチャネル推定値が生成された後、チャネル相関に基づいてソフトチャネル推定値の精度が改善されると共に、この改善後のソフトチャネル推定値に基づいてソフトデータ推定値の精度が改善される(反復フェーズ)。この反復フェーズが繰り返されることで、各ノードの精度が改善されていく。そして、各ノードの精度が改善される過程で基地局装置BS2、BS3からの干渉が除去されていくこととなる。
仮に、図10(a)に示すシンボルノード(x (1)[0])が基地局装置BS1のパイロット信号であり、シンボルノード(x (2)[0])が基地局装置BS2のパイロット信号であり、シンボルノード(x (3)[0])が基地局装置BS3のパイロット信号であるものとする。この場合、トレーニングフェーズにおいては、これらのパイロット信号とオブザーベーションノードy[0]とに基づいてチャネル係数ノードh12 (1)[0]、h12 (2)[0]及びh12 (3)[0]のソフトチャネル推定値が生成される。また、これらのパイロット信号とオブザーベーションノードy[0]とに基づいてチャネル係数ノードh22 (1)[0]、h22 (2)[0]及びh22 (3)[0]のソフトチャネル推定値が生成される。
続いて、トレーニングフェーズにおいては、これらのソフトチャネル推定値に基づいてシンボルノードのソフトデータ推定値が生成される。図10(b)に示すように、チャネル係数ノードh12 (1)[0]、h12 (2)[0]及びh12 (3)[0]は、それぞれΔ転送ノードΔf(1)、Δf(2)、Δf(3)を介して、隣接するサブキャリア(ここでは、サブキャリア1であるものとする)におけるチャネル係数ノードh12 (1)[1]、h12 (2)[1]及びh12 (3)[1]に接続されている。Δ転送ノードΔf(1)、Δf(2)、Δf(3)は、サブキャリアの間隔から、ある程度の精度で予め把握することができる。このため、チャネル係数ノードh12 (1)[1]、h12 (2)[1]及びh12 (3)[1]のソフトチャネル推定値が生成される。上述したトレーニングフェーズにおけるソフトデータ推定値の生成においては、例えば、これらのチャネル係数ノードh12 (1)[1]、h12 (2)[1]及びh12 (3)[1]のソフトチャネル推定値と、図示しないサブキャリア1におけるオブザーベーションノードy[1]とに基づいて、図示しないシンボルノードx (1)[1]、x (2)[1]、x (3)[1]のソフトデータ推定値が生成される。
このようなトレーニングフェーズが行われた後、反復フェーズが繰り返されることで、チャネル係数ノード(hn,m)やシンボルノード(x)がアップデートされていき、それらの精度が改善されていく。そして、各ノードの精度が改善される過程で基地局装置BS2、BS3からの干渉が除去されていくこととなる。このように本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、他セルの基地局装置のうち、パイロット信号の位置を把握できる隣接基地局装置からの干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理の過程で除去することから、所望の基地局装置からの信号に基づく信号検出・チャネル推定処理と並行して隣接基地局装置からの干渉を効率的に除去することが可能となる。
このように本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、全ての隣接基地局装置からの干渉を除去することができる。しかしながら、全ての隣接基地局装置からの干渉を除去する場合においては、信号検出・チャネル推定部61におけるファクターグラフの生成処理の負荷が過度に大きくなり、結果としてスループット特性が劣化する事態が発生し得る。このため、本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、一部の隣接基地局装置からの干渉のみを除去するように構成する。
信号検出・チャネル推定部61においては、例えば、製造段階における設定、或いは、利用者又は通信事業者からの指示により、ファクターグラフを構成するノードのうち、隣接基地局装置BSからの信号に基づくノードの数を制限することができる。信号検出・チャネル推定部61においては、例えば、隣接基地局装置BSが5つ存在する場合に、これらの、隣接基地局装置BSからの信号に基づくノード数を制限することで、ファクターグラフの生成処理の対象となる隣接基地局装置の数を3つに指定することができる。ファクターグラフの生成処理の負荷は、基本的に生成処理の対象となる基地局装置の総数に応じて大きくなる。上述のようにファクターグラフを構成するノード数を制限すれば、生成処理の対象となる基地局装置の総数を減じることができることから、ファクターグラフの生成処理の負荷を軽減できるので、その生成処理の負荷に起因してスループット特性が劣化する事態を防止することが可能となる。
なお、ここでは、ファクターグラフを構成するノード数を制限することで信号検出・チャネル推定部61におけるファクターグラフの生成処理の負荷を軽減する場合について説明している。しかしながら、信号検出・チャネル推定部61におけるファクターグラフの生成処理の負荷を軽減するための構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。
次に、本実施の形態に係る移動局装置UEにおける不明基地局装置からの干渉の除去方法について説明する。上述のように、本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、ファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理により、所望の基地局装置である基地局装置BS1からの信号を検出すると共に、隣接基地局装置である基地局装置BS2、BS3からの干渉を除去することができる。このため、移動局装置UEにおける受信信号で推定できていないのは、不明基地局装置からの干渉と、チャネルにおける雑音成分に限定される。
本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、このような不明基地局装置からの干渉成分、例えば、干渉電力及び相関行列を、チャネルにおける時間方向及び周波数方向の相関に基づいて推定し、これを干渉除去に用いる。信号検出・チャネル推定部61は、上述したように、所望の基地局装置からの信号を検出すると共に、隣接基地局装置からの干渉を除去した後、チャネルにおける時間方向及び周波数方向の相関に基づいて、雑音成分から不明基地局装置からの干渉を推定し、これを除去する機能を備える。このように本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、他セルの基地局装置のうち、パイロット信号の位置を把握できない不明基地局装置からの干渉成分を、チャネルにおける時間方向及び周波数方向の相関に基づく雑音成分から推定して除去することから、変調方式等を必要とすることなく効果的に不明基地局装置からの干渉を除去することが可能となる。
このように本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、不明基地局装置からの干渉を除去することができる。しかしながら、移動局装置UEにおいて、不明基地局装置の性質上、その数を正確に把握することが困難である。この場合において、多数の不明基地局装置が存在すると、ファクターグラフのノード数が極端に多くなる事態が発生し得る。この場合、信号検出・チャネル推定部61におけるファクターグラフの生成処理の負荷が過度に大きくなり、結果としてスループット特性が劣化する要因となり得る。このため、本実施の形態に係る移動局装置UEにおいては、不明基地局装置に対応するファクターグラフの各ノードを共通化するように構成する。
信号検出・チャネル推定部61においては、例えば、製造段階における設定、或いは、利用者又は通信事業者からの指示により、ファクターグラフにおける不明基地局装置に対応するΔ転送ノードの推定値を共通化することができる。Δ転送ノードで共通化される推定値としては、例えば、最初に推定された推定値とすることが考えられる。すなわち、最初に推定された推定値を、全ての不明基地局装置に対応するΔ転送ノードの推定値とするのである。この場合、ファクターグラフにおける不明基地局装置に対応するΔ転送ノードを固定値として、各ノードのアップデートを行うことができるので、ファクターグラフの生成処理の負荷を軽減することができるので、その生成処理の負荷に起因してスループット特性が劣化する事態を防止することが可能となる。なお、ここでは、共通化するノードとして、Δ転送ノードについて例示しているが、その他のノードについて共通化することも可能である。
以上説明したように、本実施の形態に係るチャネル推定方法が適用される移動局装置UEによれば、受信信号に含まれる他セルの基地局装置からの干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理で再利用することから、他セルからの干渉を除去しながら信号検出・チャネル推定を行うことができるので、受信信号に対するチャネル推定精度及び信号検出精度を高めることができる。また、干渉成分をシンボルレベルで推定し、ファクターグラフに基づく信号検出・チャネル推定処理で再利用することから、他セルからの干渉除去に必要となる処理を限定的な追加に留めることができる。この結果、複雑な処理を必要とすることなく、他セルからの干渉を除去してスループット特性を改善することが可能となる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
UE 移動局装置
BS 基地局装置
1 移動通信システム
21 信号検出・チャネル推定部
22 デマッピング部
23 加算器
24 デインターリーバ
25 復号部
26 加算器
27 インターリーバ
28 マッピング部
61 信号検出・チャネル推定部
611 チャネル推定部
612 ストリーム分割部
62 加算器

Claims (9)

  1. 複数の基地局装置からの信号成分を含む受信信号を受信する受信部と、前記受信信号に対してファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理を行う信号検出及びチャネル推定部とを具備し、
    前記信号検出及びチャネル推定部は、前記受信信号に含まれる所望の基地局装置以外の他セルの基地局装置からの干渉成分をシンボルレベルで推定し、当該干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理で再利用することを特徴とする移動局装置。
  2. 前記信号検出及びチャネル推定部は、前記受信信号に含まれる所望の基地局装置からの信号成分をビットレベルで推定し、当該信号成分をファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理で再利用することを特徴とする請求項1記載の移動局装置。
  3. 前記信号検出及びチャネル推定部は、前記他セルの基地局装置のうち、パイロット信号の位置を把握できる第1の基地局装置からの干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理の過程で除去することを特徴とする請求項1記載の移動局装置。
  4. 前記信号検出及びチャネル推定部は、ファクターグラフを構成するノードのうち、前記第1の基地局装置からの信号に基づくノード数を制限することを特徴とする請求項3記載の移動局装置。
  5. 前記信号検出及びチャネル推定部は、前記他セルの基地局装置のうち、パイロット信号の位置を把握できない第2の基地局装置からの干渉成分を、チャネルにおける時間方向及び周波数方向の相関に基づいて推定して除去することを特徴とする請求項3記載の移動局装置。
  6. 前記信号検出及びチャネル推定部は、ファクターグラフを構成するノードのうち、前記第2の基地局装置からの信号に基づくΔ転送ノードを共通化することを特徴とする請求項5記載の移動局装置。
  7. 複数の基地局装置からの信号成分を含む受信信号を受信するステップと、前記受信信号に対してファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理を行うステップとを具備し、
    前記信号検出及びチャネル推定処理にて前記受信信号に含まれる所望の基地局装置以外の他セルの基地局装置からの干渉成分をシンボルレベルで推定し、当該干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理で再利用することを特徴とする信号検出及びチャネル推定方法。
  8. 前記他セルの基地局装置のうち、パイロット信号の位置を把握できる第1の基地局装置からの干渉成分をファクターグラフに基づく信号検出及びチャネル推定処理の過程で除去することを特徴とする請求項7記載の信号検出及びチャネル推定方法。
  9. 前記他セルの基地局装置のうち、パイロット信号の位置を把握できない第2の基地局装置からの干渉成分を、チャネルにおける時間方向及び周波数方向の相関に基づく雑音成分から推定して除去することを特徴とする請求項8記載の信号検出及びチャネル推定方法。
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