JP5279526B2 - 保護具 - Google Patents

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Description

本発明は、作業者の肩を保護する保護具に関し、特に、荷重から作業者の肩を保護する保護具に関する。
従来、作業者の肩を保護するための保護具として、工事現場などで使用されている肩当てがあった。この肩当ては、鋼条や鋼管等の重量物を肩に担ぐことで、重量物の荷重が肩にかかって作業者の肩に重量物が食い込むことを防止するものである。具体的には、この肩当ては、作業者の肩を被い、弾性変形する材質により製作されたパッド部と、パット部を肩に装着するための装着具とから構成され、作業者の肩に装着して重量物を担ぐと、重量物の荷重を受けてパット部が弾性変形するため、作業者の肩に重量物が食い込むことを防止できるようになっている(特許文献1参照)。
特開2004−91951号公報
この肩当ては、重量物の荷重が上方からかかる作業には有効であるが、そうでない作業は不向きである。例えば、一般的な作業ではないかもしれないが、水力発電所の取水口における塵芥除去作業がそうである。水力発電所(水路式やダム水路式)は、発電に利用する河川水を取水するために、河川や池、湖沼、ダムなどから河川水を発電所まで引き込む水路と、その河川水を発電所内に取水する取水口とを備えており、その取水口の入り口には、上流より漂着した流木や枝葉等の河川塵芥の流入を防ぐために、櫛状のスクリーンが備えられているが、このスクリーンに河川塵芥が溜まると、河川塵芥を熊手などの作業用具を使用して掻き揚げる塵芥除去作業を行わなければならない。
この塵芥除去作業は、具体的には、作業者が取水口の略真上から作業用具を肩若しくは胸に当てて、スクリーンに溜まった河川塵芥などの塵芥を掻き揚げる作業である。よって、この塵芥除去作業は、作業者が前屈みの状態で作業を行えば、肩に作業用具が当たるが、(小さく)前傾姿勢の状態で作業を行えば、胸に作業用具が当たる。すなわち、この塵芥除去作業は、作業者の姿勢により、作業者に当たる部位が異なるものである。しかし、上記従来の肩当ては、肩だけを保護できる保護具であり、胸を保護することはできない。
また、スクリーンに溜まった塵芥を掻き揚げるときに、作業用具の一部が河川水などの液状物質に浸かる場合がある。このときは、塵芥を掻き揚げるとともに、液状物質に浸かった部分が液状物質を付着したままの作業用具が引き上げられるため、液状物質が付着した作業用具の部分が肩や胸に当たると、液状物質が作業服に付着して、濡れたり、汚れたりする。また、肩当てを装着していたとしても、肩当ての表面を伝って肩当てから垂れることで、作業服や作業靴に付着して、濡れたり、汚れたりすることが考えられる。
よって、本発明は、かかる事情に鑑み、作業者の肩及び胸にかかるいずれの荷重からも肩及び胸を保護することができ、且つ、肩及び胸に液状物質が付着することを防止し、その液状物質を捕集することができる保護具を提供することを課題とする。
本発明に係る保護具は、作業者の肩を被う保護具本体と、保護具本体を作業者に装着する装着手段とを備える保護具において、保護具本体は、肩から胸にまで延設されている保護板と保護板に付着する液状物質を捕集可能な捕集手段を備え、保護板は、保護板に当てた作業用具が作業者の肩若しくは胸に食い込むことがない硬質な材料からなることを特徴とする。
かかる構成によれば、作業者は、保護具を装着することで、保護具本体に被われた肩から胸までにかかる作業用具や作業対象物(以下、総称して「作業用具等」という)の荷重から肩と胸を保護することができる。また、肩や胸に当てる作業用具等に液状物質が付着していたとしても、保護具本体の捕集手段によって、その付着した液状物質を捕集することができる。具体的には、保護具本体に付着した液状物質は、捕集手段に集められ、保護具本体から作業者の作業服や作業靴に垂れることで、濡れたり、汚れたりすることを防止できる。
また、本発明に係る捕集手段は、液状物質を吸収可能な吸収部材を保護具本体の少なくとも一部の縁に備えることができる。かかる構成によれば、捕集手段を保護具本体の少なくとも一部の縁に備えることで、作業用具等を肩から胸に当てることを制限されることなく、作業用具等に付着した液状物質も保護具本体の一部の縁に捕集することができる。また、吸収部材は、保護具本体の縁に集められた液状物質を吸収することができ、作業者の動きによって、保護具本体が揺さぶられても、液状物質が飛散することを防止することができる。
また、そのような場合、吸収部材が配される保護具本体の少なくとも一部の縁は、吸収部材を着脱自在に保持するための保持部を備えることができる。かかる構成によれば、保持部が備えられた縁に吸収部材を着脱自在に取り付けることができる。
また、そのような場合、保護具本体の形状が幅方向に略線対称であることができる。かかる構成によれば、作業者の右肩及び左肩のいずれにも装着することができ、作業者が作業用具等を当てる方の肩に合わせて装着することができる。
以上の如く、本発明に係る保護具によれば、作業者の肩及び胸にかかるいずれの荷重からも肩及び胸を保護することができ、且つ、肩及び胸に液状物質が付着することを防止し、その液状物質を捕集することができるという優れた効果を奏する。
本発明の第一実施形態に係る保護具1を作業者Wが装着した状態の正面図を示す。 同実施形態に係る保護具1を作業者Wが装着した状態の背面図を示す。 同実施形態に係る保護具本体2の断面図であって、(a)は、図1及び図2のa−a線断面図、(b)は、(a)のa部拡大図、及び、(c)は、図1のb−b線断面図、を示す。 同実施形態に係る保護具1を作業者Wが装着し、さらに、熊手Tの柄を肩に当てた状態の側面図を示す。 同実施形態に係る保護具1を作業者Wが装着し、さらに、熊手Tの柄を胸に当てた状態の側面図を示す。 本発明の第二実施形態に係る保護具本体2aの断面図であって、(a)は、図1及び図2のa−a線断面図、(b)は、(a)のa部拡大図、及び、(c)は、図1のb−b線断面図、を示す。
以下、第一実施形態に係る保護具1について、図1〜図5を参酌しつつ、説明する。なお、第一実施形態においては、水路式やダム水路式の水力発電所で、取水口に設けられている防塵用のスクリーンに溜まった河川塵芥を除去する塵芥除去作業を例に説明する。
<第一実施形態>
まず、第一実施形態に係る保護具1の構成について、説明する。保護具1は、作業者Wの肩から胸までを被う合成樹脂やポリウレタン、プラスチック製の保護具本体2と、保護具本体2を作業者Wの肩及び胸に装着する装着手段3とを備えている。
保護具本体2は、肩から胸まで沿うように湾曲した平板状部材である保護板4と、保護板4の肩と接する部分の縁に設けられた窪み5と、保護板4の裏面に貼付された緩衝材6と、保護板4の表面に設けられた突起7と、保護具本体2に付着する河川水を捕集可能な捕集手段とを備えている。
保護板4は、平板状部材であって、作業者Wの肩に沿って円弧状に曲げられた形状をしており、肩から胸にまで延設されている。そして、保護板4は、肩から胸に向かって、幅が狭くなるようになっている。すなわち、作業者Wが保護具1を肩に装着した状態で正面から見ると、下方を短辺とする略逆台形状をしている。なお、肩から胸に向かうほど幅を狭くしているのは、熊手Tの柄があまり接触しない部分であるためである。
また、保護板4の形状は、幅方向に略線対称であり、具体的には、作業者Wが保護具1を装着した状態で、左右対称となるようになっている。これによって、例えば、保護具1は、例えば、作業者Wの利き手に合わせて、装着する肩を変えることができ、且つ、右肩及び左肩のいずれに装着するにおいても、肩から胸までの被う範囲は同じにすることができる。以下、保護具1を作業者Wの右肩に装着する例として、説明する。
ここで、保護板4は、肩に沿って円弧状に曲げられているが、作業者Wの背中には回り込まないようになっている。これは、作業者Wの体形に制約されずに保護具1を装着することができるようにするためである。具体的には、胸板が厚い作業者Wであっても、薄い作業者Wであっても、保護板4は、胸板の厚さに関係なく装着することができるからである。
また、保護板4は、硬質な材料でできており、熊手Tの柄を当てても、熊手Tが掻き揚げる河川塵芥の荷重によって、変形することがなく、作業者Wの肩若しくは胸に熊手Tの柄が食い込むこともない。そして、保護具本体2にかかる河川塵芥の荷重は、保護板4の全体に分散させられるため、肩若しくは胸にかかる作業者Wの負担は、軽減される。
また、保護板4は、表面が滑らかな、滑りやすい材質で製作されており、熊手Tを保護板4を滑らせながら河川塵芥を掻き揚げることができ、塵芥除去作業を容易にすることができる。これは、従来、作業服に直接、熊手Tを当てていたことから比較すると、作業服の摩擦による抵抗を受けずにすむためである。
また、保護板4は、少なくとも表面に撥水性を有しており、熊手Tの柄を介して河川水が付着しても、内側に染み込まないようになっている。これによって、保護具本体2で被われた作業服、肩、若しくは、胸に河川水が染み込むことで付着することを防止できる。
窪み5は、保護板4の首に当たる縁を略半円形に切り抜かれたものである。これによって、窪み5に首を当てることで、保護具本体2を体の内側に寄せることができる。
緩衝材6は、作業者Wの肩及び胸が接触する保護板4の裏面に貼付している。よって、保護具本体2の一方の面にかかった河川塵芥の荷重が緩衝材6にて吸収することができ、作業者Wの肩若しくは胸にかかる負担を軽減することができる。
突起7は、保護板4の略長手方向に、具体的には、保護具1の装着時において、略上下方向に連続して複数備えられている。これは、熊手Tの柄を保護具本体2に当てるときに、熊手Tの柄が横滑りすることを防止するためのものである。第一実施形態の突起7は、3本備えている。そして、第一実施形態の突起7は、保護板4と一体的に形成されている。
捕集手段は、保護具本体2の表面に付着した河川水を吸収可能な吸収部材8と、保護板4の少なくとも一部の縁に設けられる保持部とを備えている。具体的には、保持部は、4つの縁に設けられており、保護板4を作業者Wに装着した状態で正面から見て、下側の縁(保持部9)と、右側の縁(保持部10)と、左側の縁(保持部11)と、上側の縁(保持部12)とを備える。以下、保護具本体2に対して右側及び左側とは、作業者Wが保護具1を装着した状態で正面から見たときの方向とする。
吸収部材8は、保持部9の長さに略相当する円柱形の吸水性のスポンジである。
保持部9、10、11、12は、保護板4の縁に設けられている。そして、保持部9、10、11、12の形状は、図3に示すように、断面が略半円弧状の形状をしている。ここで、保持部9は、吸収部材8を着脱自在に装着することができる。具体的には、保持部9は、吸収部材8の断面形状より若干小さい断面形状をしており、吸収部材8を圧縮して挿入することで、取り付けることができる。また、保持部9は、吸収部材8を固定しておらず、外側から引っ張ることで、取り外すこともできる。よって、保持部9は、吸収部材8の吸収許容量を超えると、吸収部材8を取り外して、乾燥若しくは圧縮して、吸収した河川水を排出することができる。そして、吸収許容量が回復した吸収部材8を保持部9に取り付けることで、何度も使用することができる。
また、保持部10、11、12は、吸収部材8を取り付けていない(但し、保持部10、11、12の一部あるいは全部に吸収部材8を取り付けるようにすることもできる)が、保護具本体2に付着した河川水が保護具本体2を伝って保持部9を備えた縁以外の縁から垂れ落ちないように設けたものでもある。
装着手段3は、保護具本体2の上端及び下端に備えた接続金具13、13、14、14と、その上端の接続金具13とその下端の接続金具14とをつなぐ長さの異なる2本の接続紐15、16とを備えている。短い接続紐15は、一端を左側の接続金具13に接続し、他端を右腕の腋の下を通して、左側の接続金具14に接続する。また、長い接続紐16は、一端を右側の接続金具13に接続し、背中を通して、左腕の腋の下を通し、右側の接続金具14に接続する。ここで、接続紐15、16の長さが異なるのは、接続紐を通す経路が異なるためである。
第一実施形態に係る保護具1の構成は以上の通りであり、次に、第一実施形態に係る保護具1の使用方法について説明する。
まず、保護具1の装着方法について、具体的には、作業者Wの右肩及び右胸に装着する方法について、図1〜5を参酌しつつ、説明する。まず、図2に示す、左側の接続金具13に接続紐15を、右側の接続金具13に接続紐16を接続する。そして、図1に示す、窪み5に首を当たるように保護具本体2を右肩及び右胸に合わせる。次に、接続紐15を右腕の腋の下を通して、図1に示す、左側の接続金具14に接続する。また、接続紐16を背中を通して、左腕の腋の下を通し、図1に示す、右側の接続金具14に接続する。これで、保護具1の装着は完了である。次に、保護具1を使用した塵芥除去作業について、説明する。
まず、塵芥除去作業に使用する熊手Tについて説明する。熊手Tは、河川塵芥を引っ掛けて、掻き揚げるための複数の爪を有しており、爪の一端を束ねて柄の先端に取り付けたものである。そして、それぞれの爪は、先端が直角に曲がっており、この部分で河川塵芥を引っ掛けて、掻き揚げる部分である。柄は、爪が取水口のスクリーンに届く程度の長さのものを使用する。
次に、塵芥除去作業について、説明する。塵芥除去作業は、まず、取水口のスクリーンに河川塵芥が溜まっているところに、熊手Tを下ろして、熊手Tの爪に河川塵芥を引っ掛ける。そして、保護具1で熊手Tの柄を支えながら、熊手Tの柄を滑らしながら、掻き揚げる。よって、作業者が前屈みの状態で作業を行えば、図4に示すように、肩に作業用具が当たるが、(小さく)前傾姿勢の状態で作業を行えば、図5に示すように、胸に作業用具が当たり、熊手Tで掻き揚げている河川塵芥の重量が保護具1を介して肩若しくは胸にかかることになる。しかし、保護具1により、肩若しくは胸に熊手Tの柄が食い込むことはなく、河川塵芥の荷重が保護具1の全体に分散されるため、作業者Wの負担が従来と比べて軽減される。
また、取水口に設けられているスクリーンは、取水口の全体に渡って櫛状に取り付けられるものであるため、河川塵芥が底の方に溜まっておれば、熊手Tを底の方まで降ろして作業する。熊手Tの柄の一部を水面に浸けるため、河川水に浸かった熊手Tの柄の部分は、河川水が付着した状態で、熊手Tを掻き上げることになる。よって、保護具1には、河川水が付着した熊手Tの柄を当てることになり、保護具本体2に河川水が付着する。
しかし、保護具本体2は、保護板4が撥水性を有しているため、河川水を弾くため、河川水が保護板4に染み込んで、作業服や肩、胸などが濡れたり、汚れたりすることはない。また、保護具本体2に付着した河川水は、保護具本体2を伝って、保護具本体2の縁に設けられた保持部9、10、11、12に捕集される。このとき、保持部10、11、12に伝った河川水は、保持部10、11、12内を伝って、保持部9に挿入された吸収部材8まで伝っていく。そして、直接、保持部9に伝った河川水と共に、吸収部材8に吸収される。よって、保護具1は、作業者Wの動きに対して、保持部9、10、11、12に伝った河川水を飛散させることなく、捕集することができる。よって、作業者Wは、保護具本体2に付着した河川水によって、作業服や作業靴が濡れたり、汚れたりすることはない。
また、何度も塵芥除去作業を繰り返して、吸収部材8が大量の河川水を吸収することによって、吸収許容量を超えても、吸収部材8を取り換えることができ、圧縮することなどで吸収した河川水を吸収部材8から抜くことで、吸収許容量を回復させることができる。そして、その回復させた吸収部材8は、再び、保持部9に取り付けることができる。よって、長時間に及ぶ塵芥除去作業においても、充分使用できる。
従って、第一実施形態に係る保護具1は、塵芥除去作業において、河川塵芥の荷重が熊手Tの柄を介して、保護具1にかかっても、肩及び胸に係る河川塵芥の荷重は、保護具本体2の全体に分散されるため、作業者Wに対する負担を低減することができる。さらに、塵芥除去作業において、河川水などが熊手Tの柄を介して、保護具1に付着しても、保護具1の縁に設けられた保持部9、10、11、12と吸収部材8とで捕集することにより、保護具本体2から河川水が垂れることで、作業服や作業靴が濡れたり、汚れたりすることはない。第一実施形態についての説明は、以上である。
次に、第二実施形態に係る保護具1bについて、図6を参酌しつつ、説明する。なお、第二実施形態に係る保護具1bは、第一実施形態に係る保護具1の捕集手段を変更したものであるため、捕集手段について、主に説明し、第一実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して、説明を省略する。
<第二実施形態>
まず、捕集手段は、第一実施形態と同様に、吸収部材8aと、保持部9a、10a、11a、12aとを備えている。そして、吸収部材8aは、保持部9a、10a、11aの長さを合わせた長さに略相当する角柱形の吸水性のスポンジである。
保持部9a、10a、11a、12aは、保護板4の縁に設けられている。そして、保持部9a、10a、11a、12aは、図6に示すように、断面が略コの字状の形状をしている。そして、保持部9a、10a、11aは、吸収部材8aを着脱自在に装着することができる。具体的には、保持部9a、10a、11aは、吸収部材8aの断面形状より若干小さい断面形状をしており、吸収部材8aを圧縮して挿入することで、取り付けることができる。また、保持部9a、10a、11aは、吸収部材8aを固定しておらず、外側から引っ張ることで、取り外すこともできる。よって、保持部9a、10a、11aは、吸収部材8aの吸収許容量を超えると、吸収部材8aを取り外して、乾燥若しくは圧縮して、吸収した河川水を排出することができる。そして、吸収許容量が回復した吸収部材8aを保持部9a、10a、11aに再び取り付けることで、何度も使用することができる。
これにより、塵芥除去作業において想定される保護具本体2に付着する河川水の量に合わせて、吸収部材8aと保持部9a、10a、11aの形状を設計することで、吸収部材8aの取り替える頻度を減らすことができる。第二実施形態の説明は、以上である。
なお、本発明に係る保護具は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施形態に係る吸収部材について、取り付ける保持部の長さを合わせた長さとする例について説明したが、これに限定されるものではなく、取り付ける各保持部の長さにあった複数の吸収部材であってもよく、また、保護具本体の縁の形状に加工された略コの字形の吸収部材であってもよい。
また、上記実施形態に係る捕集手段は、吸収部材を保持部に着脱自在に取り付けたものであったが、これに限定されるものではなく、接着剤等で保持部若しくは保護具本体の縁直接に固定するものであってもよい。
また、上記実施形態に係る保持部においては、円弧状やコの字形をしていたが、これに限定されるものではなく、L字状の形状で吸収部材を保持するための突起が複数取り付けられたものであってもよい。
また、上記実施形態に係る吸収部材においては、スポンジであったが、これに限定されるものではなく、吸水性を有する布や綿、紙などであってもよい。
また、上記実施形態に係る保護具本体の突起7においては、上下方向に3本としたが、これに限定されるものではなく、外接する部材が横滑りしなければよく、何本であってもよい。また、保護具本体に突起7を設ける例について説明したが、これに限定されるものではなく、突起の代わりに溝を設けるものであってもよい。
また、上記実施形態に係る保護板4は、表面を滑りやすい材質としたが、これに限定されるものではなく、保護板4の表面にローラーを多数取り付けて、このローラーの上に熊手Tの柄を滑らせるようにしてもよい。
また、上記実施形態に係る接続紐15、16においては、異なる長さの紐としたが、これに限定されるものではなく、接続紐16の長さと同じ2本の接続紐として、一方の接続紐を弛ませた状態にしてもよい。また、接続紐15、16は、ゴムのような伸縮自在な紐であってもよい。
また、上記実施形態に係る装着手段3においては、特に限定されるものではなく、マジックテープ、フック、サスペンダー金具やクリップであってもよい。また、一方を接着して、他方、特に下方のみを着脱自在とするものであってもよい。
また、上記実施形態に係る保護具を用いる塵芥除去作業について、水路式やダム水路式の水力発電所におけるスクリーンに溜まった河川塵芥を例として説明したが、これに限定されるものではなく、河川水を利用する施設、具体的には、水力・火力・原子力等の発電所、浄水場、雨水ポンプ場において、取水口に設けられた河川塵芥の流入を防止する装置、機械、及び、器具に溜まった河川塵芥を除去する塵芥除去作業や、海水を利用する施設、具体的には、水力・火力・原子力等の発電所において、取水口に設けられた海洋浮遊物や海洋生物等の海洋塵芥の流入を防止する装置、機械、及び、器具に溜まった海洋塵芥を除去する塵芥除去作業を含むものであってもよい。
また、上記実施形態に係る塵芥除去作業にて保護具に付着した液状物質について、河川水を例として説明したが、これに限定されるものではなく、河川水、海水、泥、ヘドロ、及び、藻などであってもよい。
1、1a…保護具、2…保護具本体、3…装着手段、4…保護板、5…窪み、6…緩衝材、7…突起、8、8a…吸収部材、9、9a…(下側の縁の)保持部、10、10a…(右側の縁の)保持部、11、11a…(左側の縁の)保持部、12、12a…(上側の縁の)保持部、13…(上端の)接続金具、14…(下端の)接続金具、15…(短い)接続紐、16…(長い)接続紐、T…熊手、W…作業者

Claims (4)

  1. 作業者の肩を被う保護具本体と、保護具本体を作業者に装着する装着手段とを備える保護具において、
    保護具本体は、肩から胸にまで延設されている保護板と保護板に付着する液状物質を捕集可能な捕集手段を備え
    保護板は、保護板に当てた作業用具が作業者の肩若しくは胸に食い込むことがない硬質な材料からなることを特徴とする保護具。
  2. 捕集手段は、液状物質を吸収可能な吸収部材を保護具本体の少なくとも一部の縁に備える請求項1に記載の保護具。
  3. 吸収部材が配される保護具本体の少なくとも一部の縁は、吸収部材を着脱自在に保持するための保持部を備える請求項2に記載の保護具。
  4. 保護具本体の形状が幅方向に略線対称である請求項1〜3のいずれか1項に記載の保護具。
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