JP5255655B2 - ブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ送受信方法及び装置、並びにブロードキャストサービスデータ構成方法 - Google Patents

ブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ送受信方法及び装置、並びにブロードキャストサービスデータ構成方法 Download PDF

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Description

本発明は、1つの無線周波数(RF)を用いてブロードキャストサービスデータを送受
信するブロードキャスト通信システムに関し、より詳細には、ブロードキャスト通信シス
テムにおける複数のブロードキャストサービスで構成されるフレームを送受信するための
方法及び装置、並びに上記フレームの構成方法に関する。
21世紀の情報化社会におけるブロードキャスト通信サービスは、本格的なデジタル化、多チャネル化、広帯域化、及び高品質化の時代を迎えている。特に、最近、高画質デジタルTV及び携帯マルチメディアプレーヤー(PMP)、携帯ブロードキャストデバイスの普及が拡大するに伴ってデジタルブロードキャストサービスでも様々な受信方式の支援に対する要求が増大している。
このような要求に応じて、ヨーロッパ向けの第2世代の地上波デジタルブロードキャスト規格であるDVB−T2(Digital Video Broadcasting−Terrestrial)は、3つの受信方式に対するそれぞれの標準を進めている。1つは、従来の家庭用デジタル受信アンテナを再使用する受信方式であり、他の1つは、容量増大のために複数のアンテナを使用する受信方式であり、もう1つは、携帯用移動端末のための受信方式である。第1世代の地上波デジタルブロードキャスト規格であるDVB−T/Hが固定型受信方式及び移動型受信方式の2つのみを考慮するのに比べて、DVB−T2は、複数のアンテナを用いる受信方式を付加的に考慮する。DVB−T2規格は、物理レイヤー構成及びこの物理レイヤー構成に基づく制御情報を変更する動作を主な標準化作業として考慮している。
物理レイヤー構成において、制御チャネルは、物理レイヤーでの送信方式に対する制御メッセージを送信するチャネルを意味する。送信信号の基本単位をフレームであると定義すると、1つのフレームは、複数のサービスで構成され、各サービスに対するサービスインデックス、位置情報、変調方式/符号化率、及びセル識別子(ID)などを含むことができる。制御チャネルは、フレームごとにサービス構成及び関連情報が変わり得るので、フレームごとにデータチャネルとは別途に送信され得る。また、端末がサービスチャネルを受信するためには制御チャネルに対する復調が最初に実行されなければならないので、この制御チャネルは、先ずフレーム内に位置し、その次に複数のサービスが配置されなければならない。下記の説明において、ブロードキャストシステムにおける制御チャネルは、P2プリアンブルと呼ばれる。
図1は、従来の第1世代のブロードキャストシステムを示す固定周波数(FF)モードでブロードキャストサービスを送受信する方式を示す図である。
図1を参照すると、送信器102は、複数のRFごとに異なるブロードキャストサービスを送信し、受信器104は、所望のサービスを含むRFにチューニングすることにより所望のサービスを受信する。例えば、受信器104は、サービス1の受信を希望する場合に、その受信モジュールをRF1にチューニングし、P2プリアンブルを介してサービス1に関する位置情報及び変調/符号化方式のような情報を取得した後にサービス1を復調する。
図1に示すように、任意のRFチャネルで1つのフレームを構成する複数のサービスを説明すると、各サービスが相互に異なる送信データ率を有するために、時間領域での各サービスの長さは異なる。この場合、高い送信データ率を有するサービスは、時間領域で長い送信期間を有するために時間ダイバーシティが十分になされると見なすことができるが、低い送信データ率を有するサービスは、相対的に非常に短い送信期間を有するためにダイバーシティ利得が十分に得られると見なすことができない。特に、ブロードキャストシステムがインパルス雑音に非常に敏感であるため、時間軸で1つのOFDMシンボルでない複数のOFDMシンボルが損傷を受けることがある。このように、低い送信データ率を有するサービスが少数のシンボルでなされるため、このサービスに対応する大部分のデータは、インパルス雑音が発生する際に損傷することがあり、これにより、フレーム内で対応するサービスが全く復調することができない場合が発生し得る。
従って、送信サービスが時間ダイバーシティ利得を得ることができるようにするために、各サービスは、時間領域で2つ以上の複数の小さいサービスに分割することができる。この際に、小さいサイズを有するこの分割されたサブサービスをサブスライス(sub−slice)と称する。このようなサービス分割を実行すると、サービス分割回数が大きくなるほど時間領域で得られることができるダイバーシティ利得が大きくなる。一般的に、非常に高いダイバーシティ利得を取得するためには数百個までのサービス分割回数を考慮することもできる。
以下、本明細書において、図2及び図3を参照して、従来のブロードキャスト通信システムにおけるサービス分割を用いてフレームを構成する方法について説明する。
図2は、4つの論理サービスが配置されている従来のフレーム構成を示す図である。
図2を参照すると、4つの論理サービスが配置されている従来のフレーム構成を見ることができる。各サービスインデックスが1、2、3、及び4として与えられる際に、4つのサービスは、フレーム内で任意の順序で配置することができる。図2の例において、サービスは、インデックス値が大きい順に配置される。また、サービスの時間期間をそれぞれT、T、T、及びTで示す。
先ず、1つのフレーム内で論理的に構成されたサービスを、サービス分割を介してフレームに物理的にマッピングさせるためには、各サービスに対するサービス分割が実行されなければならない。例えば、各サービスが4つのサブスライスに分割されると、図2に示すように、対応するサービスが占める時間領域での各サービスに対する送信期間を4で割らなければならない。従って、各サービスは、サブスライス期間T/4、T/4、T/4、及びT/4を有する4つのサブスライスを有する。その結果、フレームを介して送信されなければならない4つのサービスに対して総16個のサブスライスが生成される。
図3は、サービス分割によりサブスライスで構成された各サービスが物理的にフレーム内に配置されることを示す図である。
図3を参照すると、1つのサービスを構成する4つのサブスライスは、時間ダイバーシティを達成するためにできるだけ遠く離隔しなければならない。また、各サービスが同一の個数のサブスライスで構成されるので、同一のサービスに属しているサブスライス間の距離は同一である。即ち、各サービスが4つのサブスライスに分割されるので、同一のサービスに属しているサブスライス間の間隔、又は距離は、全フレーム期間Tを4で割ることにより得られた値となり、その結果、均一の間隔を有する。例えば、図3は、1番目のサービスに属している4つのサブスライス1−1、1−2、1−3、及び1−4(前の数字は、サービスインデックスを示し、後ろの数字は、サブスライスインデックスを示す)間の間隔T/4を示す。同一のサービスに属しているサブスライス間の距離が同一であるので、最初にT/4期間内に配置された各サービスのサブスライスの順序は、T/4ごとに同一に反復される。
上述したように、サービス分割に基づくフレーム内のサービスをマッピングする方法は、低い送信データ率を有するサービスを含む1つのフレーム内で送信されるサービスに対するダイバーシティ利得を得るためである。
この際に、1つのフレームでの対応するサービスが複数のサブスライスで構成されるので、受信器は、受信すべきターゲットサービスを受信するためにサブスライスの個数だけ復調実行回数を必要とする。即ち、図2及び図3に示すように、各サービスが4つのサブスライスで構成されていると仮定すると、受信端末が1つのフレーム時間期間の間に4回の復調を実行しなければならないため、復調実行と復調未実行間のスイッチングが4回発生する。
しかしながら、この受信動作を固定型端末ではない移動型端末で考慮してみると、サブスライス期間だけ復調を実行したが、次のサブスライスを受信するまで復調を実行しない動作がサブスライス個数だけ反復する。このような動作は、移動型端末が消費しなければならない電力を増加させ、電力消費の観点で大きい負担となる。即ち、移動型端末の立場では、サービスの時間ダイバーシティ利得を得るために実行したサービス分割がバッテリーの大きい電力消費を要求することにより電力の観点で問題となる。
従って、固定型端末を考慮するにあたり、できるだけ多くの回数のサービス分割を実行することが好ましい。逆に、移動型端末に対してサービス分割なしに(即ち、1つのサービスに対応するサブスライスの個数が1つである)1つのサービスを時間領域で継続して送信するか又はできるだけ少ない回数のサービス分割を実行することが好ましい。
しかしながら、固定型端末及び移動型端末の全てを考慮するために、様々な種類のサービス分割回数を用いて(例えば、1つの固定型端末用サービスは、100個のサブスライスで構成され、1つの移動型端末用サービスは、4つのサブスライスで構成される)フレーム内のサービスを物理的にマッピングする場合には、同一のサービスに属しているサブスライス間の間隔が同一ではない。
これは、固定型及び移動型端末のための全てのサブスライスに対して、基地局がフレーム内の位置情報の全てをシグナリングしなければならないことを意味する。例えば、フレーム内の位置情報を示すために20ビットのオーバーヘッドが必要であり、固定型端末のための4つのサービスと移動型端末のための1つのサービスとは、1つのフレームを介して送信され、固定型端末用サービスは、4つのサブスライスにマッピングされ、移動型端末用サービスは、1つのサブスライスにマッピングされると仮定する。この場合に、総17個のサブスライスがフレーム内に存在するので、総17個の位置情報のためのシグナリングは、20×17=340ビットを要求し、これにより、シグナリングオーバーヘッドが大きくなる問題がある。
従って、ブロードキャストサービスの受信性能を向上させる装置及び方法に対する必要性が高まっている。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ブロード
キャスト通信システムにおける固定型及び移動型端末に送信されるブロードキャストサー
ビスの受信性能を向上させることができる装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、ブロードキャスト通信システムにおける固定型端末に対するブロ
ードキャストサービスデータ及び移動型端末に対するブロードキャストサービスデータを
送受信する方法及び装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ブロードキャスト通信システムにおける複数のサービスを、
サービス分割を介してフレームに物理的にマッピングさせるフレーム構成方法を提供する
ことにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、デジタルブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ構成方法を提供する。前記方法は、第1のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第1のゾーンと第2のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第2のゾーンとフレームにマッピングするステップを有し、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従ってサブスライスに分割され、前記第1のゾーンに対するサービス分割回数と前記第2のゾーンに対するサービス分割回数とは相互に異なることを特徴とする。
本発明の更に他の態様によれば、デジタルブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ送信方法を提供する。前記方法は、第1のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第1のゾーンと第2のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第2のゾーンとフレームにマッピングするステップと、前記フレームを送信するステップと、を有し、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従ってサブスライスに分割され、前記第1のゾーンに対するサービス分割回数と前記第2のゾーンに対するサービス分割回数とは相互に異なることを特徴とする。
本発明の更なる他の態様によれば、デジタルブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ受信方法を提供する。前記方法は、前記ブロードキャストサービスデータが含まれるフレームを受信するステップを有し、第1のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第1のゾーンと第2のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第2のゾーンとフレームにマッピングされ、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従ってサブスライスに分割され、前記第1のゾーンに対するサービス分割回数と前記第2のゾーンに対するサービス分割回数とは相互に異なることを特徴とする。
本発明の更なる他の1つの態様によれば、デジタルブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ送信装置を提供する。前記装置は、第1のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第1のゾーンと第2のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第2のゾーンとフレームにマッピングすることにより前記フレームを構成するフレーム構成器と、前記構成されたフレームを送信するフレーム送信器と、を具備し、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従ってサブスライスに分割され、前記第1のゾーンに対するサービス分割回数と前記第2のゾーンに対するサービス分割回数とは相互に異なることを特徴とする。
本発明の更にまた他の態様によれば、デジタルブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ受信装置を提供する。前記装置は、前記ブロードキャストサービスデータが含まれるフレームを受信し、該受信したフレームを復調する受信器を具備し、第1のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第1のゾーンと第2のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第2のゾーンと前記フレームにマッピングされ、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従ってサブスライスに分割され、前記第1のゾーンに対するサービス分割回数と前記第2のゾーンに対するサービス分割回数とは相互に異なることを特徴とする。
本発明は、1つのRFを使用して送信される複数のブロードキャストサービスで構成されるフレームに対してサービス分割回数に基づくゾーンを定義し、対応するゾーンに含まれているブロードキャストサービスに対して効率的に物理的なマッピングを実行することにより、固定型及び移動型端末の全てに対するブロードキャストサービスデータの送受信を同時にサポートすることができる。
その結果、本発明は、移動型端末用サービスに対しては電力消費を減少させることができ、固定型端末用サービスに対しては時間ダイバーシティ利得を大きく取得することができる。
従来の第1世代のブロードキャストシステムを示す固定型周波数(FF)モードでブロードキャストサービスを送受信する方式を示す図である。 ブロードキャスト通信システムにおいてサービス分割を用いてフレームを論理的に構成する従来の方法を示す図である。 ブロードキャスト通信システムにおいてサービス分割を用いてフレームを物理的に構成する従来の方法を示す図である。 本発明の一実施形態によるブロードキャスト通信システムにおいてサービス分割に基づく複数のゾーンを用いてフレームを論理的に構成する方法を示す図である。 本発明の一実施形態によるブロードキャスト通信システムにおいてサービス分割に基づく複数のゾーンを用いてTDM方式によりフレームを構成する方法を示す図である。 本発明の一実施形態によるブロードキャスト通信システムにおいてサービス分割に基づく複数のゾーンを用いてダイバーシティ方式によりフレームを構成する方法を示す図である。 本発明の一実施形態によるダイバーシティ方式に基づくゾーンマッピングで各ゾーンが異なるサブゾーンの個数を有する例を示す図である。 本発明の一実施形態による送信器での動作を示す図である。 本発明の一実施形態による受信器での動作を示す図である。 本発明の一実施形態による送信器を示す図である。 本発明の一実施形態による受信器を示す図である。
本発明の他の目的、利点、及び顕著な特徴は、添付の図面及び本発明の実施形態からなされた以下の詳細な説明から、この分野の当業者に明確になるはずである。
添付の図面を参照した下記の説明は、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるような本発明の実施形態の包括的な理解を助けるために提供するものであり、この理解を助けるための様々な特定の詳細を含むが、唯1つの実施形態に過ぎない。従って、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、ここに説明する実施形態の様々な変更及び修正が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。また、明瞭性と簡潔性の観点から、当業者に良く知られている機能や構成に関する具体的な説明は、省略する。
次の説明及び請求項に使用される用語及び単語は、辞典的意味に限定されるものではなく、発明者により本発明の理解を明確にかつ一貫性のあるようにするために使用される。従って、特許請求の範囲とこれと均等なものに基づいて定義されるもので、本発明の実施形態の説明が単に実例を提供するためのもので、本発明の目的を限定するものでないことは、本発明の技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。
英文明細書に記載の“a”、“an”、及び“the”、即ち、単数形は、コンテキスト中に特記で明示されない限り、複数形を含むことは、当業者には理解される。従って、例えば、“コンポーネント表面(a component surface)”との記載は、1つ又は複数の表面を含む。
図4〜図6は、本発明の一実施形態によるブロードキャスト通信システムにおいてサービス分割に基づく複数のゾーンを用いてフレームを構成する方法を示す図である。
図4を参照すると、例えば、2つのゾーンは、フレーム内に論理的に配置される。この際に、1つのゾーンに割り当てられるサービスの個数は、他のゾーンに割り当てられるサービスの個数とは異なることもある。また、各ゾーンに含まれているサービスは、対応するゾーンに対するサービス分割の回数に従って分割されなければならない。図4では、サブスライスの個数が#SSで示される。従って、1番目のゾーンに含まれている各サービスは、4回のサービス分割を介して4つのサブスライスに分割され、2番目のゾーンでの各サービスは、サービス当たりの2回のサービス分割が実行されることによりサービス当たりの2つのサブスライスに分割されなければならない。
本実施形態では、説明の便宜上、非常に少ないサービス分割回数を考慮したが、実際に1つのフレームに割り当てられる複数のゾーンは、同時に固定型及び移動型端末へのデータ送信を目標としている。従って、固定型端末のためのゾーンでは、数百個迄の多くのサービス分割回数を使用することができ、移動型端末のためのゾーンでは、2回又は4回の非常に少ないサービス分割回数を使用することができる。この際に、ゾーン別に割り当てられる全てのサービスが対応するゾーンに対するサービス分割個数に従って分割され、1つのフレーム内で正確な数のサブスライスで送信されるためには、ゾーン別サービス分割回数は、対応するゾーンに基づいて決定されなければならない。例えば、2つのゾーンが1つのフレーム内に存在し、1番目のゾーンが36回のサービス分割回数を有すると、残りの2番目のゾーンは、任意のサービス分割回数を使用するのではなく、36の約数となる数を使用するようにする。即ち、2番目のゾーンは、数字1、2、3、4、6、9、12、18、及び36の中の1つに対応するサービス分割回数を使用することができる。
図5及び図6は、本実施形態に従って、サービス分割回数により構成された各ゾーンがフレーム内に物理的に配置されることを示す図である。
図5及び図6を参照すると、1つのフレーム内で定義された2つのゾーンがフレーム内に物理的にマッピングされる2種類の方式を見ることができる。
先ず、図5は、1番目のゾーンマッピング方式として1つのゾーンが時間領域で連続して割り当てられる時間分割多重化(TDM)方式を示す。即ち、図5は、局部的(localized)形態のTDMダイバーシティ方式を用いてゾーンをフレームにマッピングする一例を示す。図4と同様に、複数のゾーンが1つのフレーム内に論理的に割り当てられ、各ゾーンがフレーム内に物理的にマッピングされる。例えば、図4に示すように、ゾーン0では、4つのサービスが存在し、各サービスが4つのサブスライスで構成されるように定義され、同様に、ゾーン1では、4つのサービスが2回のサービス分割を実行するように定義されると仮定する。1番目のゾーンに割り当てられる4つのサービスの構成が1番目の点線ブロックで示される。各点線ブロックにおいて、各サブスライスは、(x,y)で表示され、xは、サービスインデックスを示し、yは、サブスライスインデックスを示す。即ち、(1,0)は、2番目のサービスの1番目のサブスライスを示し、サービス1のサブスライス0を示す。
対応するゾーン内で最大時間ダイバーシティ利得を得るためには、同一のブロードキャストサービスに属しているサブスライス間の間隔が各ゾーン内で最大に離隔しなければならない。このために、ゾーン0の場合には、サービス分割回数が4回であるので、各サービスは、総4つのサブスライスグループに分割され、各サブスライスグループは、4つのサービスに対応するサブスライスで構成されるようにする。即ち、各サービスに対して1番目のサブスライスのグループであるサブスライスグループ(0,0)、(1,0)、(2,0)、及び(3,0)が最初にマッピングされ、2番目及び3番目のサブスライスグループがその次にマッピングされ、最後に、各サービスに対して4番目のサブスライスでなされたサブスライスグループ(0,3)、(1,3)、(2,3)、(3,3)がマッピングされることを示す。従って、図5から分かるように、ゾーン0で同一のサービスに属しているサブスライス間の間隔D0は、ゾーン0のサイズを対応するサービス分割回数で割ることにより決定された長さとなる。
一方、2番目のゾーンを示すゾーン1では、各サービスが2つのサブスライスに分割され、ゾーン1に対する点線ブロックを用いてゾーン1に割り当てられた1つ以上のサービスがどのように物理的にマッピングされるかについて説明する。4つのサービスがゾーン1で構成され、サービス分割回数が2であるので、ゾーン1に割り当てられた各サービスは、2つのサブスライスに分割される。その結果、各サービスの1番目のサブスライスのグループであるサブスライスグループ(0,0)、(1,0)、(2,0)、及び(3,0)と各サービスの2番目のサブスライスのグループであるサブスライスグループ(0,1)、(1,1)、(2,1)、及び(3,1)とが生成され、総8個のサブスライスが(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,0)、(0,1)、(1,1)、(2,1)、(3,1)の順にゾーン1にマッピングされる。従って、ゾーン1で同一のサービスに属しているサブスライス間の間隔D1は、ゾーン1のサイズを対応するサービス分割回数で割ることにより決定された長さとなる。
図6は、2番目のゾーンマッピング方式として1つのゾーンが時間領域で分散方式により分散されるダイバーシティ方式を示す。図4のフレーム内に論理的に割り当てられた複数のゾーンは、図6に示すように小さなサイズのサブゾーンで分散される方式によりフレームに物理的にマッピングされる。各サブゾーンは、(x,y)で表示され、ここで、xは、ゾーンインデックスを示し、yは、サブゾーンインデックスを示す。従って、1番目のゾーン、即ち、ゾーン0が2つのサブゾーンに分割される場合に、対応するゾーンは、サブゾーンで構成される。本例において、対応するゾーンは、サブゾーン(0,0)及び(0,1)で構成される。
この際に、2つのゾーンが1つのフレーム内に物理的にマッピングされるサブゾーン配置パターンは、各ゾーンに対するサービス分割回数及び各ゾーンに含まれているサービスの個数により決定される。例えば、図4に示すように、各ゾーンが4つのサービスで構成され、ゾーン0に対するサービス分割回数が4であり、ゾーン1のサービス分割回数が2であると仮定すると、サブスライス単位で計算してみる際に、総16個のサブスライスがゾーン0で生成され、総8個のサブスライスがゾーン1で生成される。ゾーン当たりのサブスライスの総数が各ゾーンに対するサービス個数の整数倍で割り切れる際に、対応する商に対する最小共通数(ここで、1は除外される)は、サブゾーンの個数として決定することができる。
例えば、ゾーン0が4つのサービスを送信するので、総サブスライス数16が割り切れる数は、4、8、及び16(サービス個数の整数倍)となり、その商は、それぞれ4、2、及び1となる。一方、ゾーン1が4つのサービスを送信するので、総サブスライス数8が割り切れる数は、4及び8となり、その商は、それぞれ2及び1となる。従って、2つのゾーンの全てに対して上記の条件を満足させる1を除いた最小共通数は、2となる。この結果は、各ゾーンが2つのサブゾーンに分けられなければならないことを示す。
図6において、2つのゾーンのそれぞれが2つのサブゾーンに分けられることにより、総4つのサブゾーンが配置される。即ち、図6に示すように、2つのゾーンがサブゾーン(0,0)、サブゾーン(1,0)、サブゾーン(0,1)、及びサブゾーン(1,1)の順に交互に反復され、フレームにマッピングされる。また、対応するゾーンのサイズは、各ゾーンに属している2つのサブゾーンを合わせることにより決定される。
また、例えば、ゾーン0についてより詳細に説明すると、4つのサービスのそれぞれがサービス当たりの4つのサブスライスで構成され、対応するゾーンが2つのサブゾーンで構成されるので、1番目のサブゾーンは、1番目及び2番目のサブスライスグループを送信し、2番目のサブゾーンは、3番目及び4番目のサブスライスグループを送信する。即ち、各サービスの1番目の4つのサブスライス及び各サービスの2番目の4つのサブスライスを含む総8つのサブスライスは、ゾーン0の1番目のサブゾーン(0,0)を介して送信され、各サービスの残りの3番目及び4番目のサブスライスを含む総8つのサブスライスは、ゾーン0の2番目のサブゾーン(0,1)にマッピングされた後に送信される。他方、ゾーン1の場合には、総8つのサブスライスの中で各サービスに対して1番目のサブスライスで構成されたサブスライスグループがゾーン1の1番目のサブゾーン(1,0)にマッピングされることを示す。
参考までに、従来のサービス分割基盤フレーム構成方式において、サービス当たりのサブスライス数及び各サービスの1番目のサブスライスの開始点start_(x,0)(例えば、サービスxのサブスライス0)及び各サービスの1番目のサブスライスの長さlength_(x,0)がスケジューリング情報として考慮されるために、ターゲットサービスの1番目のサブスライスの開始点start_0及び同一のサービスに属しているサブスライス間の間隔Dだけ認識していると、残りのサブスライスの位置は、自動で決定することができる。この際に、例えば、各サービスが4つのサブスライスで構成される場合に、同一のサービスに属しているサブスライス間の間隔Dは、全フレーム長さをサービス分割回数で割ることにより決定された値となる。従って、残りの3つのサブスライスの位置は、それぞれstart_(x,0)+D、start_(x,0)+D×2、及びstart_(x,0)+D×3となる。この際に、フレーム長さは、OFDMシンボルのサブキャリアの単位で決定することができる。例えば、1つのフレームが100個のシンボルで構成され、各OFDMシンボルが6000個のサブキャリアで構成されると、対応するフレームの長さは、6000×100となる。
本実施形態によるサービス分割基盤フレーム構成方式において、端末は、所望のターゲットサービスを受信するために対応するターゲットサービスに関する追加のスケジューリング情報を取得しなければならない。対応するスケジューリング情報として、端末は、各ゾーンのサイズ、各ゾーンに対するサービス分割回数(即ち、サービス当たりのサブスライス数)、及び各ゾーンに含まれているサービスの数を認識しなければならない。即ち、2つのゾーンが定義されると、ゾーン0のサイズSIZE_Z0、ゾーン1のサイズSIZE_Z1、ゾーン0のサービス当たりのサブスライス個数NUM_SUB−SLICE_SERVICE_Z0、ゾーン1のサービス当たりのサブスライス個数NUM_SUB−SLICE_SERVICE_Z1、ゾーン0のサービス個数NUM_SERVICE_Z0、及びゾーン1のサービス数NUM_SERVICE_Z1の総6つのスケジューリング情報が必要である。
ゾーン0のサービス個数NUM_SERVICE_Z0を認識する場合に、ゾーン1のサービス個数NUM_SERVICE_Z1は、総サービス個数からNUM_SERVICE_Z0を引くことにより決定される。例えば、20個のサービスが対応するフレームを介して送信されると仮定すると、追加のオーバーヘッドの発生を避けるために20個のサービスに対するサービスインデックスがサイズの順に列挙される際に、1番目の15個のサービスが1番目のゾーンに含まれていると、残りの5個のサービスは、2番目のゾーンに自動で含まれる。
また、ゾーン0に含まれている各サービスの1番目のサブスライスの長さlength_(x,0)を合わせることにより決定された長さが1つのサブスライスグループの長さとなり、サービス当たりのサブスライス個数NUM_SUB−SLICE_SERVICE_Z0に対応する全てのサブスライスグループは、同一のサイズを有する。例えば、ゾーン0が4つのサービス及びサービス当たりの4つのサブスライスを有すると、1番目のサブスライスグループの長さは、4つのサービスのサブスライスの長さを合わせることにより決定された長さlength_(0,0)+length_(1,0)+length_(2,0)+length_(3,0)となる。サブスライスグループの個数がサービス当たりのサブスライス個数NUM_SUB−SLICE_SERVICE_Z0となるので、ゾーン0のサイズSIZE_Z0は、(サブスライスグループサイズ)×NUM_SUB−SLICE_SERVICE_Z0となる。
言い換えれば、ゾーン0のサービス個数NUM_SERVICE_Z0及びゾーン0のサービス当たりのサブスライス個数NUM_SUB−SLICE_SERVICE_Z0を認識すると、ゾーン0のサイズSIZE_Z0を決定する。また、ゾーン1のサイズSIZE_Z1は、全フレームサイズからゾーン0のサイズSIZE_Z0を引くことにより決定される。
結果的に、ゾーン0のサービス個数NUM_SERVICE_Z0、ゾーン0のサービス当たりのサブスライス個数NUM_SUB−SLICE_SERVICE_Z0、及びゾーン1のサービス当たりのサブスライス個数NUM_SUB−SLICE_SERVICE_Z1を認識すると、端末は、ターゲットサービスを受信する際に付加的に必要な6個のスケジューリング情報を全て取得することができる。
図6に示すダイバーシティ方式において、各ゾーンが同一の個数のサブゾーンに分けられ、分散方式にてフレーム期間の間にマッピングされるが、ゾーンごとに相互に異なる数のサブゾーンで構成されてもよい。
図7は、図6のダイバーシティ方式に基づくゾーンマッピングでゾーンごとに異なる個数のサブゾーンを有する例を示す。例えば、3つのゾーンが1つのフレーム内に存在する際に、ゾーン0及びゾーン1は、2つのサブゾーンに分けられ、ゾーン2は、1つのサブゾーン(即ち、ゾーン2は、複数のサブゾーンに分けられない)を有する。これは、特別な目的のために(例えば、移動端末のためのデータ送信のために)1つのゾーンを複数のサブゾーンに分け、これらを1つのフレーム期間内で分散させず、対応するゾーンが占める連続時間期間の間にサービスデータを送信することが好ましいためである。
図8は、本発明の一実施形態による送信器での動作を示す図である。
図8を参照すると、送信器は、ステップ502で、対応するフレームで使用するゾーンの個数及びゾーン配置方式を決定する。この際に、ゾーン配置は、1つのフレームに割り当てられる複数のゾーンがどのように対応するフレームに物理的にマッピングされるかを示す。本実施形態において、送信器は、対応する方式が1ビットインジケーションを用いてTDM方式であるか又はダイバーシティ方式であるかを通知することができる。ゾーンの個数が固定され(例えば、2つに)、ダイバーシティ方式が使用されると、ステップ502は省略してもよい。
ステップ504で、各ゾーンが対応するフレームで占める領域のサイズ及び各ゾーンの具体的なパラメータ値を決定する。即ち、送信器は、各ゾーンのサイズ及び各ゾーンで幾つのサービスが送信されるか、そして各サービスが幾つのサブスライスに分割されなければならないかを決定する。2つのゾーン及びダイバーシティゾーンマッピング方式を仮定すると、送信器は、各ゾーンでサービス当たりのサブスライス個数及び1番目(又は2番目)ゾーンのサービス個数を決定するだけでよい。ステップ502及び504を介して決定される付加のパラメータ値は、個別の制御チャネルであるP2を介して送信されるために、ステップ506で、P2に含まれなければならない他の制御情報(例えば、サービス別変調、符号化率、順方向エラー訂正(FFC)ブロック数、サブスライス別長さ、及び開始位置など)と共に構成される。この際に、ゾーン関連パラメータ値は、インバンド形態でサービストラフィックと共にシグナリングすることができ、シグナリング方式に従って、ゾーン個数、ゾーンマッピング方式、ゾーン別サイズ、ゾーン別サービス当たりのサブスライス数、及び受信中であるサービスが属しているゾーンに含まれているサービス数の一部又は全体のパラメータが含まれる。最後に、ステップ508で、送信器は、制御チャネル及びサービスチャネルを用いてフレームを構成し、これを端末に送信する。
図9は、本発明の一実施形態による受信器での動作を示す図である。
図9を参照すると、ステップ602で、端末、又は受信器は、フレームを受信する際に、ステップ604で、P2及び/又はインバンドシグナリングを介して送信された制御情報を復調する。ステップ606で、受信器は、復調されたこの制御情報からゾーン関連パラメータ値を抽出する。例えば、2つのゾーン及びダイバーシティゾーンマッピング方式を仮定する場合に、受信器は、各ゾーンに対するサブスライス個数及び1番目(又は2番目)のゾーンに含まれているサービス個数をP2プリアンブルから見出すようにする。ステップ606で得られたゾーン関連パラメータ値に基づいて、受信器は、ステップ608で、対応するフレームで所望のサービスが含まれるゾーンのサイズ、ゾーンの位置、及び対応するゾーンで同一のサービスに属しているサブスライス間の距離(即ち、サービス個数及びサービス当たりのサブスライス個数に従って幾つのサブスライスごとに送信されるか)を用いてターゲットサービスを復調する。
図10は、本発明の一実施形態による送信器を示す図である。
図10を参照すると、ゾーン関連パラメータ生成器702から出力されたゾーンパラメータ値を用いて、P2プリアンブル生成器704及びインバンド制御情報生成器706は、関連制御情報を生成する。サービストラフィック構成器710は、インバンド制御情報生成器706から生成されたサービストラフィックに挿入されなければならない制御情報及びサービストラフィック生成器708により生成されたサービストラフィックを受信し、この受信したデータを用いて実質的なサービスデータを構成する。フレーム構成器712は、P2プリアンブル生成器704で生成したP2プリアンブル信号及びサービストラフィック構成器710で生成したサービストラフィックを用いてデータを構成し、このデータを1つのフレームに割り当てた後に、フレーム送信器714を介して対応するフレームを送信する。
図11は、本発明の一実施形態による受信器を示す図である。
受信器について説明する前に、フレーム構成について更に説明する。フレームは、P2プリアンブル及び1つ以上のサービストラフィックで構成される。P2プリアンブルが、各サービストラフィックがフレーム内のどの位置で送信されるかを示すスケジューリング情報を含む制御情報を送信するので、サービスデータより前に位置し、これにより、先ず端末がP2プリアンブルを復調することができるようにする。また、1つのサービスは、OFDMシンボルの単位でなくサブキャリアの単位で構成することができる。言い換えれば、1つのフレームが複数のOFDMシンボルで構成されると仮定すると、フレームに含まれている各サービスは、シンボルの単位ではなく、サブキャリアの単位で構成され、これにより、対応するフレームで送信されるブロードキャストサービスの送信時間間隔(TTI)に対する柔軟性を最大に許容するようにする。
一方、この制御情報は、サービスデータとともに送信されることもある。現在のプリアンブルで所望のサービストラフィックを受信するためには、対応するサービスに関するスケジューリング情報を予め取得しなければならない。従って、これは、現在のフレームの前のフレームを介して送信されたターゲットサービスに対する復調を介して制御情報を得ることができるようにする(即ち、インバンドシグナリングを示す)。
このサービスデータ又はインバンドシグナリングは、図示しない受信器を介して受信され、この受信されたサービスデータ又はインバンドシグナリングは、制御情報復調器802により復調される。制御情報復調器802を介して取得された1番目又は2番目のゾーン(即ち、2つのゾーンの中の1つ)に含まれているサービスの個数及び各ゾーンのサービス当たりのサブスライスの個数に関する情報を含むサービスの復調に必要な様々な制御情報は、制御器804に入力される。
制御器804は、入力された制御情報を用いてフレーム内のターゲットサービスの位置を見いだすのに必要な残りのパラメータ値を計算する。即ち、制御器804は、制御情報復調器802から受信した各ゾーンのサービス当たりのサブスライスの個数及び1番目又は2番目のゾーン(即ち、2つのゾーンの中の1つ)に含まれているサービスの個数に対するパラメータ値に基づいて、各ゾーンのサイズ及び1番目又は2番目のゾーン(即ち、2つのゾーンの中の残りの1つ)に含まれているサービスの個数に対するパラメータ値を計算する。この際に、2つのゾーンが交互に反復されるかを示すゾーン配置パターンを決定することもできる。
制御器804は、フレーム内のターゲットサービスの位置に関連した全てのパラメータ値を制御情報復調器802が取得した他の制御情報と共にサービス受信器806に出力する。サービス受信器806は、受信した1つ以上のサービストラフィックを含む。
サブキャリア抽出器808は、所望のターゲットサービスを構成する1つ以上のサブスライス(即ち、1つのサービスが複数のサブスライスに分割されない場合)が送信されるサブキャリアのデータ値をサービス受信器806から読み出す。このために、サブキャリア抽出器808は、制御器804から出力されたパラメータ値を用いてターゲットサービスに対する正確なサービス位置を認識する。例えば、20個のサービスが対応するフレームを介して送信され、ゾーン0に含まれているサービスの個数が15であると仮定すると、ターゲットサービスのサービスインデックスは、10番目であると仮定する。従って、ターゲットサービスがゾーン0に属していることを認識する。また、ゾーン0のサービス当たりのサブスライスの個数が4であると、ターゲットサービスに属している複数のサブスライス間の間隔がゾーン0のサイズを4で割った値となる。
従って、サブキャリア抽出器808は、ターゲットサービスの1番目のサブスライスの開始位置及びサイズに関するスケジューリング情報を用いて対応するフレームで1番目のサブスライスの位置及び送信期間の長さを認識し、サブスライス間の間隔及び残りのゾーンのサイズを用いて残りのサブスライスの開始位置及びサイズを計算する。サービス当たりのサブスライスの個数が4であるため、残りの3つのサブスライスの開始位置は、1番目のサブスライスの開始位置でサブスライス間の間隔値をそれぞれ1回、2回及び3回加えた値となる。例えば、3番目のサブスライスの開始位置は、(‘1番目のサブスライスの開始位置’+‘サブスライス間の間隔’×2)となる。
また、2つのゾーンが交互に2回反復されると仮定すると、各ゾーンの1/2サイズを有する2つのサブゾーンが各ゾーンを構成することを意味する。従って、ゾーン0の場合に、ターゲットサービスの1番目の2つのサブスライスは、1番目のサブゾーンを介して送信され、残りの2つのサブスライスは、2番目のサブゾーンを介して送信される。また、ゾーン0の1番目のサブゾーンと2番目のサブゾーン間には、ゾーン1の1番目のサブゾーンが存在することが分かる。従って、ゾーン0に属しているサービスの3番目のサブスライスの開始位置は、ゾーン1のサブゾーンのサイズを考慮して計算されなければならない。即ち、3番目のサブスライスの開始位置は、(‘1番目のサブスライスの開始位置’+‘サブスライス間の間隔’×2+(ゾーン1のサイズ)/2)となる。
サブキャリア抽出器808から出力されたターゲットサービスのデータ値は、サービス復調器810に入力される。サービス復調器810は、時間デインターリーバと、復調器(送信器でのQPSK及びM−QAM変調器に対応する受信器のプロセッサ)と、チャネル復号器(送信器でのチャネル符号化に対応する受信器のプロセッサ)とを含む通常のDVB−T2システムの受信器構成を含む。
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。
102 送信器
104 受信器
702 ゾーン関連パラメータ生成器
704 P2プリアンブル生成器
706 インバンド制御情報生成器
708 サービストラフィック生成器
710 サービストラフィック構成器
712 フレーム構成器
714 フレーム送信器
802 制御情報復調器
804 制御器
806 サービス受信器
808 サブキャリア抽出器
810 サービス復調器

Claims (40)

  1. デジタルブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ構成方法であって、
    第1のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第1のゾーンと第2のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第2のゾーンとをフレームにマッピングするステップを有し、
    前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従ってサブスライスに分割され、
    前記第1のゾーンに対するサービス分割回数と前記第2のゾーンに対するサービス分割回数とは相互に異なることを特徴とするブロードキャストサービスデータ構成方法。
  2. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれる前記ブロードキャストサービスデータは、前記各ゾーンに割り当てられた前記サービス分割回数に従って連続した前記サブスライスに分割されることを特徴とする請求項1に記載のブロードキャストサービスデータ構成方法。
  3. 前記第1のタイプのブロードキャストサービスデータは、移動型端末に対するブロードキャストサービスデータを具備し、前記第2のタイプのブロードキャストサービスデータは、固定型端末に対するブロードキャストサービスデータを具備することを特徴とする請求項1に記載のブロードキャストサービスデータ構成方法。
  4. 前記ブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに対するサービス分割回数に対応するサブスライスに分割されることを特徴とする請求項1に記載のブロードキャストサービスデータ構成方法。
  5. 前記各ゾーンで同一のブロードキャストサービスに属する前記サブスライス間の間隔は、前記各ゾーンに対するサービス分割回数と最小限同一であることを特徴とする請求項4に記載のブロードキャストサービスデータ構成方法。
  6. 前記第1のゾーンのサービス分割回数は、前記第2のゾーンのサービス分割回数より小さいことを特徴とする請求項1に記載のブロードキャストサービスデータ構成方法。
  7. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンは、各ゾーンが時間領域で連続して割り当てられる時間分割多重化(TDM)方式を用いて前記フレームにマッピングされることを特徴とする請求項1に記載のブロードキャストサービスデータ構成方法。
  8. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンは、分散形態で各ゾーンが時間領域で分散されるように前記フレームにマッピングされることを特徴とする請求項1に記載のブロードキャストサービスデータ構成方法。
  9. デジタルブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ送信方法であって、
    第1のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第1のゾーンと第2のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第2のゾーンとをフレームにマッピングするステップと、
    前記フレームを送信するステップと、を有し、
    前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従ってサブスライスに分割され、
    前記第1のゾーンに対するサービス分割回数と前記第2のゾーンに対するサービス分割回数とは相互に異なることを特徴とするブロードキャストサービスデータ送信方法。
  10. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従って連続したサブスライスに分割されることを特徴とする請求項9に記載のブロードキャストサービスデータ送信方法。
  11. 前記第1のタイプのブロードキャストサービスデータは、移動型端末に対するブロードキャストサービスデータを具備し、前記第2のタイプのブロードキャストサービスデータは、固定型端末に対するブロードキャストサービスデータを具備することを特徴とする請求項9に記載のブロードキャストサービスデータ送信方法。
  12. 前記ブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに対するサービス分割回数に対応するサブスライスに分割されることを特徴とする請求項9に記載のブロードキャストサービスデータ送信方法。
  13. 前記各ゾーンで同一のブロードキャストサービスに属する前記サブスライス間の間隔は、前記各ゾーンに対するサービス分割回数と最小限同一であることを特徴とする請求項12に記載のブロードキャストサービスデータ送信方法。
  14. 前記第1のゾーンのサービス分割回数は、前記第2のゾーンのサービス分割回数より小さいことを特徴とする請求項9に記載のブロードキャストサービスデータ送信方法。
  15. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンは、各ゾーンが時間領域で連続して割り当てられる時間分割多重化(TDM)方式を用いて前記フレームにマッピングされることを特徴とする請求項9に記載のブロードキャストサービスデータ送信方法。
  16. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンは、分散形態で各ゾーンが時間領域で分散されるように前記フレームにマッピングされることを特徴とする請求項9に記載のブロードキャストサービスデータ送信方法。
  17. デジタルブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ受信方法であって、
    前記ブロードキャストサービスデータが含まれるフレームを受信するステップを有し、
    第1のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第1のゾーンと第2のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第2のゾーンとが前記フレームにマッピングされ、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従ってサブスライスに分割され、
    前記第1のゾーンに対するサービス分割回数と前記第2のゾーンに対するサービス分割回数とは相互に異なることを特徴とするブロードキャストサービスデータ受信方法。
  18. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従って連続したサブスライスに分割されることを特徴とする請求項17に記載のブロードキャストサービスデータ受信方法。
  19. 前記第1のタイプのブロードキャストサービスデータは、移動型端末に対するブロードキャストサービスデータを具備し、前記第2のタイプのブロードキャストサービスデータは、固定型端末に対するブロードキャストサービスデータを具備することを特徴とする請求項17に記載のブロードキャストサービスデータ受信方法。
  20. 前記ブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに対するサービス分割回数に対応するサブスライスに分割されることを特徴とする請求項17に記載のブロードキャストサービスデータ受信方法。
  21. 前記各ゾーンで同一のブロードキャストサービスに属する前記サブスライス間の間隔は、前記各ゾーンに対するサービス分割回数と最小限同一であることを特徴とする請求項20に記載のブロードキャストサービスデータ受信方法。
  22. 前記第1のゾーンのサービス分割回数は、前記第2のゾーンのサービス分割回数より小さいことを特徴とする請求項17に記載のブロードキャストサービスデータ受信方法。
  23. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンは、各ゾーンが時間領域で連続して割り当てられる時間分割多重化(TDM)方式を用いて前記フレームにマッピングされることを特徴とする請求項17に記載のブロードキャストサービスデータ受信方法。
  24. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンは、分散形態で各ゾーンが時間領域で分散されるように前記フレームにマッピングされることを特徴とする請求項17に記載のブロードキャストサービスデータ受信方法。
  25. デジタルブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ送信装置であって、
    第1のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第1のゾーンと第2のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第2のゾーンとをフレームにマッピングすることにより前記フレームを構成するフレーム構成器と、
    前記構成されたフレームを送信するフレーム送信器と、を具備し、
    前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従ってサブスライスに分割され、
    前記第1のゾーンに対するサービス分割回数と前記第2のゾーンに対するサービス分割回数とは相互に異なることを特徴とするブロードキャストサービスデータ送信装置。
  26. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従って連続したサブスライスに分割されることを特徴とする請求項25に記載のブロードキャストサービスデータ送信装置。
  27. 前記第1のタイプのブロードキャストサービスデータは、移動型端末に対するブロードキャストサービスデータを具備し、前記第2のタイプのブロードキャストサービスデータは、固定型端末に対するブロードキャストサービスデータを具備することを特徴とする請求項25に記載のブロードキャストサービスデータ送信装置。
  28. 前記ブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに対するサービス分割回数に対応するサブスライスに分割されることを特徴とする請求項25に記載のブロードキャストサービスデータ送信装置。
  29. 前記各ゾーンで同一のブロードキャストサービスに属する前記サブスライス間の間隔は、前記各ゾーンに対するサービス分割回数と最小限同一であることを特徴とする請求項28に記載のブロードキャストサービスデータ送信装置。
  30. 前記第1のゾーンのサービス分割回数は、前記第2のゾーンのサービス分割回数より小さいことを特徴とする請求項25に記載のブロードキャストサービスデータ送信装置。
  31. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンは、各ゾーンが時間領域で連続して割り当てられる時間分割多重化(TDM)方式を用いて前記フレームにマッピングされることを特徴とする請求項25に記載のブロードキャストサービスデータ送信装置。
  32. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンは、分散形態で各ゾーンが時間領域で分散されるように前記フレームにマッピングされることを特徴とする請求項25に記載のブロードキャストサービスデータ送信装置。
  33. デジタルブロードキャスト通信システムにおけるブロードキャストサービスデータ受信装置であって、
    前記ブロードキャストサービスデータが含まれるフレームを受信し、該受信したフレームを復調する受信器を具備し、
    第1のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第1のゾーンと第2のタイプのブロードキャストサービスデータに対応する第2のゾーンとが前記フレームにマッピングされ、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従ってサブスライスに分割され、
    前記第1のゾーンに対するサービス分割回数と前記第2のゾーンに対するサービス分割回数とは相互に異なることを特徴とするブロードキャストサービスデータ受信装置。
  34. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンに含まれるブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに割り当てられたサービス分割回数に従って連続したサブスライスに分割されることを特徴とする請求項33に記載のブロードキャストサービスデータ受信装置。
  35. 前記第1のタイプのブロードキャストサービスデータは、移動型端末に対するブロードキャストサービスデータを具備し、前記第2のタイプのブロードキャストサービスデータは、固定型端末に対するブロードキャストサービスデータを具備することを特徴とする請求項33に記載のブロードキャストサービスデータ受信装置。
  36. 前記ブロードキャストサービスデータは、各ゾーンに対するサービス分割回数に対応するサブスライスに分割されることを特徴とする請求項33に記載のブロードキャストサービスデータ受信装置。
  37. 前記各ゾーンで同一のブロードキャストサービスに属する前記サブスライス間の間隔は、前記各ゾーンに対するサービス分割回数と最小限同一であることを特徴とする請求項26に記載のブロードキャストサービスデータ受信装置。
  38. 前記第1のゾーンのサービス分割回数は、前記第2のゾーンのサービス分割回数より小さいことを特徴とする請求項33に記載のブロードキャストサービスデータ受信装置。
  39. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンは、各ゾーンが時間領域で連続して割り当てられる時間分割多重化(TDM)方式を用いて前記フレームにマッピングされることを特徴とする請求項33に記載のブロードキャストサービスデータ受信装置。
  40. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンは、分散形態で各ゾーンが時間領域で分散されるように前記フレームにマッピングされることを特徴とする請求項33に記載のブロードキャストサービスデータ受信装置。
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