JP5677194B2 - コンテンツ販売管理装置及びコンテンツ販売システム及びコンピュータプログラム及びコンテンツ販売管理方法 - Google Patents
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Description
コンテンツ販売システムにおいて、関数型暗号方式を用いてコンテンツを暗号化することが提案されている。
この発明は、例えば上記のような課題を解決するためになされたものであり、コンテンツ利用権の管理を容易にし、安全性を向上することを目的とする。
上記鍵生成部は、販売する複数のコンテンツをそれぞれのコンテンツに設定された属性に基づいて関数型暗号方式により暗号化して複数の暗号化コンテンツを生成するための暗号化鍵と、上記暗号化鍵を用いて生成された暗号化コンテンツを復号する復号鍵を生成するためのマスター鍵との組を生成し、
上記利用者管理部は、利用者が購入した1以上のコンテンツに関する情報を記憶し、
上記復号鍵生成部は、上記鍵生成部が生成したマスター鍵を用いて、上記利用者管理部が記憶した情報に基づいて、上記鍵生成部が生成した暗号化鍵を用いて生成される複数の暗号化コンテンツを1つの復号鍵で復号して上記利用者が購入した1以上のコンテンツを復元可能な条件を設定した復号鍵を生成することを特徴とする。
実施の形態1について、図1〜図17を用いて説明する。
販売システム800(ネットワークシステム)は、映画などの映像コンテンツや、音楽などの音声コンテンツや、ゲームなどのプログラムコンテンツなどのコンテンツ711の利用権を販売するシステムである。販売システム800は、提供装置810と、生成装置820と、管理装置830と、販売装置840と、配布装置850と、利用装置860とを有する。これらの装置は、例えば、インターネットなどのネットワークや、通信ケーブルなどを介して接続されている。
提供装置810は、例えばコンテンツ提供者が所有するコンピュータである。提供装置810は、販売システム800が販売するコンテンツ711を、生成装置820に提供する。また、提供装置810は、そのコンテンツ711のコンテンツID(識別子)、製作者、提供者、ジャンルなど、コンテンツ711の属性を表わすコンテンツ属性情報721を、生成装置820に提供する。例えば、提供装置810は、ネットワークなどを介して、コンテンツ711やコンテンツ属性情報721を生成装置820に対して送信する。あるいは、提供装置810は、コンテンツ711やコンテンツ属性情報721を記録媒体に記録し、生成装置820は、その記録媒体からコンテンツ711やコンテンツ属性情報721を読み出すことにより、コンテンツ711やコンテンツ属性情報721を取得する。
属性設定装置821は、あらかじめ、コンテンツ711に設定可能な属性を、関数型暗号方式における属性722に変換するための規則(以下「属性種類723」と呼ぶ。)を定めておく。属性設定装置821は、あらかじめ定めた属性種類723に基づいて、提供装置810から提供されたコンテンツ属性情報721を変換して、コンテンツ711に設定する属性722を算出する。
暗号化装置822は、管理装置830が生成した暗号化鍵を用いて、属性設定装置821が算出した属性722を設定して、提供装置810から提供されたコンテンツ711を、関数型暗号方式により暗号化し、暗号化コンテンツ712を生成する。
鍵生成装置831は、生成装置820がコンテンツ711を暗号化するために用いる暗号化鍵731と、その暗号化鍵731を用いて生成された暗号化コンテンツ712を復号する復号鍵733を生成するためのマスター鍵732とのペアを生成する。
利用者管理装置832は、述語743を記憶している。利用者管理装置832は、販売装置840から通知された発行要求742などに基づいて、記憶した述語743を更新する。
復号鍵生成装置833は、鍵生成装置831が生成したマスター鍵732と、利用者管理装置832が記憶した述語743とに基づいて、復号鍵733を生成する。復号鍵生成装置833は、例えば、利用者管理装置832が記憶した述語743が更新された場合に、復号鍵733を生成する。
利用装置860は、取得した復号鍵733を記憶しておき、購入済のコンテンツ711を利用する場合は、記憶している復号鍵733を用いて、暗号化コンテンツ712を復号する。新しいコンテンツ711を購入するなどして、新しい復号鍵733を利用装置860から取得した場合、利用装置860は、古い復号鍵733を捨て、新しい復号鍵733を記憶する。新しい復号鍵733は、新しく購入したコンテンツ711だけでなく、利用者が購入したすべてのコンテンツ711を復号できるので、利用装置860は、古い復号鍵733を記憶しておく必要がなく、常に1つの復号鍵733を記憶していればよい。
処理装置911は、記憶装置914が記憶したコンピュータプログラムを実行することにより、記憶装置914が記憶したデータなどを処理し、コンピュータ910全体を制御する。
記憶装置914は、処理装置911が実行するコンピュータプログラムや、処理装置911が処理するデータなどを記憶する。記憶装置914は、例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク装置、光学ディスク装置などである。
入力装置912は、コンピュータ910の外部から情報を入力して、処理装置911が処理できる形式のデータに変換する。入力装置912が変換したデータは、処理装置911が直接処理してもよいし、記憶装置914が一時的に記憶してもよい。入力装置912は、例えば、コンピュータ910の使用者による操作を入力するキーボードやマウス、電圧や温度などを測定するセンサ、画像を撮影するカメラ、他の装置が送信した信号を受信する受信装置(通信インターフェイス)などである。
出力装置913は、処理装置911が処理したデータや記憶装置914が記憶したデータなどを変換して、コンピュータ910の外部に出力する。出力装置913は、例えば、画像を表示するディスプレイ装置、音声を出力するスピーカー、情報を印刷するプリンタ、他の装置に対して信号を送信する送信装置(通信インターフェイス)などである。
また、販売システム800を構成する各装置の機能ブロックは、コンピュータ910ではなく、論理回路などのデジタル回路やアナログ回路などの電気的構成、機械的構成やその他の構成により実現されるものであってもよい。
属性種類決定部211は、入力装置912を用いて、販売システム800の管理者などによる操作を入力することにより、コンテンツ711の属性としてどのような属性があるかを入力する。属性種類決定部211は、処理装置911を用いて、入力した属性を、関数型暗号方式における属性にどのように割り当てるかを決定する。例えば、属性種類決定部211は、コンテンツIDを属性Aに割り当てると決定する。また、属性種類決定部211は、割り当てたコンテンツ711の属性を、割り当てられた関数型暗号方式の属性に変換する変換方式を決定する。例えば、属性種類決定部211は、割り当てたコンテンツ711の属性が文字列で表わされ、割り当てられた関数型暗号方式の属性が整数で表わされる場合、割り当てたコンテンツ711の属性のハッシュ値を、割り当てられた関数型暗号方式の属性の値とすることを決定する。属性種類決定部211は、処理装置911を用いて、決定した内容を表わす属性種類723を出力する。
属性種類記憶部212は、処理装置911を用いて、属性種類決定部211が出力した属性種類723を入力する。属性種類記憶部212は、記憶装置914を用いて、入力した属性種類723を記憶する。
属性情報取得部213は、入力装置912を用いて、提供装置810が提供したコンテンツ属性情報721を取得する。属性情報取得部213は、処理装置911を用いて、取得したコンテンツ属性情報721を出力する。
属性決定部214は、処理装置911を用いて、属性情報取得部213が出力したコンテンツ属性情報721と、属性種類記憶部212が記憶した属性種類723とを入力する。属性決定部214は、入力した属性種類に基づいて、入力したコンテンツ属性情報721が表わすコンテンツ711の属性を、関数型暗号方式の属性に変換することにより、コンテンツ711を暗号化するときに設定する関数型暗号方式の属性722を決定する。属性決定部214は、記憶装置914を用いて、決定した属性722を出力する。
暗号化鍵取得部221は、入力装置912を用いて、管理装置830が生成した暗号化鍵731を取得する。暗号化鍵取得部221は、処理装置911を用いて、取得した暗号化鍵731を出力する。
暗号化鍵記憶部222は、処理装置911を用いて、暗号化鍵取得部221が出力した暗号化鍵731を入力する。暗号化鍵記憶部222は、記憶装置914を用いて、入力した暗号化鍵731を記憶する。
コンテンツ取得部223は、入力装置912を用いて、提供装置810が提供したコンテンツ711を取得する。コンテンツ取得部223は、処理装置911を用いて、取得したコンテンツ711を出力する。
コンテンツ暗号化部224は、処理装置911を用いて、コンテンツ取得部223が出力したコンテンツ711と、属性決定部214が出力した属性722と、暗号化鍵記憶部222が記憶した暗号化鍵731とを入力する。コンテンツ暗号化部224は、処理装置911を用いて、入力したコンテンツ711に、入力した属性722を設定し、入力した暗号化鍵731を使って、関数型暗号方式による暗号化をして、暗号化コンテンツ712を生成する。コンテンツ暗号化部224は、処理装置911を用いて、生成した暗号化コンテンツ712を出力する。
暗号化コンテンツ記憶部225は、処理装置911を用いて、コンテンツ暗号化部224が出力した暗号化コンテンツ712を入力する。暗号化コンテンツ記憶部225は、記憶装置914を用いて、入力した暗号化コンテンツ712を記憶する。
暗号化コンテンツ出力部226は、処理装置911を用いて、暗号化コンテンツ記憶部225が記憶した暗号化コンテンツ712を入力する。暗号化コンテンツ出力部226は、出力装置913を用いて、入力した暗号化コンテンツ712を出力する。
購入情報取得部401は、入力装置912を用いて、利用装置860が通知した購入要求741を取得する。購入情報取得部401は、処理装置911を用いて、取得した購入要求741に基づいて、決済などの販売処理をする。販売処理に成功した場合、購入情報取得部401は、処理装置911を用いて、取得した購入要求741に含まれる購入情報を出力する。購入情報には、例えば、利用装置860を識別するための端末ID、利用者が購入したコンテンツ711を識別するためのコンテンツID、利用者が購入したコンテンツ711の利用条件などが含まれる。
利用者情報記憶部402は、処理装置911を用いて、購入情報取得部401が出力した購入情報を入力する。利用者情報記憶部402は、記憶装置914を用いて、入力した購入情報を記憶する。
述語決定部403は、処理装置911を用いて、生成装置820が出力した属性種類723と、利用者情報記憶部402が記憶した購入情報とを入力する。述語決定部403は、処理装置911を用いて、入力した属性種類723に基づいて、入力した購入情報を、購入したコンテンツ711を暗号化した暗号化コンテンツ712を復号できるよう復号鍵に設定すべき述語に変換する。述語決定部403は、処理装置911を用いて、変換した述語を出力する。
復号鍵発行指示部404は、処理装置911を用いて、述語決定部403が出力した述語を入力する。復号鍵発行指示部404は、処理装置911を用いて、入力した述語を設定した復号鍵を発行することを要求する発行要求742を生成する。復号鍵発行指示部404は、出力装置913を用いて、生成した発行要求742を、管理装置830に対して通知する。
暗号化鍵生成部311は、処理装置911を用いて、関数型暗号方式のパラメータを設定する。暗号化鍵生成部311が設定するパラメータには、コンテンツ711を暗号化して暗号化コンテンツ712を生成するための暗号化鍵731や、暗号化鍵731を使って生成した暗号化コンテンツ712を復号するための復号鍵733を生成するためのマスター鍵732などが含まれる。鍵生成装置831は、処理装置911を用いて、設定したパラメータを出力する。なお、暗号化鍵生成部311は、属性種類決定部211が決定した属性種類723に基づいて、関数型暗号方式の属性の数などのパラメータを設定する構成であってもよい。
暗号化鍵発行部312は、出力装置913を用いて、暗号化鍵生成部311が生成した暗号化鍵731を生成装置820に対して安全な方式で通知する。ここでいう「安全」とは、第三者が暗号化鍵731を掏り替えるのを防ぐことである。このため、生成装置820は、取得した暗号化鍵731が、鍵生成装置831によって生成されたものであることを確認する。例えば、暗号化鍵発行部312は、従来の公開鍵暗号方式における管理装置830の秘密鍵を使って、暗号化鍵731に署名を付す。生成装置820の暗号化鍵取得部221は、管理装置830の公開鍵を使って、暗号化鍵731に付された署名を検証する。
復号鍵情報取得部321は、入力装置912を用いて、販売装置840が通知した発行要求742を取得する。復号鍵情報取得部321は、処理装置911を用いて、取得した発行要求742に含まれる述語を出力する。
復号鍵情報記憶部322は、記憶装置914を用いて、利用装置860の端末IDごとに、その利用装置860の利用者が購入済のすべてのコンテンツ711を復号できる復号鍵に設定されている述語743を記憶している。復号鍵情報記憶部322は、処理装置911を用いて、復号鍵情報取得部321が出力した述語を入力する。復号鍵情報記憶部322は、処理装置911を用いて、入力した述語に基づいて、あらかじめ記憶している述語743を更新する。復号鍵情報記憶部322は、記憶装置914を用いて、更新した述語743を記憶する。
パラメータ記憶部331は、処理装置911を用いて、暗号化鍵生成部311が生成したパラメータのうち、マスター鍵732など復号鍵の生成に必要なパラメータを入力する。パラメータ記憶部331は、記憶装置914を用いて、入力したパラメータを記憶する。
復号鍵生成部332は、処理装置911を用いて、復号鍵情報記憶部322が記憶した述語743と、パラメータ記憶部331が記憶したパラメータとを入力する。復号鍵生成部332は、処理装置911を用いて、入力したパラメータに基づいて、入力した述語を設定した復号鍵733を生成する。復号鍵生成部332は、処理装置911を用いて、生成した復号鍵733を出力する。
復号鍵発行部333は、処理装置911を用いて、復号鍵生成部332が出力した復号鍵733を入力する。復号鍵発行部333は、出力装置913を用いて、入力した復号鍵733を、利用装置860に対して安全な方式で通知する。ここでいう「安全」とは、第三者が復号鍵733を窃取するのを防ぐことである。例えば、復号鍵発行部333は、従来の公開鍵暗号方式における利用装置860の公開鍵を用いて、復号鍵733を暗号化し、暗号化した復号鍵733を利用装置860に対して送信する。
暗号化コンテンツ取得部601は、入力装置912を用いて、配布装置850が配布した暗号化コンテンツ712を取得する。なお、暗号化コンテンツ取得部601は、生成装置820から暗号化コンテンツ712を直接取得する構成であってもよいし、他の利用装置860から暗号化コンテンツ712を取得する構成であってもよい。暗号化コンテンツ取得部601は、処理装置911を用いて、取得した暗号化コンテンツ712を出力する。
暗号化コンテンツ記憶部602は、処理装置911を用いて、暗号化コンテンツ取得部601が出力した暗号化コンテンツ712を入力する。暗号化コンテンツ記憶部602は、記憶装置914を用いて、入力した暗号化コンテンツ712を記憶する。
復号鍵取得部603は、入力装置912を用いて、管理装置830が通知した復号鍵733を取得する。例えば、復号鍵取得部603は、利用装置860の公開鍵を使って管理装置830が暗号化した復号鍵733を受信し、利用装置860の秘密鍵を使って復号することにより、復号鍵733を取得する。復号鍵取得部603は、処理装置911を用いて、取得した復号鍵733を出力する。
復号鍵記憶部604は、処理装置911を用いて、復号鍵取得部603が出力した復号鍵733を入力する。復号鍵記憶部604は、記憶装置914を用いて、入力した復号鍵733を記憶する。復号鍵記憶部604は、常に1つの復号鍵733を記憶する。復号鍵記憶部604が既に古い復号鍵733を記憶している場合、復号鍵記憶部604は、古い復号鍵733を削除して消去し、新しい復号鍵733を記憶する。
コンテンツ復号部605は、処理装置911を用いて、暗号化コンテンツ記憶部602が記憶した暗号化コンテンツ712と、復号鍵記憶部604が記憶した復号鍵733とを入力する。コンテンツ復号部605は、処理装置911を用いて、入力した復号鍵733を使って、暗号化コンテンツ712を復号し、コンテンツ711を復元する。暗号化コンテンツ712に設定した属性が、復号鍵733に設定した述語が表わす条件を満たせば、コンテンツ復号部605は、復号に成功する。復号に成功した場合、コンテンツ復号部605は、処理装置911を用いて、復元したコンテンツ711を出力する。
コンテンツ動作部606は、処理装置911を用いて、コンテンツ復号部605が出力したコンテンツ711を入力する。コンテンツ動作部606は、処理装置911を用いて、入力したコンテンツ711を実行する。実行終了後、コンテンツ動作部606は、実行したコンテンツ711を削除する。
復号鍵申請部607は、コンテンツ復号部605が復号に失敗した場合、出力装置913を用いて、復号に失敗した暗号化コンテンツ712についての情報を表示し、暗号化コンテンツ712を復号できる復号鍵を購入するか否かを利用装置860の利用者に問い合わせる。復号鍵申請部607は、入力装置912を用いて、利用者の操作を入力し、利用者の意思を確認する。購入意思を確認した場合、復号鍵申請部607は、処理装置911を用いて、購入要求741を生成する。復号鍵申請部607は、出力装置913を用いて、生成した購入要求741を、販売装置840に対して通知する。
復号に成功した場合、コンテンツ復号部605は、利用処理S560を実行工程S563へ進める。
復号に失敗した場合や、そもそも復号鍵記憶部604が復号鍵733をまだ記憶していない場合、コンテンツ復号部605は、利用処理S560を購入処理S540へ進める。
利用者に購入意思がある場合、復号鍵申請部607は、購入要求741を生成し、販売装置840に対して通知する。販売装置840の購入情報取得部401は、利用装置860が通知した購入要求741を取得する。購入情報取得部401は、取得した購入要求741に基づいて、決済などの販売処理をする。販売処理に失敗した場合、購入情報取得部401は、そのことを利用装置860に通知し、利用処理S560を終了する。
販売処理に成功した場合、購入情報取得部401は、利用処理S560を復号鍵発行処理S530へ進める。
復号鍵記憶部604は、利用処理S560を復号工程S562に戻す。
コンテンツ属性751は、コンテンツ711の属性の種類を表わす。
関数型暗号属性752は、コンテンツ属性751が表わすコンテンツ711の属性を割り当てた関数型暗号の属性を表わす。
変換規則753は、コンテンツ711の属性を、関数型暗号の属性に変換する規則を表わす。
属性名756は、コンテンツ711の属性の名称を表わし、属性種類723のコンテンツ属性751に対応している。
属性内容757は、属性名756で表わされる属性の内容を表わす。
関数型暗号属性名761は、関数型暗号の属性の名称を表わし、属性種類723の関数型暗号属性752に対応している。
関数型暗号属性値762は、関数型暗号の属性の値を表わす。
なお、配布装置850は、暗号化コンテンツ712をデータベースなどに登録して公開する構成であってもよい。そうすれば、コンテンツ属性情報721などに基づいて暗号化コンテンツ712を検索することができる。
属性名766は、コンテンツ711の属性の名称もしくは利用装置860の属性の名称を表わす。
属性内容767は、属性名766がコンテンツ711の属性の名称である場合は、その属性が満たすべき条件を表わし、属性名766が利用装置860の属性の名称である場合は、その属性の内容を表わす。
購入要求741のレコード765には、少なくとも属性名766が「端末ID」であるレコード765が含まれている。属性「端末ID」は、利用装置860の属性であり、購入要求741を生成した利用装置860を識別するための一意な識別コードを表わす。
「提供者」及び「コンテンツID」を指定することにより、暗号化コンテンツ712を一意に特定することができるから、この購入要求741は、1つのコンテンツ711の購入を要求するものである。なお、シリーズものなど、常に一体として販売される複数のコンテンツ711には、同じ「コンテンツID」を設定して暗号化する構成であってもよい。その場合、その「コンテンツID」を指定した購入要求741により、同じ「コンテンツID」を持つ複数のコンテンツ711を購入することができる。
このように「コンテンツID」を指定せず、「ジャンル」や「発売時期」など、一般に、複数のコンテンツ711が同じ内容を持つ属性を指定することにより、同じ内容の属性を持つ複数のコンテンツ711をまとめて購入することもできる。
端末ID771は、復号鍵733を発行する対象の利用装置860を表わす。端末ID771は、購入要求741の「端末ID」に対応している。
述語772は、復号鍵733に設定されている述語743に追加すべき述語772を表わす。述語772は、述語決定部403が決定したものである。
述語743は、復号鍵生成部332が新しく生成する復号鍵733に設定する述語743であり、復号鍵情報取得部321が取得した発行要求742に基づいて、復号鍵情報記憶部322が記憶した述語743aを更新したものである。
このように、復号鍵情報記憶部322は、利用者が購入した個々の利用権を表わす述語を論理和で結合した述語743を記憶する。
また、更新された新たな復号鍵733は、新たに購入したコンテンツ711だけでなく、それまでに購入してあるすべてのコンテンツ711を復元できるので、古い復号鍵733を記憶しておく必要がない。復号鍵733をコンテンツ711(または暗号化コンテンツ712)に対応づけて管理する必要がないので、利用装置860における復号鍵733の管理が容易になる。複数の復号鍵のなかから暗号化コンテンツ712を復号できる復号鍵を選択する必要がないので、復号にかかる時間を短縮することができる。
また、復号鍵733が暗号化コンテンツ712を復号してコンテンツ711を復元できる条件が、復号鍵733のなかに埋め込まれており、外部からは見ることができない。このため、復号鍵733の安全性が向上する。
また、販売装置840では、利用者が購入したすべてのコンテンツ711についての情報を管理する必要がない。したがって、販売装置840は、利用者が新たに購入したコンテンツ711について発行要求742を管理装置830に対して通知したのち、購入要求741や発行要求742を保持しておく必要がなく、消去することができる。
このため、利用者がどんなコンテンツ711を購入したかという個人情報の漏洩を防ぐことができる。
また、販売装置840では、利用者が購入したすべてのコンテンツ711についての情報を管理する必要がないので、複数の販売装置840が、一つの利用装置860に対して、異なるコンテンツ711を販売した場合でも、管理装置830が生成する復号鍵733の整合性を保つことができる。
その場合、復号鍵の属性として、例えば、「端末ID」(利用者)、「購入日時」などに対応する属性を設定する。コンテンツの述語として、例えば、復号鍵に設定された「端末ID」に対応する属性が、そのコンテンツを購入した利用者の端末IDに対応する値であり、かつ、復号鍵に設定された「購入日時」に対応する属性が、所定の期間内に対応する値であるという条件を表わす述語を設定する。これにより、そのコンテンツを所定の期間内に購入した利用者のみが、暗号化コンテンツを復号して、そのコンテンツを利用することができる。
コンテンツ販売システム(販売システム800)は、コンテンツ711の購入処理を行った利用者の端末装置(利用装置860)に限り暗号化コンテンツ712の復号を認め、コンテンツの利用を制御できる。コンテンツ販売システムは、コンテンツ711の暗号化に関数型暗号を用い、コンテンツ管理サーバ(生成装置820、販売装置840)が、コンテンツ711の暗号化及び運用管理を行い、鍵管理サーバ(管理装置830)が、関数型暗号の暗号化鍵731、復号鍵733の生成、更新などの管理を行い、端末装置(利用装置860)に復号鍵733を送信する。
コンテンツ711の暗号化に関数型暗号を用い、コンテンツ管理サーバ(生成装置820、販売装置840)がコンテンツ711の管理を行い、鍵管理サーバ(管理装置830)が暗号化鍵731、復号鍵733の管理を行うことにより、コンテンツ711の購入処理を行った端末装置(利用装置860)でのみコンテンツ711を復号することができる。
実施の形態2について、図18〜図20を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
試用情報取得部405は、入力装置912を用いて、利用装置860が通知した試用申請745を取得する。試用情報取得部405は、処理装置911を用いて、取得した試用申請745に含まれる試用情報を出力する。試用情報には、例えば、利用装置860を識別するための端末ID、利用者が試用するコンテンツ711を識別するためのコンテンツID、利用者がコンテンツ711を試用する試用条件などが含まれる。試用情報取得部405は、クレジットカードの決済などの販売処理をしない点が、購入情報取得部401と異なる。
利用者情報記憶部402は、処理装置911を用いて、試用情報取得部405が出力した試用情報を入力する。利用者情報記憶部402は、記憶装置914を用いて、入力した試用情報を記憶する。
述語決定部403は、処理装置911を用いて、生成装置820が出力した属性種類723と、利用者情報記憶部402が記憶した試用情報とを入力する。述語決定部403は、処理装置911を用いて、入力した属性種類723に基づいて、入力した試用情報を、試用するコンテンツ711を暗号化した暗号化コンテンツ712を復号できるよう復号鍵に設定すべき述語に変換する。述語決定部403は、処理装置911を用いて、変換した述語を出力する。
例えば、提供装置810は、1つのコンテンツ711の2つの版(例えば、最初の30秒だけの版と、最後までの版)を生成装置820に提供し、1つ(最初の30秒だけの版)を試用可能に設定し、他の1つ(最後までの版)を試用不可に設定する。これにより、あるコンテンツ711の試用させたい範囲のみ、利用装置860に利用させ、それ以外の部分を利用させないことができる。2つの版には、異なるコンテンツIDを設定する必要がなく、共通のコンテンツIDを設定することができる。これにより、2つの版が、試用可能か使用不可かの違いだけであることを明確にできるので、配布装置850や利用装置860における暗号化コンテンツ712の管理が容易になる。
また、試用申請745を認める条件をあらかじめ設定しておき、試用情報取得部405は、その条件が満たされている場合のみ、試用情報を出力する構成であってもよい。これにより、条件を満たす利用者には試用を許可し、条件を満たさない利用者には試用を許可しないことができる。
コンテンツ販売システム(販売システム800)は、利用者がコンテンツ711を試用できる仕組みを実現できる。暗号化コンテンツ712及び復号鍵733に設定される属性及び述語に試用を認める条件を含める仕組みをコンテンツ管理サーバ(生成装置820、販売装置840)、鍵管理サーバ(管理装置830)、端末装置(利用装置860)に追加する。
これにより、コンテンツ販売システム(販売システム800)は、端末装置(利用装置860)において、未購入のコンテンツ711に対して特定の利用条件を満たした場合に限り、コンテンツ711の試用を認めることができる仕組みを実現できる。
また、暗号化のときに属性を設定し、復号鍵に述語を設定するのではなく、逆に、暗号化のときに述語を設定し、復号鍵に属性を設定する構成であってもよい。あるいは、暗号化のときに属性及び述語を設定し、復号鍵に述語及び属性を設定する構成であってもよい。
例えば、コンテンツを暗号化するときに「(利用形態=購入済)または[(権利取得日時=2011年1月)かつ(利用形態=試用)]」という条件に対応する述語を設定し、復号鍵には、「利用形態」や「権利取得日時」に対応する属性を設定する。これにより、例えば「すでに購入済の利用者は常に復号できるが、試用を希望する利用者は2011年1月に申請した利用者に限定する」といった複雑な制限を設けることが容易にできる。
実施の形態3について、図21〜図22を用いて説明する。
なお、実施の形態1または実施の形態2と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
暗号化コンテンツ結合部227は、処理装置911を用いて、コンテンツ暗号化部224がコンテンツ711を暗号化して生成した暗号化コンテンツを入力する。暗号化コンテンツ結合部227は、処理装置911を用いて、1つのコンテンツ711を分割した複数のコンテンツに異なる属性を設定して暗号化した複数の暗号化コンテンツを結合して、一つの暗号化コンテンツ712とする。暗号化コンテンツ結合部227は、処理装置911を用いて、結合した暗号化コンテンツ712を出力する。
これにより、利用装置860が保持している復号鍵733で利用可能な部分のみを利用することができる。分割した部分ごとに異なる復号鍵を用意する必要がないので、利用装置860における復号鍵733の管理が容易である。また、復号鍵733により復号できる条件を意識することなく復号することができるので、安全性が向上する。
コンテンツ販売システム(販売システム800)は、一つの暗号化コンテンツ712で試用者と購入者との両方が利用できる仕組みを実現する。一つの暗号化コンテンツ712に試用者用領域と購入者用領域を設ける仕組みを、コンテンツ管理サーバ(生成装置820,販売装置840)、鍵管理サーバ(管理装置830)、端末装置(利用装置860)に追加する。
これにより、一つの暗号化コンテンツ712で試用者と購入者の両方が利用できる仕組みを実現できる。
実施の形態4について、図23を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態3と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
失効情報決定部406は、処理装置911を用いて、利用者が購入したコンテンツ711を利用する権利が失効したか否かを判定する。例えば、利用者情報記憶部402が記憶する購入情報は、利用者が購入したコンテンツ711に利用期限が設定されている場合に、その利用期限を表わす情報を含む。失効情報決定部406は、利用者情報記憶部402が記憶した購入情報に基づいて、利用期限が到来したか否かを判定し、利用期限が到来したと判定した場合に、権利が失効したと判定する。あるいは、失効情報決定部406は、販売装置840の管理者の操作に基づいて、権利が失効したか否かを判定する構成であってもよい。
権利が失効したと判定した場合、失効情報決定部406は、処理装置911を用いて、属性種類723に基づいて、利用者情報記憶部402が記憶した購入情報のうち失効した部分を変換して、復号鍵に設定されている述語から削除すべき述語を生成する。失効情報決定部406は、処理装置911を用いて、生成した述語を出力する。
復号鍵発行指示部404は、処理装置911を用いて、失効情報決定部406が出力した述語を入力する。復号鍵発行指示部404は、処理装置911を用いて、入力した述語を削除した復号鍵を発行することを要求する発行要求742を生成する。復号鍵発行指示部404は、出力装置913を用いて、生成した発行要求742を、管理装置830に対して通知する。
例えば、復号鍵情報記憶部322が記憶している述語743が、利用者が購入した個々の利用権を表わす述語を論理和で結合した述語である場合、復号鍵情報記憶部322は、発行要求742によって削除を要求されている述語を述語743のなかから取り除く。
コンテンツ販売システム(販売システム800)は、特定のコンテンツ711を既に購入または試用できるように復号鍵733が設定されている端末装置(利用装置860)に対して、購入または試用できないようにする仕組みを実現する。コンテンツ管理サーバ(販売装置840)からの指示により、復号鍵733の設定を変更する仕組みを、コンテンツ管理サーバ(生成装置820、販売装置840)、鍵管理サーバ(管理装置830)、端末装置(利用装置860)に追加する。
これにより、特定のコンテンツ711を既に購入または試用できるように復号鍵733が設定されている端末装置(利用装置860)に対して、購入または試用できないようにする仕組みを実現することができる。
実施の形態5について、図24〜図25を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態4と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
復号鍵生成部332は、復号鍵情報取得部321が販売装置840から通知された発行要求742を取得し、復号鍵情報記憶部322が記憶した述語743を更新するとき、処理装置911を用いて、更新される前の古い述語743を設定した古い復号鍵733を生成する。これは、利用装置860が記憶している復号鍵733と同じものである。また、復号鍵生成部332は、復号鍵情報記憶部322が記憶した述語743が更新されたのち、処理装置911を用いて、新しい述語743を設定して再び復号鍵733を生成する。これは、利用装置860が新たに記憶すべき復号鍵733である。復号鍵生成部332は、処理装置911を用いて、生成した2つの復号鍵733を出力する。
差分算出部334は、処理装置911を用いて、復号鍵生成部332が生成した2つの復号鍵733を入力する。差分算出部334は、処理装置911を用いて、入力した2つの復号鍵733の差分734を算出する。差分算出部334は、処理装置911を用いて、算出した差分734を出力する。
差分発行部335は、処理装置911を用いて、差分算出部334が出力した差分734を入力する。差分発行部335は、出力装置913を用いて、入力した差分734を、利用装置860に対して通知する。
差分取得部608は、入力装置912を用いて、管理装置830が通知した差分734を取得する。差分取得部608は、処理装置911を用いて、取得した差分734を出力する。
復号鍵更新部609は、処理装置911を用いて、差分取得部608が出力した差分734を入力する。復号鍵更新部609は、処理装置911を用いて、入力した差分734を、復号鍵記憶部604が記憶している古い復号鍵733に適用することにより、新しい復号鍵733を生成する。
復号鍵記憶部604は、記憶装置914を用いて、古い復号鍵733を削除して消去し、復号鍵更新部609が生成した新しい復号鍵733を記憶する。
実施の形態6について、図26を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態5と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
復号鍵生成装置833の復号鍵生成部332は、処理装置911を用いて、復号鍵情報記憶部322が記憶した述語743によって表わされる条件を満たす属性を設定して暗号化された暗号化コンテンツ712に加えて、コンテンツ711の属性「対象端末ID」がその利用装置860の端末IDと一致するすべての暗号化コンテンツ712を復号できる復号鍵733を生成する。復号鍵生成部332が生成する復号鍵733は、暗号化コンテンツ712に設定された属性のなかに、コンテンツ711の属性「対象端末ID」に対応する属性があり、その値がその利用装置860の端末IDに対応する値である場合、他に設定された属性に関わらず、その暗号化コンテンツ712を復号できる。また、復号鍵生成部332が生成する復号鍵733は、暗号化コンテンツ712に設定された属性のなかに、コンテンツ711の属性「対象端末ID」に対応する属性がない場合や、あってもその値がその利用装置860の端末IDに対応する値でない場合、利用装置860の利用者が購入したコンテンツ711を暗号化した暗号化コンテンツ712など、他に設定された属性が通常の条件を満たす暗号化コンテンツ712を復号できる。
漏洩元判定装置870は、利用装置860の復号鍵733が不正に流出した場合に、流出した復号鍵733の漏洩元である利用装置860を判定する。漏洩元判定装置870は、例えば、漏洩復号鍵記憶部871と、試験データ生成部872と、端末別属性決定部873と、試験暗号化部874と、試験復号部875と、漏洩元判定部876と、漏洩元出力部877とを有する。
試験データ生成部872は、処理装置911を用いて、試験データを生成する。試験データは、コンテンツ711に相当するものであり、漏洩復号鍵記憶部871が記憶した復号鍵733を使って、試験データを暗号化した暗号化データを復号できるか否かを判定するためのデータである。試験データ生成部872は、処理装置911を用いて、生成した試験データを出力する。
端末別属性決定部873は、処理装置911を用いて、試験データ生成部872が生成した試験データを暗号化するときに設定する関数型暗号方式の属性722を決定する。例えば、端末別属性決定部873は、記憶装置914を用いて、生成装置820が決定した属性種類723をあらかじめ記憶している。端末別属性決定部873は、処理装置911を用いて、記憶した属性種類723に基づいて、コンテンツ711の属性「対象端末ID」に対応する関数型暗号方式の属性を、漏洩元として疑われる利用装置860の端末IDを変換した値に設定する。端末別属性決定部873は、処理装置911を用いて、決定した属性722と、設定した端末IDとを出力する。
試験暗号化部874は、処理装置911を用いて、試験データ生成部872が生成した試験データに、端末別属性決定部873が決定した属性722を設定して暗号化する。例えば、試験暗号化部874は、記憶装置914を用いて、管理装置830が生成した暗号化鍵731をあらかじめ記憶している。試験暗号化部874は、処理装置911を用いて、試験データ生成部872が出力した試験データと、端末別属性決定部873が出力した属性722とを入力する。試験暗号化部874は、処理装置911を用いて、入力した試験データに、入力した属性722を設定し、記憶した暗号化鍵731を使って暗号化して、暗号化データを生成する。試験暗号化部874は、処理装置911を用いて、生成した暗号化データを出力する。
試験復号部875は、処理装置911を用いて、試験暗号化部874が生成した暗号化データを、漏洩復号鍵記憶部871が記憶した復号鍵733を使って復号する。例えば、試験復号部875は、処理装置911を用いて、漏洩復号鍵記憶部871が記憶した復号鍵733と、試験暗号化部874が出力した暗号化データとを入力する。試験復号部875は、処理装置911を用いて、入力した暗号化データを、入力した復号鍵733を使って復号する。試験復号部875は、処理装置911を用いて、復号に成功したか否かを判定し、判定した判定結果を出力する。
漏洩元判定部876は、処理装置911を用いて、試験復号部875が判定した判定結果に基づいて、復号鍵733の漏洩元である利用装置860の端末IDを判定する。例えば、漏洩元判定部876は、処理装置911を用いて、端末別属性決定部873が出力した端末IDと、試験復号部875が出力した判定結果とを入力する。漏洩元判定部876は、処理装置911を用いて、入力した判定結果に基づいて、試験復号部875が暗号化データの復号に成功した場合に、復号鍵733の漏洩元である利用装置860の端末IDが、入力した端末IDであると判定する。漏洩元判定部876は、処理装置911を用いて、判定した判定結果を出力する。
漏洩元出力部877は、処理装置911を用いて、漏洩元判定部876が出力した判定結果を入力する。漏洩元出力部877は、出力装置913を用いて、入力した判定結果を出力する。例えば、漏洩元出力部877は、復号鍵733の漏洩元である利用装置860の端末IDを画面に表示する。
上記鍵生成部は、販売する複数のコンテンツ(711)をそれぞれのコンテンツに設定された属性に基づいて関数型暗号方式により暗号化して複数の暗号化コンテンツ(712)を生成するための暗号化鍵(731)と、上記暗号化鍵を用いて生成された暗号化コンテンツを復号する復号鍵(733)を生成するためのマスター鍵(732)との組を生成する。
上記利用者管理部は、利用者が購入した1以上のコンテンツに関する情報(述語743)を記憶する。
上記復号鍵生成部は、上記鍵生成部が生成したマスター鍵を用いて、上記利用者管理部が記憶した情報に基づいて、上記鍵生成部が生成した暗号化鍵を用いて生成される複数の暗号化コンテンツを1つの復号鍵で復号して上記利用者が購入した1以上のコンテンツを復元可能な条件を設定した復号鍵を生成する。
上記復号鍵生成部(復号鍵生成装置833)は、上記利用者管理部が記憶した情報に含まれる利用条件と暗号化コンテンツ(712)に設定された属性に含まれる利用条件とが合致する場合に上記暗号化コンテンツを復号できることを条件とする復号鍵(733)を生成する。
暗号化装置は、上記コンテンツ販売管理装置の鍵生成部(鍵生成装置831)が生成した暗号化鍵(731)を用いて、販売する複数のコンテンツ(711)を、それぞれのコンテンツに設定された属性(722)に基づいて暗号化して、複数の暗号化コンテンツ(712)を生成する。
利用装置は、上記コンテンツ販売管理装置の復号鍵生成部(復号鍵生成装置833)が生成した復号鍵(733)を記憶し、上記暗号化装置が生成した暗号化コンテンツを、記憶した復号鍵を用いて復号する。
Claims (7)
- 鍵生成部と、利用者管理部と、復号鍵生成部とを有し、
上記鍵生成部は、販売する複数のコンテンツをそれぞれのコンテンツに設定された属性に基づいて関数型暗号方式により暗号化して複数の暗号化コンテンツを生成するための暗号化鍵と、上記暗号化鍵を用いて生成された暗号化コンテンツを復号する復号鍵を生成するためのマスター鍵との組を生成し、
上記利用者管理部は、上記複数のコンテンツのうちの利用者が購入した購入済みのコンテンツを暗号化して生成される購入済みの暗号化コンテンツが復号される条件である利用条件を含んだ利用情報と、上記複数のコンテンツのうちの上記利用者が購入していない未購入のコンテンツを暗号化して生成される未購入の暗号化コンテンツが復号される条件である試用条件を含んだ試用情報とを記憶し、
上記復号鍵生成部は、上記鍵生成部が生成したマスター鍵を用いて、上記利用者管理部が記憶した利用情報に基づいて、上記利用条件を設定した復号鍵を生成し、上記利用条件を設定した復号鍵を用いて上記未購入の暗号化コンテンツを復号できなかった利用装置から、上記未購入のコンテンツの試用を申請する試用申請が出力された場合に、上記マスター鍵を用いて、上記試用情報に基づいて、上記試用条件を設定した復号鍵を生成するコンテンツ販売管理装置。 - 上記試用条件を設定した復号鍵は、上記利用情報に含まれる利用条件と上記試用情報に含まれる試用条件との少なくともいずれかを満たす、という条件を設定した復号鍵である
請求項1に記載のコンテンツ販売管理装置。 - 上記復号鍵生成部は、上記利用者管理部が記憶した利用情報が更新された場合に、更新された利用情報に基づいて、更新された利用情報に含まれる利用条件を設定した新しい復号鍵を生成する
請求項1に記載のコンテンツ販売管理装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンテンツ販売管理装置と、
上記コンテンツ販売管理装置の鍵生成部が生成した暗号化鍵を用いて、上記複数の暗号化コンテンツを生成する暗号化装置と、
上記コンテンツ販売管理装置の復号鍵生成部が生成した復号鍵である上記利用条件を設定した復号鍵を記憶し、上記暗号化装置が生成した複数の暗号化コンテンツのうちの上記未購入の暗号化コンテンツを、記憶した復号鍵を用いて復号できなかった場合に、上記試用申請を出力し、上記コンテンツ販売管理装置の復号鍵生成部が生成した復号鍵である上記試用条件を設定した復号鍵を新たに記憶し、新たに記憶した復号鍵を用いて上記未購入の暗号化コンテンツを復号する上記利用装置と
を有するコンテンツ販売システム。 - 上記利用装置は、上記復号鍵生成部が新しい復号鍵を生成した場合に、古い復号鍵を削除して、新しい復号鍵を新たに記憶する
請求項4に記載のコンテンツ販売システム。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンテンツ販売管理装置として、コンピュータを機能させるコンピュータプログラム。
- 鍵生成部と、利用者管理部と、復号鍵生成部とを有するコンテンツ販売管理装置が、コンテンツの販売を管理するコンテンツ販売管理方法において、
上記鍵生成部が、販売する複数のコンテンツをそれぞれのコンテンツに設定された属性に基づいて関数型暗号方式により暗号化して複数の暗号化コンテンツを生成するための暗号化鍵と、上記暗号化鍵を用いて生成された暗号化コンテンツを復号する復号鍵を生成するためのマスター鍵との組を生成し、
上記利用者管理部が、上記複数のコンテンツのうちの利用者が購入した購入済みのコンテンツを暗号化して生成される購入済みの暗号化コンテンツが復号される条件である利用条件を含んだ利用情報と、上記複数のコンテンツのうちの上記利用者が購入していない未購入のコンテンツを暗号化して生成される未購入の暗号化コンテンツが復号される条件である試用条件を含んだ試用情報とを記憶し、
上記復号鍵生成部が、上記鍵生成部が生成したマスター鍵を用いて、上記利用者管理部が記憶した利用情報に基づいて、上記利用条件を設定した復号鍵を生成し、上記利用条件を設定した復号鍵を用いて上記未購入の暗号化コンテンツを復号できなかった利用装置から、上記未購入のコンテンツの試用を申請する試用申請が出力された場合に、上記マスター鍵を用いて、上記試用情報に基づいて、上記試用条件を設定した復号鍵を生成するコンテンツ販売管理方法。
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