JP5256463B2 - Flexible actuator - Google Patents
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Description
本発明は、軸が曲がった状態でも外部からの駆動力が伝達されて軸方向周りに回転し、且つ軸方向に移動することができるフレキシブルロータを備えたフレキシブルアクチュエータに関するものである。 The present invention relates to a flexible actuator with a flexible rotor driving force from the outside even when the shaft is bent is transmitted to rotate around the axial direction, Ru can and move axially.
従来、軸が曲がった状態でも駆動力を伝達する技術としては、例えば、複数の部材から構成されたフレキシブルカップリングや、フレキシブルジョイント等が挙げられる。フレキシブルカップリング及びフレキシブルジョイントは、それぞれ複数の部材から構成されている。フレキシブルカップリングとしては、例えば特許文献1に記載されているようなものがある。また、フレキシブルジョイントとしては、例えば特許文献2に記載されているようなものがある。
Conventionally, as a technique for transmitting a driving force even when a shaft is bent, for example, a flexible coupling composed of a plurality of members, a flexible joint, and the like can be given. Each of the flexible coupling and the flexible joint is composed of a plurality of members. As a flexible coupling, there exists a thing as described in patent document 1, for example. Moreover, as a flexible joint, there exists a thing as described in
また、軸が曲がった状態でも駆動力を伝達する他の技術としては、回転子として柔軟な材料で形成されたワイヤを使用し、ワイヤの軸方向の一端に設置されたモータによってワイヤを回転させる技術もある。この技術は、特に血管内治療における有効な技術とされている。
しかしながら、フレキシブルカップリングやフレキシブルジョイントは、複数の部材を金属や樹脂をそのまま若しくは加工した複数の部材から構成されていたため、最小曲げ半径が大きく、多方向に自在に曲げることが難しい、という問題があった。 However, since the flexible coupling and the flexible joint are composed of a plurality of members made of metal or resin as they are or processed, there is a problem that the minimum bending radius is large and it is difficult to bend freely in multiple directions. there were.
また、最小曲げ半径を小さくするために、回転子として柔軟な材料で形成されたワイヤを使用し、ワイヤの軸方向の一端に設置されたモータによってワイヤを回転させる方法が考えられる。しかしながら、この方法では、モータでワイヤを回転駆動する場合、ワイヤがその柔軟性によってねじれたり、駆動力がワイヤの弾性に吸収されたりすることで、伝達効率が低下していた。その結果、駆動力をワイヤの軸方向の一端から他端まで伝達することが難しい、という問題があった。更に、ワイヤが湾曲部で座屈して駆動力が伝達されなくなる、という不具合もあった。 In order to reduce the minimum bending radius, a method of using a wire formed of a flexible material as a rotor and rotating the wire by a motor installed at one end in the axial direction of the wire can be considered. However, in this method, when the wire is rotationally driven by a motor, the transmission efficiency is reduced because the wire is twisted due to its flexibility or the driving force is absorbed by the elasticity of the wire. As a result, there is a problem that it is difficult to transmit the driving force from one end of the wire in the axial direction to the other end. Further, there is a problem that the driving force is not transmitted because the wire is buckled at the curved portion.
このように、従来の技術では、駆動力の伝達効率と最小曲げ半径は、トレードオフの関係にあったため、駆動力の伝達効率を低下させずに最小曲げ半径を小さくすることが求められていた。 As described above, in the conventional technique, the transmission efficiency of the driving force and the minimum bending radius are in a trade-off relationship, and therefore, it is required to reduce the minimum bending radius without reducing the transmission efficiency of the driving force. .
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、最小曲げ半径を小さくすると共に曲がった状態でも駆動力の伝達効率が低下することを防止し、または抑制することができるフレキシブルロータを備えたフレキシブルアクチュエータを提供することにある。 An object of the present invention, in consideration of the above problems, with the minimum bend flexible rotors that can be prevented or suppressed that the transmission efficiency of the driving force at bent state decreases with decreasing the radius It is to provide a flexible actuator.
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のフレキシブルアクチュエータは、駆動力を発生する駆動力発生部と、駆動力発生部から発生される駆動力により回転及び移動するフレキシブルロータとから構成されている。フレキシブルロータは、駆動力発生部から駆動力が伝達される複数の被駆動部材と、複数の被駆動部材を略直線状に並べて隣り合う被駆動部材を互いに連結し、且つ可撓性を有する部材により形成された軸部材と、から構成されている。そして、複数の被駆動部材の表面部に駆動力発生部から駆動力が伝達されることで、複数の被駆動部材と軸部材が一体となって、軸部材の軸方向周りに回転可能とし、且つ軸部材の軸方向に移動可能とした。
そして、駆動力発生部は、フレキシブルロータが挿通する挿通孔を有し、複数の被駆動部材の表面部に接触するステータと、ステータの側面部に設けられ、ステータを振動させる複数の振動素子とからなる。
フレキシブルロータを前記軸方向周りに回転させる際、複数の振動素子に発生させる超音波の位相をそれぞれ変化させる。
In order to solve the above-described problems and achieve the object of the present invention, a flexible actuator of the present invention includes a driving force generator that generates a driving force, and a flexible rotor that rotates and moves by the driving force generated from the driving force generator. It consists of and. The flexible rotor is a flexible member that connects a plurality of driven members to which a driving force is transmitted from a driving force generation unit and a plurality of driven members arranged in a substantially straight line to connect adjacent driven members to each other. And a shaft member formed by The driving force is transmitted from the driving force generation unit to the surface portions of the plurality of driven members, so that the plurality of driven members and the shaft member are integrated and rotatable around the axial direction of the shaft member, The shaft member is movable in the axial direction.
The driving force generator includes an insertion hole through which the flexible rotor is inserted, and a stator that contacts the surface portion of the plurality of driven members, and a plurality of vibration elements that are provided on the side surface portion of the stator and vibrate the stator. Consists of.
When the flexible rotor is rotated around the axial direction, the phases of ultrasonic waves generated by the plurality of vibration elements are respectively changed.
本発明のフレキシブルアクチュエータによれば、多方向に曲げることが可能であると共に、曲げた状態でも軸方向周りに回転し、且つ軸方向に沿って移動することができる。更に、最小曲げ半径を小さくできると共に、曲がった状態でも伝達効率が低下することを防止し、または抑制することができる。 According to the flexible actuator of the present invention , it is possible to bend in multiple directions, and even in a bent state, it can rotate around the axial direction and move along the axial direction. Further, the minimum bending radius can be reduced, and the transmission efficiency can be prevented or suppressed from being lowered even in a bent state.
以下、本発明のフレキシブルアクチュエータの実施形態例について、図1〜図9を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the flexible actuator of the present invention will be described with reference to FIGS. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the common member in each figure. The present invention is not limited to the following form.
まず、図1及び図2を参照して本発明のフレキシブルアクチュエータについて説明する。図1は本発明のフレキシブルアクチュエータを示す斜視図、図2はフレキシブルアクチュエータから外装体を外した状態を示す斜視図である。 First, the flexible actuator of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a perspective view showing a flexible actuator of the present invention, and FIG. 2 is a perspective view showing a state where an exterior body is removed from the flexible actuator.
この図1及び図2に示す、本発明の実施の形態例(以下、「本例」という。)であるフレキシブルアクチュエータ10は、外装体1と、複数(本例では、7個)の駆動力発生部2と、多方向に曲げることができるフレキシブルロータ3から構成されている。フレキシブルアクチュエータ10は、軸方向の先端に例えば撮像装置や切除器具等の各種の動作部材を取り付けることができる取付部11が設けられている。そして、このフレキシブルアクチュエータ10は、例えば、超音波血管内視鏡(IVUS)、カテーテル、災害支援用ロボット(例えば、ヘビ型ロボット、魚型ロボット)等の柔軟性が求められている装置のアクチュエータに適用されるものである。外装体1は、柔軟性に優れた材質で形成されており、内部に駆動力発生部2とフレキシブルロータ3を収納している。
The
なお、本例では、フレキシブルアクチュエータ10に備えた駆動力発生部2の数を7個としているが、駆動力発生部2の数は、6個以下、あるいは8個以上用いてもよいことは、言うまでもない。フレキシブルアクチュエータ10の長さや用途に応じて、駆動力発生部2の数は、適宜設定されるものである。
In this example, the number of driving
次に、図3を参照して駆動力発生部について説明する。図3は駆動力発生部を示す斜視図である。
この図3に示すように、駆動力発生部2は、ステータ4と、振動素子5から構成されている。ステータ4は、略直方体をなしており、その略中心を通るように挿通孔4aが設けられている。ステータ4の材質としては、例えば、リン青銅(C5191)等の金属を挙げることができるが、その他の金属を用いることができることは勿論のこと、金属以外にも硬質プラスチックのような非金属等を用いることもできる。また、駆動力を向上させるために、挿通孔4aの内壁に複数の突起を設けてもよい。そして、このステータ4における挿通孔4aが設けられた2つの側面部を除いた残りの4つの側面部には、4つの振動素子5が接着剤等の固定方法によって取り付けられている。
Next, the driving force generator will be described with reference to FIG. FIG. 3 is a perspective view showing a driving force generator.
As shown in FIG. 3, the
振動素子5は、板状の圧電素子である。この振動素子5には、図示しないフレキシブル配線を介して図示しない圧電素子駆動電源と電気的に接続されている。そして、振動素子5に圧電素子駆動電源から超音波領域の交流電圧が印加されると、振動素子5の電歪現象によって微小振動が発生する。振動素子5によって発生した微小振動は、ステータ4に伝達される。すると、ステータ4の挿通孔4aの表面にたわみ振動や伸縮振動等の表面波振動が発生する。このような構成を有する複数の駆動力発生部2には、ステータ4の挿通孔4aにフレキシブルロータ3が回転及び移動可能に挿通されている(図2参照)。そして、このステータ4の挿通孔4aの表面に発生する表面波振動が、フレキシブルロータ3の駆動力となる。
The
なお、本例では、ステータ4における挿通孔4aが設けられた2つの側面部を除いた残りの4つの側面部全てに振動素子5を取り付けた例を説明した。しかしながら、振動素子5は、ステータ4における挿通孔4aが設けられた2つの側面部を除いた残りの4つの側面部のうちの3つの側面部、あるいは2つの側面部だけに取り付けてもよい。更に、ステータ4の形状を直方体として説明したが、例えば、ステータ4を六角柱状や円柱状等に形成してもよい。
In addition, in this example, the example which attached the
更に、本例では、振動素子5を接着剤によりステータ4の側面部に貼り付けた例を説明したが、振動素子5の取り付け方法は、その他の取り付け方法を用いてもよい。例えば、ステータ4の側面部に圧電皮膜を直接生成したり、圧電材料をステータ4の側面部に直接塗布してもよい。これらの方法によれば、振動素子とステータの接着面が劣化することを防止し、または抑制することができる。
Further, in this example, the example in which the
次に、図4及び図5を参照して本発明のフレキシブルロータについて説明する。図4は本例のフレキシブルロータを示す斜視図、図5はフレキシブルロータに係る被駆動部材を示す斜視図である。 Next, the flexible rotor of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 4 is a perspective view showing a flexible rotor of this example, and FIG. 5 is a perspective view showing a driven member related to the flexible rotor.
図4に示すように、フレキシブルロータ3は、略球状に形成された複数(本例では、10個)の被駆動部材6と、複数の被駆動部材6を連結する軸部材の一具体例を示すコイルばね7から構成されている。図5Aに示すように、被駆動部材6は、球状をなしており、その直径がステータ4の挿通孔4aの直径と略等しくなるように設定されている。また、被駆動部材6には、略中心を通るように貫通孔6aが設けられている。そして、この被駆動部材6の貫通孔6aに、コイルばね7が挿通されると共に固定されている。
As illustrated in FIG. 4, the
また、被駆動部材6は、駆動力発生部5からの駆動力を減衰させないために、少なくとも駆動力発生部5と接触する表面部の剛性が高く設定されている。そのため、被駆動部材6の材質としては、例えばステンレス鋼等の剛性の高い金属が好適であるが、その他の金属を用いることができることは勿論である。更に、被駆動部材6は、金属以外にもエンジニアリングプラスチック等の樹脂やガラス等の剛性の高い材質を用いてもよい。
In addition, the driven
なお、本例では、フレキシブルロータ3に用いた被駆動部材6の数を10個としているが、被駆動部材6の数は、フレキシブルロータ3の長さや用途等に応じて適宜設定されるものであり、9個以下、あるいは11個以上用いてもよい、ことは言うまでもない。
In this example, the number of driven
コイルばね7は、棒状をなしており、被駆動部材6に設けた貫通孔6aの直径と略等しい外径を有している。コイルばね7は、可撓性を有しており、多方向に曲げることが可能である。そして、このコイルばね7は、複数の被駆動部材6に設けた貫通孔6aに挿通されて、複数の被駆動部材6を直線状に並べて隣り合う被駆動部材6を互いに連結している。そして、コイルばね7は、複数の被駆動部材6の貫通孔6aに挿通された状態で、接着剤等の固定方法によって被駆動部材6に固定されている。これにより、外部から駆動力が伝達されると、複数の被駆動部材6とコイルばね7が一体となって、コイルばね7の軸方向周りに回転し、且つ軸方向に沿って移動する。
The
なお、本例では、軸部材の一具体例としてコイルばねを用いた例を説明したが、軸部材には、例えば、シリコンチューブ等の各種可撓性を有する部材が適用できるものである。特に、コイルばねによれば、回転方向に対しての剛性が高いため、フレキシブルに曲がった状態でも駆動力が極めて減衰し難く、軸部材の部材として好適である。 In this example, a coil spring is used as a specific example of the shaft member, but various flexible members such as a silicon tube can be applied to the shaft member. In particular, the coil spring has high rigidity with respect to the rotation direction, so that the driving force is hardly attenuated even in a flexibly bent state, and is suitable as a member of the shaft member.
なお、本例では、被駆動部材6を球状の形成した例を説明したが、被駆動部材6は、例えば、図5B及び図9に示す第2の実施の形態に係る被駆動部材6Aのように、樽型状に形成してもよい。また、被駆動部材の形状は、半球、楕円球、円盤等のように軸方向と略直交する方向の断面形状が略円形状に形成されていれば、その目的を達成することができるものである。
In addition, although the example which formed the to-
また、本例では、被駆動部材6を球状に形成し、ステータ4の挿通孔4aと接触する面を曲面状に形成している。そのため、フレキシブルロータ3を曲げた状態で軸方向に移動させた際に、ステータ4の挿通孔4aの角部に被駆動部材6が引っ掛かることを防止することができる。これにより、本例のフレキシブルロータ3によれば、曲げた状態でも滑らかにステータ4の挿通孔4aを通って、軸方向へ移動することができる。
In this example, the driven
なお、本例では、軸部材であるコイルばね7を被駆動部材6の貫通孔6aに挿通させて、複数の被駆動部材6を連結した例を説明したが、その他の方法で軸部材を用いて複数の被駆動部材6を連結してもよい。例えば、隣り合う被駆動部材6の間に軸部材を配置し、軸部材の軸方向の両端に被駆動部材6を固定することで、複数の被駆動部材6における隣り合う被駆動部材6を互いに連結してもよい。
In this example, the example in which the plurality of driven
更に、本例では、被駆動部材6と軸部材であるコイルばね7を接着剤によって固定する方法を説明したが、例えば、溶接やその他各種の固定方法で被駆動部材6とコイルばね7を固定してもよいことは、言うまでもない。
Furthermore, in this example, the method of fixing the driven
本例のフレキシブルロータ3は、構成要素が球状に形成された複数の被駆動部材6と、この複数の被駆動部材6を連結するコイルばね7だけである。その結果、従来のフレキシブルカップリングやフレキシブルジョイントと比較して、その部品点数が極めて少ないため、低コストで製造することができる。更に、本例のフレキシブルロータ3は、従来のフレキシブルカップリングやフレキシブルジョイントと比較して、簡単な構造であるため、小型化(細径化)しやすく、マイクロロボットやマイクロ医療等の分野での使用が可能である。また、ワイヤのように湾曲部で座屈するおそれがないため、確実に駆動力を伝達することができる。
The
このような構成を有するフレキシブルアクチュエータ10は、例えば、次のようにして組み立てることができる。まず、図4に示すように、複数の被駆動部材6の貫通孔6aに、コイルばね7を挿通させる。そして、この複数の被駆動部材6とコイルばね7を接着剤等の固定方法により固定する。すると、複数の被駆動部材6が、略直線状に並べられて、且つコイルばね7により隣り合う被駆動部材6が互いに連結される。これにより、複数の被駆動部材6とコイルばね7からなるフレキシブルロータ3が組み立てられる。
The
次に、ステータ4における挿通孔4aが形成された側面部を除く残りの側面部に接着剤等の固定方法によって、振動素子5を取り付ける。なお、振動素子5には、予めフレキシブル配線が接続されており、図示しない圧電素子駆動電源と電気的に接続されている。これにより、ステータ4と振動素子5とからなる駆動力発生部2が形成される。
Next, the
次に、図2に示すように、駆動力発生部2を複数用意し、この複数の駆動力発生部2におけるそれぞれのステータ4の挿通孔4aに、フレキシブルロータ3を挿通する。これにより、フレキシブルロータ3が、複数の駆動力発生部に回転及び移動可能に支持される。このとき、ステータ4の挿通孔4aの内壁に被駆動部材6の表面部が接触している。そのため、駆動力発生部2に駆動力(振動)が発生すると、その駆動力は、ステータ4の挿通孔4aから被駆動部材6に伝達される。次に、図1に示すように、複数の駆動力発生部2とフレキシブルロータ3を外装体1に収納する。このようにして、フレキシブルアクチュエータ10の組み立てが完了する。なお、フレキシブルアクチュエータ10の組み立ては、上述したものに限定されるものではなく、その他各種の方法で組み立ててもよい、ことは言うまでもない。
Next, as shown in FIG. 2, a plurality of driving
次に、図6を参照して、本例のフレキシブルロータ3を曲げる前と曲げた後の状態について説明する。図6Aはフレキシブルロータ3を曲げる前の状態を示す説明図、図6B及び図6Cは曲げた状態を示す説明図である。
Next, with reference to FIG. 6, the state before and after bending the
この図6Aに示すように、フレキシブルロータ3は、複数の被駆動部材6の間を、可撓性を有するコイルばね7によって直線状に連結されている。そのため、図6Bに示すように、コイルばね7は、多方向に且つフレキシブルに曲げることができるため、フレキシブルロータ3を多方向に且つフレキシブルに曲げることが可能である。更に、コイルばね7は、曲がるだけでなく軸方向に伸縮する。その結果、図6Cに示すように、コイルばね7が、フレキシブルに曲がり、且つ伸びることにより、フレキシブルロータ3の最小曲げ半径を極めて小さくすることができる。
As shown in FIG. 6A, the
次に、図7〜図8を参照して、本例のフレキシブルアクチュエータ10の動作について説明する。図7はフレキシブルロータを軸方向に移動させた状態を示す説明図、図8はフレキシブルロータを回転させた状態を示す説明図である。
Next, with reference to FIGS. 7-8, operation | movement of the
図7A及び図8Aに示すように、フレキシブルロータ3は、ステータ4の挿通孔4aに挿通されて、回転及び移動可能に支持されている。そして、複数の被駆動部材6の表面部と挿通孔4aの内壁が接触している。ここで、上記したように、駆動力発生部2の振動素子5に超音波領域の交流電圧が印加されると、振動素子5の電歪現象によって微小振動が発生する。この微小振動がステータ4に伝達されると、図7Bに示すように、挿通孔4aの表面には、軸方向に流れる表面波振動が発生する。そして、挿通孔4aに発生した軸方向に流れる表面波振動が、複数の被駆動部材6に伝達される。これにより、フレキシブルロータ3が軸方向に移動する。
As shown in FIGS. 7A and 8A, the
また、ステータ4の側面部に取り付けられた4つの振動素子5に、それぞれ90°ずつ位相のずれた超音波を発生させる。すると、図8Bに示すように、挿通孔4aの表面には、回転する方向に流れる表面波振動が発生する。そして、挿通孔4aに発生した回転する方向に流れる表面波振動が、複数の被駆動部材6に伝達される。これにより、フレキシブルロータ3が軸方向周りに回転する。
In addition, ultrasonic waves whose phases are shifted by 90 ° are generated in the four
このように、駆動力発生部2の4つの振動素子5に印加させる交流電圧の大きさ及び位相を変化させることにより、ステータ4の挿通孔4aの内壁に発生する表面波振動の方向を変化させることができる。その結果、駆動力発生部2におけるステータ4の挿通孔4aに回転及び移動可能に挿通しているフレキシブルロータ3を自在に回転し、且つ軸方向に移動させることができる。
In this way, the direction of the surface wave vibration generated on the inner wall of the
なお、ステータ4の挿通孔4aに接触する被駆動部材6を比較的剛性の高い材質で形成している。そのため、ステータ4の挿通孔4aに発生した表面波振動が、被駆動部材6によって減衰することを防止し、または抑制することができる。その結果、駆動力発生部2からの駆動力を減衰することを防止し、または抑制することにより、フレキシブルロータ3における駆動力の伝達効率を向上させることができる。
The driven
このように、本例のフレキシブルロータ3は、多方向に自由に曲がることができるだけでなく、曲がった状態でも駆動力の伝達効率が極めて減少し難い。その結果、複雑に曲がりくねった場所でも、駆動力さえあれば入っていくことができ、フレキシブルロータ3の先端に撮像装置や切除器具を取り付けて各種作業を行うことが可能である。
Thus, the
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施の形態例では、駆動力発生部として、圧電素子を用いた例を説明したが、駆動力発生部は、電磁モータや空圧モータなどを用いてもよい。 The present invention is not limited to the embodiment described above and shown in the drawings, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention described in the claims. For example, in the embodiment described above, an example in which a piezoelectric element is used as the driving force generation unit has been described. However, the driving force generation unit may use an electromagnetic motor, a pneumatic motor, or the like.
1…外装体、 2…駆動力発生部、 3…フレキシブルロータ、 4…ステータ、4a…挿通孔、 5…振動素子、 6,6A…被駆動部材、 6a…貫通孔、 7…コイルばね(軸部材)、 10…フレキシブルアクチュエータ DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Exterior body, 2 ... Driving force generation part, 3 ... Flexible rotor, 4 ... Stator, 4a ... Insertion hole, 5 ... Vibration element, 6, 6A ... Driven member, 6a ... Through-hole, 7 ... Coil spring (shaft) Member), 10 ... flexible actuator
Claims (3)
前記フレキシブルロータは、
前記駆動力発生部から駆動力が伝達される複数の被駆動部材と、
前記複数の被駆動部材を略直線状に並べて隣り合う被駆動部材を互いに連結し、且つ可撓性を有する部材により形成された軸部材と、から構成され、
前記複数の被駆動部材の表面部に前記駆動力発生部から前記駆動力が伝達されることで、前記複数の被駆動部材と前記軸部材が一体となって、前記軸部材の軸方向周りに回転可能とし、且つ前記軸部材の軸方向に移動可能とし、
前記駆動力発生部は、
前記フレキシブルロータが挿通する挿通孔を有し、前記複数の被駆動部材の表面部に接触するステータと、
前記ステータの側面部に設けられ、前記ステータを振動させる複数の振動素子と、からなり、
前記フレキシブルロータを前記軸方向周りに回転させる際、前記複数の振動素子に発生させる超音波の位相をそれぞれ変化させる
ことを特徴とするフレキシブルアクチュエータ。 A flexible actuator comprising a driving force generating unit that generates a driving force and a flexible rotor that rotates and moves by the driving force generated from the driving force generating unit,
The flexible rotor is
A plurality of driven members to which a driving force is transmitted from the driving force generation unit;
A plurality of driven members arranged in a substantially straight line to connect adjacent driven members to each other and a shaft member formed by a flexible member;
The driving force is transmitted from the driving force generation unit to the surface portions of the plurality of driven members, so that the plurality of driven members and the shaft member are integrated with each other around the axial direction of the shaft member. It is possible to rotate and move in the axial direction of the shaft member,
The driving force generator is
A stator having an insertion hole through which the flexible rotor is inserted, and being in contact with the surface portions of the plurality of driven members;
Provided on the side portion of the stator, and a plurality of vibrating elements to vibrate the stator consists,
A flexible actuator characterized in that when rotating the flexible rotor around the axial direction, phases of ultrasonic waves generated in the plurality of vibration elements are respectively changed .
前記複数の振動素子は、前記ステータにおける前記挿通孔が設けられた2つの側面部を除いた残りの4つの側面部に設けられ、The plurality of vibration elements are provided on the remaining four side portions excluding the two side portions provided with the insertion holes in the stator,
前記フレキシブルロータを前記軸方向周りに回転させる際、それぞれ90°ずつ位相のずれた超音波を前記4つの側面部に発生させるWhen rotating the flexible rotor around the axial direction, ultrasonic waves that are each 90 degrees out of phase are generated on the four side surfaces.
請求項1に記載のフレキシブルアクチュエータ。The flexible actuator according to claim 1.
請求項1又は2に記載のフレキシブルアクチュエータ。The flexible actuator according to claim 1 or 2.
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