JP5244010B2 - 小火器用弾丸 - Google Patents

小火器用弾丸 Download PDF

Info

Publication number
JP5244010B2
JP5244010B2 JP2009081174A JP2009081174A JP5244010B2 JP 5244010 B2 JP5244010 B2 JP 5244010B2 JP 2009081174 A JP2009081174 A JP 2009081174A JP 2009081174 A JP2009081174 A JP 2009081174A JP 5244010 B2 JP5244010 B2 JP 5244010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer diameter
bullet
maximum outer
diameter portion
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009081174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010230294A (ja
Inventor
稔 中野
裕二 加藤
学 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2009081174A priority Critical patent/JP5244010B2/ja
Publication of JP2010230294A publication Critical patent/JP2010230294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5244010B2 publication Critical patent/JP5244010B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

本発明は、拳銃,小銃,機関銃などの小火器用弾丸に係り、鉛以外の鉛より硬度の高い材料で成る弾心と、この弾心を被覆する銅,銅合金などの金属の被甲とを結合した小火器用弾丸に関する。
近年、小火器用弾丸は、環境や動物に悪影響を及ぼさない無毒性や、目的に適合した威力特性などが求められるようになってきた。従来の小火器用弾丸は、徹甲弾や曳光弾などの特殊弾丸を除いて、中間の主体部分が円柱状で鉛でなる弾心とその周囲を被覆する最大外径部が円筒状で銅,銅合金などの金属でなる被甲とで構成されている(以下この従来の小火器用弾丸を普通弾丸という)。この普通弾丸の場合は、弾心に変形しやすい鉛が用いられ、その弾心を銅,銅合金などの柔らかい金属でなる被甲で覆っているので、普通弾丸が発射されると、普通弾丸は銃身内でらせん状の溝と溝との間の突起部に押圧されてらせん状の刻印をされ、回転しながら銃身内を通過する。このとき、鉛で成る弾心は容易に塑性変形することができるので、銃身の突起部に押圧され刻印される被甲は容易に鉛を変形させ、普通弾丸は銃身との摩擦抵抗が適正な大きさに保たれたまま銃身内を通過する。
しかしながら、この弾心に使われている鉛は、動物が呑み込むと鉛中毒になるなど、環境や動物に悪影響を及ぼすという欠点がある。
そこで、鉛を含まず、目的の威力特性に適応するように、鉛以外の鉛よりも硬い金属を材料として用いた弾心と、この弾心を被覆する銅,銅合金などの金属の被甲とを結合した小火器用弾丸が考えられている。この鉛を含まない小火器用弾丸において、弾心材は、鉛の比重に近づけるために銅、銅合金、軟鉄、鋼、タングステン、タングステン合金等などの金属から選択されて使用される。これら銅、銅合金、軟鉄、鋼、タングステン、タングステン合金等などの金属は、鉛に比べて硬度が高く変形しにくい。そのため、弾心にこれらの金属を使用した小火器用弾丸は、発射されると被甲の最大外径部が銃身内のらせん状の溝と溝との間の突起部に押圧されて刻印され回転しながら銃身内を通過するとき、この刻印される部分の被甲が、弾心を容易に変形させることができないために刻印力が増大し、銃身との間に過大な摩擦抵抗が発生する。このように、弾心を鉛以外の鉛よりも硬い金属を材料として用いた場合、小火器用弾丸が銃身内を通過するときに、被甲と銃身内の突出部(本発明でいうライフリングの山)との摩擦抵抗が過大となり、銃身が損傷する原因となる。
その問題を解決するため、鉛を含まない弾丸として、鋼、タングステン、タングステン合金、タングステンカーバイトの群から選ばれた材料からなる弾心の外周に、主体部分の主直径の部分の長手方向に伸びる複数の溝を生成するスプラインあるいはこぶ状の線を備えて、発射体が銃身に沿って移動する際にジャケット(被甲)材料が複数の溝の空隙に入り込んで変形し易くするようにしたものが知られている(特許文献1)。また、鉛以外の鉛より硬度の高い材料で成る弾心の最大外径部に全周に亘り縦横又は斜めに網目状に配置された凹凸を施して、被甲の最大外径部が銃身内のらせん状の溝と溝との間の突起部に押圧されて刻印される際に、被甲の刻印された部分の余分の材料が凹凸の凸の回りの空隙に向かって流動しやすくしたものが知られている(特許文献2)。更に、弾心の中間部(主体部分)にテーパーが付けられてジャケット(被甲)と連続状に接していない状態にして隙間を設け、発射体が銃身から発射されるときにジャケットに漸増的刻印を可能にするようにした発明が知られている(特許文献3)。
これらの発明のうち特許文献1及び特許文献2に記載の発射体は、弾心の中間部(主体部分)外周にスプライン若しくはこぶ状の線、又は、縦横に若しくは斜めに網目状に配置して凹凸を施して、被甲と弾心の主体部分との間に隙間を設けるものである。また特許文献3に記載の発射体は、同じく弾心の中間部分(主体部分)外周に、発射体の前方端部へ向かって先細になるテーパーを付けて被甲と弾心の主体部分との間に隙間を設けるものである。そうすることにより、小火器用弾丸が発射されて、被甲の最大外径部が銃身内のらせん状の溝と溝との間の突起部に押圧されて刻印され回転しながら銃身内を通過するとき、銃身内のらせん状の溝と溝との間の突起部に押圧されて刻印された被甲の材料が弾心との間に設けられた隙間に容易に流動できるようにし、被甲と銃身との間の摩擦抵抗を小さくすることを可能にしている。
しかしながら、前者は、弾心が鉛以外の鉛よりも硬い金属を材料としているため、弾心外周にスプライン若しくはこぶ状の線、又は、縦横に若しくは斜めに網目状に配置して凹凸を施すことは容易ではなく、そのための工程が必要となり、生産性が落ち、また高価になるという問題がある。また、後者は、弾心中間部分に発射体の前方端部へ向かって先細になるテーパーを付けているが、弾心中間部分がテーパーである場合は、ストレートの場合が単純に中間部分全長に亘りある外径寸法であるということに比べて、部品精度を保つための加工成形や検査がより難しくなるという問題がある。
特表2006−515056号公報 特開2008−175481号公報 特表2007−523313号公報
本発明が解決しようとする課題は、鉛を含まず、又は目的の威力特性に適応するように、鉛以外の硬度の高い金属、例えば銅、銅合金、軟鉄、鋼、タングステン、タングステン合金等を1種類又は複数種類選択的に組み合わせて材料として用いた弾心と、この弾心を被覆する銅,銅合金などの金属で成る被甲とを結合した小火器用弾丸において、弾心外周にスプライン若しくはこぶ状の線、又は、縦横に若しくは斜めに網目状に配置して凹凸を施すことはそのための工程が必要となり、生産性が落ち、また高価になるという問題の解決、及び、弾心中間部分がテーパーである場合はストレートの場合に比べて、部品精度を保つための加工成形や検査がより難しくなるという問題を解決することである。
本発明の請求項1に記載の小火器用弾丸は、鉛を含まず、硬度の高い金属銅、銅合金、軟鉄、鋼、タングステン、タングステン合金を1種類又は複数種類選択的に組み合わせて材料として用いた弾心と、この弾心を被覆する銅又は銅合金の金属で成る被甲とを結合した小火器用弾丸において、弾心は、前方の先細りの弾心頭部に続き後方に伸びて外径が最大の弾心最大外径部がストレートな円柱状であって、被甲は、弾心頭部を密着して被覆する被甲頭部に続く被甲最大外径部が、弾心最大外径部の外径よりも大きく内径が設定された円筒状であって、かつ、被甲最大外径部のうち後端側には、内側に向かって突出しその先端面が弾心最大外径部の外周面に当接する鉢巻き状突起が設けられて、被甲が、弾心のうち弾心頭部および鉢巻き状突起に当接する部分で支持され、鉢巻き状突起部を除く弾心最大外径部外周と被甲最大外径部内周との間に隙間が設けられるようにしたことを最も特徴とする。
請求項2に記載の小火器用弾丸は、請求項1に記載の小火器用弾丸において、円筒状の被甲最大外径部に続き鉢巻き状突起部分から後方に向かって先細りのテーパー状の被甲テール部が設けられ、円柱状の弾心最大外径部外周との間には先細りのテーパーをなす断面が三角形状の隙間が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の小火器用弾丸は、請求項1に記載の小火器用弾丸において、円筒状の被甲最大外径部は、鉢巻き状突起部分から後方に向かって、ストレートな円筒状形状のまま伸びて、円柱状の弾心最大外径部外周との間に一定の間隔を維持して延びる隙間が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の小火器用弾丸は、請求項1乃至3に記載の小火器用弾丸において、被甲の後端側は、弾心後端面外縁部を押圧して覆うように内側に折り曲がり、弾心が被甲内に一体的に結合されていることを特徴とする。
請求項1に記載の小火器用弾丸は、鉛を含まず、硬度の高い金属を材料として用いた弾心と、この弾心を被覆する銅又は銅合金の金属で成る被甲とを結合して成り、被甲は、弾心のうち弾心頭部および鉢巻き状突起に当接する部分で支持されて、鉢巻き状突起部を除く弾心最大外径部と被甲最大外径部分の間に隙間が設けられるようにしたので、小火器用弾丸が発射されて銃身内を通過するときに、被甲最大外径部分は、銃身内でらせん状の溝と溝との間の突起部に押圧されると容易に刻印されて塑性変形することができ、回転しながら銃身内を通過する。そのため、小火器用弾丸は銃身との摩擦抵抗が適正な大きさに保たれたまま銃身内を通過することができる。
請求項2乃至3に記載の小火器用弾丸は、更に、円筒状の被甲最大外径部に続き鉢巻き状突起部分から後方に向かって、円柱状の弾心最大外径部外周との間に隙間が設けられるようにしたので、ライフリングの山のしごきによる刻印によってしごかれるこの鉢巻き状突起部分の材料は、後方の隙間へ向かって流動することができる。
請求項4に記載の小火器用弾丸は、更に、被甲の後端側は、弾心後端面外縁部を押圧して覆うように内側に折り曲がり、弾心が被甲内に結合されているので、被甲と弾心を確実に結合することができる。
本発明の小火器用弾丸の断面図 本発明の小火器用弾丸が銃身内を通過する過程を示す断面図 本発明の小火器用弾丸が銃身内を通過する過程を示す詳細図 被甲の加工工程の一部を示す断面図 その他の実施例における小火器用弾丸の断面図
鉛を含まず、鉛以外の硬度の高い金属を材料として用いた弾心と、この弾心を被覆する銅,銅合金などの金属で成る被甲とを結合して成る小火器用弾丸において、弾心は、前方の先細りの弾心頭部に続き後方に伸びて外径が最大の弾心最大外径部がストレートな円柱状であって、被甲は、弾心頭部を密着して被覆する被甲頭部に続く、弾心最大外径部に対応する被甲最大外径部が、弾心最大外径部との間で均一の隙間ができるように内径が設定されて、長手方向にストレートな円筒状であって、かつ、被甲最大外径部のうち後端側には、内側に向かって隙間分突出した鉢巻き状突起が設けられる。それによって、被甲が、弾心のうち弾心頭部および鉢巻き状突起に当接する部分で支持され、弾心最大外径部外周と被甲最大外径部内周との間に均一の隙間が設けられる。
(実施例1)
本発明の小火器用弾丸について図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、本発明の小火器用弾丸10の1実施例を示す断面図である。本発明の小火器用弾丸10は、鉛以外の鉛よりも硬い金属を材料として用いた弾心1と、この弾心1を被覆する被甲2とを結合して形成されている。弾心1の材料としては、環境や動物に悪影響を及ぼさないように無毒性にするためや、目的に適合した威力特性を得るために、また普通弾丸の鉛の比重に近づけるため等のために、銅、銅合金、軟鉄、鋼、タングステン、タングステン合金等などの金属を1種類又は複数種類選択的に組み合わせて用いられている。これら銅、銅合金、軟鉄、鋼、タングステン、タングステン合金等などの金属は、鉛に比べて硬度が高く変形しにくいという性質を持っている。また、被甲2の材料としては、従来の普通弾丸と同様に銅,銅合金などの金属が用いられる。
弾心1は、発射方向前方側に先細りの尖頭アーチ状の形をした弾心頭部1aと、この弾心頭部1aに続き長手方向後方にストレートに伸びて最大外径を成す円柱状の弾心最大外径部1bとで構成されている。弾心頭部1aと弾心最大外径部1bとの境界点1abは滑らかにカーブして連続している。
被甲2は、弾心1の弾心頭部1aを密着して被覆する尖頭アーチ状の被甲頭部2aと、この被甲頭部2aに続き長手方向後方にストレートに伸びる最大外径の円筒状の被甲最大外径部2bと、この被甲最大外径部2bのうち後端側で内側に向かって突出して設けられた高さhの鉢巻き状突起2cと、被甲最大外径部2bに続き鉢巻き状突起部分から後方に向かって先細りのテーパー状の被甲テール部2dで構成されている。被甲頭部2aと被甲最大外径部2bとの境界点2abは滑らかにカーブして連続している。
弾心頭部1aの部分においては、弾心頭部1aと被甲頭部2aとは密着している。被甲頭部2aは、弾心頭部1aと弾心最大外径部1bとの境界点1abから後方に向かって、カーブに沿って弾心最大外径部1bから少しずつ離れ、末広がりの隙間Q1が形成されている。被甲頭部2aと被甲最大外径部2bとの境界点2abからは、鉢巻き状突起部を除き、被甲最大外径部2bは、弾心最大外径部1bとの間に一定の間隔δを維持して後部に向かってストレートに伸びて隙間Q2を形成している。被甲最大外径部2bのうち後端側には、内側に向かって、隙間δと同じ高さhの、ほぼ台形の形をした鉢巻き状突起2cが設けられている。その鉢巻き状突起2cの先端面は、弾心最大外径部1bの外周面と密着している。鉢巻き状突起2cの後方被甲テール部2d側においては、被甲テール部2dと弾心最大外径部1bとの間に先細りのテーパーをなす断面が三角形状の隙間Q3が形成されている。そして、弾心1の後端面1cには、被甲テール部2dから内側に変形されて伸びた、弾心1の後端面1cの外縁部を押圧する被甲底部2eが形成されている。
被甲2は、弾心1のうち、尖頭アーチ状の形をした弾心頭部1aと、鉢巻き状突起2c先端面に当接する部分とにより支持されている。そして、被甲2と弾心1との間には、弾心頭部1aと弾心最大外径部1bとの境界点1abから後方に向かう末広がりの隙間Q1と、それに続く、被甲最大外径部2bと弾心最大外径部1bとの間の、鉢巻き状突起部を除く部分の、間隔δの均一な隙間Q2と、鉢巻き状突起2c後方の断面が三角形状の隙間Q3とが形成されている。
図2は、本発明の小火器用弾丸10がライフル銃20の銃身3内を通過する一過程を示す。銃身3内には、小火器用弾丸10に回転運動を与えて飛翔時に転倒を防止し、常に弾軸を安定させるジャイロ効果を与えるための、らせん状の溝(以下適宜ライフリングという)が施されている。ライフリングは、らせん状のライフリングの溝3aと、このらせん状の溝と溝との間に突出したライフリングの山3bとで構成されている。図3(a)に示すように、ライフリングの山3b及びライフリングの谷3aは同心円で形成され、直径方向の対称で平行な面3dでライフリングの谷3a及びライフリングの山3bの幅面が形成されている。本実施例では4本のライフリングが施されている。
図3は、被甲2と弾心1との係合部の部分詳細図である。この内、図3(b)は図2のA部を示し、図3(a)はその断面図である。ライフリングの谷3aの内径d4は小火器用弾丸10の最大外径D2より設定量大きい径に彫刻され、また、ライフリングの山3bの内径d3は、小火器用弾丸10の最大外径D2より設定量小さい径になっている。また、ライフリングの山3bの高さ((d4−d3)/2)は、被甲最大外径部2bの内径D1と弾心最大外径部1bの外径D3との隙間の間隔(δ=(D1−D3)/2)と、ほぼ同じに設定されている。銃身3のライフリングが始まる入り口部分は、円錐状に縮径されて銃口方向へ徐々に径が小さくなる圧入斜面3cが設けられている。
図2は、小火器用弾丸10が発射されて、被甲2の尖頭部2aと被甲最大外径部2bの約半分が銃身3内に突入しているところを示す。小火器用弾丸10は、被甲最大外径部2bの約半分が圧入斜面3cを通過し、その外径D2よりも設定量小さい内径d3のライフリングの山3bによってしごかれ、この被甲最大外径部2bと被甲頭部2aとの境界点2abより少し前から後方に向かって、途中まで溝Rが4列刻印されている。そして、小火器用弾丸10が全長に亘り圧入斜面3cを通過し、らせん状のライフリングの山3bに臨むと、この溝Rは被甲最大外径部2bの全長及び被甲テール部2dの一部に亘りらせん状に刻印される。すなわち、小火器用弾丸10の被甲最大外径部2a及び被甲テール部2dの一部が、4列のライフリングの山3bにしごかれて周方向等分の位置にらせん状の4列の溝Rが刻印されて、小火器用弾丸10は回転が与えられて銃身3から発せられる。
この小火器用弾丸10が発射されて銃身3を通過するとき、被甲2は、銅,銅合金などの柔らかい金属でできており、また被甲2と弾心1との間には隙間Q1、Q2及びQ3が設けられているので、ライフリングの山3bによってしごかれて刻印される部分の被甲最大外径部2bの材料は、銃身内でらせん状の溝と溝との間のライフリングの山3bに押圧されたとき容易に塑性変形し、隙間Q1、Q2及びQ3へと流動する。そのため、小火器用弾丸10は銃身3との摩擦抵抗が適正な大きさに保たれながら銃身3内を通過することができる。
詳しくは、図3に示すように、ライフリングの山3bのしごきによる刻印によってしごかれた部分の被甲最大外径部2bの材料は、被甲最大外径部2bの内径D1と弾心最大外径部1bの外径D3との隙間の間隔δ内に流動し内側に盛り上がり、突出部2fを形成する。この突出部2fは円周方向に4等分の位置に形成される。ライフリングの山3bの高さ((d4−d3)/2)は、被甲最大外径部2bと弾心最大外径部1bとの間隔(δ=(D1−D3)/2)とほぼ同じに設定されている。そのため、突出部2fの先端は弾心最大外径部1bの外周面に難なく達する。被甲最大外径部2bのうち後端側で内側に向かって突出して設けられた鉢巻き状突起2cの部分が、圧入斜面3cを通過する場合は、この部分は最初から弾心最大外径部1bの外周面に当接していて、この部分後方には隙間Q3が設けられているので、ライフリングの山3bのしごきによる刻印によってしごかれるこの部分の材料は、鉢巻き状突起2cの後方の隙間Q3へ向かって容易に流動することができる。そして、ライフリングはらせん状に形成されているので、小火器用弾丸10は、らせん状のライフリングに沿って回転を与えられながら銃身3を通過する。
ここで、ライフリングの山3bの高さを間隔δよりやや大き目に設定することもできる。この場合、刻印によってしごかれた部分の被甲最大外径部2bの材料は、弾心最大外径部1b外周面まで流動し当接したあと、更に、硬度の高い材料で成っている弾心を変形させることなく、突出部2fの横幅方向へと広がる。このとき、当接したあと材料が横幅方向へと広がる分、小火器用弾丸10が銃身3を通過するときの摩擦抵抗が増大する。また、ライフリングの山3bの高さを間隔δよりやや小さ目に設定することもできる。この場合は、被甲最大外径部2bの変形に要する力が摩擦抵抗力となるので、弾心最大外径部1b外周面まで当接する場合に比べ、容易に被甲最大外径部2bを変形させることができ、小火器用弾丸10が銃身3を通過するときの摩擦抵抗をより小さくすることができる。このように、ライフリングの山3bの高さと隙間δとの大小を変化させることによって、小火器用弾丸10が銃身3内を通過するときの摩擦抵抗を、目的にあった適正な大きさに調整することができる。
このように、小火器用弾丸10が銃身3内を通過するとき、ライフリングの山3bのしごきによる刻印によってしごかれた部分の被甲最大外径部2bの材料は、被甲最大外径部2bの内径D1と弾心最大外径部1bの外径D3との隙間Q2内に向かってスムーズに流動可能となるので、被甲最大外径部2bの内径D1と弾心最大外径部1bの外径D3との間に隙間がない場合に比べ、ライフリングの山3bと被甲2の外周面との摩擦力は著しく軽減され、摩擦抵抗によるライフリングの摩耗も小さくなり銃身の破損を防止することができる。
弾心1は、尖頭アーチ状の弾心頭部1aとストレートな円柱状の弾心最大外径部1bとで構成されたシンプルな形状をしている。そして、銅、銅合金、軟鉄、鋼、タングステン、タングステン合金等などの硬い材料でできた弾心1において、このようにストレートな円柱状の弾心にした場合は、弾心外周にスプライン若しくは、こぶ状の線、又は、縦横に若しくは斜めに網目状に配置した凹凸を施す場合に比べ、はるかに容易にかつ安価に加工することが可能である。また、寸法検査においても、弾心最大外径部1bがストレートな円柱状を成しているので、テーパー状のものに比べ容易に検査をすることが可能となる。
被甲2は、例えば、ボルスタ上に設置した複数のダイと、これらのダイに対峙して接離可能に設けられた複数のパンチとを備えた図示しないトランスファプレス機で成形される。すなわち、トランスファプレス機の第1工程で帯板状の材料から円盤状のブランク材を打ち抜き、次工程以降、このブランク材に絞り加工又はしごき加工を順次行うことによって、有底円筒状ワークWを成形し、この有底円筒状ワークWの底部をアーチ状にプレス成形して、先頭が尖った有底円筒状ワークを成形する。この有底円筒状ワークが成形される途中のしごき工程において、鉢巻き状突起2cが成形される。
鉢巻き状突起2cの成形について以下図4に基づき説明する。図示しないが、トランスファプレス機において、ボルスタ面上に設置された下台上には、工程ごとに並置して複数のダイ5が設けられている。これら複数のダイ5の上方には、これらのダイ5に対峙して、上下方向に往復移動可能な上台に設置された複数のパンチ4が設けられている。そして、上台の上下移動に伴って、パンチ4がダイ5に対して接離し、これらの協働により工程ごとに絞り加工又はしごき加工が順次行われ、帯板状の材料から先頭にアーチ状に尖った尖頭部を有する円筒状ワークが成形される。このうち図4は、鉢巻き状突起2cが成形されるしごき工程のパンチ4とダイ5を示している。
パンチ4は、図4(a)に示すように、初期の状態ではダイ5の上部に待機している。このパンチ4には、下端から上にnの位置に、幅m、深さhの溝4aが全周に亘り鉢巻き状に形成されている。パンチ4の外径は被甲2の内径D1と同じ径に設定されている。また、ダイ5の内径は被甲2の外径D2と同じ径に設定されている。また、パンチの外径D1は、この工程に搬送されてくるワークWの内径より小さく、ダイ5の内径D2は、同じくこの工程に搬送されてくるワークWの外径D5より小さく設定されている。このパンチ4が上部に待機している状態で、有底円筒状のワークWが左方向の前工程から図示しないトランスファ装置によって、ダイ5の穴の上へと搬送され位置決めされる。
次に、パンチ4が下降を始めワークWの中に挿入され、更にワークWの底を押圧しながらワークWとともにダイ5の穴に挿入される。図4(b)に示すように、ダイ5の内径D2とパンチの外径D1との隙間の間隔t2は、この工程に搬送されてくるワークWの円筒部の厚みt1よりも小さく設定されている。また、ダイ5の内径D2は、ワークWの外径D5より小さく設定されているため、ワークWは縮径されると同時にしごかれて、ワークWの外径はD5からダイ5の内径と同じD2となり、ワークW円筒部の厚みはt1からt2となる。そして、パンチ4に形成された鉢巻き状の溝4aの部分が、ダイ5の内径部分に達すると、ワークWは、縮径された部分の材料が鉢巻き状の溝4aの中に流動し、その部分が全周にわたり内側に向かって盛り上がり、高さhの鉢巻き状突起2cに成形される(図4(b))。
ワークWが全てダイ5の穴に挿入されパンチ4が所定位置まで達すると、ワークWは下方から図示しないノックアウトピンによりバックアップされながら、パンチ4とともに上昇する。ワークWがダイ5の穴から抜けきる(図4(c))と、ワークWの上方所定位置で待機していた図示しないストリッパーツールにワークWの上面が当接するとともに、図示しないフィンガにより横方向から把持される。更にパンチ4が上昇すると、ワークWはストリッパーツールで上昇を規制されているためダイ上面に残り、パンチ4のみが上昇を続けて、パンチ4はワークWから抜け切り、パンチ4は元の待機位置戻る。次に、搬送装置により、このワークが次の工程へ搬送されるとともに、次の新たなワークWがこの工程に搬送されて位置決めされ、同じ作業が繰り返される。
このパンチ4がワークWから抜け切るとき、鉢巻き状突起2cの内径はパンチ4の外径D1より小さくなっているため、パンチ4が鉢巻き状突起2cの部分を外側へ押し広げながらパンチ4がワークWから抜けることになる。このときの鉢巻き状突起2cの広がり量は、ワークWの弾性変形内になるように、パンチ4の鉢巻き状の溝4aの深さhが設定されているため、パンチ4が抜けると、押し広げられたワークWは、元の径に戻ることができる。
鉢巻き状突起2cが成形された有底円筒状のワークWは、次工程以降で円筒底部の部分が絞られて、尖頭アーチ状の被甲頭部2aが成形される。そして、トリミング工程等を経て、最終工程において尖頭アーチ状の被甲頭部2aと、この被甲頭部2aに続き長手方向後方にストレートに伸びる最大外径の円筒状の被甲最大外径部2bと、この被甲最大外径部2bのうち後端側寄りの位置で内側に向かって盛り上がる高さhの鉢巻き状突起2cで構成された、結合前の図示しない被甲ワークWzが成形される。このように、パンチ4に鉢巻き状溝4aを全周に亘り形成しておけば、従来と同様のしごき工程における加工により、特に工程を増やすことなく、被甲最大外径部2bに鉢巻き状突起2cを施すことができる。
この結合前の被甲ワークWzに弾心1を結合することにより小火器用弾丸10が形成される。弾心1と被甲2との結合は、まず、この弾心1を結合前の被甲2に挿入し、尖頭アーチ状の弾心頭部1aを尖頭アーチ状の被甲頭部2aに密着させる。このとき、被甲ワークWzの鉢巻き状突起2cの先端面は、弾心最大外径部1bの外周面と密着する。そして、それ以外の部分では、弾心頭部1aと弾心最大外径部1bとの境界点1abから、被甲頭部2aと被甲最大外径部2bとの境界点2abまでは、後方に向かって末広がりの隙間Q1が、被甲頭部2aと被甲最大外径部2bとの境界点2abから鉢巻き状突起2cまでは、間隔δの均一な隙間Q2が形成される。鉢巻き状突起2cの後方から弾心1の後端までは、間隔δの隙間が形成され、更に後方に向かって、被甲ワークWzの円筒部が後方に向かって開口している。
この弾心1の後端より後方に伸びた部分の被甲ワークWzの円筒部に対して、平らな底面から先端に向かって末広がりに開口し、被甲ワークWzの円筒部外周を包含可能なテーパー穴が先端に形成された図示しないカシメツールで、被甲ワークWzの円筒部を後方からプレスして、内側方向に折り曲げるようにかしめる。そうすると、図1に示すように、被甲2の鉢巻き状突起2cの後方から弾心1の後端面1cまでは、先細りのテーパーをなす被甲テール部2dが形成され、また、弾心1の後端面1cの外縁部を押圧して覆う被甲底部2eが形成される。このとき、被甲テール部2dと弾心最大外径部1bとの間に三角形状の隙間Q3が形成される。このようにして弾心1は被甲2の中に一体的に結合され、被甲2が、弾心1のうち、弾心頭部1aおよび被甲2の鉢巻き状突起2cに当接する部分で支持され、弾心最大外径部1b外周と被甲最大外径部2b内周との間に均一の隙間δが設けられた小火器用弾丸10が形成される。
(他の実施例)
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
実施例1では、鉢巻き状突起2c後方の被甲テール部2d側において、先細りのテーパーをなす被甲テール部2dと弾心最大外径部1bとの間に三角形状の隙間Q3が形成されていたが、図5に示すように、鉢巻き状突起2c後方側にも、被甲最大外径部2bがその円筒形状を保持して延長され、被甲最大外径部2bと弾心最大外径部1bとの間に一定の間隔δを維持して隙間Q4を形成するようにしてもよい。この場合、実施例1では、図示しないカシメツールは、平らな底面から先端に向かって末広がりに開口し、被甲ワークWzの円筒部外周を包含可能なテーパー穴が先端に形成されたものであったが、この実施例の場合は、カシメツールは、平らな底面から先端に向かって弾心最大外径部1bと同径のストレート穴部を有するようにし、その先にガイドのための末広がりのテーパー部を設けるようにすればよい。
実施例1では、被甲最大外径部2bのうち後端側には、内側に向かって、隙間δと同じ高さhの、ほぼ台形の形をした鉢巻き状突起2cが設けられているが、台形の形以外にも、ほぼ円弧の形をした鉢巻き状突起であってもよい。また、鉢巻き状突起2c内面にスプライン等長手方向の溝を設けてもよい。
実施例1では、被甲は、弾心頭部を密着して被覆する被甲頭部に続く被甲最大外径部が、弾心最大外径部との間で隙間ができるように設定された長手方向にストレートな円筒状であったが、後端側に向かってわずかに末広がりの筒状であってもよい。
実施例1では、弾心1の材料としては、銅、銅合金、軟鉄、鋼、タングステン、タングステン合金の金属を1種類又は複数種類選択的に組み合わせて用いたが、これらの他、アルミニウム、アルミ合金、又は、セラミック等の金属以外の材料を加えた群の中から選択的に組み合わせて、種々変更して実施することができる。また、被甲2の材料としては、銅,銅合金などの金属の他、アルミニウム、アルミ合金、丹銅被覆鋼(クラッド材)を用いてもよい。
1 弾心
1a 弾心頭部
1b 弾心最大外径部
1c 後端面
2 被甲
2a 被甲頭部
2b 被甲最大外径部
2c 鉢巻き状突起
2d 被甲テール部
3 銃身
3a ライフリングの溝
3b ライフリングの山
4 パンチ
5 ダイ
10 小火器用弾丸

Claims (4)

  1. 鉛を含まず、硬度の高い金属銅、銅合金、軟鉄、鋼、タングステン、タングステン合金を1種類又は複数種類選択的に組み合わせて材料として用いた弾心と、この弾心を被覆する銅又は銅合金の金属で成る被甲とを結合した小火器用弾丸において、
    前記弾心は、前方の先細りの弾心頭部に続き後方に伸びて外径が最大の弾心最大外径部がストレートな円柱状であって、
    前記被甲は、前記弾心頭部を密着して被覆する被甲頭部に続く被甲最大外径部が、前記弾心最大外径部の外径よりも大きく内径が設定された円筒状であって、かつ、前記被甲最大外径部のうち後端側には、内側に向かって突出しその先端面が前記弾心最大外径部の外周面に当接する鉢巻き状突起が設けられて、
    前記被甲が、前記弾心のうち前記弾心頭部および前記鉢巻き状突起に当接する部分で支持され、前記鉢巻き状突起部を除く前記弾心最大外径部外周と前記被甲最大外径部内周との間に隙間が設けられるようにしたことを特徴とする小火器用弾丸。
  2. 前記円筒状の被甲最大外径部に続き前記鉢巻き状突起部分から後方に向かって先細りのテーパー状の被甲テール部が設けられ、前記円柱状の弾心最大外径部外周との間には先細りのテーパーをなす断面が三角形状の隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の小火器用弾丸。
  3. 前記円筒状の被甲最大外径部は、前記鉢巻き状突起部分から後方に向かって、前記ストレートな円筒状形状のまま伸びて、前記円柱状の弾心最大外径部外周との間に一定の間隔を維持して延びる隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の小火器用弾丸。
  4. 前記被甲の後端側は、前記弾心後端面外縁部を押圧して覆うように内側に折り曲がり、前記弾心が前記被甲内に結合されていることを特徴とする請求項1乃至3に記載の小火器用弾丸。
JP2009081174A 2009-03-30 2009-03-30 小火器用弾丸 Active JP5244010B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009081174A JP5244010B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 小火器用弾丸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009081174A JP5244010B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 小火器用弾丸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010230294A JP2010230294A (ja) 2010-10-14
JP5244010B2 true JP5244010B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=43046288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009081174A Active JP5244010B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 小火器用弾丸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5244010B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6676560B2 (ja) * 2017-01-30 2020-04-08 旭精機工業株式会社 小火器用弾丸
JP6727730B2 (ja) * 2017-09-19 2020-07-22 旭精機工業株式会社 弾丸及び銃弾
DE102022121811A1 (de) 2022-08-29 2024-02-29 Rws Gmbh Geschoss mit reduzierter Laufbelastung
KR102645384B1 (ko) * 2023-03-15 2024-03-11 (주) 시에스텍 단동 및 황동 대체를 위한 탄두컵용 단동-연강-단동(bmb) 금속재

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT264322B (de) * 1964-12-12 1968-08-26 Dynamit Nobel Ag Mantelgeschoß für Jagdpatronen
US4193348A (en) * 1978-02-15 1980-03-18 Olin Corporation Projectile for centerfire pistol and revolver cartridges
FR2540239A1 (fr) * 1983-02-02 1984-08-03 Antoine Robert Projectile a noyau et revetement ductile et cartouche comprenant un tel projectile
FR2774162A1 (fr) * 1998-01-28 1999-07-30 Anthena Soc Projectile a guide conique polygonal pour arme a feu a canon raye, et munition comportant un tel projectile
GB0307274D0 (en) * 2003-03-27 2003-10-29 Bae Systems Plc 5.56 small arms ammunition
GB0307272D0 (en) * 2003-03-27 2004-02-04 Bae Systems Plc 4.66mm small arms ammunition
US20050183617A1 (en) * 2004-02-23 2005-08-25 Macdougall John Jacketed ammunition
JP2006071179A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Voc Direct:Kk 銃器用弾薬とその弾丸および薬莢
JP2007278631A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Muroran Institute Of Technology 弾丸の製造方法
JP5033428B2 (ja) * 2007-01-19 2012-09-26 旭精機工業株式会社 小火器用弾丸

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010230294A (ja) 2010-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101696057B1 (ko) 고 체적의 다수의 요소의 발사체 조립체
US9709367B2 (en) Cartridge casing and method of manufacturing a cartridge casing
US11346641B2 (en) Cartridge with improved penetration and expansion bullet
EP2205926B1 (en) Projectile weapons
US6964232B2 (en) Bullet with spherical nose portion
JP5244010B2 (ja) 小火器用弾丸
JP2018524549A (ja) 火器用カートリッジおよび作成方法
US9383178B2 (en) Hollow point bullet and method of manufacturing same
US20220412704A1 (en) Handgun cartridge with shear groove bullet
US20060090665A1 (en) Bullet
CN101680729A (zh) 武器的拱形弹匣及其制造方法
US20220187041A1 (en) Circumferential Rifling
US10969209B2 (en) Segmenting pistol bullet
JP5033428B2 (ja) 小火器用弾丸
JP2015150566A (ja) 拡管プラグ
JP2022536715A (ja) 弾丸(発射体)、特に変形弾および/または部分破片弾、ならびに弾丸(発射体)を製造する方法
US2616371A (en) Cartridge and method of manufacturing same
NO800640L (no) Fremgangsmaate ved fremstilling av prosjektiler.
US9010227B1 (en) Method for commercial production of small-arms cartridge cases
US20030005846A1 (en) Crimped-case cartridge
RU2113309C1 (ru) Способ получения гильз патронов стрелкового оружия
US805556A (en) Projectile.
US2751845A (en) Compound projectile
US20190107373A1 (en) Gas check for projectiles
ZA200403448B (en) Bullet with spherical nose portion.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5244010

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250