JP5271866B2 - 風力発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、風力発電装置に関する。
近年、地球環境に対する関心が高まってきており、クリーンエネルギーを利用して化石燃料に依存しない発電装置が注目されている。このような発電装置の1つとして、風力発電装置が知られている。風力発電装置は、風力を受けて回転する風車と、風車の回転を電気に変換する発電機等を備えている。
一般に、風速は季節や時間帯によって変動する。風力発電装置は、風速変動に応じて出力が変動する。風力発電装置の出力変動を低減する技術として、特許文献1に開示されている技術が挙げられる。特許文献1では、発電機から出力される電力を二次電池に蓄電し、発電機の出力変動を二次電池の充放電に吸収させている。
風力発電装置は、陸上のみならず海上や湖上等の水上に設置されることがある。水上設置は陸上設置と比較して、設置面積を確保することが容易になる点、遮蔽物による風向変化が少ない点、遮蔽物による風力低下が少ない点等で有利である。水上設置される風力発電装置として、特許文献2に開示されているものが挙げられる。
特許文献2の風車装置において、洋上に浮設された浮体上に支柱が立設されており、支柱の上部に風車や発電機を備えたナセルが取付けられている。浮体の底部に設けられた推進器により浮体の制御が可能になっており、風車が風と対面するように風車装置の姿勢が制御される。
特開2003−333752号公報 特開2005−264865号公報
特許文献2の技術によれば、風向に合わせて風車の向きを制御可能であるので、風向変化に対応させて効率よく発電することや、出力が過剰である場合に効率を低下させて出力変動を抑制すること等ができる。しかしながら、風力が低下したときに出力低下を避けることは難しく、出力変動の低減効果に限界がある。
そこで、特許文献2の技術に特許文献1の技術を適用し、出力変動を低減することが考えられる。しかしながら、地上配置される風力発電装置に併設される二次電池は、通常、風力発電装置の筺体と独立した建屋に収容するものであったため、特許文献1の技術を特許文献2にそのまま適用することは容易でなかった。
本発明は、前記事情に鑑み成されたものであって、出力変動を低減可能であるとともに低コスト化が可能である浮体型の風力発電装置を提供することを目的の1つとする。
本発明では、前記目的を達成するために以下の手段を採用している。
本発明の風力発電装置は、水上に浮設される風力発電装置であって、浮体を含んだ中空の構造物と、前記構造物に取付けられた風車と、前記構造物に取付けられて前記風車が受けた風力により発電する発電機と、前記構造物の内部に収容されて風力発電装置の喫水線よりも下方に配置された二次電池と、前記構造物の内部に収容されており前記発電機により発電された電力を外部出力するとともに外部出力される電力の変動を抑制するように前記二次電池を充放電制御する制御装置と、を備えていることを特徴とする。
このようにすれば、風車が受けた風力により発電機が発電し、得られた電力が制御装置により外部出力される。制御装置が二次電池を充放電制御することにより、外部出力される電力の変動が抑制される。二次電池が構造物の内部に収容されているので、二次電池を収容するための建屋を前記構造物と独立して設ける必要がなくなり、風力発電装置を低コストにすることができる。二次電池が喫水線よりも下方に配置されているので、二次電池の重みにより風力発電装置の姿勢を安定させることが可能になる。したがって、風力発電装置の重量バランスを取るための重量物を減らすことや無くすことができ、風力発電装置を低コストにすることができる。二次電池が喫水線よりも下方に配置されているので、充放電に伴う二次電池の熱を水中に逃がすことができる。したがって、二次電池の冷却装置を簡略化あるいは省略することができ、風力発電装置を低コストにすることができる。
本発明に係る風力発電装置は、代表的な態様として以下のような態様をとりえる。
前記風車が水平方向を向くように前記構造物のトリムが調整されており、前記トリムが前記二次電池の配置により調整されるとよい。
風車が水平方向を向くように構造物のトリムが調整されていれば、風車が風力を効率よく受けるようになり、効率よく発電することが可能になる。二次電池の配置によりトリムが調整されるので、トリム調整のために必要であった重量物の一部若しくは全部を二次電池で代用することができる。したがって、トリム調整のための重量物を減らすことや無くすことができ、風力発電装置を低コストにすることができる。
前記構造物が浮設される水域における波浪スペクトルのピーク周期から該構造物の動揺周期がずれるようにメタセンター高さが調整されており、前記メタセンター高さが前記二次電池の配置により調整されるとよい。
波浪スペクトルのピーク周期から構造物の動揺周期がずれるようにメタセンター高さ(GM)が調整されていれば、構造物が波浪から受ける動揺により共振することが回避される。メタセンター高さが二次電池の配置により調整されるので、メタセンター高さを調整するための重量物を減らすことや無くすことができ、風力発電装置を低コストにすることができる。
前記構造物の外面の少なくとも前記喫水線よりも下方に凹凸部が設けられているとよい。
喫水線よりも下方に例えばフィン等の凹凸部が設けられていれば、構造物が水と接触する接触面積が広くなり、構造物の内部を効率よく冷却することができる。したがって、二次電池の冷却装置を簡略化あるいは省略することができ、風力発電装置を低コストにすることができる。
前記二次電池は、前記構造物の内面に当接して配置されているとよい。
このようにすれば、二次電池の熱が構造物の内面に伝わりやすくなり、水中に放熱されやすくなる。したがって、二次電池の冷却装置を簡略化あるいは省略することができ、風力発電装置を低コストにすることができる。
前記二次電池がリチウムイオン二次電池であるとよい。
このようにすれば、二次電池として鉛蓄電池やナトリウム硫黄電池を採用する場合と比較して二次電池を小型化することができ、二次電池を構造物の内部に収容することが容易になる。
本発明の風力発電装置によれば、制御装置が二次電池を充放電制御するので、出力変動の少ない電力が得られる。二次電池が構造物の内部に収容されているので、風力発電装置を低コストにすることができる。二次電池が喫水線よりも下方に配置されているので、二次電池の重みにより風力発電装置の姿勢を安定化することや二次電池を冷却する機構を簡略化あるいは省略することができ、風力発電装置を低コストにすることができる。
第1実施形態の風力発電装置1の概略構成を示す模式図である。 風力発電装置1における発電系を示す説明図である。 風力発電装置1のバランスを示す説明図である。 第2実施形態の風力発電装置3の概略構成を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。説明に用いる図面において、特徴的な部分を分かりやすく示すために、図面中の構造の寸法や縮尺を実際の構造に対して異ならせている場合がある。実施形態において同様の構成要素については、同じ符号を付して図示し、その詳細な説明を省略する場合がある。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の風力発電装置1の概略構成を示す模式図、図2は風力発電装置1における発電システムを示すブロック図である。
風力発電装置1は、海や湖等の水域Sに浮設されて運転される。図1、2に示すように風力発電装置1は、構造体(構造物)10、ナセル12、風車13、発電機14、制御装置15および二次電池16を備える。構造体10は、浮体10aとベース10bとタワー10cを備える。ベース10bは、浮体10aの上に取り付けられており、浮体10aの浮力により海面付近に位置するようになっている。タワー10cは、ベース10bの上に立設されている。
タワー10cの上部に、ナセル12が取付けられている。風車13は、ナセル12に連結されており、発電機14はナセル12の内部に収容されている。発電機14は、ケーブル170により制御装置15と電気的に接続されている。制御装置15は、ケーブル171により二次電池16と電気的に接続されている。以下、風力発電装置1の構成要素について詳しく説明する。
浮体10aは、中空構造のものであり、ベース10bに喫水線11が位置するように体積等が設計されている。浮体10aの内部、すなわち、喫水線11の下方における構造体10の内部には二次電池16が収容されている。本実施形態の二次電池16は、浮体10aの底面に当接して配置されている。二次電池16として、複数の二次電池ユニット16a〜16cが配置されている。二次電池ユニット16a〜16cの各々の配置を調整することにより、二次電池16の全体としての重心位置が調整されている。
二次電池ユニット16a〜16cは、例えばリチウムイオン二次電池や鉛蓄電池、ナトリウム硫黄電池等の適宜選択される二次電池により構成される。本実施形態の二次電池ユニット16a〜16cは、いずれもリチウムイオン二次電池により構成されている。
なお、二次電池16は、単一の二次電池ユニットであってもよい。図1には説明の便宜上、3つの二次電池ユニットを図示しているが、二次電池ユニットの数については適宜偏光可能である。二次電池ユニットの配置位置については上述の例に限定されない。例えば、二次電池ユニットが、浮体10aの側面の内面側に当接して配置されていてもよい。
タワー10cは、ベース10bの上に立設されており、外形が柱状の中空構造のものである。ここでは、タワー10cの内部に制御装置15が収容されている。制御装置15は、ベース10bの上に載置されていてもよいし、浮体10a内に収容されていてもよい。
ナセル12は、タワー10cに固定されている。ナセル12の水平方向の取付け角は、例えば風車13が効率よく風力を受ける方向を向くように設定される。風車13が効率よく風力を受ける方向は、例えばナセル12に取り付けられた風向計により検出された方向でもよいし、風力発電装置1が設置される水域における風況(風向や風力)の統計値等に基づいて算出される方向でもよい。なお、風向に応じて風車13が風に対面するように、ナセル12がタワー10cの周方向に回転可能な状態で取付けられていてもよい。
風車13は、風力を受ける翼部130と、翼部130を支持するボス131と、ボス131に接続された連結部132を備える。ボス131は、タワー10cの上部からタワー10cの側方(ここでは水平方向)に向かって張り出して設けられている。連結部132は、ナセル12の内部に収容された発電機14と接続されている。翼部130が風Wを受けるとボス131が回転し、ボス131のトルクQが連結部132を介して発電機14に伝達される。
発電機14は、トルクQを電力に変換するものである。発電機14は、例えば連結部132と連結された回転子と、回転子を包囲して設けられた固定子とを備える。回転子がトルクQにより回転することにより、発電電力Pとして交流電力が生じる。発電電力Pは、ケーブル170を介して制御装置15に伝達される。
制御装置15は、風力発電装置1の外部の電力伝送系2に出力電力Pとして交流電力を出力する。制御装置15は、ケーブル171を介して二次電池16と接続されている。制御装置15は、出力電力Pの変動を抑制するように二次電池16を充放電制御する。
本実施形態の制御装置15は、出力部150、変換器151、充放電器152および逆変換器153を備える。出力部150は、発電電力Pを監視しており、発電電力Pが基準値を超える場合に、基準値と同程度の電力を電力伝送系2に出力するとともに、基準値を超えた交流電力を変換器151に出力する。基準値は、例えば、風力発電装置1が浮設される水域における風向や風力の統計値等から算出される設計上の出力電力の時間平均値等である。出力部150は、発電電力Pが基準値未満である場合に、逆変換器153から出力される交流電力を発電電力Pと合わせて、電力伝送系2に出力する。
変換器151は、出力部150から出力された交流電力を直流電力に変換し、充放電器152に出力する。充放電器152は、変換器151から出力された直流電力を二次電池16へ充電するように制御する。また、充放電器152は、発電電力Pが基準値以下である場合に二次電池16から放電するように制御し、二次電池16からの直流電力を逆変換器153に出力する。逆変換器153は、充放電器152から出力された直流電力を交流電力に変換して、出力部150に出力する。
次に、図3を参照しつつ本実施形態の二次電池16の配置について説明する。図3は、風力発電装置1に働く力を示す説明図である。以下、風力発電装置1の全体としての重心Gの位置が、ベース10bを水平にしたときの浮心Bに対して鉛直方向(例えば中心線C上)から水平方向にずれて、仮想的な重心Gの位置になる場合を考える。重心G0の位置が重心Gの位置へずれる一因としては、喫水線11より上方に配置される構成要素の全体である水上構造物1Aの重心Gが、中心線C上からずれることが挙げられる。重心Gが中心線C上からずれる具体的な要因としては、風車13がタワー10cから張り出して設けられることや、風に対する強度を確保する観点で、タワー10cが風上に向かって傾くように設けられること等が挙げられる。
風力発電装置の重心位置が中心線C上からずれていると、ベース10bは、水平方向の軸周りのモーメントMG1を受ける。ベース10bがモーメントMG1を受けると、通常は構造体が傾斜して浮心Bが浮心Bに移動し、モーメントMG1を打ち消すように浮力によるモーメントMが生じる位置で、風力発電装置がバランスする。すなわち、風車が取付けられた構造体が傾斜した状態でバランスし、風車が水平方向に対して俯角あるいは仰角を持つようになる。構造体が傾斜した状態でバランスすることを避けるために、通常はバラスト水を注入する手法や、重量バランスをとるための重量物を積載する手法がとられている。
本実施形態では、風力発電装置1の全体としての重心G0の位置が、浮心Bの鉛直方向に並ぶように、喫水線11よりも下方に配置される構成要素の全体である水中構造物1Bの重心Gの位置が調整されている。具体的には、二次電池16の重心Gの位置を浮心B0の鉛直方向から水平方向にずらすことにより、水中構造物1Bの重心Gの位置が調整されている。二次電池16に起因するモーメントMG5がモーメントMG1と相殺することにより、風力発電装置1は、浮力によるモーメントMが無くなる姿勢、すなわちベース10bが略水平になる姿勢でバランスする。
ところで、浮体10aの内部にて二次電池16を鉛直下方に配置するほど、メタセンター高さGMが増すので復原性が高くなり、動揺周期が短くなる。本実施形態では、構造体10の動揺周期が波浪スペクトルのピーク周期からずれるように、浮体10aに対する二次電池16の鉛直方向の位置を調整することにより風力発電装置1のメタセンター高さGMが設定されている。これにより、風力発電装置1が波浪から受ける動揺により共振することが回避される。なお、波浪スペクトルのピーク周期は、例えば、風力発電装置1が浮設される水域の海象データに統計的手法を用いること等により得られる。
以上のような構成の風力発電装置1にあっては、発電電力Pの余剰電力を利用して二次電池16へ充電することや、二次電池16の放電により発電電力Pの不足電力を補うことができる。これにより、風向や風力の変動による出力電力Pの変動を抑制することができる。また、二次電池16は、充放電に伴って発熱するが、二次電池16が喫水線11よりも下方に配置されているので、二次電池16の熱を水中に逃がすことができる。したがって、二次電池16の冷却装置を簡略化あるいは省略することができ、風力発電装置1を低コストにすることができる。
二次電池16が喫水線11よりも下方に配置されているので、二次電池16の重みにより風力発電装置1のトリムや復原性を調整することができる。したがって、風力発電装置1のバランスをとるためにバラスト水や重量物を用いる必要性が低くなり、風力発電装置1を低コストにすることができる。
二次電池16が浮体10aの内部に収容されているので、二次電池16の耐候性が確保されるとともに、二次電池16を収容する建屋を浮体10aと独立して設ける必要がなくなる。したがって、建屋の建築コスト等が不要になり、風力発電装置1を低コストにすることができる。また、二次電池16が浮体10aの内部に収容されているので、二次電池16を制御装置15と接近させて配置することが容易になる。これにより、二次電池16と制御装置15との間の配線長を短くすることが容易になる。一般に伝送損失は直流電力の方が交流電力も大きいが、直流電力が伝送される配線長を最小限度にすることができるので、伝送損失を最小限度にすることができる。
二次電池16としてリチウムイオン二次電池を採用しているので、二次電池としてリチウムイオン二次電池と同一の容量の鉛蓄電池を採用するよりも、二次電池16を例えば数分の一程度まで小型化することができる。また、二次電池としてNAS電池(ナトリウム硫黄二次電池)を採用するよりも、NAS電池の温度管理手段を省くことができ、結果的に二次電池16を例えば数分の一程度まで小型化することができる。二次電池16を小型化することができるので、二次電池16を収容するスペースを確保すること等が容易になる。
[第2実施形態]
次に、図3を参照しつつ第2実施形態の風力発電装置について説明する。図3は、第2実施形態の風力発電装置3の概略構成を示す模式図である。風力発電装置3において喫水線11よりも下方に、凹凸部としてのフィン31が設けられている。これにより、フィン31を含んだ浮体10aにおいて、外部の海水や水等との接触面積が大きくなり、浮体10aの内部の放熱が促進される。したがって、二次電池16の冷却装置を簡略化あるいは省略することができ、風力発電装置3を低コストにすることができる。
なお、本発明の技術範囲は前記実施形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲内で多様な変形が可能である。例えば、発電機14がタワー10cの内部に収容されていてもよい。風車13がナセル12により間接的にタワー10cに取付けられている構成の他に、風車13が直接的にタワー10cに取付けられている構成にしてもよい。トルクQを発電機14に伝達する伝達系としては、風車13および発電機14の配置に応じて適宜変更可能である。
水上構造物の重心位置の変化に追従するために、浮体10aに対する二次電池16の位置を可変に制御する位置制御装置が設けられていてもよい。これにより、風力発電装置1のトリムや復原性を動的に制御することができる。外部の水を浮体10aの内部に流通させた後に外部に排出する配管系が設けて、浮体10aの内部の冷却効果を高めてもよい。二次電池16の熱を浮体10aの内壁に放熱板等を介して伝達してもよい。
浮体10aに対する二次電池16の位置を可変に制御する位置制御装置が設けられていてもよい。これにより、風力発電装置1のトリムや復原性を動的に制御することができる。外部の水を浮体10aの内部に流通させた後に外部に排出する配管系が設けて、浮体10aの内部の冷却効果を高めてもよい。二次電池16の熱を浮体10aの内壁に放熱板等を介して伝達してもよい。
第1、第2実施形態の風力発電装置を単独で運転するのではなく、複数の風力発電装置を組み合わせて発電プラントとして運転することも可能である。本発明に係る風力発電装置は、風力発電装置ごとに出力変動を低減可能になっているので、発電プラント全体としての出力変動を低減することが容易になる。発電プラントを構成する場合には、例えば次に例示するような管理装置を設けて、複数の風力発電装置間で複数の制御装置15を管理するとよい。
管理装置は、例えば制御装置15から二次電池16の充電率等のデータを受け取り、制御装置15ごとに基準値を設定する。例えば、管理装置は、複数の二次電池16で相対的に充電率が高い二次電池16が優先的に放電制御され、相対的に充電率が低い二次電池16が優先的に充電制御されるように、複数の風力発電装置で異なる基準値を設定する。風力発電装置ごとに出力変動が低減されるので、風力発電装置ごとの出力を高精度に制御することができ、発電プラント全体としての出力変動を低減することが容易になる。
1・・・風力発電装置、2・・・電力伝送系、3・・・風力発電装置、
10・・・構造体(構造部)、10a・・・浮体、10b・・・ベース、
10c・・・タワー、11・・・喫水線、12・・・ナセル、13・・・風車、
14・・・発電機、15・・・制御装置、16・・・二次電池、
31・・・フィン(凹凸部)、130・・・翼部、131・・・ボス、
132・・・連結部、150・・・出力部、151・・・変換器、
152・・・充放電器、153・・・逆変換器、170、171・・・ケーブル、
・・・発電電力、P・・・出力電力、Q・・・トルク、S・・・水域、W・・・風

Claims (6)

  1. 水上に浮設される風力発電装置であって、
    浮体を含んだ中空の構造物と、
    前記構造物に取付けられた風車と、
    前記構造物に取付けられて前記風車が受けた風力により発電する発電機と、
    前記構造物の内部に収容されて風力発電装置の喫水線よりも下方に配置された二次電池と、
    前記構造物の内部に収容されており前記発電機により発電された電力を外部出力するとともに外部出力される電力の変動を抑制するように前記二次電池を充放電制御する制御装置と、
    を備えていることを特徴とする風力発電装置。
  2. 前記風車が水平方向を向くように前記構造物のトリムが調整されており、前記トリムが前記二次電池の配置により調整されることを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  3. 前記構造物が浮設される水域における波浪スペクトルのピーク周期から該構造物の動揺周期がずれるようにメタセンター高さが調整されており、前記メタセンター高さが前記二次電池の配置により調整されることを特徴とする請求項1又は2に記載の風力発電装置。
  4. 前記構造物の外面の少なくとも前記喫水線よりも下方に凹凸部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の風力発電装置。
  5. 前記二次電池は、前記構造物の内面に当接して配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の風力発電装置。
  6. 前記二次電池がリチウムイオン二次電池であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の風力発電装置。
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