JP5255714B2 - 三次元の流体シミュレーション方法 - Google Patents

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Description

本発明は、三次元の流体シミュレーション方法に関する。
従来より、物体の回りを流れる流体の状態(速度、圧力等)をコンピュータを用いて解析する流体シミュレーションが種々行われている。このような流体シミュレーションは、物体の表面形状、例えばゴルフボールのディンプルについて、空気抵抗の低減や飛行性能の向上のための開発に役立っている。
ところで、流体シミュレーションでは、流体が流れる空間が、格子状にメッシュ分割される。このメッシュ分割に関して、物体から比較的離れた領域では、流体の流れが単純になりやすいため、大きなメッシュ(即ち、格子密度が小)で構成されるのが計算効率の面で望ましい。他方、物体の近くの領域では、流体の流れが複雑になりやすいため、小さなメッシュ(即ち、格子密度を大)を用いて空間の解像度を高め、詳細な流体の流れを調べることが望ましいものとなる。しかしながら、三次元の3つの自由度(3軸)それぞれについて、空間解像度に差を設けて不均一なメッシュで分割して計算を行うと、FFTで二次元化し、ブロックサイクリックリダクション法といった直接法を用いて解くことができず、Algebraic Multigrid Method(AMG法)やFull Multigrid Method(FMG法)等の反復法で計算しなければならず、計算時間が著しく増大するという問題がある。他方、三次元の各自由度を均一な構造格子でメッシュ分割すると、十分な解析精度を確保するためには格子数が巨大化し、やはり計算コストが増大するという問題がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、流体が流れる空間が3自由度全て不均一にメッシュ分割された第1メッシュを定義して前記コンピュータに入力するステップと、この第1メッシュの3自由度のうち1自由度についてのみ均一にメッシュ分割され他の2自由度については第1メッシュと同一にメッシュ分割された第2メッシュとを定義し、これらの間で計算結果等のデータを受け渡し(カップリング)させることを基本として、詳細な解析が必要な領域は細かく、かつ、詳細な解析が不要な領域は粗く不均一にメッシュ分割しつつも計算コストの増加を抑制しうる三次元の流体シミュレーション方法を提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、物体の回りの流体の流れを、コンピュータを用いて解析するための三次元の流体シミュレーション方法であって、前記コンピュータに、前記流体が流れる空間が3自由度全て不均一にメッシュ分割された第1メッシュを定義して入力するステップa、前記第1メッシュの3自由度のうち1自由度についてのみ均一にメッシュ分割され他の2自由度については第1メッシュと同一にメッシュ分割された第2メッシュを定義して前記コンピュータに入力するステップb、前記物体が有限個の要素で分割された物体モデルを前記コンピュータに入力するステップc、前記第1メッシュ内に前記物体モデルを配置して予め定めた境界条件を与えて前記物体モデルの回りの流体に関する運動方程式を設定して前記流体の速度を計算するステップd、前記ステップdで得られた流体の速度に基づいて各メッシュ内の流量アンバランスを計算するステップe、前記流量アンバランスに基づいて前記流体に関する圧力補正方程式を設定するステップf、前記得られた流量アンバランスを前記第2メッシュに写像し、前記流体の圧力補正量を計算するステップg、及び前記ステップgで得られた圧力補正量を前記第1メッシュに写像するステップhを含み、前記ステップeで得られる流量アンバランスが、収束するまで上記ステップd乃至hを繰り返すとともに、前記ステップbにおいて、均一にメッシュ分割される1自由度は、前記流体の流れの方向と同一でないことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記写像は、数値補間法を用いて行われることを特徴とする。
また請求項3記載の発明は、前記物体が球体であり、前記流体が空気であることを特徴とする。
また請求項4記載の発明は、前記第1メッシュ及び前記第2メッシュは、ともに直交格子で構成されることを特徴とする。
流体シミュレーションにおいて、非圧縮性流体のNavier-Stokes方程式を、圧力ベースの分離型解法で解く場合、運動方程式と圧力方程式とを計算する必要がある。ここで、運動方程式に関して、メッシュ分割が均一であるか又は不均一であるかは計算時間に殆ど影響がない。一方、圧力方程式に関しては、メッシュ分割を不均一にすると、AMG法やFMG法等で解く必要性が生じ、計算時間が増大する。即ち、圧力方程式の計算に際しては、例えばFFTをかけて次元数を減らし、ブロックサイクリックリダクション法等を用いて解く必要がある。
本発明では、流体に関する運動方程式が、3自由度全てが不均一にメッシュ分割された第1メッシュを使用して構築され、かつ、そこから流体の速度が計算される。また、この運動方程式の計算によって得られた流体の速度に基づく流量アンバランスは、第2メッシュに写像される。第2メッシュは、第1メッシュの1自由度に関して等間隔で分割されている。そして、第2メッシュでは、前記第1メッシュでの計算結果を利用した圧力補正方程式が構築され、これを計算して流体の圧力補正量が求められる。このように、圧力補正方程式が1自由度を均一に分割した第2メッシュで、また運動方程式は3自由度全てが不均一にメッシュ分割された第1メッシュでそれぞれ計算され、かつ、流量アンバランスが収束するまで上記計算が繰り返される。このような手順を用いた本発明の流体シミュレーション方法では、シミュレーションにおけるトータルでの計算時間及び計算コストを低減させることができる。
本発明のシミュレーション方法を実行するためのコンピュータ装置の斜視図である。 本発明のシミュレーション方法の全体フローチャートである。 第1メッシュを視覚化して示す斜視図である。 第2メッシュを視覚化して示す斜視図である。 物体モデルを視覚化して示す図である。 第1メッシュに物体モデルを配置した状態を示す側面図である。 本実施形態の計算処理のさらに詳細なフローチャートである。 (a)は第1メッシュのz値とそのソース項との関係を示すグラフ、(b)は写像を説明するグラフ、(c)は、第2メッシュに写像されたソース項とz値との関係を示すグラフである。 (a)は第1メッシュのz値とそのソース項との関係を示すグラフ、(b)は他の形態の写像を説明するグラフ、(c)は、第2メッシュに写像されたソース項とz値との関係を示すグラフである。 実施例のシミュレーションにおいて、物体モデルと第1メッシュのz軸との関係を示す。 実施例のシミュレーションにおいて、第1メッシュのz軸方向に関する格子サイズの分布を示すグラフである。 実施例のシミュレーションにおいて、第1メッシュのz軸のソース項の値を示すグラフである。 実施例のシミュレーションにおいて、第2メッシュのz軸に写像されたソース項の値を示すグラフである。 実施例及び比較例について、ソース項を比較したグラフである。 格子間隔とシミュレーション精度との関係を示すグラフである。 流体の速度を色彩の変化で表してシミュレーションの結果を視覚化して示す側面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
本発明は、物体の回りの流体の流れを、コンピュータを用いて解析するための三次元の流体シミュレーション方法である。
前記流体には、非圧縮性流体、即ち、圧力や温度による密度の変化が無視できるほど小さな流体が用いられる。我々の身の回りにある、空気等の流れに関する現象の多くは、流体を非圧縮性と仮定できるケースが多く、流れ場を支配する方程式は非圧縮性を前提に単純化することができる。一般にマッハ数が0.3以下の条件でシミュレーションが行われる場合、空気は非圧縮性と見なすことができる。また、前記物体には、その外面形状を特定できるものであれば、種々のものが対象となる。本実施形態では、流体に空気が、物体にゴルフボールがそれぞれ適用されている。これにより、本実施形態では、空気中を飛行するゴルフボールの周囲の空気の流れを解析するシミュレーションが行われる。
本実施形態のシミュレーションは、図1に示されるようなコンピュータ装置1を用いて行われる。このコンピュータ装置1は、大規模計算が可能な計算サーバーSと、該計算サーバーSに接続されかつ該計算サーバーSに所定の計算を行わせるクライアントコンピュータ1aとを含む。クライアントコンピュータ1aは、キーボード1b、マウス1c、及びディスプレイ装置1dを含んで構成されている。クライアントコンピュータ1aの内部には、CPU、ROM、作業用メモリー及び磁気ディスク等のなどの大容量記憶装置が設けられる。また、クライアントコンピュータ1aには、CD−ROMやフレキシブルディスクのドライブ装置1a1、1a2が設けられる。そして、前記大容量記憶装置には後述する本実施形態のシミュレーション方法を実行するためのプログラムが記憶されている。
図2には、本実施形態のシミュレーション方法を実施するためのフローチャートが記載されており、以下、具体的な各ステップについて説明する。
[ステップa(図2のS1)]
ステップaでは、前記コンピュータ装置1に、第1メッシュが定義されかつ入力される。図3には、第1メッシュM1が視覚化されて表示される。第1メッシュM1は、前記流体が流れる空間の大きさとその物理量の計算位置とを定める。このため、第1メッシュM1は、有限空間として定義されるとともに、内部が多数の格子としてメッシュ分割される。流体の物理量は、例えば、前記メッシュの各格子点で得られる。従って、コンピュータ装置1には、このような空間及びメッシュ分割を特定しうるパラメータ(この実施形態では、第1メッシュM1のx、y及びzの大きさや、各格子点の座標値など)が入力される。なお、第1メッシュM1の大きさ等は、解析対象や解析目的等に応じて種々定めることができる。
本実施形態の第1メッシュM1は、直交座標系の中で直方体状に定義されるが、このような態様に限定されるものではなく、三次元の空間を規定しうるものであれば、円柱座標系や極座標系等が採用されても良い。
また、第1メッシュM1は、三次元空間の3自由度(この例ではx、y及びzの各軸)全てにおいて不均一にメッシュ分割されている。本実施形態の第1メッシュM1は、x軸方向において、格子密度が小さくなるように分割された両側の粗分割領域xaと、これよりも格子密度が大きくなるように分割された中央の細分割領域xbとを有する。同様に、第1メッシュM1は、y軸方向及びz軸後方においても、それぞれ粗分割領域ya、zaと、細分割領域yb、zbとを有する。このような分割により、本実施形態の第1メッシュM1は、空間の中央部分の格子密度が大きく構成される。従って、第1メッシュM1の中央部分に物体モデル(後述)を配置することにより、物体周辺の流体の流れがより高精度に解析され得る。
[ステップb(図2のS2)]
ステップbでは、前記コンピュータ装置1に、第2メッシュが定義されかつ入力される。図4には、第2メッシュM2が視覚化されて表示される。第2メッシュM2も、流体が流れる空間を定めるとともに、該空間が多数の格子でメッシュ分割されている。従って、コンピュータ装置1には、このような空間及びメッシュ分割を特定しうるパラメータ(この実施形態では、第2メッシュM2のx、y及びzの大きさや、各格子点の座標値など)が入力される。
また、第2メッシュM2は、第1メッシュM1と同一の空間(外形形状)を定めているが、第1メッシュM1の3自由度のうち1自由度についてのみ均一にメッシュ分割され他の2自由度については第1メッシュと同一にメッシュ分割されている。本実施形態の第2メッシュM2は、x軸方向及びy軸方向は、第1メッシュM1と同様に不均一な分割がなされている。しかしながら、本実施形態の第2メッシュM2は、z軸方向に関しては等間隔でかつ細分割領域zbのピッチで分割されている。このため、第2メッシュM2の格子数は、第1メッシュの格子数よりも多い。
[ステップc(図2のS3)]
ステップcでは、前記コンピュータ装置1に、物体モデルが定義されかつ入力される。図5には、物体モデルM3が視覚化して示される。本実施形態の物体モデルM3は、ゴルフボールに近似させて球形で作られている。また、ディンプルが気流に与える影響を調べるためには、該物体モデルM3の表面にディンプルに従った凹凸(図示省略)を形成しておくことが望ましい。
[ステップd(図2のS6及び図7のS61〜SS62)]
ステップdでは、図6に視覚化して示されるように、第1メッシュM1内に物体モデルM3が配置され、両者の相対位置関係が特定される。即ち、シミュレーションを行うに際して、第1メッシュM1の内部に物体モデルM3が位置するよう、両者の相対位置関係が定義される。本実施形態では、第1メッシュM1と物体モデルM3との中心が、揃えられて配置される。
次に、ステップdでは、予め定めた計算条件が与えられる(図2のS5)。計算条件としては、シミュレーションの計算を行う時間ステップΔtや、流体の密度などの他、メッシュの各壁面での境界条件が含まれる。本実施形態の境界条件として、物体モデル3の表面はNo Slip Wallとした。また第1メッシュM1において、流体の入口Iには流体の速度vが、流体の出口Oには圧力0がそれぞれ定義されるとともに、入口Iと出口Oとの間のメッシュ外面WにはそれぞれFull Slip Wallの条件が与えられている。また、計算条件として、例えば、圧力補正方程式を用いて速度場の補正を行う際の繰り返し計算(サブイタレーション)等の収束条件や反復回数なども与えられる。これらの条件は、コンピュータ装置1に入力され、シミュレーションの際に参照される。
さらに、ステップdでは、図2のステップS6の詳細を示す図7から明らかなように、前記コンピュータ装置1において、シミュレーションの時間ステップが更新され(図7のS61)、次に、相対位置関係が定義づけられた第1メッシュM1と物体モデルM3とを用いて流体に関する運動方程式(下記式(1)参照)が設定され、該流体の速度が計算される(同S62)。これにより、第1メッシュM1内に、前記条件で流体を流したときに、第1メッシュM1内での流体の各速度が計算される。
ここで、vは速度ベクトル、ρは流体の密度、pは流体の圧力、tは時刻、gは重力加速度である。
[ステップe(図7のS63)]
ステップeでは、上記ステップdで得られた流体の速度に基づいて、各メッシュ内の流量アンバランスがコンピュータ装置1により計算される。即ち、各格子(セル)毎に、質量流束(Mass Flux)が計算され、単位時間当たりの入ってくる流量と出て行く流量との差である流量アンバランスΔm’が計算される。
[ステップf(図7のS64)]
ステップfでは、コンピュータ装置1が、前記流量アンバランスΔm’に基づいて、流体に関する圧力補正方程式を設定する。即ち、コンピュータ装置1は、前記流量アンバランスΔm’を各セルの体積で除し、有限差分法で離散化した形式に変換し、下記式(2)の圧力補正方程式を立てる。
ここで、符号は次の通りである。
k:構造格子によって定まる定数
p’:式1のpの圧力補正量(Pressure Correction)
Δm’:流量アンバランス
[ステップg(図7のS65)]
ステップgでは、前記コンピュータ装置1が、各格子(セル)毎に得られた流量アンバランスΔm’を前記第2メッシュM2の対応する格子(セル)に写像し、解くべきマトリックスを構築して、流体の圧力補正量を計算する。
[写像]
第1メッシュM1は、3軸とも不均一に分割されている。一方、本実施形態の第2メッシュM2では、2軸(x軸及びy軸)のみが第1メッシュM1と同様に分割されているものの、残りの1軸(z軸)については、均等に分割されている。従って、第1メッシュM1の各格子点の流量アンバランスΔm’を第2メッシュM2で用いる場合には、第2メッシュM2で均等に分割されている軸に関しては、写像(補間)する必要が生じる。
写像は、種々の方法が存在するが、好ましくは数値補間法を用いて行われるのが良い。数値補間法としては、その中でも代表的な線形補間法(linear interpolation)や加重距離法(weighted inverse distance)が好適である。
線形補間法を用いた写像は、図8(b)に示されるように、写像先の第2メッシュM2が、写像元の第1のメッシュM1よりも細かく分割されている場合に有効である。線形補間法では、図8(a)に示されるように、写像元の前記1自由度(ここではz軸)における第1メッシュM1の隣り合う2つのソース項φ(Δm’)の間は、線形に変化すると仮定して補間が行われ、第2メッシュM2の前記1自由度(ここではz’軸とする)の格子点にその値が割り当てられる。図8(c)には、第2メッシュM2に写像された流量アンバランスを白丸のプロットで示している(なおグレーで着色されたプロットは、第1メッシュM1のソース項である。)。
また、加重距離法を用いた写像は、図9(b)に示されるように、写像先の第2メッシュM2が、写像元の第1メッシュM1よりも粗く分割されている場合、かつ、図9(a)に示されるように、第1メッシュM1の持つ情報(ソース項)がスムースでは無く細かく振動している場合に有効である。このような加重距離法は、第2メッシュM2と第1メッシュM1との距離の逆数で重み付けをし、関係する情報全てを反映させて補間するものである。例えば下式で補間値を求めることができる。
φz'=Σ(ωi・φz) (i=1〜N)
ωi=[(1/di)/Σ(1/di)]
ここで、di は、zとz'との距離である。従って、di=0の場合、その値がそのまま写像され、他の値はほとんど無視されるという特徴がある。また、図9(c)には、第2メッシュM2に写像された流量アンバランスを白丸のプロットで示している(なおグレーで着色されたプロットは、第1メッシュM1のソース項である。)。
[解くべきマトリックス]
第2メッシュM2の各格子に流量アンバランスΔm’が写像されると、コンピュータ装置1は、第2メッシュM2で解くべきマトリックスが設定される。解くべきマトリックスは、例えば下式(3)のように設定される。
ここで、符号は次の通りである。
(i=1〜n):各スライスの持つマトリックス
、b(i=1〜n):カップリング項
Φ(i=1〜n):求めたい解p’
(i=1〜n):−Δm’
n:図4のZ軸の格子分割数
ここで、上記スライスとは、計算領域を、並列計算する個数分だけ分割するときの一つを指す(なお、全計算領域で解く必要がある方程式は式(3)であるが、分割された領域一つ一つで個々に計算する方程式は後述の式(5)である。)。
[流体の圧力の計算(図7のS66)]
第2メッシュM2での流体の圧力の計算は、コンピュータ装置1が上記マトリックスをフーリエ変換し、複数の対角行列の集まりに分割する(下式(4)参照)。式(4)と式(3)の比較から明らかなように、式(4)では、フーリエ変換によって式(3)で存在していたカップリング項a、bを無くすことができる。この結果、式(4)では、各スライスにおいて、他のスライスを参照することなく独立して計算することができる。そして、コンピュータ装置1は、分割された各行列式(下式(5)参照)を、例えばブロックサイクリングリダクション法等の直接法を用いて計算することができる。そして、コンピュータ装置1は、計算された解Φを逆フーリエ変換し、元の未知数である圧力p’へと戻す。
ここで、符号は次の通りである。
T〜i(i=1〜n):各スライスの持つマトリックス
Φ〜i(i=1〜n):求めたい解(p’)にFFTをかけたもの
r〜i(i=1〜n):−Δm’にFFTをかけたもの
n:図4のz軸の格子分割数
[ステップh(図7のS67、68)]
ステップhでは、前記コンピュータ装置1が、上記ステップgで得られた第2メッシュM2での圧力補正量p’を、第1メッシュM1に写像する。ここでの写像も、先に述べた方法が好適に使用される。これにより、第1メッシュM1での流体の圧力が、第2メッシュM2の圧力補正方程式によって計算された前記圧力補正量p’(pの修正値)によって更新される。
[ループステップ]
次に、コンピュータ装置1は、ステップeで得られる流量アンバランスΔm’が収束するまで、上記ステップd乃至hを繰り返して計算する。即ち、コンピュータ装置1は、流量アンバランスΔm’が予め定めた収束条件(例えば前回計算値との差が閾値以下)を満たしたと判断した場合(S70でY)、図2のS7へと戻る。他方、コンピュータ装置1は、流量アンバランスΔm’が収束条件を満たしていないと判断した場合(S70でN)、収束条件を満たすまで再度、S62〜S68までを繰り返し実行する。なお、このループステップの収束条件は、種々設定することができ、例えばループの繰り返し回数等によって規定されても良い。ステップd乃至hの繰り返しは、例え、流量アンバランスが完全に取り除かれたとしても、一度、圧力が修正されれば、新たに補正された速度は、ステップdの運動方程式を確認していないという事実から必要になる。そして、ステップd乃至hの繰り返しによって、圧力と速度の解の集合として、運動方程式および質量保存方程式(連続方程式)の両方が満たされるものが得られる。
[時間経過]
次に、コンピュータ装置1は、予め定めた所定の時間又は予め定めた計算ステップ数が経過しているか否かを判断し、真の場合(S7でY)には、処理を終えるが、偽(S7でN)の場合には、図7の処理を繰り返す。
以下、本発明のより具体的な実施例について述べるが、本発明はこのような実施例に限定して解釈されるものではない。
この実施例では、図3及び図4に示した第1メッシュ及び第2メッシュを使用してゴルフボールの空力シミュレーションが行われた。
図10には、第1メッシュのz軸と、物体モデルM3との位置関係を示す。第1メッシュのz方向の巾は、0.2mである。また、物体モデルM3の直径は42.7mmである。物体モデルM3は、第1メッシュのz軸方向の中央部に配置される。
図11には、第1メッシュの格子サイズの分布を示し、横軸は、第1メッシュのz軸、縦軸は、格子サイズをそれぞれ示している。図11から明らかなように、物体モデルM3の周辺で格子サイズが最も小さくなっており、そこから外側に向かって格子サイズは漸増している。z軸の0.1〜−0.1mの領域の格子点は、1024個である。
これらのメッシュM1及び物体モデルM3を使用して、下記式(6)のポアソン方程式が計算された。
ただし、ソース項(r)は、図12に示されるような値をとっているものとする。このソース項は、本実施形態の様に、物体モデルM3が配置された場合を想定し、ゴルフボール(物体モデルM3)が存在する周辺に、ランダムに値を発生させた。
次に第2メッシュが設定された。第2メッシュのz軸の領域は、−0.1〜0.1mであり、この領域に700個の格子点が均等に設けられた。従って、格子間隔は、約0.000286m(=(0.1−(−0.1))/700)となる。この実施形態では、加重距離法を用いて、第1メッシュから第2メッシュへと写像が行われた。その結果は図13に示される。
次に、z軸が等分割された上記第2メッシュについて、圧力補正方程式(ポアソン方程式)が計算され、求まった解が、第1メッシュに写像されて戻された。なお、圧力補正方程式の計算には、上述の通り、FFTを使用して次元数を落とし、ブロックサイクリックリダクション法が好適に用いられた。また、得られた解を第1メッシュに戻す写像には、加重距離法が採用された。
図14には、本発明によって計算(本発明方法)された解が、写像することなく第1メッシュのみを使用して計算(以下、「直接法」という。)された解と、比較して表示されている。この様に、本発明の計算結果と、従来の直接法で求めた計算結果とは、ほぼ一致する事が確認できる。
次に、第2メッシュの格子密度と精度の関係について述べる。本実施例の場合、格子サイズ(間隔)(単位:m)は、格子数をNとすると、下式で表示することができる。
格子間隔=0.2/N
ここでは、N=150、300、500、1000及び2000 の場合、精度がどのように変化するかが確認された。結果は、図15に示す通りである。
図15から明らかなように、バックグランドメッシュの格子密度が高い(格子間隔が小さい)ほど、直接法の結果に近づいており、解の精度が向上する事が分かる。
図16には、上記シミュレーションを実行した結果に基づき、流体の流速を求め、その大きさを色彩の変化を用いて視覚化した結果が示されている。
以上説明したように、本発明によれば、計算効率の向上効果が期待できる。具体的な例を挙げると、z軸方向に等間隔に格子を配置しなければならない場合、直径0.0427mのゴルフボールをz軸の中心に配置すると、これまでの経験則上、解析精度を維持するためには、格子間隔は7.50E−5(m)程度にする必要がある。一方、解析領域を−0.25〜+0.25mと仮定すると、Z方向の分割数は、6670個になる。x,y軸方向は、不等分割で格子を配置できるため、通常1000個程度の分割数で十分である。よって、このようなメッシュの格子の総数は、6670×1024×1023=6.98億個になる。つまり、従来の方法では、約7億個の格子(セル)に対して運動方程式を解く必要があり、コンピュータ装置のメモリー容量や計算時間も膨大になる。しかしながら、本発明の第1メッシュは、z方向も不等間隔で配置できるため、不必要な解析場を粗く分割することによって、z方向も100個程度の分割数に抑えることができる。このようなメッシュでは、格子の総数は、1000×1024×1023=1.05億個と大幅に低減させる事ができ、計算規模を1/7程度まで圧縮することが可能である。
M1 第1メッシュ
M2 第2メッシュ
M3 物体モデル

Claims (4)

  1. 物体の回りの流体の流れを、コンピュータを用いて解析するための三次元の流体シミュレーション方法であって、
    前記コンピュータに、前記流体が流れる空間が3自由度全て不均一にメッシュ分割された第1メッシュを定義して入力するステップa、
    前記第1メッシュの3自由度のうち1自由度についてのみ均一にメッシュ分割され他の2自由度については第1メッシュと同一にメッシュ分割された第2メッシュを定義して前記コンピュータに入力するステップb、
    前記物体が有限個の要素で分割された物体モデルを前記コンピュータに入力するステップc、
    前記第1メッシュ内に前記物体モデルを配置して予め定めた境界条件を与えて前記物体モデルの回りの流体に関する運動方程式を設定して前記流体の速度を計算するステップd、
    前記ステップdで得られた流体の速度に基づいて各メッシュ内の流量アンバランスを計算するステップe、
    前記流量アンバランスに基づいて前記流体に関する圧力補正方程式を設定するステップf、
    前記得られた流量アンバランスを前記第2メッシュに写像し、前記流体の圧力補正量を計算するステップg、及び
    前記ステップgで得られた圧力補正量を前記第1メッシュに写像するステップhを含み、
    前記ステップeで得られる流量アンバランスが、収束するまで上記ステップd乃至hを繰り返すとともに、
    前記ステップbにおいて、均一にメッシュ分割される1自由度は、前記流体の流れの方向と同一でないことを特徴とする三次元の流体シミュレーション方法。
  2. 前記写像は、数値補間法を用いて行われる請求項1記載の三次元の流体シミュレーション方法。
  3. 前記物体が球体であり、前記流体が空気である請求項1又は2記載の三次元の流体シミュレーション方法。
  4. 前記第1メッシュ及び前記第2メッシュは、ともに直交格子で構成される請求項1乃至3のいずれかに記載の三次元の流体シミュレーション方法。
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