JP5248656B2 - フェムトセルにおける無線資源管理 - Google Patents

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Description

本明細書で説明される実施態様は、複数のフェムトセル基地局を含むシステムにおける無線資源の管理に関係する。
フェムトセル基地局(3GPPシステムにおいて実装されるときに、ホーム基地局(Home base stations)又はHome nodeB又はHome eNodeBとも呼ばれる)は、カバレージ及びキャパシティーを向上させるために屋内環境で使用される、制限された範囲をもつ(例えばわずか10mの送信半径をもつ)基地局である。フェムトセル基地局は、例えばホーム又はオフィスのエリアに制限された制限範囲を有する。この小さなカバレージエリアの結果として、フェムトセルを使用するネットワークは、周波数(又はより一般に資源ブロック)をより頻繁に再利用することができ、それゆえ、より大きなセルを使用するネットワークと比べて、増加したキャパシティーを有する。
ネットワークオペレータに対するこれらの利点の他に、そのようなフェムトセルの使用がないときはそのようなカバレージが欠けるであろうエリアにおいて(例えば外部ネットワークの伝播が妨げられる建物において)ネットワーク・カバレージを提供することができるので、フェムトセルはエンドユーザに対する利益にもなることができる。フェムトセル基地局の使用は、特に、ホームにとって魅力的である(例えば困難な無線伝播状態のために、マクロセルからの信号がホームに浸透することができない可能性がある)。フェムトセル基地局がエリア内にネットワーク・カバレージを提供する状況において、該カバーエリア内のユーザ装置は、いずれも、利用可能なマクロセル基地局よりもむしろフェムトセル基地局へのコネクションを確立する可能性があり、それによって、改善したコネクションを達成する。これは、マクロセルからトラフィックをオフロードするのを助けるだけでなく、マクロセルが提供すべきものに加えて、より大きなキャパシティーを生み出す。フェムトセルへトラフィックをオフロードすることによる既存のマクロ・ネットワーク上の負荷の減少は、マクロセル・ユーザのパフォーマンスの向上を助ける。同時に、ネットワークオペレータの資本的な及び経常的な経費が削減される。
ホームにおけるキャパシティーの向上は、さらに、ネットワークオペレータが競争価格設定プラン(例えば固定回線電話と競争するために定額で無制限の使用)をロールアウトするのを支援することができる。フェムトセル基地局の使用にインセンティブを与えることができる。例えば、ネットワークオペレータは、通話料を減らすことが出来得る(場合によっては、フェムトセルの使用に関連する顧客には通話料を無料にするほどまでにさえ)。このように、使用は、より安い価格/より低い使用率でのより良好なパフォーマンス/キャパシティーの改善をもたらすであろう。それゆえ、顧客及びオペレータの両方が、フェムトセルの使用の利益を享受し得る。
フェムトセルは、加入者宅内機器であるようにデザインされている。フェムトセルの小さなカバレージエリアのために、アドホックな方法で配置された多数のフェムトセル基地局が同時にオペレートされ得る。それゆえ、伝統的なセルラー・ネットワークがオペレートされる方法とは対照的に、フェムトセルのための精巧なネットワーク・プランニングは実行できない可能性がある。
さらに、熟練技術者によるフェムトセル基地局のインストールに関連するコストはひどく高いので、フェムトセル基地局は、エンドユーザ(その大部分はインストールの技術的側面を理解していない可能性がある)によってインストールされる可能性が高い。フェムトセル基地局は、その結果として、セットアップ及びオペレーションの間、自己設定及び自己最適化するプラグ・アンド・プレイ型のデバイスであることが期待されている。
フェムトセル基地局がパワーオンした時点で、それが実行する必要のある幾つかのタスクが存在する。第1に、ネットワークオペレータのネットワークが発見される必要があり、そして、フェムトセル基地局は、このように発見されたネットワークにそれ自身を登録する必要がある。登録は、発見されたネットワークの認証サーバに対して該フェムトセル基地局の信用証明書を送信することを伴う。認証サーバは、それから、フェムトセル基地局を認証する。認証が成功した後で、オペレータのネットワークは初期設定パラメータを送信する。DSLフォーラムからの「CPE WAN管理プロトコル(CPE WAN Management Protocol)」というタイトルの実績のある標準TR−069(それはこの参照によって完全に本明細書に組み込まれる)が、認証のために使用され得る。
フェムトセル基地局の初期設定には、干渉管理を含む無線資源管理(RRM)に関係するオペレーションの側面がない。他のフェムトセル基地局との調整なしに独立して干渉を低減するようにフェムトセル基地局の送信電力が変更されるRRMソリューションが知られている。
そのような独立型ソリューション(そこではフェムトセル基地局が互いに独立して動作する)は、必ずしも無線資源の安定した管理を提供することができるとは限らない可能性がある。2つ以上のフェムトセル基地局が同一の新たな動作周波数に対する調整なしで独立して動作周波数を変更し、この新たな周波数が2つ以上のフェムトセル基地局について同一であるならば、フェムトセル基地局によってなされる変更は干渉問題を解決しなかった可能性がある。それどころか、問題が悪化したかもしれない。
上で説明された方法で干渉を管理するフェムトセル基地局を使用するネットワークは、低密度の配備又は低レベルのトラフィックを示す状況では、上手く働く可能性がある。しかしながら、そのようなネットワークは、高密度の配備のシナリオの下では或いは資源に対する重大な競合が存在する場合には、上手く機能しない可能性がある。後者の状況において、複数のフェムトセル基地局の間で干渉管理を調整することは、より望ましい場合がある。
実施態様は以下で例としてのみ及び添付の図面を参照して説明される。
図1は、複数のフェムトセル基地局を含む例示的なネットワークを示す。 図2は、例示的なフェムトセル基地局のアーキテクチャーを示す。 図3は、例示的なフェムトセル基地局において実行されるアルゴリズムを示す。 図4は、資源ブロック使用状況テーブルの例を示す。 図5Aは、近隣リストの一例を示す。 図5Bは、近隣リストの他の例を示す。 図6は、近隣リストを作成するためのアルゴリズムを示す。 図7は、干渉リストの例を示す。 図8は、ユーザ装置からのサービス・リクエストの受信時にフェムトセル基地局により続けられ得るアルゴリズムを示す。
この説明のために、フェムトセル基地局(又は3GPP LTE用語でhome NodeB/home eNodeB(以下“HNB”と呼ぶ))は、(フルサイズのセルラー基地局に比べて)制限された数の接続端末をサポートし、小容量(およそシングルホームの規模)で、ライセンスされたスペクトルを使用してカバレージを提供する、小規模のユーザ配備された基地局であると考えられる。フェムトセル基地局は、例えば、カバレージ及びキャパシティーを向上させるために屋内環境で使用される、制限された範囲をもつ(例えばわずか10mの送信半径をもつ)。フェムトセル基地局は、ブロードバンド・コネクション(例えばホーム・ブロードバンド・コネクション)を介して、インターネットの上でネットワークオペレータのインフラストラクチャーに接続し得る。フェムトセル基地局への言及は、上記のHNBも、無線メトロポリタンエリアネットワーク技術(例えばWiMAX)に基づく制限されたサイズのセルも含むことを意図している。
実施態様によると、制御チャネルを介して互いに通信コンタクトする複数のフェムトセル基地局を含むシステムが提供される。前記フェムトセル基地局は、前記制御チャネルを介してフェムトセル基地局を制御するのに適した情報を交換するように構成される。
前記複数のフェムトセル基地局は、互いの通信範囲内に存在するそれらフェムトセル基地局であっても良い。一つのフェムトセル基地局が、例えば、それが通信コンタクトするフェムトセル基地局の資源の管理について責任を負っても良い。フェムトセル基地局は、所定のインターバルでビーコンを送信しても良い。ビーコンを送信しているフェムトセル基地局からの送信範囲の中の他のフェムトセル基地局は、送信されたビーコンを検出することができ、そして、それが通信コンタクトするフェムトセル基地局の全ての内部リストを生成することができる。初期化の間に、ネットワーク管理システムが、近隣フェムトセル基地局のリストを、代わりに又は追加的に提供しても良い。更なるフェムトセル基地局がアクティブになるとき、このリストの最新版が提供されても良い。
制御チャネルは、フェムトセル基地局が、該制御チャネルを通して互いに通信可能なネットワーク中のフェムトセル基地局のうちの1又は複数の動作パラメータを制御するのに適した情報を交換可能な任意の手段であっても良いし、又は、該任意の手段を含むものであっても良い。制御チャネルは、例えば、制御情報の交換のために予約された周波数帯域又はタイムスロット、制御情報の伝送に関連する符号、又は、システム内のフェムトセル基地局のうちの1又は複数の動作状態の制御のための情報を交換又は伝送可能な他の任意の手段であっても良い。制御チャネルは、例えば、制御情報を含むものとしてフェムトセル基地局により認識される特定のメッセージ・フォーマットを使用して、実装されても良い。一つの実施態様において、制御チャネルは、更に、データ伝送のためにフェムトセル基地局が利用できる資源ブロックの中から、幾つかの資源ブロックを利用しても良い。
制御情報は、フェムトセル基地局の動作パラメータを操る又は制御するのに適している任意の情報又はコマンド(とりわけ、そのような一つのフェムトセル基地局又は複数のフェムトセル基地局がユーザ装置との通信のための資源ブロックを割り当てる方法を操る又は制御するのに適しているそのようなコマンド及び情報)であっても良い。制御情報はまた、フェムトセル基地局のうちの1又は複数がユーザ装置と通信するときに使用する送信電力のレベルを決定するという性質をもつものであっても良い。干渉が2つのフェムトセル基地局による1又は複数の資源ブロックの同時使用に起因するならば、送信電力の調整はきわめて重要であり得る。
好ましい実施態様は、複数のフェムトセル基地局を含む上述のシステムに制限されず、そのようなシステムで使用可能な個々のフェムトセル基地局にも及ぶ。好ましい実施態様によれば、同等のフェムトセル基地局との制御情報の交換のための制御チャネルを確立すること又はネットワーク内の既存の同様の制御チャネルに参加するように構成されたフェムトセル基地局が提供される。前記フェムトセル基地局は、前記制御チャネル上に制御情報を送信し及び/又は前記制御チャネルから制御情報を受信するように更に構成されても良い。
前記フェムトセル基地局は、それがパワーアップするときに及び/又はそれがネットワークオペレータのネットワークへ接続するときに、前記制御チャネルを確立するように構成されても良い。前記制御チャネルは、ある期間の間(例えば前記フェムトセル基地局がパワーダウンするまでの)継続的に維持されても良い。
前記フェムトセル基地局は、ネットワークオペレータのネットワーク管理システムから、前記制御チャネルを確立するための情報を受信するための受信手段を更に含んでも良い。前記フェムトセル基地局は、前記ネットワークオペレータのネットワーク管理システムから受信される情報に基づいて、前記制御チャネルを確立するよう更に構成されても良い。ネットワークオペレータのネットワーク管理システムは、例えば、周波数、周波数帯域、タイムスロット情報若しくは符号を、又は、より一般には、制御チャネルを確立するために使用されるべき一つの資源ブロック若しくは複数の資源ブロックを、提供しても良い。確立される制御チャネルは、該フェムトセル基地局がそれにアクセスしようとするときに存在しない新たな制御チャネルであっても良く、そのため、他のフェムトセル基地局が制御情報を交換できるようにするために、フェムトセル基地局により制御チャネルが生成される。フェムトセル基地局が、ネットワークオペレータのネットワーク管理システムとコンタクトする最初のフェムトセル基地局であり且つ後でこのコンタクトをとる他のフェムトセル基地局がその後にこの制御チャネルの上での制御情報の交換に参加することができる状況において、そのような新しい制御チャネルが確立される必要があることが想定できる。この場合、ネットワークオペレータのネットワーク管理システムから受信される近隣フェムトセル基地局のリストは、近隣フェムトセル基地局を一つも指定しない可能性がある。しかし、上で述べた制御チャネルの確立はまた、例えば、他のフェムトセル基地局がそのようにして制御チャネルを確立した後での、ネットワークオペレータのネットワーク管理システムとコンタクトするフェムトセル基地局による、既に存在する制御チャネルへの参加を含む。
前記制御チャネルは、フェムトセル基地局の間での直接的な通信を可能にするエアーインタフェースを介して、確立されても良いし、又は、フェムトセル基地局が間接的に通信することができるように、バックホールを介して、確立されても良い。制御チャネルを確立する後者の方法は、エアーインタフェースを介した信頼できないコネクションを確立することが出来るだけである場合のあるフェムトセル基地局が、より信頼できる方法で互いに通信することを可能にする。エアーインタフェースを介して確立される制御チャネルは、ライセンスされたスペクトルで又はライセンスのないスペクトルで、オペレートしていても良い。
前記フェムトセル基地局は、リプライ・メッセージを受け取ることを要求するメッセージ(該リプライ・メッセージは該要求するメッセージを受信したフェムトセル基地局の識別子を含む)を無線で送信するよう構成されても良い。前記フェムトセル基地局は、受信されたリターン・メッセージの信号強度を判定し、前記受信されたリターン・メッセージの識別子を、前記判定された信号強度と一緒に記憶しても良い。前記メッセージは、キャリア検知多重アクセス・スキームを使用して送信されても良い。あるいは、WLANシステムのIEEE 802.11仕様に従うブロードキャスト・ビーコンとして又はIEEE 802.15.3aに従うビーコン・スロットにおいて、前記メッセージが送信されても良く及び/又は前記リプライ・メッセージが受信されても良い。
制御チャネルを使用してオペレートする他のフェムトセル基地局が干渉の通知を受信し得るように、フェムトセル基地局は、制御チャネルの上へ干渉の通知を送信するように更に構成されても良い。フェムトセル基地局は、それゆえ、幾つかの既知のシステムの場合のように、干渉通知のフォワーディングについてユーザ装置に依存しない。干渉通知は、しかし、ユーザ装置からの測定レポートの受信に続いて送信されても良い。
前記フェムトセル基地局は、前記制御チャネルを介して他のフェムトセル基地局から制御メッセージを受信するための受信手段又は受信機、及び、前記制御メッセージを介して受信されたコマンドを実行するよう構成されたコントローラを更に含んでも良い。
好ましい実施態様は、制御チャネルを確立及び/又はオペレートするように構成されるハードウェアに制限されず、そのようなハードウェア/フェムトセル基地局をオペレートする方法及びそのようなフェムトセル基地局を含むシステムに及ぶ。他の好ましい実施態様によれば、複数のフェムトセル基地局を管理する方法が提供される。前記方法は、前記複数のフェムトセル基地局の間での制御メッセージの交換を可能にするために、前記複数のフェムトセル基地局の間の共通制御チャネルを確立することを含む。制御メッセージは、受信側フェムトセル基地局によって直ちに解釈可能なコマンドを含んでも良い。該コマンドは、受信側フェムトセル基地局の動作状態を制御することができるという性質をもつものである。
他の好ましい実施態様によると、フェムトセル基地局をオペレートする方法が提供される。前記方法は、前記フェムトセル基地局の1又は複数の他のフェムトセル基地局との通信を可能する制御チャネルを確立し又は同様の通信を可能にする既存の制御チャネルに参加することを含む。前記方法は、前記制御チャネルへ制御情報を送信し及び/又は前記制御チャネルから制御情報を受信することを更に含んでも良い。
集中型の方法における資源ブロック管理問題及び/又は干渉問題への対応を調整するためのローカル資源マネージャーが、更に使用されても良い。問題に対処する適切な方法が見つかることをより容易にするために、そのようなローカル資源マネージャーは、幾つかのフェムトセル基地局によって例えばユーザ装置へ/からのデータ伝送に割り当てられる資源ブロックの記録を保持しても良い。ローカル資源マネージャーは、例えば、干渉問題の発生源の識別を可能にする情報を記憶しても良い。オーバーラップするカバレージエリアを有する二つのフェムトセル基地局による同一の資源ブロックの同時使用は、例えば、干渉のそのような発生源又は原因になり得、また、ローカル資源マネージャーにより「管理される(managed)」フェムトセル基地局によるデータ伝送のために使用される資源ブロックの単純な比較によって識別することができる。ローカル資源マネージャーは、フェムトセル基地局自身であっても良い。ローカル資源マネージャーは、更に又は代わりに、問題のリダイレクションを引き起こしそうなアクションを判定し、このアクションを実行に移すのに適したコマンドを含むメッセージを、例えば制御チャネルを介して、他のフェムトセル基地局に送信するように構成された手段であっても良い。アクションは、ローカル資源マネージャーにより記憶されている情報(例えば上で参照された情報)に基づいて判定されることができる。ローカル資源マネージャーにより記憶されている使用中の資源ブロックに関する情報は、ローカル資源マネージャーの送信範囲の中に存在するそれらのフェムトセル基地局により割り当てられたそれらの資源ブロックに関係し得る。ローカル資源マネージャーは、それと通信コンタクトするフェムトセル基地局のリストを含んでも良い。そのような他のフェムトセル基地局が頻繁にビーコン信号を送信するならば、このリストは、他のフェムトセル基地局により送信されるビーコン信号の受信に基づいて、作成され、続いて更新されても良い。ローカル資源マネージャーは、代わりに、ネットワークオペレータのネットワーク管理システムから受信されるフェムトセル基地局のリストに、そのオペレーションの基礎をおいても良い。もちろん、ローカル資源マネージャーはまた、ローカル資源マネージャー自身が通信のために割り当てた資源ブロックに関係する情報を記憶しても良い。割り当てられた資源ブロックに関係する情報を参照するとき、一般にはフェムトセル基地局により使用される送信電力に関係する情報及び/又はとりわけ一つの特定の資源ブロック若しくは複数の特定の資源ブロックを使用した送信のための送信電力に関係する情報はまた、ローカル資源マネージャーにより維持/記憶されても良い。
他の好ましい実施態様によると、ローカル資源マネージャーとして動作するフェムトセル基地局の存在を問い合わせるように構成されたコントローラを含むフェムトセル基地局が提供される。コントローラは、例えば、他のフェムトセル基地局がネットワークオペレータのネットワーク資源マネージャーに対するローカル資源マネージャーとして動作するか否かに関する情報を要求する問い合わせを送信するように構成されても良い。ネットワークオペレータのネットワーク資源マネージャーは、応答として、問い合わせているフェムトセル基地局の近くでオペレートしている他のフェムトセル基地局のインジケーション及びそのような他のフェムトセル基地局のいずれか一つが既にローカル資源マネージャーの機能を実行しているか否かを提供しても良い。ネットワーク資源マネージャーは、例えば、近隣フェムトセル基地局のリスト中のフェムトセル基地局のうちの一つがローカル資源マネージャーとして動作するかどうかについて、定めてもしても良い。
ローカル資源マネージャーは、通信のためにフェムトセル基地局が利用できる通信及び/又は送信資源ブロックの使用をモニターするように構成され得るフェムトセル基地局であっても良い。ローカル資源マネージャーは、更に又は代わりに、制御情報、制御メッセージ又は制御コマンドを、例えばこの目的のために提供される制御チャネルを介して、他のフェムトセル基地局に送信するように構成されたフェムトセル基地局であっても良い。制御情報/メッセージ/コマンドは、特定の通信コネクションに対して特定の資源ブロックを割り当てるための又は資源ブロックの既に存在する割り当てを変更するための(例えば他の資源ブロックが通信コネクションをオペレートするために使用されるように)コマンド又はインストラクションとして、他のフェムトセル基地局(それはローカル資源マネージャーとして動作するフェムトセル基地局と同一の又は類似するタイプであっても良い)により解釈されるように構成されても良い。
オーバーラップする干渉領域に潜在的に属し得るフェムトセルの数は、局所化された干渉の影響のために非常により少なくなるであろうから、ローカル資源マネージャーの使用は、ネットワークオペレータのネットワーク管理システムにおいてオペレートしている完全に集中型のソリューションに関連するスケーラビリティ問題を回避する。
ローカル資源マネージャーの使用は、更に、ネットワークオペレータの管理システムが、ローカル資源マネージャーを通して該ローカル資源マネージャーにより管理されるフェムトセル基地局に影響を及ぼすことを可能にし得る。そのような影響は、各々のフェムトセル基地局に別々に影響を及ぼす必要があること(上で説明されたマスター・スレーブ型構成で動作するローカル資源マネージャーを有しない完全な分散システムでは、そうでなければならなかった)に比べて、ネットワーク管理システムのために計算的により高価でない可能性がある。
ネットワークオペレータのネットワーク管理システムは、特定のエリアでオペレートするフェムトセル基地局を知っている。ネットワーク管理システムは、したがって、新たに接続しているフェムトセル基地局の近くでオペレートしているフェムトセル基地局及びそのような前に接続されたフェムトセル基地局が実行している機能の信頼できるインジケーションを提供することができる。ネットワーク管理システムは、新たに登録しているフェムトセル基地局の近くでオペレートするフェムトセル基地局のリストを、コネクションの上で、該新たに登録しているフェムトセル基地局に送信しても良い。関連する情報が利用できるようになるにつれて、後でオペレーションを開始したフェムトセル基地局を示す最新版が提供されても良い。
フェムトセル基地局は、先に述べたように、他のフェムトセル基地局との通信のための制御チャネルを確立し又はそれに参加するように更に構成されても良い。この制御チャネルは、ネットワークへのフェムトセルのコネクションをフォローするネットワークオペレータのネットワーク管理システムから受信される情報に基づいて確立されても良い。ローカル資源マネージャーとして動作しているフェムトセル基地局の有無は、前記制御チャネルを介して問い合わせられても良い。
フェムトセル基地局は、資源管理のための他のフェムトセル基地局にコマンドを送信するための機能が使用可能にされるローカル資源管理モードでオペレートするように更に構成されても良い。問い合わせがローカル資源マネージャーの存在のインジケーションを提供しない場合に、このモードに入っても良い。例えば、問い合わせに対するレスポンスが存在しなくても良いし、又は、問い合わせに対するレスポンスが、ネットワーク管理システムに知られているローカル資源マネージャーとして動作するフェムトセル基地局が存在しないことを示しても良い。この場合、フェムトセル基地局は、例えば、ネットワークオペレータのネットワーク管理システムから受信される近隣フェムトセル基地局のリストにより及びこのリストに対する最新版により定義される、それ自身及び後で近くでオペレートを開始し得る任意のフェムトセル基地局の資源を管理することについて責任を負う。
フェムトセル基地局は、更に又は代わりに、問い合わせがローカル資源マネージャーの存在のインジケーションを提供するならば、該フェムトセル基地局が他のフェムトセル基地局から受信されるコマンドを受理して実行する機能が可能にされるコマンド受理モードでオペレートするように構成されても良い。この場合、フェムトセル基地局は、ローカル資源マネージャーから受信されるコマンドを介して該ローカル資源マネージャーが資源ブロックの使用を指示することを可能にするモードにある。
他の実施態様によると、ネットワークに参加する方法が提供される。前記方法は、フェムトセル基地局において実行され、また、フェムトセル基地局をネットワークオペレータのコアネットワークに接続することと、フェムトセル基地局に制御チャネルを介してローカル資源マネージャーの存在に関する問い合わせを送信させることを含む。ローカル資源マネージャーは、例えば、他のフェムトセル基地局であっても良い。
フェムトセル基地局は、更に、問い合わせに対するレスポンスが、ローカル資源マネージャーとして動作するフェムトセル基地局が存在しないことを示す場合、又は、問い合わせレスポンスが、所定の時間の後、受信されない場合に、資源管理のために他のフェムトセル基地局にコマンドを送信するための機能が可能にされるローカル資源管理モードに切り替えられても良い。あるいは、前記方法は、フェムトセル基地局を、それが他のフェムトセル基地局から受信されるコマンドを受理して実行する機能が可能にされるコマンド受理モードに切り替えることを含んでも良い。
ローカル資源マネージャーが、割り当てられた資源ブロックの最新のリストを保持し得るように、フェムトセル基地局は、該ローカル資源マネージャーにより管理される。
実施形態によると、他のフェムトセル基地局による資源ブロックの割り当て又は割り当て解除を指示する該他のフェムトセル基地局からのメッセージを受信し、受信されたメッセージにより割り当てられているものとして指示された資源ブロックの記録を維持するように構成されたフェムトセル基地局が提供される。受信されたメッセージにより割り当て解除されたものとして指示される資源ブロックに関係する割り当てられた資源ブロックの記録は、メッセージの受信に続いて、割り当てられた資源ブロックの記録から削除されても良い。このフェムトセル基地局は、従って、上で説明されたローカル資源マネージャーのモニタリング機能を実行する。フェムトセル基地局において割り当てられた資源ブロックの最新の記録を保持することは、起こり得る任意の干渉問題に対するレスポンスを提供することを可能にする。そのようなレスポンスは、干渉問題により影響を及ぼされる可能性のあるすべてのフェムトセル基地局及び/又は問題の原因となっている可能性のあるすべてのフェムトセル基地局に関係する情報に基づくことができる。上で説明された問題は、それゆえ、最新の記録に基づいて集中型の方法で対処されることができる。
ローカル資源マネージャーは、他のフェムトセル基地局が、資源ブロックの割り当て又は割り当て解除を、それらが起こるにつれて、該ローカル資源マネージャーに通知することを必要とすることは理解されるであろう。他の実施態様によると、資源ブロックが割り当てられ又は割り当て解除された後に、該資源ブロックの割り当て又は割り当て解除を他のフェムトセル基地局に通知するための制御メッセージを、制御チャネルを介して、送信するように構成されたフェムトセル基地局が提供される。
ローカル資源マネージャーはまた、資源ブロックの割り当てを制御するコマンドを、それが通信コンタクトする他のフェムトセル基地局に送信しても良い。他の実施態様によると、互いに通信コンタクトする複数のフェムトセル基地局を含み、それらフェムトセル基地局のうちの一つは、該複数のフェムトセル基地局のうちの二つ以上の資源ブロックの割り当てを、使用中に、管理又は部分的に管理するように構成されたシステムが提供される。部分的な管理は、例えば干渉問題のような問題を解決するために実行される管理であっても良い。
資源ブロックを管理しているフェムトセル基地局は、上で述べたフェムトセル基地局のうちのいずれであっても良い。一つのフェムトセル基地局及び複数のフェムトセル基地局のうちの1又は複数の更なる基地局を管理する資源ブロックは、専用の共通制御チャネルを介して互いに通信コンタクトし得る。
他の実施態様によると、複数のフェムトセル基地局を含む通信システムをオペレートする方法が提供される。前記方法は、第1のフェムトセル基地局において、該第1のフェムトセル基地局と該フェムトセル基地局に通信接続される機器との間の信号交換のための資源ブロックを割り当てること、又は、前に割り当てられたそのような資源ブロックを割り当て解除することを含む。前記方法は、前記第1のフェムトセル基地局から第2のフェムトセル基地局へメッセージを送信することを更に含む。前記メッセージは、資源ブロックの割り当て又は割り当て解除を第2のフェムトセル基地局に通知する情報を含む。通知された割り当ての記録は、第2のフェムトセル基地局において維持される。そのように維持することは、資源ブロックの割り当て解除を示すメッセージの受信に続いて、割り当て情報を削除することを含んでも良い。
他の実施態様によると、複数のフェムトセル基地局を含み、該複数のフェムトセル基地局のうちの一つは、資源ブロックの割り当て又は割り当て解除に応じて、該資源ブロックの割り当て又は割り当て解除を、複数の割り当てのフェムトセル基地局の中からの他のフェムトセル基地局に通知するメッセージを、通信チャネルを介して送信するように構成されたシステムが提供される。他のフェムトセル基地局は、割り当てられた資源ブロックの記録を維持するように構成される。
他のフェムトセル基地局は、更に、一つのフェムトセル基地局から受信されるメッセージが該他のフェムトセル基地局に資源ブロックの割り当てを通知するならば、割り当てられた資源ブロックの記録に、該通知された資源ブロックの割り当ての記録を含むように構成されても良い。他のフェムトセル基地局は、更に、一つのフェムトセル基地局から受信されるメッセージが該他のフェムトセル基地局に資源ブロックの割り当て解除を通知するならば、割り当てられた資源ブロックの記録から、該資源ブロックが該一つのフェムトセル基地局により割り当てられたというインジケーションを削除するように構成されても良い。
他の実施態様によると、複数のフェムトセル基地局を含み、フェムトセル基地局のうちの少なくとも一つは、該複数のフェムトセル基地局のうちの諸フェムトセル基地局により割り当てられる資源ブロックの記録を維持するように構成されるシステムが提供される。
他の実施態様によると、複数のフェムトセル基地局を含むシステムにおける資源ブロックの割り当てを管理する方法が提供される。前記方法は、フェムトセル基地局による資源ブロックの割り当て又は割り当て解除と、前記フェムトセル基地局による前記資源ブロックの前記割り当て又は割り当て解除を、割り当てられた資源ブロックの記録を維持する他のフェムトセル基地局に通知するための、通信チャネルの上へのメッセージの送信とを含む。他のフェムトセル基地局は、管理するフェムトセル基地局であっても良い。
前記通知が、資源ブロックが割り当てられたことを示す場合に、前記方法は、管理するフェムトセル基地局により維持される記録に、通知された資源ブロックの割り当ての記録を入れることを含んでも良い。前記通知が、資源ブロックの割り当て解除を示すならば、前記方法は、管理するフェムトセル基地局により維持される記録から、資源ブロックの前の割り当ての記録を削除することを含んでも良い。
他の実施態様によると、フェムトセル基地局において、資源ブロックの割り当て又は割り当て解除の情報を受信することと、すべての通知された資源ブロック割り当ての記録に、割り当ての記録を記載すること、又は、すべての通知された資源ブロック割り当ての記録から、割り当ての記録を削除することとを含む資源ブロックを管理する方法が提供される。
例えば、上で説明された方法で保持される記録に基づいて、ユーザ装置によって又はフェムトセル基地局によって経験され得る干渉問題のための改善アクションを判定することが可能であることは、理解されるであろう。他の実施態様によると、他のフェムトセル基地局から干渉通知を受信し、前記他のフェムトセル基地局に、複数の他のフェムトセル基地局に、又は、1又は複数の更なるフェムトセル基地局に、干渉改善コマンドを送信するように構成されたフェムトセル基地局が提供される。前記干渉改善コマンドは、それゆえ、最初の干渉通知を提供したフェムトセル基地局に向けられる必要はない。
フェムトセル基地局は、専用のシグナリング制御チャネル(例えば上で述べたシグナリング制御チャネル)を介して干渉通知を受信し及び/又は専用のシグナリング制御チャネルを介して干渉改善コマンドを送信するように構成されてもい良い。前記フェムトセル基地局は、他のフェムトセル基地局により割り当てられた資源ブロックの記録を使用して、前記干渉通知において通知される干渉を低減又は除去するためのアクションを判定し、前記判定されたアクションを前記干渉改善コマンドの一部として他のフェムトセル基地局において実行するためのメッセージを送信するように更に構成されても良い。
他の実施態様によると、他のフェムトセル基地局から干渉通知を受信し、他のフェムトセル基地局により割り当てられた資源ブロックの記録を使用して、前記干渉通知において通知される干渉を低減又は除去するためのアクションを判定するように構成されたフェムトセル基地局が提供される。
他の実施態様によれば、コマンドを含む又はコマンドからなる干渉改善メッセージを受信するように構成されたフェムトセル基地局が提供される。前記フェムトセル基地局は、前記コマンドを実行するように構成されたプロセッサを含む。コマンドは、フェムトセル基地局により使用される資源ブロックを割り当て、割り当て解除し、又は、再割り当てするコマンドであっても良い。コマンドは、それゆえ、例えば、フェムトセル基地局に、ユーザ装置との通信リンクで使用される一つの資源ブロック又は複数の資源ブロックを他の一つの資源ブロック又は他の複数の資源ブロックへ変更させるコマンドであっても良く、それによって、資源ブロックの再割り当てが軽減することを目的とする干渉問題を潜在的に回避している。コマンドは、代わりに又は加えて、1又は複数の特定の通信コネクションのためのフェムトセル基地局により使用される電力の量が変更されるコマンドであっても良い。コマンドは、例えば、ユーザ装置の1又は複数の特定の部分と通信する際に使用される送信電力を低くするためのコマンドであっても良く、それによって、さらに、潜在的に干渉問題を低減している。
実施態様はまた、そこから干渉改善コマンドが開始するフェムトセル基地局に及ぶ。他の実施態様によれば、他のフェムトセル基地局に対して、該他のフェムトセル基地局が資源ブロックを割り当てる若しくは再割り当てするための又は該他のフェムトセル基地局が送信電力を変更するためのコマンドを送信するように構成されたフェムトセル基地局が提供される。
他の実施態様によると、複数のフェムトセル基地局を含むシステムにおける干渉を管理する方法が提供される。前記方法は、専用制御チャネルを介して一つのフェムトセル基地局から他のフェムトセル基地局へメッセージを直接的に送信することを含む。前記メッセージは、前記一つのフェムトセル基地局により経験された又は前記一つのフェムトセル基地局へ通知された、干渉の詳細又は好ましくない若しくは不十分なサービス・レベルを提供する。既知の干渉は、それゆえ、他のフェムトセル基地局に(例えば上で述べたようにローカル資源マネージャーとして動作しているフェムトセル基地局に)通知されることができ、そのため、改善アクションが、複数のフェムトセル基地局のうちの幾つかの間での干渉問題に対するレスポンスを調整するように、形作られることができる。
前記方法は、更に、干渉を軽減するための又は他のフェムトセル基地局におけるサービス・レベルを改善するためのアクションを判定することを含んでも良い。このアクションは、専用の制御チャネルを介して干渉通知を受信するフェムトセル基地局のうちの一つにおいて判定されても良い。アクションを判定するフェムトセル基地局は、例えば、先に述べたように、ローカル資源マネージャーとして動作するフェムトセル基地局であっても良い。
前記方法は、更に、制御チャネルを介して干渉通知を受信したフェムトセル基地局から、最初に干渉通知を送信したフェムトセル基地局へ又は更なるフェムトセル基地局へ、更なるメッセージを送信することを含んでも良い。更なるメッセージは、一つの受信側フェムトセル基地局又は複数の受信側フェムトセル基地局においてアクションを実行するためのコマンドを含んでも良い。アクションは、それから、メッセージの内容に基づいて、該メッセージを受信したフェムトセル基地局において実行されても良い。
他の実施態様によると、第1のフェムトセル基地局及び第2のフェムトセル基地局を含むシステムが提供される。前記第1のフェムトセル基地局は、メッセージを、第2のフェムトセル基地局に送信するように構成される。前記メッセージは、前記第2のフェムトセル基地局により使用される資源ブロックの割り当てを変更するための又は前記第2のフェムトセル基地局により使用される送信電力を変更するためのコマンドを含む。メッセージは、例えば、第2のフェムトセル基地局が、ユーザ装置に対する1又は複数の特定のコネクションで使用される又は特定のデータ伝送において使用される送信電力を変更するためのコマンドを含んでも良い。前記第1のフェムトセル基地局は、データ伝送における干渉(例えばユーザ装置により又は他のフェムトセル基地局により経験される干渉)を識別するメッセージを受信するように更に構成されても良い。
前記第1のフェムトセル基地局は、前記第1のフェムトセル基地局が通信コンタクトするフェムトセル基地局により割り当てられた資源ブロックの記録に基づいて、識別された干渉を低減するためのアクションを判定するように更に構成されても良い。そのようなアクションが、干渉が低減又は除去さえされることを保証しない可能性があることは理解されるであろう。しかしながら、該アクションは、干渉の低減又は除去につながる可能性のあるアクションである。さらに、該アクションは、第1のフェムトセルから、該アクションを実行に移すことを目的とする他のフェムトセル基地局へ送信されるメッセージの形で、それを実装するべきフェムトセル基地局に通知されても良い。
他の実施態様によると、第1のフェムトセル基地局及び第2のフェムトセル基地局を含むシステムが提供される。前記第1のフェムトセル基地局は、干渉の情報を得ることに応答して、該干渉を識別するメッセージを、前記第2のフェムトセル基地局へ送信するように構成される。前記第2のフェムトセル基地局は、前記識別された干渉を低減するためのアクションを判定するように構成される。前記アクションは、前記第2のフェムトセル基地局が通信コンタクトするフェムトセル基地局により割り当てられた資源ブロックの記録に基づいて、判定される。
他の実施態様によると、複数のフェムトセル基地局を含むシステムにおける干渉を管理する方法が提供される。前記方法は、メッセージを一つのフェムトセル基地局から他のフェムトセル基地局へ送信することを含む。前記メッセージは、前記他のフェムトセル基地局による実行のためのコマンドを含み、前記コマンドは、前記他のフェムトセル基地局により実行されるときに既知の干渉を軽減し又はサービス・レベルを改善することを目的とする。干渉を軽減することを目的とするコマンドは、利用可能な情報に基づいて、それが干渉のレベルを増加させるか又はそれを一定に保つのに比べて、干渉のレベルを低減する可能性がより高いコマンドである。
前記方法は、前記複数のフェムトセル基地局により割り当てられた資源ブロックの記録を使用して、干渉源を判定することを更に含んでも良い。前記干渉を軽減するためのアクションは、前記記録に基づいて、判定されても良い。前記他のフェムトセル基地局における前記アクションの実行を引き起こすためのコマンドは、前記メッセージ中に含まれても良い。前記他のフェムトセル基地局における前記コマンドの実行は、前記他のフェムトセル基地局内の資源ブロックの割り当てを変更し及び/又は前記他のフェムトセル基地局の送信電力を変更しても良い。
前記方法は、更に、他のフェムトセル基地局から、コマンドの実行を確認する一つのフェムトセル基地局へ、メッセージを送信することを含んでも良い。記録は、それから、コマンドの実行によりもたらされる変更を反映するために更新されても良い。上で述べたように、更新されている記録は、例えば、該他のフェムトセル基地局を含む複数のフェムトセル基地局により使用される資源ブロックの記録であっても良い。該記録は、加えて又は代わりに、特定のデータ伝送において使用される電力レベルの記録であっても良い。
他の実施態様によれば、干渉に注意し、前記干渉に関係する情報を、前記フェムトセル基地局から、制御情報を交換するために確立される制御チャネルの上へ送信するように構成されたフェムトセル基地局が提供される。
実施態様はまた、通信でリンクされた複数のフェムトセル基地局を含むシステムにおいて実行される方法に及ぶ。他の実施態様によると、フェムトセル基地局において、干渉に関係する情報を受信することと、資源ブロック割り当ての記録から干渉源を判定することと、前記記録に基づいて、前記干渉を軽減するためのアクションを判定することと、他のフェムトセル基地局に送信するためのメッセージを生成することを含む。前記メッセージは、前記他のフェムトセル基地局における前記アクションの実行を引き起こすのに適したコマンドを含む。
実施態様はまた、干渉状況を軽減又は除去することを目的とするアクションを実行に移すことを目的とするコマンドを受信するフェムトセル基地局をオペレートする方法に及ぶ。他の実施態様によれば、干渉管理の方法が提供される。前記方法は、フェムトセル基地局において、該フェムトセル基地局で実行されるときに、該フェムトセル基地局内の資源ブロックの割り当ての変更及び/又はユーザ装置と通信するために使用される送信電力レベルの変更を引き起こすコマンドを含むメッセージを受信することを含む。前記方法は、前記フェムトセル基地局において前記コマンドを実行することを含む。
割り当ての変更は、次の一つ又は複数を含んでも良い:ユーザ装置に割り当てられる1又は複数の資源ブロックを変更すること、ユーザ装置に新しい資源ブロックを割り当てること。干渉に関するメッセージは、コマンドを含むメッセージの受信の前に送信されても良い。
他の実施態様によると、メモリを含み、複数の近隣フェムトセル基地局のリストと、近隣フェムトセル基地局のうちの二つ以上についての、当該近隣フェムトセル基地局が干渉を引き起こす尤度のインジケーションとを動的に作成して記憶するように構成されたフェムトセル基地局が提供される。フェムトセル基地局は、使用中に、同一のタイプの他のフェムトセル基地局との直接的な無線通信を通してリストを作成するように構成される。近隣基地局が干渉を引き起こす尤度は、信号強度に関して表現されても良い。リストを記憶するフェムトセル基地局は、リストされたフェムトセル基地局から受信する。近隣フェムトセル基地局が干渉を引き起こす尤度は、異なる資源ブロックについて異なり得るものであり、最も干渉を引き起こしそうにない近隣フェムトセル基地局が、各々の資源ブロックごとに個々に判定されることができるように、この尤度の個々のインジケーションは、各々の資源ブロックごとに記憶されても良い。
フェムトセル基地局は、更に、フェムトセル基地局による使用のために利用可能な通信資源のリストを維持し、前記フェムトセル基地局によって又は複数の近隣フェムトセル基地局のうちの1又は複数によって通信のために割り当てられたそれらの当該通信資源の記録を維持するように構成されても良い。この場合に、フェムトセル基地局は、該記録に基づき、通信資源の割り当てのためのリクエストの受信に応じて又は進行中の通信プロセスにおける干渉の通知に応じて該通信資源が割り当て解除されるかどうか、判定するように構成されても良い。割り当て解除された通信資源が利用可能であると判定されれば、フェムトセル基地局は、割り当て解除された通信資源を割り当てるように構成されても良い。
フェムトセル基地局は、更に、既に割り当てられた通信資源を、進行中の通信プロセスに又は該リクエストに割り当てるように構成されても良い。ここで、フェムトセル基地局は、最も干渉を引き起こしそうにない当該近隣フェムトセル基地局により割り当てられた記録により示される通信資源を、既に割り当てられた通信資源として、選択するように構成される。
フェムトセル基地局は、既に割り当てられた通信資源上での送信のために使用されるべき送信電力のレベルを、最も干渉を引き起こしそうにない近隣フェムトセル基地局と、交渉するように更に構成されても良い。
他の実施態様によると、使用中にフェムトセル基地局に利用可能な通信資源のリストと、使用中にフェムトセル基地局により通信のために割り当てられた又は他のフェムトセル基地局により通信のために割り当てられたものとしてレポートされた通信資源のそれらの記録とを維持するように構成されるフェムトセル基地局が提供される。前記フェムトセル基地局は、前記記録に基づき、通信リンクを確立するためのリクエストの受信に応じて又は進行中の通信プロセスにおける干渉の存在の判定に応じて前記通信資源が割り当てを解除されるかどうかについて、及び、割り当て解除された通信資源が、前記割り当て解除された通信資源を割り当てるために利用可能であると判定されるかどうかについて、判定するように構成されても良い。
他の実施態様によると、複数のフェムトセル基地局(該複数のフェムトセル基地局のうちの1又は複数は先に述べたようなものである)を含むシステムが提供される。
他の実施態様によると、複数のフェムトセル基地局を含むシステムをオペレートする方法が提供される。フェムトセル基地局のうちの2つ以上において、前記方法は、リストを維持しているフェムトセル基地局によって及び複数のフェムトセル基地局の中からの1又は複数の他のフェムトセル基地局によって割り当てられる通信資源のリストを動的に維持することと、リストに基づき、及び、通信リンクを確立するためのリクエストの受信に応じて又は干渉が存在するとの判定に応じて、割り当て解除された通信資源が利用可能であるか否かチェックすることを含む。
前記方法は、更に、近隣フェムトセル基地局の干渉の尤度のインジケーションを維持することと、リクエスト又はインジケーションの受信に応答して、既に割り当てられたものとしてリストにより示される通信資源を割り当てることを含んでも良い。ここで、割り当てられる通信資源は、最も干渉を引き起こしそうにない近隣フェムトセル基地局により割り当てられたものとしてリストにより示される通信資源である。
上で説明されたフェムトセル基地局は、いずれも、LTEフェムトセル基地局であっても良い。
以下で説明される実施態様は以下の仮定に基づく。
・幾つかの実施形態においては、近隣フェムトセル基地局のリストは、フェムトセルのパワーオン時に開始される設定プロセスの間に、設定パラメータとして、渡される。しかしながら、幾つかの他の実施態様のフェムトセル基地局は、ネットワークオペレータからのサポートなしで自立的に近隣リストを生成するように構成される。
・近隣フェムトセル基地局のリスト中のフェムトセル基地局の間での信号/制御情報の交換のための制御チャネルは、確立されることができ又は存在することができる。この制御チャネルは、例えば直接的にフェムトセル基地局の間で又はバックホールIPネットワークを介して、通信チャネルを作成する任意の既知の方法で、作成され得る。制御チャネルという用語は、それがフェムトセル基地局の間での制御情報の伝達に適している限り、任意のそのようなコネクションを含む。
・簡単にするために且つ一般性を失わずに、幾つかの実施態様において、パワーオンする(近隣フェムトセル基地局のリストからの)最初のフェムトセル基地局がローカル資源マネージャー(LRM)の責任を負うと仮定される。LRMを選択/選択(selecting/electing)する他の方法が有り得、また、これは、実施態様の範囲内で有り得る。ローカル資源マネージャーとしてのフェムトセル基地局の選択の他の基準は、(例えば履歴情報に基づく)特定のフェムトセル基地局が長い間スイッチを入れられたままであるなどのフェムトセル基地局の事実の知識のハードウェア/処理能力であっても良い。以下で説明される他の実施態様は、ローカル資源マネージャーを含まず、その代わりに、幾つか又はすべてのフェムトセル基地局が資源割り当て決定をするように構成される分散型の方法での資源管理を含む。
・以下で説明される構成において通信するフェムトセル基地局は同一のオペレータに属する。したがって、ノンコンプライアンスの問題は発生せず、説明されたフェムトセル基地局は、ローカル資源管理するフェムトセル基地局の命令に従う。
図1は、マクロセル30の中に4つのフェムトセル10,15,20及び25が位置する分散システムを示す。各々のフェムトセル10,15,20及び25は、それぞれ対応するフェムトセル基地局35,40,45及び50により生成される。また、フェムトセル20及び25に位置するユーザ装置55が示されている。フェムトセル25中に位置するユーザ装置60がまた示されている。ユーザ装置55及び60は、携帯電話、PDA、ラップトップなどであっても良い。ユーザ装置55が特定の通信資源を使用するフェムトセル基地局45と通信コンタクトし、且つ、フェムトセル基地局50がユーザ装置60と通信するために同一の通信資源を使用するならば、ユーザ装置55がフェムトセル基地局50からの干渉を経験するであろうことは理解されるであろう。
以下では、干渉を軽減するための二つの主要な実施態様が説明される。最初の主要な実施態様では、フェムトセル基地局は、例えばフェムトセル基地局のアクティベーションに応じて、ネットワークオペレータから近隣フェムトセル基地局のリストを受信することができる。もう一つの主要な実施態様では、フェムトセル基地局は、ネットワークオペレータの支援なしで、自立的な方法で近隣フェムトセル基地局のリストを得ることができる。フェムトセル基地局は、制御チャネルを介して互いに通信コンタクトし得る。そのような制御チャネルは、利用可能な周波数スペクトルから選択される特定の周波数、特定の送信タイミング、符号又は空間に関連し得る。
フェムトセル基地局のうちの一つは、調整された割り当てアプローチが要求される場合に、各々の資源割り当て毎に又は干渉のときに制御チャネルを介してローカル資源マネージャーと通信する他のフェムトセル基地局によりなされる資源割り当て決定を指示するローカル資源マネージャーとして動作しても良い。そのようなローカル資源マネージャーは、他のフェムトセル基地局を伴うマスター・スレーブ・モードにおけるマスターとして排他的にオペレートする。あるいは、フェムトセル基地局の幾つか又は各々は、ローカルに資源を割り当てるように構成されても良いが、他のフェムトセル基地局の資源の要求を考慮しても良い。
好ましい実施態様は、近隣フェムトセル基地局からの干渉強度についての知識及び/又はフェムトセル基地局により既に割り当てられたそれらの通信資源についての知識に基づいて、通信資源を割り当てることによって、そのような干渉の危険性を低減する。
各々のフェムトセル基地局20は、図2に示されるようにハードウェアで実装されても良い。図2は、アンテナ120を使用してユーザ装置又は他のフェムトセル基地局との無線コネクションを確立するためのメディア・アクセス・コントローラ110と、バックホール、WAN及び/又は公衆地上モバイル・ネットワーク(PLMN)とのコネクションのための手段130とを含む無線アクセスポイント100として、フェムトセルを示す。メディア・アクセス・コントローラ110及びバックホールに接続するための手段130は、通信バス140に通信接続されることが示されている。フェムトセル基地局は、プロセッサ150とワーキング・メモリ(例えばRAM及びROM)160を更に含む。オプションによる追加的な入出力デバイス170はまた、例えばユーザに対してフェムトセル基地局の動作ステータス又は条件を示すために及び/又はユーザがフェムトセル基地局に対してコマンドを入力できるようにするために提供される。資源割り当てリスト、近隣リスト及び干渉リスト(すべて下で更に詳細に説明される)は、ワーキング・メモリ160に記憶されても良い。
さて、複数のフェムトセル基地局の中の一つのフェムトセル基地局が、該複数のフェムトセル基地局の中の他のフェムトセル基地局による資源の割り当てを指示するローカル資源マネージャーとして動作する実施態様に移って、図3は、パワーアップ時にローカル資源マネージャーとして動作することができるフェムトセル基地局のステップを概説する。ステップ200において、フェムトセル基地局がパワーオンする。続いて、ネットワークオペレータのネットワークが検出され、フェムトセル基地局は、それ自身をステップ210で検出されたネットワークで認証する。フェムトセル基地局は、認証ステップの一部として、オペレータのネットワーク管理システムから、近隣フェムトセルのリストに加えてネットワーク内でのそのオペレーションのために要求される設定パラメータを得る。動作パラメータは、フェムトセル基地局がオペレータのネットワークに接続される他のフェムトセル基地局との制御情報の交換のために制御チャネルを確立するのを可能にするパラメータを含む。ステップ220において、フェムトセル基地局は、他の実体(例えば他のフェムトセル基地局)がローカル資源マネージャーとして動作するかどうか調べる問い合わせを、制御チャネル上で、送信する。ステップ240において、例えば、問い合わせに対する適切なレスポンスの不存在に基づいて、ローカル資源マネージャーの機能が他の実体により実行されていないことが判定された場合に、プロセスはステップ250に進み、そのステップにおいて、フェムトセル基地局は、ローカル資源管理の責任を負い、資源割り当てテーブルを初期化する。フェムトセル基地局がローカル資源管理の責任を負ったならば、フェムトセル基地局は、他のフェムトセル基地局からのメッセージのために制御チャネルをモニターし続け(ステップ260において)、及び、ユーザ装置からのサービス・リクエストのために他のチャネルをモニターし続ける。
他のフェムトセル基地局がパワーアップするならば、それはまたステップ220において送信される問い合わせと同様の問い合わせを送信する。そのような問い合わせはステップ260で検出されるであろう。そして、それに応答して、ローカル資源マネージャーの機能が既に実行されていることのレスポンスが送信されても良い。他のフェムトセル基地局からの通知は、モニタリング・ステップ260で検出される。通知が受信されないならば、モニタリングが継続する。ステップ270で通知が検出されると、ステップ280において、フェムトセル基地局は、該通知が新たな資源割り当ての通知であるか否か判定し、その場合には、ステップ290で資源割り当てテーブルが更新され、そして、ステップ270及び260でモニタリングが継続する。通知が干渉の通知であるならば、本方法はステップ300及び310に進む。ここで、干渉の通知がなされ、そして、管理されるフェムトセル基地局により使用される資源についての知識に基づいて、いずれの変更が、通知された干渉を除去又は少なくとも低減する可能性が最もあるかについて識別するために、資源割り当てテーブルが参照される。それから、識別された資源割り当ての変更をすることができる管理された一つのフェムトセル基地局又は複数の管理されたフェムトセル基地局は、識別された資源再割り当てを実行するために制御チャネルを介して通知される。その連絡された(1又は複数の)フェムトセル基地局からのレスポンスの連続的なモニタリングは、該連絡コンタクトされた基地局が応じて承諾を通知するならば、レスポンスを与えるであろう。これは、ステップ290において、上で説明された方法で、資源割り当てテーブルの更新を可能にする。図3に示されるプロセスは、それゆえ、幾つかのフェムトセル基地局を含むネットワークにおいてローカル資源管理のための手段を提供する。
ステップ240において、制御チャネルを介して、ローカル資源マネージャーの機能が他のフェムトセル基地局により既に実行されていることを示すメッセージが受信されるならば、本プロセスは、ステップ320及び330に進む。ここで、チャネルは、ユーザ装置からのサービス・リクエストのために連続的にモニターされている。ローカル資源管理するフェムトセル基地局は、問い合わせている基地局に、ローカル・フェムトセル基地局のそれ自身のリストを通知する。
サービス・リクエストがユーザ装置から受信されるならば、ステップ340において、フェムトセル基地局を介したオペレータのネットワークとのユーザ装置の通信を可能にするために、1又は複数の資源ブロックがユーザ装置に割り当てられる。ステップ350において、資源ブロックの割り当ては、ローカル資源管理するフェムトセル基地局に通知され、そのため、ローカル資源管理するフェムトセル基地局は、それに応じて、資源使用状況テーブルを更新することができる。ステップ360及び370において、ローカル資源管理するフェムトセル基地局が資源ブロック割り当ての通知を承認したか否かを判定するために、チェックが実行される。この通知が受信されたならば、ステップ380において、フェムトセル基地局は、ユーザ装置からの予期される周期的測定レポートの受信のために、そのチャネルをモニターし始める。そのような測定レポートが受信されないならば、ステップ390において、ユーザ装置のサービス・リクエストが完了されたかどうか判定される。これがそのケースでないならば、ステップ380におけるサービス・レポートのモニターが継続する。さもなければ、ステップ400において、ローカル資源管理するフェムトセル基地局はサービス・リクエストの完了を通知され、それによって、ローカル資源管理するフェムトセル基地局が、ユーザ装置のサービス・リクエストのために使用された資源ブロックがもはや使用中でないことを示すように資源使用状況テーブルを更新するのを可能にする。ステップ410及び420において、さらに、ローカル資源管理するフェムトセル基地局からの通知の承認が待たれ、そして、この承認の受信の後で、本プロセスはステップ320に戻る。
ステップ380において、周期的測定レポートがユーザ装置から受信されたことが判定されるならば、ステップ430において、このレポートが、例えば他のチャネルからの干渉の存在に起因して、不良パフォーマンスを示すかどうか判定される。レポートが満足なパフォーマンスを示すならば、本方法は、ユーザ装置から次の測定レポートの受信を待つためにステップ380に戻る。
しかし、ユーザ装置からの周期的測定レポートが、パフォーマンスが満足でないことを示すならば、ステップ450において、ローカル資源管理するフェムトセル基地局は、プアなサービスを通知され、そして、ステップ460において、そのレスポンスが待たれる。ステップ470では、該レスポンスにおいて、ローカル資源管理するフェムトセル基地局から受信されるコマンドが、受信側フェムトセル基地局で実行され、さらに、その実行の完了の通知が、ローカル資源管理するフェムトセル基地局に送信される。それから、承認に対するレスポンスが待たれ(ステップ480及び490)、そして、受信されたならば、本プロセスは、ステップ320におけるユーザ装置からサービス・リクエストのモニタリングに戻る。
ステップ320以降を用いて説明されるプロセスの部分が、単一のユーザ装置のサービス・リクエストに関係するフェムトセル基地局のオペレーションに関係するのみであることを読者は理解するであろう。フェムトセル基地局は、複数のユーザ装置を並列処理する能力を有しても良く、幾つかのユーザ装置のサービス・リクエストに対して、ステップ320に続く図3のプロセス中のステップを適用しても良い。図3のこの部分は、それでも、説明の明確性を改善するためにのみ、単一のユーザ装置のサービス・リクエストを参照するように制限された。
図3を参照して説明されるアルゴリズムが互いに独立してオペレートされても良い幾つかの特徴を組み込むことは上記から理解されるであろう。図3のアルゴリズムにおいて、近隣リストは、例えば、ネットワークオペレータにより提供される。しかし、代わりの構成では、下で更に詳細に説明されるように、各々のフェムトセル基地局は、自立的な方法で、それ自身の近隣リストを作成しても良い。
制御チャネルを確立するための図3のアルゴリズム・パラメータは、さらに、ネットワークオペレータから受信される。あるいは、フェムトセル基地局は、自立的な方法(それは、ネットワークオペレータからの入力のないものである)で、近隣フェムトセル基地局との通信リンクを確立しても良い。また、例えば、WLANインフラストラクチャー・モードでもオペレートするように構成されたフェムトセル基地局は、ライセンスのないスペクトルの上で通信することができ、また、ネットワークオペレータからの入力を要求することなく、その上に制御チャネルを確立することができる。
図3を参照して上で述べた制御チャネル(図6及び8を参照して下で更に詳細に説明される制御チャネルも同様)を提供することは、複数のフェムトセル基地局の間の通信を可能にし、そのため、例えば複数のフェムトセル基地局のうちの1又は複数によりカバーされるエリア内でオペレートしているユーザ装置により経験され得る干渉を克服する試みは、(複数のフェムトセル基地局を含む既知のシステムの場合の)単一のフェムトセル基地局の動作状態だけでなく、制御チャネルを介して互いに通信コンタクトする複数又は全てのフェムトセル基地局のオペレーションを支配している状態をも考慮することができる。
互いに独立して干渉する可能性のあるフェムトセル基地局が、干渉を低減する試みにおいて、送信電力を低減する決定をするならば、フェムトセル基地局自身は、低下したパフォーマンスを経験し得ることは理解されるであろう。独立して動作しているフェムトセル基地局は、それゆえ、それらの自身のパフォーマンスに影響を及ぼさない干渉問題に対処しないように構成されても良い。
2つの領域(それぞれがローカル資源マネージャーとして動作している一つのフェムトセル基地局により管理されている)がオーバーラップし、そのため、(例えばステップ460において)一つのフェムトセル基地局がローカル資源マネージャーの両方から制御コマンドを受信することが想定できる。2つのローカル資源マネージャーは互いに通信しない可能性があるので、受信されたコマンドは、同一でない可能性があり、又は、矛盾さえする可能性がある。フェムトセル基地局は、シーケンシャルにそのようなコマンドを実行するように構成されても良い。最初のコマンドが干渉状況を首尾良く克服するならば、2番目のコマンドが実行されずに単に無視されても良い。
ローカル資源マネージャーの機能を実行するものではないフェムトセル基地局が、ローカル資源マネージャーの管理下にある他のフェムトセル基地局の識別情報を知っている必要がないことは理解されるであろう。
一つのフェムトセル基地局が、ローカル資源マネージャーとして動作する二つのフェムトセル基地局と通信可能な領域中に位置される。
図4は、ローカル資源管理するフェムトセル基地局において維持され得る資源使用状況テーブルを示す。図4から分かるように、該テーブルは、1つの列を各々の利用可能な資源ブロックに専用にし、すべての利用可能な資源ブロックがテーブルの列にリストされている。テーブルの各々の行は、ローカル資源管理するフェムトセル基地局により管理されるフェムトセル基地局のうちの一つに関係する。これは、もちろん、ローカル資源管理するフェムトセル基地局も、さらに、後でそれら自身をオペレータのネットワークで認証し、該資源管理するフェムトセル基地局を発見し、それゆえに、該フェムトセル基地局に通信接続される任意の基地局も含む。図4の中のテーブルから分かるように、フェムトセル基地局による各々の資源ブロックの使用の記録が維持される。各々の資源ブロックが単一のフェムトセル基地局により使用されるだけである場合があるが、幾つかの資源ブロックが2以上のフェムトセル基地局により使用されることも分かる。例えば、資源ブロックRB 0がフェムトセル基地局3(フェムト3)によってだけでなくフェムトセル基地局1(フェムト1)によっても使用されることが分かる。図3に示されるプロセスにおいて、フェムトセル基地局が、ユーザ装置のサービス・リクエストに最初に応答する場合に、自立的に資源ブロックを割り当てるとするならば、資源ブロックは、特に高い通信トラフィック・レベルの時間の間、2以上のフェムトセル基地局により同時に使用されそうである。多くの場合には、異なるフェムトセル基地局のカバレージエリアの相違のために、干渉又は他のパフォーマンス低下を引き起こしそうにないとすると、資源ブロックのそのような同時使用は、許容できるだけでなく、管理されたフェムトセル基地局から利用可能な帯域幅を増加させるものとして好ましい。図3のステップ300及び310を参照して上で説明された干渉管理方法は、2つ以上のフェムトセル基地局による資源ブロックの同時使用により引き起こされ得る、ユーザ装置のサービス・リクエストにより経験されるパフォーマンスを向上させる方法を提供する。
ローカル資源管理するフェムトセル基地局が、図3に示されるステップ280において、資源ブロックの割り当ての通知を、フェムトセル基地局から受信するとき、ローカル資源管理するフェムトセル基地局は、通知しているフェムトセル基地局及び新たに“0”から“1”に割り当てられたとして通知された資源ブロックに関係するテーブル・エントリを変更することによって、図4に示されるテーブルを更新する。同様に、ローカル資源管理するフェムトセル基地局が、資源ブロックの使用が終了したことの通知(例えば図3におけるステップ400において送信される通知)を受信したならば、該ローカル資源管理するフェムトセル基地局は、テーブルの対応するエントリを、“1”から“0”に変更する。
ローカル資源管理するフェムトセル基地局における様々な資源ブロックのローカル使用についての知識は、ローカル資源管理するフェムトセル基地局が、起こり得る干渉源を判定することを可能にする。ローカル資源管理するフェムトセル基地局は、例えば、干渉を経験する資源ブロックが、干渉を経験しているユーザ装置にサービスを提供しているフェムトセル基地局以外のフェムトセル基地局により使用されるかどうか判定しても良い。これがそのケースであることが分かるならば、その資源ブロックを現在使用しているフェムトセル基地局のうちの一つは、例えば図3におけるステップ310において、異なる資源ブロックを使用するように指示され得る。
さて、他の実施態様に移って、フェムトセル基地局がそれ自身の近隣リストを生成することができることは、上で説明された。そのような近隣リストの例は、図5Aに示される。この図から分かるように、近隣リストは、リストを維持しているフェムトセル基地局がメッセージを受信することができる近隣フェムトセル基地局の幾つかのIDを含む。リストの第2の列では、個々の近隣フェムトセル基地局から受信される信号の強度のインジケーションが提供される。近隣リスト300において、近隣フェムトセル基地局は、信号強度の降順に並べられ、そのため、最も強い信号をともなう近隣フェムトセル基地局は、リスト中の最初に記載され、最も弱い受信信号をともなう近隣フェムトセル基地局は、リスト中の最後に記載される。近隣フェムトセル基地局から受信された信号がより強くなると、近隣フェムトセル基地局は干渉源になる可能性がより高くなることは理解されるであろう。図5Aに示される近隣リストは、それゆえ、起こり得る干渉源の有用なインジケーションを提供する。リストの順序が本質的でないことは更に理解されるであろう。近隣リストは、例えば、順序付けられていないものであってもよいし、又は、図5Aに示される順序とは異なる順序で(例えば信号強度が高くなる順に)近隣フェムトセル基地局をリストするものであっても良い。
図5Bは、近隣リストのもう一つのより詳しい例を示す。このリストの最も左の2つの列は、図5Aに示される近隣リストの2つの列に対応する。図5Aに示されるリストにおいて提供される情報に加えて、図5Bに示される近隣リストはまた、データ伝送のために該リストを維持しているフェムトセル基地局が利用できる各々の通信資源(この場合には資源ブロック)ごとに1つの列を含む。図2に示されるプロセッサ150自身がそのような資源ブロックをデータ伝送に割り当てるならば、又は、リストを維持しているフェムトセル基地局が、近隣フェムトセル基地局がリストされた資源ブロックをデータ伝送に割り当てたことを示す通知を該近隣フェムトセル基地局から受信するならば、プロセッサ150は、データ伝送のための資源ブロックの割り当てを通知する。図5Bから分かるように、資源ブロックの割り当ては、リスト中にただ“1”を記載することにより示されることができ、そのため、リストを維持するフェムトセル基地局に加えて近隣フェムトセル基地局の各々のための各々の資源ブロックの割り当てをトラッキングするために、わずか1ビットのメモリ・スペースが要求される。
これらの2つのリスト(図4に示されるリスト及び図5Aに示されるリスト)の結合された情報の内容が図5Bに示されるリストのそれに対応するように、図4に示されるリストが図5Aに示されるリストと一緒に維持されることができることは理解されるであろう。近隣フェムトセル基地局により通信プロセスに割り当てられた通信資源についての知識は、衝突又は干渉の導入を回避することを可能にすることは理解されるであろう。そのような知識は、それゆえ、近隣フェムトセル基地局のアクティビティーについての知識なしで送信資源を割り当てる既知のフェムトセル基地局を越える利点を提供する。同様に、既知の(独立した)フェムトセル基地局は、通知された干渉を考慮してその送信電力を低減し得る。これが干渉する実体との調整なしでなされる場合に、フェムトセル基地局は、干渉する実体が適応しないならば、低下したパフォーマンスを経験し続けるかもしれない。
図6は、近隣リスト(例えば図5Aに示される近隣リスト)を生成するためのフローチャート600を示す。ステップ610でのパワーオンの後に、ステップ620においてオペレータのネットワークとの認証及び設定データの受信を行い、フェムトセル基地局は、この目的のために確立される制御チャネルを介して送信範囲の中に存在し得る他のフェムトセル基地局に、その存在を広告する(この制御チャネルを確立するための動作パラメータは、ステップ620においてオペレータのコアネットワークから受信されても良い)。制御チャネルは、ステップ620のそれと同様の方法でそれら自身を該ネットワークオペレータで認証した他のフェムトセル基地局により共有される。これらのフェムトセル基地局は、制御チャネルの上で情報トラフィックをリッスンし、そして、それらが、フェムトセル基地局がステップ630で送信したメッセージを受信するならば、該受信されたメッセージに対するレスポンスを送信する。近隣フェムトセル基地局はまた、例えば図5A及び5Bに示されるリストのようなリストのエントリのために、ステップ630で送信されるメッセージの信号強度を記録する。あるいは、フェムトセル基地局は、他のフェムトセル基地局からのレスポンスを予期せずに、規則的な又は頻繁なビーコンを送信するように構成されても良い。規則的な又は頻繁なビーコンが受信され、ビーコンの受信が停止した時点で近隣リストから除外される限り、システム中のビーコンを送信しているすべてのフェムトセル基地局は、近隣リストに含まれることができる。そのようなビーコンが送信され得るタイムインターバルは、フェムトセル基地局において予め定められていても良いし、又は、後で(例えば使用中に)変更されても良い。
ステップ630でメッセージを送信したフェムトセル基地局は、同様に、近隣フェムトセル基地局のレスポンスをリッスンし、そして、受信されたならば、ステップ660において受信されたリプライの信号強度の表示を検出して記憶する。近隣フェムトセル基地局からのリプライは、ステップ670において、上で述べたように、信号強度によってソートされる。
制御チャネルは、更に、データ通信(例えばユーザ装置との)に対する資源ブロックの割り当てを広告するために、フェムトセル基地局によって利用される。そのような割り当てメッセージを受信するノードは、既に使用されているそれらの資源ブロックのトラッキングを維持するために、該受信された情報を、テーブル(例えば図4及び5Bに示されるテーブル)に入力することができる。資源ブロックの割り当て解除は、フェムトセル基地局によって等しく広告されることができ、そのため、近隣フェムトセル基地局は、自由であるものとして新たに利用可能な資源ブロックを示すために、それらのそれぞれの資源割り当てリストを更新することができる。
任意の期間の後、フェムトセル基地局は、ステップ690において、さらに、その存在を制御チャネルの上で広告しても良いが、そうすることは義務的でなくても良い。そのような繰り返される広告を実行することは、フェムトセル基地局がデアクティベートされなかったことを確認するので、有利である。図6により説明されるアルゴリズムは、フェムトセル基地局のネットワークがその近隣フェムトセル基地局に関する情報を最新の状態に維持するのを可能にすることは理解されるであろう。これは、更なるフェムトセル基地局の追加又はフェムトセル基地局の削除に対して直ちに適応するフェムトセル基地局の能力を含む。
近隣リストを生成する際にネットワークオペレータとのインタラクションは要求されないので、近隣リストの生成に対して上で述べた分散アプローチが、多数のフェムトセル基地局を含むネットワークのために実行可能であることは更に理解されるであろう。ネットワークオペレータがフェムトセル基地局の設定のために利用可能にし得る帯域幅は、それゆえ、近隣リストを生成するために使用されず、したがって、ネットワーク中のフェムトセル基地局の数に上限を課し得ない。より一般的に表現すると、ネットワークオペレータの上の資源管理の負荷が、軽減される。更に、近隣リストは複数の近隣フェムトセル基地局の間の無線インタラクションによって生成されるので、ネットワークオペレータのコアネットワークは近隣リストの生成に関連する管理トラフィックに圧倒されない。
干渉を識別したときに、フェムトセル基地局は、干渉を軽減又は除去するステップを取っても良く、及び/又は、通信資源/資源ブロックを通知の受信から所定の時間以内で開始している通信に割り当てることを回避しても良い。
フェムトセル基地局は、干渉通知を干渉リストに記録しても良い。そのような干渉リストの例は図7に示される。図7から分かるように、干渉リストは、N個の利用可能な資源がブロックの各々ごとに1ビットを含む単純なビットマップであることができる。干渉リストを維持しているフェムトセル基地局が、干渉の通知を受信するならば、プロセッサ150は、問題の資源ブロックが干渉を経験することを示すように、該資源ブロックに対応するビットの状態を“0”から“1”に変更することができる。
さて、図8に移って、図8は分散型の資源割り当てメカニズムをオペレートするためのアルゴリズム800を示す。最初のステップ810において、その資源割り当てメカニズムのローカル・バージョンをオペレートしているフェムトセル基地局は、サービス・リクエストがユーザ装置から受信されたかどうかチェックし、そして、これがそのケースでないならば、待機ステップ820により作成されるループにおいてそのようなリクエストの受信を待つ。ユーザ装置からのサービス・リクエストの受信に続いて、フェムトセル基地局は、サービス・リクエストに割り当てられることができるであろう自由な資源ブロックについて、(図4及び5Bを参照して前述した)資源割り当てテーブルをチェックする。自由な資源ブロックがあるならば、ステップ850において、ユーザ装置がそれについて最高の信号品質を経験する資源ブロックが、ユーザ装置との通信に割り当てられる。資源割り当てテーブルは、それから、資源ブロックの新たな割り当てを反映するために更新され、そして、この新たな割り当ては、さらに、ステップ860において、制御チャネルを介して近隣フェムトセル基地局に広告される。
ステップ840において自由な資源ブロックがないことが分かれば、フェムトセル基地局は、ステップ870で、ユーザ装置からの測定レポート及び上で述べた資源割り当てリストに基づいて、いずれの資源ブロックをユーザ装置との通信に割り当てるかを考慮する。プロセッサ150は、例えば、干渉を引き起こす危険を最小にするために、低い信号強度をともなう近隣フェムトセル基地局により使用されるそれらの資源ブロックを優先して割り当てても良い(図5A又は5Bの近隣リストに従って)。資源ブロックの割り当てに続いて、さらに、ステップ880において、資源割り当てテーブルが、更新され、そして、該割り当てが他のフェムトセル基地局に通知される。資源ブロックの割り当てはまた、上で述べた干渉リストに目を向けることができ、既に干渉を被ることが分かっている資源ブロックを割り当てることを回避することができることは理解されるであろう。
資源ブロックがユーザ装置との通信に割り当てられたならば、フェムトセル基地局は、ステップ890において、ユーザ装置のオペレータのネットワークとの通信及び周期的測定レポートの受信のモニターを可能にする。そのような測定レポートがフェムトセル基地局において受信され、かつ、ステップ900において、そのようなレポートが不満足なパフォーマンスを示さないと判定されないならば、フェムトセル基地局は、ステップ910において、単に周期的レポートの次の一つを待ち続ける。しかし、受信されたレポートが、パフォーマンスが満足でないことを示すならば、アルゴリズムはステップ920に移る。そこでは、通信セッションのために使用されることができるであろう自由な代わりの資源ブロックがあるかどうか判定するために、資源割り当てテーブルが調べられる。これがそのケースならば、資源ブロックが再割り当てされ、そのため、今後は、自由な資源ブロックが使用される。資源割り当てテーブルは、ステップ930において、この再割り当てを反映するために更新され、そして、再割り当てはまた、上で説明された方法で近隣フェムトセル基地局に通知される。フェムトセル基地局は、ステップ920と930との間に、遅延をもたらす場合がある。この遅延は、ランダムな長さを持ち得、そのため、同一のタイプの2つのフェムトセル基地局が同時に動作することはありそうもない。該遅延に続いて、パフォーマンスが他の(より高速なアクション又はより少ない遅延の)フェムトセル基地局により向上されたか否か判定するために、更なる周期的測定レポートの受信が待たれても良い。パフォーマンスが満足なレベルに向上されたことが分かったならば、ステップ930を必要としなくても良く、アルゴリズムはその代わりにステップ890に戻ることができる。
ステップ920において、利用可能な空いている資源ブロックがないことが判定されたならば、近隣フェムトセル基地局により既に使用されている資源ブロックが、現在使用中である資源ブロックの代わりに使用される。この目的のために、ステップ940において、近隣フェムトセル基地局のうちのいずれが、最も可能性の低い干渉源である判定される。これは、図5Aの近隣リスト中の信号強度情報を考慮することによって、実行されることができる。最も可能性の低い干渉源は、最も低い信号強度が測定された近隣フェムトセル基地局である。図5Aに示されるテーブルでは、これはリスト中の最後にあるフェムトセル基地局である。
最も干渉する可能性の低いフェムトセル基地局が識別されたならば、図8のアルゴリズム800をオペレートしているフェムトセル基地局は、図8のアルゴリズム800を実装しているフェムトセル基地局が問題の資源ブロックのために使用する送信電力及び最も干渉する可能性の低いフェムトセル基地局により問題の資源ブロックのために使用される送信電力について交渉する。最も干渉する可能性の低いフェムトセル基地局が、ユーザ装置からのサービス・リクエストの受信まで、変更しなかったとき、かつ、サービス・リクエストに対する割り当てに最初に使用可能な資源ブロックがなかったときは、使用される資源ブロックは、最も干渉する可能性の低いフェムトセル基地局により使用される資源ブロックと同一である。この場合、選択された資源は更に使用されることができ、そして、図8のアルゴリズム800をオペレートしているフェムトセル基地局は、ステップ950において、最も干渉する可能性の低いフェムトセル基地局と、両方の基地局が問題の資源ブロックを使用して通信のために使用する送信電力について交渉する。最も干渉する可能性の低いフェムトセル基地局が変更したならば、アルゴリズム800をオペレートしているフェムトセル基地局により用いられる資源ブロックと、最も干渉を引き起こしそうにない資源ブロックとは、互いに異なるものとなる。この場合、フェムトセル基地局と通信するために使用される資源ブロックは、最も低い干渉するにより使用される資源ブロックに変更され、そして、ステップ960において、新たに選択された資源ブロックを使用する送信のために両方のフェムトセル基地局により使用される送信電力が、交渉されて、採用される。
ステップ890において、周期的測定レポートがユーザ装置から受信されていないことが判定されるならば、ステップ970において、ユーザ装置のサービス・リクエストが完了されたか否かが調べられる。これがそのケースでないならば、アルゴリズムは単に次の周期的測定レポートを待つために、ステップ890に戻る。サービス・リクエストが終了されたならば、ステップ960において、資源割り当てテーブルは、サービス・リクエストのために使用される資源ブロックが解放されたことを反映するために(例えば、図5B中の対応するビットを“0”にセットすることによって)更新される。フェムトセル基地局は、さらに、制御チャネルを介して、この資源ブロックがもはや近隣フェムトセル基地局に使用中でないという事実を、ブロードキャストする。
フェムトセル基地局は、近隣リスト、干渉リスト又は資源割り当てリストを作成するためにバックアップ・サービスを他のフェムトセル基地局と共有する必要のない独立型デバイスとして動作することができることは、上記から理解されるであろう。幾つかの上での説明されたフェムトセル基地局を含むシステムは、それゆえ、完全な分散型システム、特にフェムトセル基地局のジオグラフィーに関する情報を調整又は記憶するために集中型サーバの使用を要求しないシステムであることができる。
さて、近隣フェムトセル基地局が互いに通信する方法に移って、上で述べたように、フェムトセル基地局は、関連する情報/メッセージがそれを通して交換されることができる制御チャネルを確立する。情報/メッセージは、周期的に又はスタートアップ時に、交換されることができる。交換が周期的であるならば、各々のフェムトセル基地局は、周期的にその存在をアナウンスし、そのため、範囲内の近隣フェムトセル基地局は、適切にそれらの近隣リストを更新することができる。フェムトセル基地局のネットワークがこのようにオペレートされる場合には、他のフェムトセル基地局の継続的な存在を示すメッセージが所定の期間の間、受信されないならば、各々のフェムトセル基地局は、その近隣リストから他のフェムトセル基地局を自立的に削除し得ると想定されることができる。この期間は、そのようなメッセージの受信のために要求される一つの期間より長くても良く、さらに、スケジュールされたメッセージのうちの一つの損失を考慮に入れるために、二つの上記期間より長くても良い。あるいは、フェムトセル基地局は、パワーアップ時にのみ、それらの存在を広告することができる。この場合、各々のフェムトセル基地局は、そのメモリ中の近隣フェムトセル基地局の存在の情報を保持する。
フェムトセル基地局は、それらが近隣フェムトセル基地局に対して使用する通信資源をさらにアナウンスしても良い。さらに、これは、使用される資源ブロックのリストの周期的な送信によって、なされることができる(この場合において、ある時間の後に、周期的な通知が受信されない資源ブロックは、自由としてマークされることができる)。あるいは、使用が始まった時点で、資源ブロックの使用が近隣フェムトセル基地局にアナウンスされることができる。この場合、資源ブロックがもはや使用中でないならば、フェムトセル基地局は、近隣フェムトセル基地局に知らせる独立したアナウンスを送信しても良い。メッセージを受信する各々のノードは、受信されたメッセージの属性に基づいてメッセージがそこから受信された近隣ノードにランクを付けることができる。
さて、ネットワークオペレータがそのような制御チャネルのために動作パラメータを提供しない状況におけるフェムトセル基地局による制御チャネルの確立に移って、制御チャネルの実装における一つの問題は、少なくとも制御チャネルの確立の前に、配備されたフェムトセル基地局が調整されない、チャネルである。衝突の発生率を制限する一つの方法は、キャリア検知多重アクセススキーム(CSMA)を使用することである。実際には、CSMAスキームを実装することは、比較的単純なプロトコルのみを要求する。ほとんどの病的なシナリオ及び配備を除く全てにおいて、知識のうちで偶然に失われる部分が予期され、そして、それが提供されるならば、複雑でないソリューションが、実行できるシステムを実現しそうである。
あるいは、分散型ブロードキャスト・メカニズムが実装されても良い。IEEE 802.11 WLANシステムは、例えば、基本サービス・セットにおける各々のデバイスが、(確率的な基準で)交替でブロードキャスト・ビーコンを送信することを可能にする。
WiMedia/IEEE 802.15.3a(WiMedia-Alliance, "Standard ECMA-368 High Rate Ultra Wideband PHY and MAC Standard," ed. Geneva: Ecma International (Ecma), 2005)では、(分散型資源予約システムをサポートするためにも)より分散されたアプローチが採用され、それにおいて、反復するスーパー・フレームのビーコンの位相は、各々のメンバー・デバイスがその資源予約を広告するそれ自身の「ミニ・ビーコン」をブロードキャストするのを可能にする一連のスロットを含む。新たに参加するデバイスは、次の利用可能なビーコン・スロットをとる。ビーコン・クラッシュに対処するために標準の範囲内でメカニズムが定義される(例えば、同一のスロットを選択する、2つの新たな到着するデバイス、又は、他のデバイスから隠されたデバイスの結果として)。そのようなアプローチはまた、EPRMAプロトコル(J. del Prado Pavon, et al., "The MBOA-WiMedia specification for ultra wideband distributed networks," IEEE Communications Magazine, vol. 44, pp. 128 - 134, June 2006)において文書化された。これは、他の可能なソリューションを提供する。
干渉に対する近隣フェムトセル基地局の可能性を判定する一つの方法は、上で述べたように、フェムトセル基地局から受信される信号の強度を計測することである。近隣フェムトセル基地局は、有り得る干渉源を識別するために受信電力の昇順/降順でランクされることができる。そのようなランキングを可能にするために、フェムトセル基地局は、制御チャネルの上で送信のために標準的な/予め定められた電力レベルを使用し得る。一般には、これらの測定結果及び他の利用可能な情報(例えばユーザ装置からのフィードバック)に基づいて、基地局は、予め定められた基準を最も満たすであろう方法で、周波数を割り当てる。そのような基準の例は、近隣のセルに対する干渉の最小化、又は、スループットの最大化及び干渉の最小化のバランスである。後者の基準は、次のように表すことができる。
Figure 0005248656
ここで、αは、信号品質を強調するか又は干渉を低減するために使用され得る正規化パラメータでありで、γは、ユーザ装置によりフィードバックされる第iの資源ブロックの信号強度であり、Γは、第二項が過度に総和に影響するのを防ぐために選択されるスケーリング定数である。例えば、すべての近隣フェムトセル基地局から弱い信号が受信されるならば、第二項が大きくなり、プアな品質をもつ資源ブロックの選択をもたらす可能性がある。スケーリング定数のΓの使用は、この危険を避けるのを助ける。aは、(N個の近隣局の中の)第kの近隣ノードからの信号強度又は第kの近隣ノードからの正規化された信号強度であり、δk,i∈{0,1}は、第kの近隣ノードにおける資源ブロックiの割り当てインジケータである。
上記の特定の実施態様の説明は例としてのみなされたものであって、この説明が制限的なものであることを目的としていないことは理解されるであろう。図面に関して説明される構成に対して幾つかの修正が可能であることは理解されるであろう。例えば、ローカル資源管理するフェムトセル基地局又は上で説明された分散型構成でオペレートするフェムトセル基地局の任意のものはまた、前の干渉問題と、そのような問題を調整する試みにおいて取られるステップと、これらのステップを取ることがパフォーマンスを向上させたか否かとの記録を保持し得ると想定される。このタイプの記録は、複数のフェムトセル基地局の間での起こり得る干渉パターンのインジケーションを提供することができる。そのような記録は、いずれの干渉パターンが新たな干渉通知において経験されているか確実に判定する際の助けになり得、また、それゆえ、そのような新たな干渉が低減又は除去されることができる方法を便宜的に見つけることに役立ち得る。
上で説明された実施態様において、ローカル資源管理するフェムトセル基地局は、資源ブロックの再割り当てのためのインストラクション/コマンドを送信する。代わりの構成において、ローカル資源管理するフェムトセル基地局は、代わりに又は加えて、受信側フェムトセル・ベースがそれによって資源割り当てを構築するべき方針を送信しても良い。
特定の実施態様が説明されたが、それら実施態様は、ほんの一例、発明の範囲を制限することを目的としない領域として提示された。実際に、本明細書で説明された新規な方法、装置及びシステムは、様々な他の形で実現されても良い。さらに、本明細書で説明される方法及びシステムの形の様々な省略、置き換え及び変更が、発明の趣旨を逸脱しない範囲でなされても良い。添付のクレーム及びそれらの等価物は、発明の範囲及び趣旨の範囲内にあるであろうそのような形又は修正をカバーすることが意図されている。

Claims (11)

  1. 使用中に制御チャネルを介して互いに通信コンタクトする複数のフェムトセル基地局を含むシステムであって、ここで、前記制御チャネルは、すべての前記フェムトセル基地局により送信のためにアクセス可能である、
    前記フェムトセル基地局は、送信資源の割り当てに続いて、割り当てられた前記送信資源を識別する情報を、前記制御チャネルを介して他の前記フェムトセル基地局へ送信するように構成され、
    前記フェムトセル基地局は、リプライ・メッセージを受け取ることを要求するメッセージ(該リプライ・メッセージは該要求するメッセージを受信したフェムトセル基地局の識別子を含む)を無線で送信するものであり、
    前記フェムトセル基地局は、前記メッセージを送信すること及び前記リプライ・メッセージを受信することのうちの少なくとも一方を、WLANシステムのIEEE 802.11仕様に従うブロードキャスト・ビーコンとして又はIEEE 802.15.3aに従うビーコン・スロットにおいて行うものである、システム。
  2. フェムトセル基地局において、
    同等のフェムトセル基地局との制御情報の交換のための制御チャネルを確立するように又はネットワーク内の既存の同様の制御チャネルに参加するように構成され、更に、送信資源の割り当てに続いて、前記フェムトセル基地局により割り当てられた前記送信資源を識別する情報を、前記制御チャネルを介して他の前記フェムトセル基地局へ送信するように構成され、ここで、前記制御チャネルは、すべての前記フェムトセル基地局により送信のためにアクセス可能である
    リプライ・メッセージを受け取ることを要求するメッセージ(該リプライ・メッセージは該要求するメッセージを受信したフェムトセル基地局の識別子を含む)を無線で送信するように更に構成され、
    前記フェムトセル基地局は、前記メッセージを送信すること及び前記リプライ・メッセージを受信することのうちの少なくとも一方を、WLANシステムのIEEE 802.11仕様に従うブロードキャスト・ビーコンとして又はIEEE 802.15.3aに従うビーコン・スロットにおいて行う、フェムトセル基地局。
  3. 前記制御チャネル上に制御情報を送信すること及び前記制御チャネルから制御情報を受信することのうちの少なくとも一方を行うように更に構成された請求項2に従うフェムトセル基地局。
  4. パワーアップ時及びネットワークオペレータのネットワークへの接続時のうちの少なくとも一方に、前記制御チャネルを確立し、
    前記制御チャネルを維持するよう構成された請求項2または3に従うフェムトセル基地局。
  5. ネットワークオペレータのネットワーク管理システムから、前記制御チャネルを確立するための情報を受信するための受信手段を更に含み、
    前記フェムトセル基地局は、前記ネットワークオペレータのネットワーク管理システムから受信される情報に基づいて、前記制御チャネルを確立するよう更に構成された請求項2ないし4のいずれか1項に従うフェムトセル基地局。
  6. エアーインタフェースを介して又はバックホールを介して、前記制御チャネルを確立するように更に構成された請求項2ないし5のいずれか1項に従うフェムトセル基地局。
  7. 他のフェムトセル基地局から制御メッセージを受信するための受信手段を含み、及び、
    前記制御メッセージの内容に従って動作するよう構成されたコントローラを含む請求項2ないし6のいずれか1項に従うフェムトセル基地局。
  8. 他のフェムトセル基地局から受信されたメッセージの信号強度を判定し、
    前記受信されたメッセージの識別子を、前記判定された信号強度と一緒に記憶するように更に構成された請求項2ないし4のいずれか1項に従うフェムトセル基地局。
  9. 複数のフェムトセル基地局を管理する方法において、
    前記複数のフェムトセル基地局の間での制御メッセージの交換を可能にする、前記複数のフェムトセル基地局の間の共通制御チャネルを確立することと、ここで、前記制御チャネルは、すべての前記フェムトセル基地局により送信のためにアクセス可能である、
    送信資源の割り当てに続いて、割り当てられた前記送信資源を識別する情報を、前記複数のフェムトセル基地局のうちの一つのフェムトセル基地局から他のフェムトセル基地局へ前記制御チャネルを介して送信することを含み、
    前記フェムトセル基地局は、リプライ・メッセージを受け取ることを要求するメッセージ(該リプライ・メッセージは該要求するメッセージを受信したフェムトセル基地局の識別子を含む)を無線で送信するものであり、
    前記フェムトセル基地局は、前記メッセージを送信すること及び前記リプライ・メッセージを受信することのうちの少なくとも一方を、WLANシステムのIEEE 802.11仕様に従うブロードキャスト・ビーコンとして又はIEEE 802.15.3aに従うビーコン・スロットにおいて行うものである、方法。
  10. フェムトセル基地局をオペレートする方法において、
    前記フェムトセル基地局の1又は複数の他のフェムトセル基地局との直接的なインタラクションを可能する制御チャネルを確立し又は同様の直接的なインタラクションを可能にする既存の制御チャネルに参加することと、ここで、前記制御チャネルは、すべての前記フェムトセル基地局により送信のためにアクセス可能である、
    送信資源の割り当てに続いて、割り当てられた前記送信資源を識別する情報を、前記フェムトセル基地局から前記1又は複数の他のフェムトセル基地局へ前記制御チャネルを介して送信することを含み、
    前記フェムトセル基地局は、リプライ・メッセージを受け取ることを要求するメッセージ(該リプライ・メッセージは該要求するメッセージを受信したフェムトセル基地局の識別子を含む)を無線で送信するものであり、
    前記フェムトセル基地局は、前記メッセージを送信すること及び前記リプライ・メッセージを受信することのうちの少なくとも一方を、WLANシステムのIEEE 802.11仕様に従うブロードキャスト・ビーコンとして又はIEEE 802.15.3aに従うビーコン・スロットにおいて行うものである、方法。
  11. 前記制御チャネルへ制御情報を送信すること及び前記制御チャネルから制御情報を受信することのうちの少なくとも一方を行うことを更に含む請求項10に従う方法。
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