JP5266712B2 - ストリーミング再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ストリーミング再生装置に係り、より詳細には、送信側と受信側とが、1対多の関係にあり、かつ送信側から受信側への片方向伝送のみを前提とする放送型のネットワークに接続され、ネットワーク上でストリーミング配信されるコンテンツを受信するための設備を有するストリーミング再生装置に関する。
従来、ストリーミング再生装置は、送信側と受信側とが、1対多の関係にあり、かつ送信側から受信側への片方向伝送のみを前提とする放送型のネットワークに接続され、ネットワーク上でストリーミング配信されるコンテンツを受信するための設備としてよく用いられている。この従来のストリーミング再生装置では、送信側の都合による送信側におけるデータ送信時期およびネットワークのトラフィック等で生じるネットワーク遅延のばらつきにより、再生に必要な時期に必要なデータが到着せず、円滑に再生ができない(データを待っている間、再生が停止してしまう)という不具合があった。上述した不具合を改善するために、ストリーミング配信されたデータを受信側で蓄積し、蓄積されたデータを再生する方法が最も一般的に用いられている。しかしながら、バッファに所要のデータ量が蓄積されるまでの間、受信側でコンテンツを再生開始できないという新たな不具合が生じた。そこで、上述したこれら不具合を共に改善するために、送信側と受信側とが、1対1の関係にあり、かつ双方向伝送可能な放送型のネットワークに接続される場合に限り、ストリーミング配信とバッファリング配信とで配信方法を切り換えて、1つのストリームコンテンツを配信するストリーミング技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−94551号公報 前述した構造による従来のストリーミング再生装置の実施形態を、図4および図5を参照して説明する。図4は、前述した従来のストリーミング再生装置の一実施形態を示す構成図である。また、図5は、図4に示したストリーミング再生装置のストリーミング配信からバッファリング配信へ切り替える動作を示すタイムチャートである。
図4に示すように、従来のストリーミング再生装置は、インターネット(ネットワーク)1により接続された受信装置30からのアクセスにより送信装置20からストリームコンテンツを配信する。このため送信装置20は、コンテンツサーバを構成し、配信に係る各種ストリームコンテンツを記憶手段25に記憶する。この記憶手段25は、ハードディスクからなり、制御手段26の制御によりストリームコンテンツを更新し、エンデコーダ27により出力する。このエンデコーダ27は送信手段28に接続され、この送信手段28は受信装置30からのアクセスを制御手段26に通知し、ストリームコンテンツを受信装置30に送出する。
また、受信装置30は、送信装置20から配信されたストリームコンテンツのファイルを記録するハードディスクからなる記憶手段31を備え、これに記録されたファイルを制御手段32の制御によりデコーダ33によってデコードして出力する。また、デコーダ33は、上述した記憶手段31からのファイル、及び受信手段36より直接入力されたデータをデコードして出力し、表示手段34により表示する。
このような構成からなる従来のストリーミング再生装置を使用する場合、図5に示すように、まず、送信装置20の制御手段26がコンテンツの伝送状況に合わせてストリーミング配信からバッファリング配信へ切り換えるプログラムにより配信方法の切り換える命令を所定の時点t1で送出する。制御手段26は、この切り換え命令により、所定期間経過したストリーミング配信中止時点t2で、このストリームコンテンツのストリーミング配信を中止する。
また、制御手段26は、ストリーミング配信中止時点t2でストリーミング配信を中止して、このストリームコンテンツについて未送信のデータが発生する場合(すなわち、例えば2時間のストリームコンテンツについて、1時間分のデータをストリーミング配信により配信した時点でストリーミング配信を中止する場合であり、この場合、残り1時間分のデータが未送信のデータとして残ることになる)、切り換え命令を受信した時点t1から残りの未送信のデータをバッファリング配信により配信する。
また、受信装置30側において、制御手段32は、ストリーミング配信中止時点t2までで配信したコンテンツの再生を完了した時点で、それに続くバッファリング配信により配信したストリームコンテンツのデータを再生できるように、時点t1以降のストリームコンテンツについて、所定の再生時間を単位にしたファイルにより配信する。
これにより制御手段26は、ストリーミング配信中止時点t2までのストリームコンテンツを受信装置30側で再生した時点では、続くストリームコンテンツのデータによる1つのファイルが受信装置30の記憶手段31に保持されており、この記憶手段31に保持されたファイルを続いて再生することにより、これら2つの配信方法に係るストリームコンテンツを途切れることなく再生できる。
このように、従来のストリーミング再生装置は、受信装置30が送信装置20にアクセスしたことを送信装置20が知りえる、即ち双方向伝送が可能であり、このアクセスに基づき1対1の接続を確立できることを前提に、バッファリング配信に比して待ち時間が殆どないストリーミング配信によりコンテンツの配信を開始することで使用者の配信開始時の使い勝手を図るとともに、転送によるエラーレートが劣化した場合にバッファリング配信に配信方法を切り替えることで、画質、音質の劣化を防止していた。
しかしながら、送信側と受信側とが、1対多の関係にあり、かつ送信側から受信側への片方向伝送のみを前提とする放送型のネットワークに接続されることを前提とする場合には、従来のストリーミング再生装置を適用することができない。さらに、配信サービスがストリーミング配信のみで運用されている場合には、従来のストリーミング再生装置に頼ることができない。
前述したように、ストリーミング再生装置が放送型のネットワーク上でストリーミング配信されたコンテンツを受信する場合、再生に必要な時期に必要なデータが到着せず、円滑に再生ができないという不具合を改善するために、ストリーミング配信されたデータを蓄積し、蓄積されたデータを再生する方法が一般的に用いられている。しかしながら、バッファに所要のデータ量が蓄積されるまでの時間がかかり、コンテンツが再生され、使用者が実際にコンテンツの内容を確認するためには一定の時間待たなければならないという不具合があった。例えばインターネット上でストリーミング配信されているコンテンツの内容を確認するためには、数秒以上の待ち時間が必要だった。特に多くのコンテンツの中からストリーミング配信によりコンテンツの内容を確認しながら希望するコンテンツを探す場合に、多くの時間が必要だった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的は、早期にコンテンツの内容を確認でき、希望のコンテンツを短時間で探せるストリーミング再生装置を提供することにある。
本発明は上述した課題を解決するために、送信側と受信側とが1対多の関係にありかつ送信側から受信側への片方向伝送のみを前提とする放送型のネットワークに接続されてネットワーク上でストリーミング配信されるコンテンツを受信するための設備を有するストリーミング再生装置であって、ネットワークを介して視聴を希望するコンテンツを選択するためのコンテンツ選択操作部と、このコンテンツ選択操作部の操作に応じネットワークから受信を希望するコンテンツのデータのみを通過させ、受信データを出力するためのパケットフィルタと、コンテンツ選択操作部のコンテンツ選択操作後にこのパケットフィルタから受信データを入力するとともにこの受信データを順次末尾に格納開始する格納手段と蓄積された先頭のデータを出力する最終出力手段とを各々備えるFIFOバッファと、このFIFOバッファの格納手段、最終出力手段に各々接続されてコンテンツ選択操作部からコンテンツ選択決定信号を受信してデータの入出力を制御するとともに予め設定された最終出力用バッファ量のデータがFIFOバッファに蓄積したことを監視させる監視手段を備えたバッファ管理部と、受信データのラインとこのFIFOバッファの最終出力手段とに各々接続されかつコンテンツ選択操作部及びバッファ管理部に接続されてコンテンツ選択操作後は受信データを出力して監視手段の監視による受信データ蓄積後には最終出力手段の選択に切り換えて先頭のデータを出力させる選択部と、この選択部で選択されたデータを再生する再生部とを備える。
ここで、選択部には、再生部で再生するデータが最終出力手段の選択か否か確認できる点灯部を接続することが好ましい。また、再生部には、再生したデータを表示する表示部を接続していることが好ましい。また、予め設定する最終出力用バッファ量は、使用者の操作により設定することが好ましい。また、FIFOバッファは、リングバッファまたは多段ラッチからなることが好ましい。
以上、本発明によるストリーミング再生装置によれば、コンテンツ選択後、使用者が実際にコンテンツの内容を早期に確認できるようになり、特に多くのコンテンツの中からコンテンツの内容を確認しながら希望するコンテンツを探すことが容易になる。即ち、上述した確認用に再生する簡単な構造に形成することで、末尾側の位置から瞬時に再生できるため、コンテンツの確認操作に適した再生が可能になる。さらに、受信データ蓄積後には、従来通り円滑な再生を行うことができるため、使用者が違和感なく視聴することができる。
次に、添付図面を参照して本発明によるストリーミング再生装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明によるストリーミング再生装置の第1の実施形態を示す構成図である。また、図2は、図1に示したストリーミング再生装置の動作を説明するための動作説明図であり、図2(a)及び(b)は最初のデータを格納する状態を、図2(c)は参照出力手段11cからデータ出力される状態を、図2(d)は参照出力手段11cから最終出力手段11aに切り替わる状態を各々示している。また、図3は、本発明によるストリーミング再生装置の第2の実施形態を示す構成図である。
図1に示すように、本発明によるストリーミング再生装置の第1の実施形態は、送信側(図示せず)と受信側10とが1対多の関係にありかつ送信側から受信側10への片方向伝送のみを前提とする放送型のネットワーク1に接続されてネットワーク1上でストリーミング配信されるコンテンツを受信するための設備を有したストリーミング再生装置であって、ネットワーク1を介して視聴を希望するコンテンツを選択するためのコンテンツ選択操作部15と、このコンテンツ選択操作部15の操作に応じネットワーク1から受信を希望するコンテンツのデータのみを通過させ、受信データDbを出力するためのパケットフィルタ19と、このコンテンツ選択操作部15のコンテンツ選択操作後にパケットフィルタ19から受信データDbを入力するとともにこの受信データDbを順次末尾Bに格納開始する格納手段11b、蓄積された先頭Aのデータを出力する最終出力手段11a、及び先頭Aの位置に比べ末尾B側に存在する参照位置Cのデータを参照用に出力する参照出力手段11cを各々備えたFIFOバッファ11と、このFIFOバッファ11の格納手段11b、最終出力手段11a、参照出力手段11cに各々接続されてコンテンツ選択操作部15からコンテンツ選択決定信号を受信してデータの入出力を制御するとともに予め設定された最終出力用バッファ量BaのデータがFIFOバッファ11に蓄積が完了したことを監視させる監視手段13aを備えたバッファ管理部13と、FIFOバッファ11の最終出力手段11aと参照出力手段11cとに各々接続されかつコンテンツ選択操作部15及びバッファ管理部13に接続されてコンテンツ選択操作後は予め設定した参照位置CのデータDcを参照出力手段11cの選択により出力し、監視手段13aの監視による受信データ蓄積後には最終出力手段11aの選択に切り換えて蓄積された先頭Aのデータを出力させる選択部14と、この選択部14で選択されたデータを再生する再生部16とを備えている。
即ち、第1の実施形態では、図4に示した従来技術と異なり、例えば、リングバッファからなるFIFOバッファ11を備え、ネットワーク1上でストリーミング配信されているコンテンツから受信を希望するコンテンツを受信する際、その受信データのFIFOバッファ11への格納が、先予め設定された一定長の格納が終了するまでの間、参照出力手段11cにより確認用に再生して使用者に確認を促すようにしたものである。
ここで、パケットフィルタ19はコンテンツ選択操作部15とラインL13により接続され、コンテンツ選択操作部15で受信を希望するコンテンツが選択されるとそのコンテンツに対応したデータのみが通過するように動作し、受信データDbを出力する。
FIFOバッファ11は、受信データDbを格納(記憶)するリングバッファとして動作するメモリからなり、その受信データDbを入出力するための、格納手段11bと最終出力手段11aとを各々備えている。このFIFOバッファ11は、パケットフィルタ19の出力からラインL1により接続されて格納手段11bにより受信データDbを末尾Bに順次入力するとともに、最終出力手段11aにより蓄積された先頭AのデータDaを出力しており、先頭Aと末尾Bとがリング内で追いかけ合うように、図1に示した矢印Eの方向にアドレスを移動(巡回)させて受信データの待ち行列を効率良く格納する構造であって、これは従来よく知られた周知技術である。また、FIFOバッファ11は、格納手段11b及び最終出力手段11aの間に配置し、先頭A側の位置に比べて末尾B側に存在する参照位置CのデータDcを参照用に出力できる参照出力手段11cを備えている。そして、FIFOバッファ11は、格納手段11b、最終出力手段11a、参照出力手段11cそれぞれをバッファ管理部13に接続することで、このバッファ管理部13によりデータの入出力を制御している。
バッファ管理部13は、図4に示した従来技術の制御手段のように、受信データの入出力を制御するものであって、FIFOバッファ11の最終出力手段11a、格納手段11b、参照出力手段11cにラインL2、L3、L4を介してそれぞれに接続されるとともに、予め設定された最終出力用バッファ量Baのデータが先頭Aから蓄積完了したことを監視する監視手段13aを更に備えている。この監視手段13aは、図1に示したようにバッファ管理部13内に一体に設けることに限定されるものではなく、例えば、バッファ管理部13と別体に設けて接続することも可能である。そして、バッファ管理部13には、受信データDbをFIFOバッファ11に蓄積開始するためにコンテンツ選択操作部15がL9により接続されている。尚、最終出力用バッファ量Baまたは参照位置Cの位置は使用者が設定できるように形成されていることが好ましい。
選択部14は、FIFOバッファ11の最終出力手段11aと参照出力手段11cとにラインL5、L6により各々接続されて、スイッチ構造を有して最終出力手段11aと参照出力手段11cとのいずれかに接続するように形成されている。また、選択部14は、バッファ管理部13及びコンテンツ選択操作部15にラインL7、L8により各々接続され、コンテンツ選択操作部15からコンテンツ選択操作後の選択信号を受けて参照出力手段11cに接続するとともに、その後、バッファ管理部13の監視手段13aから受信データの蓄積が完了したことを知らせる信号を受けて参照出力手段11cから最終出力手段11aに接続を切り換えるように形成されている。
また、コンテンツ選択操作部15は、パケットフィルタ19にラインL13により接続され、パケットフィルタ19においてネットワーク1から希望するコンテンツのデータのみを通過させるためにコンテンツが選択できるように形成されている。また、受信データDbをFIFOバッファ11に蓄積開始し、同時に選択部14が参照出力手段11cに接続するための指示を与えるためのコンテンツ選択決定信号を出力する。
そして、選択部14は、FIFOバッファ11の最終出力手段11aまたは参照出力手段11cのいずれかに接続してネットワーク1を介して受信するデータを再生部16に出力するように設けられている。この再生部16は、ストリーミング配信されたデータをデコード(再生)して出力できるように形成されている。そして、再生部16は、デコードして出力したデータを表示できるように例えば液晶表示装置からなる表示部17を出力端に接続している。さらに、再生部16には、選択部14で選択した最終出力手段11aまたは参照出力手段11cいずれかのデータが表示部17に表示されているか確認できるように、LEDなどの発光素子からなる点灯部18を更に接続している。この点灯部18は、表示部17の表示中に、例えば、点灯時には参照出力手段11cの選択を示し、消灯時には最終出力手段11aの選択を示すように動作させることで、使用者にコンテンツ確認用であることを知らせることができる。
次に、このように形成された本発明によるストリーミング再生装置の第1の実施形態を用いた動作について図1及び2を参照して詳細に説明する。
まず、使用者は、図1に示したコンテンツ選択操作部15において、受信を希望するコンテンツを選択する。するとパケットフィルタ19は受信を希望したコンテンツの受信データDbのみをFIFOバッファ11へ出力する。FIFOバッファ11は1Words(Wordsは1つのアドレスに格納されるデータの大きさ)単位で格納および出力のアクセスが行われ、各々のアクセスされるアドレスはアクセスごとにインクルメント(ある値に1を加算)される。即ち、FIFOバッファ11へのアクセス管理は、コンテンツ選択操作部15の選択決定操作後、バッファ管理部13によりアドレスで管理される。受信データDbはバッファ管理部13から指示されたアドレスに基づき格納手段11bにより末尾Bから格納される。末尾Bのアドレスはストリーミング再生装置のシステム都合により設定された任意の初期アドレスから開始され、格納の都度インクルメントされる。FIFOバッファ11は最終出力手段11aにより、末尾Bの初期アドレスと同じアドレスを初期アドレスとしてデータの出力の都度インクリメントされるアドレスを持つ先頭AからデータDaを出力する。監視手段13aは末尾Bのアドレスから予め設定された最終出力用バッファ量Baに相当するアドレス数を減じた値を逐次計算していて、その初期アドレスと等しくなった時点からバッファ管理部13の指示に基づき最終出力手段11aにより先頭AからデータDaを出力開始する。即ち、予め設定された最終出力用バッファ量BaのデータがFIFOバッファ11に蓄積されたら先頭AからデータDaを出力する動作を行う。この時、最終出力用バッファ量Baは送信側およびネットワーク1の状態に応じ使用者が設定できることが好ましい。さらに、FIFOバッファ11は参照出力手段11cにより、末尾Bの初期アドレスと同じアドレスを初期アドレスとしてデータの出力の都度インクリメントされるアドレスを持つ参照位置CからデータDcを出力する。参照位置Cは最終出力用バッファ量Baより小さく設定された参照出力用バッファ量Bcにより決定される。この時、参照出力用バッファ量Bcは小さいほうがよく、使用者の好みに応じて設定できることが好ましい。監視手段13aはまた、末尾Bのアドレスから予め設定された参照出力用バッファ量Bcに相当するアドレス数を減じた値を逐次計算していて、その初期アドレスと等しくなった時点からバッファ管理部13の指示に基づき参照出力手段11cにより参照位置CからデータDcを出力開始する。即ち、予め設定された参照出力用バッファ量BcのデータがFIFOバッファ11に蓄積されたら参照位置CからデータDcを出力する動作を行う。参照出力用バッファ量Bcは最終出力用バッファ量Baより小さく設定されるため、データDcはデータDaより早期に出力開始される。
末尾Bのアドレス、先頭Aのアドレスおよび参照位置Cのアドレス値の関係を、図2を参照して、より具体的に説明する。図2に示すように、例えば、末尾B、先頭Aおよび参照位置Cの初期アドレスが42になっていて、最終出力用バッファ量が10Words、参照出力用バッファ量が4Wordsとして設定した実施例について、以下、詳細に説明する。
まず、使用者は、図1に示したコンテンツ選択操作部15において、受信を希望するコンテンツを選択する。するとパケットフィルタ19は受信を希望したコンテンツの受信データDbのみを選択しFIFOバッファ11へ出力する。これと同時に選択部14はコンテンツ選択操部15からのコンテンツ選択決定信号を受けて参照出力手段11cを選択する。選択したコンテンツの受信データDbは、バッファ管理部13の制御により格納手段11bを動作させ、図2(a)に示すようにFIFOバッファ11内に初期アドレス42を先頭にして順次入力される。図2では受信データDbのデータ内容は受信順序ごとにD1、D2、D3の順に名づけられている。また、格納手段11bは、データがFIFOバッファ11内に入力されると、図2(b)に示すように、矢印E方向に移動して次のアドレスで新たなデータの受信を待つ。そして、データが順次入力され、図2(c)に示すように、アドレス46にデータが格納手段11bから入力されると、監視手段13aで計算されている末尾Bのアドレス値46から予め設定された参照出力用バッファ量4Wordsを減じた値が42になり、即ちこの値は初期アドレスと等しくなり、バッファ管理部13の制御により参照出力手段11cを動作させ、図2(c)に示すように参照位置CからデータDc(最初の値はD1)を出力する。その後、参照出力手段11cの動作の都度、参照位置Cも矢印E方向に移動して、参照用にデータDcを順次出力するように動作する。さらにデータが順次入力され、図2(d)に示すように、アドレス52にデータが格納手段11bから入力されると、監視手段13aで計算されている末尾Bのアドレス値52から予め設定された最終出力用バッファ量10Wordsを減じた値が42になり、即ちこの値は初期アドレスと等しくなり、バッファ管理部13の制御により最終出力手段11aを動作させ、図2(d)に示すように先頭AからデータDa(最初の値はD1)を出力する。この時、選択部14はバッファ管理部13からの制御に基づき最終出力手段11aに切り替える。その後、最終出力手段11aの動作の都度、先頭Aも矢印E方向に移動して、データDaを順次出力するように動作する。図2のような動作により次々とストリーミング配信されるデータは順次格納され、出力される。選択部14で選択された信号は再生部16へ出力される。
尚、図1に示した再生部16及び表示部17は、図4に示した従来技術のデコーダ及び表示手段と同様に、再生部16がFIFOバッファ11から出力されるデータをデコードして表示部17に出力し、この表示部17の液晶表示器により再生部16からの再生データ(ビデオデータ等)を表示する。また、本実施の形態においては、選択部14が参照出力手段11cを選択している間、コンテンツ確認用としての再生していることを示すLEDからなる点灯部18を点灯させ、使用者にコンテンツ確認用であることを知らせる。
このように本発明によるストリーミング再生装置の第1の実施形態によると、コンテンツ選択後、早期に再生データを確認用として再生できるため、使用者が実際にコンテンツの内容を早期に確認できるようになり、特に多くのコンテンツの中からコンテンツの内容を確認しながら希望するコンテンツを探すことが容易になる。即ち、上述した確認用に再生する簡単な構造に形成することで、参照位置Cから瞬時に再生できるため、コンテンツの確認操作に適した再生が可能になる。さらに、受信データ蓄積後には、従来通り円滑な再生を行うことができるため、使用者が従来技術と同様に違和感なく視聴することができる。
さらに、表示部17で再生されているものデータが、コンテンツ確認用なのか否かを使用者に示す点灯部18を提供しているため、コンテンツ確認用の再生を行っていることを使用者に知らせることができる。
次に、図3を参照して、本発明によるストリーミング再生装置の第2の実施形態を詳細に説明する。
図3に示すように、本発明によるストリーミング再生装置の第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に、送信側と受信側とが1対多の関係にありかつ送信側から受信側への片方向伝送のみを前提とする放送型のネットワークに接続されてネットワーク上でストリーミング配信されるコンテンツを受信するための設備を有するストリーミング再生装置であって、ネットワークを介して視聴を希望するコンテンツを選択するためのコンテンツ選択操作部15と、このコンテンツ選択操作部15の操作に応じネットワーク1から受信を希望するコンテンツのデータのみを通過させ、受信データDbを出力するためのパケットフィルタ19と、コンテンツ選択操作部15のコンテンツ選択操作後にパケットフィルタ19から受信データDbを入力して格納するFIFOバッファ12と、このFIFOバッファ12に各々接続されてコンテンツ選択操作部15からコンテンツ選択信号を受信してデータの入出力を制御するとともにFIFOバッファ12に予め設定された最終出力バッファ量Baのデータが蓄積完了したことを監視させる監視手段13aを備えたバッファ管理部13と、FIFOバッファ12、コンテンツ選択操作部15、及びバッファ管理部13に各々接続されてコンテンツ選択操作後と監視手段13aの監視による受信データ蓄積後とでデータの出力を切り換える選択部14と、この選択部14で選択されたデータを再生する再生部16とを備えている。
この第2の実施形態では、第1の実施形態と異なり、FIFOバッファ12に、受信データDbを順次末尾Bに格納開始する格納手段12bと、蓄積された先頭AのデータDaを出力する最終出力手段12aとを設けており、第1の実施形態のような参照出力手段を有していない。従って、バッファ管理部13は、FIFOバッファ12の格納手段12b、最終出力手段12aのみに接続されてコンテンツ選択操作部15からコンテンツ選択決定信号を受信してデータの入出力を制御する。また、選択部14は、格納手段12bと最終出力手段12aとに各々接続され、かつコンテンツ選択操作部15及びバッファ管理部13に接続され、コンテンツ選択操作後は格納手段12bの選択によりデータを出力し、予め設定した最終出力用バッファ量Baのデータが蓄積完了した時点から最終出力手段11aの選択によりデータを出力する。
即ち、第2の実施形態では、第1の実施形態の参照出力手段を受信データDbとし、バッファリング無しで参照出力手段を提供するものである。これにより装置全体の構造をより簡略化し、設計工数や製造コストを低減している。尚、図4において、FIFOバッファ12、ラインL10、L11以外は、図1に示した第1の実施形態と同じ構成要素であり、同一構成要素には同じ符号を記載するとともに、重複する説明は省略する。
このように、本発明によるストリーミング再生装置の第2の実施形態は、格納手段12bを、FIFOバッファ12に入力する手前でラインL10により二股に分岐させて選択部14に直接接続するように形成している。コンテンツ選択操作部15において受信を希望するコンテンツが選択されるとパケットフィルタ19から受信を希望したコンテンツのデータが出力される。この時、選択部14はコンテンツ選択部15からのコンテンツ選択決定信号を受けてL10を選択する。第1の実施形態と同様にパケットフィルタ19の出力はFIFOバッファ12への蓄積と、最終出力手段11aによる末尾AのデータDaの出力も行われる。第1の実施形態と同様、予め設定された最終出力用バッファ量BaのデータがFIFOバッファ12に蓄積されたことを監視手段13aが検出したら、先頭AからデータDaを出力する動作を行う。この時、選択部14は最終出力手段11aに切り替えて再生部14にデータを出力する。
即ち、選択部14は、ラインL1から格納手段12bを介してFIFOバッファ12に受信データを格納する間、この格納手段12bから分岐したラインL10により受信データDbを受け取り、再生部16へ出力することにより早期再生を行う。また、選択部14は、ラインL1から格納手段12bを介してFIFOバッファ12に最終出力用バッファ量Baのデータが入力されると、FIFOバッファ12の最終出力手段12aに接続を切り換えてることで再生する。
以上の構成と動作により、受信データDbをコンテンツ確認用として、また最終出力データDaを通常視聴用として再生できる。尚、第2の実施形態においては、図3に示したバッファ管理部13から選択部14にラインL7を介して供給している通知を分岐させ、ラインL7から更にラインL11を延在させて再生部16に対しても供給し、参照用データを選択している間、コンテンツ確認用として再生していることを示す表示を再生部14において、OSDで行い、表示部17で表示している。これにより第1実施形態での点灯部が不要になる。また、このラインL11を設けるか、図1に示した点灯部を設けるかは、特に限定されておらず、例えば、第1の実施形態にラインL11を、第2の実施形態に点灯部を各々設けても良い。
このように形成された本発明によるストリーミング再生装置の第2の実施形態によると、リングバッファからなるFIFOバッファ12によりコンテンツ選択操作後と受信データ入力完了後とのデータ入出力を良好に切り替えて出力できるため、第1実施形態と同様の効果が得られるとともに、FIFOバッファ12に格納手段12b及び最終出力手段12a以外の参照出力手段を設ける必要がなく、その動作及び制御も不要になるため、装置全体の構造を簡略化し、製造工数及び製造コストを低減できる。
以上、本発明によるストリーミング再生装置の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、リングバッファからなるFIFOバッファの実施例を詳細に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、多段ラッチにより形成しても良い。
本発明によるストリーミング再生装置の第1の実施形態を示す構成図。(実施例1) 図1に示したストリーミング再生装置の動作を説明するための動作説明図。 本発明によるストリーミング再生装置の第2の実施形態を示す構成図。(実施例2) 従来のストリーミング再生装置の一実施形態を示す構成図。 図4に示したストリーミング再生装置のストリーミング配信からバッファリング配信へ切り替える動作を示すタイムチャート。
符号の説明
1 ネットワーク
10 受信側
11 FIFOバッファ
11a 最終出力手段
11b 格納手段
11c 参照出力手段
13 バッファ管理部
13a 監視手段
14 選択部
15 コンテンツ選択操作部
16 再生部
17 表示部
18 点灯部
19 パケットフィルタ

Claims (5)

  1. 送信側と受信側とが、1対多の関係にあり、かつ送信側から受信側への片方向伝送のみを前提とする放送型のネットワークに接続され、ネットワーク上でストリーミング配信されるコンテンツを受信するための設備を有するストリーミング再生装置において、
    前記ネットワークを介して視聴を希望するコンテンツを選択するためのコンテンツ選択操作部と、
    前記コンテンツ選択操作部の操作に応じ前記ネットワークから受信を希望するコンテンツのデータのみを通過させ、受信データを出力するためのパケットフィルタと、
    前記コンテンツ選択操作部のコンテンツ選択操作後に前記パケットフィルタから受信データを入力するとともに、この受信データを順次末尾に格納開始する格納手段と、蓄積された先頭のデータを出力する最終出力手段とを各々備えるFIFOバッファと、
    前記FIFOバッファの格納手段、最終出力手段に各々接続されて前記コンテンツ選択操作部からコンテンツ選択決定信号を受信してデータの入出力を制御するとともに、予め設定された最終出力用バッファ量のデータが前記FIFOバッファに蓄積が完了したことを監視させる監視手段を備えたバッファ管理部と、
    受信データのラインと前記FIFOバッファの最終出力手段とに各々接続され、かつ前記コンテンツ選択操作部及び前記バッファ管理部に接続され、前記コンテンツ選択操作後は受信データを前記格納手段の選択により出力し、前記監視手段の監視による受信データ蓄積後には前記最終出力手段の選択に切り換えて蓄積された前記先頭のデータを出力させる選択部と、
    前記選択部で選択されたデータを再生する再生部とを備えたことを特徴とするストリーミング再生装置。
  2. 前記請求項1に記載のストリーミング再生装置において、
    前記選択部には、前記再生部で再生するデータが前記最終出力手段の選択か否か確認できる点灯部を接続していることを特徴とするストリーミング再生装置。
  3. 前記請求項1または2に記載のストリーミング再生装置において、
    前記再生部には、前記再生したデータを表示する表示部を接続していることを特徴とするストリーミング再生装置。
  4. 前記請求項1〜いずれかに記載のストリーミング再生装置において、
    前記予め設定する最終出力用バッファ量は、使用者の操作により設定することを特徴とするストリーミング再生装置。
  5. 前記請求項1〜いずれかに記載のストリーミング再生装置において、
    前記FIFOバッファは、リングバッファまたは多段ラッチからなることを特徴とするストリーミング再生装置。
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