JP5262050B2 - 研削加工条件決定装置および研削加工条件決定方法 - Google Patents
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Description
シミュレーション部11は、図1に示すように、熱エネルギー算出部111と、分配割合算出部112と、研削焼け深さ算出部113とを備えている。換言すると、シミュレーション部11は、熱エネルギー算出部111による熱エネルギー算出工程、分配割合算出部112による分配割合算出工程、研削焼け深さ算出部113による研削焼け深さ算出工程の順に各工程を実行している。
K0は第2種0次の修正ベッセル関数であり、erfは誤差関数であり、erfcは補誤差関数である。式(6)の第一項では、工作物3が受ける全熱エネルギーによる工作物3の各位置における上昇温度を算出している。式(6)の第二項では、クーラントの冷却効果により低下する工作物3の各位置における低下温度を算出している。式(6)の第三項、すなわち、θw0(X,Z)は、工作物3の各位置における初期温度である。
この温度しきい値θ1は研削焼けを判定する温度に設定されており、研削焼け深さ算出部113は、深さZ1を研削焼け深さとして算出する(S509)。温度しきい値θ1は、工作物3の金属組織特性に基づいて決定されている。本実施形態において、温度しきい値θ1は、研削焼けのうち「焼き戻し」を判定する温度に設定されている。このように、研削焼け深さ算出部113は、工作物3の研削焼け深さZ1を算出する。
研削加工条件算出部12について、図1、図5、および、図6を参照して説明する。図5は、仕上げ研削加工条件算出部121の実行フローチャートを示す図である。図6は、粗研削加工条件算出部122の実行フローチャートを示す図である。研削加工条件算出部12は、図1に示すように、仕上げ研削加工条件算出部121(本発明における「第二の研削加工条件算出部」に相当する)と、粗研削加工条件算出部122(本発明における「第一の研削加工条件算出部」に相当する)とを備えている。
11:シミュレーション部、
111:熱エネルギー算出部、112:分配割合算出部、113:研削焼け深さ算出部、
12:研削加工条件算出部、
121:仕上げ研削加工条件算出部、122:粗研削加工条件算出部、
2:研削装置、21:砥石、22:砥石台、23:主軸台、24:制御盤、
21a:砥粒、
3:工作物、3a:切粉、
41:せん断面、42:すくい面、43:逃げ面、P:研削点
Claims (11)
- 回転駆動される工作物の周面に、回転駆動される砥石の周面を接触させて、前記工作物の周面を研削する研削加工において、研削加工条件を決定する研削加工条件決定装置であって、
前記研削加工として粗研削加工および仕上げ研削加工を行う場合において、前記粗研削加工前の前記工作物の径を初期径、前記粗研削加工後で前記仕上げ研削加工前の前記工作物の径を中間径、および、前記仕上げ研削加工後の前記工作物の径を最終径とし、前記粗研削加工における前記工作物の回転数を前記工作物の第一回転数、前記砥石の回転数を前記砥石の第一回転数、および、前記砥石と前記工作物との相対移動速度を第一相対移動速度とし、前記仕上げ研削加工における前記工作物の回転数を前記工作物の第二回転数、前記砥石の回転数を前記砥石の第二回転数、および、前記相対移動速度を第二相対移動速度とし、
前記工作物の第一回転数、前記砥石の第一回転数、および、前記第一相対移動速度に基づいて、前記粗研削加工における前記工作物の研削焼け深さを算出する第一のシミュレーション部と、
前記第一のシミュレーション部で算出される粗研削焼け深さ以上に設定される仕上げ取代と前記第二相対移動速度とに基づいて算出される仕上げ研削加工時間と、予め決定された前記初期径および前記最終径と前記仕上げ取代と前記第一相対移動速度とに基づいて算出される粗研削加工時間と、の合計である総研削加工時間を第一の目的関数として、前記第一の目的関数が最小となる前記工作物の第一回転数、前記砥石の第一回転数、前記第一相対移動速度、および、前記中間径を算出する第一の研削加工条件算出部と、
を備えることを特徴とする研削加工条件決定装置。 - 前記工作物の第二回転数、前記砥石の第二回転数、および、前記第二相対移動速度に基づいて、前記仕上げ研削加工における前記工作物の研削焼け深さを算出する第二のシミュレーション部と、
前記第二のシミュレーション部で算出される前記工作物の研削焼け深さが所定値以下であることを制約条件とし、前記仕上げ研削加工における前記工作物の単位深さ当たりの研削加工時間を第二の目的関数として、前記第二の目的関数が最小となる前記工作物の第二回転数、前記砥石の第二回転数、および、前記第二相対移動速度を算出する第二の研削加工条件算出部と、
を備える請求項1に記載の研削加工条件決定装置。 - 前記シミュレーション部は、
研削点における前記工作物に対する前記砥石の相対速度と研削抵抗とに基づいて、せん断面における研削熱エネルギー、すくい面における研削熱エネルギー、および、逃げ面における研削熱エネルギーの合計である全研削熱エネルギーを算出する熱エネルギー算出部と、
前記全研削熱エネルギーにおける前記工作物が受ける熱エネルギーの分配割合Rwを算出する分配割合算出部と、
前記全研削熱エネルギーおよび前記分配割合Rwに基づいて、前記工作物の研削焼け深さを算出する研削焼け深さ算出部と、
を備える請求項1または2に記載の研削加工条件決定装置。 - 前記分配割合算出部は、前記分配割合Rwを、前記せん断面における研削熱エネルギーのうち前記工作物が受ける熱エネルギーの分配割合Rw1、および、前記逃げ面における研削熱エネルギーのうち前記工作物が受ける熱エネルギーの分配割合Rw2に基づいて算出する請求項3に記載の研削加工条件決定装置。
- 前記熱エネルギー算出部は、前記研削抵抗を、研削能率と、前記工作物の材料および前記砥石の周面の状態に基づいて決定される研削特性と、に基づいて算出する請求項3または4に記載の研削加工条件決定装置。
- 前記研削焼け深さ算出部は、前記全研削熱エネルギーおよび前記分配割合Rwに基づいて、前記工作物の各深さにおける最高温度を算出し、
予め設定された温度しきい値より大きい前記最高温度を示す前記工作物の深さのうち、最も深い前記工作物の深さを算出することで、前記工作物の研削焼け深さを算出する請求項3〜5の何れか一項に記載の研削加工条件決定装置。 - 前記温度しきい値は、前記工作物における焼入れまたは再焼入れの深さを判定する温度に設定される請求項6に記載の研削加工条件決定装置。
- 前記温度しきい値は、前記工作物における焼き戻しの深さを判定する温度に設定される請求項6に記載の研削加工条件決定装置。
- 前記研削焼け深さ算出部は、前記研削加工において前記研削点周辺が冷却される場合、さらに、冷却により低下する前記工作物の各深さにおける低下温度を算出し、
前記全研削熱エネルギー、前記分配割合Rw、および、前記低下温度に基づいて、前記工作物の各深さにおける最高温度を算出する請求項6〜8の何れか一項に記載の研削加工条件決定装置。 - 回転駆動される工作物の周面に、回転駆動される砥石の周面を接触させて、前記工作物の周面を研削する研削加工において、研削加工条件を決定する研削加工条件決定方法であって、
前記研削加工として粗研削加工および仕上げ研削加工を行う場合において、前記粗研削加工前の前記工作物の径を初期径、前記粗研削加工後で前記仕上げ研削加工前の前記工作物の径を中間径、および、前記仕上げ研削加工後の前記工作物の径を最終径とし、前記粗研削加工における前記工作物の回転数を前記工作物の第一回転数、前記砥石の回転数を前記砥石の第一回転数、および、前記砥石と前記工作物との相対移動速度を第一相対移動速度とし、前記仕上げ研削加工における前記工作物の回転数を前記工作物の第二回転数、前記砥石の回転数を前記砥石の第二回転数、および、前記相対移動速度を第二相対移動速度とし、
前記工作物の第一回転数、前記砥石の第一回転数、および、前記第一相対移動速度に基づいて、前記粗研削加工における前記工作物の研削焼け深さを算出する第一のシミュレーション工程と、
前記第一のシミュレーション工程で算出される粗研削焼け深さ以上に設定される仕上げ取代と前記第二相対移動速度とに基づいて算出される仕上げ研削加工時間と、予め決定された前記初期径および前記最終径と前記仕上げ取代と前記第一相対移動速度とに基づいて算出される粗研削加工時間と、の合計である総研削加工時間を第一の目的関数として、前記第一の目的関数が最小となる前記工作物の第一回転数、前記砥石の第一回転数、前記第一相対移動速度、および、前記中間径を算出する第一研削加工条件算出工程と、
を備えることを特徴とする研削加工条件決定方法。 - 前記第一のシミュレーション工程の前に、さらに、
前記工作物の第二回転数、前記砥石の第二回転数、および、前記第二相対移動速度に基づいて、前記仕上げ研削加工における前記工作物の研削焼け深さを算出する第二のシミュレーション工程と、
前記第二のシミュレーション工程で算出される前記工作物の研削焼け深さが所定値以下であることを制約条件とし、前記仕上げ研削加工における前記工作物の単位深さ当たりの研削加工時間を第二の目的関数として、前記第二の目的関数が最小となる前記工作物の第二回転数、前記砥石の第二回転数、および、前記第二相対移動速度を算出する第二研削加工条件算出工程と、
を備える請求項10に記載の研削加工条件決定方法。
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