JP5263414B2 - 光信号生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信で伝送する光信号を生成する光信号生成装置に関するものである。
加入者系の光ネットワークの通信方式として、現在、商用化されているTDMA(Time Division Multiple Access)の他に、WDMA(Wavelength Division Multiple Access)、OCDMA(Optical Code Division Multiple Access)等が知られている。これら各種通信方式に基づく光通信では、伝送すべき情報データを光信号に変換するにあたり、光信号に対してNRZ(Non Return to Zero)変調、或いはRZ(Return to Zero)変調を施すようにしている。
ここで、伝送すべき光信号における光パルス列中の隣接パルス同士の干渉を防ぐべく、ニオブ酸リチウム(Lithium Niobate)型の光強度変調器(以下、LN変調器と称する)を用いて、高周波数の光パルス列の周波数を分周することにより、低デューティ比の光パルス列に変換するようにした技術が提案されている(非特許文献1参照)。尚、LN変調器は、マッハツェンダ干渉計の片側アームにニオブ酸リチウムの結晶を挿入したものであり、このマッハツェンダ干渉計の入力側から分岐した光と、上記ニオブ酸リチウムの結晶を通過させた光と、を結合することにより光強度の変調を行うものである。LN変調器では、上記した高周波数の光パルス列をニオブ酸リチウムの結晶に入射させつつ、入力信号に基づく電圧をニオブ酸リチウムの結晶に印加することによりこの結晶を透過する光の位相を変化させる。この際、ニオブ酸リチウム結晶での位相変調量に応じて、LN変調器を通過する光の強度が変化する。よって、上述した如く入射された高周波数の光パルス列中において、例えば連続する光パルスのN個毎に(N−1)個の光パルスを消光状態、つまり不要とすることにより低デューティ比の光パルス列を生成することが可能となる。
しかしながら、LN変調器は、温度変化又は経年変化等の要因により、その入出力特性が変化するという動作点ドリフトが生じる。すなわち、入力信号のレベルに応じた透過率の変化を表す曲線が全体的に高レベル側、又は低レベル側にずれるのである。これにより、高周波数の光パルス列中において、分周に伴って不要となる光パルスに対する透過率が0にならなくなり、不要な光パルスが残留してしまうという問題が生じた。
そこで、このような動作点ドリフトを検知し、最適な動作点に補正すべく、入力信号の直流成分を調整すべきバイアス電圧制御を行うようにした光送信器が提案された(例えば、特許文献1参照)。この光送信器では、入力信号のビットレートに比して十分に低い周波数であり且つ主信号の振幅に比して十分に小さい振幅の正弦波を当該入力信号に重畳したものを光信号に変換しつつ、その光信号の一部に基づき上記正弦波の位相を検出し、検出した位相に基づきバイアス電圧を制御する。
ところが、かかるバイアス電圧制御によると、入力信号が所望の動作点でバイアスされた状態にある場合、上記した如き正弦波の重畳された入力信号の瞬時振幅により、ニオブ酸リチウム結晶の透過率の消光比、つまり最大透過率と最小透過率との比が、周期的に変化してしまう。よって、このLN変調器を用いて光パルス列の周波数を分周すると、不要となる光パルスの除去を最も有効に実施し得る状態、つまり最大消光比となる状態が維持されない。従って、不要な光パルス列を含む光パルスが伝送されてしまい、その伝送品質を劣化させてしまうという問題があった。
X. Wang and N. Wada, "Inter-symbol interference and beat noise in flexible data-rate coherent OCDMA and the BER improvement by using optical thresholding," Opt. Express, vol. 13, no. 26, pp. 10469-10474, Dec. 26, 2005.
特許第2642499号
本願発明は、上記の如き問題を解決すべく為されたものであり、動作点ドリフトが生じても、不要な光パルスを抑圧させた伝送品質の高い光信号を生成することが可能な光信号生成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光信号生成装置は、周波数fにて点灯及び消灯を繰り返す光パルス列を分周することにより周波数f/M(M:2以上の整数)の分周光パルス列を含む光信号を生成する光信号生成装置であって、前記分周光パルス列を、光パワースペクトル密度が最大となる中心周波数及び前記中心周波数から前記周波数fの整数倍だけ離間した周波数からなる第1光成分と、前記第1光成分以外の第2光成分と、に分波する光分波手段と、前記第1光成分における光パワーを電気信号に変換して第1光パワー信号を得ると共に、前記第2光成分における光パワーを電気信号に変換して第2光パワー信号を得る光検出手段と、前記第1光パワー信号から前記第2光パワー信号を減算することにより不要光の大きさを表す不要光レベル信号を生成する減算手段と、基本バイアス電圧を生成するバイアス電圧源と、前記不要光レベル信号に対応したバイアス調整量を示すバイアス調整信号を前記基本バイアス電圧に加算することによりバイアス調整の施されたバイアス電圧を生成する加算手段と、前記周波数f/Mの矩形波信号を生成する矩形波生成手段と、前記バイアス電圧を前記矩形波信号に重畳して得た変調信号に基づいて前記光パルス列を光強度変調したものを前記分周光パルス列として生成する光変調手段と、を有する。
また、本発明に係る光信号生成装置は、周波数fにて点灯及び消灯を繰り返す光パルス列に対して情報データに基づく変調処理を施すことにより周波数f/M(M:2以上の整数)の分周光パルス列を含む光信号を生成する光信号生成装置であって、前記分周光パルス列を、光パワースペクトル密度が最大となる中心周波数及び前記中心周波数から前記周波数fの整数倍だけ離間した周波数からなる第1光成分と、前記第1光成分以外の第2光成分と、に分波する光分波手段と、前記第1光成分における光パワーを電気信号に変換して第1光パワー信号を得ると共に、前記第2光成分における光パワーを電気信号に変換して第2光パワー信号を得る光検出手段と、前記第1光パワー信号から前記第2光パワー信号を減算することにより不要光の大きさを表す不要光レベル信号を生成する減算手段と、基本バイアス電圧を生成するバイアス電圧源と、前記不要光レベル信号に対応したバイアス調整量を示すバイアス調整信号を前記基本バイアス電圧に加算することによりバイアス調整の施されたバイアス電圧を生成する加算手段と、前記情報データに基づいてリターンゼロ形式の矩形波信号を生成する矩形波生成手段と、前記バイアス電圧を前記矩形波信号に重畳して得た変調信号に基づいて前記光パルス列を光強度変調したものを前記分周光パルス列として生成する光変調手段と、を有する。
本発明においては、周波数f/Mの矩形波信号にバイアス電圧を重畳して得た変調信号に基づいて、周波数fで点灯及び消灯を繰り返す光パルス列を光強度変調することにより周波数f/Mの分周光パルス列を生成するにあたり、以下の如くバイアス電圧を自動調整するようにしている。すなわち、先ず、生成された分周光パルス列を、光パワースペクトル密度が最大となる中心周波数及び中心周波数から周波数fの整数倍だけ離間した周波数に対応した第1光成分と、この第1光成分以外の第2光成分と、に分波する。次に、第1光成分の光パワーから上記第2光成分の光パワーを減算することにより不要光の大きさを表す不要光レベル信号を生成し、この不要光レベル信号に基づいてバイアス電圧を調整するのである。
これにより、分周光パルス列に重畳している不要光を低下させるべきバイアス電圧調整が自動的に為されるので、光変調器に動作点ドリフトが生じていても、不要光を抑圧させた良好な分周光パルス列を得ることが可能となる。
本発明に係る光信号生成装置の構成を示すブロック図である。 パルス光源104及び光変調器105で生成される光信号LP及び分周光信号LBPの形態の一例を示す図である。 ファブリペローフィルタによる光分波動作を示す図である。 不要パルスに対する抑圧が十分に為されていない場合にパルス光源104及び光変調器105で生成される光信号LP及び分周光信号LBPの形態の一例を示す図である。 矩形波生成器103の内部構成の一例を示す図である。 図5に示す矩形波生成器103の内部動作を示すタイムチャートである。 矩形波生成器103の内部構成の変形例を示す図である。 図7に示す矩形波生成器103の内部動作を示すタイムチャートである。 本発明に係る光信号生成装置の他の構成を示すブロック図である。 図9に示される矩形波生成器103aの内部構成を示す図である。 図10に示す矩形波生成器103aの内部動作を示すタイムチャートである。 矩形波生成器103aによるRZ形式光情報パルス信号の光パワースペクトルを示す図である。
本発明に係る光信号生成装置は、周波数fにて点灯及び消灯を繰り返す光パルス列(LP)を分周して得た周波数f/Mの分周光パルス列(LBP)を、光パワースペクトル密度が最大となる中心周波数(fc)及びこの中心周波数から周波数fの整数倍だけ離間した周波数に対応した第1光成分(LBP)と、この第1光成分以外の第2光成分(LBP)と、に分波する(108)。次に、上記第1光成分の光パワーを示す第1光パワー信号(V1)、及び上記第2光成分の光パワーを示す第2光パワー信号(V2)を検出し(109、110)、この第1光パワー信号から第2光パワー信号を減算することにより不要光の大きさを表す不要光レベル信号(Ve)を生成する(111)。ここで、この不要光レベル信号に対応したバイアス調整量を示すバイアス調整信号(Vb)を、バイアス電圧源(125)にて生成された基本バイアス電圧(Vbfix)に加算することによりバイアス調整の施されたバイアス電圧(VB)を生成する(126)。そして、周波数f/Mの矩形波信号(MC)を生成し(103)、この矩形波信号にバイアス電圧(VB)を重畳して得た変調信号に基づいて上記光パルス列(LP)を光強度変調することにより、上記した分周光パルス列(LBP)を生成する(105)。
図1は、光通信シ ステムの送信機に設けられている光信号生成装置の構成を示すブロック図である。
図1において、発振器101は、周波数fのクロック信号CKを発生して、これを矩形波生成器103及びパルス光源104各々に供給する。
矩形波生成器103は、かかるクロック信号CKに基づいて、デューティ比が1/M(Mは2以上の整数)であり且つ周波数(f/M)を有する矩形波信号MCを生成しこれを光変調器105に供給する。
パルス光源104は、周波数fのク口ック信号CKに同期して点灯及び消灯を繰り返す図2(a)に示す如き光パルス列からなる光信号LPを発生して光変調器105に供給する。
光変調器105は、後述する加算器126から供給されたバイアス電圧VBに基づく直流成分を上記矩形波信号MCに重畳して得た変調信号に基づいて上記した光信号LPを光強度変調することにより、かかる光信号LPを図2(b)に示す如くM分周(Mは2以上の整数)した分周光パルス列からなる分周光信号LBPを生成する。光変調器105は、かかる分周光信号LBPをタップ分岐器106に供給する。尚、光変調器105としては、前述した如きLN(Lithium Niobate)変調器、或いは電界吸収型のEA(Electro Absorption)変調器等が用いられる。
タップ分岐器106は、上記した分周光パルス列LBPを光変調器107及びバイアス調整部200に夫々分岐させて供給する。光変調器107は、伝送させるべき情報データに基づいて、分周光信号LBPに光強度変調を施して得られた光パルス列を光情報パルス信号として、光通信ライン上に送出する。
バイアス調整部200は、光分波器108、光検出器(109、110)、減算器(111、113)、加算器(123、126)、積分器112、定電圧源(114、118)、比較器115、TFF(トグル型フリップフロップ)119、反転器116、選択器117及びアンプ122を有する。
バイアス調整部200の光分波器108は、分周光信号LBPを、第1周波数帯域S1に対応した第1光成分LBPと、第2周波数帯域S2に対応した第2光成分LBPとに分波し、第1光成分LBPを光検出器109に供給すると共に第2光成分LBPを光検出器110に供給する。この際、第1周波数帯域S1とは、光変調器105の変調処理における搬送波周波数、つまり分周光信号LBPにおいて光パワースペクトル密度が最大となる中心周波数fcと、このfcから周波数fの整数倍だけ離間した周波数の各々と、を示すものである(後述する)。また、第2周波数帯域S2とは、全周波数帯域から上記第1周波数帯域S1を省いた周波数帯域である。尚、光分波器108は、例えば、図3に示す如き屈折率nを有する透過性の板状誘電体PTからなるファブリペローフィルタであり、この板状誘電体PTの一方の面P1(入射面)に対して入射角θ’をもって分周光信号LBPが入射される。入射された分周光信号LBPは、図3に示す如く、板状誘電体PT内においてその一方の面P1及び他方の面P2の各々で反射することにより鋸歯状に進行する。この際、板状誘電体PTの他方の面P2から放出された部分透過光の各々を重ね合わせたものが上記第1周波数帯域S1に対応した第1光成分LBPとして光検出器109の光検出面(図示せぬ)に導出される。また、板状誘電体PTの一方の面P1(入射面)から放出された部分反射光の各々を重ね合わせたものが上記第2周波数帯域S2に対応した第2光成分LBPとして光検出器110光検出面(図示せぬ)に導出される。
すなわち、光分波器108は、光変調器105から送出された分周光信号LBPを、上記中心周波数fcを含み、このfcから周波数fの整数倍だけ離間した周波数の第1光成分(LBP)と、それ以外の周波数帯域の第2光成分(LBP)と、に分ける。
光検出器109は、上記第1光成分LBPを、その光パワーの平均値に対応したレベルの電気信号に変換し、これを第1平均光パワー信号V1として減算器111に供給する。光検出器110は、上記第2光成分LBPを、その光パワーの平均値に対応したレベルの電気信号に変換し、これを第2平均光パワー信号V2として減算器111に供給する。
減算器111は、第1平均光パワー信号V1と第2平均光パワー信号V2との差分を求め、その差分値を、不要な光パルス周波数成分の大きさを表す不要光レベル信号Veとして積分器112に供給する。積分器112は、例えば、抵抗、コンデンサ、コイル等の受動回路素子から構成され、上記不要光レベル信号Veを積分して得られた不要光レベル信号AVeを減算器113に供給する。
定電圧源114は、上記不要光レベル信号Veとして取り得る最小の直流電圧値を生成し、これを最小電圧Veminとして減算器113に供給する。減算器113は、上記不要光レベル信号AVeから最小電圧Veminを減算したものを不要光レベル信号ΔVeとし、これを極性反転処理部PRの比較器115、反転器116及び選択器117に供給する。尚、極性反転処理部PRは、これら比較器115、反転器116及び選択器117の他に、定電圧源118、及びトグル型フリップフロップ119(以下、TFF119と称する)を含む。
極性反転処理部PRの定電圧源118は、後述するが如き不要光レベル信号ΔVeの極性を反転させるか否かを判定する為の直流の閾値電圧Vemaxを生成し、これを比較器115に供給する。比較器115は、不要光レベル信号ΔVeと閾値電圧Vemaxとを大小比較し、不要光レベル信号ΔVeが閾値電圧Vemaxより大となる場合には論理レベル1、それ以外の場合には論理レベル0を有する極性反転トリガ信号PTをTFF119に供給する。反転器116は、不要光レベル信号ΔVeの極性を反転させた反転不要光レベル信号ΔVeVを生成しこれを選択器117に供給する。TFF119は、論理レベル0及び1の内の一方を有する選択信号SELを生成しこれを選択器117に供給する。尚、TFF119は、極性反転トリガ信号PTが論理レベル0から論理レベル1の状態に遷移する度に、上記選択信号SELの論理レベルを反転させる。選択器117は、選択信号SELが論理レベル0である場合には不要光レベル信号ΔVe及び反転不要光レベル信号ΔVeVの内のΔVeを選択しこれをアンプ122に供給する一方、選択信号SELが論理レベル1である場合には反転不要光レベル信号ΔVeVを選択してこれをアンプ122に供給する。
かかる構成により、極性反転処理部PRは、不要光レベル信号ΔVeが所定の閾値電圧Vemax閾値よりも低い状態から高い状態に推移する度に、不要光レベル信号ΔVeの極性を反転させたものをアンプ122に供給する。
アンプ122は、選択器117から供給された不要光レベル信号ΔVe又は反転不要光レベル信号ΔVeVのレベルを定数倍したものを不要光レベル信号VeAとして加算器123に供給する。
加算器123は、不要光レベル信号VeAに、前回の加算結果として得られたバイアス調整信号Vbを加算して得られた加算結果を新たなバイアス調整信号Vbとして加算器126に供給する。すなわち、加算器123は、不要光レベル信号VeAを累算して行き、その累算毎の累算結果をバイアス調整信号Vbとして、加算器126に供給するのである。よって、不要光レベル信号VeAが正極性である場合には、バイアス調整信号Vbは、その累算処理が為される度にVeAの分ずつ増加する。一方、不要光レベル信号VeAが負極性である場合には、バイアス調整信号Vbは、その累算が為される度にVeAの分ずつ低下して行く。
バイアス電圧源125は、光変調器105における直流成分を調整する為の直流の基本バイアス電圧Vbfixを生成し、これを加算器126に供給する。
加算器126は、基本バイアス電圧Vbfixにバイアス調整信号Vbを加算して得られたバイアス電圧VBを光変調器105に供給する。
このように、バイアス調整部200は、バイアス電圧源125によって生成された基本バイアス電圧Vbfixに対して、バイアス調整信号Vbを加算することにより、そのバイアス電圧の値を調整したものをバイアス電圧VBとして光変調器105に供給する。
以下に、バイアス調整部200の動作について説明する。
光変調器105によって図2(a)に示す如き光信号LPをM分周するにあたり、不要パルスの抑圧が正しく為されている場合、つまり不要パルスの抑圧が十分になされている場合には、図2(b)に示す如く、M分周された分周光信号LBP中の隣接光パルス間には、不要パルスの重畳が為されない。この際、図2(c)の光スペクトルに示されるように、中心周波数fcでの線スペクトルをピークとして、f/Mの周波数間隔で線スペクトルが現れる。それら線スペクトルの大きさ(光パワースペクトル密度)は、光パルスの形状に依存しつつ、周波数に対して釣鐘型の曲線を包絡線とするような変化を有する。
一方、光変調器105において不要パルスの抑圧が十分に為されていない場合には、図4(a)に示す如き光信号LPをM分周すると、図4(b)に示す如く、分周光信号LBP中の隣接パルス間に不要パルスQPが重畳されてしまう。この場合、図4(c)の光スペクトルに示されるように、中心周波数fcを含み、このfcから周波数fの整数倍だけ離間した周波数(fc±n・f)と(nは0を含む正の整数)で光パワースペクトル密度が大きくなり、それ以外の周波数では光パワースペクトル密度が小さくなる。すなわち、不要パルスの抑圧が不十分である場合には、図2(c)に示す如き不要パルスの抑圧が十分に為されている場合に比して、周波数(fc±n・f)での光パワーが増加する一方、それ以外の周波数では光パワーが低下する。よって、かかる周波数(fc±n・f)での光パワーと、それ以外の周波数での光パワーとの差分が、不要パルスに対する抑圧度合を示すものとなる。
そこで、バイアス調整部200では、光変調器105から送出された分周光信号LBPを、先ず、光分波器108によって、上記周波数(fc±n・f)帯域に対応した第1光成分LBPと、それ以外の周波数帯域に対応した第2光成分LBPとに分波する。次に、周波数(fc±n・f)帯域に対応した第1光成分LBPにおける第1の平均光パワー(V1)を光検出器109によって検出すると共に、それ以外の周波数帯域に対応した第2光成分LBPにおける第2の平均光パワー(V2)を光検出器110によって検出する。そして、減算器111にて、上記第1の平均光パワー(V1)から第2の平均光パワー(V2)を減算することにより、不要光パルスのレベルに対応した不要光レベル信号Veを生成する。積分器112は、かかる不要光レベル信号Veに対して積分処理を施すことにより、不要光レベル信号Ve中に含まれる高調波成分、つまり周波数(f/M)の整数倍の周波数成分を抑制させた不要光レベル信号AVeを生成する。
この際、不要光レベル信号AVeは、その値が大なるほど、分周光信号LBPに重畳している不要成分が大であり、光変調器105での不要パルスに対する抑圧度が小さい。そこで、バイアス調整部200では、先ず、減算器113によって、不要光レベル信号AVeから、この不要光レベル信号AVeとして取り得る最小値、つまり不要パルスに対する抑圧度が最大となるときの不要光レベル信号AVeの値(最小電圧Vemin)を減算することにより、不要光レベル信号ΔVeを生成する。尚、上記した最小電圧Veminは、光変調器105に印加するバイアス電圧VBと、このバイアス電圧VBの印加に応じて減算器111から送出される不要光レベル信号Veとの対応関係から予め測定しておいたものであり、バイアス調整部200では、定電圧源114によってこれを生成するようにしている。そして、バイアス調整部200では、不要光レベル信号ΔVeの分ずつその値が増加又は減少して行くバイアス調整信号Vbを加算器123で生成し、これを基本バイアス電圧Vbfixに加算することにより、不要パルスに対する抑圧度を高めるべきバイアス調整を施したバイアス電圧VBを生成して光変調器105に供給するのである。
以下に、かかるバイアス電圧VBによるバイアス電圧の推移形態について説明する。
先ず、減算器111から送出される不要光レベル信号Veが最小電圧Veminとなるときのバイアス電圧VBの電圧値を電圧Vboptとする。この際、不要光レベル信号ΔVeが微小となる区間内では、この不要光レベル信号ΔVeは、実質的に、
|Vb+Vbfix−Vbopt|
なる演算によって得られる演算結果に比例した値を有する。
これは、VbにVbfixを加算した加算結果がVboptと等しい時にはΔVeは0となり、その加算結果がVbopt以外の値になる場合にもΔVeは正極性を維持するからである。
ここで、比例定数をαとすると、不要光レベル信号ΔVeは、
ΔVe=α|Vb+Vbfix−Vbopt|
と表される。
微小時間Δtの経過後、加算器123から送出されるバイアス調整信号Vb(t+Δt)は、ΔVeを積分器112によって積分し且つアンプ122によって定数倍(以下、比例定数β:βは0以外)したものと、その直前に得られたバイアス調整信号Vb(t)との和であるので、
Vb(t+Δt)=Vb(t)+(β/T)∫(Ve)dt≒Vb(t)+(β/T)VeΔt
T:積分器112の積分時間
となる。
この際、上記数式からΔVeを消去し、Δt→0の極限値を求めると、
dVb/dt=(αβ/T)|Vb+Vbfix−Vbopt|
となる。
かかる数式において、Vbの初期値をVb0とすると、時点tでのバイアス調整信号Vbの値は、以下の条件1〜3毎にその値が変化する。
[条件1]:Vbが(Vbopt−Vbfix)と一致している場合には、
Vb(t)=Vb0
となる。
[条件2]:Vbが(Vbopt−Vbfix)より大なる場合には、
Vb(t)=(Vb0−Vbopt+Vbfix)exp[αβt/T]+Vbopt−Vbfix
となる。この際、比例定数βが0より大なる場合(条件A)には、Vb(t)は初期値Vb0からどの値にも漸近せずに単調増加し、ΔVeも同様にどの値にも漸近せずに単調増加する。一方、比例定数βが0より小なる場合(条件B)には、Vb(t)は初期値Vb0から単調減少し、(Vbopt−Vbfix)に漸近し、ΔVeはゼロに漸近する。
[条件3]:Vbが(Vbopt−Vbfix)より小なる場合には、
Vb(t)=(Vb0−Vbopt+Vbfix)exp[−αβt/T]+Vbopt−Vbfix
となる。この際、比例定数βが0より大なる場合(条件A)には、Vb(t)は初期値Vb0から単調増加し、(Vbopt−Vbfix)に漸近し、ΔVeはゼロに漸近する。一方、比例定数βが0より小なる場合(条件B)には、Vb(t)は初期値Vb0からどの値にも漸近せずに単調減少し、ΔVeはどの値にも漸近せずに単調増加する。
このように、不要光レベル信号ΔVeが微小レベル範囲内に収まる区間内では、初期値Vb0及び比例定数βが上記した条件2且つ条件Aを満たす場合、又は条件3且つ条件Bを満たす場合に、バイアス調整信号Vbが単調増加或いは単調減少する。一方、不要光レベル信号ΔVeが上記した微小レベル範囲を超えるまでバイアス電圧VBが変化してしまうと、ΔVeは(Vb+Vbfix)に対して余弦関数的に変化し、その余弦関数の次の極小値(ΔVe=0)にΔVeが収束するように、バイアス電圧VBが収束する。しかし、光変調器105の動作点ドリフトが繰り返されると、バイアス電圧VBが単調増加或いは単調減少する可能性が高くなり、このバイアス電圧VBが光変調器105の耐圧を超えてしまう虞が生じる。そこで、バイアス調整部200の極性反転処理部PRでは、不要光レベル信号ΔVeが所定の閾値電圧Vemax閾値よりも低い状態から高い状態に推移する度に、このΔVeの極性を反転させるようにしている。これにより、バイアス調整信号Vbの単調増加(単調減少)が阻止されるので、バイアス電圧VBを光変調器105の耐圧内に収束させることが可能となる。
以上の如く、バイアス調整部200は、先ず、光変調器105から送出された分周光信号LBPを、光変調器105の中心周波数fcから周波数f(分周前の周波数)の整数倍だけ離間した周波数(fc±n・f)帯域に対応した第1光成分(LBP)と、それ以外の周波数帯域に対応した第2光成分(LBP)と、に分波する。次に、この第1光成分における平均光パワーと、それ以外の周波数帯域に対応した第2光成分における平均光パワー(V2)との差分を、不要パルスのレベルに対応した不要光レベル信号(Ve、AVe、ΔVe、VeA)として生成する。そして、バイアス調整部200は、かかる不要光レベル信号を最小値(Vemin)とすべき制御、つまり不要光に対する抑圧度を最大とすべき負帰還制御を施すことにより、バイアス電圧を調整をするのである。
かかるバイアス電圧調整によれば、光変調器105で光パルス列の分周を実施するにあたり、この光変調器105に動作点ドリフトが生じても、その動作点ドリフトに伴う不要光のレベルを最小とすべきバイアス電圧調整が為される。よって、光変調器の入出力特性で決まる最大の消光比をもって不要光を抑圧することが可能となる。
従って、本発明によれば、伝送用の光情報信号に生じる干渉光が最小になってこの光情報パルス信号の品質が向上するので、伝送距離の拡大、或いは多元接続によるチャネル数増加を図ることが可能になる。また、光変調器に供給すべきバイアス電圧が自動調整されるので、光送信機に対するメンテナンスが容易化される。
尚、図1に示す矩形波生成器103として、図5に示す如き内部構成を有するものを採用することにより、装置の小型化、及び低消費電力化を図ることが可能となる。
図5において、分周器401は、発振器1から供給された図6(a)に示す如き周波数fのクロック信号CKを1/(2・M)に分周して、図6(b)に示す如き周波数(f/(2・M)の分周クロック信号CKVを生成し、これを移相器403及び排他的論理和回路404に供給する。
移相器403は、分周クロック信号CKVを図6(c)に示す如く遅延時間(1/f)だけ遅延させた遅延分周クロック信号CKVDを生成し、これを排他的論理和回路404に供給する。
排他的論理和回路404は、分周クロック信号CKV及び遅延分周クロック信号CKVDが互いに異なる論理レベルを有する区間では論理レベル1、両者が同一論理レベルを有する区間では論理レベル0となる信号を、上記した矩形波信号MCとして生成する。よって、かかる排他的論理和回路404の動作によれば、図6(d)に示すように、デューティ比が1/Mであり且つ周波数(f/M)を有する矩形波信号MCが生成される。
このように、矩形波生成器103として図5に示す如き内部構成を有するものを採用すれば、多段のシフトレジスタ、フリップフ口ップ等を用いてデューティ比が1/M(Mは2以上の整数)の矩形波信号MCを生成する場合に比して、装置の小型化、低消費電カ化が図られるようになる。
尚、矩形波生成器103としては、図5に示す如き内部構成に代えて図7に示す如き内部構成を有するものを採用しても良い。
図7において、分周器701は、発振器1から供給された図8(a)に示す如き周波数fのクロック信号CKを1/(2・M)に分周して、図8(b)に示す如き周波数(f/(2・M)の分周クロック信号CKV1、及びこの分周クロック信号CKV1の論理レベルを反転させた図8(c)に示す如き分周クロック信号CKV2を夫々生成する。分周器701は、上記した分周クロック信号CKV1を排他的論理和回路704に供給すると共に、上記した分周クロック信号CKV2を移相器703に供給する。
移相器703は、かかる分周クロック信号CKV2を図8(d)に示す如く遅延時間(1/f)だけ遅延させた遅延分周クロック信号CKVDを生成し、これを排他的論理和回路704に供給する。
排他的論理和回路704は、分周クロック信号CKV1及び遅延分周クロック信号CKVDが互いに異なる論理レベルを有する区間では論理レベル1、両者が同一論理レベルを有する区間では論理レベル0となる信号を、上記した矩形波信号MCとして生成する。
よって、排他的論理和回路704の動作によれば、図8(e)に示すように、デューティ比が1/Mであり且つ周波数(f/M)を有する矩形波信号MCが生成される。尚、図8(e)に示す如き矩形波信号MCの位相は、図6(d)に示されるものに対して反転しているが、排他的論理和回路704に代えて否定排他的論理和回路を採用すれば、図6(d)に示されるものと同一の矩形波信号MCを生成することができる。
また、図1に示す光信号生成装置では、光変調器105から送出された分周光信号LBPを、光変調器107にて、送信すべき情報データに基づき光強度変調することにより光情報パルス信号を生成するようにしているが、光変調器107を用いずに光変調器105だけで情報データに基づく光情報パルス信号を生成させるようにしても良い。
図9は、かかる点に鑑みて為された光信号生成装置の他の一例を示すブロック図である。
尚、図9に示す構成では、図1に示される光変調器107を省き、矩形波生成器103に代えて矩形波生成器103aを採用した点、並びにタップ分岐器106が、光変調器105から供給された分周光信号LBPを光情報パルス信号として直接出力するようにした点を除く他の構成は、図1に示されるものと同一である。
図10は、伝送すべき情報データをリターンゼロ形式、いわゆるRZ(Return to Zero)形式の光情報パルス信号に変調する場合に採用される矩形波生成器103aの内部構成を示すブロック図である。
尚、図10に示す内部構成では、図4に示す構成に、論理積回路506を追加した点を除く他の構成は図4に示すものと同一である。
論理積回路506は、送信すべき情報データを示す2値(論理レベル1又は0)のデータ信号と、排他的論理和回路404から送出された矩形波信号との論理積を求め、その論理積結果を矩形波信号MCとして光変調器105に供給する。尚、データ信号のビットレートは、図11(a)に示す如くf/Mである。また、この矩形波信号は図11(b)に示すように、周波数(f/M)であり且つデューティ比が1/Mである。論理積回路506は、図11(c)に示すように、図11(a)に示すデータ信号と、図11(b)に示す矩形波信号とが共に論理レベル1にある場合には論理レベル1、それ以外の場合には論理レベル0の矩形波信号MCを生成して光変調器105に供給する。この際、光変調器105は、かかる矩形波信号MCに応じて生成した分周光信号LBPを、送信すべき情報データがリターンゼロ形式、いわゆるRZ(Return to Zero)形式で変調された光情報信号とし、これをタップ分岐器106を介して光通信ライン上に送出する。
図12(a)は、矩形波生成器103aとして図10に示す如き内部構成を有するものを採用した場合におけるRZ形式光情報信号の光パワースペクトルを示す図である。
RZ形式光情報パルス信号の光パワースペクトルは、周波数間隔(f/M)毎の線スペクトルと、連続スペクトル(破線にて示す)の和となる。この際、光変調器105で生成される光パルス列の不要部分、つまり周波数fの光パルス列中で周波数(f/M)以外の光パルスに対する抑圧が不十分な場合、図12(b)に示すように、中心周波数fcを含む周波数間隔foの線スペクトルの強度が相対的に大きくなり、その他の線スペクトルおよび連続スペクトルの強度が相対的に小さくなる。この傾向は、図1に示す構成を採用した場合と同様であるので、図9に示す構成においても図1に示す構成と同様に、不要パルスの抑圧比を最大にすることができる。
よって、図9に示す構成によれば、光パルス列を分周する為の光変調器と、情報データに基づく光変調を施す為の光変調器と、を1体化することができるので、図1に示す構成に比して装置サイズを縮小化することが可能となる。
尚、図7に示す矩形波生成器103に対しても、図10に示す構成と同様に排他的論理和回路404の出力に論理積回路506を設けることにより、分周光信号LBPの形態でRZ形式の光情報パルス信号を生成することが可能となる。
103 矩形波生成器
104 パルス光源
105 光変調器
108 光分波器
109、110 光検出器
111 減算器
125 バイアス電圧源
126 加算器
200 バイアス電圧調整部

Claims (8)

  1. 周波数fにて点灯及び消灯を繰り返す光パルス列を分周することにより周波数f/M(M:2以上の整数)の分周光パルス列を含む光信号を生成する光信号生成装置であって、
    前記分周光パルス列を、光パワースペクトル密度が最大となる中心周波数及び前記中心周波数から前記周波数fの整数倍だけ離間した周波数からなる第1光成分と、前記第1光成分以外の第2光成分と、に分波する光分波手段と、
    前記第1光成分における光パワーを電気信号に変換して第1光パワー信号を得ると共に、前記第2光成分における光パワーを電気信号に変換して第2光パワー信号を得る光検出手段と、
    前記第1光パワー信号から前記第2光パワー信号を減算することにより不要光の大きさを表す不要光レベル信号を生成する減算手段と、
    基本バイアス電圧を生成するバイアス電圧源と、
    前記不要光レベル信号に対応したバイアス調整量を示すバイアス調整信号を前記基本バイアス電圧に加算することによりバイアス調整の施されたバイアス電圧を生成する加算手段と、
    前記周波数f/Mの矩形波信号を生成する矩形波生成手段と、
    前記バイアス電圧を前記矩形波信号に重畳して得た変調信号に基づいて前記光パルス列を光強度変調したものを前記分周光パルス列として生成する光変調手段と、を有することを特徴とする光信号生成装置。
  2. 前記矩形波生成手段は、前記周波数fのクロック信号を分周して周波数f/(2M)の分周クロック信号を生成する分周手段と、
    前期分周クロック信号を(1/f)だけ遅延させた遅延分周クロック信号を生成する移相手段と、
    前記分周クロック信号と前記遅延分周クロック信号との排他的論理和を求め当該排他的論理和の結果を前記矩形波信号として得る排他的論理和回路と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の光信号生成装置。
  3. 前記不要光レベル信号として取り得る最小値を前記不要光レベル信号から減算した減算結果を第1不要光レベル信号として得る手段と、
    前記第1不要光レベル信号が所定閾値より低い状態から高い状態に遷移する度に前記第1不要光レベル信号の極性を反転させた信号を第2不要光レベル信号として得る手段と、
    前記第2不要光レベル信号のレベルを累算したものを前記バイアス調整信号として得る手段と、を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の光信号生成装置。
  4. 前記光変調手段は、ニオブ酸リチウム型又は電界吸収型の光変調器であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の光信号生成装置。
  5. 周波数fにて点灯及び消灯を繰り返す光パルス列に対して情報データに基づく変調処理を施すことにより周波数f/M(M:2以上の整数)の分周光パルス列を含む光信号を生成する光信号生成装置であって、
    前記分周光パルス列を、光パワースペクトル密度が最大となる中心周波数及び前記中心周波数から前記周波数fの整数倍だけ離間した周波数からなる第1光成分と、前記第1光成分以外の第2光成分と、に分波する光分波手段と、
    前記第1光成分における光パワーを電気信号に変換して第1光パワー信号を得ると共に、前記第2光成分における光パワーを電気信号に変換して第2光パワー信号を得る光検出手段と、
    前記第1光パワー信号から前記第2光パワー信号を減算することにより不要光の大きさを表す不要光レベル信号を生成する減算手段と、
    基本バイアス電圧を生成するバイアス電圧源と、
    前記不要光レベル信号に対応したバイアス調整量を示すバイアス調整信号を前記基本バイアス電圧に加算することによりバイアス調整の施されたバイアス電圧を生成する加算手段と、
    前記情報データに基づいてリターンゼロ形式の矩形波信号を生成する矩形波生成手段と、
    前記バイアス電圧を前記矩形波信号に重畳して得た変調信号に基づいて前記光パルス列を光強度変調したものを前記分周光パルス列として生成する光変調手段と、を有することを特徴とする光信号生成装置。
  6. 前記矩形波生成手段は、前記周波数fのクロック信号を分周して周波数f/(2M)の分周クロック信号を生成する分周手段と、
    前期分周クロック信号を(1/f)だけ遅延させた遅延分周クロック信号を生成する移相手段と、
    前記分周クロック信号と前記遅延分周クロック信号との排他的論理和を求める排他的論理和回路と、
    前記情報データを担うビットレートf/Mの2値のデータ信号と前記排他的論理和の結果との論理積を求め当該論理積の結果を前記矩形波信号として生成する論理積回路と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の光信号生成装置。
  7. 前記不要光レベル信号として取り得る最小値を前記不要光レベル信号から減算した減算結果を第1不要光レベル信号として得る手段と、
    前記第1不要光レベル信号が所定閾値より低い状態から高い状態に遷移する度に前記第1不要光レベル信号の極性を反転させた信号を第2不要光レベル信号として得る手段と、
    前記第2不要光レベル信号のレベルを累算したものを前記バイアス調整信号として得る手段と、を含むことを特徴とする請求項5又は6記載の光信号生成装置。
  8. 前記光変調手段は、ニオブ酸リチウム型又は電界吸収型の光変調器であることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1に記載の光信号生成装置。
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