JP5285404B2 - ビジネス・オブジェクトのメッセージング統合のための方法、システム及びコンピュータ・プログラム - Google Patents

Description

本発明は、メッセージングの分野に関し、より具体的には、ビジネス・オブジェクトのメッセージング統合に関する。

メッセージングは、インターネットの中核を形成する。グローバルで連続的な広がりを持つインターネットによって、ｅメール及び文書の共有並びにスレッド型ディスカッションといった非同期メッセージングと、インスタント・メッセージング及びグループ・チャット等のリアルタイム通信システムとの両方を含む、遠方の個人間の活動が可能になる。非同期通信システムの原型である現在最盛期の電子メール配信システムは、グローバルな個人間通信に関して大きな飛躍を示した。電子メールの普及前には、個人は、主に電話、ファクシミリ、及び郵便によって通信を行った。しかしながら、電子メールによって、個人は、郵便システムに典型的な遅れを被ることも電話通信及びファックス技術に関する費用を負担することもなく、テキスト、画像、音声、及び映像がほぼ瞬時に配信されることを期待している。

電子メールの遍在性にもかかわらず、非同期通信システムには、リアルタイム通信システムの領域において一般的な幾つかの要素がない。特に、電子メールの世界では、瞬時に見えるメッセージの配信は経験することができない。リアルタイム社会では、電子メールにつきもののささいな待ち時間が、問題に対処する際又は共同タスクを実行する際にリアルタイムの会話が必要な目前のタスクにとって、多くの場合適切ではない可能性がある。より重要なこととして、多くの場合、人間だけに分かる「会話」の感触及び性質は、会話の参加者が意見交換の自然さを感じるリアルタイム通信を通して、生の対面会話の場合と同じ程度に近づけることができる。従って、インスタント・メッセージング環境は、リアルタイム会話機構としてのｅメールにとって極めて重要な事項であることがわかった。

従来のメッセージング・システムによって、ユーザはメッセージをネットワーク全体にわたって交換することが可能になる。独立したアプリケーションとして、メッセージングは、会話ツールとしての分かりやすいアプリケーションとなっている。しかしながら、ビジネス・ワークフロー環境内では、メッセージの役割は、同期的であるか非同期的であるかにかかわらず、それほど明確ではない。ビジネス・ワークフローは、一般に、目的を達成するために共同作業者間の電子的な共同作業と直接的な共同作業とを要する。ビジネス・ワークフローの一部として、共同作業者は、電子的に文書を受け取り、文書を修正し、最終的に文書の配布を承認又は否認する。ビジネス・オブジェクトは、ビジネス・ワークフローにおける文書の管理を可能にするために、文書編集アプリケーション及び文書表示アプリケーションに特に組み込まれてきた。

具体的には、ビジネス・オブジェクトは、ビジネス・プロセスを実装する従来の下位レベルのオブジェクトをカプセル化する。特に、ビジネス・オブジェクトは、企業の手続きをシミュレートし、ソフトウェア・オブジェクトに円滑に変換する。従来、ビジネス・オブジェクトは、ブラウザ・クライアントに対するクライアント側の拡張機能を用いて、ウェブ・ページ及びｅメール文書に埋め込まれてきた。最近では、ビジネス・オブジェクトの統合されたアクティブなビューを提供するために、ウェブ・ページ及びｅメール・メッセージのようなクライアント側のコンテンツに配置されるスクリプトが、基礎となるビジネス・オブジェクトとのアクティブな接続を維持するように構成されている。しかしながら、ビジネス・オブジェクトの統合は、ｅメール、共有文書、及びスレッド型ディスカッションといった非同期通信と、インスタント・メッセンジャー及びグループ・チャット・セッションのような同期リアルタイム・アプリケーションとの両方を大きく避けてきた。

本発明の実施形態は、メッセージングに関する当該技術分野の欠点に対処し、ビジネス・オブジェクトとメッセージングとの統合のための新規でありかつ自明ではない方法、システム、及びコンピュータ・プログラムを提供する。本発明の実施形態においては、メッセージングとビジネス・オブジェクトとの統合のための方法を提供することができる。本方法は、メッセンジャーによって提供されるメッセージング・セッションのメッセージ・テキスト中にビジネス・オブジェクトを指す語が含まれていることに応じて、当該メッセンジャーのメッセージング・セッション内からビジネス・オブジェクトに関する動作を受信するステップとを含むことができる。本方法は、適用された動作に対するジャスティフィケーション（justification = 正当性の理由付け）として、メッセージ・テキストのコピーをバックエンド・ビジネス・コンポーネントに送付するステップをさらに含むことができる。

実施形態の１つの態様においては、本方法は、チャット・テキストにおいてビジネス・オブジェクトを指す語の代名詞を特定するステップと、チャット・テキストにおいて、当該特定された代名詞を視覚的に区別するステップとをさらに含むことができる。実施形態の第２の態様においては、本方法は、ビジネス・オブジェクトを指す語の代名詞に関連する動詞を特定するステップと、チャット・セッションにおいて、ビジネス・オブジェクトについてのコンテキスト・メニューを、特定された動詞に応じてコンテキスト・メニューの項目が限定された状態で提供するステップとをさらに含むことができる。実施形態の第３の態様においては、本方法は、チャット・テキストとビジネス・オブジェクト及び適用された動作との分割ビューをもつ、チャット・セッションのためのチャット・トランスクリプトを作成するステップをさらに含むことができる。最後に、実施形態の第４の態様においては、本方法は、チャット・テキスト内のキーワードとビジネス・オブジェクトについてのタグで、前記メッセージング・セッションに索引付けをするステップをさらに含むことができる。

本発明のさらなる態様は、一部は以下の説明において示され、一部は説明から明らかになるか又は本発明の実施によって認識することができる。本発明の態様は、特許請求の範囲において特に指摘される要素及び組み合わせによって、理解され達成される。前述の概略的な説明と以下の詳細な説明はいずれも、単なる例示及び説明であり、請求される発明を制限するものではないことを理解されたい。

本明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付の図面は、本発明の実施形態を示し、詳細な説明と共に本発明の原理を説明するのに役立つものである。本明細書において示される実施形態は、現時点で好ましいものであるが、本発明は、示される厳密な構成及び手段に限定されないということを理解されたい。

本発明の実施形態は、メッセージング・セッションにビジネス・オブジェクトを統合するための方法、システム、及びコンピュータ・プログラムを提供する。本発明の実施形態によれば、ビジネス・オブジェクトは、若干の例を挙げると、ｅメール交換、インスタント・メッセージング・セッション若しくはチャット・セッション、スレッド型ディスカッション、又は共有文書ライブラリ等のメッセージング・セッションに埋め込むことができる。その後、セッション内のビジネス・オブジェクトの役割を理解することを支援するために、ビジネス・オブジェクトを指すセッションのテキスト内の代名詞が視覚的に区別される。その代名詞を用いて、ビジネス・オブジェクトに作用する動詞を特定することができ、それに応じてビジネス・オブジェクトについてのコンテキスト・メニューの項目を減少させることができる。さらに、ビジネス・オブジェクトは索引付けすることができ、その索引は、セッションについてのトランスクリプトを作成するときに用いることができる。この点について、トランスクリプトは、メッセージ・テキストとビジネス・オブジェクトとの分割ビューを含むことができる。最後に、セッションは、ビジネス・オブジェクトをサポートする外部コンポーネントにチャット・テキストのコピーを送付することによって、ビジネス・オブジェクトに関して実行される動作についてジャスティフィケーションを与えることができる。

さらなる説明として、図１は、ビジネス・オブジェクト統合のために構成されるメッセンジャーを示す。図１に示されるように、単なる例示の目的で示されるインスタント・メッセンジャー１１０が、ユーザ間のチャットをサポートすることができる。インスタント・メッセンジャー１１０内にはチャット・テキスト１２０を設けることができ、チャット・テキスト１２０内には、バックエンド・コンポーネント１９０Ａ及び対応するデータ・ストア１９０Ｂに結合されるビジネス・オブジェクト１３０を埋め込むことができる。ビジネス・オブジェクト１３０を指す異なる代名詞がチャット・テキスト１２０に含まれる場合があることに注目されたい。そのため、チャット・テキストを言語的に解析して、ビジネス・オブジェクト１３０を指す代名詞１４０を特定することができる。例えば、チャット・テキストを言語的に解析し、照応解析（anaphora resolution）を利用してビジネス・オブジェクト１３０を指す代名詞１４０を特定することができる。その後、ビジネス・オブジェクト１３０に関するチャット・テキスト１２０の閲覧を容易にするために、代名詞１４０は、チャット・テキスト１２０の他の部分と視覚的に区別することができる。

特に、インスタント・メッセンジャー１１０内のビジネス・オブジェクト１３０について、コンテキスト・メニュー１５０を設けることができる。コンテキスト・メニュー１５０は、ビジネス・オブジェクト１３０に関して実行される動作を可能にする項目１６０を含むことができる。しかしながら、項目１６０は、チャット・テキスト１２０のコンテキストに応じて減少させることができる。この点について、文−−＞名詞句＋動詞句、動詞句−−＞動詞＋名詞句、及び、名詞句−−＞冠詞＋名詞といった文法規則によって、チャット・テキスト１２０内の代名詞１４０に関する異なる文法構造を特定することができる。その後、代名詞１４０に作用する動詞を決定し、それをコンテキスト・メニュー１５０についての減少した項目の組１６０と一致させることができる。例えば、図１に示されるように、「ｉｔ」と関連する動詞「ａｐｐｒｏｖｅ」は、項目１６０の「Ａｐｐｒｏｖｅ」及び「Ｍｏｒｅ ｉｎｆｏ」にマッピングすることができる。このように、コンテキスト・メニュー１５０を呼び出すエンド・ユーザは、コンテキスト・メニュー１５０の適切な項目１６０が提示されれば十分である。

ビジネス・オブジェクト１３０に関して動作が実行されると、動作は、バックエンド・コンポーネント１９０Ａに通信することができる。動作についてジャスティフィケーションを与えるために、チャット・テキスト１２０は、ジャスティフィケーション・データ１００にカプセル化され、記録としてデータ・ストア１９０Ｂ内に保存するようにバックエンド・コンポーネント１９０Ａに与えることができる。このようにして、ビジネス・オブジェクト１３０についての動作をレビューするものが、動作についてコンテキストを与えるためにジャスティフィケーション・データ１００にアクセスすることになる。

インスタント・メッセンジャー１１０は、チャット・テキスト１２０のチャット・トランスクリプト１８０を作成することができる。しかしながら、チャット・テキスト１２０の閲覧を容易にするために、チャット・トランスクリプト１８０は、チャット・テキスト１２０の１つのトランスクリプト・ビュー１８０Ａと、ビジネス・オブジェクト１３０の別のビジネス・オブジェクト・ビュー１８０Ｂとを提供することができる。ビジネス・オブジェクト・ビュー１８０Ｂにおいては、各々のビジネス・オブジェクト１３０のリストと、そのビジネス・オブジェクト１３０に関して行われる対応する動作とを提供することができる。このようにして、閲覧者は、インスタント・メッセンジャー１１０に統合されたビジネス・オブジェクトに関して行われる動作を容易に認識することができる。

最後に、チャット・トランスクリプト１８０の検索を容易にするために、チャット・トランスクリプト１８０についてのキーワード索引１７０を作成することができる。逆索引付け（inverted indexing）をチャット・テキスト１２０に実行することができるが、ビジネス・オブジェクト１３０はチャット・テキスト１２０において属性タグを用いて表すことができるので、ビジネス・オブジェクト１３０は別の形で索引付けすることができる。このようにして、ビジネス・オブジェクト１３０自体ではなく、ビジネス・オブジェクト１３０についての属性タグを索引１７０内に反映させることができる。

重要なことは、当業者であれば、図１のインスタント・メッセンジャー１１０の例示的な使用は、「メッセンジャー」という用語の範囲をインスタント・メッセンジャー又はグループ・チャットのようなリアルタイム・コミュニケータのみに限定するものとして解釈されるべきではないことを認識することである。逆に、当業者であれば、若干の例を挙げるとｅメール・システム、スレッド型ディスカッション・フォーラム、又は共有文書ライブラリを含む他のメッセンジャーでも十分な場合があることが分かる。当業者であれば、全ての状況において、インスタント・メッセンジャー１１０は、ｅメールのスレッドを閲覧できるようにするｅメール・クライアント、スレッド型ディスカッション・フォーラムのディスカッション・フォーラム・テキストを閲覧できるようにするディスカッション・フォーラム環境、又は、共有文書ライブラリの共有文書を閲覧できるようにする共有文書ライブラリ環境と置き換えられることが分かるであろう。同様に、チャット・トランスクリプト１８０は、ｅメールのスレッドにおけるｅメール・コンテンツの集まり、ディスカッション・フォーラムにおけるスレッド型ディスカッションの集まり、又は、共有文書ライブラリにおける文書の集まりと容易に置き換えることができる。

さらなる説明として、図２は、ビジネス・オブジェクト統合のために構成されるメッセージング・データ処理システムを概略的に示す。システムは、コンピュータ通信ネットワーク２３０上で１つ又は複数のクライアント２２０に通信するように結合されるホスト・サーバ２００を含むことができる。ホスト・サーバ２００は、クライアント２２０のそれぞれにおける１つ又は複数のメッセージング・クライアント２４０によってアクセスされる、例示のみの目的で示されるインスタント・メッセージング・サーバのようなメッセージング・サーバ２１０の動作をサポートすることができる。コンピュータ通信ネットワーク上では、１つ又は複数のビジネス・コンポーネント（図示せず）の動作をサポートするバックエンド・サーバ２５０をさらにホスト・サーバ２００に結合することができる。

特に、ホスト・サーバ２００を介してメッセージング・サーバ２１０にビジネス・オブジェクト統合論理２６０を結合することができる。或いは、ビジネス・オブジェクト統合論理２６０は、クライアント２２０の１つ又は複数に結合するか、又は、ホスト・サーバ２００とクライアント２２０との間に分散させることができる。論理２６０は、ビジネス・オブジェクトをメッセージング・セッションに統合し、参照のマーキング、メッセージング・トランスクリプトの処理、コンテキスト・メニューの減少、ジャスティフィケーション・テキストの転送、及びビジネス・オブジェクトの索引付けを含む統合ツールを提供できるようにするプログラム・コードを含むことができる。そのために、ビジネス・オブジェクト統合論理２６０は、参照マーキング・モジュール２６０Ａと、統合メッセージング・トランスクリプト・モジュール２６０Ｂと、コンテキスト・メニュー減少モジュール２６０Ｃと、ジャスティフィケーション・テキスト転送モジュール２６０Ｄと、ビジネス・オブジェクト索引付けモジュール２６０Ｅとを含むことができる。

参照マーキング・モジュール２６０Ａは、メッセージ・テキスト内の代名詞を特定し、その代名詞をメッセージ・テキスト内のビジネス・オブジェクトと関連付け、ビジネス・オブジェクトに対する代名詞の参照を明示するために代名詞を視覚的に区別できるようにすることが可能である。統合メッセージング・トランスクリプト・モジュール２６０Ｂは、メッセージング・セッションについてのチャット・テキストと、メッセージング・セッションに埋め込まれたビジネス・オブジェクト及びビジネス・オブジェクトに関して実行される対応する動作との分割ビューを提供できるようにすることが可能である。コンテキスト・メニュー減少モジュール２６０Ｃは、メッセージング・セッション内のビジネス・オブジェクトについてのコンテキスト・メニューに表示される減少した項目の組を作成するために、埋め込まれたビジネス・オブジェクトと関連するメッセージ・テキスト内の動詞を特定してマッピングできるようにすることが可能である。具体的には、図３は、メッセージング・セッションのメッセージ・テキストに基づいてビジネス・オブジェクトについてのコンテキスト・メニューを減少させるための処理を示すフロー・チャートである。

ブロック３１０から開始してメッセージング・セッションについてのチャット・テキストをロードすることができ、同様にブロック３２０において、代名詞を配置するための規則をロードすることができる。ブロック３３０においてメッセージ・テキストを解析することができ、ブロック３４０において、規則をメッセージ・テキストに適用することによって、ビジネス・オブジェクトを指す１つ又は複数の代名詞を配置することができる。続いて、ブロック３５０において、代名詞と関連する動詞を特定することができる。ブロック３６０において、動詞と関連するメニュー項目の組をテーブルに配置することができ、ブロック３７０において、メニュー項目の組をコンテキスト・メニューに入れることができる。最後にブロック３８０において、メッセージング・セッション内のビジネス・オブジェクトと関連するコンテキスト・メニューを表示することができる。

図２に戻ると、ジャスティフィケーション・テキスト転送モジュール２６０Ｄは、動作についてのジャスティフィケーションとして、バックエンド・ビジネス・コンポーネントのために、ビジネス・オブジェクトに関して実行される動作と関連するバックエンド・ビジネス・コンポーネントにメッセージング・セッションについてのメッセージ・テキストを提供できるようにすることが可能である。最後に、索引付けモジュール２６０Ｅは、メッセージング・トランスクリプト内のメッセージング・セッションについてのメッセージ・テキストで索引付けをするときに、ビジネス・オブジェクトについてのタグで索引付けをすることができる。このようにして、メッセージング・セッションに埋め込まれたビジネス・オブジェクトは、コンテキストの関連性を用いて、メッセージング・トランスクリプトにおけるメッセージング・セッションのメッセージ・テキストと共に検索することができる。

本発明の実施形態は、完全にハードウェアによる実施形態、完全にソフトウェアによる実施形態、又は、ハードウェア要素とソフトウェア要素との両方を含む実施形態の形をとることができる。好ましい実施形態においては、本発明は、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロ・コード等を含むがこれらに限定されるものではないソフトウェアに実装される。さらに、本発明は、コンピュータ又はいずれかの命令実行システムによって用いられるか又はこれらと共に用いるためのプログラム・コードを提供するコンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体からアクセス可能なコンピュータ・プログラムの形態をとることができる。

この説明のために、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって用いられるか又はこれらと共に用いるためのプログラムを含むか、格納するか、通信するか、伝搬させるか、又は転送することができるいずれかの装置とすることができる。媒体は、電子式、磁気式、光学式、電磁式、赤外線式若しくは半導体式のシステム（又は、装置若しくはデバイス）、又は伝搬媒体とすることができる。コンピュータ可読媒体の例として、半導体メモリ又はソリッド・ステート・メモリ、磁気テープ、取り外し可能なコンピュータ・ディスケット、ランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、磁気ハード・ディスク、及び光ディスクが挙げられる。現在の光ディスクの例として、コンパクト・ディスク−読み出し専用メモリ（ＣＤ−ＲＯＭ）、コンパクト・ディスク−読み取り／書き込み（ＣＤ−Ｒ／Ｗ）、及びＤＶＤが挙げられる。

プログラム・コードを格納及び／又は実行するのに適したデータ処理システムは、システム・バスを介してメモリ要素に直接又は間接的に結合された少なくとも１つのプロセッサを含む。メモリ要素は、プログラム・コードの実際の実行の際に使用されるローカル・メモリと、大容量記憶装置と、実行の際に大容量記憶装置からコードを取得しなければならない回数を減少させるように少なくとも幾つかのプログラム・コードの一時記憶装置となるキャッシュ・メモリとを含むことができる。（キーボード、ディスプレイ、ポインティング・デバイス等を含むがこれらに限定されるものではない）入出力装置即ちＩ／Ｏ装置は、直接に、又は介在するＩ／Ｏコントローラを通して、システムに結合することができる。介在する私的ネットワーク又は公衆ネットワークを介してデータ処理システムを他のデータ処理システム又は遠隔プリンタ若しくは遠隔格納装置に結合された状態にできるように、ネットワーク・アダプタをシステムに結合させることもできる。モデム、ケーブル・モデム、及びイーサネット・カードは、現在利用可能なネットワーク・アダプタのタイプ数例にすぎない。

ビジネス・オブジェクト統合のために構成されるメッセージング・アプリケーションの図である。 ビジネス・オブジェクト統合のために構成されるメッセージング・データ処理システムの概略図である。 メッセージング・セッションのメッセージ・テキストに基づいて、ビジネス・オブジェクトについてのコンテキスト・メニューを減少させるためのプロセスを示すフロー・チャートである。

１００：ジャスティフィケーション
１１０：インスタント・メッセンジャー
１２０：チャット・テキスト
１３０：ビジネス・オブジェクト
１４０：代名詞
１５０：コンテキスト・メニュー
１６０：項目
１７０：索引
１８０：チャット・トランスクリプト
１８０Ａ：トランスクリプト・ビュー
１８０Ｂ：ビジネス・オブジェクト・ビュー
１９０Ａ：バックエンド・コンポーネント
１９０Ｂ：データ・ストア
２００：ホスト・サーバ
２１０：メッセージング・サーバ
２２０：クライアント
２３０：コンピュータ通信ネットワーク
２４０：メッセージング・クライアント
２５０：バックエンド・サーバ
２６０：ビジネス・オブジェクト統合論理
２６０Ａ：参照マーキング・モジュール
２６０Ｂ：統合メッセージング・トランスクリプト・モジュール
２６０Ｃ：コンテキスト・メニュー減少モジュール
２６０Ｄ：ジャスティフィケーション・テキスト転送モジュール
２６０Ｅ：ビジネス・オブジェクト索引付けモジュール

Claims (17)

1. 企業の手続きをシミュレートするビジネス・オブジェクトのメッセージング統合のための方法であって、インスタント・メッセージング・データ処理システムが、
   メッセンジャーによって提供されるメッセージング・セッション内においてメッセージ・テキスト中にビジネス・オブジェクトを指す語が含まれていることに応じて、前記メッセンジャーの前記メッセージング・セッション内から抽出されて受信された前記ビジネス・オブジェクトに関する動作に基づいて、コンテキスト・メニュー内に当該ビジネス・オブジェクトに関する動作をユーザに提示するステップと、
   前記動作に対するジャスティフィケーションとして、前記メッセージ・テキストのコピーをバックエンド・ビジネス・コンポーネントに送付するステップと
   を実行することを含む、前記方法。
2. 企業の手続きをシミュレートするビジネス・オブジェクトのメッセージング統合のための方法であって、インスタント・メッセージング・データ処理システムが、
   メッセンジャーによって提供されるメッセージング・セッション内においてメッセージ・テキスト中にビジネス・オブジェクトを指す語が含まれていることに応じて、前記メッセンジャーの前記メッセージング・セッション内から抽出されて受信された前記ビジネス・オブジェクトに関する動作に基づいて、コンテキスト・メニュー内に当該ビジネス・オブジェクトに関する動作をユーザに提示するステップ
   を実行することを含み、
   前記方法は、
   前記メッセージ・テキスト内において、前記ビジネス・オブジェクトを指す語の代名詞を特定するステップと、
   前記メッセージ・テキスト内において、前記特定された代名詞を視覚的に区別するステップと
   を実行することをさらに含む、前記方法。
3. 企業の手続きをシミュレートするビジネス・オブジェクトのメッセージング統合のための方法であって、インスタント・メッセージング・データ処理システムが、
   メッセンジャーによって提供されるメッセージング・セッション内においてメッセージ・テキスト中にビジネス・オブジェクトを指す語が含まれていることに応じて、前記メッセンジャーの前記メッセージング・セッション内から抽出されて受信された前記ビジネス・オブジェクトに関する動作に基づいて、コンテキスト・メニュー内に当該ビジネス・オブジェクトに関する動作をユーザに提示するステップと、
   前記メッセージ・テキスト内のキーワードと前記ビジネス・オブジェクトを指す語についてのタグで、前記メッセージング・セッションに索引付けをするステップと
   を実行することを含む、前記方法。
4. 前記メッセンジャーはインスタント・メッセンジャーであり、
   前記メッセージ・テキストはチャット・テキストであり、
   前記メッセージング・セッションはチャット・セッションである、
   請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記メッセンジャーはｅメール・メッセンジャーであり、
   前記メッセージ・テキストはｅメール・テキストであり、
   前記メッセージング・セッションはｅメール・セッションである、
   請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記メッセンジャーはディスカッション・フォーラム環境であり、
   前記メッセージ・テキストはディスカッション・フォーラム・テキストであり、
   前記メッセージング・セッションはスレッド型ディスカッション・フォーラムである、
   請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記メッセンジャーは共有文書ライブラリ環境であり、
   前記メッセージ・テキストは共有文書であり、
   前記メッセージング・セッションは共有文書ライブラリである、
   請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記インスタント・メッセージング・データ処理システムが、
   前記メッセージ・テキスト内において、前記ビジネス・オブジェクトを指す語の代名詞に関連する動詞を特定するステップと、
   前記メッセージング・セッション内において、前記ビジネス・オブジェクトについてのコンテキスト・メニューを、前記特定された動詞に応じて前記コンテキスト・メニューの項目が限定された状態で提供するステップと
   をさらに実行することを含む、請求項１〜７のいずれか一項に記載の方法。
9. 企業の手続きをシミュレートするビジネス・オブジェクトのメッセージング統合のためのインスタント・メッセージング・データ処理システムであって、
   メッセージング・セッションをサポートするように構成されたメッセンジャーと、
   ビジネス・オブジェクト統合論理であって、
   前記メッセージング・セッションのメッセージ・テキスト中にビジネス・オブジェクトを指す語が含まれていることに応じて、前記メッセンジャーの前記メッセージング・セッション内から抽出されて受信された前記ビジネス・オブジェクトに関する動作に基づいて、コンテキスト・メニュー内に当該ビジネス・オブジェクトに関する動作をユーザに提示することと、前記動作に対するジャスティフィケーションとして、前記メッセージ・テキストのコピーをバックエンド・ビジネス・コンポーネントに送付することと
   をできるようにするプログラム・コードを含む、前記ビジネス・オブジェクト統合論理と
   を含む、前記システム。
10. 企業の手続きをシミュレートするビジネス・オブジェクトのメッセージング統合のためのインスタント・メッセージング・データ処理システムであって、
    メッセージング・セッションをサポートするように構成されたメッセンジャーと、
    ビジネス・オブジェクト統合論理であって、
    前記メッセージング・セッションのメッセージ・テキスト中にビジネス・オブジェクトを指す語が含まれていることに応じて、前記メッセンジャーの前記メッセージング・セッション内から抽出されて受信された前記ビジネス・オブジェクトに関する動作に基づいて、コンテキスト・メニュー内に当該ビジネス・オブジェクトに関する動作をユーザに提示することと、前記メッセージ・テキスト内において、前記ビジネス・オブジェクトを指す語の代名詞を特定することと、前記メッセージ・テキスト内において、前記特定された代名詞を視覚的に区別することと
    をできるようにするプログラム・コードを含む、前記ビジネス・オブジェクト統合論理と
    を含む、前記システム。
11. 企業の手続きをシミュレートするビジネス・オブジェクトのメッセージング統合のためのインスタント・メッセージング・データ処理システムであって、
    メッセージング・セッションをサポートするように構成されたインスタント・メッセンジャーと、
    ビジネス・オブジェクト統合論理であって、
    前記メッセージング・セッションのメッセージ・テキスト中にビジネス・オブジェクトを指す語が含まれていることに応じて、前記メッセンジャーの前記メッセージング・セッション内から抽出されて受信された前記ビジネス・オブジェクトに関する動作に基づいて、コンテキスト・メニュー内に当該ビジネス・オブジェクトに関する動作をユーザに提示することと、前記メッセージ・テキスト内のキーワードと前記ビジネス・オブジェクトを指す語についてのタグで、前記メッセージング・セッションに索引付けをすることと
    をできるようにするプログラム・コードを含む、前記ビジネス・オブジェクト統合論理と
    を含む、前記システム。
12. 前記メッセンジャーはインスタント・メッセンジャーであり、
    前記メッセージ・テキストはチャット・テキストであり、
    前記メッセージング・セッションはチャット・セッションである、
    請求項９〜１１のいずれか一項に記載のシステム。
13. 前記メッセンジャーはｅメール・メッセンジャーであり、
    前記メッセージ・テキストはｅメール・テキストであり、
    前記メッセージング・セッションはｅメール・セッションである、
    請求項９〜１１のいずれか一項に記載のシステム。
14. 前記メッセンジャーはディスカッション・フォーラム環境であり、
    前記メッセージ・テキストはディスカッション・フォーラム・テキストであり、
    前記メッセージング・セッションはスレッド型ディスカッション・フォーラムである、
    請求項９〜１１のいずれか一項に記載のシステム。
15. 前記メッセンジャーは共有文書ライブラリ環境であり、
    前記メッセージ・テキストは共有文書であり、
    前記メッセージング・セッションは共有文書ライブラリである、
    請求項９〜１１のいずれか一項に記載のシステム。
16. 前記プログラム・コードは、
    前記メッセージ・テキスト内において、前記ビジネス・オブジェクトを指す語の代名詞に関連する動詞を特定することと、
    前記メッセージング・セッション内において、前記ビジネス・オブジェクトについてのコンテキスト・メニューを、前記特定された動詞に応じて前記コンテキスト・メニューの項目が限定された状態で提供することと
    をさらにできるようにする、請求項９〜１５のいずれか一項に記載のシステム。
17. 企業の手続きをシミュレートするビジネス・オブジェクトのメッセージング統合のコンピュータ・プログラムであって、インスタント・メッセージング・データ処理システムに、請求項１〜８のいずれか一項に記載の方法の各ステップを実行させる、前記コンピュータ・プログラム。

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