JP5261452B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
より詳しくは、メーカの技術者、ホールの管理者または第三者機関の検査員は、対象となる球貸機に併設された遊技機のIDコードをメーカ発行の技術資料等から調べ、そのIDコードとその遊技機のアドレスを各遊技店にある球貸管理装置にセットする。球貸機は、球貸管理装置と球貸ネットワークで接続されており、球貸管理装置からワンチップマイコンのIDコードを読み込み、球貸管理装置から読み込んだワンチップマイコンのIDコードを判定用IDコードとして不揮発性メモリに書き込む。そして、球貸機は、その球貸機とハーネスで接続された遊技機から定期的にワンチップマイコンのIDコードを取得し、取得したIDコードと判定用IDコードとを比較して、一致しなければワンチップマイコンが不正のものであると判定する。
しかしながら、遊技機が定期的にワンチップマイコンの固有情報を出力してしまうと、遊技機における制御処理の更新タイミングが把握できてしまい、かえって不正行為が行われる恐れがある。すなわち、大当たり抽選におけるいわゆる大当たり乱数等の更新タイミングが把握できてしまうと、体感器等の不正器具により大当たりを直接狙った遊技が行われる恐れがある。
前記演算処理部は、前記乱数生成部によって生成された乱数値に基づいて、前記情報出力部に前記固有情報と前記遊技装置情報とを出力させる出力時期を決定する出力時期決定手段(メインCPU110a)を有し、
前記情報出力部は、前記出力時期決定手段によって決定された出力時期で、前記固有情報と前記遊技装置情報とを出力することを特徴とする。
前記遊技装置は、前記情報記憶部と、前記演算処理部と、前記固有情報記憶部と、前記遊技装置情報記憶部と、前記乱数生成部と、前記情報出力部と、前記出力時期決定手段とを含み、前記情報管理装置は、前記判定用固有情報記憶手段と、前記判定用装置情報記憶手段と、前記固有情報判定手段と、前記遊技装置情報判定手段と、前記不正情報生成手段とを含むことを特徴とする。
以下、本発明の実施形態1について図面を参照しながら具体的に説明する。
まず、図1を参照して遊技機1000の構成について具体的に説明する。図1は本発明の遊技機1000の一例を示す正面図である。
このチップ用外部情報の構成については、詳しくは、図7を用いて後述する。
また、情報管理装置200は、コイン、紙幣又は金銭情報媒体(ICカード等)を受け入れることで、受け入れた金銭情報等(金額)に応じて、規定個数の遊技球を遊技装置1に払い出させることを許可する玉貸し制御も行っている。
また、遊技機1000は、公衆回線(インターネット)を介して、各遊技機1000のチップ用外部情報を収集する情報収集サーバ400と接続されている。図2は、インターネットを介した遊技機のシステム構成図である。
情報統括装置300は、遊技店の各遊技機1000のチップ用外部情報を収集し、収集したチップ用外部情報を、公衆回線を介して情報収集サーバ400にリアルタイムに送信している。
そして、情報収集サーバ400は、全国の遊技店における各遊技機1000のチップ用外部情報を収集して、総合的な解析を行っている。
後述するように、チップ用外部情報によって正当なワンチップマイコンが不正なワンチップマイコンに交換された不正行為が把握できるから、この情報収集サーバ400による総合的な解析により、どの遊技店で不正行為が行われやすいかを解析できたり、いつ不正行為が行われたかを解析できたりする。また、情報収集サーバ400の管理会社を介して、各遊技店に不正行為が行われたことを連絡させることもできる。
さらに、後述するように、チップ用外部情報によって前記不正行為が行われた遊技状態も把握できるので、全国の遊技店に設置してある遊技機1000における不正行為が行われやすい遊技状態を解析することができる。そして、遊技機の製造会社側に不正行為が行われやすい遊技状態の情報(遊技機の問題点)をフィードバックして、遊技機の製造会社側で遊技機の設計変更や次機種の開発によって、不正行為の防止の強化を図ることができ、効果的な対策をとることもできる。
次に、図1、図3および図4を参照して、遊技装置1の構成について具体的に説明する。
上述したように、図1は遊技装置1と情報管理装置200とから構成される遊技機1000の正面図であり、図3はガラス枠50を開放させた状態の遊技装置1の斜視図であり、図4は遊技装置1の裏面側の斜視図である。
このため、操作ハンドル3を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、普通図柄ゲート13と第1大入賞口16とには遊技球が、通過または入賞しないように構成されている。特に、後述する時短遊技状態に移行したとしても、遊技領域6の左側の領域に遊技球を流下させてしまうと、普通図柄ゲート13に遊技球が通過しないことから、第2始動口15にある一対の可動片15bが開状態とならず、第2始動口15に遊技球が入賞することが困難になるように構成されている。
なお、本実施形態においては、液晶表示装置31を液晶表示器として用いているが、プラズマディスプレイを用いてもよいし、プロジェクター、円環状の構造物からなるリール、いわゆる7セグメントLED、ドットマトリクス等の表示装置等を用いてもよい。
より具体的には、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球したときには、3個の演出図柄36をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、演出図柄36を停止表示するものである。また、この演出図柄36の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにもしている。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。なお、第1保留が1つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の左側のLEDが点灯し、第1保留が2つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の2つのLEDが点灯する。また、第1保留が3つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の左側のLEDが点滅するとともに右側のLEDが点灯し、第1保留が4つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の2つのLEDが点滅する。また、第2特別図柄保留表示器24においても、上記と同様に第2保留の保留個数が表示される。
そして、普通図柄の上限保留個数も4個に設定されており、その保留個数が、上記第1特別図柄保留表示器23および第2特別図柄保留表示器24と同様の態様によって、普通図柄保留表示器25において表示される。
次に、図5の遊技機1000の全体のブロック図を用いて、遊技の進行を制御する制御手段について説明する。
例えば、大当たり抽選に参照される大当り判定テーブル(図10参照)、普通図柄の抽選に参照される当り判定テーブル(図10参照)、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブル(図11参照)、型式名記憶領域、メーカー名記憶領域等がメインROM110bに記憶されている。
なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
例えば、メインRAM110cには、特図特電処理データ記憶領域、普通図柄保留数(G)記憶領域、普通図柄保留記憶領域、普通図柄データ記憶領域、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域、第1特別図柄乱数値記憶領域、第2特別図柄乱数値記憶領域、ラウンド遊技回数(R)記憶領域、開放回数(K)記憶領域、大入賞口入球数(C)記憶領域、遊技状態記憶領域(高確率遊技フラグ記憶領域と時短遊技フラグ記憶領域)、高確率遊技回数(X)カウンタ、時短回数(J)カウンタ、遊技状態バッファ、停止図柄データ記憶領域、演出用伝送データ格納領域、管理装置用伝送データ格納領域、ホール設備用伝送データ格納領域、特別図柄時間カウンタ、特別遊技タイマカウンタ、出力時期カウンタ、出力タイマなど各種のタイマカウンタが設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
例えば、主制御基板から受信した変動パターン指定コマンドに基づいて演出パターンを決定するための演出パターン決定テーブル、停止表示する演出図柄36の組み合わせを決定するための演出図柄決定テーブル等がサブROMに記憶されている。なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
サブRAMには、遊技状態記憶領域、演出モード記憶領域、演出パターン記憶領域、演出図柄記憶領域等が設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
この払出制御基板130は、有線(ハーネス)を介して主制御基板110と接続されるとともに、玉貸接続基板134を介して情報管理装置200とも接続されている。また、払出制御基板130は、主制御基板110と情報管理装置200(玉貸接続基板134)とに対して、双方向に通信可能に接続されている。
さらに、玉貸接続基板134には、玉貸スイッチ135、返却スイッチ136が接続されており、玉貸接続基板134を介して、玉貸スイッチ135、返却スイッチ136の各種の入力信号が払出制御基板130に入力される。
具体的には、払出CPUは、主制御基板110から所定の入賞口に遊技球が入賞したことを契機として生成された払出個数指定コマンドを受信すると、払出個数指定コマンドの内容に従った所定個数の遊技球を払い出す制御(賞球制御)を行い、払出モータ131を駆動させて所定の遊技球を払い出す。
また、払出CPUは、玉貸接続基板134を介して情報管理装置200と接続確認を行った後、玉貸接続基板134を介して玉貸スイッチ135から玉貸信号を入力すると、情報管理装置200との情報のやりとりを行いながら、規定個数の遊技球を払い出す制御(玉貸制御)を行い、払出モータ131を駆動させて所定の遊技球を払い出す。
VDPは、ホストCPUからの指示に基づいて、CGROMに記憶された画像データをVRAMのフレームバッファに描画する。次に、VRAMにある表示用のフレームバッファに記憶された画像データに基づいて映像信号(RGB信号等)を生成し、生成した映像信号を液晶表示装置に出力することを行う。
例えば、管理RAM200cには、判定用固有情報記憶領域、判定用型式情報記憶領域、判定用メーカー情報記憶領域、エラー判定用カウンタ、不正情報記憶領域、新台情報記憶領域、各種タイマカウンタ等が設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
なお、本実施形態では、管理RAM200cを不揮発性の記憶部で構成したが、管理RAM200cを揮発性の記憶部で構成し、情報管理装置200の内部に電池を設け、情報管理装置200に電源が供給されなくても、管理RAM200cに記憶されたデータが保持されるように構成してもよい。
次に、図6のワンチップマイコンのブロック図を用いて、主制御基板110に設けられたワンチップマイコン110mの構成について説明する。
メインCPU110a、メインROM110bおよびメインRAM110cについては上述で説明したので、それ以外の構成について説明をする。
ここで、第1の接続端子118aは、主制御基板110上の内部バスを介して、一般入賞口検出スイッチ12a、ゲート検出スイッチ13a、第1始動口検出スイッチ14a、第2始動口検出スイッチ15a、第1大入賞口検出スイッチ16a、第2大入賞口検出スイッチ17aと接続されている。このため、入力ポート111によって、各種デバイスからの各種信号がワンチップマイコン110mに入力されることになる。
ここで、第2の接続端子118bは、主制御基板110上の内部バスを介して、始動口開閉ソレノイド15c、第1大入賞口開閉ソレノイド16c、第2大入賞口開閉ソレノイド17c、第1特別図柄表示装置20と第2特別図柄表示装置21、普通図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24、普通図柄保留表示器25と接続されている。このため、第1の出力ポート112によって、ワンチップマイコン110mからの各種信号が各種デバイスに出力されることになる。
ここで、第3の接続端子118cは、主制御基板110上の内部バスを介して、チップ用外部情報を出力する遊技情報出力端子板30と接続されている。このため、第2の出力ポート113によって、ワンチップマイコン110mからのチップ用外部情報が、遊技情報出力端子板30を介して、情報管理装置200に出力されることになる。
後述するように、出力バッファ113aに記憶させるチップ用外部情報は39バイトの情報量を有しており、出力バッファ113aの記憶容量は、チップ用外部情報の情報量よりも小さいものとなっている。
ここで、第4の接続端子118dは、主制御基板110上の内部バスを介して、後述する変動用外部情報および大当たり用外部情報を出力する遊技情報出力端子板30と接続されている。このため、第3の出力ポート114によって、変動用外部情報および大当たり用外部情報が、遊技情報出力端子板30に出力されることになる。
上述した通り、遊技情報出力端子板30は、遊技店のホール設備機器(図示省略)とも接続可能になっており、ワンチップマイコン110mで生成された変動用外部情報および大当たり用外部情報が、遊技情報出力端子板30を介して、ホール設備機器に出力されることになる。
なお、同じ遊技情報出力端子板30に情報を出力する第2の出力ポート113と第3の出力ポート11とであっても、第2の出力ポート113はシリアル出力ポートになっているのに対し、第3の出力ポート11は単に1ビットの信号を出力するだけの通常の出力ポートとなっている。これは、チップ用外部情報が39バイトであるのに対し、変動用外部情報および大当たり用外部情報は、単に1ビットの信号に過ぎないからである。
ここで、第6の接続端子118fは、主制御基板110上の内部バスを介して、演出制御基板120と接続されている。このため、第4の出力ポート115によって、ワンチップマイコン110mからの情報(制御コマンド)が、演出制御基板120に出力されることになる。
また、第1固有番号レジスタ116は、ワンチップマイコン110mの内部バスを介して、メインCPU110aと接続されている。すなわち、第1固有番号は、ユーザプログラムから読み取ることができるワンチップマイコン110mの固有番号といえる。
ここで、検査用機器を接続する主制御基板110上の所定の接続端子とワンチップマイコン110m(ハードウェアID出力部119)上の第5の接続端子118eとは、主制御基板110上の内部バスを介して、接続されている。このため、第5の接続端子118eを介して、検査用機器とハードウェアID出力部119とのデータのやりとりが行われる。
また、ハードウェアID出力部119は、第2固有番号記憶部119aと照合回路119bとを備えている。
また、第2固有番号記憶部119aは、第1固有番号レジスタ116とは異なり、メインCPU110aと接続されていない。すなわち、第2固有番号は、第1固有番号とは異なり、ユーザプログラムから読み取ることができないワンチップマイコン110mの固有番号といえる。
そして、入力した第2固有番号と、第2固有番号記憶部119aに記憶されている第2固有番号とを比較して、一致していれば、正当なワンチップマイコン110mであると判定し、一致してなければ、不正なワンチップマイコン110mであると判定する。
その結果、正当なワンチップマイコン110mであると判定すると、検査用機器に向けて正当信号を出力し、不正なワンチップマイコン110mであると判定すると、検査用機器に向けて不正信号を出力する。
ここで、検査用機器(図示省略)から照合回路119bに出力する第2固有番号は、暗号化されており、照合回路119bにより暗号化された第2固有番号を複合した上で、ワンチップマイコン110mの正当性を判定することが望ましい。
次に、情報管理装置200に出力するチップ用外部情報の構成について、図7を用いて説明する。図7(a)は、チップ用外部情報のデータ構成を示す図であり、図7(b)は、チップ用外部情報の出力構成を示す図であり、図7(c)は、チップ用外部情報の通信仕様を示す図である。
また、「型式名」および「メーカー名」の情報は、「第1固有番号」の情報とは異なり、メインROM110bの所定の記憶領域に予め記憶されている。
また、1バイト分のチップ用外部情報を出力するにあたっては、スタートビット、パリティビット、ストップビットの3ビットが付加され、合計11ビットの情報が出力されることになる。
本発明では、1バイト分のチップ用外部情報にスタートビット、パリティビット、ストップビットの3ビットが付加した情報量の単位を「1フレーム」という。すなわち、39バイトのチップ用外部情報は、39フレームのチップ用外部情報といえる。
第2の出力ポート113のボーレート(通信速度)は、200bpsという遅いボーレートに設定されている。このため、1ビットの出力完了時間は5msとなる。そうすると、1フレームの出力完了時間は55ms(=5ms×11bit)となり、1つのチップ用外部情報(39フレーム)の出力完了時間は2145ms(=55ms×39フレーム)となる。
遊技情報出力端子板30には、情報管理装置200と遊技装置1とを絶縁させたまま、遊技装置1が出力したチップ用外部情報を情報管理装置200に入力させるために、伝達素子30a(フォトカプラ、リレー、フォトモス等)が設けられている。このため、伝達素子30aの仕様(データのONとOFFの最小時間)を考慮して情報管理装置200と遊技装置1とのデータの通信速度を決定しなければならず、伝達素子30aの仕様によっては、情報管理装置200と遊技装置1とのデータの通信速度を低速にしなければならない。
このため、伝達素子30aでのデータの取りこぼしをなくし、様々な伝達素子30aの製品変更にも対応できるようにするため(汎用性を高めるため)、第2の出力ポート113の通信速度(ボーレート)を、200bpsという極めて遅い通信速度に設定している。
次に、情報管理装置200に出力するチップ用外部情報の出力方法について、図8を用いて説明する。
このため、出力バッファ113aには、データが蓄積されやすい上に、出力するデータの一部があふれてしまうという問題があった。さらに、チップ用外部情報を複数のデータに分割して、出力バッファ113aにデータを記憶させるときでも、なんら情報を有さないブランクデータが分割されたチップ用外部情報のデータの間に出力されないように留意しなければならない。
そこで、本実施形態では、情報管理装置200に出力するチップ用外部情報のデータを、図8に示すように出力バッファ113aに記憶させている。
このとき、出力バッファ113aには、いずれのデータも記憶されていない(ブランクデータのみ)。
このため、出力バッファ113aには、先頭1バイト分のチップ用外部情報が記憶されることになる。また、管理装置用伝送データ格納領域に記憶されたチップ用外部情報の各データは、それぞれシフトされ、シフトが行われると最終の1バイト分にブランクデータが記憶される。
なお、出力バッファ113aにデータがあると、出力回路113bが出力バッファに記憶されているデータを1ビットずつ出力していく。
ここで、「特定の時間t」とは、チップ用外部情報の情報量から出力バッファ113aの記憶容量を減算した過多情報量(39バイト−32バイト=7バイト)の出力が第2の出力ポート113によって完了する過多出力完了時間(55ms×7バイト=385)をチップ用外部情報の1バイト分の個数(出力バッファ113aへの記憶回数)から1を減算した特定数(39−1=38)で除算した時間(385/38=約10.1ms、以下「第1時間」という)よりも長く、かつ、1バイトの出力が完了する単位出力完了時間(55ms、以下「第2時間」という)よりも短い時間である(10.1ms≦t≦55ms)。
すなわち、前記「第1時間」(約10.1ms)よりも長いと、出力バッファ113aからチップ用外部情報のデータの一部があふれてしまうということがなくなる。
一方、前記「第2時間」(55ms)よりも短い時間であれば、チップ用外部情報を複数のデータに分割して出力バッファ113aに記憶させたとしても、なんら情報を有さないブランクデータが分割されたチップ用外部情報のデータの間に出力されることがなくなる。詳しくは、図9を用いて後述する。
これにより、メインCPU110aは、後述するポート出力処理において、1つのチップ用外部情報を第2の出力ポート113に出力させる処理が終了する。
これにより、遊技装置1から情報管理装置200へのチップ用外部情報の出力が終了する。
次に、図8で説明した情報管理装置200に出力するチップ用外部情報のデータを出力バッファ113aに記憶させるタイミングについて、図9を用いて説明する。
かかるタイムテーブルは、左から順に、管理装置用伝送データ格納領域に記憶されたチップ用外部情報のデータを出力バッファ113aに移動(記憶)させる時間を示す「データセット時間」と、1フレーム分のチップ用外部情報のデータの出力が完了する「1フレーム分の出力完了時間」と、管理装置用伝送データ格納領域から出力バッファ113aに移動(記憶)させる「データ対象」と、1フレーム分の「出力が完了したデータ対象」と、出力バッファ113aに記憶されている情報量を示す「出力バッファの使用バイト数」とが記載されている。
ここで、「データセット時間」と「1フレーム分の出力完了時間」とは、最初に、管理装置用伝送データ格納領域に記憶されたデータを出力バッファ113aに記憶させた時からの時間経過を示している。
以降、12ms経過毎に、管理装置用伝送データ格納領域に記憶されたチップ用外部情報の1バイトのデータを、出力バッファ113aに記憶させていく。
メインCPU110aは、管理装置用伝送データ格納領域に記憶されたチップ用外部情報の「型式名」の5バイト目のデータ)を、出力バッファ113aに記憶させる。
このとき、未だ1フレームの出力も完了していないことから、出力バッファ113aの使用バイト数は、5バイトとなっている。
このとき、1フレームの出力が完了したことから、出力バッファ113aの使用バイト数は、5バイトから4バイトに減少する。
このとき、出力バッファ113aの使用バイト数は、最大値をとり31バイトとなっている。
これ以降は、第2の出力ポート113の出力回路113bによって、55ms経過毎に出力バッファ113aに記憶された1バイト(1フレーム)の出力が完了していき、最初に出力バッファ113aにデータを記憶させた時から2415ms経過後には、全てのチップ用外部情報のフレームの出力が終了することになる。
また、「特定の時間t」として12msは、前記「第2時間」(55ms)よりも短いため、ブランクデータがチップ用外部情報のデータの間に出力されることもない。
図10(a−1)、図10(a−2)は、「大当たりの抽選」に用いられる大当り判定テーブルを示す図である。図10(a−1)は、第1特別図柄表示装置20において参照される大当り判定テーブルであり、図10(a−2)は、第2特別図柄表示装置21において参照される大当り判定テーブルである。図10(a−1)と図10(a−2)とのテーブルでは、小当たりの当選確率が相違しているものの、大当たり確率は同一である。
例えば、図10(a−1)に示す第1特別図柄表示装置用の大当り判定テーブルによれば、低確率遊技状態であるときには、「7」、「8」という2個の特別図柄判定用乱数値が大当たりと判定される。一方、高確率遊技状態であるときには、「7」〜「26」の20個の特別図柄判定用乱数値が大当たりと判定される。
また、図10(a−1)に示す第1特別図柄表示装置用の大当り判定テーブルによれば、低確率遊技状態であっても高確率遊技状態であっても、特別図柄判定用乱数値が「50」、「100」、「150」、「200」の4個の特別図柄判定用乱数値であった場合に「小当たり」と判定される。なお、上記以外の乱数値であった場合には、「ハズレ」と判定される。
従って、特別図柄判定用乱数値の乱数範囲が0〜598であるから、低確率遊技状態のときに大当たりと判定される確率は1/299.5であり、高確率遊技状態のときに大当たりと判定される確率は10倍アップして1/29.9である。また、第1特別図柄表示装置においては、小当たりと判定される確率は、低確率遊技状態であっても高確率遊技状態であっても1159.75となる。
図10(b)は、「普通図柄の抽選」に用いられる当り判定テーブルを示す図である。
具体的には、当たり判定テーブルは、時短遊技状態の有無と取得された普通図柄判定用乱数値に基づいて、「当たり」か「ハズレ」かを判定するものである。
例えば、図10(b)に示す当り判定テーブルによれば、非時短遊技状態であるときには、「0」という1個の特定の普通図柄判定用乱数値が当たりと判定される。一方、時短遊技状態であるときには、「0」〜「65534」の65535個の特定の普通図柄判定用乱数値が当たりと判定される。なお、上記以外の乱数値であった場合には、「ハズレ」と判定される。
従って、普通図柄判定用乱数値の乱数範囲が0〜65535であるから、非時短遊技状態のときに当たりと判定される確率は1/65536であり、時短遊技状態のときに当たりと判定される確率は65535/65536=1/1.00002である。
図11は、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブルを示す図である。
図11(a)は、大当たりのときに停止図柄を決定するために参照される図柄決定テーブルであり、図11(b)は、小当たりのときに停止図柄を決定するために参照される図柄決定テーブルであり、図11(c)は、ハズレのときに停止図柄を決定するために参照される図柄決定テーブルである。
例えば、第1特別図柄表示装置においては、大当たりのときには図11(a)に示す図柄決定テーブルを参照し、取得された大当たり図柄用乱数値が「55」であれば、停止図柄データとして「03」(特別図柄3(第1確変大当たり3))を決定する。また、第1特別図柄表示装置においては、小当たりのときには図11(b)に示す図柄決定テーブルを参照し、取得された小当たり図柄用乱数値が「50」であれば、停止図柄データとして「08」(特別図柄B(小当たりB))を決定する。また、ハズレのときには、いずれの乱数値も参照せずに、停止図柄データとして「00」(特別図柄0(ハズレ))を決定する。
次に、遊技が進行する際の遊技状態について説明する。本実施形態においては、大当たりの抽選に関する状態として「低確率遊技状態」と「高確率遊技状態」とを有し、第2始動口15が有する一対の可動片15bに関する状態として「非時短遊技状態」と「時短遊技状態」とを有する。この大当たりの抽選に関する状態(低確率遊技状態、高確率遊技状態)と一対の可動片15bに関する状態(非時短遊技状態、時短遊技状態)とは、それぞれの状態を関連させることもでき、独立させることもできる。つまり、
(1)「低確率遊技状態」であって「時短遊技状態」である場合と、
(2)「低確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」である場合と、
(3)「高確率遊技状態」であって「時短遊技状態」である場合と、
(4)「高確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」である場合とを設けることが可能になる。
なお、遊技を開始したときの遊技状態、すなわち遊技装置1の初期の遊技状態は、「低確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」に設定されており、この遊技状態を本実施形態においては「通常遊技状態」と称することとする。
また、低確率遊技状態から高確率遊技状態に変更するのは、後述する大当たり遊技を終了した後である。
したがって、「時短遊技状態」においては、「非時短遊技状態」よりも、普通図柄ゲート13を遊技球が通過する限りにおいて、第2始動口15が第2の態様に制御されやすくなる。これにより、「時短遊技状態」では、遊技者が遊技球を消費せずに遊技を進行することが可能となる。
また、普通図柄ゲート13が遊技領域6の右側の領域に設けられていることから、「時短遊技状態」のときには、操作ハンドル3を大きく回動させ、強い発射強度で遊技球を発射して遊技を行うように構成されている。
なお、普通図柄の抽選において当たりに当選する確率を「非時短遊技状態」および「時短遊技状態」のいずれの遊技状態であっても変わらないように設定してもよい。
図12を用いて、主制御基板110のメイン処理を説明する。
チップ用外部情報生成処理は、第1固有番号レジスタ116から「第1固有番号」のデータを読み出すとともに、メインROM110bの型式名記憶領域から「型式名」のデータ、メインROM110bのメーカー名記憶領域から「メーカー名」のデータをそれぞれ読み出し、図7(a)に示すようなチップ用外部情報を生成する。
すなわち、電源投入時には、上記ステップS2において生成したチップ用外部情報が3回出力されることになる。
なお、ここで「チップ用外部情報を、メインRAM110cの管理装置用伝送データ格納領域に3回セットする」とは、1回の処理において管理装置用伝送データ格納領域に同じチップ用外部情報を3つ分セットする(すなわち、39バイト×3=118バイトをセットする)でもよいし、1つのチップ用外部情報の出力が完了する毎に繰り返し同じチップ用外部情報を3回セットすることでもよい。
図13を用いて、主制御基板110のタイマ割込処理を説明する。
具体的には、それぞれの乱数値及び乱数カウンタを+1加算して更新する。なお、加算した乱数カウンタが乱数範囲の最大値を超えた場合(乱数カウンタが1周した場合)には、乱数カウンタを0に戻し、その時の初期乱数値からそれぞれの乱数値を新たに更新する。
この処理において、メインCPU110aは、一般入賞口検出スイッチ12a、第1大入賞口検出スイッチ16a、第2大入賞口検出スイッチ17a、第1始動口検出スイッチ14a、第2始動口検出スイッチ15a、ゲート検出スイッチ13aの各スイッチに入力があったか否か判定する入力処理を行う。
具体的には、まず普通図柄保留数(G)記憶領域に1以上のデータがセットされているか否かを判定し、普通図柄保留数(G)記憶領域に1以上のデータがセットされていなければ、今回の普図普電制御処理を終了する。
普通図柄保留数(G)記憶領域に1以上のデータがセットされていれば、普通図柄保留数(G)記憶領域に記憶されている値から1を減算した後、普通図柄保留記憶領域にある第1記憶部〜第4記憶部に記憶された普通図柄判定用乱数値を1つ前の記憶部にシフトさせる。このとき、既に第0記憶部に書き込まれていた普通図柄判定用乱数値は上書きされて消去されることとなる。
そして、図10(b)に示す当たり判定テーブルを参照し、普通図柄保留記憶領域の第0記憶部に記憶された普通図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理を行う。その後、普通図柄表示装置22において普通図柄の変動表示を行って、普通図柄の変動時間が経過すると普通図柄の抽選の結果に対応する普通図柄の停止表示を行う。そして、参照した普通図柄判定用乱数値が「当たり」のものであれば、始動口開閉ソレノイド15cを駆動させ、第2始動口15を所定の開放時間、第2の態様に制御する。
ここで、非時短遊技状態であれば、普通図柄の変動時間を29秒に設定し、「当たり」であると第2始動口15を0.2秒間、第2の態様に制御する。これに対して、時短遊技状態であれば、普通図柄の変動時間を0.2秒に設定し、「当たり」であると第2始動口15を3.5秒間、第2の態様に制御する。
この払出制御処理において、メインCPU110aは、ぞれぞれの賞球カウンタを参照し、各種入賞口に対応する払出個数指定コマンドを生成して、生成した払出個数指定コマンドを払出制御基板130に送信する。
また、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21および普通図柄表示装置22の各LEDを点灯させるために、上記S600で作成した特別図柄表示装置データと普通図柄表示装置データとを出力する表示装置出力処理を行う。さらに、メインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされているコマンドを演出制御基板120に送信するコマンド送信処理も行う。詳しくは、図18および図19を用いて後述する。
図14を用いて、主制御基板110の特図特電制御処理を説明する。
この「特図特電処理データ」は、後述するように特図特電制御処理の各サブルーチンの中で必要に応じてセットされていくので、その遊技において必要なサブルーチンが適宜処理されていくことになる。
図15は、主制御基板110の特別図柄記憶判定処理を示す図である。
そして、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域または第2特別図柄保留数(U2)記憶領域のいずれの記憶領域にも1以上のデータがセットされていなければ、特図特電処理データ=0を保持したまま、今回の特別図柄変動処理を終了する。
一方、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域または第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に1以上のデータがセットされていれば、ステップS312に処理を移す。
具体的には、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に1以上のデータがセットされている場合には、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に記憶されている値から1を減算した後、第2特別図柄乱数値記憶領域にある第1記憶部〜第4記憶部に記憶された各種乱数値を1つ前の記憶部にシフトさせる。このとき、既に第0記憶部に書き込まれていた各種乱数値は上書きされて消去されることとなる。そして、図10(a−2)に示す大当たり判定テーブルを参照して、第2特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された特別図柄判定用乱数値が「大当たり」に対応する乱数値であるか、「小当たり」に対応する乱数値であるかの判定を行う。
また、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に1以上のデータがセットされておらず、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に1以上のデータがセットされている場合には、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に記憶されている値から1を減算した後、第1特別図柄乱数値記憶領域にある第1記憶部〜第4記憶部に記憶された各種乱数値を1つ前の記憶部にシフトさせる。このときにも、既に第0記憶部に書き込まれていた各種乱数値は上書きされて消去されることとなる。そして、図10(a−1)に示す大当たり判定テーブルを参照して、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された特別図柄判定用乱数値が「大当たり」に対応する乱数値であるか、「小当たり」に対応する乱数値であるかの判定を行う。
本実施形態では、第1特別図柄乱数値記憶領域よりも第2特別図柄乱数値記憶領域に記憶された乱数値が優先してシフト(消化)されることになる。しかしながら、始動口に入賞した順序で、第1特別図柄記憶領域または第2特別図柄記憶領域をシフトさせてもよいし、第1特別図柄記憶領域を第2特別図柄記憶領域よりも優先させてシフトさせてもよい。
この特別図柄決定処理では、上記大当り判定処理(ステップS312)において「大当たり」と判定された場合には、図11(a)に示す図柄決定テーブルを参照して、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された大当たり図柄用乱数値に基づいて大当たり図柄(特別図柄1〜特別図柄6)を決定する。また、上記大当り判定処理(ステップS312)において「小当たり」と判定された場合には、図11(b)に示す図柄決定テーブルを参照して、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された小当たり図柄用乱数値に基づいて小当たり図柄(特別図柄A、特別図柄B)を決定する。また、上記大当り判定処理(ステップS312)において「ハズレ」と判定された場合には、図11(c)に示す図柄決定テーブルを参照して、ハズレ図柄(特別図柄0)を決定する。
そして、決定した特別図柄に対応する停止図柄データを停止図柄データ記憶領域に記憶する。
具体的には、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶されたリーチ判定用乱数値および特図変動用乱数値に基づいて、特別図柄の変動パターンを決定する。その後、決定した特別図柄の変動パターンに対応する特別図柄の変動時間を決定する。そして、決定した特別図柄の変動時間に対応するカウンタを特別図柄時間カウンタにセットする処理を行う。
さらに、メインCPU110aは、特別図柄の変動表示が開始されるときに、上記ステップS314で決定された特別図柄の変動パターンに対応する特別図柄の変動パターン指定コマンド(第1特別図柄用変動パターン指定コマンドまたは第2特別図柄用変動パターン指定コマンド)をメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットする。
ステップS320の特別図柄変動処理においては、メインCPU110aは、特別図柄の変動時間が経過したか否かを判定する処理を行う。
具体的には、ステップS314で決定された特別図柄の変動時間が経過したか(特別図柄時間カウンタ=0)否かを判定し、特別図柄の変動時間が経過していないと判定した場合には、特図特電処理データ=1を保持したまま、今回の特別図柄変動処理を終了する。なお、上記ステップS314でセットされた特別図柄の変動時間のカウンタは、上記ステップS110において減算処理されていく。
特別図柄の変動時間が経過したと判定すれば、上記ステップS313で決定された特別図柄を第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21に停止表示させる。これにより、第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21に特別図柄が停止表示され、遊技者に大当たりの判定結果が報知されることとなる。
また、時短回数(J)>0のときには時短回数(J)カウンタから1を減算して更新し、時短回数(J)=0となれば、時短遊技フラグをクリアし、高確率遊技回数(X)>0のときには高確率遊技回数(X)カウンタから1を減算して更新し、高確率遊技回数(X)=0となれば、高確率遊技フラグをクリアする。
最後に、特図特電処理データ=1から特図特電処理データ=2にセットして、特別図柄停止処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄変動処理を終了する。
そして、大当たり図柄と判定された場合には、遊技状態記憶領域に記憶されているデータを参照し、現在の遊技状態を示すデータ(00H〜03H)を遊技状態バッファにセットする。その後に、高確率遊技フラグ記憶領域および時短遊技フラグ記憶領域に記憶されているデータ(高確率遊技フラグと時短遊技フラグ)、高確率遊技回数(X)カウンタ、時短回数(J)カウンタをクリアする。さらに、特図特電処理データ=2から特図特電処理データ=3にセットして、大当たり遊技処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄停止処理を終了する。
また、小当たり図柄と判定された場合には、遊技状態記憶領域に記憶されているデータはクリアせずに、特図特電処理データ=2から特図特電処理データ=5にセットして、小当たり遊技処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄停止処理を終了する。
一方、ハズレ図柄と判定された場合には、特図特電処理データ=2から特図特電処理データ=0にセットして、特別図柄記憶判定処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄停止処理を終了する。
具体的には、上記ステップS313で決定された大当たり図柄の種類(停止図柄データ)に基づいて、大当たりの開放態様を決定する。
次に、決定した大当たりの開放態様を実行させるために、大当たりの種類に応じた開放時間を特別遊技タイマカウンタにセットするとともに、第1大入賞口開閉ソレノイド16c(または第2大入賞口開閉ソレノイド17c)の駆動データを出力して第1大入賞口開閉扉16b(または第2大入賞口開閉扉17b)を開放させる。このとき、ラウンド遊技回数(R)記憶領域に1を加算する。
この開放中に規定個数の遊技球が入球するか、大入賞口の開放時間が経過すると(大入賞口入球数(C)=9または特別遊技タイマカウンタ=0である)と、第1大入賞口開閉ソレノイド16c(または第2大入賞口開閉ソレノイド17c)の駆動データの出力を停止して第1大入賞口開閉扉16b(または第2大入賞口開閉扉17b)を閉鎖させる。これにより、1回のラウンド遊技が終了する。このラウンド遊技の制御を繰り返し15回行う。
15回のラウンド遊技が終了すると(ラウンド遊技回数(R)=15)、ラウンド遊技回数(R)記憶領域および大入賞口入球数(C)記憶領域に記憶されているデータをクリアするとともに、特図特電処理データ=3から特図特電処理データ=4にセットして、大当り遊技終了処理のサブルーチンに移す準備を行い、大当たり遊技処理を終了する。
具体的には、遊技状態バッファに記憶されているデータと上記ステップS313で決定された大当たり図柄の種類(停止図柄データ)とに基づいて、高確率遊技フラグの設定、高確率遊技回数(X)の設定、時短遊技フラグの設定、時短回数(J)の設定を行う。
例えば、確変大当たりに対応する特別図柄1〜3、5であれば、高確率遊技フラグ記憶領域に高確率遊技フラグをセットし、高確率遊技回数(X)カウンタに10000回をセットする。さらに、確変大当たりに対応する特別図柄1〜3、5であれば、時短遊技フラグ記憶領域に時短遊技フラグをセットし、時短回数(J)カウンタにも10000回をセットする。一方、通常大当たりに対応する特別図柄4、6であれば、高確率遊技フラグをセットせず、高確率遊技回数(X)カウンタに0回をセットする。さらに、通常大当たりに対応する特別図柄4、6であれば、時短遊技フラグをセットし、時短回数(J)カウンタにも100回をセットする。
その後、特図特電処理データ=4から特図特電処理データ=0にセットして、特別図柄記憶判定処理のサブルーチンに移す準備を行い、大当り遊技終了処理を終了する。
次に、決定した小当たりの開放態様を実行させるために、小当たりの開放時間を特別遊技タイマカウンタにセットするとともに、第2大入賞口開閉ソレノイド17cの駆動データを出力して第2大入賞口開閉扉17bを開放させる。このとき、開放回数(K)記憶領域に1を加算する。
小当たりの開放時間が経過する(特別遊技タイマカウンタ=0)と、第2大入賞口開閉ソレノイド17cの駆動データの出力を停止して第2大入賞口開閉扉17bを閉鎖させる。この第2大入賞口開閉扉17bの開閉制御を繰り返し15回行う。
そして、第2大入賞口開閉扉17bの開閉制御が15回行われるか、第2大入賞口17に規定個数の遊技球が入球する(開放回数(K)=15または大入賞口入球数(C)=9である)と、小当たり遊技を終了させるため、第2大入賞口開閉ソレノイド17cの駆動データの出力を停止させ、開放回数(K)記憶領域および大入賞口入球数(C)記憶領域に記憶されているデータをクリアするとともに、特図特電処理データ=5から特図特電処理データ=0にセットして、特別図柄記憶判定処理のサブルーチンに移す準備を行い、小当たり遊技処理を終了する。
図16を用いて、データ作成処理を説明する。
図17を用いて、外部情報生成処理を説明する。
出力時期カウンタ=0であればステップS620−3に処理を移し、出力時期カウンタ=0でなければステップS620−8に処理を移す。
上述した通り、乱数生成部117は、1分の周期で0〜65535の乱数値がランダムに更新されおり、特定の乱数値が取得されるのもランダムに取得されることになる。
情報出力用乱数値が特定の乱数値(例えば、0)であれば、チップ用外部情報生成処理を行うためステップS620−5に処理を移し、情報出力用乱数値が特定の乱数値(例えば、0)でなければ、今回はチップ用外部情報生成処理を行わないためステップS620−8に処理を移す。
このステップS620−5におけるチップ用外部情報生成処理は、ステップS2におけるチップ用外部情報生成処理と同じ処理であるので、ここでは説明を省略する。
なお、ここでは、上記ステップS3とは異なり、チップ用外部情報を管理装置用伝送データ格納領域に1回しかセットしない。すなわち、電源投入時には、チップ用外部情報生成処理にて生成されたチップ用外部情報が3回出力されることになるが、通常時(非電源投入時)には、チップ用外部情報生成処理にて生成されたチップ用外部情報が1回しか出力されないことになる。
これにより、チップ用外部情報の出力回数によって、電源投入時に生成されたチップ用外部情報であるのか、電源投入時ではないときに生成されたチップ用外部情報であるのかを把握することができる。
なお、本実施形態では、電源投入時と電源投入時以外とでしか出力回数を異ならせていないが、大当たり遊技処理中や特別図柄の変動表示が行われていないデモ遊技中などでも、出力回数を異ならせてもよい。
このステップS620−1〜ステップS620−7の処理により、ワンチップマイコン110mに関するチップ用外部情報を定期的に出力することができる。特に、ステップS620−4にて記載したように、3分間を基準としてランダムにチップ用外部情報を出力することができ、チップ用外部情報の出力時期から、遊技装置1におけるタイマ割込処理の更新タイミングを解析されることがなく、不正行為を抑止することもできる。
特図特電処理データ=2であればステップS620−9に処理を移し、特図特電処理データ=2でなければステップS620−14に処理を移す。
停止図柄データ=01〜06であればステップS620−12に処理を移し、停止図柄データ=01〜06でなければ外部情報生成処理を終了する。
このステップS620−12におけるチップ用外部情報生成処理は、ステップS620−5におけるチップ用外部情報生成処理と同じ処理であるので、ここでは説明を省略する。
特図特電処理データ=3であればステップS620−15に処理を移し、特図特電処理データ=3でなければ外部情報生成処理を終了する。
図18を用いて、出力制御処理を説明する。
第1ポート出力処理では、始動口開閉ソレノイド15c、第1大入賞口開閉ソレノイド16c、第2大入賞口開閉ソレノイド17c、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21、普通図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24または普通図柄保留表示器25を駆動させるために、上記ステップS611〜615で作成した各種信号を第1の出力ポート112に出力する処理を行う。
第2ポート出力処理では、管理装置用伝送データ格納領域に記憶されているデータ(チップ用外部情報)を第2の出力ポート113に出力する処理を行う。詳しくは、図19を用いて後述する。
第3ポート出力処理では、ホール設備用伝送データ格納領域に記憶されているデータ(変動用外部情報、大当たり用外部情報)を第3の出力ポート114に出力する処理を行う。
コマンド出力処理では、演出制御基板120にコマンドを送信するため、メインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされているコマンドを第4の出力ポート115に出力する処理を行う。
図19を用いて、第2ポート出力処理を説明する。
チップ用外部情報が記憶されていればステップS722に処理を移し、チップ用外部情報が記憶されていなければ第2ポート出力処理を終了する。
なお、最初に、チップ用外部情報を出力する際には出力タイマが0になっており、出力タイマから1を減算しても、出力タイマは0のままとなる。
出力タイマ=0であれば、ステップS724に処理を移し、出力タイマ=0でなければ第2ポート出力処理を終了する。
すなわち、このステップS724を、出力タイマ=0になる毎に39回繰り返し行うことにより、39バイトのチップ用外部情報が出力バッファ113aにセットされる。
チップ用外部情報の全データが出力バッファ113aにセットされていれば、第2ポート出力処理を終了し、チップ用外部情報の全データが出力バッファ113aにセットされていなければ、ステップS726に処理を移す。
この「特定の時間t」は、上述した通り、チップ用外部情報を1バイトずつセットしても、出力バッファ113aからチップ用外部情報のデータの一部があふれてしまうことがなく、かつ、チップ用外部情報の出力中にブランクデータが出力されない時間である。
これにより、出力バッファ113aの記憶容量を超えるチップ用外部情報を正確に出力することができる。
図20を用いて、情報管理装置200のメイン処理を説明する。
この遊技装置接続確認処理では、遊技装置1の払出制御基板130と接続確認を行い、払い出しの準備が出来ているか等の確認処理を行う。
この玉貸制御処理では、遊技装置1の払出制御基板130から玉貸スイッチ135に基づく玉貸信号を入力すると、情報管理装置200に受け入れられた金銭情報媒体(ICカード等)の金銭情報を確認した上で、規定個数の遊技球を遊技装置1に払い出させることを許可する払出許可信号を払出制御基板130に出力する。このとき、金銭情報媒体(ICカード等)の金銭情報の更新も行う。
このカード返却制御処理では、遊技装置1の払出制御基板130から返却スイッチ136に基づく返却信号を入力すると、情報管理装置200に受け入れられた金銭情報媒体(ICカード等)等を返却する制御を行う。
この外部情報入力解析処理では、遊技装置1の遊技情報出力端子板30からチップ用外部情報を入力すると、入力したチップ用外部情報の解析を行う。詳しくは、図21を用いて後述する。
以降は、上記ステップS1100〜1400の処理を繰り返し行う。
図21を用いて、情報管理装置200の外部情報入力解析処理を説明する。
この外部情報入力解析処理において、管理CPU200aは、管理RAM200cの受信バッファに格納されているチップ用外部情報を解析する処理を行う。なお、遊技装置1から出力されたチップ用外部情報は、管理RAM200cの受信バッファに格納されている。
管理CPU200aは、受信バッファにチップ用外部情報がなければ外部情報入力解析処理を終了し、受信バッファにチップ用外部情報があればステップS1402に処理を移す。
判定用固有情報記憶領域、判定用型式情報記憶領域及び判定用メーカー情報記憶領域のそれぞれにデータが記憶されている場合には、ステップS1404に処理を移し、判定用固有情報記憶領域、判定用型式情報記憶領域及び判定用メーカー情報記憶領域のそれぞれにデータが記憶されていない場合には、ステップS1403に処理を移す。
そして、管理CPU200aは、判定用固有情報記憶領域、判定用型式情報記憶領域及び判定用メーカー情報記憶領域のそれぞれに記憶された各種データを、インターネットを介して情報収集サーバ400に送信する。
生成した「第1固有番号」と判定用固有情報記憶領域に記憶されている「第1固有番号」データとが一致する場合には、ステップS1405に処理を移し、生成した「第1固有番号」と判定用固有情報記憶領域に記憶されている「第1固有番号」データとが一致しない場合には、ステップS1406に処理を移す。
生成した「型式名」と判定用型式情報記憶領域に記憶されている「型式名」データとが一致する場合には、ステップS1408に処理を移し、生成した「型式名」と判定用型式情報記憶領域に記憶されている「型式名」データとが一致しない場合には、ステップS1407に処理を移す。
生成した「メーカー名」と判定用メーカー情報記憶領域に記憶されている「メーカー名」データとが一致する場合には、ステップS1408に処理を移し、生成した「メーカー名」と判定用メーカー情報記憶領域に記憶されている「メーカー名」データとが一致しない場合には、ステップS1411に処理を移す。
すなわち、入力したチップ用外部情報に基づいて生成された「第1固有番号」データ、「型式名」データ及び「メーカー名」データを、判定用固有情報記憶領域、判定用型式情報記憶領域及び判定用メーカー情報記憶領域のそれぞれデータと比較した結果、少なくとも1つが異なる場合には(ただし、全部が異なる場合は除く)、入力したチップ用外部情報から正当のワンチップマイコン110mの情報を獲得できなかったので、エラー判定用カウンタに1を加算する。ただし、通信エラーの恐れもあるので、直ぐには不正なワンチップマイコン110mであるとは断定しない。
エラー判定用カウンタが3であれば、後述する「不正情報」を生成すべくステップS1410に処理を移し、エラー判定用カウンタが3でなければ、今回の外部情報入力解析処理を終了する。
ここで、チップ用外部情報が所定の入力時間以内に3回入力された上で、不正なワンチップマイコン110mであると断定した場合には、遊技装置1の電源投入時に出力されたチップ用外部情報に基づく不正情報として、「不正情報1」を生成する。一方、チップ用外部情報が所定の入力時間をあけて3回入力された上で、不正なワンチップマイコン110mであると断定した場合には、遊技装置1の電源投入時以外に出力されたチップ用外部情報に基づく不正情報として、「不正情報2」を生成する。
これにより、遊技機の製造会社側に不正行為が行われやすい状態の情報(遊技機の問題点)をフィードバックでき、遊技機の製造会社側で遊技機の設計変更や次機種の開発によって、不正行為の防止の強化を図ることができ、効果的な事後対策をとることができる。
この「新台情報」データは、アスキーデータである「型式名」データをそのまま用いることで、遊技装置1が変更されたとき(いわゆる新台入替のとき)、情報管理装置200または情報管理装置200に接続された表示機器によって、新台の型式名をなんらかの作業を行わずに、表示させることができる。
そして、管理CPU200aは、判定用固有情報記憶領域、判定用型式情報記憶領域及び判定用メーカー情報記憶領域のそれぞれに記憶されたデータを、インターネットを介して情報収集サーバ400に送信し、今回の外部情報入力解析処理を終了する。
次に、上記実施形態1の変形例に対応する実施形態2について説明する。実施形態2は、実施形態1のチップ用外部情報の構成が相違している。
具体的には、図12におけるステップS2の電源投入時でのチップ用外部情報生成処理においては、「遊技状態」のデータとして電源投入時用のデータ(FFH)を生成する。また、図17におけるステップS620−5及びステップS620−12でのチップ用外部情報生成処理においては、特図特電処理データ記憶領域に記憶されているデータを参照し、特図特電処理データ=0であれば「遊技状態」のデータとして「00H」を生成し、特図特電処理データ=1であれば「遊技状態」のデータとして「01H」を生成し、特図特電処理データ=2であれば「遊技状態」のデータとして「02H」を生成し、特図特電処理データ=3であれば「遊技状態」のデータとして「03H」を生成し、特図特電処理データ=4であれば「遊技状態」のデータとして「04H」を生成し、特図特電処理データ=5であれば「遊技状態」のデータとして「05H」を生成する。
さらに、実施形態1の処理に加え、図21のステップS1410においては、「不正情報」を生成するだけではなく、入力したチップ用外部情報に基づいて「遊技状態」データも生成し、生成した「遊技状態」データも上記「不正情報」とともに、不正情報記憶領域に記憶する。そして、不正情報記憶領域に記憶された「不正情報」と「遊技状態」とのデータを、インターネットを介して情報収集サーバ400に送信する。
ここで、「不正情報」と「遊技状態」とを別データで構成せずに、生成した「遊技状態」に基づいて「不正情報」を生成し、生成した「不正情報」を情報収集サーバ400に送信するように構成してもよい。
これにより、より具体的に不正なワンチップマイコン110mに交換された状態を特定することができる。さらに、遊技機の製造会社側に不正行為が行われやすい状態の情報(遊技機の問題点)をフィードバックでき、遊技機の製造会社側で遊技機の設計変更や次機種の開発によって、不正行為の防止の強化を図ることができ、効果的な事後対策をとることができる。
次に、上記実施形態1の変形例に対応する実施形態3について説明する。実施形態3は、実施形態1のチップ用外部情報の出力方法が相違している。
次に、情報管理装置200に出力するチップ用外部情報の出力方法について、図23を用いて説明する。
このとき、出力バッファ113aには、いずれのデータも記憶されていない(ブランクデータのみ)。
このため、出力バッファ113aには、「型式名」の32バイトのデータのチップ用外部情報が記憶されることになる。また、管理装置用伝送データ格納領域に記憶されたチップ用外部情報の各データは、それぞれシフトされ、シフトが行われると32バイト分のブランクデータが記憶される。
なお、出力バッファ113aにデータがあると、出力回路113bが出力バッファに記憶されているデータを1ビットずつ出力していく。
これにより、管理装置用伝送データ格納領域に全てブランクデータが記憶され、メインCPU110aは、ポート出力処理において、1つのチップ用外部情報を第2の出力ポート113に出力させる処理が終了する。
これにより、遊技装置1から情報管理装置200へのチップ用外部情報の出力が終了する。
次に、図23で説明した情報管理装置200に出力するチップ用外部情報のデータを出力バッファ113aに記憶させるタイミングについて、図24を用いて説明する。
図23のタイムテーブルには、図9と同様に、左から順に、「データセット時間」と、「1フレーム分の出力完了時間」と、「記憶させるデータ対象」と、「出力が完了したデータ対象」と、「出力バッファの使用バイト数」とが記載されている。
このとき、未だ1フレームの出力も完了していないことから、出力バッファ113aの使用バイト数は、32バイトとなっている。
このときの出力バッファ113aの使用バイト数は、29バイトとなっている。
このときの出力バッファ113aの使用バイト数は、32バイトとなっている。
このときの出力バッファ113aの使用バイト数は、28バイトとなっている。
これにより、管理装置用伝送データ格納領域に記憶された全てのチップ用外部情報のデータを、出力バッファ113aに記憶させたことになる。
このときの出力バッファ113aの使用バイト数は、32バイトとなっている。
図23及び図24に示すような出力方法は、第2ポート出力処理にて行われる。
そこで、図19を用いて、実施形態3における第2ポート出力処理を説明する。
すなわち、最初に出力タイマ=0となったときには「型式名」の32バイトのデータを出力バッファ113aにセットし、2回目に出力タイマ=0となったときには「メーカー名」の3バイトのデータを出力バッファ113aにセットし、3回目に出力タイマ=0となったときには「第1固有番号」の4バイトのデータを出力バッファ113aにセットして、39バイトのチップ用外部情報が出力バッファ113aにセットする。
これにより、チップ用外部情報に含まれる遊技情報単位(32バイトの「型式名」、3バイトの「メーカー名」、4バイトの「第1固有番号」)に、出力バッファ113aにデータを記憶させることができる。
ここで、「所定のカウンタ」とは、次のステップS724において出力バッファ113aにセットする情報量分のデータが、出力回路113bにより出力された時間に対応するカウンタを意味する。
具体的には、1回目のステップS726では、次のステップS724において「メーカー名」の3バイトのデータを出力バッファ113aにセットするため、出力バッファ113aから3バイト分のデータの出力が完了する165msに対応する42カウンタ(168ms)がセットされる。また、2回目のステップS726では、次のステップS724において「第1固有番号」の4バイトのデータを出力バッファ113aにセットするため、出力バッファ113aから4バイト分のデータの出力が完了する220msに対応する55カウンタ(220ms)がセットされる。
これにより、出力バッファ113aに各遊技情報単位のデータを記憶させる分のデータの空きができたときに、出力バッファ113aに各遊技情報単位のデータを記憶させることができる。
以上により、図23及び図24に示すように、出力バッファ113aの記憶容量を超えるチップ用外部情報を正確に出力することができる。
これにより、第1の固有情報からの不正の判定情報が報知された場合に、第2の固有情報を参照してワンチップマイコンの正当性を再度確認することができ、ノイズによる誤判定を招くことを防止することができる。
このため、偽造のワンチップマイコンを作成するには、プログラムROMを改竄するだけではなく、回路基板も改竄しなければならず、ソフトウェアとハードウェアとの両方の改竄が必要となり、偽造のワンチップマイコンの作成をより困難にし、より不正行為防止の強化を図ることができる。
このため、情報管理装置200におけるワンチップマイコン110mの第1固有番号の入力が不要になり、遊技店員や営業マン等の多数の者に第1固有番号を教えずに、不正なワンチップマイコンの判定が可能となる。
このため、遊技装置1を交換した場合には、ワンチップマイコンも変更されるので、「固有情報」が異なることになるが、そのような場合には不正とは判定しないように、誤判定を防止することができる。
このため、チップ用外部情報の出力時期から、遊技装置1におけるタイマ割込処理の更新タイミングを解析されることがなく、不正行為を抑止することができる。
2 遊技盤
30 遊技情報出力端子板
30a 伝達素子
110 主制御基板
110a メインCPU
110b メインROM
110c メインRAM
110m ワンチップマイコン
111 入力ポート
112〜115 出力ポート
113a 出力バッファ
113b 出力回路
116 第1固有番号レジスタ
117 乱数生成部
118a〜118f 接続端子
119 ハードウェアID出力部
119a 第2固有番号記憶部
119b 照合回路
200 情報管理装置
200a 管理CPU
200b 管理ROM
200c 管理RAM
Claims (3)
- 所定の遊技を実行するための遊技情報が記憶されている情報記憶部と、
前記情報記憶部に記憶されている遊技情報に従って、前記所定の遊技に関する演算の処理を行う演算処理部と、
前記情報記憶部または演算処理部に対して製品単位毎に固有に割り付けられた固有情報を記憶する固有情報記憶部と、
前記所定の遊技を実行する遊技装置の製造者を示す製造者識別情報または前記遊技装置の種類を示す種類識別情報を含む遊技装置情報を記憶する遊技装置情報記憶部と、
所定の乱数値を生成する乱数生成部と、
前記固有情報記憶部に記憶されている前記固有情報と前記遊技装置情報記憶部に記憶されている前記遊技装置情報とを出力する情報出力部と、
特定の条件が成立しているときに前記情報出力部から前記固有情報を入力すると、該固有情報を判定用固有情報として記憶する判定用固有情報記憶手段と、
前記特定の条件が成立しているときに前記情報出力部から前記遊技装置情報を入力すると、該遊技装置情報を判定用遊技装置情報として記憶する判定用装置情報記憶手段と、
前記特定の条件が成立していないときに前記情報出力部から前記固有情報を入力すると、入力した前記固有情報と前記判定用固有情報記憶手段に記憶されている判定用固有情報とが一致するか否かを判定する固有情報判定手段と、
前記特定の条件が成立していないときに前記情報出力部から前記遊技装置情報を入力すると、入力した前記遊技装置情報と前記判定用装置情報記憶手段に記憶されている判定用遊技装置情報とが一致するか否かを判定する遊技装置情報判定手段と、
前記固有情報判定手段によって一致しないと判定された場合において、前記遊技装置情報判定手段によっては一致すると判定されたときには、前記情報記憶部または演算処理部が不正なものであるとして不正情報を生成し、前記遊技装置情報判定手段によっても一致しないと判定されたときには、前記遊技装置が正当に交換されたものであると扱って不正情報を生成しない不正情報生成手段とを備え、
前記演算処理部は、前記乱数生成部によって生成された乱数値に基づいて、前記情報出力部に前記固有情報と前記遊技装置情報とを出力させる出力時期を決定する出力時期決定手段を有し、
前記情報出力部は、前記出力時期決定手段によって決定された出力時期で、前記固有情報と前記遊技装置情報とを出力することを特徴とする遊技機。 - 前記遊技機は、所定の遊技を実行し、該遊技の結果に基づいて所定の利益を遊技者に付与する遊技装置と、前記遊技装置に関わる情報を収集して管理する情報管理装置とを備え、
前記遊技装置は、前記情報記憶部と、前記演算処理部と、前記固有情報記憶部と、前記遊技装置情報記憶部と、前記乱数生成部と、前記情報出力部と、前記出力時期決定手段とを含み、
前記情報管理装置は、前記判定用固有情報記憶手段と、前記判定用装置情報記憶手段と、前記固有情報判定手段と、前記遊技装置情報判定手段と、前記不正情報生成手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記情報出力部は、前記乱数生成部によって生成された乱数値とは異なる所定の遊技条件が成立すると、前記出力時期決定手段によって決定された出力時期に関わらず、前記固有情報と前記遊技装置情報とを出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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