JP5245156B2 - カメラシステム、そのための画像情報再生手段、画像情報再生手段 - Google Patents

カメラシステム、そのための画像情報再生手段、画像情報再生手段 Download PDF

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Description

本発明は、2種類以上のデジタル写真の拡大率を調整し、並べたり重ねたりして同時に表示することにより、写真の被写体の大きさを画像として比較することができるカメラシステム、そのための画像情報再生手段、画像情報再生手段に関する。
1枚の写真に写っている複数の被写体であれば、大きさを比較することは簡単にできるが、別々の写真の被写体の大きさは、一般に比較することはできない。比較する必要がある場合には、タバコやマッチ棒、物差しなど、大きさの分かっている被写体をそれぞれの写真に写しこむことにより、間接的に各被写体の大きさを比較することになる。特許文献1には、画像領域の外周位置に物差しを配置したものが開示されている。特許文献2には、ピクセルサイズと実サイズとの対応関係を示すサイズ情報を画像データから取得する処理によって、利用者の指定した画面上の任意の2点間の実距離が表示されるものが開示されている。
このように直接、画像として大きさが比較できない事は、ネットショッピングなどにおいて、商品を選ぶ場合に問題になる。現在のネットショッピングでは、たとえば、「花瓶の高さ17cmだから、我が家のテーブルに置くと、このくらいの大きさになる」というように、商品の大きさに関する情報から、実際の大きさを想像し、既存の家具などと比較することを経て、購入するか否か判断することになる。実際の大きさのイメージがわかない場合、小売店に出向いて現物を見て購入し、ネットショップでの購入をあきらめるというケースも多くある。
特開2001−285627号公報 特開2006−81854号公報 特開2004−294420号公報 河北 真宏他、実時間距離検出3次元テレビカメラ(Axi−Visionカメラ)(画像・映像処理)、電子情報通信学会論文誌.D−II,Vol.J87DII,No.6(20040601)pp.1267−1278
特に、子供の成長の写真などでは、背景にたまたま写った家具、家の柱、玄関のドアなどを手がかりに成長を実感することがあるが、小学校入学前と卒業時の写真を並べて見比べても、カメラの構図やプリントの大きさが異なるため、直接大きさを比較することは困難である。特許文献1では物差しを写し込むことにより、特許文献2ではピクセルサイズと実サイズとの対応関係を示すサイズ情報を画像データから取得する処理によって、大きさを数値で表示することにより、被写体の実サイズを利用者に伝え、比較を可能にしている。しかしこれらは、たとえば「Aは物差しの目盛り7つ分で、Bは8つ分だからBの方が大きい」「Aは16cmで、Bは18cmだからBの方が大きい」といったような、間接的な比較しかできず、実空間で両者を並べて大小を比較するといったような直接的・直感的な比較は困難である。
このように、撮影条件やプリント条件の異なる複数の写真において、被写体の大きさの比較が困難になる問題の根本的な解決手段が無かった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、写っている被写体の大きさの比較が容易にできるカメラシステム、そのための画像情報再生手段、画像情報再生手段を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の解決手段を採用する。
(1)本発明のカメラシステムは、撮像から画像情報の記録までの処理を行う画像情報記録手段と、記録されている画像情報を読み出す画像情報再生手段を有するカメラシステムであって、
前記画像情報記録手段は、カメラの撮像系と、pix/m演算手段と、記録手段と、記憶手段からなり、撮像画像情報に少なくともその撮像画像に係るpix/mの値の情報を組み合わせた組み合わせ画像情報を作成し記憶し、
前記画像情報再生手段は、記憶手段と、画像情報修正手段と、画像合成手段と、表示手段からなり、前記組み合わせ画像情報を読み出し、この組み合わせ画像情報に適宜修正処理を施し、前記修正処理を施した画像を任意数合成処理し表示するようにする。
(2)カメラシステムの、前記記録手段は、前記カメラのレンズ系及びピント調節系のセンサを介して取得した撮像画像を構成するデジタル画像情報と、前記カメラから被写体までの距離の関数を表すセンサの測定情報と、デジタル画像情報に基づきpix/m演算手段において求めたpix/mの値に関する情報を組み合わせて1枚の画像毎の組み合わせ画像情報を構成する。
(3)カメラシステムの、前記画像情報修正手段は、背景画像内の位置に応じた画像情報の修正手段、倍率変更手段、pix/m値変更手段からなり、前記記憶手段から入力手段により選択した選択画像の画像情報を読み出し、倍率変更処理、pix/m値変更処理、背景画像内の位置に応じた画像情報の修正処理を行い修正画像情報を出力する。
(4)カメラシステムの、前記画像合成手段は、入力手段により選択した複数の修正画像を合成して合成画像信号を作成し出力する。
(5)画像情報記録手段は、撮像から画像情報の記録までの処理を行う画像情報記録手段と、記録されている画像情報を読み出す画像情報再生手段を有するカメラシステムに用いるための、撮像からpix/mの値の情報を組み合わせた組み合わせ画像情報の記録までの処理を行う画像情報記録手段であって、
カメラシステムの撮像系と、pix/m演算手段と、記録手段からなり、撮像画像情報にはその撮像画像に係るpix/mの値の情報を組み合わせた組み合わせ画像情報を作成し記憶する。
(6)画像情報再生手段は、撮像から画像情報の記録までの処理を行う画像情報記録手段と、記録されている画像情報を読み出す画像情報再生手段を有するカメラシステムに用いるための、記録されているpix/mの値の情報を組み合わせた組み合わせ画像情報を読み出す画像情報再生手段を有する画像情報再生手段であって、
記憶手段と、画像情報修正手段と、画像合成手段と、表示手段からなり、前記組み合わせ画像情報を読み出し、この組み合わせ画像情報に適宜修正処理を施し、前記修正処理を施した画像を任意数合成処理し表示する。
上記の解決手段を以下詳細に説明する
本発明は、デジタル写真の被写体の1mの長さがデジタル写真の何ピクセルとして記録されているのかを示す単位pix/mの値をデータとしてデジタル写真に持たせ、比べるべきデジタル写真のpix/mの値を表示装置が読み取り、それぞれのデジタル写真を拡大・縮小して同じpix/mの画像に変換してから表示することにより、比べるべきデジタル写真の中の被写体を同じ縮尺で表示する。
pix/m の値、地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の位置の情報を持った背景となるデジタル写真あるいは、pix/mの値、地面や床との接地点の画像位置、カメラからの撮影距離、無限遠点の位置の情報を持った背景となるデジタル写真の上に、別のデジタル写真を乗せる場合、乗せる位置に相応しいpix/mの値を計算し、乗せるデジタル写真を拡大・縮小して計算したpix/mの画像に変換してから、その場所に上書きすることで、背景となるデジタル写真の被写体と等縮尺にして背景上に乗せたデジタル写真の被写体を表示する。
なお本発明で提案したpix/mと同じ単位が、画像ファイル形式のJPEGやBMPにも定義されているが、それらは印刷時の1mがデジタル写真の何ピクセルに相当するのかを示す単位(画像解像度)であり、本発明の値とは無関係である。
デジタル写真の被写体の1mの長さがデジタル写真の何ピクセルとして記録されているのかを示す単位pix/mの値の情報を書き込めるカメラシステムは、例えば以下の手法で実現可能である。
カメラとピントの合った被写体までの距離は、レンズ系の状態から求めることができる。さらに、カメラの画角は、ズームレンズの状態から求めることができる。従って被写体の1mの長さがデジタル写真の何ピクセルとして記録されているのかを示すpix/mをカメラシステム自体で求めることができ、デジタル写真にその値を書き込むことができる。
デジタル写真に写っている被写体の1mの長さがデジタル写真の何ピクセルとして記録されているのかを示すpix/mの値、地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の画像位置の情報を書き込めるカメラシステムは、例えば以下の手法で実現可能である。
(1)ピントの合っている部分から被写体の画像位置を決める。
(2)次に、例えば非特許文献1の「実時間距離検出3次元テレビカメラ(Axi−Visionカメラ)」や特許文献3の「距離画像センサ」を用いることにより、被写体との距離が一定の領域を検出する。
(3)さらに距離の勾配から地面や床の領域を検出し、それらの交わり部分の中の任意の1点を接地点とする。カメラに水準器を持たせ、左右の傾きと、撮影軸と水平線との角度θを計測することで、撮影時の上下方向の画角φから、画面上での水平線を求める。水平線の任意の1点、例えば画角の中央を選んで無限遠点とし、その位置情報を記録する。
一般に写真の被写体の大きさは、撮影条件やプリント条件の影響をうけるため、複数の写真の被写体の大きさを比較することは困難である。
本発明では、デジタル写真1枚1枚に、被写体の1mの長さがデジタル写真の何ピクセルとして記録されているのかを示すpix/mの値を画像データに付加して持たせることにより、表示・印刷するときに同じ大きさの被写体が同じ大きさに表示・印刷するように調整することで、画像として被写体の大きさを比較できるようになる。
たとえば、親子の同年齢の時の身長の差や、遠く離れた建築物同士の大きさの比較のように、時間的・空間的に直接並べて比較できない被写体どうしであっても、それぞれを写真に写して並べて表示することで画像として大きさを比較できるようになる。比較対象の一方を利用者の身近な画像にすることで、他方の対象写真の被写体の大きさが直感的に理解できる。
さらに、背景となるデジタル写真の上に別のデジタル写真を重ねて表示することにより、1枚の写真を見るようにして異なる写真に写っている被写体の大きさを比較できる。さらに重ねた写真の表示位置を変化させると、表示位置に適した大きさに被写体が拡大・縮小されて表示されるため、あたかも、重ねた写真の被写体が背景となるデジタル写真の被写体の空間に存在するような画像が得られる。そのため例えば、家族全員のそれぞれの写真と、いろいろな高さの家具の写真を用意しておき、背景となる自宅の部屋の写真の上に家具と家族の写真を重ねることで、適切な高さの家具を選ぶことに有効利用できる。
一般の3次元CGによる画像合成表示でも同様な効果を得ることは可能であるが、そのためには、各オブジェクトをモデリングし、それらを3次元空間に配置し、レンダリングする必要がある。これに対し、本発明では、pix/mの値、地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の位置、あるいはpix/mの値、地面や床との接地点の画像位置、カメラからの撮影距離、無限遠点の位置の情報を用意するだけでよく、モデリング作業は不要である。表示時も、表示位置に適した pix/mの値を求め、拡大・縮小して表示するだけの処理で済むため、一般の3次元CGの表示のように、多量のデータ、大量の計算処理を必要としない。
本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
本発明のカメラシステムは以下の構成および処理手順を備える。詳細は以下に順次説明する。
以下、本発明の処理手順はマイクロコンピュータのプログラムに従って処理される。プログラムの手順によっては入力操作が必要になる場合もある。
図1は、本発明の被写体のpix/mの値の検出原理を説明する図である。
図1に、本発明の「デジタル写真の被写体の1mの長さがデジタル写真の何ピクセルとして記録されているのかを示すpix/mの値の情報を書き込めるカメラシステム」が、被写体に係るpix/mの値を検出する方法の一例を示す。
カメラから被写体までの距離L(m)を、カメラが被写体にピントが合った状態におけるカメラのレンズ系の状態から求める。距離Lにおける上下の撮影範囲H(m)を、例えば、ズームレンズの状態から求める。被写体の1mの長さがデジタル写真の何ピクセルとして記録されているのかを示すpix/mの値を、カメラ設計時に求めたカメラの上下方向の画素数h(ピクセル)を撮影範囲Hで割り算することで求める。
このpix/mの値を求める手順を、図2のフローチャートに基づいて説明する。
スタート
(1)ピント調整(ステップS1:以下、ステップをSと略記する)
カメラのピントを被写体に合わせる。
(2)レンズ位置情報を検出(S2)
基準位置からのピントが合ったレンズの位置情報をカメラ内蔵のセンサにより検出する。
(3)距離Lを算出(S3)
検出したレンズの位置情報に基づき、カメラ又はカメラシステムに内蔵するマイクロコンピュータによりカメラから被写体までの距離Lを演算する。
(4)ズームレンズの有無のチェック(S4)
ズームレンズがない場合にはS7に進む。
(5)ズームレンズ位置(S5)
ズームレンズの位置情報をカメラ内蔵のセンサにより検出する。
(6)撮影画角の算出(S6)
検出したズームレンズの位置情報に基づき、カメラ又はカメラシステムに内蔵するマイクロコンピュータにより撮影画角を演算する。S8に進む。
(7)ズームレンズがない場合には、カメラ設計時の撮影画角の値を読み出す(S7)。
(8)被写体の面における上下の撮影範囲Hの算出(S8)
距離Lと撮影画角からカメラ又はカメラシステムに内蔵するマイクロコンピュータにより撮影範囲Hを演算する。
(9)カメラによって撮影された画像の上下方向の画素数の読み出し(S9)
カメラ設計時に求めた、カメラの撮像範囲における上下方向の画素数を予めメモリに記憶しておき、このステップで読み出す。
(10)pix/mの値の算出(S10)
カメラ又はカメラシステムに内蔵するマイクロコンピュータにより、カメラの上下方向の画素数hを撮影範囲Hで割り算することで、被写体の1mの長さがデジタル写真の何ピクセルとして記録されているのかを示すpix/mの値を求め、メモリに記憶すると共に、撮像画像の画像データに追記する。
ストップ
図3は被写体の地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の画像位置の検出方法を説明する説明図である。
図3は、デジタル写真の被写体の1mの長さがデジタル写真の何ピクセルとして記録されているのかを示すpix/mの値、地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の画像位置の情報を書き込めるカメラシステムが、被写体の地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の画像位置を検出する方法の一例を示している。以下の説明はカメラ又はカメラシステム内のマイクロコンピュータによる処理となる。処理に用いる各種パラメータはカメラに付属する各種センサからの情報として取り込む。
まず、カメラのピントの合っている画像部分から被写体の画像位置を決める。図3では被写体となる人物にピントが合っているものとする。このとき、例えば非特許引用文献1に示される「実時間距離検出3次元テレビカメラ(Axi−Visionカメラ)や特許引用文献3の「距離画像CMOSセンサ」等に記載されている当業者によく知られた画像位置を求める技術を用いることにより、被写体との距離が一定の領域を検出する。
さらに距離の勾配から地面や床の領域を検出し、それらの交わり部分の中の任意の1点を接地点Pとする。カメラに水準器を持たせ、左右の傾きと、撮影軸と水平線との角度θを計測することで、撮影時の上下方向の画角φから、画面上での水平線を求める。水平線の任意の1点、例えば画角の中点を選んで無限遠点Rとし、その位置情報を記録する。
図4はpix/mのデータが記録されているデジタル写真を例示する。
例えば、デジタル写真A(1a)は、400pix/mのデータが記録された画像データを有し、デジタル写真B(1b)は、250pix/mのデータが記録された画像データを有するとする。
図5はデジタル写真Aの表示状態を示す図である。
図5に示すように、利用者が、カメラシステムの表示部を見ながら入力手段を操作してカメラシステムのメモリに記録されているデジタル写真A(1a)を選び、カメラシステムの表示部3に表示する。
図6はデジタル写真Aを任意の位置に任意の大きさに表示している様子を示す図である。
利用者が、カメラシステムの表示部を操作してカメラシステムのメモリに記録されているデジタル写真A(1a)の画像データを任意の位置に任意の大きさに表示するように処理し、カメラシステムの表示部3に表示する。
図7は、2枚のデジタル写真A、Bが画面上で同じpix/mの値で表示する処理手順を示す説明図を示している。
図7に示すように、カメラシステムの表示部の処理部を構成するマイクロコンピュータによる、pix/mの値を同じにして表示する一般的な処理手順は以下のようになる。
利用者が、カメラシステムの表示部を見ながら入力手段を操作してデジタル写真A(1a)を拡大・縮小して表示部の任意の位置に表示する。
次に、利用者が表示部を見ながら入力手段を操作してデジタル写真B(1b)を選び、表示部3上の表示位置としてデジタル写真Aの左を指示すると、表示部は、デジタル写真Aの画面上でのpix/mの値(即ち、400pix/m)と等しくなるようにデジタル写真Bを拡大・縮小処理してから、利用者が指定した位置に表示する。
カメラシステムの表示部の画像信号処理部を構成するマイクロコンピュータの処理は、画像を合成する観点で表した処理と、後記する合成するための細部の処理、即ち、イメージの追加処理および画像の大きさを変更する処理からなり、以下に説明するようになる。
(画像を合成する観点で表した処理)
画像を合成する観点で表した処理は以下の(1)(2)の手順からなる。
(1)利用者の入力操作に応じて指定された例えば400pix/mのデジタル写真Aの画像データをメモリから読み出し、利用者の入力操作に応じて指定された例えば50%の値に縮尺処理して表示する。デジタル写真Aは表示画面上で400pix/mの50%である200pix/mで表示される。
(2)利用者の入力操作に応じて指定された例えば250pix/mのデジタル写真Bの画像データをメモリから読み出し、デジタル写真Bのpix/mの値、即ち、250pix/mを、デジタル写真Aの画面上でのpix/mの値、即ち、200pix/mと比較し、縮尺率(80%)を求め、求めた縮尺率(80%)でデジタル写真Bの画像データを縮尺処理し、画面上でのpix/mの値と同じ200pix/mの画像として画面に表示する。
この結果、利用者は、表示画面上で画像としてデジタル写真AとBに写る2つの被写体の大きさを直接比較することができるようになる。
カメラシステムの表示部の処理部を構成するマイクロコンピュータによる、pix/mの値を同じにして表示するより詳細な処理手順は以下の図7〜図12で説明する手順のようになる。
図8は表示部の表示画面上に表示された選択可能に配列された各種画像データを有するデジタル写真の画像と、選択画像を表示するための表示枠を示す図である。
図8のデジタル写真は、pix/mの値、地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の位置の情報を持った背景となるデジタル写真あるいは、pix/mの値、地面や床との接地点の画像位置、カメラからの撮影距離、無限遠点の位置の情報を持った背景となるデジタル写真1cと、pix/mのデータが記録されているデジタル写真1cで構成する。
利用者はカメラシステムの表示部を見ながら入力手段を操作してまず図8に示す画面を表示する。
このとき、マイクロコンピュータは、利用者の入力操作に応じて指定された画像枠3aを表示した入力画面の画像データをメモリから読み出し、表示部に表示する処理を行う。
図9は図8の表示枠に背景となるデジタル写真を一つ選んで表示した表示画面を示す図である。
図9に示すように、利用者は、背景となるデジタル写真を一つ選び(1d)、表示部3aの表示画面の任意の位置に任意の大きさに表示させる。
このとき、マイクロコンピュータは、利用者の入力操作に応じて指定された例えば400pix/mのデジタル写真Aの画像データをメモリから読み出し、利用者の入力操作に応じて指定された例えば50%の値に縮尺処理して表示する。
図10は図9の背景画像上に選択画像を重ねて表示した合成画像を示す図である。
図10に示すように、利用者は任意のデジタル写真1eを選び、背景となるデジタル写真1dの上に重ねる。
マイクロコンピュータは、重ねた位置にふさわしい縮尺率、すなわち、背景となるデジタル写真の重ねた位置におけるpix/mを後述する方法により求め、求めたpix/mと等しくなるように利用者が指定したデジタル写真1eを拡大・縮小して、利用者が指定した位置に表示する。
このとき、マイクロコンピュータは、利用者の入力操作に応じて指定されたデジタル写真1eの画像データをメモリから読み出し、このデジタル写真1eの画像データを利用者の入力操作に応じて指定された背景画像の重ねた位置に合致した縮尺率、すなわち、背景となるデジタル写真の重ねた位置におけるpix/mを後述する方法により求め、求めたpix/mと等しくなるようにデジタル写真1eの画像データを拡大・縮小処理して、利用者が指定した位置に表示する。
この結果、表示部には、背景となるデジタル写真1dの中に、選択したデジタル写真1eの被写体が在る画像が表示される。利用者はあたかも1枚の写真を見るように、合成した2枚のデジタル写真の被写体の大きさを比較することができる。
図11は図10の合成画像にさらに他の画像を表示した合成画像を示す図である。
利用者は、さらに別の任意のデジタル写真1fを選び、背景となるデジタル写真1dの上に重ねることができる。
表示部は、別の任意のデジタル写真1fを重ねた位置にふさわしい縮尺率になるように拡大・縮小して、利用者が指定した位置に表示する。
このとき、マイクロコンピュータは、利用者の入力操作に応じて指定された他のデジタル写真1fの画像データをメモリから読み出し、このデジタル写真1fの画像データを利用者の入力操作に応じて指定された背景画像上の重ねた位置に合致した縮尺率、すなわち、背景となるデジタル写真の重ねた位置におけるpix/mを後述する方法により求め、求めたpix/mと等しくなるようにデジタル写真1fの画像データを拡大・縮小処理して、利用者が入力した背景画像上の指定した位置に表示する。
この結果、表示部には、背景となるデジタル写真1dの中に、選択した2枚のデジタル写真1eと1fの被写体が在る画像が表示される。利用者はあたかも1枚の写真を見るように、合成した3枚のデジタル写真の被写体の大きさを比較することができる。
図12は図11の合成画像中の1画像の表示位置を変更した合成画像を示す図である。
図12では、利用者は、表示されているデジタル写真の任意の1枚(1e)の表示位置を変更する。
表示部は、変更後の位置にふさわしい縮尺率になるように選択されたデジタル写真を拡大・縮小して表示する。
このとき、マイクロコンピュータは、利用者の入力操作に応じて指定されたデジタル写真1eの画像データをメモリから読み出し、このデジタル写真1eの画像データを利用者の入力操作に応じて指定された背景画像上の重ねた位置に合致した縮尺率、すなわち、背景となるデジタル写真の重ねた位置におけるpix/mを後述する方法により求め、求めたpix/mと等しくなるようにデジタル写真1eの画像データを拡大・縮小処理して、利用者が入力した背景画像上の指定した位置に表示する。
図13は図12の合成画像中の他の画像の表示位置を変更した合成画像を示す図である。
図13では、利用者は、表示されているデジタル写真の別の任意の1枚(1f)の表示位置を変更する。
表示部は、変更後の位置にふさわしい縮尺率になるように、選択されたデジタル写真1fを拡大・縮小して表示する。
このとき、マイクロコンピュータは、利用者の入力操作に応じて指定された他のデジタル写真1fの画像データをメモリから読み出し、このデジタル写真1fの画像データを利用者の入力操作に応じて指定された背景画像上の重ねた位置に合致した縮尺率、すなわち、背景となるデジタル写真の重ねた位置におけるpix/mを後述する方法により求め、求めたpix/mと等しくなるようにデジタル写真1fの画像データを拡大・縮小処理して、利用者が入力した背景画像上の指定した位置に表示する。
この結果、背景となるデジタル写真の中に、選択した2枚のデジタル写真の被写体が自由に移動できるような表示が得られ、利用者は常に1枚の写真を見るように、3枚のデジタル写真の被写体の大きさを比較することができる。
この結果、表示部には、背景となるデジタル写真の中に、選択した2枚のデジタル写真の被写体が自由に移動できた画像が表示される。利用者はあたかも1枚の写真を見るように、合成した3枚のデジタル写真の被写体の大きさを比較することができる。
4枚以上の複数のデジタル写真を選択した場合も同様な操作および処理が可能であり、利用者は1枚の写真を見るように複数の被写体の大きさを比較することができる。
次に、上で述べた画像合成処理全体の一部分の画像の追加処理および画像の大きさを変更する処理をフローチャートに基づいて説明する。ステップ(手順)はSと略記する。
図15は画像の追加処理のフローチャートを示し、図16は画像の大きさを変更する処理のフローチャートを示す。
(画像の追加処理)
スタート
(11)画像を読み込む(S11)
(12)画像は一枚目か?(S12)
読み込んだ画像が1枚目か否かを判断する。1枚目の場合(Yes)、S13へ進み、1枚目でない場合(No)、S15へ進む。
(13)デフォルトの拡大率(K)を読み出す(S13)
(14)読み込んだ画像データをK倍に拡大して画面に表示する(S14)
ストップ
(15)他の任意の画像を選択(S15)
他の任意の画像を選択する。
(16)選択画像の拡大率(K)を読み出す(S16)
(17)選択画像のオリジナルのpix/mの値Nを読み出す(S17)
(18)N*K=Nを演算する(S18)
N*K=Nを演算し、Nを求める。
(19)N/N=Kを演算する(S19)
/N=Kを演算し、Kを求める。
(20)読み込んだ画像をK倍に拡大して画面に表示する(S20)
ストップ
(画像の大きさを変更する処理)
スタート
(21)修正された画像以外に画像があるか?(S21)
修正された画像以外に画像があるか否か判断し、無い場合(No)には終了(ストップ)し、ある場合(Yes)にはS22へ進む。
(22)画像の大きさを拡大率Kに修正する(S22)
(23)大きさの修正された画像のオリジナルpix/mの値Nを読み出す(S23)
(24)N*K=Nを演算する(S24)
*K=Nを演算し、Nを求める。
(25)大きさを修正していない画像があるか?(S25)
大きさを修正していない画像があるか否か判断し、無い場合(No)には終了(ストップ)し、ある場合(Yes)にはS26へ進む。
(26)未修整の画像の任意の1つを選ぶ(S26)
(27)選んだ画像のオリジナルpix/mの値Nを読み出す(S27)
(28)N/N=Kを演算する(S28)
/N=Kを演算し、Kを求める。
(29)選んだ画像をK倍に拡大して画面に表示する(S29)
S25ヘ進む
(画像上の表示位置におけるpix/mの値を計算する方法)
図14は画像上の表示位置におけるpix/mの値を計算するための説明図である。
図14により、pix/mの値、地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の位置の情報を持った背景となるデジタル写真の表示位置から、その表示位置におけるpix/mの値を計算する計算方法を説明する。
図2、図3で示したとおりの手段により、地面や床との接地点P、接地点Pにおけるpix/mの値、無限遠点Rを求め、点Pから垂直に被写体に単位長(1m)に相当する線分、すなわち200pix/mであれば、200ピクセルの線分を引く。図14では、矢印でこれをあらわしている。
このとき、利用者が指定した描画位置Qにおけるpix/mの値は、以下の手順で求められる。
被写体の表示される大きさはカメラからの距離(撮影距離)に反比例する性質を利用し、撮影距離が点Qと等しい点Sを直線PR上に求める。すなわち、点Sに対応する被写体の撮影距離は、点Qに対応する被写体の撮影距離と等しく、かつ点Sは画面上の直線PR上の点であるような点Sを求める。曲線SQは、カメラを中心とした球面と地面との交わりによってできる円弧を撮影した曲線になる。撮影距離が十分に大きいとして、この円弧を直線で近似すると、曲線SQは、点Qを通る水平線で近似でき、点Sは、点Qを通る水平線と直線PRとの交点として求められる。点Sにおけるpix/mの値はデジタル写真の上での三角形の相似の原理により、点Pにおけるpix/mの値のSR/PR倍であることがわかる。また点Sと点Qはカメラから等距離であることから、等縮尺である。従って、点Qにおけるpix/mの値は点Sのpix/mの値と同じく、点Pにおけるpix/mの値のSR/PR倍の値となる。
また、点Sを求める代わりに、点Pに対応する被写体の対応点P(以降添え字のrは被写体の点を表すことにする)の撮影距離dを用いて、点Qに対応する被写体の点Qを後述の手法で求め、求めた対応点Qの撮影距離を求め、Pr、の撮影距離の比の逆数を点Pにおけるpix/mに乗じて点Qにおけるpix/mの値を求める方式もある。
点Qに対応する被写体の対応点Qは以下の手法で求められる。
一般に透視中心を(0,0,−z)、投影面がx−y平面(z=0)のとき、点(x,y,z)が点(x,y,0)に投影されるとすると下記の式
を満たし、無限遠点(0,0,∞)は、(0,0,0)に投影される。
デジタル写真を被写体の空間におけるx−y平面(z=0)、カメラの位置を透視中心(0,0,−z)、被写体の点Pは撮影により投影面上の点(x,y,0)に対応し、デジタル写真上の点Pのピクセル位置を(u,v),無限遠点Rのピクセル位置を(u,v)とする。x−y平面の点(x,y,0)が、デジタル画面上でのピクセル位置(u,v)に対応するとき、下記の式
を満たす。そうであるとすると、下記の式
が得られ、被写体の点Pの撮影距離dから下記の式
が求められる。すなわち、x,y,zの値は、デジタル写真上の点Pの位置、対応する被写体の点Pの撮影距離d、無限遠点Rの位置から求められる。
一般に、デジタル画面上のピクセル位置Q(u,v)に対応する被写体の位置Q(x,y,z)は、x−y平面上の対応点(u−u,v−v,0)と透視中心(0,0,−z)とを結ぶ直線上の任意の点であるが、たとえば点Qは「点Pと同じ水平面上にある」、「点Pと同じ垂直面上にある」といった背景となるデジタル写真の制約条件を付加することで求めることができる。本発明の図14の例では、点Pと同じ水平面上に点Qがあるという制約条件を選択することで、点Qの座標は(x,y,z)、すなわち(x,v−v,z)と表され、数1の式から、xおよびzを求めることができる。
一般にCGの世界では、3次元空間を自由に動かせるオブジェクトを含んだ世界の描画を行う場合、各オブジェクトをモデリングし、それらを3次元空間に配置し、レンダリングすることにより、1枚の画像を得る。そのために、デジタル写真の画像を用いて本発明と同様の効果を得るには、動かすオブジェクトのモデリング作業が必要となる。モデリング作業には専門的知識が要求され、一般の利用者が簡便に手持ちの写真のオブジェクトをモデリングすることは困難である。さらに、合成画像の表示時にはそれらモデリングされたオブジェクトを3次元空間に配置し、それをレンダリングして1枚の画像を得るために、多量のデータ、大量の計算処理を必要とする。
これに対し、本発明では、オリジナルのデジタル写真の被写体の1mの長さがデジタル写真の何ピクセルとして記録されているのかを示すpix/mの値、地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の位置の情報を用意するだけで、同様の効果が得られる。pix/mの値、地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の位置の情報は、専用のカメラで撮影するだけでなく、既に撮影されたデジタル写真を見ながら利用者が簡単に作りだし、デジタル写真に書き込むこともできる。さらに、1枚の合成画像を得るために必要な計算も非常に少なくて済むという特徴がある。
図17は本発明のカメラシステムのブロック構成図である。
本発明のカメラシステム10は、マイクロコンピュータ11に撮像部15および表示部16と入力手段17を接続して構成され、マイクロコンピュータ11のメモリ12に読み込まれたプログラムにより、上記の処理手順を実行する。マイクロコンピュータ11は、一般的なCPU(中央演算装置)13とメモリ12とI/O(入出力)インターフェース14から構成される。入力手段17は、USB端子等の外部端子、キーボード等から構成される。上で述べた処理手順は記録媒体又はメモリにプログラムとして記録する。
図18は本発明のカメラシステムの構成をブロック表示した構成図である。
本発明のカメラシステムは上で説明したすべての機能を実行することが出来るようにプログラムおよび部品が構成されている。
カメラシステムは、撮像から画像情報の記録までの処理を行う画像情報記録手段33と、記録されている画像情報を読み出す画像情報再生手段34を有する。
画像情報記録手段33は、カメラシステムの撮像系と、pix/m演算手段24と、記録手段25と、記憶手段26からなる。
記録手段25は、カメラシステムのレンズ系21及びピント調節系等のセンサ22を介して取得した撮像画像23を構成するデジタル画像情報bと、カメラシステムのレンズ系から被写体までの距離等の関数を表すセンサ22の測定情報aと、デジタル画像情報bに基づきpix/m演算手段24において上で述べたようにして求めたpix/mの値に関する情報cを組み合わせて1枚の画像毎の組み合わせ画像情報dを構成する。組み合わせ画像情報dはメモリ等の記憶手段26へ記憶する。
画像情報再生手段34は、記憶手段26と、画像情報修正手段30と、画像合成手段31と、表示手段32からなる。
画像情報修正手段30は、背景画像内の位置に応じた画像情報の修正手段27、倍率変更手段28、pix/m値変更手段29からなり、記憶手段26から入力手段により選択した選択画像の画像情報eを読み出し、適宜、倍率変更処理、pix/m値変更処理、背景画像内の位置に応じた画像情報の修正処理を行い修正画像情報fを出力する。画像合成手段31は、入力手段により選択した複数の修正画像を合成して合成画像信号gを作成し出力する。表示手段32は合成画像信号gにより画像表示する。
他の実施態様として、記憶手段を例えばUSBメモリ等の携帯可能なメモリとし、画像情報記録手段33と、画像情報再生手段34を別体に構成することもできる。
画像情報記録手段33と、画像情報再生手段34を別体に構成するときには、画像情報記録手段33で作成したpix/m値を含む画像情報はメモリ、好ましくはフラッシュメモリ、USBメモリ等の携帯型のメモリに記憶させて、必要に応じて保管・管理する。必要に応じてメモリから読み出して画像情報再生手段34により再生し、表示し、編集し、記憶する。また、メモリ内のpix/m値を含む画像情報は、インターネット等の伝送媒体を介して送受信することもできる。
本発明の被写体のpix/mの値の検出原理を説明する図である。 pix/mの値を求めるフローチャートを示す図である。 被写体の地面や床との接地点の画像位置、無限遠点の画像位置の検出方法を説明する説明図である。 pix/mのデータが記録されているデジタル写真を例示する。 デジタル写真Aの表示状態を示す図である。 デジタル写真Aを任意の位置に任意の大きさで表示する様子を示す図である。 2枚のデジタル写真A、Bが画面上で同じpix/mの値で表示する処理手順を示す説明図を示している。 表示部の表示画面上に表示された選択可能に配列された各種画像データを有するデジタル写真の画像と、選択画像を表示するための表示枠を示す図である。 図8の表示枠に背景となるデジタル写真を一つ選んで表示した表示画面を示す図である。 図9の背景画像上に選択画像を重ねて表示した合成画像を示す図である。 図10の合成画像にさらに他の画像を表示した合成画像を示す図である。 図11の合成画像中の1画像の表示位置を変更した合成画像を示す図である。 図12の合成画像中の他の画像の表示位置を変更した合成画像を示す図である。 画像上の表示位置におけるpix/mの値を計算するための説明図である。 本発明の画像の追加処理のフローチャートを示す。 本発明の図16は画像の大きさを変更する処理のフローチャートを示す。 本発明のカメラシステムのブロック構成図である。 本発明のカメラシステムの処理手段毎のブロック構成図である。
符号の説明
1、1a〜1f 画像
3、3a 表示枠
10 カメラシステム
11 マイクロコンピュータ
12 メモリ
13 CPU
14 I/Oインターフェース
15 撮像部
16 表示部
17 入力手段
21 レンズ系
22 センサ
23 撮像画像
24 pix/m演算手段
25 記録手段
26 記憶手段
27 背景画像内の位置に応じた画像情報の修正手段
28 倍率変更手段
29 pix/m値変更手段
30 画像情報修正手段
31 画像合成手段
32 表示手段
33 画像情報記録手段
34 画像情報再生手段

Claims (6)

  1. 撮像から画像情報の記録までの処理を行う画像情報記録手段と、記録されている画像情
    報を読み出す画像情報再生手段を有するカメラシステムであって、
    前記画像情報記録手段は、カメラの撮像系と、pix/m演算手段と、記録手段と、記憶手段からなり、撮像画像情報に少なくともその撮像画像に係るpix/mの値、あるいはpix/mの値、接地点、および無限遠点の情報を組み合わせた組み合わせ画像情報を作成し記憶し、前記画像情報再生手段は、記憶手段と、画像情報修正手段と、画像合成手段と、表示手段からなり、前記組み合わせ画像情報を読み出し、この組み合わせ画像情報に前記pix/mの値、接地点、および無限遠点の情報に基づいて適宜修正処理を施し、前記修正処理を施した画像の接地点背景となる画像の利用者の指示する位置において等しいpix/mの値で接地するように重ね合わせて任意数合成処理し表示するようにしたことを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記記録手段は、前記カメラのレンズ系及びピント調節系のセンサを介して取得した撮
    像画像を構成するデジタル画像情報と、前記カメラから被写体までの距離の関数を表すセ
    ンサの測定情報と、デジタル画像情報に基づきpix/m演算手段において求めたpix/mの値、あるいはpix/mの値、接地点、および無限遠点に関する情報を組み合わせて1枚の画像毎の組み合わせ画像情報を構成することを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  3. 前記画像情報修正手段は、背景画像内の位置に応じた画像情報の修正手段、倍率変更手段、pix/m値変更手段からなり、前記記憶手段から入力手段により選択した選択画像の画像情報を読み出し、倍率変更処理、背景画像のpix/mの値、接地点、および無限遠点の情報に基づいた重畳する画像のpix/m値変更処理、前記背景画像内の位置に応じた前記重畳する画像の画像情報の修正処理を行い修正画像情報を出力することを特徴とする請求項1又は2記載のカメラシステム。
  4. 前記画像合成手段は、入力手段により選択した複数の修正画像を合成して合成画像信号を作成し出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のカメラシステム。
  5. 撮像から画像情報の記録までの処理を行う画像情報記録手段と、記録されている画像情
    報を読み出す画像情報再生手段を有するカメラシステムに用いるための、
    撮像からpix/mの値、あるいはpix/mの値、接地点、および無限遠点の情報を組み合わせた組み合わせ画像情報の記録までの処理を行う画像情報記録手段であって、
    カメラシステムの撮像系と、pix/m演算手段と、記録手段からなり、撮像画像情報にはその撮像画像に係るpix/mの値、あるいはpix/mの値、接地点、および無限遠点の情報を組み合わせた組み合わせ画像情報を作成し記憶することを特徴とする画像情報記録手段。
  6. 撮像から画像情報の記録までの処理を行う画像情報記録手段と、記録されている画像情
    報を読み出す画像情報再生手段を有するカメラシステムに用いるための、
    記録されているpix/mの値、あるいはpix/mの値、接地点、および無限遠点の情報を組み合わせた組み合わせ画像情報を読み出す画像情報再生手段であって、
    記憶手段と、画像情報修正手段と、画像合成手段と、表示手段からなり、前記組み合わせ画像情報を読み出し、この組み合わせ画像情報に前記pix/mの値、接地点、および無限遠点の情報に基づいて適宜修正処理を施し、前記修正処理を施した画像の接地点背景となる画像の利用者の指示する位置において等しいpix/mの値で接地するように重ね合わせて任意数合成処理し表示することを特徴とする画像情報再生手段。
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