JP5264011B1 - 太陽熱集熱熱交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造組立がし易く安価に提供でき、軽量で設置作業が容易で、且つ耐久性に優れて保守点検の手間を削減する太陽熱集熱熱交換装置の構成を提供する。
【解決手段】有底の外箱体1に断熱材製の有底の内箱体6が外壁面7を整合させて嵌入される。内箱体6には銅板表面に銅管を接合してなる集熱熱交換器20が内箱体6の底面11に設けた段部8と支持部9とにより支持される。集熱熱交換器20の上面の周辺縁部は断熱材製の中枠体30により挟持され、中枠体30上部には透明なガラス板33が接着等により固着されている。外箱体1と内箱体6と中枠体30に固着されたガラス板33とは面一に整合すると共に、外箱体1と内箱体6と中枠体30に固着されたガラス板33とは、外箱体1に固定されたL形止め金具45により保持されて実質的に外箱体1内で妄動不能に収納されて太陽熱集熱熱交換装置が構成される。
【選択図】図9

Description

本発明は、太陽光から得られるエコエネルギーである太陽熱を、銅板で集熱し銅板に接続される銅管を介して銅管内を流れる水との間で熱交換を行い、水を加温するタイプの太陽熱集熱熱交換装置に関するものである。
平板状の集熱板と導管とから熱交換部を構成して、導管内の液体媒体を加温するものは従来より知られていた。
例えば、特許文献1に記載される発明は、「吸熱部2が吸熱板3と波形状の複数の突起部を有する底板4とから構成される」ものであって、言ってみれば箱型タイプの太陽熱収集装置である。更に筐体8内に多数の柱12を備えるものであるから、吸熱板3に多数の穴13を設ける必要が生じ、これに伴い穴13の穿孔加工が必要となるのみならず、多数の柱12を用意することによる部品点数の増加とそれに伴う組立工数の増加といった製造面での問題点を抱えている。
また、特許文献2に記載される発明は、真空気密となるフラットパネル太陽熱集熱器(1、1’)に係るものであることに起因して、「外辺のフレーム(8、50)を含む保持構造体(2、50)、特に金属製の保持構造体」という構成を採らざるを得ないので質量の増大が避けられず、また、「第一の透明な壁(4、46)の前記側面の外辺部に、金属コーティングを含み、特に金属コーティングは、第一の金属層、特にプラズマ散布銅層と、第二の金属層、特に錫被覆層とからなり、それによって、前記透明な壁(4、46)の上に、少なくとも一つの金属被覆された領域を備えていて、前記フラットパネル太陽熱集熱器が、軟質金属リボン(32)、特に第一の軟質金属リボン、特に鉛及び/又は銅リボンをさらに包含し、前記軟質金属リボン(32)が、前記第一の透明な壁(4、46)と前記保持構造体(2、50)との間の結合部を密閉するようになっていて、前記保持構造体(2、50)、特に前記外辺のフレーム(8、50)に、及び前記第一の透明な壁(4、46)の前記金属被覆された領域に、半田付け、特に軟質半田付けがされるようになっている」という構成を採ることにより、コーティングや半田付けに多くの工程を割かざるを得ないという問題点を抱えている。
また、特許文献3に記載される発明は、特許文献2と同じく箱体内部を真空とした太陽熱コレクターであることに起因して、「多数の微小間隙形成体を用意すること」が必須であり太陽熱コレクターの組み立て精度が強く求められるために組立に手間がかかるという問題点と、「集熱板本体14Aに流路16やスリット18を設けなければならない」ので加工工数が増加すると共に余分な切粉の発生を招いたり、集熱板14の厚みが厚くなるので質量の増大を避けることが出来ないといった問題点を抱えている。
また、特許文献4に記載される発明は、太陽熱集熱パネル構造に関するものであって、太陽熱集熱熱交換装置に関する構成を教えるものではない。
特許第3236891号公報 特許第4511559号公報 特開2010−266182号公報 特開2012−2484号公報
先行例を見ると、熱効率を高めることに主眼が置かれるものが多く、それらの工夫を評価することはできるものの、こと組立や軽量化に関して見ると教えられるものが少ない。本発明が解決しようとする課題は、軽量で部品点数が少なく製造組立がし易く安価に提供できて、且つ耐久性に優れて保守点検の手間を削減する太陽熱集熱熱交換装置の構成を提供することにある。
本発明に係る太陽熱集熱熱交換装置は、底面部と該底面部から等長で立ちあがる外壁部を有する外箱体に、断熱材製で底面部と該底面部から等長で立ちあがる外壁部を有する内箱体が互いの外壁部同志を整合させて嵌入されると共に、該内箱体には銅板からなる集熱板表面に銅管からなる熱交換用導管を接合してなる集熱熱交換器が該内箱体の底面に設けた段部と支持部とにより支持され、該集熱熱交換器の上面の周辺縁部は断熱材製の中枠体により挟持され、該中枠体上部には透明なガラス板が接着等により固着されてなり、該外箱体と該内箱体と該中枠体に固着された該ガラス板とは面一に整合すると共に、該外箱体と該内箱体と該中枠体に固着された該ガラス板とは、該外箱体に固定された複数のL形止め金具により保持されて実質的に該外箱体内で妄動不能に収納されてなることを最も主要な特徴とする。
また、本発明に係る太陽熱集熱熱交換装置は、集熱熱交換器の表面部には酸化銅の被膜が施こされてなることを特徴とする。
また、本発明に係る太陽熱集熱熱交換装置は、内箱体の少なくとも底面部がアルミ箔で積層されていることを特徴とする。
また、本発明に係る太陽熱集熱熱交換装置は、外箱体と内箱体とにそれぞれ設けられた長孔部は互いに整合して熱交換用導管の先端部を外箱体外に導いてなることを特徴とする。
本発明の太陽熱集熱熱交換装置は、外箱体に断熱材製の内箱体を嵌め込み、そこに集熱熱交換器を嵌め込んで更に断熱材製の中枠体を嵌め込み、中枠体にガラス板を接着等により固定したならば、外箱体と内箱体と中枠体に固着されたガラス板とは面一に整合するので、外箱体と内箱体と中枠体に固着されたガラス板とは外箱体に固定された複数のL形止め金具により保持されて実質的に外箱体内で妄動不能に収納されることとなり、太陽熱集熱熱交換装置の組立作業の工程数や部品点数が少なくて済むから、製造コストを低く抑えることが出来、耐久性に優れて保守点検の手間をはぶくことが出来るのである。また、集熱熱交換器の表面部には酸化銅の被膜が施こされてなるので、特に赤外線の吸収能力が高まる。また、断熱体製の内箱体の少なくとも底面部がアルミ箔で積層されているので、下部空気室内で赤外線が集熱板に反射されて熱効率が向上する。さらに、外箱体と内箱体とにそれぞれ設けられた長孔部は互いに整合して熱交換用導管を外箱体外に導いてなる構成を採っているので、組立を一層容易に行うことが出来る。
図1は本発明に用いられる外箱体の一例の斜視図である。 図2は本発明に用いられる内箱体の一例の斜視図である。 図3は本発明に用いられる熱交換用導管の一例の斜視図である。 図4は本発明に用いられる集熱板の一例の斜視図である。 図5は本発明に用いられる集熱熱交換器の一例の斜視図である。 図6は本発明に用いられる集熱熱交換器の一例の半完成図である。 図7は本発明に用いられる中枠体とガラス板の一例の斜視図である。 図8は本発明の組立状態の一例を説明するための断面図である。 図9は本発明の組立後の一例を説明するための断面図である。
本発明を実施するための形態としては、底面部と該底面部から等長で立ちあがる外壁部を有する外箱体に、断熱材製で底面部と該底面部から等長で立ちあがる外壁部を有する内箱体が互いの外壁部同志を整合させて嵌入されると共に、該内箱体には銅板からなる集熱板表面に銅管からなる熱交換用導管を接合してなる集熱熱交換器が該内箱体の底面に設けた段部と支持部とにより支持され、該集熱熱交換器の上面の周辺縁部は断熱材製の中枠体により挟持され、該中枠体上部には透明なガラス板が接着等により固着されてなり、該外箱体と該内箱体と該中枠体に固着された該ガラス板とは面一に整合すると共に、該外箱体と該内箱体と該中枠体に固着された該ガラス板とは、該外箱体に固定されたL形止め金具により保持されて実質的に該外箱体内で妄動不能に収納されてなることを特徴とする太陽熱集熱熱交換装置、とすることが出来る。
本発明を実施するための形態としては、該集熱熱交換器の表面部には酸化銅の被膜が施こされてなることを特徴とする請求項1に記載される太陽熱集熱熱交換装置、とすることが出来る。
本発明を実施するための形態としては、該内箱体の少なくとも底面部がアルミ箔で積層されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載される太陽熱集熱熱交換装置、とすることが出来る。
本発明を実施するための形態としては、該外箱体と該内箱体とにそれぞれ設けられた長孔部は互いに整合して熱交換用導管の先端部を該外箱体外に導いてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載される太陽熱集熱熱交換装置、することができる。
図1は、本発明に用いられる外箱体1の一例の斜視図である。外箱体1は底面部3と底面部3から等長で立ちあがる外壁部2を有している。外壁部2は底面部3の四辺から立ちあがっており、外箱体1の上方は外気に開放されている。外壁部2の適当な箇所には一対の長孔部4が設けられているが、これは以下に説明する集熱熱交換器20を嵌め込む際に、熱交換用導管12の先端部15を外箱体1の外側に導き易くするためのものである。熱交換用導管12の一対の先端部15はねじ切りされたり管継ぎ手が接合されたりして、一方は入水口として他方は出水口として使われる。外箱体の材質は木材や合成樹脂等の軽量で加工しやすい材料が好ましい。
図2は、本発明に用いられる内箱体6の一例の斜視図である。内箱体6は底面部11と底面部11から等長で立ちあがる外壁部7を有している。外壁部7は底面部11の四辺から立ちあがっており、内箱体6の上方は外気に開放されている。外壁部7の適当な箇所には一対の長孔部10が設けられているが、これは以下に説明する集熱熱交換器20を嵌め込む際に、熱交換用導管12の先端部15を外箱体1の外側に導き易くするためのものであって、内箱体6の外壁部7に設けられた長孔部10は外箱体1の外壁部2に設けられた長孔部4と整合するように加工されている。底面部11と四方に設けられた外壁部7とが形成する直角部に沿って適当な高さを有する段部8が設けられている。段部8と等しい高さを有する支持部9が底面部11の短辺方向で段部8間に適当数張り渡されている。以下にも述べるが、支持部9が熱交換用導管12と干渉する構成を採る場合には、支持部9の上面には干渉を避けるための切欠部を設ける必要がある。内箱体6は全体構成が断熱材製であることが必要である。断熱材の材料としては、発泡ウレタンや発泡スチロールなどが加工性の点からも好ましい。内箱体6の底面部11にアルミ箔を積層することにより赤外線の反射効果を高めることができる。段部8の側面や支持部9の側面にアルミ箔を積層することもできる。
図3は本発明に用いられる熱交換用導管12の一例の斜視図である。熱交換用導管12は金属銅製の銅管である。導管内部に水を通す際に多く用いられている。ここに示す熱交換用導管12は基本的に直管部13と湾曲部14とから構成され、直管部13の両先端方向には一対の先端部15を形成している。ここに示す例では熱交換用導管12の断面形状は同心円状である。なお、図3に示される熱交換用導管12は4つの直管部13と3つの湾曲部14を有するものとして描かれているが、当然のことながらこれに限られるものではなく、以下に述べる集熱板17の面積にも大いに関係するのであるが、直管部13同志をより近接させる構造としたり、より離間した構造としたり、直管部の数を増やしたり減らしたりすることにより、必要湯量や必要湯温に適切に対応した構成とすることが出来る。
図4は本発明に用いられる集熱板17の一例の斜視図である。この例は図3に示される熱交換用導管12と組み合わせて用いる場合の一例を示している。図4の集熱板17は0.5mm以下、適当な厚みを有する銅板つまり、銅製の平板にプレス加工を施して図3に示す直管部13と湾曲部14とからなる熱交換用導管12の形状に対応する加工溝部19を塑性加工するものである。プレス加工により、平板部18と加工溝部19とを有する集熱板17が出来上がることになる。
図5は本発明に用いられる集熱熱交換器20の一例の斜視図である。図4に示される加工溝部19を有する集熱板17に図3に示される熱交換用導管12をぴたりと嵌め込み、外部から見える接合部21の適当箇所を、半田付けを包含するろう付けや接着剤を用いた接着により固定することで集熱熱交換器20が完成する。このような構成を採ることにより、集熱板20と熱交換用導管12の接触面積、即ち伝熱面積が増加するので熱交換の効率が上がることとなる。このケースでは熱交換用導管12の一対の先端部15が集熱板17の端部を越えて伸びていることを良く確認することが出来る。熱交換用導管12の一対の先端部15はねじ切りされたり管継ぎ手が接合されたりして、一方は入水口として他方は出水口として使われることは既述の通りである。集熱熱交換器20が完成したならば、適宜銅の表面に酸化銅の被膜を形成することが出来る。更に、熱効率は落ちるが全面にガラス系被膜コーティングを施して腐食防止に役立てても良い。
図6は本発明に用いられる集熱熱交換器20の一例の半完成図である。この例は熱交換用導管12を円管ではなく山形状の管でこしらえたものである。山形状の管は一枚の銅板を折り曲げ加工することにより、集熱板17に平行な天井部23とこれに直角な左右の側面部24と集熱板17に平行して左右に伸びる折曲部25とを有する構成として得られる。集熱板17に山形状の管を必要本数セットし、折曲部25と集熱板17とを接触部全長に亘り半田付けを包含するろう付けや接着剤を用いた接着により固定することにより、集熱熱交換器20の一例の半完成図が得られるが、集熱板17が導管の底部を兼用していることが分かるであろう。集熱板17の端部と整列する山形状の管の端部26には適当な管を嵌め込み固定して密封することにより入水口あるいは出水口とする。その他の端部26同志は適当な湾曲管を嵌め込み固定して密封することにより、熱交換用導管12の湾曲部14の機能を持たせることが出来る。集熱熱交換器20が完成したならば、適宜銅の表面に酸化銅の被膜を形成することが出来る。更に全面にガラス系被膜コーティングを施して腐食防止に役立てても良い。
図7は本発明に用いられる中枠体30とガラス板33の一例の斜視図である。中枠体30は断熱材製であり、四辺形を呈する外壁部31により構成される。中枠体30の外形の縦と横の寸法はガラス板33の外形の縦と横の寸法にそれぞれ一致している。中枠体30の外壁部31に設けられた一対の切欠部32は、熱交換用導管12の先端部15を外箱体1の外部に導く際に外壁部31と先端部15との干渉を防ぐために設けられている。しかし、後述するが、集熱熱交換器20が上下共に平面をなす集熱板17の上面のみに熱交換用導管12が接合され、集熱板17の上下をひっくり返して設置する構成を採用する場合は、集熱板17のガラス板33側の面は平坦面であるから上記切欠部32を必要としないこととなる。中枠体30に予めガラス板33を接着等により固着する構成を採ることもできるし、中枠体30を内箱体6に組み込んだ後に接着等により固着しても良い。
図8は本発明の組立状態の一例を説明するための断面図である。このケースは、上下面が平坦な平面をなす集熱板17の上面に、断面形状が同心円状の銅管たる熱交換用導管12を半田付けを包含するろう付けや接着剤を用いて接着してなる集熱熱交換器20を採用した例である。この図に基づいて組立状況の説明を行う。外箱体1に内箱体6を挿入すると外箱体1の底面部3と内箱体6の底面部11とが密着すると同時に、外箱体1の外壁部2と内箱体6の外壁部7とが密着する。この状態で下面が平坦な集熱板17からなる集熱熱交換器20を内箱体6に挿入する。集熱板17の下面は内箱体6の段部8により支持され、支持部9も設けられているので更に安定状態で支持される。その後、例えばガラス板33が上面に固着されている中枠体30を内箱体6に挿入すれば、集熱板17の下面に下部空気室41が、上面には上部空気室40が形成された太陽熱集熱熱交換装置の概略が完成する。中枠体30を嵌め込んだ後に中枠体30の上部にガラス板33を接着等により固着することもできる。外箱体1の外壁部2の上面と内箱体6の外壁部7の上面とガラス板33の上面との三者は互いに面一に整合する。外箱体1と内箱体6とガラス板33との接する範囲に亘って塗装やテーピング等により雨水や塵埃に対するシーリングをすることが好ましい。
図9は本発明の組立後の一例を説明するための断面図である。このケースは、上下面が平坦な平面をなす集熱板17の下面に、断面形状が楕円状の銅管たる熱交換用導管12を半田付けを包含するろう付けや接着剤を用いて接着してなる集熱熱交換器20を採用した例であり、その他の主要な構成は図8で説明したものと変わらない。しかし、集熱板17のガラス板33に面する上面が平面とされ、集熱板17の下面に熱交換用導管12が半田付けを包含するろう付けや接着剤を用いて接着された構成を有している。このような構成を採った場合は、中枠体30の外壁部31に一対の切欠部32を設ける必要がなくなる、と同時に内箱体6に支持部9を設けているので、支持部9の上面に熱交換用導管12との干渉を回避する切欠部を設ける必要が生ずる。更に、熱交換用導管12の先端部15が内箱体6に設けた長孔部10と外箱体1に設けた長孔部4を介して外箱体1の外部に導かれているので、最終的に長孔部4と長孔部10の上部空間はパテ等により塞ぐことが好ましい。このようにして太陽熱集熱熱交換装置の組立が完了したならば、最後の仕上げとしてL形止め金具45を面一とされた面にあてがい捻子46等の固着手段により外箱体1の外壁部2に固定すればよい。これにより、外箱体1と内箱体6と中枠体30に固着されたガラス板33とは、外箱体1に固定されたL形止め金具45により保持されて実質的に外箱体1内で妄動不能に収納される事となる。なお、この太陽熱集熱熱交換装置はポンプを用いて強制循環式として用いることにより一層の熱効率アップを図ることができる。
敢えて真空を用いることなく閉鎖空間である下部空気室の蓄熱効果を有効利用した太陽熱集熱熱交換装置を開発したので、熱効率に遜色が無く、組立が容易で安価な太陽熱集熱熱交換装置を供給できることが大いに期待される。
1 外箱体
2 外壁部
3 底面部
4 長孔部
6 内箱体
7 外壁部
8 段部
9 支持部
10 長孔部
11 底面部
12 熱交換用導管
13 直管部
14 湾曲部
15 先端部
17 集熱板
18 平板部
19 加工溝部
20 集熱熱交換器
21 接合部
23 天井部
24 側面部
25 折曲部
26 端部
30 中枠体
31 外壁部
32 切欠部
33 ガラス板
40 上部空気室
41 下部空気室
45 L形止め金具
46 捻子

Claims (4)

  1. 底面部と該底面部から等長で立ちあがる外壁部を有する外箱体に、断熱材製で底面部と該底面部から等長で立ちあがる外壁部を有する内箱体が互いの外壁部同志を整合させて嵌入されると共に、該内箱体には銅板からなる集熱板表面に銅管からなる熱交換用導管を接合してなる集熱熱交換器が該内箱体の底面に設けた段部と支持部とにより支持され、該集熱熱交換器の上面の周辺縁部は断熱材製の中枠体により挟持され、該中枠体上部には透明なガラス板が接着等により固着されてなり、該外箱体と該内箱体と該中枠体に固着された該ガラス板とは面一に整合すると共に、該外箱体と該内箱体と該中枠体に固着された該ガラス板とは、該外箱体に固定されたL形止め金具により保持されて実質的に該外箱体内で妄動不能に収納されてなることを特徴とする太陽熱集熱熱交換装置。
  2. 該集熱熱交換器の表面部には酸化銅の被膜が施こされてなることを特徴とする請求項1に記載される太陽熱集熱熱交換装置。
  3. 該内箱体の少なくとも底面部がアルミ箔で積層されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載される太陽熱集熱熱交換装置。
  4. 該外箱体と該内箱体とにそれぞれ設けられた長孔部は互いに整合して熱交換用導管の先端部を該外箱体外に導いてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載される太陽熱集熱熱交換装置。
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