JP5288948B2 - 罫書き装置 - Google Patents

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Description

本発明は、罫書き装置に関し、特に、上面が開口する容器又は凹部の内面の開口端面から所定距離の位置に、開口端面に平行な線を罫書くのに有効な罫書き装置に関する。
コンクリートの割裂引張強度試験方法(JIS A 1113)によりコンクリートの引張強度を求める場合、円柱状に作製した供試体を試験機の上下の加圧板間に設置し、上下の加圧板間に所定の速度(毎分0.4〜0.5N/mm)で荷重を加えて供試体を破壊させ、この際に試験機の示す最大荷重を記録し、以下の式(1)により引張強度を計算して求めている。
=2P/πdl ……(1)
;引張り強度(N/mm
P;最大荷重(N)
d;供試体の直径(mm)
l;供試体の長さ(mm)
上記のようなコンクリートの割裂引張強度試験に用いる供試体は、上記のJIS規格(JISA1113)によれば、直径が粗骨材の最大寸法の4倍以上、かつ、100mm以上、長さが直径から直径の2倍までの範囲と規定されている。但し、供試体の長さは、試験機の加圧板の長さを考慮して決めてよいと規定されている。
また、供試体を作製する型枠には、割裂引張強度試験専用のものが市販されていないため、市販の圧縮強度試験用の型枠(例えば、直径150mm、長さ300mmの型枠)を用い、この型枠を縦置きに設置して内部にコンクリートを打設し、突き棒、内部振動機(JISA8610)、又は振動台式振動機(JISA8611)を用いて締め固めることにより、所定の寸法(例えば、直径150mm、長さ200mm)の供試体を作製している。
上記のような構成の型枠を用いて所定の寸法の供試体を作製する場合、予め、型枠の内面の所定の位置(供試体の長さ(高さ)に相当する位置)に罫書き具を用いて線を罫書いておき、この線を目安として型枠の内部にコンクリートを打設することにより、所定の寸法の供試体を作製している。
この場合、定規等を型枠の内面に当てて、ペン等の罫書き具を用いて型枠の内面の所定の位置に型枠の開口端面(又は底面)に平行な線を罫書く必要があるが、型枠の内部は狭く、しかも、型枠の内面は曲面に形成されているため、定規及びペン等の罫書き具を型枠の内面の所定の位置に正確に当てることができず、型枠の内面の所定の位置に高精度で線を罫書くことができない。
上記のような問題に対処するために、特許文献1には、コテ部と支持棒部とハンドル部とから構成される供試体作製用コテを用い、型枠の内部にコンクリートを少しずつ打設しながら、打設したコンクリートの上端に供試体作製用コテのコテ部を押し当てて、ハンドル部の内部の振動体を振動させることにより締め固め、この際に、型枠の開口端面に対応するハンドル部の目盛りを読み取り、このような作業を繰り返し行うことにより、型枠の内部に所定の高さ(長さ)供試体を作製するように構成した発明が記載されている。
特開2007−171132号
しかし、特許文献1に記載されている発明は、型枠の内部に所定の高さ(長さ)の供試体を作製することはできるものの、型枠の内部にコンクリートを少しずつ打設しながら、打設したコンクリートの高さを目盛りを読み取ることによって確認し、このような作業を繰り返し行う必要があるため、供試体の作製に時間と手間がかかり、非常に効率の悪い作業になってしまう。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、供試体を容易に短時間で作製することができ、供試体の作製時の作業効率を高めることができる罫書き装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、上面が開口した容器又は凹部の内面の開口端面から所定距離の位置に、前記開口端面に平行な線を罫書くための罫書き装置であって、所定の間隔をおいて対向配置される一対の支持板と、両支持板を所定の間隔を保持した状態に固定する一対のクランプとからなり、前記容器又は凹部の開口端面上に載置された状態で、該開口端面に沿って移動可能な第1支持部と前記第1支持部の両支持板間で一端部が挟持固定される固定板と、該固定板に一端部が連結される可動板と、該可動板の他端部に設けられるとともに、罫書き具を保持可能な保持部とからなり、前記第1支持部から前記容器又は前記凹部の底部方向に延出して、前記罫書き具を前記容器又は凹部の内面に対向配置させる第2支持部とを備えていることを特徴とする。
本発明の罫書き装置によれば、容器又は凹部の開口端面上に第1支持部を載置させ第2支持部を容器又は凹部の底部方向に延出させることにより、罫書き具を容器又は凹部の内面に対向配置させることができ、この状態で、第1支持部を容器又は凹部の開口端面に沿って移動させることにより、容器又は凹部の内面に開口端面に平行な線を罫書くことができる。従って、容器又は凹部の内面の開口端面から所定の距離の位置に、開口端面に平行な線を容易に、短時間で罫書くことができる
また、第1支持部は、一対の支持板と、両支持板を所定の間隔を保持した状態に固定する一対のクランプとからなり、第2支持部は、第1支持部の両支持板間で挟持固定される固定板と、固定板に一端部が連結される可動板と、可動板の他端部に連結される保持部とからなり、保持部に罫書き具を保持するように構成した簡単な構成のものであるので、容易に製作することができる。
また、本発明において、前記可動板は、前記固定板にねじ締結体によって連結位置の調整が可能に連結されていることとしてもよい。
本発明の罫書き装置によれば、固定板に対する可動板の連結位置を調整することにより、第2支持部の全長を調整することができるので、容器又は凹部の内面の開口端面から所定の距離に罫書き具を容易に位置決めすることができる
さらに、本発明は、前記保持部は、前記罫書き具を把持可能、かつ、前記罫書き具の前記容器又は前記凹部の内面方向への位置を調整可能な把持手段を備えている特徴とすることとしてもよい。
本発明の罫書き装置によれば、把持手段によって罫書き具を第2支持部の保持部に保持することができるとともに、罫書き具の容器又は凹部の内面方向への位置を調整することができるので、長さの異なる各種の罫書き具を用いて容器又は凹部の内面に線を罫書くことができる。
さらに、本発明は、前記容器は、コンクリート供試体の型枠であることを特徴とすることとしてもよい。
本発明の罫書き装置によれば、型枠の内面の開口端面から所定距離の位置に、罫書き具によって開口端面に平行な線を罫書くことにより、その線を型枠の内部にコンクリートを打設する際の目安線とすることができ、この目安線を目標として型枠の内部にコンクリートを打設することにより、型枠の内部に所定の長さの供試体を作製することができる。
以上、説明したように、本発明の罫書き装置によれば、容器又は凹部の開口端面上に第1支持部を載置させ第2支持部を容器又は凹部の底部方向に延出させることにより、罫書き具を容器又は凹部の内面に対向配置させることができ、この状態で、第1支持部を容器又は凹部の開口端面に沿って移動させることにより、容器又は凹部の内面に開口端面に平行な線を罫書くことができる。
従って、容器又は凹部の内面の開口端面から所定の距離の位置に、開口端面に平行な線を容易に、短時間で罫書くことができ、容器又は凹部の内面に開口端面に平行な線を罫書く作業を効率よく行うことができる。
また、第1支持部を、一対の支持板と、両支持板を所定の間隔を保持した状態に固定する一対のクランプとによって構成し、第2支持部を、第1支持部の両支持板間で挟持固定される固定板と、固定板に一端部が連結される可動板と、可動板の他端部に連結される保持部とによって構成し、保持部に罫書き具を保持するように構成した簡単な構成のものであるので、容易に製作することができ、各種の容器又は凹部の内面への罫書き作業に対応可能な装置を安価に製作することができる。
また、固定板に対する可動板の連結位置を調整することにより、第2支持部の全長を調整することができるので、第2支持部の保持部に保持される罫書き具を、容器又は凹部の内面の開口端面から所定の距離に容易に位置決めすることができ、各種の容器又は凹部の内面への罫書き作業を効率よく行うことができる
さらに、把持手段によって罫書き具を第2支持部の保持部に保持することができるとともに、罫書き具の容器又は凹部の内面方向への位置を調整することができるので、長さの異なる各種の罫書き具を用いて容器又は凹部の内面に線を罫書くことができ、汎用性を高めることができる。
さらに、容器である型枠の内面の開口端面から所定距離の位置に、罫書き具によって開口端面に平行な線を罫書くことができ、その線を型枠の内部にコンクリートを打設する際の目安線とすることができるので、型枠の内部に所定の高さ(長さ)の供試体を容易に短時間で作製することができ、供試体の作製効率を高めることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4には、本発明による罫書き装置の一実施の形態が示されていて、図1は全体を示す概略図、図2は図1の罫書き装置を型枠に取り付けた状態を示す説明図、図3は罫書き装置と型枠との関係を示す説明図、図4は型枠の内部に作製される供試体を示す説明図である。
すなわち、本実施の形態の罫書き装置1は、図2及び図4に示すように、上面が開口する円筒状の容器40の内面42の開口端面43から所定距離の位置に、開口端面43に平行な線44を容器40の全周に亘って罫書くのに有効なものであって、本実施の形態においては、コンクリートの割裂引張強度試験に用いる供試体45の作製に用いる型枠40を対象としている。
コンクリートの割裂引張強度試験に用いる供試体45を作製する場合、前述したように、割裂引張強度試験専用の型枠が市販されていないため、市販されている圧縮強度試験用の型枠を用いている。本実施の形態においては、直径150mm、長さ300mmの市販の圧縮強度試験用の型枠40を用いている。
この型枠40は、上面が開口する円筒状をなすものであって、コンクリートの割裂引張強度試験方法(JIS A 1113)に規定されているように、非吸水性セメントに犯されない材料からなる、コンクリートを打設した際に漏水が発生しない、所定の供試体の精度が得られる等の条件を満たすものである。
上記のような構成の型枠40を用いて、割裂引張強度試験に用いる供試体45(例えば、直径150mm、長さ(高さ)200mmの供試体45)を作製するには、型枠40の内面42の開口端面43から底部方向へ所定距離の位置(開口端面43から100mmの位置(底面から200mmの位置))に、開口端面43に平行な線44を型枠40の全周に亘って罫書き、この線44を目安線44として型枠40の内部にコンクリートを打設する。この線44を罫書く際に、本実施の形態の罫書き装置1を用いる。
本実施の形態の罫書き装置1は、図1及び図2に示すように、型枠40の開口部41を跨ぐように、型枠40の両側の開口端面43間に架け渡される第1支持部2と、第1支持部2に型枠40の底部方向に延出するように設けられる第2支持部11と、第2支持部11に着脱可能に取り付けられる罫書き具35とを備えている。
第1支持部2は、所定の間隔をおいて対向配置される長方形板状の一対の支持板3、3と、両支持板3、3を所定の間隔を保持した状態に固定する一対のクランプ5、5とを備え、両支持板3、3間で後述する第2支持部11の端部が挟持固定されている。
両支持板3、3は、型枠40の開口部41の直径に対応する部分を跨いだ状態で、両端が型枠40の外周面よりも外方に所定の長さ突出するように全長が設定されている。また、両支持板3、3は、両支持板3、3間に形成される隙間4が上下方向(型枠40の長手方向)を向くように、型枠40の開口部41の両側の開口端面43間に架け渡されている。
クランプ5は、先端部に第1受け部7を有するL形状のクランプ本体6と、クランプ本体6にスライド可能に取り付けられるアーム8と、アーム8に進退可能に螺着されるスピンドル9と、スピンドル9の先端に設けられる第2受け部10とを備えている。
クランプ本体6の第1受け部7とアーム8との間に第1支持部2の両支持板3、3を挿入し、スピンドル9を支持板3の方向に前進させて、クランプ本体6の第1受け部7とスピンドル9の第2受け部10との間で両支持板3、3を締め付けることにより、両支持板3、3が所定の隙間4を保持した状態に固定される。
なお、本実施の形態においては、両支持板3、3の固定に一対のクランプ5、5を用いているが、周知のシャコ万力等の工具を用いて、両支持板3、3を所定の隙間4を保持した状態に固定するように構成してもよい。
第2支持部11は、第1支持部2の両支持板3、3間で一端部が挟持固定される固定板12と、固定板12に一端部がねじ締結体25によって固定される可動板15と、可動板15の他端部に設けられる保持部17とを備え、保持部17にペン等の罫書き具35が着脱可能に取り付けられている。
固定板12は、長方形板状をなすものであって、型枠40の底部方向に延出するように、第1支持部2の一対の支持板3、3間で一端部が挟持固定されている。固定板12の中央部には、長手方向を向く長孔13が設けられ、この長孔13と後述する可動板15の長孔16との間にねじ締結体25のボルト26を挿通させて、ワッシャを介してナットにより締め付けることで、固定板12に可動板15が連結される。
固定板12の幅方向の両端には、固定板12の全長に亘って一対のガイド部14、14が突出した状態で一体に設けられ、この一対のガイド部14、14により可動板15が固定板12に長手方向に移動可能に支持されている。
可動板15は、長方形板状をなすものであって、固定板12の一対のガイド部14、14間に嵌合可能な幅に形成されている。可動板15の中央部には長手方向を向く長孔16が設けられ、この長孔16と固定板12の長孔13とを合致させた状態で、可動板15の長孔16と固定板12の長孔13との間にねじ締結体25のボルト26を挿通させてワッシャを介してナットで締め付けることにより、可動板15と固定板12とが一体に連結される。
固定板12の長孔13と、可動板15の長孔16と、ねじ締結体25(ボルト26、ワッシャ及びナット)とにより、長さ調整手段30が構成され、この長さ調整手段30によって固定板12に対する可動板15の連結位置を調整することにより、第2支持部11の全長を調整することができる。
可動板15の先端部には保持部17が設けられ、この保持部17にペン等の罫書き具35が着脱可能に取り付けられている。保持部17は、可動板15側に設けられる固定爪19と、固定爪19にピン20を介して開閉自在に連結される可動爪21と、可動爪21を固定爪19の方向に付勢するばね22とからなる把持手段18を備えている。
把持手段18の可動爪21をばね22の付勢力に抗して開き、この状態で固定爪19と可動爪21との間に罫書き具35を挿入し、可動爪21をばね22の付勢力によって固定爪19の方向に押し付けることにより、固定爪19と可動爪21との間で罫書き具35が把持される。
この場合、罫書き具35は、把持手段18によって第2支持部11の長手方向と直交する方向、つまり型枠40の内面42方向への位置の調整が可能になっているので、長さの異なる各種の罫書き具35を保持部17に保持することができる。
そして、上記のよう構成した本実施の形態による罫書き装置1を用い、型枠40の内面42の開口端面43から所定距離(例えば、開口端面43から200mm)の位置に、開口端面43に平行な線44を型枠40の全周に亘って罫書くには、まず、第1支持部2の一対の支持板3、3から第2支持部11の保持部17に保持されている罫書き具35までの距離を、第2支持部10の固定板12に対する可動板15の連結位置を調整することにより100mmに設定する。
そして、図3に示すように、罫書き装置1の第2支持部11を型枠40の内部に挿入し、第1支持部2の一対の支持板3、3を型枠40の開口部41を跨ぐように、開口部41の両側の開口端面43間に架け渡し、第2支持部11の保持部17に保持されている罫書き具35を型枠40の内面42に対向させ、保持部17への罫書き具35の取付け位置を調整することにより、罫書き具35の先端を型枠40の内面42に当接させる。
そして、この状態で第1支持部2の一対の支持板3、3を型枠40の全周を周回するように型枠40の開口端面43に沿って移動させることにより、第1支持部2に追従して罫書き具35が型枠40の内面42に沿って移動し、型枠40の内面42の開口端面43から所定距離の位置に線44が罫書かれる。
この場合、第1支持部2の一対の支持板3、3と罫書き具35との間の距離が変化することはないので、型枠40の内面42の開口端面43から所定距離の位置に、開口端面43に平行な線を型枠40の全周に亘って精度よく罫書くことができる。
そして、上記のようにして型枠40の内面42に罫書いた線44を目安線44として、図4に示すように、型枠40の内部にコンクリートを打設し、突き棒、内部振動機(JISA8610)、振動台式振動機(JISA8611)等を用いて締め固めることにより、所定の寸法(例えば、直径150mm、長さ200mm)の供試体45を作製することができる。
上記のように構成した本実施の形態による罫書き装置1にあっては、第2支持部11を型枠40の内部に挿入し、第1支持部2の一対の支持板3、3を型枠40の開口部41の両側の開口端面間43に架け渡し、第2支持部11の保持部17に保持されている罫書き具35を型枠40の内面42に当接させ、この状態で第1支持部2を型枠40の開口端面43に沿って移動させることにより、第1支持部2に追従して罫書き具35が型枠40の内面に沿って移動し、型枠40の内面42の開口端面43から所定距離の位置に、開口端面43に平行な線44を型枠40の全周に亘って罫書くことができる。
従って、型枠40の内部にコンクリートを打設する際に、型枠40の内面42に目安線44を容易に短時間で罫書くことができ、型枠40の内面42に目安線44を罫書く際の作業効率を大幅に高めることができる。また、型枠40の内面42に罫書き具35によって線44を罫書いている最中に、第1支持部2の一対の支持板3、3と罫書き具35との間の距離が変化することはないので、型枠40の内面42の開口端面43から所定距離の位置に、線44(目安線44)を高精度で罫書くことができ、型枠40の内部に作製される供試体45の作製精度を高めることができる。
なお、前記の説明においては、本発明による罫書き装置1を適用する容器40を、コンクリートの裂引張強度試験に用いる供試体45を作製する円筒状の型枠40とし、この型枠40の内面42の開口端面43から所定距離の位置に、開口端面43に平行な線44を型枠40の全周に亘って罫書く場合に適用したが、型枠40は、円筒状に限らず、三角形、四角形、六角形、八角形等の多角形状、その他の周知の各種の形状であってもよい。
また、容器40は、コンクリートの供試体45を作製する型枠40に限らず、各種の用途に使用される容器又は凹部に本発明の罫書き装置1を適用してもよい。
さらに、大型の容器又は凹部(水槽、プール等)に本発明の罫書き装置1を適用する場合には、第1支持部2を容器又は凹部の開口部の両側の開口端面に架け渡さずに、第1支持部2を容器又は凹部の片側の開口端面に開口部を臨むように支持させ、第1支持部2を開口端面に沿って移動させるようにすればよい。
本発明による罫書き装置の一実施の形態の全体を示した斜視図である。 図1の罫書き装置を型枠に取り付けた状態を示した説明図である。 罫書き装置を型枠との関係を示した説明図である。 型枠の内部に作製される供試体を示した説明図である。
符号の説明
1 罫書き装置
2 第1支持部
3 支持板
4 隙間
5 クランプ
6 クランプ本体
7 第1受け部
8 アーム
9 スピンドル
10 第2受け部
11 第2支持部
12 固定板
13 長孔
14 ガイド部
15 可動板
16 長孔
17 保持部
18 把持手段
19 固定爪
20 ピン
21 可動爪
22 ばね
25 ねじ締結体
26 ボルト
30 長さ調整手段
35 罫書き具
40 容器(型枠)
41 開口部
42 内面
43 開口端面
44 線(目安線)
45 供試体

Claims (4)

  1. 上面が開口した容器又は凹部の内面の開口端面から所定距離の位置に、前記開口端面に平行な線を罫書くための罫書き装置であって、
    所定の間隔をおいて対向配置される一対の支持板と、両支持板を所定の間隔を保持した状態に固定する一対のクランプとからなり、前記容器又は凹部の開口端面上に載置された状態で、該開口端面に沿って移動可能な第1支持部と
    前記第1支持部の両支持板間で一端部が挟持固定される固定板と、該固定板に一端部が連結される可動板と、該可動板の他端部に設けられるとともに、罫書き具を保持可能な保持部とからなり、前記第1支持部から前記容器又は前記凹部の底部方向に延出して、前記罫書き具を前記容器又は凹部の内面に対向配置させる第2支持部とを備えていることを特徴とする罫書き装置。
  2. 前記可動板は、前記固定板にねじ締結体によって連結位置の調整が可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の罫書き装置。
  3. 前記保持部は、前記罫書き具を把持可能、かつ、前記罫書き具の前記容器又は前記凹部の内面方向への位置を調整可能な把持手段を備えている特徴とする請求項1又は2に記載の罫書き装置。
  4. 前記容器は、コンクリート供試体の型枠であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の罫書き装置。
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