JP5253567B2 - 暗号システム、暗号通信方法、暗号化装置、鍵生成装置、復号装置、コンテンツサーバ装置、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Description
述語暗号を用いる暗号システムは、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含む。
そして、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められている。
また、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められている。
また、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化処理を行う。
鍵生成装置は、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
復号装置は、復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、暗号情報に対する復号処理を行う。
述語暗号を用いる暗号システムは、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含む。
そして、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められている。
また、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められている。
また、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化処理を行う。
復号装置は、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、暗号情報に対する復号処理を行う。
鍵生成装置は、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
述語暗号を用いる暗号システムは、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含む。
そして、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められている。
また、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められている。
また、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化処理を行う。
鍵生成装置は、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
復号装置は、復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、暗号情報に対する復号処理を行う。
述語暗号を用いる暗号システムは、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含む。
そして、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められている。
また、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められている。
また、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化処理を行う。
復号装置は、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、暗号情報に対する復号処理を行う。
鍵生成装置は、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおいて、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
そして、暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化処理を行う。
また、鍵生成装置は、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
また、復号装置は、復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、暗号情報に対する復号処理を行う。そして、この復号装置は、暗号情報を別の復号装置に転送する転送処理も行う。転送する暗号情報は、暗号化装置から送られたものであってもよいし、別の復号装置から転送されたものであってもよい。暗号システムに含まれる復号装置のうち少なくとも一部の復号装置が転送処理を行う機能を持つが、全ての復号装置がこの転送機能を持つことは要求されない。転送された暗号情報を受信した復号装置は、必要に応じて鍵生成装置に復号鍵を生成して貰い、上記復号処理を行う。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおいて、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
そして、暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化処理を行う。
また、復号装置は、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、暗号情報に対する復号処理を行う。
また、鍵生成装置は、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
上述の復号装置は、暗号情報を別の復号装置に転送する転送処理も行う。転送する暗号情報は、暗号化装置から送られたものであってもよいし、別の復号装置から転送されたものであってもよい。暗号システムに含まれる復号装置のうち少なくとも一部の復号装置が転送処理を行う機能を持つが、全ての復号装置がこの転送機能を持つことは要求されない。転送された暗号情報を受信した復号装置は、必要に応じて鍵生成装置に復号鍵を生成して貰い、上記復号処理を行う。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおいて、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
そして、暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化処理を行う。
また、鍵生成装置は、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
また、復号装置は、復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、暗号情報に対する復号処理を行う。そして、この復号装置は、暗号情報を別の復号装置に転送する転送処理も行う。転送する暗号情報は、暗号化装置から送られたものであってもよいし、別の復号装置から転送されたものであってもよい。暗号システムに含まれる復号装置のうち少なくとも一部の復号装置が転送処理を行う機能を持つが、全ての復号装置がこの転送機能を持つことは要求されない。転送された暗号情報を受信した復号装置は、必要に応じて鍵生成装置に復号鍵を生成して貰い、上記復号処理を行う。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおいて、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
そして、暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化処理を行う。
また、復号装置は、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、暗号情報に対する復号処理を行う。
また、鍵生成装置は、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
上述の復号装置は、暗号情報を別の復号装置に転送する転送処理も行う。転送する暗号情報は、暗号化装置から送られたものであってもよいし、別の復号装置から転送されたものであってもよい。暗号システムに含まれる復号装置のうち少なくとも一部の復号装置が転送処理を行う機能を持つが、全ての復号装置がこの転送機能を持つことは要求されない。転送された暗号情報を受信した復号装置は、必要に応じて鍵生成装置に復号鍵を生成して貰い、上記復号処理を行う。
述語暗号を用いる暗号システムは、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含む。
そして、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められている。
また、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められている。
また、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵で当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める暗号化処理を行う。
コンテンツサーバ装置は、各暗号化装置から送られた暗号情報および暗号化コンテンツを記憶する処理と、復号装置からの要求に応じて暗号化コンテンツとこれに対応する暗号情報を当該復号装置に送信する送信処理を行う。
鍵生成装置は、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
復号装置は、コンテンツサーバ装置に対する暗号化コンテンツの取得要求処理と、復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、コンテンツサーバ装置から取得した暗号情報に対する復号処理と、この復号処理で得られた共通鍵を用いて、コンテンツサーバ装置から取得した暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理と、暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する処理を行う。
述語暗号を用いる暗号システムは、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含む。
そして、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められている。
また、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められている。
また、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵で当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める暗号化処理を行う。
コンテンツサーバ装置は、各暗号化装置から送られた暗号情報および暗号化コンテンツを記憶する処理と、復号装置からの要求に応じて暗号化コンテンツとこれに対応する暗号情報を当該復号装置に送信する送信処理を行う。
復号装置は、コンテンツサーバ装置に対する暗号化コンテンツの取得要求処理と、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、コンテンツサーバ装置から取得した暗号情報に対する復号処理と、この復号処理で得られた共通鍵を用いて、コンテンツサーバ装置から取得した暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理と、暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する処理を行う。
鍵生成装置は、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
述語暗号を用いる暗号システムは、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含む。
そして、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められている。
また、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められている。
また、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める暗号化処理を行う。
コンテンツサーバ装置は、各暗号化装置から送られた暗号化コンテンツを記憶する処理と、復号装置からの要求に応じて暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信処理を行う。
鍵生成装置は、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号化コンテンツの復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
復号装置は、コンテンツサーバ装置に対する暗号化コンテンツの取得要求処理と、復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、コンテンツサーバ装置から取得した暗号化コンテンツを復号する復号処理と、暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する処理を行う。
述語暗号を用いる暗号システムは、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含む。
そして、各鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められている。
また、属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められている。
また、属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている。
暗号化装置は、変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる属性用変換規則情報と述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じてポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得処理と、第1属性情報または第1述語情報と、鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める暗号化処理を行う。
コンテンツサーバ装置は、各暗号化装置から送られた暗号化コンテンツを記憶する処理と、復号装置からの要求に応じて暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信処理を行う。
復号装置は、コンテンツサーバ装置に対する暗号化コンテンツの取得要求処理と、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得処理と、復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、コンテンツサーバ装置から取得した暗号化コンテンツを復号する復号処理と、暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する処理を行う。
鍵生成装置は、第2属性情報または第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成処理を行う。
図1から図17を参照して、第1の観点による本発明の第1実施形態を説明する。
鍵生成装置20のパラメータ生成部(図示せず)が、述語暗号アルゴリズムで用いられる秘密鍵とエントリを生成する(ステップS1)。エントリには、述語暗号アルゴリズムで用いられる公開パラメータ(図面では公開Pと略記される)、鍵生成装置20のアドレス、鍵生成装置20が使用可能なポリシーリスト、鍵生成装置20が使用可能なスキーマリストが含まれる。
述語を指定する情報(述語指定情報;つまり、例えば年齢、権限などの属性に関する条件を論理式などで具体的に設定する情報であり、命題関数ともいう)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(述語用変換規則情報;述語用スキーマともいう)と
のペアである変換規則情報ペアをスキーマペアと呼ぶ(図11−図13参照)。一つまたは複数のスキーマペアの集合体(データリスト)がスキーマリストである。各々の鍵生成装置20はスキーマリストを自由に定めてよい。スキーマリストに含まれる各スキーマの各データ項目は、例えばXML(eXtensible Markup Language)やASN.1(Abstract Notation Number One)で記述される。
暗号化装置10の送信部14は、図示しない制御部の制御を受けて、検索クエリを登録装置50に送信し、登録装置50の受信部が検索クエリを受信する(ステップS14)。登録装置50の検索部は、登録装置50の記憶部に登録されているエントリの一部または全部を検索して一つのエントリを選び(ステップS15)、登録装置50の送信部は検索結果のエントリを暗号化装置10に送信し、暗号化装置10の受信部はエントリを受信する(ステップS16)。このエントリには、鍵生成装置のアドレス、この鍵生成装置の公開パラメータ、この鍵生成装置が使用可能なポリシーリスト、この鍵生成装置が使用可能なスキーマリストが含まれている。受信したエントリは、暗号化装置10のメモリ11に記憶される。
復号装置30の送信部34は、図示しない制御部の制御を受けて、暗号メッセージに含まれる鍵生成装置のアドレスを含む検索クエリを登録装置50に送信し、登録装置50の受信部が検索クエリを受信する(ステップS19)。登録装置50の検索部は、アドレスで指定された鍵生成装置のエントリを検索してそれを選び(ステップS20)、登録装置50の送信部は検索結果のエントリを復号装置30に送信し、復号装置30の受信部はエントリを受信する(ステップS21)。このエントリには、鍵生成装置のアドレス、この鍵生成装置の公開パラメータ、この鍵生成装置が使用可能なポリシーリスト、この鍵生成装置が使用可能なスキーマリストが含まれている。受信したエントリは、復号装置30のメモリ31に記憶される。
第1の観点による第2実施形態では、第1の観点による第1実施形態と異なり、復号装置30が第2属性情報または第2述語情報を生成する。この差異に伴い、第1の観点による第2実施形態は、いくつかの事項で第1の観点による第1実施形態と異なる。そこで、第1の観点による第1実施形態と重複する部分については重複説明を省略し(同一の構成要素に同じ参照番号を割り当てる)、図18−図21を参照しながら第1の観点による第1実施形態と異なる部分を説明する。
第1の観点による第3実施形態では、第1の観点による第1実施形態と異なり、暗号化装置10の暗号化部13が、第1属性情報v=(v1,…,vn)または第1述語情報w=(w1,…,wn)と、メモリ11からの公開パラメータに含まれる公開鍵と平文Mを用いて、暗号情報C1を求める。つまり、第1の観点による第3実施形態では、例えば上記非特許文献3に示す述語暗号アルゴリズムが用いられる。この差異に伴い、第1の観点による第3実施形態は、いくつかの事項で第1の観点による第1実施形態と異なる。そこで、第1の観点による第1実施形態と重複する部分については重複説明を省略し(同一の構成要素に同じ参照番号を割り当てる)、図22−図25を参照しながら第1の観点による第1実施形態と異なる部分を説明する。
第1の観点による第4実施形態は、第1の観点による第2実施形態と第1の観点による第3実施形態の組み合わせ形態に相当する。つまり、第1の観点による第4実施形態は、第1の観点による第1実施形態と異なり、(1)復号装置30が第2属性情報または第2述語情報を生成する、(2)暗号化装置10の暗号化部13が、第1属性情報v=(v1,…,vn)または第1述語情報w=(w1,…,wn)と、メモリ11からの公開パラメータに含まれる公開鍵と平文Mを用いて、暗号情報C1を求める。この差異に伴い、第1の観点による第4実施形態は、いくつかの事項で第1の観点による第1実施形態と異なる。そこで、第1の観点による第1実施形態と重複する部分については重複説明を省略し(同一の構成要素に同じ参照番号を割り当てる)、図26と図27も参照して第1の観点による第1実施形態と異なる部分を説明する。
図28から図41を参照して第2の観点による本発明の第1実施形態を説明する。
第1の観点による発明の第1実施形態における《準備プロセス》の説明の全てをここに援用し、重複説明を省略する。なお、この《準備プロセス》の説明に対応する図として図29を、スキーマペアについては図11−13を、ポリシーリストについては図14を参照されたい。これで《準備プロセス》は終了する。
暗号化装置10の送信部14は、図示しない制御部の制御を受けて、検索クエリを登録装置50に送信し、登録装置50の受信部が検索クエリを受信する(ステップS14)。登録装置50の検索部は、登録装置50の記憶部に登録されているエントリの一部または全部を検索して一つのエントリを選び(ステップS15)、登録装置50の送信部は検索結果のエントリを暗号化装置10に送信し、暗号化装置10の受信部はエントリを受信する(ステップS16)。このエントリには、鍵生成装置のアドレス、この鍵生成装置の公開パラメータ、この鍵生成装置が使用可能なポリシーリスト、この鍵生成装置が使用可能なスキーマリストが含まれている。受信したエントリは、暗号化装置10のメモリ11に記憶される。
第1の復号装置30−1の送信部34は、図示しない制御部の制御を受けて、暗号メッセージに含まれる鍵生成装置のアドレスを含む検索クエリを登録装置50に送信し、登録装置50の受信部が検索クエリを受信する(ステップS19)。登録装置50の検索部は、アドレスで指定された鍵生成装置のエントリを検索してそれを選び(ステップS20)、登録装置50の送信部は検索結果のエントリを第1の復号装置30−1に送信し、第1の復号装置30−1の受信部はエントリを受信する(ステップS21)。このエントリには、鍵生成装置のアドレス、この鍵生成装置の公開パラメータ、この鍵生成装置が使用可能なポリシーリスト、この鍵生成装置が使用可能なスキーマリストが含まれている。受信したエントリは、第1の復号装置30−1のメモリ31に記憶される。
第1の復号装置30−1の転送部37は、暗号化装置10から受信した暗号メッセージを第2の復号装置30−2に転送し、第2の復号装置30−2の受信部が暗号メッセージを受信する(ステップ30)。転送先の復号装置は、第2の復号装置(暗号メッセージの授受について暗号化装置と当事者の関係にない復号装置)に限らず、他の第1の復号装置(暗号メッセージの授受について暗号化装置と当事者の関係にある復号装置)であってもよい。また、ステップS30の処理は、説明の都合、ステップS29の処理に続く処理として説明するが、第1の復号装置30−1が暗号化装置10から暗号メッセージを受信した以降であれば何時でもよい。
第2の復号装置30−2の送信部34は、図示しない制御部の制御を受けて、暗号メッセージに含まれる鍵生成装置のアドレスを含む検索クエリを登録装置50に送信し、登録装置50の受信部が検索クエリを受信する(ステップS31)。登録装置50の検索部は、アドレスで指定された鍵生成装置のエントリを検索してそれを選び(ステップS32)、登録装置50の送信部は検索結果のエントリを第2の復号装置30−2に送信し、第2の復号装置30−2の受信部はエントリを受信する(ステップS33)。このエントリには、鍵生成装置のアドレス、この鍵生成装置の公開パラメータ、この鍵生成装置が使用可能なポリシーリスト、この鍵生成装置が使用可能なスキーマリストが含まれている。受信したエントリは、第2の復号装置30−2のメモリ31に記憶される。
第2の観点による第2実施形態では、第2の観点による第1実施形態と異なり、第1の復号装置30−1と第2の復号装置30−2が第2属性情報または第2述語情報を生成する。この差異に伴い、第2の観点による第2実施形態は、いくつかの事項で第2の観点による第1実施形態と異なる。そこで、第2の観点による第1実施形態と重複する部分については重複説明を省略し(同一の構成要素に同じ参照番号を割り当てる)、図42−図48を参照しながら第1実施形態と異なる部分を説明する。
第2の観点による第3実施形態では、第2の観点による第1実施形態と異なり、暗号化装置10の暗号化部13が、第1属性情報v=(v1,…,vn)または第1述語情報w=(w1,…,wn)と、メモリ11からの公開パラメータに含まれる公開鍵と平文Mを用いて、暗号情報C1を求める。つまり、第2の観点による第3実施形態では、例えば上記非特許文献3に示す述語暗号アルゴリズムが用いられる。この差異に伴い、第2の観点による第3実施形態は、いくつかの事項で第2の観点による第1実施形態と異なる。そこで、第2の観点による第1実施形態と重複する部分については重複説明を省略し(同一の構成要素に同じ参照番号を割り当てる)、図49−図54を参照しながら第2の観点による第1実施形態と異なる部分を説明する。
第2の観点による第4実施形態は、第2の観点による第2実施形態と第2の観点による第3実施形態の組み合わせ形態に相当する。つまり、第2の観点による第4実施形態は、第2の観点による第1実施形態と異なり、(1)第1の復号装置30−1と第2の復号装置30−2が第2属性情報または第2述語情報を生成する、(2)暗号化装置10の暗号化部13が、第1属性情報v=(v1,…,vn)または第1述語情報w=(w1,…,wn)と、メモリ11からの公開パラメータに含まれる公開鍵と平文Mを用いて、暗号情報C1を求める。この差異に伴い、第2の観点による第4実施形態は、いくつかの事項で第2の観点による第1実施形態と異なる。そこで、第2の観点による第1実施形態と重複する部分については重複説明を省略し(同一の構成要素に同じ参照番号を割り当てる)、図55から図58も参照して第1実施形態と異なる部分を説明する。
図60から図71を参照して第3の観点による本発明の第1実施形態を説明する。
第1の観点による発明の第1実施形態における《準備プロセス》の説明の全てをここに援用し、重複説明を省略する。なお、この《準備プロセス》の説明に対応する図として図61を、スキーマペアについては図11−13を、ポリシーリストについては図14を参照されたい。これで《準備プロセス》は終了する。
暗号化装置10の送信部14は、図示しない制御部の制御を受けて、検索クエリを登録装置50に送信し、登録装置50の受信部が検索クエリを受信する(ステップS14)。登録装置50の検索部は、登録装置50の記憶部に登録されているエントリの一部または全部を検索して一つのエントリを選び(ステップS15)、登録装置50の送信部は検索結果のエントリを暗号化装置10に送信し、暗号化装置10の受信部はエントリを受信する(ステップS16)。このエントリには、鍵生成装置のアドレス、この鍵生成装置の公開パラメータ、この鍵生成装置が使用可能なポリシーリスト、この鍵生成装置が使用可能なスキーマリストが含まれている。受信したエントリは、暗号化装置10のメモリ11に記憶される。
コンテンツサーバ装置60は、図示しない制御部の制御の下、そのメモリ61に各暗号化装置10から送られた暗号メッセージを記憶する。これによって、暗号メッセージに含まれる暗号情報と暗号化コンテンツがコンテンツサーバ装置60に登録される。コンテンツサーバ装置60にどのような暗号化コンテンツが登録されているかは、例えばWebページ上で公開される。
復号装置30の送信部34は、図示しない制御部の制御を受けて、暗号メッセージに含まれる鍵生成装置のアドレスを含む検索クエリを登録装置50に送信し、登録装置50の受信部が検索クエリを受信する(ステップS23)。登録装置50の検索部は、アドレスで指定された鍵生成装置のエントリを検索してそれを選び(ステップS24)、登録装置50の送信部は検索結果のエントリを復号装置30に送信し、復号装置30の受信部はエントリを受信する(ステップS25)。このエントリには、鍵生成装置のアドレス、この鍵生成装置の公開パラメータ、この鍵生成装置が使用可能なポリシーリスト、この鍵生成装置が使用可能なスキーマリストが含まれている。受信したエントリは、復号装置30のメモリ31に記憶される。
第3の観点による第2実施形態では、第3の観点による第1実施形態と異なり、復号装置30が第2属性情報または第2述語情報を生成する。この差異に伴い、第3の観点による第2実施形態は、いくつかの事項で第3の観点による第1実施形態と異なる。そこで、第3の観点による第1実施形態と重複する部分については重複説明を省略し(同一の構成要素に同じ参照番号を割り当てる)、図72−図75を参照しながら第3の観点による第1実施形態と異なる部分を説明する。
ステップS26bの処理で復号鍵を所有していない場合、復号装置30の第2述語論理情報取得部35が、メモリ31からポリシーと、スキーマペアと、公開パラメータと、利用者情報を読み込み、利用者情報から、属性情報(第2属性情報と言う)または述語情報(第2述語情報と言う)を得る(ステップS27g)。この処理において利用者情報に適用されるスキーマは、ポリシーで特定される一方のスキーマとペアになっている他方のスキーマである。ポリシーがCipher_Text_Policyである場合、Cipher_Text_Policyで特定される一方のスキーマ(述語用スキーマ)とペアになっている他方のスキーマ(属性用スキーマ)を用いて、利用者情報(属性指定情報)から第2属性情報を得る。ポリシーがKey_Policyである場合、Key_Policyで特定される一方のスキーマ(属性用スキーマ)とペアになっている他方のスキーマ(述語用スキーマ)を用いて、利用者情報(述語指定情報)から第2述語情報を得る。このように、この処理で用いられるスキーマは、ステップS17aで用いられたスキーマとペアになっているスキーマであることに注意しなければならない。第2属性情報と第2述語情報は、第3の観点による第2実施形態では、有限体Fqの元を成分とするベクトル情報とされる(図11−13参照)。
第3の観点による第3実施形態では、第3の観点による第1実施形態と異なり、暗号化装置10の暗号化部13が、第1属性情報v=(v1,…,vn)または第1述語情報w=(w1,…,wn)と、メモリ11からの公開パラメータに含まれる公開鍵とコンテンツMを用いて、暗号化コンテンツC1を求める。つまり、第3の観点による第3実施形態では、例えば上記非特許文献3に示す述語暗号アルゴリズムが用いられる。この差異に伴い、第3の観点による第3実施形態は、いくつかの事項で第3の観点による第1実施形態と異なる。そこで、第3の観点による第1実施形態と重複する部分については重複説明を省略し(同一の構成要素に同じ参照番号を割り当てる)、図76−図79を参照しながら第3の観点による第1実施形態と異なる部分を説明する。
第3の観点による第4実施形態は、第3の観点による第2実施形態と第3の観点による第3実施形態の組み合わせ形態に相当する。つまり、第3の観点による第4実施形態は、第3の観点による第1実施形態と異なり、(1)復号装置30が第2属性情報または第2述語情報を生成する、(2)暗号化装置10の暗号化部13が、第1属性情報v=(v1,…,vn)または第1述語情報w=(w1,…,wn)と、メモリ11からの公開パラメータに含まれる公開鍵とコンテンツMを用いて、暗号化コンテンツC1を求める。この差異に伴い、第3の観点による第4実施形態は、いくつかの事項で第3の観点による第1実施形態と異なる。そこで、第3の観点による第1実施形態と重複する部分については重複説明を省略し(同一の構成要素に同じ参照番号を割り当てる)、図80と図81も参照して第3の観点による第1実施形態と異なる部分を説明する。
(参考文献A) H. Cohen, "A Course in Computational Algebraic Number Theory", GTM 138, Springer-Verlag, 1993.
《補遺》
本節では、本発明に用いることのできる述語暗号の一例である内積を用いた述語暗号について詳述する。なお、数式の番号は本節で改めて付け直している。また、説明の都合、上述の説明で用いた文言や記号と同じ文言や記号であっても意味が異なる場合があるので注意されたい。
まず、本形態で使用する用語や記号を定義する。
行列:「行列」とは演算が定義された集合の元を矩形に並べたものを表す。環の元を要素とするものだけではなく、群の元を要素とするものも「行列」と表現する。
(・)T:(・)Tは・の転置行列を表す。
(・)-1:(・)-1は・の逆行列を表す。
∧:∧は論理積を表す。
∨:∨は論理和を表す。
Z:Zは整数集合を表す。
k:kはセキュリティパラメータ(k∈Z, k>0)を表す。
{0,1}*:{0,1}*は任意ビット長のバイナリ系列を表す。その一例は、整数0及び1からなる系列である。しかし、{0,1}*は整数0及び1からなる系列に限定されない。{0,1}*は位数2の有限体又はその拡大体と同義である。
{0,1}ζ:{0,1}ζはビット長ζ(ζ∈Z, ζ>0)のバイナリ系列を表す。その一例は、整数0及び1からなる系列である。しかし、{0,1}ζは整数0及び1からなる系列に限定されない。{0,1}ζは位数2の有限体(ζ=1の場合)又はそれをζ次拡大した拡大体(ζ>1の場合)と同義である。
(+):(+)はバイナリ系列間の排他的論理和演算子を表す。例えば、10110011(+)11100001=01010010を満たす。
Fq:Fqは位数qの有限体を表す。位数qは1以上の整数であり、例えば、素数や素数のべき乗値を位数qとする。すなわち、有限体Fqの例は素体やそれを基礎体とした拡大体である。なお、有限体Fqが素体である場合の演算は、例えば、位数qを法とする剰余演算によって容易に構成できる。また、有限体Fqが拡大体である場合の演算は、例えば、既約多項式を法とする剰余演算によって容易に構成できる。有限体Fqの具体的な構成方法は、例えば、参考文献1「ISO/IEC 18033-2: Information technology - Security techniques - Encryption algorithms - Part 2: Asymmetric ciphers」に開示されている。
0F:0Fは有限体Fqの加法単位元を表す。
1F:1Fは有限体Fqの乗法単位元を表す。
δ(i,j):δ(i,j)はクロネッカーのデルタ関数を表す。i=jの場合にδ(i,j)=1Fを満たし、i≠jの場合にδ(i,j)=0 Fを満たす。
E:Eは有限体Fq上で定義された楕円曲線を表す。Eはアフィン(affine)座標版のWeierstrass方程式
y2+a1・x・y+a3・y=x3+a2・x2+a4・x+a6 …(1)
(ただし、a1,a2,a3,a4,a6∈Fq)を満たすx,y∈Fqからなる点(x,y)の集合に無限遠点と呼ばれる特別な点Oを付加したもので定義される。楕円曲線E上の任意の2点に対して楕円加算と呼ばれる二項演算+及び楕円曲線E上の任意の1点に対して楕円逆元と呼ばれる単項演算−がそれぞれ定義できる。また、楕円曲線E上の有理点からなる有限集合が楕円加算に関して群をなすこと、楕円加算を用いて楕円スカラー倍算と呼ばれる演算が定義できること、及びコンピュータ上での楕円加算などの楕円演算の具体的な演算方法はよく知られている(例えば、参考文献1、参考文献2「RFC 5091: Identity-Based Cryptography Standard (IBCS) #1: Supersingular Curve Implementations of the BF and BB1 Cryptosystems」、参考文献3「イアン・F・ブラケ、ガディエル・セロッシ、ナイジェル・P・スマート=著、「楕円曲線暗号」、出版=ピアソン・エデュケーション、ISBN4-89471-431-0」等参照)。
また、楕円曲線E上の有理点からなる有限集合は位数p(p≧1)の部分群を持つ。例えば、楕円曲線E上の有理点からなる有限集合の要素数を#Eとし、pを#Eを割り切る大きい素数とした場合、楕円曲線Eのp等分点からなる有限集合E[p]は、楕円曲線E上の有理点からなる有限集合の部分群を構成する。なお、楕円曲線Eのp等分点とは、楕円曲線E上の点Aのうち、楕円曲線E上での楕円スカラー倍算値p・Aがp・A=Oを満たす点を意味する。
G1, G2, GT:G1, G2,GTは位数qの巡回群を表す。巡回群G1, G2の具体例は、楕円曲線Eのp等分点からなる有限集合E[p]やその部分群である。G1=G2であってもよいしG1≠G2であってもよい。また、巡回群GTの具体例は、有限体Fqを基礎体とする拡大体を構成する有限集合である。その一例は、有限体Fqの代数閉包における1のp乗根からなる有限集合である。
なお、本形態では、巡回群G1, G2上で定義された演算を加法的に表現し、巡回群GT上で定義された演算を乗法的に表現する。すなわち、χ∈Fq及びΩ∈G1に対するχ・Ω∈G1は、Ω∈G1に対して巡回群G1で定義された演算をχ回施すことを意味し、Ω1, Ω2∈G1に対するΩ1+Ω2∈G1は、Ω1∈G1とΩ2∈G1とを被演算子として巡回群G1で定義された演算を行うことを意味する。同様に、χ∈Fq及びΩ∈G2に対するχ・Ω∈G2は、Ω∈G2に対して巡回群G2で定義された演算をχ回施すことを意味し、Ω1, Ω2∈G2に対するΩ1+Ω2∈G2は、Ω1∈G2とΩ2∈G2とを被演算子として巡回群G2で定義された演算を行うことを意味する。一方、χ∈Fq及びΩ∈GTに対するΩχ∈GTは、Ω∈GTに対して巡回群GTで定義された演算をχ回施すことを意味し、Ω1,Ω2∈GTに対するΩ1・Ω2∈GTは、Ω1∈GTとΩ2∈GTとを被演算子として巡回群GTで定義された演算を行うことを意味する。
G1 n+1:G1 n+1はn+1(n≧1)個の巡回群G1の直積を表す。
G2 n+1:G2 n+1はn+1個の巡回群G2の直積を表す。
g1, g2,gT:g1, g2, gTは巡回群G1, G2,GTの生成元を表す。
V:Vはn+1個の巡回群G1の直積からなるn+1次元のベクトル空間を表す。
V*:V*はn+1個の巡回群G2の直積からなるn+1次元のベクトル空間を表す。
e:eは直積G1 n+1と直積G2 n+1との直積G1 n+1×G2 n+1を巡回群GTに写す非退化な双線形写像(bilinear map)を計算するための関数(「双線形関数」と呼ぶ)を表す。双線形関数eは、巡回群G1のn+1個の元γL(L=1,...,n+1)(n≧1)と巡回群G2のn+1個の元γL *(L=1,...,n+1)とを入力とし、巡回群GTの1個の元を出力する。
e:G1 n+1×G2 n+1→GT …(2)
双線形関数eは以下の性質を満たす。
[双線形性]すべてのΓ1∈G1 n+1,Γ2∈G2 n+1及びν,κ∈Fqについて以下の関係を満たす。
e(ν・Γ1,κ・Γ2)=e(Γ1,Γ2)ν・κ …(3)
[非退化性]すべての
Γ1∈G1 n+1,Γ2∈G2 n+1 …(4)
を巡回群GTの単位元に写す関数ではない。
[計算可能性]あらゆるΓ1∈G1 n+1,Γ2∈G2 n+1についてe(Γ1,Γ2)を効率的に計算するアルゴリズムが存在する。
本形態では、巡回群G1と巡回群G2との直積G1×G2を巡回群GTに写す非退化な双線形写像を計算するための関数
Pair:G1×G2→GT …(5)
を用いて双線形関数eを構成する。本形態の双線形関数eは、巡回群G1のn+1個の元γL(L=1,...,n+1)からなるn+1次元ベクトル(γ1,...,γn+1)と、巡回群G2のn+1個の元γL *(i=1,...,n+1)からなるn+1次元ベクトル(γ1 *,...,γn+1 *)との入力に対し、巡回群GTの1個の元
e=ΠL=1 n+1 Pair(γL, γL *) …(6)
を出力する関数である。
なお、双線形関数Pairは、巡回群G1の1個の元と巡回群G2の1個の元との組を入力とし、巡回群GTの1個の元を出力する関数であり、以下の性質を満たす。
[双線形性]すべてのΩ1∈G1,Ω2∈G2及びν,κ∈Fqについて以下の関係を満たす。
Pair(ν・Ω1,κ・Ω2)=Pair(Ω1,Ω2)ν・κ …(7)
[非退化性]すべての
Ω1∈G1,Ω2∈G2 …(8)
を巡回群GTの単位元に写す関数ではない。
[計算可能性]あらゆるΩ1∈G1,Ω2∈G2についてPair(Ω1,Ω2)を効率的に計算するアルゴリズムが存在する。
なお、双線形関数Pairの具体例は、WeilペアリングやTateペアリングなどのペアリング演算を行うための関数である(例えば、参考文献4「Alfred. J. Menezes,ELLIPTIC CURVE PUBLIC KEY CRYPTOSYSTEMS, KLUWER ACADEMIC PUBLISHERS,ISBN0-7923-9368-6,pp. 61-81」等参照)。また、楕円曲線Eの種類に応じ、Tateペアリングなどのペアリング演算を行うための関数と所定の関数phiを組み合わせた変更ペアリング関数e(Ω1,phi(Ω2))(Ω1∈G1,Ω2∈G2)を双線形関数Pairとして用いてもよい(例えば、参考文献2等参照)。また、ペアリング演算をコンピュータ上で行うためのアルゴリズムとしては、周知のMiller のアルゴリズム(参考文献5「V. S. Miller, “Short Programs for functions on Curves,”1986,インターネット<http://crypto.stanford.edu/miller/miller.pdf>」などが存在する。また、ペアリング演算を効率的に行うための楕円曲線や巡回群の構成方法はよく知られている(例えば、参考文献2、参考文献6「A. Miyaji, M. Nakabayashi, S.Takano, "New explicit conditions of elliptic curve Traces for FR-Reduction," IEICE Trans. Fundamentals, vol. E84-A, no05, pp. 1234-1243, May 2001」、参考文献7「P.S.L.M. Barreto, B. Lynn, M. Scott, "Constructing elliptic curves with prescribed embedding degrees," Proc. SCN '2002, LNCS 2576, pp.257-267, Springer-Verlag. 2003」、参考文献8「R. Dupont, A. Enge, F. Morain, "Building curves with arbitrary small MOV degree over finite prime fields," http://eprint.iacr.org/2002/094/」等参照)。
ai(i=1,...,n+1):巡回群G1のn+1個の元を要素とするn+1次元の基底ベクトルを表す。基底ベクトルaiの一例は、κ1・g1∈G1をi次元目の要素とし、残りのn個の要素を巡回群G1の単位元(加法的に「0」と表現)とするn+1次元の基底ベクトルである。この場合、n+1次元の基底ベクトルai(i=1,...,n+1)の各要素をそれぞれ列挙して表現すると、以下のようになる。
a1=(κ1・g1,0,0,...,0)
a2=(0,κ1・g1,0,...,0) …(9)
...
an+1=(0,0,0,...,κ1・g1)
ここで、κ1は加法単位元0F以外の有限体Fqの元からなる定数であり、κ1∈Fqの具体例はκ1=1Fである。基底ベクトルaiは直交基底であり、巡回群G1のn+1個の元を要素とするすべてのn+1次元ベクトルは、n+1次元の基底ベクトルai(i=1,...,n+1)の線形和によって表される。すなわち、n+1次元の基底ベクトルaiは前述のベクトル空間Vを張る。
ai *(i=1,...,n+1):ai *は巡回群G2のn+1個の元を要素とするn+1次元の基底ベクトルを表す。基底ベクトルai *の一例は、κ2・g2∈G2をi次元目の要素とし、残りのn個の要素を巡回群G2の単位元(加法的に「0」と表現)とするn+1次元の基底ベクトルである。この場合、基底ベクトルai *(i=1,...,n+1)の各要素をそれぞれ列挙して表現すると、以下のようになる。
a1 *=(κ2・g2,0,0,...,0)
a2 *=(0,κ2・g2,0,...,0) …(10)
...
an+1 *=(0,0,0,...,κ2・g2)
ここで、κ2は加法単位元0F以外の有限体Fqの元からなる定数であり、κ2∈Fqの具体例はκ2=1Fである。基底ベクトルai *は直交基底であり、巡回群G2のn+1個の元を要素とするすべてのn+1次元ベクトルは、n+1次元の基底ベクトルai *(i=1,...,n+1)の線形和によって表される。すなわち、n+1次元の基底ベクトルai *は前述のベクトル空間V*を張る。
なお、基底ベクトルaiと基底ベクトルai *とは、0Fを除く有限体Fqの元τ=κ1・κ2について
e(ai, aj *)=gT τ・δ(i,j) …(11)
を満たす。すなわち、i=jの場合には、式(6)(7)の関係から、
e(ai, aj *)= Pair(κ1・g1,κ2・g2)・Pair(0, 0)・...・Pair(0, 0)
= Pair(g1, g2)κ1・κ2・Pair(g1, g2)0・0・...・Pair(g1, g2)0・0
= Pair(g1, g2)κ1・κ2=gT τ
を満たす。一方、i≠jの場合には、e(ai, aj *)は、Pair(κ1・g1,κ2・g2)を含まず、Pair(κ1・g1,0)と Pair(0,κ2・g2)とPair(0,0)との積になる。さらに、式(7)の関係からPair(g1, 0)=Pair(0, g2)=Pair(g1, g2)0を満たす。そのため、i≠jの場合には、
e(ai, aj *)=e(g1, g2)0=gT 0
を満たす。
特に、τ=κ1・κ2=1Fである場合(例えば、κ1=κ2=1Fの場合)、
e(ai, aj *)=gT δ(i,j) …(12)
を満たす。ここで、gT 0=1は巡回群GTの単位元であり、gT 1=gTは巡回群GTの生成元である。この場合、基底ベクトルaiと基底ベクトルai *とは双対正規直交基底であり、ベクトル空間Vとベクトル空間V*とは、双線形写像を構成可能な双対ベクトル空間〔双対ペアリングベクトル空間(DPVS:Dual Paring Vector space)〕である。
A:Aは基底ベクトルai(i=1,...,n+1)を要素とするn+1行n+1列の行列を表す。例えば、基底ベクトルai(i=1,...,n+1)が式(9)によって表現される場合、行列Aは、
A*:A*は基底ベクトルai *(i=1,...,n+1)を要素とするn+1行n+1列の行列を表す。例えば、基底ベクトルai *(i=1,...,n+1)が式(10)によって表現される場合、行列A*は、
X:Xは有限体Fqの元を要素とするn+1行n+1列の行列を表す。行列Xは基底ベクトルaiの座標変換に用いられる。行列Xのi行j列(i=1,...,n+1,j=1,...,n+1)の要素をχi,j∈Fqとすると、行列Xは、
X *:X *は行列Xの逆行列の転置行列X*=( X-1)Tを表す。行列X *は基底ベクトルai *の座標変換に用いられる。行列X *のi行j列の要素をχi,j *∈Fqとすると、行列X*は、
この場合、n+1行n+1列の単位行列をIとするとX・(X*)T=Iを満たす。すなわち、単位行列
χi →=(χi,1,...,χi,n+1) …(19)
χj →*=(χj,1 *,...,χj,n+1 *) …(20)
を定義する。すると、式(18)の関係から、n+1次元ベクトルχi →とχj →*との内積は、
χi →・χj →*=δ(i,j) …(21)
となる。
bi:biは巡回群G1のn+1個の元を要素とするn+1次元の基底ベクトルを表す。基底ベクトルbiは行列Xを用いて基底ベクトルai(i=1,...,n+1)を座標変換することで得られる。具体的には、基底ベクトルbiは、
bi=Σj=1 n+1χi,j・aj …(22)
の演算によって得られる。例えば、基底ベクトルaj(j=1,...,n+1)が式(9)によって表現される場合、基底ベクトルbiの各要素をそれぞれ列挙して表現すると、以下のようになる。
bi=(χi,1・κ1・g1 ,χi,2・κ1・g1 ,...,χi,n+1・κ1・g1) …(23)
巡回群G1のn+1個の元を要素とするすべてのn+1次元ベクトルは、n+1次元の基底ベクトルbi(i=1,...,n+1)の線形和によって表される。すなわち、n+1次元の基底ベクトルbiは前述のベクトル空間Vを張る。
bi *:bi *は巡回群G2のn+1個の元を要素とするn+1次元の基底ベクトルを表す。行列X*を用いて基底ベクトルai *(i=1,...,n+1)を座標変換することで得られる。具体的には、基底ベクトルbi *は、
bi *=Σj=1 n+1χi,j *・aj * …(24)
の演算によって得られる。例えば、基底ベクトルaj *(j=1,...,n+1)が式(10)によって表現される場合、基底ベクトルbi *の各要素をそれぞれ列挙して表現すると、以下のようになる。
bi *=(χi,1 *・κ2・g2 ,χi,2 *・κ2・g2 ,...,χi,n+1 *・κ2・g2) …(25)
となる。巡回群G2のn+1個の元を要素とするすべてのn+1次元ベクトルは、n+1次元の基底ベクトルbi *(i=1,...,n+1)の線形和によって表される。すなわち、n+1次元の基底ベクトルbi *は前述のベクトル空間V*を張る。
なお、基底ベクトルbiと基底ベクトルbi *とは、0Fを除く有限体Fqの元τ=κ1・κ2について
e(bi, bj *)=gT τ・δ(i,j) …(26)
を満たす。すなわち、式(6)(21)(23)(25)の関係から、
e(bi, bj *)=gT δ(i,j) …(27)
を満たす。この場合、基底ベクトルbiと基底ベクトルbi *とは、双対ペアリングベクトル空間(ベクトル空間Vとベクトル空間V*)の双対正規直交基底である。
なお、式(26)の関係を満たすのであれば、式(9)(10)で例示したもの以外の基底ベクトルai及びai *や、式(22)(24)で例示したもの以外の基底ベクトルbi及びbi *を用いてもよい。
B:Bは基底ベクトルbi(i=1,...,n+1)を要素とするn+1行n+1列の行列を表す。B=X・Aを満たす。例えば、基底ベクトルbiが式(23)によって表現される場合、行列Bは、
B*:B*は基底ベクトルbi *(i=1,...,n+1)を要素とするn+1行n+1列の行列を表す。B*=X*・A*を満たす。例えば、基底ベクトルbi *(i=1,...,n+1)が式(25)によって表現される場合、行列B*は、
w→:w→は有限体Fqの元を要素とするn次元ベクトルを表す。
w→=(w1,...,wn)∈Fq n …(30)
wμ:wμはn次元ベクトルのμ(μ=1,...,n)番目の要素を表す。
v→:v→は有限体Fqの元を要素とするn次元ベクトルを表す。
v→=(v1,...,vn)∈Fq n …(31)
vμ:vμはn次元ベクトルのμ(μ=1,...,n)番目の要素を表す。
衝突困難な関数:「衝突困難な関数」とは、十分大きなセキュリティパラメータkに対して以下の条件を満たす関数h、又は、それとみなせる関数を表す。
Pr[A(h)=(x,y)|h(x)=h(y)∧x≠y]<ε(k) …(32)
ただし、Pr[・]は事象[・]の確率であり、A(h)は関数hに対してh(x)=h(y)を満たす値x,y(x≠y)を算出する確率的多項式時間アルゴリズムであり、ε(k)はセキュリティパラメータkについての多項式である。衝突困難な関数の例は、参考文献1に開示された「cryptographic hash function」などのハッシュ関数である。
単射関数:「単射関数」とは、値域に属する元が何れもその定義域のただ一つの元の像として表される関数、又は、それとみなせる関数を表す。単射関数の例は、参考文献1に開示された「KDF(Key Derivation Function)」などのハッシュ関数である。
擬似的なランダム関数:「擬似的なランダム関数」とは、任意の確率的多項式時間アルゴリズムが集合Φζとその部分集合φζとを区別できない場合における、当該部分集合φζに属する関数、又は、それとみなせる関数を表す。ただし、集合Φζは集合{0,1}ζの元を集合{0,1}ζの元へ写すすべての関数の集合である。擬似的なランダム関数の例は、上述のようなハッシュ関数である。
H1:H1は2つのバイナリ系列(ω1,ω2)∈{0,1}k×{0,1}*を入力とし、有限体Fqの2つの元(ψ1,ψ2)∈Fq×Fqを出力する衝突困難な関数を表す。
H1:{0,1}k×{0,1}*→Fq×Fq …(33)
このような関数H1の例は、ω1とω2とのビット連結値ω1||ω2を入力とし、参考文献1に開示された「cryptographic hash function」などのハッシュ関数と、「バイナリ系列から整数への変換関数(Octet string/integer conversion)」と、「バイナリ系列から有限体の元への変換関数(Octet string and integer/finite field conversion)」との演算を行い、有限体Fqの2つの元(ψ1,ψ2)∈Fq×Fqを出力する関数である。なお、関数H1は、擬似的なランダム関数であることが望ましい。
H2:H2は巡回群GTの元とバイナリ系列(ξ,ω2)∈GT ×{0,1}*を入力とし、有限体Fqの1つの元ψ∈Fqを出力する衝突困難な関数を表す。
H2:GT×{0,1}*→Fq …(34)
このような関数H2の例は、巡回群GTの元ξ∈GTとバイナリ系列ω2∈{0,1}*とを入力とし、巡回群GTの元ξ∈GTを参考文献1に開示された「有限体の元からバイナリ系列への変換関数(Octet string and integer/finite field conversion)」に入力してバイナリ系列を求め、そのバイナリ系列とバイナリ系列ω2∈{0,1}*とのビット連結値に対して参考文献1に開示された「cryptographic hash function」などのハッシュ関数演算を行い、さらに「バイナリ系列から有限体の元への変換関数(Octet string and integer/finite field conversion)」の演算を行い、有限体Fqの1つの元ψ∈Fqを出力する関数である。なお、安全性の観点から、関数H2は擬似的なランダム関数であることがより望ましい。
R:Rは1つの巡回群GTの元ξ∈GTを入力とし、1つのバイナリ系列ω∈{0,1}kを出力する単射関数を表す。
R:GT→{0,1}k …(35)
このような単射関数Rの例は、巡回群GTの元ξ∈GTを入力とし、参考文献1に開示された「有限体の元からバイナリ系列への変換関数(Octet string and integer/finite field conversion)」と、参考文献1に開示された「KDF(Key Derivation Function)」などのハッシュ関数との演算を行い、1つのバイナリ系列ω∈{0,1}kを出力する関数である。なお、安全性の観点から、関数Rは衝突困難な関数であることが望ましく、擬似的なランダム関数であることがより望ましい。
Enc:Encは共通鍵暗号方式の暗号化処理を示す共通鍵暗号関数を表す。共通鍵暗号方式の具体例は、カメリア(Camellia)やAESなどである。
Enck(M):Enck(M)は、共通鍵Kを用い、共通鍵暗号関数Encに従って平文Mを暗号化して得られた暗号文を表す。
Dec:Decは、共通鍵暗号方式の復号処理を示す共通鍵復号関数を表す。
Deck(C):Deck(C)は、共通鍵Kを用い、共通鍵復号関数Decに従って暗号文Cを復号して得られた復号結果を表す。
次に、内積述語暗号の基本的な構成について説明する。
述語暗号(「関数暗号」と呼ぶ場合もある)とは、「属性情報」と呼ばれる情報と「述語情報」と呼ばれる情報との組み合わせが所定の論理式を「真」にする場合に暗号文が復号できる方式である。「属性情報」と「述語情報」の一方が暗号文に埋め込まれ、他方が鍵情報に埋め込まれる。従来の述語暗号の構成は、例えば、参考文献9「"Predicate Encryption Supporting Disjunctions, Polynomial Equations, and Inner Products," with Amit Sahai and Brent Waters One of 4 papers from Eurocrypt 2008 invited to the Journal of Cryptology」等に開示されている。
内積述語暗号は、属性情報や述語情報としてベクトルを用い、それらの内積が0となる場合に暗号文が復号される述語暗号である。内積述語暗号では、内積が0となることと論理式が「真」となることとが等価である。
内積述語暗号では、論理和や論理積からなる論理式を多項式で表現する。
まず、「xがη1である」という命題1と「xがη2である」という命題2との論理和 (x=η1)∨(x=η2)を
(x-η1)・(x-η2) …(36)
という多項式で表現する。すると、各真理値と式(36)の関数値との関係は以下のようになる。
また、「xがη1である」という命題1と「xがη2である」という命題2との論理積 (x=η1)∧(x=η2)を
ι1・(x-η1)+ι2・(x-η2) …(37)
という多項式で表現する。ただし、ι1及びι2は乱数である。すると、真理値と式(37)の関数値とは以下の関係となる。
以上のように、式(36)と式(37)とを用いることで論理和や論理積からなる論理式を多項式f(x)で表現できる。例えば、論理式{(x=η1)∨(x=η2)∨(x=η3)}∧(x=η4)∧(x=η5)は、多項式
f(x)=ι1・{(x-η1)・(x-η2)・(x-η3)}+ι2・(x=η4)+ι3・(x=η5)…(38)
で表現できる。
なお、式(36)では、1つの不定元xを用いて論理和を表現したが、複数の不定元を用いて論理和を表現することも可能である。例えば、2つの不定元x0及びx1を用い、「x0がη0である」という命題1と「x1がη1である」という命題2との論理和 (x0=η0)∨(x1=η1)を
(x0-η0)・(x1-η1)
という多項式で表現することも可能であり、3つ以上の不定元を用い、論理和を多項式で表現することも可能である。
また、式(37)では、1つの不定元xを用いて論理積を表現したが、複数の不定元を用いて論理積を表現することも可能である。例えば、また、「x0がη0である」という命題1と「x1がη1である」という命題2との論理積 (x0=η0)∧(x1=η1)を
ι0・(x0-η0)+ι1・(x1-η1)
という多項式で表現することも可能であり、3つ以上の不定元を用い、論理積を多項式で表現することも可能である。
論理和及び/又は論理積を含む論理式をH(H≧1)種類の不定元x0,...,xH-1を用いて表現した多項式をf(x0,...,xH-1)と表現する。また、各不定元x0,...,xH-1に対応する命題を「xhがηhである」とする。ただし、ηh(h=0,...H-1)は命題ごとに定まる定数である。この場合、当該論理式を示す多項式f(x0,...,xH-1)は、不定元xhと定数ηhとの差をとる多項式によって当該不定元xhが当該定数ηhであるという命題を表現し、命題をそれぞれ表現する多項式の積によって当該命題の論理和を表現し、命題又は命題の論理和をそれぞれ表現する多項式の線形和によって当該命題又は命題の論理和の論理積を表現し、それによって論理式を表現した多項式となる。例えば、5つの不定元x0,...,x4を用い、論理式{(x0=η0)∨(x1=η1)∨(x2=η2)}∧(x3=η3)∧(x4=η4)を多項式で表現すると、
f(x0,...,x4)
=ι0・{(x0-η0)・(x1-η1)・(x2-η2)}+ι1・(x3=η3)+ι2・(x4=η4)
となる。
論理式を示す多項式f(x0,...,xH-1)は、2つのn次元ベクトルの内積で表現できる。すなわち、多項式f(x0,...,xH-1)は、当該多項式f(x0,...,xH-1)の各項の不定元成分を各要素とするベクトル
v→=(v1,...,vn)
と、当該多項式f(x0,...,xH-1)の各項の係数成分を各要素とするベクトル
w→=(w1,...,wn)
との内積
f(x0,...,xH-1)=w→・v→
に等しい。すなわち、論理式を示す多項式f(x0,...,xH-1)が0であるか否かと、多項式f(x0,...,xH-1)の各項の不定元成分を各要素とするベクトルv→と、多項式f(x0,...,xH-1)の各項の係数成分を各要素とするベクトルw→との内積が0であるか否かとは等価である。
f(x0,...,xH-1)=0 ←→ w→・v→=0
例えば、1つの不定元xで表現された多項式f(x)=θ0・x0+θ1・x+...+θn-1・xn-1は、2つのn次元ベクトル
w→=(w1,...,wn)=(θ0,...,θn-1) …(39)
v→=(v1,...,vn)=(x0 ,...,xn-1) …(40)
の内積
f(x)= w→・v→ …(41)
で表現できる。すなわち、論理式を示す多項式f(x)が0であるか否かと、式(41)の内積が0であるか否かとは等価である。
f(x)=0 ←→ w→・v→=0 …(42)
また、多項式f(x0,...,xH-1)の各項の不定元成分を各要素とするベクトルを
w→=(w1,...,wn)
とし、多項式f(x0,...,xH-1)の各項の係数成分を各要素とするベクトル
v→=(v1,...,vn)
としても、論理式を示す多項式f(x0,...,xH-1)が0であるか否かと、ベクトルw→とベクトルv→との内積が0であるか否かとは等価である。
例えば、式(39)(40)の代わりに
w→=(w1,...,wn)=(x0 ,...,xn) …(43)
v→=(v1,...,vn)=(θ1,...,θn-1) …(44)
としても、論理式を示す多項式f(x)が0であるか否かと、式(41)の内積が0であるか否かとは等価である。
内積述語暗号では、ベクトルv→=(v0,...,vn-1)及びw→=(w0,...,wn-1)の何れか一方を属性情報とし、他方を述語情報とし、属性情報と述語情報の一方が暗号文に埋め込まれ、他方が鍵情報に埋め込まれる。例えば、n次元ベクトル(θ0,...,θn-1)が述語情報とされ、n次元ベクトル(x0 ,...,xn-1)が属性情報とされ、属性情報と述語情報の一方が暗号文に埋め込まれ、他方が鍵情報に埋め込まれる。なお、以下では、鍵情報に埋め込まれるn次元ベクトルをw→=(w1,...,wn)とし、暗号文に埋め込まれるn次元ベクトルをv→=(v1,...,vn)とする。例えば、
述語情報:w→=(w1,...,wn)=(θ0,...,θn-1)
属性情報:v→=(v1,...,vn)=(x0 ,...,xn-1)
であるか、
述語情報:v→=(v1,...,vn)=(θ0,...,θn-1)
属性情報:w→=(w1,...,wn)=(x0 ,...,xn-1)
である。
以下では、内積述語暗号を用いて鍵カプセル化メカニズムKEM (Key Encapsulation Mechanisms)を構成する場合の基本構成を例示する。この構成はSetup(1k),GenKey(MSK,w→),Enc(PA,v→),Dec(SKw,C2)を含む。
《Setup(1k):セットアップ》
−入力:セキュリティパラメータk
−出力:マスター鍵情報MSK,公開パラメータPK
Setup(1k)の一例では、まず、セキュリティパラメータkをnとして、n+1次元の基底ベクトルai(i=1,...,n+1)を要素とするn+1行n+1列の行列Aと、基底ベクトルai *(i=1,...,n+1)を要素とするn+1行n+1列の行列A*と、座標変換のためのn+1行n+1列の行列X,X*とが選択される。次に、式(22)に従って座標変換されたn+1次元の基底ベクトルbi(i=1,...,n+1)が算出され、式(24)に従って座標変換されたn+1次元の基底ベクトルbi *(i=1,...,n+1)が算出される。そして、基底ベクトルbi *(i=1,...,n+1)を要素とするn+1行n+1列の行列B*がマスター鍵情報MSKとして出力され、ベクトル空間V, V*、基底ベクトルbi(i=1,...,n+1)を要素とするn+1行n+1列の行列B、セキュリティパラメータk、有限体Fq、楕円曲線E、巡回群G1, G2,GT、生成元g1, g2, gT、双線形関数eなどが公開パラメータPKとして出力される。
《GenKey(MSK,w→):鍵情報生成》
−入力:マスター鍵情報MSK,ベクトルw→
−出力:ベクトルw→に対応する鍵情報D*
GenKey(MSK,w→)の一例では、まず、有限体Fqから元α∈Fqが選択される。そして、マスター鍵情報MSKである行列B*を用い、ベクトルw→に対応する鍵情報
D*=α・(Σμ=1 nwμ・bμ *)+bn+1 *∈G2 n+1 …(45)
が生成され、出力される。なお、巡回群G2上での離散対数問題の求解が困難である場合、鍵情報D*からwμ・bμ *やbn+1 *の成分を分離抽出することは困難である。
《Enc(PA,v→):暗号化》
−入力:公開パラメータPK,ベクトルv→
−出力:暗号文C2,共通鍵K
Enc(PA,v→)の一例では、まず、共通鍵Kと有限体Fqの元である乱数υ1とが生成される。そして、行列Bなどの公開パラメータPKと、共通鍵Kを含む値に対応する有限体Fqの元υ2と、ベクトルv→と、乱数υ1とを用い、暗号文
C2=υ1・(Σμ=1 nvμ・bμ)+υ2・bn+1∈G1 n+1 …(46)
が生成される。そして、暗号文C2と共通鍵Kとが出力される。共通鍵Kの一例はK=gT τ・υ2∈GTである。ここで、添え字のυ2はυ2を意味する。また、前述のようにτの一例はτ=1Fである。なお、巡回群G1上での離散対数問題の求解が困難である場合、暗号文C2からvμ・bμやυ2・bn+1の成分を分離抽出することは困難である。
《Dec(SKw,C2):復号・鍵共有》
−入力:ベクトルw→に対応する鍵情報D1 *,暗号文C2
−出力:共通鍵K
Dec(SKw,C2)の一例では、まず、暗号文C2と鍵情報D1 *とが式(2)の双線形関数eに入力される。すると、式(3)(26)の性質から、
ここで、内積w→・v→=0であれば、式(47)は、
D*=α・(Σμ=1 nwμ・bμ *)+Σι=n+1 n+Ξυι・bι *∈G2 n+Ξ …(49)
C2=υ1・(Σμ=1 nvμ・bμ)+Σι=2 Ξ+1υι・bι+n-1∈G1 n+Ξ …(50)
D*=α・(Σμ=1 nwμ・bμ *)+υn+1・bn+1 *∈G2 n+1
であってもよい。さらに、入力情報を入れ換えて、つまり、式(45)にてwをvに置換し式(46)にてvをwに置換してもよい。
以上で《補遺》の説明を終わる。
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第1の観点から本発明を総括すると、下記のとおりである。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含み、
上記復号装置は、
上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部を含む、
暗号システム。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化部とを含み、
上記復号装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部を含み、
上記鍵生成装置は、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含む、
暗号システム。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含み、
上記復号装置は、
上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部を含む、
暗号システム。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化部とを含み、
上記復号装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部を含み、
上記鍵生成装置は、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含む、
暗号システム。
アイテム1またはアイテム2に記載の暗号システムにおいて、
上記暗号化装置の上記暗号化部は、上記共通鍵で平文を暗号化した暗号文も求め、
上記復号装置の上記復号部は、上記復号処理で得られた上記共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理、または、上記復号処理で得られた上記共通鍵の生成に用いる上記情報から生成された共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理も行う、
暗号システム。
アイテム1からアイテム5のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
上記利用者に対応する上記属性指定情報および/または上記述語指定情報は記憶媒体に記憶されており、
上記復号装置は、当該復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を上記記憶媒体から取得するユーザ情報取得部を含む、
暗号システム。
アイテム1またはアイテム3に記載の暗号システムにおいて、
上記鍵生成装置が用いる、上記復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報は、上記復号装置から取得した情報である、
暗号システム。
アイテム1からアイテム6のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
上記暗号システムは、一つまたは複数のユーザ情報管理装置をさらに含み、
各上記ユーザ情報管理装置は、上記利用者に対応する上記属性指定情報および/または上記述語指定情報を記憶する記憶部を含み、
上記鍵生成装置は、上記復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を上記ユーザ情報管理装置から取得するユーザ情報取得部を含む、
暗号システム。
アイテム1からアイテム8のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
各上記鍵生成装置につき一つまたは複数の上記変換規則情報ペアが予め定められており、
上記暗号システムは、一つまたは複数の変換規則情報ペア管理装置をさらに含み、
各上記変換規則情報ペア管理装置は、各上記鍵生成装置に対応する各上記変換規則情報ペアを記憶する記憶部を含み、
上記暗号化装置は、上記変換規則情報ペア管理装置から上記変換規則情報ペアを取得する変換規則情報ペア取得部を含み、
上記復号装置は、上記変換規則情報ペア管理装置から上記変換規則情報ペアを取得する変換規則情報ペア取得部を含む、
暗号システム。
アイテム1からアイテム8のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
各上記鍵生成装置につき一つまたは複数の上記変換規則情報ペアが予め定められており、
各上記鍵生成装置は、当該鍵生成装置に対応する各上記変換規則情報ペアを記憶する記憶部をさらに含み、
各上記暗号化装置は、少なくとも一つ以上の上記鍵生成装置に対応する各上記変換規則情報ペアを記憶する記憶部をさらに含み、
各上記復号装置は、少なくとも一つ以上の上記鍵生成装置に対応する各上記変換規則情報ペアを記憶する記憶部をさらに含む、
暗号システム。
アイテム1からアイテム10のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
上記ポリシー情報の特定対象が上記属性用変換規則情報のみ、あるいは、上記述語用変換規則情報のみ、あるいは、上記属性用変換規則情報および上記述語用変換規則情報であることが、上記鍵生成装置ごとに予め定められている、
暗号システム。
アイテム1からアイテム11のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
代数構造Kを有限環または有限体として、
上記第1、第2属性情報ならびに上記第1、第2述語情報は、上記Kの元を成分とするベクトルであり、
上記復号部の上記復号処理では、上記暗号情報と上記復号鍵を入力とし、上記第1述語情報と上記第2属性情報との標準内積または上記第1属性情報と上記第2述語情報との標準内積の結果に依存する演算が行われる、
暗号システム。
アイテム12に記載の暗号システムにおいて、
上記公開鍵は、K上の加群Vの元の集合であり、
上記秘密鍵は、上記加群Vの双対加群V*の元の集合であり、
上記復号鍵は、上記双対加群V*の元であり、
上記暗号化部は、上記公開鍵の元に対して上記第1属性情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算または上記公開鍵の元に対して上記第1述語情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算を含む演算を行うことで上記暗号情報を求め、
上記鍵生成部は、上記秘密鍵の元に対して上記第2述語情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算または上記秘密鍵の元に対して上記第2属性情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算を含む演算を行うことで上記復号鍵を求め、
上記復号部の上記復号処理に用いられる上記演算は、双線形性を有し、上記演算の結果が、双線形性に基づき上記暗号情報と上記復号鍵から取り出された上記第1述語情報と上記第2属性情報あるいは上記第1属性情報と上記第2述語情報の標準内積の結果に依存するように構成されている、
暗号システム。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記復号装置の復号部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化ステップと、
上記復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記復号装置の復号部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記復号装置の復号部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化ステップと、
上記復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記復号装置の復号部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。
アイテム14またはアイテム15に記載の暗号通信方法において、
上記暗号化ステップは、上記暗号化部が上記共通鍵で平文を暗号化した暗号文も求める暗号文生成ステップを含み、
上記復号ステップは、上記復号部が、上記復号処理で得られた上記共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理、または、上記復号処理で得られた上記共通鍵の生成に用いる上記情報から生成された共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理を行う第2復号ステップを含む、
暗号通信方法。
アイテム14からアイテム18のいずれかに記載の暗号通信方法において、
上記復号装置の取得部が、上記利用者に対応する上記属性指定情報および/または上記述語指定情報を記憶する記憶媒体から、当該復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を取得する取得ステップ
を有する暗号通信方法。
アイテム14またはアイテム16に記載の暗号通信方法において、
上記復号装置の送信部が、当該復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を上記鍵生成装置に送信するユーザ情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記復号装置から上記利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を受信するユーザ情報受信ステップと
を有する暗号通信方法。
アイテム14からアイテム18のいずれかに記載の暗号通信方法において、
上記暗号システムは、上記利用者に対応する上記属性指定情報および/または上記述語指定情報を記憶する記憶部を備える、一つまたは複数のユーザ情報管理装置を含んでおり、
上記鍵生成装置のユーザ情報取得部が、上記復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を上記ユーザ情報管理装置から取得するユーザ情報取得ステップ
を有する暗号通信方法。
アイテム14からアイテム21のいずれかに記載の暗号通信方法において、
各上記鍵生成装置につき一つまたは複数の上記変換規則情報ペアが予め定められており、
上記暗号システムは、各上記鍵生成装置に対応する各上記変換規則情報ペアを記憶する記憶部を備える、一つまたは複数の変換規則情報ペア管理装置を含んでおり、
上記暗号化装置の変換規則情報ペア取得部が、上記変換規則情報ペア管理装置から上記変換規則情報ペアを取得する変換規則情報ペア取得ステップと、
上記復号装置の変換規則情報ペア取得部が、上記変換規則情報ペア管理装置から上記変換規則情報ペアを取得する変換規則情報ペア取得ステップと
を有する暗号通信方法。
アイテム14からアイテム22のいずれかに記載の暗号通信方法において、
上記ポリシー情報の特定対象が上記属性用変換規則情報のみ、あるいは、上記述語用変換規則情報のみ、あるいは、上記属性用変換規則情報および上記述語用変換規則情報であることが、上記鍵生成装置ごとに予め定められている、
暗号通信方法。
アイテム14からアイテム23のいずれかに記載の暗号通信方法において、
代数構造Kを有限環または有限体として、
上記第1、第2属性情報ならびに上記第1、第2述語情報は、上記Kの元を成分とするベクトルであり、
上記復号ステップでは、上記復号部が、上記暗号情報と上記復号鍵を入力とし、上記第1述語情報と上記第2属性情報との標準内積または上記第1属性情報と上記第2述語情報との標準内積の結果に依存する演算を行う、
暗号通信方法。
アイテム24に記載の暗号通信方法において、
上記公開鍵は、K上の加群Vの元の集合であり、
上記秘密鍵は、上記加群Vの双対加群V*の元の集合であり、
上記復号鍵は、上記双対加群V*の元であり、
上記暗号化ステップでは、上記暗号化部が、上記公開鍵の元に対して上記第1属性情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算または上記公開鍵の元に対して上記第1述語情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算を含む演算を行うことで上記暗号情報を求め、
上記鍵生成ステップでは、上記鍵生成部が、上記秘密鍵の元に対して上記第2述語情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算または上記秘密鍵の元に対して上記第2属性情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算を含む演算を行うことで上記復号鍵を求め、
上記復号部の上記復号処理に用いられる上記演算は、双線形性を有し、上記演算の結果が、双線形性に基づき上記暗号情報と上記復号鍵から取り出された上記第1述語情報と上記第2属性情報あるいは上記第1属性情報と上記第2述語情報の標準内積の結果に依存するように構成されている、
暗号通信方法。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号化装置であって、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化部と
を含む暗号化装置。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号化装置であって、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化部と
を含む暗号化装置。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける鍵生成装置であって、
上記ポリシー情報で特定される一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部と
を含む鍵生成装置。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける鍵生成装置であって、
上記ポリシー情報で特定される一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から生成された属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部
を含む鍵生成装置。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける復号装置であって、
上記鍵生成装置が生成した復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号化装置が生成した暗号情報に対する復号処理を行う復号部
を含む復号装置。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける復号装置であって、
上記ポリシー情報で特定される一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記鍵生成装置が生成した復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号化装置が生成した暗号情報に対する復号処理を行う復号部
を含む復号装置。
アイテム26またはアイテム27に記載の暗号化装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
アイテム28またはアイテム29に記載の鍵生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
アイテム30またはアイテム31に記載の復号装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
アイテム32に記載のプログラム、アイテム33に記載のプログラム、アイテム34に記載のプログラムのうち少なくともいずれかを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号情報を第1の復号装置に送信する暗号情報送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記暗号化装置から上記暗号情報を受信する暗号情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記第1の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第1の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第1の復号鍵を上記第1の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第1の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第1の復号装置の復号部が、上記第1の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
上記第1の復号装置の転送部が、上記暗号情報を当該第1の復号装置以外の第2の復号装置に転送する転送ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記暗号情報を上記第1の復号装置から受信する受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記第2の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第3属性情報と言う)または述語情報(以下、第3述語情報と言う)を得る第3述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第2の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第2の復号鍵を上記第2の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第2の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第2の復号装置の復号部が、上記第2の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号情報を第1の復号装置に送信する暗号情報送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記暗号化装置から上記暗号情報を受信する暗号情報受信ステップと、
上記第1の復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該第1の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記第1の復号装置の送信部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記第1の復号装置から上記第2属性情報または上記第2述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第1の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第1の復号鍵を上記第1の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第1の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第1の復号装置の復号部が、上記第1の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
上記第1の復号装置の転送部が、上記暗号情報を当該第1の復号装置以外の第2の復号装置に転送する転送ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記暗号情報を上記第1の復号装置から受信する受信ステップと、
上記第2の復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該第2の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第3属性情報と言う)または述語情報(以下、第3述語情報と言う)を得る第3述語論理情報取得ステップと、
上記第2の復号装置の送信部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記第2の復号装置から上記第3属性情報または上記第3述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第2の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第2の復号鍵を上記第2の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第2の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第2の復号装置の復号部が、上記第2の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
を有する暗号通信方法。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号情報を第1の復号装置に送信する暗号情報送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記暗号化装置から上記暗号情報を受信する暗号情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記第1の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第1の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第1の復号鍵を上記第1の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第1の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第1の復号装置の復号部が、上記第1の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
上記第1の復号装置の転送部が、上記暗号情報を当該第1の復号装置以外の第2の復号装置に転送する転送ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記暗号情報を上記第1の復号装置から受信する受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記第2の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第3属性情報と言う)または述語情報(以下、第3述語情報と言う)を得る第3述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第2の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第2の復号鍵を上記第2の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第2の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第2の復号装置の復号部が、上記第2の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号情報を第1の復号装置に送信する暗号情報送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記暗号化装置から上記暗号情報を受信する暗号情報受信ステップと、
上記第1の復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該第1の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記第1の復号装置の送信部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記第1の復号装置から上記第2属性情報または上記第2述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第1の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第1の復号鍵を上記第1の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第1の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第1の復号装置の復号部が、上記第1の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
上記第1の復号装置の転送部が、上記暗号情報を当該第1の復号装置以外の第2の復号装置に転送する転送ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記暗号情報を上記第1の復号装置から受信する受信ステップと、
上記第2の復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該第2の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第3属性情報と言う)または述語情報(以下、第3述語情報と言う)を得る第3述語論理情報取得ステップと、
上記第2の復号装置の送信部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記第2の復号装置から上記第3属性情報または上記第3述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第2の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第2の復号鍵を上記第2の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第2の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第2の復号装置の復号部が、上記第2の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
を有する暗号通信方法。
アイテム1またはアイテム2に記載の暗号通信方法において、
上記暗号化ステップは、上記暗号化部が上記共通鍵で平文を暗号化した暗号文も求める暗号文生成ステップを含み、
上記復号ステップは、上記復号部が、上記復号処理で得られた上記共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理、または、上記復号処理で得られた上記共通鍵の生成に用いる上記情報から生成された共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理を行う第2復号ステップを含む、
暗号通信方法。
アイテム1からアイテム5のいずれかに記載の暗号通信方法において、
上記復号装置の取得部が、上記利用者に対応する上記属性指定情報および/または上記述語指定情報を記憶する記憶媒体から、当該復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を取得する取得ステップ
を有する暗号通信方法。
アイテム1またはアイテム3に記載の暗号通信方法において、
上記復号装置の送信部が、当該復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を上記鍵生成装置に送信するユーザ情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記復号装置から上記利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を受信するユーザ情報受信ステップと
を有する暗号通信方法。
アイテム1からアイテム6のいずれかに記載の暗号通信方法において、
上記暗号システムは、上記利用者に対応する上記属性指定情報および/または上記述語指定情報を記憶する記憶部を備える、一つまたは複数のユーザ情報管理装置を含んでおり、
上記鍵生成装置のユーザ情報取得部が、上記復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を上記ユーザ情報管理装置から取得するユーザ情報取得ステップ
を有する暗号通信方法。
アイテム1からアイテム8のいずれかに記載の暗号通信方法において、
各上記鍵生成装置につき一つまたは複数の上記変換規則情報ペアが予め定められており、
上記暗号システムは、各上記鍵生成装置に対応する各上記変換規則情報ペアを記憶する記憶部を備える、一つまたは複数の変換規則情報ペア管理装置を含んでおり、
上記暗号化装置の変換規則情報ペア取得部が、上記変換規則情報ペア管理装置から上記変換規則情報ペアを取得する変換規則情報ペア取得ステップと、
上記復号装置の変換規則情報ペア取得部が、上記変換規則情報ペア管理装置から上記変換規則情報ペアを取得する変換規則情報ペア取得ステップと
を有する暗号通信方法。
アイテム1からアイテム9のいずれかに記載の暗号通信方法において、
上記ポリシー情報の特定対象が上記属性用変換規則情報のみ、あるいは、上記述語用変換規則情報のみ、あるいは、上記属性用変換規則情報および上記述語用変換規則情報であることが、上記鍵生成装置ごとに予め定められている、
暗号通信方法。
アイテム1からアイテム10のいずれかに記載の暗号通信方法において、
代数構造Kを有限環または有限体として、
上記第1、第2属性情報ならびに上記第1、第2述語情報は、上記Kの元を成分とするベクトルであり、
上記復号ステップでは、上記復号部が、上記暗号情報と上記復号鍵を入力とし、上記第1述語情報と上記第2属性情報との標準内積または上記第1属性情報と上記第2述語情報との標準内積の結果に依存する演算を行う、
暗号通信方法。
アイテム11に記載の暗号通信方法において、
上記公開鍵は、K上の加群Vの元の集合であり、
上記秘密鍵は、上記加群Vの双対加群V*の元の集合であり、
上記復号鍵は、上記双対加群V*の元であり、
上記暗号化ステップでは、上記暗号化部が、上記公開鍵の元に対して上記第1属性情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算または上記公開鍵の元に対して上記第1述語情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算を含む演算を行うことで上記暗号情報を求め、
上記鍵生成ステップでは、上記鍵生成部が、上記秘密鍵の元に対して上記第2述語情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算または上記秘密鍵の元に対して上記第2属性情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算を含む演算を行うことで上記復号鍵を求め、
上記復号部の上記復号処理に用いられる上記演算は、双線形性を有し、上記演算の結果が、双線形性に基づき上記暗号情報と上記復号鍵から取り出された上記第1述語情報と上記第2属性情報あるいは上記第1属性情報と上記第2述語情報の標準内積の結果に依存するように構成されている、
暗号通信方法。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含み、
上記復号装置は、
上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部と、
上記暗号情報を当該復号装置以外の一つ以上の復号装置に転送する転送部とを含む、
暗号システム。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化部とを含み、
上記復号装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部と、
上記暗号情報を当該復号装置以外の一つ以上の復号装置に転送する転送部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含む、
暗号システム。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含み、
上記復号装置は、
上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部と、
上記暗号情報を当該復号装置以外の一つ以上の復号装置に転送する転送部とを含む、
暗号システム。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化部とを含み、
上記復号装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部と、
上記暗号情報を当該復号装置以外の一つ以上の復号装置に転送する転送部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含む、
暗号システム。
アイテム13またはアイテム14に記載の暗号システムにおいて、
上記暗号化装置の上記暗号化部は、上記共通鍵で平文を暗号化した暗号文も求め、
上記復号装置の上記復号部は、上記復号処理で得られた上記共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理、または、上記復号処理で得られた上記共通鍵の生成に用いる上記情報から生成された共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理も行う、
暗号システム。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける復号装置であって、
上記鍵生成装置が生成した復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号化装置が生成した暗号情報に対する復号処理を行う復号部と、
上記暗号情報を当該復号装置以外の一つ以上の復号装置に転送する転送部と
を含む復号装置。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける復号装置であって、
上記ポリシー情報で特定される一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記鍵生成装置が生成した復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号化装置が生成した暗号情報に対する復号処理を行う復号部と、
上記暗号情報を当該復号装置以外の一つ以上の復号装置に転送する転送部と
を含む復号装置。
アイテム18またはアイテム19に記載の復号装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
アイテム20に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵で当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める暗号化部とを含み、
上記コンテンツサーバ装置は、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号情報および上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を当該復号装置に送信する送信部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含み、
上記復号装置は、
ブラウザ部と中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号情報に対する復号処理と、当該復号処理で得られた上記共通鍵を用いて、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理を行う、
暗号システム。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵で当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める暗号化部とを含み、
上記コンテンツサーバ装置は、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号情報および上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を当該復号装置に送信する送信部とを含み、
上記復号装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、ブラウザ部と、中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号情報に対する復号処理と、当該復号処理で得られた上記共通鍵を用いて、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理を行い、
上記鍵生成装置は、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含む、
暗号システム。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める暗号化部とを含み、
上記コンテンツサーバ装置は、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号化コンテンツの復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含み、
上記復号装置は、
ブラウザ部と中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツに対する復号処理を行う、
暗号システム。
述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める暗号化部とを含み、
上記コンテンツサーバ装置は、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信部とを含み、
上記復号装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、ブラウザ部と、中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツに対する復号処理を行い、
上記鍵生成装置は、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号化コンテンツの復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含む、
暗号システム。
アイテム1からアイテム4のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
上記利用者に対応する上記属性指定情報および/または上記述語指定情報は記憶媒体に記憶されており、
上記復号装置は、当該復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を上記記憶媒体から取得するユーザ情報取得部を含む、
暗号システム。
アイテム1またはアイテム3に記載の暗号システムにおいて、
上記鍵生成装置が用いる、上記復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報は、上記復号装置から取得した情報である、
暗号システム。
アイテム1からアイテム6のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
上記暗号システムは、一つまたは複数のユーザ情報管理装置をさらに含み、
各上記ユーザ情報管理装置は、上記利用者に対応する上記属性指定情報および/または上記述語指定情報を記憶する記憶部を含み、
上記鍵生成装置は、上記復号装置の利用者に対応する上記属性指定情報または上記述語指定情報を上記ユーザ情報管理装置から取得するユーザ情報取得部を含む、
暗号システム。
アイテム1からアイテム7のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
各上記鍵生成装置につき一つまたは複数の上記変換規則情報ペアが予め定められており、
上記暗号システムは、一つまたは複数の変換規則情報ペア管理装置をさらに含み、
各上記変換規則情報ペア管理装置は、各上記鍵生成装置に対応する各上記変換規則情報ペアを記憶する記憶部を含み、
上記暗号化装置は、上記変換規則情報ペア管理装置から上記変換規則情報ペアを取得する変換規則情報ペア取得部を含み、
上記復号装置は、上記変換規則情報ペア管理装置から上記変換規則情報ペアを取得する変換規則情報ペア取得部を含む、
暗号システム。
アイテム1からアイテム7のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
各上記鍵生成装置につき一つまたは複数の上記変換規則情報ペアが予め定められており、
各上記鍵生成装置は、当該鍵生成装置に対応する各上記変換規則情報ペアを記憶する記憶部をさらに含み、
各上記暗号化装置は、少なくとも一つ以上の上記鍵生成装置に対応する各上記変換規則情報ペアを記憶する記憶部をさらに含み、
各上記復号装置は、少なくとも一つ以上の上記鍵生成装置に対応する各上記変換規則情報ペアを記憶する記憶部をさらに含む、
暗号システム。
アイテム1からアイテム9のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
上記ポリシー情報の特定対象が上記属性用変換規則情報のみ、あるいは、上記述語用変換規則情報のみ、あるいは、上記属性用変換規則情報および上記述語用変換規則情報であることが、上記鍵生成装置ごとに予め定められている、
暗号システム。
アイテム1からアイテム10のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
代数構造Kを有限環または有限体として、
上記第1、第2属性情報ならびに上記第1、第2述語情報は、上記Kの元を成分とするベクトルであり、
上記復号部の上記復号処理では、上記第1述語情報と上記第2属性情報との標準内積または上記第1属性情報と上記第2述語情報との標準内積の結果に依存する演算が行われる、
暗号システム。
アイテム11に記載の暗号システムにおいて、
上記公開鍵は、K上の加群Vの元の集合であり、
上記秘密鍵は、上記加群Vの双対加群V*の元の集合であり、
上記復号鍵は、上記双対加群V*の元であり、
上記暗号化部は、上記公開鍵の元に対して上記第1属性情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算または上記公開鍵の元に対して上記第1述語情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算を含む演算を行うことで上記暗号情報を求め、
上記鍵生成部は、上記秘密鍵の元に対して上記第2述語情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算または上記秘密鍵の元に対して上記第2属性情報の成分を係数とするスカラー倍を行う演算を含む演算を行うことで上記復号鍵を求め、
上記復号部の上記復号処理に用いられる上記演算は、双線形性を有し、上記演算の結果が、双線形性に基づき上記暗号情報または上記暗号化コンテンツと上記復号鍵から取り出された上記第1述語情報と上記第2属性情報あるいは上記第1属性情報と上記第2述語情報の標準内積の結果に依存するように構成されている、
暗号システム。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵で当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を上記コンテンツサーバ装置に送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の記憶部が、各上記暗号化装置から送られた上記暗号情報と上記暗号化コンテンツを記憶する記憶ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行う取得要求処理ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の送信部が、上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を当該復号装置に送信する送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記コンテンツサーバ装置から上記暗号化コンテンツと上記暗号情報を受信する受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記復号鍵を上記復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号情報に対する復号処理と、当該復号処理で得られた上記共通鍵を用いて、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理を行う復号ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する表示ステップと
を有する暗号通信方法。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵で当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を上記コンテンツサーバ装置に送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の記憶部が、各上記暗号化装置から送られた上記暗号情報および上記暗号化コンテンツを記憶する記憶ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行う取得要求処理ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の送信部が、上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を当該復号装置に送信する送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記コンテンツサーバ装置から上記暗号化コンテンツと上記暗号情報を受信する受信ステップと、
上記復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記復号装置の送信部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記復号装置から上記第2属性情報または上記第2述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記復号鍵を上記復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号情報に対する復号処理と、当該復号処理で得られた上記共通鍵を用いて、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理を行う復号ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する表示ステップと
を有する暗号通信方法。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号化コンテンツを上記コンテンツサーバ装置に送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の記憶部が、各上記暗号化装置から送られた上記暗号化コンテンツを記憶する記憶ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行う取得要求処理ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の送信部が、上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記コンテンツサーバ装置から上記暗号化コンテンツを受信する受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号化コンテンツの復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記復号鍵を上記復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツに対する復号処理を行う復号ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する表示ステップと
を有する暗号通信方法。
少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号化コンテンツを上記コンテンツサーバ装置に送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の記憶部が、各上記暗号化装置から送られた上記暗号化コンテンツを記憶する記憶ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行う取得要求処理ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の送信部が、上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記コンテンツサーバ装置から上記暗号化コンテンツを受信する受信ステップと、
上記復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記復号装置の送信部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記復号装置から上記第2属性情報または上記第2述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号化コンテンツの復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記復号鍵を上記復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツに対する復号処理を行う復号ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する表示ステップと
を有する暗号通信方法。
少なくとも、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵でコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、上記暗号化コンテンツと上記暗号情報を記憶している一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける復号装置であって、
ブラウザ部と中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号情報に対する復号処理と、当該復号処理で得られた上記共通鍵を用いて、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理を行う、
復号装置。
少なくとも、述語暗号アルゴリズムに則り、述語暗号アルゴリズムに則り、コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、上記暗号化コンテンツを記憶している一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける復号装置であって、
ブラウザ部と中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツに対する復号処理を行う、
復号装置。
少なくとも、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵でコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおけるコンテンツサーバ装置であって、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号情報および上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を当該復号装置に送信する送信部と
を含むコンテンツサーバ装置。
少なくとも、述語暗号アルゴリズムに則り、述語暗号アルゴリズムに則り、コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおけるコンテンツサーバ装置であって、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信部と
を含むコンテンツサーバ装置。
アイテム17またはアイテム18に記載の復号装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
アイテム19またはアイテム20に記載のコンテンツサーバ装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
アイテム21に記載のプログラムおよび/またはアイテム22に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Claims (39)
- 述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含み、
上記復号装置は、
上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部を含む、
暗号システム。 - 述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化部とを含み、
上記復号装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部を含み、
上記鍵生成装置は、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含む、
暗号システム。 - 述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含み、
上記復号装置は、
上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部を含む、
暗号システム。 - 述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化部とを含み、
上記復号装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号部を含み、
上記鍵生成装置は、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含む、
暗号システム。 - 請求項1に記載の暗号システムにおいて、
上記暗号化装置の上記暗号化部は、上記共通鍵で平文を暗号化した暗号文も求め、
上記復号装置の上記復号部は、上記復号処理で得られた上記共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理、または、上記復号処理で得られた上記共通鍵の生成に用いる上記情報から生成された共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理も行う、
暗号システム。 - 請求項2に記載の暗号システムにおいて、
上記暗号化装置の上記暗号化部は、上記共通鍵で平文を暗号化した暗号文も求め、
上記復号装置の上記復号部は、上記復号処理で得られた上記共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理、または、上記復号処理で得られた上記共通鍵の生成に用いる上記情報から生成された共通鍵を用いる上記暗号文の第2復号処理も行う、
暗号システム。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の暗号システムにおいて、
上記暗号システムは、複数の上記復号装置を含み、
複数の上記復号装置のうち少なくとも一つの上記復号装置は、当該復号装置以外の一つ以上の復号装置に上記暗号情報を転送する転送部をさらに含む
暗号システム。 - 述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵で当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める暗号化部とを含み、
上記コンテンツサーバ装置は、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号情報および上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を当該復号装置に送信する送信部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含み、
上記復号装置は、
ブラウザ部と中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号情報に対する復号処理と、当該復号処理で得られた上記共通鍵を用いて、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理を行う、
暗号システム。 - 述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵で当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める暗号化部とを含み、
上記コンテンツサーバ装置は、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号情報および上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を当該復号装置に送信する送信部とを含み、
上記復号装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、ブラウザ部と、中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号情報に対する復号処理と、当該復号処理で得られた上記共通鍵を用いて、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理を行い、
上記鍵生成装置は、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含む、
暗号システム。 - 述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める暗号化部とを含み、
上記コンテンツサーバ装置は、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信部とを含み、
上記鍵生成装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号化コンテンツの復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含み、
上記復号装置は、
ブラウザ部と中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツに対する復号処理を行う、
暗号システム。 - 述語暗号を用いる暗号システムであって、少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置は、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める暗号化部とを含み、
上記コンテンツサーバ装置は、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信部とを含み、
上記復号装置は、
上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、ブラウザ部と、中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記鍵生成装置から送られた復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツに対する復号処理を行い、
上記鍵生成装置は、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号化コンテンツの復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部とを含む、
暗号システム。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記復号装置の復号部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化ステップと、
上記復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記復号装置の復号部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記復号装置の復号部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化ステップと、
上記復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記復号装置の復号部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号情報を第1の復号装置に送信する暗号情報送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記暗号化装置から上記暗号情報を受信する暗号情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記第1の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第1の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第1の復号鍵を上記第1の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第1の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第1の復号装置の復号部が、上記第1の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
上記第1の復号装置の転送部が、上記暗号情報を当該第1の復号装置以外の第2の復号装置に転送する転送ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記暗号情報を上記第1の復号装置から受信する受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記第2の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第3属性情報と言う)または述語情報(以下、第3述語情報と言う)を得る第3述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第2の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第2の復号鍵を上記第2の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第2の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第2の復号装置の復号部が、上記第2の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号情報を第1の復号装置に送信する暗号情報送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記暗号化装置から上記暗号情報を受信する暗号情報受信ステップと、
上記第1の復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該第1の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記第1の復号装置の送信部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記第1の復号装置から上記第2属性情報または上記第2述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第1の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第1の復号鍵を上記第1の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第1の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第1の復号装置の復号部が、上記第1の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
上記第1の復号装置の転送部が、上記暗号情報を当該第1の復号装置以外の第2の復号装置に転送する転送ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記暗号情報を上記第1の復号装置から受信する受信ステップと、
上記第2の復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該第2の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第3属性情報と言う)または述語情報(以下、第3述語情報と言う)を得る第3述語論理情報取得ステップと、
上記第2の復号装置の送信部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記第2の復号装置から上記第3属性情報または上記第3述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第2の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第2の復号鍵を上記第2の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第2の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第2の復号装置の復号部が、上記第2の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号情報を第1の復号装置に送信する暗号情報送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記暗号化装置から上記暗号情報を受信する暗号情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記第1の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第1の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第1の復号鍵を上記第1の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第1の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第1の復号装置の復号部が、上記第1の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
上記第1の復号装置の転送部が、上記暗号情報を当該第1の復号装置以外の第2の復号装置に転送する転送ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記暗号情報を上記第1の復号装置から受信する受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記第2の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第3属性情報と言う)または述語情報(以下、第3述語情報と言う)を得る第3述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第2の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第2の復号鍵を上記第2の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第2の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第2の復号装置の復号部が、上記第2の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、複数の復号装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号情報を第1の復号装置に送信する暗号情報送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記暗号化装置から上記暗号情報を受信する暗号情報受信ステップと、
上記第1の復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該第1の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記第1の復号装置の送信部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記第1の復号装置から上記第2属性情報または上記第2述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第1の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第1の復号鍵を上記第1の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第1の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第1の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第1の復号装置の復号部が、上記第1の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
上記第1の復号装置の転送部が、上記暗号情報を当該第1の復号装置以外の第2の復号装置に転送する転送ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記暗号情報を上記第1の復号装置から受信する受信ステップと、
上記第2の復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該第2の復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第3属性情報と言う)または述語情報(以下、第3述語情報と言う)を得る第3述語論理情報取得ステップと、
上記第2の復号装置の送信部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記第2の復号装置から上記第3属性情報または上記第3述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第3属性情報または上記第3述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる第2の復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記第2の復号鍵を上記第2の復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記第2の復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記第2の復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記第2の復号装置の復号部が、上記第2の復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号情報に対する復号処理を行う復号ステップと、
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵で当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を上記コンテンツサーバ装置に送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の記憶部が、各上記暗号化装置から送られた上記暗号情報と上記暗号化コンテンツを記憶する記憶ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行う取得要求処理ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の送信部が、上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を当該復号装置に送信する送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記コンテンツサーバ装置から上記暗号化コンテンツと上記暗号情報を受信する受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記復号鍵を上記復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号情報に対する復号処理と、当該復号処理で得られた上記共通鍵を用いて、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理を行う復号ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する表示ステップと
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵で当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を上記コンテンツサーバ装置に送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の記憶部が、各上記暗号化装置から送られた上記暗号情報および上記暗号化コンテンツを記憶する記憶ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行う取得要求処理ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の送信部が、上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を当該復号装置に送信する送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記コンテンツサーバ装置から上記暗号化コンテンツと上記暗号情報を受信する受信ステップと、
上記復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記復号装置の送信部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記復号装置から上記第2属性情報または上記第2述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記復号鍵を上記復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号情報に対する復号処理と、当該復号処理で得られた上記共通鍵を用いて、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理を行う復号ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する表示ステップと
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号化コンテンツを上記コンテンツサーバ装置に送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の記憶部が、各上記暗号化装置から送られた上記暗号化コンテンツを記憶する記憶ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行う取得要求処理ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の送信部が、上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記コンテンツサーバ装置から上記暗号化コンテンツを受信する受信ステップと、
上記鍵生成装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号化コンテンツの復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記復号鍵を上記復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツに対する復号処理を行う復号ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する表示ステップと
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号通信方法であって、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められており、
上記暗号化装置の第1述語論理情報取得部が、上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得ステップと、
上記暗号化装置の暗号化部が、上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、コンテンツとを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める暗号化ステップと、
上記暗号化装置の送信部が、上記暗号化コンテンツを上記コンテンツサーバ装置に送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の記憶部が、各上記暗号化装置から送られた上記暗号化コンテンツを記憶する記憶ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行う取得要求処理ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信する送信ステップと、
上記コンテンツサーバ装置の送信部が、上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記コンテンツサーバ装置から上記暗号化コンテンツを受信する受信ステップと、
上記復号装置の第2述語論理情報取得部が、上記ポリシー情報で特定される上記一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得ステップと、
上記復号装置の送信部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報を上記鍵生成装置に送信する論理情報送信ステップと、
上記鍵生成装置の受信部が、上記復号装置から上記第2属性情報または上記第2述語情報を受信する論理情報受信ステップと、
上記鍵生成装置の鍵生成部が、上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号化コンテンツの復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
上記鍵生成装置の送信部が、上記復号鍵を上記復号装置に送信する復号鍵送信ステップと、
上記復号装置の受信部が、上記鍵生成装置から上記復号鍵を受信する復号鍵受信ステップと、
上記復号装置の中継部が、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツに対する復号処理を行う復号ステップと、
上記復号装置のブラウザ部が、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示する表示ステップと
を有する暗号通信方法。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号化装置であって、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報とを求める暗号化部と
を含む暗号化装置。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける暗号化装置であって、
上記変換規則情報ペアの中から選択された一つの変換規則情報ペアに含まれる上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうち、当該暗号化装置の入力情報が属性指定情報または述語指定情報のいずれであるかに応じて上記ポリシー情報と共に選択されたいずれか一方の変換規則情報を用いて、当該入力情報から属性情報(以下、第1属性情報と言う)または述語情報(以下、第1述語情報と言う)を得る第1述語論理情報取得部と、
上記第1属性情報または上記第1述語情報と、上記鍵生成装置の公開鍵と、平文とを用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、当該平文に対応する暗号情報を求める暗号化部と
を含む暗号化装置。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける鍵生成装置であって、
上記ポリシー情報で特定される一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記第2属性情報または上記第2述語情報と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部と
を含む鍵生成装置。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける鍵生成装置であって、
上記ポリシー情報で特定される一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、上記復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から生成された属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)と、当該鍵生成装置の秘密鍵とを用いて、上記暗号情報の復号に用いる復号鍵を生成する鍵生成部
を含む鍵生成装置。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける復号装置であって、
上記鍵生成装置が生成した復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号化装置が生成した暗号情報に対する復号処理を行う復号部
を含む復号装置。 - 少なくとも、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける復号装置であって、
上記ポリシー情報で特定される一方の変換規則情報とペアになっている他方の変換規則情報を用いて、当該復号装置の利用者に対応する属性指定情報または述語指定情報から、属性情報(以下、第2属性情報と言う)または述語情報(以下、第2述語情報と言う)を得る第2述語論理情報取得部と、
上記鍵生成装置が生成した復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記暗号化装置が生成した暗号情報に対する復号処理を行う復号部
を含む復号装置。 - 請求項28または請求項29に記載の復号装置において、
上記暗号システムが複数の復号装置を含む場合に、
当該復号装置以外の一つ以上の復号装置に上記暗号情報を転送する転送部をさらに含む復号装置。 - 少なくとも、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵でコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、上記暗号化コンテンツと上記暗号情報を記憶している一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける復号装置であって、
ブラウザ部と中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号情報に対する復号処理と、当該復号処理で得られた上記共通鍵を用いて、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツを復号するコンテンツ取得処理を行う、
復号装置。 - 少なくとも、述語暗号アルゴリズムに則り、述語暗号アルゴリズムに則り、コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める、一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、上記暗号化コンテンツを記憶している一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおける復号装置であって、
ブラウザ部と中継部とを含み、
上記ブラウザ部は、上記コンテンツサーバ装置に対する上記暗号化コンテンツの取得要求処理を行い、上記暗号化コンテンツから復号されたコンテンツを表示し、
上記中継部は、上記ブラウザ部からの上記取得要求を上記コンテンツサーバ装置へ送信し、上記復号鍵を用いて、述語暗号アルゴリズムに則り、上記コンテンツサーバ装置から取得した上記暗号化コンテンツに対する復号処理を行う、
復号装置。 - 少なくとも、述語暗号アルゴリズムに則り、共通鍵と、当該共通鍵または当該共通鍵の生成に用いる情報に対応する暗号情報と、当該共通鍵でコンテンツを暗号化した暗号化コンテンツとを求める一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおけるコンテンツサーバ装置であって、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号情報および上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツとこれに対応する上記暗号情報を当該復号装置に送信する送信部と
を含むコンテンツサーバ装置。 - 少なくとも、述語暗号アルゴリズムに則り、述語暗号アルゴリズムに則り、コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを求める一つまたは複数の暗号化装置と、一つまたは複数の鍵生成装置と、一つまたは複数の復号装置と、一つまたは複数のコンテンツサーバ装置とを含み、
各上記鍵生成装置につき秘密鍵とこの秘密鍵に対応する公開鍵が予め定められており、
属性を指定する情報(以下、属性指定情報と言う)を述語暗号アルゴリズムに用いられる属性情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、属性用変換規則情報と言う)と述語を指定する情報(以下、述語指定情報と言う)を当該述語暗号アルゴリズムに用いられる述語情報に変換するための変換規則を規定している情報(以下、述語用変換規則情報と言う)とのペアである変換規則情報ペアが予め一つまたは複数定められており、
上記属性用変換規則情報と上記述語用変換規則情報のうちいずれであるかを特定するためのポリシー情報が予め定められている、述語暗号を用いる暗号システムにおけるコンテンツサーバ装置であって、
各上記暗号化装置から送られた上記暗号化コンテンツを記憶する記憶部と、
上記復号装置からの要求に応じて上記暗号化コンテンツを当該復号装置に送信する送信部と
を含むコンテンツサーバ装置。 - 請求項24または請求項25に記載の暗号化装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項26または請求項27に記載の鍵生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項28、29、31、32のいずれかに記載の復号装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項33または請求項34に記載のコンテンツサーバ装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項35に記載のプログラム、請求項36に記載のプログラム、請求項37に記載のプログラム、請求項38に記載のプログラム、のうち少なくともいずれかを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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