JP5268411B2 - 通信放送連携サービス提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル放送を活用した通信放送連携サービスを提供するための情報処理技術に関する。
近年、デジタル放送が急速に普及している。2006年4月には、携帯電話等の移動通信機器向けに配信される地上デジタル放送であるワンセグ放送(1セグメント放送)が放送開始されたが、2010年のワンセグ携帯普及台数は、2482万台(野村総合研究所)とも、3480万台(矢野経済研究所)とも予想されている。また、2011年7月には、現行のアナログ放送からデジタル放送に完全に移行することが予定されている。
また、近年、EdyやSuica等の電子マネーも急速に普及している。例えば、Edyは非接触型ICカード等を利用する電子マネーであるが、Edyカードの累積発行枚数は、2006年4月で約1700万枚、非接触型ICを携帯電話に登載したEdy利用可能な携帯電話端末(おサイフケータイ)は、2006年1月で1000万契約を超えたという(平成18年版情報通信白書)。
このような背景の下、本出願人は、デジタル放送の特徴を活かしたサービスの実現に向けて、番組が放送されたときに視聴者がリアルタイムに視聴していたか、を照合するためのデジタル放送システムに関する基本技術について、既に特許を取得している(特許文献1)。この特許発明によれば、放送設備と連携したセキュアな情報であるイベントIDを利用した認証を行うことにより、実際に特定のテレビ番組を観た視聴者だけに、ポイントサービスやマイレージ、電子クーポンといったデジタルコンテンツ(特典)を提供できるようになる。
特許第3842281号公報
ところで、特許文献1では、デジタル放送システムにおいて、イベントIDを利用して特定の番組を視聴したか否かの認証を行うという基本技術を開示している。
そこで、本発明は、上記基本技術をベースに、デジタル放送を活用した通信放送連携サービスの応用技術を提供することを目的とする。本発明に係る幾つかの具体的な態様は、イベントID等の識別子を利用して、視聴者が実際に特定のテレビ番組を観たか否かを認証し、ポイントサービスやマイレージ、電子クーポンといった特典を提供するものである。
また、本発明に係る幾つかの具体的な態様は、実際に特定のテレビ番組を観た視聴者に対して、番組を放送してから所定期間内であれば特典を提供し、所定期間経過後は特典を提供しないようにするものである。
上記課題を解決するために、本発明による通信放送連携サービス提供システムは、デジタル放送を送出するデジタル放送送出システムと、デジタル放送を受信するデジタル放送受信機と、視聴者が番組を視聴したか否かを照合するための照合管理システムと、を備える。ここで、デジタル放送送出システムは、番組を一意に特定するための識別子を含むデジタル放送番組データを送出する手段、を備える。また、デジタル放送受信機は、デジタル放送送出システムから送出されたデジタル放送番組データを受信するデジタル放送受信手段と、デジタル放送受信手段により受信したデジタル放送番組データから識別子を取得して視聴情報記憶手段に記録する視聴情報取得手段と、視聴情報記憶手段に記憶された識別子を含む照合情報を送出する送出手段と、を備える。さらに、照合管理システムは、デジタル放送送出システムから送出されたデジタル放送番組データを受信し、当該番組に付与された識別子を記憶するオンエア情報記憶手段と、デジタル放送受信機から送出された照合情報を受信する通信手段と、通信手段により受信した照合情報に含まれる識別子と、オンエア情報記憶手段に記憶される識別子とを比較して、視聴者が番組を視聴したか否かを認証する照合手段と、を備える。
また、照合管理システムは、照合手段による認証の結果、視聴者が番組を視聴したことが認証された場合に、特典に関する情報を送信する特典付与手段を備え、デジタル放送受信機は、特典付与手段により送信された特典に関する情報を受信したとき、当該特典に関する情報を記憶する特典記憶手段を備える、ことが好ましい。
なお、本発明において「特典」とは、主に商取引上の販促手法として消費者等に与えられるインセンティブの総称である。具体的には、ポイントサービス、マイレージ、クーポン等を含む。一般に、「ポイントサービス」とは、使用金額や利用状況等に応じてポイントが加算され、一定のポイント数と引き換えに、景品や割引などの便益を受けられるサービスを含む。「マイレージ」とは、ポイントサービスの一種であり、所定サービス(航空機等)の利用度に応じて各種の便益を受けられるサービスである。また「クーポン」とは、印刷物又は画面上に表示されたクーポン券と引き換えに、景品や割引などの便益を受けられるサービスを含む。
さらに、通信放送連携システムは、小売店に設置される情報端末装置又は電子商取引サイトを管理する商取引サーバからなる店舗端末をさらに備え、店舗端末は、デジタル放送受信機から送出された照合情報を受信し、当該受信した照合情報を照合管理システムに送信する手段と、照合管理システムから送信された特典に関する情報を受信し、デジタル放送受信機に送信する手段と、を備えることが好ましい。
好適には、店舗端末は、照合管理システムから送信された特典に関する情報を受信したとき、デジタル放送受信機に送信することに換えて、デジタル放送受信機の利用者の決済を減額する。
また、本発明によるサービス提供方法は、デジタル放送を送出するデジタル放送送出システムと、デジタル放送を受信するデジタル放送受信機と、視聴者が番組を視聴したか否かを照合するための照合管理システムと、を備える通信放送連携サービス提供システムにおいて、視聴者にサービスを提供する方法であり、デジタル放送送出システムが、番組を一意に特定するための識別子を含むデジタル放送番組データを送出するステップと、照合管理システムが、デジタル放送送出システムから送出されたデジタル放送番組データを受信し、当該番組に付与された識別子をオンエア情報記憶手段に記録するステップと、デジタル放送受信機が、デジタル放送送出システムから送出されたデジタル放送番組データを受信するステップと、デジタル放送受信機が、受信したデジタル放送番組データから識別子を取得して視聴情報記憶手段に記録するステップと、デジタル放送受信機が、視聴情報記憶手段に記憶された識別子を含む照合情報を送出するステップと、照合管理システムが、デジタル放送受信機から送出された照合情報を受信するステップと、照合管理システムが、受信した照合情報に含まれる識別子と、オンエア情報記憶手段に記憶される識別子とを比較して、視聴者が番組を視聴したか否かを認証するステップと、を備える。
さらに、サービス提供方法は、照合管理システムが、認証の結果、視聴者が番組を視聴したことが認証された場合に、特典に関する情報を送信するステップと、デジタル放送受信機が、特典に関する情報を受信したとき、当該特典に関する情報を記憶するステップと、を備えることが好ましい。
また、本発明による照合管理システムは、放送中の番組のデジタル放送番組データを受信し、当該番組に付与された識別子を記憶するオンエア情報記憶手段と、デジタル放送受信機から送出された照合情報を受信する通信手段と、通信手段により受信した照合情報に含まれる識別子と、オンエア情報記憶手段に記憶される識別子とを比較して、視聴者が番組を視聴したか否かを認証する照合手段と、を備える。
さらに、照合手段による認証の結果、視聴者が番組を視聴したことが認証された場合に、特典に関する情報をデジタル放送受信機に向けて送信する特典付与手段と、をさらに備えることが好ましい。
また、好適には、オンエア情報記憶手段は、識別子に対応付けて、さらに、視聴者が番組を視聴したか否かを認証する際の条件を規定した照合条件を記憶し、照合手段は、照合条件を満たしている場合に、視聴者が番組を視聴したものと認証する。
さらに好適には、オンエア情報記憶手段は、識別子に対応付けて、さらに、特典の付与に関する情報を規定した特典付与情報を記憶し、特典付与手段は、特典付与情報を参照して、視聴者に与える特典を決定する。
また、本発明によるサービス提供方法は、コンピュータの自律的な制御によって、視聴者が番組を視聴したことを認証してサービスを提供する方法であって、放送中の番組のデジタル放送番組データを受信し、当該番組に付与された識別子を対応付けてオンエア情報記憶手段に記憶するステップと、デジタル放送受信機から送出された照合情報を受信するステップと、受信した照合情報に含まれる識別子と、オンエア情報記憶手段に記憶される識別子とを比較して、視聴者が番組を視聴したか否かを認証するステップと、を備える。
このとき、認証の結果、視聴者が番組を視聴したことが認証された場合に、特典に関する情報をデジタル放送受信機に向けて送信するステップと、をさらに備えることが好ましい。
本発明のプログラムは、本発明のサービス提供方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
なお、本明細書等において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明の通信放送連携サービス提供システム及びサービス提供方法によれば、イベントID等の識別子を活用し、テレビ視聴者にクーポンやポイント等の付加価値を提供可能になる。また、テレビ視聴者が店舗に来店又はECサイトにアクセスしたときに、割引等の特典を得られるシステムを提供可能になる。
また、本発明によれば、実際に特定のテレビ番組を観た視聴者に対して、番組を放送してから所定期間内であれば特典を提供し、所定期間経過後は特典を提供しないようすることが可能になる。これにより、システムの処理負担を低減するとともに、キャンペーン効果を高めることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信放送連携サービス提供システム100の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、通信放送連携サービス提供システム100は、デジタル放送送出システム10と、デジタル放送受信機20と、照合管理システム30と、を備えて構成される。デジタル放送送出システム10と照合管理システム30とは、専用又は公衆の伝送路40を介して相互に接続可能に構成される。また、デジタル放送受信機20と照合管理システム30とは、専用又は公衆の通信回線50を介して相互に接続可能に構成される。また、コンビニエンスストアや小売店等の店舗に設置される店舗端末60が通信回線50に接続可能に構成される。なお、デジタル放送受信機20は、デジタル放送送出システム10から送出されるデジタル放送を受信する。
デジタル放送送出システム10は、いわゆる放送局に対応するものであり、音声データ及び画像(動画)データを含む番組用の映像データに、BML生成サーバ(図示略)から受信したBMLを付加して、デジタル放送番組を送出する機能を有する。なお、BML生成サーバは、データ放送用のページ記述言語であるBML(Broadcast Markup Language)に基づいて記述されるBMLコンテンツ(以下、単に「BML」ともいう。)を生成して、データ放送のコンテンツを作成するためのコンピュータ・サーバである。
デジタル放送受信機20は、デジタル放送送出システム10の送出したデジタル放送番組を受信して視聴可能な端末装置である。デジタル放送受信機20の実施例としては、特に、モバイル向けの地上デジタル放送(ワンセグ放送)に対応した携帯電話機等の携帯型端末装置が好ましいが、他にも例えば、ワンセグチューナを備えるパーソナルコンピュータ(PC)や、デジタル放送受信可能なセットトップボックス(STB)などを適用可能である。また、デジタル放送受信機20は、必ずしも単一の機器で構成される必要はなく、例えば、デジタル放送受信可能なデジタルテレビと二次元コード読取り機能を有する携帯電話機とからなるものとして捉えてもよい。なお、地上波デジタル受信用チューナを取り付けたアナログ放送受信用テレビを利用してもよい。
照合管理システム30は、放送された番組のサービスインフォメーション情報(以下「SI情報」という。)を収集して、その一部又は全部を保管する機能を備えている。好適には、デジタル放送送出システム10からSI情報を受信する。なお、このSI情報にイベントIDが含まれる。また、デジタル放送受信機20から送信された情報に基づいて、当該デジタル放送受信機20のユーザ(視聴者)が放送された番組を実際に視聴したか否かを照合し、判断する機能を備えている。
伝送路40は、放送又は通信により情報を伝送するための伝送路(回線)であり、デジタル放送送出システム10と照合管理システム30との間で、デジタル放送番組のSI情報等を伝送可能な回線である。伝送路40は、例えば、放送網、インターネット、LAN、専用線、パケット通信網、電話回線、企業内ネットワーク、その他の放送通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
通信回線50は、デジタル放送受信機20と照合管理システム30との間で、デジタル放送番組の視聴を照合するための情報等を送受信可能な通信回線である。通信回線50は、例えば、インターネット、LAN、専用線、パケット通信網、電話回線、企業内ネットワーク、赤外線通信、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
店舗端末60は、コンビニエンスストアやデパート等の小売店に設置されるコンピュータ端末装置である。例えば、POSレジ端末や、コンビニの店頭に設置される多目的情報端末を利用することが想定される。また、電子マネー等を利用するためのリーダ(読取機器)を備えることが好ましい。本実施形態では、デジタル放送受信機20から情報を取得し、通信回線50を介して照合管理システム30と相互に情報をやり取りできるように構成される。
図2は、デジタル放送送出システム10の概略構成の一例を示すブロック図である。本実施形態では、デジタル放送送出システム10は、番組情報入力端末110と、データサーバ112と、EPG(電子番組表)生成システム114と、多重系装置制御システム116と、映像再生開始制御装置118と、映像素材(VTR、番組バンクやCMバンク等の各種バンク、スタジオなど)120と、スイッチャー122と、ハイビジョン映像符号化装置124と、スタンダード映像符号化装置126と、多重化装置128と、変調器130を備えて構成される。なお、各構成要素は、通常のデジタル放送送出設備において知られたものであるので、詳細説明を省略する。
本発明において、視聴者が所定の番組を視聴したか否かを認証するために利用されるイベントIDは、番組情報入力端末110において自動的に付与される。ここで付与されたイベントIDは、データサーバ112、EPG生成システム114、多重化装置128、及び変調器130を介してデジタル放送信号に変調され、放送される。つまり、番組を一意に特定するための識別子であるイベントIDは、放送されるデジタル放送信号(デジタル放送番組データ)そのものに含まれるデータである。
図3は、デジタル放送受信機20の概略構成の一例を示すブロック図である。本実施形態においてデジタル放送受信機20は、デジタル放送を受信するデジタル放送用アンテナ210と、受信したデジタル放送信号を出力手段にて視聴可能な信号に変換するチューナ212を備え、チューナ212で変換された信号はTSデコーダ214に送信され、ヘッダ部と映像データとBMLとを取り出す。音声デコーダ216は、TSデコーダ214がデコードした映像データを復号して音声データを取り出し、スピーカ218から音声を出力する。画像デコーダ220は、TSデコーダ214がデコードした映像データを複合して画像データを取り出し、表示デバイス222により動画等の画像を出力する。
また、デジタル放送受信機20は、デジタル放送受信機20の動作及び処理を制御するCPU224と、プログラムや必要なデータを格納するROM及び/又はRAM226と、TSデコーダ214がデコードしたBMLを格納するとともに、BMLで記述されたコンテンツを再生するBMLブラウザを格納するNVRAM228と、TSデコーダ214がデコードしたヘッダ部から図示しない受信機制御部を用いてイベントIDを取得してNVRAM228に送るイベントID取得部230と、照合管理システム30とデータ通信するための通信インタフェース232と、これらを結ぶバス234と、データ通信用のアンテナ236とを備える。
イベントIDとは、デジタル放送においてそれぞれの番組を識別するために、典型的には番組毎にデジタル放送番組に付与される識別子である。このイベントIDは、もともと電子番組表(EPG)で使用される識別子(イベントID)を、本発明における番組視聴の認証等の用途に転用することが好ましい。また、イベントIDを一つの番組単位で付与する代わりに、番組よりも小さい単位、例えば、番組の中の1コーナーやCM等の単位で、イベントIDを付与するようにしても良い。
なお、イベントID取得部230は、専用半導体チップ等のハードウェアにより構成してもよいし、ROM等に記憶されたプログラムを実行して所望の機能を実現するソフトウェアにより構成してもよいが、いずれにしても、受信したデジタル放送信号(デジタル放送番組データ)に含まれているイベントIDを抽出するものである。
図4は、デジタル放送受信機20の機能構成の一例を示すブロック図である。デジタル放送受信機20は、本実施形態における主な構成として、デジタル放送送出システム10からのデジタル放送を受信するデジタル放送受信手段250と、デジタル放送受信機20の動作全体を制御する制御手段260と、必要なデータを記憶するための記憶手段280と、照合管理システム30との間でデータ通信を行うための通信手段290と、を備える。制御手段260はさらに、デコード手段262と、BML読出手段264と、視聴情報取得手段266と、照合情報送出手段268と、特典管理手段270とを備える。記憶手段280はさらに、特典記憶手段282と、視聴情報記憶手段284と、を備える。
デジタル放送受信手段250は、番組に関する映像データと、データ放送用のコンテンツデータであるBMLと、を含むデジタル放送番組の信号を受信する機能を有する。
デコード手段262は、デジタル放送信号をチューナで変換した信号から、ヘッダ部のデータと映像データとBMLとを取り出し、映像データから音声信号と画像信号(動画)とを取り出す機能を有する。BML読出手段264は、BMLを解釈してコンテンツを再生する機能を有するものであり、例えば、BMLブラウザにより実装される。
視聴情報取得手段266は、デジタル放送受信機20において番組が視聴されたときに、その視聴に関する情報を取得して、視聴情報記憶手段284に記憶する機能を有する。視聴に関する情報としては、少なくとも、受信したデジタル放送信号に含まれる識別子を利用する。例えば、視聴情報取得手段266は、表示装置等に出力されている視聴中の番組に関して、デジタル放送送出システム10から送出されてデジタル放送受信機20が受信したデジタル放送信号から、デジタル放送信号に含まれるイベントIDを取得して、視聴情報記憶手段284に記録する。このとき、デコード手段262により取り出されたヘッダ部に含まれるイベントIDを取得することが好ましい。
また、視聴情報取得手段266は、デジタル放送受信機20において番組が視聴されたときに、その視聴日時に関する情報を取得して、視聴中の番組のデジタル放送信号から取得したイベントIDに対応付けて視聴情報記憶手段284に記憶することが好ましい。視聴情報取得手段266による視聴情報記憶部284への記録処理は、番組視聴中の所定時間毎に不連続に記録するようにしてもよいし、ある番組を視聴開始した時点から視聴を終えた時点までを記録するようにしてもよい。また、デジタル放送信号に含まれるBMLに視聴に関する情報の取得を指示するコマンドを埋め込んでおき、当該コマンドがデジタル放送受信機20で実行された時にイベントIDを記録してもよい。この場合、イベントIDに対応付けて、コマンドを実行した日時を、視聴日時として記録するとよい。さらに、視聴者参加型の番組の場合、視聴者が番組に対してアクションを起こしたことを契機として、そのアクションを起こした時点で取得したイベントIDとその日時を視聴情報記憶部284に記録することが好ましい。
なお、視聴情報取得手段266は、デジタル放送受信機20が備える時計(タイマー)機能を利用して、視聴日時を取得することが好ましい。この場合には、録画した番組を視聴すると、実際に視聴した日時(つまり、放送された日時とは異なる)に関する情報が記憶される。また、視聴日時の誤差をほぼゼロに抑えるために、デジタル放送受信機20は、電波時計用の標準電波を受信して、時計の誤差を自動修正可能であると、さらに好ましい。また、照合条件によっては、SI情報から放送日時に関する情報を取得し、それを視聴日時とみなすことも可能である。
照合情報送出手段268は、視聴情報記憶手段284に記録された情報に基づいて、少なくともイベントIDを含む照合情報を生成し、外部(照合管理システム30や店舗端末60等)に送出する機能を有する。本実施形態では、イベントIDと当該イベントIDに対応付けて記憶された視聴日時情報とを含む照合情報を生成し、直接又は店舗端末60を介して、照合管理システム30に送信する機能を有する。
なお、視聴情報取得手段266がイベントIDの有効期限を取得可能な場合には、イベントIDに加えて、当該イベントIDの有効期限を対応付けて視聴情報記憶手段284に記録するようにしてもよい。このとき、照合情報送出手段268は、送出しようとするイベントIDが有効期限を越えている場合には、照合情報を送出しないことが好ましい。これにより、無用な通信トラフィックの増大を抑えることができる。
特典管理手段270は、所定の条件を満たした視聴者のみに付与される特典に関するデータを管理・制御する機能を有する。特典とは、例えば、ポイント、マイレージ、クーポン、電子マネー、楽曲、壁紙等のデジタルコンテンツを含む。例えば、視聴者に特典が付与されたとき、その特典に関するデータを特典記憶手段282に格納する。また、視聴者が特典を利用する場合には、特典記憶手段282から所望の特典を取り出し、特典の内容に応じて、当該特典を表示装置に表示したり、外部にデータを送出したりする。例えば、特典がクーポンであれば、クーポン画像を画面表示させる。また、特典が電子マネーであれば、電子マネーの決済システムに決済情報を送出する。
特典記憶手段282は、所定の条件を満たした視聴者のみに付与される特典に関するデータを記録する。特典記憶手段282には、照合管理システム30から受信したポイント等の数量や、クーポン画像等のデータを記録することが好ましい。また、番組放送中に受信したBMLに記述された特典用のコンテンツデータ(例えば、クーポン画像や着信メロディ)を特典記憶手段282に格納しておき、所定条件を満たした視聴者のみに当該コンテンツデータを読み出せるようにしてもよい。
視聴情報記憶手段284は、視聴者が番組を視聴したときに、その視聴に関する情報を記録する。本実施形態では、視聴情報取得手段266が取得したイベントID及び視聴日時に関する情報を記憶する。このとき、視聴中の番組のイベントIDと、その視聴日時とを、対応付けて格納する。また、イベントIDに対応付けて、有効期限やその他必要な情報を記憶可能である。
通信手段290は、通信回線50を介して照合管理システム30に対して情報を送受信可能な通信インタフェースである。通信手段290は、例えば、携帯電話機のインターネット接続機能のように、直接通信回線50を介して照合管理システム30にアクセスしてもよいし、携帯電話機(デジタル放送受信機20)の赤外線通信機能を利用して、店舗端末60に情報を送信し、店舗端末60から通信回線50を介して照合管理システム30にアクセスしてもよい。また、デジタル放送受信機20の表示装置にQRコード等のコード情報を表示させ、このコード情報を店舗端末60が読み取り、店舗端末60から通信回線50を介して照合管理システム30にアクセスしてもよい。
図5は、照合管理システム30の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態において照合管理システム30は、デジタル放送送出システム10から現在放送中の番組に係るデータ放送用のBMLとイベントIDを含むSI情報とを受信する受信手段350と、照合管理システム30全体の処理や動作を制御するCPU等の制御手段360と、照合管理システム30の実行する処理に必要な各種情報を記憶するためのメモリや記憶装置等を含む記憶手段370と、デジタル放送受信機20又は店舗端末60との間でデータ通信を行うための通信手段380と、を備える。また、図示省略するが、情報の入出力を行う入出力手段と、これらの各手段を結ぶバスなどを備える。さらに、制御手段360は、オンエア情報取得手段362と、照合手段364と、特典付与手段366と、を備える。記憶手段370は、オンエア情報記憶手段372を備える。
受信手段350は、伝送路40を介してデジタル放送送出システム10から情報を受信する機能を有する。通信手段380は、通信回線50を介してデジタル放送受信機20又は店舗端末60に対して情報を送受信する機能を有する。
オンエア情報取得手段362は、デジタル放送送出システム10から現在放送中の番組を受信して、放送中の番組に係るイベントIDを取得してオンエア情報記憶手段372に記録する機能を有する。また、放送中の番組の放送日時を取得して、これをイベントIDに対応付けてオンエア情報記憶手段372に記録するとよい。本実施形態においては、デジタル放送送出システム10から受信したデジタル放送信号のヘッダ部に含まれるSI情報からイベントIDを取得して、オンエア情報記憶手段372に記録する。イベントIDに対応付けて放送日時を記録する場合、受信したデジタル放送信号中のSI情報に含まれる放送日時情報を利用することが好ましい。また、照合管理システム30が備える時計(タイマー)機能を利用して実際に番組を受信した日時を計測することにより、放送日時を取得してもよい。
また、オンエア情報取得手段362は、照合条件が設定される場合には、照合条件を取得して、オンエア情報記憶手段372に番組のイベントIDと対応付けて格納する機能を有する。照合条件は、予め照合条件をBMLに埋め込んでおき、放送中の番組のBMLから照合条件を取得してもよいし、スポンサー等が照合条件を番組放送前、放送中、又は放送後に登録できるようにしてもよい。なお、照合条件とは、当該条件を満たした場合にのみ照合クリアとするための条件であり、例えば、番組を20分以上視聴した場合、視聴者が所定のCMを見た場合、視聴者参加型の番組で3回以上アクセスした場合、といった視聴条件を照合条件として設定可能である。
また、照合条件には、イベントIDの有効期限を設定することが好ましい。イベントIDの有効期限としては、番組放送から2週間というように放送終了後からの期間を設定してもよいし、7月11日までというように所定の期限日時を設定してもよい。そして、有効期限を越えたイベントIDを照合しても、照合手段364では、認証不成立とする。
オンエア情報取得手段362は、イベントIDの有効期限を取得すると、当該イベントIDに対応付けて、取得した有効期限をオンエア情報記憶手段372に記録する。例えば、有効期限がBMLに埋め込まれている場合には、番組を受信したときに、そのデジタル放送信号に含まれるBMLから有効期限を抽出し、当該デジタル放送信号から取得したイベントIDと対応付けて、オンエア情報記憶手段372に記録する。イベントIDの有効期限に関する情報をBMLに埋め込む場合、番組を放送するだけで、デジタル放送受信機20や照合管理システム30がイベントIDの有効期限を管理できるため、期限管理のための新たな設備等を設ける必要がないし、有効期限情報を送受信するための新たな通信セッション等を設ける必要もない。
また、スポンサー等が照合管理システム30に有効期限を登録する場合には、まずスポンサー等が番組を識別可能な情報と有効期限とを登録する。ここで、番組を識別可能な情報とは、イベントIDでもよいし、放送曜日と時間帯とチャンネル番号の組み合わせ等でもよい。一方、オンエア情報取得手段362は、番組を受信したときに、そのデジタル放送信号から取得したイベントIDをオンエア情報記憶手段372に記録する。また、任意のタイミングでイベントIDの有効期限が登録されているか否かを確認し、登録されている場合には、当該イベントIDに対応付けて、その有効期限をオンエア情報記憶手段372に記録する。
このように、本実施形態では、照合条件として、視聴条件や有効期限等を任意に設定できるので、スポンサーの要望等に応じた種々のサービスやキャンペーンを実行可能である。
さらに、認証に成功したときに、如何なる特典を付与するかを規定した特典付与情報が設定される場合には、特典付与情報を取得して、オンエア情報記憶手段372に番組のイベントIDと対応付けて格納する機能を有する。特典付与情報も上述の照合条件と同様に、放送中の番組のBMLに埋め込んでおき、BMLから取得するようにしてもよいし、スポンサー等が特典付与情報を直接登録できるようにしてもよい。なお、特典付与情報には、視聴者の視聴状況に応じて、異なる特典を付与するよう規定してもよい。例えば、視聴時間に応じてポイント数量を決定したり、視聴者参加型の番組であれば、番組への参加状況に応じて異なるクーポンを提供したりすることが想定される。
また、所定の条件を満たした視聴者のみに、所定の特典を付与するようにしてもよい。このとき、オンエア情報取得手段362に、照合条件と特典付与情報とを関連付けて格納する。これにより、例えば、連続ドラマを10回継続して観た視聴者だけに、所定の特典を与えるといったことも可能になる。
照合手段364は、デジタル放送受信機20から送信された照合情報を直接又は店舗端末60等を介して受信し、当該照合情報に含まれるイベントIDを照合する機能を有する。照合情報に視聴日時情報が含まれている場合には、当該照合情報に含まれるイベントID及び視聴日時と、オンエア情報記憶手段372に記憶されるイベントID及び放送日時とを比較して、一致するか否かを照合する。また、オンエア情報記憶手段372に当該イベントIDに対応付けて照合条件が記録されている場合には、イベントIDと視聴日時情報の照合に加え、照合条件を満たしているか否かも照合することが好ましい。そして、照合が一致したとき、照合が一致した旨を特典付与手段366に渡す。
オンエア情報記憶手段372に、イベントIDの有効期限が登録されている場合には、照合情報に含まれるイベントID等が、オンエア情報記憶手段372に記憶されているか否か、また、記憶されている場合には、当該イベントIDの有効期限を越えていないか否かを照合する。そして、照合情報に含まれるイベントID等が、オンエア情報記憶手段372に記憶されていない、又は、記憶されていても有効期限を越えている場合には、認証不成立とする。
特典付与手段366は、照合手段364における照合の結果、照合が一致したとき、すなわち、視聴者が放送された番組を視聴したことが認証され、かつ、照合条件が設定されている場合にはその条件を満たすときに、当該視聴者に対して特典を付与する機能を有する。また、特典付与情報が設定されている場合には、その特典付与情報に基づいて、視聴者に付与される特典を決定する。
オンエア情報記憶手段372は、イベントIDとその放送日時とを対応付けて記録する。このとき、ある番組が放送されるときに、その放送開始の日時と放送終了の日時とを当該番組のイベントIDに対応付けて記録するようにしてもよいし、番組放送中の所定時間毎に不連続に、放送中の番組のイベントIDと現在の日時情報とを記録するようにしてもよい。また、照合条件が設定される場合には、イベントIDに対応付けて照合条件が記録される。照合条件として、イベントIDに有効期限が設定されている場合、有効期限を越えたイベントIDに関するレコードは、所定のタイミングでオンエア情報記憶手段372から削除するのがよい。これにより、ストレージ資源を有効活用でき、不要な処理を軽減できるので、システムの処理負担を低減できる。さらに、特典付与情報が設定される場合には、イベントIDに対応付けて特典付与情報が記録される。
なお、照合管理システム30は、専用又は汎用のコンピュータにより実現される。このとき、単一のコンピュータより構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータより構成されるものであってもよい。また、照合管理システム30は、CPUが、メモリまたは外部記憶装置などに記憶された所定のプログラムを実行することにより実現される。
次に、本実施形態における通信放送連携サービス提供システム100の動作の一例について説明する。ここでは、本通信放送連携サービス提供システム100を利用して、番組を観た視聴者だけにマイレージのような特典(以下、本実施形態において、照合に成功した視聴者が得られる特典を「TVマイル」という。)を与えるサービスを実現する実施例について説明する。
なお、本実施形態において「TVマイル」とは、ポイントサービスの一種であり、テレビの視聴状況に応じてマイル(マイレージ)が与えられ、一定のマイル数と引き換えに、景品や割引などの便益を受けられるサービスである。このTVマイルは、ある特定の番組の視聴者のみに付与されるポイントサービスに限らず、番組のスポンサー等に関わらず、複数の番組を横断して共通に付与されるポイントサービスであることが好ましい。また、好適には、視聴者はTVマイルをデジタル放送受信機20に貯めることができ、所定量のTVマイルを、クーポン券、電子マネー、景品、割引等と交換することが可能である。
図6は、通信放送連携サービス提供システム100を利用して、特定の番組を観た視聴者だけにTVマイルを与える処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず事前準備として、視聴者は、デジタル放送受信機20にTVマイルを貯めるためのアプリケーション(以下「TVマイルアプリ」という。)をインストールする。このTVマイルアプリは、デジタル放送受信機20を、視聴情報取得手段266、照合情報送出手段268、特典管理手段270、特典記憶手段282、及び視聴情報記憶手段284として機能させるためのプログラムである。本実施例では、TVマイルアプリにより、視聴中の番組からイベントIDを取得する機能、取得されたイベントIDを視聴日時情報と対応付けて記憶する機能、視聴者の指示等に応じてイベントIDと視聴日時情報を取り出して外部に送出する機能、認証成功してTVマイルを取得した場合に当該TVマイルを貯める機能が実現される。
TVマイルアプリのインストール処理は、例えば、放送局がデジタル放送送出システム10から予告番組等を放送する際に、番組に関する映像データとともに、TVマイルアプリの配信サイトの位置情報(URL等)のデータを含めて放送する(S71)。デジタル放送受信機20は番組とデータを受信すると、受信したデータからTVマイル配信サイトの位置情報を取り出し、視聴者の指示に応じて、当該位置情報で示されるサイトにアクセスし(S72)、TVマイルアプリをダウンロードする(S73)。こうして、デジタル放送受信機20は、TVマイルサービスを提供する番組が放送される前に、TVマイルアプリをインストールしておく。
なお、視聴者は、TVマイルアプリを本番番組放送前にデジタル放送受信機20にインストールしておくことが好ましいが、番組放送中にインストールしても良いことは言うまでもない。また、図6では、TVマイルアプリ配信サーバが照合管理システム30に含まれるように図示されているが、TVマイルアプリ配信サーバは、照合管理システム30に含まれるものとする必要はない。また、配信サーバは複数でもよい。例えば、番組のスポンサー等が個別に、TVマイルアプリ配信サーバを立ち上げてもよい。
その後、TVマイルサービスを提供する番組が放送される。照合管理システム30は、本番の番組放送中(オンエア中)に、デジタル放送送出システム10からSI情報を受信する。SI情報の受信は、番組放送時にリアルタイムで受信することが好ましい。そして、受信したSI情報からオンエア中の番組のイベントIDを取得し、当該イベントIDを放送日時情報と対応付けてオンエア情報記憶手段372に格納する(S75)。
一方、視聴者は、デジタル放送受信機20で放送中の番組を受信する。このとき、受信する番組の受信信号には、番組に関する映像データと、SI情報を含むデータとが含まれる。デジタル放送受信機20は、番組を受信すると、映像データに基づいて画像・音声を出力するとともに、SI情報に含まれるイベントIDを番組視聴中にリアルタイムで取得して、当該イベントIDを視聴日時情報に対応付けて、視聴情報記憶手段284に格納する(S76)。
また、番組を据え置き型のテレビ等で視聴した場合には、テレビ画面上に二次元コード等のコード情報を表示させ、それを携帯電話機のコード情報リーダー機能を用いて読み取ることによって、イベントIDを携帯可能な機器に記録させるようにしてもよい。この場合には、据え置き型のテレビと携帯機器とを合わせたものがデジタル放送受信機20に相当する。
番組が終わった後、視聴者は、デジタル放送受信機20を持って所定の店舗に行き、買い物等をして(S77)、決済をするとき等に、店舗端末60を介して少なくともイベントIDを含む照合情報を照合管理システム30に送信して、照合情報の認証が行われる(S78)。
ここでは、照合情報として、イベントIDと、当該イベントIDに対応付けて記録された視聴日時情報とを利用する。店舗端末60は、デジタル放送受信機20からイベントIDと視聴日時情報とを取得し、これらを照合管理システム30に送信する。デジタル放送受信機20に複数のイベントIDが記録されている場合には、複数のイベントIDの中から所望のものを視聴者が選択して、一のイベントIDとその視聴日時情報とを送るようにすることが好ましい。同一のイベントIDに対応する視聴日時情報が複数ある場合には、複数の視聴日時情報全てを照合情報に含むことが好ましい。こうすることで、視聴者が番組をいつ観ていたかを、より詳細に認証できるようになる。
また、照合管理システム30に送信する照合情報には、デジタル放送受信機20を識別するためのID情報又は店舗端末60を識別するためのID情報を含めてもよい。デジタル放送受信機20と店舗端末60との間の情報の送受信は、赤外線通信を用いてもよいし、二次元コード等のコード情報を用いてもよいし、有線のコネクタ接続を用いてもよい。また、店舗端末60から無線でデジタル放送受信機20のICチップの読み書きを行ってもよい。
そして、照合管理システム30は、店舗端末60を介して受信した照合情報を、オンエア情報記憶手段372に蓄積されているオンエア情報と比較照合し、視聴者が番組を視聴したか否かを判断する。具体的には、照合手段364が、照合情報に含まれるイベントIDに基づいてオンエア情報記憶手段372を検索して、当該イベントIDに係る番組の放送日時を特定し、照合情報に含まれる視聴日時情報によって示される視聴日時が、この放送日時の範囲内である場合には、認証成功とする。また、当該イベントIDに対応付けて有効期限等の照合条件が設定されている場合には、イベントIDと視聴日時情報の照合に加え、当該照合条件を満たす場合に、認証成功とする。一方、それ以外の場合、すなわち、照合不成立の場合には、認証失敗とする。
認証成功の場合、照合管理システム30は、視聴者(すなわち、デジタル放送受信機20の利用者)に対してTVマイルを付与する。このとき、オンエア情報記憶手段372にイベントIDに対応付けて記憶された特典付与情報に、認証成功したときのTVマイルの付与量(以下、単に「マイル」ともいう。)に関する情報が含まれていれば、当該情報に基づいてTVマイルの付与マイルを決定する。また、特典付与情報が設定されていなければ、デフォルト値のTVマイルを付与する。
照合管理システム30は、照合情報の認証を終えると、店舗端末60に認証結果を返す。認証成功の場合には、今回の認証成功によって新たに付与されたTVマイルを店舗端末60に送る。一方、認証失敗の場合には、その旨を店舗端末60に返す。
店舗端末60では、認証結果に応じた処理を行う。認証に成功してTVマイルが付与された場合、視聴者は、TVマイルを貯めるか、或いは、すぐに使うかを選択する。TVマイルを貯める場合には、今回付与されたマイルをデジタル放送受信機20に送り、特典記憶手段282に当該マイルを追加記録する。また、TVマイルを使う場合には、付与されたマイルに応じて減額した上で、決済を実行する。一方、認証失敗の場合には、通常どおり決済を実行すればよい。
図7は、通信放送連携サービス提供システム100を利用して、番組を観た視聴者だけにTVマイルを与える処理の流れの別の一例を示すフローチャートである。
まず事前準備として、デジタル放送受信機20にTVマイルアプリのインストールが必要であるが、これは先の実施例におけるステップS71からステップS73までと同様である。
その後、TVマイルサービスを提供する番組が放送され。番組放送中に、照合管理システム30は放送中の番組のSI情報を受信し、デジタル放送受信機20では放送中の番組のイベントIDを取得するが、これも先の実施例におけるステップS75及びステップS76と同様である。
そして、この実施例では、番組視聴中または番組終了後に、デジタル放送受信機20から照合管理システム30に照合情報が送信される。照合管理システム30は照合情報を受信すると、照合情報に含まれるイベントIDに基づいて、視聴者が所定の番組を視聴したか否かを認証する(S81)。
なお、照合情報は先の実施例と同様に、少なくともイベントIDを含むが、本実施例では、イベントIDと視聴日時情報とを含む。そして、照合管理システム30の照合手段364は、これらの情報をオンエア情報記憶手段372に記録された情報と突き合わせて、視聴者が番組を視聴したか否かを判断する。照合条件が設定されている場合には、イベントIDと視聴日時情報の照合に加え、照合条件を満たすか否かを判断する。
照合管理システム30は、認証成功の場合、特典付与情報に基づいて所定量のTVマイルを付与するが、本実施例ではさらに、TVマイルと電子マネーとの交換比率を定めたテーブルを参照して、TVマイルを電子マネーに交換する。そして、電子マネーをデジタル放送受信機20に送信する(S82)。なお、特典付与情報として、電子マネーを付与することを規定しておき、認証が成功した場合に始めから電子マネーを付与するようにしてもよい。
デジタル放送受信機20は、照合管理システム30から電子マネーを受信すると、当該電子マネーを特典記憶手段282に記録する。また、「おサイフケータイ」などのように、デジタル放送受信機20が電子マネー機能を予め備えている場合には、当該電子マネー機能側のICチップに、照合管理システム30から受け取った電子マネーを貯めるようにすることが好ましい。
その後、視聴者は、特典として得られた電子マネーを自由に利用することができる(S83)。例えば、所定の店舗で買い物をしたときに、番組を視聴した結果得られた電子マネーを利用して決済をすることができる。
なお、上記実施形態では、店舗端末60として、小売店等の実店舗に設置される端末装置を想定して説明したが、インターネット上のネットショップやオークションサイト等のECサイトを管理するサーバ装置を想定することもできる。この場合、視聴者は、番組を観ている最中、又は、観た後に、デジタル放送受信機20を用いて所定のECサイトにアクセスする。ECサイトはデジタル放送受信機20から受け取った照合情報を照合管理システム30に送信し、視聴者が本当に番組を視聴したか否かを確認し、認証成功した場合に、特典を与えることができるようになる。
図8は、通信放送連携サービス提供システム100を利用して、番組を観た視聴者だけにクーポンを与える処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、視聴者がテレビ番組を視聴すると、デジタル放送受信機20に当該番組のイベントIDを含む視聴情報が蓄積される(S91)。視聴者は、好きな時間に照合管理システム30にアクセスし、クーポンを入手する(S92)。このとき、照合管理システム30は、デジタル放送受信機20から受け取った照合情報に基づいて、番組を視聴したか否かを認証し、認証成功したのみクーポンを発行し、視聴者のデジタル放送受信機20に当該クーポンの情報を送信することが好ましい。クーポンの情報としては、クーポン画像及びクーポンの識別IDを含み、これらの情報は、特典記憶手段282に格納される。そして、視聴者の指示に基づいて、デジタル放送受信機20は、特典記憶手段282から読み出したクーポン画像を画面に表示する。なお、照合管理システム30は、認証成功したときに、まずは視聴者にTVマイルを付与し、その後、所定量のマイルと引き換えに、クーポンを発行してもよい。
その後、視聴者は、クーポンを利用可能な店舗に来店、又は、ECサイトにアクセスして、当該クーポンを利用して決済を行う(S93)。このとき、視聴者が使用するクーポンの有効性が確認される。有効性の確認は、デジタル放送受信機20の画面に表示されたクーポン画像を店員等が目視確認して有効性を確認してもよいが、照合管理システム30がクーポンの有効性を確認することが好ましい。具体的には、店舗端末60は、デジタル放送受信機20からクーポンの識別IDを受信し、この識別IDを照合管理システム30に送信して、当該識別IDに基づいてクーポンの有効性を確認する(S94)。そして、クーポンが有効な場合には、クーポンに規定された割引率等に従って決済が実行される。
以上のとおり、本発明によれば、イベントID等の識別子を活用して、視聴者が番組を観たか否かを照合可能なシステムを提供できる。イベントID等の識別子はデジタル放送に埋め込まれるため、少なくともデジタル放送の運用規定に定められる以上のセキュリティを備えている。そのようなセキュリティ性の高い情報を活用するため、番組を視聴したか否かの判断を確実に行うことができる。
また、本実施形態によれば、テレビ視聴者に、ポイントサービスやマイレージ、クーポン等の付加価値を提供できるという効果を奏する。これにより、テレビ視聴者が店舗に来店又はECサイトにアクセスしたときに、割引等のプレミアムを得られるシステムを提供可能になる。これにより、テレビ番組をマーケティングに活用でき、店舗への来店やECサイトへのアクセスを促すことが可能になるため、商取引の活性化につながる。
さらに、視聴条件や有効期限等の照合条件を設定することにより、スポンサーは所望の条件で種々のキャンペーンを展開することが可能になる。例えば、有効期限が設定されている場合には、実際に特定のテレビ番組を観た視聴者に対して、番組を放送してから所定期間内であれば特典を提供し、所定期間経過後は特典を提供しないようすることが可能になる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述の各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
また、本実施形態において、一つ一つのCM単位でイベントIDを付与するようにすれば、所定のCMを実際に観たか否かによってTVマイル等の特典を付与することが可能になる。
さらに、放送中の番組のBMLにイベントIDの有効期限が記述されているとき、デジタル放送受信機20は、視聴情報記憶手段284にイベントIDを記録する際に、当該イベントIDの有効期限の情報も対応付けて記録することが好ましい。そして、未照合のイベントIDの有効期限が近づいてきたとき、デジタル放送受信機20の表示画面に、有効期限が近い旨のリマインドを表示するとよい。
また、本実施形態では、イベントIDの有効期限を照合管理システム30が管理するものについて説明したが、番組のBMLに有効期限が埋め込まれている場合には、デジタル放送受信機20側で、イベントIDの有効期限を管理するものとしてもよい。このとき、視聴情報取得手段266は、デジタル放送受信機20が受信したデジタル放送信号からイベントIDと有効期限とを抽出して、このイベントIDと有効期限とを対応付けて視聴情報記憶手段284に記録する。そして、照合情報送出手段268は、照合情報を送出する際に視聴情報記憶手段284を参照して、送出しようとしているイベントIDの有効期限を確認する。ここで、有効期限内であれば照合情報を送出する。一方、有効期限を越えている場合には、照合情報を送出することなく認証不成立と判断する。これにより、無用な通信トラフィックの増大を抑えることができる。
さらに、本実施形態ではイベントIDを用いて所定の番組を視聴したか否かを照合するものについて説明したが、各番組を一意に特定することのできる識別子であり、かつ、当該識別子がデジタル放送送出システム10から送出されるデジタル放送信号に含まれるものであれば、イベントIDに換えて、そのような識別子を用いて番組視聴の有無を照合してもよい。
通信放送連携サービス提供システム100の概略構成を示すブロック図である。 デジタル放送送出システム10の概略構成の一例を示すブロック図である。 デジタル放送受信機20の概略構成の一例を示すブロック図である。 デジタル放送受信機20の機能構成の一例を示すブロック図である。 照合管理システム30の構成の一例を示すブロック図である。 通信放送連携サービス提供システム100を利用して、番組を観た視聴者だけにTVマイルを与える処理の流れの一例を示すフローチャートである。 通信放送連携サービス提供システム100を利用して、番組を観た視聴者だけにTVマイルを与える処理の流れの別の一例を示すフローチャートである。 通信放送連携サービス提供システム100を利用して、番組を観た視聴者だけにクーポンを与える処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 デジタル放送送出システム
20 デジタル放送受信機
30 照合管理システム
40 伝送路
50 通信回線
60 店舗端末
100 通信放送連携サービス提供システム
250 デジタル放送受信手段
260 制御手段
262 デコード手段
264 BML読出手段
266 視聴情報取得手段
268 照合情報送出手段
270 特典管理手段
280 記憶手段
282 特典記憶手段
284 視聴情報記憶手段
290 通信手段(送出手段)
350 受信手段
360 制御手段
362 オンエア情報取得手段
364 照合手段
366 特典付与手段
370 記憶手段
372 オンエア情報記憶手段
380 通信手段

Claims (18)

  1. デジタル放送を送出するデジタル放送送出システムと、デジタル放送を受信するデジタル放送受信機と、視聴者が番組を視聴したか否かを照合するための照合管理システムと、を備える通信放送連携サービス提供システムにおいて、
    前記デジタル放送送出システムは、
    番組を一意に特定するための識別子と前記識別子の有効期限とを含むデジタル放送番組データを送出する手段、を備え、
    前記デジタル放送受信機は、
    前記デジタル放送送出システムから送出されたデジタル放送番組データを受信するデジタル放送受信手段と、
    前記デジタル放送受信手段により受信したデジタル放送番組データから識別子を取得して視聴情報記憶手段に記録する視聴情報取得手段と、
    前記視聴情報記憶手段に記憶された識別子を含む照合情報を送出する送出手段と、を備え、
    前記照合管理システムは、
    前記デジタル放送送出システムから送出されたデジタル放送番組データを受信し、受信したデジタル放送番組データから識別子と当該識別子の有効期限とを抽出し、抽出された識別子有効期限と対応付けて記憶するオンエア情報記憶手段と、
    前記デジタル放送受信機から送出された照合情報を受信する通信手段と、
    前記通信手段により受信した照合情報に含まれる識別子と、前記オンエア情報記憶手段に記憶される識別子とを比較して、視聴者が前記番組を視聴したか否かを認証するとともに、照合する識別子が有効期限を越えている場合には認証不成立とする照合手段と、を備える、
    通信放送連携サービス提供システム。
  2. 前記視聴情報取得手段は、デジタル放送番組データから取得した識別子を、視聴者が番組を視聴している日時に関する視聴日時情報と対応付けて視聴情報記憶手段に記録し、
    前記送出手段が送出する照合情報は、識別子に加えて、当該識別子に対応付けて前記視聴情報記憶手段に記録された視聴日時情報を含み、
    前記オンエア情報記憶手段は、番組の識別子を、当該番組の放送日時に関する放送日時情報と対応付けて記憶し、
    前記照合手段は、識別子の照合に加えて、前記通信手段により受信した照合情報に含まれる視聴日時情報と、前記オンエア情報記憶手段に記憶される放送日時情報とを比較して、視聴者が前記番組を視聴したか否かを認証する、
    ことを特徴とする請求項1記載の通信放送連携サービス提供システム。
  3. 前記識別子は、番組を一意に特定するために番組毎に付与されるイベントIDであることを特徴とする請求項1又は2記載の通信放送連携サービス提供システム。
  4. 前記照合管理システムは、
    前記照合手段による認証の結果、視聴者が前記番組を視聴したことが認証された場合に、特典に関する情報を送信する特典付与手段を備え、
    前記デジタル放送受信機は、
    前記特典付与手段により送信された特典に関する情報を受信したとき、当該特典に関する情報を記憶する特典記憶手段を備える、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の通信放送連携サービス提供システム。
  5. 前記通信放送連携システムは、店舗に設置される情報端末装置又は電子商取引サイトを管理する商取引サーバからなる店舗端末をさらに備え、
    前記店舗端末は、
    前記デジタル放送受信機から送出された前記照合情報を受信し、当該受信した照合情報を前記照合管理システムに送信する手段と、
    前記照合管理システムから送信された前記特典に関する情報を受信し、前記デジタル放送受信機に送信する手段と、を備える、
    請求項4記載の通信放送連携サービス提供システム。
  6. 前記店舗端末は、
    前記照合管理システムから送信された前記特典に関する情報を受信したとき、前記デジタル放送受信機に送信することに換えて、前記デジタル放送受信機の利用者の決済を減額する、
    ことを特徴とする請求項5記載の通信放送連携サービスシステム。
  7. デジタル放送を送出するデジタル放送送出システムと、デジタル放送を受信するデジタル放送受信機と、視聴者が番組を視聴したか否かを照合するための照合管理システムと、を備える通信放送連携サービス提供システムにおいて、視聴者にサービスを提供する方法であって、
    前記デジタル放送送出システムが、番組を一意に特定するための識別子と前記識別子の有効期限とを含むデジタル放送番組データを送出するステップと、
    前記照合管理システムが、前記デジタル放送送出システムから送出されたデジタル放送番組データを受信し、受信したデジタル放送番組データから識別子と当該識別子の有効期限とを抽出し、抽出された識別子有効期限と対応付けてオンエア情報記憶手段に記録するステップと、
    前記デジタル放送受信機が、前記デジタル放送送出システムから送出されたデジタル放送番組データを受信するステップと、
    前記デジタル放送受信機が、受信した前記デジタル放送番組データから識別子を取得して視聴情報記憶手段に記録するステップと、
    前記デジタル放送受信機が、前記視聴情報記憶手段に記憶された識別子を含む照合情報を送出するステップと、
    前記照合管理システムが、前記デジタル放送受信機から送出された照合情報を受信するステップと、
    前記照合管理システムが、受信した前記照合情報に含まれる識別子と、前記オンエア情報記憶手段に記憶される識別子とを比較して、視聴者が前記番組を視聴したか否かを認証するとともに、照合する識別子が有効期限を越えている場合には認証不成立とするステップと、
    を備えるサービス提供方法。
  8. 前記照合管理システムが、前記認証の結果、視聴者が前記番組を視聴したことが認証された場合に、特典に関する情報を送信するステップと、
    前記デジタル放送受信機が、前記特典に関する情報を受信したとき、当該特典に関する情報を記憶するステップと、
    を備える請求項7記載のサービス提供方法。
  9. 放送中の番組のデジタル放送番組データを受信し、当該デジタル放送番組データから前記番組を一意に特定するための識別子と当該識別子の有効期限と抽出し抽出された識別子有効期限と対応付けて記憶するオンエア情報記憶手段と、
    デジタル放送受信機から送出された照合情報を受信する通信手段と、
    前記通信手段により受信した照合情報に含まれる識別子と、前記オンエア情報記憶手段に記憶される識別子とを比較して、視聴者が前記番組を視聴したか否かを認証するとともに、照合する識別子が有効期限を越えている場合には認証不成立とする照合手段と、
    を備える照合管理システム。
  10. 前記オンエア情報記憶手段は、番組の識別子を、当該番組の放送日時に関する放送日時情報と対応付けて記憶し、
    前記照合手段は、識別子の照合に加えて、前記通信手段により受信した照合情報に含まれる視聴日時情報と、前記オンエア情報記憶手段に記憶される放送日時情報とを比較して、視聴者が前記番組を視聴したか否かを認証する、
    ことを特徴とする請求項9記載の照合管理システム。
  11. 前記照合手段による認証の結果、視聴者が前記番組を視聴したことが認証された場合に、特典に関する情報を前記デジタル放送受信機に向けて送信する特典付与手段と、
    をさらに備える請求項9又は10に記載の照合管理システム。
  12. 前記オンエア情報記憶手段は、
    前記識別子に対応付けて、さらに、視聴者が前記番組を視聴したか否かを認証する際の条件を規定した照合条件を記憶し、
    前記照合手段は、前記照合条件を満たしている場合に、視聴者が前記番組を視聴したものと認証する、
    ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の照合管理システム。
  13. 前記オンエア情報記憶手段は、
    前記識別子に対応付けて、さらに、特典の付与に関する情報を規定した特典付与情報を記憶し、
    前記特典付与手段は、前記特典付与情報を参照して、視聴者に与える特典を決定する、
    ことを特徴とする請求項11記載の照合管理システム。
  14. コンピュータの制御によって、視聴者が番組を視聴したことを認証してサービスを提供する方法であって、
    放送中の番組のデジタル放送番組データを受信し、受信したデジタル放送番組データから前記番組を一意に特定するための識別子と当該識別子の有効期限とを抽出し、抽出された識別子有効期限と対応付けてオンエア情報記憶手段に記憶するステップと、
    デジタル放送受信機から送出された照合情報を受信するステップと、
    受信した前記照合情報に含まれる識別子と、前記オンエア情報記憶手段に記憶される識別子とを比較して、視聴者が前記番組を視聴したか否かを認証するとともに、照合する識別子が有効期限を越えている場合には認証不成立とするステップと、
    を備えるサービス提供方法。
  15. 前記認証の結果、視聴者が前記番組を視聴したことが認証された場合に、特典に関する情報を前記デジタル放送受信機に向けて送信するステップと、
    をさらに備える請求項14記載の方法。
  16. デジタル放送を送出するデジタル放送送出システムであって、
    前記デジタル放送送出システムは、放送中の番組を一意に特定するための識別子と前記識別子の有効期限とを含むデジタル放送番組データを送出する手段を備え、
    前記デジタル放送番組データに含まれる識別子及び有効期限は、視聴者が前記番組を視聴したか否かの認証に用いられることを特徴とするデジタル放送送出システム。
  17. デジタル放送番組データを受信するデジタル放送受信手段と、
    前記デジタル放送受信手段により受信したデジタル放送番組データから、番組を一意に特定するための識別子と当該識別子の有効期限とを取得し、当該識別子と有効期限とを対応付けて視聴情報記憶手段に記録する視聴情報取得手段と、
    前記視聴情報記憶手段に記憶された識別子を含む照合情報を生成し、前記照合情報に含まれる識別子が有効期限内の場合に、当該照合情報を送出する送出手段と、
    を備えるデジタル放送受信機。
  18. デジタル放送受信機に含まれるコンピュータを、
    デジタル放送受信手段により受信したデジタル放送番組データから、番組を一意に特定するための識別子と当該識別子の有効期限とを取得し、当該識別子有効期限と対応付けて視聴情報記憶手段に記録する視聴情報取得手段、及び
    前記視聴情報記憶手段に記憶された識別子を含む照合情報を生成し、前記照合情報に含まれる識別子が有効期限内の場合に、当該照合情報を送出する送出手段、
    として機能させるプログラム。
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