JP5268876B2 - 反射型カラー画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子看板や電子掲示板などに用いられる反射型カラー画像表示装置に関する。
外光を利用してカラー画像を表示する反射型カラー画像表示装置は、R(Red;赤)色、G(Green;緑)色及びB(Blue;青)色の3原色のサブピクセルを1組の画素として用い、RGBの各色のサブピクセルにおける輝度の割合を変えることで画素のカラー表現を行う(例えば、特許文献1(段落0005、図1)参照)。
ここで、図12を参照して、RGBのサブピクセルを用いてカラー表現をする従来の反射型カラー画像表示装置の問題点について説明する。図12は、RGBのサブピクセルを用いてカラー表現をする従来の反射型カラー画像表示装置の模式的断面図である。
図12に示す従来の反射型カラー画像表示装置220は、一つの画素表示素子221について、それぞれR色、G色、B色の輝度成分を再現するためのサブピクセル221r、221g、221bから構成されている。また、各サブピクセル221r、221g、221bは、それぞれカラーフィルタ223r、223g、223bを備え、各サブピクセル221r、221g、221bに共通して、輝度変調部222と反射部224とを備えている。
カラーフィルタ223r、223g、223bは、外光であるW(White;白)色の入射光から、それぞれのサブピクセル221r、221g、221bの表示色に対応する色成分であるR色光、G色光、B色光を選択的に透過する。カラーフィルタを透過した各色成分の入射光は、輝度変調部222を透過し、反射部224で反射され、再び輝度変調部222を透過し、カラーフィルタ223r、223g、223bを透過して、観察方向に出射される。このとき、輝度変調部222は、外光が輝度変調部222を往復透過したときに画像データに対応した輝度となるように透過率を変調する。輝度変調部222としては、例えば、TN(ツイステッド・ネマチック)モードで駆動する液晶表示素子を用いることができる。
そして、従来技術における反射型カラー画像表示装置220は、サブピクセル221r、221g、221bにおけるR色、G色、B色の輝度レベルのバランスを変えることにより任意の色再現を行うものである。
また、特許文献2には、1画素当たり、3原色であるR色、G色、B色のサブピクセルに、W色のサブピクセルを加えた反射型カラー表示装置が記載されている(段落0026、図1〜図3)。W色のサブピクセルを加えることで、表示しうる最高の輝度レベルを向上するものである。
特開平8−304816号公報 特開2008−233484号公報
図12に示したR色、G色、B色のサブピクセルを用いた反射型カラー画像表示装置220において、入射光に対する出射光の光の利用効率を考えると、各サブピクセル221r、221g、221bは、それぞれR色光、G色光、B色光しか出射しない。従って、各サブピクセル221r、221g、221bは、1画素中の1/3ずつの面積を占めるとすると、1画素当たりのR色光、G色光、B色光の光の利用効率は、1/3となる。反射型カラー画像表示装置220は、入射する外光を反射してカラー画像を表示するものであるから、光の利用効率が表示される画像の輝度に影響するため、光の利用効率が1/3では、十分な輝度レベルでのカラー画像表示ができないという問題がある。
また、表示すべき元の画像の1画素につき、輝度変調可能な表示素子であるサブピクセルを3個必要とする。このため、例えば、図12に示した反射型カラー画像表示装置220のように横方向に3個のサブピクセルを並設した場合には、1画素当たり1個の表示素子を用いるモノクロ画像表示装置の場合に比べて、横方向の解像度が1/3に低下する。
また、特許文献2に記載された反射型カラー画像表示装置の場合でも、W色のサブピクセルを加えることで、表示しうる最高の輝度レベルを向上することはできるが、4個のサブピクセルを用いるため、4個のサブピクセルを横方向に並設した場合には、モノクロ画像表示装置の場合に比べて、横方向の解像度が1/4に低下する。
そこで、本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、カラー画像を高輝度に表示する反射型カラー画像表示装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、画像の解像度を実質的に損なうことなくカラー画像を高輝度に表示する反射型カラー画像表示装置を提供することである。
前記した目的を達成するために、請求項1に記載の反射型カラー画像表示装置は、開口部から入射した入射光の輝度を変調し、3原色であるR色(赤色)、G色(緑色)、B色(青色)若しくはW色(白色)の中から選択した選択色に対応する色成分を反射して前記開口部から出射する複数の画素表示素子を2次元マトリクス状に配列して構成された画像表示手段と、画像入力手段と色変換手段とブロック分割手段と色配分手段と制御信号出力手段とを備えた画像処理手段と、を備えて構成した。
かかる構成によれば、反射型カラー画像表示装置は、画像処理手段の画像入力手段によって、例えば、sRGB(IEC規格61966−2−1)などに準拠した標準的なシステムにおけるカラー画像データである第1カラー画像データを入力する。
次に、反射型カラー画像表示装置は、画像処理手段の色変換手段によって、画像入力手段で入力した第1カラー画像データを、この第1カラー画像データの表色系における3原色である第1の3原色よりも高輝度に設定された3原色であって、画素表示素子が選択可能な選択色であるR色、G色及びB色からなる第2の3原色によって定められる表色系のカラー画像データである第2カラー画像データに変換する。
次に、反射型カラー画像表示装置は、画像処理手段のブロック分割手段によって、色変換手段で変換された第2カラー画像データを複数の画素からなるブロックに分割する。
次に、反射型カラー画像表示手段は、画像処理手段の色配分手段によって、ブロック分割手段で分割されたブロックごとに、第2カラー画像データによって定められる当該ブロックを構成する複数の画素の3原色の色成分(r、g、b)ごとのそれぞれの総和(R=Σr、G=Σg、B=Σb)から、この色成分ごとの総和(R、G、B)の中の最小値(Min(R、G、B))を減じることで算出される有彩色分の各色成分(R、G、B)の大きさに対応して、当該ブロック内の画素ごとに、第2の3原色であるR色、G色、B色若しくはW色の中から選択される選択色(C)と輝度(y)とを配分する。
次に、反射型カラー画像表示装置は、画像処理手段の制御信号出力手段によって、色配分手段で画素ごとに配分された選択色と輝度とで、対応する画素位置の画素表示素子によって表示されるように、画素表示素子が表示する選択色を選択するための制御信号である色選択制御信号と輝度を変調するための制御信号である輝度制御信号とを画像表示手段に出力する。
そして、反射型カラー画像表示装置は、画像表示手段の各画素表示素子によって、制御信号出力手段から入力した各画素表示素子に対応する色選択制御信号と輝度制御信号とに対応して、色選択と輝度変調とを行うことで、カラー画像を表示する。
これによって、反射型カラー画像表示装置は、高輝度な3原色又はW色に表示される複数の画素によって構成されるブロック単位に色度を表現する。
請求項2に記載の反射型カラー画像表示装置は、請求項1に記載の反射型カラー画像表示装置において、色配分手段は、画素ごとに、第2カラー画像データによって定められる対応する画素の輝度を配分するように構成した。
かかる構成によれば、反射型カラー画像表示装置の各画素表示素子は、色配分手段で配分した元の第2カラー画像データにおける画素ごとの輝度に従った輝度レベルで表示する。
これによって、反射型カラー画像表示装置は、画素ごとに輝度レベルが保存されるようにカラー画像を表示する。
請求項3に記載の反射型カラー画像表示装置は、請求項1又は請求項2に記載の反射型カラー画像表示装置において、画素表示素子は、それぞれ第2の3原色であるR色、G色及びB色並びにW色に4つの側面を着色した四角柱形状の反射部を有する色選択手段を備えて構成した。
かかる構成によれば、反射型カラー画像表示装置の画素表示素子は、色選択手段によって、画像処理手段の制御信号出力手段から入力した色選択制御信号に対応した色に着色された4つの側面の一つを、四角柱形状の2つの底面の中心を結ぶ回転軸まわりに反射部を回転することによって入射光を反射する反射面として設定する。
これによって、反射型カラー画像表示装置の画素表示素子は、色選択手段の反射部の回転を制御することで、この画素表示素子に対応する画素に配分された選択色を表示する。
請求項4に記載の反射型カラー画像表示装置は、請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の反射型カラー画像表示装置において、入射光の透過率を変化する輝度変調手段を備えて構成した。
かかる構成によれば、反射型カラー画像表示装置の画素表示素子は、輝度変調手段によって、画像処理手段の制御信号出力手段から入力した輝度制御信号に対応して、入射光に対する透過率を変化させることで表示する輝度を変調する。
これによって、反射型カラー画像表示装置の画素表示素子は、輝度変調手段の透過率を制御することで、この画素表示素子に対応する画素に配分された輝度で表示する。
請求項1に記載の発明によれば、反射型カラー画像表示装置は、高輝度な3原色又は白色の中から選択される複数の画素からなるブロック単位で色度の表現をするため、各画素が表示可能な輝度レベルが高く、例えば、RGBサブピクセル方式の反射型カラー画像表示装置に比べて、高輝度にカラー画像を表示することができる。
請求項2に記載の発明によれば、反射型カラー画像表示装置の各画素表示素子は、画素ごとの元のカラー画像データの輝度を保存するように表示するため、視覚的に分解能の高い輝度成分の解像度が維持され、実質的に解像度を損なわないでカラー画像を表示することができる。
請求項3に記載の発明によれば、四角柱形状の反射部の回転という簡単な制御で、画素表示素子の表示色を可変することができるため、容易に反射型カラー画像表示装置を実現することができる。
請求項4に記載の発明によれば、透過率の制御で画素表示素子の表示する輝度を変調するため、液晶表示素子のような従来技術を適用して反射型カラー画像表示装置を実現することができる。
本発明に係る実施形態の反射型カラー画像表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る実施形態の反射型カラー画像表示装置における画素表示素子の構成を示す模式図であり、(a)は模式的斜視図、(b)は模式的断面図である。 本発明に係る実施形態の反射型カラー画像表示装置における色選択手段の構成を示す模式図であり、(a)は模式的正面図、(b)は模式的右側面図である。 本発明に係る実施形態の反射型カラー画像表示装置おける色選択手段による色選択の機構を説明するための説明図であり、(a)は制御電極と色選択制御信号との接続を示し、(b)は色選択制御信号と選択色との関係を示す。 本発明に係る実施形態のおける反射型カラー画像表示装置で用いる3原色と標準システムで用いられる3原色との関係を説明するためのxy色度図である。 従来の標準システムにおける3原色の分光反射率特性の例を示すグラフであり、(a)はR色、(b)はG色、(c)はB色の分光反射率特性を示す。 本発明における3原色の分光反射率特性の例を示すグラフであり、(a)はR色、(b)はG色、(c)はB色の分光反射率特性を示す。 本発明に係る実施形態の反射型カラー画像表示装置におけるブロック分割処理を説明するための説明図であり、(a)はブロック分割の様子を説明する図であり、(b)はブロックの画素構成を説明する図である。 本発明に係る実施形態の反射型カラー画像表示装置における処理の流れを示すフロー図である。 本発明に係る実施形態の反射型カラー画像表示装置における色配分処理の様子を説明するための説明図であり、(a)はブロック内における画素の色成分ごとの総和を説明するための図であり、(b)はブロック内の画素に色と輝度とを配分する様子を説明するための図である。 本発明に係る実施形態の反射型カラー画像表示装置における色配分処理の流れを示すフロー図である。 従来の反射型カラー画像表示装置の構成を示す模式的断面図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照して説明する。
<構成>
まず、図1を参照して、本発明における実施形態の反射型カラー画像表示装置1の構成について説明する。
本実施形態の反射型カラー画像表示装置1は、標準的なシステム(以下、標準システムという)におけるカラー画像データである第1カラー画像データ(r,g,b)を入力し、画素ごとに、標準システムにおける3原色である第1の3原色よりも高輝度に設定された第2の3原色であるR色、G色又はB色若しくはW色の中から選択するとともに、原則として、入力した第1カラー画像データ(r,g,b)の画素ごとの輝度レベルを再現する(保存する)ように表示する。また、色度(彩度及び色相)は、例えば4×4=16画素で構成される小さなブロック単位で、面積階調の原理を応用して再現するものである。
ここで、標準システムにおけるカラー画像データとは、例えば、ITU−R(International Telecommunication Union−Radiocommunication Sector;国際電気通信連合)が制定したハイビジョンに関する国際統一規格であるITU−R BT.709で採用され、またIEC(International Electrotechnical Commission;国際電気標準会議)が制定したRGB色空間に関する標準規格であるsRGB(IEC規格61966−2−1)に準拠したカラー画像データのように、高彩度な3原色によって定められる表色系におけるカラー画像データをいう。
図1に示すように、反射型カラー画像表示装置1は、画像処理手段10と画像表示手段20とから構成されている。画像処理手段10は、画像入力手段11と、色変換手段12と、ブロック分割手段13と、色配分手段14と、制御信号出力手段15とから構成されている。また、画像表示手段20は、複数の画素表示素子21が2次元マトリクス状に配列されて構成されている。
ここで、画像処理手段10は、sRGBなどの標準システムに準拠したカラー画像データである第1カラー画像データ(r,g,b)を入力し、入力した第1カラー画像データ(r,g,b)を画像表示手段20によって表示するために、画像表示手段20の各画素表示素子21が表示すべき選択色C及び輝度yに対応した色選択制御信号S1〜S4及び輝度制御信号Tを算出して画像表示手段20に出力する。
そして、画像表示手段20は、画像処理手段10から各画素表示素子21に対応した色選択制御信号S1〜S4及び輝度制御信号Tを入力し、入力した色選択制御信号S1〜S4及び輝度制御信号Tに基づいて、各画素表示素子21を駆動制御することで、カラー画像を表示する。
以下、各部の構成について、順次説明する。
まず、図2を参照(適宜図1参照)して、画素ごとに、第2の3原色であるR色、G色又はB色若しくはW色の中から表示する色を選択し、輝度レベルを変調して表示する画像表示手段20の構成について説明する。
図2に示すように、画素表示素子21は、輝度変調手段22と色選択手段23とから構成されている。画素表示素子21は、外光を入射光L1とし、画素表示素子21による反射光を出射光L4とする反射型の画素表示素子である。
画素表示素子21は、画素表示素子21の表面である輝度変調手段22の表面22aの開口部に照射されるW色の外光を入射光L1とし、輝度変調手段22を透過し(透過光L2)、標準システムにおける3原色である第1の3原色よりも高輝度な3原色である第2の3原色のR色、G色又はB色若しくはW色に設定された色選択手段23の表面である反射面23aで反射され、輝度変調手段22を再び透過して(透過光L3)、輝度変調手段22の表面22aの開口部から観察方向である図2の上方に出射光L4を出射する。このとき、出射光L4として、色選択手段23の反射面23aに設定された色で、かつ輝度変調手段22によって変調された輝度レベルの光を出射する。
輝度変調手段22は、画像処理手段10から入力される輝度制御信号Tに基づいて、第2カラー画像データ(r,g,b)に対応する輝度yのレベルの光を出射光L4として出射するように透過率を変調する素子である。
輝度変調手段22としては、例えば、上下に偏光板(図示せず)を配し、透明電極(図示せず)及び配向膜(図示せず)が設けられた上下の透明基板(図示せず)で液晶(図示せず)を挟み、TN(ツイステッド・ネマチック)モードで駆動する公知の透過型の液晶表示素子を用いることができる。このような液晶表示素子において、上下の透明基板(図示せず)に設けられた透明電極(図示せず)間に印加する電圧を変化させることで、液晶表示素子の透過率、すなわち透過する光の輝度レベルを変調することができる。
輝度変調手段22は、画像表示手段20において画素表示素子21が占める画素領域に対応して、平面視がほぼ正方形の開口部を有する。また、輝度変調手段22の裏面22bは、色選択手段23の表面である反射面23aと平行に設けられている。そして、輝度変調手段22は、反射面23aを介して、入射光L1の方向と出射光L4の方向とに往復して透過する際に、輝度制御信号Tに基づいて設定された透過率で透過光L2及びL3を透過させる。
なお、輝度変調手段22は、液晶型の素子に限定されるものではなく、例えば、開口部の面積を可変できる電気泳動型の素子など、他のタイプの透過率を変調できる素子を用いるようにしてもよい。
色選択手段23は、画像処理手段10から入力される色選択制御信号S1〜S4に基づいて、画素表示素子21の出射光L4の色を選択する手段である。色選択手段23の表面である反射面23aは、輝度変調手段22の裏面22bに対向して、この裏面22bと平行に設けられている。反射面23aの色は、選択色Cに基づいて、第2の3原色のR色、G色又はB色若しくはW色の4色の中から選択可能に構成されている。
ここで、第2の3原色におけるR色、G色及びB色の色度点R、G及びBは、標準システムの3原色である第1の3原色におけるR色、G色及びB色の色度点R、G及びBよりも、低彩度かつ高輝度に設定されている。
第2の3原色の色度点R、G及びBの設定の詳細については後記する。
次に、図3を参照して、色選択手段23の構成例について説明する。
図3に示す画素表示素子21における色選択手段23は、四角柱(立方体)形状の反射部24と、回転軸25と、支柱26と、支持台27とから構成されている。
反射部24は、回転軸25が、横倒しに配置された四角柱形状の2つの底面24tの中心を貫通し、回転軸25の両端は2本の支柱26と支持台27とによって、回転自在に支持されている。これによって、反射部24の四角柱形状の側面24r、24g、24b、24wは、反射部24を回転軸25回りに回転することによって、輝度変調手段22の裏面22bに対向する反射面23aとして自在に設定される。
ここで、反射面23aとして設定された側面24r、24g、24b、24wは、輝度変調手段22の開口部の形状に合わせて、平面視がほぼ正方形の形状をしており、輝度変調手段22の開口部から入射し、輝度変調手段22を透過してきた透過光L2を、この開口部から出射されるように反射する。
また、反射部24の側面24r、24g、24b、24wの裏側には、それぞれ回転軸25の軸方向に延伸する帯状の制御電極M11〜M42が設けられている。また、支持台27の表面には固定電極M51、M52が設けられている。側面24rに対向する側面24bの裏側に設けられた制御電極M11、M12は、側面24rを反射面23aとして選択され、色選択手段23の表面(上面)の位置に設定されたときに、それぞれ固定電極M51、M52と対向するように設けられている。同様に、側面24gが色選択手段23の表面の位置に設定されたときに、制御電極M21、M22と固定電極M51、M52とが対向し、側面24bが色選択手段23の表面の位置に設定されたときに、制御電極M31、M32と固定電極M51、M52とが対向し、側面24wが色選択手段23の表面の位置に設定されたときに、制御電極M41、M42と固定電極M51、M52とが対向するように設けられている。
制御電極M11〜M42には、画像処理手段10から入力される色選択制御信号S1〜S4に基づいて、所定の電圧が印加されるように構成されている。また、固定電極M51、M52には、反射部24の回転を開始するとき、及び反射部24を固定するときに応じて、それぞれ所定の電圧が印加されるように構成されている。
側面24r、24g、24bは、それぞれ色度点R、G、Bの、第2の3原色におけるR色、G色、B色に着色されており、側面24wはW色に着色されている。これによって、輝度変調手段22を透過してきたW色の透過光L2は、反射面23aとして選択されている側面24r、24g、24b又は24wに応じて、それぞれR色成分、G色成分、B色成分又はすべての色成分が、選択的に反射される。
このため、一つの画素表示素子21は、その開口部全体が、すなわち1画素全体が一つの選択色Cを表示する素子として機能する。
次に、図4を参照(適宜図3参照)して、色選択手段23による色選択機構について説明する。
図4(a)に示すように、制御電極M11、M12は色選択制御信号S1と、制御電極M21、M22は色選択制御信号S2と、制御電極M31、M32は色選択制御信号S3と、制御電極M41、M42は色選択制御信号S4と、それぞれ接続されており、色選択制御信号S1〜S4から「+」信号が出力されると、対応する制御電極M11〜M42に所定の正電圧が印加されるように構成されている。
また、固定電極M51、M52には、通常は所定の負電圧が印加されている。
図4(a)に示した例では、R色の側面24rが選択された状態であり、色選択制御信号S1から「+」信号が出力されて所定の正電圧が印加された制御電極M11、M12が、所定の負電圧が印加された固定電極M51、M52とそれぞれ対向し、制御電極M11と固定電極M51との間のクーロン引力と、制御電極M12と固定電極M52との間のクーロン引力とがバランスし、反射部24は回転することなく安定状態を保っている。
ここで、選択色を変更する場合には、まず、固定電極M52に正電圧を印加する。これによって、制御電極M11と固定電極M51との間にクーロン引力が、制御電極M12と固定電極M52との間にクーロン斥力が作用し、反射部24に反時計回りの回転力が付与される。しかる後に、再び固定電極M52に所定の負電圧を印加するとともに、図4(b)に示したように、所望の選択色に対応する色選択制御信号S1〜S4に「+」信号を出力して、対応する制御電極M11〜M42に所定の正電圧を印加する。このとき、非選択の色選択制御信号S1〜S4に対応する制御電極M11〜M42には、電圧は印加されないものとする。
例えば、G色を選択する場合は、前記したように反射部24に回転力を付与した後に、色選択制御信号S2に「+」信号を出力する。これによって、制御電極M21、M22には所定の正電圧が印加される。そして、反射部24が回転して側面24gが反射面23aの位置に到達し、制御電極M21、M22が、それぞれ負電圧が印加された固定電極M51、M52と対向すると、制御電極M21と固定電極M51との間のクーロン引力と、制御電極M22と固定電極M52との間のクーロン引力とがバランスして、反射部24の回転が止まり、安定状態となる。
このようにして、色選択手段23の選択色をG色に変更することができる。同様にして、最初に反射部24に回転力を付与し、所望の選択色に対応する色選択制御信号S1〜S4の何れかに「+」信号を出力することにより、色選択手段23による選択色の設定を変更することができる。
なお、図3及び図4に示した色選択手段23は、制御電極M11〜M42及び固定電極M51、M52に適宜電圧を印加して反射部24を回転するように構成したが、これに限定されるものではない。例えば、幅数mで幅方向の画素数が1000個の電子看板用の反射型カラー画像表示装置1へ適用する場合は、1画素のサイズが数mmとなる。そこで、図3に示した回転軸25に、1パルスで90°回転するステッピングモータを取り付け、色選択制御信号S1〜S4に替えて、このステッピングモータに与えるパルス数を制御することで、反射部24を回転するように構成することもできる。そして、与えるパルス数、すなわち反射部24の回転角を制御することで、所望の選択色に対応する側面24r、24g、24b又は24wを反射面23aとして設定することができる。
また、色選択手段23は、反射面23aの色を選択可能な機構を備えた、他の構成のものでもよい。
図1に戻って、画像処理手段10は、sRGBなどの標準システムに準拠したカラー画像データである第1カラー画像データ(r,g,b)を入力し、入力した第1カラー画像データ(r,g,b)を画像表示手段20によって表示するために、画像表示手段20の各画素表示素子21が表示すべき選択色C及び輝度yに対応した色選択制御信号S1〜S4及び輝度制御信号Tを算出して画像表示手段20に出力する。
画像入力手段11は、外部から第1カラー画像データ(r,g,b)を入力する入力I/F(インタ・フェース)である。画像入力手段11は、入力した第1カラー画像データ(r,g,b)を、画素ごとに順次に色変換手段12に出力する。
なお、画像入力手段11は、フレームメモリ(図示せず)を備え、外部から入力したカラー画像データ(r,g,b)をフレームメモリに一時的に保存し、適宜なタイミングで、色変換手段12に出力するように構成してもよい。
色変換手段12は、画像入力手段11から第1カラー画像データ(r,g,b)を入力し、標準システムにおける3原色である第1の3原色よりも高輝度に設定された3原色である第2の3原色に基づく表色系におけるカラー画像データである第2カラー画像データ(r,g,b)に変換する。色変換手段12は、変換した第2カラー画像データ(r,g,b)をブロック分割手段13に出力する。
ここで、標準システムにおける3原色である第1の3原色と、本実施形態における色変換手段12において用いる第2の3原色とについて説明する。標準システムとして、sRGBにおけるR色、G色、B色の3原色を、(x,y,z)で表した色度点R、G、Bは、式(1)の通りである。ここで、x、y、zは、CIE(国際照明委員会)で定められたCIEXYZ表色系におけるX、Y、Z用いて、それぞれ、x=X/(X+Y+Z)、y=Y/(X+Y+Z)、z=Z/(X+Y+Z)で表される。
Figure 0005268876
また、色変換手段12において用いる第2の3原色のR色、G色、B色の色度点R、G、Bは、式(2)の通りである。
Figure 0005268876
ここで、図5を参照して、これらの色度点R、G、B、R、G、Bの関係を、説明する。なお、図5において、Wは白色(D65)の色度点(0.3127 0.3290 0.3583)である。
図5に示したxy色度図において、白色色度点Wは、彩度が0である。従って、白色色度点Wに近いほど彩度は低下する。図5に示したように、標準システムにおける第1の3原色の色度点R、G、Bは、スペクトル軌跡に近く、高彩度な3原色が採用されているのに対して、色変換手段12で用いる第2の3原色の色度点R、G、Bは、白色色度点Wに近く、低彩度であることが分かる。これは、純度の高い原色、すなわち高彩度な3原色は比較的輝度が低く、高輝度な3原色を採用する場合には、必然的に彩度が低下して、相対的に淡い色となるからである。
ここで、図6及び図7を参照して、第1の3原色と、本実施形態における色変換手段12において用いる第2の3原色とにおける輝度について説明する。
図6(a)〜図6(c)に示す分光反射特性を有する、標準システムとして用いられる第1の3原色の例であるR色、G色、B色の輝度は、それぞれ0.232、0.775、0.078である。但し、これらの輝度は、標準白色板を反射面として用いた場合における輝度を1としたときの相対的な値である。
同様に、図7(a)〜図7(c)に示す分光反射特性を有する本実施形態における色変換手段12において用いる第2の3原色の例であるR色、G色、B色の輝度は、それぞれ0.499、0.885、0.368である。本実施形態における色変換手段12において用いる第2の3原色は、何れの色も、標準システムにおける第1の3原色よりも高輝度な3原色となっている。
本実施形態の反射型カラー画像表示装置1は、入力された第1カラー画像データ(r,g,b)を画像表示手段20によって表示する際に、カラー画像の色相及び彩度の内で、特に彩度の再現性を犠牲にする替わりに、高輝度で表示することを優先する。
そのために、本実施形態の画像表示手段20においては、高輝度かつ低彩度な第2の3原色の色度点R、G、Bを採用してカラー画像を表示する。そして、画像処理手段10においては、色変換手段12によって、画像表示手段20で採用した第2の3原色に適合するように、高彩度な第1の3原色の色度点R、G、Bに基づく標準システムの表色系における第1カラー画像データ(r,g,b)を、第2の3原色の色度点R、G、Bに基づく表色系におけるカラー画像データである第2カラー画像データ(r,g,b)に色変換する。
ここで、この表色系を変換するための色変換処理について説明する。
標準システムの表色系におけるCIEXYZの値は、第1カラー画像データ(r,g,b)のガンマ値γを用いて、式(3)のように表すことができる。式(3)において、Mは、3×3の行列である。
ここで、ガンマ値γは、画像表示装置などにおける入出力の階調特性を示す指標であり、予め定められたガンマ値γでカラー画像データが作成されている。このガンマ値γは、例えば、標準的なカラー画像表示装置においては、γ=2.2である。
Figure 0005268876
また、第2の3原色の色度点R、G、Bに基づく表色系におけるCIEXYZ値は、第2カラー画像データ(r,g,b)のガンマ値γを用いて、式(4)にように表すことができる。式(4)において、Mは、3×3の行列である。
Figure 0005268876
式(3)及び式(4)におけるCIEXYZ値は同じ値を示しているから、式(3)及び式(4)から、式(5)の関係式が得られる。
Figure 0005268876
式(1)に示した色度点を有する第1の3原色を用いた表色系と、式(2)に示した色度点を有する第2の3原色を用いた表色系との間の変換式は、式(6)にようになる。
Figure 0005268876
以上説明したように、色変換手段12は、画像入力手段11から第1カラー画像データ(r,g,b)を入力し、式(6)に基づいて、第2の3原色の色度点R、G、Bに基づく表色系における第2カラー画像データ(r,g,b)を算出する。そして、色変換手段12は、算出した第2カラー画像データ(r,g,b)を、ブロック分割手段13に出力する。
但し、式(6)に示した変換式において、第1カラー画像データ(r,g,b)の中で、第2の3原色を用いた表色系において再現できない高彩度な画素のデータは、第2の3原色を用いた表色系において、色相が同じで再現可能な最高の彩度に対応する第2カラー画像データ(r,g,b)に変換するものとする。
ブロック分割手段13は、色変換手段12から第2カラー画像データ(r,g,b)を入力し、入力した第2カラー画像データ(r,g,b)から、複数の画素で構成される所定サイズのブロックBごとに、ブロックB内の画素の第2カラー画像データ(r(n,m),g(n,m),b(n,m))を分割して、色配分手段14に出力する。ブロックBのサイズは、例えば、4×4=16画素程度とすることができる。
なお、(n,m)は、ブロックB内における画素位置を示し、n及びmは、それぞれ水平方向及び垂直方向の画素位置を示す。ブロックBのサイズを4×4とすると、n及びmは、それぞれn=1〜4及びm=1〜4の整数である。
ここで、図8を参照(適宜図1参照)して、ブロック分割手段13によるブロック分割処理について説明する。
図8(a)に示すように、ブロック分割手段13は、画像表示手段20の表示画面に対応した第2カラー画像データ(r,g,b)を、複数の4×4の矩形領域からなるブロックBに分割する。ブロック分割手段13は、ブロックBごとに、図8(b)に示したように、ブロックB内の画素位置(n,m)に対応付けて、分割したブロックB内の16画素の第2カラー画像データ(r(n,m),g(n,m),b(n,m))を色配分手段14に出力する。
なお、ブロックBは、次段の色配分手段14において、色度(色相及び彩度)の表現単位となる領域である。本実施形態においては、ブロックBのサイズは4×4としたが、1画素の大きさや表現したい色相及び彩度の色数に応じて、3×3、5×5、3×5など、他のサイズでもよい。また、ブロックBの形状は、4×4のような矩形形状に限定されず、菱形や正六角形などの非矩形形状としてもよい。
図1に戻って説明を続ける。
色配分手段14は、ブロック分割手段13から、ブロックBごとに分割された第2カラー画像データ(r(n,m),g(n,m),b(n,m))を入力し、入力した第2カラー画像データ(r(n,m),g(n,m),b(n,m))から、画像表示手段20の各画素表示素子21に対応した選択色C(n,m)及び輝度y(n,m)を算出する。色配分手段14は、ブロックBごとに算出した選択色C(n,m)及び輝度y(n,m)を、画像フレームおけるブロックBの位置情報及びブロックB内における画素位置情報とに対応付けて、一旦フレームメモリ(図示せず)に保存して、フレームメモリ(図示せず)上に全画素についての選択色C及び輝度yからなるフレーム画像データを構築する。そして、色配分手段14は、全ブロックBについての色配分処理が完了すると、画素順次に選択色C及び輝度yを制御信号出力手段15に出力する。
ブロックB内の各画素に選択色C(n,m)と輝度y(n,m)とを分配する手順の詳細については後記する。
なお、色配分手段14は、ブロックBごとに算出した選択色C(n,m)及び輝度y(n,m)を、フレームメモリ(図示せず)に保存せず、順次にブロックBごとに制御信号出力手段15に出力するようにしてもよい。
制御信号出力手段15は、色配分手段14から選択色C及び輝度yを入力し、入力した選択色C及び輝度yから、画像表示手段20の各画素表示素子21を表示制御するための色選択制御信号S1〜S4及び輝度制御信号Tに変換する。制御信号出力手段15は、変換して得られた色選択制御信号S1〜S4及び輝度制御信号Tを画像表示手段20に出力する。
制御信号出力手段15は、前記したように、選択色CがR色、G色、B色又はW色のときに、それぞれ色選択制御信号S1、S2、S3又はS4に「+」信号を画像表示手段20に出力する。また、制御信号出力手段15は、予め求めておいた画素表示素子21の透過率と、色選択手段23が選択色Cを選択したときに画素表示素子21で表示される輝度yとの関係に基づいて、画素表示素子21が所望の輝度yとなる透過率に設定するための制御信号である輝度制御信号Tを画像表示手段20に出力する。
画像表示手段20は、前記したように、制御信号出力手段15から入力した色選択制御信号S1〜S4及び輝度制御信号Tに基づいて、それぞれ対応する位置の画素表示素子21の色選択手段23及び輝度変調手段22を制御し、カラー画像を表示する。
なお、画像処理手段10において、入力するカラー画像データは、RGBで表現されたデータに限定されず、CIEXYZやCIELABなどの、他の形式で表現されたカラー画像データを入力し、画像入力手段11や色変換手段12によって、RGB形式に変換して第1カラー画像データとして取り扱うように構成してもよい。
また、画像処理手段10は、一部またはすべてを専用のハードウェアを作成して実現することができるが、コンピュータプログラムを実行させ、コンピュータ内の演算装置、記憶装置、入力装置などを動作させることにより実現することもできる。
<装置の動作>
次に、図9を参照(適宜図1〜図4参照)して、本実施形態の反射型カラー画像表示装置1の動作について説明する。
まず、反射型カラー画像表示装置1は、画像入力手段11によって、標準システムの表色系の第1カラー画像データ(r,g,b)を入力する(ステップS10)。
次に、反射型カラー画像表示装置1は、色変換手段12によって、ステップS10で入力した第1カラー画像データ(r,g,b)を、標準システムにおける3原色である第1の3原色の色度点R、G、Bよりも高輝度な3原色である第2の3原色の色度点R、G、Bに基づく表色系に色変換するために、式(6)に従って、第2カラー画像データ(r,g,b)を算出する(ステップS11)。
次に、反射型カラー画像表示装置1は、ブロック分割手段13によって、ステップS11で算出した第2カラー画像データ(r,g,b)から、所定サイズのブロックBごとに、ブロックB内の画素の第2カラー画像データ(r(n,m),g(n,m),b(n,m))を分割する(ステップS12)。
次に、反射型カラー画像表示装置1は、色配分手段14によって、ステップS12で分割したブロックB内の画素の第2カラー画像データ(r(n,m),g(n,m),b(n,m))に基づいて、ブロックB内の画素ごとに選択色C(n,m)及び輝度y(n,m)を配分し、配分した選択色C(n,m)及び輝度y(n,m)を、画像フレームにおける画素の位置情報に対応付けて、フレームメモリ(図示せず)に保存する(ステップS13)。
一つのブロックBについての色配分処理が完了すると(ステップS13)、反射型カラー画像表示装置1は、ステップS12で分割した全ブロックBについて色配分処理が完了したか確認し(ステップS14)、完了していない場合は(ステップS14でNo)、ステップS13に戻って、残りのブロックBについて色配分処理を繰り返す。
全ブロックBについて色配分処理が完了すると(ステップS14でYes)、反射型カラー画像表示装置1は、制御信号出力手段15によって、色配分手段14のフレームメモリ(図示せず)から、ステップS13で保存した選択色C及び輝度yを画素順次に読み出し、選択色C及び輝度yに対応する色選択制御信号S1〜S4及び輝度制御信号Tを算出して、画像表示手段20に出力する(ステップS15)。
反射型カラー画像表示装置1は、画像表示手段20の画素表示素子21によって、ステップS15で制御信号出力手段15から入力した色選択制御信号S1〜S4及び輝度制御信号Tに基づいて、それぞれ色選択手段23及び輝度変調手段22を駆動制御し、カラー画像を表示する(ステップS16)。
<色配分処理>
続いて、図10及び図11(適宜図1〜8参照)して、ブロックB内の各画素に選択色C(n,m)及び輝度y(n,m)を配分する色分配処理について説明する。なお、図11に示すフロー図は、図9に示したフロー図のステップS13に対応する。
本実施形態では、輝度y(n,m)の高い画素から順に、選択色C(n,m)として有彩色である第2の3原色のR色、G色又はB色を優先的に配分し、輝度y(n,m)の低い画素には選択色C(n,m)としてW色を配分し、無彩色成分に相当する輝度成分を配分する。
図11に示すように、色配分手段14は、まず、式(7)に従って、ブロックB内の16画素における有彩色分のR色、G色、B色の色成分R、G、Bを算出する(ステップS20)。
Figure 0005268876
ここで、式(7)の演算について、詳細に説明する。
まず、式(7)の後半部の式に従って、ブロックB内の16画素について、色成分r、g、bごとに、画像表示手段20のガンマ値γを用い、画像表示手段20によって表示されるべき色成分ごとの総和R、G、Bを算出する。そして、式(7)の前半部の式に従って、色成分ごとの総和R、G、Bから、これらの色成分ごとの総和R、G、Bの中の最小値を減じることで、R、G、Bを算出する。
図10(a)に示すように、色成分ごとの総和R、G、Bの中の最小値Min(R,G,B)は、各色成分に共通に有する無彩色分(W色成分)とみることができる。そして、色成分ごとの総和R、G、Bから、この無彩色分を減じたR、G、Bは、有彩色分とみることができる。
図10(a)に示した例では、B色成分の総和であるBが最小値であるから、図10(b)に示すように、有彩色分の各色成分R、G、Bにおいて、B色成分Bが0となる。また、R色成分Rと、R色成分Rよりやや小さいG色成分Gが有彩色分として残ることが分かる。従って、このブロックB全体の平均色は、明るい橙色である。
本実施形態の反射型カラー画像表示装置1は、ブロックBを単位として、ブロックBを構成する16個の画素に対して、適宜に選択色C(n,m)と輝度y(n,m)とを分配することにより、面積階調の原理を応用して色度(色相及び彩度)を表現するものである。
ここで、選択色C(n,m)は、R色、G色、B色、W色の4色の中から選択され、このR色、G色、B色は、それぞれ第2の3原色の色度点R、G、Bで示される色度の色である。また、輝度y(n,m)は、原則として、各画素にそのまま配分するものとする。
なお、色度(色相及び彩度)情報はブロックB単位で平均化されるため、色度に関する画像の解像度は劣化するが、輝度情報は画素単位で保存されるため、輝度の関する画像の解像度は劣化しない。
輝度情報の視覚的な分解能に比べて、色度(色相及び彩度)情報の視覚的な分解能が低い。このため、本実施形態の反射型カラー画像表示装置1は、画素ごとの輝度情報を保存することで、実質的に画像の解像度を損なうことなく、カラー画像表示が可能となる。
本実施形態では、輝度y(n,m)の高い画素から順に、選択色C(n,m)として有彩色である第2の3原色のR色、G色又はB色を優先的に配分し、輝度y(n,m)の低い画素には選択色C(n,m)としてW色を配分し、無彩色分に相当する輝度成分を配分する。
そこで、色配分手段14は、各画素の輝度y(n,m)を、式(8)に従って算出し、ブロックB内の16画素について、輝度y(n,m)の高い順に並べ替えた輝度y(k)を得る(ステップS21)。
ここで、kは、輝度の高い順番を示すインデックスであり、k=1〜16の整数である。このとき、輝度順と画素の位置情報n、mとを対応付けた位置情報n(k)、m(k)を保存しておく。なお、n(k)及びm(k)は、それぞれk番目に高い輝度y(k)を有する画素のブロックB内における水平方向及び垂直方向の画素位置を示す。
また、式(8)において、C、C、Cは、それぞれ式(2)に示した第2の3原色の色度点R、G、Bにおける輝度成分への寄与を示す重み係数である。これらの係数C、C、Cは、式(4)の行列Mの2行目の係数、すなわち、Y値を算出するときの、それぞれr γ、g γ、b γに対する係数である。
Figure 0005268876
次に、色配分手段14は、インデックスkを初期化(1を設定)し(ステップS22)、以下のステップによって輝度y(k)の高い画素から選択色C(n(k),m(k))を順次決定する。
色配分手段14は、式(9)に従って、ブロックBにおける有彩色分である各色成分R、G、Bの中から、輝度への寄与が最大となる色成分Aを算出する(ステップS23)。
図10(b)に示した例では、輝度への寄与が最大となる色成分AがC・Rである。
Figure 0005268876
なお、本実施形態では、輝度への寄与が最大となる色成分Aとして、ブロックBにおける色成分R、G、Bの中の最大値ではなく、それぞれ輝度への寄与を示す係数C、C、Cを乗じた値の最大値を用いる。そして、輝度y(k)と(色成分A+Δ)との大小を比較する。
これは、ある画素の選択色C(n(k),m(k))を、例えば、R色とした場合、輝度y(k)で表示するためには、配分されるべきR色成分Rの信号レベルは、輝度への寄与を示す係数Cに見合うだけ大きくある必要があるからである。
次に、色配分手段14は、輝度順が1番目の画素の輝度y(1)が、色成分Aに微小値Δを加算した値より大きいかどうかを判定し(ステップS24)、輝度y(1)の方が大きい場合は(ステップS24でYes)、輝度順が1番目の画素の選択色C(n(1),m(1))として、W色を配分し(ステップS25)、ステップS26に進む。
ここで、微小値Δを加算するのは、各画素に順次に有彩色分の色成分R、G、Bを配分していく過程において、色成分R、G、Bの大部分が、既に輝度順が上位の画素に配分されて、残った色成分R、G、Bの端数に対して、四捨五入や切り上げに相当する効果を得るためである。このため、微小値Δは、例えば、ブロックBの画素数が16画素である場合は、0.5画素/16画素〜1画素/16画素=0.03〜0.06程度の値とすることができる。これによって、色成分R、G、Bに端数がある場合は、切り捨てではなく、有彩色であるR色、G色又はB色が選択される。本実施形態においては、3原色は標準システムよりも高輝度化しているため、必然的に表示画像の彩度が低下する。しかし、微小値Δを加算して判定することにより、有彩色であるR色、G色又はB色が選択されやすくなり、表示画像の彩度の低下を低減することができる。
なお、輝度順が1番目の画素に対するステップS24の判定において、輝度y(1)の方が大きい場合(ステップS24でYes)とは、ブロックBにおける有彩色分の色成分R、G、Bが少なく、無彩色か無彩色に近い色である場合である。この場合は、前記したように、原則として画素ごとの輝度レベルを保存するために、輝度順が1番目の画素は、輝度y(1)のW色画素として、対応する画素位置の画素表示素子21によって表示されることになる。
また、輝度順が2番目以降(k≧2)の画素に対するステップS24の判定においては、輝度y(k)の方が大きい場合(ステップS24でYes)とは、ブロックBにおける有彩色分の色成分R、G、Bが少なく、無彩色か無彩色に近い色である場合か、輝度順が上位の画素に対して、既に有彩色分の色成分R、G、Bが配分されている場合である。
一方、輝度y(1)の方が小さいか等しい場合は(ステップS24でNo)、色配分手段14は、ステップS23で判定した色成分Aを与える色成分の色を判定して(ステップS27)、R色、G色、B色に応じて、それぞれステップS28、ステップS31、ステップS34に進む。
ここで、図10(b)に示した例では、R色が色成分Aを与える色であるから、ステップS28に進む。
ここで、画素表示素子21がR色を選択した場合の表示可能な最大輝度をYRmaxとすると、色配分手段14は、輝度順が1番目の画素の輝度y(1)がYRmaxより大きいかどうかを判定する(ステップS28)。輝度y(1)の方が大きい場合は(ステップS28でYes)、色配分手段14は、輝度順が1番目の画素の選択色C(n(1),m(1))として、W色を配分する(ステップS25)。選択色C(n(1),m(1))として、R色を配分すると、この画素の輝度y(n(1),m(1))が再現(保存)できないからである。
このように、輝度y(k)がYRmaxより大きい場合には(ステップS28でYes)、色配分手段14は、該当画素は選択色C(n(k),m(k))としてW色を配分し、有彩色分の色成分R、G、Bの配分は輝度順が下位の画素に繰り延べする。
一方、輝度y(1)がYRmaxより小さいか等しい場合には(ステップS28でNo)、色配分手段14は、選択色C(n(1),m(1))としてR色を配分する(ステップS29)。この場合は、輝度順が1番目の画素は、輝度y(1)のR色画素として対応する画素位置の画素表示素子21によって表示されることになる。
次に、輝度順が1番目の画素に輝度y(1)のR色画素を配分することにより、輝度順が下位の画素に配分すべき有彩色分の色成分R、G、B中のR色成分Rが減少するため、色配分手段14は、式(10−1)に従って、R色成分Rの再計算を行う(ステップS30)。
そして、ステップS26に進む。
Figure 0005268876
なお、式(10−1)による色成分Rの再計算において、元のRから配分した輝度y(1)を減じるのではなく、輝度y(1)を輝度への寄与を示す係数Cで除したy(1)/Cを減じる。これは、前記したように、R色を選択し、輝度y(1)で表示するためには、配分されるR色成分Rの信号レベルは、輝度への寄与を示す係数Cに見合うだけ大きく、すなわち係数Cの逆数倍である必要があるからである。
また、ステップS27において、色成分Aを与える色がG色の場合は、R色の場合と同様にして、色配分手段14は、輝度y(1)がG色で表示可能な最大輝度YGmaxより大きいかどうかを判定し(ステップS31)、大きい場合は(ステップS31でYes)、輝度順が1番目の画素の選択色(n(1),m(1))としてW色を配分する(ステップS25)。一方、輝度y(1)の方が小さいか等しい場合は(ステップS31でNo)、色配分手段14は、輝度順が1番目の画素の選択色(n(1),m(1))としてG色を配分し(ステップS32)、式(10−2)に従って、色成分Gの再計算を行う(ステップS33)。
同様にして、ステップS27において、色成分Aを与える色がB色の場合は、色配分手段14は、輝度y(1)がB色で表示可能な最大輝度YBmaxより大きいかどうかを判定し(ステップS34)、大きい場合は(ステップS34でYes)、輝度順が1番目の画素の選択色(n(1),m(1))としてW色を配分する(ステップS25)。一方、輝度y(1)の方が小さいか等しい場合は(ステップS34でNo)、色配分手段14は、輝度順が1番目の画素の選択色(n(1),m(1))としてB色を配分し(ステップS35)、式(10−3)に従って、色成分Bの再計算を行う(ステップS36)。
色配分手段14は、ステップS25、ステップS30、ステップS33又はステップS36で、輝度順が1番目又は一般的にk番目の画素に対する色配分が終了すると、kが16かどうか、すなわち、ブロックB内の最後の画素かどうかを判定する(ステップS26)。kが16の場合は(ステップS26でYes)、ブロックB内のすべての画素に対する色配分が完了したので、色配分手段16は処理を終了する。
一方、kが16でない場合は(ステップS26でNo)、色配分が未処理の画素が残っているので、色配分手段14は、インデックスkに1を加算して(ステップS37)、次の輝度順の画素に対する色配分処理を行うためにステップS23に戻る。
そして、色配分手段14は、16個のすべての画素に対する色配分が終了するまでステップS23〜ステップS37までの処理を繰り返し実行する。
図10(b)に示した例について説明を続けると、輝度順が1番目の画素にR色が配分される。そして、1番目の画素に対して、R色成分(C・R)が、図中に数字「1」の直下に点線で示したレベルまで配分され、R色成分(C・R)の残余が減少する。
この1番目の画素へ配分後のR色成分(C・R)のレベルが、G色成分(C・G)よりも高いので、輝度順が2番目の画素に対しても、R色が配分される。そして、2番目の画素に対して、R色成分(C・R)が、図中に数字「2」の直下に点線で示したレベルまで配分され、R色成分(C・R)の残余が更に減少する。
輝度順が2番目の画素に配分された後に残るR色成分(C・R)は、G色成分(C・G)よりも低いので、輝度順が3番目の画素に対しては、G色が配分される。そして、3番目の画素に対して、G色成分(C・G)が、図中に数字「3」の直下に点線で示したレベルまで配分され、G色成分(C・G)の残余が減少する。
同様にして、一つの画素に対する色配分がされるごとに、残っているR色成分(C・R)とG色成分(C・G)とを比較して、高いレベルの色成分を、次の輝度順の画素に配分する。
図10(b)に示した例では、輝度順が1、2、4及び6番目の画素がR色成分(C・R)が配分され、輝度順が3、5及び7番目の画素にG色成分(C・G)が配分されることで、すべての有彩色成分が配分され尽くされる。そして、輝度順が8〜16番目の画素に対してW色が配分され、図10(b)においてハッチングを施して示した無彩色分の表示に寄与することになる。
なお、図10(b)に示した例では、B色成分(C・B)は最初から0であるから、B色が選択される画素はない。
以上の手順による各画素への色配分により、各画素に対応する画素位置の画素表示素子21によって、輝度順1、2、4及び6の画素はR色画素として表示され、輝度順3、5及び7の画素はG色画素として表示され、輝度順8〜16の画素はW色画素として表示されることになる。
この結果、画像表示手段20におけるブロックBとしては、ブロックB内の全画素の平均値に近似される色度で表示される。また、各画素は、元の輝度y(n(k),m(k))で表示されるため、実質的に画像の解像度が損なわれない。
<改善効果>
次に、図12に示した、従来のRGBサブピクセル方式の反射型カラー画像表示装置220に比べて、本発明の実施形態における反射型カラー画像表示装置1による表示画像の、輝度の改善効果について説明する。
式(2)に示した色度点R、G、Bの第2の3原色を用いた場合、式(4)に示した色成分r、g、bとCIEXYZ値との関係は、式(11)のようになる。
Figure 0005268876
式(11)において、Yが輝度を表すから、3×3行列の2行目各列の係数が、それぞれ各色成分r、g、bの輝度への寄与を示す重み係数C、C、Cである。
この例では、輝度への寄与が最も小さいのはR色であり、その係数Cは、0.2560である。これは、R色の色成分rの信号レベルが1.0であれば、表示される画素の輝度が0.2560となることを示す。
ここで、式(6)に示した関係は、両辺に左から逆行列を乗じることにより、式(12)の関係式に書き換えることができる。
Figure 0005268876
従来方式との比較においては、標準システムにおける第1カラー画像データの色成分r、g、bの最大値が1.0になる値までが第2カラー画像データの色成分r、g、bの取り得る範囲である。R色成分rの信号レベルは、式(12)において、rが1.0になる値まで取ることが可能である。R色の原色表示の場合、他の原色の色成分g、bは0とすると、R色の色成分rは、1.0/0.6003=1.666まで取ることができる。これを、式(11)におけるY値の計算式に代入すると、Y=0.2560×1.666=0.426 となる。但し、ここでは、ガンマ値γ=1とした。
これが、本実施形態におけるR色の原色を表示する場合の最大輝度である。
一方、従来方式においては、前記したように、R色の原色を表示する場合の輝度は、1画素中のR色サブピクセルの表示面積によって制限されるため、1/3=0.333 である。
従って、本実施形態における輝度の改善率は、
(0.426−0.333)/0.333=0.279
となり、輝度が約30%向上することが分かる。
1 反射型カラー画像表示装置
10 画像処理手段
11 画像入力手段
12 色変換手段
13 ブロック分割手段
14 色配分手段
15 制御信号出力手段
20 画像表示手段
21 画素表示素子
22 輝度変調手段
22a 表面
22b 裏面
23 色選択手段
23a 反射面
24 反射部
24b、24g、24r、24w 側面
24t 底面
25 回転軸
26 支柱
27 支持台
B ブロック
M11〜M42 制御電極
M51、M52 固定電極

Claims (4)

  1. 開口部から入射した入射光の輝度を変調し、3原色であるR色(赤色)、G色(緑色)、B色(青色)若しくはW色(白色)の中から選択した選択色に対応する色成分を反射して前記開口部から出射する複数の画素表示素子を2次元マトリクス状に配列して構成された画像表示手段と、前記画像表示手段を制御する画像処理手段とを備え、
    前記画像処理手段は、
    カラー画像データを入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段によって入力したカラー画像データである第1カラー画像データを、当該第1カラー画像データの表色系における3原色である第1の3原色よりも高輝度に設定された3原色であって、前記画素表示素子が選択可能な選択色である前記R色、前記G色及び前記B色からなる第2の3原色によって定められる表色系のカラー画像データである第2カラー画像データに変換する色変換手段と、
    前記色変換手段によって変換された第2カラー画像データを複数の画素からなるブロックに分割するブロック分割手段と、
    前記ブロック分割手段によって分割されたブロックごとに、前記第2カラー画像データによって定められる当該ブロックを構成する複数の画素の3原色の色成分ごとのそれぞれの総和から、前記色成分ごとの総和の中の最小値を減じることで算出される有彩色分の各色成分の大きさに対応して、当該ブロック内の画素ごとに、前記第2の3原色であるR色、G色、B色若しくはW色の中から選択される選択色と輝度とを配分する色配分手段と、
    前記色配分手段によって画素ごとに配分された前記選択色と前記輝度とで、対応する画素位置の前記画素表示素子によって表示されるように、前記画素表示素子が表示する選択色を選択するための制御信号である色選択制御信号と輝度を変調するための制御信号である輝度制御信号とを前記画像表示手段に出力する制御信号出力手段と、
    を備えたことを特徴とする反射型カラー画像表示装置。
  2. 前記色配分手段は、画素ごとに、前記第2カラー画像データによって定められる対応する画素の輝度を配分することを特徴とする請求項1に記載の反射型カラー画像表示装置。
  3. 前記画素表示素子は、それぞれ前記第2の3原色であるR色、G色及びB色並びにW色に4つの側面を着色した四角柱形状の反射部を有し、前記色選択制御信号に対応した色に着色された前記4つの側面の一つを、前記四角柱形状の2つの底面の中心を結ぶ回転軸まわりに前記反射部を回転することによって前記入射光を反射する反射面として設定する色選択手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反射型カラー画像表示装置。
  4. 前記画素表示素子は、前記輝度制御信号に対応して、前記入射光に対する透過率を変化させることで表示する輝度を変調する輝度変調手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の反射型カラー画像表示装置。
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